JPH117066A - セーフティロック機構を備えたカメラ - Google Patents
セーフティロック機構を備えたカメラInfo
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- JPH117066A JPH117066A JP15841797A JP15841797A JPH117066A JP H117066 A JPH117066 A JP H117066A JP 15841797 A JP15841797 A JP 15841797A JP 15841797 A JP15841797 A JP 15841797A JP H117066 A JPH117066 A JP H117066A
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Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルムの駆動方向の変化に応答してロック
解除可能状態と不能状態とが切り替わるセーフティロッ
ク機構を備えたカメラにおいて、フィルムの巻戻し途中
でその巻戻しが完了する前にフィルムが停止しそうな状
況に陥った場合にセーフティロック機構を解除不可能な
状態とする 【解決手段】 フィルム駆動用バッテリの電圧がフィル
ムの巻戻し途中においてその巻戻しを確実に完了するこ
とができない程度に低下した場合にそれを検知するモニ
タ手段と、モニタ手段がバッテリ電圧低下を検知したと
きにフィルムの駆動方向を引出し方向に反転させる反転
手段と、セーフティ機構部がロック解除操作部材の操作
を禁止した後でフィルム駆動モータを停止させる停止手
段と、で構成されるサブセーフティ機構をカメラに設け
る。
解除可能状態と不能状態とが切り替わるセーフティロッ
ク機構を備えたカメラにおいて、フィルムの巻戻し途中
でその巻戻しが完了する前にフィルムが停止しそうな状
況に陥った場合にセーフティロック機構を解除不可能な
状態とする 【解決手段】 フィルム駆動用バッテリの電圧がフィル
ムの巻戻し途中においてその巻戻しを確実に完了するこ
とができない程度に低下した場合にそれを検知するモニ
タ手段と、モニタ手段がバッテリ電圧低下を検知したと
きにフィルムの駆動方向を引出し方向に反転させる反転
手段と、セーフティ機構部がロック解除操作部材の操作
を禁止した後でフィルム駆動モータを停止させる停止手
段と、で構成されるサブセーフティ機構をカメラに設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのカートリ
ッジ蓋のセーフティロック機構に関する。さらに詳しく
は、フィルムの駆動方向の変化に応答してロック解除可
能状態と不能状態とが切り替わるセーフティロック機構
に関する。
ッジ蓋のセーフティロック機構に関する。さらに詳しく
は、フィルムの駆動方向の変化に応答してロック解除可
能状態と不能状態とが切り替わるセーフティロック機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、カメラには、フィルムカートリッ
ジ室の蓋(以下、カート蓋という)をカメラ本体に対して
ロックするロック機構が設けられている。このロック機
構は、カートリッジをカメラ内に装填してカート蓋を閉
じたときに、該カート蓋を閉鎖状態に維持して不用意に
開いてしまうことを防止するものである。そして、ユー
ザは、カートリッジを取り出したいときには、ロック機
構を解除するためのロック解除操作部材を手動で操作し
てカート蓋を開けるのである。
ジ室の蓋(以下、カート蓋という)をカメラ本体に対して
ロックするロック機構が設けられている。このロック機
構は、カートリッジをカメラ内に装填してカート蓋を閉
じたときに、該カート蓋を閉鎖状態に維持して不用意に
開いてしまうことを防止するものである。そして、ユー
ザは、カートリッジを取り出したいときには、ロック機
構を解除するためのロック解除操作部材を手動で操作し
てカート蓋を開けるのである。
【0003】ところが、カメラ内においてカートリッジ
からフィルムが引き出されている状態において、ユーザ
が誤ってカートリッジ蓋を開けてしまうと撮影途中のフ
ィルムが露光されてしまい撮影済の貴重なフィルムが無
駄になってしまう。そこで、このような事態を未然に防
止するために、カートリッジからフィルムが引き出され
ている状態においては、ユーザがロック解除操作部材を
操作してもロック解除ができないようにするセーフティ
機構部を備えたロック機構(すなわち、セーフティロッ
ク機構)が知られている。
からフィルムが引き出されている状態において、ユーザ
が誤ってカートリッジ蓋を開けてしまうと撮影途中のフ
ィルムが露光されてしまい撮影済の貴重なフィルムが無
駄になってしまう。そこで、このような事態を未然に防
止するために、カートリッジからフィルムが引き出され
ている状態においては、ユーザがロック解除操作部材を
操作してもロック解除ができないようにするセーフティ
機構部を備えたロック機構(すなわち、セーフティロッ
ク機構)が知られている。
【0004】ところで、フィルムの駆動方向の変化に応
答してロック解除可能状態と不能状態とが切り替わるセ
ーフティロック機構においては、フィルムの巻戻しが開
始されると、セーフティロック機構はロック解除可能状
態となる。つまり、フィルムの巻戻し途中において、何
らかの原因でフィルム巻戻しが停止してしまうと、フィ
ルムが完全に巻き戻されていないにもかかわらず、セー
フティロック機構は解除可能状態となっている。このと
き、ユーザがフィルム巻戻しが完了したものと勘違いし
てロック解除操作を行うと、カート蓋が開いてしまい撮
影途中のフィルムが無駄になってしまう。
答してロック解除可能状態と不能状態とが切り替わるセ
ーフティロック機構においては、フィルムの巻戻しが開
始されると、セーフティロック機構はロック解除可能状
態となる。つまり、フィルムの巻戻し途中において、何
らかの原因でフィルム巻戻しが停止してしまうと、フィ
ルムが完全に巻き戻されていないにもかかわらず、セー
フティロック機構は解除可能状態となっている。このと
き、ユーザがフィルム巻戻しが完了したものと勘違いし
てロック解除操作を行うと、カート蓋が開いてしまい撮
影途中のフィルムが無駄になってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
すべき技術的課題は、フィルムの駆動方向の変化に応答
してロック解除可能状態と不能状態とが切り替わるセー
フティロック機構を備えたカメラにおいて、フィルムの
巻戻し途中でその巻戻しが完了する前にフィルムが停止
しそうな状況に陥った際には、フィルム駆動停止前にセ
ーフティロック機構を解除不可能な状態とすることにあ
る。
すべき技術的課題は、フィルムの駆動方向の変化に応答
してロック解除可能状態と不能状態とが切り替わるセー
フティロック機構を備えたカメラにおいて、フィルムの
巻戻し途中でその巻戻しが完了する前にフィルムが停止
しそうな状況に陥った際には、フィルム駆動停止前にセ
ーフティロック機構を解除不可能な状態とすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用・効果】本発明は、上
記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、以下の構成を有するカメラが提供される。
記課題を有効に解決するために創案されたものであっ
て、以下の構成を有するカメラが提供される。
【0007】すなわち、本発明のカメラにおいては、カ
ートリッジ蓋のセーフティロック機構は、カートリッジ
蓋をカメラ本体に対してロックするロック機構部と、該
ロック機構部を手動で解除するためのロック解除操作部
材と、ロック解除操作部材の操作を選択的に禁止又は許
容するセーフティ機構部と、から構成されている。セー
フティ機構部は、フィルムがカートリッジから引き出さ
れる方向に駆動されるときにロック解除操作部材の操作
を禁止する一方、フィルムがカートリッジ内に巻き戻さ
れる方向に駆動されるときロック解除操作部材の操作を
許容する。そして、本発明のカメラはさらにサブセーフ
ティ機構を備えており、このサブセーフティ機構は、フ
ィルム駆動用バッテリの電圧がフィルムの巻戻し途中に
おいてその巻戻しを確実に完了することができない程度
に低下した場合にそれを検知するモニタ手段と、モニタ
手段がバッテリ電圧低下を検知したときにフィルムの駆
動方向を引出し方向に反転させる反転手段と、セーフテ
ィ機構部がロック解除操作部材の操作を禁止した後でフ
ィルム駆動モータを停止させる停止手段と、で構成され
る。
ートリッジ蓋のセーフティロック機構は、カートリッジ
蓋をカメラ本体に対してロックするロック機構部と、該
ロック機構部を手動で解除するためのロック解除操作部
材と、ロック解除操作部材の操作を選択的に禁止又は許
容するセーフティ機構部と、から構成されている。セー
フティ機構部は、フィルムがカートリッジから引き出さ
れる方向に駆動されるときにロック解除操作部材の操作
を禁止する一方、フィルムがカートリッジ内に巻き戻さ
れる方向に駆動されるときロック解除操作部材の操作を
許容する。そして、本発明のカメラはさらにサブセーフ
ティ機構を備えており、このサブセーフティ機構は、フ
ィルム駆動用バッテリの電圧がフィルムの巻戻し途中に
おいてその巻戻しを確実に完了することができない程度
に低下した場合にそれを検知するモニタ手段と、モニタ
手段がバッテリ電圧低下を検知したときにフィルムの駆
動方向を引出し方向に反転させる反転手段と、セーフテ
ィ機構部がロック解除操作部材の操作を禁止した後でフ
