JPH1168263A - 電子回路基板 - Google Patents

電子回路基板

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JPH1168263A
JPH1168263A JP9220554A JP22055497A JPH1168263A JP H1168263 A JPH1168263 A JP H1168263A JP 9220554 A JP9220554 A JP 9220554A JP 22055497 A JP22055497 A JP 22055497A JP H1168263 A JPH1168263 A JP H1168263A
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electronic circuit
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隆広 松尾
Eishin Nishikawa
英信 西川
Koichi Kumagai
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
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    • HELECTRICITY
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/107Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern by filling grooves in the support with conductive material

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来と比較して、より小型化することがで
き、かつ熱ストレスからの部品の保護や長寿命化を図り
電子機器の信頼性を大幅に向上することができるととも
に、量産性を向上することができる電子回路基板を提供
する。 【解決手段】 各回路の電流容量に対応した2種類以上
の厚みの異なる導体材料1,2をプレス法またはエッチ
ング法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料3
と一体化することにより、厚みの厚い導体材料1で形成
された回路パターンでは、そのパターン幅を狭くしても
大電流への対応を可能とするとともに、その熱容量も大
きくして、大電流による急激な部品からの発熱も十分に
吸収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器の回路を
構成する部品実装用の電子回路基板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、発熱部品を搭載した電子機器
には、その部品実装用の電子回路基板として、基板の熱
伝導性を向上させるために、図2に示すように、アルミ
板4上に、絶縁材料からなる絶縁層5を形成した後、そ
の絶縁層5上に導体材料である銅フォイルを貼り付け、
その銅フォイルに対するエッチングにより絶縁層5上に
回路パターン6を形成したアルミ基板が、一般的に広く
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たアルミ基板のような従来の電子回路基板では、回路パ
ターン6をエッチングにより形成するため銅パターンを
厚くできず、大電流を流すにはパターン幅を広げる必要
があり、電子機器を小型化するには限界がある。また、
絶縁層5もその膜厚を厚くすると、そこでの熱抵抗が大
きくなり、基板としての熱伝導特性が悪くなるという問
題点や、さらに絶縁層5の厚みが100μm前後であ
り、絶縁特性が悪いという問題点を有していた。
【0004】また、上記のようなアルミ基板では、コス
トも高く、現在のようなコスト競争下では、いくら合理
化を行っても対応できないという問題点をも有してい
た。そのため、アルミ基板と同等以上の熱伝導特性を持
ちながら、パターン幅を狭くでき、かつ、大電流が流せ
絶縁特性が良く、コスト競争に打ち勝てる全く新しいコ
ンセプトを持った電子回路基板の開発が強く望まれてい
るのが現状である。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、従来と比較して、より小型化することができ、か
つ熱ストレスからの部品の保護や長寿命化を図り電子機
器の信頼性を大幅に向上することができるとともに、量
産性を向上することができる電子回路基板を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の電子回路基板は、各回路の電流容量に対応
した2種類以上の厚みの異なる導体材料をプレス法また
はエッチング法で回路パターンの図柄に加工した後、絶
縁材料と一体化するとともに、絶縁材料をその回路パタ
ーンや部品の発熱量に対応して、異なる熱伝導率を持っ
た複数の絶縁材料で構成することにより、厚みの厚い導
体材料で形成された回路パターンでは、そのパターン幅
を狭くしても大電流への対応を可能とするとともに、そ
の熱容量も大きくして、大電流による急激な部品からの
発熱も十分に吸収することを特徴とする。
【0007】以上により、従来と比較して、より小型化
することができ、かつ熱ストレスからの部品の保護や長
寿命化を図り電子機器の信頼性を大幅に向上することが
できるとともに、量産性を向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の電子回
路基板は、導体材料を、プレス法またはエッチング法で
回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体化し
