JPH1171300A - ペプチドの用途 - Google Patents
ペプチドの用途Info
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- JPH1171300A JPH1171300A JP10175007A JP17500798A JPH1171300A JP H1171300 A JPH1171300 A JP H1171300A JP 10175007 A JP10175007 A JP 10175007A JP 17500798 A JP17500798 A JP 17500798A JP H1171300 A JPH1171300 A JP H1171300A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【解決手段】G蛋白質共役型レセプター蛋白質がリガン
ドとして認識するポリペプチドの用途。このリガンドポ
リペプチドは、プロラクチン分泌の促進および抑制作用
ならびに胎盤機能調節作用を有するため、(1)プロラ
クチン分泌促進剤として、卵巣機能低下症、精嚢発育不
全、更年期障害または甲状腺機能低下などのプロラクチ
ン分泌に関係する各種疾患の予防および治療薬として、
(2)プロラクチン分泌抑制剤として、下垂体腺腫瘍、
間脳腫瘍、月経異常、自己免疫疾患、プロラクチノー
マ、不妊症、インポテンスなどのプロラクチン分泌に関
係する各種疾患の予防および治療薬として、(3)胎盤
機能調節作用剤として、絨毛癌、胞状奇胎、侵入奇胎、
流産、胎児の発育不全、糖代謝異常、脂質代謝異常また
は分娩誘発の予防または治療薬として有用である。 【効果】プロラクチン分泌促進剤として、卵巣機能低下
症、精嚢発育不全、更年期障害、甲状腺機能低下などの
プロラクチン分泌に関係する各種疾患の予防および治療
薬として有用である。
ドとして認識するポリペプチドの用途。このリガンドポ
リペプチドは、プロラクチン分泌の促進および抑制作用
ならびに胎盤機能調節作用を有するため、(1)プロラ
クチン分泌促進剤として、卵巣機能低下症、精嚢発育不
全、更年期障害または甲状腺機能低下などのプロラクチ
ン分泌に関係する各種疾患の予防および治療薬として、
(2)プロラクチン分泌抑制剤として、下垂体腺腫瘍、
間脳腫瘍、月経異常、自己免疫疾患、プロラクチノー
マ、不妊症、インポテンスなどのプロラクチン分泌に関
係する各種疾患の予防および治療薬として、(3)胎盤
機能調節作用剤として、絨毛癌、胞状奇胎、侵入奇胎、
流産、胎児の発育不全、糖代謝異常、脂質代謝異常また
は分娩誘発の予防または治療薬として有用である。 【効果】プロラクチン分泌促進剤として、卵巣機能低下
症、精嚢発育不全、更年期障害、甲状腺機能低下などの
プロラクチン分泌に関係する各種疾患の予防および治療
薬として有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理活性ペプチド
の用途に関する。さらに詳しくは、本発明は、G蛋白質
共役型レセプター(受容体と呼ぶこともある)蛋白質に
対するリガンド・ポリペプチドを含有するプロラクチン
分泌調節剤および胎盤機能調節剤などに関する。
の用途に関する。さらに詳しくは、本発明は、G蛋白質
共役型レセプター(受容体と呼ぶこともある)蛋白質に
対するリガンド・ポリペプチドを含有するプロラクチン
分泌調節剤および胎盤機能調節剤などに関する。
【0002】
【従来の技術】多くのホルモンや神経伝達物質は細胞膜
に存在する特異的なレセプターを通じて生体の機能を調
節している。これらのレセプターの多くは共役している
グアニンヌクレオチド結合性蛋白質(guanine nucleoti
de-binding protein、以下、G蛋白質と略称する場合が
ある)の活性化を通じて細胞内のシグナル伝達を行う。
また、これらのレセプターは、7個の細胞膜貫通領域を
有する共通した構造をもっていることから、G蛋白質共
役型レセプターあるいは7回膜貫通型レセプター(7T
MR)と総称される。このようなホルモンや神経伝達物
質とG蛋白質共役型レセプターによる生体の機能を調節
する経路の一つとして視床下部−下垂体系がある。これ
は、視床下部ホルモン(向下垂体性ホルモン)によって
下垂体からの下垂体ホルモンの分泌が調節され、血中に
放出された下垂体ホルモンを介して標的細胞・器官の機
能調節が行われるものである。この経路によって、ホメ
オスタシスの維持や生殖系、個体の発達、代謝、成長の
調節などの生体にとって重要な機能調節が行われてい
る。下垂体ホルモンは視床下部ホルモンと標的内分泌腺
より分泌される末梢ホルモンによるポジティブフィード
バック機構またはネガティブフィードバック機構によっ
て分泌調節されている。下垂体に存在する各種のレセプ
ター蛋白質は、視床下部−下垂体系を調節する上で中心
的な役割を担っている。
に存在する特異的なレセプターを通じて生体の機能を調
節している。これらのレセプターの多くは共役している
グアニンヌクレオチド結合性蛋白質(guanine nucleoti
de-binding protein、以下、G蛋白質と略称する場合が
ある)の活性化を通じて細胞内のシグナル伝達を行う。
また、これらのレセプターは、7個の細胞膜貫通領域を
有する共通した構造をもっていることから、G蛋白質共
役型レセプターあるいは7回膜貫通型レセプター(7T
MR)と総称される。このようなホルモンや神経伝達物
質とG蛋白質共役型レセプターによる生体の機能を調節
する経路の一つとして視床下部−下垂体系がある。これ
は、視床下部ホルモン(向下垂体性ホルモン)によって
下垂体からの下垂体ホルモンの分泌が調節され、血中に
放出された下垂体ホルモンを介して標的細胞・器官の機
能調節が行われるものである。この経路によって、ホメ
オスタシスの維持や生殖系、個体の発達、代謝、成長の
調節などの生体にとって重要な機能調節が行われてい
る。下垂体ホルモンは視床下部ホルモンと標的内分泌腺
より分泌される末梢ホルモンによるポジティブフィード
バック機構またはネガティブフィードバック機構によっ
て分泌調節されている。下垂体に存在する各種のレセプ
ター蛋白質は、視床下部−下垂体系を調節する上で中心
的な役割を担っている。
【0003】また、これらのホルモン、因子およびその
レセプターは、視床下部−下垂体系だけに限局して存在
するのではなく、一般に脳内に広く分布することが知ら
れている。このことから、視床下部ホルモンと呼ばれて
いる物質が、中枢神経系においては神経伝達物質あるい
は神経調節物質として機能していると考えられている。
また、末梢組織においても同様に分布し、それぞれ重要
な機能を担っていると考えられている。従来、上記G蛋
白質共役型レセプター蛋白質のうち、それに対するリガ
ンドが未知であるG蛋白質共役型レセプター蛋白質のリ
ガンドを決定する手段としては、リガンドが公知である
G蛋白質共役型レセプター蛋白質との一次構造上の類似
性を頼りに、推定する方法しかなかった。最近、リガン
ドが不明な、いわゆるオーファンG蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質の一種であるLC132あるいはORL−1
をコードするcDNAをCHO細胞に導入し、該レセプ
ター細胞内情報伝達系を構築し、該レセプター蛋白質に
対するアゴニストと同様の細胞内情報伝達シグナルを検
出することにより、該レセプター蛋白質に対する新規オ
ピオイド・ペプチド・リガンドを探索した例が報告され
ている(Reinsheid, R. K. et al. , Science、270巻、
792-794頁、1995年;Menular, J.-C., et al. , Nature
377巻、532-535頁、1995年)。しかし、これらの場
合、公知のG蛋白質共役型レセプター蛋白質との類似性
やそのレセプター蛋白質の組織分布から、それに対する
リガンドはオピオイドペプチドのファミリーに属するペ
プチドリガンドであることが予測されていた。即ち、オ
ピオイドレセプターを介して生体に作用する物質につい
ての研究・開発の歴史は長く、種々のアンタゴニストお
よびアゴニストが既に開発されていた。そこで、人為的
に合成した化合物群の中からこのLC132またはOR
L−1に対するアゴニストをスクリーニングし、これを
プローブとしてそのアゴニストと同様な細胞内情報伝達
系の活性化物質を探索し、これを精製し、リガンドとし
ての構造を決定している。
レセプターは、視床下部−下垂体系だけに限局して存在
するのではなく、一般に脳内に広く分布することが知ら
れている。このことから、視床下部ホルモンと呼ばれて
いる物質が、中枢神経系においては神経伝達物質あるい
は神経調節物質として機能していると考えられている。
また、末梢組織においても同様に分布し、それぞれ重要
な機能を担っていると考えられている。従来、上記G蛋
白質共役型レセプター蛋白質のうち、それに対するリガ
ンドが未知であるG蛋白質共役型レセプター蛋白質のリ
ガンドを決定する手段としては、リガンドが公知である
G蛋白質共役型レセプター蛋白質との一次構造上の類似
性を頼りに、推定する方法しかなかった。最近、リガン
ドが不明な、いわゆるオーファンG蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質の一種であるLC132あるいはORL−1
をコードするcDNAをCHO細胞に導入し、該レセプ
ター細胞内情報伝達系を構築し、該レセプター蛋白質に
対するアゴニストと同様の細胞内情報伝達シグナルを検
出することにより、該レセプター蛋白質に対する新規オ
ピオイド・ペプチド・リガンドを探索した例が報告され
ている(Reinsheid, R. K. et al. , Science、270巻、
792-794頁、1995年;Menular, J.-C., et al. , Nature
377巻、532-535頁、1995年)。しかし、これらの場
合、公知のG蛋白質共役型レセプター蛋白質との類似性
やそのレセプター蛋白質の組織分布から、それに対する
リガンドはオピオイドペプチドのファミリーに属するペ
プチドリガンドであることが予測されていた。即ち、オ
ピオイドレセプターを介して生体に作用する物質につい
ての研究・開発の歴史は長く、種々のアンタゴニストお
よびアゴニストが既に開発されていた。そこで、人為的
に合成した化合物群の中からこのLC132またはOR
L−1に対するアゴニストをスクリーニングし、これを
プローブとしてそのアゴニストと同様な細胞内情報伝達
系の活性化物質を探索し、これを精製し、リガンドとし
ての構造を決定している。
【0004】しかし、この例のようにオーファンG蛋白
質共役型レセプター蛋白質のうち、それに対するリガン
ドがおおよそでも推定されるものはほとんどないのが現
状である。特に、公知のレセプター蛋白質ファミリーと
類似性が低い、オーファンG蛋白質共役型レセプター蛋
白質の場合には、それに対するリガンドに関する情報が
ほとんどないために、そのリガンドを特定することは勿
論のこと、推定することすら困難であった。そのような
リガンドが未知の、オーファンG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質の一つとして、phGR3(または GPR1
0と呼ばれることもある)遺伝子によってコードされる
ヒト型レセプター蛋白質〔ゲノミックス(Genomics),
第29巻,第335頁(1995年)〕、およびそれに対応する
ラット型レセプター蛋白質UHR−1〔バイオケミカル
・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケー
ション(Biochem. Biophy. Res. Commun.),第209巻,
第606頁(1995年)〕が知られている。
質共役型レセプター蛋白質のうち、それに対するリガン
ドがおおよそでも推定されるものはほとんどないのが現
状である。特に、公知のレセプター蛋白質ファミリーと
類似性が低い、オーファンG蛋白質共役型レセプター蛋
白質の場合には、それに対するリガンドに関する情報が
ほとんどないために、そのリガンドを特定することは勿
論のこと、推定することすら困難であった。そのような
リガンドが未知の、オーファンG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質の一つとして、phGR3(または GPR1
0と呼ばれることもある)遺伝子によってコードされる
ヒト型レセプター蛋白質〔ゲノミックス(Genomics),
第29巻,第335頁(1995年)〕、およびそれに対応する
ラット型レセプター蛋白質UHR−1〔バイオケミカル
・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケー
ション(Biochem. Biophy. Res. Commun.),第209巻,
第606頁(1995年)〕が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】下垂体、中枢神経系お
よび膵臓β細胞等で発現しているオーファンG蛋白質共
役型レセプターに対するリガンドは、医薬として有用で
あると考えられるが、その構造および機能については明
らかにされていない。
よび膵臓β細胞等で発現しているオーファンG蛋白質共
役型レセプターに対するリガンドは、医薬として有用で
あると考えられるが、その構造および機能については明
らかにされていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、オーファ
ンG蛋白質共役型レセプター蛋白質の一つである、ph
GR3をコードするcDNAを発現させた細胞を用い、
特異的な細胞刺激(シグナル伝達)活性の測定等を指標
に、該レセプター蛋白質がリガンドとして認識するウシ
由来のポリペプチドをスクリーニングし、そのアミノ酸
配列およびDNA配列を決定した。ウシ由来の該ポリペ
プチドをコードするDNAをプライマーとして用い、P
CR(polymerase chain reaction)法により該ポリペ
プチドをコードするウシ、ヒトおよびラット由来のcD
NAを単離し、そのラット由来のcDNA配列を基にプ
ライマーを作成し、PCR法により、マウス由来の該ポ
リペプチドをコードするcDNAおよびゲノムDNA配
列を単離することに成功した。さらに、本発明者らは、
これらのcDNA配列を基にphGR3およびUHR−
1に対するリガンドとして機能する生理活性ペプチドを
同定することに成功した。また、同定した該生理活性ペ
プチドを合成し、その生理作用の解析を進めた結果、該
生理活性ペプチドが、下垂体に対しプロラクチンの放出
を調節する作用および胎盤機能を調節する作用などを有
することを見いだした。
ンG蛋白質共役型レセプター蛋白質の一つである、ph
GR3をコードするcDNAを発現させた細胞を用い、
特異的な細胞刺激(シグナル伝達)活性の測定等を指標
に、該レセプター蛋白質がリガンドとして認識するウシ
由来のポリペプチドをスクリーニングし、そのアミノ酸
配列およびDNA配列を決定した。ウシ由来の該ポリペ
プチドをコードするDNAをプライマーとして用い、P
CR(polymerase chain reaction)法により該ポリペ
プチドをコードするウシ、ヒトおよびラット由来のcD
NAを単離し、そのラット由来のcDNA配列を基にプ
ライマーを作成し、PCR法により、マウス由来の該ポ
リペプチドをコードするcDNAおよびゲノムDNA配
列を単離することに成功した。さらに、本発明者らは、
これらのcDNA配列を基にphGR3およびUHR−
1に対するリガンドとして機能する生理活性ペプチドを
同定することに成功した。また、同定した該生理活性ペ
プチドを合成し、その生理作用の解析を進めた結果、該
生理活性ペプチドが、下垂体に対しプロラクチンの放出
を調節する作用および胎盤機能を調節する作用などを有
することを見いだした。
【0007】すなわち、本発明は、(1)G蛋白共役型
レセプター蛋白質に対するリガンドペプチドまたはその
塩を含有するプロラクチン分泌調節剤、(2)G蛋白共
役型レセプター蛋白質に対するリガンドペプチドまたは
その塩が、配列番号:73で表されるアミノ酸配列と同
一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するポリ
ペプチドまたはそのアミド、エステルもしくはその塩で
ある上記(1)記載のプロラクチン分泌調節剤、(3)
配列番号:73で表されるアミノ酸配列が、配列番号:
5、8、47、50、61または64である上記(2)
記載のプロラクチン分泌調節剤、(4)プロラクチン分
泌促進剤である上記(1)記載のプロラクチン分泌調節
剤、(5)プロラクチン分泌抑制剤である上記(1)記
載のプロラクチン分泌調節剤、(6)卵巣機能低下症、
精嚢発育不全、更年期障害または甲状腺機能低下の予防
または治療薬である上記(4)記載のプロラクチン分泌
促進剤、(7)下垂体腺腫瘍、間脳腫瘍、月経異常、自
己免疫疾患、プロラクチノーマ、不妊症、インポテン
ス、無月経症、乳汁漏症、末端肥大症、キアリ・フロン
メル症候群、アルゴンツ・デル・カスティロ症候群、フ
ォーベス・アルブライト症候群、リンパ腫、シーハン症
候群または精子形成異常の予防または治療薬である上記
(5)記載のプロラクチン分泌抑制剤、(8)G蛋白共
役型レセプター蛋白質に対するリガンドペプチドまたは
その塩を含有する胎盤機能調節剤、(9)繊毛癌、胞状
奇胎、侵入奇胎、流産、胎児の発育不全、糖代謝異常、
脂質代謝異常または分娩誘発の予防または治療薬である
上記(8)記載の胎盤機能調節剤、(10)畜産哺乳動
物の乳汁の分泌促進剤である上記(4)記載のプロラク
チン分泌促進剤、(11)プロラクチン分泌機能の検査
薬である上記(1)記載のプロラクチン分泌調節剤、お
よび(12)性欲促進剤である上記(4)記載のプロラ
クチン分泌促進剤などに関する。
レセプター蛋白質に対するリガンドペプチドまたはその
塩を含有するプロラクチン分泌調節剤、(2)G蛋白共
役型レセプター蛋白質に対するリガンドペプチドまたは
その塩が、配列番号:73で表されるアミノ酸配列と同
一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するポリ
ペプチドまたはそのアミド、エステルもしくはその塩で
ある上記(1)記載のプロラクチン分泌調節剤、(3)
配列番号:73で表されるアミノ酸配列が、配列番号:
5、8、47、50、61または64である上記(2)
記載のプロラクチン分泌調節剤、(4)プロラクチン分
泌促進剤である上記(1)記載のプロラクチン分泌調節
剤、(5)プロラクチン分泌抑制剤である上記(1)記
載のプロラクチン分泌調節剤、(6)卵巣機能低下症、
精嚢発育不全、更年期障害または甲状腺機能低下の予防
または治療薬である上記(4)記載のプロラクチン分泌
促進剤、(7)下垂体腺腫瘍、間脳腫瘍、月経異常、自
己免疫疾患、プロラクチノーマ、不妊症、インポテン
ス、無月経症、乳汁漏症、末端肥大症、キアリ・フロン
メル症候群、アルゴンツ・デル・カスティロ症候群、フ
ォーベス・アルブライト症候群、リンパ腫、シーハン症
候群または精子形成異常の予防または治療薬である上記
(5)記載のプロラクチン分泌抑制剤、(8)G蛋白共
役型レセプター蛋白質に対するリガンドペプチドまたは
その塩を含有する胎盤機能調節剤、(9)繊毛癌、胞状
奇胎、侵入奇胎、流産、胎児の発育不全、糖代謝異常、
脂質代謝異常または分娩誘発の予防または治療薬である
上記(8)記載の胎盤機能調節剤、(10)畜産哺乳動
物の乳汁の分泌促進剤である上記(4)記載のプロラク
チン分泌促進剤、(11)プロラクチン分泌機能の検査
薬である上記(1)記載のプロラクチン分泌調節剤、お
よび(12)性欲促進剤である上記(4)記載のプロラ
クチン分泌促進剤などに関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本明細書および図面において、塩
基やアミノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−
IUB Commision on Biochemical Nomenclature によ
る略号あるいは当該分野における慣用略号に基づくもの
であり、その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異
性体が存在する場合は、特に明示しなければL体を示す
ものとする。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 ATP :アデノシン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム EIA :エンザイムイムノアッセイ
基やアミノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−
IUB Commision on Biochemical Nomenclature によ
る略号あるいは当該分野における慣用略号に基づくもの
であり、その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異
性体が存在する場合は、特に明示しなければL体を示す
ものとする。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 ATP :アデノシン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム EIA :エンザイムイムノアッセイ
【0009】GlyまたはG :グリシン AlaまたはA :アラニン ValまたはV :バリン LeuまたはL :ロイシン IleまたはI :イソロイシン SerまたはS :セリン ThrまたはT :スレオニン CysまたはC :システイン MetまたはM :メチオニン GluまたはE :グルタミン酸 AspまたはD :アスパラギン酸 LysまたはK :リジン ArgまたはR :アルギニン HisまたはH :ヒスチジン PheまたはF :フェニルアラニン TyrまたはY :チロシン TrpまたはW :トリプトファン ProまたはP :プロリン AsnまたはN :アスパラギン GlnまたはQ :グルタミン pGlu :ピログルタミン酸 Me :メチル基 Et :エチル基 Bu :ブチル基 Ph :フェニル基 TC :チアゾリジン−4(R)−カルボキ
サミド基
サミド基
【0010】また、本明細書中で繁用される置換基、保
護基および試薬を下記の記号で表記する。 BHA:ベンズヒドリルアミン pMBHA:p−メチルベンズヒドリルアミン Tos:p−トルエンスルフォニル CHO:ホルミル HONB:N−ヒドロキシ−5−ノルボルネンー2,3
−ジカルボキシイミド OcHex:シクロヘキシルエステル Bzl:ベンジル Cl2−Bzl:ジクロロベンジル Bom:ベンジルオキシメチル Z:ベンジルオキシカルボニル Br−Z:2−ブロモベンジルオキシカルボニル Boc:t−ブチルオキシカルボニル DCM:ジクロロメタン HOBt:1−ヒドロキシベンズトリアゾール DCC:N、N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド TFA:トリフルオロ酢酸 DIEA:ジイソプロピルエチルアミン Fmoc:N−9−フルオレニルメトキシカルボニル DNP:ジニトロフェニル Bum:ターシャリーブトキシメチル Trt:トリチル
護基および試薬を下記の記号で表記する。 BHA:ベンズヒドリルアミン pMBHA:p−メチルベンズヒドリルアミン Tos:p−トルエンスルフォニル CHO:ホルミル HONB:N−ヒドロキシ−5−ノルボルネンー2,3
−ジカルボキシイミド OcHex:シクロヘキシルエステル Bzl:ベンジル Cl2−Bzl:ジクロロベンジル Bom:ベンジルオキシメチル Z:ベンジルオキシカルボニル Br−Z:2−ブロモベンジルオキシカルボニル Boc:t−ブチルオキシカルボニル DCM:ジクロロメタン HOBt:1−ヒドロキシベンズトリアゾール DCC:N、N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド TFA:トリフルオロ酢酸 DIEA:ジイソプロピルエチルアミン Fmoc:N−9−フルオレニルメトキシカルボニル DNP:ジニトロフェニル Bum:ターシャリーブトキシメチル Trt:トリチル
【0011】本明細書において、「実質的に同一」と
は、蛋白質の活性、例えば、リガンドと受容体の結合活
性や生理的な特性などが、実質的に同じであることを意
味する。従って、「実質的に同一」のアミノ酸配列と
は、蛋白質の活性、例えば、リガンドと受容体の結合活
性や生理的な特性などが、実質的に同じである(著しい
変化を生じていない)状態が保たれる範囲の変異を有し
ていてもよいアミノ酸配列を意味する。一般に、ポリペ
プチド配列中におけるアミノ酸の置換、欠失あるいは挿
入(付加)などの変異は、そのポリペプチドの生理的な
特性や化学的な特性に大きな(著しい)変化をもたらさ
ないことがしばしばあることは、よく知られた事実であ
る。該置換の例としては、あるアミノ酸が性質(特性)
の似ている他のアミノ酸で置換されたものが挙げられ、
一般的には、特性の類似性が強いアミノ酸相互間で置換
が行われる場合ほど、その置換が置換前の元のポリペプ
チドにおよぼす特性の変化は小さいと考えられている。
アミノ酸は、その特性の類似性を一つの基準にして例え
ば次のようなクラスに分類される。(i)非極性(疎水
性)アミノ酸としては、アラニン、ロイシン、イソロイ
シン、バリン、プロリン、フェニルアラニン、トリプト
ファン、メチオニンなどが挙げられる。(ii)極性(中
性)アミノ酸としてはグリシン、セリン、スレオニン、
システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミンなど
が挙げられる。(iii)陽電荷をもつ(塩基性)アミノ
酸としてはアルギニン、リジン、ヒスチジンなどが挙げ
られる。(iv)負電荷をもつ(酸性)アミノ酸として
は、アスパラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。
本明細書中で対象とするアミノ酸配列中のアミノ酸の
「実質的に同一」な置換物としては、例えばそのアミノ
酸が属するクラスのうち特性の似ている他のアミノ酸類
から選ばれることが多い。本発明においては、元の(無
変異の)ポリペプチドの生理的な特性や化学的な特性に
重大な(著しい)変化をもたらさないような置換、欠失
あるいは挿入等のアミノ酸配列における変異の結果得ら
れるポリペプチド(変異型ポリペプチド)は、そのよう
な変異を有していない元の(無変異の)ポリペプチドと
実質的に同一であると見なされ、またその変異型ポリペ
プチドのアミノ酸配列は、元の(無変異の)ポリペプチ
ドのアミノ酸配列と実質的に同一であると見なされる。
なお、本発明におけるポリペプチド中の構成アミノ酸
は、D体またはL体のいずれであってもよいが、特にこ
とわらない限り通常はL体が好ましい。
は、蛋白質の活性、例えば、リガンドと受容体の結合活
性や生理的な特性などが、実質的に同じであることを意
味する。従って、「実質的に同一」のアミノ酸配列と
は、蛋白質の活性、例えば、リガンドと受容体の結合活
性や生理的な特性などが、実質的に同じである(著しい
変化を生じていない)状態が保たれる範囲の変異を有し
ていてもよいアミノ酸配列を意味する。一般に、ポリペ
プチド配列中におけるアミノ酸の置換、欠失あるいは挿
入(付加)などの変異は、そのポリペプチドの生理的な
特性や化学的な特性に大きな(著しい)変化をもたらさ
ないことがしばしばあることは、よく知られた事実であ
る。該置換の例としては、あるアミノ酸が性質(特性)
の似ている他のアミノ酸で置換されたものが挙げられ、
一般的には、特性の類似性が強いアミノ酸相互間で置換
が行われる場合ほど、その置換が置換前の元のポリペプ
チドにおよぼす特性の変化は小さいと考えられている。
アミノ酸は、その特性の類似性を一つの基準にして例え
ば次のようなクラスに分類される。(i)非極性(疎水
性)アミノ酸としては、アラニン、ロイシン、イソロイ
シン、バリン、プロリン、フェニルアラニン、トリプト
ファン、メチオニンなどが挙げられる。(ii)極性(中
性)アミノ酸としてはグリシン、セリン、スレオニン、
システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミンなど
が挙げられる。(iii)陽電荷をもつ(塩基性)アミノ
酸としてはアルギニン、リジン、ヒスチジンなどが挙げ
られる。(iv)負電荷をもつ(酸性)アミノ酸として
は、アスパラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。
本明細書中で対象とするアミノ酸配列中のアミノ酸の
「実質的に同一」な置換物としては、例えばそのアミノ
酸が属するクラスのうち特性の似ている他のアミノ酸類
から選ばれることが多い。本発明においては、元の(無
変異の)ポリペプチドの生理的な特性や化学的な特性に
重大な(著しい)変化をもたらさないような置換、欠失
あるいは挿入等のアミノ酸配列における変異の結果得ら
れるポリペプチド(変異型ポリペプチド)は、そのよう
な変異を有していない元の(無変異の)ポリペプチドと
実質的に同一であると見なされ、またその変異型ポリペ
プチドのアミノ酸配列は、元の(無変異の)ポリペプチ
ドのアミノ酸配列と実質的に同一であると見なされる。
なお、本発明におけるポリペプチド中の構成アミノ酸
は、D体またはL体のいずれであってもよいが、特にこ
とわらない限り通常はL体が好ましい。
【0012】本発明におけるポリペプチドは、G蛋白共
役型レセプター蛋白質に対するリガンドペプチドまたは
その塩、即ちG蛋白質共役型レセプター蛋白質に結合す
ることができるリガンドポリペプチドまたはその塩であ
り、具体的には例えば、配列番号:73で表されるアミ
ノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を
含有するポリペプチドまたはそのアミド、エステルもし
くはその塩(以下、単にリガンドポリペプチドまたはポ
リペプチドと略称する場合がある)が挙げられる。配列
番号:73で表される該アミノ酸配列として好ましく
は、配列番号:5、8、47、50、61または64で
表されるアミノ酸配列が挙げられ、とりわけ、配列番
号:61または64で表されるアミノ酸配列、さらに好
ましくは、配列番号:64で表されるアミノ酸配列が挙
げられる。本発明における該ポリペプチドとしては、ヒ
トや温血動物(例えば、モルモット、ラット、マウス、
ブタ、ヒツジ、ウシ、サルなど)のあらゆる組織(例え
ば、下垂体、膵臓、脳、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、
胆のう、骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、
心臓など)または細胞などに由来するポリペプチドであ
って、具体的には例えば、配列番号:73で表わされる
アミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配
列、好ましくは、配列番号:5、8、47、50、61
または64で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質
的に同一のアミノ酸配列を含有するものであればよい。
例えば、本発明における該リガンドポリペプチドとして
は、配列番号:73で表わされるアミノ酸配列、好まし
くは、配列番号:5、8、47、50、61または64
で表されるアミノ酸配列を含有するポリペプチドなどの
他に、配列番号:73で表わされるアミノ酸配列、好ま
しくは、配列番号:5、8、47、50、61または6
4で表されるアミノ酸配列と約50〜99.9%(好ま
しくは70〜99.9%、より好ましくは80〜99.
9%、さらに好ましくは90〜99.9%)の相同性を
有するアミノ酸配列を含有し、配列番号:73で表わさ
れるアミノ酸配列、好ましくは、配列番号:5、8、4
7、50、61または64で表されるアミノ酸配列を含
有するポリペプチドと実質的に同質の活性を有するポリ
ペプチドなどが挙げられる。該活性としては、例えばレ
セプター結合活性、シグナル伝達活性など、該リガンド
ポリペプチドが有する活性が挙げられる。活性が「実質
的に同質」とは、該レセプター結合活性などの特性が同
質であることを示す。従って、該レセプター結合活性に
は著しくない程度の強弱が認められてもよく、また、該
リガンドポリペプチドの分子量における相違は問題では
ない。ヒトや温血動物の同じ属由来の実質的に同一のペ
プチドが、由来する種の違い(例えば、人種間の違い
等)によりそのペプチドの本質的でないアミノ酸配列上
の差異が認められることがあるが、本発明における該ポ
リペプチドとしては、本質的でないアミノ酸配列上の差
異によるこれらのペプチドも包含する。
役型レセプター蛋白質に対するリガンドペプチドまたは
その塩、即ちG蛋白質共役型レセプター蛋白質に結合す
ることができるリガンドポリペプチドまたはその塩であ
り、具体的には例えば、配列番号:73で表されるアミ
ノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を
含有するポリペプチドまたはそのアミド、エステルもし
くはその塩(以下、単にリガンドポリペプチドまたはポ
リペプチドと略称する場合がある)が挙げられる。配列
番号:73で表される該アミノ酸配列として好ましく
は、配列番号:5、8、47、50、61または64で
表されるアミノ酸配列が挙げられ、とりわけ、配列番
号:61または64で表されるアミノ酸配列、さらに好
ましくは、配列番号:64で表されるアミノ酸配列が挙
げられる。本発明における該ポリペプチドとしては、ヒ
トや温血動物(例えば、モルモット、ラット、マウス、
ブタ、ヒツジ、ウシ、サルなど)のあらゆる組織(例え
ば、下垂体、膵臓、脳、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、
胆のう、骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、
心臓など)または細胞などに由来するポリペプチドであ
って、具体的には例えば、配列番号:73で表わされる
アミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配
列、好ましくは、配列番号:5、8、47、50、61
または64で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質
的に同一のアミノ酸配列を含有するものであればよい。
例えば、本発明における該リガンドポリペプチドとして
は、配列番号:73で表わされるアミノ酸配列、好まし
くは、配列番号:5、8、47、50、61または64
で表されるアミノ酸配列を含有するポリペプチドなどの
他に、配列番号:73で表わされるアミノ酸配列、好ま
しくは、配列番号:5、8、47、50、61または6
4で表されるアミノ酸配列と約50〜99.9%(好ま
しくは70〜99.9%、より好ましくは80〜99.
9%、さらに好ましくは90〜99.9%)の相同性を
有するアミノ酸配列を含有し、配列番号:73で表わさ
れるアミノ酸配列、好ましくは、配列番号:5、8、4
7、50、61または64で表されるアミノ酸配列を含
有するポリペプチドと実質的に同質の活性を有するポリ
ペプチドなどが挙げられる。該活性としては、例えばレ
セプター結合活性、シグナル伝達活性など、該リガンド
ポリペプチドが有する活性が挙げられる。活性が「実質
的に同質」とは、該レセプター結合活性などの特性が同
質であることを示す。従って、該レセプター結合活性に
は著しくない程度の強弱が認められてもよく、また、該
リガンドポリペプチドの分子量における相違は問題では
ない。ヒトや温血動物の同じ属由来の実質的に同一のペ
プチドが、由来する種の違い(例えば、人種間の違い
等)によりそのペプチドの本質的でないアミノ酸配列上
の差異が認められることがあるが、本発明における該ポ
リペプチドとしては、本質的でないアミノ酸配列上の差
異によるこれらのペプチドも包含する。
【0013】本発明のリガンドポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩(以下、単にリガンド
ポリペプチドまたはポリペプチドと略称する場合があ
る)、その製造法および用途を以下にさらに詳細に説明
する。本発明のリガンドポリペプチドとして、具体的に
は例えば、配列番号:73で表わされるアミノ酸配列を
含有するラット、ウシ、ヒトまたはマウス由来のポリペ
プチドなどが挙げられる。(なお、配列番号:73にお
いて第10番目のXaaはAlaまたはThr、第11番目のXaa
はGlyまたはSer、第21番目のXaaはH、Gly、またはGly
Argを示す。) また、本発明の該リガンドポリペプチドには、 (i)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列中の1個
以上15個以下、好ましくは1個以上10個以下、より
好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が他のアミノ酸
で置換されたアミノ酸配列、 (ii)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列中の1個
以上15個以下、好ましくは1個以上10個以下、より
好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が欠失したアミ
ノ酸配列、 (iii)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列に1個
以上15個以下、好ましくは1個以上10個以下、より
好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が付加した(挿
入された)アミノ酸配列、さらには、(iv)上記(i),
(ii)または(iii)のポリペプチド中の構成アミノ酸
(特にその側鎖)に修飾を有するアミノ酸配列を含有す
るポリペプチド、またはそのアミド、エステルもしくは
その塩も含まれる。上記(iii)のポリペプチドのうち
好ましくは、配列番号:73で表されるアミノ酸を含有
するポリペプチドおよび配列番号:73で表されるアミ
ノ酸配列を含有するポリペプチドのN末端に、配列番
号:74で表されるペプチドがさらに付加したアミノ酸
配列を含有するポリペプチドなどを挙げることができ
る。本発明の該リガンドポリペプチドは、そのアミノ酸
配列中に上記(i)ないし(iv)の置換、欠失、付加、
修飾などを意図的または偶発的に施すことにより、熱や
プロテアーゼに対する安定型リガンドポリペプチドや、
該リガンドポリペプチドの有する生理活性が高まった高
活性型リガンドポリペプチドに変異(変換)させること
が可能である。本発明における該リガンドポリペプチド
またはそのアミド、エステルもしくはその塩は、これら
変異型リガンドポリペプチドも包含する。
アミド、エステルもしくはその塩(以下、単にリガンド
ポリペプチドまたはポリペプチドと略称する場合があ
る)、その製造法および用途を以下にさらに詳細に説明
する。本発明のリガンドポリペプチドとして、具体的に
は例えば、配列番号:73で表わされるアミノ酸配列を
含有するラット、ウシ、ヒトまたはマウス由来のポリペ
プチドなどが挙げられる。(なお、配列番号:73にお
いて第10番目のXaaはAlaまたはThr、第11番目のXaa
はGlyまたはSer、第21番目のXaaはH、Gly、またはGly
Argを示す。) また、本発明の該リガンドポリペプチドには、 (i)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列中の1個
以上15個以下、好ましくは1個以上10個以下、より
好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が他のアミノ酸
で置換されたアミノ酸配列、 (ii)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列中の1個
以上15個以下、好ましくは1個以上10個以下、より
好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が欠失したアミ
ノ酸配列、 (iii)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列に1個
以上15個以下、好ましくは1個以上10個以下、より
好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が付加した(挿
入された)アミノ酸配列、さらには、(iv)上記(i),
(ii)または(iii)のポリペプチド中の構成アミノ酸
(特にその側鎖)に修飾を有するアミノ酸配列を含有す
るポリペプチド、またはそのアミド、エステルもしくは
その塩も含まれる。上記(iii)のポリペプチドのうち
好ましくは、配列番号:73で表されるアミノ酸を含有
するポリペプチドおよび配列番号:73で表されるアミ
ノ酸配列を含有するポリペプチドのN末端に、配列番
号:74で表されるペプチドがさらに付加したアミノ酸
配列を含有するポリペプチドなどを挙げることができ
る。本発明の該リガンドポリペプチドは、そのアミノ酸
配列中に上記(i)ないし(iv)の置換、欠失、付加、
修飾などを意図的または偶発的に施すことにより、熱や
プロテアーゼに対する安定型リガンドポリペプチドや、
該リガンドポリペプチドの有する生理活性が高まった高
活性型リガンドポリペプチドに変異(変換)させること
が可能である。本発明における該リガンドポリペプチド
またはそのアミド、エステルもしくはその塩は、これら
変異型リガンドポリペプチドも包含する。
【0014】本明細書において、ペプチドの標記は、そ
の慣例に従い、左端がN末端(アミノ末端)、右端がC
末端(カルボキシル末端)として記載する。本発明のポ
リペプチド中の構成アミノ酸における修飾の例として
は、例えば、GlnのN端側が生体内で切断され、該G
lnがピログルタミン酸化したものなどが挙げられる。
本発明におけるポリペプチド、例えば配列番号:73で
表されるポリペプチドは、C末端アミノ酸残基のα−カ
ルボキシル基が、通常はカルボキシル基(-COOH)または
カルボキシレート(-COO-)であるが、C末端アミノ酸残
基の該カルボキシル基がアミド(-CONH2)またはエステ
ル(-COOR)であってもよい。 -COOR で表される該エステ
ルのRとしては、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピルもしくはn−ブチルなどのC1-6アル
キル基、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-8
シクロアルキル基、フェニル、α−ナフチルなどのC
6-12アリール基、ベンジル、フェネチルなどのフェニル
C1-2アルキル基、ベンズヒドリルなどのジフェニル−
C1-2アルキル、もしくはα−ナフチルメチルなどのα
−ナフチル−C1-2アルキルなどのC7-14アラルキル基
のほか、経口用エステルとして汎用されるピバロイルオ
キシメチルエステルなどが挙げられる。また、本発明に
おけるポリペプチド、例えば配列番号:73で表される
ポリペプチドが、C末端以外にカルボキシル基またはカ
ルボキシレートを有している場合、それらの基がアミド
化またはエステル化されているポリペプチドも本発明の
ポリペプチドに含まれる。この場合のエステルとして
は、例えば前述のC末端アミノ酸残基のエステルなどと
同様である。本発明のリガンドポリペプチドとしては特
にC末端アミノ酸残基のカルボキシル基がアミドである
ペプチドが好ましい。なかでも、配列番号:5、8、4
7、50、61、64で表されるアミノ酸配列を有する
ポリペプチドのC末端アミノ酸残基のカルボキシル基が
アミドであるポリペプチドが好ましい。本発明のポリペ
プチドの塩としては、生理学的に許容される塩基(例え
ばアルカリ金属など)や酸(有機酸、無機酸)との塩が
用いられるが、とりわけ生理学的に許容される酸付加塩
が好ましい。このような塩としては例えば無機酸(例え
ば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との塩、あるい
は有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、フマル
酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ
酸、シュウ酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸)との塩などが用いられる。
の慣例に従い、左端がN末端(アミノ末端)、右端がC
末端(カルボキシル末端)として記載する。本発明のポ
リペプチド中の構成アミノ酸における修飾の例として
は、例えば、GlnのN端側が生体内で切断され、該G
lnがピログルタミン酸化したものなどが挙げられる。
本発明におけるポリペプチド、例えば配列番号:73で
表されるポリペプチドは、C末端アミノ酸残基のα−カ
ルボキシル基が、通常はカルボキシル基(-COOH)または
カルボキシレート(-COO-)であるが、C末端アミノ酸残
基の該カルボキシル基がアミド(-CONH2)またはエステ
ル(-COOR)であってもよい。 -COOR で表される該エステ
ルのRとしては、例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピルもしくはn−ブチルなどのC1-6アル
キル基、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-8
シクロアルキル基、フェニル、α−ナフチルなどのC
6-12アリール基、ベンジル、フェネチルなどのフェニル
C1-2アルキル基、ベンズヒドリルなどのジフェニル−
C1-2アルキル、もしくはα−ナフチルメチルなどのα
−ナフチル−C1-2アルキルなどのC7-14アラルキル基
のほか、経口用エステルとして汎用されるピバロイルオ
キシメチルエステルなどが挙げられる。また、本発明に
おけるポリペプチド、例えば配列番号:73で表される
ポリペプチドが、C末端以外にカルボキシル基またはカ
ルボキシレートを有している場合、それらの基がアミド
化またはエステル化されているポリペプチドも本発明の
ポリペプチドに含まれる。この場合のエステルとして
は、例えば前述のC末端アミノ酸残基のエステルなどと
同様である。本発明のリガンドポリペプチドとしては特
にC末端アミノ酸残基のカルボキシル基がアミドである
ペプチドが好ましい。なかでも、配列番号:5、8、4
7、50、61、64で表されるアミノ酸配列を有する
ポリペプチドのC末端アミノ酸残基のカルボキシル基が
アミドであるポリペプチドが好ましい。本発明のポリペ
プチドの塩としては、生理学的に許容される塩基(例え
ばアルカリ金属など)や酸(有機酸、無機酸)との塩が
用いられるが、とりわけ生理学的に許容される酸付加塩
が好ましい。このような塩としては例えば無機酸(例え
ば、塩酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸)との塩、あるい
は有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピオン酸、フマル
酸、マレイン酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ
酸、シュウ酸、安息香酸、メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸)との塩などが用いられる。
【0015】本発明のリガンドポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩は、(i)ヒトや温血
動物の組織または細胞からポリペプチドを精製する方法
によって製造することができ、また、(ii)公知のポリ
ペプチド合成法に準じて製造することもできる。さらに
また、(iii)該ポリペプチドをコードするDNAを含
有する形質転換体を培養する方法(後述)によって製造
することもできる。 (i)該リガンドポリペプチドを、ヒトや温血動物の組
織または細胞から製造する場合、ヒトや温血動物の組織
または細胞をホモジナイズした後、酸などで抽出を行
い、該抽出液を逆相クロマトグラフィー、イオン交換ク
ロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー
などのクロマトグラフィーを組み合わせることにより精
製単離することができる。 (ii)該リガンドポリペプチドは、自体公知のポリペプ
チドの合成法に従って製造することもできる。ペプチド
の合成法としては、例えば固相合成法、液相合成法のい
ずれによってもよい。即ち、蛋白質を構成し得る部分ペ
プチドもしくはアミノ酸と残余部分とを縮合させ、生成
物が保護基を有する場合は保護基を脱離することにより
目的のペプチドを製造することができる。この場合の公
知の縮合方法や保護基の脱離方法としては例えば、以下
の〜に記載された方法が挙げられる。 M. Bodanszky および M.A. Ondetti: ペプチド シ
ンセシス (Peptide Synthesis), Interscience Publish
ers, New York (1966年) SchroederおよびLuebke: ザ ペプチド(The Peptid
e), Academic Press, NewYork (1965年) 泉屋信夫他: ペプチド合成の基礎と実験、 丸善(株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平: 生化学実験講座 1、 タ
ンパク質の化学IV、 205、(1977年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合成
広川書店
アミド、エステルもしくはその塩は、(i)ヒトや温血
動物の組織または細胞からポリペプチドを精製する方法
によって製造することができ、また、(ii)公知のポリ
ペプチド合成法に準じて製造することもできる。さらに
また、(iii)該ポリペプチドをコードするDNAを含
有する形質転換体を培養する方法(後述)によって製造
することもできる。 (i)該リガンドポリペプチドを、ヒトや温血動物の組
織または細胞から製造する場合、ヒトや温血動物の組織
または細胞をホモジナイズした後、酸などで抽出を行
い、該抽出液を逆相クロマトグラフィー、イオン交換ク
ロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー
などのクロマトグラフィーを組み合わせることにより精
製単離することができる。 (ii)該リガンドポリペプチドは、自体公知のポリペプ
チドの合成法に従って製造することもできる。ペプチド
の合成法としては、例えば固相合成法、液相合成法のい
ずれによってもよい。即ち、蛋白質を構成し得る部分ペ
プチドもしくはアミノ酸と残余部分とを縮合させ、生成
物が保護基を有する場合は保護基を脱離することにより
目的のペプチドを製造することができる。この場合の公
知の縮合方法や保護基の脱離方法としては例えば、以下
の〜に記載された方法が挙げられる。 M. Bodanszky および M.A. Ondetti: ペプチド シ
ンセシス (Peptide Synthesis), Interscience Publish
ers, New York (1966年) SchroederおよびLuebke: ザ ペプチド(The Peptid
e), Academic Press, NewYork (1965年) 泉屋信夫他: ペプチド合成の基礎と実験、 丸善(株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平: 生化学実験講座 1、 タ
ンパク質の化学IV、 205、(1977年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合成
広川書店
【0016】上記(ii)の該リガンドポリペプチドの合
成法として具合的には、例えば次の方法などが挙げられ
る。該リガンドポリペプチドのアミド体を合成するに
は、アミド形成に適したペプチド合成用樹脂を用いると
よい。そのような樹脂としては例えば、クロロメチル樹
脂、ヒドロキシメチル樹脂、ベンズヒドリルアミン樹
脂、アミノメチル樹脂、4−ベンジルオキシベンジルア
ルコール樹脂、4−メチルベンズヒドリルアミン樹脂、
PAM樹脂、4−ヒドロキシメチルメチルフェニルアセト
アミドメチル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、4−
(2',4'-ジメトキシフェニル−ヒドロキシメチル)フェ
ノキシ樹脂、4−(2',4'-ジメトキシフェニル−Fmocア
ミノエチル)フェノキシ樹脂などが挙げられる。このよ
うな樹脂を用い、α−アミノ基と側鎖官能基を公知の適
当な保護基で保護したアミノ酸を、自体公知の各種縮合
方法に従い、目的とするペプチドの配列通りに該樹脂上
で縮合させる。反応の最後に樹脂からペプチドを切り出
すとともに各種保護基を除去し、目的のポリペプチドを
取得することができる。 前述の保護されたアミノ酸を
縮合させるには、ペプチド合成に使用できる各種活性化
試薬を用いることができるが、特に、カルボジイミド類
がよい。カルボジイミド類としてはDCC、N,N'-ジイソプ
ロピルカルボジイミド、N-エチル-N'-(3-ジメチルアミ
ノプロリル)カルボジイミドなどが挙げられる。これら
による活性化には、ラセミ化抑制添加剤(例えば、HOB
t)とともに保護されたアミノ酸を直接樹脂に添加するか
または、対称酸無水物またはHOBtエステルあるいはHOOB
tエステルとしてあらかじめ保護されたアミノ酸の活性
化を行ったのちに樹脂に添加することができる。保護さ
れたアミノ酸の活性化や樹脂との縮合に用いられる溶媒
としては、ペプチド縮合反応に使用可能な公知の溶媒か
ら適宜選択すればよい。該溶媒としては、例えばN,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドンなどの酸アミド類、塩化メチ
レン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、トリ
フルオロエタノールなどのアルコール類、ジメチルスル
ホキシドなどのスルホキシド類、ピリジンなどの三級ア
ミン類、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテ
ル類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類あるい
はこれらの適宜の混合物などが挙げられる。該縮合反応
における反応温度は、公知のペプチド結合形成反応に使
用可能な温度範囲から適宜選択すればよく、通常約−2
0℃〜50℃の範囲が挙げられる。該活性化されたアミ
ノ酸誘導体は、通常1.5〜4倍過剰で用いられる。縮
合反応の達成度は公知のニンヒドリン反応を用いて確認
することができ、その結果、縮合が不十分な場合には保
護基の脱離を行うことなく縮合反応を繰り返すことによ
り十分な縮合を行うことができる。反応を繰り返しても
十分な縮合が得られないときには、無水酢酸またはアセ
チルイミダゾールを用いて未反応アミノ酸をアセチル化
し、後の反応に影響をおよぼさないようにすることもで
きる。
成法として具合的には、例えば次の方法などが挙げられ
る。該リガンドポリペプチドのアミド体を合成するに
は、アミド形成に適したペプチド合成用樹脂を用いると
よい。そのような樹脂としては例えば、クロロメチル樹
脂、ヒドロキシメチル樹脂、ベンズヒドリルアミン樹
脂、アミノメチル樹脂、4−ベンジルオキシベンジルア
ルコール樹脂、4−メチルベンズヒドリルアミン樹脂、
PAM樹脂、4−ヒドロキシメチルメチルフェニルアセト
アミドメチル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、4−
(2',4'-ジメトキシフェニル−ヒドロキシメチル)フェ
ノキシ樹脂、4−(2',4'-ジメトキシフェニル−Fmocア
ミノエチル)フェノキシ樹脂などが挙げられる。このよ
うな樹脂を用い、α−アミノ基と側鎖官能基を公知の適
当な保護基で保護したアミノ酸を、自体公知の各種縮合
方法に従い、目的とするペプチドの配列通りに該樹脂上
で縮合させる。反応の最後に樹脂からペプチドを切り出
すとともに各種保護基を除去し、目的のポリペプチドを
取得することができる。 前述の保護されたアミノ酸を
縮合させるには、ペプチド合成に使用できる各種活性化
試薬を用いることができるが、特に、カルボジイミド類
がよい。カルボジイミド類としてはDCC、N,N'-ジイソプ
ロピルカルボジイミド、N-エチル-N'-(3-ジメチルアミ
ノプロリル)カルボジイミドなどが挙げられる。これら
による活性化には、ラセミ化抑制添加剤(例えば、HOB
t)とともに保護されたアミノ酸を直接樹脂に添加するか
または、対称酸無水物またはHOBtエステルあるいはHOOB
tエステルとしてあらかじめ保護されたアミノ酸の活性
化を行ったのちに樹脂に添加することができる。保護さ
れたアミノ酸の活性化や樹脂との縮合に用いられる溶媒
としては、ペプチド縮合反応に使用可能な公知の溶媒か
ら適宜選択すればよい。該溶媒としては、例えばN,N
−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチルピロリドンなどの酸アミド類、塩化メチ
レン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素類、トリ
フルオロエタノールなどのアルコール類、ジメチルスル
ホキシドなどのスルホキシド類、ピリジンなどの三級ア
ミン類、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテ
ル類、アセトニトリル、プロピオニトリルなどのニトリ
ル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類あるい
はこれらの適宜の混合物などが挙げられる。該縮合反応
における反応温度は、公知のペプチド結合形成反応に使
用可能な温度範囲から適宜選択すればよく、通常約−2
0℃〜50℃の範囲が挙げられる。該活性化されたアミ
ノ酸誘導体は、通常1.5〜4倍過剰で用いられる。縮
合反応の達成度は公知のニンヒドリン反応を用いて確認
することができ、その結果、縮合が不十分な場合には保
護基の脱離を行うことなく縮合反応を繰り返すことによ
り十分な縮合を行うことができる。反応を繰り返しても
十分な縮合が得られないときには、無水酢酸またはアセ
チルイミダゾールを用いて未反応アミノ酸をアセチル化
し、後の反応に影響をおよぼさないようにすることもで
きる。
【0017】該ペプチド合成の際の原料となるアミノ酸
のアミノ基の保護基としては、例えば、Z、Boc、tert
−アミルオキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボ
ニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、Cl-Z、
Br-Z、アダマンチルオキシカルボニル、トリフルオロア
セチル、フタリル、ホルミル、2−ニトロフェニルスル
フェニル、ジフェニルホスフィノチオイル、Fmocなどが
挙げられる。カルボキシル基の保護基としては、例えば
前述のC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C
7-14アラルキル基の他、2−アダマンチル、4−ニトロ
ベンジル、4−メトキシベンジル、4−クロロベンジ
ル、フェナシル基およびベンジルオキシカルボニルヒド
ラジド、tert−ブトキシカルボニルヒドラジド、トリチ
ルヒドラジドなどが挙げられる。セリンおよびスレオニ
ンの水酸基は、例えばエステル化またはエーテル化によ
って保護することができる。このエステル化に適する基
としては例えばアセチル基などの低級(C1-6)アルカ
ノイル基、ベンゾイル基などのアロイル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基などの炭酸か
ら誘導される基などが挙げられる。また、エーテル化に
適する基としては、例えばベンジル基、テトラヒドロピ
ラニル基、tert−ブチル基などである。チロシンのフェ
ノール性水酸基の保護基としては、例えばBzl、Cl2-Bz
l、2−ニトロベンジル、Br-Z、tert−ブチルなどが挙
げられる。ヒスチジンのイミダゾールの保護基として
は、Tos、4-メトキシ-2,3,6-トリメチルベンゼンスル
ホニル、DNP、ベンジルオキシメチル、Bum、Boc、Trt、
Fmocなどが挙げられる。
のアミノ基の保護基としては、例えば、Z、Boc、tert
−アミルオキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボ
ニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、Cl-Z、
Br-Z、アダマンチルオキシカルボニル、トリフルオロア
セチル、フタリル、ホルミル、2−ニトロフェニルスル
フェニル、ジフェニルホスフィノチオイル、Fmocなどが
挙げられる。カルボキシル基の保護基としては、例えば
前述のC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C
7-14アラルキル基の他、2−アダマンチル、4−ニトロ
ベンジル、4−メトキシベンジル、4−クロロベンジ
ル、フェナシル基およびベンジルオキシカルボニルヒド
ラジド、tert−ブトキシカルボニルヒドラジド、トリチ
ルヒドラジドなどが挙げられる。セリンおよびスレオニ
ンの水酸基は、例えばエステル化またはエーテル化によ
って保護することができる。このエステル化に適する基
としては例えばアセチル基などの低級(C1-6)アルカ
ノイル基、ベンゾイル基などのアロイル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基などの炭酸か
ら誘導される基などが挙げられる。また、エーテル化に
適する基としては、例えばベンジル基、テトラヒドロピ
ラニル基、tert−ブチル基などである。チロシンのフェ
ノール性水酸基の保護基としては、例えばBzl、Cl2-Bz
l、2−ニトロベンジル、Br-Z、tert−ブチルなどが挙
げられる。ヒスチジンのイミダゾールの保護基として
は、Tos、4-メトキシ-2,3,6-トリメチルベンゼンスル
ホニル、DNP、ベンジルオキシメチル、Bum、Boc、Trt、
Fmocなどが挙げられる。
【0018】本発明における該リガンドポリペプチドま
たはそのアミド、エステルもしくはその塩としては、例
えば、上記した配列番号:73で表されるアミノ酸配列
と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有する
ポリペプチドと同様の作用(下垂体機能調節作用、中枢
神経機能調節作用、膵臓機能調節作用、プロラクチン分
泌調節作用、胎盤機能調節作用など、とりわけプロラク
チン分泌調節作用または胎盤機能調節作用)を有してい
る限り、そのアミノ酸配列に変異を有するどのようなペ
プチドであってもよい。このようなペプチドとしては例
えば、配列番号:73で表されるアミノ酸配列を有する
ペプチドから1ないし15個以下のアミノ酸が欠失した
アミノ酸配列を有するペプチドを挙げることができる。
具体的には例えば、(a)配列番号:73で表されるア
ミノ酸配列の第2番目から第21番目のアミノ酸配列を
有するペプチド、(b)配列番号:73で表されるアミ
ノ酸配列の第3番目から第21番目のアミノ酸配列を有
するペプチド、(c)配列番号:73で表されるアミノ
酸配列の第4番目から第21番目のアミノ酸配列を有す
るペプチド、(d)配列番号:73で表されるアミノ酸
配列の第5番目から第21番目のアミノ酸配列を有する
ペプチド、(e)配列番号:73で表されるアミノ酸配
列の第6番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペ
プチド、(f)配列番号:73で表されるアミノ酸配列
の第7番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプ
チド、(g)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の
第8番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(h)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
9番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(i)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
10番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(j)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
11番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(k)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
12番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(l)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
13番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(m)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
14番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(n)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
15番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ドなどが好ましい。さらに、配列番号:74で表される
アミノ酸配列を有するペプチドなども好ましい。配列番
号:73で表されるアミノ酸配列としてより好ましい、
配列番号:5、8、47、50、61または64につい
ても、配列番号:73で表されるアミノ酸配列について
例示したものと同様である。本発明におけるリガンドポ
リペプチドは、さらに、他の蛋白質(例、機能または性
質がよく知られている公知の蛋白質)との融合蛋白質で
あってもよい。
たはそのアミド、エステルもしくはその塩としては、例
えば、上記した配列番号:73で表されるアミノ酸配列
と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有する
ポリペプチドと同様の作用(下垂体機能調節作用、中枢
神経機能調節作用、膵臓機能調節作用、プロラクチン分
泌調節作用、胎盤機能調節作用など、とりわけプロラク
チン分泌調節作用または胎盤機能調節作用)を有してい
る限り、そのアミノ酸配列に変異を有するどのようなペ
プチドであってもよい。このようなペプチドとしては例
えば、配列番号:73で表されるアミノ酸配列を有する
ペプチドから1ないし15個以下のアミノ酸が欠失した
アミノ酸配列を有するペプチドを挙げることができる。
具体的には例えば、(a)配列番号:73で表されるア
ミノ酸配列の第2番目から第21番目のアミノ酸配列を
有するペプチド、(b)配列番号:73で表されるアミ
ノ酸配列の第3番目から第21番目のアミノ酸配列を有
するペプチド、(c)配列番号:73で表されるアミノ
酸配列の第4番目から第21番目のアミノ酸配列を有す
るペプチド、(d)配列番号:73で表されるアミノ酸
配列の第5番目から第21番目のアミノ酸配列を有する
ペプチド、(e)配列番号:73で表されるアミノ酸配
列の第6番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペ
プチド、(f)配列番号:73で表されるアミノ酸配列
の第7番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプ
チド、(g)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の
第8番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(h)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
9番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(i)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
10番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(j)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
11番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(k)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
12番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(l)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
13番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(m)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
14番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ド、(n)配列番号:73で表されるアミノ酸配列の第
15番目から第21番目のアミノ酸配列を有するペプチ
ドなどが好ましい。さらに、配列番号:74で表される
アミノ酸配列を有するペプチドなども好ましい。配列番
号:73で表されるアミノ酸配列としてより好ましい、
配列番号:5、8、47、50、61または64につい
ても、配列番号:73で表されるアミノ酸配列について
例示したものと同様である。本発明におけるリガンドポ
リペプチドは、さらに、他の蛋白質(例、機能または性
質がよく知られている公知の蛋白質)との融合蛋白質で
あってもよい。
【0019】本発明におけるリガンドポリペプチドをコ
ードするDNAとしては、本発明における配列番号:7
3で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一
のアミノ酸配列を含有するポリペプチドをコードする塩
基配列を含有するものであればいかなるものであっても
よい。また、ゲノムDNA、ゲノムDNAライブラリ
ー、組織・細胞由来のcDNA、組織・細胞由来のcD
NAライブラリー、合成DNAのいずれでもよい。ライ
ブラリーに使用するベクターはバクテリオファージ、プ
ラスミド、コスミド、ファージミドなどいずれであって
もよい。また、組織・細胞よりRNA画分を調製したも
のを用いて直接RT-PCR(reverse transcription P
CR)法によって増幅することもできる。より具体的に
は、配列番号:1または配列番号:44のアミノ酸配列
を含有するラット全脳あるいはウシ視床下部由来のポリ
ペプチドをコードするDNAとしては、配列番号:2で
表わされる塩基配列を有するDNAなどが用いられる。
ここで、配列番号:2において第129番目のRはGま
たはAを、第179番目および240番目のYはCまた
はTを示す。第179番目のYがCのとき、配列番号:
1で表されるアミノ酸配列をコードし、第179番目の
YがTのとき、配列番号:44で表されるアミノ酸配列
をコードする。
ードするDNAとしては、本発明における配列番号:7
3で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一
のアミノ酸配列を含有するポリペプチドをコードする塩
基配列を含有するものであればいかなるものであっても
よい。また、ゲノムDNA、ゲノムDNAライブラリ
ー、組織・細胞由来のcDNA、組織・細胞由来のcD
NAライブラリー、合成DNAのいずれでもよい。ライ
ブラリーに使用するベクターはバクテリオファージ、プ
ラスミド、コスミド、ファージミドなどいずれであって
もよい。また、組織・細胞よりRNA画分を調製したも
のを用いて直接RT-PCR(reverse transcription P
CR)法によって増幅することもできる。より具体的に
は、配列番号:1または配列番号:44のアミノ酸配列
を含有するラット全脳あるいはウシ視床下部由来のポリ
ペプチドをコードするDNAとしては、配列番号:2で
表わされる塩基配列を有するDNAなどが用いられる。
ここで、配列番号:2において第129番目のRはGま
たはAを、第179番目および240番目のYはCまた
はTを示す。第179番目のYがCのとき、配列番号:
1で表されるアミノ酸配列をコードし、第179番目の
YがTのとき、配列番号:44で表されるアミノ酸配列
をコードする。
【0020】また、配列番号:3、4、5、6、7、
8、9または10で表されるアミノ酸配列を含有するウ
シ由来ポリペプチドをコードするDNAとしては、配列
番号:11、12、13、14、15、16、17また
は18で表わされる塩基配列を有するDNAなどが用い
られる。ここで、配列番号:11、13、14、15の
第63番目のRおよび配列番号:12、16、17、1
8の第29番目のRはGあるいはAを示す。また、配列
番号:45、47、48、49、50、51または52
で表されるラット由来ポリペプチドをコードするDNA
としては、配列番号:46、53、54、55、56、
57または58で表される塩基配列を有するDNAなど
が用いられる。さらに、配列番号:59、61、62、
63、64、65または66で表されるヒト由来ポリペ
プチドをコードするDNAとしては、配列番号:60、
67、68、69、70、71または72で表される塩
基配列を有するDNAなどが用いられる。また、本発明
における配列番号:1、配列番号:44で表されるアミ
ノ酸配列を含有するウシ型ポリペプチド、配列番号:4
5で表されるアミノ酸配列を含有するラット型ポリペプ
チド、または配列番号:59で表されるアミノ酸配列を
含有するヒト型ポリペプチドをコードするDNAの中で
例えば6個以上90個以下(好ましくは6個以上60個
以下、より好ましくは9個以上30個以下、さらに好ま
しくは12個以上30個以下)の部分塩基配列を含有す
るDNA断片はDNA検出プローブとしても好ましく用
いられる。
8、9または10で表されるアミノ酸配列を含有するウ
シ由来ポリペプチドをコードするDNAとしては、配列
番号:11、12、13、14、15、16、17また
は18で表わされる塩基配列を有するDNAなどが用い
られる。ここで、配列番号:11、13、14、15の
第63番目のRおよび配列番号:12、16、17、1
8の第29番目のRはGあるいはAを示す。また、配列
番号:45、47、48、49、50、51または52
で表されるラット由来ポリペプチドをコードするDNA
としては、配列番号:46、53、54、55、56、
57または58で表される塩基配列を有するDNAなど
が用いられる。さらに、配列番号:59、61、62、
63、64、65または66で表されるヒト由来ポリペ
プチドをコードするDNAとしては、配列番号:60、
67、68、69、70、71または72で表される塩
基配列を有するDNAなどが用いられる。また、本発明
における配列番号:1、配列番号:44で表されるアミ
ノ酸配列を含有するウシ型ポリペプチド、配列番号:4
5で表されるアミノ酸配列を含有するラット型ポリペプ
チド、または配列番号:59で表されるアミノ酸配列を
含有するヒト型ポリペプチドをコードするDNAの中で
例えば6個以上90個以下(好ましくは6個以上60個
以下、より好ましくは9個以上30個以下、さらに好ま
しくは12個以上30個以下)の部分塩基配列を含有す
るDNA断片はDNA検出プローブとしても好ましく用
いられる。
【0021】(iii)本発明におけるポリペプチドをコ
ードするDNAは、以下の遺伝子工学的手法によって製
造することもできる。本発明のポリペプチドを完全にコ
ードするDNAのクローニング(クローン化)は、以下
の方法に従って行えばよい。即ち、(1)該ポリペプチ
ドの部分塩基配列を有するDNAを合成し、これをプラ
イマーとしてPCR法によって該ポリペプチドを完全に
コードするDNAを増幅するか、または、(2)cDN
AもしくはゲノムDNA、またはそのDNA断片を適当
なベクターに組み込んで得られるDNAライブラリー
を、例えば該リガンドポリペプチドの一部あるいは全領
域を有するDNA断片もしくは合成DNAを用いて標識
したものとハイブリダイゼーションを行うことにより選
別すればよい。該ハイブリダイゼーションの方法は、例
えば Molecular Cloning (2nd ed.;J. Sambrook et
al., Cold SpringHarbor Lab. Press, 1989)などに記
載の方法に従って行えばよい。また、DNAライブラリ
ーとして市販のものを使用する場合は、添付の使用説明
書に記載の方法に従って行えばよい。クローン化された
該ポリペプチドをコードするDNAは、そのまま使用し
ても、または所望により制限酵素で消化した後もしくは
リンカーDNAを付加した後に使用してもよい。該DN
Aは、その5’末端側に翻訳開始コドンとしてのATG
を有し、また3’末端側には翻訳終止コドンとしてのT
AA、TGAまたはTAGを有していてもよい。これら
の翻訳開始コドンや翻訳終止コドンは、適当な合成DN
Aアダプターを用いて付加することもできる。
ードするDNAは、以下の遺伝子工学的手法によって製
造することもできる。本発明のポリペプチドを完全にコ
ードするDNAのクローニング(クローン化)は、以下
の方法に従って行えばよい。即ち、(1)該ポリペプチ
ドの部分塩基配列を有するDNAを合成し、これをプラ
イマーとしてPCR法によって該ポリペプチドを完全に
コードするDNAを増幅するか、または、(2)cDN
AもしくはゲノムDNA、またはそのDNA断片を適当
なベクターに組み込んで得られるDNAライブラリー
を、例えば該リガンドポリペプチドの一部あるいは全領
域を有するDNA断片もしくは合成DNAを用いて標識
したものとハイブリダイゼーションを行うことにより選
別すればよい。該ハイブリダイゼーションの方法は、例
えば Molecular Cloning (2nd ed.;J. Sambrook et
al., Cold SpringHarbor Lab. Press, 1989)などに記
載の方法に従って行えばよい。また、DNAライブラリ
ーとして市販のものを使用する場合は、添付の使用説明
書に記載の方法に従って行えばよい。クローン化された
該ポリペプチドをコードするDNAは、そのまま使用し
ても、または所望により制限酵素で消化した後もしくは
リンカーDNAを付加した後に使用してもよい。該DN
Aは、その5’末端側に翻訳開始コドンとしてのATG
を有し、また3’末端側には翻訳終止コドンとしてのT
AA、TGAまたはTAGを有していてもよい。これら
の翻訳開始コドンや翻訳終止コドンは、適当な合成DN
Aアダプターを用いて付加することもできる。
【0022】該ポリペプチドをコードする塩基配列を有
するDNAを含有する発現ベクターは、例えば、(イ)
本発明のポリペプチドをコードするDNAを含有するD
NAから目的とするDNA断片を切り出し、(ロ)この
DNA断片を公知の適当な発現ベクター中のプロモータ
ー配列の下流に連結することにより製造することができ
る。該ベクターとしては、大腸菌由来のプラスミド
(例、pBR322,pBR325,pUC12,pU
C13)、枯草菌由来のプラスミド(例、pUB11
0,pTP5,pC194)、酵母由来プラスミド
(例、pSH19,pSH15)、λファージなどのバ
クテリオファージ、レトロウイルス,ワクシニアウイル
ス,バキュロウイルスなどの動物ウイルスなどが用いら
れる。該プロモーターとしては、目的のポリペプチドを
コードする遺伝子の発現に用いる宿主において、適切に
機能するプロモーターであればいかなるものでもよい。
