JPH119286A - 新規生理活性物質、その製造法および用途 - Google Patents
新規生理活性物質、その製造法および用途Info
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- JPH119286A JPH119286A JP10117189A JP11718998A JPH119286A JP H119286 A JPH119286 A JP H119286A JP 10117189 A JP10117189 A JP 10117189A JP 11718998 A JP11718998 A JP 11718998A JP H119286 A JPH119286 A JP H119286A
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- polypeptide
- seq
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】新規生理活性物質、その製造法および用途の提
供。 【解決手段】本発明は、G蛋白質共役型レセプター蛋白
質に対するマウス由来リガンドポリペプチド、及びこれ
をコードするDNAを含有するDNAおよびその用途に
関する。本発明のポリペプチドまたは該ポリペプチドを
コードするDNA等は、下垂体機能調節剤、中枢機能調
節剤または膵臓機能調節剤などの医薬として有用であ
り、また、組換え型レセプター蛋白質の発現系を用い
たレセプター結合アッセイ系の開発と医薬品候補化合物
のスクリーニング、下垂体機能調節剤、中枢機能調節
剤または膵臓機能調節剤などの医薬の開発、さらには、
その遺伝子機能を解析するための非ヒト・トランスジ
ェニック動物(特に、有用なノックアウトマウス)の作
製に有用である。
供。 【解決手段】本発明は、G蛋白質共役型レセプター蛋白
質に対するマウス由来リガンドポリペプチド、及びこれ
をコードするDNAを含有するDNAおよびその用途に
関する。本発明のポリペプチドまたは該ポリペプチドを
コードするDNA等は、下垂体機能調節剤、中枢機能調
節剤または膵臓機能調節剤などの医薬として有用であ
り、また、組換え型レセプター蛋白質の発現系を用い
たレセプター結合アッセイ系の開発と医薬品候補化合物
のスクリーニング、下垂体機能調節剤、中枢機能調節
剤または膵臓機能調節剤などの医薬の開発、さらには、
その遺伝子機能を解析するための非ヒト・トランスジ
ェニック動物(特に、有用なノックアウトマウス)の作
製に有用である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規生理活性物
質、その製造法および用途に関する。さらに詳しくは、
G蛋白質共役型レセプター(受容体と呼ぶこともある)
蛋白質に対するマウス由来リガンドポリペプチド、及び
これをコードするDNAを含有するDNAおよびその用
途に関する。
質、その製造法および用途に関する。さらに詳しくは、
G蛋白質共役型レセプター(受容体と呼ぶこともある)
蛋白質に対するマウス由来リガンドポリペプチド、及び
これをコードするDNAを含有するDNAおよびその用
途に関する。
【0002】
【従来の技術】多くのホルモンや神経伝達物質は細胞膜
に存在する特異的なレセプターを通じて生体の機能を調
節している。これらのレセプターの多くは共役している
グアニンヌクレオチド結合性蛋白質(guanine nucleoti
de-binding protein、以下、G蛋白質と略称する場合が
ある)の活性化を通じて細胞内のシグナル伝達を行う。
また、これらのレセプターは、7個の細胞膜貫通領域を
有する共通した構造をもっていることから、G蛋白質共
役型レセプターあるいは7回膜貫通型レセプター(7T
MR)と総称される。このようなホルモンや神経伝達物
質とG蛋白質共役型レセプターによる生体の機能を調節
する経路の一つとして視床下部−下垂体系がある。これ
は、視床下部ホルモン(向下垂体性ホルモン)によって
下垂体からの下垂体ホルモンの分泌が調節され、血中に
放出された下垂体ホルモンを介して標的細胞・器官の機
能調節が行われるものである。この経路によって、ホメ
オスタシスの維持や生殖系、個体の発達、代謝、成長な
どの生体にとって重要な機能調節が行われている。下垂
体ホルモンは、視床下部ホルモンと標的内分泌腺より分
泌される末梢ホルモンによる、ポジティブフィードバッ
ク機構またはネガティブフィードバック機構によって分
泌調節されている。下垂体に存在する各種のレセプター
蛋白質は、視床下部−下垂体系を調節する上で中心的な
役割を担っている。また、これらのホルモン、因子およ
びそのレセプターは、視床下部−下垂体系だけに限局し
て存在するのではなく、一般に脳内に広く分布すること
が知られている。このことから、視床下部ホルモンと呼
ばれている物質が、中枢神経系においては神経伝達物質
あるいは神経調節物質として機能していると考えられて
いる。また、視床下部ホルモンと呼ばれている物質は末
梢組織においても同様に分布し、それぞれ重要な機能を
担っていると考えられている。膵臓は消化液を分泌する
他に、グルカゴンやインスリンを分泌することにより糖
代謝に重要な役割を果たしている。インスリンは膵臓の
β細胞から分泌されるが、主としてグルコースにより促
進される。しかし、β細胞には様々なレセプターが存在
しており、グルコース以外の様々な因子、例えばペプチ
ドホルモン(ガラニン、ソマトスタチン、ガストリック
・インヒビトリー・ポリペプチド、グルカゴン、アミリ
ンなど)、糖(マンノースなど)、アミノ酸および神経
伝達物質などにより、インスリンの分泌が制御されてい
ることが知られている。
に存在する特異的なレセプターを通じて生体の機能を調
節している。これらのレセプターの多くは共役している
グアニンヌクレオチド結合性蛋白質(guanine nucleoti
de-binding protein、以下、G蛋白質と略称する場合が
ある)の活性化を通じて細胞内のシグナル伝達を行う。
また、これらのレセプターは、7個の細胞膜貫通領域を
有する共通した構造をもっていることから、G蛋白質共
役型レセプターあるいは7回膜貫通型レセプター(7T
MR)と総称される。このようなホルモンや神経伝達物
質とG蛋白質共役型レセプターによる生体の機能を調節
する経路の一つとして視床下部−下垂体系がある。これ
は、視床下部ホルモン(向下垂体性ホルモン)によって
下垂体からの下垂体ホルモンの分泌が調節され、血中に
放出された下垂体ホルモンを介して標的細胞・器官の機
能調節が行われるものである。この経路によって、ホメ
オスタシスの維持や生殖系、個体の発達、代謝、成長な
どの生体にとって重要な機能調節が行われている。下垂
体ホルモンは、視床下部ホルモンと標的内分泌腺より分
泌される末梢ホルモンによる、ポジティブフィードバッ
ク機構またはネガティブフィードバック機構によって分
泌調節されている。下垂体に存在する各種のレセプター
蛋白質は、視床下部−下垂体系を調節する上で中心的な
役割を担っている。また、これらのホルモン、因子およ
びそのレセプターは、視床下部−下垂体系だけに限局し
て存在するのではなく、一般に脳内に広く分布すること
が知られている。このことから、視床下部ホルモンと呼
ばれている物質が、中枢神経系においては神経伝達物質
あるいは神経調節物質として機能していると考えられて
いる。また、視床下部ホルモンと呼ばれている物質は末
梢組織においても同様に分布し、それぞれ重要な機能を
担っていると考えられている。膵臓は消化液を分泌する
他に、グルカゴンやインスリンを分泌することにより糖
代謝に重要な役割を果たしている。インスリンは膵臓の
β細胞から分泌されるが、主としてグルコースにより促
進される。しかし、β細胞には様々なレセプターが存在
しており、グルコース以外の様々な因子、例えばペプチ
ドホルモン(ガラニン、ソマトスタチン、ガストリック
・インヒビトリー・ポリペプチド、グルカゴン、アミリ
ンなど)、糖(マンノースなど)、アミノ酸および神経
伝達物質などにより、インスリンの分泌が制御されてい
ることが知られている。
【0003】従来、上記G蛋白質共役型レセプター蛋白
質のうち、それに対するリガンドが未知であるG蛋白質
共役型レセプター蛋白質のリガンドを決定する手段とし
ては、リガンドが公知であるG蛋白質共役型レセプター
蛋白質との一次構造上の類似性を頼りに、推定する方法
しかなかった。最近、リガンドが不明な、いわゆるオー
ファンG蛋白質共役型レセプター蛋白質の一種であるL
C132あるいはORL−1をコードするcDNAをC
HO細胞に導入し、該レセプター細胞内情報伝達系を構
築し、該レセプター蛋白質に対するアゴニストと同様の
細胞内情報伝達シグナルを検出することにより、該レセ
プター蛋白質に対する新規オピオイド・ペプチド・リガ
ンドを探索した例が報告されている(Reinsheid, R. K.
et al. , Science、270巻、792-794頁、1995年;Menul
ar, J.-C., et al. , Nature 377巻、532-535頁、1995
年)。しかし、これらの場合、公知のG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質との類似性やそのレセプター蛋白質の組
織分布から、それに対するリガンドはオピオイドペプチ
ドのファミリーに属するペプチドリガンドであることが
予測されていた。即ち、オピオイドレセプターを介して
生体に作用する物質についての研究・開発の歴史は長
く、種々のアンタゴニストおよびアゴニストが既に開発
されていた。そこで、人為的に合成した化合物群の中か
らこのLC132またはORL−1に対するアゴニスト
をスクリーニングし、これをプローブとしてそのアゴニ
ストと同様な細胞内情報伝達系の活性化物質を探索し、
これを精製し、リガンドとしての構造を決定している。
しかし、この例のようにオーファンG蛋白質共役型レセ
プター蛋白質のうち、それに対するリガンドがおおよそ
でも推定されるものはほとんどないのが現状である。特
に、公知のレセプター蛋白質ファミリーと類似性が低
い、オーファンG蛋白質共役型レセプター蛋白質の場合
には、それに対するリガンドに関する情報がほとんどな
いために、そのリガンドを特定することは勿論のこと、
推定することすら困難であった。そのようなリガンドが
未知の、オーファンG蛋白質共役型レセプター蛋白質の
一つとして、phGR3(または GPR10と呼ばれ
ることもある)遺伝子によってコードされるヒト型レセ
プター蛋白質〔ゲノミックス(Genomics),第29巻,第
335頁(1995年)〕、およびそれに対応するラット型レ
セプター蛋白質UHR−1〔バイオケミカル・アンド・
バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション(Bi
ochem. Biophy. Res. Commun.),第209巻,第606頁(1
995年)〕が知られている。
質のうち、それに対するリガンドが未知であるG蛋白質
共役型レセプター蛋白質のリガンドを決定する手段とし
ては、リガンドが公知であるG蛋白質共役型レセプター
蛋白質との一次構造上の類似性を頼りに、推定する方法
しかなかった。最近、リガンドが不明な、いわゆるオー
ファンG蛋白質共役型レセプター蛋白質の一種であるL
C132あるいはORL−1をコードするcDNAをC
HO細胞に導入し、該レセプター細胞内情報伝達系を構
築し、該レセプター蛋白質に対するアゴニストと同様の
細胞内情報伝達シグナルを検出することにより、該レセ
プター蛋白質に対する新規オピオイド・ペプチド・リガ
ンドを探索した例が報告されている(Reinsheid, R. K.
et al. , Science、270巻、792-794頁、1995年;Menul
ar, J.-C., et al. , Nature 377巻、532-535頁、1995
年)。しかし、これらの場合、公知のG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質との類似性やそのレセプター蛋白質の組
織分布から、それに対するリガンドはオピオイドペプチ
ドのファミリーに属するペプチドリガンドであることが
予測されていた。即ち、オピオイドレセプターを介して
生体に作用する物質についての研究・開発の歴史は長
く、種々のアンタゴニストおよびアゴニストが既に開発
されていた。そこで、人為的に合成した化合物群の中か
らこのLC132またはORL−1に対するアゴニスト
をスクリーニングし、これをプローブとしてそのアゴニ
ストと同様な細胞内情報伝達系の活性化物質を探索し、
これを精製し、リガンドとしての構造を決定している。
しかし、この例のようにオーファンG蛋白質共役型レセ
プター蛋白質のうち、それに対するリガンドがおおよそ
でも推定されるものはほとんどないのが現状である。特
に、公知のレセプター蛋白質ファミリーと類似性が低
い、オーファンG蛋白質共役型レセプター蛋白質の場合
には、それに対するリガンドに関する情報がほとんどな
いために、そのリガンドを特定することは勿論のこと、
推定することすら困難であった。そのようなリガンドが
未知の、オーファンG蛋白質共役型レセプター蛋白質の
一つとして、phGR3(または GPR10と呼ばれ
ることもある)遺伝子によってコードされるヒト型レセ
プター蛋白質〔ゲノミックス(Genomics),第29巻,第
335頁(1995年)〕、およびそれに対応するラット型レ
セプター蛋白質UHR−1〔バイオケミカル・アンド・
バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーション(Bi
ochem. Biophy. Res. Commun.),第209巻,第606頁(1
995年)〕が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】種々の疾患の発生メカ
ニズムを解明し、それに対する治療法を確立するための
一つの手段として、生体内で何らかの生理機能を有して
いると考えられるオーファンG蛋白質共役型レセプター
蛋白質に対するリガンドを決定することが重要である。
例えば、下垂体、中枢神経系および膵臓β細胞等で発現
しているオーファンG蛋白質共役型レセプターに対する
リガンドは、医薬として有用であると考えられるが、そ
の構造および機能についてはまだ十分に明らかにされて
いない。また、リガンドの機能を解析するには、そのリ
ガンドの遺伝子を過剰発現させた場合またはその遺伝子
産物であるリガンドを機能欠損させた場合を、その遺伝
子発現が正常な場合と比較することが非常に有効な手段
である。この場合、ある特定の遺伝子産物の機能を欠損
させるには、その遺伝子そのものを破壊することが一番
確実な方法である。その方法として、ジーン・ターゲッ
ティングが開発され(Thomas. K. R. et al. Cell, 51,
503-512(1987))、世界中で多くの遺伝子欠損マウスが
作成されている。これは多分化能をもったマウスの胚性
幹細胞(ES細胞)の特定の染色体遺伝子を相同組換え
により破壊し、そのES細胞を胚盤胞へ注入してキメラ
マウスを作成した後、遺伝子欠損マウスを得る方法であ
る。現時点ではマウスのみが、種々の疾患の実験モデル
動物として使用可能であり、ある特定の疾患に関与する
と考えられる遺伝子が欠損した、有用な遺伝子欠損マウ
スを作製するためには、対象とするその遺伝子のマウス
由来のゲノムDNA配列が必要であるが、オーファンG
蛋白質共役型レセプター蛋白質であるpHGR3(GP
R10)またはUHR−1については、それに対するマ
ウス由来のリガンドペプチドおよびそのリガンドペプチ
ドをコードする遺伝子(cDNAまたはゲノムDNA)
は知られていない。
ニズムを解明し、それに対する治療法を確立するための
一つの手段として、生体内で何らかの生理機能を有して
いると考えられるオーファンG蛋白質共役型レセプター
蛋白質に対するリガンドを決定することが重要である。
例えば、下垂体、中枢神経系および膵臓β細胞等で発現
しているオーファンG蛋白質共役型レセプターに対する
リガンドは、医薬として有用であると考えられるが、そ
の構造および機能についてはまだ十分に明らかにされて
いない。また、リガンドの機能を解析するには、そのリ
ガンドの遺伝子を過剰発現させた場合またはその遺伝子
産物であるリガンドを機能欠損させた場合を、その遺伝
子発現が正常な場合と比較することが非常に有効な手段
である。この場合、ある特定の遺伝子産物の機能を欠損
させるには、その遺伝子そのものを破壊することが一番
確実な方法である。その方法として、ジーン・ターゲッ
ティングが開発され(Thomas. K. R. et al. Cell, 51,
503-512(1987))、世界中で多くの遺伝子欠損マウスが
作成されている。これは多分化能をもったマウスの胚性
幹細胞(ES細胞)の特定の染色体遺伝子を相同組換え
により破壊し、そのES細胞を胚盤胞へ注入してキメラ
マウスを作成した後、遺伝子欠損マウスを得る方法であ
る。現時点ではマウスのみが、種々の疾患の実験モデル
動物として使用可能であり、ある特定の疾患に関与する
と考えられる遺伝子が欠損した、有用な遺伝子欠損マウ
スを作製するためには、対象とするその遺伝子のマウス
由来のゲノムDNA配列が必要であるが、オーファンG
蛋白質共役型レセプター蛋白質であるpHGR3(GP
R10)またはUHR−1については、それに対するマ
ウス由来のリガンドペプチドおよびそのリガンドペプチ
ドをコードする遺伝子(cDNAまたはゲノムDNA)
は知られていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、オーファ
ンG蛋白質共役型レセプター蛋白質pHGR3をコード
するcDNAを発現させた細胞を用い、特異的な細胞刺
激(シグナル伝達)活性の測定等を指標に、該レセプタ
ー蛋白質がリガンドとして認識するウシ由来のポリペプ
チドをスクリーニングし、そのアミノ酸配列およびDN
A配列を決定した。ウシ由来の該ポリペプチドをコード
するDNAをプライマーとして用い、PCR(polymera
se chain reaction)法により該ポリペプチドをコード
するウシ、ヒトおよびラット由来のcDNAを単離し、
そのラット由来のcDNA配列を基にプライマーを作製
し、PCR法により、マウス由来の該ポリペプチドをコ
ードするcDNAおよびゲノムDNAを単離することに
成功した。さらに、本発明者らは、該リガンドペプチド
を用いることによって、上記レセプター蛋白質との結合
性を変化させる化合物のスクリーニングを行なうことが
可能になり、また、マウス由来リガンドポリペプチドの
ゲノムDNAを用いて非ヒト・トランスジェニック動物
(特に、有用なノックアウトマウス)を作成し、その遺
伝子機能を解析することも可能とした。
ンG蛋白質共役型レセプター蛋白質pHGR3をコード
するcDNAを発現させた細胞を用い、特異的な細胞刺
激(シグナル伝達)活性の測定等を指標に、該レセプタ
ー蛋白質がリガンドとして認識するウシ由来のポリペプ
チドをスクリーニングし、そのアミノ酸配列およびDN
A配列を決定した。ウシ由来の該ポリペプチドをコード
するDNAをプライマーとして用い、PCR(polymera
se chain reaction)法により該ポリペプチドをコード
するウシ、ヒトおよびラット由来のcDNAを単離し、
そのラット由来のcDNA配列を基にプライマーを作製
し、PCR法により、マウス由来の該ポリペプチドをコ
ードするcDNAおよびゲノムDNAを単離することに
成功した。さらに、本発明者らは、該リガンドペプチド
を用いることによって、上記レセプター蛋白質との結合
性を変化させる化合物のスクリーニングを行なうことが
可能になり、また、マウス由来リガンドポリペプチドの
ゲノムDNAを用いて非ヒト・トランスジェニック動物
(特に、有用なノックアウトマウス)を作成し、その遺
伝子機能を解析することも可能とした。
【0006】すなわち、本発明は、(1)配列番号:1
で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一の
アミノ酸配列を含有するポリペプチドまたはそのアミ
ド、エステルもしくはその塩、(2)上記(1)記載の
ポリペプチドをコードする塩基配列を有するDNAを含
有するDNA、(3)配列番号:2または配列番号:3
で表される塩基配列を有する上記(2)記載のDNA、
(4)上記(2)記載のDNAを含有する組換えベクタ
ー、(5)上記(2)記載のDNAまたは上記(4)記
載の組換えベクターで形質転換された形質転換体、
(6)不活性化された上記(2)記載のDNAを保持す
る非ヒト・ノックアウト動物の作製方法、(7)上記
(2)記載のDNAもしくはその変異体または上記
(4)記載の組換えベクターを保持する非ヒト・トラン
スジェニック動物、(8)不活性化された上記(2)記
載のDNAを保持する非ヒト動物細胞、(9)不活性化
された上記(2)記載のDNAを導入することを特徴と
する上記(8)記載の非ヒト動物細胞の製造法、(1
0)上記(5)記載の形質転換体を培養することを特徴
とする上記(1)記載のポリペプチドまたはそのアミ
ド、エステルもしくはその塩の製造法、(11)上記
(1)記載のポリペプチドまたはそのアミド、エステル
もしくはその塩を含有してなる医薬、および、(12)
上記(1)記載のポリペプチドまたはそのアミド、エス
テルもしくはその塩に対する抗体などに関する。
で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一の
アミノ酸配列を含有するポリペプチドまたはそのアミ
ド、エステルもしくはその塩、(2)上記(1)記載の
ポリペプチドをコードする塩基配列を有するDNAを含
有するDNA、(3)配列番号:2または配列番号:3
で表される塩基配列を有する上記(2)記載のDNA、
(4)上記(2)記載のDNAを含有する組換えベクタ
ー、(5)上記(2)記載のDNAまたは上記(4)記
載の組換えベクターで形質転換された形質転換体、
(6)不活性化された上記(2)記載のDNAを保持す
る非ヒト・ノックアウト動物の作製方法、(7)上記
(2)記載のDNAもしくはその変異体または上記
(4)記載の組換えベクターを保持する非ヒト・トラン
スジェニック動物、(8)不活性化された上記(2)記
載のDNAを保持する非ヒト動物細胞、(9)不活性化
された上記(2)記載のDNAを導入することを特徴と
する上記(8)記載の非ヒト動物細胞の製造法、(1
0)上記(5)記載の形質転換体を培養することを特徴
とする上記(1)記載のポリペプチドまたはそのアミ
ド、エステルもしくはその塩の製造法、(11)上記
(1)記載のポリペプチドまたはそのアミド、エステル
もしくはその塩を含有してなる医薬、および、(12)
上記(1)記載のポリペプチドまたはそのアミド、エス
テルもしくはその塩に対する抗体などに関する。
【0007】さらに、本発明により、(11)痴呆、鬱
病、多動児(微細脳障害)症候群、意識障害、不安障
害、精神分裂症、恐怖症、成長ホルモン分泌障害、過食
症、多食症、高コレステロール血症、高グリセリド血
症、高脂血症、高プロラクチン血症、糖尿病、癌、膵
炎、腎疾患、ターナー症候群、神経症、リウマチ関節
炎、脊髄損傷、一過性脳虚血発作、筋萎縮性側索硬化
症、急性心筋梗塞、脊髄小脳変性症、骨折、創傷、アト
ピー性皮膚炎、骨粗鬆症、喘息、てんかん、不妊症また
は乳汁分泌不全などの疾病の治療・予防剤である上記
(11)記載の医薬も提供される。
病、多動児(微細脳障害)症候群、意識障害、不安障
害、精神分裂症、恐怖症、成長ホルモン分泌障害、過食
症、多食症、高コレステロール血症、高グリセリド血
症、高脂血症、高プロラクチン血症、糖尿病、癌、膵
炎、腎疾患、ターナー症候群、神経症、リウマチ関節
炎、脊髄損傷、一過性脳虚血発作、筋萎縮性側索硬化
症、急性心筋梗塞、脊髄小脳変性症、骨折、創傷、アト
ピー性皮膚炎、骨粗鬆症、喘息、てんかん、不妊症また
は乳汁分泌不全などの疾病の治療・予防剤である上記
(11)記載の医薬も提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】本明細書および図面において、塩
基やアミノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−
IUB Commision on Biochemical Nomenclature によ
る略号あるいは当該分野における慣用略号に基づくもの
であり、その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異
性体が存在する場合は、特に明示しなければL体を示す
ものとする。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 ATP :アデノシン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム EIA :エンザイムイムノアッセイ GlyまたはG :グリシン AlaまたはA :アラニン ValまたはV :バリン LeuまたはL :ロイシン IleまたはI :イソロイシン SerまたはS :セリン
基やアミノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−
IUB Commision on Biochemical Nomenclature によ
る略号あるいは当該分野における慣用略号に基づくもの
であり、その例を下記する。またアミノ酸に関し光学異
性体が存在する場合は、特に明示しなければL体を示す
ものとする。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 ATP :アデノシン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム EIA :エンザイムイムノアッセイ GlyまたはG :グリシン AlaまたはA :アラニン ValまたはV :バリン LeuまたはL :ロイシン IleまたはI :イソロイシン SerまたはS :セリン
【0009】ThrまたはT :スレオニン CysまたはC :システイン MetまたはM :メチオニン GluまたはE :グルタミン酸 AspまたはD :アスパラギン酸 LysまたはK :リジン ArgまたはR :アルギニン HisまたはH :ヒスチジン PheまたはF :フェニルアラニン TyrまたはY :チロシン TrpまたはW :トリプトファン ProまたはP :プロリン AsnまたはN :アスパラギン GlnまたはQ :グルタミン pGlu :ピログルタミン酸 Me :メチル基 Et :エチル基 Bu :ブチル基 Ph :フェニル基 TC :チアゾリジン−4(R)−カルボキ
サミド基
サミド基
【0010】また、本明細書中で繁用される置換基、保
護基および試薬を下記の記号で表記する。 BHA:ベンズヒドリルアミン pMBHA:p−メチルベンズヒドリルアミン Tos:p−トルエンスルフォニル CHO:ホルミル HONB:N−ヒドロキシ−5−ノルボルネンー2,3
−ジカルボキシイミド OcHex:シクロヘキシルエステル Bzl:ベンジル Cl2 −Bzl:ジクロロベンジル Bom:ベンジルオキシメチル Z:ベンジルオキシカルボニル Br−Z:2−ブロモベンジルオキシカルボニル Boc:t−ブチルオキシカルボニル DCM:ジクロロメタン HOBt:1−ヒドロキシベンズトリアゾール DCC:N、N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド TFA:トリフルオロ酢酸 DIEA:ジイソプロピルエチルアミン Fmoc:N−9−フルオレニルメトキシカルボニル DNP:ジニトロフェニル Bum:ターシャリーブトキシメチル Trt:トリチル
護基および試薬を下記の記号で表記する。 BHA:ベンズヒドリルアミン pMBHA:p−メチルベンズヒドリルアミン Tos:p−トルエンスルフォニル CHO:ホルミル HONB:N−ヒドロキシ−5−ノルボルネンー2,3
−ジカルボキシイミド OcHex:シクロヘキシルエステル Bzl:ベンジル Cl2 −Bzl:ジクロロベンジル Bom:ベンジルオキシメチル Z:ベンジルオキシカルボニル Br−Z:2−ブロモベンジルオキシカルボニル Boc:t−ブチルオキシカルボニル DCM:ジクロロメタン HOBt:1−ヒドロキシベンズトリアゾール DCC:N、N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド TFA:トリフルオロ酢酸 DIEA:ジイソプロピルエチルアミン Fmoc:N−9−フルオレニルメトキシカルボニル DNP:ジニトロフェニル Bum:ターシャリーブトキシメチル Trt:トリチル
【0011】本明細書において、「実質的に同一」と
は、蛋白質の活性、例えば、リガンドと受容体の結合活
性や生理的な特性などが、実質的に同じであることを意
味する。従って、「実質的に同一」のアミノ酸配列と
は、蛋白質の活性、例えば、リガンドと受容体の結合活
性や生理的な特性などが、実質的に同じである(著しい
変化を生じていない)状態が保たれる範囲の変異を有し
ていてもよいアミノ酸配列を意味する。一般に、ポリペ
プチド配列中におけるアミノ酸の置換、欠失あるいは挿
入(付加)などの変異は、そのポリペプチドの生理的な
特性や化学的な特性に大きな(著しい)変化をもたらさ
ないことがしばしばあることは、よく知られた事実であ
る。該置換の例としては、あるアミノ酸が性質(特性)
の似ている他のアミノ酸で置換されたものが挙げられ、
一般的には、特性の類似性が強いアミノ酸相互間で置換
が行われる場合ほど、その置換が置換前の元のポリペプ
チドにおよぼす特性の変化は小さいと考えられている。
アミノ酸は、その特性の類似性を一つの基準にして例え
ば次のようなクラスに分類される。(i)非極性(疎水
性)アミノ酸としては、アラニン、ロイシン、イソロイ
シン、バリン、プロリン、フェニルアラニン、トリプト
ファン、メチオニンなどが挙げられる。(ii)極性(中
性)アミノ酸としてはグリシン、セリン、スレオニン、
システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミンなど
が挙げられる。(iii)陽電荷をもつ(塩基性)アミノ
酸としてはアルギニン、リジン、ヒスチジンなどが挙げ
られる。(iv)負電荷をもつ(酸性)アミノ酸として
は、アスパラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。
本明細書中で対象とするアミノ酸配列中のアミノ酸の
「実質的に同一」な置換物としては、例えばそのアミノ
酸が属するクラスのうち特性の似ている他のアミノ酸類
から選ばれることが多い。本発明においては、元の(無
変異の)ポリペプチドの生理的な特性や化学的な特性に
重大な(著しい)変化をもたらさないような置換、欠失
あるいは挿入等のアミノ酸配列における変異の結果得ら
れるポリペプチド(変異型ポリペプチド)は、そのよう
な変異を有していない元の(無変異の)ポリペプチドと
実質的に同一であると見なされ、またその変異型ポリペ
プチドのアミノ酸配列は、元の(無変異の)ポリペプチ
ドのアミノ酸配列と実質的に同一であると見なされる。
は、蛋白質の活性、例えば、リガンドと受容体の結合活
性や生理的な特性などが、実質的に同じであることを意
味する。従って、「実質的に同一」のアミノ酸配列と
は、蛋白質の活性、例えば、リガンドと受容体の結合活
性や生理的な特性などが、実質的に同じである(著しい
変化を生じていない)状態が保たれる範囲の変異を有し
ていてもよいアミノ酸配列を意味する。一般に、ポリペ
プチド配列中におけるアミノ酸の置換、欠失あるいは挿
入(付加)などの変異は、そのポリペプチドの生理的な
特性や化学的な特性に大きな(著しい)変化をもたらさ
ないことがしばしばあることは、よく知られた事実であ
る。該置換の例としては、あるアミノ酸が性質(特性)
の似ている他のアミノ酸で置換されたものが挙げられ、
一般的には、特性の類似性が強いアミノ酸相互間で置換
が行われる場合ほど、その置換が置換前の元のポリペプ
チドにおよぼす特性の変化は小さいと考えられている。
アミノ酸は、その特性の類似性を一つの基準にして例え
ば次のようなクラスに分類される。(i)非極性(疎水
性)アミノ酸としては、アラニン、ロイシン、イソロイ
シン、バリン、プロリン、フェニルアラニン、トリプト
ファン、メチオニンなどが挙げられる。(ii)極性(中
性)アミノ酸としてはグリシン、セリン、スレオニン、
システイン、チロシン、アスパラギン、グルタミンなど
が挙げられる。(iii)陽電荷をもつ(塩基性)アミノ
酸としてはアルギニン、リジン、ヒスチジンなどが挙げ
られる。(iv)負電荷をもつ(酸性)アミノ酸として
は、アスパラギン酸、グルタミン酸などが挙げられる。
本明細書中で対象とするアミノ酸配列中のアミノ酸の
「実質的に同一」な置換物としては、例えばそのアミノ
酸が属するクラスのうち特性の似ている他のアミノ酸類
から選ばれることが多い。本発明においては、元の(無
変異の)ポリペプチドの生理的な特性や化学的な特性に
重大な(著しい)変化をもたらさないような置換、欠失
あるいは挿入等のアミノ酸配列における変異の結果得ら
れるポリペプチド(変異型ポリペプチド)は、そのよう
な変異を有していない元の(無変異の)ポリペプチドと
実質的に同一であると見なされ、またその変異型ポリペ
プチドのアミノ酸配列は、元の(無変異の)ポリペプチ
ドのアミノ酸配列と実質的に同一であると見なされる。
【0012】本発明によるポリペプチドは、G蛋白質共
役型レセプター蛋白質に結合することができる成熟型リ
ガンドポリペプチド(配列番号:4で表わされるアミノ
酸配列と同一または実質的に同一のアミノ酸配列を有す
るポリペプチド)の前駆体であり、具体的には配列番
号:1で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に
同一のアミノ酸配列を含有するポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩(以下、単にリガンド
ポリペプチドまたはポリペプチドと略称する場合があ
る)などが挙げられる。ただし、本発明におけるポリペ
プチドとしては、配列番号:4で表わされるアミノ酸配
列と同一であるものは除くこととする(以下、同様)。
本発明の該ポリペプチドとしては、ヒトや温血動物(例
えば、モルモット、ラット、マウス、ブタ、ヒツジ、ウ
シ、サルなど)のあらゆる組織(例えば、下垂体、膵
臓、脳、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、
副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、心臓など)また
は細胞などに由来するポリペプチドであって、配列番
号:1で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的
に同一のアミノ酸配列を含有するものであればよい。例
えば、本発明のリガンドポリペプチドとしては、配列番
号:1で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質など
の他に、配列番号:1で表わされるアミノ酸配列と約5
0〜99.9%(好ましくは70〜99.9%、より好
ましくは80〜99.9%、さらに好ましくは90〜9
9.9%)の相同性を有するアミノ酸配列を含有し、配
列番号:1で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質
と実質的に同質の活性を有する蛋白質などが挙げられ
る。該活性としては、例えばレセプター結合活性、シグ
ナル伝達活性など、該リガンドポリペプチドが有する活
性が挙げられる。活性が「実質的に同質」とは、該レセ
プター結合活性などの特性が同質であることを示す。従
って、該レセプター結合活性には著しくない程度の強弱
が認められてもよく、また、該リガンドポリペプチドの
分子量における相違は問題ではない。
役型レセプター蛋白質に結合することができる成熟型リ
ガンドポリペプチド(配列番号:4で表わされるアミノ
酸配列と同一または実質的に同一のアミノ酸配列を有す
るポリペプチド)の前駆体であり、具体的には配列番
号:1で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に
同一のアミノ酸配列を含有するポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩(以下、単にリガンド
ポリペプチドまたはポリペプチドと略称する場合があ
る)などが挙げられる。ただし、本発明におけるポリペ
プチドとしては、配列番号:4で表わされるアミノ酸配
列と同一であるものは除くこととする(以下、同様)。
本発明の該ポリペプチドとしては、ヒトや温血動物(例
えば、モルモット、ラット、マウス、ブタ、ヒツジ、ウ
シ、サルなど)のあらゆる組織(例えば、下垂体、膵
臓、脳、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、骨髄、
副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、心臓など)また
は細胞などに由来するポリペプチドであって、配列番
号:1で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的
に同一のアミノ酸配列を含有するものであればよい。例
えば、本発明のリガンドポリペプチドとしては、配列番
号:1で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質など
の他に、配列番号:1で表わされるアミノ酸配列と約5
0〜99.9%(好ましくは70〜99.9%、より好
ましくは80〜99.9%、さらに好ましくは90〜9
9.9%)の相同性を有するアミノ酸配列を含有し、配
列番号:1で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質
と実質的に同質の活性を有する蛋白質などが挙げられ
る。該活性としては、例えばレセプター結合活性、シグ
ナル伝達活性など、該リガンドポリペプチドが有する活
性が挙げられる。活性が「実質的に同質」とは、該レセ
プター結合活性などの特性が同質であることを示す。従
って、該レセプター結合活性には著しくない程度の強弱
が認められてもよく、また、該リガンドポリペプチドの
分子量における相違は問題ではない。
【0013】さらに具体的には、本発明のリガンドポリ
ペプチドとしては、配列番号:1で表わされるアミノ酸
配列を含有する、特にマウス由来のポリペプチドなどが
挙げられる。また、本発明のリガンドポリペプチドとし
ては、(i)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列中
の1個以上15個以下、好ましくは1個以上10個以
下、より好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が他の
アミノ酸で置換されたアミノ酸配列、(ii)配列番号:
1で表わされるアミノ酸配列中の1個以上15個以下、
好ましくは1個以上10個以下、より好ましくは1個以
上5個以下のアミノ酸が欠失したアミノ酸配列、(ii
i)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列に1個以上
15個以下、好ましくは1個以上10個以下、より好ま
しくは1個以上5個以下のアミノ酸が付加した(挿入さ
れた)アミノ酸配列、さらには、(iv)上記(i),(i
i)または(iii)のポリペプチド中の構成アミノ酸(特
にその側鎖)に修飾を有するアミノ酸配列を含有するポ
リペプチド、またはそのアミド、エステルもしくはその
塩も含まれる。
ペプチドとしては、配列番号:1で表わされるアミノ酸
配列を含有する、特にマウス由来のポリペプチドなどが
挙げられる。また、本発明のリガンドポリペプチドとし
ては、(i)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列中
の1個以上15個以下、好ましくは1個以上10個以
下、より好ましくは1個以上5個以下のアミノ酸が他の
アミノ酸で置換されたアミノ酸配列、(ii)配列番号:
1で表わされるアミノ酸配列中の1個以上15個以下、
好ましくは1個以上10個以下、より好ましくは1個以
上5個以下のアミノ酸が欠失したアミノ酸配列、(ii
i)配列番号:1で表わされるアミノ酸配列に1個以上
15個以下、好ましくは1個以上10個以下、より好ま
しくは1個以上5個以下のアミノ酸が付加した(挿入さ
れた)アミノ酸配列、さらには、(iv)上記(i),(i
i)または(iii)のポリペプチド中の構成アミノ酸(特
にその側鎖)に修飾を有するアミノ酸配列を含有するポ
リペプチド、またはそのアミド、エステルもしくはその
塩も含まれる。
【0014】本発明のポリペプチド中の構成アミノ酸に
おける修飾の例としては、例えばGlnのN端側が生体
内で切断され、該Glnがピログルタミン酸化したもの
などが挙げられる。本明細書においてペプチドの標記
は、その慣例に従い、左端がN末端(アミノ末端)、右
端がC末端(カルボキシル末端)で記載する。本発明に
おけるポリペプチド、例えば配列番号:1で表されるポ
リペプチドは、C末端が通常はカルボキシル基(-COO
H)またはカルボキシレート(-COO-)であるが、C末端
アミノ酸残基の該カルボキシル基がアミド(-CONH2)ま
たはエステル(-COOR)であってもよい。 -COOR で表さ
れる該エステルのRとしては、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピルもしくはn−ブチルなどの
C1-6アルキル基、シクロペンチル、シクロヘキシルな
どのC3-8シクロアルキル基、フェニル、α−ナフチル
などのC6-13アリール基、ベンジル、フェネチル、ベン
ズヒドリルなどのフェニル−C1-2アルキル、ジフェニ
ル−C1-2アルキル、もしくはα−ナフチルメチルなど
のα−ナフチル−C1-2アルキルなどのC7-14アラルキ
ル基のほか、経口用エステルとして汎用されるピバロイ
ルオキシメチルエステルなどが挙げられる。また、本発
明におけるポリペプチドが、C末端以外にカルボキシル
基またはカルボキシレートを有している場合、それらの
基がアミド化またはエステル化されているポリペプチド
も本発明のポリペプチドに含まれる。この場合のエステ
ルとしては、例えば前述のC末端のエステルなどと同様
である。本発明のポリペプチドの塩としては、生理学的
に許容される塩基(例えばアルカリ金属など)や酸(有
機酸、無機酸)との塩が挙げられるが、とりわけ生理学
的に許容される酸付加塩が好ましい。このような塩とし
ては例えば無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素
酸、硫酸)との塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ
酸、プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、
酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、シュウ酸、安息香酸、メ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが用
いられる。
おける修飾の例としては、例えばGlnのN端側が生体
内で切断され、該Glnがピログルタミン酸化したもの
などが挙げられる。本明細書においてペプチドの標記
は、その慣例に従い、左端がN末端(アミノ末端)、右
端がC末端(カルボキシル末端)で記載する。本発明に
おけるポリペプチド、例えば配列番号:1で表されるポ
リペプチドは、C末端が通常はカルボキシル基(-COO
H)またはカルボキシレート(-COO-)であるが、C末端
アミノ酸残基の該カルボキシル基がアミド(-CONH2)ま
たはエステル(-COOR)であってもよい。 -COOR で表さ
れる該エステルのRとしては、例えばメチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピルもしくはn−ブチルなどの
C1-6アルキル基、シクロペンチル、シクロヘキシルな
どのC3-8シクロアルキル基、フェニル、α−ナフチル
などのC6-13アリール基、ベンジル、フェネチル、ベン
ズヒドリルなどのフェニル−C1-2アルキル、ジフェニ
ル−C1-2アルキル、もしくはα−ナフチルメチルなど
のα−ナフチル−C1-2アルキルなどのC7-14アラルキ
ル基のほか、経口用エステルとして汎用されるピバロイ
ルオキシメチルエステルなどが挙げられる。また、本発
明におけるポリペプチドが、C末端以外にカルボキシル
基またはカルボキシレートを有している場合、それらの
基がアミド化またはエステル化されているポリペプチド
も本発明のポリペプチドに含まれる。この場合のエステ
ルとしては、例えば前述のC末端のエステルなどと同様
である。本発明のポリペプチドの塩としては、生理学的
に許容される塩基(例えばアルカリ金属など)や酸(有
機酸、無機酸)との塩が挙げられるが、とりわけ生理学
的に許容される酸付加塩が好ましい。このような塩とし
ては例えば無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素
酸、硫酸)との塩、あるいは有機酸(例えば、酢酸、ギ
酸、プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、
酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、シュウ酸、安息香酸、メ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが用
いられる。
【0015】本発明のリガンドポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩は、(i)ヒトや温血
動物の組織または細胞からポリペプチドを精製する公知
の方法によって製造することができ、また、(ii)公知
のポリペプチド合成法に準じて製造することもできる。
さらにまた、(iii)該ポリペプチドをコードするDN
Aを含有する形質転換体を培養する方法(後述)によっ
ても製造することもできる。 (i)該リガンドポリペプチドをヒトや温血動物の組織
または細胞から製造する場合は、ヒトや温血動物の組織
または細胞をホモジナイズした後、酸などで抽出を行
い、該抽出液を逆相クロマトグラフィー、イオン交換ク
ロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー
などのクロマトグラフィーを組み合わせる方法により精
製単離することができる。
アミド、エステルもしくはその塩は、(i)ヒトや温血
動物の組織または細胞からポリペプチドを精製する公知
の方法によって製造することができ、また、(ii)公知
のポリペプチド合成法に準じて製造することもできる。
さらにまた、(iii)該ポリペプチドをコードするDN
Aを含有する形質転換体を培養する方法(後述)によっ
ても製造することもできる。 (i)該リガンドポリペプチドをヒトや温血動物の組織
または細胞から製造する場合は、ヒトや温血動物の組織
または細胞をホモジナイズした後、酸などで抽出を行
い、該抽出液を逆相クロマトグラフィー、イオン交換ク
ロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー
などのクロマトグラフィーを組み合わせる方法により精
製単離することができる。
【0016】(ii)該リガンドポリペプチドは、自体公
知のポリペプチドの合成法に従って製造することもでき
る。ペプチドの合成法としては、例えば固相合成法、液
相合成法のいずれによってもよい。即ち、蛋白質を構成
し得る部分ペプチドもしくはアミノ酸と残余部分とを縮
合させ、生成物が保護基を有する場合は保護基を脱離す
ることにより目的のペプチドを製造することができる。
この場合の公知の縮合方法や保護基の脱離方法としては
例えば、次の〜に記載された方法が挙げられる。 M. Bodanszky および M.A. Ondetti、ペプチド シン
セシス (Peptide Synthesis), Interscience Publisher
s, New York (1966年) SchroederおよびLuebke、ザ ペプチド(The Peptid
e), Academic Press, NewYork (1965年) 泉屋信夫他、ペプチド合成の基礎と実験、 丸善(株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平、生化学実験講座 1、 タ
ンパク質の化学IV、 205、(1977年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合
成 広川書店
知のポリペプチドの合成法に従って製造することもでき
る。ペプチドの合成法としては、例えば固相合成法、液
相合成法のいずれによってもよい。即ち、蛋白質を構成
し得る部分ペプチドもしくはアミノ酸と残余部分とを縮
合させ、生成物が保護基を有する場合は保護基を脱離す
ることにより目的のペプチドを製造することができる。
この場合の公知の縮合方法や保護基の脱離方法としては
例えば、次の〜に記載された方法が挙げられる。 M. Bodanszky および M.A. Ondetti、ペプチド シン
セシス (Peptide Synthesis), Interscience Publisher
s, New York (1966年) SchroederおよびLuebke、ザ ペプチド(The Peptid
e), Academic Press, NewYork (1965年) 泉屋信夫他、ペプチド合成の基礎と実験、 丸善(株)
(1975年) 矢島治明 および榊原俊平、生化学実験講座 1、 タ
ンパク質の化学IV、 205、(1977年) 矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合
成 広川書店
【0017】該リガンドポリペプチドの合成法として具
合的には、例えば次の方法などが挙げられる。該リガン
ドポリペプチドのアミド体を合成するには、アミド形成
に適したペプチド合成用樹脂を用いるとよい。そのよう
な樹脂としては例えば、クロロメチル樹脂、ヒドロキシ
メチル樹脂、ベンズヒドリルアミン樹脂、アミノメチル
樹脂、4−ベンジルオキシベンジルアルコール樹脂、4
−メチルベンズヒドリルアミン樹脂、PAM樹脂、4−ヒ
ドロキシメチルメチルフェニルアセトアミドメチル樹
脂、ポリアクリルアミド樹脂、4−(2',4'-ジメトキシ