てなる電子回路基板において、前記導体材料を、その厚
みが複数種類となるように形成した電子回路基板であっ
て、例えば、大電流回路には厚みの厚い導体材料で回路
パターンを形成し、少電流回路には厚みの薄い導体材料
で回路パターンを形成した構成とする。
【0009】この構成によると、厚みの厚い導体材料で
形成された回路パターンでは、そのパターン幅を狭くし
ても大電流への対応を可能とするとともに、その熱容量
も大きくして、大電流による急激な部品からの発熱も十
分に吸収する。
【0010】本発明の請求項2に記載の電子回路基板
は、導体材料を、プレス法またはエッチング法で回路パ
ターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体化してなる
電子回路基板において、前記絶縁材料を、物性的特性が
異なる複数の材質からなる複数領域となるように形成し
た電子回路基板であって、例えば、耐トラッキング特性
(以下、CTIと略す)が必要な領域はCTI特性の優
れた絶縁材料を用い、また、耐アーク特性が必要な領域
は耐アーク特性の優れた絶縁材料を用いて形成した構成
とする。
【0011】この構成によると、基板上の各領域で形成
される絶縁材料の種類によってそれぞれ得られる特性に
より、耐トラッキング特性が必要な領域には優れた耐ト
ラッキング特性を与え、耐アーク特性が必要な領域には
優れた耐アーク特性を与えることにより、基板上の各領
域ごとに最適な特性を与える。
【0012】本発明の請求項3に記載の電子回路基板
は、導体材料を、プレス法またはエッチング法で回路パ
ターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体化してなる
電子回路基板において、前記絶縁材料を、熱伝導率が異
なる複数の材質からなる複数領域となるように形成した
電子回路基板であって、例えば、発熱部品が多く存在す
る領域は、その発生熱を素早く拡散させるために熱伝導
率の高い絶縁材料を用い、逆に電解コンデンサーのよう
な弱耐熱部品が多く存在する領域は、発熱部品の発生熱
が基板を伝わって弱耐熱部品の温度が上昇するのを防止
するために、熱伝導率の低い絶縁材料を用いて形成した
構成とする。
【0013】この構成によると、同一基板内で熱伝導率
の高い領域と低い領域を同時に形成して、基板の温度分
布や熱の伝達方向の制御を可能とする。本発明の請求項
4に記載の電子回路基板は、導体材料を、プレス法また
はエッチング法で回路パターンの図柄に加工した後、絶
縁材料と一体化してなる電子回路基板において、前記回
路パターンの一部であり発熱部品が実装されるランド下
部およびその周辺領域の前記絶縁材料を、それ以外の領
域に対して異なる材質で形成したことを特徴とする電子
回路基板であって、例えば、発熱部品が実装されるラン
ド下部およびその周辺領域は、特に耐熱性が高く長期熱
安定性に優れた絶縁材料を用いて形成した構成とする。
【0014】この構成によると、発熱部品が実装される
ランド下部およびその周辺領域に、それ以外の領域より
も優れた耐熱性を与えることにより、基板全体に対して
高温での熱安定性を与える。
【0015】本発明の請求項5に記載の電子回路基板
は、請求項4記載の発熱部品が実装されるランド下部お
よびその周辺領域の絶縁材料を、それ以外の領域よりも
熱伝導率が高い材質で形成した構成とする。
【0016】この構成によると、発熱部品からの熱が熱
伝導率の高いランド下方へのみ一方的に伝達して、基板
を通して発生する隣接して配置された弱耐熱部品への熱
伝達を防止する。
【0017】本発明の請求項6に記載の電子回路基板
は、請求項4記載の発熱部品が実装されるランド下部お
よびその周辺領域の絶縁材料を高熱伝導性の熱可塑性樹
脂で形成し、それ以外の領域の絶縁材料を、前記ランド
下部およびその周辺領域の絶縁材料よりも熱伝導率が低
い熱可塑性樹脂で形成した電子回路基板であって、例え
ば、発熱部品が実装されるランド下部およびその周辺領
域は、アルミナ・窒化アルミ・マグネシア等の高熱伝導
性充填材を高充填した高熱伝導性熱可塑性樹脂を用い、
それ以外の領域は、ランド下部およびその周辺領域に用
いた高熱伝導性熱可塑性樹脂よりも熱伝導率の低い熱可
塑性樹脂を用いて形成した構成とする。
【0018】この構成によると、高熱伝導性熱可塑性樹
脂で形成されたランド下部およびその周辺領域よりも熱
伝導率の低い熱可塑性樹脂を用いて形成された領域が、
発熱部品の熱が他の領域に拡散するのを防ぐ断熱領域と
して機能する。
【0019】本発明の請求項7に記載の電子回路基板
は、請求項4記載の発熱部品が実装されるランド下部お
よびその周辺領域の絶縁材料を高熱伝導性の熱硬化性樹
脂で形成し、それ以外の領域の絶縁材料を、前記ランド
下部およびその周辺領域の絶縁材料よりも熱伝導率が低
い熱可塑性樹脂で形成した電子回路基板であって、特に
発熱部品が発熱量が多く高温になる場合には、発熱部品
が実装されたランド下部やその周辺領域を高熱伝導性熱
硬化性樹脂で形成した構成とする。
【0020】この構成によると、高熱伝導性熱硬化性樹
脂で形成されたランド下部およびその周辺領域よりも熱
伝導率の低い熱可塑性樹脂で形成された領域が、発熱部
品の熱が他の領域に拡散するのを防ぐ断熱領域として機
能する。
【0021】本発明の請求項8に記載の電子回路基板
は、請求項4記載の発熱部品が実装されるランド下部お
よびその周辺領域の絶縁材料を高熱伝導性の熱可塑性樹
脂で形成し、それ以外の領域の絶縁材料を、前記ランド
下部およびその周辺領域の絶縁材料よりも熱伝導率が低
い熱硬化性樹脂で形成した電子回路基板であって、特
に、他の部品に比較すると発熱量が多いが発熱部品とし
ては比較的発熱量が少ない部品で構成され、発熱部品が