形質転換する際の宿主がエシェリヒア属菌である場合
は、trp プロモーター、lac プロモーター、recAプロ
モーター、λPLプロモーター、lpp プロモーターなど
が、宿主がバチルス属菌である場合は、SPO1プロモ
ーター、SPO2プロモーター、penPプロモーターな
ど、宿主が酵母である場合は、PHO5プロモーター、
PGKプロモーター、GAPプロモーター、ADHプロ
モーターなどが好ましい。宿主が動物細胞である場合に
は、SV40由来のプロモーター、レトロウイルスのプ
ロモーター、メタロチオネインプロモーター、ヒートシ
ョックプロモーター、サイトメガロウイルスプロモータ
ー、SRαプロモーターなどがそれぞれ好ましく挙げら
れる。なお、目的のポリペプチドをコードする遺伝子を
効率よく発現させるためには、エンハンサーを使用する
ことが好ましい。
するDNAを含有する発現ベクターは、例えば、(イ)
本発明のポリペプチドをコードするDNAを含有するD
NAから目的とするDNA断片を切り出し、(ロ)この
DNA断片を公知の適当な発現ベクター中のプロモータ
ー配列の下流に連結することにより製造することができ
る。該ベクターとしては、大腸菌由来のプラスミド
(例、pBR322,pBR325,pUC12,pU
C13)、枯草菌由来のプラスミド(例、pUB11
0,pTP5,pC194)、酵母由来プラスミド
(例、pSH19,pSH15)、λファージなどのバ
クテリオファージ、レトロウイルス,ワクシニアウイル
ス,バキュロウイルスなどの動物ウイルスなどが用いら
れる。該プロモーターとしては、目的のポリペプチドを
コードする遺伝子の発現に用いる宿主において、適切に
機能するプロモーターであればいかなるものでもよい。
形質転換する際の宿主がエシェリヒア属菌である場合
は、trp プロモーター、lac プロモーター、recAプロ
モーター、λPLプロモーター、lpp プロモーターなど
が、宿主がバチルス属菌である場合は、SPO1プロモ
ーター、SPO2プロモーター、penPプロモーターな
ど、宿主が酵母である場合は、PHO5プロモーター、
PGKプロモーター、GAPプロモーター、ADHプロ
モーターなどが好ましい。宿主が動物細胞である場合に
は、SV40由来のプロモーター、レトロウイルスのプ
ロモーター、メタロチオネインプロモーター、ヒートシ
ョックプロモーター、サイトメガロウイルスプロモータ
ー、SRαプロモーターなどがそれぞれ好ましく挙げら
れる。なお、目的のポリペプチドをコードする遺伝子を
効率よく発現させるためには、エンハンサーを使用する
ことが好ましい。
【0023】また、必要に応じて、宿主に合ったシグナ
ル配列を、ポリペプチドまたはその部分ペプチドのN端
末側に付加する。宿主がエシェリヒア属菌である場合
は、アルカリフォスファターゼ・シグナル配列、OmpA
・シグナル配列などが、宿主がバチルス属菌である場合
は、α−アミラーゼ・シグナル配列、サブチリシン・シ
グナル配列などが、宿主が酵母である場合は、メイテイ
ングファクターα・シグナル配列、インベルターゼ・シ
グナル配列など、宿主が動物細胞である場合には、例え
ばインシュリン・シグナル配列、α−インターフェロン
・シグナル配列、抗体分子・シグナル配列などがそれぞ
れ利用できる。このようにして構築されたポリペプチド
またはその部分ペプチドをコードするDNAを含有する
ベクターを用いて、形質転換体を製造する。
ル配列を、ポリペプチドまたはその部分ペプチドのN端
末側に付加する。宿主がエシェリヒア属菌である場合
は、アルカリフォスファターゼ・シグナル配列、OmpA
・シグナル配列などが、宿主がバチルス属菌である場合
は、α−アミラーゼ・シグナル配列、サブチリシン・シ
グナル配列などが、宿主が酵母である場合は、メイテイ
ングファクターα・シグナル配列、インベルターゼ・シ
グナル配列など、宿主が動物細胞である場合には、例え
ばインシュリン・シグナル配列、α−インターフェロン
・シグナル配列、抗体分子・シグナル配列などがそれぞ
れ利用できる。このようにして構築されたポリペプチド
またはその部分ペプチドをコードするDNAを含有する
ベクターを用いて、形質転換体を製造する。
【0024】形質転換する際の宿主としては、例えば公
知のエシェリヒア属菌、バチルス属菌、酵母、昆虫、動
物細胞などが挙げられる。。該エシェリヒア属菌の具体
例としては、例えばエシェリヒア・コリ(Escherichia
coli)K12・DH1〔プロシージングズ・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ
・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),
第60巻,160頁(1968年)〕,JM103〔ヌクイレック
・アシッズ・リサーチ(Nucleic Acids Research),第
9巻,309頁(1981年)〕,JA221〔ジャーナル・オ
ブ・モレキュラー・バイオロジー(Journal of Molecul
ar Biology)〕,第120巻,517頁(1978年)〕,HB1
01〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジ
ー,第41巻,459頁(1969年)〕,C600〔ジェネテ
ィックス(Genetics),第39巻,440頁(1954年)〕な
どが挙げられる。該バチルス属菌の具体例としては、例
えばバチルス・サチルス(Bacillus subtilis)MI1
14〔ジーン(gene),第24巻,255頁(1983年)〕,
207−21〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー
(Journal of Biochemistry),第95巻,87頁(1984
年)〕などが挙げられる。
知のエシェリヒア属菌、バチルス属菌、酵母、昆虫、動
物細胞などが挙げられる。。該エシェリヒア属菌の具体
例としては、例えばエシェリヒア・コリ(Escherichia
coli)K12・DH1〔プロシージングズ・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ
・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),
第60巻,160頁(1968年)〕,JM103〔ヌクイレック
・アシッズ・リサーチ(Nucleic Acids Research),第
9巻,309頁(1981年)〕,JA221〔ジャーナル・オ
ブ・モレキュラー・バイオロジー(Journal of Molecul
ar Biology)〕,第120巻,517頁(1978年)〕,HB1
01〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジ
ー,第41巻,459頁(1969年)〕,C600〔ジェネテ
ィックス(Genetics),第39巻,440頁(1954年)〕な
どが挙げられる。該バチルス属菌の具体例としては、例
えばバチルス・サチルス(Bacillus subtilis)MI1
14〔ジーン(gene),第24巻,255頁(1983年)〕,
207−21〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー
(Journal of Biochemistry),第95巻,87頁(1984
年)〕などが挙げられる。
【0025】該酵母としては、例えばサッカロマイセス
セレビシエ(Saccaromyces cerevisiae)AH22,A
H22R-,NA87−11A,DKD−5D,20B
−12などが挙げられる。該昆虫としては、例えばカイ
コの幼虫などが挙げられる〔前田ら、ネイチャー(Natu
re),第315巻,592頁(1985年)〕。該動物細胞として
は、例えばサル細胞COS−7,Vero,チャイニーズ
ハムスター細胞CHO,DHFR遺伝子欠損チャイニー
ズハムスター細胞CHO(dhfr-CHO細胞),マ
ウスL細胞,マウスミエローマ細胞,ヒトFL細胞など
が挙げられる。エシェリヒア属菌を形質転換するには、
例えばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー,第69巻,2110頁(1972年)や ジーン,第17巻,107
頁(1982年)などに記載の方法に従って行なえばよい。
バチルス属菌を形質転換するには、例えばモレキュラー
・アンド・ジェネラル・ジェネティックス(Molecular
& General Genetics),第168巻,111頁(1979年)な
どに記載の方法に従って行えばよい。酵母を形質転換す
るには、例えばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナ
ル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユ
ーエスエー,第75巻,1929頁(1978年)などに記載の方
法に従って行なえばよい。昆虫細胞を形質転換するに
は、例えばバイオ/テクノロジー(Bio/Technology),
第6巻, 47頁(1988年)などに記載の方法に従って行な
えばよい。動物細胞を形質転換するには、例えばヴィロ
ロジー(Virology),第52巻,456頁(1973年)に記載
の方法に従って行なわれる。このようにして、ポリペプ
チドをコードするDNAを含有する発現ベクターで形質
転換された形質転換体を得ることができる。
セレビシエ(Saccaromyces cerevisiae)AH22,A
H22R-,NA87−11A,DKD−5D,20B
−12などが挙げられる。該昆虫としては、例えばカイ
コの幼虫などが挙げられる〔前田ら、ネイチャー(Natu
re),第315巻,592頁(1985年)〕。該動物細胞として
は、例えばサル細胞COS−7,Vero,チャイニーズ
ハムスター細胞CHO,DHFR遺伝子欠損チャイニー
ズハムスター細胞CHO(dhfr-CHO細胞),マ
ウスL細胞,マウスミエローマ細胞,ヒトFL細胞など
が挙げられる。エシェリヒア属菌を形質転換するには、
例えばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー,第69巻,2110頁(1972年)や ジーン,第17巻,107
頁(1982年)などに記載の方法に従って行なえばよい。
バチルス属菌を形質転換するには、例えばモレキュラー
・アンド・ジェネラル・ジェネティックス(Molecular
& General Genetics),第168巻,111頁(1979年)な
どに記載の方法に従って行えばよい。酵母を形質転換す
るには、例えばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナ
ル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユ
ーエスエー,第75巻,1929頁(1978年)などに記載の方
法に従って行なえばよい。昆虫細胞を形質転換するに
は、例えばバイオ/テクノロジー(Bio/Technology),
第6巻, 47頁(1988年)などに記載の方法に従って行な
えばよい。動物細胞を形質転換するには、例えばヴィロ
ロジー(Virology),第52巻,456頁(1973年)に記載
の方法に従って行なわれる。このようにして、ポリペプ
チドをコードするDNAを含有する発現ベクターで形質
転換された形質転換体を得ることができる。
【0026】宿主がエシェリヒア属菌、バチルス属菌で
ある形質転換体を培養する際の培地としては液体培地が
好ましく、その中には該形質転換体の生育に必要な炭素
源、窒素源、無機物その他を含有するよう調製される。
該炭素源としては、例えばグルコース、デキストリン、
可溶性澱粉、ショ糖などが、該窒素源としては、例えば
アンモニウム塩類、硝酸塩類、コーンスチープ・リカ
ー、ペプトン、カゼイン、肉エキス、大豆粕、バレイシ
ョ抽出液などの無機または有機物質が、該無機物として
は、例えば塩化カルシウム、リン酸二水素ナトリウム、
塩化マグネシウムなどが挙げられる。また、該培地中に
は、酵母エキス、ビタミン類、生長促進因子などを必要
に応じて添加してもよい。該培地のpHは形質転換体が
生育するpHであればいずれでもよいが、pHは通常約
5〜8が好ましい。
ある形質転換体を培養する際の培地としては液体培地が
好ましく、その中には該形質転換体の生育に必要な炭素
源、窒素源、無機物その他を含有するよう調製される。
該炭素源としては、例えばグルコース、デキストリン、
可溶性澱粉、ショ糖などが、該窒素源としては、例えば
アンモニウム塩類、硝酸塩類、コーンスチープ・リカ
ー、ペプトン、カゼイン、肉エキス、大豆粕、バレイシ
ョ抽出液などの無機または有機物質が、該無機物として
は、例えば塩化カルシウム、リン酸二水素ナトリウム、
塩化マグネシウムなどが挙げられる。また、該培地中に
は、酵母エキス、ビタミン類、生長促進因子などを必要
に応じて添加してもよい。該培地のpHは形質転換体が
生育するpHであればいずれでもよいが、pHは通常約
5〜8が好ましい。
【0027】エシェリヒア属菌を培養する際の培地とし
ては、例えばグルコース、カザミノ酸を含むM9培地
〔ミラー(Miller),ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ンツ・イン・モレキュラー・ジェネティックス(Journa
l of Experiments in Molecular Genetics),431頁,C
old Spring Harbor Laboratory, New York 1972年〕が
好ましい。必要によりプロモーターを効率よく働かせる
ために、例えば3β−インドリルアクリル酸のような薬
剤を培地に加えて培養してもよい。宿主がエシェリヒア
属菌の場合、培養は通常約15〜43℃で約3〜24時
間行い、必要により、通気や撹拌を加えることもでき
る。宿主がバチルス属菌の場合、培養は通常約30〜4
0℃で約6〜24時間行ない、必要により通気や撹拌を
加えることもできる。宿主が酵母である形質転換体を培
養する際、培地としては、例えばバークホールダー(Bu
rkholder)最小培地〔Bostian, K. L. ら、プロシージ
ングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サ
イエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl.
Acad. Sci. USA),第77巻,4505頁(1980年)〕や
0.5%カザミノ酸を含有するSD培地〔Bitter, G. A.
ら、プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),第81巻,5330
頁(1984年)〕が挙げられる。培地のpHは約5〜8に
調整するのが好ましい。培養は通常約20℃〜35℃で
約24〜72時間行い、必要に応じて通気や撹拌を加え
ることもできる。
ては、例えばグルコース、カザミノ酸を含むM9培地
〔ミラー(Miller),ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ンツ・イン・モレキュラー・ジェネティックス(Journa
l of Experiments in Molecular Genetics),431頁,C
old Spring Harbor Laboratory, New York 1972年〕が
好ましい。必要によりプロモーターを効率よく働かせる
ために、例えば3β−インドリルアクリル酸のような薬
剤を培地に加えて培養してもよい。宿主がエシェリヒア
属菌の場合、培養は通常約15〜43℃で約3〜24時
間行い、必要により、通気や撹拌を加えることもでき
る。宿主がバチルス属菌の場合、培養は通常約30〜4
0℃で約6〜24時間行ない、必要により通気や撹拌を
加えることもできる。宿主が酵母である形質転換体を培
養する際、培地としては、例えばバークホールダー(Bu
rkholder)最小培地〔Bostian, K. L. ら、プロシージ
ングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サ
イエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl.
Acad. Sci. USA),第77巻,4505頁(1980年)〕や
0.5%カザミノ酸を含有するSD培地〔Bitter, G. A.
ら、プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),第81巻,5330
頁(1984年)〕が挙げられる。培地のpHは約5〜8に
調整するのが好ましい。培養は通常約20℃〜35℃で
約24〜72時間行い、必要に応じて通気や撹拌を加え
ることもできる。
【0028】宿主が昆虫である形質転換体を培養する
際、培地としては、Grace's Insect Medium(Grace, T.
C.C.,ネイチャー(Nature),第195巻,788頁(1962
頁))に非動化した10%ウシ血清等の添加物を適宜加
えたものなどが用いられる。培地のpHは約6.2〜6.
4に調整するのが好ましい。培養は通常約27℃で約3
〜5日間行い、必要に応じて通気や撹拌を加えることも
できる。宿主が動物細胞である形質転換体を培養する
際、培地としては、例えば約5〜20%の胎児牛血清を
含むMEM培地〔サイエンス(Seience),第122巻,50
1頁(1952年)〕,DMEM培地〔ヴィロロジー(Virol
ogy),第8巻,396頁(1959年)〕,RPMI 164
0培地〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディカ
ル・アソシエーション(The Jounal of the American M
edical Association),第199巻,519頁(1967年)〕,
199培地〔プロシージング・オブ・ザ・ソサイエティ
・フォー・ザ・バイオロジカル・メディスン(Proceedi
ng of the Society for the Biological Medicine),
第73巻,1頁(1950年)〕などが挙げられる。pHは約
6〜8であるのが好ましい。培養は通常約30℃〜40
℃で約15〜60時間行い、必要に応じて通気や撹拌を
加えることもできる。
際、培地としては、Grace's Insect Medium(Grace, T.
C.C.,ネイチャー(Nature),第195巻,788頁(1962
頁))に非動化した10%ウシ血清等の添加物を適宜加
えたものなどが用いられる。培地のpHは約6.2〜6.
4に調整するのが好ましい。培養は通常約27℃で約3
〜5日間行い、必要に応じて通気や撹拌を加えることも
できる。宿主が動物細胞である形質転換体を培養する
際、培地としては、例えば約5〜20%の胎児牛血清を
含むMEM培地〔サイエンス(Seience),第122巻,50
1頁(1952年)〕,DMEM培地〔ヴィロロジー(Virol
ogy),第8巻,396頁(1959年)〕,RPMI 164
0培地〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディカ
ル・アソシエーション(The Jounal of the American M
edical Association),第199巻,519頁(1967年)〕,
199培地〔プロシージング・オブ・ザ・ソサイエティ
・フォー・ザ・バイオロジカル・メディスン(Proceedi
ng of the Society for the Biological Medicine),
第73巻,1頁(1950年)〕などが挙げられる。pHは約
6〜8であるのが好ましい。培養は通常約30℃〜40
℃で約15〜60時間行い、必要に応じて通気や撹拌を
加えることもできる。
【0029】上記培養物(培養液および培養菌体あるい
は培養細胞)からポリペプチドを分離精製するには、例
えば下記の方法に従って行なえばよい。該ポリペプチド
が、培養菌体中あるいは培養細胞中に蓄積される場合
は、培養後、公知の方法で菌体あるいは細胞を集め、こ
れを適当な緩衝液に懸濁後、公知の超音波処理、リゾチ
ーム処理および/または凍結融解処理などによって菌体
あるいは細胞を破壊した後、公知の遠心分離やろ過など
の操作により、目的のポリペプチドまたはその部分ペプ
チドは、抽出液として得ることができる。該緩衝液の中
には、尿素や塩酸グアニジンなどの蛋白質変性剤や、ト
リトンX−100(和光純薬(株)など、登録商標:
以下、TMと省略することがある)などの界面活性剤を
必要に応じて添加して用いてもよい。一方、培養液中に
ポリペプチドが分泌される場合には、培養後、まず培養
菌体あるいは培養細胞と培養上清とを公知の方法により
分離し、培養上清として得ることができる。得られる培
養上清または抽出液中に含まれる、ポリペプチドの精製
は、自体公知の分離・精製法を適切に組み合わせて行な
うことができる。これらの公知の分離、精製法として
は、(1)塩析や溶媒沈澱法などの溶解度を利用する方
法、(2)透析法、限外ろ過法、ゲルろ過法およびSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法などの主として
分子量の差を利用する方法、(3)イオン交換クロマト
グラフィーなどの荷電の差を利用する方法、(4)アフ
ィニティークロマトグラフィーなどの特異的親和性を利
用する方法、(5)逆相高速液体クロマトグラフィーな
どの疎水性の差を利用する方法、(6)等電点電気泳動
法やクロマトフォーカシングなどの等電点の差を利用す
る方法などが挙げられる。
は培養細胞)からポリペプチドを分離精製するには、例
えば下記の方法に従って行なえばよい。該ポリペプチド
が、培養菌体中あるいは培養細胞中に蓄積される場合
は、培養後、公知の方法で菌体あるいは細胞を集め、こ
れを適当な緩衝液に懸濁後、公知の超音波処理、リゾチ
ーム処理および/または凍結融解処理などによって菌体
あるいは細胞を破壊した後、公知の遠心分離やろ過など
の操作により、目的のポリペプチドまたはその部分ペプ
チドは、抽出液として得ることができる。該緩衝液の中
には、尿素や塩酸グアニジンなどの蛋白質変性剤や、ト
リトンX−100(和光純薬(株)など、登録商標:
以下、TMと省略することがある)などの界面活性剤を
必要に応じて添加して用いてもよい。一方、培養液中に
ポリペプチドが分泌される場合には、培養後、まず培養
菌体あるいは培養細胞と培養上清とを公知の方法により
分離し、培養上清として得ることができる。得られる培
養上清または抽出液中に含まれる、ポリペプチドの精製
は、自体公知の分離・精製法を適切に組み合わせて行な
うことができる。これらの公知の分離、精製法として
は、(1)塩析や溶媒沈澱法などの溶解度を利用する方
法、(2)透析法、限外ろ過法、ゲルろ過法およびSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法などの主として
分子量の差を利用する方法、(3)イオン交換クロマト
グラフィーなどの荷電の差を利用する方法、(4)アフ
ィニティークロマトグラフィーなどの特異的親和性を利
用する方法、(5)逆相高速液体クロマトグラフィーな
どの疎水性の差を利用する方法、(6)等電点電気泳動
法やクロマトフォーカシングなどの等電点の差を利用す
る方法などが挙げられる。
【0030】該ポリペプチドが遊離体で得られる場合に
は、自体公知の方法あるいはそれに準じる方法によって
塩に変換することができ、逆に塩で得られた場合には自
体公知の方法あるいはそれに準じる方法により、遊離体
または他の塩に変換することができる。なお、該ポリペ
プチドの精製前または精製後、これに公知の方法に従い
適当な蛋白質修飾酵素を作用させることにより、該ポリ
ペプチドに任意の修飾を加えたり、該ポリペプチド中の
配列を部分的に除去することもできる。該蛋白質修飾酵
素としては、例えばトリプシン、キモトリプシン、アル
ギニルエンドペプチダーゼ、プロテインキナーゼ、グリ
コシダーゼなどが挙げられる。。このようにして得られ
る変異ポリペプチドの活性は、レセプターとの結合実験
や特異抗体を用いたエンザイムイムノアッセイ法などに
より測定することができる。
は、自体公知の方法あるいはそれに準じる方法によって
塩に変換することができ、逆に塩で得られた場合には自
体公知の方法あるいはそれに準じる方法により、遊離体
または他の塩に変換することができる。なお、該ポリペ
プチドの精製前または精製後、これに公知の方法に従い
適当な蛋白質修飾酵素を作用させることにより、該ポリ
ペプチドに任意の修飾を加えたり、該ポリペプチド中の
配列を部分的に除去することもできる。該蛋白質修飾酵
素としては、例えばトリプシン、キモトリプシン、アル
ギニルエンドペプチダーゼ、プロテインキナーゼ、グリ
コシダーゼなどが挙げられる。。このようにして得られ
る変異ポリペプチドの活性は、レセプターとの結合実験
や特異抗体を用いたエンザイムイムノアッセイ法などに
より測定することができる。
【0031】さらにまた、本発明におけるリガンドポリ
ペプチドは、プロラクチン分泌の調節作用、つまり、プ
ロラクチン分泌の促進および抑制作用を有する。即ち、
本発明におけるリガンドポリペプチドは、後述の実施例
から明らかなように、まずプロラクチン分泌の促進作用
を有するため、プロラクチン分泌不全に関係する各種疾
患の予防および治療薬に用いることができる。一方、本
発明におけるリガンドポリペプチドは、そのレセプター
蛋白質との親和性が強いため、投与量が増えるとプロラ
クチン分泌に対し脱感作(desensitization)が起こる
結果、プロラクチン分泌を抑制する作用も有する。この
場合、プロラクチン過剰分泌に関係する各種疾患の予防
および治療薬に用いることができる。従って、本発明に
おけるリガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌促進
剤として、卵巣機能低下症、精嚢発育不全、更年期障
害、甲状腺機能低下などのプロラクチン分泌に関係する
各種疾患の予防および治療薬として有用である。さら
に、本発明におけるリガンドポリペプチドは、プロラク
チン分泌促進作用に基づき、性欲促進作用(フェロモン
的作用)を有するため、性欲促進剤としても有用であ
る。また、本発明におけるリガンドポリペプチドは、プ
ロラクチン分泌抑制剤として、下垂体腺腫瘍、間脳腫
瘍、月経異常、自己免疫疾患、プロラクチノーマ、不妊
症、インポテンス、無月経症、乳汁漏症、末端肥大症、
キアリ・フロンメル(Chiari-Frommel)症候群、アルゴ
ンツ・デル・カスティロ(Argonz-del Castilo)症候
群、フォーベス・アルブライト(Forbes-Albright)症
候群、リンパ腫またはシーハン症候群または精子形成異
常などのプロラクチン分泌に関係する各種疾患の予防お
よび治療薬として有用である。また、本発明におけるリ
ガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌抑制作用に基
づいて、避妊薬としても有用である。その他、本発明に
おけるリガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌機能
を調べるための検査薬としても、また、牛、ヤギ、ブタ
などの畜産哺乳動物の乳汁の分泌促進剤などの動物薬と
しても有用であり、さらには該畜産哺乳動物体内で有用
物質を生産させ、これをその乳汁中への分泌することに
よる有用物質生産などへの応用も期待される。さらにま
た、本発明におけるリガンドポリペプチドは、胎盤機能
調節作用を有するため、絨毛癌、胞状奇胎、侵入奇胎、
流産、胎児の発育不全、糖代謝異常、脂質代謝異常また
は分娩誘発の予防または治療薬としても有用である。
ペプチドは、プロラクチン分泌の調節作用、つまり、プ
ロラクチン分泌の促進および抑制作用を有する。即ち、
本発明におけるリガンドポリペプチドは、後述の実施例
から明らかなように、まずプロラクチン分泌の促進作用
を有するため、プロラクチン分泌不全に関係する各種疾
患の予防および治療薬に用いることができる。一方、本
発明におけるリガンドポリペプチドは、そのレセプター
蛋白質との親和性が強いため、投与量が増えるとプロラ
クチン分泌に対し脱感作(desensitization)が起こる
結果、プロラクチン分泌を抑制する作用も有する。この
場合、プロラクチン過剰分泌に関係する各種疾患の予防
および治療薬に用いることができる。従って、本発明に
おけるリガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌促進
剤として、卵巣機能低下症、精嚢発育不全、更年期障
害、甲状腺機能低下などのプロラクチン分泌に関係する
各種疾患の予防および治療薬として有用である。さら
に、本発明におけるリガンドポリペプチドは、プロラク
チン分泌促進作用に基づき、性欲促進作用(フェロモン
的作用)を有するため、性欲促進剤としても有用であ
る。また、本発明におけるリガンドポリペプチドは、プ
ロラクチン分泌抑制剤として、下垂体腺腫瘍、間脳腫
瘍、月経異常、自己免疫疾患、プロラクチノーマ、不妊
症、インポテンス、無月経症、乳汁漏症、末端肥大症、
キアリ・フロンメル(Chiari-Frommel)症候群、アルゴ
ンツ・デル・カスティロ(Argonz-del Castilo)症候
群、フォーベス・アルブライト(Forbes-Albright)症
候群、リンパ腫またはシーハン症候群または精子形成異
常などのプロラクチン分泌に関係する各種疾患の予防お
よび治療薬として有用である。また、本発明におけるリ
ガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌抑制作用に基
づいて、避妊薬としても有用である。その他、本発明に
おけるリガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌機能
を調べるための検査薬としても、また、牛、ヤギ、ブタ
などの畜産哺乳動物の乳汁の分泌促進剤などの動物薬と
しても有用であり、さらには該畜産哺乳動物体内で有用
物質を生産させ、これをその乳汁中への分泌することに
よる有用物質生産などへの応用も期待される。さらにま
た、本発明におけるリガンドポリペプチドは、胎盤機能
調節作用を有するため、絨毛癌、胞状奇胎、侵入奇胎、
流産、胎児の発育不全、糖代謝異常、脂質代謝異常また
は分娩誘発の予防または治療薬としても有用である。
【0032】本発明におけるポリペプチドを前述の医薬
または動物薬として使用する場合は、常套手段に従って
実施すればよい。例えば、必要に応じて糖衣を施した錠
剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイクロカプセル剤な
どとして経口的に、あるいは水もしくはそれ以外の薬学
的に許容し得る液との無菌性溶液、または懸濁液剤など
の注射剤の形で非経口的に使用できる。例えば、該ポリ
ペプチドまたはその塩を生理学的に認められる担体、香
味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、安定剤、結合剤など
とともに一般に認められた製薬実施に要求される単位用
量形態で混和することによって製造することができる。
これら製剤における有効成分量は指示された範囲の適当
な容量が得られるようにするものである。
または動物薬として使用する場合は、常套手段に従って
実施すればよい。例えば、必要に応じて糖衣を施した錠
剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイクロカプセル剤な
どとして経口的に、あるいは水もしくはそれ以外の薬学
的に許容し得る液との無菌性溶液、または懸濁液剤など
の注射剤の形で非経口的に使用できる。例えば、該ポリ
ペプチドまたはその塩を生理学的に認められる担体、香
味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐剤、安定剤、結合剤など
とともに一般に認められた製薬実施に要求される単位用
量形態で混和することによって製造することができる。
これら製剤における有効成分量は指示された範囲の適当
な容量が得られるようにするものである。
【0033】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えばゼラチン、コーンスター
チ、トラガントガム、アラビアゴムのような結合剤、結
晶性セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラ
チン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マ
グネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカ
リンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油または
チェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形
態がカプセルである場合には、前記タイプの材料にさら
に油脂のような液状担体を含有することができる。注射
のための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活
性物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油な
どを溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施にした
がって処方することができる。注射用の水性液として
は、例えば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を
含む等張液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニト
ール、塩化ナトリウムなど)などが挙げられ、適当な溶
解補助剤、例えばアルコール(例えば、エタノール)、
ポリアルコール(例えばプロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール)、非イオン性界面活性剤(例えばポ
リソルベート80(TM)、HCO−50)などと併用し
てもよい。油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげら
れ、溶解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアル
コールなどと併用してもよい。また、緩衝剤(例えば、
リン酸塩緩衝液、酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤
(例えば、塩化ベンザルコニウム、塩酸プロカインな
ど)、安定剤(例えば、ヒト血清アルブミン、ポリエチ
レングリコールなど)、保存剤(例えば、ベンジルアル
コール、フェノールなど)、酸化防止剤などと配合して
もよい。調整された注射液は通常、適当なアンプルに無
菌的に充填される。このようにして得られる製剤は安全
で低毒性であるので、例えばヒトや哺乳動物(例えば、
マウス、ラット、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、
ウシ、ネコ、イヌ、サル、マントヒヒ、チンパンジーな
ど)に対して投与することができる。本発明におけるポ
リペプチドの投与量は、症状などにより差異はあるが、
経口投与する場合、一般的に成人の甲状腺機能低下症患
者(体重60kgに対し)においては、一日につき通常
約0.1から100mg、好ましくは約1.0から50m
g、より好ましくは約1.0から20mgである。非経
口的に投与する場合は、その1回の投与量は投与対象、
症状、投与方法などによっても異なるが、例えば注射剤
の形では成人の甲状腺機能低下症患者(体重60kgに
対し)においては、一日につき通常約0.01から30
mg程度、好ましくは約0.1から20mg程度、より
好ましくは約0.1から10mg程度を静脈注射により
投与すればよい。他の動物の場合も、体重60kg当た
りに換算した量を投与することができる。
きる添加剤としては、例えばゼラチン、コーンスター
チ、トラガントガム、アラビアゴムのような結合剤、結
晶性セルロースのような賦形剤、コーンスターチ、ゼラ
チン、アルギン酸などのような膨化剤、ステアリン酸マ
グネシウムのような潤滑剤、ショ糖、乳糖またはサッカ
リンのような甘味剤、ペパーミント、アカモノ油または
チェリーのような香味剤などが用いられる。調剤単位形
態がカプセルである場合には、前記タイプの材料にさら
に油脂のような液状担体を含有することができる。注射
のための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活
性物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油な
どを溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施にした
がって処方することができる。注射用の水性液として
は、例えば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を
含む等張液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニト
ール、塩化ナトリウムなど)などが挙げられ、適当な溶
解補助剤、例えばアルコール(例えば、エタノール)、
ポリアルコール(例えばプロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール)、非イオン性界面活性剤(例えばポ
リソルベート80(TM)、HCO−50)などと併用し
てもよい。油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげら
れ、溶解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアル
コールなどと併用してもよい。また、緩衝剤(例えば、
リン酸塩緩衝液、酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤
(例えば、塩化ベンザルコニウム、塩酸プロカインな
ど)、安定剤(例えば、ヒト血清アルブミン、ポリエチ
レングリコールなど)、保存剤(例えば、ベンジルアル
コール、フェノールなど)、酸化防止剤などと配合して
もよい。調整された注射液は通常、適当なアンプルに無
菌的に充填される。このようにして得られる製剤は安全
で低毒性であるので、例えばヒトや哺乳動物(例えば、
マウス、ラット、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、
ウシ、ネコ、イヌ、サル、マントヒヒ、チンパンジーな
ど)に対して投与することができる。本発明におけるポ
リペプチドの投与量は、症状などにより差異はあるが、
経口投与する場合、一般的に成人の甲状腺機能低下症患
者(体重60kgに対し)においては、一日につき通常
約0.1から100mg、好ましくは約1.0から50m
g、より好ましくは約1.0から20mgである。非経
口的に投与する場合は、その1回の投与量は投与対象、
症状、投与方法などによっても異なるが、例えば注射剤
の形では成人の甲状腺機能低下症患者(体重60kgに
対し)においては、一日につき通常約0.01から30
mg程度、好ましくは約0.1から20mg程度、より
好ましくは約0.1から10mg程度を静脈注射により
投与すればよい。他の動物の場合も、体重60kg当た
りに換算した量を投与することができる。
【0034】G蛋白質共役型レセプター蛋白質は、例え
ば、以下に示す方法によって調製することができる。G
蛋白質共役型レセプター蛋白質としては、ヒトや温血動
物(例えば、モルモット、ラット、マウス、ブタ、ヒツ
ジ、ウシ、サルなど)のあらゆる組織(例えば、下垂
体、膵臓、脳、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、
骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、心臓な
ど)または細胞などに由来するG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質であって、配列番号:19、20、21、22
または23で表わされるアミノ酸配列と同一もしくはこ
れらのアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含
有するものであれば如何なるものであってもよい。即
ち、本発明におけるG蛋白質共役型レセプター蛋白質と
しては、配列番号:19、20、21、22または23
で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質などの他
に、配列番号:19、20、21、22または23で表
わされるアミノ酸配列と約90〜99.9%の相同性を
有するアミノ酸配列を含有し、配列番号:19、20、
21、22または23で表わされるアミノ酸配列を含有
する蛋白質と実質的に同質の活性を有する蛋白質などが
挙げられる。これらの蛋白質が示す活性としては、例え
ばリガンド結合活性、シグナル伝達などが挙げられる。
実質的に同質とは、リガンド結合活性などが性質的に同
質であることを示す。したがって、リガンド結合活性の
強さなどの強弱、レセプター蛋白質の分子量などの量的
要素は異なっていてもよい。
ば、以下に示す方法によって調製することができる。G
蛋白質共役型レセプター蛋白質としては、ヒトや温血動
物(例えば、モルモット、ラット、マウス、ブタ、ヒツ
ジ、ウシ、サルなど)のあらゆる組織(例えば、下垂
体、膵臓、脳、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、
骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、心臓な
ど)または細胞などに由来するG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質であって、配列番号:19、20、21、22
または23で表わされるアミノ酸配列と同一もしくはこ
れらのアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含
有するものであれば如何なるものであってもよい。即
ち、本発明におけるG蛋白質共役型レセプター蛋白質と
しては、配列番号:19、20、21、22または23
で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質などの他
に、配列番号:19、20、21、22または23で表
わされるアミノ酸配列と約90〜99.9%の相同性を
有するアミノ酸配列を含有し、配列番号:19、20、
21、22または23で表わされるアミノ酸配列を含有
する蛋白質と実質的に同質の活性を有する蛋白質などが
挙げられる。これらの蛋白質が示す活性としては、例え
ばリガンド結合活性、シグナル伝達などが挙げられる。
実質的に同質とは、リガンド結合活性などが性質的に同
質であることを示す。したがって、リガンド結合活性の
強さなどの強弱、レセプター蛋白質の分子量などの量的
要素は異なっていてもよい。
【0035】G蛋白質共役型レセプター蛋白質として、
さらに具体的には、配列番号:19または(および)配
列番号:20で表わされるアミノ酸配列を含有するヒト
下垂体由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質、配列番
号:22で表わされるアミノ酸配列を含有するマウス膵
臓由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質、配列番号:
23で表わされるアミノ酸配列を含有するマウス膵臓由
来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質などが挙げられ
る。そして、配列番号:19および配列番号:20で表
わされるアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋
白質共役型レセプター蛋白質としては、具体的には配列
番号:21で表わされるアミノ酸配列を含有するヒト下
垂体由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質などが挙げ
られる。また、G蛋白質共役型レセプター蛋白質として
は、配列番号:19、20、21、22または23で表
わされるアミノ酸配列中の1以上30個以下、より好ま
しくは1個以上10個以下のアミノ酸が欠失したアミノ
酸配列、配列番号:19、20、21、22または23
で表わされるアミノ酸配列に1個以上30個以下、より
好ましくは1個以上10個以下のアミノ酸が付加したア
ミノ酸配列、配列番号:19、20、21、22または
23で表わされるアミノ酸配列中の1個以上30個以
下、より好ましくは1個以上10個以下のアミノ酸が他
のアミノ酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋白質
なども挙げられる。
さらに具体的には、配列番号:19または(および)配
列番号:20で表わされるアミノ酸配列を含有するヒト
下垂体由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質、配列番
号:22で表わされるアミノ酸配列を含有するマウス膵
臓由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質、配列番号:
23で表わされるアミノ酸配列を含有するマウス膵臓由
来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質などが挙げられ
る。そして、配列番号:19および配列番号:20で表
わされるアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋
白質共役型レセプター蛋白質としては、具体的には配列
番号:21で表わされるアミノ酸配列を含有するヒト下
垂体由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質などが挙げ
られる。また、G蛋白質共役型レセプター蛋白質として
は、配列番号:19、20、21、22または23で表
わされるアミノ酸配列中の1以上30個以下、より好ま
しくは1個以上10個以下のアミノ酸が欠失したアミノ
酸配列、配列番号:19、20、21、22または23
で表わされるアミノ酸配列に1個以上30個以下、より
好ましくは1個以上10個以下のアミノ酸が付加したア
ミノ酸配列、配列番号:19、20、21、22または
23で表わされるアミノ酸配列中の1個以上30個以
下、より好ましくは1個以上10個以下のアミノ酸が他
のアミノ酸で置換されたアミノ酸配列を含有する蛋白質
なども挙げられる。
【0036】ここで、配列番号:21で表されるアミノ
酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含
有する蛋白質は、ヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質の全アミノ酸配列を含有するものである。配
列番号:19または(および)配列番号:20で表され
るアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸
配列を含有する蛋白質は、該配列番号:21で表される
アミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配
列を含有する蛋白質の断片あるいは部分ペプチドであ
る。さらに、配列番号:22または配列番号:23で表
されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミ
ノ酸配列を含有する蛋白質は、マウス膵臓由来のG蛋白
質共役型レセプター蛋白質であるが、配列番号:19ま
たは(および)配列番号:20で表されるアミノ酸配列
に非常に高い類似性を示す(実施例8、特に〔図1
5〕)ことから、配列番号:22または23で表される
アミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配
列を含有する蛋白質も同様に、配列番号:21で表され
るアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸
配列を含有する蛋白質の断片あるいは部分ペプチドの中
に含まれる。即ち、上述の配列番号:21で表されるア
ミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列
を含有する蛋白質もしくは後述する該蛋白質の部分ペプ
チドまたはその塩は、配列番号:19、20、22また
は23で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に
同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質またはその塩をも
含むものである。さらに、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質には、N末端のMetが保護基(例えば、ホルミル
基、アセチル基などのC1-6アシル基など)で保護され
ているもの、GluのN端側が生体内で切断され、該G
lnがピログルタミン酸化したもの、分子内のアミノ酸
の側鎖が適当な保護基(例えば、ホルミル基、アセチル
基などのC1-6アシル基など)で保護されているもの、
あるいは糖鎖が結合したいわゆる糖蛋白質などの複合蛋
白質なども含まれる。
酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含
有する蛋白質は、ヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質の全アミノ酸配列を含有するものである。配
列番号:19または(および)配列番号:20で表され
るアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸
配列を含有する蛋白質は、該配列番号:21で表される
アミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配
列を含有する蛋白質の断片あるいは部分ペプチドであ
る。さらに、配列番号:22または配列番号:23で表
されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミ
ノ酸配列を含有する蛋白質は、マウス膵臓由来のG蛋白
質共役型レセプター蛋白質であるが、配列番号:19ま
たは(および)配列番号:20で表されるアミノ酸配列
に非常に高い類似性を示す(実施例8、特に〔図1
5〕)ことから、配列番号:22または23で表される
アミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配
列を含有する蛋白質も同様に、配列番号:21で表され
るアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸
配列を含有する蛋白質の断片あるいは部分ペプチドの中
に含まれる。即ち、上述の配列番号:21で表されるア
ミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列
を含有する蛋白質もしくは後述する該蛋白質の部分ペプ
チドまたはその塩は、配列番号:19、20、22また
は23で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に
同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質またはその塩をも
含むものである。さらに、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質には、N末端のMetが保護基(例えば、ホルミル
基、アセチル基などのC1-6アシル基など)で保護され
ているもの、GluのN端側が生体内で切断され、該G
lnがピログルタミン酸化したもの、分子内のアミノ酸
の側鎖が適当な保護基(例えば、ホルミル基、アセチル
基などのC1-6アシル基など)で保護されているもの、
あるいは糖鎖が結合したいわゆる糖蛋白質などの複合蛋
白質なども含まれる。
【0037】G蛋白質共役型レセプター蛋白質の塩とし
ては、上記したリガンドポリペプチドと同様のものが挙
げられる。G蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその
塩または該部分ペプチドは、ヒトや温血動物の組織また
は細胞から自体公知の蛋白質の精製方法によって製造す
ることもできるし、前述のポリペプチドをコードするD
NAを含有する形質転換体を培養する方法と同じ方法に
よっても製造することができる。また、前述のペプチド
合成法に準じて製造することもできる。該製造法につい
ては、WO96/05302の実施例3,4,6および17に詳細
に記載されている。G蛋白質共役型レセプター蛋白質の
部分ペプチドとしては、例えば、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質分子のうち、細胞膜の外に露出している部位
などが用いられる。具体的には、〔図3〕、〔図4〕、
〔図9〕、〔図13〕または〔図16〕で示される本発
明におけるG蛋白質共役型レセプター蛋白質の疎水性プ
ロット解析において細胞外領域(親水性(Hydrophili
c)部位)であると分析された部分を含むペプチドであ
る。また、疎水性(Hydrophobic)部位を一部に含むペ
プチドも同様に用いることができる。個々のドメインを
個別に含むペプチドも用い得るが、複数のドメインを同
時に含む部分のペプチドでも良い。G蛋白質共役型レセ
プター蛋白質の部分ペプチドの塩としては、上記したリ
ガンドポリペプチドの塩と同様のものが用いられる。
ては、上記したリガンドポリペプチドと同様のものが挙
げられる。G蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその
塩または該部分ペプチドは、ヒトや温血動物の組織また
は細胞から自体公知の蛋白質の精製方法によって製造す
ることもできるし、前述のポリペプチドをコードするD
NAを含有する形質転換体を培養する方法と同じ方法に
よっても製造することができる。また、前述のペプチド
合成法に準じて製造することもできる。該製造法につい
ては、WO96/05302の実施例3,4,6および17に詳細
に記載されている。G蛋白質共役型レセプター蛋白質の
部分ペプチドとしては、例えば、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質分子のうち、細胞膜の外に露出している部位
などが用いられる。具体的には、〔図3〕、〔図4〕、
〔図9〕、〔図13〕または〔図16〕で示される本発
明におけるG蛋白質共役型レセプター蛋白質の疎水性プ
ロット解析において細胞外領域(親水性(Hydrophili
c)部位)であると分析された部分を含むペプチドであ
る。また、疎水性(Hydrophobic)部位を一部に含むペ
プチドも同様に用いることができる。個々のドメインを
個別に含むペプチドも用い得るが、複数のドメインを同
時に含む部分のペプチドでも良い。G蛋白質共役型レセ
プター蛋白質の部分ペプチドの塩としては、上記したリ
ガンドポリペプチドの塩と同様のものが用いられる。
【0038】G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
するDNAとしては、配列番号:19、20、21、2
2または23のアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同
一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター
蛋白質をコードする塩基配列を含有するものであればい
かなるものであってもよい。また、ゲノムDNA、ゲノ
ムDNAライブラリー、組織・細胞由来のcDNA、組
織・細胞由来のcDNAライブラリー、合成DNAのい
ずれでもよい。ライブラリーに使用するベクターはバク
テリオファージ、プラスミド、コスミド、ファージミド
などいずれであってもよい。また、組織・細胞よりRN
A画分を調製したものを用いて直接RT-PCR法によ
って増幅することもできる。具体的には、配列番号:1
9のアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質をコードするDNAとしては、
配列番号:24で表わされる塩基配列を有するDNAな
どが用いられる。配列番号:20のアミノ酸配列を含有
するヒト下垂体由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
をコードするDNAとしては、配列番号:25で表わさ
れる塩基配列を有するDNAなどが用いられる。配列番
号:21のアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG
蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDNAとし
ては、配列番号:26で表わされる塩基配列を有するD
NAなどが用いられる。配列番号:22のアミノ酸配列
を含有するマウス膵臓由来のG蛋白質共役型レセプター
蛋白質をコードするDNAとしては、配列番号:27で
表わされる塩基配列を有するDNAなどが用いられる。
配列番号:23のアミノ酸配列を含有するマウス膵臓由
来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDN
Aとしては、配列番号:28で表わされる塩基配列を有
するDNAなどが用いられる。
するDNAとしては、配列番号:19、20、21、2
2または23のアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同
一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター
蛋白質をコードする塩基配列を含有するものであればい
かなるものであってもよい。また、ゲノムDNA、ゲノ
ムDNAライブラリー、組織・細胞由来のcDNA、組
織・細胞由来のcDNAライブラリー、合成DNAのい
ずれでもよい。ライブラリーに使用するベクターはバク
テリオファージ、プラスミド、コスミド、ファージミド
などいずれであってもよい。また、組織・細胞よりRN
A画分を調製したものを用いて直接RT-PCR法によ
って増幅することもできる。具体的には、配列番号:1
9のアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質をコードするDNAとしては、
配列番号:24で表わされる塩基配列を有するDNAな
どが用いられる。配列番号:20のアミノ酸配列を含有
するヒト下垂体由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
をコードするDNAとしては、配列番号:25で表わさ
れる塩基配列を有するDNAなどが用いられる。配列番
号:21のアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG
蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDNAとし
ては、配列番号:26で表わされる塩基配列を有するD
NAなどが用いられる。配列番号:22のアミノ酸配列
を含有するマウス膵臓由来のG蛋白質共役型レセプター
蛋白質をコードするDNAとしては、配列番号:27で
表わされる塩基配列を有するDNAなどが用いられる。
配列番号:23のアミノ酸配列を含有するマウス膵臓由
来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDN
Aとしては、配列番号:28で表わされる塩基配列を有
するDNAなどが用いられる。
【0039】G蛋白質共役型レセプター蛋白質を完全に
コードするDNAのクローニングの方法、用い得るベク
ター、プロモーター、宿主、形質転換方法、培養方法、
分離精製の方法については上記したリガンドポリペプチ
ドの場合と同様である。例えば、後述する実施例5で得
られるプラスミドphGR3を制限酵素SalIで消化し、
hGR3をコードするcDNAの完全長の翻訳枠部分を
取り出す。これを同じくSalI消化後に自己閉環を防止す
るためにBAP(Bacterial Alkaline Phosphatase)処理
を施した動物細胞用発現ベクターpAKKO-111等とライゲ
ーション反応を行う。ライゲーション反応完了後は反応
液の一部を用いて大腸菌DH5等を形質転換する。得ら
れた形質転換体のうち、hGR3をコードするcDNA
が発現ベクターにあらかじめ組み込んであるSRαなど
のプロモーターに対して順方向に挿入されているものを
制限酵素切断によるマッピングあるいは塩基配列の決定
によって選別しそのプラスミドDNAを大量に調製す
る。 作成した発現ベクターのDNAを用い、リン酸カ
ルシウム法あるいはリポソーム法などにもとづく動物細
胞への遺伝子導入用のキットを用いてCHO dhfr-細胞
に導入してG蛋白質共役型レセプター蛋白質(hGR
3)高発現CHO細胞株を得る。 得られたCHO細胞
を核酸不含の選択培地でCO2インキュベーターで37
℃、5%CO2の条件下で1〜4日培養することによりG
蛋白質共役型レセプター蛋白質(hGR3)を産生させ
る。 該CHO細胞からG蛋白質共役型レセプター蛋白
質あるいはその部分ペプチドに対する抗体を担体に架橋
させて作製されたアフィニティーカラムあるいはG蛋白
質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドを担体に架
橋させたアフィニティーカラムを用いてG蛋白質共役型
レセプター蛋白質を分離精製する。 このようにして得
られるG蛋白質共役型レセプター蛋白質の活性は標識し
たリガンドとの結合実験および特異抗体を用いたエンザ
イムイムノアッセイなどにより測定することができる。
コードするDNAのクローニングの方法、用い得るベク
ター、プロモーター、宿主、形質転換方法、培養方法、
分離精製の方法については上記したリガンドポリペプチ
ドの場合と同様である。例えば、後述する実施例5で得
られるプラスミドphGR3を制限酵素SalIで消化し、
hGR3をコードするcDNAの完全長の翻訳枠部分を
取り出す。これを同じくSalI消化後に自己閉環を防止す
るためにBAP(Bacterial Alkaline Phosphatase)処理
を施した動物細胞用発現ベクターpAKKO-111等とライゲ
ーション反応を行う。ライゲーション反応完了後は反応
液の一部を用いて大腸菌DH5等を形質転換する。得ら
れた形質転換体のうち、hGR3をコードするcDNA
が発現ベクターにあらかじめ組み込んであるSRαなど
のプロモーターに対して順方向に挿入されているものを
制限酵素切断によるマッピングあるいは塩基配列の決定
によって選別しそのプラスミドDNAを大量に調製す
る。 作成した発現ベクターのDNAを用い、リン酸カ
ルシウム法あるいはリポソーム法などにもとづく動物細
胞への遺伝子導入用のキットを用いてCHO dhfr-細胞
に導入してG蛋白質共役型レセプター蛋白質(hGR
3)高発現CHO細胞株を得る。 得られたCHO細胞
を核酸不含の選択培地でCO2インキュベーターで37
℃、5%CO2の条件下で1〜4日培養することによりG
蛋白質共役型レセプター蛋白質(hGR3)を産生させ
る。 該CHO細胞からG蛋白質共役型レセプター蛋白
質あるいはその部分ペプチドに対する抗体を担体に架橋
させて作製されたアフィニティーカラムあるいはG蛋白
質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドを担体に架
橋させたアフィニティーカラムを用いてG蛋白質共役型
レセプター蛋白質を分離精製する。 このようにして得
られるG蛋白質共役型レセプター蛋白質の活性は標識し
たリガンドとの結合実験および特異抗体を用いたエンザ
イムイムノアッセイなどにより測定することができる。
【0040】G蛋白質共役型レセプター蛋白質に対する
リガンドの決定方法について、以下にさらに具体的に説
明する。上記したG蛋白質共役型レセプター蛋白質もし
くはその塩または該部分ペプチドもしくはその塩は、G
蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドを探索
しまたは決定するための試薬として有用である。即ち、
G蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチ
ドと、試験化合物とを接触させることを特徴とするG蛋
白質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドの決定方
法を提供する。試験化合物としては、公知の他のレセプ
ター蛋白質に対するリガンド(例えば、アンギオテンシ
ン、ボンベシン、カナビノイド、コレシストキニン、グ
ルタミン、セロトニン、メラトニン、ニューロペプチド
Y、オピオイド、プリン、バソプレッシン、オキシトシ
ン、VIP(バソアクティブ インテスティナル アン
ド リレイテッド ペプチド)、ソマトスタチン、ドー
パミン、モチリン、アミリン、ブラジキニン、CGRP
(カルシトニンジーンリレーティッドペプチド)、ロイ
コトリエン、パンクレアスタチン、プロスタグランジ
ン、トロンボキサン、アデノシン、アドレナリン、αお
よびβ−chemokine(IL−8、GROα、GROβ、
GROγ、NAP−2、ENA−78、PF4、IP1
0、GCP−2、MCP−1、HC14、MCP−3、
I−309、MIP−1α、MIP−1β、RANTE
Sなど)、エンドセリン、エンテロガストリン、ヒスタ
ミン、ニューロテンシン、TRH、パンクレアティック
ポリペプタイド、ガラニンなど)の他に、例えばヒトや
温血動物(例えば、マウス、ラット、ブタ、ウシ、ヒツ
ジ、サルなど)の組織抽出物、細胞培養上清などが用い
られる。例えば、該組織抽出物、細胞培養上清などをG
蛋白質共役型レセプター蛋白質に添加し、細胞刺激活性
などを測定しながら分画し、最終的に単一のリガンドを
得ることができる。
リガンドの決定方法について、以下にさらに具体的に説
明する。上記したG蛋白質共役型レセプター蛋白質もし
くはその塩または該部分ペプチドもしくはその塩は、G
蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドを探索
しまたは決定するための試薬として有用である。即ち、
G蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチ
ドと、試験化合物とを接触させることを特徴とするG蛋
白質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドの決定方
法を提供する。試験化合物としては、公知の他のレセプ
ター蛋白質に対するリガンド(例えば、アンギオテンシ
ン、ボンベシン、カナビノイド、コレシストキニン、グ
ルタミン、セロトニン、メラトニン、ニューロペプチド
Y、オピオイド、プリン、バソプレッシン、オキシトシ
ン、VIP(バソアクティブ インテスティナル アン
ド リレイテッド ペプチド)、ソマトスタチン、ドー
パミン、モチリン、アミリン、ブラジキニン、CGRP
(カルシトニンジーンリレーティッドペプチド)、ロイ
コトリエン、パンクレアスタチン、プロスタグランジ
ン、トロンボキサン、アデノシン、アドレナリン、αお
よびβ−chemokine(IL−8、GROα、GROβ、
GROγ、NAP−2、ENA−78、PF4、IP1
0、GCP−2、MCP−1、HC14、MCP−3、
I−309、MIP−1α、MIP−1β、RANTE
Sなど)、エンドセリン、エンテロガストリン、ヒスタ
ミン、ニューロテンシン、TRH、パンクレアティック
ポリペプタイド、ガラニンなど)の他に、例えばヒトや
温血動物(例えば、マウス、ラット、ブタ、ウシ、ヒツ
ジ、サルなど)の組織抽出物、細胞培養上清などが用い
られる。例えば、該組織抽出物、細胞培養上清などをG
蛋白質共役型レセプター蛋白質に添加し、細胞刺激活性
などを測定しながら分画し、最終的に単一のリガンドを
得ることができる。
【0041】具体的には、上記したG蛋白質共役型レセ
プター蛋白質もしくはその塩、または該部分ペプチドも
しくはその塩を用いるか、または組換え型レセプター蛋
白質の発現系を構築し、該発現系を用いたレセプター結
合アッセイ系を用いることによって、G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質に結合して細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fos活性化、細胞外pHの低下などを促
進する活性または抑制する活性)を有する化合物(例え
ば、ペプチド、蛋白質、非ペプチド性化合物、合成化合
物、発酵生産物など)またはその塩を決定する方法を提
供する。細胞刺激活性の測定としては上記した中でも特
にアラキドン酸遊離を促進する活性または抑制する活性
を測定するのが好ましい。
プター蛋白質もしくはその塩、または該部分ペプチドも
しくはその塩を用いるか、または組換え型レセプター蛋
白質の発現系を構築し、該発現系を用いたレセプター結
合アッセイ系を用いることによって、G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質に結合して細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fos活性化、細胞外pHの低下などを促
進する活性または抑制する活性)を有する化合物(例え
ば、ペプチド、蛋白質、非ペプチド性化合物、合成化合
物、発酵生産物など)またはその塩を決定する方法を提
供する。細胞刺激活性の測定としては上記した中でも特
にアラキドン酸遊離を促進する活性または抑制する活性
を測定するのが好ましい。
【0042】G蛋白質共役型レセプター蛋白質に結合す
るリガンドを決定する具体的な方法としては、 標識した試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質もしくはその塩に接触させた場合における、標識し
た試験化合物の該蛋白質もしくはその塩に対する結合量
を測定することを特徴とするG蛋白質共役型レセプター
蛋白質に対するリガンドの決定方法、 標識した試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質を含有する細胞または該細胞の膜画分に接触させた
場合における、標識した試験化合物の該細胞または該膜
画分に対する結合量を測定することを特徴とするG蛋白
質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドの決定方
法、 標識した試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質をコードするDNAを含有する形質転換体を培養す
ることによって細胞膜上に発現したG蛋白質共役型レセ
プター蛋白質に接触させた場合における、標識した試験
化合物の該G蛋白質共役型レセプター蛋白質に対する結
合量を測定しすることを特徴とするG蛋白質共役型レセ
プター蛋白質に対するリガンドの決定方法、 試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含
有する細胞に接触させた場合における、G蛋白質共役型
レセプター蛋白質を介した細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fosの活性化、細胞外pHの低下などを
促進する活性または抑制する活性など)を測定すること
を特徴とするG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対する
リガンドの決定方法、および 試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコ
ードするDNAを含有する形質転換体を培養することに
よって細胞膜上に発現したG蛋白質共役型レセプター蛋
白質に接触させた場合における、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質を介する細胞刺激活性(例えば、アラキドン
酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞
内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリ
ン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、
c−fosの活性化、細胞外pHの低下などを促進する
活性または抑制する活性など)を測定することを特徴と
する方法を挙げることができる。
るリガンドを決定する具体的な方法としては、 標識した試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質もしくはその塩に接触させた場合における、標識し
た試験化合物の該蛋白質もしくはその塩に対する結合量
を測定することを特徴とするG蛋白質共役型レセプター
蛋白質に対するリガンドの決定方法、 標識した試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質を含有する細胞または該細胞の膜画分に接触させた
場合における、標識した試験化合物の該細胞または該膜
画分に対する結合量を測定することを特徴とするG蛋白
質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドの決定方
法、 標識した試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質をコードするDNAを含有する形質転換体を培養す
ることによって細胞膜上に発現したG蛋白質共役型レセ
プター蛋白質に接触させた場合における、標識した試験
化合物の該G蛋白質共役型レセプター蛋白質に対する結
合量を測定しすることを特徴とするG蛋白質共役型レセ
プター蛋白質に対するリガンドの決定方法、 試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含
有する細胞に接触させた場合における、G蛋白質共役型
レセプター蛋白質を介した細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fosの活性化、細胞外pHの低下などを
促進する活性または抑制する活性など)を測定すること
を特徴とするG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対する
リガンドの決定方法、および 試験化合物を、G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコ
ードするDNAを含有する形質転換体を培養することに
よって細胞膜上に発現したG蛋白質共役型レセプター蛋
白質に接触させた場合における、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質を介する細胞刺激活性(例えば、アラキドン
酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞
内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリ
ン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、
c−fosの活性化、細胞外pHの低下などを促進する
活性または抑制する活性など)を測定することを特徴と
する方法を挙げることができる。
【0043】該リガンドの決定方法を以下に具体的に説
明する。まず、リガンド決定方法に用いるG蛋白質共役
型レセプター蛋白質としては、上記したG蛋白質共役型
レセプター蛋白質または該G蛋白質共役型レセプター蛋
白質の部分ペプチドを含有するものであれば何れのもの
であってもよいが、動物細胞を用いて大量発現させたG
蛋白質共役型レセプター蛋白質が適している。G蛋白質
共役型レセプター蛋白質を製造するには、前述の方法が
用いられるが、該蛋白質をコードするDNAを哺乳動物
細胞や昆虫細胞で発現することにより行うことができ
る。目的部分をコードするDNA断片には相補DNAが
用いられるが、必ずしもこれに制約されるものではな
い。例えば、遺伝子断片や合成DNAを用いてもよい。
G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDNA断
片を宿主動物細胞に導入し、それらを効率よく発現させ
るためには、該DNA断片を昆虫を宿主とするバキュロ
ウイルスに属する核多角体病ウイルス(nuclear polyhe
drosis virus;NPV)のポリヘドリンプロモーター、
SV40由来のプロモーター、レトロウイルスのプロモ
ーター、メタロチオネインプロモーター、ヒトヒートシ
ョックプロモーター、サイトメガロウイルスプロモータ
ー、SRαプロモーターなどの下流に組み込むのが好ま
しい。発現したレセプターの量と質の検査はそれ自体公
知の方法で行うことができる。例えば、文献〔Nambi,
P.ら、ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミ
ストリー(J. Biol. Chem.),267巻,19555〜19559頁,19
92年〕に記載の方法に従って行うことができる。
明する。まず、リガンド決定方法に用いるG蛋白質共役
型レセプター蛋白質としては、上記したG蛋白質共役型
レセプター蛋白質または該G蛋白質共役型レセプター蛋
白質の部分ペプチドを含有するものであれば何れのもの
であってもよいが、動物細胞を用いて大量発現させたG
蛋白質共役型レセプター蛋白質が適している。G蛋白質
共役型レセプター蛋白質を製造するには、前述の方法が
用いられるが、該蛋白質をコードするDNAを哺乳動物
細胞や昆虫細胞で発現することにより行うことができ
る。目的部分をコードするDNA断片には相補DNAが
用いられるが、必ずしもこれに制約されるものではな
い。例えば、遺伝子断片や合成DNAを用いてもよい。
G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDNA断
片を宿主動物細胞に導入し、それらを効率よく発現させ
るためには、該DNA断片を昆虫を宿主とするバキュロ
ウイルスに属する核多角体病ウイルス(nuclear polyhe
drosis virus;NPV)のポリヘドリンプロモーター、
SV40由来のプロモーター、レトロウイルスのプロモ
ーター、メタロチオネインプロモーター、ヒトヒートシ
ョックプロモーター、サイトメガロウイルスプロモータ
ー、SRαプロモーターなどの下流に組み込むのが好ま
しい。発現したレセプターの量と質の検査はそれ自体公
知の方法で行うことができる。例えば、文献〔Nambi,
P.ら、ザ・ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミ
ストリー(J. Biol. Chem.),267巻,19555〜19559頁,19
92年〕に記載の方法に従って行うことができる。
【0044】したがって、リガンド決定方法において、
G蛋白質共役型レセプター蛋白質またはG蛋白質共役型
レセプター蛋白質の部分ペプチドを含有するものとして
は、それ自体公知の方法に従って精製したG蛋白質共役
型レセプター蛋白質または該G蛋白質共役型レセプター
蛋白質の部分ペプチドであってもよいし、該蛋白質を含
有する細胞を用いてもよく、また該蛋白質を含有する細
胞の膜画分を用いてもよい。リガンド決定方法におい
て、G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞を
用いる場合、該細胞をグルタルアルデヒド、ホルマリン
などで固定化してもよい。固定化方法はそれ自体公知の
方法に従って行うことができる。G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質を含有する細胞としては、G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質を発現した宿主細胞をいうが、該宿主細
胞としては、大腸菌、枯草菌、酵母、昆虫細胞、動物細