ィルム駆動モータを停止させる停止手段と、で構成され
る。
【0008】上記構成のカメラにおいては、フィルムの
巻戻し途中においてフィルム駆動用バッテリの電圧が低
下して、巻戻しが確実に完了するまでフィルムを駆動し
続けることができるか否かが疑わしくなった場合には、
セーフティ機構部によってロック解除操作部材の操作を
禁止した状態としてからモータ駆動が停止される。つま
り、巻戻しが完了せずにフィルムが停止した場合には、
必ずロック解除操作部材の操作が不能となっている。し
たがって、実際にはバッテリの電圧不足のためにフィル
ム巻戻しが停止したときに、ユーザがこれを巻戻しが完
了したものと勘違いしてカートリッジ蓋を開けようとし
た場合であっても、カートリッジ蓋が開くことはない。
巻戻し途中においてフィルム駆動用バッテリの電圧が低
下して、巻戻しが確実に完了するまでフィルムを駆動し
続けることができるか否かが疑わしくなった場合には、
セーフティ機構部によってロック解除操作部材の操作を
禁止した状態としてからモータ駆動が停止される。つま
り、巻戻しが完了せずにフィルムが停止した場合には、
必ずロック解除操作部材の操作が不能となっている。し
たがって、実際にはバッテリの電圧不足のためにフィル
ム巻戻しが停止したときに、ユーザがこれを巻戻しが完
了したものと勘違いしてカートリッジ蓋を開けようとし
た場合であっても、カートリッジ蓋が開くことはない。
【0009】上記サブセーフティ機構のモニタ手段は、
フィルムが巻き戻されるときにフィルム駆動モータ用バ
ッテリの電圧を直接モニタリングするものであることが
好ましく、また、フィルムが巻き戻されるときのフィル
ム速度をモニタリングすることによって間接的にバッテ
リ電圧をモニタリングするものであってもよい。
フィルムが巻き戻されるときにフィルム駆動モータ用バ
ッテリの電圧を直接モニタリングするものであることが
好ましく、また、フィルムが巻き戻されるときのフィル
ム速度をモニタリングすることによって間接的にバッテ
リ電圧をモニタリングするものであってもよい。
【0010】本発明のカメラにおいては、上記ロック機
構部は、カートリッジ蓋内から部分的に突出してカメラ
本体側の係止部と当接して該カートリッジ蓋をロック状
態とするとともに、カートリッジ蓋内に後退して該ロッ
ク状態を解除するロックレバーと;ロックレバーのカー
トリッジ蓋内への後退を禁止するロック位置と、ロック
レバーをカートリッジ蓋内へと後退させるロック解除位
置との間で回転可能なロックギアと;を備えていること
が好ましい。また、上記セーフティ機構部は、カートリ
ッジ蓋ユニットが閉じられた状態において、カメラ本体
内に装填されたカートリッジ内のスプールに係合して該
スプールと連動して回転するスプール係合部材と;スプ
ール係合部材に連動して回転可能な連動回転部材と;連
動回転部材の回転移動を第1位置および第2位置の間の
領域のみに制限する回転領域制限機構部と;連動回転部
材に連動して駆動されて、連動回転部材が第1位置にあ
るときはロックギアから離脱して該ロックギアの回転を
許容する許容位置に位置し、連動回転部材が第2位置に
あるときはロックギアと係合して該ロックギアをロック
位置に固定し、これによりロック解除操作部材の操作を
禁止する禁止位置に位置するセーフティレバーと;を備
えていることが好ましい。この場合、連動回転部材は、
上記スプールがフィルムを引き出す方向に回転するとき
に第1位置から第2位置へと向かって付勢され、スプー
ルがフィルムを巻き戻す方向に回転するときに第2位置
から第1位置へと向かって付勢される。
構部は、カートリッジ蓋内から部分的に突出してカメラ
本体側の係止部と当接して該カートリッジ蓋をロック状
態とするとともに、カートリッジ蓋内に後退して該ロッ
ク状態を解除するロックレバーと;ロックレバーのカー
トリッジ蓋内への後退を禁止するロック位置と、ロック
レバーをカートリッジ蓋内へと後退させるロック解除位
置との間で回転可能なロックギアと;を備えていること
が好ましい。また、上記セーフティ機構部は、カートリ
ッジ蓋ユニットが閉じられた状態において、カメラ本体
内に装填されたカートリッジ内のスプールに係合して該
スプールと連動して回転するスプール係合部材と;スプ
ール係合部材に連動して回転可能な連動回転部材と;連
動回転部材の回転移動を第1位置および第2位置の間の
領域のみに制限する回転領域制限機構部と;連動回転部
材に連動して駆動されて、連動回転部材が第1位置にあ
るときはロックギアから離脱して該ロックギアの回転を
許容する許容位置に位置し、連動回転部材が第2位置に
あるときはロックギアと係合して該ロックギアをロック
位置に固定し、これによりロック解除操作部材の操作を
禁止する禁止位置に位置するセーフティレバーと;を備
えていることが好ましい。この場合、連動回転部材は、
上記スプールがフィルムを引き出す方向に回転するとき
に第1位置から第2位置へと向かって付勢され、スプー
ルがフィルムを巻き戻す方向に回転するときに第2位置
から第1位置へと向かって付勢される。
【0011】斯かる構成を採用した場合には、上記停止
手段は、反転手段がフィルム駆動用モータの駆動方向を
反転させた後、セーフティレバーが許容位置から禁止位
置へと移動するために十分な予め設定された所定時間の
経過後にフィルム駆動モータを停止させるものであるこ
とが好ましい。また、セーフティレバーが禁止位置に位
置したことを物理的に検知する検知手段をさらに設ける
とともに、セーフティレバーが禁止位置に位置したこと
が検知手段によって検知されたときに上記停止手段によ
ってフィルム駆動モータを停止させるようにしてもよ
い。
手段は、反転手段がフィルム駆動用モータの駆動方向を
反転させた後、セーフティレバーが許容位置から禁止位
置へと移動するために十分な予め設定された所定時間の
経過後にフィルム駆動モータを停止させるものであるこ
とが好ましい。また、セーフティレバーが禁止位置に位
置したことを物理的に検知する検知手段をさらに設ける
とともに、セーフティレバーが禁止位置に位置したこと
が検知手段によって検知されたときに上記停止手段によ
ってフィルム駆動モータを停止させるようにしてもよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付の図面
を参照して以下に詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態に係るカメラを底面側から見た斜視図であって、
図2はその底面図である。図1のカメラにおいては、カ
ートリッジ室の蓋(カート蓋)100は、セーフティロック
機構を組み込んだカート蓋ユニットとして構成されてい
る。セーフティロック機構は、カート蓋100をカメラ本
体に対してロックするロック機構部と、該ロック機構部
を手動で解除するためのロック解除操作部材90と、ロッ
ク解除操作部材の操作を選択的に禁止又は許容するセー
フティ機構部と、から構成されている。
を参照して以下に詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態に係るカメラを底面側から見た斜視図であって、
図2はその底面図である。図1のカメラにおいては、カ
ートリッジ室の蓋(カート蓋)100は、セーフティロック
機構を組み込んだカート蓋ユニットとして構成されてい
る。セーフティロック機構は、カート蓋100をカメラ本
体に対してロックするロック機構部と、該ロック機構部
を手動で解除するためのロック解除操作部材90と、ロッ
ク解除操作部材の操作を選択的に禁止又は許容するセー
フティ機構部と、から構成されている。
【0013】カート蓋100は、ヒンジ結合部104において
カメラ本体の底面側に連結されており、ヒンジ結合部10
4を回動中心としてカメラの下方側へと回動させること
によって開けることができる。図2に示したように、カ
ート蓋100の表面にロック解除操作部材90が設けられて
いる。このロック解除操作部材90は、カート蓋100のロ
ック状態を手動で解除するための操作部材である。
カメラ本体の底面側に連結されており、ヒンジ結合部10
4を回動中心としてカメラの下方側へと回動させること
によって開けることができる。図2に示したように、カ
ート蓋100の表面にロック解除操作部材90が設けられて
いる。このロック解除操作部材90は、カート蓋100のロ
ック状態を手動で解除するための操作部材である。
【0014】図3〜5には、ロック機構部およびセーフ
ティ機構部を示した。カート蓋100は、基板101を土台と
してその上面側にセーフティ機構部の主要部分を、裏面
側にロック機構部を配置するとともに、さらにそれらの
機構部をカバー部材102、103で覆って成る。図3および
4は、それぞれ、カバー部材を取り外した状態のカート
蓋100を示しており、図3は基板101を上面側から見た斜
視図を、図4は基板101を裏面側から見た斜視図を示し
ている。また、図5は、図3における線A-B-C-Dに
沿う断面図である。図5においては、上記カバー部材10
2、103を取り付けた状態でカート蓋100を示している。
ティ機構部を示した。カート蓋100は、基板101を土台と
してその上面側にセーフティ機構部の主要部分を、裏面
側にロック機構部を配置するとともに、さらにそれらの
機構部をカバー部材102、103で覆って成る。図3および
4は、それぞれ、カバー部材を取り外した状態のカート
蓋100を示しており、図3は基板101を上面側から見た斜
視図を、図4は基板101を裏面側から見た斜視図を示し
ている。また、図5は、図3における線A-B-C-Dに
沿う断面図である。図5においては、上記カバー部材10