実装されるランド下部およびその周辺領域以外の領域に
ベアーIC等の精密部品を実装する場合には、その領域
を、ランド下部およびその周辺領域に用いた高熱伝導性
熱可塑性樹脂よりも熱伝導率の低い熱硬化性樹脂で形成
した構成とする。
【0022】この構成によると、高熱伝導性熱可塑性樹
脂で形成されたランド下部およびその周辺領域よりも熱
伝導率の低い熱硬化性樹脂で形成された領域が、発熱部
品の熱が他の領域に拡散するのを防ぐ断熱領域として機
能する。
【0023】本発明の請求項9に記載の電子回路基板
は、請求項4記載の発熱部品が実装されるランド下部お
よびその周辺領域の絶縁材料を高熱伝導性の熱硬化性樹
脂で形成し、それ以外の領域の絶縁材料を、前記ランド
下部およびその周辺領域の絶縁材料よりも熱伝導率が低
い熱硬化性樹脂で形成した電子回路基板であって、特
に、発熱部品が発熱量が多く高温になるとともにベアー
IC実装も伴う場合には、発熱部品が実装されるランド
下部およびその周辺領域は、比較的低温で成形されかつ
高温雰囲気での熱安定性に優れた高熱伝導性の熱硬化性
樹脂を用い、それ以外の領域は、ランド下部およびその
周辺領域に用いた高熱伝導性熱硬化性樹脂よりも低い熱
伝導率の熱硬化性樹脂を用いて形成した構成とする。
【0024】この構成によると、高熱伝導性熱硬化性樹
脂で形成されたランド下部およびその周辺領域よりも熱
伝導率の低い熱硬化性樹脂で形成された領域が、発熱部
品の熱が他の領域に拡散するのを防ぐ断熱領域として機
能する。
【0025】本発明の請求項10に記載の電子回路基板
は、導体材料を、プレス法またはエッチング法で回路パ
ターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体化してなる
電子回路基板において、前記回路パターンの一部であり
発熱部品が実装されるランド下部およびその周辺領域の
周囲に断熱層を形成した構成とする。
【0026】この構成によると、断熱層により、発熱部
品からの熱がその発熱部品が実装されるランド下部およ
びその周辺領域の周囲に拡散するのを抑える。本発明の
請求項11に記載の電子回路基板は、導体材料を、プレ
ス法またはエッチング法で回路パターンの図柄に加工し
た後、絶縁材料と一体化してなる電子回路基板におい
て、前記回路パターンの一部であり部品が実装されるラ
ンド間に断熱層を形成した電子回路基板であって、例え
ば、その断熱層を、基板を異方性熱伝導基板として、全
ての部品の熱を他の部品に影響を与えないように構成す
る。
【0027】この構成によると、断熱層により、部品が
実装されるランド間の基板を通した熱伝導を抑え、各ラ
ンド上に実装された部品からの発熱による隣接したラン
ド上の実装部品への影響を防止する。
【0028】本発明の請求項12に記載の電子回路基板
は、導体材料を、プレス法またはエッチング法で回路パ
ターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体化してなる
電子回路基板において、前記回路パターンの一部であり
発熱部品が実装されるランド下部およびその周辺領域の
前記絶縁材料を高熱伝導性絶縁材料で形成し、前記ラン
ド下部およびその周辺領域の絶縁材料の裏面側にその絶
縁材料に接するようにヒートシンクを設け、前記ヒート
シンクを、前記発熱部品からの発生熱を一定方向に伝達
するように構成する。
【0029】この構成によると、発熱部品からの発生熱
を高熱伝導性絶縁材料を通して一定方向に伝達した後、
その熱を放熱フィン等のヒートシンクを介して大気中に
放出する。
【0030】本発明の請求項13に記載の電子回路基板
は、導体材料を、プレス法またはエッチング法で回路パ
ターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体化してなる
電子回路基板において、前記回路パターンの一部であり
発熱部品が実装されるランド下部およびその周辺領域の
前記絶縁材料を高熱伝導性絶縁材料で形成し、前記ラン
ド下部およびその周辺領域の絶縁材料の裏面側にその絶
縁材料領域のみに接するようにヒートシンクを設け、前
記ヒートシンクを、前記発熱部品からの発生熱を一定方
向に伝達するように構成する。
【0031】この構成によると、発熱量の多い部品の下
には大きな放熱フィンを設定し、発熱量の少ない部品の
下には小さな放熱フィンを設定することを可能とする。
以下、本発明の実施の形態を示す電子回路基板につい
て、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0032】図1は本実施の形態1の電子回路基板の構
成を示す断面図である。この電子回路基板は、厚みの厚
い導体材料1と厚みの薄い導体材料2とを、絶縁材料3
で一体化したものである。
【0033】厚みの厚い導体材料1および薄い導体材料
2の材質としては、銅板、リンセイ銅板、鉄板が使用で
き、また、その表面保護のため、ニッケルメッキ、スズ
メッキ、銀メッキ、金メッキ等が行われる。導体材料
1,2と絶縁材料3との密着性を向上させるため、導体
材料1,2の表面をサンドブラストやエッチング等で粗
化することも効果がある。さらに、シラン処理等を行う
ことも可能である。
【0034】また、絶縁材料3としては、熱可塑性樹
脂,熱硬化性樹脂とも使用可能であるが、熱可塑性樹脂
ではPPSや液晶ポリマー等が耐熱性からみて好まし
く、熱硬化性樹脂では不飽和ポリエステル樹脂,フェノ
ール樹脂,ジアリルフタレート樹脂,エポキシ樹脂等が
使用可能である。
【0035】上記実施の形態1の電子回路基板の構成に
より、厚みの厚い導体材料1で形成された回路パターン
では、そのパターン幅を狭くしても大電流への対応を可
能とするとともに、その熱容量も大きくして、大電流に
よる急激な部品からの発熱も十分に吸収することができ
る。