胞などが挙げられる。膜画分としては、細胞を破砕した
後、それ自体公知の方法で得られる細胞膜が多く含まれ
る画分のことをいう。細胞の破砕方法としては、Potter
−Elvehjem型ホモジナイザーで細胞を押し潰す方法、ワ
ーリングブレンダーやポリトロン(Kinematica社製)に
よる破砕、超音波による破砕、フレンチプレスなどで加
圧しながら細胞を細いノズルから噴出させることによる
破砕などが挙げられる。細胞膜の分画には、分画遠心分
離法や密度勾配遠心分離法などの遠心力による分画法が
主として用いられる。例えば、細胞破砕液を低速(50
0rpm〜3000rpm)で短時間(通常、約1分〜
10分)遠心し、上清をさらに高速(15000rpm
〜30000rpm)で通常30分〜2時間遠心し、得
られる沈澱を膜画分とする。該膜画分中には、発現した
G蛋白質共役型レセプター蛋白質と細胞由来のリン脂質
や膜蛋白質などの膜成分が多く含まれる。
G蛋白質共役型レセプター蛋白質またはG蛋白質共役型
レセプター蛋白質の部分ペプチドを含有するものとして
は、それ自体公知の方法に従って精製したG蛋白質共役
型レセプター蛋白質または該G蛋白質共役型レセプター
蛋白質の部分ペプチドであってもよいし、該蛋白質を含
有する細胞を用いてもよく、また該蛋白質を含有する細
胞の膜画分を用いてもよい。リガンド決定方法におい
て、G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞を
用いる場合、該細胞をグルタルアルデヒド、ホルマリン
などで固定化してもよい。固定化方法はそれ自体公知の
方法に従って行うことができる。G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質を含有する細胞としては、G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質を発現した宿主細胞をいうが、該宿主細
胞としては、大腸菌、枯草菌、酵母、昆虫細胞、動物細
胞などが挙げられる。膜画分としては、細胞を破砕した
後、それ自体公知の方法で得られる細胞膜が多く含まれ
る画分のことをいう。細胞の破砕方法としては、Potter
−Elvehjem型ホモジナイザーで細胞を押し潰す方法、ワ
ーリングブレンダーやポリトロン(Kinematica社製)に
よる破砕、超音波による破砕、フレンチプレスなどで加
圧しながら細胞を細いノズルから噴出させることによる
破砕などが挙げられる。細胞膜の分画には、分画遠心分
離法や密度勾配遠心分離法などの遠心力による分画法が
主として用いられる。例えば、細胞破砕液を低速(50
0rpm〜3000rpm)で短時間(通常、約1分〜
10分)遠心し、上清をさらに高速(15000rpm
〜30000rpm)で通常30分〜2時間遠心し、得
られる沈澱を膜画分とする。該膜画分中には、発現した
G蛋白質共役型レセプター蛋白質と細胞由来のリン脂質
や膜蛋白質などの膜成分が多く含まれる。
【0045】該G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有
する細胞や膜画分中のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
の量は、1細胞当たり103〜108分子であるのが好ま
しく、105〜107分子であるのが好適である。なお、
発現量が多いほど膜画分当たりのリガンド結合活性(比
活性)が高くなり、高感度なスクリーニング系の構築が
可能になるばかりでなく、同一ロットで大量の試料を測
定できるようになる。G蛋白質共役型レセプター蛋白質
に結合するリガンドを決定する前記の〜の方法を実
施するためには、適当なG蛋白質共役型レセプター画分
と、標識した試験化合物が用いられる。G蛋白質共役型
レセプター画分としては、天然型のG蛋白質共役型レセ
プター画分か、またはそれと同等の活性を有する組換え
型G蛋白質共役型レセプター画分などが望ましい。ここ
で、同等の活性とは、同等のリガンド結合活性などを示
す。標識した試験化合物としては、〔3H〕、
〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識した上記の
試験化合物などが好適である。
する細胞や膜画分中のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
の量は、1細胞当たり103〜108分子であるのが好ま
しく、105〜107分子であるのが好適である。なお、
発現量が多いほど膜画分当たりのリガンド結合活性(比
活性)が高くなり、高感度なスクリーニング系の構築が
可能になるばかりでなく、同一ロットで大量の試料を測
定できるようになる。G蛋白質共役型レセプター蛋白質
に結合するリガンドを決定する前記の〜の方法を実
施するためには、適当なG蛋白質共役型レセプター画分
と、標識した試験化合物が用いられる。G蛋白質共役型
レセプター画分としては、天然型のG蛋白質共役型レセ
プター画分か、またはそれと同等の活性を有する組換え
型G蛋白質共役型レセプター画分などが望ましい。ここ
で、同等の活性とは、同等のリガンド結合活性などを示
す。標識した試験化合物としては、〔3H〕、
〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識した上記の
試験化合物などが好適である。
【0046】具体的には、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質に結合するリガンドの決定方法を行うには、まずG
蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞または細
胞の膜画分を、決定方法に適したバッファーに懸濁する
ことによりレセプター標品を調製する。バッファーに
は、pH4〜10(望ましくはpH6〜8)のリン酸バ
ッファー、トリス−塩酸バッファーなどのリガンドとレ
セプターとの結合を阻害しないバッファーであればいず
れでもよい。また、非特異的結合を低減させる目的で、
CHAPS、Tween−80TM(花王−アトラス
社)、ジギトニン、デオキシコレートなどの界面活性剤
やウシ血清アルブミンやゼラチンなどの各種蛋白質をバ
ッファーに加えることもできる。さらに、プロテアーゼ
によるレセプターやリガンドの分解を抑える目的でPM
SF、ロイペプチン、E−64(ペプチド研究所製)、
ペプスタチンなどのプロテアーゼ阻害剤を添加すること
もできる。0.01ml〜10mlの該レセプター溶液
に、一定量(5000cpm〜500000cpm)の
〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識し
た試験化合物を共存させる。非特異的結合量(NSB)
を知るために大過剰の未標識の試験化合物を加えた反応
チューブも用意する。反応は0℃から50℃、望ましく
は4℃から37℃で20分から24時間、望ましくは3
0分から3時間行う。反応後、ガラス繊維濾紙等で濾過
し、適量の同バッファーで洗浄した後、ガラス繊維濾紙
に残存する放射活性を液体シンチレーションカウンター
あるいはγ−カウンターで計測する。全結合量(B)か
ら非特異的結合量(NSB)を引いたカウント(B−N
SB)が0cpmを越える試験化合物を本発明における
G蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドとし
て選択することができる。
白質に結合するリガンドの決定方法を行うには、まずG
蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞または細
胞の膜画分を、決定方法に適したバッファーに懸濁する
ことによりレセプター標品を調製する。バッファーに
は、pH4〜10(望ましくはpH6〜8)のリン酸バ
ッファー、トリス−塩酸バッファーなどのリガンドとレ
セプターとの結合を阻害しないバッファーであればいず
れでもよい。また、非特異的結合を低減させる目的で、
CHAPS、Tween−80TM(花王−アトラス
社)、ジギトニン、デオキシコレートなどの界面活性剤
やウシ血清アルブミンやゼラチンなどの各種蛋白質をバ
ッファーに加えることもできる。さらに、プロテアーゼ
によるレセプターやリガンドの分解を抑える目的でPM
SF、ロイペプチン、E−64(ペプチド研究所製)、
ペプスタチンなどのプロテアーゼ阻害剤を添加すること
もできる。0.01ml〜10mlの該レセプター溶液
に、一定量(5000cpm〜500000cpm)の
〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識し
た試験化合物を共存させる。非特異的結合量(NSB)
を知るために大過剰の未標識の試験化合物を加えた反応
チューブも用意する。反応は0℃から50℃、望ましく
は4℃から37℃で20分から24時間、望ましくは3
0分から3時間行う。反応後、ガラス繊維濾紙等で濾過
し、適量の同バッファーで洗浄した後、ガラス繊維濾紙
に残存する放射活性を液体シンチレーションカウンター
あるいはγ−カウンターで計測する。全結合量(B)か
ら非特異的結合量(NSB)を引いたカウント(B−N
SB)が0cpmを越える試験化合物を本発明における
G蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドとし
て選択することができる。
【0047】G蛋白質共役型レセプター蛋白質に結合す
るリガンドを決定する前記の〜の方法を実施するた
めには、G蛋白質共役型レセプター蛋白質を介する細胞
刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン
遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細胞内
cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変
動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−fosの活性化、細
胞外pHの低下などを促進する活性または抑制する活性
など)を公知の方法または市販の測定用キットを用いて
測定することができる。具体的には、まず、G蛋白質共
役型レセプター蛋白質を含有する細胞をマルチウェルプ
レート等に培養する。リガンド決定を行なうにあたって
は前もって新鮮な培地あるいは細胞に毒性を示さない適
当なバッファーに交換し、試験化合物などを添加して一
定時間インキュベートした後、細胞を抽出あるいは上清
液を回収して、生成した産物をそれぞれの方法に従って
定量する。細胞刺激活性の指標とする物質(例えば、ア
ラキドン酸など)の生成が、細胞が含有する分解酵素に
よって検定困難な場合は、該分解酵素に対する阻害剤を
添加してアッセイを行なってもよい。また、cAMP産
生抑制などの活性については、フォルスコリンなどで細
胞の基礎的産生量を増大させておいた細胞に対する産生
抑制作用として検出することができる。
るリガンドを決定する前記の〜の方法を実施するた
めには、G蛋白質共役型レセプター蛋白質を介する細胞
刺激活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン
遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内cAMP生成、細胞内
cGMP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変
動、細胞内蛋白質のリン酸化、c−fosの活性化、細
胞外pHの低下などを促進する活性または抑制する活性
など)を公知の方法または市販の測定用キットを用いて
測定することができる。具体的には、まず、G蛋白質共
役型レセプター蛋白質を含有する細胞をマルチウェルプ
レート等に培養する。リガンド決定を行なうにあたって
は前もって新鮮な培地あるいは細胞に毒性を示さない適
当なバッファーに交換し、試験化合物などを添加して一
定時間インキュベートした後、細胞を抽出あるいは上清
液を回収して、生成した産物をそれぞれの方法に従って
定量する。細胞刺激活性の指標とする物質(例えば、ア
ラキドン酸など)の生成が、細胞が含有する分解酵素に
よって検定困難な場合は、該分解酵素に対する阻害剤を
添加してアッセイを行なってもよい。また、cAMP産
生抑制などの活性については、フォルスコリンなどで細
胞の基礎的産生量を増大させておいた細胞に対する産生
抑制作用として検出することができる。
【0048】G蛋白質共役型レセプター蛋白質に結合す
るリガンド決定用キットは、G蛋白質共役型レセプター
蛋白質またはその塩、その部分ペプチドまたはその塩、
G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞、ある
いはG蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞の
膜画分を含有するものである。リガンド決定用キットの
例としては、次のものが挙げられる。 1.リガンド決定用試薬 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.
05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたも
の。孔径0.45μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃
で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 G蛋白質共役型レセプター蛋白質標品 G蛋白質共役型レセプター蛋白質を発現させたCHO細
胞を、12穴プレートに5×105個/穴で継代し、3
7℃、5%CO2、95%airで2日間培養したも
の。 標識試験化合物 市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで
標識した化合物、または適当な方法で標識化したもの。
適当な溶媒または緩衝液に溶解したものを4℃あるいは
−20℃にて保存し、用時に測定用緩衝液にて1μMに
希釈する。水に難溶性を示す試験化合物については、ジ
メチルホルムアミド、DMSO、メタノール等に溶解す
る。 非標識試験化合物 標識化合物を同じものを100〜1000倍濃い濃度に
調製する。
るリガンド決定用キットは、G蛋白質共役型レセプター
蛋白質またはその塩、その部分ペプチドまたはその塩、
G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞、ある
いはG蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞の
膜画分を含有するものである。リガンド決定用キットの
例としては、次のものが挙げられる。 1.リガンド決定用試薬 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.
05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたも
の。孔径0.45μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃
で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 G蛋白質共役型レセプター蛋白質標品 G蛋白質共役型レセプター蛋白質を発現させたCHO細
胞を、12穴プレートに5×105個/穴で継代し、3
7℃、5%CO2、95%airで2日間培養したも
の。 標識試験化合物 市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで
標識した化合物、または適当な方法で標識化したもの。
適当な溶媒または緩衝液に溶解したものを4℃あるいは
−20℃にて保存し、用時に測定用緩衝液にて1μMに
希釈する。水に難溶性を示す試験化合物については、ジ
メチルホルムアミド、DMSO、メタノール等に溶解す
る。 非標識試験化合物 標識化合物を同じものを100〜1000倍濃い濃度に
調製する。
【0049】2.測定法 12穴組織培養用プレートにて培養したG蛋白質共役
型レセプター蛋白質を発現させた細胞を、測定用緩衝液
1mlで2回洗浄した後、490μlの測定用緩衝液を
各穴に加える。 標識試験化合物を5μl加え、室温にて1時間反応さ
せる。非特異的結合量を知るためには非標識試験化合物
を5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識試験化合物を0.2N NaO
H−1%SDSで溶解し、4mlの液体シンチレーター
A(和光純薬製)と混合する。 液体シンチレーションカウンター(ベックマン社製)
を用いて放射活性を測定する。
型レセプター蛋白質を発現させた細胞を、測定用緩衝液
1mlで2回洗浄した後、490μlの測定用緩衝液を
各穴に加える。 標識試験化合物を5μl加え、室温にて1時間反応さ
せる。非特異的結合量を知るためには非標識試験化合物
を5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識試験化合物を0.2N NaO
H−1%SDSで溶解し、4mlの液体シンチレーター
A(和光純薬製)と混合する。 液体シンチレーションカウンター(ベックマン社製)
を用いて放射活性を測定する。
【0050】本願明細書の配列表の配列番号は、以下の
配列を示す。 〔配列番号:1〕pBOV3に含まれるウシ視床下部由
来リガンドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:2〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドcDNAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:3〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドを精製し、P-3画分のN末端配列分析をした結果得ら
れたアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜51
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:4〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドを精製、P-2画分のN末端配列分析をした結果得られ
たアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜52番
目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:5〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜53
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:6〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜54
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:7〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜55
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:8〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜53
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:9〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜54
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:10〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜5
5番目のアミノ酸配列に対応している。
配列を示す。 〔配列番号:1〕pBOV3に含まれるウシ視床下部由
来リガンドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:2〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドcDNAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:3〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドを精製し、P-3画分のN末端配列分析をした結果得ら
れたアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜51
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:4〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドを精製、P-2画分のN末端配列分析をした結果得られ
たアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜52番
目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:5〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜53
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:6〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜54
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:7〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜55
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:8〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜53
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:9〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプチ
ドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜54
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:10〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜5
5番目のアミノ酸配列に対応している。
【0051】〔配列番号:11〕ウシ視床下部由来リガ
ンドポリペプチド(配列番号:3)をコードするDNA
の塩基配列を示す。 〔配列番号:12〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:4)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:13〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:5)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:14〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:6)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:15〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:7)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:16〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:8)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:17〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:9)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:18〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:10)をコードするDNAの塩基配列
を示す。 〔配列番号:19〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:20〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。
ンドポリペプチド(配列番号:3)をコードするDNA
の塩基配列を示す。 〔配列番号:12〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:4)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:13〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:5)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:14〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:6)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:15〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:7)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:16〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:8)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:17〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:9)をコードするDNAの塩基配列を
示す。 〔配列番号:18〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チド(配列番号:10)をコードするDNAの塩基配列
を示す。 〔配列番号:19〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:20〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。
【0052】〔配列番号:21〕phGR3に含まれる
ヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDN
Aにコードされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質の全アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:22〕pG3−2およびpG1−10にそ
れぞれ含まれるマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列から
導きだした塩基配列(配列番号:27)を有するマウス
膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋
白質cDNA断片にコードされるマウス膵臓β細胞株M
IN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質の部分アミ
ノ酸配列を示す。 〔配列番号:23〕p5S38にコードされるマウス膵
臓β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:24〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基
配列を示す。 〔配列番号:25〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基
配列を示す。 〔配列番号:26〕phGR3に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩基配
列を示す。 〔配列番号:27〕pG3−2およびpG1−10にそ
れぞれ含まれるマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列をも
とに導き出したマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列を示
す。 〔配列番号:28〕p5S38に含まれるマウス膵臓β
細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質c
DNA断片の塩基配列を示す。 〔配列番号:29〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:30〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA
ヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDN
Aにコードされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質の全アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:22〕pG3−2およびpG1−10にそ
れぞれ含まれるマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列から
導きだした塩基配列(配列番号:27)を有するマウス
膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋
白質cDNA断片にコードされるマウス膵臓β細胞株M
IN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質の部分アミ
ノ酸配列を示す。 〔配列番号:23〕p5S38にコードされるマウス膵
臓β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:24〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基
配列を示す。 〔配列番号:25〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基
配列を示す。 〔配列番号:26〕phGR3に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩基配
列を示す。 〔配列番号:27〕pG3−2およびpG1−10にそ
れぞれ含まれるマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列をも
とに導き出したマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列を示
す。 〔配列番号:28〕p5S38に含まれるマウス膵臓β
細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質c
DNA断片の塩基配列を示す。 〔配列番号:29〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:30〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA
【0053】〔配列番号:31〕G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質をコードするcDNAのスクリーニングに使
用した合成DNA 〔配列番号:32〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:33〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:34〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:35〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P5−1) 〔配列番号:36〕本発明のウシ視床下部由来ポリガン
ドリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P3−1) 〔配列番号:37〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P3−2) 〔配列番号:38〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(PE) 〔配列番号:39〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(PDN) 〔配列番号:40〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(FB)
ター蛋白質をコードするcDNAのスクリーニングに使
用した合成DNA 〔配列番号:32〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:33〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:34〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:35〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P5−1) 〔配列番号:36〕本発明のウシ視床下部由来ポリガン
ドリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P3−1) 〔配列番号:37〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P3−2) 〔配列番号:38〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(PE) 〔配列番号:39〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(PDN) 〔配列番号:40〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(FB)
【0054】〔配列番号:41〕本発明のウシ視床下部
由来リガンドポリペプチドをコードするcDNAのスク
リーニングに使用した合成DNA(FC) 〔配列番号:42〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(BOVF) 〔配列番号:43〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(BOVR) 〔配列番号:44〕ウシゲノム由来リガンドポリペプチ
ドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:45〕pRAV3に含まれるラット型リガ
ンドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:46〕ラット型リガンドポリペプチドcD
NAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:47〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第22〜52番目
のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:48〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第22〜53番目
のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:49〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第22〜54番目
のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:50〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第33〜52番目
のアミノ酸配列に対応している。
由来リガンドポリペプチドをコードするcDNAのスク
リーニングに使用した合成DNA(FC) 〔配列番号:42〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(BOVF) 〔配列番号:43〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(BOVR) 〔配列番号:44〕ウシゲノム由来リガンドポリペプチ
ドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:45〕pRAV3に含まれるラット型リガ
ンドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:46〕ラット型リガンドポリペプチドcD
NAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:47〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第22〜52番目
のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:48〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第22〜53番目
のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:49〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第22〜54番目
のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:50〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第33〜52番目
のアミノ酸配列に対応している。
【0055】〔配列番号:51〕ラット型リガンドポリ
ペプチドのアミノ酸配列を示す。配列番号:45の第3
3〜53番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:52〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第33〜54番目
のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:53〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:47)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:54〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:48)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:55〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:49)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:56〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:50)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:57〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:51)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:58〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:52)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:59〕pHOB7に含まれるヒト型リガン
ドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:60〕ヒト型リガンドポリペプチドcDN
Aの全塩基配列を示す。
ペプチドのアミノ酸配列を示す。配列番号:45の第3
3〜53番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:52〕ラット型リガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。配列番号:45の第33〜54番目
のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:53〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:47)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:54〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:48)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:55〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:49)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:56〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:50)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:57〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:51)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:58〕ラット型リガンドポリペプチド(配
列番号:52)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:59〕pHOB7に含まれるヒト型リガン
ドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:60〕ヒト型リガンドポリペプチドcDN
Aの全塩基配列を示す。
【0056】〔配列番号:61〕ヒト型リガンドポリペ
プチドのアミノ酸配列を示す。配列番号:59の第23
〜53番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:62〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第23〜54番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:63〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第23〜55番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:64〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第34〜53番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:65〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第34〜54番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:66〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第34〜55番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:67〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:61)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:68〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:62)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:69〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:63)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:70〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:64)をコードするDNAの塩基配列を示す。
プチドのアミノ酸配列を示す。配列番号:59の第23
〜53番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:62〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第23〜54番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:63〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第23〜55番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:64〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第34〜53番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:65〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第34〜54番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:66〕ヒト型リガンドポリペプチドのアミ
ノ酸配列を示す。配列番号:59の第34〜55番目の
アミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:67〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:61)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:68〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:62)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:69〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:63)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:70〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:64)をコードするDNAの塩基配列を示す。
【0057】〔配列番号:71〕ヒト型リガンドポリペ
プチド(配列番号:65)をコードするDNAの塩基配
列を示す。 〔配列番号:72〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:66)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:73〕本発明のリガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。ここで、第10番目のXaaはAlaまた
はThr、第11番目のXaaはGlyまたはSer、第21番目の
XaaはH、Gly、またはGlyArgを示す。 〔配列番号:74〕本発明のリガンドポリペプチド断片
のアミノ酸配列を示す。ここで、第3番目のXaaはAlaま
たはThrを示し、第5番目のXaaはGlnまたはArgを示し、
第10番目のXaaはIleまたはThrを示す。 〔配列番号:75〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(RA) 〔配列番号:76〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(RC) 〔配列番号:77〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rF) 〔配列番号:78〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rR) 〔配列番号:79〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R1) 〔配列番号:80〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R3)
プチド(配列番号:65)をコードするDNAの塩基配
列を示す。 〔配列番号:72〕ヒト型リガンドポリペプチド(配列
番号:66)をコードするDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:73〕本発明のリガンドポリペプチドのア
ミノ酸配列を示す。ここで、第10番目のXaaはAlaまた
はThr、第11番目のXaaはGlyまたはSer、第21番目の
XaaはH、Gly、またはGlyArgを示す。 〔配列番号:74〕本発明のリガンドポリペプチド断片
のアミノ酸配列を示す。ここで、第3番目のXaaはAlaま
たはThrを示し、第5番目のXaaはGlnまたはArgを示し、
第10番目のXaaはIleまたはThrを示す。 〔配列番号:75〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(RA) 〔配列番号:76〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(RC) 〔配列番号:77〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rF) 〔配列番号:78〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rR) 〔配列番号:79〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R1) 〔配列番号:80〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R3)
【0058】〔配列番号:81〕本発明のヒト型リガン
ドポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニング
に使用した合成DNA(R4) 〔配列番号:82〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HA) 〔配列番号:83〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HB) 〔配列番号:84〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HE) 〔配列番号:85〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HF) 〔配列番号:86〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(5H) 〔配列番号:87〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(3HN) 〔配列番号:88〕ラット型G蛋白質共役型レセプター
蛋白質(UHR−1)をコードするcDNAのスクリー
ニングに使用した合成DNA(rRECF) 〔配列番号:89〕ラット型G蛋白質共役型レセプター
蛋白質(UHR−1)をコードするcDNAのスクリー
ニングに使用した合成DNA(rRECR) 〔配列番号:90〕G3PDH,UHR−1,リガンド
の増幅に使用した合成DNA(r19F)
ドポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニング
に使用した合成DNA(R4) 〔配列番号:82〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HA) 〔配列番号:83〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HB) 〔配列番号:84〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HE) 〔配列番号:85〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HF) 〔配列番号:86〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(5H) 〔配列番号:87〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(3HN) 〔配列番号:88〕ラット型G蛋白質共役型レセプター
蛋白質(UHR−1)をコードするcDNAのスクリー
ニングに使用した合成DNA(rRECF) 〔配列番号:89〕ラット型G蛋白質共役型レセプター
蛋白質(UHR−1)をコードするcDNAのスクリー
ニングに使用した合成DNA(rRECR) 〔配列番号:90〕G3PDH,UHR−1,リガンド
の増幅に使用した合成DNA(r19F)
【0059】〔配列番号:91〕G3PDH,UHR−
1,リガンドの増幅に使用した合成DNA(r19R) 〔配列番号:92〕抗原として使用したリガンドポリペ
プチドのN末端側ペプチド(ペプチド−I) 〔配列番号:93〕抗原として使用したリガンドポリペ
プチドのC末端側ペプチド(ペプチド−II) 〔配列番号:94〕抗原として使用したリガンドポリペ
プチドの中央部分のペプチド(ペプチド−III) 〔配列番号:95〕ラット型G蛋白質共役型レセプター
蛋白質(UHR−1)をコードするcDNAのスクリー
ニングに使用した合成DNA 〔配列番号:96〕ラット型G蛋白質共役型レセプター
蛋白質(UHR−1)をコードするcDNAのスクリー
ニングに使用した合成DNA 〔配列番号:97〕後述の実施例48でプライマーとし
て用いられた合成DNA 〔配列番号:98〕後述の実施例48でプライマーとし
て用いられた合成DNA 〔配列番号:99〕後述の実施例48でプライマーとし
て用いられた合成DNA
1,リガンドの増幅に使用した合成DNA(r19R) 〔配列番号:92〕抗原として使用したリガンドポリペ
プチドのN末端側ペプチド(ペプチド−I) 〔配列番号:93〕抗原として使用したリガンドポリペ
プチドのC末端側ペプチド(ペプチド−II) 〔配列番号:94〕抗原として使用したリガンドポリペ
プチドの中央部分のペプチド(ペプチド−III) 〔配列番号:95〕ラット型G蛋白質共役型レセプター
蛋白質(UHR−1)をコードするcDNAのスクリー
ニングに使用した合成DNA 〔配列番号:96〕ラット型G蛋白質共役型レセプター
蛋白質(UHR−1)をコードするcDNAのスクリー
ニングに使用した合成DNA 〔配列番号:97〕後述の実施例48でプライマーとし
て用いられた合成DNA 〔配列番号:98〕後述の実施例48でプライマーとし
て用いられた合成DNA 〔配列番号:99〕後述の実施例48でプライマーとし
て用いられた合成DNA
【0060】後述の実施例2で得られた形質転換体エシ
ェリヒア コリ(Escherichia coli)INVαF’/p
19P2および実施例4で得られた形質転換体エシェリ
ヒアコリ(Escherichia coli)INVαF’/pG3−
2は、それぞれ平成6年8月9日から通商産業省工業技
術院生命工学工業技術研究所(NIBH)にそれぞれ寄
託番号FERM BP−4776およびFERM BP
−4775として寄託されており、また平成6年8月2
2日から財団法人発酵研究所(IFO)にそれぞれIF
O 15739およびIFO 15740として寄託さ
れている。後述の実施例5で得られた形質転換体エシェ
リヒア コリ(Escherichia coli) JM109/phG
R3は、平成6年9月27日から通商産業省工業技術院
生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番号FER
M BP−4807として寄託されており、また平成6
年9月22日から財団法人発酵研究所(IFO)にIF
O 15748として寄託されている。後述の実施例8
で得られた形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichi
a coli) JM109/p5S38は、平成6年10月2
7日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所
(NIBH)に寄託番号FERM BP−4856とし
て寄託されており、また平成6年10月25日から財団
法人発酵研究所(IFO)にIFO 15754として
寄託されている。後述の実施例20で得られた形質転換
体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) JM109
/pBOV3は、平成8年2月13日から通商産業省工
業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番
号FERM BP−5391として寄託されており、ま
た平成8年1月25日から財団法人発酵研究所(IF
O)にIFO 15910として寄託されている。後述
の実施例29で得られた形質転換体エシェリヒア コリ
(Escherichia coli) JM109/pRAV3は、平成
8年9月12日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
665として寄託されており、また平成8年9月3日か
ら財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 16012
として寄託されている。後述の実施例32で得られた形
質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) JM
109/pHOV7は、平成8年9月12日から通商産
業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に
寄託番号FERM BP−5666として寄託されてお
り、また平成8年9月5日から財団法人発酵研究所(I
FO)にIFO 16013として寄託されている。後
述の実施例33で得られた形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) JM109/pmGB3は、平
成9年3月5日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
852として寄託されており、また平成9年2月19日
から財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 1605
9として寄託されている。
ェリヒア コリ(Escherichia coli)INVαF’/p
19P2および実施例4で得られた形質転換体エシェリ
ヒアコリ(Escherichia coli)INVαF’/pG3−
2は、それぞれ平成6年8月9日から通商産業省工業技
術院生命工学工業技術研究所(NIBH)にそれぞれ寄
託番号FERM BP−4776およびFERM BP
−4775として寄託されており、また平成6年8月2
2日から財団法人発酵研究所(IFO)にそれぞれIF
O 15739およびIFO 15740として寄託さ
れている。後述の実施例5で得られた形質転換体エシェ
リヒア コリ(Escherichia coli) JM109/phG
R3は、平成6年9月27日から通商産業省工業技術院
生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番号FER
M BP−4807として寄託されており、また平成6
年9月22日から財団法人発酵研究所(IFO)にIF
O 15748として寄託されている。後述の実施例8
で得られた形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichi
a coli) JM109/p5S38は、平成6年10月2
7日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所
(NIBH)に寄託番号FERM BP−4856とし
て寄託されており、また平成6年10月25日から財団
法人発酵研究所(IFO)にIFO 15754として
寄託されている。後述の実施例20で得られた形質転換
体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) JM109
/pBOV3は、平成8年2月13日から通商産業省工
業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番
号FERM BP−5391として寄託されており、ま
た平成8年1月25日から財団法人発酵研究所(IF
O)にIFO 15910として寄託されている。後述
の実施例29で得られた形質転換体エシェリヒア コリ
(Escherichia coli) JM109/pRAV3は、平成
8年9月12日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
665として寄託されており、また平成8年9月3日か
ら財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 16012
として寄託されている。後述の実施例32で得られた形
質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) JM
109/pHOV7は、平成8年9月12日から通商産
業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に
寄託番号FERM BP−5666として寄託されてお
り、また平成8年9月5日から財団法人発酵研究所(I
FO)にIFO 16013として寄託されている。後
述の実施例33で得られた形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) JM109/pmGB3は、平
成9年3月5日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
852として寄託されており、また平成9年2月19日
から財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 1605
9として寄託されている。
【0061】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明をより詳細に
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。
【0062】
【参考例1】G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
するDNAを増幅させるための合成DNAプライマーの
製造 公知のヒト由来TRHレセプター蛋白質(HTRH
R)、ヒト由来RANTESレセプター蛋白質(L10
918、HUMRANTES)、ヒトバーキットリンパ
腫由来リガンド不明レセプター蛋白質(X68149、
HSBLR1A)、ヒト由来ソマトスタチンレセプター
蛋白質(L14856、HUMSOMAT)、ラット由
来μ−オピオイドレセプター蛋白質(U02083、R
NU02083)、ラット由来κ−オピオイドレセプタ
ー蛋白質(U00442、U00442)、ヒト由来ニ
ューロメジンBレセプター蛋白質(M73482、HU
MNMBR)、ヒト由来ムスカリン作動性アセチルコリ
ンレセプター蛋白質(X15266、HSHM4)、ラ
ット由来アドレナリンα1Bレセプター蛋白質(L08
609、RATAADRE01)、ヒト由来ソマトスタ
チン3レセプター蛋白質(M96738、HUMSST
R3X)、ヒト由来C5aレセプター蛋白質(HUMC
5AAR)、ヒト由来リガンド不明レセプター蛋白質
(HUMRDC1A)、ヒト由来リガンド不明レセプタ
ー蛋白質(M84605、HUMOPIODRE)およ
びラット由来アドレナリンα2B(M91466、RA
TA2BAR)の第1膜貫通領域付近のアミノ酸配列を
コードするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い
部分を見いだした。
するDNAを増幅させるための合成DNAプライマーの
製造 公知のヒト由来TRHレセプター蛋白質(HTRH
R)、ヒト由来RANTESレセプター蛋白質(L10
918、HUMRANTES)、ヒトバーキットリンパ
腫由来リガンド不明レセプター蛋白質(X68149、
HSBLR1A)、ヒト由来ソマトスタチンレセプター
蛋白質(L14856、HUMSOMAT)、ラット由
来μ−オピオイドレセプター蛋白質(U02083、R
NU02083)、ラット由来κ−オピオイドレセプタ
ー蛋白質(U00442、U00442)、ヒト由来ニ
ューロメジンBレセプター蛋白質(M73482、HU
MNMBR)、ヒト由来ムスカリン作動性アセチルコリ
ンレセプター蛋白質(X15266、HSHM4)、ラ
ット由来アドレナリンα1Bレセプター蛋白質(L08
609、RATAADRE01)、ヒト由来ソマトスタ
チン3レセプター蛋白質(M96738、HUMSST
R3X)、ヒト由来C5aレセプター蛋白質(HUMC
5AAR)、ヒト由来リガンド不明レセプター蛋白質
(HUMRDC1A)、ヒト由来リガンド不明レセプタ
ー蛋白質(M84605、HUMOPIODRE)およ
びラット由来アドレナリンα2B(M91466、RA
TA2BAR)の第1膜貫通領域付近のアミノ酸配列を
コードするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い
部分を見いだした。
【0063】また、公知のマウス由来リガンド不明レセ
プター蛋白質(M80481、MUSGIR)、ヒト由
来ボンベジンレセプター蛋白質(L08893、HUM
BOMB3S)、ヒト由来アデノシンA2レセプター蛋
白質(S46950、S46950)、マウス由来リガ
ンド不明レセプター蛋白質(D21061、MUSGP
CR)、マウス由来TRHレセプター蛋白質(S433
87、S43387)、ラット由来ニューロメジンKレ
セプター蛋白質(J05189、RATNEURA)、
ラット由来アデノシンA1レセプター蛋白質(M690
45、RATA1ARA)、ヒト由来ニューロキニンA
レセプター蛋白質(M57414、HUMNEKA
R)、ラット由来アデノシンA3レセプター蛋白質(M
94152、RATADENREC)、ヒト由来ソマト
スタチン1レセプター蛋白質(M81829、HUMS
RI1A)、ヒト由来ニューロキニン3レセプター蛋白
質(S86390、S86371S4)、ラット由来リ
ガンド不明レセプター蛋白質(X61496、RNCG
PCR)、ヒト由来ソマトスタチン4レセプター蛋白質
(L07061、HUMSSTR4Z)およびラット由
来GnRHレセプター蛋白質(M31670、RATG
NRHA)の第6膜貫通領域付近のアミノ酸配列をコー
ドするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い部分
を見いだした。
プター蛋白質(M80481、MUSGIR)、ヒト由
来ボンベジンレセプター蛋白質(L08893、HUM
BOMB3S)、ヒト由来アデノシンA2レセプター蛋
白質(S46950、S46950)、マウス由来リガ
ンド不明レセプター蛋白質(D21061、MUSGP
CR)、マウス由来TRHレセプター蛋白質(S433
87、S43387)、ラット由来ニューロメジンKレ
セプター蛋白質(J05189、RATNEURA)、
ラット由来アデノシンA1レセプター蛋白質(M690
45、RATA1ARA)、ヒト由来ニューロキニンA
レセプター蛋白質(M57414、HUMNEKA
R)、ラット由来アデノシンA3レセプター蛋白質(M
94152、RATADENREC)、ヒト由来ソマト
スタチン1レセプター蛋白質(M81829、HUMS
RI1A)、ヒト由来ニューロキニン3レセプター蛋白
質(S86390、S86371S4)、ラット由来リ
ガンド不明レセプター蛋白質(X61496、RNCG
PCR)、ヒト由来ソマトスタチン4レセプター蛋白質
(L07061、HUMSSTR4Z)およびラット由
来GnRHレセプター蛋白質(M31670、RATG
NRHA)の第6膜貫通領域付近のアミノ酸配列をコー
ドするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い部分
を見いだした。
【0064】上記の( )内の略語はDNASIS Gene/Prot
einシークエンスデータベース(CD019、日立ソフ
トウエアエンジニアリング)を用いて GenBank/EMBL Da
ta Bank を検索した際に示される整理番号であり、それ
ぞれ通常Accession Numberおよびエントリーネームと呼
ばれるものである。ただし、HTRHRは特開平7−3
04797号に記載されている配列である。特に、多く
のレセプター蛋白質をコードするcDNAで一致する塩
基部分を基準とし、その他の部分においてもなるべく多
くのレセプターcDNAと配列の一致性を高めるために
混合塩基の導入を計画した。この配列をもとに、共通す
る塩基配列に相補的である配列番号:29または配列番
号:30で表わされる塩基配列を有する合成DNA2本
を作成した。 〔合成DNA〕 5'−CGTGG(GまたはC)C(AまたはC)T
(GまたはC)(GまたはC)TGGGCAAC(A、
G、CまたはT)(CまたはT)CCTG−3'(配列
番号:29) 5'−GT(A、G、CまたはT)G(AまたはT)
(AまたはG)(AまたはG)GGCA(A、G、Cま
たはT)CCAGCAGA(GまたはT)GGCAAA
−3'(配列番号:30) ( )内は合成時に複数の塩基に混合して合成する。
einシークエンスデータベース(CD019、日立ソフ
トウエアエンジニアリング)を用いて GenBank/EMBL Da
ta Bank を検索した際に示される整理番号であり、それ
ぞれ通常Accession Numberおよびエントリーネームと呼
ばれるものである。ただし、HTRHRは特開平7−3
04797号に記載されている配列である。特に、多く
のレセプター蛋白質をコードするcDNAで一致する塩
基部分を基準とし、その他の部分においてもなるべく多
くのレセプターcDNAと配列の一致性を高めるために
混合塩基の導入を計画した。この配列をもとに、共通す
る塩基配列に相補的である配列番号:29または配列番
号:30で表わされる塩基配列を有する合成DNA2本
を作成した。 〔合成DNA〕 5'−CGTGG(GまたはC)C(AまたはC)T
(GまたはC)(GまたはC)TGGGCAAC(A、
G、CまたはT)(CまたはT)CCTG−3'(配列
番号:29) 5'−GT(A、G、CまたはT)G(AまたはT)
(AまたはG)(AまたはG)GGCA(A、G、Cま
たはT)CCAGCAGA(GまたはT)GGCAAA
−3'(配列番号:30) ( )内は合成時に複数の塩基に混合して合成する。
【0065】
【実施例1】ヒト下垂体由来cDNAを用いたPCR法
による受容体cDNAの増幅 ヒト下垂体由来cDNA(QuickClone、クロンテック
社)を鋳型として用い、参考例1で合成したDNAプラ
イマーを用いてPCR法による増幅を行った。反応液の
組成は、合成DNAプライマー(配列:5’プライマー
配列および3’プライマー配列)各1μM、鋳型cDN
A 1ng、0.25mM dNTPs、Taq DNA
polymerase 1μlおよび酵素に付属のバッファーで、
総反応溶液量は100μlとした。増幅のためのサイク
ルはサーマルサイクラー(パーキン・エルマー社)を用
い、95℃・1分、55℃・1分、72℃・1分のサイ
クルを30回繰り返した。Taq DNA polymerase
を添加する前に、残りの反応液を混合し、95℃・5
分、65℃・5分の加熱を行った。増幅産物の確認は
1.2%アガロースゲル電気泳動およびエチジウムブロ
マイド染色によって行った。
による受容体cDNAの増幅 ヒト下垂体由来cDNA(QuickClone、クロンテック
社)を鋳型として用い、参考例1で合成したDNAプラ
イマーを用いてPCR法による増幅を行った。反応液の
組成は、合成DNAプライマー(配列:5’プライマー
配列および3’プライマー配列)各1μM、鋳型cDN
A 1ng、0.25mM dNTPs、Taq DNA
polymerase 1μlおよび酵素に付属のバッファーで、
総反応溶液量は100μlとした。増幅のためのサイク
ルはサーマルサイクラー(パーキン・エルマー社)を用
い、95℃・1分、55℃・1分、72℃・1分のサイ
クルを30回繰り返した。Taq DNA polymerase
を添加する前に、残りの反応液を混合し、95℃・5
分、65℃・5分の加熱を行った。増幅産物の確認は
1.2%アガロースゲル電気泳動およびエチジウムブロ
マイド染色によって行った。
【0066】
【実施例2】PCR産物のプラスミドベクターへのサブ
クローニングおよび挿入cDNA部分の塩基配列の解読
による新規レセプター蛋白質候補クローンの選択 実施例1で行なったPCR後の反応産物は0.8%の低
融点アガロースゲルを用いて分離し、バンドの部分をカ
ミソリで切り出した後、熱融解、フェノール抽出、エタ
ノール沈殿を行ってDNAを回収した。TAクローニン
グキット(インビトロゲン社)の処方に従い、回収した
DNAをプラスミドベクターpCRTMII(TMは登録商
標を意味する)へサブクローニングした。これを大腸菌
INVαF’ competent cell(インビトロゲン社)に
導入して形質転換したのち、cDNA挿入断片を持つク
ローンをアンピシリンおよびX−galを含むLB寒天
培地中で選択し、白色を呈するクローンのみを滅菌した
つま楊枝を用いて分離し、形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) INVαF’/p19P2を得
た。個々のクローンをアンピシリンを含むLB培地で一
晩培養し、自動プラスミド抽出装置(クラボウ社)を用
いてプラスミドDNAを調製した。調製したDNAの一
部を用いてEcoRIによる切断を行い、挿入されてい
るcDNA断片の大きさを確認した。残りのDNAの一
部をさらにRNase処理、フェノール・クロロフォル
ム抽出し、エタノール沈殿によって濃縮した。塩基配列
の決定のための反応は DyeDeoxy Terminator Cycle Seq
uencing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光式自動シ
ーケンサーを用いて解読し、得られた塩基配列の情報は
DNASIS(日立システムエンジニアリング社)を用
いて行った。下線で示した部分は合成プライマーに相当
する部分である。決定した塩基配列〔配列番号:24
(図1の塩基配列から下線部分を除いた塩基配列)およ
び配列番号:25(図2の塩基配列から下線部分を除い
た塩基配列)〕をもとにホモロジー検索を行なった結
果、形質転換体E. Coli INVαF’/p19P
2の保有するプラスミドp19P2に挿入されたcDN
A断片が新規G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
することが分かった。それをさらに確認するために、D
NASIS(日立システムエンジニアリング社)を用
い、塩基配列をアミノ酸配列に変換した〔配列番号:1
9(図1のアミノ酸配列から下線部分を除いたアミノ酸
配列)および配列番号:20(図2のアミノ酸配列から
下線部分を除いたアミノ酸配列)〕。疎水性プロット
〔図3および図4〕およびアミノ酸配列に基づくホモロ
ジー検索を行ない、ニューロペプチドY受容体等との相
同性を見いだした〔図5〕。
クローニングおよび挿入cDNA部分の塩基配列の解読
による新規レセプター蛋白質候補クローンの選択 実施例1で行なったPCR後の反応産物は0.8%の低
融点アガロースゲルを用いて分離し、バンドの部分をカ
ミソリで切り出した後、熱融解、フェノール抽出、エタ
ノール沈殿を行ってDNAを回収した。TAクローニン
グキット(インビトロゲン社)の処方に従い、回収した
DNAをプラスミドベクターpCRTMII(TMは登録商
標を意味する)へサブクローニングした。これを大腸菌
INVαF’ competent cell(インビトロゲン社)に
導入して形質転換したのち、cDNA挿入断片を持つク
ローンをアンピシリンおよびX−galを含むLB寒天
培地中で選択し、白色を呈するクローンのみを滅菌した
つま楊枝を用いて分離し、形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) INVαF’/p19P2を得
た。個々のクローンをアンピシリンを含むLB培地で一
晩培養し、自動プラスミド抽出装置(クラボウ社)を用
いてプラスミドDNAを調製した。調製したDNAの一
部を用いてEcoRIによる切断を行い、挿入されてい
るcDNA断片の大きさを確認した。残りのDNAの一
部をさらにRNase処理、フェノール・クロロフォル
ム抽出し、エタノール沈殿によって濃縮した。塩基配列
の決定のための反応は DyeDeoxy Terminator Cycle Seq
uencing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光式自動シ
ーケンサーを用いて解読し、得られた塩基配列の情報は
DNASIS(日立システムエンジニアリング社)を用
いて行った。下線で示した部分は合成プライマーに相当
する部分である。決定した塩基配列〔配列番号:24
(図1の塩基配列から下線部分を除いた塩基配列)およ
び配列番号:25(図2の塩基配列から下線部分を除い
た塩基配列)〕をもとにホモロジー検索を行なった結
果、形質転換体E. Coli INVαF’/p19P
2の保有するプラスミドp19P2に挿入されたcDN
A断片が新規G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
することが分かった。それをさらに確認するために、D
NASIS(日立システムエンジニアリング社)を用
い、塩基配列をアミノ酸配列に変換した〔配列番号:1
9(図1のアミノ酸配列から下線部分を除いたアミノ酸
配列)および配列番号:20(図2のアミノ酸配列から
下線部分を除いたアミノ酸配列)〕。疎水性プロット
〔図3および図4〕およびアミノ酸配列に基づくホモロ
ジー検索を行ない、ニューロペプチドY受容体等との相
同性を見いだした〔図5〕。
【0067】
【実施例3】マウス膵臓β細胞株MIN6からのpoly
(A)+RNA画分の調製およびcDNAの合成 マウス膵β細胞株MIN6(Jun-ichi Miyazaki et al.