2、103を取り付けた状態でカート蓋100を示している。
【0015】ロック機構部は、基板101の裏面側に配置
されており、その主な構成要素は、ロックギア80、ロッ
クレバー10、およびロックギア付勢スプリング84であ
る。図3および図4の状態においては、ロックレバー10
のロック部11がカート蓋100の側端縁を越えて突出して
おり、これがカメラ裏面を構成するハウジング部等(カ
メラ本体側の係止部)と係合することによってカート蓋1
00がロック状態とされる(図2参照)。この状態から、カ
ート蓋表面に設けられた前述のロック解除操作部材90を
操作して、ロックギア80を矢印F方向に回転させると、
ロック部11がカート蓋100内に後退し、これによってロ
ック状態を解除することができる。
されており、その主な構成要素は、ロックギア80、ロッ
クレバー10、およびロックギア付勢スプリング84であ
る。図3および図4の状態においては、ロックレバー10
のロック部11がカート蓋100の側端縁を越えて突出して
おり、これがカメラ裏面を構成するハウジング部等(カ
メラ本体側の係止部)と係合することによってカート蓋1
00がロック状態とされる(図2参照)。この状態から、カ
ート蓋表面に設けられた前述のロック解除操作部材90を
操作して、ロックギア80を矢印F方向に回転させると、
ロック部11がカート蓋100内に後退し、これによってロ
ック状態を解除することができる。
【0016】ロック解除操作部材90を手動操作して、突
出したロック部11をカート蓋100内に後退させてロック
状態を解除する場合の動作を図6〜8を参照して以下に
説明する。図6〜8は、カート蓋100の裏面側をカバー
部材103を取り外した状態で示すものであって、図6は
図4に対応している。ただ、図4の状態においては後述
するセーフティ機構が作動しており、ロック解除操作部
材90を操作してもロック状態を解除することはできない
が、図6の状態においては、セーフティ機構が解除され
ているのでロック解除操作部材90を操作してロック状態
を解除することができる。
出したロック部11をカート蓋100内に後退させてロック
状態を解除する場合の動作を図6〜8を参照して以下に
説明する。図6〜8は、カート蓋100の裏面側をカバー
部材103を取り外した状態で示すものであって、図6は
図4に対応している。ただ、図4の状態においては後述
するセーフティ機構が作動しており、ロック解除操作部
材90を操作してもロック状態を解除することはできない
が、図6の状態においては、セーフティ機構が解除され
ているのでロック解除操作部材90を操作してロック状態
を解除することができる。
【0017】ロックギア80は、軸80aを中心として、図
6に示されたロック位置と図8に示されたロック解除位
置とをそれぞれ両端とする範囲において回転可能であ
る。ロックギア80は、付勢手段としてのスプリング84に
よって図6中の矢印Fと反対側に向かう方向に付勢され
ているが、基板101に立設されたストッパ85の作用によ
って、図6に示したロック位置を越えてさらに反時計方
向へと回転することはない。すなわち、スプリング84は
ロックギア80をロック位置に付勢している。
6に示されたロック位置と図8に示されたロック解除位
置とをそれぞれ両端とする範囲において回転可能であ
る。ロックギア80は、付勢手段としてのスプリング84に
よって図6中の矢印Fと反対側に向かう方向に付勢され
ているが、基板101に立設されたストッパ85の作用によ
って、図6に示したロック位置を越えてさらに反時計方
向へと回転することはない。すなわち、スプリング84は
ロックギア80をロック位置に付勢している。
【0018】ロックレバー10は、軸12を中心として回転
可能であって、その回転に連動してロック部11がカート
蓋100の側端縁を越えて突出したり、カート蓋内へと後
退したりする。ロック部11が突出した状態においては、
これがカメラ裏面を構成するハウジング部と係合するこ
とによってカート蓋100がロック状態とされる(図2参
照)。
可能であって、その回転に連動してロック部11がカート
蓋100の側端縁を越えて突出したり、カート蓋内へと後
退したりする。ロック部11が突出した状態においては、
これがカメラ裏面を構成するハウジング部と係合するこ
とによってカート蓋100がロック状態とされる(図2参
照)。
【0019】ロックレバー10には、2枚の歯13a、13bで
構成された部分的なギア部13が設けられており、一方の
歯13bの上面には係止ストッパ14が立設されている。図
6に示した状態においては、この係止ストッパ14が後述
するロックギアの当接係止部81eと当接しており、ロッ
クレバー10の図中D方向への回転が禁止されている。す
なわち、ロックレバーのロック部11のカート蓋内への後
退が禁止されており、この状態では、カート蓋100を開
けることはできない。
構成された部分的なギア部13が設けられており、一方の
歯13bの上面には係止ストッパ14が立設されている。図
6に示した状態においては、この係止ストッパ14が後述
するロックギアの当接係止部81eと当接しており、ロッ
クレバー10の図中D方向への回転が禁止されている。す
なわち、ロックレバーのロック部11のカート蓋内への後
退が禁止されており、この状態では、カート蓋100を開
けることはできない。
【0020】ロックギア80には4枚の歯81a、81b、81
c、81dで構成された部分的なギア部81が設けられてお
り、このギア部がロックレバー10の前記ギア部と係合す
る。なお、ロックギア80のギア部は、後述するカートリ
ッジの遮光扉(図示せず)を開閉操作する遮光扉操作ギア
22とも係合している。
c、81dで構成された部分的なギア部81が設けられてお
り、このギア部がロックレバー10の前記ギア部と係合す
る。なお、ロックギア80のギア部は、後述するカートリ
ッジの遮光扉(図示せず)を開閉操作する遮光扉操作ギア
22とも係合している。
【0021】図4および図6を参照すれば分かるよう
に、ロックギア80のギア部を構成する4枚の歯のうち、
矢印F方向への進行方向最前部に位置する歯81dは、ロ
ックギア80の厚さ方向における下半分の部分のみが歯と
して構成されており、上半分の部分は、円周方向に延在
する当接係止部81eとされている。既に説明したよう
に、この係止部81eは、ロック部11のカート蓋100内への
後退を禁止する。
に、ロックギア80のギア部を構成する4枚の歯のうち、
矢印F方向への進行方向最前部に位置する歯81dは、ロ
ックギア80の厚さ方向における下半分の部分のみが歯と
して構成されており、上半分の部分は、円周方向に延在
する当接係止部81eとされている。既に説明したよう
に、この係止部81eは、ロック部11のカート蓋100内への
後退を禁止する。
【0022】図6の状態から、前述のロック解除操作部
材90を操作して、ロックギア80を矢印F方向に回転させ
ると、まず、ロックギア80の歯81dとロックレバー10の
歯13aとが噛み合うとともに、ロックギア80の当接係止
部81eと当接していたロックレバー10の係止ストッパ14
が歯81cと歯81dとの間の谷部に対向する位置にくる(こ
の状態が図7に示されている)。したがって、図7の状
態からさらにロックギア80を矢印F方向に回転させる
と、ロックギア80とロックレバー10との各ギア部の噛合
いによって、ロックレバー10に矢印D方向への駆動力が
働き、しかも係止ストッパ14はもはや当接係止部81eと
は当接しておらず、該ストッパの移動を禁止する部材は
存在しないので、ロックレバー10の矢印D方向への回転
が許容され、したがって、ロック部11がカート蓋100内
に後退することが可能となる(この状態が図8に示され
ている)。
材90を操作して、ロックギア80を矢印F方向に回転させ
ると、まず、ロックギア80の歯81dとロックレバー10の
歯13aとが噛み合うとともに、ロックギア80の当接係止
部81eと当接していたロックレバー10の係止ストッパ14
が歯81cと歯81dとの間の谷部に対向する位置にくる(こ
の状態が図7に示されている)。したがって、図7の状
態からさらにロックギア80を矢印F方向に回転させる
と、ロックギア80とロックレバー10との各ギア部の噛合
いによって、ロックレバー10に矢印D方向への駆動力が
働き、しかも係止ストッパ14はもはや当接係止部81eと
は当接しておらず、該ストッパの移動を禁止する部材は
存在しないので、ロックレバー10の矢印D方向への回転
が許容され、したがって、ロック部11がカート蓋100内
に後退することが可能となる(この状態が図8に示され
ている)。
【0023】なお、ロックギア80が図6の位置から図8
の位置にまで回転したとき、ロックギア80に形成された
円弧状のアーム部82の先端部82aが基板101に形成された
開口部82bと係合して、これによって、ロックギア80が
図8に示した位置に固定される。図8における9-9線
断面図を図9に示した。ロックギア80が回転して、図8
に示した位置にきたとき、図9においては、ロックギア
のアーム部82が左側から開口部82bに接近し、フック状
のアーム部先端82aが弾性変形して開口部82bと係合す
る。したがって、ロック解除操作部材90を操作してロッ
クギア80を図6の位置から図8の位置にまで回転させて
カート蓋100を開けた場合には、アーム先端部82aと開口
部82bとの係合によって、ロックが解除された状態が維
持される。次にカート蓋100を閉じたときには、カメラ
本体側に設けらた突起部82c(図9参照)がアーム先端部8
2aを押圧し、これによって、アーム先端部82aと開口部8
2bとの係合が解かれる。そして、ロックギア80は、前述
