JPH1170630A - 積層体 - Google Patents
積層体Info
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- JPH1170630A JPH1170630A JP10477798A JP10477798A JPH1170630A JP H1170630 A JPH1170630 A JP H1170630A JP 10477798 A JP10477798 A JP 10477798A JP 10477798 A JP10477798 A JP 10477798A JP H1170630 A JPH1170630 A JP H1170630A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】少なくとも1枚の基紙と、この基紙とは異なる
基材の少なくとも一種を、実質的に接着剤を塗布せず重
ね合わせ、高圧処理により一体化した積層体を提供する
ものである。さらに、その積層体をカード基材として提
供するものである。 【解決手段】少なくとも1枚の基紙と、該基紙とは異な
る基材の少なくとも一種を重ね合わせ、金属ロールと金
属ロールとからなるニップ部に線圧200〜3500k
g/cmの加圧条件で、実質的に接着剤を塗布せず通紙
して一体化させた積層体。
基材の少なくとも一種を、実質的に接着剤を塗布せず重
ね合わせ、高圧処理により一体化した積層体を提供する
ものである。さらに、その積層体をカード基材として提
供するものである。 【解決手段】少なくとも1枚の基紙と、該基紙とは異な
る基材の少なくとも一種を重ね合わせ、金属ロールと金
属ロールとからなるニップ部に線圧200〜3500k
g/cmの加圧条件で、実質的に接着剤を塗布せず通紙
して一体化させた積層体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高圧処理することに
より一体化させた積層体に関し、得られた積層体が構成
体の元の物性を発現するもの、および、構成体の物性と
は異なる物性を発現するものに関する。さらに、身分証
明書、運転免許証、会員証、磁気記録カード、ICカー
ド等に使用される寸法安定性、印刷適性に優れたカード
基材に応用できる積層体に関するものである。
より一体化させた積層体に関し、得られた積層体が構成
体の元の物性を発現するもの、および、構成体の物性と
は異なる物性を発現するものに関する。さらに、身分証
明書、運転免許証、会員証、磁気記録カード、ICカー
ド等に使用される寸法安定性、印刷適性に優れたカード
基材に応用できる積層体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、積層体を利用したものは社会のあ
らゆるところで使用されている。たとえば、包装紙、意
匠やデザイン分野等で広く用いられている。例えば、金
属類の保管、輸送に使用されている防錆シートは一般
に、支持体としてはクラフト紙、フィルム、クラ
フト紙にポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系フィルムを溶融ラミネートして得られるラミネー
ト紙や、不織布とポリオレフィン系フィルムを貼り合
わせたシート等が使用されている。
らゆるところで使用されている。たとえば、包装紙、意
匠やデザイン分野等で広く用いられている。例えば、金
属類の保管、輸送に使用されている防錆シートは一般
に、支持体としてはクラフト紙、フィルム、クラ
フト紙にポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン系フィルムを溶融ラミネートして得られるラミネー
ト紙や、不織布とポリオレフィン系フィルムを貼り合
わせたシート等が使用されている。
【0003】一般的に紙を貼り合わせる方法としては、
ウェットラミネーション法、ホットメルトラミネーショ
ン法、ドライラミネーション法、押し出しコーティング
・ラミネーション法の4種類に大別されるが、紙同士の
貼り合わせには、ウェットラミネーション法、ドライラ
ミネーション法、押し出しコーティング・ラミネーショ
ン法が適用される。ウェットラミネーション法では、通
常、水溶性接着剤、水分散性接着剤を塗布し、湿潤状態
にある間に貼り合わせ、一体とした後に、接着剤中に含
まれている水分を除去するために蒸発、乾燥させ、接着
完了後、巻き取る方法である。この方法は、水系接着剤
を使用しているので、水分を蒸発させなければならず、
乾燥工程が必要である。
ウェットラミネーション法、ホットメルトラミネーショ
ン法、ドライラミネーション法、押し出しコーティング
・ラミネーション法の4種類に大別されるが、紙同士の
貼り合わせには、ウェットラミネーション法、ドライラ
ミネーション法、押し出しコーティング・ラミネーショ
ン法が適用される。ウェットラミネーション法では、通
常、水溶性接着剤、水分散性接着剤を塗布し、湿潤状態
にある間に貼り合わせ、一体とした後に、接着剤中に含
まれている水分を除去するために蒸発、乾燥させ、接着
完了後、巻き取る方法である。この方法は、水系接着剤
を使用しているので、水分を蒸発させなければならず、
乾燥工程が必要である。
【0004】ドライラミネーション法では水性或いは溶
剤タイプの接着剤を塗布し、まず、乾燥させてから、接
着剤面に紙を貼り合わせる方法であり、この方法も、溶
剤を乾燥させる工程が必要である。押し出しコーティン
グ・ラミネーション法では、熱溶融樹脂をスリットダイ
から熱溶融フィルムとして押出し、紙などの連続基材上
に乗せ、その上から貼り合わせる側の紙を乗せ、圧着、
接合した後、冷却、溶融フィルムを冷却固化させる方法
である。
剤タイプの接着剤を塗布し、まず、乾燥させてから、接
着剤面に紙を貼り合わせる方法であり、この方法も、溶
剤を乾燥させる工程が必要である。押し出しコーティン
グ・ラミネーション法では、熱溶融樹脂をスリットダイ
から熱溶融フィルムとして押出し、紙などの連続基材上
に乗せ、その上から貼り合わせる側の紙を乗せ、圧着、
接合した後、冷却、溶融フィルムを冷却固化させる方法
である。
【0005】ウェットラミネーション法、ドライラミネ
ーション法はいずれも乾燥工程が必要であり、また、接
着剤を使用するので塗工装置が必要で、なおかつそのメ
ンテナンス、清掃等が大変である。押し出しコーティン
グ・ラミネーション法は、熱溶融樹脂を押し出す設備が
必要である。
ーション法はいずれも乾燥工程が必要であり、また、接
着剤を使用するので塗工装置が必要で、なおかつそのメ
ンテナンス、清掃等が大変である。押し出しコーティン
グ・ラミネーション法は、熱溶融樹脂を押し出す設備が
必要である。
【0006】ところで、身分証明書、運転免許証、会員
証、磁気記録カード、ICカード等多くのカードが実用
化されている。様々のカードの中には寸法安定性が厳し
く要求される用途がある。また、これらカードは使用す
る上で、ある程度の剛度が必要とされる。
証、磁気記録カード、ICカード等多くのカードが実用
化されている。様々のカードの中には寸法安定性が厳し
く要求される用途がある。また、これらカードは使用す
る上で、ある程度の剛度が必要とされる。
【0007】例えば、磁気記録用カードは、PETフィ
ルムのような基材の一方の面に磁気記録層を形成した構
成からなっている。一般に、磁気記録用カードはある程
度繰り返して使用されることから、剛度、耐折性の高い
フィルムが使用される。しかしながら、PETフィルム
のような基材は磁気記録層を設けるため表面処理を施し
ていることから磁気記録用カード中の基材のコスト比率
が高くなる傾向にある。基材のコストを下げるために、
上質紙、加工紙、複合紙等の種々の紙基材が提案されて
いるが、磁気記録用カードの基材としては、寸法安定
性、剛度、磁気記録層の塗工性、印刷適性を全て満足す
る紙基材は得られていない。
ルムのような基材の一方の面に磁気記録層を形成した構
成からなっている。一般に、磁気記録用カードはある程
度繰り返して使用されることから、剛度、耐折性の高い
フィルムが使用される。しかしながら、PETフィルム
のような基材は磁気記録層を設けるため表面処理を施し
ていることから磁気記録用カード中の基材のコスト比率
が高くなる傾向にある。基材のコストを下げるために、
上質紙、加工紙、複合紙等の種々の紙基材が提案されて
いるが、磁気記録用カードの基材としては、寸法安定
性、剛度、磁気記録層の塗工性、印刷適性を全て満足す
る紙基材は得られていない。
【0008】また、身分証明書、会員証等のカードにお
いては住所、氏名等の文字情報とともに顔写真の画像も
カード表面に記録されることがある。これらの情報を記
録するには表面の平滑性、印刷適性が特に望まれてい
る。
いては住所、氏名等の文字情報とともに顔写真の画像も
カード表面に記録されることがある。これらの情報を記
録するには表面の平滑性、印刷適性が特に望まれてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、少なくとも
1枚の基紙と、この基紙とは異なる基材の少なくとも一
種を、実質的に接着剤を塗布せず重ね合わせ、高圧処理
により一体化した積層体を提供するものである。さら
に、その積層体をカード基材として提供するものであ
る。