Endocrinology, Vol.127, No.1, p126-132)よりグア
ニジンイソチオシアネート法により Total RNAを調
製後(Kaplan B.B. et al., Biochem. J. 183, 181-184
(1979))、mRNA精製キット(ファルマシア社)を
用いて、 poly(A)+RNA画分を調製した。次に、poly
(A)+RNA画分5μgにプライマーとしてランダムD
NAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニイマウス白
血病ウイルスの逆転写酵素(BRL社)により、添付バ
ッファーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物
はフェノール:クロロホルム(1:1)で抽出し、エタ
ノール沈殿を行った後、30μlのTEに溶解した。
(A)+RNA画分の調製およびcDNAの合成 マウス膵β細胞株MIN6(Jun-ichi Miyazaki et al.
Endocrinology, Vol.127, No.1, p126-132)よりグア
ニジンイソチオシアネート法により Total RNAを調
製後(Kaplan B.B. et al., Biochem. J. 183, 181-184
(1979))、mRNA精製キット(ファルマシア社)を
用いて、 poly(A)+RNA画分を調製した。次に、poly
(A)+RNA画分5μgにプライマーとしてランダムD
NAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニイマウス白
血病ウイルスの逆転写酵素(BRL社)により、添付バ
ッファーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物
はフェノール:クロロホルム(1:1)で抽出し、エタ
ノール沈殿を行った後、30μlのTEに溶解した。
【0068】
【実施例4】MIN6由来cDNAを用いたPCR法に
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例3でマウス膵β細胞株MIN6より調製したcD
NA 5μlを鋳型として使用し、参考例1で合成した
DNAプライマーを用いて実施例1と同条件でPCR法
を行った。得られたPCR産物は実施例2に記載の方法
と同様にして、プラスミドベクターpCRTMIIにサブク
ローニングし、プラスミドpG3−2を得た。このプラ
スミドで大腸菌INVαF’を形質転換し、形質転換体
エシェリヒア コリ(Escherichia coli)INVαF’
/pG3−2を得た。また、マウス膵β細胞株MIN6
より調製したcDNA 5μlを鋳型として使用し、Lib
ert, Fら(Science 244:569-572, 1989)に記載されて
いる合成DNAプライマー、すなわち、 5'−CTGTG(CまたはT)G(CまたはT)(G
またはC)AT(CまたはT)GCIIT(Gまたは
T)GA(CまたはT)(AまたはC)G(Gまたは
C)TAC−3'(配列番号:31) 〔Iはイノシンを示す。〕で表される合成プライマーお
よび 5'−A(GまたはT)G(AまたはT)AG(Aまた
はT)AGGGCAGCCAGCAGAI(Gまたは
C)(AまたはG)(CまたはT)GAA−3'(配列
番号:32) 〔Iをイノシンを示す。〕で表される合成プライマーを
用いて、実施例1と同条件でPCR法を行った。得られ
たPCR産物は実施例2に記載の方法と同様にして、プ
ラスミドベクターpCRTMIIにサブクローニングし、プ
ラスミドpG1−10を得た。
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例3でマウス膵β細胞株MIN6より調製したcD
NA 5μlを鋳型として使用し、参考例1で合成した
DNAプライマーを用いて実施例1と同条件でPCR法
を行った。得られたPCR産物は実施例2に記載の方法
と同様にして、プラスミドベクターpCRTMIIにサブク
ローニングし、プラスミドpG3−2を得た。このプラ
スミドで大腸菌INVαF’を形質転換し、形質転換体
エシェリヒア コリ(Escherichia coli)INVαF’
/pG3−2を得た。また、マウス膵β細胞株MIN6
より調製したcDNA 5μlを鋳型として使用し、Lib
ert, Fら(Science 244:569-572, 1989)に記載されて
いる合成DNAプライマー、すなわち、 5'−CTGTG(CまたはT)G(CまたはT)(G
またはC)AT(CまたはT)GCIIT(Gまたは
T)GA(CまたはT)(AまたはC)G(Gまたは
C)TAC−3'(配列番号:31) 〔Iはイノシンを示す。〕で表される合成プライマーお
よび 5'−A(GまたはT)G(AまたはT)AG(Aまた
はT)AGGGCAGCCAGCAGAI(Gまたは
C)(AまたはG)(CまたはT)GAA−3'(配列
番号:32) 〔Iをイノシンを示す。〕で表される合成プライマーを
用いて、実施例1と同条件でPCR法を行った。得られ
たPCR産物は実施例2に記載の方法と同様にして、プ
ラスミドベクターpCRTMIIにサブクローニングし、プ
ラスミドpG1−10を得た。
【0069】塩基配列の決定のための反応は DyeDeoxy
Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用い
て行い、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し、得ら
れた塩基配列の情報はDNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用いて行った。pG3−2およびp
G1−10の配列をもとにマウス膵β細胞株MIN6由
来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDN
Aの塩基配列(配列番号:27)およびこれにコードさ
れるアミノ酸配列(配列番号:22)を〔図6〕および
〔図7〕に示した。下線で示した部分は合成プライマー
に相当する部分である。決定した塩基配列〔図6〕およ
び〔図7〕をもとにホモロジー検索を行なった結果、得
られたcDNA断片が新規G蛋白質共役型レセプター蛋
白質をコードすることが分かった。それをさらに確認す
るために、DNASIS(日立システムエンジニアリン
グ社)を用い、塩基配列をアミノ酸配列に変換した後
〔図6〕および〔図7〕、疎水性プロットを行なったと
ころ、6個の疎水性領域の存在が確認できた〔図9〕。
また、アミノ酸配列を実施例2で得たp19P2と比較
したところ、〔図8〕に示すとおり高い相同性を見いだ
した。その結果、pG3−2およびpG1−10にコー
ドされるマウス膵β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型
レセプター蛋白質とヒト下垂体由来p19P2にコード
されるG蛋白質共役型レセプター蛋白質は由来する動物
種は異なるが、同一のリガンドを認識するレセプター蛋
白質であることが強く示唆された。
Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用い
て行い、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し、得ら
れた塩基配列の情報はDNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用いて行った。pG3−2およびp
G1−10の配列をもとにマウス膵β細胞株MIN6由
来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDN
Aの塩基配列(配列番号:27)およびこれにコードさ
れるアミノ酸配列(配列番号:22)を〔図6〕および
〔図7〕に示した。下線で示した部分は合成プライマー
に相当する部分である。決定した塩基配列〔図6〕およ
び〔図7〕をもとにホモロジー検索を行なった結果、得
られたcDNA断片が新規G蛋白質共役型レセプター蛋
白質をコードすることが分かった。それをさらに確認す
るために、DNASIS(日立システムエンジニアリン
グ社)を用い、塩基配列をアミノ酸配列に変換した後
〔図6〕および〔図7〕、疎水性プロットを行なったと
ころ、6個の疎水性領域の存在が確認できた〔図9〕。
また、アミノ酸配列を実施例2で得たp19P2と比較
したところ、〔図8〕に示すとおり高い相同性を見いだ
した。その結果、pG3−2およびpG1−10にコー
ドされるマウス膵β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型
レセプター蛋白質とヒト下垂体由来p19P2にコード
されるG蛋白質共役型レセプター蛋白質は由来する動物
種は異なるが、同一のリガンドを認識するレセプター蛋
白質であることが強く示唆された。
【0070】
【実施例5】ヒト下垂体由来cDNAライブラリーから
のレセプター蛋白質の全コード領域を含むcDNAのク
ローニング ヒト下垂体由来cDNAライブラリーとしては、クロー
ンテック社製のλgt11ファージベクターを使ったラ
イブラリーを用いた(クローンテック、CLHL113
9b)。2×106pfu(プラーク・フォーミング・
ユニット)分のヒト下垂体cDNAライブラリーを、硫
酸マグネシウムで処理した大腸菌Y1090-と混ぜ、
37℃、15分間インキュベートした後、0.5%アガ
ロース(ファルマシア社)LBを加え、1.5%寒天
(和光純薬社)LBプレート(50μg/ml Ampicilin含
有)に播いた。プラークのできたプレートにニトロセル
ロースフィルターを置き、フィルター上にプラークを転
写した。このフィルターをアルカリ処理することによっ
て変性させた後、80℃、3時間の加熱によってDNA
の固定を行った。このフィルターを、50% formamid
e,5×SSPE,5× Denhardt's溶液,0.1% SD
S,100μg/ml salmon sperm DNAを含むバッファ
ー中で以下に述べるプローブと42℃で一晩インキュベ
ートし、ハイブリダイズさせた。プローブとしては、実
施例2で得られたプラスミドp19P2に挿入されたD
NA断片をEcoRIで切断し、回収後、ランダムプラ
イムDNAラベリングキット(アマシャム社)を用いて
〔32P〕dCTP(デュポン社)を取り込ませることに
よって標識して用いた。洗浄は、2×SSC,0.1%
SDSで55℃、1時間行い、その後、−80℃でオー
トラジオグラフィを行ってハイブリダイズするプラーク
を検出した。
のレセプター蛋白質の全コード領域を含むcDNAのク
ローニング ヒト下垂体由来cDNAライブラリーとしては、クロー
ンテック社製のλgt11ファージベクターを使ったラ
イブラリーを用いた(クローンテック、CLHL113
9b)。2×106pfu(プラーク・フォーミング・
ユニット)分のヒト下垂体cDNAライブラリーを、硫
酸マグネシウムで処理した大腸菌Y1090-と混ぜ、
37℃、15分間インキュベートした後、0.5%アガ
ロース(ファルマシア社)LBを加え、1.5%寒天
(和光純薬社)LBプレート(50μg/ml Ampicilin含
有)に播いた。プラークのできたプレートにニトロセル
ロースフィルターを置き、フィルター上にプラークを転
写した。このフィルターをアルカリ処理することによっ
て変性させた後、80℃、3時間の加熱によってDNA
の固定を行った。このフィルターを、50% formamid
e,5×SSPE,5× Denhardt's溶液,0.1% SD
S,100μg/ml salmon sperm DNAを含むバッファ
ー中で以下に述べるプローブと42℃で一晩インキュベ
ートし、ハイブリダイズさせた。プローブとしては、実
施例2で得られたプラスミドp19P2に挿入されたD
NA断片をEcoRIで切断し、回収後、ランダムプラ
イムDNAラベリングキット(アマシャム社)を用いて
〔32P〕dCTP(デュポン社)を取り込ませることに
よって標識して用いた。洗浄は、2×SSC,0.1%
SDSで55℃、1時間行い、その後、−80℃でオー
トラジオグラフィを行ってハイブリダイズするプラーク
を検出した。
【0071】このスクリーニングにより、3個の独立し
たプラークにハイブリダイゼーションのシグナルが認め
られた。この3個のクローンからそれぞれDNAを調製
し、EcoRIで消化したものをアガロース電気泳動
後、スクリーニングに用いたものと同じプローブを用い
て、サザンブロットにより解析を行ったところ、各々約
0.7kb,0.8kb,2.0kbのところにそれぞれ
ハイブリダイズするバンドを生じ、このうち約2.0k
bのバンドを生じるもの(λhGR3)を選択した。λ
hGR3のハイブリダイズするサイズのEcoRI断片
をプラスミドpUC18のEcoRIサイトにサブクロ
ーニングした後、このプラスミドで大腸菌JM109を
形質転換し、形質転換体 E.coli JM109/p
hGR3を得た。このプラスミドphGR3を、実施例
2で示された塩基配列から予想される制限酵素地図をも
とにして制限酵素地図を作製したところ、実施例2で示
されるレセプター蛋白質をコードするDNAから予想さ
れるレセプター蛋白質の全長をコードするDNAを保持
していることが分かった。
たプラークにハイブリダイゼーションのシグナルが認め
られた。この3個のクローンからそれぞれDNAを調製
し、EcoRIで消化したものをアガロース電気泳動
後、スクリーニングに用いたものと同じプローブを用い
て、サザンブロットにより解析を行ったところ、各々約
0.7kb,0.8kb,2.0kbのところにそれぞれ
ハイブリダイズするバンドを生じ、このうち約2.0k
bのバンドを生じるもの(λhGR3)を選択した。λ
hGR3のハイブリダイズするサイズのEcoRI断片
をプラスミドpUC18のEcoRIサイトにサブクロ
ーニングした後、このプラスミドで大腸菌JM109を
形質転換し、形質転換体 E.coli JM109/p
hGR3を得た。このプラスミドphGR3を、実施例
2で示された塩基配列から予想される制限酵素地図をも
とにして制限酵素地図を作製したところ、実施例2で示
されるレセプター蛋白質をコードするDNAから予想さ
れるレセプター蛋白質の全長をコードするDNAを保持
していることが分かった。
【0072】
【実施例6】ヒト下垂体由来レセプター蛋白質cDNA
の塩基配列の決定 実施例5で得られたプラスミドphGR3に挿入したE
coRI断片のうち、レセプター蛋白質をコードしてい
ると考えられるEcoRIサイトからNheIサイトま
での約1330bpの塩基配列を決定した。具体的に
は、EcoRI断片中に存在する制限酵素サイトを利用
して、不必要な部分を除き、または必要な断片をサブク
ローニングし、配列解析のための鋳型プラスミドを調製
した。塩基配列決定のための反応は Dye Deoxy Termina
tor Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用いて行い、
蛍光式DNAシーケンサー(ABI社)を用いて解読
し、データー解析にはDNASIS(日立ソフトウェア
エンジニアリング社)を使用した。phGR3のコード
するEcoRIサイト直後からNheIサイトまでの塩
基配列を〔図10〕および〔図11〕に示した。そし
て、ヒト下垂体由来レセプタータンパク質をコードする
DNAの塩基配列は、〔図10〕および〔図11〕の塩
基配列の第118番目〜第1227番目の塩基配列(配
列番号:26)に対応する。そして、これにコードされ
るレセプター蛋白質のアミノ酸配列は配列番号:21で
表わされるアミノ酸配列であることが分かった。
の塩基配列の決定 実施例5で得られたプラスミドphGR3に挿入したE
coRI断片のうち、レセプター蛋白質をコードしてい
ると考えられるEcoRIサイトからNheIサイトま
での約1330bpの塩基配列を決定した。具体的に
は、EcoRI断片中に存在する制限酵素サイトを利用
して、不必要な部分を除き、または必要な断片をサブク
ローニングし、配列解析のための鋳型プラスミドを調製
した。塩基配列決定のための反応は Dye Deoxy Termina
tor Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用いて行い、
蛍光式DNAシーケンサー(ABI社)を用いて解読
し、データー解析にはDNASIS(日立ソフトウェア
エンジニアリング社)を使用した。phGR3のコード
するEcoRIサイト直後からNheIサイトまでの塩
基配列を〔図10〕および〔図11〕に示した。そし
て、ヒト下垂体由来レセプタータンパク質をコードする
DNAの塩基配列は、〔図10〕および〔図11〕の塩
基配列の第118番目〜第1227番目の塩基配列(配
列番号:26)に対応する。そして、これにコードされ
るレセプター蛋白質のアミノ酸配列は配列番号:21で
表わされるアミノ酸配列であることが分かった。
【0073】
【実施例7】ヒト下垂体由来レセプター蛋白質をコード
するphGR3を用いたノーザンハイブリダイゼーショ
ン 実施例5で得られたプラスミドphGR3にコードされ
るヒト下垂体由来レセプター蛋白質の下垂体での発現を
mRNAレベルで検出するため、ノーザンブロットを行
った。mRNAとしてはヒト下垂体mRNA(クローン
テック社)2.5μgを用い、プローブは実施例5で用
いたものと同じものを用いた。また、ノーザンブロット
用のフィルターは、Nylon membrane(Pall Biodyne, U.
S.A.)を用い、mRNAの泳動フィルターへの吸い上げ
は Molecular cloning, Cold Spring Harbor Laborator
y Press (1989)の方法に従って作製した。ハイブリダ
イゼーションは、上に述べたフィルターとプローブを5
0% formamide,5×SSPE,5×Denhardt's溶液,
0.1% SDS,100μg/ml salmon sperm DNAを
含むバッファー中で、42℃一晩インキュベートした。
フィルターの洗浄は0.1×SSC,0.1%SDSで5
0℃にて行い、風乾後3日間−80℃でX線フィルム
(XAR5,コダック)に感光させた。その結果を〔図
12〕に示した。〔図12〕から、phGR3がコード
するレセプター遺伝子はヒト下垂体で発現していると考
えられる。
するphGR3を用いたノーザンハイブリダイゼーショ
ン 実施例5で得られたプラスミドphGR3にコードされ
るヒト下垂体由来レセプター蛋白質の下垂体での発現を
mRNAレベルで検出するため、ノーザンブロットを行
った。mRNAとしてはヒト下垂体mRNA(クローン
テック社)2.5μgを用い、プローブは実施例5で用
いたものと同じものを用いた。また、ノーザンブロット
用のフィルターは、Nylon membrane(Pall Biodyne, U.
S.A.)を用い、mRNAの泳動フィルターへの吸い上げ
は Molecular cloning, Cold Spring Harbor Laborator
y Press (1989)の方法に従って作製した。ハイブリダ
イゼーションは、上に述べたフィルターとプローブを5
0% formamide,5×SSPE,5×Denhardt's溶液,
0.1% SDS,100μg/ml salmon sperm DNAを
含むバッファー中で、42℃一晩インキュベートした。
フィルターの洗浄は0.1×SSC,0.1%SDSで5
0℃にて行い、風乾後3日間−80℃でX線フィルム
(XAR5,コダック)に感光させた。その結果を〔図
12〕に示した。〔図12〕から、phGR3がコード
するレセプター遺伝子はヒト下垂体で発現していると考
えられる。
【0074】
【実施例8】MIN6由来cDNAを用いたPCR法に
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例3でマウス膵β細胞株MIN6より調製したcD
NA 5μlを鋳型として使用し、実施例4で合成したL
ibert, F.ら(Science 244:569-572, 1989)に記載され
ている合成DNAプライマー、すなわち、 5'−CTGTG(CまたはT)G(CまたはT)(G
またはC)AT(CまたはT)GCIIT(Gまたは
T)GA(CまたはT)(AまたはC)G(Gまたは
C)TAC−3'(配列番号:31) 〔Iはイノシンを示す。〕で表される合成プライマーお
よび 5'−A(GまたはT)G(AまたはT)AG(Aまた
はT)AGGGCAGCCAGCAGAI(Gまたは
C)(AまたはG)(CまたはT)GAA−3'(配列
番号:32) 〔Iをイノシンを示す。〕で表される合成プライマーを
用いて、実施例1と同条件でPCR法を行った。得られ
たPCR産物は実施例2に記載の方法と同様にして、プ
ラスミドベクターpCRTMIIにサブクローニングし、プ
ラスミドp5S38を得た。このプラスミドで大腸菌J
M109を形質転換し、形質転換体エシェリヒア コリ
(Escherichia coli)JM109/p5S38を得た。
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例3でマウス膵β細胞株MIN6より調製したcD
NA 5μlを鋳型として使用し、実施例4で合成したL
ibert, F.ら(Science 244:569-572, 1989)に記載され
ている合成DNAプライマー、すなわち、 5'−CTGTG(CまたはT)G(CまたはT)(G
またはC)AT(CまたはT)GCIIT(Gまたは
T)GA(CまたはT)(AまたはC)G(Gまたは
C)TAC−3'(配列番号:31) 〔Iはイノシンを示す。〕で表される合成プライマーお
よび 5'−A(GまたはT)G(AまたはT)AG(Aまた
はT)AGGGCAGCCAGCAGAI(Gまたは
C)(AまたはG)(CまたはT)GAA−3'(配列
番号:32) 〔Iをイノシンを示す。〕で表される合成プライマーを
用いて、実施例1と同条件でPCR法を行った。得られ
たPCR産物は実施例2に記載の方法と同様にして、プ
ラスミドベクターpCRTMIIにサブクローニングし、プ
ラスミドp5S38を得た。このプラスミドで大腸菌J
M109を形質転換し、形質転換体エシェリヒア コリ
(Escherichia coli)JM109/p5S38を得た。
【0075】塩基配列の決定のための反応は DyeDeoxy
Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用い
て行い、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し、得ら
れた塩基配列の情報はDNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用いて行った。p5S38の配列を
もとにマウス膵β細胞株MIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列(配列
番号:28)およびこれにコードされるアミノ酸配列
(配列番号:23)を〔図14〕に示した。下線で示し
た部分は合成プライマーに相当する部分である。決定し
た塩基配列〔図14〕をもとにホモロジー検索を行なっ
た結果、得られたcDNA断片が新規G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質をコードすることが分かった。それをさ
らに確認するために、DNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用い、塩基配列をアミノ酸配列に変
換した後〔図14〕、疎水性プロットを行なったとこ
ろ、4個の疎水性領域の存在が確認できた〔図16〕。
また、アミノ酸配列を実施例2で得たp19P2および
実施例4で得たpG3−2と比較したところ、〔図1
5〕に示すとおり高い相同性を見いだした。その結果、
p5S38にコードされるマウス膵β細胞株MIN6由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質とp19P2にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質は、由来する動物種は異なるが、同一のリガンドを認
識するレセプター蛋白質であることが強く示唆された。
また、p5S38にコードされるマウス膵β細胞株MI
N6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質とpG3−2
およびpG1−10にコードされるマウス膵β細胞株M
IN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質は、同一の
リガンドを認識するレセプター蛋白質であり、互いに近
縁なレセプター蛋白質(いわゆる、サブタイプ)である
ことが示唆された。
Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用い
て行い、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し、得ら
れた塩基配列の情報はDNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用いて行った。p5S38の配列を
もとにマウス膵β細胞株MIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列(配列
番号:28)およびこれにコードされるアミノ酸配列
(配列番号:23)を〔図14〕に示した。下線で示し
た部分は合成プライマーに相当する部分である。決定し
た塩基配列〔図14〕をもとにホモロジー検索を行なっ
た結果、得られたcDNA断片が新規G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質をコードすることが分かった。それをさ
らに確認するために、DNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用い、塩基配列をアミノ酸配列に変
換した後〔図14〕、疎水性プロットを行なったとこ
ろ、4個の疎水性領域の存在が確認できた〔図16〕。
また、アミノ酸配列を実施例2で得たp19P2および
実施例4で得たpG3−2と比較したところ、〔図1
5〕に示すとおり高い相同性を見いだした。その結果、
p5S38にコードされるマウス膵β細胞株MIN6由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質とp19P2にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質は、由来する動物種は異なるが、同一のリガンドを認
識するレセプター蛋白質であることが強く示唆された。
また、p5S38にコードされるマウス膵β細胞株MI
N6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質とpG3−2
およびpG1−10にコードされるマウス膵β細胞株M
IN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質は、同一の
リガンドを認識するレセプター蛋白質であり、互いに近
縁なレセプター蛋白質(いわゆる、サブタイプ)である
ことが示唆された。
【0076】
【実施例9】phGR3発現CHO細胞の作製 ヒト下垂体由来レセプター蛋白質の全長アミノ酸配列を
コードするcDNAを組み込んだプラスミドphGR3(実
施例5)を制限酵素Nco I で切断し、アガロースゲル電
気泳動後に約1kbの断片を回収した。回収した断片の両
端をDNA blunting kit(宝酒造)を用いて平滑化した
後、Sal Iリンカーを付加しさらにSal Iで処理した後、
pUC119のSal I siteに組み込んでプラスミドS10を得
た。S10をSalIおよびSac IIで処理することにより約700
bpの断片(N末端側のコード領域を含む)を調製した。
次にphGR3よりSac II およびNhe I で切り出され
る約700bpの断片(終始コドンを含むC末端側コード領
域を含む)を調製した。これらの2つの断片をSal Iお
よびNhe I処理した動物細胞発現用ベクタープラスミド
pAKKO−111H(Biochim. Biophys. Acta, Hinu
ma, S., et al. 1219巻、251-259頁、1994年記載のpAKK
O1.11Hと同一のベクタープラスミド)に加えてligation
を行い全長レセプター蛋白質発現用プラスミドpAKK
O−19P2 を構築した。pAKKO−19P2で形
質転換した大腸菌を培養後、QUIAGEN Maxiによ
って大量にpAKKO−19P2のプラスミドDNAを
調製した。そのうち20μgのプラスミドDNAを1mlの
滅菌PBSに溶解した後、ジーントランスファー(和光
純薬)のバイアルに入れ、十分にボルテックスを行うこ
とによってリポソームの形成を行わせた。24時間前に直
径10cmシャーレに1×106個ずつ継代し、直前に新鮮な培
地に交換したCHOdhfr-細胞に125μlのリポソーム溶
液を添加し、一晩培養した。新鮮な培地に交換してさら
に一日培養した後、選択培地に交換して1日間培養し
た。形質転換体を効率良く選別するために、低細胞密度
で継代を行い、選択培地中で増殖してくる細胞のみを選
択し、全長レセプター蛋白質発現CHO細胞株 CHO−1
9P2を樹立した。
コードするcDNAを組み込んだプラスミドphGR3(実
施例5)を制限酵素Nco I で切断し、アガロースゲル電
気泳動後に約1kbの断片を回収した。回収した断片の両
端をDNA blunting kit(宝酒造)を用いて平滑化した
後、Sal Iリンカーを付加しさらにSal Iで処理した後、
pUC119のSal I siteに組み込んでプラスミドS10を得
た。S10をSalIおよびSac IIで処理することにより約700
bpの断片(N末端側のコード領域を含む)を調製した。
次にphGR3よりSac II およびNhe I で切り出され
る約700bpの断片(終始コドンを含むC末端側コード領
域を含む)を調製した。これらの2つの断片をSal Iお
よびNhe I処理した動物細胞発現用ベクタープラスミド
pAKKO−111H(Biochim. Biophys. Acta, Hinu
ma, S., et al. 1219巻、251-259頁、1994年記載のpAKK
O1.11Hと同一のベクタープラスミド)に加えてligation
を行い全長レセプター蛋白質発現用プラスミドpAKK
O−19P2 を構築した。pAKKO−19P2で形
質転換した大腸菌を培養後、QUIAGEN Maxiによ
って大量にpAKKO−19P2のプラスミドDNAを
調製した。そのうち20μgのプラスミドDNAを1mlの
滅菌PBSに溶解した後、ジーントランスファー(和光
純薬)のバイアルに入れ、十分にボルテックスを行うこ
とによってリポソームの形成を行わせた。24時間前に直
径10cmシャーレに1×106個ずつ継代し、直前に新鮮な培
地に交換したCHOdhfr-細胞に125μlのリポソーム溶
液を添加し、一晩培養した。新鮮な培地に交換してさら
に一日培養した後、選択培地に交換して1日間培養し
た。形質転換体を効率良く選別するために、低細胞密度
で継代を行い、選択培地中で増殖してくる細胞のみを選
択し、全長レセプター蛋白質発現CHO細胞株 CHO−1
9P2を樹立した。
【0077】
【実施例10】CHO−19P2細胞株での全長レセプ
ター蛋白質の発現量の転写レベルでの確認 Fast Track kit (Invitrogen社)を用い、キットの処方
にしたがってpAKKO−19P2を導入して形質転換
したCHO細胞とmock CHO細胞からpoly(A)+RN
Aを調製した。このpoly(A)+RNAを0.02μg用い、RNA PC
R Kit (宝酒造)を用いてcDNAの合成を行った。用
いたプライマーの種類はrandom 9merで、反応液の全容
量は40μlとした。また、cDNA合成のネガティブコ
ントロールとして、リバーストランスクリプターゼを添
加しない反応液も準備した。最初、30℃で10分間のイン
キュベートを行ってプライマーからの伸長反応をある程
度行わせた。その後、42℃で30分間インキュベートし
て十分に逆転写反応を進行させ、99℃で5分間加熱して
酵素を失活し、さらに5℃で5分間冷却した。逆転写反
応終了後に反応液の一部を回収し、蒸留水で希釈した
後、フェノール/クロロフォルム抽出、ジエチルエーテ
ル抽出を行った。これをエタノール沈殿し、一定量の蒸
留水に溶解したものをcDNAの試料とした。このcD
NA溶液およびプラスミドDNA(pAKKO−19P
2)を段階的に希釈したものを作成し、全長レセプター
蛋白質に特異的なプライマーを用いてPCRを行った。
全長レセプター蛋白質のコード領域の塩基配列に基づい
て作成したプライマーの配列は、5’側がCTGACT
TATTTTCTGGGCTGCCGC(配列番号:3
3)、3’側がAACACCGACACATAGACG
GTGACC(配列番号:34)である。PCR反応
は、プライマー各1μMおよびTaq DNA polymerase (宝酒
造)0.5μl、酵素に添付の反応バッファーおよびdNTPs
と10μlの鋳型DNA(cDNAあるいはプラスミド溶
液)を用いて全容量100μlで行った。最初に94℃で2分
間熱処理を行って鋳型DNAの変性を十分に行った後
に、95℃で30秒、65℃で30秒、72℃で60秒のサイクルを
25回行った。反応終了後に10μlの反応液を用いてアガ
ロースゲル電気泳動を行い増幅産物の検出および量的な
比較を行った。その結果全長レセプター蛋白質をコード
するcDNAの配列から推定される大きさ(400bp)の
PCR産物が、検出された〔図17〕。リバーストラン
スクリプターゼを添加しなかった逆転写反応産物を鋳型
として用いたPCR反応液のレーンに特異的なバンドは
検出されず、CHO細胞のゲノムDNA由来のPCR産
物である可能性は除外され、また、mock細胞のレー
ンにも特異的なバンドが出現しないことから、CHO細
胞にもとから発現しているmRNA由来ではないことが
確認された〔図17〕。
ター蛋白質の発現量の転写レベルでの確認 Fast Track kit (Invitrogen社)を用い、キットの処方
にしたがってpAKKO−19P2を導入して形質転換
したCHO細胞とmock CHO細胞からpoly(A)+RN
Aを調製した。このpoly(A)+RNAを0.02μg用い、RNA PC
R Kit (宝酒造)を用いてcDNAの合成を行った。用
いたプライマーの種類はrandom 9merで、反応液の全容
量は40μlとした。また、cDNA合成のネガティブコ
ントロールとして、リバーストランスクリプターゼを添
加しない反応液も準備した。最初、30℃で10分間のイン
キュベートを行ってプライマーからの伸長反応をある程
度行わせた。その後、42℃で30分間インキュベートし
て十分に逆転写反応を進行させ、99℃で5分間加熱して
酵素を失活し、さらに5℃で5分間冷却した。逆転写反
応終了後に反応液の一部を回収し、蒸留水で希釈した
後、フェノール/クロロフォルム抽出、ジエチルエーテ
ル抽出を行った。これをエタノール沈殿し、一定量の蒸
留水に溶解したものをcDNAの試料とした。このcD
NA溶液およびプラスミドDNA(pAKKO−19P
2)を段階的に希釈したものを作成し、全長レセプター
蛋白質に特異的なプライマーを用いてPCRを行った。
全長レセプター蛋白質のコード領域の塩基配列に基づい
て作成したプライマーの配列は、5’側がCTGACT
TATTTTCTGGGCTGCCGC(配列番号:3
3)、3’側がAACACCGACACATAGACG
GTGACC(配列番号:34)である。PCR反応
は、プライマー各1μMおよびTaq DNA polymerase (宝酒
造)0.5μl、酵素に添付の反応バッファーおよびdNTPs
と10μlの鋳型DNA(cDNAあるいはプラスミド溶
液)を用いて全容量100μlで行った。最初に94℃で2分
間熱処理を行って鋳型DNAの変性を十分に行った後
に、95℃で30秒、65℃で30秒、72℃で60秒のサイクルを
25回行った。反応終了後に10μlの反応液を用いてアガ
ロースゲル電気泳動を行い増幅産物の検出および量的な
比較を行った。その結果全長レセプター蛋白質をコード
するcDNAの配列から推定される大きさ(400bp)の
PCR産物が、検出された〔図17〕。リバーストラン
スクリプターゼを添加しなかった逆転写反応産物を鋳型
として用いたPCR反応液のレーンに特異的なバンドは
検出されず、CHO細胞のゲノムDNA由来のPCR産
物である可能性は除外され、また、mock細胞のレー
ンにも特異的なバンドが出現しないことから、CHO細
胞にもとから発現しているmRNA由来ではないことが
確認された〔図17〕。
【0078】
【実施例11】ラット全脳抽出液に含まれるCHO−1
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進する活性の検出 ラット全脳よりペプチド粗画分を以下の方法で調整し
た。屠殺後、直ちに摘出したラット全脳を液体窒素にて
凍結、-80℃にて保存した。凍結保存したラット全脳20g
(ラット10匹分)を細かく砕き、蒸留水80mlで10分間煮沸
した。煮沸後、氷上にて急冷し、終濃度 1.0M となるよ
う酢酸を4.7ml加え、ポリトロン(20,000rpm、6min)を用
いてホモジナイズした。ホモジェネートは、一晩撹拌し
た後、遠心(10,000rpm、20min)により上清をとり、沈殿
物を1.0M酢酸40mlでホモジナイズし遠心にて再度上清を
得た。上清をまとめ、3倍量のアセトンを加え、氷上に3
0分間放置した後遠心(10,000rpm、20min)にて上清を回
収した。回収したアセトン上清は、エバポレーションに
て脱アセトン、濃縮を行った。濃縮された脱アセトン上
清に、2倍量の0.05%トリフルオロ酢酸(TFA)/H2Oを加
え、ガラス製カラムに詰めた逆相C18カラム(Prep C18 1
25Å 10ml:ミリポア)に添加した。上清を添加後、0.05
%TFA/H2O でカラムを洗浄、10%、20%、30%、40%、50%、
60% CH3CN/0.05%TFA/H2O で段階的に溶出し、それぞれ
の画分を10等分して凍結乾燥した。1匹分の全脳由来の
乾燥標品を、ジメチルスルホキシド(DMSO)20μlにて溶
解し、0.05%ウシ血清アルブミン(BSA)を加えたハンクス
氏液(HBSS)1mlに懸濁し、ペプチド粗画分とした。全長
レセプター蛋白質発現CHO細胞およびmock CHO
細胞を、24well plateに0.5x105cells/wellで播種し、2
4時間培養後、[3H]アラキドン酸を0.25μCi/well とな
るよう添加した。[3H]アラキドン酸添加16時間後、細胞
を0.05%BSAを含むHBSSで洗浄、上述のペプチド粗画分を
400μl/wellで添加した。37℃で30分間インキュベート
した後に、反応液400μl中300μlをシンチレーター4ml
に加え、反応液中に遊離された[3H]アラキドン酸代謝物
の量をシンチレーション・カウンターによりモニターし
た。その結果、30%CH3CNの溶出画分に全長レセプター蛋
白質発現CHO細胞(CHO−19P2)特異的なアラ
キドン酸代謝物遊離活性が検出された〔図18〕。
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進する活性の検出 ラット全脳よりペプチド粗画分を以下の方法で調整し
た。屠殺後、直ちに摘出したラット全脳を液体窒素にて
凍結、-80℃にて保存した。凍結保存したラット全脳20g
(ラット10匹分)を細かく砕き、蒸留水80mlで10分間煮沸
した。煮沸後、氷上にて急冷し、終濃度 1.0M となるよ
う酢酸を4.7ml加え、ポリトロン(20,000rpm、6min)を用
いてホモジナイズした。ホモジェネートは、一晩撹拌し
た後、遠心(10,000rpm、20min)により上清をとり、沈殿
物を1.0M酢酸40mlでホモジナイズし遠心にて再度上清を
得た。上清をまとめ、3倍量のアセトンを加え、氷上に3
0分間放置した後遠心(10,000rpm、20min)にて上清を回
収した。回収したアセトン上清は、エバポレーションに
て脱アセトン、濃縮を行った。濃縮された脱アセトン上
清に、2倍量の0.05%トリフルオロ酢酸(TFA)/H2Oを加
え、ガラス製カラムに詰めた逆相C18カラム(Prep C18 1
25Å 10ml:ミリポア)に添加した。上清を添加後、0.05
%TFA/H2O でカラムを洗浄、10%、20%、30%、40%、50%、
60% CH3CN/0.05%TFA/H2O で段階的に溶出し、それぞれ
の画分を10等分して凍結乾燥した。1匹分の全脳由来の
乾燥標品を、ジメチルスルホキシド(DMSO)20μlにて溶
解し、0.05%ウシ血清アルブミン(BSA)を加えたハンクス
氏液(HBSS)1mlに懸濁し、ペプチド粗画分とした。全長
レセプター蛋白質発現CHO細胞およびmock CHO
細胞を、24well plateに0.5x105cells/wellで播種し、2
4時間培養後、[3H]アラキドン酸を0.25μCi/well とな
るよう添加した。[3H]アラキドン酸添加16時間後、細胞
を0.05%BSAを含むHBSSで洗浄、上述のペプチド粗画分を
400μl/wellで添加した。37℃で30分間インキュベート
した後に、反応液400μl中300μlをシンチレーター4ml
に加え、反応液中に遊離された[3H]アラキドン酸代謝物
の量をシンチレーション・カウンターによりモニターし
た。その結果、30%CH3CNの溶出画分に全長レセプター蛋
白質発現CHO細胞(CHO−19P2)特異的なアラ
キドン酸代謝物遊離活性が検出された〔図18〕。
【0079】
【実施例12】ウシ視床下部抽出液に含まれるCHO−
19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離
を促進する活性の検出 実施例11と同様の方法でウシ視床下部を含む脳組織片
360g(10頭分)よりペプチド粗画分を調製した。0.5頭分
由来の乾燥ペプチド標品を40μlのDMSO に溶解し、0.05
%BSAを含む2mlのHBSSに懸濁し、実施例11と同様の方
法でアラキドン酸代謝物遊離活性の検出を試みた。その
結果、ウシ視床下部ペプチド粗画分のC18カラム30%CH3C
N溶出画分に、CHO−19P2細胞株から特異的にア
ラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出された
〔図19〕。
19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離
を促進する活性の検出 実施例11と同様の方法でウシ視床下部を含む脳組織片
360g(10頭分)よりペプチド粗画分を調製した。0.5頭分
由来の乾燥ペプチド標品を40μlのDMSO に溶解し、0.05
%BSAを含む2mlのHBSSに懸濁し、実施例11と同様の方
法でアラキドン酸代謝物遊離活性の検出を試みた。その
結果、ウシ視床下部ペプチド粗画分のC18カラム30%CH3C
N溶出画分に、CHO−19P2細胞株から特異的にア
ラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出された
〔図19〕。
【0080】
【実施例13】ウシ視床下部からのCHO−19P2細
胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する
活性物質(ペプチド)の精製 CHO−19P2細胞株から特異的アラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性物質についてウシ視床下部から精
製した代表例を以下に具体的に述べる。視床下部を含む
凍結脳組織片4.0kg(80頭分)を小片化し、蒸留水8.0L中
で20分間煮沸した。氷上にて急冷した後、終濃度1.0Mと
なるように酢酸540mlを加え、ポリトロン(10,000rpm、1
2min)にてホモジナイズした。ホモジェネートを一晩撹
拌した後、遠心(9,500rpm、20min)にて上清を得た。沈
殿物は1.0M酢酸4.0Lに懸濁し、ポリトロンにてホモジナ
イズし遠心にて再度上清を得た。上清を一つにまとめ、
終濃度0.05%となるようにTFAを加え、ガラス製カラムに
詰めた逆相C18カラム(PrepC18 125Å 160ml:ミリポア)
に添加した。添加後、0.05%TFA/H20 320ml でカラムを
洗浄後、10%、30%、50% CH3CN/0.05%TFA/H2O で3段階に
溶出した。30% CH3CN/0.05%TFA/H2O 溶出画分に2倍量
の 20mM CH3COONH4/H2O を加え、陽イオン交換カラム H
iPrep CM-Sepharose FF (Pharmacia)に添加した。20mM
CH3COONH4/10% CH3CN/H2O でカラムを洗浄後、100mM、
200mM、500mM、1000mM CH3COONH4/10%CH3CN/H2O で4段
階に溶出した。200mM CH3COONH4 溶出画分にCHO−1
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進する活性が見いだされたので、この溶出画分に3倍
量のアセトンを加え、遠心して除タンパク質を行った
後、エバポレーションによる濃縮を行った。濃縮された
画分にTFA(終濃度0.1%)を加えた後さらに 酢酸を加えて
pH4に調製し、逆相カラム RESOURCE RPC 3ml(Pharmaci
a)に添加した。15%-30% CH3CN 濃度勾配による溶出で、
19%-21% CH3CN の画分にCHO−19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出
された。RESOURCE RPC の活性画分を 凍結乾燥後、DMSO
で溶解したのち、50mM MES pH5.0/10% CH3CN に懸濁
し、陽イオン交換カラム RESOURCE S 1ml(Pharmacia)に
添加した。0M-0.7M NaCl 濃度勾配による溶出で、0.32M
-0.46MNaCl の画分にCHO−19P2細胞株から特異
的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出さ
れた。RESOURCE S の活性画分を 凍結乾燥後、DMSOに溶
解したのち、0.1%TFA/H2O に懸濁し、逆相カラム C18 2
18TP5415(Vydac) に添加した。20%-30% CH3CN 濃度勾配
による溶出で、22.5%、23%、23.5% CH3CN の3つの画分
(活性画分をそれぞれP-1、P-2、P-3とする)にそれぞ
れCHO−19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代
謝物の遊離を促進する活性が検出された〔図20〕。3
つに分離した活性のうちの 23.5% CH3CN の画分(p-3)
を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち、0.1%TFA/H2O に懸
濁し、逆相カラム diphenyl 219TP5415(Vydac) に添加
した。22%-25% CH3CN 濃度勾配による溶出で、23% CH3C
N で溶出される1つのピークにCHO−19P2細胞株
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性
は収束した〔図21〕。逆相カラムdiphenyl 219TP5415
で活性と一致したピークの画分を凍結乾燥後、0.1%TFA
/H2O に懸濁し、逆相カラム μRPC C2/C18 SC 2.1/10(P
harmacia) に添加した。22%-23.5% CH3CN 濃度勾配によ
る溶出で 23.0% と 23.2% CH3CN で溶出される二つのピ
ークにそれぞれCHO−19P2細胞株から特異的にア
ラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出された
〔図22〕。
胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する
活性物質(ペプチド)の精製 CHO−19P2細胞株から特異的アラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性物質についてウシ視床下部から精
製した代表例を以下に具体的に述べる。視床下部を含む
凍結脳組織片4.0kg(80頭分)を小片化し、蒸留水8.0L中
で20分間煮沸した。氷上にて急冷した後、終濃度1.0Mと
なるように酢酸540mlを加え、ポリトロン(10,000rpm、1
2min)にてホモジナイズした。ホモジェネートを一晩撹
拌した後、遠心(9,500rpm、20min)にて上清を得た。沈
殿物は1.0M酢酸4.0Lに懸濁し、ポリトロンにてホモジナ
イズし遠心にて再度上清を得た。上清を一つにまとめ、
終濃度0.05%となるようにTFAを加え、ガラス製カラムに
詰めた逆相C18カラム(PrepC18 125Å 160ml:ミリポア)
に添加した。添加後、0.05%TFA/H20 320ml でカラムを
洗浄後、10%、30%、50% CH3CN/0.05%TFA/H2O で3段階に
溶出した。30% CH3CN/0.05%TFA/H2O 溶出画分に2倍量
の 20mM CH3COONH4/H2O を加え、陽イオン交換カラム H
iPrep CM-Sepharose FF (Pharmacia)に添加した。20mM
CH3COONH4/10% CH3CN/H2O でカラムを洗浄後、100mM、
200mM、500mM、1000mM CH3COONH4/10%CH3CN/H2O で4段
階に溶出した。200mM CH3COONH4 溶出画分にCHO−1
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進する活性が見いだされたので、この溶出画分に3倍
量のアセトンを加え、遠心して除タンパク質を行った
後、エバポレーションによる濃縮を行った。濃縮された
画分にTFA(終濃度0.1%)を加えた後さらに 酢酸を加えて
pH4に調製し、逆相カラム RESOURCE RPC 3ml(Pharmaci
a)に添加した。15%-30% CH3CN 濃度勾配による溶出で、
19%-21% CH3CN の画分にCHO−19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出
された。RESOURCE RPC の活性画分を 凍結乾燥後、DMSO
で溶解したのち、50mM MES pH5.0/10% CH3CN に懸濁
し、陽イオン交換カラム RESOURCE S 1ml(Pharmacia)に
添加した。0M-0.7M NaCl 濃度勾配による溶出で、0.32M
-0.46MNaCl の画分にCHO−19P2細胞株から特異
的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出さ
れた。RESOURCE S の活性画分を 凍結乾燥後、DMSOに溶
解したのち、0.1%TFA/H2O に懸濁し、逆相カラム C18 2
18TP5415(Vydac) に添加した。20%-30% CH3CN 濃度勾配
による溶出で、22.5%、23%、23.5% CH3CN の3つの画分
(活性画分をそれぞれP-1、P-2、P-3とする)にそれぞ
れCHO−19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代
謝物の遊離を促進する活性が検出された〔図20〕。3
つに分離した活性のうちの 23.5% CH3CN の画分(p-3)
を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち、0.1%TFA/H2O に懸
濁し、逆相カラム diphenyl 219TP5415(Vydac) に添加
した。22%-25% CH3CN 濃度勾配による溶出で、23% CH3C
N で溶出される1つのピークにCHO−19P2細胞株
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性
は収束した〔図21〕。逆相カラムdiphenyl 219TP5415
で活性と一致したピークの画分を凍結乾燥後、0.1%TFA
/H2O に懸濁し、逆相カラム μRPC C2/C18 SC 2.1/10(P
harmacia) に添加した。22%-23.5% CH3CN 濃度勾配によ
る溶出で 23.0% と 23.2% CH3CN で溶出される二つのピ
ークにそれぞれCHO−19P2細胞株から特異的にア
ラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出された
〔図22〕。
【0081】
【実施例14】ウシ視床下部から精製したCHO−19
P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促
進する活性ペプチドのアミノ酸配列決定 実施例13で精製されたCHO−19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性ペプチ
ド(P-3)のアミノ酸配列の決定を行った。逆相カラム μ
RPC C2/C18 SC 2.1/10 で活性と一致したピークの画分
を凍結乾燥後、70% CH3CN 20μl に溶解し、ペプチドシ
ークエンサー(ABI.491) によるアミノ酸配列の分析を行
った。その結果、配列番号:3が得られた。ただし、7
番目と19番目の配列はアミノ酸配列の分析のみでは決
定されていない。
P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促
進する活性ペプチドのアミノ酸配列決定 実施例13で精製されたCHO−19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性ペプチ
ド(P-3)のアミノ酸配列の決定を行った。逆相カラム μ
RPC C2/C18 SC 2.1/10 で活性と一致したピークの画分
を凍結乾燥後、70% CH3CN 20μl に溶解し、ペプチドシ
ークエンサー(ABI.491) によるアミノ酸配列の分析を行
った。その結果、配列番号:3が得られた。ただし、7
番目と19番目の配列はアミノ酸配列の分析のみでは決
定されていない。
【0082】
【実施例15】ウシ視床下部からのCHO-19P2細
胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する
活性物質(ペプチド)の精製 実施例13において Vydac C18 218TP5415
で分離された3つの活性のうち23.0% CH3CNの
活性画分(P-2)のさらなる精製を行った。この活性
画分を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち0.1% TFA
/蒸留水に懸濁し、逆相カラムdiphenyl 219TP5
415(Vydac)に添加した。21.0%−24.0% C
H3CN濃度勾配による溶出で、21.9% CH3CNで
溶出される一つのピークにCHO-19P2細胞株から
特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検
出された。この画分を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち
0.1% TFA/蒸留水に懸濁し、逆相カラムμRPC
C2/C18 SC 2.1/10(Pharmacia)に添加
した。21.5%−23.0% CH3CN濃度勾配による
溶出で、22.0% CH3CNで溶出される一つのピー
クにCHO-19P2細胞株から特異的にアラキドン酸
代謝物の遊離を促進する活性が収束した〔図23〕。
胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する
活性物質(ペプチド)の精製 実施例13において Vydac C18 218TP5415
で分離された3つの活性のうち23.0% CH3CNの
活性画分(P-2)のさらなる精製を行った。この活性
画分を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち0.1% TFA
/蒸留水に懸濁し、逆相カラムdiphenyl 219TP5
415(Vydac)に添加した。21.0%−24.0% C
H3CN濃度勾配による溶出で、21.9% CH3CNで
溶出される一つのピークにCHO-19P2細胞株から
特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検
出された。この画分を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち
0.1% TFA/蒸留水に懸濁し、逆相カラムμRPC
C2/C18 SC 2.1/10(Pharmacia)に添加
した。21.5%−23.0% CH3CN濃度勾配による
溶出で、22.0% CH3CNで溶出される一つのピー
クにCHO-19P2細胞株から特異的にアラキドン酸
代謝物の遊離を促進する活性が収束した〔図23〕。
【0083】
【実施例16】ウシ視床下部から精製されたCHO-1
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進するペプチド(P-2)のアミノ酸配列決定 実施例15で精製されたCHO-19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するペプチド
(P-2)のアミノ酸配列の決定を行った。逆相カラム
μRPC C2/C18 SC 2.1/10で活性と一致
したピークの画分を凍結乾燥後、70% CH3CN 2
0μlに溶解し、ペプチドシークエンサー(ABI,4
92)によるアミノ酸配列の分析を行った(配列番号:
4)。
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進するペプチド(P-2)のアミノ酸配列決定 実施例15で精製されたCHO-19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するペプチド
(P-2)のアミノ酸配列の決定を行った。逆相カラム
μRPC C2/C18 SC 2.1/10で活性と一致
したピークの画分を凍結乾燥後、70% CH3CN 2
0μlに溶解し、ペプチドシークエンサー(ABI,4
92)によるアミノ酸配列の分析を行った(配列番号:
4)。
【0084】
【実施例17】ウシ視床下部からの poly(A)+RNA画
分の調製およびcDNAの合成 ウシ1頭分の視床下部より Isogen(ニッポンジーン
社)により total RNAを調製後、FastTrack(Invitr
ogen社)を用いて poly(A)+RNA画分を調製した。次
にこの poly(A)+RNA画分1μgから、3' RACE
system(GIBCO BRL)および Marathon cDNA amplifica
tion kit(Clontech)により、マニュアルに従ってcD
NAを合成し、それぞれ20および10μlに溶解し
た。
分の調製およびcDNAの合成 ウシ1頭分の視床下部より Isogen(ニッポンジーン
社)により total RNAを調製後、FastTrack(Invitr
ogen社)を用いて poly(A)+RNA画分を調製した。次
にこの poly(A)+RNA画分1μgから、3' RACE
system(GIBCO BRL)および Marathon cDNA amplifica
tion kit(Clontech)により、マニュアルに従ってcD
NAを合成し、それぞれ20および10μlに溶解し
た。
【0085】
【実施例18】実施例14で明らかとなったアミノ酸配
列部分をコードするcDNAの取得 実施例14で明らかとなったアミノ酸配列を含むポリペ
プチドをコードするcDNAを取得するため、まず配列
番号:1をコードする塩基配列の取得をめざした。そこ
でプライマーP5-1(配列番号:35)、P3-1(配
列番号:36)、P3-2(配列番号:37)を合成し
た(配列表においてIはイノシンを示す)。実施例17
で3' RACE system を用いて調製したcDNA 0.
5μlを鋳型として、DNA polymerase としてEXT
aq(宝酒造)を用い、添付のバッファー2.5μl、d
NTP 200μMと、プライマーP5-1,P3-1を
それぞれ200nMとなるように加え水で25μlとし
て、94℃・1分後、98℃・10秒、50℃・30
秒、68℃・10秒のサイクルを30回繰り返した。こ
の反応液をトリシン・EDTAバッファーで50倍に希
釈したもの2.5μlを鋳型として、プライマーをP5-
1とP3-2に組み合わせに換え、その他は同じ条件で
反応を行った。サーマルサイクラーは GeneAmp9600(パ
ーキンエルマー社)を用いた。増幅産物を4%アガロー
ス電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約70bp
のバンドを切り出し、熱融解、フェノール抽出、エタノ
ール沈殿した。回収したDNAをTAクローニングキッ
ト(Invitrogen)のマニュアルに従い、プラスミドベク
ターpCRTMIIへサブクローニングした。これを大腸菌
JM109に導入して、得られた形質転換体をアンピシ
リンを含むLB培地で培養後、自動プラスミド抽出器
(クラボウ)でプラスミドを調製した。このプラスミド
を Dye Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI)で
マニュアルに従い反応し、蛍光自動DNAシーケンサー
(ABI)により解読した。その結果〔図24〕に示す
配列が得られ、これが配列番号:1をコードする塩基配
列の一部であることを確認した。
列部分をコードするcDNAの取得 実施例14で明らかとなったアミノ酸配列を含むポリペ
プチドをコードするcDNAを取得するため、まず配列
番号:1をコードする塩基配列の取得をめざした。そこ
でプライマーP5-1(配列番号:35)、P3-1(配
列番号:36)、P3-2(配列番号:37)を合成し
た(配列表においてIはイノシンを示す)。実施例17
で3' RACE system を用いて調製したcDNA 0.