フェニル−ヒドロキシメチル)フェノキシ樹脂、4−
(2',4'-ジメトキシフェニル−Fmocアミノエチル)フェ
ノキシ樹脂などが挙げられる。このような樹脂を用い、
α−アミノ基と側鎖官能基を公知の適当な保護基で保護
したアミノ酸を、自体公知の各種縮合方法に従い、目的
とするペプチドの配列通りに該樹脂上で縮合させる。反
応の最後に樹脂からペプチドを切り出すとともに各種保
護基を除去し、目的のポリペプチドを取得することがで
きる。 前述の保護されたアミノ酸を縮合させるには、
ペプチド合成に使用できる各種活性化試薬を用いること
ができるが、特に、カルボジイミド類がよい。カルボジ
イミド類としてはDCC、N,N'-ジイソプロピルカルボジイ
ミド、N-エチル-N'-(3-ジメチルアミノプロリル)カル
ボジイミドなどが挙げられる。これらによる活性化に
は、ラセミ化抑制添加剤(例えば、HOBt)とともに保護
されたアミノ酸を直接樹脂に添加するかまたは、対称酸
無水物またはHOBtエステルあるいはHOOBtエステルとし
てあらかじめ保護されたアミノ酸の活性化を行ったのち
に樹脂に添加することができる。保護されたアミノ酸の
活性化や樹脂との縮合に用いられる溶媒としては、ペプ
チド縮合反応に使用可能な公知の溶媒から適宜選択すれ
ばよい。該溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドンなどの酸アミド類、塩化メチレン、クロロホ
ルムなどのハロゲン化炭化水素類、トリフルオロエタノ
ールなどのアルコール類、ジメチルスルホキシドなどの
スルホキシド類、ピリジンなどの三級アミン類、ジオキ
サン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセトニ
トリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル類あるいはこれらの適宜
の混合物などが挙げられる。該縮合反応における反応温
度は、公知のペプチド結合形成反応に使用可能な温度範
囲から適宜選択すればよく、通常約−20℃〜50℃の
範囲が挙げられる。該活性化されたアミノ酸誘導体は、
通常1.5〜4倍過剰で用いられる。縮合反応の達成度
は公知のニンヒドリン反応を用いて確認することがで
き、その結果、縮合が不十分な場合には保護基の脱離を
行うことなく縮合反応を繰り返すことにより十分な縮合
を行うことができる。反応を繰り返しても十分な縮合が
得られないときには、無水酢酸またはアセチルイミダゾ
ールを用いて未反応アミノ酸をアセチル化し、後の反応
に影響をおよぼさないようにすることもできる。
合的には、例えば次の方法などが挙げられる。該リガン
ドポリペプチドのアミド体を合成するには、アミド形成
に適したペプチド合成用樹脂を用いるとよい。そのよう
な樹脂としては例えば、クロロメチル樹脂、ヒドロキシ
メチル樹脂、ベンズヒドリルアミン樹脂、アミノメチル
樹脂、4−ベンジルオキシベンジルアルコール樹脂、4
−メチルベンズヒドリルアミン樹脂、PAM樹脂、4−ヒ
ドロキシメチルメチルフェニルアセトアミドメチル樹
脂、ポリアクリルアミド樹脂、4−(2',4'-ジメトキシ
フェニル−ヒドロキシメチル)フェノキシ樹脂、4−
(2',4'-ジメトキシフェニル−Fmocアミノエチル)フェ
ノキシ樹脂などが挙げられる。このような樹脂を用い、
α−アミノ基と側鎖官能基を公知の適当な保護基で保護
したアミノ酸を、自体公知の各種縮合方法に従い、目的
とするペプチドの配列通りに該樹脂上で縮合させる。反
応の最後に樹脂からペプチドを切り出すとともに各種保
護基を除去し、目的のポリペプチドを取得することがで
きる。 前述の保護されたアミノ酸を縮合させるには、
ペプチド合成に使用できる各種活性化試薬を用いること
ができるが、特に、カルボジイミド類がよい。カルボジ
イミド類としてはDCC、N,N'-ジイソプロピルカルボジイ
ミド、N-エチル-N'-(3-ジメチルアミノプロリル)カル
ボジイミドなどが挙げられる。これらによる活性化に
は、ラセミ化抑制添加剤(例えば、HOBt)とともに保護
されたアミノ酸を直接樹脂に添加するかまたは、対称酸
無水物またはHOBtエステルあるいはHOOBtエステルとし
てあらかじめ保護されたアミノ酸の活性化を行ったのち
に樹脂に添加することができる。保護されたアミノ酸の
活性化や樹脂との縮合に用いられる溶媒としては、ペプ
チド縮合反応に使用可能な公知の溶媒から適宜選択すれ
ばよい。該溶媒としては、例えばN,N−ジメチルホル
ムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドンなどの酸アミド類、塩化メチレン、クロロホ
ルムなどのハロゲン化炭化水素類、トリフルオロエタノ
ールなどのアルコール類、ジメチルスルホキシドなどの
スルホキシド類、ピリジンなどの三級アミン類、ジオキ
サン、テトラヒドロフランなどのエーテル類、アセトニ
トリル、プロピオニトリルなどのニトリル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル類あるいはこれらの適宜
の混合物などが挙げられる。該縮合反応における反応温
度は、公知のペプチド結合形成反応に使用可能な温度範
囲から適宜選択すればよく、通常約−20℃〜50℃の
範囲が挙げられる。該活性化されたアミノ酸誘導体は、
通常1.5〜4倍過剰で用いられる。縮合反応の達成度
は公知のニンヒドリン反応を用いて確認することがで
き、その結果、縮合が不十分な場合には保護基の脱離を
行うことなく縮合反応を繰り返すことにより十分な縮合
を行うことができる。反応を繰り返しても十分な縮合が
得られないときには、無水酢酸またはアセチルイミダゾ
ールを用いて未反応アミノ酸をアセチル化し、後の反応
に影響をおよぼさないようにすることもできる。
【0018】該ペプチド合成の際の原料となるアミノ酸
のアミノ基の保護基としては、例えば、Z、Boc、tert
−アミルオキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボ
ニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、Cl-Z、
Br-Z、アダマンチルオキシカルボニル、トリフルオロア
セチル、フタリル、ホルミル、2−ニトロフェニルスル
フェニル、ジフェニルホスフィノチオイル、Fmocなどが
挙げられる。カルボキシル基の保護基としては、例えば
前述のC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C
7-14アラルキル基の他、2−アダマンチル、4−ニトロ
ベンジル、4−メトキシベンジル、4−クロロベンジ
ル、フェナシル基およびベンジルオキシカルボニルヒド
ラジド、tert−ブトキシカルボニルヒドラジド、トリチ
ルヒドラジドなどが挙げられる。セリンおよびスレオニ
ンの水酸基は、例えばエステル化またはエーテル化によ
って保護することができる。このエステル化に適する基
としては例えばアセチル基などの低級(C1-6)アルカ
ノイル基、ベンゾイル基などのアロイル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基などの炭酸か
ら誘導される基などが挙げられる。また、エーテル化に
適する基としては、例えばベンジル基、テトラヒドロピ
ラニル基、tert−ブチル基などである。チロシンのフェ
ノール性水酸基の保護基としては、例えばBzl、Cl2-Bz
l、2−ニトロベンジル、Br-Z、tert−ブチルなどが挙
げられる。ヒスチジンのイミダゾールの保護基として
は、Tos、4-メトキシ-2,3,6-トリメチルベンゼンスル
ホニル、DNP、ベンジルオキシメチル、Bum、Boc、Trt、
Fmocなどが挙げられる。
のアミノ基の保護基としては、例えば、Z、Boc、tert
−アミルオキシカルボニル、イソボルニルオキシカルボ
ニル、4−メトキシベンジルオキシカルボニル、Cl-Z、
Br-Z、アダマンチルオキシカルボニル、トリフルオロア
セチル、フタリル、ホルミル、2−ニトロフェニルスル
フェニル、ジフェニルホスフィノチオイル、Fmocなどが
挙げられる。カルボキシル基の保護基としては、例えば
前述のC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基、C
7-14アラルキル基の他、2−アダマンチル、4−ニトロ
ベンジル、4−メトキシベンジル、4−クロロベンジ
ル、フェナシル基およびベンジルオキシカルボニルヒド
ラジド、tert−ブトキシカルボニルヒドラジド、トリチ
ルヒドラジドなどが挙げられる。セリンおよびスレオニ
ンの水酸基は、例えばエステル化またはエーテル化によ
って保護することができる。このエステル化に適する基
としては例えばアセチル基などの低級(C1-6)アルカ
ノイル基、ベンゾイル基などのアロイル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、エトキシカルボニル基などの炭酸か
ら誘導される基などが挙げられる。また、エーテル化に
適する基としては、例えばベンジル基、テトラヒドロピ
ラニル基、tert−ブチル基などである。チロシンのフェ
ノール性水酸基の保護基としては、例えばBzl、Cl2-Bz
l、2−ニトロベンジル、Br-Z、tert−ブチルなどが挙
げられる。ヒスチジンのイミダゾールの保護基として
は、Tos、4-メトキシ-2,3,6-トリメチルベンゼンスル
ホニル、DNP、ベンジルオキシメチル、Bum、Boc、Trt、
Fmocなどが挙げられる。
【0019】該保護基の除去(脱離)方法としては、例
えば(i)Pd−黒あるいはPd-炭素などの触媒の存在下、
水素気流中での接触還元、(ii)無水フッ化水素、メタ
ンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフ
ルオロ酢酸あるいはこれらの混合液などによる酸処理、
(iii)ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピペリジン、ピペラジンなどによる塩基処理、また
(iv)液体アンモニア中ナトリウムによる還元などが挙
げられる。上記酸処理による脱離反応は一般に−20℃
〜40℃の温度で行われるが、酸処理においてはアニソ
ール、フェノール、チオアニソール、メタクレゾール、
パラクレゾール、ジメチルスルフィド、1,4-ブタンジチ
オール、1,2-エタンジチオールのようなカチオン捕捉剤
の添加が有効である。また、ヒスチジンのイミダゾール
基の保護基として用いられる2,4-ジニトロフェニル基は
チオフェノール処理により除去され、トリプトファンの
インドール保護基として用いられるホルミル基は上記の
1,2-エタンジチオール、1,4-ブタンジチオールなどの存
在下の酸処理による除去以外に、希水酸化ナトリウム、
希アンモニアなどによるアルカリ処理によっても除去さ
れる。該ペプチド合成反応において、原料アミノ酸の反
応に関与しない官能基の保護基の導入およびその保護基
の脱離、反応に関与する官能基の活性化などは公知の方
法に従って行えばよい。 原料のアミノ酸のカルボキシ
ル基が活性化されたものとしては、例えば対応する酸無
水物、アジド、活性エステル[アルコール(例えば、ペ
ンタクロロフェノール、2,4,5-トリクロロフェノール、
2,4-ジニトロフェノール、シアノメチルアルコール、パ
ラニトロフェノール、HONB、N-ヒドロキシスクシミド、
N-ヒドロキシフタルイミド、HOBt)とのエステル]など
が挙げられる。原料のアミノ酸のアミノ基が活性化され
たものとしては、例えば対応するリン酸アミドが挙げら
れる。
えば(i)Pd−黒あるいはPd-炭素などの触媒の存在下、
水素気流中での接触還元、(ii)無水フッ化水素、メタ
ンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフ
ルオロ酢酸あるいはこれらの混合液などによる酸処理、
(iii)ジイソプロピルエチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピペリジン、ピペラジンなどによる塩基処理、また
(iv)液体アンモニア中ナトリウムによる還元などが挙
げられる。上記酸処理による脱離反応は一般に−20℃
〜40℃の温度で行われるが、酸処理においてはアニソ
ール、フェノール、チオアニソール、メタクレゾール、
パラクレゾール、ジメチルスルフィド、1,4-ブタンジチ
オール、1,2-エタンジチオールのようなカチオン捕捉剤
の添加が有効である。また、ヒスチジンのイミダゾール
基の保護基として用いられる2,4-ジニトロフェニル基は
チオフェノール処理により除去され、トリプトファンの
インドール保護基として用いられるホルミル基は上記の
1,2-エタンジチオール、1,4-ブタンジチオールなどの存
在下の酸処理による除去以外に、希水酸化ナトリウム、
希アンモニアなどによるアルカリ処理によっても除去さ
れる。該ペプチド合成反応において、原料アミノ酸の反
応に関与しない官能基の保護基の導入およびその保護基
の脱離、反応に関与する官能基の活性化などは公知の方
法に従って行えばよい。 原料のアミノ酸のカルボキシ
ル基が活性化されたものとしては、例えば対応する酸無
水物、アジド、活性エステル[アルコール(例えば、ペ
ンタクロロフェノール、2,4,5-トリクロロフェノール、
2,4-ジニトロフェノール、シアノメチルアルコール、パ
ラニトロフェノール、HONB、N-ヒドロキシスクシミド、
N-ヒドロキシフタルイミド、HOBt)とのエステル]など
が挙げられる。原料のアミノ酸のアミノ基が活性化され
たものとしては、例えば対応するリン酸アミドが挙げら
れる。
【0020】該ポリペプチドがアミド体である場合、別
の製造方法としては、まず、カルボキシ末端アミノ酸の
α−カルボキシル基をアミド化した後、縮合反応により
アミノ基側にペプチド鎖を所望の鎖長まで延ばし、α−
アミノ基の保護基を除いたカルボキシル末端側ペプチド
と所望のペプチドからカルボキシル末端側を除いたアミ
ノ末端側ペプチドのα−カルボキシル基の保護基のみを
除去し、α−アミノ基や側鎖官能基に前述の適当な保護
基を付けた保護ペプチドをペプチドの合成反応に用いら
れる前述の混合溶媒中で縮合させる。この縮合反応の詳
細については上記と同様である。該縮合反応により得ら
れる保護基を有するポリペプチドを単離精製した後、上
記方法によりすべての保護基を除去し、所望の粗ペプチ
ドを得ることができる。この粗ペプチドは公知の各種精
製方法により精製し、必要により主要画分を凍結乾燥す
ることにより、所望のポリペプチドのアミド体を得るこ
とができる。該ポリペプチドのエステル体を得るにはカ
ルボキシ末端アミノ酸のα−カルボキシル基を所望のア
ルコール類と縮合しアミノ酸エステルとした後、ポリペ
プチドのアミド体の場合と同様にして、所望のポリペプ
チドのエステル体を得ることができる。合成反応後のポ
リペプチドは、通常の精製法、例えば溶媒抽出、蒸留、
カラムクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、
再結晶など公知の種々の方法を適宜組み合わせることに
より精製単離することができる。上記方法で得られる該
ポリペプチドが、遊離体である場合は公知の方法によっ
て目的とする塩に変換することができ、逆に塩で得られ
る場合には公知の方法によって遊離体あるいは他の酸に
変換することができる。
の製造方法としては、まず、カルボキシ末端アミノ酸の
α−カルボキシル基をアミド化した後、縮合反応により
アミノ基側にペプチド鎖を所望の鎖長まで延ばし、α−
アミノ基の保護基を除いたカルボキシル末端側ペプチド
と所望のペプチドからカルボキシル末端側を除いたアミ
ノ末端側ペプチドのα−カルボキシル基の保護基のみを
除去し、α−アミノ基や側鎖官能基に前述の適当な保護
基を付けた保護ペプチドをペプチドの合成反応に用いら
れる前述の混合溶媒中で縮合させる。この縮合反応の詳
細については上記と同様である。該縮合反応により得ら
れる保護基を有するポリペプチドを単離精製した後、上
記方法によりすべての保護基を除去し、所望の粗ペプチ
ドを得ることができる。この粗ペプチドは公知の各種精
製方法により精製し、必要により主要画分を凍結乾燥す
ることにより、所望のポリペプチドのアミド体を得るこ
とができる。該ポリペプチドのエステル体を得るにはカ
ルボキシ末端アミノ酸のα−カルボキシル基を所望のア
ルコール類と縮合しアミノ酸エステルとした後、ポリペ
プチドのアミド体の場合と同様にして、所望のポリペプ
チドのエステル体を得ることができる。合成反応後のポ
リペプチドは、通常の精製法、例えば溶媒抽出、蒸留、
カラムクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、
再結晶など公知の種々の方法を適宜組み合わせることに
より精製単離することができる。上記方法で得られる該
ポリペプチドが、遊離体である場合は公知の方法によっ
て目的とする塩に変換することができ、逆に塩で得られ
る場合には公知の方法によって遊離体あるいは他の酸に
変換することができる。
【0021】本発明のリガンドポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩としては、上記した配
列番号:1で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質
的に同一のアミノ酸配列を含有するポリペプチドであれ
ばいずれでもよい。即ち、配列番号:1で表されるアミ
ノ酸配列を有するポリペプチドと同様の生理作用(下垂
体機能調節作用、中枢神経機能調節作用または膵臓機能
調節作用など)を有している限り、そのアミノ酸配列に
変異を有するどのようなポリペプチドであってもよい。
このようなペプチドとしては例えば、 (1)Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Glu-Thr-Arg-
Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Thr-Gly-Arg-Gl
y-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe (配列番号:5) (2)Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Thr-Gly-
Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe (配列番号:
6) 等が好ましい。該リガンドポリペプチドはさらに、抗リ
ガンドポリペプチド抗体の調製のための抗原として用い
ることができる。このような抗原としてのポリペプチド
は上記したリガンドポリペプチドの他に、 (1)Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Glu (配列
番号:7) (2)Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr (配列
番号:8) (3)Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe
(配列番号:9) 等のような該リガンドポリペプチドの部分ペプチドが好
ましく用いられる。該部分ペプチドとしては、抗原決定
部位として機能しうる個々のドメインを個別に含むペプ
チドも用いても、それら複数のドメインを同時に含むペ
プチドを用いてもよい(ただし、該部分ペプチドとして
は、配列番号:4で表わされるアミノ酸配列と同一であ
るものは除く)。
アミド、エステルもしくはその塩としては、上記した配
列番号:1で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質
的に同一のアミノ酸配列を含有するポリペプチドであれ
ばいずれでもよい。即ち、配列番号:1で表されるアミ
ノ酸配列を有するポリペプチドと同様の生理作用(下垂
体機能調節作用、中枢神経機能調節作用または膵臓機能
調節作用など)を有している限り、そのアミノ酸配列に
変異を有するどのようなポリペプチドであってもよい。
このようなペプチドとしては例えば、 (1)Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Glu-Thr-Arg-
Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Thr-Gly-Arg-Gl
y-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe (配列番号:5) (2)Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Thr-Gly-
Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe (配列番号:
6) 等が好ましい。該リガンドポリペプチドはさらに、抗リ
ガンドポリペプチド抗体の調製のための抗原として用い
ることができる。このような抗原としてのポリペプチド
は上記したリガンドポリペプチドの他に、 (1)Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Glu (配列
番号:7) (2)Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr (配列
番号:8) (3)Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe
(配列番号:9) 等のような該リガンドポリペプチドの部分ペプチドが好
ましく用いられる。該部分ペプチドとしては、抗原決定
部位として機能しうる個々のドメインを個別に含むペプ
チドも用いても、それら複数のドメインを同時に含むペ
プチドを用いてもよい(ただし、該部分ペプチドとして
は、配列番号:4で表わされるアミノ酸配列と同一であ
るものは除く)。
【0022】本発明におけるリガンドポリペプチドの部
分ペプチドも、C末端アミノ酸残基のカルボキシル基
が、アミド(-CONH2)またはエステル(-COOR)であっ
てもよい。該エステル基の例としては、上記したポリペ
プチドの場合と同様である。該部分ペプチドとしては、
C末端以外、即ちペプチドを構成するアミノ酸の側鎖に
カルボキシル基またはカルボキシレートを有している場
合、それらの基がアミド化またはエステル化されている
ものも含まれる。この場合のエステルとしては、例え
ば、前述のポリペプチドにおけるC末端アミノ酸残基の
エステルなど挙げられる。本発明のリガンドポリペプチ
ドの該部分ペプチドの塩としては、前述のポリペプチド
の塩と同様のものが用いられる。本発明のリガンドポリ
ペプチドの該部分ペプチドまたはそのアミド、エステル
もしくはその塩は、前述のポリペプチドの場合と同様の
合成法により製造することができる。また、該リガンド
ポリペプチドを適当なペプチダーゼで切断し断片化する
ことにより製造することもできる。本発明のリガンドポ
リペプチドまたはその部分ペプチドは、さらに、他の蛋
白質(例、機能または性質がよく知られている公知の蛋
白質)との融合蛋白質であってもよい。
分ペプチドも、C末端アミノ酸残基のカルボキシル基
が、アミド(-CONH2)またはエステル(-COOR)であっ
てもよい。該エステル基の例としては、上記したポリペ
プチドの場合と同様である。該部分ペプチドとしては、
C末端以外、即ちペプチドを構成するアミノ酸の側鎖に
カルボキシル基またはカルボキシレートを有している場
合、それらの基がアミド化またはエステル化されている
ものも含まれる。この場合のエステルとしては、例え
ば、前述のポリペプチドにおけるC末端アミノ酸残基の
エステルなど挙げられる。本発明のリガンドポリペプチ
ドの該部分ペプチドの塩としては、前述のポリペプチド
の塩と同様のものが用いられる。本発明のリガンドポリ
ペプチドの該部分ペプチドまたはそのアミド、エステル
もしくはその塩は、前述のポリペプチドの場合と同様の
合成法により製造することができる。また、該リガンド
ポリペプチドを適当なペプチダーゼで切断し断片化する
ことにより製造することもできる。本発明のリガンドポ
リペプチドまたはその部分ペプチドは、さらに、他の蛋
白質(例、機能または性質がよく知られている公知の蛋
白質)との融合蛋白質であってもよい。
【0023】本発明のリガンドポリペプチドをコードす
るDNAとしては、本発明の配列番号:1で表されるア
ミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列
を含有するポリペプチドをコードする塩基配列を含有す
るものであればいかなるものであってもよい。また、該
リガンドポリペプチドをコードするDNAを含有するD
NAとしては、ゲノムDNA、ゲノムDNAライブラリ
ー、組織もしくは細胞由来のcDNA、組織もしくは細
胞由来のcDNAライブラリー、合成DNA等のいずれ
であってもよい。該ライブラリーに使用するベクターは
バクテリオファージ、プラスミド、コスミド、ファージ
ミドなどいずれであってもよい。また、リガンドポリペ
プチドまたはその部分ペプチドをコードする該DNA
は、組織もしくは細胞よりRNA画分を調製したものを
用いて直接RT-PCR法(reversetranscription poly
merase chain reaction)によって増幅することもでき
る。配列番号:1のアミノ酸配列を含有するマウス由来
のポリペプチドをコードするDNAを含有するDNAと
して、より具体的には、配列番号:2で表わされる塩基
配列を有するcDNAまたは配列番号:3で表される塩
基配列を有するゲノムDNAなどが挙げられる。これら
のDNAの中で例えば、6個以上90個以下(好ましく
は6個以上60個以下、より好ましくは9個以上30個
以下、さらに好ましくは12個以上30個以下)の部分
塩基配列を含有するDNA断片は、配列番号:1のアミ
ノ酸配列を含有するマウス由来のポリペプチドをコード
するDNAを検出するためのDNA検出プローブとして
も好ましく用いられる。
るDNAとしては、本発明の配列番号:1で表されるア
ミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列
を含有するポリペプチドをコードする塩基配列を含有す
るものであればいかなるものであってもよい。また、該
リガンドポリペプチドをコードするDNAを含有するD
NAとしては、ゲノムDNA、ゲノムDNAライブラリ
ー、組織もしくは細胞由来のcDNA、組織もしくは細
胞由来のcDNAライブラリー、合成DNA等のいずれ
であってもよい。該ライブラリーに使用するベクターは
バクテリオファージ、プラスミド、コスミド、ファージ
ミドなどいずれであってもよい。また、リガンドポリペ
プチドまたはその部分ペプチドをコードする該DNA
は、組織もしくは細胞よりRNA画分を調製したものを
用いて直接RT-PCR法(reversetranscription poly
merase chain reaction)によって増幅することもでき
る。配列番号:1のアミノ酸配列を含有するマウス由来
のポリペプチドをコードするDNAを含有するDNAと
して、より具体的には、配列番号:2で表わされる塩基
配列を有するcDNAまたは配列番号:3で表される塩
基配列を有するゲノムDNAなどが挙げられる。これら
のDNAの中で例えば、6個以上90個以下(好ましく
は6個以上60個以下、より好ましくは9個以上30個
以下、さらに好ましくは12個以上30個以下)の部分
塩基配列を含有するDNA断片は、配列番号:1のアミ
ノ酸配列を含有するマウス由来のポリペプチドをコード
するDNAを検出するためのDNA検出プローブとして
も好ましく用いられる。
【0024】本発明のポリペプチドをコードするDNA
を含有するDNAは以下の遺伝子工学的手法によっても
製造することができる。本発明のポリペプチドまたはそ
の部分ペプチドを完全にコードするDNAのクローニン
グ(クローン化)は、以下の方法に従って行えばよい。
即ち、(1)該ポリペプチドの部分塩基配列を有するD
NAを合成し、これをプライマーとしてPCR法によっ
て該ポリペプチドを完全にコードするDNAを増幅する
か、または、(2)マウス由来のcDNAもしくはゲノ
ムDNA、またはそのDNA断片を適当なベクターに組
み込んで得られるDNAライブラリーを、例えばヒト由
来またはラット由来のリガンドポリペプチドの一部ある
いは全領域を有するDNA断片もしくは合成DNAを用
いて標識したものとハイブリダイゼーションを行うこと
により選別すればよい。該ハイブリダイゼーションの方
法は、例えば Molecular Cloning (2nd ed.;J. Sam
brook et al., Cold Spring Harbor Lab. Press, 198
9)などに記載の方法に従って行えばよい。また、DN
Aライブラリーとして市販のものを使用する場合は、添
付の使用説明書に記載の方法に従って行えばよい。クロ
ーン化された該ポリペプチドをコードするDNAは、そ
のまま使用しても、または所望により制限酵素で消化し
た後もしくはリンカーDNAを付加した後に使用しても
よい。該DNAは、その5’末端側に翻訳開始コドンと
してのATGを有し、また3’末端側には翻訳終止コド
ンとしてのTAA、TGAまたはTAGを有していても
よい。これらの翻訳開始コドンや翻訳終止コドンは、適
当な合成DNAアダプターを用いて付加することもでき
る。
を含有するDNAは以下の遺伝子工学的手法によっても
製造することができる。本発明のポリペプチドまたはそ
の部分ペプチドを完全にコードするDNAのクローニン
グ(クローン化)は、以下の方法に従って行えばよい。
即ち、(1)該ポリペプチドの部分塩基配列を有するD
NAを合成し、これをプライマーとしてPCR法によっ
て該ポリペプチドを完全にコードするDNAを増幅する
か、または、(2)マウス由来のcDNAもしくはゲノ
ムDNA、またはそのDNA断片を適当なベクターに組
み込んで得られるDNAライブラリーを、例えばヒト由
来またはラット由来のリガンドポリペプチドの一部ある
いは全領域を有するDNA断片もしくは合成DNAを用
いて標識したものとハイブリダイゼーションを行うこと
により選別すればよい。該ハイブリダイゼーションの方
法は、例えば Molecular Cloning (2nd ed.;J. Sam
brook et al., Cold Spring Harbor Lab. Press, 198
9)などに記載の方法に従って行えばよい。また、DN
Aライブラリーとして市販のものを使用する場合は、添
付の使用説明書に記載の方法に従って行えばよい。クロ
ーン化された該ポリペプチドをコードするDNAは、そ
のまま使用しても、または所望により制限酵素で消化し
た後もしくはリンカーDNAを付加した後に使用しても
よい。該DNAは、その5’末端側に翻訳開始コドンと
してのATGを有し、また3’末端側には翻訳終止コド
ンとしてのTAA、TGAまたはTAGを有していても
よい。これらの翻訳開始コドンや翻訳終止コドンは、適
当な合成DNAアダプターを用いて付加することもでき
る。
【0025】該ポリペプチドをコードする塩基配列を有
するDNAを含有する発現ベクターは、例えば、(イ)
本発明のポリペプチドをコードするDNAを含有するD
NAから目的とするDNA断片を切り出し、(ロ)この
DNA断片を公知の適当な発現ベクター中のプロモータ
ー配列の下流に連結することにより製造することができ
る。該ベクターとしては、大腸菌由来のプラスミド
(例、pBR322,pBR325,pUC12,pU
C13)、枯草菌由来のプラスミド(例、pUB11
0,pTP5,pC194)、酵母由来プラスミド
(例、pSH19,pSH15)、λファージなどのバ
クテリオファージ、レトロウイルス,ワクシニアウイル
ス,バキュロウイルスなどの動物ウイルスなどが用いら
れる。該プロモーターとしては、目的のポリペプチドを
コードする遺伝子の発現に用いる宿主において、適切に
機能するプロモーターであればいかなるものでもよい。
するDNAを含有する発現ベクターは、例えば、(イ)
本発明のポリペプチドをコードするDNAを含有するD
NAから目的とするDNA断片を切り出し、(ロ)この
DNA断片を公知の適当な発現ベクター中のプロモータ
ー配列の下流に連結することにより製造することができ
る。該ベクターとしては、大腸菌由来のプラスミド
(例、pBR322,pBR325,pUC12,pU
C13)、枯草菌由来のプラスミド(例、pUB11
0,pTP5,pC194)、酵母由来プラスミド
(例、pSH19,pSH15)、λファージなどのバ
クテリオファージ、レトロウイルス,ワクシニアウイル
ス,バキュロウイルスなどの動物ウイルスなどが用いら
れる。該プロモーターとしては、目的のポリペプチドを
コードする遺伝子の発現に用いる宿主において、適切に
機能するプロモーターであればいかなるものでもよい。
【0026】形質転換する際の宿主がエシェリヒア属菌
である場合は、trp プロモーター、lac プロモーター、
recAプロモーター、λPLプロモーター、lpp プロモ
ーターなどが、宿主がバチルス属菌である場合は、SP
O1プロモーター、SPO2プロモーター、penPプロ
モーターなど、宿主が酵母である場合は、PHO5プロ
モーター、PGKプロモーター、GAPプロモーター、
ADHプロモーターなどが好ましい。宿主が動物細胞で
ある場合には、SV40由来のプロモーター、レトロウ
イルスのプロモーター、メタロチオネインプロモータ
ー、ヒートショックプロモーター、サイトメガロウイル
スプロモーター、SRαプロモーターなどがそれぞれ好
ましく挙げられる。なお、目的のポリペプチドをコード
する遺伝子を効率よく発現させるためには、エンハンサ
ーを使用することが好ましい。また、必要に応じて、宿
主に合ったシグナル配列を、ポリペプチドまたはその部
分ペプチドのN端末側に付加する。宿主がエシェリヒア
属菌である場合は、アルカリフォスファターゼ・シグナ
ル配列、OmpA・シグナル配列などが、宿主がバチルス
属菌である場合は、α−アミラーゼ・シグナル配列、サ
ブチリシン・シグナル配列などが、宿主が酵母である場
合は、メイテイングファクターα・シグナル配列、イン
ベルターゼ・シグナル配列など、宿主が動物細胞である
場合には、例えばインシュリン・シグナル配列、α−イ
ンターフェロン・シグナル配列、抗体分子・シグナル配
列などがそれぞれ利用できる。このようにして構築され
たポリペプチドまたはその部分ペプチドをコードするD
NAを含有するベクターを用いて、形質転換体を製造す
る。
である場合は、trp プロモーター、lac プロモーター、
recAプロモーター、λPLプロモーター、lpp プロモ
ーターなどが、宿主がバチルス属菌である場合は、SP
O1プロモーター、SPO2プロモーター、penPプロ
モーターなど、宿主が酵母である場合は、PHO5プロ
モーター、PGKプロモーター、GAPプロモーター、
ADHプロモーターなどが好ましい。宿主が動物細胞で
ある場合には、SV40由来のプロモーター、レトロウ
イルスのプロモーター、メタロチオネインプロモータ
ー、ヒートショックプロモーター、サイトメガロウイル
スプロモーター、SRαプロモーターなどがそれぞれ好
ましく挙げられる。なお、目的のポリペプチドをコード
する遺伝子を効率よく発現させるためには、エンハンサ
ーを使用することが好ましい。また、必要に応じて、宿
主に合ったシグナル配列を、ポリペプチドまたはその部
分ペプチドのN端末側に付加する。宿主がエシェリヒア
属菌である場合は、アルカリフォスファターゼ・シグナ
ル配列、OmpA・シグナル配列などが、宿主がバチルス
属菌である場合は、α−アミラーゼ・シグナル配列、サ
ブチリシン・シグナル配列などが、宿主が酵母である場
合は、メイテイングファクターα・シグナル配列、イン
ベルターゼ・シグナル配列など、宿主が動物細胞である
場合には、例えばインシュリン・シグナル配列、α−イ
ンターフェロン・シグナル配列、抗体分子・シグナル配
列などがそれぞれ利用できる。このようにして構築され
たポリペプチドまたはその部分ペプチドをコードするD
NAを含有するベクターを用いて、形質転換体を製造す
る。
【0027】形質転換する際の宿主としては、例えば公
知のエシェリヒア属菌、バチルス属菌、酵母、昆虫、動
物細胞などが挙げられる。該エシェリヒア属菌の具体例
としては、例えばエシェリヒア・コリ(Escherichia co
li)K12・DH1〔プロシージングズ・オブ・ザ・ナ
ショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・
ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),第
60巻,160頁(1968年)〕,JM103〔ヌクイレック・
アシッズ・リサーチ(Nucleic Acids Research),第9
巻,309頁(1981年)〕,JA221〔ジャーナル・オ
ブ・モレキュラー・バイオロジー(Journal of Molecul
ar Biology)〕,第120巻,517頁(1978年)〕,HB1
01〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジ
ー,第41巻,459頁(1969年)〕,C600〔ジェネテ
ィックス(Genetics),第39巻,440頁(1954年)〕な
どが挙げられる。該バチルス属菌の具体例としては、例
えばバチルス・サチルス(Bacillus subtilis)MI1
14〔ジーン(gene),第24巻,255頁(1983年)〕,
207−21〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー
(Journal of Biochemistry),第95巻,87頁(1984
年)〕などが挙げられる。
知のエシェリヒア属菌、バチルス属菌、酵母、昆虫、動
物細胞などが挙げられる。該エシェリヒア属菌の具体例
としては、例えばエシェリヒア・コリ(Escherichia co
li)K12・DH1〔プロシージングズ・オブ・ザ・ナ
ショナル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・
ザ・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),第
60巻,160頁(1968年)〕,JM103〔ヌクイレック・
アシッズ・リサーチ(Nucleic Acids Research),第9
巻,309頁(1981年)〕,JA221〔ジャーナル・オ
ブ・モレキュラー・バイオロジー(Journal of Molecul
ar Biology)〕,第120巻,517頁(1978年)〕,HB1
01〔ジャーナル・オブ・モレキュラー・バイオロジ
ー,第41巻,459頁(1969年)〕,C600〔ジェネテ
ィックス(Genetics),第39巻,440頁(1954年)〕な
どが挙げられる。該バチルス属菌の具体例としては、例
えばバチルス・サチルス(Bacillus subtilis)MI1
14〔ジーン(gene),第24巻,255頁(1983年)〕,
207−21〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー
(Journal of Biochemistry),第95巻,87頁(1984
年)〕などが挙げられる。
【0028】該酵母としては、例えばサッカロマイセス
セレビシエ(Saccaromyces cerevisiae)AH22,A
H22R-,NA87−11A,DKD−5D,20B
−12などが挙げられる。該昆虫としては、例えばカイ
コの幼虫などが挙げられる〔前田ら、ネイチャー(Natu
re),第315巻,592頁(1985年)〕。該動物細胞として
は、例えばサル細胞COS−7,Vero,チャイニーズ
ハムスター細胞CHO,DHFR遺伝子欠損チャイニー
ズハムスター細胞CHO(dhfr-CHO細胞),マ
ウスL細胞,マウスミエローマ細胞,ヒトFL細胞など
が挙げられる。エシェリヒア属菌を形質転換するには、
例えばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー,第69巻,2110頁(1972年)や ジーン,第17巻,107
頁(1982年)などに記載の方法に従って行なえばよい。
バチルス属菌を形質転換するには、例えばモレキュラー
・アンド・ジェネラル・ジェネティックス(Molecular
& General Genetics),第168巻,111頁(1979年)な
どに記載の方法に従って行えばよい。酵母を形質転換す
るには、例えばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナ
ル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユ
ーエスエー,第75巻,1929頁(1978年)などに記載の方
法に従って行なえばよい。昆虫細胞を形質転換するに
は、例えばバイオ/テクノロジー(Bio/Technology),
第6巻, 47頁(1988年)などに記載の方法に従って行な
えばよい。動物細胞を形質転換するには、例えばヴィロ
ロジー(Virology),第52巻,456頁(1973年)に記載
の方法に従って行なわれる。このようにして、ポリペプ
チドまたはその部分ペプチドをコードするDNAを含有
する発現ベクターで形質転換された形質転換体を得るこ
とができる。
セレビシエ(Saccaromyces cerevisiae)AH22,A
H22R-,NA87−11A,DKD−5D,20B
−12などが挙げられる。該昆虫としては、例えばカイ
コの幼虫などが挙げられる〔前田ら、ネイチャー(Natu
re),第315巻,592頁(1985年)〕。該動物細胞として
は、例えばサル細胞COS−7,Vero,チャイニーズ
ハムスター細胞CHO,DHFR遺伝子欠損チャイニー
ズハムスター細胞CHO(dhfr-CHO細胞),マ
ウスL細胞,マウスミエローマ細胞,ヒトFL細胞など
が挙げられる。エシェリヒア属菌を形質転換するには、
例えばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー,第69巻,2110頁(1972年)や ジーン,第17巻,107
頁(1982年)などに記載の方法に従って行なえばよい。
バチルス属菌を形質転換するには、例えばモレキュラー
・アンド・ジェネラル・ジェネティックス(Molecular
& General Genetics),第168巻,111頁(1979年)な
どに記載の方法に従って行えばよい。酵母を形質転換す
るには、例えばプロシージングズ・オブ・ザ・ナショナ
ル・アカデミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユ
ーエスエー,第75巻,1929頁(1978年)などに記載の方
法に従って行なえばよい。昆虫細胞を形質転換するに
は、例えばバイオ/テクノロジー(Bio/Technology),
第6巻, 47頁(1988年)などに記載の方法に従って行な
えばよい。動物細胞を形質転換するには、例えばヴィロ
ロジー(Virology),第52巻,456頁(1973年)に記載
の方法に従って行なわれる。このようにして、ポリペプ
チドまたはその部分ペプチドをコードするDNAを含有
する発現ベクターで形質転換された形質転換体を得るこ
とができる。
【0029】宿主がエシェリヒア属菌、バチルス属菌で
ある形質転換体を培養する際の培地としては液体培地が
好ましく、その中には該形質転換体の生育に必要な炭素
源、窒素源、無機物その他を含有するよう調製される。
該炭素源としては、例えばグルコース、デキストリン、
可溶性澱粉、ショ糖などが、該窒素源としては、例えば
アンモニウム塩類、硝酸塩類、コーンスチープ・リカ
ー、ペプトン、カゼイン、肉エキス、大豆粕、バレイシ
ョ抽出液などの無機または有機物質が、該無機物として
は、例えば塩化カルシウム、リン酸二水素ナトリウム、
塩化マグネシウムなどが挙げられる。また、該培地中に
は、酵母エキス、ビタミン類、生長促進因子などを必要
に応じて添加してもよい。該培地のpHは形質転換体が
生育するpHであればいずれでもよいが、pHは通常約
5〜8が好ましい。
ある形質転換体を培養する際の培地としては液体培地が
好ましく、その中には該形質転換体の生育に必要な炭素
源、窒素源、無機物その他を含有するよう調製される。
該炭素源としては、例えばグルコース、デキストリン、
可溶性澱粉、ショ糖などが、該窒素源としては、例えば
アンモニウム塩類、硝酸塩類、コーンスチープ・リカ
ー、ペプトン、カゼイン、肉エキス、大豆粕、バレイシ
ョ抽出液などの無機または有機物質が、該無機物として
は、例えば塩化カルシウム、リン酸二水素ナトリウム、
塩化マグネシウムなどが挙げられる。また、該培地中に
は、酵母エキス、ビタミン類、生長促進因子などを必要
に応じて添加してもよい。該培地のpHは形質転換体が
生育するpHであればいずれでもよいが、pHは通常約
5〜8が好ましい。
【0030】エシェリヒア属菌を培養する際の培地とし
ては、例えばグルコース、カザミノ酸を含むM9培地
〔ミラー(Miller),ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ンツ・イン・モレキュラー・ジェネティックス(Journa
l of Experiments in Molecular Genetics),431頁,C
old Spring Harbor Laboratory, New York 1972年〕が
好ましい。必要によりプロモーターを効率よく働かせる
ために、例えば3β−インドリルアクリル酸のような薬
剤を培地に加えて培養してもよい。宿主がエシェリヒア
属菌の場合、培養は通常約15〜43℃で約3〜24時
間行い、必要により、通気や撹拌を加えることもでき
る。宿主がバチルス属菌の場合、培養は通常約30〜4
0℃で約6〜24時間行ない、必要により通気や撹拌を
加えることもできる。宿主が酵母である形質転換体を培
養する際、培地としては、例えばバークホールダー(Bu
rkholder)最小培地〔Bostian, K. L. ら、プロシージ
ングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サ
イエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl.
Acad. Sci. USA),第77巻,4505頁(1980年)〕や
0.5%カザミノ酸を含有するSD培地〔Bitter, G. A.
ら、プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),第81巻,5330
頁(1984年)〕が挙げられる。培地のpHは約5〜8に
調整するのが好ましい。培養は通常約20℃〜35℃で
約24〜72時間行い、必要に応じて通気や撹拌を加え
ることもできる。
ては、例えばグルコース、カザミノ酸を含むM9培地
〔ミラー(Miller),ジャーナル・オブ・エクスペリメ
ンツ・イン・モレキュラー・ジェネティックス(Journa
l of Experiments in Molecular Genetics),431頁,C
old Spring Harbor Laboratory, New York 1972年〕が
好ましい。必要によりプロモーターを効率よく働かせる
ために、例えば3β−インドリルアクリル酸のような薬
剤を培地に加えて培養してもよい。宿主がエシェリヒア
属菌の場合、培養は通常約15〜43℃で約3〜24時
間行い、必要により、通気や撹拌を加えることもでき
る。宿主がバチルス属菌の場合、培養は通常約30〜4
0℃で約6〜24時間行ない、必要により通気や撹拌を
加えることもできる。宿主が酵母である形質転換体を培
養する際、培地としては、例えばバークホールダー(Bu
rkholder)最小培地〔Bostian, K. L. ら、プロシージ
ングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サ
イエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエー(Proc. Natl.
Acad. Sci. USA),第77巻,4505頁(1980年)〕や
0.5%カザミノ酸を含有するSD培地〔Bitter, G. A.
ら、プロシージングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシイズ・オブ・ザ・ユーエスエ
ー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),第81巻,5330
頁(1984年)〕が挙げられる。培地のpHは約5〜8に
調整するのが好ましい。培養は通常約20℃〜35℃で
約24〜72時間行い、必要に応じて通気や撹拌を加え
ることもできる。
【0031】宿主が昆虫である形質転換体を培養する
際、培地としては、Grace's Insect Medium(Grace, T.
C.C.,ネイチャー(Nature),第195巻,788頁(1962
頁))に非動化した10%ウシ血清等の添加物を適宜加
えたものなどが用いられる。培地のpHは約6.2〜6.
4に調整するのが好ましい。培養は通常約27℃で約3
〜5日間行い、必要に応じて通気や撹拌を加えることも
できる。宿主が動物細胞である形質転換体を培養する
際、培地としては、例えば約5〜20%の胎児牛血清を
含むMEM培地〔サイエンス(Seience),第122巻,50
1頁(1952年)〕,DMEM培地〔ヴィロロジー(Virol
ogy),第8巻,396頁(1959年)〕,RPMI 164
0培地〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディカ
ル・アソシエーション(The Jounal of the American M
edical Association),第199巻,519頁(1967年)〕,
199培地〔プロシージング・オブ・ザ・ソサイエティ
・フォー・ザ・バイオロジカル・メディスン(Proceedi
ng of the Society for the Biological Medicine),
第73巻,1頁(1950年)〕などが挙げられる。pHは約
6〜8であるのが好ましい。培養は通常約30℃〜40
℃で約15〜60時間行い、必要に応じて通気や撹拌を
加えることもできる。
際、培地としては、Grace's Insect Medium(Grace, T.
C.C.,ネイチャー(Nature),第195巻,788頁(1962
頁))に非動化した10%ウシ血清等の添加物を適宜加
えたものなどが用いられる。培地のpHは約6.2〜6.