【0036】その結果、基板上の各回路における熱スト
レスからの部品の保護や長寿命化を図ることができ、電
子機器の信頼性を向上することができる。図3は本実施
の形態2の電子回路基板の構成を示す断面図である。こ
の電子回路基板は、導体材料7,8の間の絶縁材料10
は特にCTI特性の良好な絶縁材料で構成され、導体材
料8,9の間の絶縁材料11は特に耐アーク特性の良好
な絶縁材料で構成されており、CTI特性の良好な絶縁
材料10としては不飽和ポリエステル樹脂やジアリルフ
タレート樹脂などがあり、また、耐アーク特性の良好な
絶縁材料11としては、PPSや液晶ポリマー,ジアリ
ルフタレート樹脂やエポキシ樹脂などがある。
【0037】さらに、絶縁材料10と絶縁材料11とを
一体化させるために絶縁材料12を設置することも可能
である。上記実施の形態2の電子回路基板の構成によ
り、基板上の各領域で形成される絶縁材料の種類によっ
てそれぞれ得られる特性により、耐トラッキング特性が
必要な領域には優れた耐トラッキング特性を与え、耐ア
ーク特性が必要な領域には優れた耐アーク特性を与える
ことにより、基板上の各領域ごとに最適な特性を与える
ことができる。その結果、電子機器の信頼性を向上する
ことができる。
【0038】図4は本実施の形態3の電子回路基板の構
成を示す断面図である。この電子回路基板は、導体材料
15,17上に実装された弱耐熱部品14に対して、導
体材料16上に実装された発熱部品13からの発生熱
が、高熱伝導性絶縁材料20を通じて伝わるのを防ぐた
め、導体材料15,17の下部およびその周辺領域に、
高熱伝導性絶縁材料20より熱伝導率の低い絶縁材料1
8,19を設置したものである。
【0039】高熱伝導性絶縁材料20としては、アルミ
ナや窒化アルミ,マグネシアを高充填したPPS,液晶
ポリマー,不飽和ポリエステル樹脂,フェノール樹脂,
ジアリルフタレート樹脂,エポキシ樹脂等が使用可能で
ある。また、熱伝導率の低い絶縁材料18,19として
は、PPS,液晶ポリマー等の熱可塑性材料と、エポキ
シ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート
樹脂等の熱硬化性樹脂が使用可能である。
【0040】上記実施の形態3の電子回路基板の構成に
より、同一基板内で熱伝導率の高い領域と低い領域を同
時に形成して、基板の温度分布や熱の伝達方向の制御を
可能とすることができる。
【0041】その結果、発熱部品からの発熱に対して十
分な放熱設計を容易に行うことができ、電子機器をより
小型化することができるとともに、電子機器の信頼性を
向上することができる。
【0042】図5は本実施の形態4の電子回路基板の構
成を示す断面図である。この電子回路基板は、発熱部品
21が導体材料25上に実装され、導体材料25は発熱
部品21からの発生熱に対し十分に耐える高耐熱性絶縁
材料27と一体となっており、他の絶縁材料28よりも
高い耐熱性を有している。
【0043】高耐熱性絶縁材料27としては、PPSや
液晶ポリマー等の熱可塑性樹脂やジアリルフタレート樹
脂やエポキシ樹脂が使用可能であり、絶縁材料28とし
ては、シンジオタクティックポリスチレン樹脂やポリブ
チレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂や不飽和ポリエ
ステル樹脂やフェノール樹脂等が使用可能である。
【0044】上記実施の形態4の電子回路基板の構成に
より、発熱部品21が実装される導体材料25からなる
ランド下部およびその周辺領域に、それ以外の領域より
も優れた耐熱性を与えることにより、基板全体に対して
高温での熱安定性を与えることができる。
【0045】その結果、基板の熱安定性を長期にわたっ
て得ることができ、電子機器の信頼性を向上することが
できる。図6は本実施の形態5の電子回路基板の構成を
示す断面図である。この電子回路基板は、発熱部品30
が導体材料33上に実装され、高熱伝導性の絶縁材料3
5と一体となっており、他の絶縁材料36よりも高い熱
伝導性を有している。
【0046】高熱伝導性絶縁材料35としては、アルミ
ナ,窒化アルミ,窒化ケイ素,マグネシア等の高熱伝導
性の材料を高充填したPPS,液晶ポリマー等の熱可塑
性材料やエポキシ樹脂,ジアリルフタレート樹脂,フェ
ノール樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂
が適し、その他の絶縁材料36としては、PPS,液晶
ポリマー等の熱可塑性材料やジアリルフタレート樹脂,
エポキシ樹脂,フェノール樹脂,不飽和ポリエステル樹
脂などが使用できる。
【0047】上記実施の形態5の電子回路基板の構成に
より、発熱部品30からの発生熱が、熱伝導率が高く導
体材料33からなるランド下方へのみ一方的に伝達し
て、基板を通して発生する隣接して配置された実装部品
29,31である弱耐熱部品への熱伝達を防止すること
ができる。
【0048】その結果、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図ることがで
き、電子機器の信頼性を向上することができる。
【0049】図7は本実施の形態6〜9の電子回路基板
の構成を示す断面図である。この電子回路基板は、発熱
部品(図示せず)が実装される導体材料40と高熱伝導
性の絶縁材料37、および他の部品が実装される導体材
料39と絶縁材料38とが、それぞれ一体化しており、
高熱伝導性絶縁材料37としては、アルミナや窒化アル
ミ,窒化ケイ素,マグネシア等の高熱伝導性材料を高充
填した熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂が使用でき、さらに
熱可塑性樹脂としてはPPSや液晶ポリマーが使用可能