5μlを鋳型として、DNA polymerase としてEXT
aq(宝酒造)を用い、添付のバッファー2.5μl、d
NTP 200μMと、プライマーP5-1,P3-1を
それぞれ200nMとなるように加え水で25μlとし
て、94℃・1分後、98℃・10秒、50℃・30
秒、68℃・10秒のサイクルを30回繰り返した。こ
の反応液をトリシン・EDTAバッファーで50倍に希
釈したもの2.5μlを鋳型として、プライマーをP5-
1とP3-2に組み合わせに換え、その他は同じ条件で
反応を行った。サーマルサイクラーは GeneAmp9600(パ
ーキンエルマー社)を用いた。増幅産物を4%アガロー
ス電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約70bp
のバンドを切り出し、熱融解、フェノール抽出、エタノ
ール沈殿した。回収したDNAをTAクローニングキッ
ト(Invitrogen)のマニュアルに従い、プラスミドベク
ターpCRTMIIへサブクローニングした。これを大腸菌
JM109に導入して、得られた形質転換体をアンピシ
リンを含むLB培地で培養後、自動プラスミド抽出器
(クラボウ)でプラスミドを調製した。このプラスミド
を Dye Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI)で
マニュアルに従い反応し、蛍光自動DNAシーケンサー
(ABI)により解読した。その結果〔図24〕に示す
配列が得られ、これが配列番号:1をコードする塩基配
列の一部であることを確認した。
【0086】
【実施例19】実施例18で明らかになった配列を用い
てのRACE法による生理活性ポリペプチドcDNAの
取得 まず5'側の配列を増幅する(5’RACE)のために
〔図24〕に示した配列を利用してPE(配列番号:3
8)とPDN(配列番号:39)の2本のプライマーを
合成した。実施例17で Marathon cDNA amplification
kit により調製したcDNAをトリシン・EDTAバ
ッファーで100倍に希釈したもの2.5μlを鋳型と
して、実施例2と同様の方法で反応液を調製し、キット
添付のアダプタープライマーAP1とPEの組み合わせ
で、94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・5分の
サイクルを30回繰り返した。さらにこの反応液をトリ
シン・EDTAバッファーで50倍に希釈したもの2.
5μlを鋳型として、プライマーをAP1とPDNの組
み合わせに換え、94℃・1分後、98℃・10秒、7
2℃・5分のサイクルを4回、98℃・10秒、70℃
・5分のサイクルを4回、98℃・10秒、68℃・5
分のサイクルを26回繰り返した。増幅産物を1.2%
アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約1
50bp のバンドを切り出し、遠心濾過チューブ(ミ
リポア社)で遠心濾過後、フェノール抽出、エタノール
沈殿した。回収したDNAをTAクローニングキット
(Invitrogen)のマニュアルに従い、プラスミドベクタ
ーpCRTMIIへサブクローニングした。これを大腸菌J
M109に導入して、得られた形質転換体を実施例18
と同様の方法で挿入されたcDNA断片の配列を解析し
た。その結果、〔図25〕に示す配列が得られた。さら
にこの配列を基にプライマーFB(配列番号:40),
FC(配列番号:41)を合成し、3'側の配列取得を
行った(3’RACE)。鋳型は5’RACEと同じも
のを同量用い、キット添付のアダプタープライマーAP
1とFCの組み合わせで、94℃・1分後、98℃・1
0秒、72℃・5分のサイクルを5回、98℃・10
秒、70℃・5分のサイクルを5回、98℃・10秒、
68℃・5分のサイクルを25回繰り返した。さらにこ
の反応液をトリシン・EDTAバッファーで50倍に希
釈したもの2.5μlを鋳型として、プライマーを、や
はりキット添付のAP2とFBの組み合わせに換え、9
4℃・1分後、98℃・10秒、72℃・5分のサイク
ルを4回、98℃・10秒、70℃・5分のサイクルを
4回、98℃・10秒、68℃・5分のサイクルを27
回繰り返した。増幅産物を1.2%アガロース電気泳
動、エチジウムブロマイド染色し約400bp のバン
ドを切り出し、5’RACEのときと同様の方法でDN
Aを回収した。このDNA断片をプラスミドベクターp
CRTMIIへサブクローニング後、大腸菌JM109に導
入して、得られた形質転換体に挿入されたcDNA断片
の配列を解析した。5'および3’RACEの結果か
ら、配列番号:1に示した生理活性ポリペプチドの全コ
ード領域をコードするcDNA配列〔図26および図2
7〕を得た。具体的には、図26および図27におい
て、第134番目の塩基がGのものであって、第184
番目の塩基がTおよびCのもの、第245番目の塩基が
TおよびCのものが得られた。
てのRACE法による生理活性ポリペプチドcDNAの
取得 まず5'側の配列を増幅する(5’RACE)のために
〔図24〕に示した配列を利用してPE(配列番号:3
8)とPDN(配列番号:39)の2本のプライマーを
合成した。実施例17で Marathon cDNA amplification
kit により調製したcDNAをトリシン・EDTAバ
ッファーで100倍に希釈したもの2.5μlを鋳型と
して、実施例2と同様の方法で反応液を調製し、キット
添付のアダプタープライマーAP1とPEの組み合わせ
で、94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・5分の
サイクルを30回繰り返した。さらにこの反応液をトリ
シン・EDTAバッファーで50倍に希釈したもの2.
5μlを鋳型として、プライマーをAP1とPDNの組
み合わせに換え、94℃・1分後、98℃・10秒、7
2℃・5分のサイクルを4回、98℃・10秒、70℃
・5分のサイクルを4回、98℃・10秒、68℃・5
分のサイクルを26回繰り返した。増幅産物を1.2%
アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約1
50bp のバンドを切り出し、遠心濾過チューブ(ミ
リポア社)で遠心濾過後、フェノール抽出、エタノール
沈殿した。回収したDNAをTAクローニングキット
(Invitrogen)のマニュアルに従い、プラスミドベクタ
ーpCRTMIIへサブクローニングした。これを大腸菌J
M109に導入して、得られた形質転換体を実施例18
と同様の方法で挿入されたcDNA断片の配列を解析し
た。その結果、〔図25〕に示す配列が得られた。さら
にこの配列を基にプライマーFB(配列番号:40),
FC(配列番号:41)を合成し、3'側の配列取得を
行った(3’RACE)。鋳型は5’RACEと同じも
のを同量用い、キット添付のアダプタープライマーAP
1とFCの組み合わせで、94℃・1分後、98℃・1
0秒、72℃・5分のサイクルを5回、98℃・10
秒、70℃・5分のサイクルを5回、98℃・10秒、
68℃・5分のサイクルを25回繰り返した。さらにこ
の反応液をトリシン・EDTAバッファーで50倍に希
釈したもの2.5μlを鋳型として、プライマーを、や
はりキット添付のAP2とFBの組み合わせに換え、9
4℃・1分後、98℃・10秒、72℃・5分のサイク
ルを4回、98℃・10秒、70℃・5分のサイクルを
4回、98℃・10秒、68℃・5分のサイクルを27
回繰り返した。増幅産物を1.2%アガロース電気泳
動、エチジウムブロマイド染色し約400bp のバン
ドを切り出し、5’RACEのときと同様の方法でDN
Aを回収した。このDNA断片をプラスミドベクターp
CRTMIIへサブクローニング後、大腸菌JM109に導
入して、得られた形質転換体に挿入されたcDNA断片
の配列を解析した。5'および3’RACEの結果か
ら、配列番号:1に示した生理活性ポリペプチドの全コ
ード領域をコードするcDNA配列〔図26および図2
7〕を得た。具体的には、図26および図27におい
て、第134番目の塩基がGのものであって、第184
番目の塩基がTおよびCのもの、第245番目の塩基が
TおよびCのものが得られた。
【0087】図26および図27に示したcDNAは9
8アミノ酸からなるポリペプチドをコードしていた。第
1から第22番目のアミノ酸が疎水的なアミノ酸が集合
していることと実施例14に示したように活性ペプチド
のN末端が第23番目のSerから始まっていることを考
え合わせると、第1から22番目のアミノ酸は分泌シグ
ナルの配列であると推定された。一方、ポリペプチドの
第54番目から57番目に存在するGlyArgArgArg配列は
生理活性ペプチドが切断される場合に存在する典型的な
アミノ酸配列モチーフであることが分かった。またこの
切断モチーフの場合にはGlyが存在するためしばしば生
成するペプチドのC末端はアミド化されることが知られ
ている。実施例14のP-3のN末端配列および実施例1
6のP-2のN末端配列情報とこのGlyArgArgArg配列を考
え合わせるとこのcDNAにコードされるポリペプチド
から切り出されてくる生理活性ペプチドの少なくとも一
部は配列番号:3、配列番号:4、配列番号:5、配列
番号:6、配列番号:7、配列番号:8、配列番号:9
もしくは配列番号:10であると考えられた。
8アミノ酸からなるポリペプチドをコードしていた。第
1から第22番目のアミノ酸が疎水的なアミノ酸が集合
していることと実施例14に示したように活性ペプチド
のN末端が第23番目のSerから始まっていることを考
え合わせると、第1から22番目のアミノ酸は分泌シグ
ナルの配列であると推定された。一方、ポリペプチドの
第54番目から57番目に存在するGlyArgArgArg配列は
生理活性ペプチドが切断される場合に存在する典型的な
アミノ酸配列モチーフであることが分かった。またこの
切断モチーフの場合にはGlyが存在するためしばしば生
成するペプチドのC末端はアミド化されることが知られ
ている。実施例14のP-3のN末端配列および実施例1
6のP-2のN末端配列情報とこのGlyArgArgArg配列を考
え合わせるとこのcDNAにコードされるポリペプチド
から切り出されてくる生理活性ペプチドの少なくとも一
部は配列番号:3、配列番号:4、配列番号:5、配列
番号:6、配列番号:7、配列番号:8、配列番号:9
もしくは配列番号:10であると考えられた。
【0088】
【実施例20】PCR法によるウシ型生理活性ポリペプ
チドcDNAの全コード領域を含むDNA断片の取得 実施例17で Marathon cDNA amplification kit によ
り調製したcDNAを鋳型として生理活性ポリペプチド
cDNAの全コード領域を含むDNA断片の取得を行っ
た。まず実施例19で明らかとなったcDNAの配列を
基に、配列番号:42、配列番号:43で表される塩基
配列を有するプライマーを2本合成した。 BOVF 5'-GTGTCGACGAATGAAGGCGGTGG
GGGCCTGGC-3'(配列番号:42) BOVR(24mer) 5'-AGGCTCCCGCTGTTATTCCTGGA
C-3'(配列番号:43) BOVFは生理活性ポリペプチドcDNAのスタートコ
ドンを含み、制限酵素SalI部位を付加した−2〜+
22(スタートコドンATGのAを+1とする)に対応
するセンス配列で、BOVRは生理活性ポリペプチドc
DNAのストップコドンを含む+285〜+309に対
応するアンチセンス配列である。PCR反応は実施例1
7で Marathon cDNA amplification kit により調製し
たcDNAをトリシン・EDTAバッファーで100倍
に希釈したもの2.5μlを鋳型として、実施例2と同
様の方法で反応液を調製し、94℃・1分後、98℃・
10秒、72℃・5分のサイクルを3回、98℃・10
秒、70℃・5分のサイクルを3回、98℃・10秒、
68℃・5分のサイクルを27回繰り返した。増幅産物
を2%アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色
し約320bp のバンドを切り出し、実施例3と同様
の方法でDNAを回収、プラスミドベクターpCRTMII
へサブクローニングした。これを大腸菌JM109に導
入して、形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia c
oli)JM109/pBOV3を得た。得られた形質転換
体に挿入されたcDNA断片の配列を解析した。その結
果このDNA断片は生理活性ポリペプチドcDNAの全
コード領域を含む断片であることが確認された。
チドcDNAの全コード領域を含むDNA断片の取得 実施例17で Marathon cDNA amplification kit によ
り調製したcDNAを鋳型として生理活性ポリペプチド
cDNAの全コード領域を含むDNA断片の取得を行っ
た。まず実施例19で明らかとなったcDNAの配列を
基に、配列番号:42、配列番号:43で表される塩基
配列を有するプライマーを2本合成した。 BOVF 5'-GTGTCGACGAATGAAGGCGGTGG
GGGCCTGGC-3'(配列番号:42) BOVR(24mer) 5'-AGGCTCCCGCTGTTATTCCTGGA
C-3'(配列番号:43) BOVFは生理活性ポリペプチドcDNAのスタートコ
ドンを含み、制限酵素SalI部位を付加した−2〜+
22(スタートコドンATGのAを+1とする)に対応
するセンス配列で、BOVRは生理活性ポリペプチドc
DNAのストップコドンを含む+285〜+309に対
応するアンチセンス配列である。PCR反応は実施例1
7で Marathon cDNA amplification kit により調製し
たcDNAをトリシン・EDTAバッファーで100倍
に希釈したもの2.5μlを鋳型として、実施例2と同
様の方法で反応液を調製し、94℃・1分後、98℃・
10秒、72℃・5分のサイクルを3回、98℃・10
秒、70℃・5分のサイクルを3回、98℃・10秒、
68℃・5分のサイクルを27回繰り返した。増幅産物
を2%アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色
し約320bp のバンドを切り出し、実施例3と同様
の方法でDNAを回収、プラスミドベクターpCRTMII
へサブクローニングした。これを大腸菌JM109に導
入して、形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia c
oli)JM109/pBOV3を得た。得られた形質転換
体に挿入されたcDNA断片の配列を解析した。その結
果このDNA断片は生理活性ポリペプチドcDNAの全
コード領域を含む断片であることが確認された。
【0089】
【実施例21】Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Glu-
Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala-Gl
y-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19P
2−L31)の合成。 1)Ser(Bzl)-Arg(Tos)-Ala-His(Bom)-Gln-His(Bom)-Se
r(Bzl)-Met-Glu(OcHex)-Ile-Arg(Tos)-Thr(Bzl)-Pro-As
p(OcHex)-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp(CHO)-Tyr(Br-Z)-Ala-Gl
y-Arg(Tos)-Gly-Ile-Arg(Tos)-Pro-Val-Gly-Arg(Tos)-P
he-pMBHA-resinの合成。 市販p−メチルBHA樹脂(アプライド バイオシテム
ズ、現パ−キンエルマ−社製)0.71g(0.5 m mole)をペ
プチド合成機(アプライド バイオシテムズ社製430
A)の反応器に入れ、DCMで膨潤させた後、最初のア
ミノ酸Boc-PheをHOBt/DCC法で活性化しp−メチルBH
A樹脂に導入した。樹脂を50%TFA/DCMで処理
し、Boc基を除去してアミノ基を遊離させ、DIEAで中和
した。このアミノ基に次のアミノ酸Boc-Arg(Tos)をHOBt
/DCC法で縮合した。未反応アミノ基の有無をニンヒドリ
ンテストで調べ反応完了を確認後同様に、Boc-Gly、Boc-
Val、Boc-Pro、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ile、Boc-Gly、Boc-Arg(T
os)、Boc-Gly、Boc-Ala、Boc-Tyr(Br-Z)を順次縮合、ニン
ヒドリンテストで縮合が不十分であると判明したBoc-Al
a、 Boc-Tyr(Br-Z)は再縮合し反応を完了した。樹脂を乾
燥して半量の樹脂を取り出した残りに、Boc-Trp(CHO)、B
oc-Ala、Boc-Pro、Boc-Asn、Boc-Ile、Boc-Asp(OcHex)、Boc-
Pro、Boc-Thr(Bzl)、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ile、Boc-Glu(OcHe
x)、Boc-Met、Boc-Ser(Bzl)、Boc-His(Bom)、Boc-Gln、Boc-H
is(Bom)、Boc-Ala、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ser(Bzl)を同様に
ニンヒドリンテストで十分な縮合が得られるまで再縮合
をくり返した。19P2−L31の全配列アミノ酸が導
入され樹脂を50%TFA/DCMで処理し樹脂上のBoc基
を除去後、樹脂を乾燥し1.28gのペプチド樹脂を合成し
た。
Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala-Gl
y-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19P
2−L31)の合成。 1)Ser(Bzl)-Arg(Tos)-Ala-His(Bom)-Gln-His(Bom)-Se
r(Bzl)-Met-Glu(OcHex)-Ile-Arg(Tos)-Thr(Bzl)-Pro-As
p(OcHex)-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp(CHO)-Tyr(Br-Z)-Ala-Gl
y-Arg(Tos)-Gly-Ile-Arg(Tos)-Pro-Val-Gly-Arg(Tos)-P
he-pMBHA-resinの合成。 市販p−メチルBHA樹脂(アプライド バイオシテム
ズ、現パ−キンエルマ−社製)0.71g(0.5 m mole)をペ
プチド合成機(アプライド バイオシテムズ社製430
A)の反応器に入れ、DCMで膨潤させた後、最初のア
ミノ酸Boc-PheをHOBt/DCC法で活性化しp−メチルBH
A樹脂に導入した。樹脂を50%TFA/DCMで処理
し、Boc基を除去してアミノ基を遊離させ、DIEAで中和
した。このアミノ基に次のアミノ酸Boc-Arg(Tos)をHOBt
/DCC法で縮合した。未反応アミノ基の有無をニンヒドリ
ンテストで調べ反応完了を確認後同様に、Boc-Gly、Boc-
Val、Boc-Pro、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ile、Boc-Gly、Boc-Arg(T
os)、Boc-Gly、Boc-Ala、Boc-Tyr(Br-Z)を順次縮合、ニン
ヒドリンテストで縮合が不十分であると判明したBoc-Al
a、 Boc-Tyr(Br-Z)は再縮合し反応を完了した。樹脂を乾
燥して半量の樹脂を取り出した残りに、Boc-Trp(CHO)、B
oc-Ala、Boc-Pro、Boc-Asn、Boc-Ile、Boc-Asp(OcHex)、Boc-
Pro、Boc-Thr(Bzl)、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ile、Boc-Glu(OcHe
x)、Boc-Met、Boc-Ser(Bzl)、Boc-His(Bom)、Boc-Gln、Boc-H
is(Bom)、Boc-Ala、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ser(Bzl)を同様に
ニンヒドリンテストで十分な縮合が得られるまで再縮合
をくり返した。19P2−L31の全配列アミノ酸が導
入され樹脂を50%TFA/DCMで処理し樹脂上のBoc基
を除去後、樹脂を乾燥し1.28gのペプチド樹脂を合成し
た。
【0090】2)Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Gl
u-Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala-
Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19
P2−L31)の合成。 1)で得た樹脂をp−クレゾール3.8g、1、4-ブタンジチ
オ−ル1ml、弗化水素10mlと共にテフロン製弗化水素反
応装置中で0℃ 60分間反応した。弗化水素、1、4-ブ
タンジチオ−ル1mlを減圧留去し、残留物にジエチルエ
ーテル100mlを加え撹袢後、グラスフィルター上に濾
取、乾燥した。これを50%酢酸水溶液50ml中に懸濁、撹
袢し、ペプチドを抽出した後樹脂と分離し減圧下に約5
mlまでに濃縮した後、セファデックスG-25(2x90c
m)のカラムに付し50%酢酸水で展開し114 ml〜181 ml
の画分を集め凍結乾燥し、19P2−L31を含む白色
粉末290 mgを得た。これをLiChroprep RP-18(MER
CK社製)を充填した逆相系カラムにつけ0.1% TFA
水と0.1% TFA含有30%アセトニトリル水溶液を用
いたグラジエント溶出での精製をくり返し、アセトニト
リル濃度25%前後に溶出される部分を集め凍結乾燥
し、白色粉末71mgを得た。 質量分析による(M+H)+ 3574.645 HPLC溶出時間 18.2分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA水) B液(0.1% TFA含有50%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分) 流速: 1.0 ml/分
u-Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala-
Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19
P2−L31)の合成。 1)で得た樹脂をp−クレゾール3.8g、1、4-ブタンジチ
オ−ル1ml、弗化水素10mlと共にテフロン製弗化水素反
応装置中で0℃ 60分間反応した。弗化水素、1、4-ブ
タンジチオ−ル1mlを減圧留去し、残留物にジエチルエ
ーテル100mlを加え撹袢後、グラスフィルター上に濾
取、乾燥した。これを50%酢酸水溶液50ml中に懸濁、撹
袢し、ペプチドを抽出した後樹脂と分離し減圧下に約5
mlまでに濃縮した後、セファデックスG-25(2x90c
m)のカラムに付し50%酢酸水で展開し114 ml〜181 ml
の画分を集め凍結乾燥し、19P2−L31を含む白色
粉末290 mgを得た。これをLiChroprep RP-18(MER
CK社製)を充填した逆相系カラムにつけ0.1% TFA
水と0.1% TFA含有30%アセトニトリル水溶液を用
いたグラジエント溶出での精製をくり返し、アセトニト
リル濃度25%前後に溶出される部分を集め凍結乾燥
し、白色粉末71mgを得た。 質量分析による(M+H)+ 3574.645 HPLC溶出時間 18.2分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA水) B液(0.1% TFA含有50%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分) 流速: 1.0 ml/分
【0091】
【実施例22】Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met(O)-G
lu-Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala
-Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19
P2−L31(O))の合成。 合成19P2−L31 6mgを5%−酢酸水溶液20
mlに溶解し30%−過酸化水素水40μlを加えMet
部分のみを酸化し、反応終了後直ちにLiChroprep RP-18
(MERCK社製)を充填した逆相系カラムにつけて精
製し目的物 5.8mgをえた。 質量分析による(M+H)+ 3590.531 HPLC溶出時間 17.9分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA水) B液(0.1% TFA含有50%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分) 流速: 1.0 ml/分
lu-Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala
-Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19
P2−L31(O))の合成。 合成19P2−L31 6mgを5%−酢酸水溶液20
mlに溶解し30%−過酸化水素水40μlを加えMet
部分のみを酸化し、反応終了後直ちにLiChroprep RP-18
(MERCK社製)を充填した逆相系カラムにつけて精
製し目的物 5.8mgをえた。 質量分析による(M+H)+ 3590.531 HPLC溶出時間 17.9分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA水) B液(0.1% TFA含有50%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分) 流速: 1.0 ml/分
【0092】
【実施例23】Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-
Ala-Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH
2(19P2−L20)の合成。 実施例21の1)でBoc-Tyr(Br-Z)までを縮合した樹脂
にさらにBoc-Trp(CHO)、Boc-Ala、Boc-Pro、Boc-Asn、Boc-I
le、Boc-Asp(OcHex)、Boc-Pro、Boc-Thr(Bzl)を同様に縮合
し、 Boc-Thr(Bzl)-Pro-Asp(OcHex)-Ile-Asn-Pro-Ala-T
rp(CHO)-Tyr(Br-Z)-Ala-Gly-Arg(Tos)-Gly-Ile-Arg(To
s)-Pro-Val-Gly-Arg(Tos)-Phe-pMBHA-resin1.14g
を得た。これを実施例21の2)と同様に弗化水素処
理、カラム精製し、白色粉末60mgを得た。 質量分析による(M+H)+ 2242.149 HPLC溶出時間 10.4分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA含有15%アセトニトリル水) B液(0.1% TFA含有45%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(15分) 流速: 1.0 ml/分
Ala-Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH
2(19P2−L20)の合成。 実施例21の1)でBoc-Tyr(Br-Z)までを縮合した樹脂
にさらにBoc-Trp(CHO)、Boc-Ala、Boc-Pro、Boc-Asn、Boc-I
le、Boc-Asp(OcHex)、Boc-Pro、Boc-Thr(Bzl)を同様に縮合
し、 Boc-Thr(Bzl)-Pro-Asp(OcHex)-Ile-Asn-Pro-Ala-T
rp(CHO)-Tyr(Br-Z)-Ala-Gly-Arg(Tos)-Gly-Ile-Arg(To
s)-Pro-Val-Gly-Arg(Tos)-Phe-pMBHA-resin1.14g
を得た。これを実施例21の2)と同様に弗化水素処
理、カラム精製し、白色粉末60mgを得た。 質量分析による(M+H)+ 2242.149 HPLC溶出時間 10.4分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA含有15%アセトニトリル水) B液(0.1% TFA含有45%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(15分) 流速: 1.0 ml/分
【0093】
【実施例24】合成ペプチド(19P2−L31)によ
るアラキドン酸代謝物遊離活性の測定 実施例11と同様に、実施例21で合成されたペプチド
(19P2−L31)によるCHO−19P2細胞株か
らの特異的なアラキドン酸代謝物の遊離を測定した。合
成ペプチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で
溶解し、0.05%BSAを含むHBSSで希釈して、
それぞれの濃度におけるCHO−19P2細胞株からの
アラキドン酸代謝物の遊離を[3H]アラキドン酸代謝
物の量を指標に測定した。その結果、10-12M〜10
-6Mで濃度依存的なアラキドン酸代謝物遊離の活性が検
出された〔図28〕。さらに、実施例22で合成された
19P2−L31のメチオニン酸化体であるペプチド1
9P2−L31(O)について19P2−L31とのア
ラキドン酸代謝物遊離活性の比較を行った結果、〔図2
9〕に示すように19P2−L31(O)は19P2−
L31と同等の活性を示すことが分かった。
るアラキドン酸代謝物遊離活性の測定 実施例11と同様に、実施例21で合成されたペプチド
(19P2−L31)によるCHO−19P2細胞株か
らの特異的なアラキドン酸代謝物の遊離を測定した。合
成ペプチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で
溶解し、0.05%BSAを含むHBSSで希釈して、
それぞれの濃度におけるCHO−19P2細胞株からの
アラキドン酸代謝物の遊離を[3H]アラキドン酸代謝
物の量を指標に測定した。その結果、10-12M〜10
-6Mで濃度依存的なアラキドン酸代謝物遊離の活性が検
出された〔図28〕。さらに、実施例22で合成された
19P2−L31のメチオニン酸化体であるペプチド1
9P2−L31(O)について19P2−L31とのア
ラキドン酸代謝物遊離活性の比較を行った結果、〔図2
9〕に示すように19P2−L31(O)は19P2−
L31と同等の活性を示すことが分かった。
【0094】
【実施例25】合成ペプチド(19P2−L20)によ
るアラキドン酸代謝物遊離活性の測定 実施例11と同様に、実施例23で合成された天然品P
−2に相当するペプチド(19P2−L20)によるC
HO−19P2細胞株からの特異的なアラキドン酸代謝
物の遊離を測定した。合成ペプチドは、脱気処理した蒸
留水に10-3Mの濃度で溶解し、0.05%BSAを含
むHBSSで希釈して、それぞれの濃度におけるCHO
−19P2細胞株からのアラキドン酸代謝物の遊離を[
3H]アラキドン酸代謝物の量を指標に測定した。その
結果、10-12〜10-6Mで濃度依存的なアラキドン酸
代謝物遊離の活性が19P2−L31とほぼ同程度に検
出された〔図30〕。
るアラキドン酸代謝物遊離活性の測定 実施例11と同様に、実施例23で合成された天然品P
−2に相当するペプチド(19P2−L20)によるC
HO−19P2細胞株からの特異的なアラキドン酸代謝
物の遊離を測定した。合成ペプチドは、脱気処理した蒸
留水に10-3Mの濃度で溶解し、0.05%BSAを含
むHBSSで希釈して、それぞれの濃度におけるCHO
−19P2細胞株からのアラキドン酸代謝物の遊離を[
3H]アラキドン酸代謝物の量を指標に測定した。その
結果、10-12〜10-6Mで濃度依存的なアラキドン酸
代謝物遊離の活性が19P2−L31とほぼ同程度に検
出された〔図30〕。
【0095】
【実施例26】ウシゲノムDNAにおけるコード領域の
塩基配列の解析 pBOV3を制限酵素EcoRIで消化し、アガロースゲル電気泳
動で分離した後、cDNA断片部分のDNAを回収してプローブ
を調製した。これをマルチプライムDNAラベリングキ
ット(アマシャム社)を用いて32P標識した。クローニ
ングベクターEMBL3 SP6/T7を用いて構築したBovine Gen
omic Library (CLONTECH社 BL1015j)の約2.0x106個のフ
ァージを大腸菌K802を宿主としてLB寒天培地プレート
に播種し、一晩培養してプラークを形成させた。これを
ニトロセルロースフィルターに転写し、アルカリ変性、
中和処理を行った後、熱処理(80℃、2時間)によってD
NAを固定化した。このフィルターを50%ホルムアミ
ドを含むハイブリバッファー(50%formamide、5×Denh
ardt's溶液、4×SSPE、0.1mg/ml Salmon spermDNA、
0.1%SDS)中で標識プローブと42℃で一晩インキュベー
ションし、ハイブリダイズさせた。ハイブリダイゼーシ
ョン後のフィルターを室温で2×SSC、0.1%SDS中で1.
5時間洗浄した後、さらに55℃の同バッファー中で3
0分間洗浄した。プローブとハイブリダイズするクロー
ンの検出は、コダック社のX線フィルム(X-OMATTMAR)と
増感スクリーンを用い、−80℃で4日間の露光によっ
て行った。X線フィルムを現像した後、フィルムとプレ
ートの位置を対応させながらハイブリダイズしている部
分のファージを回収した。さらに上記の方法によって再
プレーティングとハイブリダイゼーションを繰り返して
行い、ファージのクローン化を行った。クローン化した
ファージをプレートライセート法によって大量に調製
し、ファージDNAを抽出した後、ベクターのクローニ
ングサイトの両端に存在する制限酵素SalIおよびBamHI
切断部位で切断してウシゲノムDNA由来の挿入断片の検
出を1.2%アガロースゲル電気泳動によって行った
〔図31〕。その結果、BamHI消化では3本の断片がフ
ァージ由来のバンドの他に検出された。また、SalI消化
ではファージ由来のバンドに重なって1本のバンドが検
出された。SalI消化断片が全長を保持していると考え、
この断片をプラスミドベクターにサブクローニングする
ために、SalI消化後にBAP(大腸菌由来のアルカリフォス
フォターゼ)処理したプラスミドベクターpUC18(ファ
ルマシア社)とライゲーション反応を行い、大腸菌JM10
9に導入した。この菌からゲノム由来のSalI断片が挿入
されたプラスミドDNAを大量に調製し、パーキンエル
マー・アプライドバイオシステムズ社の370A蛍光式シー
ケンサーおよび同社のキットを用いてコード領域付近の
塩基配列の解析を行った。その結果、〔図32〕に示す
ような配列が得られた。cDNAのコード領域と比較す
ると、ゲノムDNA由来であるために472bpのイントロ
ンによってコード領域が2つに分割されている〔図3
3〕および〔図34〕。〔図35〕および配列番号:4
4には、このウシのゲノムのコード領域(イントロン部
分を除いたもの)から推定されるアミノ酸配列を示す。
塩基配列の解析 pBOV3を制限酵素EcoRIで消化し、アガロースゲル電気泳
動で分離した後、cDNA断片部分のDNAを回収してプローブ
を調製した。これをマルチプライムDNAラベリングキ
ット(アマシャム社)を用いて32P標識した。クローニ
ングベクターEMBL3 SP6/T7を用いて構築したBovine Gen
omic Library (CLONTECH社 BL1015j)の約2.0x106個のフ
ァージを大腸菌K802を宿主としてLB寒天培地プレート
に播種し、一晩培養してプラークを形成させた。これを
ニトロセルロースフィルターに転写し、アルカリ変性、
中和処理を行った後、熱処理(80℃、2時間)によってD
NAを固定化した。このフィルターを50%ホルムアミ
ドを含むハイブリバッファー(50%formamide、5×Denh
ardt's溶液、4×SSPE、0.1mg/ml Salmon spermDNA、
0.1%SDS)中で標識プローブと42℃で一晩インキュベー
ションし、ハイブリダイズさせた。ハイブリダイゼーシ
ョン後のフィルターを室温で2×SSC、0.1%SDS中で1.
5時間洗浄した後、さらに55℃の同バッファー中で3
0分間洗浄した。プローブとハイブリダイズするクロー
ンの検出は、コダック社のX線フィルム(X-OMATTMAR)と
増感スクリーンを用い、−80℃で4日間の露光によっ
て行った。X線フィルムを現像した後、フィルムとプレ
ートの位置を対応させながらハイブリダイズしている部
分のファージを回収した。さらに上記の方法によって再
プレーティングとハイブリダイゼーションを繰り返して
行い、ファージのクローン化を行った。クローン化した
ファージをプレートライセート法によって大量に調製
し、ファージDNAを抽出した後、ベクターのクローニ
ングサイトの両端に存在する制限酵素SalIおよびBamHI
切断部位で切断してウシゲノムDNA由来の挿入断片の検
出を1.2%アガロースゲル電気泳動によって行った
〔図31〕。その結果、BamHI消化では3本の断片がフ
ァージ由来のバンドの他に検出された。また、SalI消化
ではファージ由来のバンドに重なって1本のバンドが検
出された。SalI消化断片が全長を保持していると考え、
この断片をプラスミドベクターにサブクローニングする
ために、SalI消化後にBAP(大腸菌由来のアルカリフォス
フォターゼ)処理したプラスミドベクターpUC18(ファ
ルマシア社)とライゲーション反応を行い、大腸菌JM10
9に導入した。この菌からゲノム由来のSalI断片が挿入
されたプラスミドDNAを大量に調製し、パーキンエル
マー・アプライドバイオシステムズ社の370A蛍光式シー
ケンサーおよび同社のキットを用いてコード領域付近の
塩基配列の解析を行った。その結果、〔図32〕に示す
ような配列が得られた。cDNAのコード領域と比較す
ると、ゲノムDNA由来であるために472bpのイントロ
ンによってコード領域が2つに分割されている〔図3
3〕および〔図34〕。〔図35〕および配列番号:4
4には、このウシのゲノムのコード領域(イントロン部
分を除いたもの)から推定されるアミノ酸配列を示す。
【0096】
【実施例27】ラット延髄背側部poly(A)+RNA画分
の調製およびcDNAの合成 ラットの延髄背側部よりIsogen(ニッポンジーン社)に
よりtotal RNAを調製後、FastTrack(Invitrogen
社)を用いてpoly(A)+RNA画分を調製した。次にこ
のpoly(A)+RNA 5μgにプライマーとしてランダム
DNAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニーマウス
白血病の逆転写酵素(BRL社)により、添付バッファ
ーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物はエタ
ノール沈殿を行った後、12μlの蒸留水に溶解した。
またこのpoly(A)+RNA 1μgから、Marathon cD
NA amplification kit(Clontech)により、マニュア
ルに従ってcDNAを合成し、10μlに溶解した。
の調製およびcDNAの合成 ラットの延髄背側部よりIsogen(ニッポンジーン社)に
よりtotal RNAを調製後、FastTrack(Invitrogen
社)を用いてpoly(A)+RNA画分を調製した。次にこ
のpoly(A)+RNA 5μgにプライマーとしてランダム
DNAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニーマウス
白血病の逆転写酵素(BRL社)により、添付バッファ
ーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物はエタ
ノール沈殿を行った後、12μlの蒸留水に溶解した。
またこのpoly(A)+RNA 1μgから、Marathon cD
NA amplification kit(Clontech)により、マニュア
ルに従ってcDNAを合成し、10μlに溶解した。
【0097】
【実施例28】RACE法によるラット型生理活性ポリ
ペプチドのcDNAの取得 ラット型生理活性ポリペプチドcDNAの全コード領域
を取得するため、ウシ型を取得した方法に準じて実験を
行った。まず実施例18で使用したプライマーP5−1
(配列番号:35)、P3−1(配列番号:36)をプ
ライマーとし、鋳型には実施例27でプライマーとして
ランダムDNAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニ
ーマウス白血病の逆転写酵素(BRL社)により合成し
た相補DNAを鋳型としてPCRを行った。反応液は鋳
型cDNAを1.25μl、dNTP200μM,プラ
イマーを各1μM,DNA polymeraseとしてExTaq(宝
酒造)を用い、添付のバッファー2.5μlを加えて、
さらに水で全量を25μlとした。反応は94℃・1分
後、98℃・10秒、50℃・30秒、72℃・5秒の
サイクルを40回繰り返した後、72℃で20秒放置し
た。サーマルサイクラーはGeneAmp2400(パーキンエル
マー社)を用いた。増幅産物を4%アガロース電気泳
動、エチジウムブロマイド染色し約80bpのバンドを
切り出し、実施例19に示した方法でDNAを回収、プ
ラスミドベクターpCRTMIIへサブクローニング、大腸
菌JM109へ導入し挿入されたcDNA断片の配列を
解析した。その結果ラット型生理活性ポリペプチドの部
分配列を得ることができた。この配列を基に3' RAC
E用にRA(配列番号:75),5' RACE用にRC
(配列番号:76)の2本のプライマーを合成し、5'
および3' RACEを行った。 RA:5'−CARCAYTCCATGGAGACAA
GAACCCC−3'(ここでRはAまたはG、YはT
またはCを示す。)(配列番号:75) RC:5'−TACCAGGCAGGATTGATAC
AGGGG−3'(配列番号:76) 鋳型は実施例27でMarathon cDNA amplification
kit(Clontech)により合成したものを添付のトリシン
−EDTAバッファーで40倍に希釈したもの2.5μ
lを使用した。プライマーには3' RACEにはRAと
キット付属のアダプタープライマーAP1を、また5'
RACEにはRCとAP1をそれぞれ用いたほかは上記
と同様に反応液を調製した。反応条件は94℃・1分
後、98℃・10秒、72℃・45秒のサイクルを5
回、98℃・10秒、70℃・45秒のサイクルを3
回、98℃・10秒、68℃・45秒のサイクルを40
回繰り返した。その結果3' RACEからは約400b
p、5' RACEからは約400bpと250bpのバ
ンドが得られた。これらを上記と同様の方法で回収し、
これらを鋳型として反応に用いたプライマーでDye Term
inator Cycle SequencingKit(ABI)により反応し配
列を解析した。その結果5'ノンコーディング領域と推
定される部分からpolyAまでの配列を得ることができ
た。
ペプチドのcDNAの取得 ラット型生理活性ポリペプチドcDNAの全コード領域
を取得するため、ウシ型を取得した方法に準じて実験を
行った。まず実施例18で使用したプライマーP5−1
(配列番号:35)、P3−1(配列番号:36)をプ
ライマーとし、鋳型には実施例27でプライマーとして
ランダムDNAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニ
ーマウス白血病の逆転写酵素(BRL社)により合成し
た相補DNAを鋳型としてPCRを行った。反応液は鋳
型cDNAを1.25μl、dNTP200μM,プラ
イマーを各1μM,DNA polymeraseとしてExTaq(宝
酒造)を用い、添付のバッファー2.5μlを加えて、
さらに水で全量を25μlとした。反応は94℃・1分
後、98℃・10秒、50℃・30秒、72℃・5秒の
サイクルを40回繰り返した後、72℃で20秒放置し
た。サーマルサイクラーはGeneAmp2400(パーキンエル
マー社)を用いた。増幅産物を4%アガロース電気泳
動、エチジウムブロマイド染色し約80bpのバンドを
切り出し、実施例19に示した方法でDNAを回収、プ
ラスミドベクターpCRTMIIへサブクローニング、大腸
菌JM109へ導入し挿入されたcDNA断片の配列を
解析した。その結果ラット型生理活性ポリペプチドの部
分配列を得ることができた。この配列を基に3' RAC
E用にRA(配列番号:75),5' RACE用にRC
(配列番号:76)の2本のプライマーを合成し、5'
および3' RACEを行った。 RA:5'−CARCAYTCCATGGAGACAA
GAACCCC−3'(ここでRはAまたはG、YはT
またはCを示す。)(配列番号:75) RC:5'−TACCAGGCAGGATTGATAC
AGGGG−3'(配列番号:76) 鋳型は実施例27でMarathon cDNA amplification
kit(Clontech)により合成したものを添付のトリシン
−EDTAバッファーで40倍に希釈したもの2.5μ
lを使用した。プライマーには3' RACEにはRAと
キット付属のアダプタープライマーAP1を、また5'
RACEにはRCとAP1をそれぞれ用いたほかは上記
と同様に反応液を調製した。反応条件は94℃・1分
後、98℃・10秒、72℃・45秒のサイクルを5
回、98℃・10秒、70℃・45秒のサイクルを3
回、98℃・10秒、68℃・45秒のサイクルを40
回繰り返した。その結果3' RACEからは約400b
p、5' RACEからは約400bpと250bpのバ
ンドが得られた。これらを上記と同様の方法で回収し、
これらを鋳型として反応に用いたプライマーでDye Term
inator Cycle SequencingKit(ABI)により反応し配
列を解析した。その結果5'ノンコーディング領域と推
定される部分からpolyAまでの配列を得ることができ
た。
【0098】
【実施例29】PCRによるラット型生理活性ポリペプ
チドの全長cDNAの取得 実施例28で得られた配列を基に開始コドンを含む領域
にrF(配列番号:77)、また終止コドンより3'側
にrR(配列番号:78)の2本のプライマーを合成し
全長cDNAを含む断片を増幅することとした。 rF:5'−GGCATCATCCAGGAAGACG
GAGCAT−3'(配列番号:77) rR:5'−AGCAGAGGAGAGGGAGGGT
AGAGGA−3'(配列番号:78) 実施例27でモロニーマウス白血病の逆転写酵素を用い
て調製したcDNAを鋳型とし、ExTaq(宝酒造)を用
いて、95℃・30秒、68℃・60秒のサイクルを4
0回繰り返してPCRを行った。増幅産物をアガロース
電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約350bpの
バンドを切り出し、実施例19に示した方法でDNAを
回収、プラスミドベクターpCRTMIIへサブクローニン
グ、大腸菌JM109へ導入した。生じた形質転換体か
らプラスミドを抽出し、塩基配列を決定した結果、ラッ
ト型生理活性ポリペプチドの全長cDNAを保有するE.
coli JM109/pRAV3を得た〔図36〕。
チドの全長cDNAの取得 実施例28で得られた配列を基に開始コドンを含む領域
にrF(配列番号:77)、また終止コドンより3'側
にrR(配列番号:78)の2本のプライマーを合成し
全長cDNAを含む断片を増幅することとした。 rF:5'−GGCATCATCCAGGAAGACG
GAGCAT−3'(配列番号:77) rR:5'−AGCAGAGGAGAGGGAGGGT
AGAGGA−3'(配列番号:78) 実施例27でモロニーマウス白血病の逆転写酵素を用い
て調製したcDNAを鋳型とし、ExTaq(宝酒造)を用
いて、95℃・30秒、68℃・60秒のサイクルを4
0回繰り返してPCRを行った。増幅産物をアガロース
電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約350bpの
バンドを切り出し、実施例19に示した方法でDNAを
回収、プラスミドベクターpCRTMIIへサブクローニン
グ、大腸菌JM109へ導入した。生じた形質転換体か
らプラスミドを抽出し、塩基配列を決定した結果、ラッ
ト型生理活性ポリペプチドの全長cDNAを保有するE.
coli JM109/pRAV3を得た〔図36〕。
【0099】
【実施例30】ヒト Brain poly(A)+RNA画分からの
cDNAの合成 ヒト Brain poly(A)+RNA画分(Clontech)1μgか
ら、Marathon cDNA amplification kit(Clontec
h)により、マニュアルに従ってcDNAを合成し、1
0μlに溶解した。また同poly(A)+RNA画分5μg
にプライマーとしてランダムDNAヘキサマー(BRL
社)を加え、モロニーマウス白血病の逆転写酵素(BR
L社)により、添付バッファーを用いて相補DNAを合
成した。反応後の産物はエタノール沈殿を行った後、3
0μlのTEに溶解した。
cDNAの合成 ヒト Brain poly(A)+RNA画分(Clontech)1μgか
ら、Marathon cDNA amplification kit(Clontec
h)により、マニュアルに従ってcDNAを合成し、1
0μlに溶解した。また同poly(A)+RNA画分5μg
にプライマーとしてランダムDNAヘキサマー(BRL
社)を加え、モロニーマウス白血病の逆転写酵素(BR
L社)により、添付バッファーを用いて相補DNAを合
成した。反応後の産物はエタノール沈殿を行った後、3
0μlのTEに溶解した。
【0100】
【実施例31】RACE法によるヒト型生理活性ポリペ
プチドのcDNAの取得 実施例28で明らかになったラット型生理活性ポリペプ
チドのアミノ酸配列から〔図37〕および〔図38〕に
示したように特にラット型とウシ型で保存性の高かった
領域を選び以下のR1(配列番号:79)、R3(配列
番号:80 )、R4(配列番号:81)の3本のプラ
イマーを合成し、ヒトのcDNAを鋳型としてPCRを
することによりこれらに挟まれた領域の増幅を試みた。
ここで、図37および図38においてbovine.aaはウシ
型ポリペプチドのアミノ酸配列、bovine.seqはウシ型ポ
リペプチドをコードするDNAの塩基配列、rat.seqは
ラット型ポリペプチドをコードするDNAの塩基配列を
示す。 R1:5’−ACGTGGCTTCTGTGCTTGC
TGC−3’(配列番号:79) R3:5’−GCCTGATCCCGCGGCCCGT
GTACCA−3’(配列番号:80) R4:5’−TTGCCCTTCTCCTGCCGAA
GCGGCCC−3’(配列番号:81) 実施例30でMarathon cDNA amplification kit(C
lontech)により調製したcDNAをトリシン−EDT
Aバッファーで30倍に希釈したもの2.5μlを鋳型
として使用した。反応液はdNTP200μM,プライ
マーをR1とR4を各0.2μM,Taq Start Antibody
(Clontech)と等量混合したDNA polymerase ExTaq
(宝酒造)を用い、添付のバッファー2.5μlを加え
て、さらに水で全量を25μlとした。反応は94℃・
1分後、98℃・10秒、68℃・40秒のサイクルを
42回繰り返した後、72℃で1分間放置した。さらに
この反応液をトリシン−EDTAバッファーで100倍
に希釈したもの1μlを鋳型として、プライマーの組み
合わせをR1とR3に変えた以外は上記と同様の反応液
を調製して94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・
40秒のサイクルを25回繰り返した。増幅産物を4%
アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色したと
ころ、期待される約130bpのバンドが得られたた
め、これを実施例28と同様の方法で回収し、その回収
した断片を鋳型として、Dye Terminator Cycle Sequenc
ing Kit(ABI)を用いて反応し配列を解析した結
果、ヒト型生理活性ポリペプチドの部分配列を得ること
ができた。そこでこの配列を基に3'RACE用にプラ
イマーHA(配列番号:82),HB(配列番号:8
3)を、5' RACE用にプライマーHE(配列番号:
84),HF(配列番号:85)を合成し、5'および
3' RACEを行った。
プチドのcDNAの取得 実施例28で明らかになったラット型生理活性ポリペプ
チドのアミノ酸配列から〔図37〕および〔図38〕に
示したように特にラット型とウシ型で保存性の高かった
領域を選び以下のR1(配列番号:79)、R3(配列
番号:80 )、R4(配列番号:81)の3本のプラ
イマーを合成し、ヒトのcDNAを鋳型としてPCRを
することによりこれらに挟まれた領域の増幅を試みた。
ここで、図37および図38においてbovine.aaはウシ
型ポリペプチドのアミノ酸配列、bovine.seqはウシ型ポ
リペプチドをコードするDNAの塩基配列、rat.seqは
ラット型ポリペプチドをコードするDNAの塩基配列を
示す。 R1:5’−ACGTGGCTTCTGTGCTTGC
TGC−3’(配列番号:79) R3:5’−GCCTGATCCCGCGGCCCGT
GTACCA−3’(配列番号:80) R4:5’−TTGCCCTTCTCCTGCCGAA
GCGGCCC−3’(配列番号:81) 実施例30でMarathon cDNA amplification kit(C
lontech)により調製したcDNAをトリシン−EDT
Aバッファーで30倍に希釈したもの2.5μlを鋳型
として使用した。反応液はdNTP200μM,プライ
マーをR1とR4を各0.2μM,Taq Start Antibody
(Clontech)と等量混合したDNA polymerase ExTaq
(宝酒造)を用い、添付のバッファー2.5μlを加え
て、さらに水で全量を25μlとした。反応は94℃・
1分後、98℃・10秒、68℃・40秒のサイクルを
42回繰り返した後、72℃で1分間放置した。さらに
この反応液をトリシン−EDTAバッファーで100倍
に希釈したもの1μlを鋳型として、プライマーの組み
合わせをR1とR3に変えた以外は上記と同様の反応液
を調製して94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・
40秒のサイクルを25回繰り返した。増幅産物を4%
アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色したと
ころ、期待される約130bpのバンドが得られたた
め、これを実施例28と同様の方法で回収し、その回収
した断片を鋳型として、Dye Terminator Cycle Sequenc
ing Kit(ABI)を用いて反応し配列を解析した結
果、ヒト型生理活性ポリペプチドの部分配列を得ること
ができた。そこでこの配列を基に3'RACE用にプラ
イマーHA(配列番号:82),HB(配列番号:8
3)を、5' RACE用にプライマーHE(配列番号:
84),HF(配列番号:85)を合成し、5'および
3' RACEを行った。
【0101】HA:5'−GGCGGGGGCTGCA
AGTCGTACCCATCG−3'(配列番号:8
2) HB:5'−CGGCACTCCATGGAGATCC
GCACCCCT−3'(配列番号:83) HE:5'−CAGGCAGGATTGATGTCAG
GGGTGCGG−3'(配列番号:84) HF:5'−CATGGAGTGCCGATGGGTA
CGACTTGC−3'(配列番号:85) 鋳型は実施例30で調製したものをトリシン−EDTA
バッファーで20倍に希釈したもの2.5μlを使用し
た。1回目のPCRは3' RACEにはHAとアダプタ
ープライマーAP1を、5' RACEにはHEとAP1
を用いこれまでと同様に反応液を調製した。反応条件は
94℃・1分後、98℃・10秒、72℃・35秒のサ
イクルを5回、98℃・10秒、70℃・35秒のサイ
クルを5回、98℃・10秒、68℃・35秒のサイク
ルを40回繰り返した。さらにこの反応液をトリシン−
EDTAバッファーで100倍に希釈したもの1μlを
鋳型として、1回目の反応サイクルと同じサイクルで2
回目のPCRを行った。ただし3' RACEはプライマ
ーをHBとAP1に、5' RACEはHFとAP2に変
え、またDNA polymeraseとしてKlen Taq(Clontech)
を使用し、添付のバッファーで反応液を調製した。その
結果、3' RACEでは約250bpのバンドまた5'
RACEでは約150bpのバンドが得られ、これらを
上記と同様の方法で配列を読み、先に得られた部分配列
と併せてヒト型生理活性ポリペプチドの、5'ノンコー
ディング領域と推定される部分からpolyAまでの配列を
得ることができた。
AGTCGTACCCATCG−3'(配列番号:8
2) HB:5'−CGGCACTCCATGGAGATCC
GCACCCCT−3'(配列番号:83) HE:5'−CAGGCAGGATTGATGTCAG
GGGTGCGG−3'(配列番号:84) HF:5'−CATGGAGTGCCGATGGGTA
CGACTTGC−3'(配列番号:85) 鋳型は実施例30で調製したものをトリシン−EDTA
バッファーで20倍に希釈したもの2.5μlを使用し
た。1回目のPCRは3' RACEにはHAとアダプタ
ープライマーAP1を、5' RACEにはHEとAP1
を用いこれまでと同様に反応液を調製した。反応条件は
94℃・1分後、98℃・10秒、72℃・35秒のサ
イクルを5回、98℃・10秒、70℃・35秒のサイ
クルを5回、98℃・10秒、68℃・35秒のサイク
ルを40回繰り返した。さらにこの反応液をトリシン−
EDTAバッファーで100倍に希釈したもの1μlを
鋳型として、1回目の反応サイクルと同じサイクルで2
回目のPCRを行った。ただし3' RACEはプライマ
ーをHBとAP1に、5' RACEはHFとAP2に変
え、またDNA polymeraseとしてKlen Taq(Clontech)
を使用し、添付のバッファーで反応液を調製した。その
結果、3' RACEでは約250bpのバンドまた5'
RACEでは約150bpのバンドが得られ、これらを
上記と同様の方法で配列を読み、先に得られた部分配列
と併せてヒト型生理活性ポリペプチドの、5'ノンコー
ディング領域と推定される部分からpolyAまでの配列を
得ることができた。
【0102】
【実施例32】PCR法によるヒト型生理活性ポリペプ
チドの全長cDNAの取得 実施例31で得られた配列を基に5H(配列番号:8
6)と3HN(配列番号:87)の2本のプライマーを
合成し全長cDNAを含む断片を増幅することとした。 5H:5'−GGCCTCCTCGGAGGAGCCA
AGGGATGA−3'(配列番号:86) 3HN:5'−GGGAAAGGAGCCCGAAGG
AGAGGAGAG−3'(配列番号:87) 実施例30でモロニーマウス白血病の逆転写酵素(BR
L社)を用いて調製したcDNA2.5μlを鋳型と
し、Klen Taq DNA polymerase(Clontech)を用いた
反応液で、94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・
30秒のサイクルを40回繰り返した。得られた約36
0bpの断片を実施例29と同様の方法で、回収、サブ
クローニング(ただし、ベクターはpCRTM2.1を用
いた。)、プラスミド回収し、塩基配列を決定した結
果、ヒト型生理活性ポリペプチドの全長cDNAを保有
するE. coli JM109/pHOV7を得た〔図3
9〕。またこのヒト型生理活性ポリペプチドと実施例2
0に示したウシ型、および実施例29に示したラット型
の翻訳領域についてアミノ酸配列を比較した〔図4
0〕。
チドの全長cDNAの取得 実施例31で得られた配列を基に5H(配列番号:8
6)と3HN(配列番号:87)の2本のプライマーを
合成し全長cDNAを含む断片を増幅することとした。 5H:5'−GGCCTCCTCGGAGGAGCCA
AGGGATGA−3'(配列番号:86) 3HN:5'−GGGAAAGGAGCCCGAAGG
AGAGGAGAG−3'(配列番号:87) 実施例30でモロニーマウス白血病の逆転写酵素(BR
L社)を用いて調製したcDNA2.5μlを鋳型と
し、Klen Taq DNA polymerase(Clontech)を用いた
反応液で、94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・
30秒のサイクルを40回繰り返した。得られた約36
0bpの断片を実施例29と同様の方法で、回収、サブ
クローニング(ただし、ベクターはpCRTM2.1を用
いた。)、プラスミド回収し、塩基配列を決定した結
果、ヒト型生理活性ポリペプチドの全長cDNAを保有
するE. coli JM109/pHOV7を得た〔図3
9〕。またこのヒト型生理活性ポリペプチドと実施例2
0に示したウシ型、および実施例29に示したラット型
の翻訳領域についてアミノ酸配列を比較した〔図4
0〕。
【0103】
【実施例33】 (1)UHR−1発現CHO細胞の作製 最近、Susan K. Welchらによってラット視交叉上核より
オーファンレセプターであるUHR−1がクローニング
されている(Biochemical and Biophysical Research C
ommunications, Vol.209, No.2, pp.606-613, 1995)。
本発明者らは、この報告をもとにUHR−1遺伝子によ
りコードされる蛋白質のアミノ酸配列とhGR3により
コードされる蛋白質のアミノ酸配列の比較を行った。そ
の結果、両者は359アミノ酸にわたり91.6%のア
イデンティティーを有することから、UHR−1はph
GR3のホモログであることが推定された。UHR−1
によりコードされる蛋白が19P2−L31のレセプタ
ーとして機能することを確認するために以下に述べるよ
うに、本発明者らはUHR−1 cDNAをクローニン
グし、それをCHO細胞に導入して安定的な発現細胞株
を作製した。ラットの下垂体前葉からFast Tra
ckTM kit(Invitrogen社)を用いて抽出した poly
(A)+RNAを調製した。次に、得られた poly(A)+R
NA0.2μgを鋳型とし、TaKaRa RNA PCR
kit(宝酒造)を用いて全量40μlの反応スケー
ルでcDNAを合成した。反応産物は、フェノール:ク
ロロホルム(1:1)で抽出し、エタノール沈澱を行っ
た後、10μlの蒸留水に溶解した。既知のラット・U
HR−1 cDNAの塩基配列(GenBank, Accession Nu
mber S77867)をもとに、以下に示す2種の合成
DNAプライマーを作成した。 (1)5'−GTTCACAG(GTCGAC)ATG
ACCTCAC−3'(括弧内はSalI認識配列を示
す) (配列番号:95) (2)5’−CTCAGA(GCTAGC)AGAGT
GTCATCAG−3’(括弧内はNheI認識配列を
示す) (配列番号:96) 上記のプライマー(1)と(2)を一組として用いて、
上述の方法で合成したcDNAを鋳型としてPCRを行
った。反応には、調製したcDNA溶液を5倍に希釈し
たものを5μl、Ex Taq(宝酒造)とTaq Start Antibo
dy(クロンテック)を1:1で混合したものを1μl、
Ex Taqに添付の10×反応バッファーを5μlおよびd
NTPを4μl、50μMの濃度に調製したプライマー
を各1μl使用し、蒸留水にて液量を50μlに調製し
た。
オーファンレセプターであるUHR−1がクローニング
されている(Biochemical and Biophysical Research C
ommunications, Vol.209, No.2, pp.606-613, 1995)。
本発明者らは、この報告をもとにUHR−1遺伝子によ
りコードされる蛋白質のアミノ酸配列とhGR3により
コードされる蛋白質のアミノ酸配列の比較を行った。そ
の結果、両者は359アミノ酸にわたり91.6%のア
イデンティティーを有することから、UHR−1はph
GR3のホモログであることが推定された。UHR−1
によりコードされる蛋白が19P2−L31のレセプタ
ーとして機能することを確認するために以下に述べるよ
うに、本発明者らはUHR−1 cDNAをクローニン
グし、それをCHO細胞に導入して安定的な発現細胞株
を作製した。ラットの下垂体前葉からFast Tra
ckTM kit(Invitrogen社)を用いて抽出した poly
(A)+RNAを調製した。次に、得られた poly(A)+R
NA0.2μgを鋳型とし、TaKaRa RNA PCR
kit(宝酒造)を用いて全量40μlの反応スケー
ルでcDNAを合成した。反応産物は、フェノール:ク
ロロホルム(1:1)で抽出し、エタノール沈澱を行っ
た後、10μlの蒸留水に溶解した。既知のラット・U
HR−1 cDNAの塩基配列(GenBank, Accession Nu
mber S77867)をもとに、以下に示す2種の合成
DNAプライマーを作成した。 (1)5'−GTTCACAG(GTCGAC)ATG
ACCTCAC−3'(括弧内はSalI認識配列を示
す) (配列番号:95) (2)5’−CTCAGA(GCTAGC)AGAGT
GTCATCAG−3’(括弧内はNheI認識配列を
示す) (配列番号:96) 上記のプライマー(1)と(2)を一組として用いて、
上述の方法で合成したcDNAを鋳型としてPCRを行
った。反応には、調製したcDNA溶液を5倍に希釈し
たものを5μl、Ex Taq(宝酒造)とTaq Start Antibo
dy(クロンテック)を1:1で混合したものを1μl、
Ex Taqに添付の10×反応バッファーを5μlおよびd
NTPを4μl、50μMの濃度に調製したプライマー
を各1μl使用し、蒸留水にて液量を50μlに調製し
た。
【0104】PCRは、95℃・2分ののち、95℃・
30秒、65℃・30秒、72℃・1分の3ステップを
1サイクルとして27回繰り返して行い、その後に72
℃・7分の伸長反応を加えた。反応終了後に、反応液の
一部を用いてアガロースゲル電気泳動を行った。エチジ
ウムブロマイド染色し約1.1kbpのバンドを切り出
し、遠心濾過チューブ(ミリポア社)で遠心濾過し、フ
ェノール抽出次いでエタノール沈澱を行ってDNAを回
収した。回収したDNAをTAクローニングキット(In
vitrogen社)のマニュアルに従い、プラスミドベクター
pCRTMIIへサブクローニングし(以下、pCRII−U
HR−1と称する)、大腸菌JM109に導入し、得ら
れた形質転換体をアンピシリンを含むLB培地で培養
後、自動プラスミド抽出器(クラボウ社)でプラスミド
を得た。このプラスミドをABI PRISM Dye Terminator C
ycle Sequencing kit,FS(パーキンエルマー社)を用
い、マニュアルに従い反応させ、塩基配列を蛍光自動D
NAシーケンサー(ABI社)により解読した。塩基配
列の解析の結果、PCRによって入手したcDNA断片
は1116bpから成ることが確認された〔図57〕お
よび〔図58〕。〔図57〕および〔図58〕は、発現
ベクターpAKKO−UHR−1上で構築されたラット
・UHR−1の完全なコード領域の塩基配列と、それに
コードされるアミノ酸配列を示す。図中、アンダーライ
ンを付したprimer(1),(2)は、それぞれのプライマー配
列の一部に相当する部分を示す。また、二重線は公知の
塩基配列と異なる部分を示す(664番目のC、865
番目のG、897番目のG)。ここで、公知の塩基配列
はデータバンクGenBank Accession No. S77867を
引用したものである。
30秒、65℃・30秒、72℃・1分の3ステップを
1サイクルとして27回繰り返して行い、その後に72
℃・7分の伸長反応を加えた。反応終了後に、反応液の
一部を用いてアガロースゲル電気泳動を行った。エチジ
ウムブロマイド染色し約1.1kbpのバンドを切り出
し、遠心濾過チューブ(ミリポア社)で遠心濾過し、フ
ェノール抽出次いでエタノール沈澱を行ってDNAを回
収した。回収したDNAをTAクローニングキット(In
vitrogen社)のマニュアルに従い、プラスミドベクター
pCRTMIIへサブクローニングし(以下、pCRII−U
HR−1と称する)、大腸菌JM109に導入し、得ら
れた形質転換体をアンピシリンを含むLB培地で培養
後、自動プラスミド抽出器(クラボウ社)でプラスミド
を得た。このプラスミドをABI PRISM Dye Terminator C
ycle Sequencing kit,FS(パーキンエルマー社)を用
い、マニュアルに従い反応させ、塩基配列を蛍光自動D
NAシーケンサー(ABI社)により解読した。塩基配
列の解析の結果、PCRによって入手したcDNA断片
は1116bpから成ることが確認された〔図57〕お
よび〔図58〕。〔図57〕および〔図58〕は、発現
ベクターpAKKO−UHR−1上で構築されたラット
・UHR−1の完全なコード領域の塩基配列と、それに
コードされるアミノ酸配列を示す。図中、アンダーライ
ンを付したprimer(1),(2)は、それぞれのプライマー配
列の一部に相当する部分を示す。また、二重線は公知の
塩基配列と異なる部分を示す(664番目のC、865
番目のG、897番目のG)。ここで、公知の塩基配列
はデータバンクGenBank Accession No. S77867を
引用したものである。
【0105】これらの塩基置換のうち、一つは289Le
u(CTC)→289Val(GTC)のアミノ酸置換を
伴うものであった。UHR−1発現ベクターの構築は以
下の様にして行った。pCRII−UHR−1を制限酵素
NheI(宝酒造)およびSalI(宝酒造)で切断し
た。切断したサンプルをアガロースゲル電気泳動した後
エチジウムブロマイド染色し、そのバンド部分をカミソ
リで切り出した。このゲル断片をフィルター付き遠心チ
ューブ(ミリポア)に入れ、冷凍庫内で凍結、その後に
室温にて融解させた後、チューブを8000回転で1分
間遠心して、フィルターの下部にDNA断片を含む溶液
を溶出させた。この溶液を、定法に従ってフェノール抽
出、フェノール・クロロホルム(1:1)抽出、ジエチ
ルエーテル抽出して不純物を除去した後、エタノール沈
澱によってDNAを沈澱させcDNA断片を得た。pA
KKO−111Hを制限酵素NheI(宝酒造)および
SalI(宝酒造)で切断した後、上述と同様の方法に
よりベクター部分をアガロースゲルから分離、抽出し
た。こうして得られたcDNA断片とpAKKO−11
1Hの制限酵素消化物をライゲーション・システム(宝
酒造)を用い、16℃で30分反応させた。ライゲーシ
ョン反応産物の一部を用いて、大腸菌JM109を形質
転換させ、形質転換体Escherichia coli JM109/
pAKKO−UHR−1を得た。得られた形質転換体Es
cherichia coli JM109/pAKKO−UHR−1
をアンピシリン(50μg/ml)を含むLB培地2ml中で
一晩培養し、プラスミド自動抽出装置(クラボウ社)に
よってプラスミドDNA(pAKKO−UHR−1)を
調製した。蛍光式シーケンサーを用いて、cDNA断片
とpAKKO−111Hの連結部位の塩基配列を解析
し、発現ベクターpAKKO−UHR−1の構築が完了
したことを確認した。
u(CTC)→289Val(GTC)のアミノ酸置換を
伴うものであった。UHR−1発現ベクターの構築は以
下の様にして行った。pCRII−UHR−1を制限酵素
NheI(宝酒造)およびSalI(宝酒造)で切断し
た。切断したサンプルをアガロースゲル電気泳動した後
エチジウムブロマイド染色し、そのバンド部分をカミソ
リで切り出した。このゲル断片をフィルター付き遠心チ
ューブ(ミリポア)に入れ、冷凍庫内で凍結、その後に
室温にて融解させた後、チューブを8000回転で1分
間遠心して、フィルターの下部にDNA断片を含む溶液
を溶出させた。この溶液を、定法に従ってフェノール抽
出、フェノール・クロロホルム(1:1)抽出、ジエチ
ルエーテル抽出して不純物を除去した後、エタノール沈
澱によってDNAを沈澱させcDNA断片を得た。pA
KKO−111Hを制限酵素NheI(宝酒造)および
SalI(宝酒造)で切断した後、上述と同様の方法に
よりベクター部分をアガロースゲルから分離、抽出し
た。こうして得られたcDNA断片とpAKKO−11
1Hの制限酵素消化物をライゲーション・システム(宝
酒造)を用い、16℃で30分反応させた。ライゲーシ
ョン反応産物の一部を用いて、大腸菌JM109を形質
転換させ、形質転換体Escherichia coli JM109/
pAKKO−UHR−1を得た。得られた形質転換体Es
cherichia coli JM109/pAKKO−UHR−1
をアンピシリン(50μg/ml)を含むLB培地2ml中で
一晩培養し、プラスミド自動抽出装置(クラボウ社)に
よってプラスミドDNA(pAKKO−UHR−1)を
調製した。蛍光式シーケンサーを用いて、cDNA断片
とpAKKO−111Hの連結部位の塩基配列を解析
し、発現ベクターpAKKO−UHR−1の構築が完了
したことを確認した。
【0106】(2)CHOdhfr-細胞へのUHR−
1発現ベクターの導入 直径10cmの組織培養用シャーレに1×106個のCH
Odhfr-細胞を播種し、24時間培養した。(1)
で得られたUHR−1発現ベクターpAKKO−UHR
−1を20μg用い、リポソーム法による遺伝子導入キ
ット(ジーントランスファー、ニッポンジーン社)を用
いて、DNA・リポソームの複合体を形成させた。培地
を新鮮なものに交換し、これにDNA・リポソームの複
合体を添加して一晩インキュベートした。培地を新鮮な
ものと交換してさらに1日間培養した後、形質転換体選
択用の培地に交換して2日間培養した。さらに、トリプ
シン−EDTA処理によってシャーレ内の細胞を回収
し、細胞密度が希薄な状態にて再培養を行うことによっ
て、形質転換体の割合の増加を図った。これにより、U
HR−1を安定に高発現する細胞株CHO−UHR−1
のクローンを得た。
1発現ベクターの導入 直径10cmの組織培養用シャーレに1×106個のCH
Odhfr-細胞を播種し、24時間培養した。(1)
で得られたUHR−1発現ベクターpAKKO−UHR
−1を20μg用い、リポソーム法による遺伝子導入キ
ット(ジーントランスファー、ニッポンジーン社)を用
いて、DNA・リポソームの複合体を形成させた。培地
を新鮮なものに交換し、これにDNA・リポソームの複
合体を添加して一晩インキュベートした。培地を新鮮な
ものと交換してさらに1日間培養した後、形質転換体選
択用の培地に交換して2日間培養した。さらに、トリプ
シン−EDTA処理によってシャーレ内の細胞を回収
し、細胞密度が希薄な状態にて再培養を行うことによっ
て、形質転換体の割合の増加を図った。これにより、U
HR−1を安定に高発現する細胞株CHO−UHR−1
のクローンを得た。
【0107】
【実施例34】19P2−L31の125Iによる標識お
よび標識体を用いたレセプター結合実験 19P2−L31のヨードラベル化は〔125I〕−Bolto
n−Hunter Reagent(NEN/DuPont;NEX-120)を用いて行
った。まず、〔125I〕−Bolton−Hunter Reagent(2
200Ci/mmol)200μlを500μlエッペンドルフ
チューブに移し、窒素ガスにて完全に乾燥させた。アセ
トニトリル2μlにて再溶解し、さらに50mMリン酸バ
ッファーpH8.0 4μl、合成19P2−L31 3×
10-4M4μlを加え、混和し、室温にて40分間反応
させた。反応後、1.0Mグリシン5μlを加えて反応を
停止し、反応液全量を逆相カラム(TOSO;TSKgel ODS−
80TMCTP)にかけ、〔125I〕標識19P2−L31(〔
125I〕−19P2−L31)を分離した。〔125I〕−
19P2−L31を含む画分は、2倍量の50mM Tr
is−HCl pH7.5、0.1%BSA、0.05%C
HAPSにて希釈し、少量ずつ分注の後、−20℃にて
保存した。
よび標識体を用いたレセプター結合実験 19P2−L31のヨードラベル化は〔125I〕−Bolto
n−Hunter Reagent(NEN/DuPont;NEX-120)を用いて行
った。まず、〔125I〕−Bolton−Hunter Reagent(2
200Ci/mmol)200μlを500μlエッペンドルフ
チューブに移し、窒素ガスにて完全に乾燥させた。アセ
トニトリル2μlにて再溶解し、さらに50mMリン酸バ
ッファーpH8.0 4μl、合成19P2−L31 3×
10-4M4μlを加え、混和し、室温にて40分間反応
させた。反応後、1.0Mグリシン5μlを加えて反応を
停止し、反応液全量を逆相カラム(TOSO;TSKgel ODS−
80TMCTP)にかけ、〔125I〕標識19P2−L31(〔
125I〕−19P2−L31)を分離した。〔125I〕−
19P2−L31を含む画分は、2倍量の50mM Tr
is−HCl pH7.5、0.1%BSA、0.05%C
HAPSにて希釈し、少量ずつ分注の後、−20℃にて
保存した。
【0108】レセプター結合実験ではレセプター発現C
HO細胞としてCHO−19P2−9、CHO−UHR
−1およびmock CHOを用いた。CHO−19P
2−9細胞はCHO−19P2細胞を96穴マイクロプ
レートを用いた限界希釈法により、19P2−L31に
よるアラキドン酸代謝物の遊離促進反応がより強いクロ
ーンとして選択したものである。mock CHO細胞
は、発現ベクターpAKKO単独でトランスフォームし
たコントロール細胞である。組織培養用フラスコで培養
したこれらの細胞を5mM EDTA/PBSにて剥離
し、0.05%BSA、0.05%CHAPSを含むHB
SSに0.5×107cells/mlとなるよう再懸濁した。こ
の細胞浮遊液100μlに、〔125I〕−19P2−L3
1を200pMとなるように、さらに一部の細胞浮遊液に
はNSB(non specific binding;非特異的結合)とし
て19P2−L31を200nMとなるように追加し、室
温にて2.5時間反応させた。反応後、ガラスフィルタ
ーGF/F(Wattman)を用いて、B/F分離を行い、
フィルターにトラップされたカウントをレセプター結合
量としてγ−カウンターにて測定した。〔図41〕に
は、生細胞における〔125I〕−19P2−L31を用
いたレセプター結合実験の結果を示す。細胞浮遊液0.