4に調整するのが好ましい。培養は通常約27℃で約3
〜5日間行い、必要に応じて通気や撹拌を加えることも
できる。宿主が動物細胞である形質転換体を培養する
際、培地としては、例えば約5〜20%の胎児牛血清を
含むMEM培地〔サイエンス(Seience),第122巻,50
1頁(1952年)〕,DMEM培地〔ヴィロロジー(Virol
ogy),第8巻,396頁(1959年)〕,RPMI 164
0培地〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン・メディカ
ル・アソシエーション(The Jounal of the American M
edical Association),第199巻,519頁(1967年)〕,
199培地〔プロシージング・オブ・ザ・ソサイエティ
・フォー・ザ・バイオロジカル・メディスン(Proceedi
ng of the Society for the Biological Medicine),
第73巻,1頁(1950年)〕などが挙げられる。pHは約
6〜8であるのが好ましい。培養は通常約30℃〜40
℃で約15〜60時間行い、必要に応じて通気や撹拌を
加えることもできる。
【0032】上記培養物(培養液および培養菌体あるい
は培養細胞)からポリペプチドを分離精製するには、例
えば下記の方法に従って行なえばよい。該ポリペプチド
が、培養菌体中あるいは培養細胞中に蓄積される場合
は、培養後、公知の方法で菌体あるいは細胞を集め、こ
れを適当な緩衝液に懸濁後、公知の超音波処理、リゾチ
ーム処理および/または凍結融解処理などによって菌体
あるいは細胞を破壊した後、公知の遠心分離やろ過など
の操作により、目的のポリペプチドまたはその部分ペプ
チドは、抽出液として得ることができる。該緩衝液の中
には、尿素や塩酸グアニジンなどの蛋白質変性剤や、ト
リトンX−100(和光純薬(株)など、登録商標:
以下、TMと省略することがある)などの界面活性剤を
必要に応じて添加して用いてもよい。一方、培養液中に
ポリペプチドが分泌される場合には、培養後、まず培養
菌体あるいは培養細胞と培養上清とを公知の方法により
分離し、培養上清として得ることができる。得られる培
養上清または抽出液中に含まれる、ポリペプチドの精製
は、自体公知の分離・精製法を適切に組み合わせて行な
うことができる。これらの公知の分離、精製法として
は、(1)塩析や溶媒沈澱法などの溶解度を利用する方
法、(2)透析法、限外ろ過法、ゲルろ過法およびSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法などの主として
分子量の差を利用する方法、(3)イオン交換クロマト
グラフィーなどの荷電の差を利用する方法、(4)アフ
ィニティークロマトグラフィーなどの特異的親和性を利
用する方法、(5)逆相高速液体クロマトグラフィーな
どの疎水性の差を利用する方法、(6)等電点電気泳動
法やクロマトフォーカシングなどの等電点の差を利用す
る方法などが挙げられる。
は培養細胞)からポリペプチドを分離精製するには、例
えば下記の方法に従って行なえばよい。該ポリペプチド
が、培養菌体中あるいは培養細胞中に蓄積される場合
は、培養後、公知の方法で菌体あるいは細胞を集め、こ
れを適当な緩衝液に懸濁後、公知の超音波処理、リゾチ
ーム処理および/または凍結融解処理などによって菌体
あるいは細胞を破壊した後、公知の遠心分離やろ過など
の操作により、目的のポリペプチドまたはその部分ペプ
チドは、抽出液として得ることができる。該緩衝液の中
には、尿素や塩酸グアニジンなどの蛋白質変性剤や、ト
リトンX−100(和光純薬(株)など、登録商標:
以下、TMと省略することがある)などの界面活性剤を
必要に応じて添加して用いてもよい。一方、培養液中に
ポリペプチドが分泌される場合には、培養後、まず培養
菌体あるいは培養細胞と培養上清とを公知の方法により
分離し、培養上清として得ることができる。得られる培
養上清または抽出液中に含まれる、ポリペプチドの精製
は、自体公知の分離・精製法を適切に組み合わせて行な
うことができる。これらの公知の分離、精製法として
は、(1)塩析や溶媒沈澱法などの溶解度を利用する方
法、(2)透析法、限外ろ過法、ゲルろ過法およびSD
S−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法などの主として
分子量の差を利用する方法、(3)イオン交換クロマト
グラフィーなどの荷電の差を利用する方法、(4)アフ
ィニティークロマトグラフィーなどの特異的親和性を利
用する方法、(5)逆相高速液体クロマトグラフィーな
どの疎水性の差を利用する方法、(6)等電点電気泳動
法やクロマトフォーカシングなどの等電点の差を利用す
る方法などが挙げられる。
【0033】該ポリペプチドまたはその部分ペプチドが
遊離体で得られる場合には、自体公知の方法あるいはそ
れに準じる方法によって塩に変換することができ、逆に
塩で得られた場合には自体公知の方法あるいはそれに準
じる方法により、遊離体または他の塩に変換することが
できる。なお、該ポリペプチドまたはその部分ペプチド
の精製前または精製後、これに公知の方法に従い適当な
蛋白質修飾酵素を作用させることにより、該ポリペプチ
ドに任意の修飾を加えたり、該ポリペプチド中の配列を
部分的に除去することもできる。該蛋白質修飾酵素とし
ては、例えばトリプシン、キモトリプシン、アルギニル
エンドペプチダーゼ、プロテインキナーゼ、グリコシダ
ーゼなどが挙げられる。このようにして得られる変異ポ
リペプチドの活性は、レセプターとの結合実験や特異抗
体を用いたエンザイムイムノアッセイ法などにより測定
することができる。
遊離体で得られる場合には、自体公知の方法あるいはそ
れに準じる方法によって塩に変換することができ、逆に
塩で得られた場合には自体公知の方法あるいはそれに準
じる方法により、遊離体または他の塩に変換することが
できる。なお、該ポリペプチドまたはその部分ペプチド
の精製前または精製後、これに公知の方法に従い適当な
蛋白質修飾酵素を作用させることにより、該ポリペプチ
ドに任意の修飾を加えたり、該ポリペプチド中の配列を
部分的に除去することもできる。該蛋白質修飾酵素とし
ては、例えばトリプシン、キモトリプシン、アルギニル
エンドペプチダーゼ、プロテインキナーゼ、グリコシダ
ーゼなどが挙げられる。このようにして得られる変異ポ
リペプチドの活性は、レセプターとの結合実験や特異抗
体を用いたエンザイムイムノアッセイ法などにより測定
することができる。
【0034】本発明のリガンドポリペプチドをコードす
るDNAを含有するDNA、該リガンドポリペプチド
は、(a)G蛋白質共役型レセプター蛋白質のリガンドペ
プチドの合成、(b)該リガンドポリペプチドの有する生
理作用の探索、(c)合成オリゴヌクレオチド・プローブ
あるいはPCR法におけるオリゴヌクレオチド・プライ
マーの作成、(d)G蛋白質共役型レセプター蛋白質のリ
ガンドペプチドをコードするDNAの取得、(e)組換え
型レセプター蛋白質の発現系を用いるレセプター結合ア
ッセイ系の開発とそれを用いる医薬品候補化合物のスク
リーニング、(f)G蛋白質共役型レセプター蛋白質のリ
ガンドペプチドに対する抗体および抗血清の取得、(g)
該抗体または抗血清を用いる診断薬の開発、(h)下垂体
機能調節剤、中枢神経機能調節剤あるいは膵臓機能調節
剤などの医薬の開発、(i)遺伝子治療、(j)蛋白質共役型
レセプター蛋白質のリガンドペプチドをコードする遺伝
子に関する非ヒト・トランスジェニック動物の作製等に
用いることができる。特に、本発明のリガンドポリペプ
チドをコードするDNAを含有するDNAは、蛋白質共
役型レセプター蛋白質のリガンドペプチドをコードする
遺伝子に関する非ヒト・トランスジェニック動物、とり
わけ該遺伝子の欠損しているノックアウトマウスの作
製、およびそれを用いる該リガンドポリペプチドの生理
作用や機能の解析に有用である。
るDNAを含有するDNA、該リガンドポリペプチド
は、(a)G蛋白質共役型レセプター蛋白質のリガンドペ
プチドの合成、(b)該リガンドポリペプチドの有する生
理作用の探索、(c)合成オリゴヌクレオチド・プローブ
あるいはPCR法におけるオリゴヌクレオチド・プライ
マーの作成、(d)G蛋白質共役型レセプター蛋白質のリ
ガンドペプチドをコードするDNAの取得、(e)組換え
型レセプター蛋白質の発現系を用いるレセプター結合ア
ッセイ系の開発とそれを用いる医薬品候補化合物のスク
リーニング、(f)G蛋白質共役型レセプター蛋白質のリ
ガンドペプチドに対する抗体および抗血清の取得、(g)
該抗体または抗血清を用いる診断薬の開発、(h)下垂体
機能調節剤、中枢神経機能調節剤あるいは膵臓機能調節
剤などの医薬の開発、(i)遺伝子治療、(j)蛋白質共役型
レセプター蛋白質のリガンドペプチドをコードする遺伝
子に関する非ヒト・トランスジェニック動物の作製等に
用いることができる。特に、本発明のリガンドポリペプ
チドをコードするDNAを含有するDNAは、蛋白質共
役型レセプター蛋白質のリガンドペプチドをコードする
遺伝子に関する非ヒト・トランスジェニック動物、とり
わけ該遺伝子の欠損しているノックアウトマウスの作
製、およびそれを用いる該リガンドポリペプチドの生理
作用や機能の解析に有用である。
【0035】さらに、上記(h)に関しては、本発明のリ
ガンドポリペプチドは、下垂体、中枢神経系、膵臓β細
胞などで発現しているG蛋白質共役型レセプター蛋白質
がリガンドとして認識するポリペプチドであるため、本
発明のリガンドポリペプチドまたはそれをコードするD
NAを含有するDNAは、安全で低毒性な医薬として有
用であると考えられる。G蛋白質共役型レセプター蛋白
質のリガンドポリペプチドは、下垂体機能調節作用、中
枢神経機能調節作用あるいは膵臓機能調節作用等に関与
していると考えられることから、本発明のリガンドポリ
ペプチドまたはそれらをコードするDNAを含有するD
NAは、例えば老人性痴呆、脳血管性痴呆、系統変成型
の退行変成疾患(例:アルツハイマー病、パーキンソン
病、ピック病、ハンチントン病など)に起因する痴呆、
感染性疾患(例:クロイツフェルト−ヤコブ病などの遅
発ウイルス感染症など)に起因する痴呆、内分泌性・代
謝性・中毒性疾患(例:甲状腺機能低下症、ビタミンB
12欠乏症、アルコール中毒、各種薬剤・金属・有機化
合物による中毒など)に起因する痴呆、腫瘍性疾患
(例:脳腫瘍など)に起因する痴呆、外傷性疾患(例:
慢性硬膜下血腫など)に起因する痴呆などの痴呆、鬱
病、多動児(微細脳障害)症候群、意識障害、不安障
害、精神分裂症、恐怖症、成長ホルモン分泌障害(例:
巨人症、末端肥大症など)、過食症、多食症、高コレス
テロール血症、高グリセリド血症、高脂血症、高プロラ
クチン血症、糖尿病性合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性
神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病、癌(例:乳癌、リ
ンパ性白血病、膀胱癌、卵巣癌、前立腺癌など)、膵
炎、腎疾患(例:慢性腎不全、腎炎など)、ターナー症
候群、神経症、リウマチ関節炎、脊髄損傷、一過性脳虚
血発作、筋萎縮性側索硬化症、急性心筋梗塞、脊髄小脳
変性症、骨折、創傷、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、喘
息、てんかん、不妊症または乳汁分泌不全などの疾病の
治療および/または予防剤として用いることができる。
さらに、手術後の栄養状態改善剤、昇圧剤などとしても
用いることもできる。本発明のポリペプチド(またはそ
れをコードするDNAを含有するDNA)を上述の医薬
として使用する場合は、常套手段に従い実施すればよ
い。例えば、該ポリペプチド(またはそれをコードする
DNAを含有するDNA)を、必要に応じて糖衣を施し
た錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイクロカプセル
剤などの剤形として、経口的、または、水もしくはそれ
以外の薬学的に許容し得る液との無菌性溶液または懸濁
液剤などの注射剤の形で非経口的に使用できる。例え
ば、これらの剤形は、該化合物またはその塩を生理学的
に認められる担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐
剤、安定剤、結合剤などとともに、通常用いられる製薬
実施における単位用量形態で混和することによって製造
することができる。これら製剤における有効成分量は、
指示された範囲の適当な容量が得られるようにするもの
である。
ガンドポリペプチドは、下垂体、中枢神経系、膵臓β細
胞などで発現しているG蛋白質共役型レセプター蛋白質
がリガンドとして認識するポリペプチドであるため、本
発明のリガンドポリペプチドまたはそれをコードするD
NAを含有するDNAは、安全で低毒性な医薬として有
用であると考えられる。G蛋白質共役型レセプター蛋白
質のリガンドポリペプチドは、下垂体機能調節作用、中
枢神経機能調節作用あるいは膵臓機能調節作用等に関与
していると考えられることから、本発明のリガンドポリ
ペプチドまたはそれらをコードするDNAを含有するD
NAは、例えば老人性痴呆、脳血管性痴呆、系統変成型
の退行変成疾患(例:アルツハイマー病、パーキンソン
病、ピック病、ハンチントン病など)に起因する痴呆、
感染性疾患(例:クロイツフェルト−ヤコブ病などの遅
発ウイルス感染症など)に起因する痴呆、内分泌性・代
謝性・中毒性疾患(例:甲状腺機能低下症、ビタミンB
12欠乏症、アルコール中毒、各種薬剤・金属・有機化
合物による中毒など)に起因する痴呆、腫瘍性疾患
(例:脳腫瘍など)に起因する痴呆、外傷性疾患(例:
慢性硬膜下血腫など)に起因する痴呆などの痴呆、鬱
病、多動児(微細脳障害)症候群、意識障害、不安障
害、精神分裂症、恐怖症、成長ホルモン分泌障害(例:
巨人症、末端肥大症など)、過食症、多食症、高コレス
テロール血症、高グリセリド血症、高脂血症、高プロラ
クチン血症、糖尿病性合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性
神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病、癌(例:乳癌、リ
ンパ性白血病、膀胱癌、卵巣癌、前立腺癌など)、膵
炎、腎疾患(例:慢性腎不全、腎炎など)、ターナー症
候群、神経症、リウマチ関節炎、脊髄損傷、一過性脳虚
血発作、筋萎縮性側索硬化症、急性心筋梗塞、脊髄小脳
変性症、骨折、創傷、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、喘
息、てんかん、不妊症または乳汁分泌不全などの疾病の
治療および/または予防剤として用いることができる。
さらに、手術後の栄養状態改善剤、昇圧剤などとしても
用いることもできる。本発明のポリペプチド(またはそ
れをコードするDNAを含有するDNA)を上述の医薬
として使用する場合は、常套手段に従い実施すればよ
い。例えば、該ポリペプチド(またはそれをコードする
DNAを含有するDNA)を、必要に応じて糖衣を施し
た錠剤、カプセル剤、エリキシル剤、マイクロカプセル
剤などの剤形として、経口的、または、水もしくはそれ
以外の薬学的に許容し得る液との無菌性溶液または懸濁
液剤などの注射剤の形で非経口的に使用できる。例え
ば、これらの剤形は、該化合物またはその塩を生理学的
に認められる担体、香味剤、賦形剤、ベヒクル、防腐
剤、安定剤、結合剤などとともに、通常用いられる製薬
実施における単位用量形態で混和することによって製造
することができる。これら製剤における有効成分量は、
指示された範囲の適当な容量が得られるようにするもの
である。
【0036】錠剤、カプセル剤などに混和することがで
きる添加剤としては、例えばゼラチン、コーンスター
チ、トラガントガム、アラビアゴムのような結合剤;結
晶性セルロースのような賦形剤;コーンスターチ、ゼラ
チン、アルギン酸などのような膨化剤;ステアリン酸マ
グネシウムのような潤滑剤;ショ糖、乳糖またはサッカ
リンのような甘味剤;ペパーミント、アカモノ油または
チェリーのような香味剤などが挙げられる。調剤単位形
態がカプセルである場合には、前記タイプの材料にさら
に油脂のような液状担体を含有することができる。注射
のための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活
性物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油な
どを溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施に従っ
て処方することができる。注射用の水性液としては、例
えば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等
張液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、
塩化ナトリウムなど)などがあげられ、適当な溶解補助
剤、例えばアルコール(例えばエタノール)、ポリアル
コール(例えばプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール)、非イオン性界面活性剤(例えばポリソルベ
ート80(TM)、HCO−50)などと併用してもよ
い。油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶
解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。また、緩衝剤(例えば、リン酸
塩緩衝液、酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例え
ば、塩化ベンザルコニウム、塩酸プロカインなど)、安
定剤(例えば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリ
コールなど)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、
フェノールなど)、酸化防止剤などを配合してもよい。
調整された注射液は通常、適当なアンプルに無菌的に充
填される。このようにして得られる製剤は安全で低毒性
であるので、例えばヒトや哺乳動物(例えば、マウス、
ラット、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネ
コ、イヌ、サル、マントヒヒ、チンパンジーなど)に対
して投与することができる。本発明のポリペプチド(ま
たはそれをコードするDNA)の投与量は、症状などに
より差異はあるが、経口投与する場合、一般的に成人
(60kgとして)においては、一日につき約0.1か
ら100mg、好ましくは約1.0から50mg、より
好ましくは約1.0から20mgである。非経口的に投
与する場合は、その1回投与量は投与対象、症状、投与
方法などによっても異なるが、例えば注射剤の形では通
常成人(60kgとして)においては、一日につき約
0.01から30mg程度、好ましくは約0.1から2
0mg程度、より好ましくは約0.1から10mg程度
を静脈注射により投与するのが好都合である。他の動物
の場合も、60kg当たりに換算した量を投与すること
ができる。
きる添加剤としては、例えばゼラチン、コーンスター
チ、トラガントガム、アラビアゴムのような結合剤;結
晶性セルロースのような賦形剤;コーンスターチ、ゼラ
チン、アルギン酸などのような膨化剤;ステアリン酸マ
グネシウムのような潤滑剤;ショ糖、乳糖またはサッカ
リンのような甘味剤;ペパーミント、アカモノ油または
チェリーのような香味剤などが挙げられる。調剤単位形
態がカプセルである場合には、前記タイプの材料にさら
に油脂のような液状担体を含有することができる。注射
のための無菌組成物は注射用水のようなベヒクル中の活
性物質、胡麻油、椰子油などのような天然産出植物油な
どを溶解または懸濁させるなどの通常の製剤実施に従っ
て処方することができる。注射用の水性液としては、例
えば、生理食塩水、ブドウ糖やその他の補助薬を含む等
張液(例えば、D−ソルビトール、D−マンニトール、
塩化ナトリウムなど)などがあげられ、適当な溶解補助
剤、例えばアルコール(例えばエタノール)、ポリアル
コール(例えばプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール)、非イオン性界面活性剤(例えばポリソルベ
ート80(TM)、HCO−50)などと併用してもよ
い。油性液としてはゴマ油、大豆油などがあげられ、溶
解補助剤として安息香酸ベンジル、ベンジルアルコール
などと併用してもよい。また、緩衝剤(例えば、リン酸
塩緩衝液、酢酸ナトリウム緩衝液)、無痛化剤(例え
ば、塩化ベンザルコニウム、塩酸プロカインなど)、安
定剤(例えば、ヒト血清アルブミン、ポリエチレングリ
コールなど)、保存剤(例えば、ベンジルアルコール、
フェノールなど)、酸化防止剤などを配合してもよい。
調整された注射液は通常、適当なアンプルに無菌的に充
填される。このようにして得られる製剤は安全で低毒性
であるので、例えばヒトや哺乳動物(例えば、マウス、
ラット、モルモット、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネ
コ、イヌ、サル、マントヒヒ、チンパンジーなど)に対
して投与することができる。本発明のポリペプチド(ま
たはそれをコードするDNA)の投与量は、症状などに
より差異はあるが、経口投与する場合、一般的に成人
(60kgとして)においては、一日につき約0.1か
ら100mg、好ましくは約1.0から50mg、より
好ましくは約1.0から20mgである。非経口的に投
与する場合は、その1回投与量は投与対象、症状、投与
方法などによっても異なるが、例えば注射剤の形では通
常成人(60kgとして)においては、一日につき約
0.01から30mg程度、好ましくは約0.1から2
0mg程度、より好ましくは約0.1から10mg程度
を静脈注射により投与するのが好都合である。他の動物
の場合も、60kg当たりに換算した量を投与すること
ができる。
【0037】本発明のリガンドポリペプチドに対する、
G蛋白質共役型レセプター蛋白質としては、ヒトや温血
動物(例えば、モルモット、ラット、マウス、ブタ、ヒ
ツジ、ウシ、サルなど)のあらゆる組織(例えば、下垂
体、膵臓、脳、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、
骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、心臓な
ど)または細胞などに由来するG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質であって、配列番号:10,11,12,13
または14で表わされるアミノ酸配列と同一もしくはこ
れらのアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含
有するものであれば如何なるものであってもよい。即
ち、G蛋白質共役型レセプター蛋白質としては、配列番
号:10,11,12,13または14で表わされるア
ミノ酸配列を含有する蛋白質などの他に、配列番号:1
0,11,12,13または14で表わされるアミノ酸
配列と約90〜99.9%の相同性を有するアミノ酸配
列を含有し、配列番号:10,11,12,13または
14で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質と実質
的に同質の活性を有する蛋白質などが挙げられる。これ
らの蛋白質が示す活性としては、例えばリガンド結合活
性、シグナル伝達などが挙げられる。実質的に同質と
は、リガンド結合活性などが性質的に同質であることを
示す。従って、リガンド結合活性の強さなどの強弱、レ
セプター蛋白質の分子量などの量的要素は異なっていて
もよい。
G蛋白質共役型レセプター蛋白質としては、ヒトや温血
動物(例えば、モルモット、ラット、マウス、ブタ、ヒ
ツジ、ウシ、サルなど)のあらゆる組織(例えば、下垂
体、膵臓、脳、腎臓、肝臓、生殖腺、甲状腺、胆のう、
骨髄、副腎、皮膚、筋肉、肺、消化管、血管、心臓な
ど)または細胞などに由来するG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質であって、配列番号:10,11,12,13
または14で表わされるアミノ酸配列と同一もしくはこ
れらのアミノ酸配列と実質的に同一のアミノ酸配列を含
有するものであれば如何なるものであってもよい。即
ち、G蛋白質共役型レセプター蛋白質としては、配列番
号:10,11,12,13または14で表わされるア
ミノ酸配列を含有する蛋白質などの他に、配列番号:1
0,11,12,13または14で表わされるアミノ酸
配列と約90〜99.9%の相同性を有するアミノ酸配
列を含有し、配列番号:10,11,12,13または
14で表わされるアミノ酸配列を含有する蛋白質と実質
的に同質の活性を有する蛋白質などが挙げられる。これ
らの蛋白質が示す活性としては、例えばリガンド結合活
性、シグナル伝達などが挙げられる。実質的に同質と
は、リガンド結合活性などが性質的に同質であることを
示す。従って、リガンド結合活性の強さなどの強弱、レ
セプター蛋白質の分子量などの量的要素は異なっていて
もよい。
【0038】本発明のリガンドポリペプチドに対する、
G蛋白質共役型レセプター蛋白質としてさらに具体的に
は、配列番号:10または/および配列番号:11で表
わされるアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋
白質共役型レセプター蛋白質、配列番号:13で表わさ
れるアミノ酸配列を含有するマウス膵臓由来のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質、配列番号:14で表わされる
アミノ酸配列を含有するマウス膵臓由来のG蛋白質共役
型レセプター蛋白質などが挙げられる。そして、配列番
号:10および配列番号:11で表わされるアミノ酸配
列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質としては、具体的には配列番号:12で表わさ
れるアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質などが挙げられる。ここで、配
列番号:12で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実
質的に同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質は、ヒト下
垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質の全アミノ酸
配列を含有するものである。配列番号:10または/お
よび配列番号:11で表されるアミノ酸配列と同一もし
くは実質的に同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質は、
該配列番号:12で表されるアミノ酸配列と同一もしく
は実質的に同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質の断片
あるいは部分ペプチドである。さらに、配列番号:13
または配列番号:14で表されるアミノ酸配列と同一も
しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質
は、マウス膵臓由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
であるが、配列番号:10または/および配列番号:1
1で表されるアミノ酸配列に非常に高い類似性を示すこ
とから、配列番号:13または14で表されるアミノ酸
配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有
する蛋白質も同様に、配列番号:12で表されるアミノ
酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含
有する蛋白質の断片あるいは部分ペプチドの中に含まれ
る。即ち、上述の配列番号:12で表されるアミノ酸配
列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有す
る蛋白質もしくは後述する該蛋白質の部分ペプチドまた
はその塩は、配列番号:10,11,12,13または
14で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同
一のアミノ酸配列を含有する蛋白質またはその塩をも含
むものである。さらに、G蛋白質共役型レセプター蛋白
質には、N末端のMetが保護基(例えば、ホルミル基、
アセチル基などのC1-6アルカノイル基など)で保護さ
れているもの、GluのN端側が生体内で切断され、該
Gluがピログルタミン酸化したもの、該レセプター蛋
白質の構成アミノ酸の側鎖が適当な保護基(例えば、ホ
ルミル基、アセチル基などのC1-6アルカノイル基な
ど)で保護されているもの、あるいは糖鎖が結合したい
わゆる糖蛋白質などの複合蛋白質なども含まれる。
G蛋白質共役型レセプター蛋白質としてさらに具体的に
は、配列番号:10または/および配列番号:11で表
わされるアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋
白質共役型レセプター蛋白質、配列番号:13で表わさ
れるアミノ酸配列を含有するマウス膵臓由来のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質、配列番号:14で表わされる
アミノ酸配列を含有するマウス膵臓由来のG蛋白質共役
型レセプター蛋白質などが挙げられる。そして、配列番
号:10および配列番号:11で表わされるアミノ酸配
列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質としては、具体的には配列番号:12で表わさ
れるアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質などが挙げられる。ここで、配
列番号:12で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実
質的に同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質は、ヒト下
垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質の全アミノ酸
配列を含有するものである。配列番号:10または/お
よび配列番号:11で表されるアミノ酸配列と同一もし
くは実質的に同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質は、
該配列番号:12で表されるアミノ酸配列と同一もしく
は実質的に同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質の断片
あるいは部分ペプチドである。さらに、配列番号:13
または配列番号:14で表されるアミノ酸配列と同一も
しくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有する蛋白質
は、マウス膵臓由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
であるが、配列番号:10または/および配列番号:1
1で表されるアミノ酸配列に非常に高い類似性を示すこ
とから、配列番号:13または14で表されるアミノ酸
配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有
する蛋白質も同様に、配列番号:12で表されるアミノ
酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含
有する蛋白質の断片あるいは部分ペプチドの中に含まれ
る。即ち、上述の配列番号:12で表されるアミノ酸配
列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有す
る蛋白質もしくは後述する該蛋白質の部分ペプチドまた
はその塩は、配列番号:10,11,12,13または
14で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同
一のアミノ酸配列を含有する蛋白質またはその塩をも含
むものである。さらに、G蛋白質共役型レセプター蛋白
質には、N末端のMetが保護基(例えば、ホルミル基、
アセチル基などのC1-6アルカノイル基など)で保護さ
れているもの、GluのN端側が生体内で切断され、該
Gluがピログルタミン酸化したもの、該レセプター蛋
白質の構成アミノ酸の側鎖が適当な保護基(例えば、ホ
ルミル基、アセチル基などのC1-6アルカノイル基な
ど)で保護されているもの、あるいは糖鎖が結合したい
わゆる糖蛋白質などの複合蛋白質なども含まれる。
【0039】G蛋白質共役型レセプター蛋白質の塩とし
ては、前述のリガンドポリペプチドにおいて例示した塩
と同様のものが挙げられる。G蛋白質共役型レセプター
蛋白質もしくは該部分ペプチド、またはそれらの塩は、
ヒトや温血動物の組織または細胞から自体公知の蛋白質
の精製方法によって製造することができ、また前述のポ
リペプチドをコードするDNAを含有する形質転換体を
培養する方法と同様の方法によって製造することもでき
る。また、前述のペプチド合成法に準じて製造すること
もできる。該製造法については、WO96/05302の実施例
3,4,6および17に詳細に記載されている。
ては、前述のリガンドポリペプチドにおいて例示した塩
と同様のものが挙げられる。G蛋白質共役型レセプター
蛋白質もしくは該部分ペプチド、またはそれらの塩は、
ヒトや温血動物の組織または細胞から自体公知の蛋白質
の精製方法によって製造することができ、また前述のポ
リペプチドをコードするDNAを含有する形質転換体を
培養する方法と同様の方法によって製造することもでき
る。また、前述のペプチド合成法に準じて製造すること
もできる。該製造法については、WO96/05302の実施例
3,4,6および17に詳細に記載されている。
【0040】G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
するDNAとしては、配列番号:10,11,12,1
3または14のアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同
一のアミノ酸配列を有するG蛋白質共役型レセプター蛋
白質をコードする塩基配列を含有するDNAであればい
かなるものであってもよい。それらは、ゲノムDNA、
ゲノムDNAライブラリー、組織・細胞由来のcDN
A、組織・細胞由来のcDNAライブラリー、合成DN
Aのいずれであってもよい。該ゲノムDNAまたはcD
NAのライブラリーに使用するベクターはバクテリオフ
ァージ、プラスミド、コスミド、ファージミドなどいず
れであってもよく、また、組織・細胞よりRNA画分を
調製したものを用いて直接RT-PCR法によって増幅
することもできる。具体的には、配列番号:10のアミ
ノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質をコードするDNAとしては、配列番
号:15で表わされる塩基配列を有するDNAなどが挙
げられる。配列番号:11のアミノ酸配列を含有するヒ
ト下垂体由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコー
ドするDNAとしては、配列番号:16で表わされる塩
基配列を有するDNAなどが挙げられる。配列番号:1
2のアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質をコードするDNAとしては、
配列番号:17で表わされる塩基配列を有するDNAな
どが挙げられる。配列番号:13のアミノ酸配列を含有
するマウス膵臓由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
をコードするDNAとしては、配列番号:18で表わさ
れる塩基配列を有するDNAなどが挙げられる。配列番
号:14のアミノ酸配列を含有するマウス膵臓由来のG
蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDNAとし
ては、配列番号:19で表わされる塩基配列を有するD
NAなどが挙げられる。該G蛋白質共役型レセプター蛋
白質を完全にコードするDNAのクローニングの方法、
用い得るベクター、プロモーター、宿主、形質転換方
法、培養方法、分離精製の方法については前述のリガン
ドポリペプチドの場合と同様である。
するDNAとしては、配列番号:10,11,12,1
3または14のアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同
一のアミノ酸配列を有するG蛋白質共役型レセプター蛋
白質をコードする塩基配列を含有するDNAであればい
かなるものであってもよい。それらは、ゲノムDNA、
ゲノムDNAライブラリー、組織・細胞由来のcDN
A、組織・細胞由来のcDNAライブラリー、合成DN
Aのいずれであってもよい。該ゲノムDNAまたはcD
NAのライブラリーに使用するベクターはバクテリオフ
ァージ、プラスミド、コスミド、ファージミドなどいず
れであってもよく、また、組織・細胞よりRNA画分を
調製したものを用いて直接RT-PCR法によって増幅
することもできる。具体的には、配列番号:10のアミ
ノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質をコードするDNAとしては、配列番
号:15で表わされる塩基配列を有するDNAなどが挙
げられる。配列番号:11のアミノ酸配列を含有するヒ
ト下垂体由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコー
ドするDNAとしては、配列番号:16で表わされる塩
基配列を有するDNAなどが挙げられる。配列番号:1
2のアミノ酸配列を含有するヒト下垂体由来のG蛋白質
共役型レセプター蛋白質をコードするDNAとしては、
配列番号:17で表わされる塩基配列を有するDNAな
どが挙げられる。配列番号:13のアミノ酸配列を含有
するマウス膵臓由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質
をコードするDNAとしては、配列番号:18で表わさ
れる塩基配列を有するDNAなどが挙げられる。配列番
号:14のアミノ酸配列を含有するマウス膵臓由来のG
蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDNAとし
ては、配列番号:19で表わされる塩基配列を有するD
NAなどが挙げられる。該G蛋白質共役型レセプター蛋
白質を完全にコードするDNAのクローニングの方法、
用い得るベクター、プロモーター、宿主、形質転換方
法、培養方法、分離精製の方法については前述のリガン
ドポリペプチドの場合と同様である。
【0041】本発明のリガンドポリペプチドおよびそれ
をコードするDNAおよび該リガンドポリペプチドに対
する抗体等の用途について、以下にさらに具体的に説明
する。 (1)リガンドポリペプチド欠乏症の予防・治療剤 本発明のリガンドポリペプチドをコードするDNAを、
該リガンドポリペプチド欠乏症の予防および/または治
療剤として使用することができる。例えば、生体内にお
いて、該リガンドポリペプチドが減少しているためにリ
ガンドの生理作用(下垂体機能調節作用、中枢神経機能
調節作用あるいは膵臓機能調節作用など)が期待できな
い患者がいる場合、(イ)該リガンドポリペプチドをコ
ードするDNAをその患者に投与し発現させることによ
り、あるいは(ロ)脳細胞などにリガンドポリペプチド
をコードするDNAを挿入し発現させた後に、該脳細胞
を該患者に移植することなどにより、その患者の脳細胞
における該リガンドポリペプチドの量を増加させ、その
作用を充分に発揮させることができる。従って、リガン
ドポリペプチドをコードするDNAは、安全で低毒性な
該リガンドポリペプチド欠乏症の予防および/または治
療剤として用いることができる。上記治療剤として該D
NAを使用する場合は、該DNAを単独あるいはレトロ
ウイルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノウ
イルスアソシエーテッドウイルスベクターなどの適当な
ベクターに挿入した後に、上記と同様に該リガンドポリ
ペプチド欠乏症の予防および/または治療剤として用い
てもよい。
をコードするDNAおよび該リガンドポリペプチドに対
する抗体等の用途について、以下にさらに具体的に説明
する。 (1)リガンドポリペプチド欠乏症の予防・治療剤 本発明のリガンドポリペプチドをコードするDNAを、
該リガンドポリペプチド欠乏症の予防および/または治
療剤として使用することができる。例えば、生体内にお
いて、該リガンドポリペプチドが減少しているためにリ
ガンドの生理作用(下垂体機能調節作用、中枢神経機能
調節作用あるいは膵臓機能調節作用など)が期待できな
い患者がいる場合、(イ)該リガンドポリペプチドをコ
ードするDNAをその患者に投与し発現させることによ
り、あるいは(ロ)脳細胞などにリガンドポリペプチド
をコードするDNAを挿入し発現させた後に、該脳細胞
を該患者に移植することなどにより、その患者の脳細胞
における該リガンドポリペプチドの量を増加させ、その
作用を充分に発揮させることができる。従って、リガン
ドポリペプチドをコードするDNAは、安全で低毒性な
該リガンドポリペプチド欠乏症の予防および/または治
療剤として用いることができる。上記治療剤として該D
NAを使用する場合は、該DNAを単独あるいはレトロ
ウイルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノウ
イルスアソシエーテッドウイルスベクターなどの適当な
ベクターに挿入した後に、上記と同様に該リガンドポリ
ペプチド欠乏症の予防および/または治療剤として用い
てもよい。
【0042】(2)リガンドポリペプチドに対するG蛋
白質共役型レセプター蛋白質の定量法 本発明のリガンドポリペプチドは、G蛋白質共役型レセ
プター蛋白質またはその塩や該レセプター蛋白質の部分
ペプチドまたはその塩に対して結合性を有しているの
で、生体内における該G蛋白質共役型レセプター蛋白質
もしくはその部分ペプチド、またはそれらの塩の量を高
感度に定量することができる。この定量法は、例えば競
合法と組み合わせて用いることができる。すなわち、被
検体を本発明のリガンドポリペプチドと接触させること
によって被検体中のG蛋白質共役型レセプター蛋白質も
しくはその部分ペプチド、またはそれらの塩の量を測定
することができる。具体的には、例えば、以下のまた
はなどに記載の方法あるいはそれに準じる方法に従っ
て用いることができる。 入江寛編「ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和4
9年発行) 入江寛編「続ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和
54年発行)
白質共役型レセプター蛋白質の定量法 本発明のリガンドポリペプチドは、G蛋白質共役型レセ
プター蛋白質またはその塩や該レセプター蛋白質の部分
ペプチドまたはその塩に対して結合性を有しているの
で、生体内における該G蛋白質共役型レセプター蛋白質
もしくはその部分ペプチド、またはそれらの塩の量を高
感度に定量することができる。この定量法は、例えば競
合法と組み合わせて用いることができる。すなわち、被
検体を本発明のリガンドポリペプチドと接触させること
によって被検体中のG蛋白質共役型レセプター蛋白質も
しくはその部分ペプチド、またはそれらの塩の量を測定
することができる。具体的には、例えば、以下のまた
はなどに記載の方法あるいはそれに準じる方法に従っ
て用いることができる。 入江寛編「ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和4
9年発行) 入江寛編「続ラジオイムノアッセイ」(講談社、昭和
54年発行)
【0043】(3)G蛋白質共役型レセプター蛋白質
と、本発明のリガンドポリペプチド、またはそのアミ
ド、エステルもしくはその塩(以下、リガンドまたはリ
ガンドポリペプチドと略称する場合がある。)との結合
性を変化させる化合物のスクリーニング方法 G蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプ
チド、またはその塩を直接用いるか、またはそれらを組
換え型レセプター蛋白質として発現系を構築し、これに
よる該レセプター結合アッセイ系を用いることによっ
て、リガンドポリペプチドとG蛋白質共役型レセプター
蛋白質との結合性を変化させる化合物、即ち該レセプタ
ー蛋白質に対するアゴニストまたはアンタゴニスト(例
えば、ペプチド、蛋白質、非ペプチド性化合物、合成化
合物、発酵生産物など)またはその塩をスクリーニング
することができる。このような化合物には、G蛋白質共
役型レセプターを介して細胞刺激活性(例えば、アラキ
ドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、
細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトー
ルリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸
化、c−fosの活性化、pHの低下などを促進する活
性または抑制する活性など)を有する化合物(即ちG蛋
白質共役型レセプターアゴニスト)と該細胞刺激活性を
有しない化合物(即ちG蛋白質共役型レセプターアンタ
ゴニスト)などが含まれる。「リガンドとの結合性を変
化させる」とは、リガンドとの結合を阻害する場合とリ
ガンドとの結合を促進する場合の両方を包含するもので
ある。該スクリーニング方法は、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質もしくはその部分ペプチド、またはそれらの
塩に、(i)本発明のリガンドペプチドを接触させた場
合と、(ii)本発明のリガンドペプチドおよび試験化合
物を接触させた場合の、リガンドとの結合量や、細胞刺
激などの活性変化を比較することを特徴とする該リガン
ドポリペプチドとG蛋白質共役型レセプター蛋白質との
結合性を変化させる化合物またはその塩をスクリーニン
グする方法であり、以下に具体例を挙げる。
と、本発明のリガンドポリペプチド、またはそのアミ
ド、エステルもしくはその塩(以下、リガンドまたはリ
ガンドポリペプチドと略称する場合がある。)との結合
性を変化させる化合物のスクリーニング方法 G蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプ
チド、またはその塩を直接用いるか、またはそれらを組
換え型レセプター蛋白質として発現系を構築し、これに
よる該レセプター結合アッセイ系を用いることによっ
て、リガンドポリペプチドとG蛋白質共役型レセプター
蛋白質との結合性を変化させる化合物、即ち該レセプタ
ー蛋白質に対するアゴニストまたはアンタゴニスト(例
えば、ペプチド、蛋白質、非ペプチド性化合物、合成化
合物、発酵生産物など)またはその塩をスクリーニング
することができる。このような化合物には、G蛋白質共
役型レセプターを介して細胞刺激活性(例えば、アラキ
ドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、
細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトー
ルリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸
化、c−fosの活性化、pHの低下などを促進する活
性または抑制する活性など)を有する化合物(即ちG蛋
白質共役型レセプターアゴニスト)と該細胞刺激活性を
有しない化合物(即ちG蛋白質共役型レセプターアンタ
ゴニスト)などが含まれる。「リガンドとの結合性を変
化させる」とは、リガンドとの結合を阻害する場合とリ
ガンドとの結合を促進する場合の両方を包含するもので
ある。該スクリーニング方法は、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質もしくはその部分ペプチド、またはそれらの
塩に、(i)本発明のリガンドペプチドを接触させた場
合と、(ii)本発明のリガンドペプチドおよび試験化合
物を接触させた場合の、リガンドとの結合量や、細胞刺
激などの活性変化を比較することを特徴とする該リガン
ドポリペプチドとG蛋白質共役型レセプター蛋白質との
結合性を変化させる化合物またはその塩をスクリーニン
グする方法であり、以下に具体例を挙げる。
【0044】(a)標識した本発明のリガンドポリペプ
チドを、試験化合物の共存下または非共存下において、
該G蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペ
プチド、またはそれらの塩に接触させ、該リガンドポリ
ペプチドとの結合量を測定し比較することにより、該試
験化合物の作用を調べる。 (b)標識した本発明のリガンドポリペプチドを、試験
化合物の共存下または非共存下において、G蛋白質共役
型レセプター蛋白質を含有する細胞または該細胞の膜画
分に接触させ、該リガンドポリペプチドの該細胞または
該膜画分に対する該リガンドポリペプチドの結合量を測
定し比較することにより、該試験化合物の作用を調べ
る。 (c)標識した本発明のリガンドポリペプチドを、試験
化合物の共存下または非共存下において、G蛋白質共役
型レセプター蛋白質をコードするDNAを含有する形質
転換体を培養することによって細胞膜上に発現した該レ
セプター蛋白質に接触させ、該リガンドポリペプチドの
該細胞または該膜画分に対する該リガンドポリペプチド
の結合量を測定し比較することにより、該試験化合物の
作用を調べる。 (d)G蛋白質共役型レセプター蛋白質を活性化する化
合物(例えば、本発明のリガンドポリペプチドなど)
を、試験化合物の共存下または非共存下において、G蛋
白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞に接触さ
せ、該レセプターを介した細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fosの活性化、pHの低下などを促進す
る活性または抑制する活性など)を測定し比較すること
により、該試験化合物の作用を調べる。 (e)G蛋白質共役型レセプター蛋白質を活性化する化
合物(例えば、本発明のリガンドポリペプチドなど)
を、試験化合物の共存下または非共存下において、G蛋
白質共役型レセプター蛋白質をコードするDNAを含有
する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発現
したG蛋白質共役型レセプター蛋白質に接触させ、該レ
セプターを介する細胞刺激活性(例えば、アラキドン酸
遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内
cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン
酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c
−fosの活性化、pHの低下などを促進する活性また
は抑制する活性など)を測定し、比較することにより、
該試験化合物の作用を調べる。
チドを、試験化合物の共存下または非共存下において、
該G蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペ
プチド、またはそれらの塩に接触させ、該リガンドポリ
ペプチドとの結合量を測定し比較することにより、該試
験化合物の作用を調べる。 (b)標識した本発明のリガンドポリペプチドを、試験
化合物の共存下または非共存下において、G蛋白質共役
型レセプター蛋白質を含有する細胞または該細胞の膜画
分に接触させ、該リガンドポリペプチドの該細胞または
該膜画分に対する該リガンドポリペプチドの結合量を測
定し比較することにより、該試験化合物の作用を調べ
る。 (c)標識した本発明のリガンドポリペプチドを、試験
化合物の共存下または非共存下において、G蛋白質共役
型レセプター蛋白質をコードするDNAを含有する形質
転換体を培養することによって細胞膜上に発現した該レ
セプター蛋白質に接触させ、該リガンドポリペプチドの
該細胞または該膜画分に対する該リガンドポリペプチド
の結合量を測定し比較することにより、該試験化合物の
作用を調べる。 (d)G蛋白質共役型レセプター蛋白質を活性化する化
合物(例えば、本発明のリガンドポリペプチドなど)
を、試験化合物の共存下または非共存下において、G蛋
白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞に接触さ
せ、該レセプターを介した細胞刺激活性(例えば、アラ
キドン酸遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊
離、細胞内cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシ
トールリン酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリ
ン酸化、c−fosの活性化、pHの低下などを促進す
る活性または抑制する活性など)を測定し比較すること
により、該試験化合物の作用を調べる。 (e)G蛋白質共役型レセプター蛋白質を活性化する化
合物(例えば、本発明のリガンドポリペプチドなど)
を、試験化合物の共存下または非共存下において、G蛋
白質共役型レセプター蛋白質をコードするDNAを含有
する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発現
したG蛋白質共役型レセプター蛋白質に接触させ、該レ
セプターを介する細胞刺激活性(例えば、アラキドン酸
遊離、アセチルコリン遊離、細胞内Ca2+遊離、細胞内
cAMP生成、細胞内cGMP生成、イノシトールリン
酸産生、細胞膜電位変動、細胞内蛋白質のリン酸化、c
−fosの活性化、pHの低下などを促進する活性また
は抑制する活性など)を測定し、比較することにより、
該試験化合物の作用を調べる。
【0045】G蛋白質共役型レセプターアゴニストまた
はアンタゴニストをスクリーニングする場合、まずマウ
スやラットなどのG蛋白質共役型レセプター蛋白質を含
む細胞、組織またはその細胞膜画分を用いて候補化合物
を得て(一次スクリーニング)、その後に該候補化合物
が実際にヒトのG蛋白質共役型レセプター蛋白質とリガ
ンドとの結合を阻害するか否かを確認する試験(二次ス
クリーニング)が必要である。しかし、細胞、組織また
は細胞膜画分をそのまま用いれば他のレセプター蛋白質
も混在するために、目的とするレセプター蛋白質に対す
るアゴニストまたはアンタゴニストを実際にスクリーニ
ングすることは困難である。しかしながら、ヒト由来G
蛋白質共役型レセプター蛋白質を用いることによって、
一次スクリーニングの必要がなくなり、リガンドポリペ
プチドとG蛋白質共役型レセプターとの結合性を変化さ
せる化合物を効率良くスクリーニングすることができ
る。さらに、スクリーニングされた化合物がG蛋白質共
役型レセプターアゴニストかG蛋白質共役型レセプター
アンタゴニストかを評価することができる。該スクリー
ニング方法を、以下に具体的に説明する。まず、該スク
リーニング方法に用いるG蛋白質共役型レセプター蛋白
質としては、前述のG蛋白質共役型レセプター蛋白質ま
たはその部分ペプチドを含有するものであれば何れのも
のであってもよいが、ヒトや温血動物の臓器の膜画分が
好適である。しかし、特にヒト由来の臓器は入手が極め
て困難なことから、スクリーニングに用いられるものと
しては、組換え体を用いて大量発現させたG蛋白質共役
型レセプター蛋白質が適している。G蛋白質共役型レセ
プター蛋白質を製造するには、前述の方法が用いられ
る。G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞あ
るいは該細胞膜画分を用いる場合、前述の調製法に従え
ばよい。
はアンタゴニストをスクリーニングする場合、まずマウ
スやラットなどのG蛋白質共役型レセプター蛋白質を含
む細胞、組織またはその細胞膜画分を用いて候補化合物
を得て(一次スクリーニング)、その後に該候補化合物
が実際にヒトのG蛋白質共役型レセプター蛋白質とリガ
ンドとの結合を阻害するか否かを確認する試験(二次ス
クリーニング)が必要である。しかし、細胞、組織また
は細胞膜画分をそのまま用いれば他のレセプター蛋白質
も混在するために、目的とするレセプター蛋白質に対す
るアゴニストまたはアンタゴニストを実際にスクリーニ
ングすることは困難である。しかしながら、ヒト由来G
蛋白質共役型レセプター蛋白質を用いることによって、
一次スクリーニングの必要がなくなり、リガンドポリペ
プチドとG蛋白質共役型レセプターとの結合性を変化さ
せる化合物を効率良くスクリーニングすることができ
る。さらに、スクリーニングされた化合物がG蛋白質共
役型レセプターアゴニストかG蛋白質共役型レセプター
アンタゴニストかを評価することができる。該スクリー
ニング方法を、以下に具体的に説明する。まず、該スク
リーニング方法に用いるG蛋白質共役型レセプター蛋白
質としては、前述のG蛋白質共役型レセプター蛋白質ま
たはその部分ペプチドを含有するものであれば何れのも
のであってもよいが、ヒトや温血動物の臓器の膜画分が
好適である。しかし、特にヒト由来の臓器は入手が極め
て困難なことから、スクリーニングに用いられるものと
しては、組換え体を用いて大量発現させたG蛋白質共役
型レセプター蛋白質が適している。G蛋白質共役型レセ
プター蛋白質を製造するには、前述の方法が用いられ
る。G蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞あ
るいは該細胞膜画分を用いる場合、前述の調製法に従え
ばよい。
【0046】本発明のリガンドポリペプチドとG蛋白質
共役型レセプターとの結合性を変化させる化合物をスク
リーニングする前記の(a)〜(c)を実施するために
は、適当なG蛋白質共役型レセプター画分と、標識した
本発明のリガンドポリペプチドが必要である。G蛋白質
共役型レセプター画分としては、天然型のG蛋白質共役
型レセプター画分か、またはそれと同等の活性を有する
組換え型G蛋白質共役型レセプター画分などが好ましい
(ここで、同等の活性とは、同等のリガンド結合活性な
どを示す)。標識したリガンドとしては、標識したリガ
ンド、標識したリガンドアナログ化合物などが用いられ
る。例えば〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕な
どで標識されたリガンドなどを利用することができる。
具体的には、リガンドポリペプチドとG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質との結合性を変化させる化合物のスクリ
ーニングを行うには、まずG蛋白質共役型レセプター蛋
白質を含有する細胞または細胞の膜画分を、スクリーニ
ングに適したバッファーに懸濁することによりレセプタ
ー標品を調製する。バッファーには、pH4〜10(望
ましくはpH6〜8)のリン酸バッファー、トリス−塩
酸バッファーなどのリガンドとレセプターとの結合を阻
害しないバッファーであればいずれでもよい。また、非
特異的結合を低減させる目的で、CHAPS、Twee
n−80TM(花王−アトラス社)、ジギトニン、デオキ
シコレートなどの界面活性剤をバッファーに加えること
もできる。さらに、プロテアーゼによるレセプターやリ
ガンドの分解を抑える目的でPMSF、ロイペプチン、
E−64(ペプチド研究所製)、ペプスタチンなどのプ
ロテアーゼ阻害剤を添加することもできる。0.01ml
〜10mlの該レセプター溶液に、一定量(5000c
pm〜500000cpm)の標識したリガンドを添加
し、同時に10-4M〜10-10 Mの試験化合物を共存さ
せる。非特異的結合量(NSB)を知るために大過剰の
未標識のリガンドを加えた反応チューブも用意する。反
応は0℃から50℃、望ましくは4℃から37℃で20
分から24時間、望ましくは30分から3時間行う。反
応後、ガラス繊維濾紙等で濾過し、適量の同バッファー
で洗浄した後、ガラス繊維濾紙に残存する放射活性を液
体シンチレーションカウンターまたはγ−カウンターで
計測する。拮抗する物質がない場合のカウント(B0)か
ら非特異的結合量(NSB)を引いたカウント(B0−
NSB)を100%とした時、特異的結合量(B−NS
B)が例えば50%以下になる試験化合物を拮抗阻害能
力のある候補物質として選択することができる。
共役型レセプターとの結合性を変化させる化合物をスク
リーニングする前記の(a)〜(c)を実施するために
は、適当なG蛋白質共役型レセプター画分と、標識した
本発明のリガンドポリペプチドが必要である。G蛋白質
共役型レセプター画分としては、天然型のG蛋白質共役
型レセプター画分か、またはそれと同等の活性を有する
組換え型G蛋白質共役型レセプター画分などが好ましい
(ここで、同等の活性とは、同等のリガンド結合活性な
どを示す)。標識したリガンドとしては、標識したリガ
ンド、標識したリガンドアナログ化合物などが用いられ
る。例えば〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕な
どで標識されたリガンドなどを利用することができる。
具体的には、リガンドポリペプチドとG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質との結合性を変化させる化合物のスクリ
ーニングを行うには、まずG蛋白質共役型レセプター蛋
白質を含有する細胞または細胞の膜画分を、スクリーニ
ングに適したバッファーに懸濁することによりレセプタ
ー標品を調製する。バッファーには、pH4〜10(望
ましくはpH6〜8)のリン酸バッファー、トリス−塩
酸バッファーなどのリガンドとレセプターとの結合を阻
害しないバッファーであればいずれでもよい。また、非
特異的結合を低減させる目的で、CHAPS、Twee
n−80TM(花王−アトラス社)、ジギトニン、デオキ
シコレートなどの界面活性剤をバッファーに加えること
もできる。さらに、プロテアーゼによるレセプターやリ
ガンドの分解を抑える目的でPMSF、ロイペプチン、
E−64(ペプチド研究所製)、ペプスタチンなどのプ
ロテアーゼ阻害剤を添加することもできる。0.01ml
〜10mlの該レセプター溶液に、一定量(5000c
pm〜500000cpm)の標識したリガンドを添加
し、同時に10-4M〜10-10 Mの試験化合物を共存さ
せる。非特異的結合量(NSB)を知るために大過剰の
未標識のリガンドを加えた反応チューブも用意する。反
応は0℃から50℃、望ましくは4℃から37℃で20
分から24時間、望ましくは30分から3時間行う。反
応後、ガラス繊維濾紙等で濾過し、適量の同バッファー
で洗浄した後、ガラス繊維濾紙に残存する放射活性を液
体シンチレーションカウンターまたはγ−カウンターで
計測する。拮抗する物質がない場合のカウント(B0)か
ら非特異的結合量(NSB)を引いたカウント(B0−
NSB)を100%とした時、特異的結合量(B−NS
B)が例えば50%以下になる試験化合物を拮抗阻害能
力のある候補物質として選択することができる。
【0047】本発明のリガンドとG蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質との結合性を変化させる化合物をスクリーニ
ングする前記の(d)〜(e)の方法を実施するために
は、G蛋白質共役型レセプター蛋白質を介する細胞刺激
活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊
離、細胞内Ca遊離、細胞内cAMP生成、細胞内cG
MP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、
細胞内蛋白質のリン酸化、c−fosの活性化、pHの
低下などを促進する活性または抑制する活性など)を公
知の方法または市販の測定用キットを用いて測定するこ
とができる。具体的には、まず、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質を含有する細胞をマルチウェルプレート等に
培養する。スクリーニングを行なうにあたっては前もっ
て新鮮な培地あるいは細胞に毒性を示さない適当なバッ
ファーに交換し、試験化合物などを添加して一定時間イ
ンキュベートした後、細胞を抽出あるいは上清液を回収
して、生成した産物をそれぞれの方法に従って定量す
る。細胞刺激活性の指標とする物質(例えば、アラキド
ン酸など)の生成が、細胞が含有する分解酵素によって
検定困難な場合は、該分解酵素に対する阻害剤を添加し
てアッセイを行なってもよい。また、cAMP産生抑制
などの活性については、フォルスコリンなどで細胞の基
礎的産生量を増大させておいた細胞に対する産生抑制作
用として検出することができる。細胞刺激活性を測定し
てスクリーニングを行なうには、適当なG蛋白質共役型
レセプター蛋白質を発現した細胞が必要である。本発明
のG蛋白質共役型レセプター蛋白質を発現した細胞とし
ては、天然型の本発明のG蛋白質共役型レセプター蛋白
質を有する細胞株(例えば、マウス膵臓β細胞株MIN
6など)、前述の組換え型G蛋白質共役型レセプター蛋
白質発現細胞株などが望ましい。試験化合物としては、
例えばペプチド、タンパク、非ペプチド性化合物、合成
化合物、発酵生産物、細胞抽出液、植物抽出液、動物組
織抽出液などが挙げられ、これら化合物は新規な化合物
であってもよいし、公知の化合物であってもよい。
ター蛋白質との結合性を変化させる化合物をスクリーニ
ングする前記の(d)〜(e)の方法を実施するために
は、G蛋白質共役型レセプター蛋白質を介する細胞刺激
活性(例えば、アラキドン酸遊離、アセチルコリン遊
離、細胞内Ca遊離、細胞内cAMP生成、細胞内cG
MP生成、イノシトールリン酸産生、細胞膜電位変動、
細胞内蛋白質のリン酸化、c−fosの活性化、pHの
低下などを促進する活性または抑制する活性など)を公
知の方法または市販の測定用キットを用いて測定するこ
とができる。具体的には、まず、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質を含有する細胞をマルチウェルプレート等に
培養する。スクリーニングを行なうにあたっては前もっ
て新鮮な培地あるいは細胞に毒性を示さない適当なバッ
ファーに交換し、試験化合物などを添加して一定時間イ
ンキュベートした後、細胞を抽出あるいは上清液を回収
して、生成した産物をそれぞれの方法に従って定量す
る。細胞刺激活性の指標とする物質(例えば、アラキド
ン酸など)の生成が、細胞が含有する分解酵素によって
検定困難な場合は、該分解酵素に対する阻害剤を添加し
てアッセイを行なってもよい。また、cAMP産生抑制
などの活性については、フォルスコリンなどで細胞の基
礎的産生量を増大させておいた細胞に対する産生抑制作
用として検出することができる。細胞刺激活性を測定し
てスクリーニングを行なうには、適当なG蛋白質共役型
レセプター蛋白質を発現した細胞が必要である。本発明
のG蛋白質共役型レセプター蛋白質を発現した細胞とし
ては、天然型の本発明のG蛋白質共役型レセプター蛋白
質を有する細胞株(例えば、マウス膵臓β細胞株MIN
6など)、前述の組換え型G蛋白質共役型レセプター蛋
白質発現細胞株などが望ましい。試験化合物としては、
例えばペプチド、タンパク、非ペプチド性化合物、合成
化合物、発酵生産物、細胞抽出液、植物抽出液、動物組
織抽出液などが挙げられ、これら化合物は新規な化合物
であってもよいし、公知の化合物であってもよい。
【0048】本発明のリガンドとG蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質との結合性を変化させる化合物またはその塩
のスクリーニング用キットは、G蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質またはその塩、G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分ペプチドまたはその塩、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質を含有する細胞、あるいはG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質を含有する細胞の膜画分、および本発明
のリガンドポリペプチドを含有するものである。本発明
のスクリーニング用キットの例としては、次のものが挙
げられる。 1.スクリーニング用試薬 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.