のスプリング84の作用によって、図6に示したロック位
置へと戻される。すなわち、ロック解除操作部材90を操
作しない限り、カート蓋100のロック状態が維持され
る。
の位置にまで回転したとき、ロックギア80に形成された
円弧状のアーム部82の先端部82aが基板101に形成された
開口部82bと係合して、これによって、ロックギア80が
図8に示した位置に固定される。図8における9-9線
断面図を図9に示した。ロックギア80が回転して、図8
に示した位置にきたとき、図9においては、ロックギア
のアーム部82が左側から開口部82bに接近し、フック状
のアーム部先端82aが弾性変形して開口部82bと係合す
る。したがって、ロック解除操作部材90を操作してロッ
クギア80を図6の位置から図8の位置にまで回転させて
カート蓋100を開けた場合には、アーム先端部82aと開口
部82bとの係合によって、ロックが解除された状態が維
持される。次にカート蓋100を閉じたときには、カメラ
本体側に設けらた突起部82c(図9参照)がアーム先端部8
2aを押圧し、これによって、アーム先端部82aと開口部8
2bとの係合が解かれる。そして、ロックギア80は、前述
のスプリング84の作用によって、図6に示したロック位
置へと戻される。すなわち、ロック解除操作部材90を操
作しない限り、カート蓋100のロック状態が維持され
る。
【0024】以上に説明したように、ロック解除操作部
材90を手動操作して、カート蓋100のロック状態を解除
することが可能である。しかしながら、カメラ本体内に
フィルムカートリッジが装填されていて該カートリッジ
からフィルムが引き出されている状態等においては、カ
ート蓋100を開けると使用途中のフィルムが露光されて
しまうので、誤ってロック解除操作部材90を操作した場
合であっても、カート蓋100のロック状態解除を不可能
とするようにセーフティ機構部が設けられている。これ
について以下に説明する。
材90を手動操作して、カート蓋100のロック状態を解除
することが可能である。しかしながら、カメラ本体内に
フィルムカートリッジが装填されていて該カートリッジ
からフィルムが引き出されている状態等においては、カ
ート蓋100を開けると使用途中のフィルムが露光されて
しまうので、誤ってロック解除操作部材90を操作した場
合であっても、カート蓋100のロック状態解除を不可能
とするようにセーフティ機構部が設けられている。これ
について以下に説明する。
【0025】図6〜8に示した状態においては、セーフ
ティ機構部は解除されており、ロック解除操作部材90を
手動操作することによってカート蓋100のロック状態を
解除することができた(ロック解除可能状態)。これは、
セーフティレバー72がロックギア80の側面に形成された
切欠部83に係合しておらず、ロックギア80の矢印F方向
への回転が禁止されてはいないからである。逆に、図4
に示した状態においては、セーフティレバー72がロック
ギア側面の切欠部83に係合しているため、ロックギア80
の矢印F方向への回転が禁止される。すなわち、図4の
状態は、セーフティ機構部が機能している状態であっ
て、このときロック解除操作部材90を操作してもカート
蓋100を開けることはできない(ロック解除不能状態)。
このように、セーフティ機構部が機能している状態と
は、セーフティレバー72がロックギア側面に形成された
切欠部83に係合している状態をいい、セーフティ機構部
が解除された状態とは、セーフティレバー72がロックギ
ア側面に形成された切欠部83から離脱している状態をい
う。
ティ機構部は解除されており、ロック解除操作部材90を
手動操作することによってカート蓋100のロック状態を
解除することができた(ロック解除可能状態)。これは、
セーフティレバー72がロックギア80の側面に形成された
切欠部83に係合しておらず、ロックギア80の矢印F方向
への回転が禁止されてはいないからである。逆に、図4
に示した状態においては、セーフティレバー72がロック
ギア側面の切欠部83に係合しているため、ロックギア80
の矢印F方向への回転が禁止される。すなわち、図4の
状態は、セーフティ機構部が機能している状態であっ
て、このときロック解除操作部材90を操作してもカート
蓋100を開けることはできない(ロック解除不能状態)。
このように、セーフティ機構部が機能している状態と
は、セーフティレバー72がロックギア側面に形成された
切欠部83に係合している状態をいい、セーフティ機構部
が解除された状態とは、セーフティレバー72がロックギ
ア側面に形成された切欠部83から離脱している状態をい
う。
【0026】図示の例においては、セーフティロック機
構がカート蓋100内に組み込まれているが、カート蓋100
は、カメラ本体に対してヒンジ結合部104(図1および5
参照)においてのみ連結されているものであって、カメ
ラ本体に対する独立性が高い。したがって、そのような
独立性の高いカート蓋100内に組み込まれたセーフティ
ロック機構のセーフティ機構部に対してどのようにして
カメラ本体側からの駆動力を伝達するかが問題となる。
そこで、フィルムカートリッジ内の巻取りスプールと、
セーフティ機構部を構成するギアの1つとを連結するこ
とによって、スプールを回転駆動するためのカメラ本体
側からの駆動力をセーフティ機構にも伝達している。
構がカート蓋100内に組み込まれているが、カート蓋100
は、カメラ本体に対してヒンジ結合部104(図1および5
参照)においてのみ連結されているものであって、カメ
ラ本体に対する独立性が高い。したがって、そのような
独立性の高いカート蓋100内に組み込まれたセーフティ
ロック機構のセーフティ機構部に対してどのようにして
カメラ本体側からの駆動力を伝達するかが問題となる。
そこで、フィルムカートリッジ内の巻取りスプールと、
セーフティ機構部を構成するギアの1つとを連結するこ
とによって、スプールを回転駆動するためのカメラ本体
側からの駆動力をセーフティ機構にも伝達している。
【0027】図10は、カメラ本体側からセーフティ機構
部へ至る駆動力の伝達機構を模式的に説明する断面図で
ある。図10中の破線は、カメラ本体の輪郭を示してい
る。カメラ本体内の所定位置(例えば、巻上げスプール
内等)に配置された駆動モータMからの駆動力が所定の
ギア列110、111、112を介してカートリッジ1内の巻取
りスプール113に伝達され、これによって、フィルムの
巻上げおよび巻戻しが行われる。カート蓋100が閉じら
れると、該カート蓋内に組み込まれたセーフティロック
機構のセーフティ機構部の一構成要素であるスプール係
合ギア30がスプール113と係合し、これによって、駆動
モータMからの駆動力がセーフティ機構部に伝達され
る。スプール係合ギア30の軸部には、スプール113との
係合を確保するためのキー31が設けられている。図10か
ら分かるように、スプール係合ギア30は、スプリング33
によって上方に向けて付勢されているが、これは、スプ
ール113の上下方向の位置を固定するためである。ま
た、カートリッジを装填してカート蓋100を閉じた直後
には、スプール113とギア112あるいはスプール係合ギア
30との回転位相がずれていてそれらが完全にはかみ合わ
ないことがある。このスプリング33は、そのような場
合、駆動モータMの回転開始後にそれらの回転位相が一
致したときにかみ合わせるための機能をも兼ねている。
部へ至る駆動力の伝達機構を模式的に説明する断面図で
ある。図10中の破線は、カメラ本体の輪郭を示してい
る。カメラ本体内の所定位置(例えば、巻上げスプール
内等)に配置された駆動モータMからの駆動力が所定の
ギア列110、111、112を介してカートリッジ1内の巻取
りスプール113に伝達され、これによって、フィルムの
巻上げおよび巻戻しが行われる。カート蓋100が閉じら
れると、該カート蓋内に組み込まれたセーフティロック
機構のセーフティ機構部の一構成要素であるスプール係
合ギア30がスプール113と係合し、これによって、駆動
モータMからの駆動力がセーフティ機構部に伝達され
る。スプール係合ギア30の軸部には、スプール113との
係合を確保するためのキー31が設けられている。図10か
ら分かるように、スプール係合ギア30は、スプリング33
によって上方に向けて付勢されているが、これは、スプ
ール113の上下方向の位置を固定するためである。ま
た、カートリッジを装填してカート蓋100を閉じた直後
には、スプール113とギア112あるいはスプール係合ギア
30との回転位相がずれていてそれらが完全にはかみ合わ
ないことがある。このスプリング33は、そのような場
合、駆動モータMの回転開始後にそれらの回転位相が一
致したときにかみ合わせるための機能をも兼ねている。
【0028】まず、図3、5、11を参照して、セーフテ
ィ機構部の全体的なメカ構成を説明する。スプール係合
ギア30と同心円状に遊星キャリア50が配置されている。
遊星キャリア50は円環状の本体の周縁部に台座部51(図
5参照。図3および11においては、遊星ギア40の下側に
隠れている)とギア部54とを備えて成るものであって、
図5に示したように、台座部51には遊星ギア40の支持軸
52が立設されている。支持軸52の上端部付近には円形の
押え板53が配置されており、遊星ギア40は、スプリング
42によってこの押え板53に向けて押圧付勢されている。
すなわち、遊星ギア40は支持軸52を中心として回転可能
であるが、その回転は完全な自由回転ではなく、ある程
度の摩擦抵抗を伴うものとされている。遊星キャリア50
は、円筒状のガイド壁49に案内されてスプール係合ギア
30の外周側で回転することが可能である。ガイド壁49