5×107cells/ml 100μlに〔125I〕−19P2−
L31を200pMとなるように加え、室温2.5時間の
反応でレセプターに結合した〔125I〕−19P2−L
31の量および非特異的結合量をγ−カウンターで測定
した。実験はtriplicateで行い、その平均値および標準
偏差を示した。hGR3とUHR−1を発現させたCH
O細胞において、〔125I〕−19P2−L31の特異
的結合が観察された。これらの結果はhGR3およびU
HR−1によってコードされる蛋白質が19P2−L3
1の特異的なレセプターとして機能していることを示し
ている。
HO細胞としてCHO−19P2−9、CHO−UHR
−1およびmock CHOを用いた。CHO−19P
2−9細胞はCHO−19P2細胞を96穴マイクロプ
レートを用いた限界希釈法により、19P2−L31に
よるアラキドン酸代謝物の遊離促進反応がより強いクロ
ーンとして選択したものである。mock CHO細胞
は、発現ベクターpAKKO単独でトランスフォームし
たコントロール細胞である。組織培養用フラスコで培養
したこれらの細胞を5mM EDTA/PBSにて剥離
し、0.05%BSA、0.05%CHAPSを含むHB
SSに0.5×107cells/mlとなるよう再懸濁した。こ
の細胞浮遊液100μlに、〔125I〕−19P2−L3
1を200pMとなるように、さらに一部の細胞浮遊液に
はNSB(non specific binding;非特異的結合)とし
て19P2−L31を200nMとなるように追加し、室
温にて2.5時間反応させた。反応後、ガラスフィルタ
ーGF/F(Wattman)を用いて、B/F分離を行い、
フィルターにトラップされたカウントをレセプター結合
量としてγ−カウンターにて測定した。〔図41〕に
は、生細胞における〔125I〕−19P2−L31を用
いたレセプター結合実験の結果を示す。細胞浮遊液0.
5×107cells/ml 100μlに〔125I〕−19P2−
L31を200pMとなるように加え、室温2.5時間の
反応でレセプターに結合した〔125I〕−19P2−L
31の量および非特異的結合量をγ−カウンターで測定
した。実験はtriplicateで行い、その平均値および標準
偏差を示した。hGR3とUHR−1を発現させたCH
O細胞において、〔125I〕−19P2−L31の特異
的結合が観察された。これらの結果はhGR3およびU
HR−1によってコードされる蛋白質が19P2−L3
1の特異的なレセプターとして機能していることを示し
ている。
【0109】
【実施例35】19P2−L31によるCHO−19P
2−9およびCHO−UHR1からの特異的なアラキド
ン酸代謝物の遊離促進 実施例11と同様の方法でCHO−19P2−9、CH
O−UHR1およびmock CHOにおける19P2
−L31によるアラキドン酸代謝物遊離活性を測定し
た。〔図42〕にはCHO−19P2−9およびCHO
−UHR1における19P2−L31によるアラキドン
酸代謝物遊離活性の測定結果を示す。実験はduplicate
で行い、その平均値を示した。UHR1を発現させたC
HO細胞でも、CHO−19P2−9と同様の19P2
−L31によるアラキドン酸代謝物遊離の活性が確認さ
れた。これらの結果はUHR−1によってコードされる
蛋白質がhGR3と同様に19P2−L31の特異的な
レセプターとして機能していることを示している。
2−9およびCHO−UHR1からの特異的なアラキド
ン酸代謝物の遊離促進 実施例11と同様の方法でCHO−19P2−9、CH
O−UHR1およびmock CHOにおける19P2
−L31によるアラキドン酸代謝物遊離活性を測定し
た。〔図42〕にはCHO−19P2−9およびCHO
−UHR1における19P2−L31によるアラキドン
酸代謝物遊離活性の測定結果を示す。実験はduplicate
で行い、その平均値を示した。UHR1を発現させたC
HO細胞でも、CHO−19P2−9と同様の19P2
−L31によるアラキドン酸代謝物遊離の活性が確認さ
れた。これらの結果はUHR−1によってコードされる
蛋白質がhGR3と同様に19P2−L31の特異的な
レセプターとして機能していることを示している。
【0110】
【実施例36】RT−PCRによるラット組織のリガン
ドポリペプチドおよびラット型G蛋白質共役型レセプタ
ー(UHR−1)の発現定量 (1)ラットの組織からの poly(A)+RNA調製 8週齢のラット(♂)より各種組織の poly(A)+RNA
を、Isogen(Nippon gene)による total RNA
調製に引き続き、オリゴdTセルロースカラム(Pharma
cia)を用いて約5〜30μg調製した。poly(A)+RN
A画分中の genome DNAを完全に除くため、DNas
eI(Gibco BRL. amplification grade)を1ユニット
用いて室温でDNAを分解した。25mM EDTAを加
え、65℃で10分処理し、DNaseIを不活性化し
た。水で40ng/μlに希釈し、その160ngから10ユ
ニットAMV reverse transcriptase XL(Takara),
2.5μM random 9mer(Takara、終濃度
2.5μM),10mM Tris-HCl(pH 8.3),0.4m
Mの各dNTPを用いてcDNAを合成した。合成反応
は30℃・10分の後、42℃・30分、99℃・5
分、5℃・5分とした。反応産物をエタノール沈殿しト
リシン−EDTAバッファーで40μlに溶解した(4n
g poly(A)+RNA/μl)。
ドポリペプチドおよびラット型G蛋白質共役型レセプタ
ー(UHR−1)の発現定量 (1)ラットの組織からの poly(A)+RNA調製 8週齢のラット(♂)より各種組織の poly(A)+RNA
を、Isogen(Nippon gene)による total RNA
調製に引き続き、オリゴdTセルロースカラム(Pharma
cia)を用いて約5〜30μg調製した。poly(A)+RN
A画分中の genome DNAを完全に除くため、DNas
eI(Gibco BRL. amplification grade)を1ユニット
用いて室温でDNAを分解した。25mM EDTAを加
え、65℃で10分処理し、DNaseIを不活性化し
た。水で40ng/μlに希釈し、その160ngから10ユ
ニットAMV reverse transcriptase XL(Takara),
2.5μM random 9mer(Takara、終濃度
2.5μM),10mM Tris-HCl(pH 8.3),0.4m
Mの各dNTPを用いてcDNAを合成した。合成反応
は30℃・10分の後、42℃・30分、99℃・5
分、5℃・5分とした。反応産物をエタノール沈殿しト
リシン−EDTAバッファーで40μlに溶解した(4n
g poly(A)+RNA/μl)。
【0111】(2)ポジティブコントロール用プラスミ
ドベクターの調製 ラットのグリセロールアルデヒド−3−リン酸−脱水素
酵素(G3PDH,GenBank accession number M17
701)は、FastTrack(Invitrogen)で調製
したラット下垂体由来細胞株GH3の poly(A)+RNA
から、上記(1)と同様の方法で合成したcDNAを鋳
型として、Clontech社のG3PDH増幅用プライマーセ
ットを用いてPCR法で増幅させた。UHR−1はやは
りGH3のcDNAを鋳型として、 rRECF:5'−CCTGCTGGCCATTCTC
CTGTCTTAC−3'(配列番号:88) と、 rRECR:5'−GGGTCCAGGTCCCGCA
GAAGGTTGA−3'(配列番号:89) を用いて増幅し、TAクローニングキット(Invitrogen)
のpCRTM2.1ベクターへサブクローニングして得
た。これらを大腸菌JM109に導入して形質転換体を
得た。またリガンドペプチドはJM109/pRAV3
として寄託したものを用いた。これらの形質転換体はア
ンピシリンを含むLB培地で培養後、Qiagen P
lasmid Midi kit(QIAGEN)でプラスミ
ドを精製し、吸光度により濃度を定量してポジティブコ
ントロール用プラスミドベクターとした。
ドベクターの調製 ラットのグリセロールアルデヒド−3−リン酸−脱水素
酵素(G3PDH,GenBank accession number M17
701)は、FastTrack(Invitrogen)で調製
したラット下垂体由来細胞株GH3の poly(A)+RNA
から、上記(1)と同様の方法で合成したcDNAを鋳
型として、Clontech社のG3PDH増幅用プライマーセ
ットを用いてPCR法で増幅させた。UHR−1はやは
りGH3のcDNAを鋳型として、 rRECF:5'−CCTGCTGGCCATTCTC
CTGTCTTAC−3'(配列番号:88) と、 rRECR:5'−GGGTCCAGGTCCCGCA
GAAGGTTGA−3'(配列番号:89) を用いて増幅し、TAクローニングキット(Invitrogen)
のpCRTM2.1ベクターへサブクローニングして得
た。これらを大腸菌JM109に導入して形質転換体を
得た。またリガンドペプチドはJM109/pRAV3
として寄託したものを用いた。これらの形質転換体はア
ンピシリンを含むLB培地で培養後、Qiagen P
lasmid Midi kit(QIAGEN)でプラスミ
ドを精製し、吸光度により濃度を定量してポジティブコ
ントロール用プラスミドベクターとした。
【0112】(3)RT−PCR 上記(1)および(2)で調製したcDNA溶液および
ポジティブコントロール用プラスミドベクターをそのま
まあるいは適当な濃度に水で希釈して鋳型とした。G3
PDH,UHR−1およびリガンドペプチド増幅用プラ
イマーは、それぞれClontech社のG3PDH増幅用プラ
イマーセット、rRECFとrRECR、 r19F:5'−GAAGACGGAGCATGGCC
CTGAAGAC−3'(配列番号:90) と、 r19R:5'−GGCAGCTGAGTTGGCCA
AGTCCAGT−3'(配列番号:91) を終濃度200nMで使用した。反応液は希釈した鋳型4
μl、各200nMプライマー、dNTP(終濃度各1
00μM)、DNA polymeraseとしてKlenTaq
(Clontech)を用い、KlenTaq添付のバッファーと水で
25μlとした。反応はG3PDHは94℃・1分の
後、98℃・10秒、65℃・20秒、72℃・40秒
のサイクルを26回、UHR−1とリガンドペプチドは
94℃・1分の後、98℃・10秒、68℃・25秒の
サイクルを34回繰り返した。増幅産物をあらかじめエ
チジウムブロマイド染色した1.2%あるいは4%のア
ガロースゲルを用いて電気泳動し、得られた泳動図をC
CDカメラ(FOTODYNE,Foto/Ecrips)で取り込み、解
析ソフト(Advanced American Biotechnology)でバン
ドの濃さを数値化、定量した。定量値はG3PDHは4
ng poly(A)+RNAあたりのpgで、またUHR−1とリ
ガンドペプチドは4ng poly(A)+RNAあたりのpgおよ
びその値をG3PDHのpgで割った値として算出した
〔図43、44〕。その結果、UHR−1とリガンドペ
プチドは調べた組織全てで発現が確認された。UHR−
1は下垂体で発現量が多く、脳全体にも広く分布してい
たが、末梢の組織では副腎を除いて発現はあまり高くな
かった。一方、リガンドペプチドは、脳では延髄、視床
下部で発現が高く、下垂体での発現は低かった。末梢組
織においても肺、胸腺、膵臓、腎臓、副腎、精巣などで
比較的高い発現が認められた。これらの結果はUHR−
1とそのリガンドペプチドが様々な組織においてその機
能調節に重要な役割を果たしていることを示している。
ポジティブコントロール用プラスミドベクターをそのま
まあるいは適当な濃度に水で希釈して鋳型とした。G3
PDH,UHR−1およびリガンドペプチド増幅用プラ
イマーは、それぞれClontech社のG3PDH増幅用プラ
イマーセット、rRECFとrRECR、 r19F:5'−GAAGACGGAGCATGGCC
CTGAAGAC−3'(配列番号:90) と、 r19R:5'−GGCAGCTGAGTTGGCCA
AGTCCAGT−3'(配列番号:91) を終濃度200nMで使用した。反応液は希釈した鋳型4
μl、各200nMプライマー、dNTP(終濃度各1
00μM)、DNA polymeraseとしてKlenTaq
(Clontech)を用い、KlenTaq添付のバッファーと水で
25μlとした。反応はG3PDHは94℃・1分の
後、98℃・10秒、65℃・20秒、72℃・40秒
のサイクルを26回、UHR−1とリガンドペプチドは
94℃・1分の後、98℃・10秒、68℃・25秒の
サイクルを34回繰り返した。増幅産物をあらかじめエ
チジウムブロマイド染色した1.2%あるいは4%のア
ガロースゲルを用いて電気泳動し、得られた泳動図をC
CDカメラ(FOTODYNE,Foto/Ecrips)で取り込み、解
析ソフト(Advanced American Biotechnology)でバン
ドの濃さを数値化、定量した。定量値はG3PDHは4
ng poly(A)+RNAあたりのpgで、またUHR−1とリ
ガンドペプチドは4ng poly(A)+RNAあたりのpgおよ
びその値をG3PDHのpgで割った値として算出した
〔図43、44〕。その結果、UHR−1とリガンドペ
プチドは調べた組織全てで発現が確認された。UHR−
1は下垂体で発現量が多く、脳全体にも広く分布してい
たが、末梢の組織では副腎を除いて発現はあまり高くな
かった。一方、リガンドペプチドは、脳では延髄、視床
下部で発現が高く、下垂体での発現は低かった。末梢組
織においても肺、胸腺、膵臓、腎臓、副腎、精巣などで
比較的高い発現が認められた。これらの結果はUHR−
1とそのリガンドペプチドが様々な組織においてその機
能調節に重要な役割を果たしていることを示している。
【0113】
【実施例37】19P2−L31のグルコースによる血
漿インスリン濃度の増加に及ぼす影響 ペントバルビタール(65mg/kg、腹腔内投与)で麻酔
したWistarラット(8−10週齢 ♂)に総頸静脈から
一過性にグルコース(86mg/ラット)を単独で、ある
いは同グルコースと19P2−L31(ラットあたり各
675pmol、2.25nmol、6.75nmol、67.5nmo
l)を同時投与し、投与した反対側の総頸静脈から経時
的に採血し血漿中のインスリン濃度をラジオイムノアッ
セイで測定した。測定にはアマシャム社のインスリンア
ッセイキットを使用した。19P2−L31は投与量6
75pmol、2.25nmol、6.75nmolでは、グルコース
による投与2分後の急激な第一相目のインスリン濃度の
増加、および投与後6分以降に見られる緩徐な第二相目
の血漿インスリン濃度の増加を部分的に抑制した。6
7.5nmolの19P2−L31は第一相と第二相両方の
インスリン濃度の増加を完全に抑制した〔図45〕。
漿インスリン濃度の増加に及ぼす影響 ペントバルビタール(65mg/kg、腹腔内投与)で麻酔
したWistarラット(8−10週齢 ♂)に総頸静脈から
一過性にグルコース(86mg/ラット)を単独で、ある
いは同グルコースと19P2−L31(ラットあたり各
675pmol、2.25nmol、6.75nmol、67.5nmo
l)を同時投与し、投与した反対側の総頸静脈から経時
的に採血し血漿中のインスリン濃度をラジオイムノアッ
セイで測定した。測定にはアマシャム社のインスリンア
ッセイキットを使用した。19P2−L31は投与量6
75pmol、2.25nmol、6.75nmolでは、グルコース
による投与2分後の急激な第一相目のインスリン濃度の
増加、および投与後6分以降に見られる緩徐な第二相目
の血漿インスリン濃度の増加を部分的に抑制した。6
7.5nmolの19P2−L31は第一相と第二相両方の
インスリン濃度の増加を完全に抑制した〔図45〕。
【0114】
【実施例38】マウスの行動量に及ぼすリガンドポリペ
プチドの影響 本発明者らは、19P2−L31、19P2−L20の
マウス側脳室内投与が行動量に及ぼす影響を検討した。
成熟ICR系雄性マウス(手術時体重:約35g)をペ
ントバルビタール50mg/kgの腹腔内投与にて麻酔し、
脳定位固定装置に固定した。頭蓋骨を露出し、一側脳室
にガイドカニューレを埋め込むために歯科用ドリルを用
いて骨に穴を開けた。側脳室内薬液注入用のステンレス
製ガイドカニューレ(24G、長さ5mm)の先端をA
P:+0.6mm(ブレグマより)、L:左1mm、H:−
1mm(硬膜より)の位置に挿入した。ガイドカニューレ
は頭蓋骨に接着剤で固定した。術後、マウスは3日以上
飼育して術後の回復を待ってから行動解析実験を行っ
た。マウスの自発運動量の測定には、防音箱内の24×
37×30cmの透明アクリル製の自発運動測定用ケージ
を用いた。マウスを該ケージに一匹ずつ入れ、12時間
毎の明暗条件(明:6−18時)で、また、水と餌は自
由に摂取できる条件下で自発運動量と立ち上がり行動量
をそれぞれ測定した。行動量の測定には、Superm
ex(室町機械)を用いた。薬物あるいはリン酸緩衝生
理食塩水(PBS)は午後2:30±30分に投与し
た。投与時には、ステンレス製マイクロインジェクショ
ンカニューレ(30G、長さ6mm)をガイドカニューレ
に挿入した。マイクロインジェクションカニューレは、
テフロンチューブを用いてマイクロシリンジポンプにつ
なぎ、PBSあるいはペプチドを溶解したPBSを流速
2μl/分で2分間注入した。注入後は、2分間以上待っ
てからマイクロインジェクションカニューレを外し、行
動量を測定した。
プチドの影響 本発明者らは、19P2−L31、19P2−L20の
マウス側脳室内投与が行動量に及ぼす影響を検討した。
成熟ICR系雄性マウス(手術時体重:約35g)をペ
ントバルビタール50mg/kgの腹腔内投与にて麻酔し、
脳定位固定装置に固定した。頭蓋骨を露出し、一側脳室
にガイドカニューレを埋め込むために歯科用ドリルを用
いて骨に穴を開けた。側脳室内薬液注入用のステンレス
製ガイドカニューレ(24G、長さ5mm)の先端をA
P:+0.6mm(ブレグマより)、L:左1mm、H:−
1mm(硬膜より)の位置に挿入した。ガイドカニューレ
は頭蓋骨に接着剤で固定した。術後、マウスは3日以上
飼育して術後の回復を待ってから行動解析実験を行っ
た。マウスの自発運動量の測定には、防音箱内の24×
37×30cmの透明アクリル製の自発運動測定用ケージ
を用いた。マウスを該ケージに一匹ずつ入れ、12時間
毎の明暗条件(明:6−18時)で、また、水と餌は自
由に摂取できる条件下で自発運動量と立ち上がり行動量
をそれぞれ測定した。行動量の測定には、Superm
ex(室町機械)を用いた。薬物あるいはリン酸緩衝生
理食塩水(PBS)は午後2:30±30分に投与し
た。投与時には、ステンレス製マイクロインジェクショ
ンカニューレ(30G、長さ6mm)をガイドカニューレ
に挿入した。マイクロインジェクションカニューレは、
テフロンチューブを用いてマイクロシリンジポンプにつ
なぎ、PBSあるいはペプチドを溶解したPBSを流速
2μl/分で2分間注入した。注入後は、2分間以上待っ
てからマイクロインジェクションカニューレを外し、行
動量を測定した。
【0115】結果は、平均値±S.E.M.で表し、こ
れらペプチド処置とPBS処置とが体温に及ぼす影響に
有意差があるか否かの検定は Student's t-testによっ
て行った。判定は、両側検定で危険率(p)が5%以下
を統計的に有意であるとした。〔図46〕に示すごと
く、19P2−L31を10nmol投与した場合、マウス
の自発運動量は投与後70分後から105分後まで、有
意に増加した。立ち上がり行動も同様に有意な変化を示
した。19P2−L31を1nmol投与した場合、自発運
動量には変化が認められず、立ち上がり行動量が投与1
05分後で有意な低下を示したのみであった〔図4
7〕。19P2−L31を0.1nmol投与した場合、自
発運動量は、投与後25分および40分、70分におい
て有意な増加を示した。立ち上がり行動量にも同様の増
加傾向は認められたが有意ではなかった〔図48〕。ま
た、19P2−L31を0.01nmol投与した場合、自
発運動量は、投与後20分および40分で有意に増加し
た。立ち上がり行動も同じように増加傾向を示したが有
意な変化は認められなかった〔図49〕。
れらペプチド処置とPBS処置とが体温に及ぼす影響に
有意差があるか否かの検定は Student's t-testによっ
て行った。判定は、両側検定で危険率(p)が5%以下
を統計的に有意であるとした。〔図46〕に示すごと
く、19P2−L31を10nmol投与した場合、マウス
の自発運動量は投与後70分後から105分後まで、有
意に増加した。立ち上がり行動も同様に有意な変化を示
した。19P2−L31を1nmol投与した場合、自発運
動量には変化が認められず、立ち上がり行動量が投与1
05分後で有意な低下を示したのみであった〔図4
7〕。19P2−L31を0.1nmol投与した場合、自
発運動量は、投与後25分および40分、70分におい
て有意な増加を示した。立ち上がり行動量にも同様の増
加傾向は認められたが有意ではなかった〔図48〕。ま
た、19P2−L31を0.01nmol投与した場合、自
発運動量は、投与後20分および40分で有意に増加し
た。立ち上がり行動も同じように増加傾向を示したが有
意な変化は認められなかった〔図49〕。
【0116】
【実施例39】マウスのレセルピン誘発低体温に及ぼす
リガンドポリペプチドの影響 成熟ICR系雄性マウス(手術時体重:約35g)をペ
ントバルビタール50mg/kgの腹腔内投与にて麻酔し、
脳定位固定装置に固定した。頭蓋骨を露出し、一側脳室
にガイドカニューレを埋め込むために歯科用ドリルを用
いて骨に穴を開けた。側脳室内薬液注入用のステンレス
製ガイドカニューレ(24G、長さ5mm)の先端をA
P:+0.6mm(ブレグマより)、L:左1mm、H:−
1mm(硬膜より)の位置に挿入した。ガイドカニューレ
は頭蓋骨に接着剤で固定した。術後、マウスは3日以上
飼育して術後の回復を待ってから体温測定を行った。レ
セルピン(アポプロン注1mg、第一製薬)3mg/kgを皮
下注射し、その15時間後にマウスを個別の測定用ケー
ジに移した。ステンレス製マイクロインジェクションカ
ニューレ(30G、長さ6mm)をガイドカニューレに挿
入した。マイクロインジェクションカニューレは、テフ
ロンチューブを用いてマイクロシリンジポンプにつな
ぎ、PBSあるいはペプチドを溶解したPBSを流速2
μl/分で2分間注入した。注入後は、2分間以上待って
からマイクロインジェクションカニューレを外し、直腸
温を測定した。結果は、平均値±S.E.M.で表し、
これらペプチド処置とPBS処置とが体温に及ぼす影響
に有意差があるか否かの検定は Student's t-testによ
って行った。判定は、両側検定で危険率(p)が5%以
下を統計的に有意であるとした。〔図50〕に示すよう
に、19P2−L31を10nmol投与した場合、レセル
ピンによって低下していた体温はPBSを投与した対照
群に比し有意に上昇した。この体温の上昇は、19P2
−L31投与後45分でピークに達した。一方、1nmol
の19P2−L20投与群と対照群との間には差が認め
られなかった。
リガンドポリペプチドの影響 成熟ICR系雄性マウス(手術時体重:約35g)をペ
ントバルビタール50mg/kgの腹腔内投与にて麻酔し、
脳定位固定装置に固定した。頭蓋骨を露出し、一側脳室
にガイドカニューレを埋め込むために歯科用ドリルを用
いて骨に穴を開けた。側脳室内薬液注入用のステンレス
製ガイドカニューレ(24G、長さ5mm)の先端をA
P:+0.6mm(ブレグマより)、L:左1mm、H:−
1mm(硬膜より)の位置に挿入した。ガイドカニューレ
は頭蓋骨に接着剤で固定した。術後、マウスは3日以上
飼育して術後の回復を待ってから体温測定を行った。レ
セルピン(アポプロン注1mg、第一製薬)3mg/kgを皮
下注射し、その15時間後にマウスを個別の測定用ケー
ジに移した。ステンレス製マイクロインジェクションカ
ニューレ(30G、長さ6mm)をガイドカニューレに挿
入した。マイクロインジェクションカニューレは、テフ
ロンチューブを用いてマイクロシリンジポンプにつな
ぎ、PBSあるいはペプチドを溶解したPBSを流速2
μl/分で2分間注入した。注入後は、2分間以上待って
からマイクロインジェクションカニューレを外し、直腸
温を測定した。結果は、平均値±S.E.M.で表し、
これらペプチド処置とPBS処置とが体温に及ぼす影響
に有意差があるか否かの検定は Student's t-testによ
って行った。判定は、両側検定で危険率(p)が5%以
下を統計的に有意であるとした。〔図50〕に示すよう
に、19P2−L31を10nmol投与した場合、レセル
ピンによって低下していた体温はPBSを投与した対照
群に比し有意に上昇した。この体温の上昇は、19P2
−L31投与後45分でピークに達した。一方、1nmol
の19P2−L20投与群と対照群との間には差が認め
られなかった。
【0117】
【実施例40】リガンドポリペプチドがラットの血圧に
及ぼす影響 本発明者らは、19P2−L31の延髄最後野への注入
が血圧に及ぼす影響を検討した。成熟Wistar系雄性ラッ
ト(手術時体重:約300g)をペントバルビタール5
0mg/kgの腹腔内投与にて麻酔し、ラット脳定位固定装
置に固定した。切歯用バーはインターオーラルラインか
ら3.3mm低くした。頭蓋骨を露出し、ガイドカニュー
レを埋め込むために歯科用ドリルを用いて骨に穴を開け
た。また、その周囲の2ケ所にアンカービスを埋めた。
ステンレス製ガイドカニューレ、AG−12(内径0.
4mm、外径0.5mm、エイコム社)を、その先端が最後
野の上部に位置するように挿入した。そのために、ガイ
ドカニューレは垂直方向から20度の角度をつけて前方
より挿入した(〔図51〕、但し図中にはガイドカニュ
ーレより1.0mm長いマイクロインジェクションカニュ
ーレを示す)。定位座標は、PaxinosとWatson(1986)
のアトラスを参考にしてAP:−0.6mm(インターオ
ーラルラインより)、L:0.0mm、H:+1.5mm(イ
ンターオーラルラインより)とした。ガイドカニューレ
は瞬間接着剤と歯科用セメントおよびアンカービスで頭
蓋骨に固定した。ガイドカニューレにはステンレス製ダ
ミーカニューレ、AD−12(外径0.35mm、エイコ
ム社)を挿入し、キャップナット(エイコム社)で固定
した。その後、ラットは個別のケージで飼育した。
及ぼす影響 本発明者らは、19P2−L31の延髄最後野への注入
が血圧に及ぼす影響を検討した。成熟Wistar系雄性ラッ
ト(手術時体重:約300g)をペントバルビタール5
0mg/kgの腹腔内投与にて麻酔し、ラット脳定位固定装
置に固定した。切歯用バーはインターオーラルラインか
ら3.3mm低くした。頭蓋骨を露出し、ガイドカニュー
レを埋め込むために歯科用ドリルを用いて骨に穴を開け
た。また、その周囲の2ケ所にアンカービスを埋めた。
ステンレス製ガイドカニューレ、AG−12(内径0.
4mm、外径0.5mm、エイコム社)を、その先端が最後
野の上部に位置するように挿入した。そのために、ガイ
ドカニューレは垂直方向から20度の角度をつけて前方
より挿入した(〔図51〕、但し図中にはガイドカニュ
ーレより1.0mm長いマイクロインジェクションカニュ
ーレを示す)。定位座標は、PaxinosとWatson(1986)
のアトラスを参考にしてAP:−0.6mm(インターオ
ーラルラインより)、L:0.0mm、H:+1.5mm(イ
ンターオーラルラインより)とした。ガイドカニューレ
は瞬間接着剤と歯科用セメントおよびアンカービスで頭
蓋骨に固定した。ガイドカニューレにはステンレス製ダ
ミーカニューレ、AD−12(外径0.35mm、エイコ
ム社)を挿入し、キャップナット(エイコム社)で固定
した。その後、ラットは個別のケージで飼育した。
【0118】ガイドカニューレを埋め込んでから約1週
間飼育して術後の回復を待ち、無麻酔血圧測定用の手術
を行った。ラットをペントバルビタール50mg/kgの腹
腔内投与にて麻酔し、解剖用パッドの上に背位に固定し
て左側の大腿動脈を露出させた。ポリエチレンチューブ
SP35(内径0.5mm、外径0.9mm、夏目製作所)を
約60cmの長さに切り、200単位/mlヘパリン含有生
理食塩水で満たした後、大腿動脈に約2.5cm挿入し固
定した。チューブのもう一端は背側の皮下を通して頸部
(背側)より露出させた。術後一晩待ってからポリエチ
レンチューブをトランスデューサー(Spectramed)に接
続し、血圧を測定した。安定した血圧が測定可能になっ
た後、ラットの頭蓋骨に装着したキャップナットとダミ
ーカニューレを取り外し、代わりにテフロンチューブ
(長さ50cm、内径0.1mm、外径0.4mm、エイコム
社)につなげたステンレス製マイクロインジェクション
カニューレ、AMI13(内径0.17mm、外径0.35mm、
エイコム社)を挿入した。マイクロインジェクションカ
ニューレの長さは、その先端1mmがガイドカニューレか
ら露出するように調節しておいた〔図51〕。テフロン
チューブの一方をマイクロシリンジポンプにつなぎ、P
BSまたは19P2−L31を溶解させたPBSを1.
0μl/分の流速で計2μlを最後野に注入した。血圧測
定後、19P−L31を注入したマイクロインジェクシ
ョンカニューレを外し、色素(エバンスブルー)注入用
マイクロインジェクションカニューレに替えた。色素
は、19P−L31と同様に流速1.0μl/分で2分間
注入した後約3分間待ってからマイクロインジェクショ
ンカニューレを外した。ラットを断頭し、速やかに脳を
摘出し、凍結した。クリオスタットを用いて凍結切片を
作製し、色素の注入位置を確認した。上記実験の結果、
延髄最後野に19P2−L31を10nmol注入すると血
圧の上昇が認められた。脈波および平均血圧の典型例を
〔図52〕に示す。
間飼育して術後の回復を待ち、無麻酔血圧測定用の手術
を行った。ラットをペントバルビタール50mg/kgの腹
腔内投与にて麻酔し、解剖用パッドの上に背位に固定し
て左側の大腿動脈を露出させた。ポリエチレンチューブ
SP35(内径0.5mm、外径0.9mm、夏目製作所)を
約60cmの長さに切り、200単位/mlヘパリン含有生
理食塩水で満たした後、大腿動脈に約2.5cm挿入し固
定した。チューブのもう一端は背側の皮下を通して頸部
(背側)より露出させた。術後一晩待ってからポリエチ
レンチューブをトランスデューサー(Spectramed)に接
続し、血圧を測定した。安定した血圧が測定可能になっ
た後、ラットの頭蓋骨に装着したキャップナットとダミ
ーカニューレを取り外し、代わりにテフロンチューブ
(長さ50cm、内径0.1mm、外径0.4mm、エイコム
社)につなげたステンレス製マイクロインジェクション
カニューレ、AMI13(内径0.17mm、外径0.35mm、
エイコム社)を挿入した。マイクロインジェクションカ
ニューレの長さは、その先端1mmがガイドカニューレか
ら露出するように調節しておいた〔図51〕。テフロン
チューブの一方をマイクロシリンジポンプにつなぎ、P
BSまたは19P2−L31を溶解させたPBSを1.