05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたも
の。孔径0.45μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃
で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 G蛋白質共役型レセプター標品 G蛋白質共役型レセプター蛋白質を発現させたCHO細
胞を、12穴プレートに5×105個/穴で継代し、3
7℃、5%CO2、95%airで2日間培養したも
の。 標識リガンド 市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで
標識したリガンド 適当な溶媒または緩衝液に溶解したものを4℃あるいは
−20℃にて保存し、用時に測定用緩衝液にて1μMに
希釈する。 リガンド標準液 リガンドを0.1%ウシ血清アルブミン(シグマ社製)
を含むPBSで1mMとなるように溶解し、−20℃で
保存する。
ター蛋白質との結合性を変化させる化合物またはその塩
のスクリーニング用キットは、G蛋白質共役型レセプタ
ー蛋白質またはその塩、G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分ペプチドまたはその塩、G蛋白質共役型レセプ
ター蛋白質を含有する細胞、あるいはG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質を含有する細胞の膜画分、および本発明
のリガンドポリペプチドを含有するものである。本発明
のスクリーニング用キットの例としては、次のものが挙
げられる。 1.スクリーニング用試薬 測定用緩衝液および洗浄用緩衝液 Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.
05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたも
の。孔径0.45μmのフィルターで濾過滅菌し、4℃
で保存するか、あるいは用時調製しても良い。 G蛋白質共役型レセプター標品 G蛋白質共役型レセプター蛋白質を発現させたCHO細
胞を、12穴プレートに5×105個/穴で継代し、3
7℃、5%CO2、95%airで2日間培養したも
の。 標識リガンド 市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで
標識したリガンド 適当な溶媒または緩衝液に溶解したものを4℃あるいは
−20℃にて保存し、用時に測定用緩衝液にて1μMに
希釈する。 リガンド標準液 リガンドを0.1%ウシ血清アルブミン(シグマ社製)
を含むPBSで1mMとなるように溶解し、−20℃で
保存する。
【0049】2.測定法 12穴組織培養用プレートにて培養したG蛋白質共役
型レセプター蛋白質を発現させた細胞を、測定用緩衝液
1mlで2回洗浄した後、490μlの測定用緩衝液を
各穴に加える。 10-3〜10-10Mの試験化合物溶液を5μl加えた
後、標識リガンドを5μl加え、室温にて1時間反応さ
せる。非特異的結合量を知るためには試験化合物のかわ
りに10-3Mのリガンドを5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識リガンドを0.2N NaOH
−1%SDSで溶解し、4mlの液体シンチレーターA
(和光純薬製)と混合する。 液体シンチレーションカウンター(ベックマン社製)
を用いて放射活性を測定し、Percent Maximum Binding
(PMB)を次の式〔数1〕で求める。
型レセプター蛋白質を発現させた細胞を、測定用緩衝液
1mlで2回洗浄した後、490μlの測定用緩衝液を
各穴に加える。 10-3〜10-10Mの試験化合物溶液を5μl加えた
後、標識リガンドを5μl加え、室温にて1時間反応さ
せる。非特異的結合量を知るためには試験化合物のかわ
りに10-3Mのリガンドを5μl加えておく。 反応液を除去し、1mlの洗浄用緩衝液で3回洗浄す
る。細胞に結合した標識リガンドを0.2N NaOH
−1%SDSで溶解し、4mlの液体シンチレーターA
(和光純薬製)と混合する。 液体シンチレーションカウンター(ベックマン社製)
を用いて放射活性を測定し、Percent Maximum Binding
(PMB)を次の式〔数1〕で求める。
【数1】 PMB:Percent Maximum Binding B :検体を加えた時の値 NSB:Non-specific Binding(非特異的結合量) B0 :最大結合量
【0050】該スクリーニング方法またはスクリーニン
グ用キットを用いて得られる化合物またはその塩は、本
発明のリガンドポリペプチドとG蛋白質共役型レセプタ
ーとの結合を変化させる(結合を阻害あるいは促進す
る)化合物であり、具体的にはG蛋白質共役型レセプタ
ーを介して細胞刺激活性を有する化合物またはその塩
(いわゆるG蛋白質共役型レセプターアゴニスト)、あ
るいは該刺激活性を有しない化合物(いわゆるG蛋白質
共役型レセプターアンタゴニスト)である。該化合物と
しては、ペプチド、タンパク、非ペプチド性化合物、合
成化合物、発酵生産物などが挙げられ、これら化合物は
新規な化合物であってもよいし、公知の化合物であって
もよい。該G蛋白質共役型レセプターアゴニストは、G
蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドポリペ
プチドが有する生理活性と同様の作用を有しているの
で、該リガンド活性に応じて安全で低毒性な医薬として
有用である。逆に、G蛋白質共役型レセプターアンタゴ
ニストは、G蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するリ
ガンドポリペプチドが有する生理活性を抑制することが
できるので、該リガンド活性を抑制する安全で低毒性な
医薬として有用である。G蛋白質共役型レセプターのリ
ガンドは、下垂体機能調節作用、中枢神経機能調節作用
または膵臓機能調節作用に関与していることから、上記
したアゴニストあるいはアンタゴニストを例えば老人性
痴呆、脳血管性痴呆、系統変成型の退行変成疾患(例:
アルツハイマー病、パーキンソン病、ピック病、ハンチ
ントン病など)に起因する痴呆、感染性疾患(例:クロ
イツフェルト−ヤコブ病などの遅発ウイルス感染症な
ど)に起因する痴呆、内分泌性・代謝性・中毒性疾患
(例:甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症、アル
コール中毒、各種薬剤・金属・有機化合物による中毒な
ど)に起因する痴呆、腫瘍性疾患(例:脳腫瘍など)に
起因する痴呆、外傷性疾患(例:慢性硬膜下血腫など)
に起因する痴呆などの痴呆、鬱病、多動児(微細脳障
害)症候群、意識障害、不安障害、精神分裂症、恐怖
症、成長ホルモン分泌障害(例:巨人症、末端肥大症な
ど)、過食症、多食症、高コレステロール血症、高グリ
セリド血症、高脂血症、高プロラクチン血症、低血糖
症、下垂体機能低下症、下垂体性小人症、糖尿病(例:
糖尿病性合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、糖
尿病性網膜症など)、癌(例:乳癌、リンパ性白血病、
膀胱癌、卵巣癌、前立腺癌など)、膵炎、腎疾患(例:
慢性腎不全、腎炎など)、ターナー症候群、神経症、リ
ウマチ関節炎、脊髄損傷、一過性脳虚血発作、筋萎縮性
側索硬化症、急性心筋梗塞、脊髄小脳変性症、骨折、創
傷、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、喘息、てんかん、不
妊症または乳汁分泌不全などの疾病の治療・予防剤とし
て用いることができる。さらに催眠鎮静剤、手術後の栄
養状態改善剤、昇圧剤、降圧剤などとしても用いること
ができる。該スクリーニング方法またはスクリーニング
用キットを用いて得られる化合物またはその塩を上述の
医薬として使用する場合、本発明のリガンドポリペプチ
ドを医薬として実施する場合と同様にして実施すること
ができる。
グ用キットを用いて得られる化合物またはその塩は、本
発明のリガンドポリペプチドとG蛋白質共役型レセプタ
ーとの結合を変化させる(結合を阻害あるいは促進す
る)化合物であり、具体的にはG蛋白質共役型レセプタ
ーを介して細胞刺激活性を有する化合物またはその塩
(いわゆるG蛋白質共役型レセプターアゴニスト)、あ
るいは該刺激活性を有しない化合物(いわゆるG蛋白質
共役型レセプターアンタゴニスト)である。該化合物と
しては、ペプチド、タンパク、非ペプチド性化合物、合
成化合物、発酵生産物などが挙げられ、これら化合物は
新規な化合物であってもよいし、公知の化合物であって
もよい。該G蛋白質共役型レセプターアゴニストは、G
蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するリガンドポリペ
プチドが有する生理活性と同様の作用を有しているの
で、該リガンド活性に応じて安全で低毒性な医薬として
有用である。逆に、G蛋白質共役型レセプターアンタゴ
ニストは、G蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するリ
ガンドポリペプチドが有する生理活性を抑制することが
できるので、該リガンド活性を抑制する安全で低毒性な
医薬として有用である。G蛋白質共役型レセプターのリ
ガンドは、下垂体機能調節作用、中枢神経機能調節作用
または膵臓機能調節作用に関与していることから、上記
したアゴニストあるいはアンタゴニストを例えば老人性
痴呆、脳血管性痴呆、系統変成型の退行変成疾患(例:
アルツハイマー病、パーキンソン病、ピック病、ハンチ
ントン病など)に起因する痴呆、感染性疾患(例:クロ
イツフェルト−ヤコブ病などの遅発ウイルス感染症な
ど)に起因する痴呆、内分泌性・代謝性・中毒性疾患
(例:甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏症、アル
コール中毒、各種薬剤・金属・有機化合物による中毒な
ど)に起因する痴呆、腫瘍性疾患(例:脳腫瘍など)に
起因する痴呆、外傷性疾患(例:慢性硬膜下血腫など)
に起因する痴呆などの痴呆、鬱病、多動児(微細脳障
害)症候群、意識障害、不安障害、精神分裂症、恐怖
症、成長ホルモン分泌障害(例:巨人症、末端肥大症な
ど)、過食症、多食症、高コレステロール血症、高グリ
セリド血症、高脂血症、高プロラクチン血症、低血糖
症、下垂体機能低下症、下垂体性小人症、糖尿病(例:
糖尿病性合併症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、糖
尿病性網膜症など)、癌(例:乳癌、リンパ性白血病、
膀胱癌、卵巣癌、前立腺癌など)、膵炎、腎疾患(例:
慢性腎不全、腎炎など)、ターナー症候群、神経症、リ
ウマチ関節炎、脊髄損傷、一過性脳虚血発作、筋萎縮性
側索硬化症、急性心筋梗塞、脊髄小脳変性症、骨折、創
傷、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、喘息、てんかん、不
妊症または乳汁分泌不全などの疾病の治療・予防剤とし
て用いることができる。さらに催眠鎮静剤、手術後の栄
養状態改善剤、昇圧剤、降圧剤などとしても用いること
ができる。該スクリーニング方法またはスクリーニング
用キットを用いて得られる化合物またはその塩を上述の
医薬として使用する場合、本発明のリガンドポリペプチ
ドを医薬として実施する場合と同様にして実施すること
ができる。
【0051】(4)本発明のリガンドポリペプチドに対
する抗体または抗血清の製造 本発明のリガンドポリペプチドに対する抗体(例えば、
ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体)または抗血
清は、該リガンドポリペプチドを抗原として用い、自体
公知の抗体または抗血清の製造法に従って製造すること
ができる。例えば、ポリクローナル抗体またはモノクロ
ーナル抗体は、以下の方法に従って製造することができ
る。 (A)ポリクローナル抗体の作製 抗原としての該リガンドポリペプチドは、キャリアー用
蛋白と結合される。該キャリアー用蛋白としては、例え
ば、牛チログロブリン、牛血清アルブミン、牛ガンマグ
ロブリン、ヘモシアニン、フロインドの完全アジュバン
ト(ディフコ社製)などがあげられる。該抗原としての
リガンドポリペプチドとキャリアー用蛋白との結合に
は、公知の常套手段により実施すればよい。結合に用い
る試薬としては、例えば、グルタールアルデヒド、水溶
性カルボジイミドなどが挙げられる。抗原としての該リ
ガンドポリペプチドとキャリアー用蛋白との使用比は、
約1対1ないし約1対10が適当であり、反応のpH
は、中性付近、特に約6〜8前後が良好な結果を与える
場合が多い。また、反応に要する時間は、約1〜12時
間が良い場合が多いが、特に、約2〜6時間が適当であ
る。このようにして作成された複合物は、常套手段で約
0〜18℃前後で水に対して透析し、凍結して保存して
も良いし、凍結乾燥して保存しても良い。ポリクローナ
ル抗体を製造するためには、上記のようにして製造した
免疫原を温血動物に接種される。該抗体の製造に用いら
れる温血動物としては、例えば、哺乳温血動物(例、ウ
サギ、ヒツジ、ヤギ、ラット、マウス、モルモット、ウ
シ、ウマ、ブタ)、鳥類(例、ニワトリ、ハト、アヒ
ル、ガチョウ、ウズラ)などが挙げられる。免疫原を、
温血動物に接種する方法としては、動物に接種する免疫
原は、抗体産生をする有効な量でよく、例えば、ウサギ
に1回1mgを1mlの生理食塩水およびフロインドの完全
アジュバントで乳化して、背部ならびに後肢掌皮下に4
週間おきに5回接種すると抗体を産生させる場合が多
い。このようにして、温血動物中に形成された抗体を採
取する方法としては、例えばウサギでは、通常最終接種
後7日から12日の間に耳静脈から採取し、遠心分離し
て血清として得られる。得られた抗血清は、通常、各抗
原ペプチドを保持させた担体を用いるアフィニティクロ
マトグラフィーで吸着した画分を回収することによりポ
リクローナル抗体を精製することができる。
する抗体または抗血清の製造 本発明のリガンドポリペプチドに対する抗体(例えば、
ポリクローナル抗体、モノクローナル抗体)または抗血
清は、該リガンドポリペプチドを抗原として用い、自体
公知の抗体または抗血清の製造法に従って製造すること
ができる。例えば、ポリクローナル抗体またはモノクロ
ーナル抗体は、以下の方法に従って製造することができ
る。 (A)ポリクローナル抗体の作製 抗原としての該リガンドポリペプチドは、キャリアー用
蛋白と結合される。該キャリアー用蛋白としては、例え
ば、牛チログロブリン、牛血清アルブミン、牛ガンマグ
ロブリン、ヘモシアニン、フロインドの完全アジュバン
ト(ディフコ社製)などがあげられる。該抗原としての
リガンドポリペプチドとキャリアー用蛋白との結合に
は、公知の常套手段により実施すればよい。結合に用い
る試薬としては、例えば、グルタールアルデヒド、水溶
性カルボジイミドなどが挙げられる。抗原としての該リ
ガンドポリペプチドとキャリアー用蛋白との使用比は、
約1対1ないし約1対10が適当であり、反応のpH
は、中性付近、特に約6〜8前後が良好な結果を与える
場合が多い。また、反応に要する時間は、約1〜12時
間が良い場合が多いが、特に、約2〜6時間が適当であ
る。このようにして作成された複合物は、常套手段で約
0〜18℃前後で水に対して透析し、凍結して保存して
も良いし、凍結乾燥して保存しても良い。ポリクローナ
ル抗体を製造するためには、上記のようにして製造した
免疫原を温血動物に接種される。該抗体の製造に用いら
れる温血動物としては、例えば、哺乳温血動物(例、ウ
サギ、ヒツジ、ヤギ、ラット、マウス、モルモット、ウ
シ、ウマ、ブタ)、鳥類(例、ニワトリ、ハト、アヒ
ル、ガチョウ、ウズラ)などが挙げられる。免疫原を、
温血動物に接種する方法としては、動物に接種する免疫
原は、抗体産生をする有効な量でよく、例えば、ウサギ
に1回1mgを1mlの生理食塩水およびフロインドの完全
アジュバントで乳化して、背部ならびに後肢掌皮下に4
週間おきに5回接種すると抗体を産生させる場合が多
い。このようにして、温血動物中に形成された抗体を採
取する方法としては、例えばウサギでは、通常最終接種
後7日から12日の間に耳静脈から採取し、遠心分離し
て血清として得られる。得られた抗血清は、通常、各抗
原ペプチドを保持させた担体を用いるアフィニティクロ
マトグラフィーで吸着した画分を回収することによりポ
リクローナル抗体を精製することができる。
【0052】(B)モノクローナル抗体の作製 (a)モノクロナール抗体産生細胞の作製 本発明のリガンドポリペプチドは、温血動物に対する投
与により抗体産生が可能な部位に、それ自体あるいは担
体、希釈剤とともに投与される。投与に際して抗体産生
能を高めるため、完全フロイントアジュバントや不完全
フロイントアジュバントを投与してもよい。投与は通常
2〜6週毎に1回ずつ、計2〜10回程度行われる。用
いられる温血動物としては、例えばサル、ウサギ、イ
ヌ、モルモット、マウス、ラット、ヒツジ、ヤギ、ニワ
トリがあげられるが、マウスおよびラットが好ましく用
いられる。モノクローナル抗体産生細胞の作製に際して
は、抗原で免疫された温血動物、例えばマウスから抗体
価の認められた個体を選択し最終免疫の2〜5日後に脾
臓またはリンパ節を採取し、それらに含まれる抗体産生
細胞を同種または異種の温血動物の骨髄腫細胞と融合さ
せることにより、モノクローナル抗体産生ハイブリドー
マを調製することができる。抗血清中の抗体価の測定
は、例えば後記の標識化ポリペプチドと抗血清とを反応
させたのち、抗体に結合した標識剤の活性を測定するこ
とによりなされる。融合操作は既知の方法、例えばケー
ラーとミルスタインの方法〔ネイチャー(Nature)、第2
56巻、495頁(1975年)〕に従い実施できる。融合促進
剤としてはポリエチレングリコール(PEG)やセンダ
イウィルスなどが挙げられるが、好ましくはPEGが用
いられる。骨髄腫細胞としては例えばNS−1、P3U
1、SP2/0、AP−1などがあげられるが、P3U
1が好ましく用いられる。用いられる抗体産生細胞(脾
臓細胞)数と骨髄腫細胞数との好ましい比率は1:1〜
20:1程度であり、PEG(好ましくはPEG100
0〜PEG6000)が10〜80%程度の濃度で添加
され、20〜40℃、好ましくは30〜37℃で1〜1
0分間インキュベートすることにより効率よく細胞融合
を実施できる。抗リガンドポリペプチド抗体産生ハイブ
リドーマのスクリーニングには種々の方法が使用できる
が、例えばリガンドポリペプチド抗原を直接あるいは担
体とともに吸着させた固相(例、マイクロプレート)に
ハイブリドーマ培養上清を添加し、次に放射性物質や酵
素などで標識した抗免疫グロブリン抗体(細胞融合に用
いられる細胞がマウスの場合、抗マウス免疫グロブリン
抗体が用いられる)またはプロテインAを加え、固相に
結合した抗リガンドポリペプチドモノクローナル抗体を
検出する方法、抗免疫グロブリン抗体またはプロテイン
Aを吸着させた固相にハイブリドーマ培養上清を添加
し、放射性物質や酵素などで標識したリガンドポリペプ
チドを加え、固相に結合した抗リガンドポリペプチドモ
ノクローナル抗体を検出する方法などがあげられる。抗
リガンドポリペプチドモノクローナル抗体の選別は、自
体公知あるいはそれに準じる方法に従って行なうことが
できる。通常HAT(ヒポキサンチン、アミノプテリ
ン、チミジン)を添加した動物細胞用培地で行なわれ
る。選別および育種用培地としては、ハイブリドーマが
生育できるものならばどのような培地を用いても良い。
例えば、1〜20%、好ましくは10〜20%の牛胎児
血清を含むRPMI 1640培地、1〜10%の牛胎
児血清を含むGIT培地(和光純薬工業(株))あるい
はハイブリドーマ培養用無血清培地(SFM−101、
日水製薬(株))などを用いることができる。培養温度
は、通常20〜40℃、好ましくは約37℃である。培
養時間は、通常5日〜3週間、好ましくは1週間〜2週
間である。培養は、通常5%炭酸ガス下で行なわれる。
ハイブリドーマ培養上清の抗体価は、上記の抗血清中の
抗リガンドポリペプチド抗体価の測定と同様にして測定
できる。
与により抗体産生が可能な部位に、それ自体あるいは担
体、希釈剤とともに投与される。投与に際して抗体産生
能を高めるため、完全フロイントアジュバントや不完全
フロイントアジュバントを投与してもよい。投与は通常
2〜6週毎に1回ずつ、計2〜10回程度行われる。用
いられる温血動物としては、例えばサル、ウサギ、イ
ヌ、モルモット、マウス、ラット、ヒツジ、ヤギ、ニワ
トリがあげられるが、マウスおよびラットが好ましく用
いられる。モノクローナル抗体産生細胞の作製に際して
は、抗原で免疫された温血動物、例えばマウスから抗体
価の認められた個体を選択し最終免疫の2〜5日後に脾
臓またはリンパ節を採取し、それらに含まれる抗体産生
細胞を同種または異種の温血動物の骨髄腫細胞と融合さ
せることにより、モノクローナル抗体産生ハイブリドー
マを調製することができる。抗血清中の抗体価の測定
は、例えば後記の標識化ポリペプチドと抗血清とを反応
させたのち、抗体に結合した標識剤の活性を測定するこ
とによりなされる。融合操作は既知の方法、例えばケー
ラーとミルスタインの方法〔ネイチャー(Nature)、第2
56巻、495頁(1975年)〕に従い実施できる。融合促進
剤としてはポリエチレングリコール(PEG)やセンダ
イウィルスなどが挙げられるが、好ましくはPEGが用
いられる。骨髄腫細胞としては例えばNS−1、P3U
1、SP2/0、AP−1などがあげられるが、P3U
1が好ましく用いられる。用いられる抗体産生細胞(脾
臓細胞)数と骨髄腫細胞数との好ましい比率は1:1〜
20:1程度であり、PEG(好ましくはPEG100
0〜PEG6000)が10〜80%程度の濃度で添加
され、20〜40℃、好ましくは30〜37℃で1〜1
0分間インキュベートすることにより効率よく細胞融合
を実施できる。抗リガンドポリペプチド抗体産生ハイブ
リドーマのスクリーニングには種々の方法が使用できる
が、例えばリガンドポリペプチド抗原を直接あるいは担
体とともに吸着させた固相(例、マイクロプレート)に
ハイブリドーマ培養上清を添加し、次に放射性物質や酵
素などで標識した抗免疫グロブリン抗体(細胞融合に用
いられる細胞がマウスの場合、抗マウス免疫グロブリン
抗体が用いられる)またはプロテインAを加え、固相に
結合した抗リガンドポリペプチドモノクローナル抗体を
検出する方法、抗免疫グロブリン抗体またはプロテイン
Aを吸着させた固相にハイブリドーマ培養上清を添加
し、放射性物質や酵素などで標識したリガンドポリペプ
チドを加え、固相に結合した抗リガンドポリペプチドモ
ノクローナル抗体を検出する方法などがあげられる。抗
リガンドポリペプチドモノクローナル抗体の選別は、自
体公知あるいはそれに準じる方法に従って行なうことが
できる。通常HAT(ヒポキサンチン、アミノプテリ
ン、チミジン)を添加した動物細胞用培地で行なわれ
る。選別および育種用培地としては、ハイブリドーマが
生育できるものならばどのような培地を用いても良い。
例えば、1〜20%、好ましくは10〜20%の牛胎児
血清を含むRPMI 1640培地、1〜10%の牛胎
児血清を含むGIT培地(和光純薬工業(株))あるい
はハイブリドーマ培養用無血清培地(SFM−101、
日水製薬(株))などを用いることができる。培養温度
は、通常20〜40℃、好ましくは約37℃である。培
養時間は、通常5日〜3週間、好ましくは1週間〜2週
間である。培養は、通常5%炭酸ガス下で行なわれる。
ハイブリドーマ培養上清の抗体価は、上記の抗血清中の
抗リガンドポリペプチド抗体価の測定と同様にして測定
できる。
【0053】(b)モノクロナール抗体の精製 抗リガンドポリペプチドモノクローナル抗体の分離精製
は通常のポリクローナル抗体の分離精製と同様に免疫グ
ロブリンの分離精製法〔例、塩析法、アルコール沈殿
法、等電点沈殿法、電気泳動法、イオン交換体(例、D
EAE)による吸脱着法、超遠心法、ゲルろ過法、抗原
結合固相あるいはプロテインAあるいはプロテインGな
どの活性吸着剤により抗体のみを採取し、結合を解離さ
せて抗体を得る特異的精製法〕に従って行われる。以上
の(a)および(b)の方法に従って製造させる本発明
のリガンドポリペプチドに対する抗体は、リガンドポリ
ペプチドを特異的に認識することができるので、被検液
中のリガンドポリペプチドの定量、特にサンドイッチ免
疫測定法による定量などに使用することができる。すな
わち、本発明は、例えば、(i)本発明のリガンドポリ
ペプチドに対する抗体と、被検液および、標識化リガン
ドポリペプチドとを競合的に反応させ、該抗体に結合し
た標識化リガンドポリペプチドの割合を測定することを
特徴とする被検液中のリガンドポリペプチドの定量法、
(ii)被検液と担体上に不溶化した抗体および標識化さ
れた抗体とを同時あるいは連続的に反応させたのち、不
溶化担体上の標識剤の活性を測定することを特徴とする
被検液中のリガンドポリペプチドの定量法において、一
方の抗体が、リガンドポリペプチドのN端部を認識する
抗体で、他方の抗体がリガンドポリペプチドのC端部に
反応する抗体であることを特徴とする被検液中のリガン
ドポリペプチドの定量法を提供する。
は通常のポリクローナル抗体の分離精製と同様に免疫グ
ロブリンの分離精製法〔例、塩析法、アルコール沈殿
法、等電点沈殿法、電気泳動法、イオン交換体(例、D
EAE)による吸脱着法、超遠心法、ゲルろ過法、抗原
結合固相あるいはプロテインAあるいはプロテインGな
どの活性吸着剤により抗体のみを採取し、結合を解離さ
せて抗体を得る特異的精製法〕に従って行われる。以上
の(a)および(b)の方法に従って製造させる本発明
のリガンドポリペプチドに対する抗体は、リガンドポリ
ペプチドを特異的に認識することができるので、被検液
中のリガンドポリペプチドの定量、特にサンドイッチ免
疫測定法による定量などに使用することができる。すな
わち、本発明は、例えば、(i)本発明のリガンドポリ
ペプチドに対する抗体と、被検液および、標識化リガン
ドポリペプチドとを競合的に反応させ、該抗体に結合し
た標識化リガンドポリペプチドの割合を測定することを
特徴とする被検液中のリガンドポリペプチドの定量法、
(ii)被検液と担体上に不溶化した抗体および標識化さ
れた抗体とを同時あるいは連続的に反応させたのち、不
溶化担体上の標識剤の活性を測定することを特徴とする
被検液中のリガンドポリペプチドの定量法において、一
方の抗体が、リガンドポリペプチドのN端部を認識する
抗体で、他方の抗体がリガンドポリペプチドのC端部に
反応する抗体であることを特徴とする被検液中のリガン
ドポリペプチドの定量法を提供する。
【0054】本発明のリガンドポリペプチドを認識する
モノクローナル抗体(以下、抗リガンドポリペプチド抗
体と称する場合がある)を用いてリガンドポリペプチド
の測定を行なえるほか、組織染色等による検出を行なう
こともできる。これらの目的には、抗体分子そのものを
用いてもよく、また、抗体分子のF(ab')2 、Fa
b'、あるいはFab画分を用いてもよい。本発明の抗
体を用いる測定法は、 特に制限されるべきものではな
く、被測定液中の抗原量(例えばリガンドポリペプチド
量)に対応した抗体、抗原もしくは抗体−抗原複合体の
量を化学的または物理的手段により検出し、これを既知
量の抗原を含む標準液を用いて作製した標準曲線より算
出する測定法であれば、いずれの測定法を用いてもよ
い。例えば、ネフロメトリー、競合法、イムノメトリッ
ク法およびサンドイッチ法が好適に用いられるが、感
度、特異性の点で、後述するサンドイッチ法を用いるの
が特に好ましい。標識物質を用いる測定法に用いられる
標識剤としては、放射性同位元素、酵素、蛍光物質、発
光物質などが挙げられる。放射性同位元素としては、例
えば〔125I〕、〔131I〕、〔3H〕、〔14C〕など
が、上記酵素としては、安定で比活性の大きなものが好
ましく、例えばβ−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダ
ーゼ、アルカリフォスファターゼ、パーオキシダーゼ、
リンゴ酸脱水素酵素等が、蛍光物質としては、フルオレ
スカミン、フルオレッセンイソチオシアネートなどが、
発光物質としては、ルミノール、ルミノール誘導体、ル
シフェリン、ルシゲニンなどがそれぞれ挙げられる。さ
らに、抗体あるいは抗原と標識剤との結合にビオチン−
アビジン系を用いることもできる。
モノクローナル抗体(以下、抗リガンドポリペプチド抗
体と称する場合がある)を用いてリガンドポリペプチド
の測定を行なえるほか、組織染色等による検出を行なう
こともできる。これらの目的には、抗体分子そのものを
用いてもよく、また、抗体分子のF(ab')2 、Fa
b'、あるいはFab画分を用いてもよい。本発明の抗
体を用いる測定法は、 特に制限されるべきものではな
く、被測定液中の抗原量(例えばリガンドポリペプチド
量)に対応した抗体、抗原もしくは抗体−抗原複合体の
量を化学的または物理的手段により検出し、これを既知
量の抗原を含む標準液を用いて作製した標準曲線より算
出する測定法であれば、いずれの測定法を用いてもよ
い。例えば、ネフロメトリー、競合法、イムノメトリッ
ク法およびサンドイッチ法が好適に用いられるが、感
度、特異性の点で、後述するサンドイッチ法を用いるの
が特に好ましい。標識物質を用いる測定法に用いられる
標識剤としては、放射性同位元素、酵素、蛍光物質、発
光物質などが挙げられる。放射性同位元素としては、例
えば〔125I〕、〔131I〕、〔3H〕、〔14C〕など
が、上記酵素としては、安定で比活性の大きなものが好
ましく、例えばβ−ガラクトシダーゼ、β−グルコシダ
ーゼ、アルカリフォスファターゼ、パーオキシダーゼ、
リンゴ酸脱水素酵素等が、蛍光物質としては、フルオレ
スカミン、フルオレッセンイソチオシアネートなどが、
発光物質としては、ルミノール、ルミノール誘導体、ル
シフェリン、ルシゲニンなどがそれぞれ挙げられる。さ
らに、抗体あるいは抗原と標識剤との結合にビオチン−
アビジン系を用いることもできる。
【0055】抗原あるいは抗体の不溶化には、公知の物
理吸着による方法を用いてもよく、また、蛋白質または
酵素等を不溶化、固定化するのに通常用いられる公知の
化学結合による方法でもよい。該担体としては、アガロ
ース、デキストラン、セルロースなどの不溶性多糖類、
ポリスチレン、ポリアクリルアミド、シリコン等の合成
樹脂、あるいはガラス等が挙げられる。該サンドイッチ
法においては、不溶化した抗リガンドポリペプチド抗体
に被検液を反応させ(1次反応)、さらに標識化抗リガ
ンドポリペプチド抗体を反応させ(2次反応)たのち、
不溶化担体上の標識剤の活性を測定することにより被検
液中のリガンドポリペプチド量を定量することができ
る。1次反応と2次反応は逆の順序に行っても、また、
同時に行なってもよいし時間をずらして行なってもよ
い。標識化剤および不溶化の方法は前記のそれらに準じ
て行えばよい。また、サンドイッチ法による免疫測定法
において、固相用抗体あるいは標識用抗体に用いられる
抗体は必ずしも1種類である必要はなく、測定感度を向
上させる等の目的で2種類以上の抗体の混合物を用いて
もよい。 該サンドイッチ法によるリガンドポリペプチ
ドの測定法においては、1次反応と2次反応に用いられ
る抗リガンドポリペプチド抗体はリガンドポリペプチド
の結合する部位が相異なる抗体が好ましく用いられる。
即ち、1次反応および2次反応に用いられる抗体は、例
えば、2次反応で用いられる抗体が、リガンドポリペプ
チドのC端部を認識する場合、1次反応で用いられる抗
体は、好ましくはC端部以外、例えばN端部を認識する
抗体が用いられる。
理吸着による方法を用いてもよく、また、蛋白質または
酵素等を不溶化、固定化するのに通常用いられる公知の
化学結合による方法でもよい。該担体としては、アガロ
ース、デキストラン、セルロースなどの不溶性多糖類、
ポリスチレン、ポリアクリルアミド、シリコン等の合成
樹脂、あるいはガラス等が挙げられる。該サンドイッチ
法においては、不溶化した抗リガンドポリペプチド抗体
に被検液を反応させ(1次反応)、さらに標識化抗リガ
ンドポリペプチド抗体を反応させ(2次反応)たのち、
不溶化担体上の標識剤の活性を測定することにより被検
液中のリガンドポリペプチド量を定量することができ
る。1次反応と2次反応は逆の順序に行っても、また、
同時に行なってもよいし時間をずらして行なってもよ
い。標識化剤および不溶化の方法は前記のそれらに準じ
て行えばよい。また、サンドイッチ法による免疫測定法
において、固相用抗体あるいは標識用抗体に用いられる
抗体は必ずしも1種類である必要はなく、測定感度を向
上させる等の目的で2種類以上の抗体の混合物を用いて
もよい。 該サンドイッチ法によるリガンドポリペプチ
ドの測定法においては、1次反応と2次反応に用いられ
る抗リガンドポリペプチド抗体はリガンドポリペプチド
の結合する部位が相異なる抗体が好ましく用いられる。
即ち、1次反応および2次反応に用いられる抗体は、例
えば、2次反応で用いられる抗体が、リガンドポリペプ
チドのC端部を認識する場合、1次反応で用いられる抗
体は、好ましくはC端部以外、例えばN端部を認識する
抗体が用いられる。
【0056】本発明のリガンドポリペプチド抗体をサン
ドイッチ法以外の測定システム、例えば、競合法、イム
ノメトリック法あるいはネフロメトリーなどに用いるこ
とができる。競合法では、被検液中の抗原と標識抗原と
を抗体に対して競合的に反応させたのち、未反応の標識
抗原と(F)と抗体と結合した標識抗原(B)とを分離
し(B/F分離)、B,Fいずれかの標識量を測定し、
被検液中の抗原量を定量する。本反応法には、抗体とし
て可溶性抗体を用い、B/F分離をポリエチレングリコ
ール、前記抗体に対する第2抗体などを用いる液相法、
および、第1抗体として固相化抗体を用いるか、あるい
は、第1抗体は可溶性のものを用い第2抗体として固相
化抗体を用いる固相化法とが用いられる。イムノメトリ
ック法では、被検液中の抗原と固相化抗原とを一定量の
標識化抗体に対して競合反応させた後固相と液相を分離
するか、あるいは、被検液中の抗原と過剰量の標識化抗
体とを反応させ、次に固相化抗原を加え未反応の標識化
抗体を固相に結合させたのち、固相と液相を分離する。
次に、いずれかの相の標識量を測定し被検液中の抗原量
を定量する。また、ネフロメトリーでは、ゲル内あるい
は溶液中で抗原抗体反応の結果生じた不溶性の沈降物の
量を測定する。被検液中の抗原量が僅かであり、少量の
沈降物しか得られない場合にもレーザーの散乱を利用す
るレーザーネフロメトリーなどが好適に用いられる。
ドイッチ法以外の測定システム、例えば、競合法、イム
ノメトリック法あるいはネフロメトリーなどに用いるこ
とができる。競合法では、被検液中の抗原と標識抗原と
を抗体に対して競合的に反応させたのち、未反応の標識
抗原と(F)と抗体と結合した標識抗原(B)とを分離
し(B/F分離)、B,Fいずれかの標識量を測定し、
被検液中の抗原量を定量する。本反応法には、抗体とし
て可溶性抗体を用い、B/F分離をポリエチレングリコ
ール、前記抗体に対する第2抗体などを用いる液相法、
および、第1抗体として固相化抗体を用いるか、あるい
は、第1抗体は可溶性のものを用い第2抗体として固相
化抗体を用いる固相化法とが用いられる。イムノメトリ
ック法では、被検液中の抗原と固相化抗原とを一定量の
標識化抗体に対して競合反応させた後固相と液相を分離
するか、あるいは、被検液中の抗原と過剰量の標識化抗
体とを反応させ、次に固相化抗原を加え未反応の標識化
抗体を固相に結合させたのち、固相と液相を分離する。
次に、いずれかの相の標識量を測定し被検液中の抗原量
を定量する。また、ネフロメトリーでは、ゲル内あるい
は溶液中で抗原抗体反応の結果生じた不溶性の沈降物の
量を測定する。被検液中の抗原量が僅かであり、少量の
沈降物しか得られない場合にもレーザーの散乱を利用す
るレーザーネフロメトリーなどが好適に用いられる。
【0057】これら個々の免疫学的測定法を本発明の測
定方法に適用するにあたっては、特別の条件、操作等の
設定は必要とされない。それぞれの方法における通常の
条件、操作法に当業者の通常の技術的配慮を加えてリガ
ンドポリペプチドの測定系を構築すればよい。これらの
一般的な技術手段の詳細については、総説、成書などを
参照することができる〔例えば、「Methods in ENZYMOL
OGY」 Vol. 70(Immunochemical Techniques(Part A))、
同書 Vol. 73(Immunochemical Techniques(Part B))、
同書 Vol. 74(Immunochemical Techniques(Part C))、
同書 Vol. 84(Immunochemical Techniques(Part D:Sele
cted Immunoassays))、 同書 Vol. 92(Immunochemical
Techniques(Part E:Monoclonal Antibodies and Genera
l Immunoassay Methods))、 同書 Vol. 121(Immunochem
ical Techniques(Part I:Hybridoma Technology and Mo
noclonal Antibodies))(以上、アカデミックプレス社発
行)など参照〕。以上のように、本発明のリガンドポリ
ペプチド抗体を用いることによって、該リガンドポリペ
プチドを感度良く定量することができる。
定方法に適用するにあたっては、特別の条件、操作等の
設定は必要とされない。それぞれの方法における通常の
条件、操作法に当業者の通常の技術的配慮を加えてリガ
ンドポリペプチドの測定系を構築すればよい。これらの
一般的な技術手段の詳細については、総説、成書などを
参照することができる〔例えば、「Methods in ENZYMOL
OGY」 Vol. 70(Immunochemical Techniques(Part A))、
同書 Vol. 73(Immunochemical Techniques(Part B))、
同書 Vol. 74(Immunochemical Techniques(Part C))、
同書 Vol. 84(Immunochemical Techniques(Part D:Sele
cted Immunoassays))、 同書 Vol. 92(Immunochemical
Techniques(Part E:Monoclonal Antibodies and Genera
l Immunoassay Methods))、 同書 Vol. 121(Immunochem
ical Techniques(Part I:Hybridoma Technology and Mo
noclonal Antibodies))(以上、アカデミックプレス社発
行)など参照〕。以上のように、本発明のリガンドポリ
ペプチド抗体を用いることによって、該リガンドポリペ
プチドを感度良く定量することができる。
【0058】(5)非ヒト・トランスジェニック哺乳動
物の作製 本発明のリガンドポリペプチドをコードするDNAを含
有するDNA、またはその変異DNA(以下、本発明の
変異DNAと略記することもある)を有する非ヒト・ト
ランスジェニック哺乳動物を作成することが可能にな
る。即ち、本発明は、(a)本発明のリガンドポリペプ
チドをコードするDNAまたはその変異DNAを有する
非ヒト・トランスジェニック哺乳動物、(b)非ヒト哺
乳動物がゲッ歯動物である上記(a)記載の哺乳動物、 (c)ゲッ歯動物がマウスまたはラットである上記
(b)記載の哺乳動物、および(d)本発明のリガンド
ポリペプチドをコードするDNAまたはその変異DNA
を含有し、哺乳動物において発現しうる組換えベクタ
ー、および(e)上記(d)記載の組換えベクターを含
有してなる遺伝子治療用医薬などを提供するものであ
る。
物の作製 本発明のリガンドポリペプチドをコードするDNAを含
有するDNA、またはその変異DNA(以下、本発明の
変異DNAと略記することもある)を有する非ヒト・ト
ランスジェニック哺乳動物を作成することが可能にな
る。即ち、本発明は、(a)本発明のリガンドポリペプ
チドをコードするDNAまたはその変異DNAを有する
非ヒト・トランスジェニック哺乳動物、(b)非ヒト哺
乳動物がゲッ歯動物である上記(a)記載の哺乳動物、 (c)ゲッ歯動物がマウスまたはラットである上記
(b)記載の哺乳動物、および(d)本発明のリガンド
ポリペプチドをコードするDNAまたはその変異DNA
を含有し、哺乳動物において発現しうる組換えベクタ
ー、および(e)上記(d)記載の組換えベクターを含
有してなる遺伝子治療用医薬などを提供するものであ
る。
【0059】本発明におけるリガンドポリペプチドをコ
ードするDNAとしては、前述の配列番号:1で表され
るアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸
配列を含有するポリペプチドをコードする塩基配列を有
するDNAを含有するDNA(以下、本発明DNAと略
称することもある)であり、例えば配列番号:2または
配列番号:3で表される塩基配列を有するDNAなどが
挙げられる。本発明において、「本発明のリガンドポリ
ペプチドをコードするDNAまたはその変異DNA」に
おける「変異DNA」は、該リガンドポリペプチドをコ
ードするDNAの塩基配列中に、自然発生的または人為
的に変異、即ち塩基の、置換、欠失(欠損)または挿入
(付加)等の変異を有するDNAを意味し、この変異の
結果、元のDNA(該リガンドポリペプチドをコードす
る無変異型のDNA)が正常に機能しなくなる異常DN
Aも含まれる。 該異常DNAとしては、本発明のリ
ガンドペプチドの発現に異常をきたすDNAを意味し、
例えば、本発明のリガンドペプチドの正常な機能を抑制
するタンパク質を発現させるDNAなどが挙げられる。
本発明のDNAに人為的に変異を加えるには、例えば、
公知の遺伝子工学的手法により、該DNA配列の一部も
しくは全部の削除、他DNAの挿入または置換を行えば
よい。これらの変異処理により、例えば、該リガンドポ
リペプチドをコードするDNAのコドンの読み取り枠を
ずらしたり、プロモーターあるいはエキソンの機能を破
壊することができ、その結果、該ゲノムDNAと組換え
を起こさせることにより変異を導入するためのターゲッ
ンティング・ベクターDNAを作製することができる。
本発明のリガンドポリペプチドをコードするDNAまた
はその変異DNAを有する非ヒト・トランスジェニック
哺乳動物(以下、本発明のトランスジェニック動物と略
記することもある)は、未受精卵、受精卵、精子および
その始原細胞を含む胚芽細胞などに対して、好ましく
は、非ヒト哺乳動物の発生における胚発生の段階(さら
に好ましくは、単細胞または受精卵細胞の段階でかつ一
般に8細胞期以前)に、それぞれ公知のリン酸カルシウ
ム法、電気パルス法、リポフェクション法、凝集法、マ
イクロインジェクション法、パーティクルガン法または
DEAE−デキストラン法などにより、目的とするリガ
ンドポリペプチドをコードするDNAまたはその変異体
(変異型DNA)を非ヒト哺乳動物に導入することによ
って作出することができる。また、該DNA導入方法に
より、体細胞、生体の臓器、組織細胞などに目的とする
本発明DNAを導入し、細胞培養、組織培養などに利用
することもでき、さらに、これら細胞を上述の胚芽細胞
と自体公知の細胞融合法により融合させることにより本
発明の非ヒト・トランスジェニック哺乳動物を作出する
こともできる。
ードするDNAとしては、前述の配列番号:1で表され
るアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸
配列を含有するポリペプチドをコードする塩基配列を有
するDNAを含有するDNA(以下、本発明DNAと略
称することもある)であり、例えば配列番号:2または
配列番号:3で表される塩基配列を有するDNAなどが
挙げられる。本発明において、「本発明のリガンドポリ
ペプチドをコードするDNAまたはその変異DNA」に
おける「変異DNA」は、該リガンドポリペプチドをコ
ードするDNAの塩基配列中に、自然発生的または人為
的に変異、即ち塩基の、置換、欠失(欠損)または挿入
(付加)等の変異を有するDNAを意味し、この変異の
結果、元のDNA(該リガンドポリペプチドをコードす
る無変異型のDNA)が正常に機能しなくなる異常DN
Aも含まれる。 該異常DNAとしては、本発明のリ
ガンドペプチドの発現に異常をきたすDNAを意味し、