1枚の基紙と、この基紙とは異なる基材の少なくとも一
種を、実質的に接着剤を塗布せず重ね合わせ、高圧処理
により一体化した積層体を提供するものである。さら
に、その積層体をカード基材として提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
枚の基紙と、該基紙とは異なる基材の少なくとも一種を
重ね合わせ、金属ロールと金属ロールとからなるニップ
部に線圧200〜3500kg/cmの加圧条件で、実
質的に接着剤を塗布せず通紙して一体化させたことを特
徴とする積層体であり、ニップ部の線圧が500〜35
00kg/cmであればさらに優れた効果が得られる。
枚の基紙と、該基紙とは異なる基材の少なくとも一種を
重ね合わせ、金属ロールと金属ロールとからなるニップ
部に線圧200〜3500kg/cmの加圧条件で、実
質的に接着剤を塗布せず通紙して一体化させたことを特
徴とする積層体であり、ニップ部の線圧が500〜35
00kg/cmであればさらに優れた効果が得られる。
【0011】本発明は、基材の材料が合成高分子または
半合成高分子の少なくとも一種で、基材の形態がフイル
ムまたは繊維シートであると、優れた性能を有する積層
体が得られる。本発明は、基材の材料が天然パルプを含
む合成高分子または半合成高分子の少なくとも一種で、
基材の形態が繊維シートであると、優れた性能を有する
積層体が得られる。
半合成高分子の少なくとも一種で、基材の形態がフイル
ムまたは繊維シートであると、優れた性能を有する積層
体が得られる。本発明は、基材の材料が天然パルプを含
む合成高分子または半合成高分子の少なくとも一種で、
基材の形態が繊維シートであると、優れた性能を有する
積層体が得られる。
【0012】また、合成高分子および半合成高分子が生
分解性であると、使用後は自然界に放棄された場合でも
微生物により分解される。また、合成高分子のフィルム
がエチレン・ビニルアルコール共重合体のフィルムであ
ると、よりすぐれた性能を有する積層体が得られる。即
ち、本発明は実質的に接着剤を使用せずに、高圧処理に
よって基紙と各種基材を一体化することが一つの特徴で
ある。
分解性であると、使用後は自然界に放棄された場合でも
微生物により分解される。また、合成高分子のフィルム
がエチレン・ビニルアルコール共重合体のフィルムであ
ると、よりすぐれた性能を有する積層体が得られる。即
ち、本発明は実質的に接着剤を使用せずに、高圧処理に
よって基紙と各種基材を一体化することが一つの特徴で
ある。
【0013】さらに、少なくとも該積層体の片面に水性
樹脂層を設けると望ましい。また、前記樹脂層中に顔料
を含有させた積層体であると更に好ましく、樹脂層上に
電離放射線硬化樹脂層を設けた積層体であるとより好ま
しい。上記の積層体は、カード用基材として用いた場
合、優れた性能を示す。
樹脂層を設けると望ましい。また、前記樹脂層中に顔料
を含有させた積層体であると更に好ましく、樹脂層上に
電離放射線硬化樹脂層を設けた積層体であるとより好ま
しい。上記の積層体は、カード用基材として用いた場
合、優れた性能を示す。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者らは、紙を2枚以上重ね
て高圧処理すると実質的に接着剤を塗布しなくとも一体
化することから、紙同士だけでなく、その他の基材につ
いても種々検討した結果、少なくとも1枚の基紙と、そ
の基紙とは異なる基材の少なくとも一種を重ね合わせ、
金属ロールと金属ロールとからなるニップ部に線圧20
0〜3500kg/cmの加圧条件で、実質的に接着剤
を塗布せず通紙すると、基紙と基材が一体化することを
見出した。
て高圧処理すると実質的に接着剤を塗布しなくとも一体
化することから、紙同士だけでなく、その他の基材につ
いても種々検討した結果、少なくとも1枚の基紙と、そ
の基紙とは異なる基材の少なくとも一種を重ね合わせ、
金属ロールと金属ロールとからなるニップ部に線圧20
0〜3500kg/cmの加圧条件で、実質的に接着剤
を塗布せず通紙すると、基紙と基材が一体化することを
見出した。
【0015】本発明での基紙と異なる基材とは、基紙と
材質および形態の異なるものであり、具体的には、例え
ば合成高分子又は半合成高分子で、基材の形態はフイル
ム又は繊維シートである。繊維はシート状以外に繊維そ
のものを基紙上にばら蒔いてもよい。また、本発明での
基紙と異なる基材の紙とは、実質的には基紙の中で例示
されているものが使用されるが、基紙と異なる点は、例
えば紙等の表面に印刷等で模様をつけたもの等を指し、
これを印刷面と基紙とを対向させて、本発明の高圧処理
を行うと、印刷模様を封じ込めた積層体が得られ、外側
から中身が見えるとともに、印刷されたものを改竄しよ
うとしても出来ないような透かし模様の入った積層体が
得られる。
材質および形態の異なるものであり、具体的には、例え
ば合成高分子又は半合成高分子で、基材の形態はフイル
ム又は繊維シートである。繊維はシート状以外に繊維そ
のものを基紙上にばら蒔いてもよい。また、本発明での
基紙と異なる基材の紙とは、実質的には基紙の中で例示
されているものが使用されるが、基紙と異なる点は、例
えば紙等の表面に印刷等で模様をつけたもの等を指し、
これを印刷面と基紙とを対向させて、本発明の高圧処理
を行うと、印刷模様を封じ込めた積層体が得られ、外側
から中身が見えるとともに、印刷されたものを改竄しよ
うとしても出来ないような透かし模様の入った積層体が
得られる。
【0016】さらに、透かしが入った紙なども使用され
る。これを基紙と合わせて、本発明の高圧処理を行うこ
とにより、透かしの入った積層体が得られる。この積層
体は重ね合わせる基紙の厚みを選択することにより、厚
みの調整が可能な透かしの入った紙が得られる。本発明
の積層体の構成は、基紙と基材との構成、複数の基紙の
間に基材を挿入した構成、複数の基材の間に基紙を挿入
した構成、さらにこれらの構成体を複数組組み合わせた
構成、基紙と基紙が重なり合って基材と積層した構成、
基材と基材が重なり合って基紙と積層した構成体などあ
らゆる組み合わせの構成体を含むものである。
る。これを基紙と合わせて、本発明の高圧処理を行うこ
とにより、透かしの入った積層体が得られる。この積層
体は重ね合わせる基紙の厚みを選択することにより、厚
みの調整が可能な透かしの入った紙が得られる。本発明
の積層体の構成は、基紙と基材との構成、複数の基紙の
間に基材を挿入した構成、複数の基材の間に基紙を挿入
した構成、さらにこれらの構成体を複数組組み合わせた
構成、基紙と基紙が重なり合って基材と積層した構成、
基材と基材が重なり合って基紙と積層した構成体などあ
らゆる組み合わせの構成体を含むものである。
【0017】基紙と、この基紙とは異なる基材を一体化
した積層体は、それぞれの基紙、及び基材のそれぞれの
持つ性状をあわせた性状とは異なった性状が得られる。
例えば、一体化することで剛度、強度等があがったり、
別の特性等が付与される。本発明の実質的に接着剤を塗
布しないことは、基紙とこの基紙とは異なる基材を接着
するための接着剤を塗布しないことを意味するものであ
る。即ち、コート紙等の塗工層には顔料類を原紙上に接
着させる目的でバインダーといわれる接着剤を通常含ん
でいるが、基紙とコート紙の塗布層面を対向させ高圧処
理する場合は、塗布層面の接着剤は基紙とコート紙を接
着するものではないので、実質的に接着剤を塗工したも
のではない。
した積層体は、それぞれの基紙、及び基材のそれぞれの
持つ性状をあわせた性状とは異なった性状が得られる。
例えば、一体化することで剛度、強度等があがったり、
別の特性等が付与される。本発明の実質的に接着剤を塗
布しないことは、基紙とこの基紙とは異なる基材を接着
するための接着剤を塗布しないことを意味するものであ
る。即ち、コート紙等の塗工層には顔料類を原紙上に接
着させる目的でバインダーといわれる接着剤を通常含ん
でいるが、基紙とコート紙の塗布層面を対向させ高圧処
理する場合は、塗布層面の接着剤は基紙とコート紙を接
着するものではないので、実質的に接着剤を塗工したも
のではない。
【0018】本発明で得られる積層体は、包装紙、意匠
やデザイン分野の他、特に基材として合成高分子のフィ
ルムまたは繊維シートである場合、得られる積層体は通
常の紙より寸法安定性が優れたおり、身分証明書、運転
免許証、会員証、磁気記録カード、ICカード等のよう
なカード用基材としての使用が可能となる。
やデザイン分野の他、特に基材として合成高分子のフィ
ルムまたは繊維シートである場合、得られる積層体は通
常の紙より寸法安定性が優れたおり、身分証明書、運転
免許証、会員証、磁気記録カード、ICカード等のよう
なカード用基材としての使用が可能となる。
【0019】本発明に使用される基紙としては、上質紙
等があげられ、使用されているパルプとしては、例え
ば、通常用いられる針葉樹晒クラフトパルプ(以下NB
KP)等や広葉樹晒クラフトパルプ(以下LBKP)等
の化学パルプ、GP、BCTMP、MP等の機械パルプ
があげられる。また、ケナフ等の非木材原料から得られ
るパルプ、DIP等のパルプ等を含む中質紙あるいは中
性抄紙された紙も使用できる。さらに、顔料を含む塗工
層を有する塗工紙も使用できる。
等があげられ、使用されているパルプとしては、例え
ば、通常用いられる針葉樹晒クラフトパルプ(以下NB