0μl/分の流速で計2μlを最後野に注入した。血圧測
定後、19P−L31を注入したマイクロインジェクシ
ョンカニューレを外し、色素(エバンスブルー)注入用
マイクロインジェクションカニューレに替えた。色素
は、19P−L31と同様に流速1.0μl/分で2分間
注入した後約3分間待ってからマイクロインジェクショ
ンカニューレを外した。ラットを断頭し、速やかに脳を
摘出し、凍結した。クリオスタットを用いて凍結切片を
作製し、色素の注入位置を確認した。上記実験の結果、
延髄最後野に19P2−L31を10nmol注入すると血
圧の上昇が認められた。脈波および平均血圧の典型例を
〔図52〕に示す。
【0119】
【実施例41】リガンドポリペプチドが血漿中下垂体ホ
ルモン量に及ぼす影響 本発明者らは、19P2−L31の第三脳室内投与が血
漿中の下垂体ホルモン量に及ぼす影響を検討した。成熟
Wistar系雄性ラット(手術時体重:約290〜350
g)をペントバルビタール50mg/kgの腹腔内投与にて
麻酔し、ラット脳定位固定装置に固定した。切歯用バー
はインターオーラルラインから3.3mm低くした。頭蓋
骨を露出し、ガイドカニューレを埋め込むために歯科用
ドリルを用いて骨に穴を開けた。また、その周囲の一ケ
所にアンカービスを埋めた。ステンレス製ガイドカニュ
ーレ、AG−12(内径0.4mm、外径0.5mm、エイコ
ム社)を、その先端が第三脳室の上部に位置するように
挿入した。定位座標は、PaxinosとWatson(1986)のア
トラスに従い、AP:+7.2mm(インターオーラルラ
インより)、L:0.0mm、H:+2.0mm(インターオ
ーラルラインより)とした。ガイドカニューレは瞬間接
着剤と歯科用セメントおよびアンカービスで頭蓋骨に固
定した。ガイドカニューレにはステンレス製ダミーカニ
ューレ、AD−12(外径0.35mm、エイコム社)を
挿入し、キャップナット(エイコム社)で固定した。術
後、ラットを個別のケージで3日以上飼育し、術後の回
復を待ってから、実験を行った。
ルモン量に及ぼす影響 本発明者らは、19P2−L31の第三脳室内投与が血
漿中の下垂体ホルモン量に及ぼす影響を検討した。成熟
Wistar系雄性ラット(手術時体重:約290〜350
g)をペントバルビタール50mg/kgの腹腔内投与にて
麻酔し、ラット脳定位固定装置に固定した。切歯用バー
はインターオーラルラインから3.3mm低くした。頭蓋
骨を露出し、ガイドカニューレを埋め込むために歯科用
ドリルを用いて骨に穴を開けた。また、その周囲の一ケ
所にアンカービスを埋めた。ステンレス製ガイドカニュ
ーレ、AG−12(内径0.4mm、外径0.5mm、エイコ
ム社)を、その先端が第三脳室の上部に位置するように
挿入した。定位座標は、PaxinosとWatson(1986)のア
トラスに従い、AP:+7.2mm(インターオーラルラ
インより)、L:0.0mm、H:+2.0mm(インターオ
ーラルラインより)とした。ガイドカニューレは瞬間接
着剤と歯科用セメントおよびアンカービスで頭蓋骨に固
定した。ガイドカニューレにはステンレス製ダミーカニ
ューレ、AD−12(外径0.35mm、エイコム社)を
挿入し、キャップナット(エイコム社)で固定した。術
後、ラットを個別のケージで3日以上飼育し、術後の回
復を待ってから、実験を行った。
【0120】上記手術を施したラットをペントバルビタ
ール50mg/kgの腹腔内投与にて麻酔し、解剖用パッド
の上に背位に固定した。両側の頸静脈を露出させた後、
容量1mlのツベルクリン用注射筒と24G注射針(いず
れもテルモ社)を用いて400μlの血液を採取した。
血液凝固を防止するため、注射筒には予め200単位/m
lのヘパリンを含有する生理食塩水を20μl入れておい
た。ラットの頭蓋骨に装着したキャップナットとダミー
カニューレを取り外し、代わりにテフロンチューブ(長
さ50cm、内径0.1mm、外径0.4mm、エイコム社)に
つなげたステンレス製マイクロインジェクションカニュ
ーレ、AMI13(内径0.17mm、外径0.35mm、エイコ
ム社)を挿入した。マイクロインジェクションカニュー
レの長さは、その先端1mmがガイドカニューレから露出
するように調節しておいた。テフロンチューブの一方を
マイクロシリンジポンプにつなぎ、PBSまたは19P
2−L31を溶解させたPBSを2.5μl/分の流速で
計10μlを第三脳室に注入した。注入終了後1分間待
ってからマイクロインジェクションカニューレを取り外
し、再びダミーカニューレをキャップナットで固定し
た。脳室内投与を開始する直前、および脳室内投与の開
始時点から10、20、30、40、60分後に頸静脈
より400μlずつ採血した。採取した血液は微量高速
冷却遠心機(MR-150,トミー精工)を用いて遠心(5,
000rpm、10分間)し、上清(血漿)を回収した。
血漿中に含まれる下垂体ホルモン(プロラクチン、黄体
形成ホルモン(LH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACT
H)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、成長ホルモン
(GH))量をそれぞれラジオイムノアッセイを用いて
測定した。結果は、平均値±S.E.M.で表した。1
9P2−L31を溶解させたPBS投与群とPBSのみ
を投与した対照群との間に有意差があるか否かの検定に
はStudent's t-testを用いた。判定は、両側検定で危険
率5%以下を統計的に有意であるとした。〔図53〕に
示すごとく、血漿中成長ホルモン量は、50nmolの19
P2−L31を第三脳室に投与後20分において対照群
に比し有意に減少した。投与後10、30、40分にお
いても減少傾向は認められたが、有意ではなかった。ま
た、投与60分後では対照群との間に差は認められなか
った。また、血漿中プロラクチン、LH、ACTH、T
SH量は有意な変化を示さなかった。
ール50mg/kgの腹腔内投与にて麻酔し、解剖用パッド
の上に背位に固定した。両側の頸静脈を露出させた後、
容量1mlのツベルクリン用注射筒と24G注射針(いず
れもテルモ社)を用いて400μlの血液を採取した。
血液凝固を防止するため、注射筒には予め200単位/m
lのヘパリンを含有する生理食塩水を20μl入れておい
た。ラットの頭蓋骨に装着したキャップナットとダミー
カニューレを取り外し、代わりにテフロンチューブ(長
さ50cm、内径0.1mm、外径0.4mm、エイコム社)に
つなげたステンレス製マイクロインジェクションカニュ
ーレ、AMI13(内径0.17mm、外径0.35mm、エイコ
ム社)を挿入した。マイクロインジェクションカニュー
レの長さは、その先端1mmがガイドカニューレから露出
するように調節しておいた。テフロンチューブの一方を
マイクロシリンジポンプにつなぎ、PBSまたは19P
2−L31を溶解させたPBSを2.5μl/分の流速で
計10μlを第三脳室に注入した。注入終了後1分間待
ってからマイクロインジェクションカニューレを取り外
し、再びダミーカニューレをキャップナットで固定し
た。脳室内投与を開始する直前、および脳室内投与の開
始時点から10、20、30、40、60分後に頸静脈
より400μlずつ採血した。採取した血液は微量高速
冷却遠心機(MR-150,トミー精工)を用いて遠心(5,
000rpm、10分間)し、上清(血漿)を回収した。
血漿中に含まれる下垂体ホルモン(プロラクチン、黄体
形成ホルモン(LH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACT
H)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、成長ホルモン
(GH))量をそれぞれラジオイムノアッセイを用いて
測定した。結果は、平均値±S.E.M.で表した。1
9P2−L31を溶解させたPBS投与群とPBSのみ
を投与した対照群との間に有意差があるか否かの検定に
はStudent's t-testを用いた。判定は、両側検定で危険
率5%以下を統計的に有意であるとした。〔図53〕に
示すごとく、血漿中成長ホルモン量は、50nmolの19
P2−L31を第三脳室に投与後20分において対照群
に比し有意に減少した。投与後10、30、40分にお
いても減少傾向は認められたが、有意ではなかった。ま
た、投与60分後では対照群との間に差は認められなか
った。また、血漿中プロラクチン、LH、ACTH、T
SH量は有意な変化を示さなかった。
【0121】
【実施例42】リガンドポリペプチドが自由行動下ラッ
トにおける血漿中成長ホルモン量に及ぼす影響 成熟Wistar系雄性ラットをペントバルビタール50mg/k
gの腹腔内投与にて麻酔し、実施例41と同様にステン
レス製ガイドカニューレ、AG−12(内径0.4mm、
外径0.5mm、エイコム社)を、その先端が第三脳室の
上部に位置するように固定した。術後、ラットを個別の
ケージで3日以上飼育し、術後の回復を待ってからペン
トバルビタール麻酔下(50mg/kg、i.p.)でヘパリン
(200単位/ml)含有生理食塩水を満たしたカニュー
レ(長さ30cm、内径0.5mm、外径0.9mm、夏目製作
所)を右頸静脈より右心房に挿入した。ラットを一晩飼
育して完全に麻酔から覚醒させた後、透明アクリル製ケ
ージ(30×30×35cm)に移した。容量1mlのツベ
ルクリン用注射筒と24G注射針(いずれもテルモ社)
を心房に挿入したカニューレに接続し、300μlの血
液を採取した。血液凝固を防止するため、注射筒には予
め200単位/mlのヘパリンを含有する生理食塩水を2
0μl入れておいた。第三脳室に挿入したガイドカニュ
ーレにテフロンチューブ(長さ50cm、内径0.1mm、
外径0.4mm、エイコム社)につなげたステンレス製マ
イクロインジェクションカニューレ、AMI13(内径0.1
7mm、外径0.35mm、エイコム社)を挿入した。マイ
クロインジェクションカニューレの長さは、その先端1
mmがガイドカニューレから露出するように調節しておい
た。テフロンチューブの一方をマイクロシリンジポンプ
につなぎ、PBSまたは19P2−L31を溶解させた
PBSを2.5μl/分の流速で計10μlを第三脳室に
注入した。第三脳室内投与開始10分後に心房に挿入し
たカニューレを通して生理食塩水に溶解させた成長ホル
モン放出ホルモン(GHRH)を5μg/kg投与した。脳
室内投与を開始する直前、およびGHRH投与時点から
10、20、30、40、60分後に頸静脈より300
μlずつ採血した。採取した血液は遠心(5,000rp
m、10分間)し、上清(血漿)を回収した。血漿中に
含まれる成長ホルモン(GH)量はラジオイムノアッセ
イを用いて測定した。結果は、平均値±S.E.M.で
表した。19P2−L31を溶解させたPBS投与群と
PBSのみを投与した対照群との間に有意差があるか否
かの検定にはStudent's t-testを用いた。判定は、両側
検定で危険率5%以下を統計的に有意であるとした。
〔図54〕に示すごとく、5μg/kgのGHRH投与は血
漿中GH量を増加させた。しかし、50nmolの19P2
−L31を第三脳室に投与するとGHRHによる血漿中
GH量の増加は有意に抑制された。
トにおける血漿中成長ホルモン量に及ぼす影響 成熟Wistar系雄性ラットをペントバルビタール50mg/k
gの腹腔内投与にて麻酔し、実施例41と同様にステン
レス製ガイドカニューレ、AG−12(内径0.4mm、
外径0.5mm、エイコム社)を、その先端が第三脳室の
上部に位置するように固定した。術後、ラットを個別の
ケージで3日以上飼育し、術後の回復を待ってからペン
トバルビタール麻酔下(50mg/kg、i.p.)でヘパリン
(200単位/ml)含有生理食塩水を満たしたカニュー
レ(長さ30cm、内径0.5mm、外径0.9mm、夏目製作
所)を右頸静脈より右心房に挿入した。ラットを一晩飼
育して完全に麻酔から覚醒させた後、透明アクリル製ケ
ージ(30×30×35cm)に移した。容量1mlのツベ
ルクリン用注射筒と24G注射針(いずれもテルモ社)
を心房に挿入したカニューレに接続し、300μlの血
液を採取した。血液凝固を防止するため、注射筒には予
め200単位/mlのヘパリンを含有する生理食塩水を2
0μl入れておいた。第三脳室に挿入したガイドカニュ
ーレにテフロンチューブ(長さ50cm、内径0.1mm、
外径0.4mm、エイコム社)につなげたステンレス製マ
イクロインジェクションカニューレ、AMI13(内径0.1
7mm、外径0.35mm、エイコム社)を挿入した。マイ
クロインジェクションカニューレの長さは、その先端1
mmがガイドカニューレから露出するように調節しておい
た。テフロンチューブの一方をマイクロシリンジポンプ
につなぎ、PBSまたは19P2−L31を溶解させた
PBSを2.5μl/分の流速で計10μlを第三脳室に
注入した。第三脳室内投与開始10分後に心房に挿入し
たカニューレを通して生理食塩水に溶解させた成長ホル
モン放出ホルモン(GHRH)を5μg/kg投与した。脳
室内投与を開始する直前、およびGHRH投与時点から
10、20、30、40、60分後に頸静脈より300
μlずつ採血した。採取した血液は遠心(5,000rp
m、10分間)し、上清(血漿)を回収した。血漿中に
含まれる成長ホルモン(GH)量はラジオイムノアッセ
イを用いて測定した。結果は、平均値±S.E.M.で
表した。19P2−L31を溶解させたPBS投与群と
PBSのみを投与した対照群との間に有意差があるか否
かの検定にはStudent's t-testを用いた。判定は、両側
検定で危険率5%以下を統計的に有意であるとした。
〔図54〕に示すごとく、5μg/kgのGHRH投与は血
漿中GH量を増加させた。しかし、50nmolの19P2
−L31を第三脳室に投与するとGHRHによる血漿中
GH量の増加は有意に抑制された。
【0122】
【実施例43】ウサギポリクローナル抗体の作製 ウシ19P2−L31のN末端側ペプチド[ペプチド−
I、SRAHQHSMEIRTPDC(配列番号:92)]、c末端側ペ
プチド[ペプチド−II、CAWYAGRGIRPVGRFNH2(配列番
号:93)]および中央部分のペプチド[ペプチド-II
I、CEIRTPDINPAWYAG(配列番号:94)]を化学合成
し、常法通りKLHと結合した。フロインドの完全アジュ
バント(FCA)と生理食塩水に溶解した上記ペプチド60
0μgを混合し、均一なエマルジョンにした後、それぞ
れ3羽ずつのウサギ(NZW、♂、2.5kg)の背部に皮
下注射した。さらに3週間後追加免疫として、フロイン
ドの不完全アジュバント(FIA)と生理食塩水に溶解した
上記のペプチドとKLHのコンジュゲイトを混合し、均一
なエマルジョンにした後ウサギ背部に皮下注射した。3
週間間隔で計3回追加免疫を行った。抗体価の測定は以
下のように行った。最終免疫の2週間後、ウサギ耳の静
脈から採血し、血液を37℃で1時間保温後、4℃で1
昼夜放置したのち遠心し、抗血清を得た。抗血清を各濃
度に希釈し、予め、ヤギ抗ウサギIgG(Fc)抗体を固定し
たポリスチレン性96穴マイクロプレートに100μl
ずつ加え、4℃で16時間インキュベートした。抗血清
を除去し、洗浄後、HRP標識ペプチド−I、II、IIIを添
加した。室温で4時間インキュベートし、十分にウエル
を洗浄した後、反応基質を加え、呈色反応を行った。酵
素反応停止溶液100μlを加えて反応を停止させた
後、マイクロプレート用比色計を用い450nmにおけ
る吸光度を測定した。〔図55〕に示すように免疫後の
血清中に各ペプチドに対する結合活性が検出された。抗
体は以下のようにして調製した。抗血清は硫安塩析によ
りIgG画分を濃縮し、ホウ酸バッファーに溶解後、透析
した。抗ペプチド−IのIgG画分をペプチド−Iセルロフ
ァインカラムに、さらに抗ペプチド−IIおよび抗ペプチ
ド−IIIのIgG画分を19P2−L31−セファロ−ズ4
Bカラムに負荷し、ホウ酸バッファーおよび酢酸バッフ
ァー(100mM、pH4.5)で洗浄後、グリシン塩
酸バッファー(200mM、pH2.0)でそれぞれ溶
出した。溶出液には1Mのトリスを加えて中和した後、
精製抗体として使用した。
I、SRAHQHSMEIRTPDC(配列番号:92)]、c末端側ペ
プチド[ペプチド−II、CAWYAGRGIRPVGRFNH2(配列番
号:93)]および中央部分のペプチド[ペプチド-II
I、CEIRTPDINPAWYAG(配列番号:94)]を化学合成
し、常法通りKLHと結合した。フロインドの完全アジュ
バント(FCA)と生理食塩水に溶解した上記ペプチド60
0μgを混合し、均一なエマルジョンにした後、それぞ
れ3羽ずつのウサギ(NZW、♂、2.5kg)の背部に皮
下注射した。さらに3週間後追加免疫として、フロイン
ドの不完全アジュバント(FIA)と生理食塩水に溶解した
上記のペプチドとKLHのコンジュゲイトを混合し、均一
なエマルジョンにした後ウサギ背部に皮下注射した。3
週間間隔で計3回追加免疫を行った。抗体価の測定は以
下のように行った。最終免疫の2週間後、ウサギ耳の静
脈から採血し、血液を37℃で1時間保温後、4℃で1
昼夜放置したのち遠心し、抗血清を得た。抗血清を各濃
度に希釈し、予め、ヤギ抗ウサギIgG(Fc)抗体を固定し
たポリスチレン性96穴マイクロプレートに100μl
ずつ加え、4℃で16時間インキュベートした。抗血清
を除去し、洗浄後、HRP標識ペプチド−I、II、IIIを添
加した。室温で4時間インキュベートし、十分にウエル
を洗浄した後、反応基質を加え、呈色反応を行った。酵
素反応停止溶液100μlを加えて反応を停止させた
後、マイクロプレート用比色計を用い450nmにおけ
る吸光度を測定した。〔図55〕に示すように免疫後の
血清中に各ペプチドに対する結合活性が検出された。抗
体は以下のようにして調製した。抗血清は硫安塩析によ
りIgG画分を濃縮し、ホウ酸バッファーに溶解後、透析
した。抗ペプチド−IのIgG画分をペプチド−Iセルロフ
ァインカラムに、さらに抗ペプチド−IIおよび抗ペプチ
ド−IIIのIgG画分を19P2−L31−セファロ−ズ4
Bカラムに負荷し、ホウ酸バッファーおよび酢酸バッフ
ァー(100mM、pH4.5)で洗浄後、グリシン塩
酸バッファー(200mM、pH2.0)でそれぞれ溶
出した。溶出液には1Mのトリスを加えて中和した後、
精製抗体として使用した。
【0123】
【実施例44】ウサギポリクローナル抗19P2−L3
1抗体による19P2−L31の生物活性の中和作用 実施例43の方法で調製した3種類のIgG抗体の19P
2−L31に対する中和活性を実施例11記載のアラキ
ドン酸代謝物放出活性測定系により検討した。すなわ
ち、IgG抗体を各濃度に希釈し、19P2−L31(5
x10-10M)と室温で1時間インキュベーション後、
残存活性を19P2レセプター発現CHO細胞を使用し
て測定した〔図56〕。ペプチド−IIに対するポリクロ
ーナル抗体に最も強い19P2−L31に対する中和活
性が認められた。
1抗体による19P2−L31の生物活性の中和作用 実施例43の方法で調製した3種類のIgG抗体の19P
2−L31に対する中和活性を実施例11記載のアラキ
ドン酸代謝物放出活性測定系により検討した。すなわ
ち、IgG抗体を各濃度に希釈し、19P2−L31(5
x10-10M)と室温で1時間インキュベーション後、
残存活性を19P2レセプター発現CHO細胞を使用し
て測定した〔図56〕。ペプチド−IIに対するポリクロ
ーナル抗体に最も強い19P2−L31に対する中和活
性が認められた。
【0124】
【実施例45】マウス・ゲノムDNAからのリガンドポ
リペプチドコード領域を含むDNAの取得及び配列決定 実施例29で得られたラット由来のリガンドポリペプチ
ドをコードするcDNA配列([図36])をもとに以
下の2種のプライマーを合成した。 rFBG: 5’−AGATTGGCATCATCCA
GGAAGACGGAGCAT−3’〔配列番号:9
5〕 rRSA: 5’−GTCGACTCAGCAGCAC
TGTCTTCTCGAGCTG−3’〔配列番号:9
6〕 この2種のプライマーを用いてマウス・ゲノムDNA
(Mouse BALB/c genomicDNA) 0.5 ngを鋳型としてPC
R法による増幅を行った。反応液の組成は、合成DNA
プライマー各200nM、鋳型DNA0.5ng、0.25mMdNTP
s ExTaq polymerase 0.5μlおよび酵素に付属の
バッファーで、総反応溶液は50μlとした。増幅のため
のサイクルはサーマルサイクラー(パーキンエルマー
社)を用い、95℃ 30秒、67℃ 60秒を30cycl
e繰り返した。増幅産物の確認は1.2%アガロースゲ
ル電気泳動およびエキジウムブロマイド染色によって行
い、生じた約1kbのバンドを回収後、TAクローニン
グキット(invitrogen社)を用いてサブクローニングし
た。そのライゲーションミクスチャーをE.coli. JM109
にTransformationし、挿入断片をもつクローンをアンピ
シリンおよびX−galを含むLB寒天培地中で選択
し、白色を呈するクローンを分離し、形質転換体Escher
ichia coli JM109/pmGB3を得た。このクローンをアンピ
シリンを含むLB培地で一晩培養し、自動プラスミド抽
出装置を用いてプラスミドDNAを調製した。調製した
DNAの一部を用いてABI Dye Terminator Cycle Seque
ncing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光式自動シー
ケンサーを用いて解読し、得られた塩基配列の情報はD
NASIS(日立システムエンジニアリング社)を用い
て行った〔図59〕。下線で示す部分はプライマーの配
列に相当する部分である。決定した塩基配列をもとに配
列番号:2,46または60で表わされる配列と比較し
た結果、Escherichia coli JM109/pmGB3の保持するプラ
スミドpmGB3に挿入されたDNA断片が新規のマウス型
リガンドポリペプチドをコードすることが分かった〔図
60〕。
リペプチドコード領域を含むDNAの取得及び配列決定 実施例29で得られたラット由来のリガンドポリペプチ
ドをコードするcDNA配列([図36])をもとに以
下の2種のプライマーを合成した。 rFBG: 5’−AGATTGGCATCATCCA
GGAAGACGGAGCAT−3’〔配列番号:9
5〕 rRSA: 5’−GTCGACTCAGCAGCAC
TGTCTTCTCGAGCTG−3’〔配列番号:9
6〕 この2種のプライマーを用いてマウス・ゲノムDNA
(Mouse BALB/c genomicDNA) 0.5 ngを鋳型としてPC
R法による増幅を行った。反応液の組成は、合成DNA
プライマー各200nM、鋳型DNA0.5ng、0.25mMdNTP
s ExTaq polymerase 0.5μlおよび酵素に付属の
バッファーで、総反応溶液は50μlとした。増幅のため
のサイクルはサーマルサイクラー(パーキンエルマー
社)を用い、95℃ 30秒、67℃ 60秒を30cycl
e繰り返した。増幅産物の確認は1.2%アガロースゲ
ル電気泳動およびエキジウムブロマイド染色によって行
い、生じた約1kbのバンドを回収後、TAクローニン
グキット(invitrogen社)を用いてサブクローニングし
た。そのライゲーションミクスチャーをE.coli. JM109
にTransformationし、挿入断片をもつクローンをアンピ
シリンおよびX−galを含むLB寒天培地中で選択
し、白色を呈するクローンを分離し、形質転換体Escher
ichia coli JM109/pmGB3を得た。このクローンをアンピ
シリンを含むLB培地で一晩培養し、自動プラスミド抽
出装置を用いてプラスミドDNAを調製した。調製した
DNAの一部を用いてABI Dye Terminator Cycle Seque
ncing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光式自動シー
ケンサーを用いて解読し、得られた塩基配列の情報はD
NASIS(日立システムエンジニアリング社)を用い
て行った〔図59〕。下線で示す部分はプライマーの配
列に相当する部分である。決定した塩基配列をもとに配
列番号:2,46または60で表わされる配列と比較し
た結果、Escherichia coli JM109/pmGB3の保持するプラ
スミドpmGB3に挿入されたDNA断片が新規のマウス型
リガンドポリペプチドをコードすることが分かった〔図
60〕。
【0125】
【実施例46】 下垂体由来細胞株RC−4B/Cから
のプロラクチン分泌に対する19P2−L31の影響 ラット下垂体由来細胞株RC−4B/C(Hurbain-Kosm
ath et al. In VitroCell. Dev. Biol. vol.26 431-44
0, (1990))を1×105細胞/ウェルの濃度で12ウェ
ルプレート(住友ベークライト)に播き、2日間培養し
た。培地組成は上記参考文献に従い(DMEM(ニッス
イ):α−MEM(Gibco)=1:1,10% ウシ胎児
血清,1.5g/l グルコース(Wako),0.2mg/ml BS
A(Sigma),0.5% 非必須アミノ酸溶液(Flow Labo
latories),15mM HEPES(Wako) pH7.3,
2.5ng/ml EGF(Genzyme),50ng/ml Gentamicin
(Gibco))、34℃10%CO2の条件下で培養した。
培養した細胞をインキュベーション・バッファー(DM
EM:α−MEM=1:1,0.5g/l グルコース,0.
1% BSA,0.5% 非必須アミノ酸溶液,15mM H
EPES pH7.3)で3回洗浄後、同バッファーを加
え、34℃10%CO2で15分間プレ・インキュベー
トした。再び、同バッファーで2回洗浄した後、インキ
ュベーション・バッファーで調製したウシ・19P2−
L31ペプチド(配列番号:5のペプチド)を図61に
示す各濃度で添加し、34℃10%CO2で30分間イ
ンキュベートした。浮遊した細胞を除くため、高速微量
遠心機にて遠心し、上清を−30℃で保存した。以上の
操作で得られた培養上清サンプル中に含まれるプロラク
チン濃度について、ラット・プロラクチン〔125I〕ア
ッセイシステム(Amersham)を用いて測定した。〔図6
1〕に示したとおり、19P2−L31の添加によっ
て、濃度依存的にRC−4B/C細胞からのプロラクチ
ン分泌量が上昇することが示された。図において**を
付した点は、students' t−testで検討した結果、19
P2−L31無添加の場合に比べ、危険率0.01以下
で有意であることを表す。
のプロラクチン分泌に対する19P2−L31の影響 ラット下垂体由来細胞株RC−4B/C(Hurbain-Kosm
ath et al. In VitroCell. Dev. Biol. vol.26 431-44
0, (1990))を1×105細胞/ウェルの濃度で12ウェ
ルプレート(住友ベークライト)に播き、2日間培養し
た。培地組成は上記参考文献に従い(DMEM(ニッス
イ):α−MEM(Gibco)=1:1,10% ウシ胎児
血清,1.5g/l グルコース(Wako),0.2mg/ml BS
A(Sigma),0.5% 非必須アミノ酸溶液(Flow Labo
latories),15mM HEPES(Wako) pH7.3,
2.5ng/ml EGF(Genzyme),50ng/ml Gentamicin
(Gibco))、34℃10%CO2の条件下で培養した。
培養した細胞をインキュベーション・バッファー(DM
EM:α−MEM=1:1,0.5g/l グルコース,0.
1% BSA,0.5% 非必須アミノ酸溶液,15mM H
EPES pH7.3)で3回洗浄後、同バッファーを加
え、34℃10%CO2で15分間プレ・インキュベー
トした。再び、同バッファーで2回洗浄した後、インキ
ュベーション・バッファーで調製したウシ・19P2−
L31ペプチド(配列番号:5のペプチド)を図61に
示す各濃度で添加し、34℃10%CO2で30分間イ
ンキュベートした。浮遊した細胞を除くため、高速微量
遠心機にて遠心し、上清を−30℃で保存した。以上の
操作で得られた培養上清サンプル中に含まれるプロラク
チン濃度について、ラット・プロラクチン〔125I〕ア
ッセイシステム(Amersham)を用いて測定した。〔図6
1〕に示したとおり、19P2−L31の添加によっ
て、濃度依存的にRC−4B/C細胞からのプロラクチ
ン分泌量が上昇することが示された。図において**を
付した点は、students' t−testで検討した結果、19
P2−L31無添加の場合に比べ、危険率0.01以下
で有意であることを表す。
【0126】
【実施例47】ラット下垂体初代培養細胞からのプロラ
クチン分泌に対する19P2−L31の影響 ラット下垂体初代培養細胞の調製は塩田らの方法(Acta
Endocrinologica vol.106 71-78 (1984))に準じた。
哺乳約11日齢のFischer344/Nメスラット(SLC社)を
断頭・屠殺後、下垂体前葉を採取した。得られた下垂体
片をバッファーA(137mM NaCl(Wako),5mM
KCl(Wako),0.7mM Na2HPO4(Wako),50
μg/ml ゲンタマイシン(Gibco))で洗浄後、バッファ
ーAにて調製した酵素液I(0.4%コラゲナーゼA
(ベーリンガー・マンハイム),10μg/ml DNas
e(Sigma),0.4% BSA(Sigma),0.2% グル
コース(Wako))で37℃、1時間処理した。ピペッテ
ィングで下垂体片を細胞に分散した後、遠心分離して上
清を除き、同じくバッファーAで調製した酵素液II
(0.25% パンクレアチン(Sigma))に懸濁して3
7℃で8分間処理した。ウシ胎児血清添加によって反応
を停止した後、遠心分離して上清を除いた。得られた細
胞をDMEM−I(DMEM: Dulbecco's Minimum Es
sential Medium,10% ウシ胎児血清,20mMHEP
ES pH7.3,50U/ml ペニシリン,50μg/ml
ストレプトマイシン)に懸濁してセル・ストレーナー
(Falcon)に通して混入している細胞塊・繊維等を除い
た後、DMEM−Iにて2回洗浄した。得られた細胞を
DMEM−Iで希釈し、1.5×105/ウェルの細胞密
度で播種し、37℃、5%CO2で4日間培養した。
クチン分泌に対する19P2−L31の影響 ラット下垂体初代培養細胞の調製は塩田らの方法(Acta
Endocrinologica vol.106 71-78 (1984))に準じた。
哺乳約11日齢のFischer344/Nメスラット(SLC社)を
断頭・屠殺後、下垂体前葉を採取した。得られた下垂体
片をバッファーA(137mM NaCl(Wako),5mM
KCl(Wako),0.7mM Na2HPO4(Wako),50
μg/ml ゲンタマイシン(Gibco))で洗浄後、バッファ
ーAにて調製した酵素液I(0.4%コラゲナーゼA
(ベーリンガー・マンハイム),10μg/ml DNas
e(Sigma),0.4% BSA(Sigma),0.2% グル
コース(Wako))で37℃、1時間処理した。ピペッテ
ィングで下垂体片を細胞に分散した後、遠心分離して上
清を除き、同じくバッファーAで調製した酵素液II
(0.25% パンクレアチン(Sigma))に懸濁して3
7℃で8分間処理した。ウシ胎児血清添加によって反応
を停止した後、遠心分離して上清を除いた。得られた細
胞をDMEM−I(DMEM: Dulbecco's Minimum Es
sential Medium,10% ウシ胎児血清,20mMHEP
ES pH7.3,50U/ml ペニシリン,50μg/ml
ストレプトマイシン)に懸濁してセル・ストレーナー
(Falcon)に通して混入している細胞塊・繊維等を除い
た後、DMEM−Iにて2回洗浄した。得られた細胞を
DMEM−Iで希釈し、1.5×105/ウェルの細胞密
度で播種し、37℃、5%CO2で4日間培養した。
【0127】培養3日目に培地を新鮮なものに交換し、
培養4日目に以下の通りに培養上清サンプルを調製し
た。細胞をDMEM−II(DMEM,0.2% BSA,
20mMHEPES pH7.3)で3回洗浄した後、DM
EM−IIを添加して37℃、5%CO2で1時間プレ・
インキュベートした。DMEM−IIで2回洗浄した後、
DMEM−IIで調製した19P2−L31 ペプチド
(配列番号:5のペプチド)を図62に示す各濃度で添
加し、37℃、5%CO2で1時間反応させた。上清を
回収し、遠心分離にて浮遊細胞を除去後、−30℃で保
存し、上清サンプルとした。培養上清中のプロラクチン
濃度はラット・プロラクチン〔125I〕アッセイシステ
ム(Amersham)を用いて測定した。〔図62〕に示した
通り、19P2−L31の添加によって、濃度依存的に
下垂体初代培養細胞からのプロラクチン分泌量が上昇す
ることが示された。図において**を付した点は、stud
ents' t−testで検討した結果、19P2−L31無添
加の場合に比べ、危険率0.01以下で有意であること
を表す。また、*を付した点は、students' t−testで
検討した結果19P2−L31無添加の場合に比べ、危
険率0.05以下で有意であることを表す。
培養4日目に以下の通りに培養上清サンプルを調製し
た。細胞をDMEM−II(DMEM,0.2% BSA,
20mMHEPES pH7.3)で3回洗浄した後、DM
EM−IIを添加して37℃、5%CO2で1時間プレ・
インキュベートした。DMEM−IIで2回洗浄した後、
DMEM−IIで調製した19P2−L31 ペプチド
(配列番号:5のペプチド)を図62に示す各濃度で添
加し、37℃、5%CO2で1時間反応させた。上清を
回収し、遠心分離にて浮遊細胞を除去後、−30℃で保
存し、上清サンプルとした。培養上清中のプロラクチン
濃度はラット・プロラクチン〔125I〕アッセイシステ
ム(Amersham)を用いて測定した。〔図62〕に示した
通り、19P2−L31の添加によって、濃度依存的に
下垂体初代培養細胞からのプロラクチン分泌量が上昇す
ることが示された。図において**を付した点は、stud
ents' t−testで検討した結果、19P2−L31無添
加の場合に比べ、危険率0.01以下で有意であること
を表す。また、*を付した点は、students' t−testで
検討した結果19P2−L31無添加の場合に比べ、危
険率0.05以下で有意であることを表す。
【実施例48】ラット胎盤でのUHR遺伝子の発現変動 9週齢交配の Wistar 雌ラットの胎盤を、妊娠11、1
4、17、20日目にそれぞれサンプリングした。これ
らの組織はいったん液体窒素に浸して急速に冷凍し、−
80℃下で保存した。mRNAを調製するため、冷凍し
ておいた組織を溶解し、その重量の15倍量の lsogen
液(ニッポンジーン社)を加えてホモジナイズし、マニ
ュアルに従ってまず total RNAを調製した。さらに
各サンプル1mgの total RNAから mRNA Purifica
tion Kit(ファルマシア社)を用いて mRNAを調製し
た。調製した mRNA 1μg をDNasel(Amprificat
ion Grade, GIBCO BRL社)で処理後、そのうちの160
ngをRNA PCR Kit(宝酒造)により、添付されて
いるランダム9mer のプライマーを用いて、42℃で3
0分間反応して cDNAを合成した。これらの cDNA
はTEバッファー40μl に溶解した。UHR−1遺伝
子の発現量の定量はABI PPISM 7700シーケンスデ
ィテクター(パーキンエルマー社)を用いて行った。反
応に使用するプライマーには rU1F(5'−AACC
CCTTCATCTATGCGTGG−3':配列番
号:97)および rU1R(5'−ATATTCTGG
CCATGAGGCAC−3':配列番号:98)を、
また蛍光標識したプロープには rU1P(5'−TTC
CGAGAGGAGCTACGCAAGATGCTTC
−3':配列番号:99)を使用し、専用の反応試薬キ
ット TaqMan PCR Core Reagent Kit(パー金エル
マー社)をもちいてマニュアルに従って反応液を調製し
た。ただしこの際、TEバッファーで40倍に希釈した
サンプルの cDNA溶液を4μl 反応液に加えた。定
量のための検量線は、260nmの吸光度を測定すること
によりUHR−1遺伝子の分子数を求めたDNA断片を
希釈して鋳型とし、サンプルの定量時に同時に反応して
求めた。PCR反応は50℃ 2分と95℃ 10分の
後、95℃ 10秒、55℃ 1分30秒のサイクルを
40回繰り返した。その結果、ラット胎盤でのUHR−
1遺伝子発現量は妊娠が進行するに従って大幅に増加し
ていることが明らかになった。
4、17、20日目にそれぞれサンプリングした。これ
らの組織はいったん液体窒素に浸して急速に冷凍し、−
80℃下で保存した。mRNAを調製するため、冷凍し
ておいた組織を溶解し、その重量の15倍量の lsogen
液(ニッポンジーン社)を加えてホモジナイズし、マニ
ュアルに従ってまず total RNAを調製した。さらに
各サンプル1mgの total RNAから mRNA Purifica
tion Kit(ファルマシア社)を用いて mRNAを調製し
た。調製した mRNA 1μg をDNasel(Amprificat
ion Grade, GIBCO BRL社)で処理後、そのうちの160
ngをRNA PCR Kit(宝酒造)により、添付されて
いるランダム9mer のプライマーを用いて、42℃で3
0分間反応して cDNAを合成した。これらの cDNA
はTEバッファー40μl に溶解した。UHR−1遺伝
子の発現量の定量はABI PPISM 7700シーケンスデ
ィテクター(パーキンエルマー社)を用いて行った。反
応に使用するプライマーには rU1F(5'−AACC
CCTTCATCTATGCGTGG−3':配列番
号:97)および rU1R(5'−ATATTCTGG
CCATGAGGCAC−3':配列番号:98)を、
また蛍光標識したプロープには rU1P(5'−TTC
CGAGAGGAGCTACGCAAGATGCTTC
−3':配列番号:99)を使用し、専用の反応試薬キ
ット TaqMan PCR Core Reagent Kit(パー金エル
マー社)をもちいてマニュアルに従って反応液を調製し
た。ただしこの際、TEバッファーで40倍に希釈した
サンプルの cDNA溶液を4μl 反応液に加えた。定
量のための検量線は、260nmの吸光度を測定すること
によりUHR−1遺伝子の分子数を求めたDNA断片を
希釈して鋳型とし、サンプルの定量時に同時に反応して
求めた。PCR反応は50℃ 2分と95℃ 10分の
後、95℃ 10秒、55℃ 1分30秒のサイクルを
40回繰り返した。その結果、ラット胎盤でのUHR−
1遺伝子発現量は妊娠が進行するに従って大幅に増加し
ていることが明らかになった。
【実施例49】19P2−L31によるラットでの血漿
プロラクチン濃度に及ぼす影響 (1)雄性ラットにおける19P2−L31の作用 本発明者らは、雄性ラットにおいて19P2−L31の
静脈投与が血漿中のプロラクチン量に及ぼす影響につい
て検討した。成熟Fischer系雄性ラット(体重:
約150〜180g)をウレタン1.5 mg/kgの腹腔内投
与にて麻酔し、麻酔20分後に左右の右頚静脈を露出させ
た。手術を行った15分後に、容量1mlのツベルクリン用
注射筒を用いて、1%ウシ血清アルブミン(BSA)を
含む生理食塩水に溶解した19P2−L31(50また
は500nmol/kg)および対照群として1%BSA含有生理
食塩水を投与した。静脈内投与を開始する直前および投
与時点から、2,5,10,20分後に投与側とは逆の
頚静脈より200μlの血液を採取した。血液凝固を防
止するため、注射筒には予め150単位/mlのヘパリ
ンを含有する生理食塩水を10μl入れておいた。採取
した血液は微量高速冷却遠心機(MR-150、トミー精
工)を用いて遠心(10,000rpm、15分間)し、上
清(血漿)を回収した。血漿中に含まれるプロラクチン
量は、ラジオイムノアッセイ(アマーシャム社製)を用
いて測定した。結果は、投与により変動した血中プロラ
クチン濃度の平均±S.E.M.で表し、19P2−L31
を溶解させた1%BSA含有生理食塩水投与群と1%BSA含
有生理食塩水投与群のみを投与した対照群との間に有意
差があるか否かの検定にはDunnett検定を用いた。判定
は、危険率(p)が5%以下を統計的に有意であるとし
た。[図64]に示すように、19P2−L31を50
0nmol/kg投与した場合、血漿プロラクチン濃度は投与
2分後において対照群に比し有意に上昇した。 (2)雌性ラットにおける19P2−L31の作用 次に、雌性ラットにおける19P2−L31の静脈投与
が血漿中のプロラクチン量に及ぼす影響について検討し
た。成熟Fischer系雌性ラット(体重:約140
〜160g)の手術時の性周期を膣腔検査にて判定後、
上記実施例49(1)と同様の方法で、19P2−L31
の静脈投与が血漿中のプロラクチン量に及ぼす影響につ
いて検討した。結果は、投与により変動した血中プロラ
クチン濃度の平均±S.E.M.で表し、19P2−L31
(5または50nmol/kg)を溶解させた1%BSA含有生理
食塩水投与群と1%BSA含有生理食塩水投与群のみを投
与した対照群との間に有意差があるか否かの検定にはDu
nnett検定を用いた。判定は、危険率(p)が5%以下
を統計的に有意であるとした。[図65]に示すよう
に、19P2−L31を50nmol/kg投与した場合、血
漿プロラクチン濃度は投与5分後において対照群に比し
有意に上昇し、19P2−L31は、雄と比較して雌に
おいて約1/10量で同等またはそれ以上の血漿プロラクチ
ン濃度の上昇がみられた。また、[図66]に示すよう
に性周期別に比較すると、発情期において顕著な血漿プ
ロラクチン濃度が見られ、性周期により19P2−L3
1の反応性が異なることが示唆された。
プロラクチン濃度に及ぼす影響 (1)雄性ラットにおける19P2−L31の作用 本発明者らは、雄性ラットにおいて19P2−L31の
静脈投与が血漿中のプロラクチン量に及ぼす影響につい
て検討した。成熟Fischer系雄性ラット(体重:
約150〜180g)をウレタン1.5 mg/kgの腹腔内投
与にて麻酔し、麻酔20分後に左右の右頚静脈を露出させ
た。手術を行った15分後に、容量1mlのツベルクリン用
注射筒を用いて、1%ウシ血清アルブミン(BSA)を
含む生理食塩水に溶解した19P2−L31(50また
は500nmol/kg)および対照群として1%BSA含有生理
食塩水を投与した。静脈内投与を開始する直前および投
与時点から、2,5,10,20分後に投与側とは逆の
頚静脈より200μlの血液を採取した。血液凝固を防
止するため、注射筒には予め150単位/mlのヘパリ
ンを含有する生理食塩水を10μl入れておいた。採取
した血液は微量高速冷却遠心機(MR-150、トミー精
工)を用いて遠心(10,000rpm、15分間)し、上
清(血漿)を回収した。血漿中に含まれるプロラクチン
量は、ラジオイムノアッセイ(アマーシャム社製)を用
いて測定した。結果は、投与により変動した血中プロラ
クチン濃度の平均±S.E.M.で表し、19P2−L31
を溶解させた1%BSA含有生理食塩水投与群と1%BSA含
有生理食塩水投与群のみを投与した対照群との間に有意
差があるか否かの検定にはDunnett検定を用いた。判定
は、危険率(p)が5%以下を統計的に有意であるとし
た。[図64]に示すように、19P2−L31を50
0nmol/kg投与した場合、血漿プロラクチン濃度は投与
2分後において対照群に比し有意に上昇した。 (2)雌性ラットにおける19P2−L31の作用 次に、雌性ラットにおける19P2−L31の静脈投与
が血漿中のプロラクチン量に及ぼす影響について検討し
た。成熟Fischer系雌性ラット(体重:約140
〜160g)の手術時の性周期を膣腔検査にて判定後、
上記実施例49(1)と同様の方法で、19P2−L31
の静脈投与が血漿中のプロラクチン量に及ぼす影響につ
いて検討した。結果は、投与により変動した血中プロラ
クチン濃度の平均±S.E.M.で表し、19P2−L31
(5または50nmol/kg)を溶解させた1%BSA含有生理
食塩水投与群と1%BSA含有生理食塩水投与群のみを投
与した対照群との間に有意差があるか否かの検定にはDu
nnett検定を用いた。判定は、危険率(p)が5%以下
を統計的に有意であるとした。[図65]に示すよう
に、19P2−L31を50nmol/kg投与した場合、血
漿プロラクチン濃度は投与5分後において対照群に比し
有意に上昇し、19P2−L31は、雄と比較して雌に
おいて約1/10量で同等またはそれ以上の血漿プロラクチ
ン濃度の上昇がみられた。また、[図66]に示すよう
に性周期別に比較すると、発情期において顕著な血漿プ
ロラクチン濃度が見られ、性周期により19P2−L3
1の反応性が異なることが示唆された。
【0128】
【製剤例1】日局注射用蒸留水50mlに実施例21で
得られた化合物50mgを溶解した後、日局注射用蒸留
水を加えて100mlとした。この溶液を滅菌条件下で
瀘過し、次にこの溶液1mlずつを取り滅菌条件下注射
用バイアルに充填し凍結乾燥し密閉した。
得られた化合物50mgを溶解した後、日局注射用蒸留
水を加えて100mlとした。この溶液を滅菌条件下で
瀘過し、次にこの溶液1mlずつを取り滅菌条件下注射
用バイアルに充填し凍結乾燥し密閉した。
【0129】
【製剤例2】日局注射用蒸留水50mlに実施例21で
得られた化合物100mgを溶解した後、日局注射用蒸
留水を加えて100mlとした。この溶液を滅菌条件下
で瀘過し、次にこの溶液1mlずつを取り滅菌条件下注
射用バイアルに充填し凍結乾燥し密閉した。
得られた化合物100mgを溶解した後、日局注射用蒸
留水を加えて100mlとした。この溶液を滅菌条件下
で瀘過し、次にこの溶液1mlずつを取り滅菌条件下注
射用バイアルに充填し凍結乾燥し密閉した。
【0130】
【発明の効果】本発明におけるリガンドポリペプチド
は、プロラクチン分泌の調節作用、つまり、プロラクチ
ン分泌の促進および抑制作用を有する。即ち、本発明に
おけるリガンドポリペプチドは、後述の実施例から明ら
かなように、まずプロラクチン分泌の促進作用を有する
ため、プロラクチン分泌不全に関係する各種疾患の予防
および治療薬に用いることができる。一方、本発明にお
けるリガンドポリペプチドは、そのレセプター蛋白質と
の親和性が強いため、投与量が増えるとプロラクチン分
泌に対し脱感作(desensitization)が起こる結果、プ
ロラクチン分泌を抑制する作用も有する。この場合、プ
ロラクチン過剰分泌に関係する各種疾患の予防および治
療薬に用いることができる。従って、本発明におけるリ
ガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌促進剤とし
て、卵巣機能低下症、精嚢発育不全、更年期障害、甲状
腺機能低下などのプロラクチン分泌に関係する各種疾患
の予防および治療薬として有用である。さらに、本発明
におけるリガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌促
進に基づき、性欲促進作用(フェロモン的作用)を有す
るために、性欲促進剤としても有用である。また、本発
明におけるリガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌
抑制剤として、下垂体腺腫瘍、間脳腫瘍、月経異常、自
己免疫疾患、プロラクチノーマ、不妊症、インポテン
ス、無月経症、乳汁漏症、末端肥大症、キアリ・フロン
メル(Chiari-Frommel)症候群、アルゴンツ・デル・カ
スティロ(Argonz-del Castilo)症候群、フォーベス・
アルブライト(Forbes-Albright)症候群、リンパ腫ま
たはシーハン症候群または精子形成異常などのプロラク
チン分泌に関係する各種疾患の予防および治療薬として
有用である。また、本発明におけるリガンドポリペプチ
ドは、プロラクチン分泌抑制作用に基づいて、避妊薬と
しても有用である。その他、本発明におけるリガンドポ
リペプチドは、プロラクチン分泌機能を調べるための検
査薬としても、また、牛、ヤギ、ブタなどの畜産哺乳動
物の乳汁の分泌促進剤などの動物薬としても有用であ
り、さらには該畜産哺乳動物体内で有用物質を生産さ
せ、これをその乳汁中への分泌することによる有用物質
生産などへの応用も期待される。さらにまた、本発明に
おけるリガンドポリペプチドは、胎盤機能調節作用を有
するため、絨毛癌、胞状奇胎、侵入奇胎、流産、胎児の
発育不全、糖代謝異常、脂質代謝異常または分娩誘発の
予防または治療薬としても有用である。
は、プロラクチン分泌の調節作用、つまり、プロラクチ
ン分泌の促進および抑制作用を有する。即ち、本発明に
おけるリガンドポリペプチドは、後述の実施例から明ら
かなように、まずプロラクチン分泌の促進作用を有する
ため、プロラクチン分泌不全に関係する各種疾患の予防
および治療薬に用いることができる。一方、本発明にお
けるリガンドポリペプチドは、そのレセプター蛋白質と
の親和性が強いため、投与量が増えるとプロラクチン分
泌に対し脱感作(desensitization)が起こる結果、プ
ロラクチン分泌を抑制する作用も有する。この場合、プ
ロラクチン過剰分泌に関係する各種疾患の予防および治
療薬に用いることができる。従って、本発明におけるリ
ガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌促進剤とし
て、卵巣機能低下症、精嚢発育不全、更年期障害、甲状
腺機能低下などのプロラクチン分泌に関係する各種疾患
の予防および治療薬として有用である。さらに、本発明
におけるリガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌促
進に基づき、性欲促進作用(フェロモン的作用)を有す
るために、性欲促進剤としても有用である。また、本発
明におけるリガンドポリペプチドは、プロラクチン分泌
抑制剤として、下垂体腺腫瘍、間脳腫瘍、月経異常、自
己免疫疾患、プロラクチノーマ、不妊症、インポテン
ス、無月経症、乳汁漏症、末端肥大症、キアリ・フロン
メル(Chiari-Frommel)症候群、アルゴンツ・デル・カ
スティロ(Argonz-del Castilo)症候群、フォーベス・
アルブライト(Forbes-Albright)症候群、リンパ腫ま
たはシーハン症候群または精子形成異常などのプロラク
チン分泌に関係する各種疾患の予防および治療薬として
有用である。また、本発明におけるリガンドポリペプチ
ドは、プロラクチン分泌抑制作用に基づいて、避妊薬と
しても有用である。その他、本発明におけるリガンドポ
リペプチドは、プロラクチン分泌機能を調べるための検
査薬としても、また、牛、ヤギ、ブタなどの畜産哺乳動
物の乳汁の分泌促進剤などの動物薬としても有用であ
り、さらには該畜産哺乳動物体内で有用物質を生産さ
せ、これをその乳汁中への分泌することによる有用物質
生産などへの応用も期待される。さらにまた、本発明に
おけるリガンドポリペプチドは、胎盤機能調節作用を有
するため、絨毛癌、胞状奇胎、侵入奇胎、流産、胎児の
発育不全、糖代謝異常、脂質代謝異常または分娩誘発の
予防または治療薬としても有用である。
【0131】
【配列番号:1】 配列の長さ:98 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Lys Ala Val Gly Ala Trp Leu Leu Cys Leu Leu Leu Leu Gly Leu 1 5 10 15 Ala Leu Gln Gly Ala Ala Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile 20 25 30 Arg Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg 35 40 45 Pro Val Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg Ala Ala Pro Gly Asp Gly Pro 50 55 60 Arg Pro Gly Pro Arg Arg Val Pro Ala Cys Phe Arg Leu Glu Gly Gly 65 70 75 80 Ala Glu Pro Ser Arg Ala Leu Pro Gly Arg Leu Thr Ala Gln Leu Val 85 90 95 Gln Glu
【0132】
【配列番号:2】 配列の長さ:294 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGAAGGCGG TGGGGGCCTG GCTCCTCTGC CTGCTGCTGC TGGGCCTGGC CCTGCAGGGG 60 GCTGCCAGCA GAGCCCACCA GCACTCCATG GAGATCCGCA CCCCCGACAT CAACCCTGCC 120 TGGTACGCRG GCCGTGGGAT CCGGCCCGTG GGCCGCTTCG GCCGGCGAAG AGCTGCCCYG 180 GGGGACGGAC CCAGGCCTGG CCCCCGGCGT GTGCCGGCCT GCTTCCGCCT GGAAGGCGGY 240 GCTGAGCCCT CCCGAGCCCT CCCGGGGCGG CTGACGGCCC AGCTGGTCCA GGAA 294
【0133】
【配列番号:3】 配列の長さ:29 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly 20 25
【0134】
【配列番号:4】 配列の長さ:19 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg 19
【0135】
【配列番号:5】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0136】
【配列番号:6】 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30
【0137】
【配列番号:7】 配列の長さ:33 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu
Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25
30 Arg 33
Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25
30 Arg 33
【0138】
【配列番号:8】 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr
Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe 20
Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe 20
【0139】
【配列番号:9】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly 20
【0140】
【配列番号:10】 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly Arg 20
【0141】
【配列番号:11】 配列の長さ:87 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 AGCAGAGCCC ACCAGCACTC CATGGAGATC CGCACCCCCG ACATCAACCC TGCCTGGTAC 60 GCRGGCCGTG GGATCCGGCC CGTGGGC 87
【0142】
【配列番号:12】 配列の長さ:57 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 ACCCCCGACA TCAACCCTGC CTGGTACGCR GGCCGTGGGA TCCGGCCCGT GGGCCGC 57
【0143】
【配列番号:13】 配列の長さ:93 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 AGCAGAGCCC ACCAGCACTC CATGGAGATC CGCACCCCCG ACATCAACCC TGCCTGGTAC 60 GCRGGCCGTG GGATCCGGCC CGTGGGCCGC TTC 93
【0144】
【配列番号:14】 配列の長さ:96 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 AGCAGAGCCC ACCAGCACTC CATGGAGATC CGCACCCCCG ACATCAACCC TGCCTGGTAC 60 GCRGGCCGTG GGATCCGGCC CGTGGGCCGC TTCGGC 96
【0145】
【配列番号:15】 配列の長さ:99 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 AGCAGAGCCC ACCAGCACTC CATGGAGATC CGCACCCCCG ACATCAACCC TGCCTGGTAC 60 GCRGGCCGTG GGATCCGGCC CGTGGGCCGC TTCGGCCGG 99
【0146】
【配列番号:16】 配列の長さ:60 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 ACCCCCGACA TCAACCCTGC CTGGTACGCR GGCCGTGGGA TCCGGCCCGT GGGCCGCTTC 60
【0147】
【配列番号:17】 配列の長さ:63 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 ACCCCCGACA TCAACCCTGC CTGGTACGCR GGCCGTGGGA TCCGGCCCGT GGGCCGCTTC 60 GGC 63
【0148】
【配列番号:18】 配列の長さ:66 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 ACCCCCGACA TCAACCCTGC CTGGTACGCR GGCCGTGGGA TCCGGCCCGT GGGCCGCTTC 60 GGCCGG 66
【0149】
【配列番号:19】 配列の長さ:91 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Leu Val Leu Val Ile Ala Arg Val Arg Arg Leu His Asn Val Thr Asn 1 5 10 15 Phe Leu Ile Gly Asn Leu Ala Leu Ser Asp Val Leu Met Cys Thr Ala 20 25 30 Cys Val Pro Leu Thr Leu Ala Tyr Ala Phe Glu Pro Arg Gly Trp Val 35 40 45 Phe Gly Gly Gly Leu Cys His Leu Val Phe Phe Leu Gln Pro Val Thr 50 55 60 Val Tyr Val Ser Val Phe Thr Leu Thr Thr Ile Ala Val Asp Arg Tyr 65 70 75 80 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg Arg Ile 85 90
【0150】
【配列番号:20】 配列の長さ:59 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Gly Leu Leu Leu Val Thr Tyr Leu Leu
Pro Leu Leu Val Ile Leu Leu 1 5
10 15 Ser Tyr Val Arg Val Ser Val Lys Leu
Arg Asn Arg Val Val Pro Gly 20 25
30 Cys Val Thr Gln Ser Gln Ala Asp Trp
Asp Arg Ala Arg Arg Arg Arg 35 40
45 Thr Phe Cys Leu Leu Val Val Val Val
Val Val 50 55
Pro Leu Leu Val Ile Leu Leu 1 5
10 15 Ser Tyr Val Arg Val Ser Val Lys Leu
Arg Asn Arg Val Val Pro Gly 20 25
30 Cys Val Thr Gln Ser Gln Ala Asp Trp
Asp Arg Ala Arg Arg Arg Arg 35 40
45 Thr Phe Cys Leu Leu Val Val Val Val
Val Val 50 55
【0151】
【配列番号:21】 配列の長さ:370 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Ala Ser Ser Thr Thr Arg Gly Pro
Arg Val Ser Asp Leu Phe Ser 1 5
10 15 Gly Leu Pro Pro Ala Val Thr Thr Pro
Ala Asn Gln Ser Ala Glu Ala 20 25
30 Ser Ala Gly Asn Gly Ser Val Ala Gly
Ala Asp Ala Pro Ala Val Thr 35 40
45 Pro Phe Gln Ser Leu Gln Leu Val His
Gln Leu Lys Gly Leu Ile Val 50 55
60 Leu Leu Tyr Ser Val Val Val Val Val
Gly Leu Val Gly Asn Cys Leu 65 70
75 80 Leu Val Leu Val Ile Ala Arg Val Arg
Arg Leu His Asn Val Thr Asn 85
90 95 Phe Leu Ile Gly Asn Leu Ala Leu Ser
Asp Val Leu Met Cys Thr Ala 100 105
110 Cys Val Pro Leu Thr Leu Ala Tyr Ala
Phe Glu Pro Arg Gly Trp Val 115 120
125 Phe Gly Gly Gly Leu Cys His Leu Val
Phe Phe Leu Gln Pro Val Thr 130 135
140 Val Tyr Val Ser Val Phe Thr Leu Thr
Thr Ile Ala Val Asp Arg Tyr 145 150
155 160 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg
Arg Ile Ser Leu Arg Leu Ser 165
170 175 Ala Tyr Ala Val Leu Ala Ile Trp Ala
Leu Ser Ala Val Leu Ala Leu 180 185
190 Pro Ala Ala Val His Thr Tyr His Val
Glu Leu Lys Pro His Asp Val 195 200
205 Arg Leu Cys Glu Glu Phe Trp Gly Ser
Gln Glu Arg Gln Arg Gln Leu 210 215
220 Tyr Ala Trp Gly Leu Leu Leu Val Thr
Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Val 225 230
235 240 Ile Leu Leu Ser Tyr Val Arg Val Ser
Val Lys Leu Arg Asn Arg Val 245
250 255 Val Pro Gly Cys Val Thr Gln Ser Gln
Ala Asp Trp Asp Arg Ala Arg 260 265
270 Arg Arg Arg Thr Phe Cys Leu Leu Val
Val Val Val Val Val Phe Ala 275 280
285 Val Cys Trp Leu Pro Leu His Val Phe
Asn Leu Leu Arg Asp Leu Asp 290 295
300 Pro His Ala Ile Asp Pro Tyr Ala Phe
Gly Leu Val Gln Leu Leu Cys 305 310
315 320 His Trp Leu Ala Met Ser Ser Ala Cys
Tyr Asn Pro Phe Ile Tyr Ala 325
330 335 Trp Leu His Asp Ser Phe Arg Glu Glu
Leu Arg Lys Leu Leu Val Ala 340 345
350 Trp Pro Arg Lys Ile Ala Pro His Gly
Gln Asn Met Thr Val Ser Val 355 360
365 Val Ile 370
Arg Val Ser Asp Leu Phe Ser 1 5
10 15 Gly Leu Pro Pro Ala Val Thr Thr Pro
Ala Asn Gln Ser Ala Glu Ala 20 25
30 Ser Ala Gly Asn Gly Ser Val Ala Gly
Ala Asp Ala Pro Ala Val Thr 35 40
45 Pro Phe Gln Ser Leu Gln Leu Val His
Gln Leu Lys Gly Leu Ile Val 50 55
60 Leu Leu Tyr Ser Val Val Val Val Val
Gly Leu Val Gly Asn Cys Leu 65 70
75 80 Leu Val Leu Val Ile Ala Arg Val Arg
Arg Leu His Asn Val Thr Asn 85
90 95 Phe Leu Ile Gly Asn Leu Ala Leu Ser
Asp Val Leu Met Cys Thr Ala 100 105
110 Cys Val Pro Leu Thr Leu Ala Tyr Ala
Phe Glu Pro Arg Gly Trp Val 115 120
125 Phe Gly Gly Gly Leu Cys His Leu Val
Phe Phe Leu Gln Pro Val Thr 130 135
140 Val Tyr Val Ser Val Phe Thr Leu Thr
Thr Ile Ala Val Asp Arg Tyr 145 150
155 160 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg
Arg Ile Ser Leu Arg Leu Ser 165
170 175 Ala Tyr Ala Val Leu Ala Ile Trp Ala
Leu Ser Ala Val Leu Ala Leu 180 185
190 Pro Ala Ala Val His Thr Tyr His Val
Glu Leu Lys Pro His Asp Val 195 200
205 Arg Leu Cys Glu Glu Phe Trp Gly Ser
Gln Glu Arg Gln Arg Gln Leu 210 215
220 Tyr Ala Trp Gly Leu Leu Leu Val Thr
Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Val 225 230
235 240 Ile Leu Leu Ser Tyr Val Arg Val Ser
Val Lys Leu Arg Asn Arg Val 245
250 255 Val Pro Gly Cys Val Thr Gln Ser Gln
Ala Asp Trp Asp Arg Ala Arg 260 265
270 Arg Arg Arg Thr Phe Cys Leu Leu Val
Val Val Val Val Val Phe Ala 275 280
285 Val Cys Trp Leu Pro Leu His Val Phe
Asn Leu Leu Arg Asp Leu Asp 290 295
300 Pro His Ala Ile Asp Pro Tyr Ala Phe
Gly Leu Val Gln Leu Leu Cys 305 310
315 320 His Trp Leu Ala Met Ser Ser Ala Cys
Tyr Asn Pro Phe Ile Tyr Ala 325
330 335 Trp Leu His Asp Ser Phe Arg Glu Glu
Leu Arg Lys Leu Leu Val Ala 340 345
350 Trp Pro Arg Lys Ile Ala Pro His Gly
Gln Asn Met Thr Val Ser Val 355 360
365 Val Ile 370
【0152】
【配列番号:22】 配列の長さ:206 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Leu Val Leu Val Ile Ala Arg Val Arg Arg Leu Tyr Asn Val Thr Asn 1 5 10 15 Phe Leu Ile Gly Asn Leu Ala Leu Ser Asp Val Leu Met Cys Thr Ala 20 25 30 Cys Val Pro Leu Thr Leu Ala Tyr Ala Phe Glu Pro Arg Gly Trp Val 35 40 45 Phe Gly Gly Gly Leu Cys His Leu Val Phe Phe Leu Gln Ala Val Thr 50 55 60 Val Tyr Val Ser Val Phe Thr Leu Thr Thr Ile Ala Val Asp Arg Tyr 65 70 75 80 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg Arg Ile Ser Leu Arg Leu Ser 85 90 95 Ala Tyr Ala Val Leu Ala Ile Trp Val Leu Ser Ala Val Leu Ala Leu 100 105 110 Pro Ala Ala Val His Thr Tyr His Val Glu Leu Lys Pro His Asp Val 115 120 125 Arg Leu Cys Glu Glu Phe Trp Gly Ser Gln Glu Arg Gln Arg Gln Leu 130 135 140 Tyr Ala Trp Gly Leu Leu Leu Val Thr Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Val 145 150 155 160 Ile Leu Leu Ser Tyr Ala Arg Val Ser Val Lys Leu Arg Asn Arg Val 165 170 175 Val Pro Gly Arg Val Thr Gln Ser Gln Ala Asp Trp Asp Arg Ala Arg 180 185 190 Arg Arg Arg Thr Phe Cys Leu Leu Val Val Val Val Val Val 195 200 205
【0153】
【配列番号:23】 配列の長さ:126 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg Arg Ile Ser Leu Arg Leu Ser 1 5 10 15 Ala Tyr Ala Val Leu Gly Ile Trp Ala Leu Ser Ala Val Leu Ala Leu 20 25 30 Pro Ala Ala Val His Thr Tyr His Val Glu Leu Lys Pro His Asp Val 35 40 45 Ser Leu Cys Glu Glu Phe Trp Gly Ser Gln Glu Arg Gln Arg Gln Ile 50 55 60 Tyr Ala Trp Gly Leu Leu Leu Gly Thr Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Ala 65 70 75 80 Ile Leu Leu Ser Tyr Val Arg Val Ser Val Lys Leu Arg Asn Arg Val 85 90 95 Val Pro Gly Ser Val Thr Gln Ser Gln Ala Asp Trp Asp Arg Ala Arg 100 105 110 Arg Arg Arg Thr Phe Cys Leu Leu Val Val Val Val Val Val 115 120 125
【0154】
【配列番号:24】 配列の長さ:273 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 CTGGTGCTGG TGATCGCGCG GGTGCGCCGG CTGCACAACG TGACGAACTT CCTCATCGGC 60 AACCTGGCCT TGTCCGACGT GCTCATGTGC ACCGCCTGCG TGCCGCTCAC GCTGGCCTAT 120 GCCTTCGAGC CACGCGGCTG GGTGTTCGGC GGCGGCCTGT GCCACCTGGT CTTCTTCCTG 180 CAGCCGGTCA CCGTCTATGT GTCGGTGTTC ACGCTCACCA CCATCGCAGT GGACCGGTAC 240 GTCGTGCTGG TGCACCCGCT GAGGCGGCGC ATC 273
【0155】
【配列番号:25】 配列の長さ:177 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 GGCCTGCTGC TGGTCACCTA CCTGCTCCCT CTGCTGGTCA TCCTCCTGTC TTACGTCCGG 60 GTGTCAGTGA AGCTCCGCAA CCGCGTGGTG CCGGGCTGCG TGACCCAGAG CCAGGCCGAC 120 TGGGACCGCG CTCGGCGCCG GCGCACCTTC TGCTTGCTGG TGGTGGTCGT GGTGGTG 177
【0156】
【配列番号:26】 配列の長さ:1110 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGGCCTCAT CGACCACTCG GGGCCCCAGG GTTTCTGACT TATTTTCTGG GCTGCCGCCG 60 GCGGTCACAA CTCCCGCCAA CCAGAGCGCA GAGGCCTCGG CGGGCAACGG GTCGGTGGCT 120 GGCGCGGACG CTCCAGCCGT CACGCCCTTC CAGAGCCTGC AGCTGGTGCA TCAGCTGAAG 180 GGGCTGATCG TGCTGCTCTA CAGCGTCGTG GTGGTCGTGG GGCTGGTGGG CAACTGCCTG 240 CTGGTGCTGG TGATCGCGCG GGTGCGCCGG CTGCACAACG TGACGAACTT CCTCATCGGC 300 AACCTGGCCT TGTCCGACGT GCTCATGTGC ACCGCCTGCG TGCCGCTCAC GCTGGCCTAT 360 GCCTTCGAGC CACGCGGCTG GGTGTTCGGC GGCGGCCTGT GCCACCTGGT CTTCTTCCTG 420 CAGCCGGTCA CCGTCTATGT GTCGGTGTTC ACGCTCACCA CCATCGCAGT GGACCGCTAC 480 GTCGTGCTGG TGCACCCGCT GAGGCGGCGC ATCTCGCTGC GCCTCAGCGC CTACGCTGTG 540 CTGGCCATCT GGGCGCTGTC CGCGGTGCTG GCGCTGCCCG CCGCCGTGCA CACCTATCAC 600 GTGGAGCTCA AGCCGCACGA CGTGCGCCTC TGCGAGGAGT TCTGGGGCTC CCAGGAGCGC 660 CAGCGCCAGC TCTACGCCTG GGGGCTGCTG CTGGTCACCT ACCTGCTCCC TCTGCTGGTC 720 ATCCTCCTGT CTTACGTCCG GGTGTCAGTG AAGCTCCGCA ACCGCGTGGT GCCGGGCTGC 780 GTGACCCAGA GCCAGGCCGA CTGGGACCGC GCTCGGCGCC GGCGCACCTT CTGCTTGCTG 840 GTGGTGGTCG TGGTGGTGTT CGCCGTCTGC TGGCTGCCGC TGCACGTCTT CAACCTGCTG 900 CGGGACCTCG ACCCCCACGC CATCGACCCT TACGCCTTTG GGCTGGTGCA GCTGCTCTGC 960 CACTGGCTCG CCATGAGTTC GGCCTGCTAC AACCCCTTCA TCTACGCCTG GCTGCACGAC 1020 AGCTTCCGCG AGGAGCTGCG CAAACTGTTG GTCGCTTGGC CCCGCAAGAT AGCCCCCCAT 1080 GGCCAGAATA TGACCGTCAG CGTGGTCATC 1110
【0157】
【配列番号:27】 配列の長さ:618 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 CTGGTGCTGG TGATCGCGCG GGTGCGCCGG CTGTACAACG TGACGAATTT CCTCATCGGC 60 AACCTGGCCT TGTCCGACGT GCTCATGTGC ACCGCCTGCG TGCCGCTCAC GCTGGCCTAT 120 GCCTTCGAGC CACGCGGCTG GGTGTTCGGC GGCGGCCTGT GCCACCTGGT CTTCTTCCTG 180 CAGGCGGTCA CCGTCTATGT GTCGGTGTTC ACGCTCACCA CCATCGCAGT GGACCGCTAC 240 GTCGTGCTGG TGCACCCGCT GAGGCGGCGC ATCTCGCTGC GCCTCAGCGC CTACGCTGTG 300 CTGGCCATCT GGGTGCTGTC CGCGGTGCTG GCGCTGCCCG CCGCCGTGCA CACCTATCAC 360 GTGGAGCTCA AGCCGCACGA CGTGCGCCTC TGCGAGGAGT TCTGGGGCTC CCAGGAGCGC 420 CAGCGCCAGC TCTACGCCTG GGGGCTGCTG CTGGTCACCT ACCTGCTCCC TCTGCTGGTC 480 ATCCTCCTGT CTTACGCCCG GGTGTCAGTG AAGCTCCGCA ACCGCGTGGT GCCGGGCCGC 540 GTGACCCAGA GCCAGGCCGA CTGGGACCGC GCTCGGCGCC GGCGCACCTT CTGCTTGCTG 600 GTGGTGGTCG TGGTGGTG 618
【0158】