は、完全な円筒状ではなく、その一部分が切り欠かれて
おり、この部分において、スプール係合ギア30と遊星ギ
ア40とが噛み合う。
ィ機構部の全体的なメカ構成を説明する。スプール係合
ギア30と同心円状に遊星キャリア50が配置されている。
遊星キャリア50は円環状の本体の周縁部に台座部51(図
5参照。図3および11においては、遊星ギア40の下側に
隠れている)とギア部54とを備えて成るものであって、
図5に示したように、台座部51には遊星ギア40の支持軸
52が立設されている。支持軸52の上端部付近には円形の
押え板53が配置されており、遊星ギア40は、スプリング
42によってこの押え板53に向けて押圧付勢されている。
すなわち、遊星ギア40は支持軸52を中心として回転可能
であるが、その回転は完全な自由回転ではなく、ある程
度の摩擦抵抗を伴うものとされている。遊星キャリア50
は、円筒状のガイド壁49に案内されてスプール係合ギア
30の外周側で回転することが可能である。ガイド壁49
は、完全な円筒状ではなく、その一部分が切り欠かれて
おり、この部分において、スプール係合ギア30と遊星ギ
ア40とが噛み合う。
【0029】遊星キャリア50の円環状本体のギア部54の
両側の位置には、それぞれ係止突起57および58が半径方
向に突出形成されている。一方、各係止突起57、58に対
応するストッパ107および108が基板101に立設されてい
る。すなわち、遊星キャリア50の回転可能な範囲は、後
述するように、各係止突起およびストッパによって規定
される。
両側の位置には、それぞれ係止突起57および58が半径方
向に突出形成されている。一方、各係止突起57、58に対
応するストッパ107および108が基板101に立設されてい
る。すなわち、遊星キャリア50の回転可能な範囲は、後
述するように、各係止突起およびストッパによって規定
される。
【0030】遊星キャリア50のギア部54は中間ギア60の
ギア部61と噛み合っており、さらにこのギア部61は、セ
ーフティギア70のギア部71と噛み合っている。図5に示
したように、セーフティギア70は、基板101を貫通して
その裏面側にまで延在しており、セーフティレバー72と
連結している。すなわち、セーフティギア70の回転に連
動してセーフティレバー72も回転する。
ギア部61と噛み合っており、さらにこのギア部61は、セ
ーフティギア70のギア部71と噛み合っている。図5に示
したように、セーフティギア70は、基板101を貫通して
その裏面側にまで延在しており、セーフティレバー72と
連結している。すなわち、セーフティギア70の回転に連
動してセーフティレバー72も回転する。
【0031】以下にセーフティ機構部の動作について説
明する。図11は、ロック解除可能状態にあるカート蓋10
0をカバー部材102を取り外した状態で上面側から示して
いる。図12は、図11の状態にあるカート蓋100を同じく
カバー部材103を取り外した状態で裏面側から示してい
る。先にも説明したように、ロック解除可能状態におい
ては、セーフティレバー72がロックギアの側面に形成さ
れた切欠部83から離脱しているので、ロック解除操作部
材90を操作することによってカート蓋100のロック状態
を解除することができる。すなわち、図12に示したセー
フティレバー72は、ロックギアの回転を許容する許容位
置にある。
明する。図11は、ロック解除可能状態にあるカート蓋10
0をカバー部材102を取り外した状態で上面側から示して
いる。図12は、図11の状態にあるカート蓋100を同じく
カバー部材103を取り外した状態で裏面側から示してい
る。先にも説明したように、ロック解除可能状態におい
ては、セーフティレバー72がロックギアの側面に形成さ
れた切欠部83から離脱しているので、ロック解除操作部
材90を操作することによってカート蓋100のロック状態
を解除することができる。すなわち、図12に示したセー
フティレバー72は、ロックギアの回転を許容する許容位
置にある。
【0032】今、カートリッジ1をカメラ本体内に装填
してカート蓋100を閉じると、カメラ本体内の駆動モー
タによってカートリッジ1のスプール113がフィルム引
出し方向に駆動され、これに伴ってスプール係合ギア30
が図11中矢印H方向に回転する。スプール係合ギア30が
H方向に回転すると、これに噛み合う遊星ギア40にI方
向の回転駆動力が作用する。前述のごとく、遊星ギア40
は遊星キャリア50の台座部に形成された支持軸52に摩擦
係合しているので、遊星ギア40にI方向の回転駆動力が
作用すると、遊星ギア40がI方向に回転するとともに遊
星キャリア50は矢印J方向に回転する。すなわち、スプ
ール係合部材としてのスプール係合ギア30に、遊星ギア
40を介して、連動回転部材としての遊星キャリア50が連
結されており、スプール係合ギア30に連動して遊星キャ
リア50が回転可能とされている。
してカート蓋100を閉じると、カメラ本体内の駆動モー
タによってカートリッジ1のスプール113がフィルム引
出し方向に駆動され、これに伴ってスプール係合ギア30
が図11中矢印H方向に回転する。スプール係合ギア30が
H方向に回転すると、これに噛み合う遊星ギア40にI方
向の回転駆動力が作用する。前述のごとく、遊星ギア40
は遊星キャリア50の台座部に形成された支持軸52に摩擦
係合しているので、遊星ギア40にI方向の回転駆動力が
作用すると、遊星ギア40がI方向に回転するとともに遊
星キャリア50は矢印J方向に回転する。すなわち、スプ
ール係合部材としてのスプール係合ギア30に、遊星ギア
40を介して、連動回転部材としての遊星キャリア50が連
結されており、スプール係合ギア30に連動して遊星キャ
リア50が回転可能とされている。
【0033】遊星キャリア50がJ方向に回転すると、図
11から明らかなように、中間ギア60がK方向に、セーフ
ティギア70がL方向に、それぞれ回転する。セーフティ
ギア70がL方向に回転すると、これに連結されたセーフ
ティレバー72も図12の状態からM方向に回転し、ロック
ギア側面の切欠部83と係合して図14に示した状態となる
(なお、このときのセーフティレバー72の位置を図5に
おいて破線で示している)。フィルムがカートリッジ1
から引き出されていくに伴って、遊星キャリア50はJ方
向に回転するが、遊星キャリア50の周面に突出形成され
た係止突起58がストッパ108に当接すると、遊星キャリ
ア50はこれ以上J方向に回転することはできない。この
状態からさらにフィルムをカートリッジ1から引き出す
ことは可能であって、この時、遊星ギア40は摩擦力に打
ち勝って支持軸52を中心として回転を続ける。なお、遊
星ギア40を省略して、スプール係合ギア30と遊星キャリ
ア50とを直接連結することも可能である(例えば、ギア
部を有さない円筒状部材をスプール係合ギア30に代えて
採用し、遊星キャリア50をこの円筒状部材に対して摩擦
をもって外嵌する)。
11から明らかなように、中間ギア60がK方向に、セーフ
ティギア70がL方向に、それぞれ回転する。セーフティ
ギア70がL方向に回転すると、これに連結されたセーフ
ティレバー72も図12の状態からM方向に回転し、ロック
ギア側面の切欠部83と係合して図14に示した状態となる
(なお、このときのセーフティレバー72の位置を図5に
おいて破線で示している)。フィルムがカートリッジ1
から引き出されていくに伴って、遊星キャリア50はJ方
向に回転するが、遊星キャリア50の周面に突出形成され
た係止突起58がストッパ108に当接すると、遊星キャリ
ア50はこれ以上J方向に回転することはできない。この
状態からさらにフィルムをカートリッジ1から引き出す
ことは可能であって、この時、遊星ギア40は摩擦力に打
ち勝って支持軸52を中心として回転を続ける。なお、遊
星ギア40を省略して、スプール係合ギア30と遊星キャリ
ア50とを直接連結することも可能である(例えば、ギア
部を有さない円筒状部材をスプール係合ギア30に代えて
採用し、遊星キャリア50をこの円筒状部材に対して摩擦
をもって外嵌する)。
【0034】図13は、係止突起58とストッパ108とが当
接した状態を示している。図14は、図13の状態における
基板101の裏面側を示している。図14から分かるよう
に、セーフティレバー72がロックギア80の側面に形成さ
れた切欠部83と係合しているので、ロック解除操作レバ
ー90を操作してもロックギア80を矢印F方向に回転させ
ることは不可能となる。すなわち、図14に示したセーフ
ティレバー72は、ロックギアをロック位置に固定し、こ
れによりロック解除操作部材90の操作を禁止する禁止位
置にある。
接した状態を示している。図14は、図13の状態における
基板101の裏面側を示している。図14から分かるよう
に、セーフティレバー72がロックギア80の側面に形成さ
れた切欠部83と係合しているので、ロック解除操作レバ
ー90を操作してもロックギア80を矢印F方向に回転させ
ることは不可能となる。すなわち、図14に示したセーフ
ティレバー72は、ロックギアをロック位置に固定し、こ
れによりロック解除操作部材90の操作を禁止する禁止位
置にある。
【0035】次に、全てのフィルムについて撮影が終了
した場合や、途中のコマまで撮影された状態でカメラか
ら一旦フィルムを取り出す場合等、引き出されたフィル
ムがカートリッジ1内に巻き戻される場合について考え
る。
した場合や、途中のコマまで撮影された状態でカメラか
ら一旦フィルムを取り出す場合等、引き出されたフィル
ムがカートリッジ1内に巻き戻される場合について考え
る。
【0036】この場合には、前述の駆動モータMからフ
ィルム巻上げ時(引出し時)とは逆方向の駆動力がスプー