KP)等や広葉樹晒クラフトパルプ(以下LBKP)等
の化学パルプ、GP、BCTMP、MP等の機械パルプ
があげられる。また、ケナフ等の非木材原料から得られ
るパルプ、DIP等のパルプ等を含む中質紙あるいは中
性抄紙された紙も使用できる。さらに、顔料を含む塗工
層を有する塗工紙も使用できる。
【0020】本発明の効果を阻害しない限りにおいて基
紙中にバインダーもしくは内添サイズ剤、外添サイズ剤
は特に制限されずに使用できる。バインダーとしては、
例えば酸化澱粉、酵素変性澱粉、カチオン変性澱粉、エ
ステル澱粉、エーテル澱粉等の澱粉類、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
メトキシセルロース、ヒドロキシセルロース、完全(ま
たは部分)鹸化ポリビニルアルコール、カルボキシ変性
ポリビニルアルコール、珪素変性ポリビニルアルコール
等のポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルピロリドン、アクリル酸アミド・アクリル酸エ
ステル共重合体、アクリル酸アミドアクリル酸エステル
・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共
重合体のアルカリ塩、イソブチレン・無水マレイン酸共
重合体アルカリ塩、カゼイン等の水溶性高分子、ポリ酢
酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸、ポリアクリ
ル酸エステル、ポリブチルメタクリレート、スチレン・
ブタジエン共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体
スチレン・ブタジエン・アクリル系共重合体等のラテッ
クス等があげられる。また、サイズ剤としては、ロジン
系サイズ剤、アルケニルコハク酸無水物等適宜使用する
ことができる。
紙中にバインダーもしくは内添サイズ剤、外添サイズ剤
は特に制限されずに使用できる。バインダーとしては、
例えば酸化澱粉、酵素変性澱粉、カチオン変性澱粉、エ
ステル澱粉、エーテル澱粉等の澱粉類、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
メトキシセルロース、ヒドロキシセルロース、完全(ま
たは部分)鹸化ポリビニルアルコール、カルボキシ変性
ポリビニルアルコール、珪素変性ポリビニルアルコール
等のポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルピロリドン、アクリル酸アミド・アクリル酸エ
ステル共重合体、アクリル酸アミドアクリル酸エステル
・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共
重合体のアルカリ塩、イソブチレン・無水マレイン酸共
重合体アルカリ塩、カゼイン等の水溶性高分子、ポリ酢
酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸、ポリアクリ
ル酸エステル、ポリブチルメタクリレート、スチレン・
ブタジエン共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体
スチレン・ブタジエン・アクリル系共重合体等のラテッ
クス等があげられる。また、サイズ剤としては、ロジン
系サイズ剤、アルケニルコハク酸無水物等適宜使用する
ことができる。
【0021】また、本発明の効果を阻害しない限りにお
いて有機及び無機の填料が使用可能である。例えば、カ
オリン、タルク、クレー、炭酸カルシウム、焼成クレ
ー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白
土、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、硫酸亜鉛、硫酸バリウム、二酸化珪素、コロイダル
シリカ等の無機顔料、尿素ホルマリン樹脂フィラー、ナ
イロンパウダー、ポリエチレンパウダー等の有機顔料が
あげられる。
いて有機及び無機の填料が使用可能である。例えば、カ
オリン、タルク、クレー、炭酸カルシウム、焼成クレ
ー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白
土、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、硫酸亜鉛、硫酸バリウム、二酸化珪素、コロイダル
シリカ等の無機顔料、尿素ホルマリン樹脂フィラー、ナ
イロンパウダー、ポリエチレンパウダー等の有機顔料が
あげられる。
【0022】本発明に使用される合成高分子としては例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアル
コール、エチレン・プロピレン共重合体、ポリスチレ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・ポリビニルアル
コール共重合体等のハロゲン含有重合体、ポリヒドロキ
シブチレート・ヴァリレート共重合体、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレン
・ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等の芳香族ポリエス
テル、アクリロニトリルと酢酸ビニル、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸、アリルスルホン酸ソーダ、スチレンス
ルホン酸ソーダ等のビニルモノマーとの共重合体などが
あげられる。これらの合成高分子をフィルム化もしくは
繊維形態にして基紙に積層される。
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリビニルアル
コール、エチレン・プロピレン共重合体、ポリスチレ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・ポリビニルアル
コール共重合体等のハロゲン含有重合体、ポリヒドロキ
シブチレート・ヴァリレート共重合体、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、エチレン
・ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート等の芳香族ポリエス
テル、アクリロニトリルと酢酸ビニル、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸、アリルスルホン酸ソーダ、スチレンス
ルホン酸ソーダ等のビニルモノマーとの共重合体などが
あげられる。これらの合成高分子をフィルム化もしくは
繊維形態にして基紙に積層される。
【0023】特に、合成高分子のフィルムがエチレン・
ビニルアルコール共重合体のフィルムであると紙のみで
は到達できない低酸素透過性を持った積層体を得ること
ができる。これらの合成高分子の繊維、即ち合成繊維の
形態は繊維をそのまま基紙の上に乗せてもいいし、シー
ト状にしてもよい。また、本発明での合成繊維は合成高
分子を木材パルプに似た多分岐状の繊維にした合成パル
プも含むものである。さらに天然パルプ等と混合してシ
ート状にしてもよい。
ビニルアルコール共重合体のフィルムであると紙のみで
は到達できない低酸素透過性を持った積層体を得ること
ができる。これらの合成高分子の繊維、即ち合成繊維の
形態は繊維をそのまま基紙の上に乗せてもいいし、シー
ト状にしてもよい。また、本発明での合成繊維は合成高
分子を木材パルプに似た多分岐状の繊維にした合成パル
プも含むものである。さらに天然パルプ等と混合してシ
ート状にしてもよい。
【0024】また合成高分子の繊維としては、低融点成
分(80〜140℃)と高融点成分(170〜250
℃)がそれぞれ偏心もしくは同心円上の鞘芯型、両成分
が背腹状のサイドバイサイド型、両成分が交互に配列さ
れた風車型もしくは積層型、繊維成形成分を芯成分とす
る多芯型、および両成分が単に混合されて溶融紡糸され
た混合紡糸型等の複合繊維などもあげられる。低融点成
分と高融点成分の組み合わせはポリエチレン/ポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン/ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンテレフタレート変性物/ポ
リエチレンテレフタレート等があげられる。
分(80〜140℃)と高融点成分(170〜250
℃)がそれぞれ偏心もしくは同心円上の鞘芯型、両成分
が背腹状のサイドバイサイド型、両成分が交互に配列さ
れた風車型もしくは積層型、繊維成形成分を芯成分とす
る多芯型、および両成分が単に混合されて溶融紡糸され
た混合紡糸型等の複合繊維などもあげられる。低融点成
分と高融点成分の組み合わせはポリエチレン/ポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン/ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンテレフタレート変性物/ポ
リエチレンテレフタレート等があげられる。