であり、熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂,ジアリル
フタレート樹脂,フェノール樹脂,不飽和ポリエステル
等が使用可能である。また、上記のような電子回路基板
の実施の形態について、それぞれの導体材料40,39
および絶縁材料37,38の組み合わせを以下の表にま
とめて示す。
【0050】
【表1】
【0051】上記実施の形態6の電子回路基板の構成に
より、高熱伝導性絶縁材料37として高熱伝導性熱可塑
性樹脂で形成されたランド下部およびその周辺領域より
も熱伝導率の低い熱可塑性樹脂を用いて形成された絶縁
材料38の領域が、発熱部品からの発生熱が他の領域に
拡散するのを防ぐ断熱領域として機能することができ
る。
【0052】その結果、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図り、電子機器
の信頼性を向上することができるとともに、熱可塑性樹
脂により射出成形することができ、成形タクトの短縮が
図れ、生産性を向上してコストを低減することができ
る。
【0053】また、上記実施の形態7の電子回路基板の
構成により、高熱伝導性絶縁材料37として高熱伝導性
熱硬化性樹脂で形成されたランド下部およびその周辺領
域よりも熱伝導率の低い熱可塑性樹脂で形成された絶縁
材料38の領域が、発熱部品からの発生熱が他の領域に
拡散するのを防ぐ断熱領域として機能することができ
る。
【0054】その結果、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図り、電子機器
の信頼性を向上することができるとともに、発熱部品を
ベアーIC化する際にも、高熱伝導性熱硬化性樹脂で形
成されたランド下部やその周辺領域における不純物イオ
ンの影響を低減して、電子機器の信頼性をより向上する
ことができる。また、熱可塑性樹脂により射出成形する
ことができ、成形タクトの短縮が図れ、生産性を向上し
てコストを低減することができる。
【0055】また、上記実施の形態8の電子回路基板の
構成により、高熱伝導性絶縁材料37として高熱伝導性
熱可塑性樹脂で形成されたランド下部およびその周辺領
域よりも熱伝導率の低い熱硬化性樹脂で形成された絶縁
材料38の領域が、発熱部品からの発生熱が他の領域に
拡散するのを防ぐ断熱領域として機能することができ
る。
【0056】その結果、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図り、電子機器
の信頼性を向上することができるとともに、熱可塑性樹
脂により射出成形することができ、成形タクトの短縮が
図れ、生産性を向上してコストを低減することができ
る。
【0057】また、上記実施の形態9の電子回路基板の
構成により、高熱伝導性絶縁材料37として高熱伝導性
熱硬化性樹脂で形成されたランド下部およびその周辺領
域よりも熱伝導率の低い熱硬化性樹脂で形成された絶縁
材料38の領域が、発熱部品からの発生熱が他の領域に
拡散するのを防ぐ断熱領域として機能することができ
る。
【0058】その結果、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図るとともに、
ベアーIC等の特に不純物を嫌うデバイスも安心して実
装することができ、電子機器を小型化しかつその信頼性
を向上することができる。
【0059】図8は本実施の形態10の電子回路基板の
構成を示す断面図である。この電子回路基板は、発熱部
品41が実装される導体材料43とその下部に形成され
た高熱伝導性の絶縁材料44とが一体化されており、そ
の周辺に断熱層45を形成したものであり、この断熱層
45は、発熱部品41からの発生熱が絶縁材料46を通
じて導体材料43上に実装される弱耐熱部品42に伝わ
るのを防いでいるものである。断熱層45は、ベークラ
イト板や熱伝導率の低い熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂で
構成されたものである。
【0060】上記実施の形態10の電子回路基板の構成
により、断熱層45により、発熱部品41からの発生熱
がその発熱部品41が実装される導体材料43からなる
ランド下部およびその周辺領域の周囲に拡散するのを抑
えることができる。
【0061】その結果、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による基板を通した熱
伝導により隣接する弱耐熱部品の温度上昇を防止すると
ともに、熱の伝達方向を制御することができ、放熱フィ
ンの設計を容易化するとともに部品の熱劣化を大幅に低
減して部品の保護や長寿命化を図り、電子機器の信頼性
を向上することができることができる。
【0062】図9は本実施の形態11の電子回路基板の
構成を示す断面図である。この電子回路基板は、発熱部
品47が、導体材料48上に実装されており高熱伝導性
絶縁材料50と一体となっており、かつ各導体材料48
の間に断熱層49を設けた構造となっており、各発熱部
品47からの発生熱を一定方向にのみ伝達するようにし
たものである。
【0063】上記実施の形態11の電子回路基板の構成
により、断熱層49により、発熱部品47が実装される
導体材料48からなるランド間の基板を通した熱伝導を
抑え、各ランド上に実装された発熱部品からの発生熱に
よる隣接したランド上の実装部品への影響を防止するこ
とができる。
【0064】その結果、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による基板を通した熱
伝導により隣接する弱耐熱部品の温度上昇を防止すると
ともに、熱の伝達方向を制御することができ、部品の熱
劣化を大幅に低減して部品の保護や長寿命化を図り、電
子機器の信頼性を向上することができることができる。