【配列番号:28】 配列の長さ:378 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 GTGGTTCTGG TGCACCCGCT ACGTCGGCGC ATT
TCACTGA GGCTCAGCGC CTACGCGGTG 60 CTGGGCATCT GGGCTCTATC TGCAGTGCTG GCG
CTGCCGG CCGCGGTGCA CACCTACCAT 120 GTGGAGCTCA AGCCCCACGA CGTGAGCCTC TGC
GAGGAGT TCTGGGGCTC GCAGGAGCGC 180 CAACGCCAGA TCTACGCCTG GGGGCTGCTT CTG
GGCACCT ATTTGCTCCC CCTGCTGGCC 240 ATCCTCCTGT CTTACGTACG GGTGTCAGTG AAG
CTGAGGA ACCGCGTGGT GCCTGGCAGC 300 GTGACCCAGA GTCAAGCTGA CTGGGACCGA GCG
CGTCGCC GCCGCACTTT CTGTCTGCTG 360 GTGGTGGTGG TGGTAGTG
378
TCACTGA GGCTCAGCGC CTACGCGGTG 60 CTGGGCATCT GGGCTCTATC TGCAGTGCTG GCG
CTGCCGG CCGCGGTGCA CACCTACCAT 120 GTGGAGCTCA AGCCCCACGA CGTGAGCCTC TGC
GAGGAGT TCTGGGGCTC GCAGGAGCGC 180 CAACGCCAGA TCTACGCCTG GGGGCTGCTT CTG
GGCACCT ATTTGCTCCC CCTGCTGGCC 240 ATCCTCCTGT CTTACGTACG GGTGTCAGTG AAG
CTGAGGA ACCGCGTGGT GCCTGGCAGC 300 GTGACCCAGA GTCAAGCTGA CTGGGACCGA GCG
CGTCGCC GCCGCACTTT CTGTCTGCTG 360 GTGGTGGTGG TGGTAGTG
378
【0159】
【配列番号:29】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CGTGGSCMTS STGGGCAACN YCC
TG 25
TG 25
【0160】
【配列番号:30】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列
【0161】 GTNGWRRGGC ANCCAGCAGA KGGCAAA 27
【0162】
【配列番号:31】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CTGTGYGYSA TYGCNNTKGA YMG
STAC 27
STAC 27
【0163】
【配列番号:32】 配列の長さ:29 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AKGWAGWAGG GCAGCCAGCA GAN
SRYGAA 29
SRYGAA 29
【0164】
【配列番号:33】 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CTGACTTATT TTCTGGGCTG CCGC 24
【0165】
【配列番号:34】 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AACACCGACA CATAGACGGT GAC
C 24
C 24
【0166】
【配列番号:35】 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GCICAYCARC AYTGYATGGA
20
20
【0167】
【配列番号:36】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CCIACGGGIC KDATGCCICK GCCIGC 26
【0168】
【配列番号:37】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 ACGGGCCKDA TGCCICKGCC IGC
RTA 26
RTA 26
【0169】
【配列番号:38】 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CCGGCGTACC AGGCAGGGTT
20
20
【0170】
【配列番号:39】 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AGGCAGGGTT GATGTCGGGG GTGCGGAT 28
【0171】
【配列番号:40】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CTGCCAGCAG AGCCCACCAG CAC
TCCA 27
TCCA 27
【0172】
【配列番号:41】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GTGGGGGCCT GGCTCCTCTG CCT
GCTG 27
GCTG 27
【0173】
【配列番号:42】 配列の長さ:32 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GTGTCGACGA ATGAAGGCGG TGGGGGCCTG GC 32
【0174】
【配列番号:43】 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AGGCTCCCGC TGTTATTCCT GGA
C 24
C 24
【0175】
【配列番号:44】 配列の長さ:98 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Lys Ala Val Gly Ala Trp Leu Leu
Cys Leu Leu Leu Leu Gly Leu 1 5
10 15 Ala Leu Gln Gly Ala Ala Ser Arg Ala
His Gln His Ser Met Glu Ile 20 25
30 Arg Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp
Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg 35 40
45 Pro Val Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg
Ala Ala Leu Gly Asp Gly Pro 50 55
60 Arg Pro Gly Pro Arg Arg Val Pro Ala
Cys Phe Arg Leu Glu Gly Gly 65 70
75 80 Ala Glu Pro Ser Arg Ala Leu Pro Gly
Arg Leu Thr Ala Gln Leu Val 85
90 95 Gln Glu
Cys Leu Leu Leu Leu Gly Leu 1 5
10 15 Ala Leu Gln Gly Ala Ala Ser Arg Ala
His Gln His Ser Met Glu Ile 20 25
30 Arg Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp
Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg 35 40
45 Pro Val Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg
Ala Ala Leu Gly Asp Gly Pro 50 55
60 Arg Pro Gly Pro Arg Arg Val Pro Ala
Cys Phe Arg Leu Glu Gly Gly 65 70
75 80 Ala Glu Pro Ser Arg Ala Leu Pro Gly
Arg Leu Thr Ala Gln Leu Val 85
90 95 Gln Glu
【0176】
【配列番号:45】 配列の長さ:83 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Ala Leu Lys Thr Trp Leu Leu Cys Leu Leu Leu Leu Ser Leu Val 1 5 10 15 Leu Pro Gly Ala Ser Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Thr Arg 20 25 30 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 35 40 45 Val Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg Ala Thr Pro Arg Asp Val Thr Gly 50 55 60 Leu Gly Gln Leu Ser Cys Leu Pro Leu Asp Gly Arg Thr Lys Phe Ser 65 70 75 80 Gln Arg Gly
【0177】
【配列番号:46】 配列の長さ:249 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGGCCCTGA AGACGTGGCT TCTGTGCTTG CTGCTGCTAA GCTTGGTCCT CCCAGGGGCT 60 TCCAGCCGAG CCCACCAGCA CTCCATGGAG ACAAGAACCC CTGATATCAA TCCTGCCTGG 120 TACACGGGCC GCGGGATCAG GCCTGTGGGC CGCTTCGGCA GGAGAAGGGC AACCCCGAGG 180 GATGTCACTG GACTTGGCCA ACTCAGCTGC CTCCCACTGG ATGGACGCAC CAAGTTCTCT 240 CAGCGTGGA 249
【0178】
【配列番号:47】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0179】
【配列番号:48】 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30
【0180】
【配列番号:49】 配列の長さ:33 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu
Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25
30 Arg
Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25
30 Arg
【0181】
【配列番号:50】 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr
Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe 20
Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5
10 15 Val Gly Arg Phe 20
【0182】
【配列番号:51】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly 20
【0183】
【配列番号:52】 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly Arg 20
【0184】
【配列番号:53】 配列の長さ:93 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 AGCCGAGCCC ACCAGCACTC CATGGAGACA AGAACCCCTG ATATCAATCC TGCCTGGTAC 60 ACGGGCCGCG GGATCAGGCC TGTGGGCCGC TTC 93
【0185】
【配列番号:54】 配列の長さ:96 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 AGCCGAGCCC ACCAGCACTC CATGGAGACA AGAACCCCTG ATATCAATCC TGCCTGGTAC 60 ACGGGCCGCG GGATCAGGCC TGTGGGCCGC TTCGGC 96
【0186】
【配列番号:55】 配列の長さ:99 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 AGCCGAGCCC ACCAGCACTC CATGGAGACA AGAACCCCTG ATATCAATCC TGCCTGGTAC 60 ACGGGCCGCG GGATCAGGCC TGTGGGCCGC TTCGGCAGG 99
【0187】
【配列番号:56】 配列の長さ:60 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ACCCCTGATA TCAATCCTGC CTGGTACACG GGCCGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60
【0188】
【配列番号:57】 配列の長さ:63 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ACCCCTGATA TCAATCCTGC CTGGTACACG GGC
CGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60 GGC
63
CGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60 GGC
63
【0189】
【配列番号:58】 配列の長さ:66 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ACCCCTGATA TCAATCCTGC CTGGTACACG GGC
CGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60 GGCAGG
66
CGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60 GGCAGG
66
【0190】
【配列番号:59】 配列の長さ:87 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Lys Val Leu Arg Ala Trp Leu Leu Cys Leu Leu Met Leu Gly Leu 1 5 10 15 Ala Leu Arg Gly Ala Ala Ser Arg Thr His Arg His Ser Met Glu Ile 20 25 30 Arg Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg 35 40 45 Pro Val Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg Ala Thr Leu Gly Asp Val Pro 50 55 60 Lys Pro Gly Leu Arg Pro Arg Leu Thr Cys Phe Pro Leu Glu Gly Gly 65 70 75 80 Ala Met Ser Ser Gln Asp Gly 85
【0191】
【配列番号:60】 配列の長さ:261 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGAAGGTGC TGAGGGCCTG GCTCCTGTGC CTGCTGATGC TGGGCCTGGC CCTGCGGGGA 60 GCTGCAAGTC GTACCCATCG GCACTCCATG GAGATCCGCA CCCCTGACAT CAATCCTGCC 120 TGGTACGCCA GTCGCGGGAT CAGGCCTGTG GGCCGCTTCG GTCGGAGGAG GGCAACCCTG 180 GGGGACGTCC CCAAGCCTGG CCTGCGACCC CGGCTGACCT GCTTCCCCCT GGAAGGCGGT 240 GCTATGTCGT CCCAGGATGG C 261
【0192】
【配列番号:61】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Thr His Arg His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0193】
【配列番号:62】 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Thr His Arg His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30
【0194】
【配列番号:63】 配列の長さ:33 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Thr His Arg His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30 Arg
【0195】
【配列番号:64】 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe 20
【0196】
【配列番号:65】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly 20
【0197】
【配列番号:66】 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Ser Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly Arg 20
【0198】
【配列番号:67】 配列の長さ:93 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 AGTCGTACCC ATCGGCACTC CATGGAGATC CGCACCCCTG ACATCAATCC TGCCTGGTAC 60 GCCAGTCGCG GGATCAGGCC TGTGGGCCGC TTC 93
【0199】
【配列番号:68】 配列の長さ:96 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 AGTCGTACCC ATCGGCACTC CATGGAGATC CGCACCCCTG ACATCAATCC TGCCTGGTAC 60 GCCAGTCGCG GGATCAGGCC TGTGGGCCGC TTCGGT 96
【0200】
【配列番号:69】 配列の長さ:99 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 AGTCGTACCC ATCGGCACTC CATGGAGATC CGC
ACCCCTG ACATCAATCC TGCCTGGTAC 60 GCCAGTCGCG GGATCAGGCC TGTGGGCCGC TTC
GGTCGG 99
ACCCCTG ACATCAATCC TGCCTGGTAC 60 GCCAGTCGCG GGATCAGGCC TGTGGGCCGC TTC
GGTCGG 99
【0201】
【配列番号:70】 配列の長さ:60 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ACCCCTGACA TCAATCCTGC CTGGTACGCC AGT
CGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60
CGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60
【0202】
【配列番号:71】 配列の長さ:63 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ACCCCTGACA TCAATCCTGC CTGGTACGCC AGTCGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60 GGT 63
【0203】
【配列番号:72】 配列の長さ:66 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ACCCCTGACA TCAATCCTGC CTGGTACGCC AGTCGCGGGA TCAGGCCTGT GGGCCGCTTC 60 GGTCGG 66
【0204】
【配列番号:73】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴:第10番目のXaaはAlaもしくはThr、第1
1番目のXaaはGlyもしくはSer、第21番目のXaaはH、G
lyもしくはGlyArgを示す。 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Xaa Xaa Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Xaa 20
1番目のXaaはGlyもしくはSer、第21番目のXaaはH、G
lyもしくはGlyArgを示す。 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Xaa Xaa Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Xaa 20
【0205】
【配列番号:74】 配列の長さ:11 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列の特徴:第3番目のXaaはAlaもしくはThr、第5番
目のXaaはGlnもしくはArg、第10番目のXaaはIleもし
くはThrを示す。 配列 Ser Arg Xaa His Xaa His Ser Met Glu
Xaa Arg 1 5
10
目のXaaはGlnもしくはArg、第10番目のXaaはIleもし
くはThrを示す。 配列 Ser Arg Xaa His Xaa His Ser Met Glu
Xaa Arg 1 5
10
【0206】
【配列番号:75】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CARCAYTCCA TGGAGACAAG AAC
CCC 26
CCC 26
【0207】
【配列番号:76】 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 TACCAGGCAG GATTGATACA GGGG 24
【0208】
【配列番号:77】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGCATCATCC AGGAAGACGG AGC
AT 25
AT 25
【0209】
【配列番号:78】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AGCAGAGGAG AGGGAGGGTA GAG
GA 25
GA 25
【0210】
【配列番号:79】 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 ACGTGGCTTC TGTGCTTGCT GC 22
【0211】
【配列番号:80】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GCCTGATCCC GCGGCCCGTG TAC
CA 25
CA 25
【0212】
【配列番号:81】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 TTGCCCTTCT CCTGCCGAAG CGG
CCC 26
CCC 26
【0213】
【配列番号:82】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGCGGGGGCT GCAAGTCGTA CCCATCG 27
【0214】
【配列番号:83】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CGGCACTCCA TGGAGATCCG CAC
CCCT 27
CCCT 27
【0215】
【配列番号:84】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CAGGCAGGAT TGATGTCAGG GGT
GCGG 27
GCGG 27
【0216】
【配列番号:85】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CATGGAGTGC CGATGGGTAC GACTTGC 27
【0217】
【配列番号:86】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGCCTCCTCG GAGGAGCCAA GGG
ATGA 27
ATGA 27
【0218】
【配列番号:87】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGGAAAGGAG CCCGAAGGAG AGG
AGAG 27
AGAG 27
【0219】
【配列番号:88】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CCTGCTGGCC ATTCTCCTGT CTTAC 25
【0220】
【配列番号:89】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGGTCCAGGT CCCGCAGAAG GTT
GA 25
GA 25
【0221】
【配列番号:90】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GAAGACGGAG CATGGCCCTG AAG
AC 25
AC 25
【0222】
【配列番号:91】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGCAGCTGAG TTGGCCAAGT CCAGT 25
【0223】
【配列番号:92】 配列の長さ:15 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu
Ile Arg Thr Pro Asp Cys 1 5
10 15
Ile Arg Thr Pro Asp Cys 1 5
10 15
【0224】
【配列番号:93】 配列の長さ:15 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Cys Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe 1 5
10 15
Arg Pro Val Gly Arg Phe 1 5
10 15
【0225】
【配列番号:94】 配列の長さ:15 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Cys Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly 1 5 10 15
【0226】
【配列番号:95】 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AGATTGGCAT CATCCAGGAA GAC
GGAGCAT 30
GGAGCAT 30
【0227】
【配列番号:96】 配列の長さ:31 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GCTGACTCGA CAGCACTGTC TTC
TCGAGCT G 31
TCGAGCT G 31
【配列番号:97】 配列の長さ:21 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AACCCCTTCA TCTATGCGTG G 21
【配列番号:98】 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 ATATTCTGGC CATGAGGCAC 20
【配列番号:99】 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 TTCCGAGAGG AGCTACGCAA GATGCTTC 28
【0228】
【図1】ヒト下垂体由来cDNAを用いてPCR法によ
って単離したcDNAクローンp19P2に含まれるヒ
ト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。配列決定に用いたプライマーは−21M13で
ある。下線で示した部分は合成プライマーに相当する部
分である。
って単離したcDNAクローンp19P2に含まれるヒ
ト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。配列決定に用いたプライマーは−21M13で
ある。下線で示した部分は合成プライマーに相当する部
分である。
【図2】ヒト下垂体由来cDNAを用いてPCR法によ
って単離したcDNAクローンp19P2に含まれるヒ
ト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。配列決定に用いたプライマーはM13RV-N
(タカラ)である。下線で示した部分は合成プライマー
に相当する部分である。
って単離したcDNAクローンp19P2に含まれるヒ
ト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。配列決定に用いたプライマーはM13RV-N
(タカラ)である。下線で示した部分は合成プライマー
に相当する部分である。
【図3】図1に示したアミノ酸配列をもとに作成した、
p19P2に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白質の部
分疎水性プロットを示す。
p19P2に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白質の部
分疎水性プロットを示す。
【図4】図2に示したアミノ酸配列をもとに作成した、
p19P2に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白質の部
分疎水性プロットを示す。
p19P2に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白質の部
分疎水性プロットを示す。
【図5】図1および図2に示したp19P2に含まれる
ヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDN
A断片にコードされる蛋白質の部分アミノ酸配列を、公
知のG蛋白質共役型レセプター蛋白質であるS1286
3と比較した図を示す。黒く塗った部分は一致している
部分を示す。p19P2の第1番目〜第99番目のアミ
ノ酸配列は図1の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列
に対応し、第156番目〜第230番目のアミノ酸配列
は図2の第1番目〜第68番目のアミノ酸配列に対応す
る。
ヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDN
A断片にコードされる蛋白質の部分アミノ酸配列を、公
知のG蛋白質共役型レセプター蛋白質であるS1286
3と比較した図を示す。黒く塗った部分は一致している
部分を示す。p19P2の第1番目〜第99番目のアミ
ノ酸配列は図1の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列
に対応し、第156番目〜第230番目のアミノ酸配列
は図2の第1番目〜第68番目のアミノ酸配列に対応す
る。
【図6】MIN6由来cDNAを用いてPCR法によっ
て単離したcDNAクローンpG3−2およびpG1−
10にそれぞれ含まれるMIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列に基づいて導
き出したMIN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白
質cDNA断片の塩基配列およびそれにコードされるア
ミノ酸配列の前半部(第1番〜第324番目の塩基配列およ
びそれにコードされるアミノ酸配列)を示す。下線で示
した部分は合成プライマーに相当する部分である。
て単離したcDNAクローンpG3−2およびpG1−
10にそれぞれ含まれるMIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列に基づいて導
き出したMIN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白
質cDNA断片の塩基配列およびそれにコードされるア
ミノ酸配列の前半部(第1番〜第324番目の塩基配列およ
びそれにコードされるアミノ酸配列)を示す。下線で示
した部分は合成プライマーに相当する部分である。
【図7】MIN6由来cDNAを用いてPCR法によっ
て単離したcDNAクローンpG3−2およびpG1−
10にそれぞれ含まれるMIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列に基づいて導
き出したMIN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白
質cDNA断片の塩基配列およびそれにコードされるア
ミノ酸配列の後半部(第325番〜第669番目の塩基配列お
よびそれにコードされるアミノ酸配列)を示す。下線で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
て単離したcDNAクローンpG3−2およびpG1−
10にそれぞれ含まれるMIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列に基づいて導
き出したMIN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白
質cDNA断片の塩基配列およびそれにコードされるア
ミノ酸配列の後半部(第325番〜第669番目の塩基配列お
よびそれにコードされるアミノ酸配列)を示す。下線で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
【図8】図6および図7に示したMIN6由来のG蛋白
質共役型レセプター蛋白質の部分アミノ酸配列(pG3
−2/pG1−10)を、図1および図2に示したp1
9P2にコードされる蛋白質の部分アミノ酸配列と比較
した図を示す。黒塗りの部分は配列が一致している部分
を示す。p19P2の第1番目〜第99番目のアミノ酸
配列は図1の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列に対
応し、第156番目〜第223番目のアミノ酸配列は図
2の第1番目〜第68番目のアミノ酸配列に対応する。
pG3−2/pG1−10の第1番目〜第223番目の
アミノ酸配列は図6の第1番目〜第223番目のアミノ
酸配列に対応する。
質共役型レセプター蛋白質の部分アミノ酸配列(pG3
−2/pG1−10)を、図1および図2に示したp1
9P2にコードされる蛋白質の部分アミノ酸配列と比較
した図を示す。黒塗りの部分は配列が一致している部分
を示す。p19P2の第1番目〜第99番目のアミノ酸
配列は図1の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列に対
応し、第156番目〜第223番目のアミノ酸配列は図
2の第1番目〜第68番目のアミノ酸配列に対応する。
pG3−2/pG1−10の第1番目〜第223番目の
アミノ酸配列は図6の第1番目〜第223番目のアミノ
酸配列に対応する。
【図9】図6および図7に示した部分アミノ酸配列をも
とに作成した、MIN6由来のG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質の部分疎水性プロットを示す。
とに作成した、MIN6由来のG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質の部分疎水性プロットを示す。
【図10】p19P2に挿入されているDNA断片をプ
ローブとして用いて、ヒト下垂体由来cDNAライブラ
リーよりプラークハイブリダイゼーション法によって単
離したcDNAクローンphGR3に含まれるヒト下垂
体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩
基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列の前半部
分(塩基配列については第1〜720番目、アミノ酸配列
については第1〜201番目)を示す。
ローブとして用いて、ヒト下垂体由来cDNAライブラ
リーよりプラークハイブリダイゼーション法によって単
離したcDNAクローンphGR3に含まれるヒト下垂
体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩
基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列の前半部
分(塩基配列については第1〜720番目、アミノ酸配列
については第1〜201番目)を示す。
【図11】p19P2に挿入されているDNA断片をプ
ローブとして用いて、ヒト下垂体由来cDNAライブラ
リーよりプラークハイブリダイゼーション法によって単
離したcDNAクローンphGR3に含まれるヒト下垂
体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩
基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列の後半部
分(塩基配列については第721〜1331番目、アミノ酸配
列については第202〜371番目)を示す。
ローブとして用いて、ヒト下垂体由来cDNAライブラ
リーよりプラークハイブリダイゼーション法によって単
離したcDNAクローンphGR3に含まれるヒト下垂
体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩
基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列の後半部
分(塩基配列については第721〜1331番目、アミノ酸配
列については第202〜371番目)を示す。
【図12】ヒト下垂体由来のcDNAクローンphGR
3がコードするレセプター遺伝子のヒト下垂体mRNA
に対するノーザンブロットの結果を示す。
3がコードするレセプター遺伝子のヒト下垂体mRNA
に対するノーザンブロットの結果を示す。
【図13】図10および図11に示したアミノ酸配列を
もとに作成した、phGR3に含まれるヒト下垂体由来
G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAにコードされ
る蛋白質の疎水性プロットを示す。
もとに作成した、phGR3に含まれるヒト下垂体由来
G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAにコードされ
る蛋白質の疎水性プロットを示す。
【図14】MIN6由来cDNAを用いてPCR法によ
って単離したcDNAクローンp5S38に含まれるM
IN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。下線で示した部分は合成プライマーに相当する
部分である。
って単離したcDNAクローンp5S38に含まれるM
IN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。下線で示した部分は合成プライマーに相当する
部分である。
【図15】図14に示したMIN6由来のG蛋白質共役
型レセプター蛋白質の部分アミノ酸配列(p5S38)
を、図1および図2に示したp19P2に含まれるcD
NA断片にコードされるG蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列、および図6および図7に示した
pG3−2ならびにpG1−10にそれぞれ含まれるc
DNA断片の塩基配列から導きだした塩基配列にコード
されるG蛋白質共役型レセプター蛋白質の部分アミノ酸
配列と比較した図を示す。黒塗りの部分は配列が一致し
ている部分を示す。p5S38の第1番目〜第144番
目のアミノ酸配列は図14の第1番目〜第144番目の
アミノ酸配列に対応する。p19P2の第1番目〜第9
9番目のアミノ酸配列は図1の第1番目〜第99番目の
アミノ酸配列に対応し、第156番目〜第223番目の
アミノ酸配列は図2の第1番目〜第68番目のアミノ酸
配列に対応する。pG3−2/pG1−10の第1番目
〜第223番目のアミノ酸配列は図6および図7の第1
番目〜第223番目のアミノ酸配列に対応する。
型レセプター蛋白質の部分アミノ酸配列(p5S38)
を、図1および図2に示したp19P2に含まれるcD
NA断片にコードされるG蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列、および図6および図7に示した
pG3−2ならびにpG1−10にそれぞれ含まれるc
DNA断片の塩基配列から導きだした塩基配列にコード
されるG蛋白質共役型レセプター蛋白質の部分アミノ酸
配列と比較した図を示す。黒塗りの部分は配列が一致し
ている部分を示す。p5S38の第1番目〜第144番
目のアミノ酸配列は図14の第1番目〜第144番目の
アミノ酸配列に対応する。p19P2の第1番目〜第9
9番目のアミノ酸配列は図1の第1番目〜第99番目の
アミノ酸配列に対応し、第156番目〜第223番目の
アミノ酸配列は図2の第1番目〜第68番目のアミノ酸
配列に対応する。pG3−2/pG1−10の第1番目
〜第223番目のアミノ酸配列は図6および図7の第1
番目〜第223番目のアミノ酸配列に対応する。
【図16】図14に示した部分アミノ酸配列をもとに作
成した、p5S38に含まれるMIN6由来G蛋白質共
役型レセプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白
質の部分疎水性プロットを示す。
成した、p5S38に含まれるMIN6由来G蛋白質共
役型レセプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白
質の部分疎水性プロットを示す。
【図17】pAKKO-19P2を導入したCHO細胞でmRNAが発現
していることを確認するためにRT-PCRを行った。レーン
1から7は比較のためにpAKKO-19P2を段階的に希釈して
PCRを行ったもので、10μg/μlのプラスミドをそれぞれ
原液(レーン1)、1/2希釈(レーン2)、1/4希釈(レ
ーン3)、1/64希釈(レーン4)、1/256希釈(レーン
5)、1/1024希釈(レーン6)、1/4096希釈(レーン
7)した鋳型を使ってPCRを行ったものについて1.2%ア
ガロースゲル電気泳動により解析した結果である。レー
ン8から11はCHO-19P2細胞株から調製したcDNAをそれぞ
れ1/10希釈(レーン8)、1/100希釈(レーン9)、1/1
000希釈(レーン10)したものを鋳型としてPCRを行った
ものを電気泳動した。レーン11はcDNA の合成をreverse
transcriptaseなしで行ったものを鋳型としてPCRを行
ったものを電気泳動した。レーン12および13はそれぞれ
mock CHO細胞からreverse transcriptase添加および無
添加で調製したcDNAを鋳型としてPCRを行ったものを電
気泳動した。MはDNAのサイズマーカーであり両端のレー
ンはλ/Sty I digest(ニッポンジーン)を右から2番
目はφχ174/Hinc II digest(ニッポンジーン)をそれ
ぞれ1μgを電気泳動した。矢印は約400bpのPCRにより増
幅されたバンドの位置を示している。
していることを確認するためにRT-PCRを行った。レーン
1から7は比較のためにpAKKO-19P2を段階的に希釈して
PCRを行ったもので、10μg/μlのプラスミドをそれぞれ
原液(レーン1)、1/2希釈(レーン2)、1/4希釈(レ
ーン3)、1/64希釈(レーン4)、1/256希釈(レーン
5)、1/1024希釈(レーン6)、1/4096希釈(レーン
7)した鋳型を使ってPCRを行ったものについて1.2%ア
ガロースゲル電気泳動により解析した結果である。レー
ン8から11はCHO-19P2細胞株から調製したcDNAをそれぞ
れ1/10希釈(レーン8)、1/100希釈(レーン9)、1/1
000希釈(レーン10)したものを鋳型としてPCRを行った
ものを電気泳動した。レーン11はcDNA の合成をreverse
transcriptaseなしで行ったものを鋳型としてPCRを行
ったものを電気泳動した。レーン12および13はそれぞれ
mock CHO細胞からreverse transcriptase添加および無
添加で調製したcDNAを鋳型としてPCRを行ったものを電
気泳動した。MはDNAのサイズマーカーであり両端のレー
ンはλ/Sty I digest(ニッポンジーン)を右から2番
目はφχ174/Hinc II digest(ニッポンジーン)をそれ
ぞれ1μgを電気泳動した。矢印は約400bpのPCRにより増
幅されたバンドの位置を示している。
【図18】ラット全脳から抽出した粗リガンドペプチド
画分についてCHO-19P2細胞株からのアラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性を測定した。アラキドン酸代謝物
の遊離促進活性は0.05%BSAを含むHBSSを加えた時に遊離
された[3H]アラキドン酸代謝物の量を100%として、リ
ガンドペプチド粗画分を加えた時に放出されるアラキド
ン酸代謝物の量を%として表した。30% CH3CN の画分に
CHO-19P2細胞株からアラキドン酸代謝物の遊離を促進す
る活性が認められた。
画分についてCHO-19P2細胞株からのアラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性を測定した。アラキドン酸代謝物
の遊離促進活性は0.05%BSAを含むHBSSを加えた時に遊離
された[3H]アラキドン酸代謝物の量を100%として、リ
ガンドペプチド粗画分を加えた時に放出されるアラキド
ン酸代謝物の量を%として表した。30% CH3CN の画分に
CHO-19P2細胞株からアラキドン酸代謝物の遊離を促進す
る活性が認められた。
【図19】ウシ視床下部から抽出した粗リガンドペプチ
ド画分についてCHO-19P2細胞株からのアラキドン酸代謝
物の遊離を促進する活性を測定した。アラキドン酸代謝
物の遊離を促進する活性は0.05%BSAを含むHBSSを加えた
時に遊離された[3H]アラキドン酸代謝物の量を100%と
して、リガンドペプチド粗画分を加えた時に放出される
アラキドン酸代謝物の量を%として表した。ラット全脳
から抽出した粗リガンドペプチド画分と同様に30% CH3C
N の画分にCHO-19P2細胞株からアラキドン酸代謝物の遊
離を促進する活性が認められた。
ド画分についてCHO-19P2細胞株からのアラキドン酸代謝
物の遊離を促進する活性を測定した。アラキドン酸代謝
物の遊離を促進する活性は0.05%BSAを含むHBSSを加えた
時に遊離された[3H]アラキドン酸代謝物の量を100%と
して、リガンドペプチド粗画分を加えた時に放出される
アラキドン酸代謝物の量を%として表した。ラット全脳
から抽出した粗リガンドペプチド画分と同様に30% CH3C
N の画分にCHO-19P2細胞株からアラキドン酸代謝物の遊
離を促進する活性が認められた。
【図20】逆相カラム C18 218TP5415 で精製した画分
についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性を測定した。RESOURCE Sの活性画
分を C18 218TP5415 で分離した。流速 1ml/min、20%-3
0% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配でクロマトグラフィ
ーを行い、溶出液を1ml ずつ分取し、凍結乾燥後、各フ
ラクションに含まれるCHO-19P2細胞株に特異的なアラキ
ドン酸代謝物遊離促進活性を測定した。その結果、活性
は、3つ(溶出順にそれぞれP-1、P-2、P-3と呼ぶ)に分
離した。
についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性を測定した。RESOURCE Sの活性画
分を C18 218TP5415 で分離した。流速 1ml/min、20%-3
0% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配でクロマトグラフィ
ーを行い、溶出液を1ml ずつ分取し、凍結乾燥後、各フ
ラクションに含まれるCHO-19P2細胞株に特異的なアラキ
ドン酸代謝物遊離促進活性を測定した。その結果、活性
は、3つ(溶出順にそれぞれP-1、P-2、P-3と呼ぶ)に分
離した。
【図21】逆相カラム diphenyl 219TP5415 で精製した
画分についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン酸代
謝物の遊離を促進する活性を測定した。C18 218TP5415
のP-3活性画分を diphenyl 219TP5415 で分離した。流
速 1ml/min、22%-25% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配で
クロマトグラフィーを行い、溶出液を1mlずつ分取し、
凍結乾燥後、各フラクションに含まれるCHO-19P2細胞株
に特異的なアラキドン酸代謝物遊離促進活性を測定し
た。その結果、活性は1つのピークに収束した。
画分についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン酸代
謝物の遊離を促進する活性を測定した。C18 218TP5415
のP-3活性画分を diphenyl 219TP5415 で分離した。流
速 1ml/min、22%-25% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配で
クロマトグラフィーを行い、溶出液を1mlずつ分取し、
凍結乾燥後、各フラクションに含まれるCHO-19P2細胞株
に特異的なアラキドン酸代謝物遊離促進活性を測定し
た。その結果、活性は1つのピークに収束した。
【図22】逆相カラム μRPC C2/C18 SC 2.1/10 で精製
した画分についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン
酸代謝物の遊離を促進する活性を測定した。diphenyl 2
19TP5415 で活性と一致したピークの画分を μRPC C2/C
18 SC 2.1/10 で分離した。流速 100μl/min、22%-23.5
% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配でクロマトグラフィー
を行い、溶出液を100μl ずつ分取し、凍結乾燥後、各
フラクションに含まれるCHO-19P2細胞株に特異的なアラ
キドン酸代謝物遊離促進活性を測定した。その結果、活
性は単一の物質(ペプチド)と思われる二つのピークに一
致した。
した画分についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン
酸代謝物の遊離を促進する活性を測定した。diphenyl 2
19TP5415 で活性と一致したピークの画分を μRPC C2/C
18 SC 2.1/10 で分離した。流速 100μl/min、22%-23.5
% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配でクロマトグラフィー
を行い、溶出液を100μl ずつ分取し、凍結乾燥後、各
フラクションに含まれるCHO-19P2細胞株に特異的なアラ
キドン酸代謝物遊離促進活性を測定した。その結果、活
性は単一の物質(ペプチド)と思われる二つのピークに一
致した。
【図23】逆相カラムμRPC C2/C18 SC 2.
1/10で精製したP-2画分についてCHO-19P2
細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進す
る活性を測定した。流速100μl/min、21.5%−2
3.0% CH3CN/0.1% TFA/蒸留水の濃度勾
配でクロマトグラフィーを行い、溶出液を100μlず
つ分取し、凍結乾燥後、各フラクションに含まれるCH
O-19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の
遊離を促進する活性を測定した。その結果、活性は、単
一のペプチドと思われるペプチドのピークに一致した。
1/10で精製したP-2画分についてCHO-19P2
細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進す
る活性を測定した。流速100μl/min、21.5%−2
3.0% CH3CN/0.1% TFA/蒸留水の濃度勾
配でクロマトグラフィーを行い、溶出液を100μlず
つ分取し、凍結乾燥後、各フラクションに含まれるCH
O-19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の
遊離を促進する活性を測定した。その結果、活性は、単
一のペプチドと思われるペプチドのピークに一致した。
【図24】ウシ視床下部由来cDNAを用いてPCR法
によって単離したcDNAクローンに含まれるウシ視床
下部由来のCHO−19P2細胞株から特異的にアラキ
ドン酸代謝物の遊離を促進するリガンドポリペプチドc
DNA断片の塩基配列に基づいて導き出した該ウシ視床
下部由来リガンドポリペプチドcDNA断片の塩基配列
およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。矢印で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
によって単離したcDNAクローンに含まれるウシ視床
下部由来のCHO−19P2細胞株から特異的にアラキ
ドン酸代謝物の遊離を促進するリガンドポリペプチドc
DNA断片の塩基配列に基づいて導き出した該ウシ視床
下部由来リガンドポリペプチドcDNA断片の塩基配列
およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。矢印で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
【図25】ウシ視床下部由来cDNAを用いてPCR法
によって単離したcDNAクローンに含まれるウシ視床
下部由来のCHO−19P2細胞株から特異的にアラキ
ドン酸代謝物の遊離を促進するリガンドポリペプチドc
DNA断片の塩基配列に基づいて導き出した該ウシ視床
下部由来リガンドポリペプチドcDNA断片の塩基配列
およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。矢印で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
によって単離したcDNAクローンに含まれるウシ視床
下部由来のCHO−19P2細胞株から特異的にアラキ
ドン酸代謝物の遊離を促進するリガンドポリペプチドc
DNA断片の塩基配列に基づいて導き出した該ウシ視床
下部由来リガンドポリペプチドcDNA断片の塩基配列
およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。矢印で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
【図26】ウシ視床下部由来のCHO−19P2細胞株
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するリガ
ンドポリペプチドのアミノ酸配列および配列番号:1、
配列番号44に示したリガンドポリペプチドの全コード
領域をコードするcDNA配列である。
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するリガ
ンドポリペプチドのアミノ酸配列および配列番号:1、
配列番号44に示したリガンドポリペプチドの全コード
領域をコードするcDNA配列である。
【図27】ウシ視床下部由来のCHO−19P2細胞株
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するリガ
ンドポリペプチドのアミノ酸配列および配列番号:1、
配列番号44に示したリガンドポリペプチドの全コード
領域をコードするcDNA配列である。
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するリガ
ンドポリペプチドのアミノ酸配列および配列番号:1、
配列番号44に示したリガンドポリペプチドの全コード
領域をコードするcDNA配列である。
【図28】合成リガンドポリペプチド(19P2−L3
1)についてCHO−19P2細胞株からの特異的なア
ラキドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定した。合
成ペプチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で
溶解し、0.05%BSAを含むHBSSで10-12M
〜10-6Mの濃度に希釈した。アラキドン酸代謝物遊離
活性は、希釈液を細胞に添加した時に上清に遊離される
[3H]アラキドン酸代謝物の実測放射線量で表した。
その結果、19P2−L31によるCHO−19P2細
胞株に特異的なアラキドン酸代謝物遊離活性が濃度依存
的に認められた。
1)についてCHO−19P2細胞株からの特異的なア
ラキドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定した。合
成ペプチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で
溶解し、0.05%BSAを含むHBSSで10-12M
〜10-6Mの濃度に希釈した。アラキドン酸代謝物遊離
活性は、希釈液を細胞に添加した時に上清に遊離される
[3H]アラキドン酸代謝物の実測放射線量で表した。
その結果、19P2−L31によるCHO−19P2細
胞株に特異的なアラキドン酸代謝物遊離活性が濃度依存
的に認められた。
【図29】合成リガンドポリペプチド(19P2−L3
1(O))についてCHO−19P2細胞株からの特異
的なアラキドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定し
た。合成リガンドポリペプチドは、脱気処理した蒸留水
に10-3Mの濃度で溶解し、0.05%BSAを含むH
BSSで10-12M〜10-6Mの濃度に希釈した。アラ
キドン酸代謝物遊離活性は、希釈液を細胞に添加した時
に上清に遊離される[3H]アラキドン酸代謝物の実測
放射線量で表した。その結果、19P2−L31(O)
によるCHO−19P2細胞株に特異的なアラキドン酸
代謝物遊離活性が濃度依存的に認められた。
1(O))についてCHO−19P2細胞株からの特異
的なアラキドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定し
た。合成リガンドポリペプチドは、脱気処理した蒸留水
に10-3Mの濃度で溶解し、0.05%BSAを含むH
BSSで10-12M〜10-6Mの濃度に希釈した。アラ
キドン酸代謝物遊離活性は、希釈液を細胞に添加した時
に上清に遊離される[3H]アラキドン酸代謝物の実測
放射線量で表した。その結果、19P2−L31(O)
によるCHO−19P2細胞株に特異的なアラキドン酸
代謝物遊離活性が濃度依存的に認められた。
【図30】合成リガンドポリペプチド19P2−L20
についてCHO−19P2細胞株からの特異的なアラキ
ドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定した。合成ペ
プチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で溶解
し、0.05%BSAを含むHBSSで10-12M〜1
0-6Mの濃度に希釈した。アラキドン酸代謝物遊離活性
は、希釈液を細胞に添加した時に上清に遊離される[3
H]アラキドン酸代謝物の実測放射線量で表した。その
結果、19P2−L20によるCHO−19P2細胞株
に特異的なアラキドン酸代謝物遊離活性が濃度依存的に
認められた。
についてCHO−19P2細胞株からの特異的なアラキ
ドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定した。合成ペ
プチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で溶解
し、0.05%BSAを含むHBSSで10-12M〜1
0-6Mの濃度に希釈した。アラキドン酸代謝物遊離活性
は、希釈液を細胞に添加した時に上清に遊離される[3
H]アラキドン酸代謝物の実測放射線量で表した。その
結果、19P2−L20によるCHO−19P2細胞株
に特異的なアラキドン酸代謝物遊離活性が濃度依存的に
認められた。
【図31】ウシゲノムライブラリーよりクローン化した
ファージのDNAを制限酵素BamHI(B)およびSalI
(S)で切断し、1.2%アガロースゲル電気泳動を行
ったパターンを示す。DNAのサイズマーカー(M)に
はλファージDNAのStyI消化物を用いた。Bのレーン
ではマーカーの1番目(19,329bp)と2番目(7,743bp)の
バンドの間に相当する位置にベクター由来の2本のバン
ドが検出され、その他に3番目(6,223bp)から5番目(3,
472bp)の間に挿入断片由来の3本のバンドが検出され
た。Sのレーンでは同じくベクター由来の2本のバンド
が検出されているが、挿入断片由来のバンドが重なって
いるために上側のバンドがBのレーンに比べて太くなっ
ている。
ファージのDNAを制限酵素BamHI(B)およびSalI
(S)で切断し、1.2%アガロースゲル電気泳動を行
ったパターンを示す。DNAのサイズマーカー(M)に
はλファージDNAのStyI消化物を用いた。Bのレーン
ではマーカーの1番目(19,329bp)と2番目(7,743bp)の
バンドの間に相当する位置にベクター由来の2本のバン
ドが検出され、その他に3番目(6,223bp)から5番目(3,
472bp)の間に挿入断片由来の3本のバンドが検出され
た。Sのレーンでは同じくベクター由来の2本のバンド
が検出されているが、挿入断片由来のバンドが重なって
いるために上側のバンドがBのレーンに比べて太くなっ
ている。
【図32】ウシゲノムDNAから解読したコード領域付
近の塩基配列を示す。1〜3番目の塩基(ATG)が翻
訳開始コドンに相当し、767〜769番目の塩基(T
AA)が翻訳終止コドンに相当する。
近の塩基配列を示す。1〜3番目の塩基(ATG)が翻
訳開始コドンに相当し、767〜769番目の塩基(T
AA)が翻訳終止コドンに相当する。
【図33】ウシゲノムDNAから解読したコード領域付
近の塩基配列(genome)をPCR法によってクローニング
したウシcDNAの塩基配列(cDNA)と比較した結果の前
半部を示す(図34へ続く)。配列の一致している部分
は網掛けで示した。101番目〜572番目の部分はc
DNAの塩基配列には相当する部分が無く、イントロン
であることが判明した。
近の塩基配列(genome)をPCR法によってクローニング
したウシcDNAの塩基配列(cDNA)と比較した結果の前
半部を示す(図34へ続く)。配列の一致している部分
は網掛けで示した。101番目〜572番目の部分はc
DNAの塩基配列には相当する部分が無く、イントロン
であることが判明した。
【図34】ウシゲノムDNAから解読したコード領域付
近の塩基配列(genome)をPCR法によってクローニング
したウシcDNAの塩基配列(cDNA)と比較した結果の後
半部を示す(図33の続き)。配列の一致している部分
は網掛けで示した。101番目〜572番目の部分はc
DNAの塩基配列には相当する部分が無く、イントロン
であることが判明した。
近の塩基配列(genome)をPCR法によってクローニング
したウシcDNAの塩基配列(cDNA)と比較した結果の後
半部を示す(図33の続き)。配列の一致している部分
は網掛けで示した。101番目〜572番目の部分はc
DNAの塩基配列には相当する部分が無く、イントロン
であることが判明した。
【図35】ウシゲノムDNAから解読したコード領域付
近の塩基配列からイントロン部分を除き、コードされる
アミノ酸配列に翻訳した結果を示す。
近の塩基配列からイントロン部分を除き、コードされる
アミノ酸配列に翻訳した結果を示す。
【図36】ラット型リガンドポリペプチドの全長アミノ
酸配列および全コード領域をコードするcDNA配列で
ある。
酸配列および全コード領域をコードするcDNA配列で
ある。
【図37】ウシ型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列
の前半部(図38に続く)およびウシ型ポリペプチド、
ラット型ポリペプチドをコードするDNAの塩基配列の
前半部(図38に続く)を示す。矢印で示した部分は合
成プライマーに相当する部分である。
の前半部(図38に続く)およびウシ型ポリペプチド、
ラット型ポリペプチドをコードするDNAの塩基配列の
前半部(図38に続く)を示す。矢印で示した部分は合
成プライマーに相当する部分である。
【図38】ウシ型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列
の後半部(図37の続き)およびウシ型ポリペプチド、
ラット型ポリペプチドをコードするDNAの塩基配列の
後半部(図37の続き)を示す。矢印で示した部分は合
成プライマーに相当する部分である。
の後半部(図37の続き)およびウシ型ポリペプチド、
ラット型ポリペプチドをコードするDNAの塩基配列の
後半部(図37の続き)を示す。矢印で示した部分は合
成プライマーに相当する部分である。
【図39】ヒト型リガンドポリペプチドの全長アミノ酸
配列および全コード領域をコードするcDNA配列であ
る。
配列および全コード領域をコードするcDNA配列であ
る。
【図40】ウシ型リガンドポリペプチド、ラット型リガ
ンドポリペプチドおよびヒト型リガンドポリペプチドの
翻訳領域についてアミノ酸配列を比較したものである。
ンドポリペプチドおよびヒト型リガンドポリペプチドの
翻訳領域についてアミノ酸配列を比較したものである。
【図41】生細胞におけるヨードラベル化リガンドポリ
ペプチドを用いたレセプター結合実験の結果を示す。
ペプチドを用いたレセプター結合実験の結果を示す。
【図42】CHO−19P2−9およびCHO−UHR
1におけるリガンドポリペプチドによるアラキドン酸代
謝物遊離活性の測定結果を示す。
1におけるリガンドポリペプチドによるアラキドン酸代
謝物遊離活性の測定結果を示す。
【図43】ラット組織におけるUHR−1のRT−PC
Rによる定量結果を示す。定量値は3回のPCRの平均
値S.E.M.で表した。
Rによる定量結果を示す。定量値は3回のPCRの平均
値S.E.M.で表した。
【図44】ラット組織におけるリガンドポリペプチドの
RT−PCRによる発現定量結果を示す。定量値は3回
のPCRの平均値S.E.M.で表した。
RT−PCRによる発現定量結果を示す。定量値は3回
のPCRの平均値S.E.M.で表した。
【図45】リガンドポリペプチドのグルコースによる血
漿インスリン濃度の増加をラジオイムノアッセイで測定
した結果を示す。
漿インスリン濃度の増加をラジオイムノアッセイで測定
した結果を示す。
【図46】リガンドポリペプチド10nmolをマウスに投
与したときの行動量の測定結果を示す。図(a)は自発
運動量、図(b)は立ち上がり行動量の測定結果を示
す。
与したときの行動量の測定結果を示す。図(a)は自発
運動量、図(b)は立ち上がり行動量の測定結果を示
す。
【図47】リガンドポリペプチド1nmolをマウスに投与
したときの行動量の測定結果を示す。図(a)は自発運
動量、図(b)は立ち上がり行動量の測定結果を示す。
したときの行動量の測定結果を示す。図(a)は自発運
動量、図(b)は立ち上がり行動量の測定結果を示す。
【図48】リガンドポリペプチド0.1nmolをマウスに
投与したときの行動量の測定結果を示す。図(a)は自
発運動量、図(b)は立ち上がり行動量の測定結果を示
す。
投与したときの行動量の測定結果を示す。図(a)は自
発運動量、図(b)は立ち上がり行動量の測定結果を示
す。
【図49】リガンドポリペプチド0.01nmolをマウス
に投与したときの行動量の測定結果を示す。図(a)は
自発運動量、図(b)は立ち上がり行動量の測定結果を
示す。
に投与したときの行動量の測定結果を示す。図(a)は
自発運動量、図(b)は立ち上がり行動量の測定結果を
示す。
【図50】3mg/kgのレセルピンを皮下投与した15時
間後のマウスにリガンドポリペプチドを脳室内投与した
ときの体温変化を測定した結果を示す。図中、一つの星
印は危険率:p<0.05、二つの星印はp<0.01を示す。
間後のマウスにリガンドポリペプチドを脳室内投与した
ときの体温変化を測定した結果を示す。図中、一つの星
印は危険率:p<0.05、二つの星印はp<0.01を示す。
【図51】延髄最後野(area postrema: AP)に角度2
0度でマイクロインジェクションカニューレを刺した場
合の模式図を示す。
0度でマイクロインジェクションカニューレを刺した場
合の模式図を示す。
【図52】リガンドポリペプチドを延髄最後野に注入し
たときの脈波および平均血圧の典型例を示す。ラットの
延髄最後野にリガンドポリペプチドを10nmol(流速1
μl/min)注入し、無麻酔下で測定したものであ
る。
たときの脈波および平均血圧の典型例を示す。ラットの
延髄最後野にリガンドポリペプチドを10nmol(流速1
μl/min)注入し、無麻酔下で測定したものであ
る。
【図53】ペントバルビタール麻酔下ラットの第三脳室
に50nmolのリガンドポリペプチドを投与したときの血
漿中のGH量を測定した結果を示す。
に50nmolのリガンドポリペプチドを投与したときの血
漿中のGH量を測定した結果を示す。
【図54】第三脳室へのリガンドポリペプチドの投与に
よる血漿中成長ホルモン量の変化を示す。自由行動下の
ラットに5μg/kgのGHRHを静脈下投与し、10分後
に第三脳室へリガンドポリペプチドまたはPBSを投与
した。ペプチドを投与した時間を0分とした。図中、一
つの星印は危険率:p<0.05、二つの星印はp<0.01を示
す。
よる血漿中成長ホルモン量の変化を示す。自由行動下の
ラットに5μg/kgのGHRHを静脈下投与し、10分後
に第三脳室へリガンドポリペプチドまたはPBSを投与
した。ペプチドを投与した時間を0分とした。図中、一
つの星印は危険率:p<0.05、二つの星印はp<0.01を示
す。
【図55】リガンドポリペプチド抗血清と吸光度の関係
を示す。
を示す。
【図56】抗リガンドポリペプチドポリクローナル抗体
によるアラキドン酸代謝物放出活性の測定結果を示す。
によるアラキドン酸代謝物放出活性の測定結果を示す。
【図57】発現ベクターpAKKO−UHR−1上で構
築されたラットUHR−1の完全なコード領域の塩基配
列の前半部(図58に続く)と、それにコードされるア
ミノ酸配列の前半部(図58に続く)を示す。
築されたラットUHR−1の完全なコード領域の塩基配
列の前半部(図58に続く)と、それにコードされるア
ミノ酸配列の前半部(図58に続く)を示す。
【図58】発現ベクターpAKKO−UHR−1上で構
築されたラットUHR−1の完全なコード領域の塩基配
列の後半部(図57の続き)と、それにコードされるア
ミノ酸配列の後半部(図57の続き)を示す。
築されたラットUHR−1の完全なコード領域の塩基配
列の後半部(図57の続き)と、それにコードされるア
ミノ酸配列の後半部(図57の続き)を示す。
【図59】プラスミドpmGB3の挿入断片の塩基配列を示
す。→はプライマーに相当する部分である。
す。→はプライマーに相当する部分である。
【図60】プラスミドpmGB3の塩基配列をもとに予測さ
れるcDNAと翻訳蛋白質を予想したものである。→はプラ
イマーに相当する部分である。↓↓に挟まれた部分はイ
ントロンと予想される配列である。
れるcDNAと翻訳蛋白質を予想したものである。→はプラ
イマーに相当する部分である。↓↓に挟まれた部分はイ
ントロンと予想される配列である。
【図61】リガンドポリペプチド19P2−L31の添
加による、ラット下垂体由来細胞RC−4B/Cからの
プロラクチン分泌量の変化を示す。
加による、ラット下垂体由来細胞RC−4B/Cからの
プロラクチン分泌量の変化を示す。
【図62】リガンドポリペプチド19P2−L31の添
加による、ラット下垂体初代培養細胞からのプロラクチ
ン分泌量の変化を示す。
加による、ラット下垂体初代培養細胞からのプロラクチ
ン分泌量の変化を示す。
【図63】実施例48で行われたラット胎盤でのUHR
−1遺伝子の発現量を表す図を示す。
−1遺伝子の発現量を表す図を示す。
【図64】実施例49で確認された雄性ラットにおける
19P2−L31の血漿プロラクチン濃度上昇作用を表
す図を示す。
19P2−L31の血漿プロラクチン濃度上昇作用を表
す図を示す。
【図65】実施例49で確認された雌性ラットにおける
19P2−L31の血漿プロラクチン濃度上昇作用を表
す図を示す。
19P2−L31の血漿プロラクチン濃度上昇作用を表
す図を示す。
【図66】実施例49で確認された雌性ラットの各性周
期における19P2−L31の血漿プロラクチン濃度上
昇作用を表す図を示す。
期における19P2−L31の血漿プロラクチン濃度上
昇作用を表す図を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/00 ADU A61K 37/02 ABJ AEG ACV AEX ADT AGZ ADU C07K 7/08 ZNA AEG 14/705 AEX // C12N 15/09 ZNA AGZ C12P 21/02 C12N 15/00 ZNAA (C12P 21/02 C12R 1:91) (72)発明者 松本 寛和 茨城県つくば市春日1丁目7番地9 武田 春日ハイツ1204号
Claims (12)
- 【請求項1】G蛋白共役型レセプター蛋白質に対するリ
ガンドペプチドまたはその塩を含有するプロラクチン分
泌調節剤。 - 【請求項2】G蛋白共役型レセプター蛋白質に対するリ
ガンドペプチドまたはその塩が、配列番号:73で表さ
れるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ
酸配列を含有するポリペプチドまたはそのアミド、エス
テルもしくはその塩である請求項1記載のプロラクチン
分泌調節剤。 - 【請求項3】配列番号:73で表されるアミノ酸配列
が、配列番号:5、8、47、50、61または64で
ある請求項2記載のプロラクチン分泌調節剤。 - 【請求項4】プロラクチン分泌促進剤である請求項1記
載のプロラクチン分泌調節剤。 - 【請求項5】プロラクチン分泌抑制剤である請求項1記
載のプロラクチン分泌調節剤。 - 【請求項6】卵巣機能低下症、精嚢発育不全、更年期障
害または甲状腺機能低下の予防または治療薬である請求
項4記載のプロラクチン分泌促進剤。 - 【請求項7】下垂体腺腫瘍、間脳腫瘍、月経異常、自己
免疫疾患、プロラクチノーマ、不妊症、インポテンス、
無月経症、乳汁漏症、末端肥大症、キアリ・フロンメル
症候群、アルゴンツ・デル・カスティロ症候群、フォー
ベス・アルブライト症候群、リンパ腫、シーハン症候群
または精子形成異常の予防または治療薬である請求項5
記載のプロラクチン分泌抑制剤。 - 【請求項8】G蛋白共役型レセプター蛋白質に対するリ
ガンドペプチドまたはその塩を含有する胎盤機能調節
剤。 - 【請求項9】繊毛癌、胞状奇胎、侵入奇胎、流産、胎児
の発育不全、糖代謝異常、脂質代謝異常または分娩誘発
の予防または治療薬である請求項8記載の胎盤機能調節
剤。 - 【請求項10】畜産哺乳動物の乳汁の分泌促進剤である
請求項4記載のプロラクチン分泌促進剤。 - 【請求項11】プロラクチン分泌機能の検査薬である請
求項1記載のプロラクチン分泌調節剤。 - 【請求項12】性欲促進剤である請求項4記載のプロラ
クチン分泌促進剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10175007A JPH1171300A (ja) | 1997-06-23 | 1998-06-22 | ペプチドの用途 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16543797 | 1997-06-23 | ||
| JP9-165437 | 1997-06-23 | ||
| JP10175007A JPH1171300A (ja) | 1997-06-23 | 1998-06-22 | ペプチドの用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1171300A true JPH1171300A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=26490172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10175007A Withdrawn JPH1171300A (ja) | 1997-06-23 | 1998-06-22 | ペプチドの用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1171300A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN121021622A (zh) * | 2025-10-29 | 2025-11-28 | 大洲新燕(厦门)生物科技有限公司 | 一种抑制黄嘌呤氧化酶燕窝肽及其应用 |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP10175007A patent/JPH1171300A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN121021622A (zh) * | 2025-10-29 | 2025-11-28 | 大洲新燕(厦门)生物科技有限公司 | 一种抑制黄嘌呤氧化酶燕窝肽及其应用 |
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