例えば、本発明のリガンドペプチドの正常な機能を抑制
するタンパク質を発現させるDNAなどが挙げられる。
本発明のDNAに人為的に変異を加えるには、例えば、
公知の遺伝子工学的手法により、該DNA配列の一部も
しくは全部の削除、他DNAの挿入または置換を行えば
よい。これらの変異処理により、例えば、該リガンドポ
リペプチドをコードするDNAのコドンの読み取り枠を
ずらしたり、プロモーターあるいはエキソンの機能を破
壊することができ、その結果、該ゲノムDNAと組換え
を起こさせることにより変異を導入するためのターゲッ
ンティング・ベクターDNAを作製することができる。
本発明のリガンドポリペプチドをコードするDNAまた
はその変異DNAを有する非ヒト・トランスジェニック
哺乳動物(以下、本発明のトランスジェニック動物と略
記することもある)は、未受精卵、受精卵、精子および
その始原細胞を含む胚芽細胞などに対して、好ましく
は、非ヒト哺乳動物の発生における胚発生の段階(さら
に好ましくは、単細胞または受精卵細胞の段階でかつ一
般に8細胞期以前)に、それぞれ公知のリン酸カルシウ
ム法、電気パルス法、リポフェクション法、凝集法、マ
イクロインジェクション法、パーティクルガン法または
DEAE−デキストラン法などにより、目的とするリガ
ンドポリペプチドをコードするDNAまたはその変異体
(変異型DNA)を非ヒト哺乳動物に導入することによ
って作出することができる。また、該DNA導入方法に
より、体細胞、生体の臓器、組織細胞などに目的とする
本発明DNAを導入し、細胞培養、組織培養などに利用
することもでき、さらに、これら細胞を上述の胚芽細胞
と自体公知の細胞融合法により融合させることにより本
発明の非ヒト・トランスジェニック哺乳動物を作出する
こともできる。
【0060】該非ヒト哺乳動物としては、例えばウシ、
ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、イヌ、ネコ、モルモッ
ト、ハムスター、マウスまたはラットなどが挙げられ
る。なかでも、病体哺乳動物モデル系の作成の面から個
体発生および生物サイクルが比較的短く、また、繁殖が
容易なゲッ歯哺乳動物、とりわけマウス(例えば、純系
として、C57BL/6系統,DBA2系統など、交雑
系として、B6C3F1系統,BDF1系統,B6D2F
1系統,BALB/c系統,ICR系統など)またはラ
ット(例えば、Wistar,SDなど)などが好まし
く挙げられる。該「哺乳動物において発現しうる組換え
ベクター」における「哺乳動物」としては、上記の非ヒ
ト哺乳動物の他にヒトが挙げられる。本発明の該DNA
は、導入対象とする哺乳動物と同種あるいは異種のどち
らの哺乳動物由来のものであってもよい。本発明のDN
Aを対象哺乳動物に導入するには、該DNAを哺乳動物
細胞で発現させうるプロモーターの下流に結合して用い
るのが一般に好ましい。例えば、本発明のマウス由来D
NAを導入する場合、これと相同性が高い本発明のDN
Aを有する各種哺乳動物(例えば、ウサギ、イヌ、ネ
コ、モルモット、ハムスター、ラットなど)由来のDN
Aを発現させうる各種プロモーターの下流に、本発明の
マウス由来DNAを結合したもの(DNAコンストラク
ト;例えばベクターなど)を対象哺乳動物の受精卵、例
えばマウス受精卵へ公知のマイクロインジェクション法
などにより、本発明DNAを高発現するDNA導入哺乳
動物を作出することができる。
ブタ、ヒツジ、ヤギ、ウサギ、イヌ、ネコ、モルモッ
ト、ハムスター、マウスまたはラットなどが挙げられ
る。なかでも、病体哺乳動物モデル系の作成の面から個
体発生および生物サイクルが比較的短く、また、繁殖が
容易なゲッ歯哺乳動物、とりわけマウス(例えば、純系
として、C57BL/6系統,DBA2系統など、交雑
系として、B6C3F1系統,BDF1系統,B6D2F
1系統,BALB/c系統,ICR系統など)またはラ
ット(例えば、Wistar,SDなど)などが好まし
く挙げられる。該「哺乳動物において発現しうる組換え
ベクター」における「哺乳動物」としては、上記の非ヒ
ト哺乳動物の他にヒトが挙げられる。本発明の該DNA
は、導入対象とする哺乳動物と同種あるいは異種のどち
らの哺乳動物由来のものであってもよい。本発明のDN
Aを対象哺乳動物に導入するには、該DNAを哺乳動物
細胞で発現させうるプロモーターの下流に結合して用い
るのが一般に好ましい。例えば、本発明のマウス由来D
NAを導入する場合、これと相同性が高い本発明のDN
Aを有する各種哺乳動物(例えば、ウサギ、イヌ、ネ
コ、モルモット、ハムスター、ラットなど)由来のDN
Aを発現させうる各種プロモーターの下流に、本発明の
マウス由来DNAを結合したもの(DNAコンストラク
ト;例えばベクターなど)を対象哺乳動物の受精卵、例
えばマウス受精卵へ公知のマイクロインジェクション法
などにより、本発明DNAを高発現するDNA導入哺乳
動物を作出することができる。
【0061】本発明のポリペプチドの発現ベクターとし
ては、大腸菌由来のプラスミド、枯草菌由来のプラスミ
ド、酵母由来のプラスミド、λファージなどのバクテリ
オファージ、モロニー白血病ウィルスなどのレトロウィ
ルス、ワクシニアウィルスまたはバキュロウィルスなど
の哺乳動物ウイルスなどが用いられる。なかでも、大腸
菌由来のプラスミド、枯草菌由来のプラスミドまたは酵
母由来のプラスミドなどが好ましく用いられる。上記の
DNAの発現調節を行なうプロモーターとしては、例え
ば、ウィルス(例、シミアンウィルス、サイトメガロウ
ィルス、モロニー白血病ウィルス、JCウィルス、乳癌
ウィルス、ポリオウィルスなど)に由来するDNAのプ
ロモーター、各種哺乳動物(ヒト、ウサギ、イヌ、ネ
コ、モルモット、ハムスター、ラット、マウスなど)お
よび鳥類(ニワトリなど)由来のものとしては、アルブ
ミン、インスリンII、ウロプラキンII、エラスター
ゼ、エリスロポエチン、エンドセリン、筋クレアチンキ
ナーゼ、グリア線維性酸性タンパク質ク、グルタチオン
S−トランスフェラーゼ、血小板由来成長因子β、ケラ
チンK1,K10およびK14、コラーゲンI型および
II型、サイクリックAMP依存タンパク質キナーゼβ
Iサブユニット、ジストロフィン、酒石酸抵抗性アルカ
リフォスファターゼ、心房ナトリウム利尿性因子、内皮
レセプターチロシンキナーゼ(一般にTie2と略され
る)、ナトリウムカリウムアデノシン3リン酸化酵素
(Na,K−ATPase)、ニューロフィラメント軽
鎖、メタロチオネインIおよびIIA、メタロプロティ
ナーゼ1組織インヒビター、MHCクラスI抗原(H−
2L)、H−ras、レニン、ドーパミンβ−水酸化酵
素、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)、ポリペプチド
鎖延長因子1α(EF−1α)、βアクチン、αおよび
βミオシン重鎖、ミオシン軽鎖1および2、ミエリン基
礎タンパク質、チログロブリン、Thy−1、免疫グロ
ブリン、H鎖可変部(VNP)、血清アミロイドPコン
ポーネント、ミオグロビン、トロポニンC、平滑筋αア
クチン、プレプロエンケファリンA、バソプレシンなど
のプロモーターなどが用いられるが、好ましくは全身で
高発現することが可能なサイトメガロウィルスプロモー
ター、ヒトポリペプチド鎖延長因子1α(EF−1α)
のプロモーター、ヒトおよびニワトリβアクチンプロモ
ーターなどを用いることができる。
ては、大腸菌由来のプラスミド、枯草菌由来のプラスミ
ド、酵母由来のプラスミド、λファージなどのバクテリ
オファージ、モロニー白血病ウィルスなどのレトロウィ
ルス、ワクシニアウィルスまたはバキュロウィルスなど
の哺乳動物ウイルスなどが用いられる。なかでも、大腸
菌由来のプラスミド、枯草菌由来のプラスミドまたは酵
母由来のプラスミドなどが好ましく用いられる。上記の
DNAの発現調節を行なうプロモーターとしては、例え
ば、ウィルス(例、シミアンウィルス、サイトメガロウ
ィルス、モロニー白血病ウィルス、JCウィルス、乳癌
ウィルス、ポリオウィルスなど)に由来するDNAのプ
ロモーター、各種哺乳動物(ヒト、ウサギ、イヌ、ネ
コ、モルモット、ハムスター、ラット、マウスなど)お
よび鳥類(ニワトリなど)由来のものとしては、アルブ
ミン、インスリンII、ウロプラキンII、エラスター
ゼ、エリスロポエチン、エンドセリン、筋クレアチンキ
ナーゼ、グリア線維性酸性タンパク質ク、グルタチオン
S−トランスフェラーゼ、血小板由来成長因子β、ケラ
チンK1,K10およびK14、コラーゲンI型および
II型、サイクリックAMP依存タンパク質キナーゼβ
Iサブユニット、ジストロフィン、酒石酸抵抗性アルカ
リフォスファターゼ、心房ナトリウム利尿性因子、内皮
レセプターチロシンキナーゼ(一般にTie2と略され
る)、ナトリウムカリウムアデノシン3リン酸化酵素
(Na,K−ATPase)、ニューロフィラメント軽
鎖、メタロチオネインIおよびIIA、メタロプロティ
ナーゼ1組織インヒビター、MHCクラスI抗原(H−
2L)、H−ras、レニン、ドーパミンβ−水酸化酵
素、甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)、ポリペプチド
鎖延長因子1α(EF−1α)、βアクチン、αおよび
βミオシン重鎖、ミオシン軽鎖1および2、ミエリン基
礎タンパク質、チログロブリン、Thy−1、免疫グロ
ブリン、H鎖可変部(VNP)、血清アミロイドPコン
ポーネント、ミオグロビン、トロポニンC、平滑筋αア
クチン、プレプロエンケファリンA、バソプレシンなど
のプロモーターなどが用いられるが、好ましくは全身で
高発現することが可能なサイトメガロウィルスプロモー
ター、ヒトポリペプチド鎖延長因子1α(EF−1α)
のプロモーター、ヒトおよびニワトリβアクチンプロモ
ーターなどを用いることができる。
【0062】上記ベクターは、DNA導入哺乳動物にお
いて目的とするメッセンジャーRNAの転写を終結する
配列(一般にターミネターと呼ばれる)を有しているこ
とが好ましく、例えば、ウィルス由来、各種哺乳動物お
よび鳥類由来の各DNAの配列を用いることができ、好
ましくは、シミアンウィルスのSV40ターミネターな
どが用いられる。その他、目的DNAをさらに高発現さ
せる目的で各DNAのスプライシングシグナル、エンハ
ンサー領域、真核DNAのイントロンの一部などをプロ
モーター領域の5´上流、プロモーター領域と翻訳領域
間あるいは翻訳領域の3´下流に、必要に応じて連結す
ることも可能である。本発明のポリペプチドの正常な翻
訳領域は、各種哺乳動物(例えば、ウサギ、イヌ、ネ
コ、モルモット、ハムスター、ラット、マウス、ヒトな
ど)由来の肝臓、腎臓、甲状腺細胞、線維芽細胞由来D
NAおよび市販の各種ゲノムDNAライブラリーよりゲ
ノムDNAの全てあるいは一部として、または肝臓、腎
臓、甲状腺細胞、線維芽細胞由来RNAより公知の方法
により調製された相補DNA(cDNA)を原料として
取得することが出来る。また、該異常DNAを用いれ
ば、上記の細胞または組織より得られる該ポリペプチド
の正常な翻訳領域を、公知の点突然変異誘発法などによ
り変異させた翻訳領域を作製することができる。該翻訳
領域は導入哺乳動物において発現しうるDNAコンスト
ラクトとして、前記のプロモーターの下流および所望に
より転写終結部位の上流に連結させる通常のDNA工学
的手法により作製することができる。受精卵細胞段階に
おける本発明のDNAの導入は、対象哺乳動物の胚芽細
胞および体細胞のすべてに存在するように確保される。
DNA導入後の作出哺乳動物の胚芽細胞において、本発
明のDNAが存在することは、作出哺乳動物の後代がす
べて、その胚芽細胞および体細胞のすべてに本発明のD
NAを保持することを意味する。DNAを受け継いだこ
の種の哺乳動物の子孫はその胚芽細胞および体細胞のす
べてに本発明のDNAを有する。
いて目的とするメッセンジャーRNAの転写を終結する
配列(一般にターミネターと呼ばれる)を有しているこ
とが好ましく、例えば、ウィルス由来、各種哺乳動物お
よび鳥類由来の各DNAの配列を用いることができ、好
ましくは、シミアンウィルスのSV40ターミネターな
どが用いられる。その他、目的DNAをさらに高発現さ
せる目的で各DNAのスプライシングシグナル、エンハ
ンサー領域、真核DNAのイントロンの一部などをプロ
モーター領域の5´上流、プロモーター領域と翻訳領域
間あるいは翻訳領域の3´下流に、必要に応じて連結す
ることも可能である。本発明のポリペプチドの正常な翻
訳領域は、各種哺乳動物(例えば、ウサギ、イヌ、ネ
コ、モルモット、ハムスター、ラット、マウス、ヒトな
ど)由来の肝臓、腎臓、甲状腺細胞、線維芽細胞由来D
NAおよび市販の各種ゲノムDNAライブラリーよりゲ
ノムDNAの全てあるいは一部として、または肝臓、腎
臓、甲状腺細胞、線維芽細胞由来RNAより公知の方法
により調製された相補DNA(cDNA)を原料として
取得することが出来る。また、該異常DNAを用いれ
ば、上記の細胞または組織より得られる該ポリペプチド
の正常な翻訳領域を、公知の点突然変異誘発法などによ
り変異させた翻訳領域を作製することができる。該翻訳
領域は導入哺乳動物において発現しうるDNAコンスト
ラクトとして、前記のプロモーターの下流および所望に
より転写終結部位の上流に連結させる通常のDNA工学
的手法により作製することができる。受精卵細胞段階に
おける本発明のDNAの導入は、対象哺乳動物の胚芽細
胞および体細胞のすべてに存在するように確保される。
DNA導入後の作出哺乳動物の胚芽細胞において、本発
明のDNAが存在することは、作出哺乳動物の後代がす
べて、その胚芽細胞および体細胞のすべてに本発明のD
NAを保持することを意味する。DNAを受け継いだこ
の種の哺乳動物の子孫はその胚芽細胞および体細胞のす
べてに本発明のDNAを有する。
【0063】本発明の外来性正常DNAを導入した非ヒ
ト哺乳動物は、交配によりDNAを安定に保持すること
を確認して、該DNA保有哺乳動物として通常の飼育環
境で継代飼育することが出来る。受精卵細胞段階におけ
る本発明のDNAの導入は、対象哺乳動物の胚芽細胞お
よび体細胞の全てに過剰に存在するように確保される。
DNA導入後の作出哺乳動物の胚芽細胞において本発明
のDNAが過剰に存在することは、作出哺乳動物の子孫
が全てその胚芽細胞および体細胞の全てに本発明のDN
Aを過剰に有することを意味する。DNAを受け継いだ
この種の哺乳動物の子孫はその胚芽細胞および体細胞の
全てに本発明のDNAを過剰に有する。導入DNAを相
同染色体の両方に持つホモザイゴート哺乳動物を取得
し、この雌雄の哺乳動物を交配することによりすべての
子孫が該DNAを過剰に有するように繁殖継代すること
ができる。本発明の正常DNAを有する非ヒト哺乳動物
は、本発明の正常DNAが高発現させられており、内在
性の正常DNAの機能を促進することにより最終的に本
発明のポリペプチドの機能亢進症を発症することがあ
り、その病態モデル哺乳動物として利用することができ
る。例えば、本発明の正常DNA導入哺乳動物を用い
て、本発明のポリペプチドの機能亢進症や、本発明のポ
リペプチドが関連する疾患の病態機序の解明およびこれ
らの疾患の治療方法の検討を行なうことが可能である。
また、本発明の外来性正常DNAを導入させた哺乳動物
は、遊離した本発明のポリペプチドの増加症状を有する
ことから、本発明のポリペプチドに関連する疾患に対す
る治療薬のスクリーニング試験にも利用可能である。
ト哺乳動物は、交配によりDNAを安定に保持すること
を確認して、該DNA保有哺乳動物として通常の飼育環
境で継代飼育することが出来る。受精卵細胞段階におけ
る本発明のDNAの導入は、対象哺乳動物の胚芽細胞お
よび体細胞の全てに過剰に存在するように確保される。
DNA導入後の作出哺乳動物の胚芽細胞において本発明
のDNAが過剰に存在することは、作出哺乳動物の子孫
が全てその胚芽細胞および体細胞の全てに本発明のDN
Aを過剰に有することを意味する。DNAを受け継いだ
この種の哺乳動物の子孫はその胚芽細胞および体細胞の
全てに本発明のDNAを過剰に有する。導入DNAを相
同染色体の両方に持つホモザイゴート哺乳動物を取得
し、この雌雄の哺乳動物を交配することによりすべての
子孫が該DNAを過剰に有するように繁殖継代すること
ができる。本発明の正常DNAを有する非ヒト哺乳動物
は、本発明の正常DNAが高発現させられており、内在
性の正常DNAの機能を促進することにより最終的に本
発明のポリペプチドの機能亢進症を発症することがあ
り、その病態モデル哺乳動物として利用することができ
る。例えば、本発明の正常DNA導入哺乳動物を用い
て、本発明のポリペプチドの機能亢進症や、本発明のポ
リペプチドが関連する疾患の病態機序の解明およびこれ
らの疾患の治療方法の検討を行なうことが可能である。
また、本発明の外来性正常DNAを導入させた哺乳動物
は、遊離した本発明のポリペプチドの増加症状を有する
ことから、本発明のポリペプチドに関連する疾患に対す
る治療薬のスクリーニング試験にも利用可能である。
【0064】一方、本発明の異常DNAを有する非ヒト
哺乳動物は、交配によりDNAを安定に保持することを
確認した後、該異常DNA保有哺乳動物として通常の飼
育環境で継代飼育することが出来る。さらに、目的DN
Aを前述のプラスミドに組み込んで原科として用いるこ
とができる。プロモーターとのDNAコンストラク卜
は、通常のDNA工学的手法によって作製することがで
きる。受精卵細胞段階における本発明の異常DNAの導
入は、対象哺乳動物の胚芽細胞および体細胞の全てに存
在するように確保される。DNA導入後の作出哺乳動物
の胚芽細胞において本発明の異常DNAが存在すること
は、作出哺乳動物の子孫が全てその胚芽細胞および体細
胞の全てに本発明の異常DNAを有することを意味す
る。DNAを受け継いだこの種の哺乳動物の子孫は、そ
の胚芽細胞および体細胞の全てに本発明の異常DNAを
有する。導入DNAを相同染色体の両方に持つホモザイ
ゴート哺乳動物を取得し、この雌雄の哺乳動物を交配す
ることによりすべての子孫が該DNAを有するように繁
殖継代することができる。本発明の異常DNAを有する
非ヒト哺乳動物は、本発明の異常DNAが高発現させら
れており、内在性の正常DNAの機能を阻害することに
より最終的に本発明のポリペプチドの機能不活性型不応
症となることがあり、その病態モデル哺乳動物として利
用することができる。例えば、本発明の異常DNA導入
哺乳動物を用いて、本発明のポリペプチドの機能不活性
型不応症の病態機序の解明およびこの疾患を治療方法の
検討を行なうことが可能である。また、具体的な利用可
能性としては、本発明の異常DNA高発現哺乳動物は、
本発明のポリペプチドの機能不活性型不応症における本
発明の異常ポリペプチドによる正常ポリペプチドの機能
阻害(dominant negative 作用)を解明するモデルとな
る。また、本発明の外来異常DNAを導入させた哺乳動
物は、遊離した本発明のポリペプチドの増加症状を有す
ることから、本発明のポリペプチドの機能不活性型不応
症に対する治療薬スクリーニング試験にも利用可能であ
る。
哺乳動物は、交配によりDNAを安定に保持することを
確認した後、該異常DNA保有哺乳動物として通常の飼
育環境で継代飼育することが出来る。さらに、目的DN
Aを前述のプラスミドに組み込んで原科として用いるこ
とができる。プロモーターとのDNAコンストラク卜
は、通常のDNA工学的手法によって作製することがで
きる。受精卵細胞段階における本発明の異常DNAの導
入は、対象哺乳動物の胚芽細胞および体細胞の全てに存
在するように確保される。DNA導入後の作出哺乳動物
の胚芽細胞において本発明の異常DNAが存在すること
は、作出哺乳動物の子孫が全てその胚芽細胞および体細
胞の全てに本発明の異常DNAを有することを意味す
る。DNAを受け継いだこの種の哺乳動物の子孫は、そ
の胚芽細胞および体細胞の全てに本発明の異常DNAを
有する。導入DNAを相同染色体の両方に持つホモザイ
ゴート哺乳動物を取得し、この雌雄の哺乳動物を交配す
ることによりすべての子孫が該DNAを有するように繁
殖継代することができる。本発明の異常DNAを有する
非ヒト哺乳動物は、本発明の異常DNAが高発現させら
れており、内在性の正常DNAの機能を阻害することに
より最終的に本発明のポリペプチドの機能不活性型不応
症となることがあり、その病態モデル哺乳動物として利
用することができる。例えば、本発明の異常DNA導入
哺乳動物を用いて、本発明のポリペプチドの機能不活性
型不応症の病態機序の解明およびこの疾患を治療方法の
検討を行なうことが可能である。また、具体的な利用可
能性としては、本発明の異常DNA高発現哺乳動物は、
本発明のポリペプチドの機能不活性型不応症における本
発明の異常ポリペプチドによる正常ポリペプチドの機能
阻害(dominant negative 作用)を解明するモデルとな
る。また、本発明の外来異常DNAを導入させた哺乳動
物は、遊離した本発明のポリペプチドの増加症状を有す
ることから、本発明のポリペプチドの機能不活性型不応
症に対する治療薬スクリーニング試験にも利用可能であ
る。
【0065】また、上記2種類の本発明のDNA導入哺
乳動物のその他の利用可能性として、例えば、 組織培養のための細胞源としての使用、 本発明のDNA導入哺乳動物の組織中のDNAもしく
はRNAを直接分析するか、またはDNAにより発現さ
れたタンパク質組織を分析することによる、本発明のポ
リペプチドにより特異的に発現あるいは活性化するタン
パク質との関連性についての解析、 DNAを有する組織の細胞を標準組織培養技術により
培養し、これらを使用して、一般に培養困難な組織から
の細胞の機能の研究、 上記記載の細胞を用いることによる細胞の機能を高
めるような薬剤のスクリーニング、および 本発明の変異ポリペプチドを単離精製およびその抗体
作製などが考えられる。さらに、本発明のDNA導入哺
乳動物を用いて、本発明のポリペプチドの機能不活性型
不応症を含む、本発明のポリペプチドに関連する疾患の
臨床症状を調べることができ、また、本発明のポリペプ
チドに関連する疾患モデルの各臓器におけるより詳細な
病理学的所見が得られ、新しい治療方法の開発、さらに
は、該疾患による二次的疾患の研究および治療に貢献す
ることができる。また、本発明のDNA導入哺乳動物か
ら各臓器を取り出し、細切後、トリプシンなどのタンパ
ク質分解酵素により、遊離したDNA導入細胞の取得、
その培養またはその培養細胞の系統化を行なうことが可
能である。さらに、本発明のポリペプチド産生細胞の特
定化、アポトーシス、分化あるいは増殖との関連性、ま
たはそれらにおけるシグナル伝達機構を調べ、それらの
異常を調べることなどができ、本発明のポリペプチドお
よびその作用解明のための有効な研究材料となる。さら
に、本発明のDNA導入哺乳動物を用いて、本発明のポ
リペプチドの機能不活性型不応症を含む、本発明のポリ
ペプチドに関連する疾患の治療薬の開発を行なうため
に、上述の検査法および定量法などを用いて、有効で迅
速な該疾患治療薬のスクリーニング法を提供することが
可能となる。また、本発明のDNA導入哺乳動物または
本発明の該DNA発現ベクターを用いて、本発明のポリ
ペプチドが関連する疾患のDNA治療法を検討、開発す
ることが可能である。
乳動物のその他の利用可能性として、例えば、 組織培養のための細胞源としての使用、 本発明のDNA導入哺乳動物の組織中のDNAもしく
はRNAを直接分析するか、またはDNAにより発現さ
れたタンパク質組織を分析することによる、本発明のポ
リペプチドにより特異的に発現あるいは活性化するタン
パク質との関連性についての解析、 DNAを有する組織の細胞を標準組織培養技術により
培養し、これらを使用して、一般に培養困難な組織から
の細胞の機能の研究、 上記記載の細胞を用いることによる細胞の機能を高
めるような薬剤のスクリーニング、および 本発明の変異ポリペプチドを単離精製およびその抗体
作製などが考えられる。さらに、本発明のDNA導入哺
乳動物を用いて、本発明のポリペプチドの機能不活性型
不応症を含む、本発明のポリペプチドに関連する疾患の
臨床症状を調べることができ、また、本発明のポリペプ
チドに関連する疾患モデルの各臓器におけるより詳細な
病理学的所見が得られ、新しい治療方法の開発、さらに
は、該疾患による二次的疾患の研究および治療に貢献す
ることができる。また、本発明のDNA導入哺乳動物か
ら各臓器を取り出し、細切後、トリプシンなどのタンパ
ク質分解酵素により、遊離したDNA導入細胞の取得、
その培養またはその培養細胞の系統化を行なうことが可
能である。さらに、本発明のポリペプチド産生細胞の特
定化、アポトーシス、分化あるいは増殖との関連性、ま
たはそれらにおけるシグナル伝達機構を調べ、それらの
異常を調べることなどができ、本発明のポリペプチドお
よびその作用解明のための有効な研究材料となる。さら
に、本発明のDNA導入哺乳動物を用いて、本発明のポ
リペプチドの機能不活性型不応症を含む、本発明のポリ
ペプチドに関連する疾患の治療薬の開発を行なうため
に、上述の検査法および定量法などを用いて、有効で迅
速な該疾患治療薬のスクリーニング法を提供することが
可能となる。また、本発明のDNA導入哺乳動物または
本発明の該DNA発現ベクターを用いて、本発明のポリ
ペプチドが関連する疾患のDNA治療法を検討、開発す
ることが可能である。
【0066】(6)ノックアウト哺乳動物の作製 さらに、本発明は、本発明のリガンドポリペプチドをコ
ードするDNAが不活性化された非ヒト動物(好ましく
は哺乳動物)細胞(好ましくは胚幹細胞)および本発明
DNAの発現不全非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)
(いわゆるノックアウト動物(好ましくは哺乳動物))
を提供する。即ち、本発明は、(a)不活性化された本
発明のリガンドポリペプチドをコードするDNAを保持
する非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)細胞(好ましく
は胚幹細胞)、(b)大腸菌由来のβ−ガラクトシダー
ゼ遺伝子を有する細胞である上記(a)記載の細胞(好
ましくは胚幹細胞)、(c)ネオマイシン耐性である上
記(a)記載の細胞(好ましくは胚幹細胞)、(d)非
ヒト動物(好ましくは哺乳動物)がゲッ歯動物である上
記(a)記載の細胞(好ましくは胚幹細胞)、(e)ゲ
ッ歯動物がマウスである上記(d)記載の胚幹細胞、
(f)本発明のDNA発現不全非ヒト動物(好ましくは
哺乳動物)、(g)レポーター遺伝子が本発明のポリペ
プチドのプロモーターの制御下で発現しうる上記(f)
記載の動物(好ましくは哺乳動物)、(h)レポーター
遺伝子が大腸菌由来β−ガラクトシダーゼ遺伝子である
上記(g)記載の動物(好ましくは哺乳動物)、(i)
非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)がゲッ歯哺乳動物で
ある上記(f)記載の動物、(j)ゲッ歯哺乳動物がマ
ウスである上記(i)記載の動物、(k)上記(g)記
載の哺乳動物に、試験化合物を投与し、レポーター遺伝
子の発現を検出することを特徴とする本発明のポリペプ
チドのプロモーター活性を促進する化合物またはその塩
のスクリーニング方法、(l)不活性化された本発明の
リガンドポリペプチドをコードするDNAを導入するこ
とを特徴とする上記(a)記載の非ヒト動物(好ましく
は哺乳動物)細胞(好ましくは胚幹細胞)および(m)
不活性化された本発明のリガンドポリペプチドをコード
するDNAを導入することを特徴とする上記(k)記載
の非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)細胞(好ましくは
胚幹細胞)の製造法を提供する。
ードするDNAが不活性化された非ヒト動物(好ましく
は哺乳動物)細胞(好ましくは胚幹細胞)および本発明
DNAの発現不全非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)
(いわゆるノックアウト動物(好ましくは哺乳動物))
を提供する。即ち、本発明は、(a)不活性化された本
発明のリガンドポリペプチドをコードするDNAを保持
する非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)細胞(好ましく
は胚幹細胞)、(b)大腸菌由来のβ−ガラクトシダー
ゼ遺伝子を有する細胞である上記(a)記載の細胞(好
ましくは胚幹細胞)、(c)ネオマイシン耐性である上
記(a)記載の細胞(好ましくは胚幹細胞)、(d)非
ヒト動物(好ましくは哺乳動物)がゲッ歯動物である上
記(a)記載の細胞(好ましくは胚幹細胞)、(e)ゲ
ッ歯動物がマウスである上記(d)記載の胚幹細胞、
(f)本発明のDNA発現不全非ヒト動物(好ましくは
哺乳動物)、(g)レポーター遺伝子が本発明のポリペ
プチドのプロモーターの制御下で発現しうる上記(f)
記載の動物(好ましくは哺乳動物)、(h)レポーター
遺伝子が大腸菌由来β−ガラクトシダーゼ遺伝子である
上記(g)記載の動物(好ましくは哺乳動物)、(i)
非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)がゲッ歯哺乳動物で
ある上記(f)記載の動物、(j)ゲッ歯哺乳動物がマ
ウスである上記(i)記載の動物、(k)上記(g)記
載の哺乳動物に、試験化合物を投与し、レポーター遺伝
子の発現を検出することを特徴とする本発明のポリペプ
チドのプロモーター活性を促進する化合物またはその塩
のスクリーニング方法、(l)不活性化された本発明の
リガンドポリペプチドをコードするDNAを導入するこ
とを特徴とする上記(a)記載の非ヒト動物(好ましく
は哺乳動物)細胞(好ましくは胚幹細胞)および(m)
不活性化された本発明のリガンドポリペプチドをコード
するDNAを導入することを特徴とする上記(k)記載
の非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)細胞(好ましくは
胚幹細胞)の製造法を提供する。
【0067】本発明の該リガンドポリペプチドをコード
するDNAが不活性化された非ヒト動物(好ましくは哺
乳動物)細胞(好ましくは胚幹細胞)とは、該非ヒト哺
乳動物が有する本発明の該DNAに人為的に変異を加え
ることにより、DNAの発現能を抑制するか、もしくは
該DNAがコードしている本発明のポリペプチドの活性
を実質的に喪失させることにより、該DNAが本発明の
ポリペプチドの発現能を実質的に有さない(以下、本発
明のノックアウトDNAと称することがある)非ヒト動
物(好ましくは哺乳動物)の細胞[好ましくは胚幹細胞
(以下、ES細胞と略記する)]を意味する。非ヒト哺
乳動物としては、前記と同様のものが挙げられる。本発
明のDNAに人為的に変異を加えるには、例えば、公知
の遺伝子工学的手法により該DNA塩基配列の一部また
は全部の削除、他DNAの挿入または置換を行えばよ
い。これらの変異により、例えば、該リガンドポリペプ
チドをコードするDNAにおけるコドンの読み取り枠を
ずらしたり、プロモーターあるいはエキソンの機能を破
壊することにより本発明のノックアウトDNAを作製で
きる。本発明のDNAが不活性化された非ヒト動物(好
ましくは哺乳動物)細胞(好ましくは胚幹細胞)(以
下、本発明の非ヒト哺乳動物胚幹細胞を本発明のDNA
不活性化ES細胞または本発明のノックアウトES細胞
と略記する)は、具体的には例えば、(1)対象とする
非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)が有する本発明のD
NAを単離し、そのエキソン部分にネオマイシン耐性遺
伝子、ハイグロマイシン耐性遺伝子を代表とする薬剤耐
性遺伝子、あるいはlacZ(β−ガラクトシダーゼ遺
伝子)、cat(クロラムフェニコールアセチルトラン
スフェラーゼ遺伝子)を代表とする公知のレポーター遺
伝子等を挿入することによりエキソンの機能を破壊する
か、あるいは(2)エキソン間のイントロン部分に遺伝
子の転写を終結させるDNA配列(例えば、polyA付加
シグナルなど)を挿入し、完全なメッセンジャーRNA
を合成できなくすることによって、結果的に本発明の該
リガンドポリペプチドをコードするDNA(遺伝子)を
破壊するように構築したDNA配列を含有するDNA鎖
(以下、ターゲッティングベクターと略記する)を、例
えば公知の相同組換え法により該動物(好ましくは哺乳
動物)の染色体に導入し、得られたES細胞について本
発明のDNA上あるいはその近傍のDNA配列をプロー
ブとしたサザンハイブリダイゼーション解析あるいはタ
ーゲッティングベクター上のDNA配列とターゲッティ
ングベクター作製に使用した本発明のDNA以外の近傍
領域のDNA配列をプライマーとしたPCR法により解
析し、選別することにより得ることができる。
するDNAが不活性化された非ヒト動物(好ましくは哺
乳動物)細胞(好ましくは胚幹細胞)とは、該非ヒト哺
乳動物が有する本発明の該DNAに人為的に変異を加え
ることにより、DNAの発現能を抑制するか、もしくは
該DNAがコードしている本発明のポリペプチドの活性
を実質的に喪失させることにより、該DNAが本発明の
ポリペプチドの発現能を実質的に有さない(以下、本発
明のノックアウトDNAと称することがある)非ヒト動
物(好ましくは哺乳動物)の細胞[好ましくは胚幹細胞
(以下、ES細胞と略記する)]を意味する。非ヒト哺
乳動物としては、前記と同様のものが挙げられる。本発
明のDNAに人為的に変異を加えるには、例えば、公知
の遺伝子工学的手法により該DNA塩基配列の一部また
は全部の削除、他DNAの挿入または置換を行えばよ
い。これらの変異により、例えば、該リガンドポリペプ
チドをコードするDNAにおけるコドンの読み取り枠を
ずらしたり、プロモーターあるいはエキソンの機能を破
壊することにより本発明のノックアウトDNAを作製で
きる。本発明のDNAが不活性化された非ヒト動物(好
ましくは哺乳動物)細胞(好ましくは胚幹細胞)(以
下、本発明の非ヒト哺乳動物胚幹細胞を本発明のDNA
不活性化ES細胞または本発明のノックアウトES細胞
と略記する)は、具体的には例えば、(1)対象とする
非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)が有する本発明のD
NAを単離し、そのエキソン部分にネオマイシン耐性遺
伝子、ハイグロマイシン耐性遺伝子を代表とする薬剤耐
性遺伝子、あるいはlacZ(β−ガラクトシダーゼ遺
伝子)、cat(クロラムフェニコールアセチルトラン
スフェラーゼ遺伝子)を代表とする公知のレポーター遺
伝子等を挿入することによりエキソンの機能を破壊する
か、あるいは(2)エキソン間のイントロン部分に遺伝
子の転写を終結させるDNA配列(例えば、polyA付加
シグナルなど)を挿入し、完全なメッセンジャーRNA
を合成できなくすることによって、結果的に本発明の該
リガンドポリペプチドをコードするDNA(遺伝子)を
破壊するように構築したDNA配列を含有するDNA鎖
(以下、ターゲッティングベクターと略記する)を、例
えば公知の相同組換え法により該動物(好ましくは哺乳
動物)の染色体に導入し、得られたES細胞について本
発明のDNA上あるいはその近傍のDNA配列をプロー
ブとしたサザンハイブリダイゼーション解析あるいはタ
ーゲッティングベクター上のDNA配列とターゲッティ
ングベクター作製に使用した本発明のDNA以外の近傍
領域のDNA配列をプライマーとしたPCR法により解
析し、選別することにより得ることができる。
【0068】また、相同組換え法等により本発明のDN
Aを不活化させる元のES細胞としては、例えば、前述
の既に樹立された公知のES細胞を用いてもよく、また
公知の方法〔Robertson, E. T., Teratocarcinomas and
Embryonic Stem Cells: A Practical Approach (ed.
E.J. Robertson), IBL Press, Oxford. など〕に準じて
新しく樹立した細胞でもよい。例えば、マウスのES細
胞の場合、現在、一般的には129系のES細胞が使用
されているが、免疫学的背景がはっきりしていないの
で、これに代わる純系で免疫学的に遺伝的背景が明らか
なES細胞を取得するなどの目的で例えば、C57BL
/6マウスやC57BL/6の採卵数の少なさをDBA
/2との交雑により改善したBDF1マウス(C57B
L/6とDBA/2とのF1)を用いて樹立した細胞な
ども好ましく用いられる。BDF1マウスは、採卵数が
多く、かつ、卵が丈夫であるという利点に加えて、C5
7BL/6マウスを背景に持つので、これを用いて得ら
れるES細胞は病態モデルマウスを作出したとき、C5
7BL/6マウスとバッククロスすることでその遺伝的
背景をC57BL/6マウスに代えることが可能である
点で有利に用いられる。また、ES細胞を樹立する場
合、一般には受精後3.5日目の胚盤胞を使用するが、
これ以外に8細胞期胚を採卵し胚盤胞まで培養して用い
ることにより効率よく多数の初期胚を取得することがで
きる。また、雌雄いずれのES細胞を用いてもよいが、
通常、雄のES細胞の方が生殖系列キメラを作出するの
に好ましい。また、煩雑な培養の手間を削減するために
もできるだけ早く雌雄の判別を行なうことが望ましい。
ES細胞の雌雄の判定方法としては、例えば、公知のP
CR法によりY染色体上の性決定領域の遺伝子を増幅、
検出する方法が、その1例として挙げることができる。
この方法を使用すれば、従来、核型分析をするのに約1
06個の細胞数を要していたのに対して、1コロニー程
度のES細胞数(約50個)で済むので、培養初期にお
けるES細胞の第一次セレクションを雌雄の判別で行な
うことが可能であり、早期に雄細胞の選定を可能にする
ことにより培養初期の手間は大幅に削減できる。
Aを不活化させる元のES細胞としては、例えば、前述
の既に樹立された公知のES細胞を用いてもよく、また
公知の方法〔Robertson, E. T., Teratocarcinomas and
Embryonic Stem Cells: A Practical Approach (ed.
E.J. Robertson), IBL Press, Oxford. など〕に準じて
新しく樹立した細胞でもよい。例えば、マウスのES細
胞の場合、現在、一般的には129系のES細胞が使用
されているが、免疫学的背景がはっきりしていないの
で、これに代わる純系で免疫学的に遺伝的背景が明らか
なES細胞を取得するなどの目的で例えば、C57BL
/6マウスやC57BL/6の採卵数の少なさをDBA
/2との交雑により改善したBDF1マウス(C57B
L/6とDBA/2とのF1)を用いて樹立した細胞な
ども好ましく用いられる。BDF1マウスは、採卵数が
多く、かつ、卵が丈夫であるという利点に加えて、C5
7BL/6マウスを背景に持つので、これを用いて得ら
れるES細胞は病態モデルマウスを作出したとき、C5
7BL/6マウスとバッククロスすることでその遺伝的
背景をC57BL/6マウスに代えることが可能である
点で有利に用いられる。また、ES細胞を樹立する場
合、一般には受精後3.5日目の胚盤胞を使用するが、
これ以外に8細胞期胚を採卵し胚盤胞まで培養して用い
ることにより効率よく多数の初期胚を取得することがで
きる。また、雌雄いずれのES細胞を用いてもよいが、
通常、雄のES細胞の方が生殖系列キメラを作出するの
に好ましい。また、煩雑な培養の手間を削減するために
もできるだけ早く雌雄の判別を行なうことが望ましい。
ES細胞の雌雄の判定方法としては、例えば、公知のP
CR法によりY染色体上の性決定領域の遺伝子を増幅、
検出する方法が、その1例として挙げることができる。
この方法を使用すれば、従来、核型分析をするのに約1
06個の細胞数を要していたのに対して、1コロニー程
度のES細胞数(約50個)で済むので、培養初期にお
けるES細胞の第一次セレクションを雌雄の判別で行な
うことが可能であり、早期に雄細胞の選定を可能にする
ことにより培養初期の手間は大幅に削減できる。
【0069】また、第二次セレクションとしては、例え
ば、公知のG−バンディング法による染色体数の確認等
により行うことができる。得られるES細胞の染色体数
は正常数の100%が望ましいが、樹立の際の物理的操
作等の関係上困難な場合は、ES細胞の遺伝子をノック
アウトした後、正常細胞(例えば、マウスでは染色体数
が2n=40である細胞)に再びクローニングすること
が好ましい。このようにして得られる胚幹細胞株は、通
常その増殖性は大変良いが、個体発生できる能力を失い
やすいので、注意深く継代培養することが必要である。
例えば、STO繊維芽細胞のような適当なフィーダー細
胞上でLIF(1−10000U/ml)存在下に炭酸ガス
培養器内(好ましくは、5%炭酸ガス、95%空気また
は5%酸素、5%炭酸ガス、90%空気)で約37℃で
培養するなどの方法で培養し、継代時には、例えば、ト
リプシン/EDTA溶液(通常0.001−0.5%トリ
プシン/0.1−5mM EDTA、好ましくは約0.1
%トリプシン/1mM EDTA)処理により単細胞化
し、新たに用意したフィーダー細胞上に播種する方法な
どがとられる。このような継代は、通常1−3日毎に行
なうが、この際に細胞の観察を行い、形態的に異常な細
胞が見受けられた場合はその培養細胞は放棄することが
望まれる。ES細胞は、適当な条件により、高密度に至
るまで単層培養するか、または細胞集塊を形成するまで
浮遊培養することにより、頭頂筋、内臓筋、心筋などの
種々のタイプの細胞に分化させることが可能であり〔M.
J. Evans及びM. H. Kaufman, ネイチャー(Nature)第
292巻、154頁、1981年;G. R. Martin プロシーディン
グス・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエン
ス・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A.)
第78巻、7634頁、1981年;T. C. Doetschmanら、ジャー
ナル・オブ・エンブリオロジー・アンド・エクスペリメ
ンタル・モルフォロジー、第87巻、27頁、1985年〕、本
発明のES細胞を分化させて得られる本発明のDNA発
現不全細胞は、インビトロにおける本発明のポリペプチ
ドの細胞生物学的検討において有用である。本発明のD
NA発現不全非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)は、該
哺乳動物のmRNA量を公知方法を用いて測定して間接
的にその発現量を比較することにより、正常哺乳動物と
区別することが可能である。該非ヒト哺乳動物として
は、前記と同様のものが用いられる。
ば、公知のG−バンディング法による染色体数の確認等
により行うことができる。得られるES細胞の染色体数
は正常数の100%が望ましいが、樹立の際の物理的操
作等の関係上困難な場合は、ES細胞の遺伝子をノック
アウトした後、正常細胞(例えば、マウスでは染色体数
が2n=40である細胞)に再びクローニングすること
が好ましい。このようにして得られる胚幹細胞株は、通
常その増殖性は大変良いが、個体発生できる能力を失い
やすいので、注意深く継代培養することが必要である。
例えば、STO繊維芽細胞のような適当なフィーダー細
胞上でLIF(1−10000U/ml)存在下に炭酸ガス
培養器内(好ましくは、5%炭酸ガス、95%空気また
は5%酸素、5%炭酸ガス、90%空気)で約37℃で
培養するなどの方法で培養し、継代時には、例えば、ト
リプシン/EDTA溶液(通常0.001−0.5%トリ
プシン/0.1−5mM EDTA、好ましくは約0.1
%トリプシン/1mM EDTA)処理により単細胞化
し、新たに用意したフィーダー細胞上に播種する方法な
どがとられる。このような継代は、通常1−3日毎に行
なうが、この際に細胞の観察を行い、形態的に異常な細
胞が見受けられた場合はその培養細胞は放棄することが
望まれる。ES細胞は、適当な条件により、高密度に至
るまで単層培養するか、または細胞集塊を形成するまで
浮遊培養することにより、頭頂筋、内臓筋、心筋などの
種々のタイプの細胞に分化させることが可能であり〔M.
J. Evans及びM. H. Kaufman, ネイチャー(Nature)第
292巻、154頁、1981年;G. R. Martin プロシーディン
グス・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエン
ス・ユーエスエー(Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A.)