【0065】図10は本実施の形態12の電子回路基板
の構成を示す断面図である。この電子回路基板は、導体
材料53上に実装された発熱部品51の熱が、高熱伝導
性絶縁材料54を伝達し放熱フィン56に伝え空気中に
放熱するように構成したものである。これにより、発熱
部品51からの発生熱が、絶縁材料55を通じて導体材
料53上に実装された隣接する弱耐熱部品52へ伝わる
のを防いでいる。
【0066】上記実施の形態12の電子回路基板の構成
により、発熱部品51からの発生熱を高熱伝導性絶縁材
料54を通して一定方向に伝達した後、その熱を放熱フ
ィン56等のヒートシンクを介して大気中に放出するこ
とができる。
【0067】その結果、発熱部品からの発生熱による基
板全体の温度上昇を抑えることにより、導体材料の昇温
による抵抗値上昇を大幅に低減して、回路の動作効率を
向上するとともにその動作特性を安定化することがで
き、部品の熱劣化を大幅に低減して部品の保護や長寿命
化を図り、電子機器の信頼性を向上することができるこ
とができる。
【0068】図11は本実施の形態13の電子回路基板
の構成を示す断面図である。この電子回路基板は、導体
材料57上に実装された発熱量の多い発熱部品58と発
熱量の少ない発熱部品60と弱耐熱部品59が同一基板
上に実装されており、発熱部品58および発熱部品60
からの発生熱が絶縁材料62を通じて弱耐熱部品59へ
伝わらないように、発熱部品58からの発生熱は高熱伝
導性絶縁材料61を経て放熱フィン63へ伝えられ、発
熱部品60からの発生熱は高熱伝導性絶縁材料61を経
て放熱フィン64へ伝えられ大気中へ放熱される。ま
た、弱耐熱部品59は熱伝導率の低い絶縁材料62で保
護され、発熱部品58および発熱部品60からの発生熱
が伝わらないように構成したものである。
【0069】高熱伝導性絶縁材料61としては、高熱伝
導性フィラであるアルミナや窒化アルミ,窒化ケイ素,
マグネシア等を高充填に配合したPPSや液晶ポリマー
である熱可塑性樹脂及びエポキシ樹脂,ジアリルフタレ
ート樹脂,フェノール樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等
の熱硬化性樹脂などが使用可能である。
【0070】上記実施の形態13の電子回路基板の構成
により、発熱量の多い部品の下には大きな放熱フィンを
設定し、発熱量の少ない部品の下には小さな放熱フィン
を設定することを可能とすることができる。
【0071】その結果、各部品の発熱量に応じて放熱フ
ィンの大きさが設定できるとともに、発熱部品からの発
生熱による基板全体の温度上昇を抑えることにより、導
体材料の昇温による抵抗値上昇を大幅に低減して、回路
の動作効率を向上するとともにその動作特性を安定化す
ることができ、部品の熱劣化を大幅に低減して部品の保
護や長寿命化を図り、電子機器を小型化しかつその信頼
性を向上することができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
厚みの厚い導体材料で形成された回路パターンでは、そ
のパターン幅を狭くしても大電流への対応を可能とする
とともに、その熱容量も大きくして、大電流による急激
な部品からの発熱も十分に吸収することができる。
【0073】そのため、基板上の各回路における熱スト
レスからの部品の保護や長寿命化を図ることができ、電
子機器の信頼性を向上することができる。また、請求項
2の発明によれば、基板上の各領域で形成される絶縁材
料の種類によってそれぞれ得られる特性により、耐トラ
ッキング特性が必要な領域には優れた耐トラッキング特
性を与え、耐アーク特性が必要な領域には優れた耐アー
ク特性を与えることにより、基板上の各領域ごとに最適
な特性を与えることができる。
【0074】そのため、電子機器の信頼性を向上するこ
とができる。また、請求項3の発明によれば、同一基板
内で熱伝導率の高い領域と低い領域を同時に形成して、
基板の温度分布や熱の伝達方向の制御を可能とすること
ができる。
【0075】そのため、発熱部品からの発熱に対して十
分な放熱設計を容易に行うことができ、電子機器をより
小型化することができるとともに、電子機器の信頼性を
向上することができる。
【0076】また、請求項4の発明によれば、発熱部品
が実装されるランド下部およびその周辺領域に、それ以
外の領域よりも優れた耐熱性を与えることにより、基板
全体に対して高温での熱安定性を与えることができる。
【0077】そのため、基板の熱安定性を長期にわたっ
て得ることができ、電子機器の信頼性を向上することが
できる。また、請求項5の発明によれば、発熱部品から
の熱が熱伝導率の高いランド下方へのみ一方的に伝達し
て、基板を通して発生する隣接して配置された弱耐熱部
品への熱伝達を防止することができる。
【0078】そのため、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図ることがで
き、電子機器の信頼性を向上することができる。
【0079】また、請求項6の発明によれば、高熱伝導
性熱可塑性樹脂で形成されたランド下部およびその周辺
領域よりも熱伝導率の低い熱可塑性樹脂を用いて形成さ
れた領域が、発熱部品の熱が他の領域に拡散するのを防
ぐ断熱領域として機能することができる。
【0080】そのため、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図り、電子機器
の信頼性を向上することができるとともに、熱可塑性樹
脂により射出成形することができ、成形タクトの短縮が
図れ、生産性を向上してコストを低減することができ
る。
【0081】また、請求項7の発明によれば、高熱伝導
性熱硬化性樹脂で形成されたランド下部およびその周辺
領域よりも熱伝導率の低い熱可塑性樹脂で形成された領