【0025】これらの中でもポリオレフィン繊維、生分
解性のある脂肪族ポリエステル繊維、芳香族ポリエステ
ル繊維、またこれらの繊維から構成された低融点成分と
高融点成分から構成される複合繊維は特に好ましく用い
られる。またこれらの合成繊維は2種以上を併用して用
いることもできる。
解性のある脂肪族ポリエステル繊維、芳香族ポリエステ
ル繊維、またこれらの繊維から構成された低融点成分と
高融点成分から構成される複合繊維は特に好ましく用い
られる。またこれらの合成繊維は2種以上を併用して用
いることもできる。
【0026】天然パルプ等と混合してシート状にすると
きに使用される合成繊維の繊維長は50mm以下の長さ
のものが好ましい。50mmを超えると抄紙原料として
水懸濁液に分散し難く、フロックを形成して均一な地合
いの紙が得られない。
きに使用される合成繊維の繊維長は50mm以下の長さ
のものが好ましい。50mmを超えると抄紙原料として
水懸濁液に分散し難く、フロックを形成して均一な地合
いの紙が得られない。
【0027】基材のシートが繊維シートである場合、高
分子の繊維の割合は基材シート中に含有する繊維の10
〜100%が好ましい。因みに10%未満であると、合
成高分子の配合効果が現れにくい。例えば、ポリエステ
ル系繊維を配合した場合、寸法安定性で見ると、配合比
率が10%未満であると、寸法安定性に劣り、合成繊維
の配合比率が増加すれば寸歩安定性の効果は良好とな
る。
分子の繊維の割合は基材シート中に含有する繊維の10
〜100%が好ましい。因みに10%未満であると、合
成高分子の配合効果が現れにくい。例えば、ポリエステ
ル系繊維を配合した場合、寸法安定性で見ると、配合比
率が10%未満であると、寸法安定性に劣り、合成繊維
の配合比率が増加すれば寸歩安定性の効果は良好とな
る。
【0028】本発明に使用される、生分解性フィルムと
してはポリブチレンサクシネート、ポリカプロラクト
ン、ポリ乳酸、酢酸セルロース等のフィルムがあげられ
る。また、本発明で使用される合成繊維の生分解性繊維
は先にあげた生分解性フィルムの材料を繊維化したもの
が使用できる。
してはポリブチレンサクシネート、ポリカプロラクト
ン、ポリ乳酸、酢酸セルロース等のフィルムがあげられ
る。また、本発明で使用される合成繊維の生分解性繊維
は先にあげた生分解性フィルムの材料を繊維化したもの
が使用できる。
【0029】高圧処理前または処理後に水性樹脂層を少
なくとも片面に設けると表面平滑性がさらに上がり、後
工程における種々の塗料の塗工性、密着性や印刷適性の
優れた積層体を得ることができる。
なくとも片面に設けると表面平滑性がさらに上がり、後
工程における種々の塗料の塗工性、密着性や印刷適性の
優れた積層体を得ることができる。
【0030】本発明で使用される水性樹脂としては、例
えば、完全ケン化または部分ケン化ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアルコールとジケテンを反応させる等に
よってアセトセチル基を導入したアセトアセチル化ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルアルコールとフマル酸、
無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水イタコン酸等
の多価カルボン酸との反応物あるいはこれらの反応物の
エステル化物、更には酢酸ビニルとマレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、クロトン酸、アクリル酸、メタクリル
酸等のエチレン性不飽和カルボン酸との共重合体のケン
化物として得られるカルボキシ変性ポリビニルアルコー
ル、珪素変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとエチ
レンスルフォン酸、アクリルスルフォン酸、アリルスル
フォン酸あるいはその塩との共重合体のケン化物として
得られるスルフォン酸変性ポリビニルアルコール、酢酸
ビニルとエチレン、プロプレン、イソブチレン、α−オ
クテン、α−ドテセン、α−オクタドデセン等のオレフ
ィン類との共重合体をケン化して得られるオレフィン変
性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル変性ポリビニルアルコール、酢
酸ビニルとアクリルアミド、メタクリルアミド等のアミ
ド類との共重合体をケン化して得られるアミド変性ポリ
ビニルアルコール、酢酸ビニルとN−ビニルピロリドン
との共重合体をケン化して得られるピロリドン変性ポリ
ビニルアルコール等のポリビニルアルコール、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導
体、カゼイン、アラビアゴム、酸化澱粉、エーテル化澱
粉、ジアルデヒド澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類、ス
チレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、酢酸ビニル
−塩化ビニル−エチレン共重合体エマルジョン、メタク
リレート−ブタジエン共重合体エマルジョン等が挙げら
れる。
えば、完全ケン化または部分ケン化ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルアルコールとジケテンを反応させる等に
よってアセトセチル基を導入したアセトアセチル化ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルアルコールとフマル酸、
無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水イタコン酸等
の多価カルボン酸との反応物あるいはこれらの反応物の
エステル化物、更には酢酸ビニルとマレイン酸、フマル
酸、イタコン酸、クロトン酸、アクリル酸、メタクリル
酸等のエチレン性不飽和カルボン酸との共重合体のケン
化物として得られるカルボキシ変性ポリビニルアルコー
ル、珪素変性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとエチ
レンスルフォン酸、アクリルスルフォン酸、アリルスル
フォン酸あるいはその塩との共重合体のケン化物として
得られるスルフォン酸変性ポリビニルアルコール、酢酸
ビニルとエチレン、プロプレン、イソブチレン、α−オ
クテン、α−ドテセン、α−オクタドデセン等のオレフ
ィン類との共重合体をケン化して得られるオレフィン変
性ポリビニルアルコール、酢酸ビニルとアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル変性ポリビニルアルコール、酢
酸ビニルとアクリルアミド、メタクリルアミド等のアミ
ド類との共重合体をケン化して得られるアミド変性ポリ
ビニルアルコール、酢酸ビニルとN−ビニルピロリドン
との共重合体をケン化して得られるピロリドン変性ポリ
ビニルアルコール等のポリビニルアルコール、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導
体、カゼイン、アラビアゴム、酸化澱粉、エーテル化澱
粉、ジアルデヒド澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類、ス
チレン−ブタジエン共重合体エマルジョン、酢酸ビニル
−塩化ビニル−エチレン共重合体エマルジョン、メタク
リレート−ブタジエン共重合体エマルジョン等が挙げら
れる。
【0031】これら水性樹脂の中でも各種変性ポリビニ
ルアルコール、セルロース誘導体およびカゼインが好ま
しく、特にアセトアセチル化ポリビニルアルコール、カ
ルボキシ変性ポリビニルアルコールおよび珪素変性ポリ
ビニルアルコールがより好ましい。
ルアルコール、セルロース誘導体およびカゼインが好ま
しく、特にアセトアセチル化ポリビニルアルコール、カ
ルボキシ変性ポリビニルアルコールおよび珪素変性ポリ
ビニルアルコールがより好ましい。
【0032】水性樹脂を含有する層中には顔料を添加す
ると平滑性、印刷適性をさらにあがり、好ましい。顔料
の具体例としては、例えば、カオリン、タルク、クレ
ー、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻
土、微粒子状無水シリカ、活性白土、酸化亜鉛、酸化ア
ルミニウム、水酸化アルミニウム、硫酸亜鉛、硫酸バリ
ウム、二酸化珪素、コロイダルシリカ、白雲母、絹雲
母、金雲母、黒雲母等の無機顔料、尿素ホルマリン樹脂
フィラー、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー等
の有機顔料があげられる。顔料の平均粒子径は0.2〜
3μmが好まく、使用量については、一般に樹脂成分1
00重量部対して5〜500重量部、好ましくは80〜
350重量部程度の範囲で配合される。
ると平滑性、印刷適性をさらにあがり、好ましい。顔料
の具体例としては、例えば、カオリン、タルク、クレ
ー、炭酸カルシウム、焼成クレー、酸化チタン、珪藻
土、微粒子状無水シリカ、活性白土、酸化亜鉛、酸化ア
ルミニウム、水酸化アルミニウム、硫酸亜鉛、硫酸バリ