第78巻、7634頁、1981年;T. C. Doetschmanら、ジャー
ナル・オブ・エンブリオロジー・アンド・エクスペリメ
ンタル・モルフォロジー、第87巻、27頁、1985年〕、本
発明のES細胞を分化させて得られる本発明のDNA発
現不全細胞は、インビトロにおける本発明のポリペプチ
ドの細胞生物学的検討において有用である。本発明のD
NA発現不全非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)は、該
哺乳動物のmRNA量を公知方法を用いて測定して間接
的にその発現量を比較することにより、正常哺乳動物と
区別することが可能である。該非ヒト哺乳動物として
は、前記と同様のものが用いられる。
【0070】本発明のDNA発現不全非ヒト動物(好ま
しくは哺乳動物)は、例えば、前述のようにして作製し
たターゲッティングベクターをマウス胚幹細胞またはマ
ウス卵細胞に導入し、導入によりターゲッティングベク
ターの本発明のDNAが不活性化されたDNA配列が遺
伝子相同組換えにより、マウス胚幹細胞またはマウス卵
細胞の染色体上の本発明のDNAと入れ換わる相同組換
えをさせることにより、本発明のDNAをノックアウト
(機能欠損)させることができる。本発明のDNAがノ
ックアウトされた細胞は、本発明のDNA上またはその
近傍のDNA配列をプローブとしたサザンハイブリダイ
ゼーション解析またはターゲッティングベクター上のD
NA配列と、ターゲッティングベクターに使用したマウ
ス由来の本発明のDNA以外の近傍領域のDNA配列と
をプライマーとしたPCR法による解析で判定すること
ができる。非ヒト哺乳動物胚幹細胞を用いた場合は、遺
伝子相同組換えにより、本発明のDNAが不活性化され
た細胞株をクローニングし、その細胞を適当な時期、例
えば、8細胞期の非ヒト哺乳動物胚または胚盤胞に注入
し、作製したキメラ胚を偽妊娠させた該非ヒト哺乳動物
の子宮に移植する。作出された哺乳動物は正常な本発明
のDNA座をもつ細胞と人為的に変異した本発明のDN
A座をもつ細胞との両者から構成されるキメラ哺乳動物
である。該キメラ哺乳動物の生殖細胞の一部が変異した
本発明のDNA座をもつ場合、このようなキメラ個体と
正常個体を交配することにより得られた個体群より、全
ての組織が人為的に変異を加えた本発明のDNA座をも
つ細胞で構成された個体を、例えば、コートカラーの判
定等により選別することにより得られる。このようにし
て得られた個体は、通常、本発明のポリペプチドのヘテ
ロ発現不全個体であり、本発明のポリペプチドのヘテロ
発現不全個体同志を交配し、それらの産仔から本発明の
ポリペプチドのホモ発現不全個体を得ることができる。
卵細胞を使用する場合は、例えば公知のマイクロインジ
ェクション法で、卵細胞核内にDNA溶液を注入するこ
とによりターゲッティングベクターを染色体内に導入し
たトランスジェニック非ヒト哺乳動物を得ることがで
き、遺伝子相同組換えにより本発明のDNA座に変異の
あるものを選択できる。
しくは哺乳動物)は、例えば、前述のようにして作製し
たターゲッティングベクターをマウス胚幹細胞またはマ
ウス卵細胞に導入し、導入によりターゲッティングベク
ターの本発明のDNAが不活性化されたDNA配列が遺
伝子相同組換えにより、マウス胚幹細胞またはマウス卵
細胞の染色体上の本発明のDNAと入れ換わる相同組換
えをさせることにより、本発明のDNAをノックアウト
(機能欠損)させることができる。本発明のDNAがノ
ックアウトされた細胞は、本発明のDNA上またはその
近傍のDNA配列をプローブとしたサザンハイブリダイ
ゼーション解析またはターゲッティングベクター上のD
NA配列と、ターゲッティングベクターに使用したマウ
ス由来の本発明のDNA以外の近傍領域のDNA配列と
をプライマーとしたPCR法による解析で判定すること
ができる。非ヒト哺乳動物胚幹細胞を用いた場合は、遺
伝子相同組換えにより、本発明のDNAが不活性化され
た細胞株をクローニングし、その細胞を適当な時期、例
えば、8細胞期の非ヒト哺乳動物胚または胚盤胞に注入
し、作製したキメラ胚を偽妊娠させた該非ヒト哺乳動物
の子宮に移植する。作出された哺乳動物は正常な本発明
のDNA座をもつ細胞と人為的に変異した本発明のDN
A座をもつ細胞との両者から構成されるキメラ哺乳動物
である。該キメラ哺乳動物の生殖細胞の一部が変異した
本発明のDNA座をもつ場合、このようなキメラ個体と
正常個体を交配することにより得られた個体群より、全
ての組織が人為的に変異を加えた本発明のDNA座をも
つ細胞で構成された個体を、例えば、コートカラーの判
定等により選別することにより得られる。このようにし
て得られた個体は、通常、本発明のポリペプチドのヘテ
ロ発現不全個体であり、本発明のポリペプチドのヘテロ
発現不全個体同志を交配し、それらの産仔から本発明の
ポリペプチドのホモ発現不全個体を得ることができる。
卵細胞を使用する場合は、例えば公知のマイクロインジ
ェクション法で、卵細胞核内にDNA溶液を注入するこ
とによりターゲッティングベクターを染色体内に導入し
たトランスジェニック非ヒト哺乳動物を得ることがで
き、遺伝子相同組換えにより本発明のDNA座に変異の
あるものを選択できる。
【0071】このようにして本発明のDNAがノックア
ウトされている個体は、交配により得られた哺乳動物個
体も該DNAがノックアウトされていることを確認した
後、通常の飼育環境で継代飼育を行なうことができる。
さらに、生殖系列の取得および保持についても常法に従
えばよい。即ち、該不活化DNAの保有する雌雄の哺乳
動物を交配することにより、該不活化DNAを相同染色
体の両方に持つホモザイゴート哺乳動物を取得しうる。
得られたホモザイゴート哺乳動物は、母親哺乳動物に対
して、正常個体1,ホモザイゴート複数になるような状
態で飼育することにより効率的に得ることができる。ヘ
テロザイゴート哺乳動物の雌雄を交配することにより、
該不活化DNAを有するホモザイゴートおよびヘテロザ
イゴート哺乳動物を繁殖継代する。本発明のDNAが不
活性化された非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)細胞
(好ましくは胚幹細胞)は、本発明のDNA発現不全非
ヒト動物(好ましくは哺乳動物)を作出する上で、非常
に有用である。また、本発明のポリペプチド発現不全マ
ウスは、本発明のポリペプチドにより誘導され得る種々
の生物活性を欠失するため、本発明のポリペプチドの生
物活性の不活性化を原因とする疾病のモデルとなり得る
ので、これらの疾病の原因究明及び治療法の検討に有用
である。
ウトされている個体は、交配により得られた哺乳動物個
体も該DNAがノックアウトされていることを確認した
後、通常の飼育環境で継代飼育を行なうことができる。
さらに、生殖系列の取得および保持についても常法に従
えばよい。即ち、該不活化DNAの保有する雌雄の哺乳
動物を交配することにより、該不活化DNAを相同染色
体の両方に持つホモザイゴート哺乳動物を取得しうる。
得られたホモザイゴート哺乳動物は、母親哺乳動物に対
して、正常個体1,ホモザイゴート複数になるような状
態で飼育することにより効率的に得ることができる。ヘ
テロザイゴート哺乳動物の雌雄を交配することにより、
該不活化DNAを有するホモザイゴートおよびヘテロザ
イゴート哺乳動物を繁殖継代する。本発明のDNAが不
活性化された非ヒト動物(好ましくは哺乳動物)細胞
(好ましくは胚幹細胞)は、本発明のDNA発現不全非
ヒト動物(好ましくは哺乳動物)を作出する上で、非常
に有用である。また、本発明のポリペプチド発現不全マ
ウスは、本発明のポリペプチドにより誘導され得る種々
の生物活性を欠失するため、本発明のポリペプチドの生
物活性の不活性化を原因とする疾病のモデルとなり得る
ので、これらの疾病の原因究明及び治療法の検討に有用
である。
【0072】また、本発明のポリペプチドの構造遺伝子
をレポーター遺伝子で置換された本発明のポリペプチド
発現動物(好ましくは哺乳動物)では、レポーター遺伝
子が本発明のポリペプチドのプロモーターの支配下に存
在するので、レポーター遺伝子がコードする物質の発現
をトレースすることにより、本発明のポリペプチドのプ
ロモーターの活性を検出することができる。例えば、本
発明のポリペプチドをコードするDNA領域の一部を大
腸菌由来のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子(lacZ)で
置換している場合、本来、本発明のポリペプチドの発現
する組織で、本発明のポリペプチドの代わりにβ−ガラ
クトシダーゼが発現する。従って、例えば、5−ブロモ
−4−クロロ−3−インドリル−β−ガラクトピラノシ
ド(X−gal)のようなβ−ガラクトシダーゼの基質
となる試薬を用いて染色することにより、簡便に本発明
のポリペプチドの哺乳動物生体内における発現状態を観
察することができる。具体的には、本発明のポリペプチ
ド欠損マウスまたはその組織切片をグルタルアルデヒド
などで固定し、ダルベッコ・リン酸緩衝生理食塩液(P
BS)で洗浄後、X−galを含む染色液で、室温また
は7℃付近で、約30分ないし1時間反応させた後、組
織標本を1mM EDTA/PBS溶液で洗浄すること
によって、β−ガラクトシダーゼ反応を停止させ、呈色
を観察すればよい。また、常法に従い、lacZをコー
ドするmRNAを検出してもよい。このような本発明の
ポリペプチド発現不全哺乳動物は、本発明のポリペプチ
ドのプロモーターを活性化または不活化する物質をスク
リーニングする上で極めて有用であり、本発明のポリペ
プチド発現不全に起因する各種疾患の原因究明または治
療薬の開発に大きく貢献することができる。
をレポーター遺伝子で置換された本発明のポリペプチド
発現動物(好ましくは哺乳動物)では、レポーター遺伝
子が本発明のポリペプチドのプロモーターの支配下に存
在するので、レポーター遺伝子がコードする物質の発現
をトレースすることにより、本発明のポリペプチドのプ
ロモーターの活性を検出することができる。例えば、本
発明のポリペプチドをコードするDNA領域の一部を大
腸菌由来のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子(lacZ)で
置換している場合、本来、本発明のポリペプチドの発現
する組織で、本発明のポリペプチドの代わりにβ−ガラ
クトシダーゼが発現する。従って、例えば、5−ブロモ
−4−クロロ−3−インドリル−β−ガラクトピラノシ
ド(X−gal)のようなβ−ガラクトシダーゼの基質
となる試薬を用いて染色することにより、簡便に本発明
のポリペプチドの哺乳動物生体内における発現状態を観
察することができる。具体的には、本発明のポリペプチ
ド欠損マウスまたはその組織切片をグルタルアルデヒド
などで固定し、ダルベッコ・リン酸緩衝生理食塩液(P
BS)で洗浄後、X−galを含む染色液で、室温また
は7℃付近で、約30分ないし1時間反応させた後、組
織標本を1mM EDTA/PBS溶液で洗浄すること
によって、β−ガラクトシダーゼ反応を停止させ、呈色
を観察すればよい。また、常法に従い、lacZをコー
ドするmRNAを検出してもよい。このような本発明の
ポリペプチド発現不全哺乳動物は、本発明のポリペプチ
ドのプロモーターを活性化または不活化する物質をスク
リーニングする上で極めて有用であり、本発明のポリペ
プチド発現不全に起因する各種疾患の原因究明または治
療薬の開発に大きく貢献することができる。
【0073】本願明細書の配列表の配列番号は、以下の
配列を示す。 〔配列番号:1〕プラスミドpmGB3に含まれるマウ
ス由来リガンドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示
す。 〔配列番号:2〕マウス由来リガンドポリペプチドのc
DNAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:3〕マウス由来リガンドポリペプチドのゲ
ノムDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:4〕プラスミドpmGB3に含まれるマウ
ス由来リガンドポリペプチドの成熟体の全長アミノ酸配
列を示す。 〔配列番号:5〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:6〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:7〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:8〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:9〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:10〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:11〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:12〕phGR3に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAにコードさ
れるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質の
全アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:13〕pG3−2およびpG1−10にそ
れぞれ含まれるマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列から
導きだした塩基配列(配列番号:18)を有するマウス
膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋
白質cDNA断片にコードされるマウス膵臓β細胞株M
IN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質の部分アミ
ノ酸配列を示す。 〔配列番号:14〕p5S38にコードされるマウス膵
臓β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:15〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基
配列を示す。 〔配列番号:16〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基
配列を示す。 〔配列番号:17〕phGR3に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩基配
列を示す。 〔配列番号:18〕pG3−2およびpG1−10にそ
れぞれ含まれるマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列をも
とに導き出したマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列を示
す。 〔配列番号:19〕p5S38に含まれるマウス膵臓β
細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質c
DNA断片の塩基配列を示す。 〔配列番号:20〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:21〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:22〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:23〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:24〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:25〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:26〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドを精製し、P-3画分のN末端配列分析をした結果得
られたアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜5
1番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:27〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドを精製、P-2画分のN末端配列分析をした結果得ら
れたアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜52
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:28〕pBOV3に含まれるウシ視床下部
由来リガンドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:29〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P5−1) 〔配列番号:30〕本発明のウシ視床下部由来ポリガン
ドリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P3−1) 〔配列番号:31〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P3−2) 〔配列番号:32〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(PE) 〔配列番号:33〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(PDN) 〔配列番号:34〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(FB) 〔配列番号:35〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(FC) 〔配列番号:36〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(BOVF) 〔配列番号:37〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(BOVR) 〔配列番号:38〕ウシゲノム由来リガンドポリペプチ
ドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:39〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜5
3番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:40〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜5
4番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:41〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜5
5番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:42〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜5
3番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:43〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜5
4番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:44〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜5
5番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:45〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(RA) 〔配列番号:46〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(RC) 〔配列番号:47〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rF) 〔配列番号:48〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rR) 〔配列番号:49〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R1) 〔配列番号:50〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R3) 〔配列番号:51〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R4) 〔配列番号:52〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HA) 〔配列番号:53〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HB) 〔配列番号:54〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HE) 〔配列番号:55〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HF) 〔配列番号:56〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(5H) 〔配列番号:57〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(3HN) 〔配列番号:58〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドcDNAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:59〕ラット型リガンドポリペプチドcD
NAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:60〕ヒト型リガンドポリペプチドcDN
Aの全塩基配列を示す。 〔配列番号:61〕本発明のマウス型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rFBG)を示す。 〔配列番号:62〕本発明のマウス型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rRSA)を示す。
配列を示す。 〔配列番号:1〕プラスミドpmGB3に含まれるマウ
ス由来リガンドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示
す。 〔配列番号:2〕マウス由来リガンドポリペプチドのc
DNAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:3〕マウス由来リガンドポリペプチドのゲ
ノムDNAの塩基配列を示す。 〔配列番号:4〕プラスミドpmGB3に含まれるマウ
ス由来リガンドポリペプチドの成熟体の全長アミノ酸配
列を示す。 〔配列番号:5〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:6〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:7〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:8〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:9〕本発明の抗リガンドポリペプチド抗体
の調製のために用いることができる抗原のアミノ酸配列
を示す。 〔配列番号:10〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:11〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:12〕phGR3に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAにコードさ
れるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質の
全アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:13〕pG3−2およびpG1−10にそ
れぞれ含まれるマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列から
導きだした塩基配列(配列番号:18)を有するマウス
膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋
白質cDNA断片にコードされるマウス膵臓β細胞株M
IN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質の部分アミ
ノ酸配列を示す。 〔配列番号:14〕p5S38にコードされるマウス膵
臓β細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:15〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基
配列を示す。 〔配列番号:16〕p19P2に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基
配列を示す。 〔配列番号:17〕phGR3に含まれるヒト下垂体由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩基配
列を示す。 〔配列番号:18〕pG3−2およびpG1−10にそ
れぞれ含まれるマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列をも
とに導き出したマウス膵臓β細胞株MIN6由来G蛋白
質共役型レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列を示
す。 〔配列番号:19〕p5S38に含まれるマウス膵臓β
細胞株MIN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質c
DNA断片の塩基配列を示す。 〔配列番号:20〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:21〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:22〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:23〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:24〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:25〕G蛋白質共役型レセプター蛋白質を
コードするcDNAのスクリーニングに使用した合成D
NA 〔配列番号:26〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドを精製し、P-3画分のN末端配列分析をした結果得
られたアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜5
1番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:27〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドを精製、P-2画分のN末端配列分析をした結果得ら
れたアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜52
番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:28〕pBOV3に含まれるウシ視床下部
由来リガンドポリペプチドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:29〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P5−1) 〔配列番号:30〕本発明のウシ視床下部由来ポリガン
ドリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P3−1) 〔配列番号:31〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(P3−2) 〔配列番号:32〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(PE) 〔配列番号:33〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(PDN) 〔配列番号:34〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(FB) 〔配列番号:35〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(FC) 〔配列番号:36〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(BOVF) 〔配列番号:37〕本発明のウシ視床下部由来リガンド
ポリペプチドをコードするcDNAのスクリーニングに
使用した合成DNA(BOVR) 〔配列番号:38〕ウシゲノム由来リガンドポリペプチ
ドの全長アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:39〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜5
3番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:40〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜5
4番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:41〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第23〜5
5番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:42〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜5
3番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:43〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜5
4番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:44〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドのアミノ酸配列を示す。配列番号:1の第34〜5
5番目のアミノ酸配列に対応している。 〔配列番号:45〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(RA) 〔配列番号:46〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(RC) 〔配列番号:47〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rF) 〔配列番号:48〕本発明のラット型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rR) 〔配列番号:49〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R1) 〔配列番号:50〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R3) 〔配列番号:51〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(R4) 〔配列番号:52〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HA) 〔配列番号:53〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HB) 〔配列番号:54〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HE) 〔配列番号:55〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(HF) 〔配列番号:56〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(5H) 〔配列番号:57〕本発明のヒト型リガンドポリペプチ
ドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した合
成DNA(3HN) 〔配列番号:58〕ウシ視床下部由来リガンドポリペプ
チドcDNAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:59〕ラット型リガンドポリペプチドcD
NAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:60〕ヒト型リガンドポリペプチドcDN
Aの全塩基配列を示す。 〔配列番号:61〕本発明のマウス型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rFBG)を示す。 〔配列番号:62〕本発明のマウス型リガンドポリペプ
チドをコードするcDNAのスクリーニングに使用した
合成DNA(rRSA)を示す。
【0074】後述の実施例2で得られた形質転換体エシ
ェリヒア コリ(Escherichia coli) INVαF’/p
19P2および実施例4で得られた形質転換体エシェリ
ヒアコリ(Escherichia coli)INVαF’/pG3−
2は、それぞれ平成6年8月9日から通商産業省工業技
術院生命工学工業技術研究所(NIBH)にそれぞれ寄
託番号FERM BP−4776およびFERM BP
−4775として寄託されており、また平成6年8月2
2日から財団法人発酵研究所(IFO)にそれぞれIF
O 15739およびIFO 15740として寄託さ
れている。後述の実施例5で得られた形質転換体エシェ
リヒア コリ(Escherichia coli) JM109/phG
R3は、平成6年9月27日から通商産業省工業技術院
生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番号FER
M BP−4807として寄託されており、また平成6
年9月22日から財団法人発酵研究所(IFO)にIF
O 15748として寄託されている。後述の実施例8
で得られた形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichi
a coli) JM109/p5S38は、平成6年10月2
7日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所
(NIBH)に寄託番号FERM BP−4856とし
て寄託されており、また平成6年10月25日から財団
法人発酵研究所(IFO)にIFO 15754として
寄託されている。後述の実施例20で得られた形質転換
体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) JM109
/pBOV3は、平成8年2月13日から通商産業省工
業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番
号FERM BP−5391として寄託されており、ま
た平成8年1月25日から財団法人発酵研究所(IF
O)にIFO 15910として寄託されている。後述
の実施例29で得られた形質転換体エシェリヒア コリ
(Escherichia coli) JM109/pRAV3は、平成
8年9月12日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
665として寄託されており、また平成8年9月3日か
ら財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 16012
として寄託されている。後述の実施例32で得られた形
質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) JM
109/pHOV7は、平成8年9月12日から通商産
業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に
寄託番号FERM BP−5666として寄託されてお
り、また平成8年9月5日から財団法人発酵研究所(I
FO)にIFO 16013として寄託されている。後
述の実施例33で得られた形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) JM109/pmGB3は、平
成9年3月5日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
852として寄託されており、また平成9年2月19日
から財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 1605
9として寄託されている。後述の実施例34で得られた
形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) J
M109/pmGFE1は、平成10年3月18日から
通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIB
H)に寄託番号FERM BP−6298として寄託さ
れている。
ェリヒア コリ(Escherichia coli) INVαF’/p
19P2および実施例4で得られた形質転換体エシェリ
ヒアコリ(Escherichia coli)INVαF’/pG3−
2は、それぞれ平成6年8月9日から通商産業省工業技
術院生命工学工業技術研究所(NIBH)にそれぞれ寄
託番号FERM BP−4776およびFERM BP
−4775として寄託されており、また平成6年8月2
2日から財団法人発酵研究所(IFO)にそれぞれIF
O 15739およびIFO 15740として寄託さ
れている。後述の実施例5で得られた形質転換体エシェ
リヒア コリ(Escherichia coli) JM109/phG
R3は、平成6年9月27日から通商産業省工業技術院
生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番号FER
M BP−4807として寄託されており、また平成6
年9月22日から財団法人発酵研究所(IFO)にIF
O 15748として寄託されている。後述の実施例8
で得られた形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichi
a coli) JM109/p5S38は、平成6年10月2
7日から通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所
(NIBH)に寄託番号FERM BP−4856とし
て寄託されており、また平成6年10月25日から財団
法人発酵研究所(IFO)にIFO 15754として
寄託されている。後述の実施例20で得られた形質転換
体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) JM109
/pBOV3は、平成8年2月13日から通商産業省工
業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に寄託番
号FERM BP−5391として寄託されており、ま
た平成8年1月25日から財団法人発酵研究所(IF
O)にIFO 15910として寄託されている。後述
の実施例29で得られた形質転換体エシェリヒア コリ
(Escherichia coli) JM109/pRAV3は、平成
8年9月12日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
665として寄託されており、また平成8年9月3日か
ら財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 16012
として寄託されている。後述の実施例32で得られた形
質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) JM
109/pHOV7は、平成8年9月12日から通商産
業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)に
寄託番号FERM BP−5666として寄託されてお
り、また平成8年9月5日から財団法人発酵研究所(I
FO)にIFO 16013として寄託されている。後
述の実施例33で得られた形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) JM109/pmGB3は、平
成9年3月5日から通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−5
852として寄託されており、また平成9年2月19日
から財団法人発酵研究所(IFO)にIFO 1605
9として寄託されている。後述の実施例34で得られた
形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia coli) J
M109/pmGFE1は、平成10年3月18日から
通商産業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIB
H)に寄託番号FERM BP−6298として寄託さ
れている。
【0075】
【実施例】以下に実施例を示して、本発明をより詳細に
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。
説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものでは
ない。
【0076】
【参考例1】G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
するDNAを増幅させるための合成DNAプライマーの
製造 公知のヒト由来TRHレセプター蛋白質(HTRH
R)、ヒト由来RANTESレセプター蛋白質(L10
918、HUMRANTES)、ヒトバーキットリンパ
腫由来リガンド不明レセプター蛋白質(X68149、
HSBLR1A)、ヒト由来ソマトスタチンレセプター
蛋白質(L14856、HUMSOMAT)、ラット由
来μ−オピオイドレセプター蛋白質(U02083、R
NU02083)、ラット由来κ−オピオイドレセプタ
ー蛋白質(U00442、U00442)、ヒト由来ニ
ューロメジンBレセプター蛋白質(M73482、HU
MNMBR)、ヒト由来ムスカリン作動性アセチルコリ
ンレセプター蛋白質(X15266、HSHM4)、ラ
ット由来アドレナリンα1Bレセプター蛋白質(L08
609、RATAADRE01)、ヒト由来ソマトスタ
チン3レセプター蛋白質(M96738、HUMSST
R3X)、ヒト由来C5aレセプター蛋白質(HUMC
5AAR)、ヒト由来リガンド不明レセプター蛋白質
(HUMRDC1A)、ヒト由来リガンド不明レセプタ
ー蛋白質(M84605、HUMOPIODRE)およ
びラット由来アドレナリンα2B(M91466、RA
TA2BAR)の第1膜貫通領域付近のアミノ酸配列を
コードするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い
部分を見いだした。
するDNAを増幅させるための合成DNAプライマーの
製造 公知のヒト由来TRHレセプター蛋白質(HTRH
R)、ヒト由来RANTESレセプター蛋白質(L10
918、HUMRANTES)、ヒトバーキットリンパ
腫由来リガンド不明レセプター蛋白質(X68149、
HSBLR1A)、ヒト由来ソマトスタチンレセプター
蛋白質(L14856、HUMSOMAT)、ラット由
来μ−オピオイドレセプター蛋白質(U02083、R
NU02083)、ラット由来κ−オピオイドレセプタ
ー蛋白質(U00442、U00442)、ヒト由来ニ
ューロメジンBレセプター蛋白質(M73482、HU
MNMBR)、ヒト由来ムスカリン作動性アセチルコリ
ンレセプター蛋白質(X15266、HSHM4)、ラ
ット由来アドレナリンα1Bレセプター蛋白質(L08
609、RATAADRE01)、ヒト由来ソマトスタ
チン3レセプター蛋白質(M96738、HUMSST
R3X)、ヒト由来C5aレセプター蛋白質(HUMC
5AAR)、ヒト由来リガンド不明レセプター蛋白質
(HUMRDC1A)、ヒト由来リガンド不明レセプタ
ー蛋白質(M84605、HUMOPIODRE)およ
びラット由来アドレナリンα2B(M91466、RA
TA2BAR)の第1膜貫通領域付近のアミノ酸配列を
コードするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い
部分を見いだした。
【0077】また、公知のマウス由来リガンド不明レセ
プター蛋白質(M80481、MUSGIR)、ヒト由
来ボンベジンレセプター蛋白質(L08893、HUM
BOMB3S)、ヒト由来アデノシンA2レセプター蛋
白質(S46950、S46950)、マウス由来リガ
ンド不明レセプター蛋白質(D21061、MUSGP
CR)、マウス由来TRHレセプター蛋白質(S433
87、S43387)、ラット由来ニューロメジンKレ
セプター蛋白質(J05189、RATNEURA)、
ラット由来アデノシンA1レセプター蛋白質(M690
45、RATA1ARA)、ヒト由来ニューロキニンA
レセプター蛋白質(M57414、HUMNEKA
R)、ラット由来アデノシンA3レセプター蛋白質(M
94152、RATADENREC)、ヒト由来ソマト
スタチン1レセプター蛋白質(M81829、HUMS
RI1A)、ヒト由来ニューロキニン3レセプター蛋白
質(S86390、S86371S4)、ラット由来リ
ガンド不明レセプター蛋白質(X61496、RNCG
PCR)、ヒト由来ソマトスタチン4レセプター蛋白質
(L07061、HUMSSTR4Z)およびラット由
来GnRHレセプター蛋白質(M31670、RATG
NRHA)の第6膜貫通領域付近のアミノ酸配列をコー
ドするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い部分
を見いだした。
プター蛋白質(M80481、MUSGIR)、ヒト由
来ボンベジンレセプター蛋白質(L08893、HUM
BOMB3S)、ヒト由来アデノシンA2レセプター蛋
白質(S46950、S46950)、マウス由来リガ
ンド不明レセプター蛋白質(D21061、MUSGP
CR)、マウス由来TRHレセプター蛋白質(S433
87、S43387)、ラット由来ニューロメジンKレ
セプター蛋白質(J05189、RATNEURA)、
ラット由来アデノシンA1レセプター蛋白質(M690
45、RATA1ARA)、ヒト由来ニューロキニンA
レセプター蛋白質(M57414、HUMNEKA
R)、ラット由来アデノシンA3レセプター蛋白質(M
94152、RATADENREC)、ヒト由来ソマト
スタチン1レセプター蛋白質(M81829、HUMS
RI1A)、ヒト由来ニューロキニン3レセプター蛋白
質(S86390、S86371S4)、ラット由来リ
ガンド不明レセプター蛋白質(X61496、RNCG
PCR)、ヒト由来ソマトスタチン4レセプター蛋白質
(L07061、HUMSSTR4Z)およびラット由
来GnRHレセプター蛋白質(M31670、RATG
NRHA)の第6膜貫通領域付近のアミノ酸配列をコー
ドするcDNAの塩基配列を比較し、類似性の高い部分
を見いだした。
【0078】上記の( )内の略語はDNASIS Gene/Prot
einシークエンスデータベース(CD019、日立ソフ
トウエアエンジニアリング)を用いて GenBank/EMBL Da
ta Bank を検索した際に示される整理番号であり、それ
ぞれ通常Accession Numberおよびエントリーネームと呼
ばれるものである。ただし、HTRHRは特開平7−3
04797号に記載されている配列である。特に、多く
のレセプター蛋白質をコードするcDNAで一致する塩
基部分を基準とし、その他の部分においてもなるべく多
くのレセプターcDNAと配列の一致性を高めるために
混合塩基の導入を計画した。この配列をもとに、共通す
る塩基配列に相補的である配列番号:20または配列番
号:21で表わされる塩基配列を有する合成DNA2本
を作成した。 〔合成DNA〕 5'−CGTGG(GまたはC)C(AまたはC)T(GまたはC)(Gまたは C)TGGGCAAC(A、G、CまたはT)(CまたはT)CCTG−3' (配列番号:20) 5'−GT(A、G、CまたはT)G(AまたはT)(AまたはG)(Aまたは G)GGCA(A、G、CまたはT)CCAGCAGA(GまたはT)GGCA AA−3' (配列番号:21) ( )内は合成時に複数の塩基に混合して合成する。
einシークエンスデータベース(CD019、日立ソフ
トウエアエンジニアリング)を用いて GenBank/EMBL Da
ta Bank を検索した際に示される整理番号であり、それ
ぞれ通常Accession Numberおよびエントリーネームと呼
ばれるものである。ただし、HTRHRは特開平7−3
04797号に記載されている配列である。特に、多く
のレセプター蛋白質をコードするcDNAで一致する塩
基部分を基準とし、その他の部分においてもなるべく多
くのレセプターcDNAと配列の一致性を高めるために
混合塩基の導入を計画した。この配列をもとに、共通す
る塩基配列に相補的である配列番号:20または配列番
号:21で表わされる塩基配列を有する合成DNA2本
を作成した。 〔合成DNA〕 5'−CGTGG(GまたはC)C(AまたはC)T(GまたはC)(Gまたは C)TGGGCAAC(A、G、CまたはT)(CまたはT)CCTG−3' (配列番号:20) 5'−GT(A、G、CまたはT)G(AまたはT)(AまたはG)(Aまたは G)GGCA(A、G、CまたはT)CCAGCAGA(GまたはT)GGCA AA−3' (配列番号:21) ( )内は合成時に複数の塩基に混合して合成する。
【0079】
【実施例1】ヒト下垂体由来cDNAを用いたPCR法
による受容体cDNAの増幅 ヒト下垂体由来cDNA(QuickClone、クロンテック
社)を鋳型として用い、参考例1で合成したDNAプラ
イマーを用いてPCR法による増幅を行った。反応液の
組成は、合成DNAプライマー(配列:5’プライマー
配列および3’プライマー配列)各1μM、鋳型cDN
A 1ng、0.25mM dNTPs、Taq DNA
polymerase 1μlおよび酵素に付属のバッファーで、
総反応溶液量は100μlとした。増幅のためのサイク
ルはサーマルサイクラー(パーキン・エルマー社)を用
い、95℃・1分、55℃・1分、72℃・1分のサイ
クルを30回繰り返した。Taq DNA polymerase
を添加する前に、残りの反応液を混合し、95℃・5
分、65℃・5分の加熱を行った。増幅産物の確認は
1.2%アガロースゲル電気泳動およびエチジウムブロ
マイド染色によって行った。
による受容体cDNAの増幅 ヒト下垂体由来cDNA(QuickClone、クロンテック
社)を鋳型として用い、参考例1で合成したDNAプラ
イマーを用いてPCR法による増幅を行った。反応液の
組成は、合成DNAプライマー(配列:5’プライマー
配列および3’プライマー配列)各1μM、鋳型cDN
A 1ng、0.25mM dNTPs、Taq DNA
polymerase 1μlおよび酵素に付属のバッファーで、
総反応溶液量は100μlとした。増幅のためのサイク
ルはサーマルサイクラー(パーキン・エルマー社)を用
い、95℃・1分、55℃・1分、72℃・1分のサイ
クルを30回繰り返した。Taq DNA polymerase
を添加する前に、残りの反応液を混合し、95℃・5
分、65℃・5分の加熱を行った。増幅産物の確認は
1.2%アガロースゲル電気泳動およびエチジウムブロ
マイド染色によって行った。
【0080】
【実施例2】PCR産物のプラスミドベクターへのサブ
クローニングおよび挿入cDNA部分の塩基配列の解読
による新規レセプター蛋白質候補クローンの選択 実施例1で行なったPCR後の反応産物は0.8%の低
融点アガロースゲルを用いて分離し、バンドの部分をカ
ミソリで切り出した後、熱融解、フェノール抽出、エタ
ノール沈殿を行ってDNAを回収した。TAクローニン
グキット(インビトロゲン社)の処方に従い、回収した
DNAをプラスミドベクターpCRTMII(TMは登録商
標を意味する)へサブクローニングした。これを大腸菌
INVαF’ competent cell(インビトロゲン社)に
導入して形質転換したのち、cDNA挿入断片を持つク
ローンをアンピシリンおよびX−galを含むLB寒天
培地中で選択し、白色を呈するクローンのみを滅菌した
つま楊枝を用いて分離し、形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) INVαF’/p19P2を得
た。個々のクローンをアンピシリンを含むLB培地で一
晩培養し、自動プラスミド抽出装置(クラボウ社)を用
いてプラスミドDNAを調製した。調製したDNAの一
部を用いてEcoRIによる切断を行い、挿入されてい
るcDNA断片の大きさを確認した。残りのDNAの一
部をさらにRNase処理、フェノール・クロロフォル
ム抽出し、エタノール沈殿によって濃縮した。塩基配列
の決定のための反応は DyeDeoxy Terminator Cycle Seq
uencing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光式自動シ
ーケンサーを用いて解読し、得られた塩基配列の情報は
DNASIS(日立システムエンジニアリング社)を用
いて行った。下線で示した部分は合成プライマーに相当
する部分である。決定した塩基配列〔配列番号:15
(図1の塩基配列から下線部分を除いた塩基配列)およ
び配列番号:16(図2の塩基配列から下線部分を除い
た塩基配列)〕をもとにホモロジー検索を行なった結
果、形質転換体E. Coli INVαF’/p19P
2の保有するプラスミドp19P2に挿入されたcDN
A断片が新規G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
することが分かった。それをさらに確認するために、D
NASIS(日立システムエンジニアリング社)を用
い、塩基配列をアミノ酸配列に変換した〔配列番号:1
0(図1のアミノ酸配列から下線部分を除いたアミノ酸
配列)および配列番号:11(図2のアミノ酸配列から
下線部分を除いたアミノ酸配列)〕。疎水性プロット
〔図3および図4〕およびアミノ酸配列に基づくホモロ
ジー検索を行ない、ニューロペプチドY受容体等との相
同性を見いだした〔図5〕。
クローニングおよび挿入cDNA部分の塩基配列の解読
による新規レセプター蛋白質候補クローンの選択 実施例1で行なったPCR後の反応産物は0.8%の低
融点アガロースゲルを用いて分離し、バンドの部分をカ
ミソリで切り出した後、熱融解、フェノール抽出、エタ
ノール沈殿を行ってDNAを回収した。TAクローニン
グキット(インビトロゲン社)の処方に従い、回収した
DNAをプラスミドベクターpCRTMII(TMは登録商
標を意味する)へサブクローニングした。これを大腸菌
INVαF’ competent cell(インビトロゲン社)に
導入して形質転換したのち、cDNA挿入断片を持つク
ローンをアンピシリンおよびX−galを含むLB寒天
培地中で選択し、白色を呈するクローンのみを滅菌した
つま楊枝を用いて分離し、形質転換体エシェリヒア コ
リ(Escherichia coli) INVαF’/p19P2を得
た。個々のクローンをアンピシリンを含むLB培地で一
晩培養し、自動プラスミド抽出装置(クラボウ社)を用
いてプラスミドDNAを調製した。調製したDNAの一
部を用いてEcoRIによる切断を行い、挿入されてい
るcDNA断片の大きさを確認した。残りのDNAの一
部をさらにRNase処理、フェノール・クロロフォル
ム抽出し、エタノール沈殿によって濃縮した。塩基配列
の決定のための反応は DyeDeoxy Terminator Cycle Seq
uencing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光式自動シ
ーケンサーを用いて解読し、得られた塩基配列の情報は
DNASIS(日立システムエンジニアリング社)を用
いて行った。下線で示した部分は合成プライマーに相当
する部分である。決定した塩基配列〔配列番号:15
(図1の塩基配列から下線部分を除いた塩基配列)およ
び配列番号:16(図2の塩基配列から下線部分を除い
た塩基配列)〕をもとにホモロジー検索を行なった結
果、形質転換体E. Coli INVαF’/p19P
2の保有するプラスミドp19P2に挿入されたcDN
A断片が新規G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコード
することが分かった。それをさらに確認するために、D
NASIS(日立システムエンジニアリング社)を用
い、塩基配列をアミノ酸配列に変換した〔配列番号:1
0(図1のアミノ酸配列から下線部分を除いたアミノ酸
配列)および配列番号:11(図2のアミノ酸配列から
下線部分を除いたアミノ酸配列)〕。疎水性プロット
〔図3および図4〕およびアミノ酸配列に基づくホモロ
ジー検索を行ない、ニューロペプチドY受容体等との相
同性を見いだした〔図5〕。
【0081】
【実施例3】マウス膵臓β細胞株MIN6からのpoly
(A)+RNA画分の調製およびcDNAの合成 マウス膵β細胞株MIN6(Jun-ichi Miyazaki et al.
Endocrinology, Vol.127, No.1, p126-132)よりグア
ニジンイソチオシアネート法により Total RNAを調
製後(Kaplan B.B. et al., Biochem. J. 183, 181-184
(1979))、mRNA精製キット(ファルマシア社)を
用いて、 poly(A)+RNA画分を調製した。次に、poly
(A)+RNA画分5μgにプライマーとしてランダムD
NAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニイマウス白
血病ウイルスの逆転写酵素(BRL社)により、添付バ
ッファーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物
はフェノール:クロロホルム(1:1)で抽出し、エタ
ノール沈殿を行った後、30μlのTEに溶解した。
(A)+RNA画分の調製およびcDNAの合成 マウス膵β細胞株MIN6(Jun-ichi Miyazaki et al.
Endocrinology, Vol.127, No.1, p126-132)よりグア
ニジンイソチオシアネート法により Total RNAを調
製後(Kaplan B.B. et al., Biochem. J. 183, 181-184
(1979))、mRNA精製キット(ファルマシア社)を
用いて、 poly(A)+RNA画分を調製した。次に、poly
(A)+RNA画分5μgにプライマーとしてランダムD
NAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニイマウス白
血病ウイルスの逆転写酵素(BRL社)により、添付バ
ッファーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物
はフェノール:クロロホルム(1:1)で抽出し、エタ
ノール沈殿を行った後、30μlのTEに溶解した。
【0082】
【実施例4】MIN6由来cDNAを用いたPCR法に
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例3でマウス膵β細胞株MIN6より調製したcD
NA 5μlを鋳型として使用し、参考例1で合成した
DNAプライマーを用いて実施例1と同条件でPCR法
を行った。得られたPCR産物は実施例2に記載の方法
と同様にして、プラスミドベクターpCRTMIIにサブク
ローニングし、プラスミドpG3−2を得た。このプラ
スミドで大腸菌INVαF’を形質転換し、形質転換体
エシェリヒア コリ(Escherichia coli)INVαF’
/pG3−2を得た。また、マウス膵β細胞株MIN6
より調製したcDNA 5μlを鋳型として使用し、Lib
ert, Fら(Science 244:569-572, 1989)に記載されて
いる合成DNAプライマー、すなわち、 5'−CTGTG(CまたはT)G(CまたはT)(GまたはC)AT(Cまた はT)GCIIT(GまたはT)GA(CまたはT)(AまたはC)G(Gまた はC)TAC−3' (配列番号:22) 〔Iはイノシンを示す。〕で表される合成プライマーおよび 5'−A(GまたはT)G(AまたはT)AG(AまたはT)AGGGCAGC CAGCAGAI(GまたはC)(AまたはG)(CまたはT)GAA−3' (配列番号:23) 〔Iをイノシンを示す。〕で表される合成プライマーを
用いて、実施例1と同条件でPCR法を行った。得られ
たPCR産物は実施例2に記載の方法と同様にして、プ
ラスミドベクターpCRTMIIにサブクローニングし、プ
ラスミドpG1−10を得た。
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例3でマウス膵β細胞株MIN6より調製したcD
NA 5μlを鋳型として使用し、参考例1で合成した
DNAプライマーを用いて実施例1と同条件でPCR法
を行った。得られたPCR産物は実施例2に記載の方法
と同様にして、プラスミドベクターpCRTMIIにサブク
ローニングし、プラスミドpG3−2を得た。このプラ
スミドで大腸菌INVαF’を形質転換し、形質転換体
エシェリヒア コリ(Escherichia coli)INVαF’
/pG3−2を得た。また、マウス膵β細胞株MIN6
より調製したcDNA 5μlを鋳型として使用し、Lib
ert, Fら(Science 244:569-572, 1989)に記載されて
いる合成DNAプライマー、すなわち、 5'−CTGTG(CまたはT)G(CまたはT)(GまたはC)AT(Cまた はT)GCIIT(GまたはT)GA(CまたはT)(AまたはC)G(Gまた はC)TAC−3' (配列番号:22) 〔Iはイノシンを示す。〕で表される合成プライマーおよび 5'−A(GまたはT)G(AまたはT)AG(AまたはT)AGGGCAGC CAGCAGAI(GまたはC)(AまたはG)(CまたはT)GAA−3' (配列番号:23) 〔Iをイノシンを示す。〕で表される合成プライマーを
用いて、実施例1と同条件でPCR法を行った。得られ
たPCR産物は実施例2に記載の方法と同様にして、プ
ラスミドベクターpCRTMIIにサブクローニングし、プ
ラスミドpG1−10を得た。
【0083】塩基配列の決定のための反応は DyeDeoxy
Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用い
て行い、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し、得ら
れた塩基配列の情報はDNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用いて行った。pG3−2およびp
G1−10の配列をもとにマウス膵β細胞株MIN6由
来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDN
Aの塩基配列(配列番号:18)およびこれにコードさ
れるアミノ酸配列(配列番号:13)を〔図6〕に示し
た。下線で示した部分は合成プライマーに相当する部分
である。決定した塩基配列〔図6〕をもとにホモロジー
検索を行なった結果、得られたcDNA断片が新規G蛋
白質共役型レセプター蛋白質をコードすることが分かっ
た。それをさらに確認するために、DNASIS(日立
システムエンジニアリング社)を用い、塩基配列をアミ
ノ酸配列に変換した後〔図6〕、疎水性プロットを行な
ったところ、6個の疎水性領域の存在が確認できた〔図
8〕。また、アミノ酸配列を実施例2で得たp19P2
と比較したところ、〔図7〕に示すとおり高い相同性を
見いだした。その結果、pG3−2およびpG1−10
にコードされるマウス膵β細胞株MIN6由来G蛋白質
共役型レセプター蛋白質とヒト下垂体由来p19P2に
コードされるG蛋白質共役型レセプター蛋白質は由来す
る動物種は異なるが、同一のリガンドを認識するレセプ
ター蛋白質であることが強く示唆された。
Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用い
て行い、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し、得ら
れた塩基配列の情報はDNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用いて行った。pG3−2およびp
G1−10の配列をもとにマウス膵β細胞株MIN6由
来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするDN
Aの塩基配列(配列番号:18)およびこれにコードさ
れるアミノ酸配列(配列番号:13)を〔図6〕に示し
た。下線で示した部分は合成プライマーに相当する部分
である。決定した塩基配列〔図6〕をもとにホモロジー
検索を行なった結果、得られたcDNA断片が新規G蛋
白質共役型レセプター蛋白質をコードすることが分かっ
た。それをさらに確認するために、DNASIS(日立
システムエンジニアリング社)を用い、塩基配列をアミ
ノ酸配列に変換した後〔図6〕、疎水性プロットを行な
ったところ、6個の疎水性領域の存在が確認できた〔図
8〕。また、アミノ酸配列を実施例2で得たp19P2
と比較したところ、〔図7〕に示すとおり高い相同性を
見いだした。その結果、pG3−2およびpG1−10
にコードされるマウス膵β細胞株MIN6由来G蛋白質
共役型レセプター蛋白質とヒト下垂体由来p19P2に
コードされるG蛋白質共役型レセプター蛋白質は由来す
る動物種は異なるが、同一のリガンドを認識するレセプ
ター蛋白質であることが強く示唆された。
【0084】
【実施例5】ヒト下垂体由来cDNAライブラリーから
のレセプター蛋白質の全コード領域を含むcDNAのク
ローニング ヒト下垂体由来cDNAライブラリーとしては、クロー
ンテック社製のλgt11ファージベクターを使ったラ
イブラリーを用いた(クローンテック、CLHL113
9b)。2×106pfu(プラーク・フォーミング・
ユニット)分のヒト下垂体cDNAライブラリーを、硫
酸マグネシウムで処理した大腸菌Y1090-と混ぜ、
37℃、15分間インキュベートした後、0.5%アガ
ロース(ファルマシア社)LBを加え、1.5%寒天
(和光純薬社)LBプレート(50μg/ml Ampicilin含
有)に播いた。プラークのできたプレートにニトロセル
ロースフィルターを置き、フィルター上にプラークを転
写した。このフィルターをアルカリ処理することによっ
て変性させた後、80℃、3時間の加熱によってDNA
の固定を行った。このフィルターを、50% formamid
e,5×SSPE,5× Denhardt's溶液,0.1% SD
S,100μg/ml salmon sperm DNAを含むバッファ
ー中で以下に述べるプローブと42℃で一晩インキュベ
ートし、ハイブリダイズさせた。プローブとしては、実
施例2で得られたプラスミドp19P2に挿入されたD
NA断片をEcoRIで切断し、回収後、ランダムプラ
イムDNAラベリングキット(アマシャム社)を用いて
〔32P〕dCTP(デュポン社)を取り込ませることに
よって標識して用いた。洗浄は、2×SSC,0.1%
SDSで55℃、1時間行い、その後、−80℃でオー
トラジオグラフィを行ってハイブリダイズするプラーク
を検出した。
のレセプター蛋白質の全コード領域を含むcDNAのク
ローニング ヒト下垂体由来cDNAライブラリーとしては、クロー
ンテック社製のλgt11ファージベクターを使ったラ
イブラリーを用いた(クローンテック、CLHL113
9b)。2×106pfu(プラーク・フォーミング・
ユニット)分のヒト下垂体cDNAライブラリーを、硫
酸マグネシウムで処理した大腸菌Y1090-と混ぜ、
37℃、15分間インキュベートした後、0.5%アガ
ロース(ファルマシア社)LBを加え、1.5%寒天
(和光純薬社)LBプレート(50μg/ml Ampicilin含
有)に播いた。プラークのできたプレートにニトロセル
ロースフィルターを置き、フィルター上にプラークを転
写した。このフィルターをアルカリ処理することによっ
て変性させた後、80℃、3時間の加熱によってDNA
の固定を行った。このフィルターを、50% formamid
e,5×SSPE,5× Denhardt's溶液,0.1% SD
S,100μg/ml salmon sperm DNAを含むバッファ
ー中で以下に述べるプローブと42℃で一晩インキュベ
ートし、ハイブリダイズさせた。プローブとしては、実
施例2で得られたプラスミドp19P2に挿入されたD
NA断片をEcoRIで切断し、回収後、ランダムプラ
イムDNAラベリングキット(アマシャム社)を用いて
〔32P〕dCTP(デュポン社)を取り込ませることに
よって標識して用いた。洗浄は、2×SSC,0.1%
SDSで55℃、1時間行い、その後、−80℃でオー
トラジオグラフィを行ってハイブリダイズするプラーク
を検出した。
【0085】このスクリーニングにより、3個の独立し
たプラークにハイブリダイゼーションのシグナルが認め
られた。この3個のクローンからそれぞれDNAを調製
し、EcoRIで消化したものをアガロース電気泳動
後、スクリーニングに用いたものと同じプローブを用い
て、サザンブロットにより解析を行ったところ、各々約
0.7kb,0.8kb,2.0kbのところにそれぞれ
ハイブリダイズするバンドを生じ、このうち約2.0k
bのバンドを生じるもの(λhGR3)を選択した。λ
hGR3のハイブリダイズするサイズのEcoRI断片
をプラスミドpUC18のEcoRIサイトにサブクロ
ーニングした後、このプラスミドで大腸菌JM109を
形質転換し、形質転換体 E.coli JM109/p
hGR3を得た。このプラスミドphGR3を、実施例
2で示された塩基配列から予想される制限酵素地図をも
とにして制限酵素地図を作製したところ、実施例2で示
されるレセプター蛋白質をコードするDNAから予想さ
れるレセプター蛋白質の全長をコードするDNAを保持
していることが分かった。
たプラークにハイブリダイゼーションのシグナルが認め
られた。この3個のクローンからそれぞれDNAを調製
し、EcoRIで消化したものをアガロース電気泳動
後、スクリーニングに用いたものと同じプローブを用い
て、サザンブロットにより解析を行ったところ、各々約
0.7kb,0.8kb,2.0kbのところにそれぞれ
ハイブリダイズするバンドを生じ、このうち約2.0k
bのバンドを生じるもの(λhGR3)を選択した。λ
hGR3のハイブリダイズするサイズのEcoRI断片
をプラスミドpUC18のEcoRIサイトにサブクロ
ーニングした後、このプラスミドで大腸菌JM109を
形質転換し、形質転換体 E.coli JM109/p
hGR3を得た。このプラスミドphGR3を、実施例
2で示された塩基配列から予想される制限酵素地図をも
とにして制限酵素地図を作製したところ、実施例2で示
されるレセプター蛋白質をコードするDNAから予想さ
れるレセプター蛋白質の全長をコードするDNAを保持
していることが分かった。
【0086】
【実施例6】ヒト下垂体由来レセプター蛋白質cDNA
の塩基配列の決定 実施例5で得られたプラスミドphGR3に挿入したE
coRI断片のうち、レセプター蛋白質をコードしてい
ると考えられるEcoRIサイトからNheIサイトま
での約1330bpの塩基配列を決定した。具体的に
は、EcoRI断片中に存在する制限酵素サイトを利用
して、不必要な部分を除き、または必要な断片をサブク
ローニングし、配列解析のための鋳型プラスミドを調製
した。塩基配列決定のための反応は Dye Deoxy Termina
tor Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用いて行い、
蛍光式DNAシーケンサー(ABI社)を用いて解読
し、データー解析にはDNASIS(日立ソフトウェア
エンジニアリング社)を使用した。phGR3のコード
するEcoRIサイト直後からNheIサイトまでの塩
基配列を〔図9〕に示した。そして、ヒト下垂体由来レ
セプタータンパク質をコードするDNAの塩基配列は、
〔図9〕の塩基配列の第118番目〜第1227番目の
塩基配列(配列番号:17)に対応する。そして、これ
にコードされるレセプター蛋白質のアミノ酸配列は配列
番号:12で表わされるアミノ酸配列であることが分か
った。
の塩基配列の決定 実施例5で得られたプラスミドphGR3に挿入したE
coRI断片のうち、レセプター蛋白質をコードしてい
ると考えられるEcoRIサイトからNheIサイトま
での約1330bpの塩基配列を決定した。具体的に
は、EcoRI断片中に存在する制限酵素サイトを利用
して、不必要な部分を除き、または必要な断片をサブク
ローニングし、配列解析のための鋳型プラスミドを調製
した。塩基配列決定のための反応は Dye Deoxy Termina
tor Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用いて行い、
蛍光式DNAシーケンサー(ABI社)を用いて解読
し、データー解析にはDNASIS(日立ソフトウェア
エンジニアリング社)を使用した。phGR3のコード
するEcoRIサイト直後からNheIサイトまでの塩
基配列を〔図9〕に示した。そして、ヒト下垂体由来レ
セプタータンパク質をコードするDNAの塩基配列は、
〔図9〕の塩基配列の第118番目〜第1227番目の
塩基配列(配列番号:17)に対応する。そして、これ
にコードされるレセプター蛋白質のアミノ酸配列は配列
番号:12で表わされるアミノ酸配列であることが分か
った。
【0087】
【実施例7】ヒト下垂体由来レセプター蛋白質をコード
するphGR3を用いたノーザンハイブリダイゼーショ
ン 実施例5で得られたプラスミドphGR3にコードされ
るヒト下垂体由来レセプター蛋白質の下垂体での発現を
mRNAレベルで検出するため、ノーザンブロットを行
った。mRNAとしてはヒト下垂体mRNA(クローン
テック社)2.5μgを用い、プローブは実施例5で用
いたものと同じものを用いた。また、ノーザンブロット
用のフィルターは、Nylon membrane(Pall Biodyne, U.