域が、発熱部品の熱が他の領域に拡散するのを防ぐ断熱
領域として機能することができる。
【0082】そのため、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図り、電子機器
の信頼性を向上することができるとともに、発熱部品を
ベアーIC化する際にも、高熱伝導性熱硬化性樹脂で形
成されたランド下部やその周辺領域における不純物イオ
ンの影響を低減して、電子機器の信頼性をより向上する
ことができる。また、熱可塑性樹脂により射出成形する
ことができ、成形タクトの短縮が図れ、生産性を向上し
てコストを低減することができる。
【0083】また、請求項8の発明によれば、高熱伝導
性熱可塑性樹脂で形成されたランド下部およびその周辺
領域よりも熱伝導率の低い熱硬化性樹脂で形成された領
域が、発熱部品の熱が他の領域に拡散するのを防ぐ断熱
領域として機能することができる。
【0084】そのため、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図り、電子機器
の信頼性を向上することができるとともに、熱可塑性樹
脂により射出成形することができ、成形タクトの短縮が
図れ、生産性を向上してコストを低減することができ
る。
【0085】また、請求項9の発明によれば、高熱伝導
性熱硬化性樹脂で形成されたランド下部およびその周辺
領域よりも熱伝導率の低い熱硬化性樹脂で形成された領
域が、発熱部品の熱が他の領域に拡散するのを防ぐ断熱
領域として機能することができる。
【0086】そのため、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による弱耐熱部品の熱
劣化を防止して部品の保護や長寿命化を図るとともに、
ベアーIC等の特に不純物を嫌うデバイスも安心して実
装することができ、電子機器を小型化しかつその信頼性
を向上することができる。
【0087】また、請求項10の発明によれば、断熱層
により、発熱部品からの熱がその発熱部品が実装される
ランド下部およびその周辺領域の周囲に拡散するのを抑
えることができる。
【0088】そのため、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による基板を通した熱
伝導により隣接する弱耐熱部品の温度上昇を防止すると
ともに、熱の伝達方向を制御することができ、放熱フィ
ンの設計を容易化するとともに部品の熱劣化を大幅に低
減して部品の保護や長寿命化を図り、電子機器の信頼性
を向上することができる。
【0089】また、請求項11の発明によれば、断熱層
により、部品が実装されるランド間の基板を通した熱伝
導を抑え、各ランド上に実装された部品からの発熱によ
る隣接したランド上の実装部品への影響を防止すること
ができる。
【0090】そのため、基板上に発熱部品と弱耐熱部品
を混載しても、発熱部品からの熱による基板を通した熱
伝導により隣接する弱耐熱部品の温度上昇を防止すると
ともに、熱の伝達方向を制御することができ、部品の熱
劣化を大幅に低減して部品の保護や長寿命化を図り、電
子機器の信頼性を向上することができる。
【0091】また、請求項12の発明によれば、発熱部
品からの発生熱を高熱伝導性絶縁材料を通して一定方向
に伝達した後、その熱を放熱フィン等のヒートシンクを
介して大気中に放出することができる。
【0092】そのため、発熱部品からの発生熱による基
板全体の温度上昇を抑えることにより、導体材料の昇温
による抵抗値上昇を大幅に低減して、回路の動作効率を
向上するとともにその動作特性を安定化することがで
き、部品の熱劣化を大幅に低減して部品の保護や長寿命
化を図り、電子機器の信頼性を向上することができる。
【0093】また、請求項13の発明によれば、発熱量
の多い部品の下には大きな放熱フィンを設定し、発熱量
の少ない部品の下には小さな放熱フィンを設定すること
を可能とすることができる。
【0094】そのため、各部品の発熱量に応じて放熱フ
ィンの大きさが設定できるとともに、発熱部品からの発
生熱による基板全体の温度上昇を抑えることにより、導
体材料の昇温による抵抗値上昇を大幅に低減して、回路
の動作効率を向上するとともにその動作特性を安定化す
ることができ、部品の熱劣化を大幅に低減して部品の保
護や長寿命化を図り、電子機器を小型化しかつその信頼
性を向上することができる。以上により、従来と比較し
て、より小型化することができ、かつ熱ストレスからの
部品の保護や長寿命化を図り電子機器の信頼性を大幅に
向上することができるとともに、量産性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子回路基板の構成を
示す断面図
【図2】従来の電子回路基板の構成を示す断面図
【図3】本発明の実施の形態2の電子回路基板の構成を
示す断面図
【図4】本発明の実施の形態3の電子回路基板の構成を
示す断面図
【図5】本発明の実施の形態4の電子回路基板の構成を
示す断面図
【図6】本発明の実施の形態5の電子回路基板の構成を
示す断面図
【図7】本発明の実施の形態6〜9の電子回路基板の構
成を示す断面図
【図8】本発明の実施の形態10の電子回路基板の構成
を示す断面図
【図9】本発明の実施の形態11の電子回路基板の構成
を示す断面図
【図10】本発明の実施の形態12の電子回路基板の構
成を示す断面図
【図11】本発明の実施の形態13の電子回路基板の構
成を示す断面図
【符号の説明】
1、2、7、8、9、15、16、17、24、25、
26 導体材料 32、33、34、39、40、43、48、53、5
7 導体材料 3、10、11、12、18、19 絶縁材料 28、36、38、46、55、62 絶縁材料 13、21、30、41、47、51、58、60