ウム、二酸化珪素、コロイダルシリカ、白雲母、絹雲
母、金雲母、黒雲母等の無機顔料、尿素ホルマリン樹脂
フィラー、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー等
の有機顔料があげられる。顔料の平均粒子径は0.2〜
3μmが好まく、使用量については、一般に樹脂成分1
00重量部対して5〜500重量部、好ましくは80〜
350重量部程度の範囲で配合される。
【0033】また、金属ロールと金属ロールからなるニ
ップ部で高圧処理する際に、処理された積層体がロール
から剥がれ難くなることがあるが、剥がれをよくするの
に金属ロールに当たる面に水性樹脂層がある場合は水性
樹脂層中に離型剤を含有させてもよい。離型剤として
は、炭化水素系、脂肪酸系、高級アルコール系、脂肪酸
アミド系、エステル系、金属石鹸系、及びそれらの混合
系などがあげられ、それぞれの種類によって適宜添加量
が調節される。
ップ部で高圧処理する際に、処理された積層体がロール
から剥がれ難くなることがあるが、剥がれをよくするの
に金属ロールに当たる面に水性樹脂層がある場合は水性
樹脂層中に離型剤を含有させてもよい。離型剤として
は、炭化水素系、脂肪酸系、高級アルコール系、脂肪酸
アミド系、エステル系、金属石鹸系、及びそれらの混合
系などがあげられ、それぞれの種類によって適宜添加量
が調節される。
【0034】水性樹脂を含有する塗工液は、必要に応じ
てミキサー、アトライター、ボールミル、ロールミル等
の混合・攪拌機によって充分混合分散された後、各種公
知の塗布装置により紙基材上に塗布される。
てミキサー、アトライター、ボールミル、ロールミル等
の混合・攪拌機によって充分混合分散された後、各種公
知の塗布装置により紙基材上に塗布される。
【0035】また、高圧処理前または処理後に水性樹脂
層を少なくとも片面に設けた上に電離放射線硬化樹脂層
を設けると、後工程の磁気記録層の塗工性や印刷適性の
より優れた磁気記録カード用基材を得ることができる。
本発明で使用される電離放射線硬化樹脂は、例えば、下
記に示すようなプレポリマーやモノマー、オリゴマー或
いはこれらの混合物が用いられる。 (A)ラジカル重合性単官能モノマー アクリル酸、アクリル酸エチル、ヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェノキ
シエチルアクリレート、トリロキシエチルアクリレー
ト、ノニルフェノキシエチルアクリレート、テトラヒド
ロフルフリルオキシエチルアクリレート、1、3−ジオ
キソランアクリレート、フェノキシジエチレングリコー
ルアクリレート、ベンジルアクリレート、ブトキシエチ
ルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシク
ロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリ
レート、グリシジルアクリレート、カルビトールアクリ
レート、イソボルニルアクリレート等。
層を少なくとも片面に設けた上に電離放射線硬化樹脂層
を設けると、後工程の磁気記録層の塗工性や印刷適性の
より優れた磁気記録カード用基材を得ることができる。
本発明で使用される電離放射線硬化樹脂は、例えば、下
記に示すようなプレポリマーやモノマー、オリゴマー或
いはこれらの混合物が用いられる。 (A)ラジカル重合性単官能モノマー アクリル酸、アクリル酸エチル、ヘキシルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェノキ
シエチルアクリレート、トリロキシエチルアクリレー
ト、ノニルフェノキシエチルアクリレート、テトラヒド
ロフルフリルオキシエチルアクリレート、1、3−ジオ
キソランアクリレート、フェノキシジエチレングリコー
ルアクリレート、ベンジルアクリレート、ブトキシエチ
ルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ジシク
ロペンタニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリ
レート、グリシジルアクリレート、カルビトールアクリ
レート、イソボルニルアクリレート等。
【0036】(B)ラジカル重合性多官能モノマー 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチ
ルグリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ジシクロペンタニルジアクリレート、ブチレングリ
コールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、プ
ロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジ
トリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート、カプロラクトン変
性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、テトラ
メチロールメタンテトラアクリレート等。
ルグリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
アクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、ジシクロペンタニルジアクリレート、ブチレングリ
コールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、プ
ロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリアク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジ
トリメチロールプロパンテトラアクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート、カプロラクトン変
性ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、テトラ
メチロールメタンテトラアクリレート等。
【0037】(C)ラジカル重合性オリゴマー(プレポ
リマー) ポリエステル(ポリ)アクリレートやウレタン(ポリ)
アクリレート、エポキシ(ポリ)アクリレート、ポリオ
ール(ポリ)アクリレート等。更に、2−クロロエチル
ビニルエ−テル、2−ヒドロキシエチルビニルエ−テ
ル、4−ヒドロキシブチルビニルエ−テル、トリエチレ
ングリコールジビニルエ−テル、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールジビニルエーテル等のカチオン重合性モ
ノマー又は/及びオリゴマーも使用することができる。
尚、カチオン重合性モノマー又は/及びオリゴマーを配
合する場合には、カチオン重合開始剤が必要である。こ
のようなカチオン重合開始剤とは、電離放射線照射によ
り、カチオン重合を開始させる物質であれば特に限定す
るものでないが、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、ス
ルホニウム塩、メタロセン化合物等があげられる。尚、
これらのカチオン重合開始剤の添加量は、カチオン重合
性モノマー又は/及びオリゴマー100重量部に対し、
0.1〜10重量部程度が好ましく、0.1重量部より
少ないと重合開始能が不十分となりやすく、10重量部
より多いと、効果が飽和となるばかりか、カチオン重合
開始剤の溶解性が悪くなり、塗膜の透明性が劣る等の悪
影響が生じる可能性がある。
リマー) ポリエステル(ポリ)アクリレートやウレタン(ポリ)
アクリレート、エポキシ(ポリ)アクリレート、ポリオ
ール(ポリ)アクリレート等。更に、2−クロロエチル
ビニルエ−テル、2−ヒドロキシエチルビニルエ−テ
ル、4−ヒドロキシブチルビニルエ−テル、トリエチレ
ングリコールジビニルエ−テル、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールジビニルエーテル等のカチオン重合性モ
ノマー又は/及びオリゴマーも使用することができる。
尚、カチオン重合性モノマー又は/及びオリゴマーを配
合する場合には、カチオン重合開始剤が必要である。こ
のようなカチオン重合開始剤とは、電離放射線照射によ
り、カチオン重合を開始させる物質であれば特に限定す
るものでないが、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、ス
ルホニウム塩、メタロセン化合物等があげられる。尚、
これらのカチオン重合開始剤の添加量は、カチオン重合
性モノマー又は/及びオリゴマー100重量部に対し、
0.1〜10重量部程度が好ましく、0.1重量部より
少ないと重合開始能が不十分となりやすく、10重量部
より多いと、効果が飽和となるばかりか、カチオン重合
開始剤の溶解性が悪くなり、塗膜の透明性が劣る等の悪
影響が生じる可能性がある。
【0038】電離放射線硬化樹脂の塗工量は0.1〜1
0g/m2 が好ましく、より好ましくは0.5〜5g/
m2 である。因みに、0.1g/m2 未満であると、表
面をカバーすることが出来ず、磁性塗料の塗工性、印刷