ル113に伝達される。したがって、スプール係合ギア30
も反H方向に回転し、フィルム巻上げ時と同様の作用に
よって、遊星キャリア50は、その係止突起57がストッパ
107と当接するまで、反J方向に回転する。遊星キャリ
ア50が反J方向に回転すると、中間ギア60を介して遊星
キャリア50に連結されているセーフティギア70も反L方
向に回転し、セーフティレバー72が反M方向に回転して
切欠部83から離脱する。すなわち、セーフティ機構部は
図11に示された解除状態に戻る。この状態からさらにフ
ィルムがカートリッジ1内に巻き戻されるが、この時、
遊星ギア40は摩擦力に打ち勝って支持軸52を中心として
回転を続ける。そして、全てのフィルムがカートリッジ
1内に巻き戻された時、セーフティロック機構は解除状
態にあるので、前述のロック解除操作部材90を手動操作
することによって、カート蓋100を開けることが可能と
なっている。
ィルム巻上げ時(引出し時)とは逆方向の駆動力がスプー
ル113に伝達される。したがって、スプール係合ギア30
も反H方向に回転し、フィルム巻上げ時と同様の作用に
よって、遊星キャリア50は、その係止突起57がストッパ
107と当接するまで、反J方向に回転する。遊星キャリ
ア50が反J方向に回転すると、中間ギア60を介して遊星
キャリア50に連結されているセーフティギア70も反L方
向に回転し、セーフティレバー72が反M方向に回転して
切欠部83から離脱する。すなわち、セーフティ機構部は
図11に示された解除状態に戻る。この状態からさらにフ
ィルムがカートリッジ1内に巻き戻されるが、この時、
遊星ギア40は摩擦力に打ち勝って支持軸52を中心として
回転を続ける。そして、全てのフィルムがカートリッジ
1内に巻き戻された時、セーフティロック機構は解除状
態にあるので、前述のロック解除操作部材90を手動操作
することによって、カート蓋100を開けることが可能と
なっている。
【0037】以上のセーフティ機構部の説明から分かる
ように、連動回転部材としての遊星キャリア50が図11に
示した位置(第1位置)にあるときには、セーフティレバ
ー72は、ロック機構部のロックギア側面の切欠部83から
離脱した許容位置にあり、ロックギア80の回転を許容す
る。一方、遊星キャリア50が図13に示した位置(第2位
置)にあるときは、セーフティレバー72は、ロック機構
部のロックギア側面の切欠部83と係合した禁止位置にあ
り、ロックギア80をロック位置に固定する。これによっ
て、ロック解除操作部材90を手動操作することが不可能
となる。
ように、連動回転部材としての遊星キャリア50が図11に
示した位置(第1位置)にあるときには、セーフティレバ
ー72は、ロック機構部のロックギア側面の切欠部83から
離脱した許容位置にあり、ロックギア80の回転を許容す
る。一方、遊星キャリア50が図13に示した位置(第2位
置)にあるときは、セーフティレバー72は、ロック機構
部のロックギア側面の切欠部83と係合した禁止位置にあ
り、ロックギア80をロック位置に固定する。これによっ
て、ロック解除操作部材90を手動操作することが不可能
となる。
【0038】また、遊星キャリア50の第1位置および第
2位置(すなわち、セーフティレバー72の許容位置およ
び禁止位置)は、フィルムの移動方向が巻上げ方向から
巻戻し方向へ、または巻戻し方向から巻上げ方向へと変
化したときに、該移動方向の変化に対応して変更される
ことが分かる。すなわち、遊星キャリア50がその係止突
起57とストッパ107とが当接している第1位置にある状
態からフィルムが巻き上げられると、これに連動して遊
星キャリア50は第1位置から第2位置へと向かって付勢
される。したがって、遊星キャリア50は、係止突起58と
ストッパ108とが当接するまで回転を続ける(なお、遊星
キャリア50が第2位置に到達してその回転が停止した後
においても、フィルムは同方向に引き出され続けること
が可能である)。そして、途中のコマまで撮影された状
態や、全てのフィルムについての撮影が終了した後で、
フィルムが巻き戻される場合(フィルムの移動方向がそ
れまでの移動方向に対して反転する場合)には、遊星キ
ャリア50は第2位置から第1位置へと向かって付勢され
る。したがって、遊星キャリア50は、その係止突起57と
ストッパ107とが当接するまで第1位置へと向かって回
転する(なお、遊星キャリア50が第1位置に到達してそ
の回転が停止した後においても、フィルムは同方向に巻
き戻され続けることが可能である)。このように、遊星
キャリア50に形成された2つの係止突起および基板101
に立設された2つのストッパは、該遊星キャリア50の回
転可能領域を第1位置と第2位置との間の領域内に制限
する回転領域制限機構として機能していることが分か
る。
2位置(すなわち、セーフティレバー72の許容位置およ
び禁止位置)は、フィルムの移動方向が巻上げ方向から
巻戻し方向へ、または巻戻し方向から巻上げ方向へと変
化したときに、該移動方向の変化に対応して変更される
ことが分かる。すなわち、遊星キャリア50がその係止突
起57とストッパ107とが当接している第1位置にある状
態からフィルムが巻き上げられると、これに連動して遊
星キャリア50は第1位置から第2位置へと向かって付勢
される。したがって、遊星キャリア50は、係止突起58と
ストッパ108とが当接するまで回転を続ける(なお、遊星
キャリア50が第2位置に到達してその回転が停止した後
においても、フィルムは同方向に引き出され続けること
が可能である)。そして、途中のコマまで撮影された状
態や、全てのフィルムについての撮影が終了した後で、
フィルムが巻き戻される場合(フィルムの移動方向がそ
れまでの移動方向に対して反転する場合)には、遊星キ
ャリア50は第2位置から第1位置へと向かって付勢され
る。したがって、遊星キャリア50は、その係止突起57と
ストッパ107とが当接するまで第1位置へと向かって回
転する(なお、遊星キャリア50が第1位置に到達してそ
の回転が停止した後においても、フィルムは同方向に巻
き戻され続けることが可能である)。このように、遊星
キャリア50に形成された2つの係止突起および基板101
に立設された2つのストッパは、該遊星キャリア50の回
転可能領域を第1位置と第2位置との間の領域内に制限
する回転領域制限機構として機能していることが分か
る。
【0039】以上に説明したように、フィルムの移動方
向の変化に応じて遊星キャリア50の第1位置および第2
位置が切り替わる(すなわち、ロック解除可能状態とロ
ック解除不能状態とが切り替わる)。このことは、例え
ば、全てのフィルムについて撮影が終了した場合等にお
いてフィルムの巻戻しが開始されると、ほんの僅かの時
間(セーフティレバー72が禁止位置から許容位置へと移
動するのに要する時間)の後にはロック解除可能状態と
なっていることを意味する。実際には、フィルムの巻戻
しを行っている途中においてロック解除操作を行うユー
ザはいないであろうが、もし、フィルムが完全に巻き終
わらないうちに、電池の消耗等の何らかの理由でフィル
ム巻戻しが停止してしまった場合には、ユーザがフィル
ムの巻戻しが完了したものと勘違いして、ロック解除操
作を行ってしまうことが考えられる。この場合、カート
蓋100はロック解除可能状態となっているので、ユーザ
がロック解除操作部材90を操作するとカート蓋100が開
いてしまうこととなる。
向の変化に応じて遊星キャリア50の第1位置および第2
位置が切り替わる(すなわち、ロック解除可能状態とロ
ック解除不能状態とが切り替わる)。このことは、例え
ば、全てのフィルムについて撮影が終了した場合等にお
いてフィルムの巻戻しが開始されると、ほんの僅かの時
間(セーフティレバー72が禁止位置から許容位置へと移
動するのに要する時間)の後にはロック解除可能状態と
なっていることを意味する。実際には、フィルムの巻戻
しを行っている途中においてロック解除操作を行うユー
ザはいないであろうが、もし、フィルムが完全に巻き終
わらないうちに、電池の消耗等の何らかの理由でフィル
ム巻戻しが停止してしまった場合には、ユーザがフィル
ムの巻戻しが完了したものと勘違いして、ロック解除操
作を行ってしまうことが考えられる。この場合、カート
蓋100はロック解除可能状態となっているので、ユーザ
がロック解除操作部材90を操作するとカート蓋100が開
いてしまうこととなる。
【0040】本実施形態のカメラにおいては、このよう
な場合においても、カート蓋100を開けることをできな
くするために電子制御によるサブセーフティ機構が採用
されている。つまり、フィルムの巻戻しが開始される
と、バッテリ電圧のモニタリングを開始する。そして、
巻戻しが完了するまでに、電圧が所定の基準値よりも低
くなった場合(すなわち、巻戻しを最後まで完了するの
には不十分であると予想されるほど、電圧が低くなった
場合)には、フィルムの巻戻しを停止して、フィルムを
僅かに逆方向に引き出した後で駆動モータMを停止させ
るものである。ここで、僅かに逆方向に引出すとは、遊
星キャリア50が第1位置から第2位置へと移動(すなわ
ち、セーフティレバーが許容位置から禁止位置へと移
動)し、カート蓋100がロック解除不能状態となるまでフ
ィルムを引き出すということを意味している。なお、フ
ィルムを巻き上げる場合にある程度のバッテリ電圧が必
要となることは勿論であるが、遊星キャリア50を第1位
置から第2位置まで移動させるのに必要なフィルム駆動
量は、フィルムを全て巻き戻すのに必要なフィルム駆動
量に比べて小さい。すなわち、電圧の上記所定の基準値
は、遊星キャリア50を第1位置から第2位置まで移動さ
せるのに十分な電圧値の範囲で選択することができる。