発熱部品 14、42、52、59 弱耐熱部品 20、35、37、44、50、54、61 高熱伝
導性絶縁材料 22、23、29、31 実装部品 27 高耐熱性絶縁材料 45、49 断熱層 56、63、64 放熱フィン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体材料を、プレス法またはエッチング
    法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体
    化してなる電子回路基板において、前記導体材料を、そ
    の厚みが複数種類となるように形成した電子回路基板。
  2. 【請求項2】 導体材料を、プレス法またはエッチング
    法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体
    化してなる電子回路基板において、前記絶縁材料を、物
    性的特性が異なる複数の材質からなる複数領域となるよ
    うに形成した電子回路基板。
  3. 【請求項3】 導体材料を、プレス法またはエッチング
    法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体
    化してなる電子回路基板において、前記絶縁材料を、熱
    伝導率が異なる複数の材質からなる複数領域となるよう
    に形成した電子回路基板。
  4. 【請求項4】 導体材料を、プレス法またはエッチング
    法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一体
    化してなる電子回路基板において、前記回路パターンの
    一部であり発熱部品が実装されるランド下部およびその
    周辺領域の前記絶縁材料を、それ以外の領域に対して異
    なる材質で形成したことを特徴とする電子回路基板。
  5. 【請求項5】 発熱部品が実装されるランド下部および
    その周辺領域の絶縁材料を、それ以外の領域よりも熱伝
    導率が高い材質で形成したことを特徴とする請求項4記
    載の電子回路基板。
  6. 【請求項6】 発熱部品が実装されるランド下部および
    その周辺領域の絶縁材料を高熱伝導性の熱可塑性樹脂で
    形成し、それ以外の領域の絶縁材料を、前記ランド下部
    およびその周辺領域の絶縁材料よりも熱伝導率が低い熱
    可塑性樹脂で形成したことを特徴とする請求項4記載の
    電子回路基板。
  7. 【請求項7】 発熱部品が実装されるランド下部および
    その周辺領域の絶縁材料を高熱伝導性の熱硬化性樹脂で
    形成し、それ以外の領域の絶縁材料を、前記ランド下部
    およびその周辺領域の絶縁材料よりも熱伝導率が低い熱
    可塑性樹脂で形成したことを特徴とする請求項4記載の
    電子回路基板。
  8. 【請求項8】 発熱部品が実装されるランド下部および
    その周辺領域の絶縁材料を高熱伝導性の熱可塑性樹脂で
    形成し、それ以外の領域の絶縁材料を、前記ランド下部
    およびその周辺領域の絶縁材料よりも熱伝導率が低い熱
    硬化性樹脂で形成したことを特徴とする請求項4記載の
    電子回路基板。
  9. 【請求項9】 発熱部品が実装されるランド下部および
    その周辺領域の絶縁材料を高熱伝導性の熱硬化性樹脂で
    形成し、それ以外の領域の絶縁材料を、前記ランド下部
    およびその周辺領域の絶縁材料よりも熱伝導率が低い熱
    硬化性樹脂で形成したことを特徴とする請求項4記載の
    電子回路基板。
  10. 【請求項10】 導体材料を、プレス法またはエッチン
    グ法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一
    体化してなる電子回路基板において、前記回路パターン
    の一部であり発熱部品が実装されるランド下部およびそ
    の周辺領域の周囲に断熱層を形成した電子回路基板。
  11. 【請求項11】 導体材料を、プレス法またはエッチン
    グ法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一
    体化してなる電子回路基板において、前記回路パターン
    の一部であり部品が実装されるランド間に断熱層を形成
    した電子回路基板。
  12. 【請求項12】 導体材料を、プレス法またはエッチン
    グ法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一
    体化してなる電子回路基板において、前記回路パターン
    の一部であり発熱部品が実装されるランド下部およびそ
    の周辺領域の前記絶縁材料を高熱伝導性絶縁材料で形成
    し、前記ランド下部およびその周辺領域の絶縁材料の裏
    面側にその絶縁材料に接するようにヒートシンクを設
    け、前記ヒートシンクを、前記発熱部品からの発生熱を
    一定方向に伝達するように構成した電子回路基板。
  13. 【請求項13】 導体材料を、プレス法またはエッチン
    グ法で回路パターンの図柄に加工した後、絶縁材料と一
    体化してなる電子回路基板において、前記回路パターン
    の一部であり発熱部品が実装されるランド下部およびそ
    の周辺領域の前記絶縁材料を高熱伝導性絶縁材料で形成
    し、前記ランド下部およびその周辺領域の絶縁材料の裏
    面側にその絶縁材料領域のみに接するようにヒートシン
    クを設け、前記ヒートシンクを、前記発熱部品からの発
    生熱を一定方向に伝達するように構成した電子回路基
    板。
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