適性に劣る。また、10g/m2 を超えると、塗工層を
硬化させるのに必要な電離放射線のエネルギーが大量に
必要となったり、硬化不足でモノマーが残存したりす
る。
0g/m2 が好ましく、より好ましくは0.5〜5g/
m2 である。因みに、0.1g/m2 未満であると、表
面をカバーすることが出来ず、磁性塗料の塗工性、印刷
適性に劣る。また、10g/m2 を超えると、塗工層を
硬化させるのに必要な電離放射線のエネルギーが大量に
必要となったり、硬化不足でモノマーが残存したりす
る。
【0039】電離放射線としては、例えば電子線、紫外
線、α線、β線、γ線、X線等が挙げられる。α線、β
線、γ線およびX線は人体の危険性といった問題が付随
するため、取り扱いが容易で、工業的にもその利用が普
及している電子線や紫外線好ましく用いられる。
線、α線、β線、γ線、X線等が挙げられる。α線、β
線、γ線およびX線は人体の危険性といった問題が付随
するため、取り扱いが容易で、工業的にもその利用が普
及している電子線や紫外線好ましく用いられる。
【0040】使用する電離放射線が、例えば、電子線の
場合、照射する電子線の量は、吸収線量として1〜20
0kGy程度の範囲で調節するのが望ましい。1kGy
未満では十分な照射効果が得られず、200kGyを超
えるような照射は本発明の基材を劣化させる恐れがある
ため好ましくない。電子線の照射方式としては、例えば
スキャニング方式、カーテンビーム方式、ブロードビー
ム方式等が用され、電子線を照射する際の加速電圧は、
基材の厚さによりコントロールする必要があるが、15
0〜300kV程度が適当である。照射する際にほとん
ど熱がかからないので熱による発色やシートのカール調
整が容易にできる。
場合、照射する電子線の量は、吸収線量として1〜20
0kGy程度の範囲で調節するのが望ましい。1kGy
未満では十分な照射効果が得られず、200kGyを超
えるような照射は本発明の基材を劣化させる恐れがある
ため好ましくない。電子線の照射方式としては、例えば
スキャニング方式、カーテンビーム方式、ブロードビー
ム方式等が用され、電子線を照射する際の加速電圧は、
基材の厚さによりコントロールする必要があるが、15
0〜300kV程度が適当である。照射する際にほとん
ど熱がかからないので熱による発色やシートのカール調
整が容易にできる。
【0041】本発明の効果を阻害しない限りにおいて、
白色度をあげる目的など必要に応じて基材と基紙の間に
中間層を設けてもよい。中間層に使用される顔料として
は、前述した填料で例示したものが使用でき、平均粒径
が2.0μm以下であるのが望ましい。
白色度をあげる目的など必要に応じて基材と基紙の間に
中間層を設けてもよい。中間層に使用される顔料として
は、前述した填料で例示したものが使用でき、平均粒径
が2.0μm以下であるのが望ましい。
【0042】また中間層中には、通常顔料類を接着する
目的でバインダー類を含有させるが、バインダー類とし
ては、例えばデンプン類、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ポリビニルアルコ
ール、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール、カ
ルボキシル基変性ポリビニルアルコール、ケイ素変性ポ
リビニルアルコール、ジイソブチレン・無水マレイン酸
共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩、エ
チレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸
共重合体塩、スチレン・ブタジエン共重合体エマルジョ
ン、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂等が挙げられ
る。バインダー類は上記顔料100重量部に対し好まし
くは5〜500重量部より好ましくは10〜300重量
部程度含有される。中間層の塗布量は通常0.1〜10
g/m2 で、好ましくは1.0〜8g/m2 の範囲であ
る。
目的でバインダー類を含有させるが、バインダー類とし
ては、例えばデンプン類、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ゼラチン、カゼイン、アラビアガム、ポリビニルアルコ
ール、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール、カ
ルボキシル基変性ポリビニルアルコール、ケイ素変性ポ
リビニルアルコール、ジイソブチレン・無水マレイン酸
共重合体塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩、エ
チレン・アクリル酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸
共重合体塩、スチレン・ブタジエン共重合体エマルジョ
ン、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂等が挙げられ
る。バインダー類は上記顔料100重量部に対し好まし
くは5〜500重量部より好ましくは10〜300重量
部程度含有される。中間層の塗布量は通常0.1〜10
g/m2 で、好ましくは1.0〜8g/m2 の範囲であ
る。
【0043】本発明で処理される金属ロール温度は、2
0〜300℃が好ましい。ロール温度が20℃未満であ
ると、外気温度の影響もあるが、概してロールの表面が
結露し、操業上問題が起きやすい。また、ロール温度の
最適温度域は加圧速度により、積層体へ伝えられる熱量
が変化するので、300℃以下の温度でも、加圧速度が
遅ければ、ブリスターが発生することもある。しかしな
がら、概して300℃を越えると、積層体の水分が一気
に気体となり、積層体中で急激に体積が膨れることによ
り基紙の一部や基材が部分的に剥離し、表面が膨れるブ
リスター現象を起こし、均一な積層体が得られにくい。
0〜300℃が好ましい。ロール温度が20℃未満であ
ると、外気温度の影響もあるが、概してロールの表面が
結露し、操業上問題が起きやすい。また、ロール温度の
最適温度域は加圧速度により、積層体へ伝えられる熱量
が変化するので、300℃以下の温度でも、加圧速度が
遅ければ、ブリスターが発生することもある。しかしな
がら、概して300℃を越えると、積層体の水分が一気
に気体となり、積層体中で急激に体積が膨れることによ
り基紙の一部や基材が部分的に剥離し、表面が膨れるブ
リスター現象を起こし、均一な積層体が得られにくい。
【0044】本発明における加圧速度は、上述のごとく
温度との関連が大きく、厳密には決定できないが、1〜
500m/分が望ましい。ちなみに500m/分を超え
ると積層体に伝わる温度と圧力が十分でなく、所望する
効果が得られにくい。
温度との関連が大きく、厳密には決定できないが、1〜
500m/分が望ましい。ちなみに500m/分を超え
ると積層体に伝わる温度と圧力が十分でなく、所望する
効果が得られにくい。
【0045】加圧時の基紙もしくは基材が紙の場合の水
分は2〜15%が好ましく、より好ましくは5〜10%
の範囲のときに効果的に積層体が得られる。ちなみに、
2%未満であると繊維と繊維の絡まりが悪く、効果が得
られず、15%を超えると繊維が膨潤し過ぎ、一部分が
伸ばされるような現象がおき、均一な積層体が得られに
くい。
分は2〜15%が好ましく、より好ましくは5〜10%
の範囲のときに効果的に積層体が得られる。ちなみに、
2%未満であると繊維と繊維の絡まりが悪く、効果が得
られず、15%を超えると繊維が膨潤し過ぎ、一部分が
伸ばされるような現象がおき、均一な積層体が得られに
くい。
【0046】本発明の加圧条件のニップ線圧が200k
g/cm未満の場合は本発明の所望する効果は得られ
ず、3500kg/cmを越えると、効果が飽和し、効
率的でない。また、加圧条件が500〜3500kg/
cmであると、さらにすぐれた積層体が得られる。この
金属ロールと金属ロールによって形成されるニップ部を
通した積層体は表面が平滑で、透気度が高く、剛弾性、
も優れているので、印刷層や保護層等問題無く形成する
ことができる。
g/cm未満の場合は本発明の所望する効果は得られ
ず、3500kg/cmを越えると、効果が飽和し、効
率的でない。また、加圧条件が500〜3500kg/
cmであると、さらにすぐれた積層体が得られる。この
金属ロールと金属ロールによって形成されるニップ部を
通した積層体は表面が平滑で、透気度が高く、剛弾性、
も優れているので、印刷層や保護層等問題無く形成する
ことができる。
【0047】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、特に断らないかぎり実施例中の「部」及び「%」
は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を示す。
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、特に断らないかぎり実施例中の「部」及び「%」
は、それぞれ「重量部」及び「重量%」を示す。
【0048】実施例1 原料パルプとしてNBKP/LBKPが2/8の配合パ