な場合においても、カート蓋100を開けることをできな
くするために電子制御によるサブセーフティ機構が採用
されている。つまり、フィルムの巻戻しが開始される
と、バッテリ電圧のモニタリングを開始する。そして、
巻戻しが完了するまでに、電圧が所定の基準値よりも低
くなった場合(すなわち、巻戻しを最後まで完了するの
には不十分であると予想されるほど、電圧が低くなった
場合)には、フィルムの巻戻しを停止して、フィルムを
僅かに逆方向に引き出した後で駆動モータMを停止させ
るものである。ここで、僅かに逆方向に引出すとは、遊
星キャリア50が第1位置から第2位置へと移動(すなわ
ち、セーフティレバーが許容位置から禁止位置へと移
動)し、カート蓋100がロック解除不能状態となるまでフ
ィルムを引き出すということを意味している。なお、フ
ィルムを巻き上げる場合にある程度のバッテリ電圧が必
要となることは勿論であるが、遊星キャリア50を第1位
置から第2位置まで移動させるのに必要なフィルム駆動
量は、フィルムを全て巻き戻すのに必要なフィルム駆動
量に比べて小さい。すなわち、電圧の上記所定の基準値
は、遊星キャリア50を第1位置から第2位置まで移動さ
せるのに十分な電圧値の範囲で選択することができる。
【0041】サブセーフティ機構の制御方法をフローチ
ャートで図15に示した。
ャートで図15に示した。
【0042】フィルムの巻戻しが開始されると、巻戻し
が完了するまでステップS1→S2→S1で示されるル
ープを実行して、巻戻しの完了を待つ。電圧の低下が観
察されることなくフィルム巻戻しが完了した場合には、
ステップS11に進んで巻戻しを停止するとともに、例え
ばカメラのディスプレイに“巻戻し完了”を表示する
(ステップS12)。巻戻しが完了するまでに、電圧の低下
が観察された場合(すなわち、電圧が所定の基準値より
も低くなった場合)には、ステップS2からステップS2
1に進んで巻戻しを中断する。そして、駆動モータMを
逆方向に回転させてフィルムの巻上げを開始する(ステ
ップS22)。既に説明したように、フィルムの巻上げが
始まると、セーフティレバー72が許容位置から禁止位置
へと移動する。ステップS23においては、セーフティレ
バー72が禁止位置まで到達したか否かが判定される。セ
ーフティレバー72が禁止位置まで到達したことが確認さ
れた後で、モータMの駆動を停止する(ステップS23→
S24)とともに、“電池消耗”および“巻戻し未完了”
を表示する(ステップS25)。この場合には、ユーザがフ
ィルムを巻き戻そうとしたにもかかわらずその巻戻しが
できなかったのであるから、ディスプレイへの表示に加
えて警告音を発することが好ましい。
が完了するまでステップS1→S2→S1で示されるル
ープを実行して、巻戻しの完了を待つ。電圧の低下が観
察されることなくフィルム巻戻しが完了した場合には、
ステップS11に進んで巻戻しを停止するとともに、例え
ばカメラのディスプレイに“巻戻し完了”を表示する
(ステップS12)。巻戻しが完了するまでに、電圧の低下
が観察された場合(すなわち、電圧が所定の基準値より
も低くなった場合)には、ステップS2からステップS2
1に進んで巻戻しを中断する。そして、駆動モータMを
逆方向に回転させてフィルムの巻上げを開始する(ステ
ップS22)。既に説明したように、フィルムの巻上げが
始まると、セーフティレバー72が許容位置から禁止位置
へと移動する。ステップS23においては、セーフティレ
バー72が禁止位置まで到達したか否かが判定される。セ
ーフティレバー72が禁止位置まで到達したことが確認さ
れた後で、モータMの駆動を停止する(ステップS23→
S24)とともに、“電池消耗”および“巻戻し未完了”
を表示する(ステップS25)。この場合には、ユーザがフ
ィルムを巻き戻そうとしたにもかかわらずその巻戻しが
できなかったのであるから、ディスプレイへの表示に加
えて警告音を発することが好ましい。
【0043】なお、ステップS23におけるセーフティレ
バー72の位置判定は、セーフティレバーが禁止位置に位
置したことを物理的に検知する検知手段を設けて行うこ
とができる。例えば、ロックギア側面の切欠部83やカー
ト蓋100の基板101に立設されるストッパ108に検出素子
を配置する等して達成することも可能である。しかしな
がら、図示の実施形態においては、前述のようにカート
蓋100はカメラ本体に対して独立性の高い部材である。
したがって、セーフティレバーが許容位置から禁止位置
へと移動するのに必要な時間を予め求めておいて、これ
に対応する時間(または少し余裕を持たせた時間)をカメ
ラに記憶させておき、ステップS22においてフィルムの
巻上げが開始された後、この記憶した時間の経過後に無
条件で駆動モータを停止させるように制御することが好
ましい。
バー72の位置判定は、セーフティレバーが禁止位置に位
置したことを物理的に検知する検知手段を設けて行うこ
とができる。例えば、ロックギア側面の切欠部83やカー
ト蓋100の基板101に立設されるストッパ108に検出素子
を配置する等して達成することも可能である。しかしな
がら、図示の実施形態においては、前述のようにカート
蓋100はカメラ本体に対して独立性の高い部材である。
したがって、セーフティレバーが許容位置から禁止位置
へと移動するのに必要な時間を予め求めておいて、これ
に対応する時間(または少し余裕を持たせた時間)をカメ
ラに記憶させておき、ステップS22においてフィルムの
巻上げが開始された後、この記憶した時間の経過後に無
条件で駆動モータを停止させるように制御することが好
ましい。
【0044】ただ、本発明のカメラにおける制御方法
は、セーフティロック機構がカート蓋以外に設けられて
いる場合にも適用することが可能であって、例えば、セ
ーフティロック機構をカメラ本体側に配置するととも
に、図10に示したギア列110、111を介して別の経路でス
プール係合ギア30に駆動モータMの駆動力を伝達するよ
うな場合には、セーフティレバー72が禁止位置に到達し
たことを物理的に検知するする手段を設けることができ
る。
は、セーフティロック機構がカート蓋以外に設けられて
いる場合にも適用することが可能であって、例えば、セ
ーフティロック機構をカメラ本体側に配置するととも
に、図10に示したギア列110、111を介して別の経路でス
プール係合ギア30に駆動モータMの駆動力を伝達するよ
うな場合には、セーフティレバー72が禁止位置に到達し
たことを物理的に検知するする手段を設けることができ
る。
【0045】以上説明した実施形態においては、バッテ
リ電圧を直接モニタリングし、これが所定値よりも低く
なった場合に駆動モータを逆転させているが、これに代
えて、フィルムの巻戻し速度をモニタリングし、これが
所定値よりも低くなった場合に駆動モータを逆転させる
ことも考えられる。すなわち、フィルムの巻戻し速度を
モニタリングすることによって、バッテリの電圧低下を
間接的にモニタリングするのである。巻戻し速度の測定
は、フィルムに形成されたパーフォレーションを利用し
て行うことができる。すなわち、光センサ等を利用して
一のパーフォレーションが所定位置を通過してから次の
パーフォレーションが該所定位置にくるまでの時間を測
定し、所定時間以内に次のパーフォレーションが検知さ
れなかった場合には、巻戻し速度が所定値よりも低下し
たことが分かる。
リ電圧を直接モニタリングし、これが所定値よりも低く
なった場合に駆動モータを逆転させているが、これに代
えて、フィルムの巻戻し速度をモニタリングし、これが
所定値よりも低くなった場合に駆動モータを逆転させる
ことも考えられる。すなわち、フィルムの巻戻し速度を
モニタリングすることによって、バッテリの電圧低下を
間接的にモニタリングするのである。巻戻し速度の測定
は、フィルムに形成されたパーフォレーションを利用し
て行うことができる。すなわち、光センサ等を利用して
一のパーフォレーションが所定位置を通過してから次の
パーフォレーションが該所定位置にくるまでの時間を測
定し、所定時間以内に次のパーフォレーションが検知さ
れなかった場合には、巻戻し速度が所定値よりも低下し
たことが分かる。
【0046】なお、バッテリ電圧をモニタリングする場
合には、例えば駆動モータMの駆動力の巻戻し側への伝
達機構の故障等に起因してフィルム巻戻しができない場
合には、電圧値自体は十分であるため、フィルム巻戻し
が完了していないにもかかわらずサブセーフティ機構を
機能させることができない。あるいは、フィルムカート
リッジ内での不具合によってフィルムの巻戻しに必要な
力量が大幅に増大した場合や、カメラ内でのフィルムの
トラブル(引っ掛かりが生じた場合など)によって巻戻し
が困難になった場合等にも同様の事態が生じ得る。これ
に対して、フィルム巻戻し速度をモニタリングする場合
には、フィルムの挙動を直接観察しているため、原因の
いかんにかかわらず、巻戻しが完了できないような状況
になれば巻上げ機構が正常に作動する限りにおいてサブ
セーフティ機構を機能させることができる。
合には、例えば駆動モータMの駆動力の巻戻し側への伝
達機構の故障等に起因してフィルム巻戻しができない場
合には、電圧値自体は十分であるため、フィルム巻戻し
が完了していないにもかかわらずサブセーフティ機構を
機能させることができない。あるいは、フィルムカート
リッジ内での不具合によってフィルムの巻戻しに必要な
力量が大幅に増大した場合や、カメラ内でのフィルムの
トラブル(引っ掛かりが生じた場合など)によって巻戻し
が困難になった場合等にも同様の事態が生じ得る。これ
に対して、フィルム巻戻し速度をモニタリングする場合
には、フィルムの挙動を直接観察しているため、原因の