S.A.)を用い、mRNAの泳動フィルターへの吸い上げ
は Molecular cloning, Cold Spring Harbor Laborator
y Press (1989)の方法に従って作製した。ハイブリダ
イゼーションは、上に述べたフィルターとプローブを5
0% formamide,5×SSPE,5×Denhardt's溶液,
0.1% SDS,100μg/ml salmon sperm DNAを
含むバッファー中で、42℃一晩インキュベートした。
フィルターの洗浄は0.1×SSC,0.1%SDSで5
0℃にて行い、風乾後3日間−80℃でX線フィルム
(XAR5,コダック)に感光させた。その結果を〔図
10〕に示した。〔図10〕から、phGR3がコード
するレセプター遺伝子はヒト下垂体で発現していると考
えられる。
するphGR3を用いたノーザンハイブリダイゼーショ
ン 実施例5で得られたプラスミドphGR3にコードされ
るヒト下垂体由来レセプター蛋白質の下垂体での発現を
mRNAレベルで検出するため、ノーザンブロットを行
った。mRNAとしてはヒト下垂体mRNA(クローン
テック社)2.5μgを用い、プローブは実施例5で用
いたものと同じものを用いた。また、ノーザンブロット
用のフィルターは、Nylon membrane(Pall Biodyne, U.
S.A.)を用い、mRNAの泳動フィルターへの吸い上げ
は Molecular cloning, Cold Spring Harbor Laborator
y Press (1989)の方法に従って作製した。ハイブリダ
イゼーションは、上に述べたフィルターとプローブを5
0% formamide,5×SSPE,5×Denhardt's溶液,
0.1% SDS,100μg/ml salmon sperm DNAを
含むバッファー中で、42℃一晩インキュベートした。
フィルターの洗浄は0.1×SSC,0.1%SDSで5
0℃にて行い、風乾後3日間−80℃でX線フィルム
(XAR5,コダック)に感光させた。その結果を〔図
10〕に示した。〔図10〕から、phGR3がコード
するレセプター遺伝子はヒト下垂体で発現していると考
えられる。
【0088】
【実施例8】MIN6由来cDNAを用いたPCR法に
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例3でマウス膵β細胞株MIN6より調製したcD
NA 5μlを鋳型として使用し、実施例4で合成したL
ibert, F.ら(Science 244:569-572, 1989)に記載され
ている合成DNAプライマー、すなわち、 5'−CTGTG(CまたはT)G(CまたはT)(GまたはC)AT(Cまた はT)GCIIT(GまたはT)GA(CまたはT)(AまたはC)G(Gまた はC)TAC−3' (配列番号:22) 〔Iはイノシンを示す。〕で表される合成プライマーおよび 5'−A(GまたはT)G(AまたはT)AG(AまたはT)AGGGCAGC CAGCAGAI(GまたはC)(AまたはG)(CまたはT)GAA−3' (配列番号:23) 〔Iをイノシンを示す。〕で表される合成プライマーを
用いて、実施例1と同条件でPCR法を行った。得られ
たPCR産物は実施例2に記載の方法と同様にして、プ
ラスミドベクターpCRTMIIにサブクローニングし、プ
ラスミドp5S38を得た。このプラスミドで大腸菌J
M109を形質転換し、形質転換体エシェリヒア コリ
(Escherichia coli)JM109/p5S38を得た。
よる受容体cDNAの増幅と塩基配列の決定 実施例3でマウス膵β細胞株MIN6より調製したcD
NA 5μlを鋳型として使用し、実施例4で合成したL
ibert, F.ら(Science 244:569-572, 1989)に記載され
ている合成DNAプライマー、すなわち、 5'−CTGTG(CまたはT)G(CまたはT)(GまたはC)AT(Cまた はT)GCIIT(GまたはT)GA(CまたはT)(AまたはC)G(Gまた はC)TAC−3' (配列番号:22) 〔Iはイノシンを示す。〕で表される合成プライマーおよび 5'−A(GまたはT)G(AまたはT)AG(AまたはT)AGGGCAGC CAGCAGAI(GまたはC)(AまたはG)(CまたはT)GAA−3' (配列番号:23) 〔Iをイノシンを示す。〕で表される合成プライマーを
用いて、実施例1と同条件でPCR法を行った。得られ
たPCR産物は実施例2に記載の方法と同様にして、プ
ラスミドベクターpCRTMIIにサブクローニングし、プ
ラスミドp5S38を得た。このプラスミドで大腸菌J
M109を形質転換し、形質転換体エシェリヒア コリ
(Escherichia coli)JM109/p5S38を得た。
【0089】塩基配列の決定のための反応は DyeDeoxy
Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用い
て行い、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し、得ら
れた塩基配列の情報はDNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用いて行った。p5S38の配列を
もとにマウス膵β細胞株MIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列(配列
番号:19)およびこれにコードされるアミノ酸配列
(配列番号:14)を〔図12〕に示した。下線で示し
た部分は合成プライマーに相当する部分である。決定し
た塩基配列〔図12〕をもとにホモロジー検索を行なっ
た結果、得られたcDNA断片が新規G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質をコードすることが分かった。それをさ
らに確認するために、DNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用い、塩基配列をアミノ酸配列に変
換した後〔図12〕、疎水性プロットを行なったとこ
ろ、4個の疎水性領域の存在が確認できた〔図14〕。
また、アミノ酸配列を実施例2で得たp19P2および
実施例4で得たpG3−2と比較したところ、〔図1
3〕に示すとおり高い相同性を見いだした。その結果、
p5S38にコードされるマウス膵β細胞株MIN6由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質とp19P2にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質は、由来する動物種は異なるが、同一のリガンドを認
識するレセプター蛋白質であることが強く示唆された。
また、p5S38にコードされるマウス膵β細胞株MI
N6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質とpG3−2
およびpG1−10にコードされるマウス膵β細胞株M
IN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質は、同一の
リガンドを認識するレセプター蛋白質であり、互いに近
縁なレセプター蛋白質(いわゆる、サブタイプ)である
ことが示唆された。
Terminator Cycle Sequencing Kit(ABI社)を用い
て行い、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し、得ら
れた塩基配列の情報はDNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用いて行った。p5S38の配列を
もとにマウス膵β細胞株MIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質をコードするDNAの塩基配列(配列
番号:19)およびこれにコードされるアミノ酸配列
(配列番号:14)を〔図12〕に示した。下線で示し
た部分は合成プライマーに相当する部分である。決定し
た塩基配列〔図12〕をもとにホモロジー検索を行なっ
た結果、得られたcDNA断片が新規G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質をコードすることが分かった。それをさ
らに確認するために、DNASIS(日立システムエン
ジニアリング社)を用い、塩基配列をアミノ酸配列に変
換した後〔図12〕、疎水性プロットを行なったとこ
ろ、4個の疎水性領域の存在が確認できた〔図14〕。
また、アミノ酸配列を実施例2で得たp19P2および
実施例4で得たpG3−2と比較したところ、〔図1
3〕に示すとおり高い相同性を見いだした。その結果、
p5S38にコードされるマウス膵β細胞株MIN6由
来G蛋白質共役型レセプター蛋白質とp19P2にコー
ドされるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白
質は、由来する動物種は異なるが、同一のリガンドを認
識するレセプター蛋白質であることが強く示唆された。
また、p5S38にコードされるマウス膵β細胞株MI
N6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質とpG3−2
およびpG1−10にコードされるマウス膵β細胞株M
IN6由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質は、同一の
リガンドを認識するレセプター蛋白質であり、互いに近
縁なレセプター蛋白質(いわゆる、サブタイプ)である
ことが示唆された。
【0090】
【実施例9】phGR3発現CHO細胞の作製 ヒト下垂体由来レセプター蛋白質の全長アミノ酸配列を
コードするcDNAを組み込んだプラスミドphGR3(実
施例5)を制限酵素Nco I で切断し、アガロースゲル電
気泳動後に約1kbの断片を回収した。回収した断片の両
端をDNA blunting kit(宝酒造)を用いて平滑化した
後、Sal Iリンカーを付加しさらにSal Iで処理した後、
pUC119のSal I siteに組み込んでプラスミドS10を得
た。S10をSalIおよびSac IIで処理することにより約700
bpの断片(N末端側のコード領域を含む)を調製した。
次にphGR3よりSac II およびNhe I で切り出され
る約700bpの断片(終始コドンを含むC末端側コード領
域を含む)を調製した。これらの2つの断片をSal Iお
よびNhe I処理した動物細胞発現用ベクタープラスミド
pAKKO−111H(Biochim. Biophys. Acta, Hinu
ma, S., et al. 1219巻、251-259頁、1994年記載のpAKK
O1.11Hと同一のベクタープラスミド)に加えてligation
を行い全長レセプター蛋白質発現用プラスミドpAKK
O−19P2 を構築した。pAKKO−19P2で形
質転換した大腸菌を培養後、QUIAGEN Maxiによ
って大量にpAKKO−19P2のプラスミドDNAを
調製した。そのうち20μgのプラスミドDNAを1mlの
滅菌PBSに溶解した後、ジーントランスファー(和光
純薬)のバイアルに入れ、十分にボルテックスを行うこ
とによってリポソームの形成を行わせた。24時間前に直
径10cmシャーレに1×106個ずつ継代し、直前に新鮮な培
地に交換したCHOdhfr-細胞に125μlのリポソーム溶
液を添加し、一晩培養した。新鮮な培地に交換してさら
に一日培養した後、選択培地に交換して1日間培養し
た。形質転換体を効率良く選別するために、低細胞密度
で継代を行い、選択培地中で増殖してくる細胞のみを選
択し、全長レセプター蛋白質発現CHO細胞株 CHO−1
9P2を樹立した。
コードするcDNAを組み込んだプラスミドphGR3(実
施例5)を制限酵素Nco I で切断し、アガロースゲル電
気泳動後に約1kbの断片を回収した。回収した断片の両
端をDNA blunting kit(宝酒造)を用いて平滑化した
後、Sal Iリンカーを付加しさらにSal Iで処理した後、
pUC119のSal I siteに組み込んでプラスミドS10を得
た。S10をSalIおよびSac IIで処理することにより約700
bpの断片(N末端側のコード領域を含む)を調製した。
次にphGR3よりSac II およびNhe I で切り出され
る約700bpの断片(終始コドンを含むC末端側コード領
域を含む)を調製した。これらの2つの断片をSal Iお
よびNhe I処理した動物細胞発現用ベクタープラスミド
pAKKO−111H(Biochim. Biophys. Acta, Hinu
ma, S., et al. 1219巻、251-259頁、1994年記載のpAKK
O1.11Hと同一のベクタープラスミド)に加えてligation
を行い全長レセプター蛋白質発現用プラスミドpAKK
O−19P2 を構築した。pAKKO−19P2で形
質転換した大腸菌を培養後、QUIAGEN Maxiによ
って大量にpAKKO−19P2のプラスミドDNAを
調製した。そのうち20μgのプラスミドDNAを1mlの
滅菌PBSに溶解した後、ジーントランスファー(和光
純薬)のバイアルに入れ、十分にボルテックスを行うこ
とによってリポソームの形成を行わせた。24時間前に直
径10cmシャーレに1×106個ずつ継代し、直前に新鮮な培
地に交換したCHOdhfr-細胞に125μlのリポソーム溶
液を添加し、一晩培養した。新鮮な培地に交換してさら
に一日培養した後、選択培地に交換して1日間培養し
た。形質転換体を効率良く選別するために、低細胞密度
で継代を行い、選択培地中で増殖してくる細胞のみを選
択し、全長レセプター蛋白質発現CHO細胞株 CHO−1
9P2を樹立した。
【0091】
【実施例10】CHO−19P2細胞株での全長レセプ
ター蛋白質の発現量の転写レベルでの確認 Fast Track kit (Invitrogen社)を用い、キットの処方
にしたがってpAKKO−19P2を導入して形質転換
したCHO細胞とmock CHO細胞からpoly(A)+RN
Aを調製した。このpoly(A)+RNAを0.02μg用い、RNA PC
R Kit (宝酒造)を用いてcDNAの合成を行った。用
いたプライマーの種類はrandom 9merで、反応液の全容
量は40μlとした。また、cDNA合成のネガティブコ
ントロールとして、リバーストランスクリプターゼを添
加しない反応液も準備した。最初、30℃で10分間のイン
キュベートを行ってプライマーからの伸長反応をある程
度行わせた。その後、42℃で30分間インキュベートし
て十分に逆転写反応を進行させ、99℃で5分間加熱して
酵素を失活し、さらに5℃で5分間冷却した。逆転写反
応終了後に反応液の一部を回収し、蒸留水で希釈した
後、フェノール/クロロフォルム抽出、ジエチルエーテ
ル抽出を行った。これをエタノール沈殿し、一定量の蒸
留水に溶解したものをcDNAの試料とした。このcD
NA溶液およびプラスミドDNA(pAKKO−19P
2)を段階的に希釈したものを作成し、全長レセプター
蛋白質に特異的なプライマーを用いてPCRを行った。
全長レセプター蛋白質のコード領域の塩基配列に基づい
て作成したプライマーの配列は、5’側がCTGACT
TATTTTCTGGGCTGCCGC(配列番号:2
4)、3’側がAACACCGACACATAGACG
GTGACC(配列番号:25)である。PCR反応
は、プライマー各1μMおよびTaq DNA polymerase (宝酒
造)0.5μl、酵素に添付の反応バッファーおよびdNTPs
と10μlの鋳型DNA(cDNAあるいはプラスミド溶
液)を用いて全容量100μlで行った。最初に94℃で2分
間熱処理を行って鋳型DNAの変性を十分に行った後
に、95℃で30秒、65℃で30秒、72℃で60秒のサイクルを
25回行った。反応終了後に10μlの反応液を用いてアガ
ロースゲル電気泳動を行い増幅産物の検出および量的な
比較を行った。その結果全長レセプター蛋白質をコード
するcDNAの配列から推定される大きさ(400bp)の
PCR産物が、検出された〔図15〕。リバーストラン
スクリプターゼを添加しなかった逆転写反応産物を鋳型
として用いたPCR反応液のレーンに特異的なバンドは
検出されず、CHO細胞のゲノムDNA由来のPCR産
物である可能性は除外され、また、mock細胞のレー
ンにも特異的なバンドが出現しないことから、CHO細
胞にもとから発現しているmRNA由来ではないことが
確認された〔図15〕。
ター蛋白質の発現量の転写レベルでの確認 Fast Track kit (Invitrogen社)を用い、キットの処方
にしたがってpAKKO−19P2を導入して形質転換
したCHO細胞とmock CHO細胞からpoly(A)+RN
Aを調製した。このpoly(A)+RNAを0.02μg用い、RNA PC
R Kit (宝酒造)を用いてcDNAの合成を行った。用
いたプライマーの種類はrandom 9merで、反応液の全容
量は40μlとした。また、cDNA合成のネガティブコ
ントロールとして、リバーストランスクリプターゼを添
加しない反応液も準備した。最初、30℃で10分間のイン
キュベートを行ってプライマーからの伸長反応をある程
度行わせた。その後、42℃で30分間インキュベートし
て十分に逆転写反応を進行させ、99℃で5分間加熱して
酵素を失活し、さらに5℃で5分間冷却した。逆転写反
応終了後に反応液の一部を回収し、蒸留水で希釈した
後、フェノール/クロロフォルム抽出、ジエチルエーテ
ル抽出を行った。これをエタノール沈殿し、一定量の蒸
留水に溶解したものをcDNAの試料とした。このcD
NA溶液およびプラスミドDNA(pAKKO−19P
2)を段階的に希釈したものを作成し、全長レセプター
蛋白質に特異的なプライマーを用いてPCRを行った。
全長レセプター蛋白質のコード領域の塩基配列に基づい
て作成したプライマーの配列は、5’側がCTGACT
TATTTTCTGGGCTGCCGC(配列番号:2
4)、3’側がAACACCGACACATAGACG
GTGACC(配列番号:25)である。PCR反応
は、プライマー各1μMおよびTaq DNA polymerase (宝酒
造)0.5μl、酵素に添付の反応バッファーおよびdNTPs
と10μlの鋳型DNA(cDNAあるいはプラスミド溶
液)を用いて全容量100μlで行った。最初に94℃で2分
間熱処理を行って鋳型DNAの変性を十分に行った後
に、95℃で30秒、65℃で30秒、72℃で60秒のサイクルを
25回行った。反応終了後に10μlの反応液を用いてアガ
ロースゲル電気泳動を行い増幅産物の検出および量的な
比較を行った。その結果全長レセプター蛋白質をコード
するcDNAの配列から推定される大きさ(400bp)の
PCR産物が、検出された〔図15〕。リバーストラン
スクリプターゼを添加しなかった逆転写反応産物を鋳型
として用いたPCR反応液のレーンに特異的なバンドは
検出されず、CHO細胞のゲノムDNA由来のPCR産
物である可能性は除外され、また、mock細胞のレー
ンにも特異的なバンドが出現しないことから、CHO細
胞にもとから発現しているmRNA由来ではないことが
確認された〔図15〕。
【0092】
【実施例11】ラット全脳抽出液に含まれるCHO−1
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進する活性の検出 ラット全脳よりペプチド粗画分を以下の方法で調整し
た。屠殺後、直ちに摘出したラット全脳を液体窒素にて
凍結、-80℃にて保存した。凍結保存したラット全脳20g
(ラット10匹分)を細かく砕き、蒸留水80mlで10分間煮沸
した。煮沸後、氷上にて急冷し、終濃度 1.0M となるよ
う酢酸を4.7ml加え、ポリトロン(20,000rpm、6min)を用
いてホモジナイズした。ホモジェネートは、一晩撹拌し
た後、遠心(10,000rpm、20min)により上清をとり、沈殿
物を1.0M酢酸40mlでホモジナイズし遠心にて再度上清を
得た。上清をまとめ、3倍量のアセトンを加え、氷上に3
0分間放置した後遠心(10,000rpm、20min)にて上清を回
収した。回収したアセトン上清は、エバポレーションに
て脱アセトン、濃縮を行った。濃縮された脱アセトン上
清に、2倍量の0.05%トリフルオロ酢酸(TFA)/H2Oを加
え、ガラス製カラムに詰めた逆相C18カラム(Prep C18 1
25Å 10ml:ミリポア)に添加した。上清を添加後、0.05
%TFA/H2O でカラムを洗浄、10%、20%、30%、40%、50%、
60% CH3CN/0.05%TFA/H2O で段階的に溶出し、それぞれ
の画分を10等分して凍結乾燥した。1匹分の全脳由来の
乾燥標品を、ジメチルスルホキシド(DMSO)20μlにて溶
解し、0.05%ウシ血清アルブミン(BSA)を加えたハンクス
氏液(HBSS)1mlに懸濁し、ペプチド粗画分とした。全長
レセプター蛋白質発現CHO細胞およびmock CHO
細胞を、24well plateに0.5x105cells/wellで播種し、2
4時間培養後、[3H]アラキドン酸を0.25μCi/well とな
るよう添加した。[3H]アラキドン酸添加16時間後、細胞
を0.05%BSAを含むHBSSで洗浄、上述のペプチド粗画分を
400μl/wellで添加した。37℃で30分間インキュベート
した後に、反応液400μl中300μlをシンチレーター4ml
に加え、反応液中に遊離された[3H]アラキドン酸代謝物
の量をシンチレーション・カウンターによりモニターし
た。その結果、30%CH3CNの溶出画分に全長レセプター蛋
白質発現CHO細胞(CHO−19P2)特異的なアラ
キドン酸代謝物遊離活性が検出された〔図16〕。
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進する活性の検出 ラット全脳よりペプチド粗画分を以下の方法で調整し
た。屠殺後、直ちに摘出したラット全脳を液体窒素にて
凍結、-80℃にて保存した。凍結保存したラット全脳20g
(ラット10匹分)を細かく砕き、蒸留水80mlで10分間煮沸
した。煮沸後、氷上にて急冷し、終濃度 1.0M となるよ
う酢酸を4.7ml加え、ポリトロン(20,000rpm、6min)を用
いてホモジナイズした。ホモジェネートは、一晩撹拌し
た後、遠心(10,000rpm、20min)により上清をとり、沈殿
物を1.0M酢酸40mlでホモジナイズし遠心にて再度上清を
得た。上清をまとめ、3倍量のアセトンを加え、氷上に3
0分間放置した後遠心(10,000rpm、20min)にて上清を回
収した。回収したアセトン上清は、エバポレーションに
て脱アセトン、濃縮を行った。濃縮された脱アセトン上
清に、2倍量の0.05%トリフルオロ酢酸(TFA)/H2Oを加
え、ガラス製カラムに詰めた逆相C18カラム(Prep C18 1
25Å 10ml:ミリポア)に添加した。上清を添加後、0.05
%TFA/H2O でカラムを洗浄、10%、20%、30%、40%、50%、
60% CH3CN/0.05%TFA/H2O で段階的に溶出し、それぞれ
の画分を10等分して凍結乾燥した。1匹分の全脳由来の
乾燥標品を、ジメチルスルホキシド(DMSO)20μlにて溶
解し、0.05%ウシ血清アルブミン(BSA)を加えたハンクス
氏液(HBSS)1mlに懸濁し、ペプチド粗画分とした。全長
レセプター蛋白質発現CHO細胞およびmock CHO
細胞を、24well plateに0.5x105cells/wellで播種し、2
4時間培養後、[3H]アラキドン酸を0.25μCi/well とな
るよう添加した。[3H]アラキドン酸添加16時間後、細胞
を0.05%BSAを含むHBSSで洗浄、上述のペプチド粗画分を
400μl/wellで添加した。37℃で30分間インキュベート
した後に、反応液400μl中300μlをシンチレーター4ml
に加え、反応液中に遊離された[3H]アラキドン酸代謝物
の量をシンチレーション・カウンターによりモニターし
た。その結果、30%CH3CNの溶出画分に全長レセプター蛋
白質発現CHO細胞(CHO−19P2)特異的なアラ
キドン酸代謝物遊離活性が検出された〔図16〕。
【0093】
【実施例12】ウシ視床下部抽出液に含まれるCHO−
19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離
を促進する活性の検出 実施例11と同様の方法でウシ視床下部を含む脳組織片
360g(10頭分)よりペプチド粗画分を調製した。0.5頭分
由来の乾燥ペプチド標品を40μlのDMSO に溶解し、0.05
%BSAを含む2mlのHBSSに懸濁し、実施例11と同様の方
法でアラキドン酸代謝物遊離活性の検出を試みた。その
結果、ウシ視床下部ペプチド粗画分のC18カラム30%CH3C
N溶出画分に、CHO−19P2細胞株から特異的にア
ラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出された
〔図17〕。
19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離
を促進する活性の検出 実施例11と同様の方法でウシ視床下部を含む脳組織片
360g(10頭分)よりペプチド粗画分を調製した。0.5頭分
由来の乾燥ペプチド標品を40μlのDMSO に溶解し、0.05
%BSAを含む2mlのHBSSに懸濁し、実施例11と同様の方
法でアラキドン酸代謝物遊離活性の検出を試みた。その
結果、ウシ視床下部ペプチド粗画分のC18カラム30%CH3C
N溶出画分に、CHO−19P2細胞株から特異的にア
ラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出された
〔図17〕。
【0094】
【実施例13】ウシ視床下部からのCHO−19P2細
胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する
活性物質(ペプチド)の精製 CHO−19P2細胞株から特異的アラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性物質についてウシ視床下部から精
製した代表例を以下に具体的に述べる。視床下部を含む
凍結脳組織片4.0kg(80頭分)を小片化し、蒸留水8.0L中
で20分間煮沸した。氷上にて急冷した後、終濃度1.0Mと
なるように酢酸540mlを加え、ポリトロン(10,000rpm、1
2min)にてホモジナイズした。ホモジェネートを一晩撹
拌した後、遠心(9,500rpm、20min)にて上清を得た。沈
殿物は1.0M酢酸4.0Lに懸濁し、ポリトロンにてホモジナ
イズし遠心にて再度上清を得た。上清を一つにまとめ、
終濃度0.05%となるようにTFAを加え、ガラス製カラムに
詰めた逆相C18カラム(PrepC18 125Å 160ml:ミリポア)
に添加した。添加後、0.05%TFA/H20 320ml でカラムを
洗浄後、10%、30%、50% CH3CN/0.05%TFA/H2O で3段階に
溶出した。30% CH3CN/0.05%TFA/H2O 溶出画分に2倍量
の 20mM CH3COONH4/H2O を加え、陽イオン交換カラム H
iPrep CM-Sepharose FF (Pharmacia)に添加した。20mM
CH3COONH4/10% CH3CN/H2O でカラムを洗浄後、100mM、
200mM、500mM、1000mM CH3COONH4/10%CH3CN/H2O で4段
階に溶出した。200mM CH3COONH4 溶出画分にCHO−1
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進する活性が見いだされたので、この溶出画分に3倍
量のアセトンを加え、遠心して除タンパク質を行った
後、エバポレーションによる濃縮を行った。濃縮された
画分にTFA(終濃度0.1%)を加えた後さらに 酢酸を加えて
pH4に調製し、逆相カラム RESOURCE RPC 3ml(Pharmaci
a)に添加した。15%-30% CH3CN 濃度勾配による溶出で、
19%-21% CH3CN の画分にCHO−19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出
された。RESOURCE RPC の活性画分を 凍結乾燥後、DMSO
で溶解したのち、50mM MES pH5.0/10% CH3CN に懸濁
し、陽イオン交換カラム RESOURCE S 1ml(Pharmacia)に
添加した。0M-0.7M NaCl 濃度勾配による溶出で、0.32M
-0.46MNaCl の画分にCHO−19P2細胞株から特異
的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出さ
れた。RESOURCE S の活性画分を 凍結乾燥後、DMSOに溶
解したのち、0.1%TFA/H2O に懸濁し、逆相カラム C18 2
18TP5415(Vydac) に添加した。20%-30% CH3CN 濃度勾配
による溶出で、22.5%、23%、23.5% CH3CN の3つの画分
(活性画分をそれぞれP-1、P-2、P-3とする)にそれぞ
れCHO−19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代
謝物の遊離を促進する活性が検出された〔図18〕。3
つに分離した活性のうちの 23.5% CH3CN の画分(p-3)
を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち、0.1%TFA/H2O に懸
濁し、逆相カラム diphenyl 219TP5415(Vydac) に添加
した。22%-25% CH3CN 濃度勾配による溶出で、23% CH3C
N で溶出される1つのピークにCHO−19P2細胞株
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性
は収束した〔図19〕。逆相カラムdiphenyl 219TP5415
で活性と一致したピークの画分を凍結乾燥後、0.1%TFA
/H2O に懸濁し、逆相カラム μRPC C2/C18 SC 2.1/10(P
harmacia) に添加した。22%-23.5% CH3CN 濃度勾配によ
る溶出で 23.0% と 23.2% CH3CN で溶出される二つのピ
ークにそれぞれCHO−19P2細胞株から特異的にア
ラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出された
〔図20〕。
胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する
活性物質(ペプチド)の精製 CHO−19P2細胞株から特異的アラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性物質についてウシ視床下部から精
製した代表例を以下に具体的に述べる。視床下部を含む
凍結脳組織片4.0kg(80頭分)を小片化し、蒸留水8.0L中
で20分間煮沸した。氷上にて急冷した後、終濃度1.0Mと
なるように酢酸540mlを加え、ポリトロン(10,000rpm、1
2min)にてホモジナイズした。ホモジェネートを一晩撹
拌した後、遠心(9,500rpm、20min)にて上清を得た。沈
殿物は1.0M酢酸4.0Lに懸濁し、ポリトロンにてホモジナ
イズし遠心にて再度上清を得た。上清を一つにまとめ、
終濃度0.05%となるようにTFAを加え、ガラス製カラムに
詰めた逆相C18カラム(PrepC18 125Å 160ml:ミリポア)
に添加した。添加後、0.05%TFA/H20 320ml でカラムを
洗浄後、10%、30%、50% CH3CN/0.05%TFA/H2O で3段階に
溶出した。30% CH3CN/0.05%TFA/H2O 溶出画分に2倍量
の 20mM CH3COONH4/H2O を加え、陽イオン交換カラム H
iPrep CM-Sepharose FF (Pharmacia)に添加した。20mM
CH3COONH4/10% CH3CN/H2O でカラムを洗浄後、100mM、
200mM、500mM、1000mM CH3COONH4/10%CH3CN/H2O で4段
階に溶出した。200mM CH3COONH4 溶出画分にCHO−1
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進する活性が見いだされたので、この溶出画分に3倍
量のアセトンを加え、遠心して除タンパク質を行った
後、エバポレーションによる濃縮を行った。濃縮された
画分にTFA(終濃度0.1%)を加えた後さらに 酢酸を加えて
pH4に調製し、逆相カラム RESOURCE RPC 3ml(Pharmaci
a)に添加した。15%-30% CH3CN 濃度勾配による溶出で、
19%-21% CH3CN の画分にCHO−19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出
された。RESOURCE RPC の活性画分を 凍結乾燥後、DMSO
で溶解したのち、50mM MES pH5.0/10% CH3CN に懸濁
し、陽イオン交換カラム RESOURCE S 1ml(Pharmacia)に
添加した。0M-0.7M NaCl 濃度勾配による溶出で、0.32M
-0.46MNaCl の画分にCHO−19P2細胞株から特異
的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出さ
れた。RESOURCE S の活性画分を 凍結乾燥後、DMSOに溶
解したのち、0.1%TFA/H2O に懸濁し、逆相カラム C18 2
18TP5415(Vydac) に添加した。20%-30% CH3CN 濃度勾配
による溶出で、22.5%、23%、23.5% CH3CN の3つの画分
(活性画分をそれぞれP-1、P-2、P-3とする)にそれぞ
れCHO−19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代
謝物の遊離を促進する活性が検出された〔図18〕。3
つに分離した活性のうちの 23.5% CH3CN の画分(p-3)
を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち、0.1%TFA/H2O に懸
濁し、逆相カラム diphenyl 219TP5415(Vydac) に添加
した。22%-25% CH3CN 濃度勾配による溶出で、23% CH3C
N で溶出される1つのピークにCHO−19P2細胞株
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性
は収束した〔図19〕。逆相カラムdiphenyl 219TP5415
で活性と一致したピークの画分を凍結乾燥後、0.1%TFA
/H2O に懸濁し、逆相カラム μRPC C2/C18 SC 2.1/10(P
harmacia) に添加した。22%-23.5% CH3CN 濃度勾配によ
る溶出で 23.0% と 23.2% CH3CN で溶出される二つのピ
ークにそれぞれCHO−19P2細胞株から特異的にア
ラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検出された
〔図20〕。
【0095】
【実施例14】ウシ視床下部から精製したCHO−19
P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促
進する活性ペプチドのアミノ酸配列決定 実施例13で精製されたCHO−19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性ペプチ
ド(P-3)のアミノ酸配列の決定を行った。逆相カラム μ
RPC C2/C18 SC 2.1/10 で活性と一致したピークの画分
を凍結乾燥後、70% CH3CN 20μl に溶解し、ペプチドシ
ークエンサー(ABI.491) によるアミノ酸配列の分析を行
った。その結果、配列番号:26が得られた。ただし、
7番目と19番目の配列はアミノ酸配列の分析のみでは
決定されていない。
P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促
進する活性ペプチドのアミノ酸配列決定 実施例13で精製されたCHO−19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性ペプチ
ド(P-3)のアミノ酸配列の決定を行った。逆相カラム μ
RPC C2/C18 SC 2.1/10 で活性と一致したピークの画分
を凍結乾燥後、70% CH3CN 20μl に溶解し、ペプチドシ
ークエンサー(ABI.491) によるアミノ酸配列の分析を行
った。その結果、配列番号:26が得られた。ただし、
7番目と19番目の配列はアミノ酸配列の分析のみでは
決定されていない。
【0096】
【実施例15】ウシ視床下部からのCHO-19P2細
胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する
活性物質(ペプチド)の精製 実施例13において Vydac C18 218TP5415
で分離された3つの活性のうち23.0% CH3CNの
活性画分(P-2)のさらなる精製を行った。この活性
画分を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち0.1% TFA
/蒸留水に懸濁し、逆相カラムdiphenyl 219TP5
415(Vydac)に添加した。21.0%−24.0% C
H3CN濃度勾配による溶出で、21.9% CH3CNで
溶出される一つのピークにCHO-19P2細胞株から
特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検
出された。この画分を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち
0.1% TFA/蒸留水に懸濁し、逆相カラムμRPC
C2/C18 SC 2.1/10(Pharmacia)に添加
した。21.5%−23.0% CH3CN濃度勾配による
溶出で、22.0% CH3CNで溶出される一つのピー
クにCHO-19P2細胞株から特異的にアラキドン酸
代謝物の遊離を促進する活性が収束した〔図21〕。
胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する
活性物質(ペプチド)の精製 実施例13において Vydac C18 218TP5415
で分離された3つの活性のうち23.0% CH3CNの
活性画分(P-2)のさらなる精製を行った。この活性
画分を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち0.1% TFA
/蒸留水に懸濁し、逆相カラムdiphenyl 219TP5
415(Vydac)に添加した。21.0%−24.0% C
H3CN濃度勾配による溶出で、21.9% CH3CNで
溶出される一つのピークにCHO-19P2細胞株から
特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進する活性が検
出された。この画分を凍結乾燥後、DMSOで溶解したのち
0.1% TFA/蒸留水に懸濁し、逆相カラムμRPC
C2/C18 SC 2.1/10(Pharmacia)に添加
した。21.5%−23.0% CH3CN濃度勾配による
溶出で、22.0% CH3CNで溶出される一つのピー
クにCHO-19P2細胞株から特異的にアラキドン酸
代謝物の遊離を促進する活性が収束した〔図21〕。
【0097】
【実施例16】ウシ視床下部から精製されたCHO-1
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進するペプチド(P-2)のアミノ酸配列決定 実施例15で精製されたCHO-19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するペプチド
(P-2)のアミノ酸配列の決定を行った。逆相カラム
μRPC C2/C18 SC 2.1/10で活性と一致
したピークの画分を凍結乾燥後、70% CH3CN 2
0μlに溶解し、ペプチドシークエンサー(ABI,4
92)によるアミノ酸配列の分析を行った(配列番号:
27)。
9P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を
促進するペプチド(P-2)のアミノ酸配列決定 実施例15で精製されたCHO-19P2細胞株から特
異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するペプチド
(P-2)のアミノ酸配列の決定を行った。逆相カラム
μRPC C2/C18 SC 2.1/10で活性と一致
したピークの画分を凍結乾燥後、70% CH3CN 2
0μlに溶解し、ペプチドシークエンサー(ABI,4
92)によるアミノ酸配列の分析を行った(配列番号:
27)。
【0098】
【実施例17】ウシ視床下部からの poly(A)+RNA画
分の調製およびcDNAの合成 ウシ1頭分の視床下部より Isogen(ニッポンジーン
社)により total RNAを調製後、FastTrack(Invitr
ogen社)を用いて poly(A)+RNA画分を調製した。次
にこの poly(A)+RNA画分1μgから、3' RACE
system(GIBCO BRL)および Marathon cDNA amplifica
tion kit(Clontech)により、マニュアルに従ってcD
NAを合成し、それぞれ20および10μlに溶解し
た。
分の調製およびcDNAの合成 ウシ1頭分の視床下部より Isogen(ニッポンジーン
社)により total RNAを調製後、FastTrack(Invitr
ogen社)を用いて poly(A)+RNA画分を調製した。次
にこの poly(A)+RNA画分1μgから、3' RACE
system(GIBCO BRL)および Marathon cDNA amplifica
tion kit(Clontech)により、マニュアルに従ってcD
NAを合成し、それぞれ20および10μlに溶解し
た。
【0099】
【実施例18】実施例14で明らかとなったアミノ酸配
列部分をコードするcDNAの取得 実施例14で明らかとなったアミノ酸配列を含むポリペ
プチドをコードするcDNAを取得するため、まず配列
番号:28をコードする塩基配列の取得をめざした。そ
こでプライマーP5-1(配列番号:29)、P3-1
(配列番号:30)、P3-2(配列番号:31)を合
成した(配列表においてIはイノシンを示す)。実施例
17で3' RACE system を用いて調製したcDNA
0.5μlを鋳型として、DNA polymerase としてE
XTaq(宝酒造)を用い、添付のバッファー2.5μ
l、dNTP 200μMと、プライマーP5-1,P3
-1をそれぞれ200nMとなるように加え水で25μ
lとして、94℃・1分後、98℃・10秒、50℃・
30秒、68℃・10秒のサイクルを30回繰り返し
た。この反応液をトリシン・EDTAバッファーで50
倍に希釈したもの2.5μlを鋳型として、プライマー
をP5-1とP3-2に組み合わせに換え、その他は同じ
条件で反応を行った。サーマルサイクラーは GeneAmp96
00(パーキンエルマー社)を用いた。増幅産物を4%ア
ガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約70
bp のバンドを切り出し、熱融解、フェノール抽出、
エタノール沈殿した。回収したDNAをTAクローニン
グキット(Invitrogen)のマニュアルに従い、プラスミ
ドベクターpCRTMIIへサブクローニングした。これを
大腸菌JM109に導入して、得られた形質転換体をア
ンピシリンを含むLB培地で培養後、自動プラスミド抽
出器(クラボウ)でプラスミドを調製した。このプラス
ミドを Dye Terminator Cycle Sequencing Kit(AB
I)でマニュアルに従い反応し、蛍光自動DNAシーケ
ンサー(ABI)により解読した。その結果〔図22〕
に示す配列が得られ、これが配列番号:28をコードす
る塩基配列の一部であることを確認した。
列部分をコードするcDNAの取得 実施例14で明らかとなったアミノ酸配列を含むポリペ
プチドをコードするcDNAを取得するため、まず配列
番号:28をコードする塩基配列の取得をめざした。そ
こでプライマーP5-1(配列番号:29)、P3-1
(配列番号:30)、P3-2(配列番号:31)を合
成した(配列表においてIはイノシンを示す)。実施例
17で3' RACE system を用いて調製したcDNA
0.5μlを鋳型として、DNA polymerase としてE
XTaq(宝酒造)を用い、添付のバッファー2.5μ
l、dNTP 200μMと、プライマーP5-1,P3
-1をそれぞれ200nMとなるように加え水で25μ
lとして、94℃・1分後、98℃・10秒、50℃・
30秒、68℃・10秒のサイクルを30回繰り返し
た。この反応液をトリシン・EDTAバッファーで50
倍に希釈したもの2.5μlを鋳型として、プライマー
をP5-1とP3-2に組み合わせに換え、その他は同じ
条件で反応を行った。サーマルサイクラーは GeneAmp96
00(パーキンエルマー社)を用いた。増幅産物を4%ア
ガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約70
bp のバンドを切り出し、熱融解、フェノール抽出、
エタノール沈殿した。回収したDNAをTAクローニン
グキット(Invitrogen)のマニュアルに従い、プラスミ
ドベクターpCRTMIIへサブクローニングした。これを
大腸菌JM109に導入して、得られた形質転換体をア
ンピシリンを含むLB培地で培養後、自動プラスミド抽
出器(クラボウ)でプラスミドを調製した。このプラス
ミドを Dye Terminator Cycle Sequencing Kit(AB
I)でマニュアルに従い反応し、蛍光自動DNAシーケ
ンサー(ABI)により解読した。その結果〔図22〕
に示す配列が得られ、これが配列番号:28をコードす
る塩基配列の一部であることを確認した。
【0100】
【実施例19】実施例18で明らかになった配列を用い
てのRACE法による生理活性ポリペプチドcDNAの
取得 まず5'側の配列を増幅する(5’RACE)のために
〔図22〕に示した配列を利用してPE(配列番号:3
2)とPDN(配列番号:33)の2本のプライマーを
合成した。実施例17で Marathon cDNA amplification
kit により調製したcDNAをトリシン・EDTAバ
ッファーで100倍に希釈したもの2.5μlを鋳型と
して、実施例2と同様の方法で反応液を調製し、キット
添付のアダプタープライマーAP1とPEの組み合わせ
で、94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・5分の
サイクルを30回繰り返した。さらにこの反応液をトリ
シン・EDTAバッファーで50倍に希釈したもの2.
5μlを鋳型として、プライマーをAP1とPDNの組
み合わせに換え、94℃・1分後、98℃・10秒、7
2℃・5分のサイクルを4回、98℃・10秒、70℃
・5分のサイクルを4回、98℃・10秒、68℃・5
分のサイクルを26回繰り返した。増幅産物を1.2%
アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約1
50bp のバンドを切り出し、遠心濾過チューブ(ミ
リポア社)で遠心濾過後、フェノール抽出、エタノール
沈殿した。回収したDNAをTAクローニングキット
(Invitrogen)のマニュアルに従い、プラスミドベクタ
ーpCRTMIIへサブクローニングした。これを大腸菌J
M109に導入して、得られた形質転換体を実施例18
と同様の方法で挿入されたcDNA断片の配列を解析し
た。その結果、〔図23〕に示す配列が得られた。さら
にこの配列を基にプライマーFB(配列番号:34),
FC(配列番号:35)を合成し、3'側の配列取得を
行った(3’RACE)。鋳型は5’RACEと同じも
のを同量用い、キット添付のアダプタープライマーAP
1とFCの組み合わせで、94℃・1分後、98℃・1
0秒、72℃・5分のサイクルを5回、98℃・10
秒、70℃・5分のサイクルを5回、98℃・10秒、
68℃・5分のサイクルを25回繰り返した。さらにこ
の反応液をトリシン・EDTAバッファーで50倍に希
釈したもの2.5μlを鋳型として、プライマーを、や
はりキット添付のAP2とFBの組み合わせに換え、9
4℃・1分後、98℃・10秒、72℃・5分のサイク
ルを4回、98℃・10秒、70℃・5分のサイクルを
4回、98℃・10秒、68℃・5分のサイクルを27
回繰り返した。増幅産物を1.2%アガロース電気泳
動、エチジウムブロマイド染色し約400bp のバン
ドを切り出し、5’RACEのときと同様の方法でDN
Aを回収した。このDNA断片をプラスミドベクターp
CRTMIIへサブクローニング後、大腸菌JM109に導
入して、得られた形質転換体に挿入されたcDNA断片
の配列を解析した。5'および3’RACEの結果か
ら、配列番号:28に示した生理活性ポリペプチドの全
コード領域をコードするcDNA配列〔図24〕を得
た。具体的には、図24(a)および(b)において、
第134番目の塩基がGのものであって、第184番目
の塩基がTおよびCのもの、第245番目の塩基がTお
よびCのものが得られた。図24に示したcDNAは9
8アミノ酸からなるポリペプチドをコードしていた。第
1から第22番目のアミノ酸が疎水的なアミノ酸が集合
していることと実施例14に示したように活性ペプチド
のN末端が第23番目のSerから始まっていることを考
え合わせると、第1から22番目のアミノ酸は分泌シグ
ナルの配列であると推定された。一方、ポリペプチドの
第54番目から57番目に存在するGlyArgArgArg配列は
生理活性ペプチドが切断される場合に存在する典型的な
アミノ酸配列モチーフであることが分かった。またこの
切断モチーフの場合にはGlyが存在するためしばしば生
成するペプチドのC末端はアミド化されることが知られ
ている。実施例14のP-3のN末端配列および実施例1
6のP-2のN末端配列情報とこのGlyArgArgArg配列を考
え合わせるとこのcDNAにコードされるポリペプチド
から切り出されてくる生理活性ペプチドの少なくとも一
部は配列番号:26、配列番号:27、配列番号:3
9、配列番号:40、配列番号:41、配列番号:4
2、配列番号:43もしくは配列番号:44であると考
えられた。
てのRACE法による生理活性ポリペプチドcDNAの
取得 まず5'側の配列を増幅する(5’RACE)のために
〔図22〕に示した配列を利用してPE(配列番号:3
2)とPDN(配列番号:33)の2本のプライマーを
合成した。実施例17で Marathon cDNA amplification
kit により調製したcDNAをトリシン・EDTAバ
ッファーで100倍に希釈したもの2.5μlを鋳型と
して、実施例2と同様の方法で反応液を調製し、キット
添付のアダプタープライマーAP1とPEの組み合わせ
で、94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・5分の
サイクルを30回繰り返した。さらにこの反応液をトリ
シン・EDTAバッファーで50倍に希釈したもの2.