ルプをCSF500mlに調製し、パルプに対してロジ
ン系サイズ剤を0.3%、硫酸バンドを1.8%添加
し、さらに紙灰分で9.7%になるようタルクを添加し
て紙料を調製し、長網多筒抄紙機で抄紙した。なお、抄
紙の工程で澱粉(商品名;エースA 王子コーンスター
チ社製)6.5%液を固形分で両面あわせて2g/m2
となるようにサイズプレスした。得られた紙の紙水分は
5.5%、米坪は69.5g/m2で紙厚は95μmで
あった。この紙の上に、エチレン・ビニルアルコールの
共重合体のフィルム(商品名;エバール EF−E#2
0 クラレ社製)を積層させ、もう1枚同様に抄紙した
紙を重ねて、金属ロールと金属ロールとで形成されるニ
ップ部に線圧2000kg/cm、ロール温度150
℃、通紙速度10m/分の条件で加圧し、積層体を得
た。この積層体の厚みは121μmであった。酸素透過
量は84.8ml/m2 ・24h・atm(ジーエルサ
イエンス社製、GPM−250;ガスクロ接続式、測定
条件;30℃,0%RH)であった。この積層体は紙の
風合を有し、且つ、通常紙では得られない酸素透過性を
有する積層体であった。
ルプをCSF500mlに調製し、パルプに対してロジ
ン系サイズ剤を0.3%、硫酸バンドを1.8%添加
し、さらに紙灰分で9.7%になるようタルクを添加し
て紙料を調製し、長網多筒抄紙機で抄紙した。なお、抄
紙の工程で澱粉(商品名;エースA 王子コーンスター
チ社製)6.5%液を固形分で両面あわせて2g/m2
となるようにサイズプレスした。得られた紙の紙水分は
5.5%、米坪は69.5g/m2で紙厚は95μmで
あった。この紙の上に、エチレン・ビニルアルコールの
共重合体のフィルム(商品名;エバール EF−E#2
0 クラレ社製)を積層させ、もう1枚同様に抄紙した
紙を重ねて、金属ロールと金属ロールとで形成されるニ
ップ部に線圧2000kg/cm、ロール温度150
℃、通紙速度10m/分の条件で加圧し、積層体を得
た。この積層体の厚みは121μmであった。酸素透過
量は84.8ml/m2 ・24h・atm(ジーエルサ
イエンス社製、GPM−250;ガスクロ接続式、測定
条件;30℃,0%RH)であった。この積層体は紙の
風合を有し、且つ、通常紙では得られない酸素透過性を
有する積層体であった。
【0049】実施例2 原料パルプとして、462mlに調整したLBKPを6
0部、ポリプロピレンの芯部とポリエチレンの被覆部と
からなる鞘型繊維(商品名;ESC864 2×5(2
d×5mm) チッソ社製)を40部加えた紙料を調整
し、TAPPIスタンダードシートマシーンを用いて常
法で手抄きした。得られた紙の米坪は156g/m2 、
紙厚は403μmであった。この紙に、このシートを実
施例1で抄紙した2枚の間に挟み込み、ロール温度12
0℃、線圧1000kg/cmとした以外は実施例1と
同様な方法で高圧処理し、積層体を得た。この積層体の
厚みは373μmで、ガーレ剛度9285、水中伸度は
0.55であった。この積層体は、剛度に優れ、且つ通
常紙では得られない寸法安定性を有する積層体であっ
た。
0部、ポリプロピレンの芯部とポリエチレンの被覆部と
からなる鞘型繊維(商品名;ESC864 2×5(2
d×5mm) チッソ社製)を40部加えた紙料を調整
し、TAPPIスタンダードシートマシーンを用いて常
法で手抄きした。得られた紙の米坪は156g/m2 、
紙厚は403μmであった。この紙に、このシートを実
施例1で抄紙した2枚の間に挟み込み、ロール温度12
0℃、線圧1000kg/cmとした以外は実施例1と
同様な方法で高圧処理し、積層体を得た。この積層体の
厚みは373μmで、ガーレ剛度9285、水中伸度は
0.55であった。この積層体は、剛度に優れ、且つ通
常紙では得られない寸法安定性を有する積層体であっ
た。
【0050】実施例3 原料パルプとしてLBKPが100部にしたのと米坪を
50g/m2 にした以外は実施例1と同様にして長網多
筒抄紙機で抄紙した。原料パルプとして、462mlに
調整したLBKPを60部、ポリエチレン系合成パルプ
(商品名;SWP−E400 三井石油化学工業社製)
を40部加えた紙料を調製しTAPPIスタンダードシ
ートマシーンを用いて常法で手抄きした。得られた紙の
米坪は153g/m2 、紙厚321μmであった。抄紙
した2枚の紙の間に合成パルプを配合した手抄き紙を挟
み込み、ロール温度100℃、線圧1000kg/cm
の条件で高圧処理し、積層体を得た。
50g/m2 にした以外は実施例1と同様にして長網多
筒抄紙機で抄紙した。原料パルプとして、462mlに
調整したLBKPを60部、ポリエチレン系合成パルプ
(商品名;SWP−E400 三井石油化学工業社製)
を40部加えた紙料を調製しTAPPIスタンダードシ
ートマシーンを用いて常法で手抄きした。得られた紙の
米坪は153g/m2 、紙厚321μmであった。抄紙
した2枚の紙の間に合成パルプを配合した手抄き紙を挟
み込み、ロール温度100℃、線圧1000kg/cm
の条件で高圧処理し、積層体を得た。
【0051】実施例4 実施例3で得られた積層体の片面に珪素変性ポリビニル
アルコール(商品名:R−1130 クラレ社製)を2
g/m2 となるようにバーコーターで塗工し、片面に水
性樹脂層を設けた積層体を得た。
アルコール(商品名:R−1130 クラレ社製)を2
g/m2 となるようにバーコーターで塗工し、片面に水
性樹脂層を設けた積層体を得た。
【0052】実施例5 実施例4で得られた積層体の珪素変性ポリビニルアルコ
ール塗工面側に電子線硬化樹脂(商品名;GRANDI
C EB7−0311 大日本インキ社製)2g/m2
塗工し、電子線照射装置(CB−150、ESI社製)
を用いて、165kV、50kGyの条件で照射を行
い、積層体を得た。
ール塗工面側に電子線硬化樹脂(商品名;GRANDI
C EB7−0311 大日本インキ社製)2g/m2
塗工し、電子線照射装置(CB−150、ESI社製)
を用いて、165kV、50kGyの条件で照射を行
い、積層体を得た。
【0053】実施例6 実施例4において、片面に塗工する塗料が珪素変性ポリ
ビニルアルコール(商品名:R−1130 クラレ社
製)66部とカオリン(商品名:ウルトラホワイト90
エンゲルハート社製)34部を配合した塗料で塗布量
を3g/m2 とした以外は実施例4と同様な方法で積層
体を得た。
ビニルアルコール(商品名:R−1130 クラレ社
製)66部とカオリン(商品名:ウルトラホワイト90
エンゲルハート社製)34部を配合した塗料で塗布量
を3g/m2 とした以外は実施例4と同様な方法で積層
体を得た。
【0054】実施例7 実施例3において抄紙した50g/m2 の上に珪素変性
ポリビニルアルコール(商品名:R−1130 クラレ
社製)66部とカオリン(商品名:ウルトラホワイト9
0 エンゲルハート社製)34部を配合した塗料で2g
/m2 を塗工した後、塗工面と反対側に実施例2で手抄
きした合成繊維配合紙を挟み込んだ以外は実施例3と同
様の方法で積層体を得た。
ポリビニルアルコール(商品名:R−1130 クラレ
社製)66部とカオリン(商品名:ウルトラホワイト9
0 エンゲルハート社製)34部を配合した塗料で2g
/m2 を塗工した後、塗工面と反対側に実施例2で手抄
きした合成繊維配合紙を挟み込んだ以外は実施例3と同
様の方法で積層体を得た。
【0055】実施例8 実施例2においてロール温度150℃、線圧350kg
/cmとした以外は実施例2と同様に処理を行った。こ
の積層体の厚みは380μm、ガーレー剛度6702、
水中伸度0.60であった。
/cmとした以外は実施例2と同様に処理を行った。こ
の積層体の厚みは380μm、ガーレー剛度6702、
水中伸度0.60であった。
【0056】実施例9 実施例1において抄紙した紙の米坪を140g/m2 、
生分解生合成樹脂高分子としてエチレン・ビニルアルコ
ールの共重合体の替わりにポリブチレンサクシネート・
アジペート(商品名:ビオノーレ#3001 昭和高分
子社製)、線圧1000kg/cmとした以外は実施例
1と同様の方法で積層体を得た。
生分解生合成樹脂高分子としてエチレン・ビニルアルコ
ールの共重合体の替わりにポリブチレンサクシネート・
アジペート(商品名:ビオノーレ#3001 昭和高分
子社製)、線圧1000kg/cmとした以外は実施例
1と同様の方法で積層体を得た。
【0057】比較例1 実施例1の加圧条件を100kg/cmとした以外は実
施例1と同様な方法で作成した。積層させた基紙および
シートは一体化しなかった。
施例1と同様な方法で作成した。積層させた基紙および
シートは一体化しなかった。
【0058】実施例3〜6について、水中伸度、耐折、
透気度、平滑度、を測定した結果を表1に示す。
透気度、平滑度、を測定した結果を表1に示す。
【0059】(1)水中伸度測定方法 J.TAPPI No.27のB法に準拠した方法で測
定した。すなわち、フェンチェル伸度試験器により、浸
漬時間5分後の伸びを測定し、以下の式により水中伸度
を算出した。 水中伸度(%)=〔(L’−L)/L〕×100 L:最初の長さ(mm) L’:浸漬後の長さ(mm) (2)耐折測定方法 JIS P 8115に準じてMIT耐折試験機を用い
て測定をおこなった。
定した。すなわち、フェンチェル伸度試験器により、浸