いかんにかかわらず、巻戻しが完了できないような状況
になれば巻上げ機構が正常に作動する限りにおいてサブ
セーフティ機構を機能させることができる。
【0047】さらに、一般に駆動モータは環境温度に依
存して駆動力等が異なる温度依存特性を有するので、上
記の電圧値や巻戻し速度に加えて環境温度を加味して制
御を行うことも好ましい。
存して駆動力等が異なる温度依存特性を有するので、上
記の電圧値や巻戻し速度に加えて環境温度を加味して制
御を行うことも好ましい。
【0048】なお、図示の実施形態においては、カメラ
に装填されていないときにはフィルムをその先端のリー
ダ部(ベロ)まで含めてケース内に巻き込んでいて、カメ
ラ内に装填された後でカメラ側のフィルム給送機構によ
ってフィルムを送り出して巻上げスプールに巻き付ける
タイプのカートリッジを使用しているが、本発明の制御
方法がこのようなタイプのカートリッジを使用するカメ
ラに限定されるものでないことは言うまでもない。
に装填されていないときにはフィルムをその先端のリー
ダ部(ベロ)まで含めてケース内に巻き込んでいて、カメ
ラ内に装填された後でカメラ側のフィルム給送機構によ
ってフィルムを送り出して巻上げスプールに巻き付ける
タイプのカートリッジを使用しているが、本発明の制御
方法がこのようなタイプのカートリッジを使用するカメ
ラに限定されるものでないことは言うまでもない。
【図1】 本発明のカメラの底面側を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】 図1のカメラの底面図である。
【図3】 図1のカメラのカート蓋内に組み込まれたセ
ーフティ機構部の主要部を示す斜視図である。
ーフティ機構部の主要部を示す斜視図である。
【図4】 図1のカメラのカート蓋内に組み込まれたロ
ック機構部を示す斜視図である。
ック機構部を示す斜視図である。
【図5】 図3のA-B-C-D線に沿う断面図である。
【図6】 図4のロック機構部の動作を説明する説明図
である。
である。
【図7】 図4のロック機構部の動作を説明する説明図
である。
である。
【図8】 図4のロック機構部の動作を説明する説明図
である。
である。
【図9】 図8の9-9線断面図である。
【図10】 図1のカメラにおいて、スプールを介して
カメラ本体側の駆動力がセーフティ機構部に伝達される
原理を説明する断面図である。
カメラ本体側の駆動力がセーフティ機構部に伝達される
原理を説明する断面図である。
【図11】 図3のセーフティ機構の遊星キャリア50が
第1位置にある状態を示す平面図である。
第1位置にある状態を示す平面図である。
【図12】 図11の状態におけるセーフティレバーの位
置を示す説明図である。
置を示す説明図である。
【図13】 図3のセーフティ機構の遊星キャリア50が
第2位置にある状態を示す平面図である。
第2位置にある状態を示す平面図である。
【図14】 図13の状態におけるセーフティレバーの位
置を示す説明図である。
置を示す説明図である。
【図15】 本発明の制御方法を説明するフローチャー
トである。
トである。
1 カートリッジ 10 ロックレバー 11 ロック部 13 ギア部 14 係止ストッパ 22 遮光扉操作ギア 25 遮光扉操作軸 30 スプール係合ギア 31 キー 33 スプリング 40 遊星ギア 41 ギア部 42 スプリング 49 ガイド壁 50 遊星キャリア 51 台座部 52 支持軸 53 押え板 54 ギア部 57、58 係止突起 60 中間ギア 61 ギア部 65 スプリング 70 セーフティギア 72 セーフティレバー 80 ロックギア80 81 ギア部 82 アーム部 83 切欠部 90 ロック解除操作部材 100 カート蓋 101 基板 102、103 カバー部材 104 ヒンジ結合部 107、108 ストッパ 113 巻取りスプール
Claims (7)
- 【請求項1】 カートリッジ蓋のセーフティロック機構
を備えてなるカメラであって、 セーフティロック機構は、カートリッジ蓋をカメラ本体
に対してロックするロック機構部と、該ロック機構部を
手動で解除するためのロック解除操作部材と、ロック解
除操作部材の操作を選択的に禁止又は許容するセーフテ
ィ機構部と、から構成されており、 フィルムがカートリッジから引き出される方向に駆動さ
れるときにセーフティ機構部がロック解除操作部材の操
作を禁止する一方、フィルムがカートリッジ内に巻き戻
される方向に駆動されるときセーフティ機構部はロック
解除操作部材の操作を許容し、 フィルム駆動用バッテリの電圧がフィルムの巻戻し途中
においてその巻戻しを確実に完了することができない程
度に低下した場合にそれを検知するモニタ手段と、モニ
タ手段がバッテリ電圧低下を検知したときにフィルムの
駆動方向を引出し方向に反転させる反転手段と、セーフ
ティ機構部がロック解除操作部材の操作を禁止した後で
フィルム駆動モータを停止させる停止手段と、で構成さ
れるサブセーフティ機構をさらに備えていることを特徴
とする、カメラ。 - 【請求項2】 上記サブセーフティ機構のモニタ手段
は、フィルムが巻き戻されるときにフィルム駆動モータ
用バッテリの電圧を直接モニタリングすることを特徴と
する、請求項1記載のカメラ。 - 【請求項3】 上記サブセーフティ機構のモニタ手段
は、フィルムが巻き戻されるときのフィルム速度をモニ
タリングすることを特徴とする、請求項1記載のカメ
ラ。 - 【請求項4】 上記ロック機構部は、カートリッジ蓋内
から部分的に突出してカメラ本体側の係止部と当接して
該カートリッジ蓋をロック状態とするとともに、カート
リッジ蓋内に後退して該ロック状態を解除するロックレ
バーと;ロックレバーのカートリッジ蓋内への後退を禁
止するロック位置と、ロックレバーをカートリッジ蓋内
へと後退させるロック解除位置との間で回転可能なロッ
クギアと;を備えており、 上記セーフティ機構部は、カートリッジ蓋ユニットが閉
じられた状態において、カメラ本体内に装填されたカー
トリッジ内のスプールに係合して該スプールと連動して
回転するスプール係合部材と;スプール係合部材に連動
して回転可能な連動回転部材と;連動回転部材の回転移
動を第1位置および第2位置の間の領域のみに制限する
回転領域制限機構部と;連動回転部材に連動して駆動さ
れて、連動回転部材が第1位置にあるときはロックギア
から離脱して該ロックギアの回転を許容する許容位置に
位置し、連動回転部材が第2位置にあるときはロックギ
アと係合して該ロックギアをロック位置に固定し、これ
によりロック解除操作部材の操作を禁止する禁止位置に
位置するセーフティレバーと;を備えており、 連動回転部材は、上記スプールがフィルムを引き出す方
向に回転するときに第1位置から第2位置へと向かって
付勢され、スプールがフィルムを巻き戻す方向に回転す
るときに第2位置から第1位置へと向かって付勢される
ことを特徴とする、請求項2または3記載のカメラ。 - 【請求項5】 上記停止手段は、反転手段がフィルム駆
動用モータの駆動方向を反転させた後、セーフティレバ
ーが許容位置から禁止位置へと移動するために十分な予
め設定された所定時間の経過後にフィルム駆動モータを
停止させることを特徴とする、請求項4記載のカメラ。 - 【請求項6】 上記セーフティレバーが禁止位置に位置
したことを物理的に検知する検知手段をさらに備えてお
り、 上記停止手段は、セーフティレバーが禁止位置に位置し
たことが検知手段によって検知されたときに、フィルム
駆動モータを停止させることを特徴とする、請求項4記
載のカメラ。 - 【請求項7】 フィルムがカートリッジから引き出され
るときにロック解除不能状態になるとともに、フィルム
がカートリッジ内に巻き戻されるときにロック解除可能
状態となるカートリッジ蓋セーフティロック機構を備え
てなるカメラであって、 フィルムの巻戻し途中においてその巻戻しを完了するこ
とができない状態を検知した場合に、セーフティロック
機構がロック解除不能状態となることを特徴とする、カ
メラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15841797A JPH117066A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | セーフティロック機構を備えたカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15841797A JPH117066A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | セーフティロック機構を備えたカメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH117066A true JPH117066A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15671307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15841797A Pending JPH117066A (ja) | 1997-06-16 | 1997-06-16 | セーフティロック機構を備えたカメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH117066A (ja) |
-
1997
- 1997-06-16 JP JP15841797A patent/JPH117066A/ja active Pending
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