漬時間5分後の伸びを測定し、以下の式により水中伸度
を算出した。 水中伸度(%)=〔(L’−L)/L〕×100 L:最初の長さ(mm) L’:浸漬後の長さ(mm) (2)耐折測定方法 JIS P 8115に準じてMIT耐折試験機を用い
て測定をおこなった。
【0060】(3)曲げ戻り値 ガーレーこわさ試験器を使用し、幅25.4mm×長さ
63.5mmの試料を測定した。おもりは平衡振り子の
支点から50.8mmの位置に5gのおもりを取り付け
た。試験器の試験片つかみの位置を38.1mmに合わ
せ、試料を試験片つかみに取り付ける。試料の他端を試
験片つかみ位置までつかみあげる。試験片を離し、試料
の曲げられた状態から戻るときに生じる反動をガーレー
平衡振り子に当てて、振り子は振れた目盛を読み、その
目盛の数値を求めた。測定は試料の縦方向を横方向につ
いておこない、その平均をとった。得られた平均値に1
00をかけたものを曲げ戻り値とした。測定は各試料に
ついて5回おこなった。
63.5mmの試料を測定した。おもりは平衡振り子の
支点から50.8mmの位置に5gのおもりを取り付け
た。試験器の試験片つかみの位置を38.1mmに合わ
せ、試料を試験片つかみに取り付ける。試料の他端を試
験片つかみ位置までつかみあげる。試験片を離し、試料
の曲げられた状態から戻るときに生じる反動をガーレー
平衡振り子に当てて、振り子は振れた目盛を読み、その
目盛の数値を求めた。測定は試料の縦方向を横方向につ
いておこない、その平均をとった。得られた平均値に1
00をかけたものを曲げ戻り値とした。測定は各試料に
ついて5回おこなった。
【0061】
【表1】
【0062】すべての実施例において金属ロールと金属
ロールとからなるニップ部に高圧処理されているので平
滑性に優れ、印刷等も問題なく行えた。
ロールとからなるニップ部に高圧処理されているので平
滑性に優れ、印刷等も問題なく行えた。
【0063】
【発明の効果】表1から明らかなように基紙と、この基
紙とは異なる基材を積層させ、金属ロールと金属ロール
からなるニップ部によって高圧処理をすることにより実
質的に接着剤を使用することなく、剛度の優れた積層体
ができ、一体化した基材の性能を活かした積層体ができ
る。詳しくは、寸法安定性、剛度、印刷適性を全て満足
し、かつ、小ロットにも対応でき、経済的にも優れたカ
ード用基材として使用される紙が得られる。
紙とは異なる基材を積層させ、金属ロールと金属ロール
からなるニップ部によって高圧処理をすることにより実
質的に接着剤を使用することなく、剛度の優れた積層体
ができ、一体化した基材の性能を活かした積層体ができ
る。詳しくは、寸法安定性、剛度、印刷適性を全て満足
し、かつ、小ロットにも対応でき、経済的にも優れたカ
ード用基材として使用される紙が得られる。
Claims (11)
- 【請求項1】少なくとも1枚の基紙と、該基紙とは異な
る基材の少なくとも一種を重ね合わせ、金属ロールと金
属ロールとからなるニップ部に線圧200〜3500k
g/cmの加圧条件で、実質的に接着剤を塗布せず通紙
して一体化させたことを特徴とする積層体。 - 【請求項2】ニップ部の線圧が500〜3500kg/
cmである請求項1記載の積層体。 - 【請求項3】基材が紙である請求項1または2記載の積
層体。 - 【請求項4】基材の材料が合成高分子または半合成高分
子の少なくとも一種で、基材の形態がフイルムまたは繊
維シートである請求項1または2記載の積層体。 - 【請求項5】基材の材料が天然パルプを含む合成高分子
または半合成高分子の少なくとも一種で、基材の形態が
繊維シートである請求項1または2記載の積層体。 - 【請求項6】合成高分子が生分解性である請求項4また
は5記載の積層体。 - 【請求項7】合成高分子のフィルムがエチレン・ビニル
アルコール共重合体のフィルムである請求項4記載の積
層体。 - 【請求項8】少なくとも片面に水性樹脂層を設けた請求
項1〜7のいずれか一項記載の積層体。 - 【請求項9】樹脂層中に顔料を含有させた請求項8記載
の積層体。 - 【請求項10】更に、電離放射線硬化樹脂層を設けた請
求項8または9記載の積層体。 - 【請求項11】カード用基材として用いられる請求項1
〜10のいずれか一項記載の積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10477798A JPH1170630A (ja) | 1997-07-03 | 1998-04-15 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-178413 | 1997-07-03 | ||
| JP17841397 | 1997-07-03 | ||
| JP10477798A JPH1170630A (ja) | 1997-07-03 | 1998-04-15 | 積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1170630A true JPH1170630A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=26445169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10477798A Pending JPH1170630A (ja) | 1997-07-03 | 1998-04-15 | 積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1170630A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004063263A1 (en) * | 2003-01-13 | 2004-07-29 | Bromine Compounds Ltd. | Flame-retardant for engineering thermoplastic applications |
| JP2007296792A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Unitika Ltd | 複合加工紙 |
| US7706240B2 (en) | 2003-01-30 | 2010-04-27 | Toppan Printing Co., Ltd. | Optical disk and its manufacturing method |
| US8012560B2 (en) | 2004-04-14 | 2011-09-06 | Toppan Printing Co., Ltd. | Optical disc and method of manufacturing same |
| WO2020148902A1 (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-23 | 日本たばこ産業株式会社 | 積層再構成たばこシートの製造方法 |
| JP2021113368A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | 大王製紙株式会社 | 包装用紙及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP10477798A patent/JPH1170630A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004063263A1 (en) * | 2003-01-13 | 2004-07-29 | Bromine Compounds Ltd. | Flame-retardant for engineering thermoplastic applications |
| US7706240B2 (en) | 2003-01-30 | 2010-04-27 | Toppan Printing Co., Ltd. | Optical disk and its manufacturing method |
| US8012560B2 (en) | 2004-04-14 | 2011-09-06 | Toppan Printing Co., Ltd. | Optical disc and method of manufacturing same |
| JP2007296792A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Unitika Ltd | 複合加工紙 |
| WO2020148902A1 (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-23 | 日本たばこ産業株式会社 | 積層再構成たばこシートの製造方法 |
| JPWO2020148902A1 (ja) * | 2019-01-18 | 2021-09-09 | 日本たばこ産業株式会社 | 積層再構成たばこシートの製造方法 |
| JP2021113368A (ja) * | 2020-01-17 | 2021-08-05 | 大王製紙株式会社 | 包装用紙及びその製造方法 |
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