5μlを鋳型として、プライマーをAP1とPDNの組
み合わせに換え、94℃・1分後、98℃・10秒、7
2℃・5分のサイクルを4回、98℃・10秒、70℃
・5分のサイクルを4回、98℃・10秒、68℃・5
分のサイクルを26回繰り返した。増幅産物を1.2%
アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約1
50bp のバンドを切り出し、遠心濾過チューブ(ミ
リポア社)で遠心濾過後、フェノール抽出、エタノール
沈殿した。回収したDNAをTAクローニングキット
(Invitrogen)のマニュアルに従い、プラスミドベクタ
ーpCRTMIIへサブクローニングした。これを大腸菌J
M109に導入して、得られた形質転換体を実施例18
と同様の方法で挿入されたcDNA断片の配列を解析し
た。その結果、〔図23〕に示す配列が得られた。さら
にこの配列を基にプライマーFB(配列番号:34),
FC(配列番号:35)を合成し、3'側の配列取得を
行った(3’RACE)。鋳型は5’RACEと同じも
のを同量用い、キット添付のアダプタープライマーAP
1とFCの組み合わせで、94℃・1分後、98℃・1
0秒、72℃・5分のサイクルを5回、98℃・10
秒、70℃・5分のサイクルを5回、98℃・10秒、
68℃・5分のサイクルを25回繰り返した。さらにこ
の反応液をトリシン・EDTAバッファーで50倍に希
釈したもの2.5μlを鋳型として、プライマーを、や
はりキット添付のAP2とFBの組み合わせに換え、9
4℃・1分後、98℃・10秒、72℃・5分のサイク
ルを4回、98℃・10秒、70℃・5分のサイクルを
4回、98℃・10秒、68℃・5分のサイクルを27
回繰り返した。増幅産物を1.2%アガロース電気泳
動、エチジウムブロマイド染色し約400bp のバン
ドを切り出し、5’RACEのときと同様の方法でDN
Aを回収した。このDNA断片をプラスミドベクターp
CRTMIIへサブクローニング後、大腸菌JM109に導
入して、得られた形質転換体に挿入されたcDNA断片
の配列を解析した。5'および3’RACEの結果か
ら、配列番号:28に示した生理活性ポリペプチドの全
コード領域をコードするcDNA配列〔図24〕を得
た。具体的には、図24(a)および(b)において、
第134番目の塩基がGのものであって、第184番目
の塩基がTおよびCのもの、第245番目の塩基がTお
よびCのものが得られた。図24に示したcDNAは9
8アミノ酸からなるポリペプチドをコードしていた。第
1から第22番目のアミノ酸が疎水的なアミノ酸が集合
していることと実施例14に示したように活性ペプチド
のN末端が第23番目のSerから始まっていることを考
え合わせると、第1から22番目のアミノ酸は分泌シグ
ナルの配列であると推定された。一方、ポリペプチドの
第54番目から57番目に存在するGlyArgArgArg配列は
生理活性ペプチドが切断される場合に存在する典型的な
アミノ酸配列モチーフであることが分かった。またこの
切断モチーフの場合にはGlyが存在するためしばしば生
成するペプチドのC末端はアミド化されることが知られ
ている。実施例14のP-3のN末端配列および実施例1
6のP-2のN末端配列情報とこのGlyArgArgArg配列を考
え合わせるとこのcDNAにコードされるポリペプチド
から切り出されてくる生理活性ペプチドの少なくとも一
部は配列番号:26、配列番号:27、配列番号:3
9、配列番号:40、配列番号:41、配列番号:4
2、配列番号:43もしくは配列番号:44であると考
えられた。
【0101】
【実施例20】PCR法によるウシ型生理活性ポリペプ
チドcDNAの全コード領域を含むDNA断片の取得 実施例17で Marathon cDNA amplification kit によ
り調製したcDNAを鋳型として生理活性ポリペプチド
cDNAの全コード領域を含むDNA断片の取得を行っ
た。まず実施例19で明らかとなったcDNAの配列を
基に、配列番号:36、配列番号:37で表される塩基
配列を有するプライマーを2本合成した。 BOVF 5'-GTGTCGACGAATGAAGGCGGTGGGGGCCTGGC- 3' (配列番号:36) BOVR(24mer) 5'-AGGCTCCCGCTGTTATTCCTGGAC-3' (配列番号:37) BOVFは生理活性ポリペプチドcDNAのスタートコ
ドンを含み、制限酵素SalI部位を付加した−2〜+
22(スタートコドンATGのAを+1とする)に対応
するセンス配列で、BOVRは生理活性ポリペプチドc
DNAのストップコドンを含む+285〜+309に対
応するアンチセンス配列である。PCR反応は実施例1
7で Marathon cDNA amplification kit により調製し
たcDNAをトリシン・EDTAバッファーで100倍
に希釈したもの2.5μlを鋳型として、実施例2と同
様の方法で反応液を調製し、94℃・1分後、98℃・
10秒、72℃・5分のサイクルを3回、98℃・10
秒、70℃・5分のサイクルを3回、98℃・10秒、
68℃・5分のサイクルを27回繰り返した。増幅産物
を2%アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色
し約320bp のバンドを切り出し、実施例3と同様
の方法でDNAを回収、プラスミドベクターpCRTMII
へサブクローニングした。これを大腸菌JM109に導
入して、形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia c
oli)JM109/pBOV3を得た。得られた形質転換
体に挿入されたcDNA断片の配列を解析した。その結
果このDNA断片は生理活性ポリペプチドcDNAの全
コード領域を含む断片であることが確認された。
チドcDNAの全コード領域を含むDNA断片の取得 実施例17で Marathon cDNA amplification kit によ
り調製したcDNAを鋳型として生理活性ポリペプチド
cDNAの全コード領域を含むDNA断片の取得を行っ
た。まず実施例19で明らかとなったcDNAの配列を
基に、配列番号:36、配列番号:37で表される塩基
配列を有するプライマーを2本合成した。 BOVF 5'-GTGTCGACGAATGAAGGCGGTGGGGGCCTGGC- 3' (配列番号:36) BOVR(24mer) 5'-AGGCTCCCGCTGTTATTCCTGGAC-3' (配列番号:37) BOVFは生理活性ポリペプチドcDNAのスタートコ
ドンを含み、制限酵素SalI部位を付加した−2〜+
22(スタートコドンATGのAを+1とする)に対応
するセンス配列で、BOVRは生理活性ポリペプチドc
DNAのストップコドンを含む+285〜+309に対
応するアンチセンス配列である。PCR反応は実施例1
7で Marathon cDNA amplification kit により調製し
たcDNAをトリシン・EDTAバッファーで100倍
に希釈したもの2.5μlを鋳型として、実施例2と同
様の方法で反応液を調製し、94℃・1分後、98℃・
10秒、72℃・5分のサイクルを3回、98℃・10
秒、70℃・5分のサイクルを3回、98℃・10秒、
68℃・5分のサイクルを27回繰り返した。増幅産物
を2%アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色
し約320bp のバンドを切り出し、実施例3と同様
の方法でDNAを回収、プラスミドベクターpCRTMII
へサブクローニングした。これを大腸菌JM109に導
入して、形質転換体エシェリヒア コリ(Escherichia c
oli)JM109/pBOV3を得た。得られた形質転換
体に挿入されたcDNA断片の配列を解析した。その結
果このDNA断片は生理活性ポリペプチドcDNAの全
コード領域を含む断片であることが確認された。
【0102】
【実施例21】Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Glu-
Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala-Gl
y-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19P
2−L31)の合成。 1)Ser(Bzl)-Arg(Tos)-Ala-His(Bom)-Gln-His(Bom)-Se
r(Bzl)-Met-Glu(OcHex)-Ile-Arg(Tos)-Thr(Bzl)-Pro-As
p(OcHex)-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp(CHO)-Tyr(Br-Z)-Ala-Gl
y-Arg(Tos)-Gly-Ile-Arg(Tos)-Pro-Val-Gly-Arg(Tos)-P
he-pMBHA-resinの合成。 市販p−メチルBHA樹脂(アプライド バイオシテム
ズ、現パ−キンエルマ−社製)0.71g(0.5 m mole)をペ
プチド合成機(アプライド バイオシテムズ社製430
A)の反応器に入れ、DCMで膨潤させた後、最初のア
ミノ酸Boc-PheをHOBt/DCC法で活性化しp−メチルBH
A樹脂に導入した。樹脂を50%TFA/DCMで処理
し、Boc基を除去してアミノ基を遊離させ、DIEAで中和
した。このアミノ基に次のアミノ酸Boc-Arg(Tos)をHOBt
/DCC法で縮合した。未反応アミノ基の有無をニンヒドリ
ンテストで調べ反応完了を確認後同様に、Boc-Gly、Boc-
Val、Boc-Pro、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ile、Boc-Gly、Boc-Arg(T
os)、Boc-Gly、Boc-Ala、Boc-Tyr(Br-Z)を順次縮合、ニン
ヒドリンテストで縮合が不十分であると判明したBoc-Al
a、 Boc-Tyr(Br-Z)は再縮合し反応を完了した。樹脂を乾
燥して半量の樹脂を取り出した残りに、Boc-Trp(CHO)、B
oc-Ala、Boc-Pro、Boc-Asn、Boc-Ile、Boc-Asp(OcHex)、Boc-
Pro、Boc-Thr(Bzl)、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ile、Boc-Glu(OcHe
x)、Boc-Met、Boc-Ser(Bzl)、Boc-His(Bom)、Boc-Gln、Boc-H
is(Bom)、Boc-Ala、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ser(Bzl)を同様に
ニンヒドリンテストで十分な縮合が得られるまで再縮合
をくり返した。19P2−L31の全配列アミノ酸が導
入され樹脂を50%TFA/DCMで処理し樹脂上のBoc基
を除去後、樹脂を乾燥し1.28gのペプチド樹脂を合成し
た。 2)Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Glu-Ile-Arg-Th
r-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala-Gly-Arg-Gly-
Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19P2−L3
1)の合成。 1)で得た樹脂をp−クレゾール3.8g、1、4-ブタンジチ
オ−ル1ml、弗化水素10mlと共にテフロン製弗化水素反
応装置中で0℃ 60分間反応した。弗化水素、1、4-ブ
タンジチオ−ル1mlを減圧留去し、残留物にジエチルエ
ーテル100mlを加え撹袢後、グラスフィルター上に濾
取、乾燥した。これを50%酢酸水溶液50ml中に懸濁、撹
袢し、ペプチドを抽出した後樹脂と分離し減圧下に約5
mlまでに濃縮した後、セファデックスG-25(2x90c
m)のカラムに付し50%酢酸水で展開し114 ml〜181 ml
の画分を集め凍結乾燥し、19P2−L31を含む白色
粉末290 mgを得た。これをLiChroprep RP-18(MER
CK社製)を充填した逆相系カラムにつけ0.1% TFA
水と0.1% TFA含有30%アセトニトリル水溶液を用
いたグラジエント溶出での精製をくり返し、アセトニト
リル濃度25%前後に溶出される部分を集め凍結乾燥
し、白色粉末71mgを得た。 質量分析による(M+H)+ 3574.645 HPLC溶出時間 18.2分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA水) B液(0.1% TFA含有50%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分) 流速: 1.0 ml/分
Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala-Gl
y-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19P
2−L31)の合成。 1)Ser(Bzl)-Arg(Tos)-Ala-His(Bom)-Gln-His(Bom)-Se
r(Bzl)-Met-Glu(OcHex)-Ile-Arg(Tos)-Thr(Bzl)-Pro-As
p(OcHex)-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp(CHO)-Tyr(Br-Z)-Ala-Gl
y-Arg(Tos)-Gly-Ile-Arg(Tos)-Pro-Val-Gly-Arg(Tos)-P
he-pMBHA-resinの合成。 市販p−メチルBHA樹脂(アプライド バイオシテム
ズ、現パ−キンエルマ−社製)0.71g(0.5 m mole)をペ
プチド合成機(アプライド バイオシテムズ社製430
A)の反応器に入れ、DCMで膨潤させた後、最初のア
ミノ酸Boc-PheをHOBt/DCC法で活性化しp−メチルBH
A樹脂に導入した。樹脂を50%TFA/DCMで処理
し、Boc基を除去してアミノ基を遊離させ、DIEAで中和
した。このアミノ基に次のアミノ酸Boc-Arg(Tos)をHOBt
/DCC法で縮合した。未反応アミノ基の有無をニンヒドリ
ンテストで調べ反応完了を確認後同様に、Boc-Gly、Boc-
Val、Boc-Pro、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ile、Boc-Gly、Boc-Arg(T
os)、Boc-Gly、Boc-Ala、Boc-Tyr(Br-Z)を順次縮合、ニン
ヒドリンテストで縮合が不十分であると判明したBoc-Al
a、 Boc-Tyr(Br-Z)は再縮合し反応を完了した。樹脂を乾
燥して半量の樹脂を取り出した残りに、Boc-Trp(CHO)、B
oc-Ala、Boc-Pro、Boc-Asn、Boc-Ile、Boc-Asp(OcHex)、Boc-
Pro、Boc-Thr(Bzl)、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ile、Boc-Glu(OcHe
x)、Boc-Met、Boc-Ser(Bzl)、Boc-His(Bom)、Boc-Gln、Boc-H
is(Bom)、Boc-Ala、Boc-Arg(Tos)、Boc-Ser(Bzl)を同様に
ニンヒドリンテストで十分な縮合が得られるまで再縮合
をくり返した。19P2−L31の全配列アミノ酸が導
入され樹脂を50%TFA/DCMで処理し樹脂上のBoc基
を除去後、樹脂を乾燥し1.28gのペプチド樹脂を合成し
た。 2)Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met-Glu-Ile-Arg-Th
r-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala-Gly-Arg-Gly-
Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19P2−L3
1)の合成。 1)で得た樹脂をp−クレゾール3.8g、1、4-ブタンジチ
オ−ル1ml、弗化水素10mlと共にテフロン製弗化水素反
応装置中で0℃ 60分間反応した。弗化水素、1、4-ブ
タンジチオ−ル1mlを減圧留去し、残留物にジエチルエ
ーテル100mlを加え撹袢後、グラスフィルター上に濾
取、乾燥した。これを50%酢酸水溶液50ml中に懸濁、撹
袢し、ペプチドを抽出した後樹脂と分離し減圧下に約5
mlまでに濃縮した後、セファデックスG-25(2x90c
m)のカラムに付し50%酢酸水で展開し114 ml〜181 ml
の画分を集め凍結乾燥し、19P2−L31を含む白色
粉末290 mgを得た。これをLiChroprep RP-18(MER
CK社製)を充填した逆相系カラムにつけ0.1% TFA
水と0.1% TFA含有30%アセトニトリル水溶液を用
いたグラジエント溶出での精製をくり返し、アセトニト
リル濃度25%前後に溶出される部分を集め凍結乾燥
し、白色粉末71mgを得た。 質量分析による(M+H)+ 3574.645 HPLC溶出時間 18.2分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA水) B液(0.1% TFA含有50%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分) 流速: 1.0 ml/分
【0103】
【実施例22】Ser-Arg-Ala-His-Gln-His-Ser-Met(O)-G
lu-Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala
-Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19
P2−L31(O))の合成。 合成19P2−L31 6mgを5%−酢酸水溶液20
mlに溶解し30%−過酸化水素水40μlを加えMet
部分のみを酸化し、反応終了後直ちにLiChroprep RP-18
(MERCK社製)を充填した逆相系カラムにつけて精
製し目的物 5.8mgをえた。 質量分析による(M+H)+ 3590.531 HPLC溶出時間 17.9分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA水) B液(0.1% TFA含有50%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分) 流速: 1.0 ml/分
lu-Ile-Arg-Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-Ala
-Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH2(19
P2−L31(O))の合成。 合成19P2−L31 6mgを5%−酢酸水溶液20
mlに溶解し30%−過酸化水素水40μlを加えMet
部分のみを酸化し、反応終了後直ちにLiChroprep RP-18
(MERCK社製)を充填した逆相系カラムにつけて精
製し目的物 5.8mgをえた。 質量分析による(M+H)+ 3590.531 HPLC溶出時間 17.9分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA水) B液(0.1% TFA含有50%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(25分) 流速: 1.0 ml/分
【0104】
【実施例23】Thr-Pro-Asp-Ile-Asn-Pro-Ala-Trp-Tyr-
Ala-Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH
2(19P2−L20)の合成。 実施例21の1)でBoc-Tyr(Br-Z)までを縮合した樹脂
にさらにBoc-Trp(CHO)、Boc-Ala、Boc-Pro、Boc-Asn、Boc-I
le、Boc-Asp(OcHex)、Boc-Pro、Boc-Thr(Bzl)を同様に縮合
し、 Boc-Thr(Bzl)-Pro-Asp(OcHex)-Ile-Asn-Pro-Ala-T
rp(CHO)-Tyr(Br-Z)-Ala-Gly-Arg(Tos)-Gly-Ile-Arg(To
s)-Pro-Val-Gly-Arg(Tos)-Phe-pMBHA-resin1.14g
を得た。これを実施例21の2)と同様に弗化水素処
理、カラム精製し、白色粉末60mgを得た。 質量分析による(M+H)+ 2242.149 HPLC溶出時間 10.4分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA含有15%アセトニトリル水) B液(0.1% TFA含有45%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(15分) 流速: 1.0 ml/分
Ala-Gly-Arg-Gly-Ile-Arg-Pro-Val-Gly-Arg-Phe-NH
2(19P2−L20)の合成。 実施例21の1)でBoc-Tyr(Br-Z)までを縮合した樹脂
にさらにBoc-Trp(CHO)、Boc-Ala、Boc-Pro、Boc-Asn、Boc-I
le、Boc-Asp(OcHex)、Boc-Pro、Boc-Thr(Bzl)を同様に縮合
し、 Boc-Thr(Bzl)-Pro-Asp(OcHex)-Ile-Asn-Pro-Ala-T
rp(CHO)-Tyr(Br-Z)-Ala-Gly-Arg(Tos)-Gly-Ile-Arg(To
s)-Pro-Val-Gly-Arg(Tos)-Phe-pMBHA-resin1.14g
を得た。これを実施例21の2)と同様に弗化水素処
理、カラム精製し、白色粉末60mgを得た。 質量分析による(M+H)+ 2242.149 HPLC溶出時間 10.4分 カラム条件 カラム: Wakosil 5C18 (4.6x100mm) 溶離液:A液(0.1% TFA含有15%アセトニトリル水) B液(0.1% TFA含有45%アセトニトリル水)を用い A液からB液へ直線型濃度勾配溶出(15分) 流速: 1.0 ml/分
【0105】
【実施例24】合成ペプチド(19P2−L31)によ
るアラキドン酸代謝物遊離活性の測定 実施例11と同様に、実施例21で合成されたペプチド
(19P2−L31)によるCHO−19P2細胞株か
らの特異的なアラキドン酸代謝物の遊離を測定した。合
成ペプチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で
溶解し、0.05%BSAを含むHBSSで希釈して、
それぞれの濃度におけるCHO−19P2細胞株からの
アラキドン酸代謝物の遊離を[3H]アラキドン酸代謝
物の量を指標に測定した。その結果、10-12M〜10
-6Mで濃度依存的なアラキドン酸代謝物遊離の活性が検
出された〔図25〕。さらに、実施例22で合成された
19P2−L31のメチオニン酸化体であるペプチド1
9P2−L31(O)について19P2−L31とのア
ラキドン酸代謝物遊離活性の比較を行った結果、〔図2
6〕に示すように19P2−L31(O)は19P2−
L31と同等の活性を示すことが分かった。
るアラキドン酸代謝物遊離活性の測定 実施例11と同様に、実施例21で合成されたペプチド
(19P2−L31)によるCHO−19P2細胞株か
らの特異的なアラキドン酸代謝物の遊離を測定した。合
成ペプチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で
溶解し、0.05%BSAを含むHBSSで希釈して、
それぞれの濃度におけるCHO−19P2細胞株からの
アラキドン酸代謝物の遊離を[3H]アラキドン酸代謝
物の量を指標に測定した。その結果、10-12M〜10
-6Mで濃度依存的なアラキドン酸代謝物遊離の活性が検
出された〔図25〕。さらに、実施例22で合成された
19P2−L31のメチオニン酸化体であるペプチド1
9P2−L31(O)について19P2−L31とのア
ラキドン酸代謝物遊離活性の比較を行った結果、〔図2
6〕に示すように19P2−L31(O)は19P2−
L31と同等の活性を示すことが分かった。
【0106】
【実施例25】合成ペプチド(19P2−L20)によ
るアラキドン酸代謝物遊離活性の測定 実施例11と同様に、実施例23で合成された天然品P
−2に相当するペプチド(19P2−L20)によるC
HO−19P2細胞株からの特異的なアラキドン酸代謝
物の遊離を測定した。合成ペプチドは、脱気処理した蒸
留水に10-3Mの濃度で溶解し、0.05%BSAを含
むHBSSで希釈して、それぞれの濃度におけるCHO
−19P2細胞株からのアラキドン酸代謝物の遊離を[
3H]アラキドン酸代謝物の量を指標に測定した。その
結果、10-12〜10-6Mで濃度依存的なアラキドン酸
代謝物遊離の活性が19P2−L31とほぼ同程度に検
出された〔図27〕。
るアラキドン酸代謝物遊離活性の測定 実施例11と同様に、実施例23で合成された天然品P
−2に相当するペプチド(19P2−L20)によるC
HO−19P2細胞株からの特異的なアラキドン酸代謝
物の遊離を測定した。合成ペプチドは、脱気処理した蒸
留水に10-3Mの濃度で溶解し、0.05%BSAを含
むHBSSで希釈して、それぞれの濃度におけるCHO
−19P2細胞株からのアラキドン酸代謝物の遊離を[
3H]アラキドン酸代謝物の量を指標に測定した。その
結果、10-12〜10-6Mで濃度依存的なアラキドン酸
代謝物遊離の活性が19P2−L31とほぼ同程度に検
出された〔図27〕。
【0107】
【実施例26】ウシゲノムDNAにおけるコード領域の
塩基配列の解析 pBOV3を制限酵素EcoRIで消化し、アガロースゲル電気泳
動で分離した後、cDNA断片部分のDNAを回収してプローブ
を調製した。これをマルチプライムDNAラベリングキ
ット(アマシャム社)を用いて32P標識した。クローニ
ングベクターEMBL3 SP6/T7を用いて構築したBovine Gen
omic Library (CLONTECH社 BL1015j)の約2.0x106個のフ
ァージを大腸菌K802を宿主としてLB寒天培地プレート
に播種し、一晩培養してプラークを形成させた。これを
ニトロセルロースフィルターに転写し、アルカリ変性、
中和処理を行った後、熱処理(80℃、2時間)によってD
NAを固定化した。このフィルターを50%ホルムアミ
ドを含むハイブリバッファー(50%formamide、5 x Den
hardt's溶液、4 x SSPE、0.1mg/ml Salmon spermDN
A、0.1%SDS)中で標識プローブと42℃で一晩インキュ
ベーションし、ハイブリダイズさせた。ハイブリダイゼ
ーション後のフィルターを室温で2 x SSC、0.1%SDS中で
1.5時間洗浄した後、さらに55℃の同バッファー中
で30分間洗浄した。プローブとハイブリダイズするク
ローンの検出は、コダック社のX線フィルム(X-OMATTMA
R)と増感スクリーンを用い、−80℃で4日間の露光に
よって行った。X線フィルムを現像した後、フィルムと
プレートの位置を対応させながらハイブリダイズしてい
る部分のファージを回収した。さらに上記の方法によっ
て再プレーティングとハイブリダイゼーションを繰り返
して行い、ファージのクローン化を行った。クローン化
したファージをプレートライセート法によって大量に調
製し、ファージDNAを抽出した後、ベクターのクロー
ニングサイトの両端に存在する制限酵素SalIおよびBamH
I切断部位で切断してウシゲノムDNA由来の挿入断片の検
出を1.2%アガロースゲル電気泳動によって行った
〔図28〕。その結果、BamHI消化では3本の断片がフ
ァージ由来のバンドの他に検出された。また、SalI消化
ではファージ由来のバンドに重なって1本のバンドが検
出された。SalI消化断片が全長を保持していると考え、
この断片をプラスミドベクターにサブクローニングする
ために、SalI消化後にBAP(大腸菌由来のアルカリフォス
フォターゼ)処理したプラスミドベクターpUC18(ファ
ルマシア社)とライゲーション反応を行い、大腸菌JM10
9に導入した。この菌からゲノム由来のSalI断片が挿入
されたプラスミドDNAを大量に調製し、パーキンエル
マー・アプライドバイオシステムズ社の370A蛍光式シー
ケンサーおよび同社のキットを用いてコード領域付近の
塩基配列の解析を行った。その結果、〔図29〕に示す
ような配列が得られた。cDNAのコード領域と比較す
ると、ゲノムDNA由来であるために472bpのイントロ
ンによってコード領域が2つに分割されている〔図3
0〕。〔図31〕および配列番号:38には、このウシ
のゲノムのコード領域(イントロン部分を除いたもの)
から推定されるアミノ酸配列を示す。
塩基配列の解析 pBOV3を制限酵素EcoRIで消化し、アガロースゲル電気泳
動で分離した後、cDNA断片部分のDNAを回収してプローブ
を調製した。これをマルチプライムDNAラベリングキ
ット(アマシャム社)を用いて32P標識した。クローニ
ングベクターEMBL3 SP6/T7を用いて構築したBovine Gen
omic Library (CLONTECH社 BL1015j)の約2.0x106個のフ
ァージを大腸菌K802を宿主としてLB寒天培地プレート
に播種し、一晩培養してプラークを形成させた。これを
ニトロセルロースフィルターに転写し、アルカリ変性、
中和処理を行った後、熱処理(80℃、2時間)によってD
NAを固定化した。このフィルターを50%ホルムアミ
ドを含むハイブリバッファー(50%formamide、5 x Den
hardt's溶液、4 x SSPE、0.1mg/ml Salmon spermDN
A、0.1%SDS)中で標識プローブと42℃で一晩インキュ
ベーションし、ハイブリダイズさせた。ハイブリダイゼ
ーション後のフィルターを室温で2 x SSC、0.1%SDS中で
1.5時間洗浄した後、さらに55℃の同バッファー中
で30分間洗浄した。プローブとハイブリダイズするク
ローンの検出は、コダック社のX線フィルム(X-OMATTMA
R)と増感スクリーンを用い、−80℃で4日間の露光に
よって行った。X線フィルムを現像した後、フィルムと
プレートの位置を対応させながらハイブリダイズしてい
る部分のファージを回収した。さらに上記の方法によっ
て再プレーティングとハイブリダイゼーションを繰り返
して行い、ファージのクローン化を行った。クローン化
したファージをプレートライセート法によって大量に調
製し、ファージDNAを抽出した後、ベクターのクロー
ニングサイトの両端に存在する制限酵素SalIおよびBamH
I切断部位で切断してウシゲノムDNA由来の挿入断片の検
出を1.2%アガロースゲル電気泳動によって行った
〔図28〕。その結果、BamHI消化では3本の断片がフ
ァージ由来のバンドの他に検出された。また、SalI消化
ではファージ由来のバンドに重なって1本のバンドが検
出された。SalI消化断片が全長を保持していると考え、
この断片をプラスミドベクターにサブクローニングする
ために、SalI消化後にBAP(大腸菌由来のアルカリフォス
フォターゼ)処理したプラスミドベクターpUC18(ファ
ルマシア社)とライゲーション反応を行い、大腸菌JM10
9に導入した。この菌からゲノム由来のSalI断片が挿入
されたプラスミドDNAを大量に調製し、パーキンエル
マー・アプライドバイオシステムズ社の370A蛍光式シー
ケンサーおよび同社のキットを用いてコード領域付近の
塩基配列の解析を行った。その結果、〔図29〕に示す
ような配列が得られた。cDNAのコード領域と比較す
ると、ゲノムDNA由来であるために472bpのイントロ
ンによってコード領域が2つに分割されている〔図3
0〕。〔図31〕および配列番号:38には、このウシ
のゲノムのコード領域(イントロン部分を除いたもの)
から推定されるアミノ酸配列を示す。
【0108】
【実施例27】ラット延髄背側部poly(A)+RNA画分
の調製およびcDNAの合成 ラットの延髄背側部よりIsogen(ニッポンジーン社)に
よりtotal RNAを調製後、FastTrack(Invitrogen
社)を用いてpoly(A)+RNA画分を調製した。次にこ
のpoly(A)+RNA 5μgにプライマーとしてランダム
DNAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニーマウス
白血病の逆転写酵素(BRL社)により、添付バッファ
ーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物はエタ
ノール沈殿を行った後、12μlの蒸留水に溶解した。
またこのpoly(A)+RNA 1μgから、Marathon cD
NA amplification kit(Clontech)により、マニュア
ルに従ってcDNAを合成し、10μlに溶解した。
の調製およびcDNAの合成 ラットの延髄背側部よりIsogen(ニッポンジーン社)に
よりtotal RNAを調製後、FastTrack(Invitrogen
社)を用いてpoly(A)+RNA画分を調製した。次にこ
のpoly(A)+RNA 5μgにプライマーとしてランダム
DNAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニーマウス
白血病の逆転写酵素(BRL社)により、添付バッファ
ーを用いて相補DNAを合成した。反応後の産物はエタ
ノール沈殿を行った後、12μlの蒸留水に溶解した。
またこのpoly(A)+RNA 1μgから、Marathon cD
NA amplification kit(Clontech)により、マニュア
ルに従ってcDNAを合成し、10μlに溶解した。
【0109】
【実施例28】RACE法によるラット型生理活性ポリ
ペプチドのcDNAの取得 ラット型生理活性ポリペプチドcDNAの全コード領域
を取得するため、ウシ型を取得した方法に準じて実験を
行った。まず実施例18で使用したプライマーP5−1
(配列番号:29)、P3−1(配列番号:30)をプ
ライマーとし、鋳型には実施例27でプライマーとして
ランダムDNAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニ
ーマウス白血病の逆転写酵素(BRL社)により合成し
た相補DNAを鋳型としてPCRを行った。反応液は鋳
型cDNAを1.25μl、dNTP200μM,プラ
イマーを各1μM,DNA polymeraseとしてExTaq(宝
酒造)を用い、添付のバッファー2.5μlを加えて、
さらに水で全量を25μlとした。反応は94℃・1分
後、98℃・10秒、50℃・30秒、72℃・5秒の
サイクルを40回繰り返した後、72℃で20秒放置し
た。サーマルサイクラーはGeneAmp2400(パーキンエル
マー社)を用いた。増幅産物を4%アガロース電気泳
動、エチジウムブロマイド染色し約80bpのバンドを
切り出し、実施例19に示した方法でDNAを回収、プ
ラスミドベクターpCRTMIIへサブクローニング、大腸
菌JM109へ導入し挿入されたcDNA断片の配列を
解析した。その結果ラット型生理活性ポリペプチドの部
分配列を得ることができた。この配列を基に3' RAC
E用にRA(配列番号:45),5' RACE用にRC
(配列番号:46)の2本のプライマーを合成し、5'
および3' RACEを行った。 RA:5'−CARCAYTCCATGGAGACAAGAACCCC−3' (ここでRはAまたはG、YはTまたはCを示す。)(配列番号:45) RC:5'−TACCAGGCAGGATTGATACAGGGG−3' (配列番号:46) 鋳型は実施例27でMarathon cDNA amplification
kit(Clontech)により合成したものを添付のトリシン
−EDTAバッファーで40倍に希釈したもの2.5μ
lを使用した。プライマーには3' RACEにはRAと
キット付属のアダプタープライマーAP1を、また5'
RACEにはRCとAP1をそれぞれ用いたほかは上記
と同様に反応液を調製した。反応条件は94℃・1分
後、98℃・10秒、72℃・45秒のサイクルを5
回、98℃・10秒、70℃・45秒のサイクルを3
回、98℃・10秒、68℃・45秒のサイクルを40
回繰り返した。その結果3' RACEからは約400b
p、5' RACEからは約400bpと250bpのバ
ンドが得られた。これらを上記と同様の方法で回収し、
これらを鋳型として反応に用いたプライマーでDye Term
inator Cycle SequencingKit(ABI)により反応し配
列を解析した。その結果5'ノンコーディング領域と推
定される部分からpolyAまでの配列を得ることができ
た。
ペプチドのcDNAの取得 ラット型生理活性ポリペプチドcDNAの全コード領域
を取得するため、ウシ型を取得した方法に準じて実験を
行った。まず実施例18で使用したプライマーP5−1
(配列番号:29)、P3−1(配列番号:30)をプ
ライマーとし、鋳型には実施例27でプライマーとして
ランダムDNAヘキサマー(BRL社)を加え、モロニ
ーマウス白血病の逆転写酵素(BRL社)により合成し
た相補DNAを鋳型としてPCRを行った。反応液は鋳
型cDNAを1.25μl、dNTP200μM,プラ
イマーを各1μM,DNA polymeraseとしてExTaq(宝
酒造)を用い、添付のバッファー2.5μlを加えて、
さらに水で全量を25μlとした。反応は94℃・1分
後、98℃・10秒、50℃・30秒、72℃・5秒の
サイクルを40回繰り返した後、72℃で20秒放置し
た。サーマルサイクラーはGeneAmp2400(パーキンエル
マー社)を用いた。増幅産物を4%アガロース電気泳
動、エチジウムブロマイド染色し約80bpのバンドを
切り出し、実施例19に示した方法でDNAを回収、プ
ラスミドベクターpCRTMIIへサブクローニング、大腸
菌JM109へ導入し挿入されたcDNA断片の配列を
解析した。その結果ラット型生理活性ポリペプチドの部
分配列を得ることができた。この配列を基に3' RAC
E用にRA(配列番号:45),5' RACE用にRC
(配列番号:46)の2本のプライマーを合成し、5'
および3' RACEを行った。 RA:5'−CARCAYTCCATGGAGACAAGAACCCC−3' (ここでRはAまたはG、YはTまたはCを示す。)(配列番号:45) RC:5'−TACCAGGCAGGATTGATACAGGGG−3' (配列番号:46) 鋳型は実施例27でMarathon cDNA amplification
kit(Clontech)により合成したものを添付のトリシン
−EDTAバッファーで40倍に希釈したもの2.5μ
lを使用した。プライマーには3' RACEにはRAと
キット付属のアダプタープライマーAP1を、また5'
RACEにはRCとAP1をそれぞれ用いたほかは上記
と同様に反応液を調製した。反応条件は94℃・1分
後、98℃・10秒、72℃・45秒のサイクルを5
回、98℃・10秒、70℃・45秒のサイクルを3
回、98℃・10秒、68℃・45秒のサイクルを40
回繰り返した。その結果3' RACEからは約400b
p、5' RACEからは約400bpと250bpのバ
ンドが得られた。これらを上記と同様の方法で回収し、
これらを鋳型として反応に用いたプライマーでDye Term
inator Cycle SequencingKit(ABI)により反応し配
列を解析した。その結果5'ノンコーディング領域と推
定される部分からpolyAまでの配列を得ることができ
た。
【0110】
【実施例29】PCRによるラット型生理活性ポリペプ
チドの全長cDNAの取得 実施例28で得られた配列を基に開始コドンを含む領域
にrF(配列番号:47)、また終止コドンより3'側
にrR(配列番号:48)の2本のプライマーを合成し
全長cDNAを含む断片を増幅することとした。 rF:5'−GGCATCATCCAGGAAGACGGAGCAT−3' (配列番号:47) rR:5'−AGCAGAGGAGAGGGAGGGTAGAGGA−3' (配列番号:48) 実施例27でモロニーマウス白血病の逆転写酵素を用い
て調製したcDNAを鋳型とし、ExTaq(宝酒造)を用
いて、95℃・30秒、68℃・60秒のサイクルを4
0回繰り返してPCRを行った。増幅産物をアガロース
電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約350bpの
バンドを切り出し、実施例19に示した方法でDNAを
回収、プラスミドベクターpCRTMIIへサブクローニン
グ、大腸菌JM109へ導入した。生じた形質転換体か
らプラスミドを抽出し、塩基配列を決定した結果、ラッ
ト型生理活性ポリペプチドの全長cDNAを保有するE.
coli JM109/pRAV3を得た〔図32〕。
チドの全長cDNAの取得 実施例28で得られた配列を基に開始コドンを含む領域
にrF(配列番号:47)、また終止コドンより3'側
にrR(配列番号:48)の2本のプライマーを合成し
全長cDNAを含む断片を増幅することとした。 rF:5'−GGCATCATCCAGGAAGACGGAGCAT−3' (配列番号:47) rR:5'−AGCAGAGGAGAGGGAGGGTAGAGGA−3' (配列番号:48) 実施例27でモロニーマウス白血病の逆転写酵素を用い
て調製したcDNAを鋳型とし、ExTaq(宝酒造)を用
いて、95℃・30秒、68℃・60秒のサイクルを4
0回繰り返してPCRを行った。増幅産物をアガロース
電気泳動、エチジウムブロマイド染色し約350bpの
バンドを切り出し、実施例19に示した方法でDNAを
回収、プラスミドベクターpCRTMIIへサブクローニン
グ、大腸菌JM109へ導入した。生じた形質転換体か
らプラスミドを抽出し、塩基配列を決定した結果、ラッ
ト型生理活性ポリペプチドの全長cDNAを保有するE.
coli JM109/pRAV3を得た〔図32〕。
【0111】
【実施例30】ヒト Brain poly(A)+RNA画分からの
cDNAの合成 ヒト Brain poly(A)+RNA画分(Clontech)1μgか
ら、Marathon cDNA amplification kit(Clontec
h)により、マニュアルに従ってcDNAを合成し、1
0μlに溶解した。また同poly(A)+RNA画分5μg
にプライマーとしてランダムDNAヘキサマー(BRL
社)を加え、モロニーマウス白血病の逆転写酵素(BR
L社)により、添付バッファーを用いて相補DNAを合
成した。反応後の産物はエタノール沈殿を行った後、3
0μlのTEに溶解した。
cDNAの合成 ヒト Brain poly(A)+RNA画分(Clontech)1μgか
ら、Marathon cDNA amplification kit(Clontec
h)により、マニュアルに従ってcDNAを合成し、1
0μlに溶解した。また同poly(A)+RNA画分5μg
にプライマーとしてランダムDNAヘキサマー(BRL
社)を加え、モロニーマウス白血病の逆転写酵素(BR
L社)により、添付バッファーを用いて相補DNAを合
成した。反応後の産物はエタノール沈殿を行った後、3
0μlのTEに溶解した。
【0112】
【実施例31】RACE法によるヒト型生理活性ポリペ
プチドのcDNAの取得 実施例28で明らかになったラット型生理活性ポリペプ
チドのアミノ酸配列から〔図33〕に示したように特に
ラット型とウシ型で保存性の高かった領域を選び以下の
R1(配列番号:49)、R3(配列番号:50)、R
4(配列番号:51)の3本のプライマーを合成し、ヒ
トのcDNAを鋳型としてPCRをすることによりこれ
らに挟まれた領域の増幅を試みた。ここで、図33にお
いてbovine.aaはウシ型ポリペプチドのアミノ酸配列、b
ovine.seqはウシ型ポリペプチドをコードするDNAの
塩基配列、rat.seqはラット型ポリペプチドをコードす
るDNAの塩基配列を示す。 R1:5’−ACGTGGCTTCTGTGCTTGCTGC−3’ (配列番号:49) R3:5’−GCCTGATCCCGCGGCCCGTGTACCA−3’ (配列番号:50) R4:5’−TTGCCCTTCTCCTGCCGAAGCGGCCC−3’ (配列番号:51) 実施例30でMarathon cDNA amplification kit(C
lontech)により調製したcDNAをトリシン−EDT
Aバッファーで30倍に希釈したもの2.5μlを鋳型
として使用した。反応液はdNTP200μM,プライ
マーをR1とR4を各0.2μM,Taq Start Antibody
(Clontech)と等量混合したDNA polymerase ExTaq
(宝酒造)を用い、添付のバッファー2.5μlを加え
て、さらに水で全量を25μlとした。反応は94℃・
1分後、98℃・10秒、68℃・40秒のサイクルを
42回繰り返した後、72℃で1分間放置した。さらに
この反応液をトリシン−EDTAバッファーで100倍
に希釈したもの1μlを鋳型として、プライマーの組み
合わせをR1とR3に変えた以外は上記と同様の反応液
を調製して94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・
40秒のサイクルを25回繰り返した。増幅産物を4%
アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色したと
ころ、期待される約130bpのバンドが得られたた
め、これを実施例28と同様の方法で回収し、その回収
した断片を鋳型として、Dye Terminator Cycle Sequenc
ing Kit(ABI)を用いて反応し配列を解析した結
果、ヒト型生理活性ポリペプチドの部分配列を得ること
ができた。そこでこの配列を基に3'RACE用にプラ
イマーHA(配列番号:52),HB(配列番号:5
3)を、5' RACE用にプライマーHE(配列番号:
54),HF(配列番号:55)を合成し、5'および
3' RACEを行った。 HA:5'−GGCGGGGGCTGCAAGTCGTACCCATCG−3' (配列番号:52) HB:5'−CGGCACTCCATGGAGATCCGCACCCCT−3' (配列番号:53) HE:5'−CAGGCAGGATTGATGTCAGGGGTGCGG−3' (配列番号:54) HF:5'−CATGGAGTGCCGATGGGTACGACTTGC−3' (配列番号:55) 鋳型は実施例30で調製したものをトリシン−EDTA
バッファーで20倍に希釈したもの2.5μlを使用し
た。1回目のPCRは3' RACEにはHAとアダプタ
ープライマーAP1を、5' RACEにはHEとAP1
を用いこれまでと同様に反応液を調製した。反応条件は
94℃・1分後、98℃・10秒、72℃・35秒のサ
イクルを5回、98℃・10秒、70℃・35秒のサイ
クルを5回、98℃・10秒、68℃・35秒のサイク
ルを40回繰り返した。さらにこの反応液をトリシン−
EDTAバッファーで100倍に希釈したもの1μlを
鋳型として、1回目の反応サイクルと同じサイクルで2
回目のPCRを行った。ただし3' RACEはプライマ
ーをHBとAP1に、5' RACEはHFとAP2に変
え、またDNA polymeraseとしてKlen Taq(Clontech)
を使用し、添付のバッファーで反応液を調製した。その
結果、3' RACEでは約250bpのバンドまた5'
RACEでは約150bpのバンドが得られ、これらを
上記と同様の方法で配列を読み、先に得られた部分配列
と併せてヒト型生理活性ポリペプチドの、5'ノンコー
ディング領域と推定される部分からpolyAまでの配列を
得ることができた。
プチドのcDNAの取得 実施例28で明らかになったラット型生理活性ポリペプ
チドのアミノ酸配列から〔図33〕に示したように特に
ラット型とウシ型で保存性の高かった領域を選び以下の
R1(配列番号:49)、R3(配列番号:50)、R
4(配列番号:51)の3本のプライマーを合成し、ヒ
トのcDNAを鋳型としてPCRをすることによりこれ
らに挟まれた領域の増幅を試みた。ここで、図33にお
いてbovine.aaはウシ型ポリペプチドのアミノ酸配列、b
ovine.seqはウシ型ポリペプチドをコードするDNAの
塩基配列、rat.seqはラット型ポリペプチドをコードす
るDNAの塩基配列を示す。 R1:5’−ACGTGGCTTCTGTGCTTGCTGC−3’ (配列番号:49) R3:5’−GCCTGATCCCGCGGCCCGTGTACCA−3’ (配列番号:50) R4:5’−TTGCCCTTCTCCTGCCGAAGCGGCCC−3’ (配列番号:51) 実施例30でMarathon cDNA amplification kit(C
lontech)により調製したcDNAをトリシン−EDT
Aバッファーで30倍に希釈したもの2.5μlを鋳型
として使用した。反応液はdNTP200μM,プライ
マーをR1とR4を各0.2μM,Taq Start Antibody
(Clontech)と等量混合したDNA polymerase ExTaq
(宝酒造)を用い、添付のバッファー2.5μlを加え
て、さらに水で全量を25μlとした。反応は94℃・
1分後、98℃・10秒、68℃・40秒のサイクルを
42回繰り返した後、72℃で1分間放置した。さらに
この反応液をトリシン−EDTAバッファーで100倍
に希釈したもの1μlを鋳型として、プライマーの組み
合わせをR1とR3に変えた以外は上記と同様の反応液
を調製して94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・
40秒のサイクルを25回繰り返した。増幅産物を4%
アガロース電気泳動、エチジウムブロマイド染色したと
ころ、期待される約130bpのバンドが得られたた
め、これを実施例28と同様の方法で回収し、その回収
した断片を鋳型として、Dye Terminator Cycle Sequenc
ing Kit(ABI)を用いて反応し配列を解析した結
果、ヒト型生理活性ポリペプチドの部分配列を得ること
ができた。そこでこの配列を基に3'RACE用にプラ
イマーHA(配列番号:52),HB(配列番号:5
3)を、5' RACE用にプライマーHE(配列番号:
54),HF(配列番号:55)を合成し、5'および
3' RACEを行った。 HA:5'−GGCGGGGGCTGCAAGTCGTACCCATCG−3' (配列番号:52) HB:5'−CGGCACTCCATGGAGATCCGCACCCCT−3' (配列番号:53) HE:5'−CAGGCAGGATTGATGTCAGGGGTGCGG−3' (配列番号:54) HF:5'−CATGGAGTGCCGATGGGTACGACTTGC−3' (配列番号:55) 鋳型は実施例30で調製したものをトリシン−EDTA
バッファーで20倍に希釈したもの2.5μlを使用し
た。1回目のPCRは3' RACEにはHAとアダプタ
ープライマーAP1を、5' RACEにはHEとAP1
を用いこれまでと同様に反応液を調製した。反応条件は
94℃・1分後、98℃・10秒、72℃・35秒のサ
イクルを5回、98℃・10秒、70℃・35秒のサイ
クルを5回、98℃・10秒、68℃・35秒のサイク
ルを40回繰り返した。さらにこの反応液をトリシン−
EDTAバッファーで100倍に希釈したもの1μlを
鋳型として、1回目の反応サイクルと同じサイクルで2
回目のPCRを行った。ただし3' RACEはプライマ
ーをHBとAP1に、5' RACEはHFとAP2に変
え、またDNA polymeraseとしてKlen Taq(Clontech)
を使用し、添付のバッファーで反応液を調製した。その
結果、3' RACEでは約250bpのバンドまた5'
RACEでは約150bpのバンドが得られ、これらを
上記と同様の方法で配列を読み、先に得られた部分配列
と併せてヒト型生理活性ポリペプチドの、5'ノンコー
ディング領域と推定される部分からpolyAまでの配列を
得ることができた。
【0113】
【実施例32】PCR法によるヒト型生理活性ポリペプ
チドの全長cDNAの取得 実施例31で得られた配列を基に5H(配列番号:5
6)と3HN(配列番号:57)の2本のプライマーを
合成し全長cDNAを含む断片を増幅することとした。 5H:5'−GGCCTCCTCGGAGGAGCCAAGGGATGA−3' (配列番号:56) 3HN:5'−GGGAAAGGAGCCCGAAGGAGAGGAGAG−3' (配列番号:57) 実施例30でモロニーマウス白血病の逆転写酵素(BR
L社)を用いて調製したcDNA2.5μlを鋳型と
し、Klen Taq DNA polymerase(Clontech)を用いた
反応液で、94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・
30秒のサイクルを40回繰り返した。得られた約36
0bpの断片を実施例29と同様の方法で、回収、サブ
クローニング(ただし、ベクターはpCRTM2.1を用
いた。)、プラスミド回収し、塩基配列を決定した結
果、ヒト型生理活性ポリペプチドの全長cDNAを保有
するE. coli JM109/pHOV7を得た〔図3
4〕。またこのヒト型生理活性ポリペプチドと実施例2
0に示したウシ型、および実施例29に示したラット型
の翻訳領域についてアミノ酸配列を比較した〔図3
5〕。
チドの全長cDNAの取得 実施例31で得られた配列を基に5H(配列番号:5
6)と3HN(配列番号:57)の2本のプライマーを
合成し全長cDNAを含む断片を増幅することとした。 5H:5'−GGCCTCCTCGGAGGAGCCAAGGGATGA−3' (配列番号:56) 3HN:5'−GGGAAAGGAGCCCGAAGGAGAGGAGAG−3' (配列番号:57) 実施例30でモロニーマウス白血病の逆転写酵素(BR
L社)を用いて調製したcDNA2.5μlを鋳型と
し、Klen Taq DNA polymerase(Clontech)を用いた
反応液で、94℃・1分後、98℃・10秒、68℃・
30秒のサイクルを40回繰り返した。得られた約36
0bpの断片を実施例29と同様の方法で、回収、サブ
クローニング(ただし、ベクターはpCRTM2.1を用
いた。)、プラスミド回収し、塩基配列を決定した結
果、ヒト型生理活性ポリペプチドの全長cDNAを保有
するE. coli JM109/pHOV7を得た〔図3
4〕。またこのヒト型生理活性ポリペプチドと実施例2
0に示したウシ型、および実施例29に示したラット型
の翻訳領域についてアミノ酸配列を比較した〔図3
5〕。
【0114】
【実施例33】マウス・ゲノムDNAからのリガンドポ
リペプチドコード領域を含むDNAの取得及び配列決定 実施例29で得られたラット由来のリガンドポリペプチ
ドをコードするcDNA配列([図32])をもとに以
下の2種のプライマーを合成した。 rFBG: 5’−AGATTGGCATCATCCAGGAAGACGGAG CAT−3’〔配列番号:61〕 rRSA: 5’−GTCGACTCAGCAGCACTGTCTTCTCGA GCTG−3’〔配列番号:62〕 この2種のプライマーを用いてマウス・ゲノムDNA
(Mouse BALB/c genomicDNA) 0.5 ngを鋳型としてPC
R法による増幅を行った。反応液の組成は、合成DNA
プライマー各200nM、鋳型DNA0.5ng、0.25mMdNTP
s ExTaq polymerase 0.5μlおよび酵素に付属の
バッファーで、総反応溶液は50μlとした。増幅のため
のサイクルはサーマルサイクラー(パーキンエルマー
社)を用い、95℃ 30秒、67℃ 60秒を30cycl
e繰り返した。増幅産物の確認は1.2%アガロースゲ
ル電気泳動およびエキジウムブロマイド染色によって行
い、生じた約1kbのバンドを回収後、TAクローニン
グキット(invitrogen社)を用いてサブクローニングし
た。そのライゲーションミクスチャーをE.coli. JM109
にTransformationし、挿入断片をもつクローンをアンピ
シリンおよびX−galを含むLB寒天培地中で選択
し、白色を呈するクローンを分離し、形質転換体Escher
ichia coli JM109/pmGB3を得た。このクローンをアンピ
シリンを含むLB培地で一晩培養し、自動プラスミド抽
出装置を用いてプラスミドDNAを調製した。調製した
DNAの一部を用いてABI Dye Terminator Cycle Seque
ncing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光式自動シー
ケンサーを用いて解読し、得られた塩基配列の情報はD
NASIS(日立システムエンジニアリング社)を用い
て行った〔図36〕。下線で示す部分はプライマーの配
列に相当する部分である。決定した塩基配列をもとに配
列番号:58,59または60で表わされる配列と比較
した結果、Escherichia coli JM109/pmGB3の保持するプ
ラスミドpmGB3に挿入されたDNA断片が新規のマウス
型リガンドポリペプチドをコードすることが分かった
〔図37〕。
リペプチドコード領域を含むDNAの取得及び配列決定 実施例29で得られたラット由来のリガンドポリペプチ
ドをコードするcDNA配列([図32])をもとに以
下の2種のプライマーを合成した。 rFBG: 5’−AGATTGGCATCATCCAGGAAGACGGAG CAT−3’〔配列番号:61〕 rRSA: 5’−GTCGACTCAGCAGCACTGTCTTCTCGA GCTG−3’〔配列番号:62〕 この2種のプライマーを用いてマウス・ゲノムDNA
(Mouse BALB/c genomicDNA) 0.5 ngを鋳型としてPC
R法による増幅を行った。反応液の組成は、合成DNA
プライマー各200nM、鋳型DNA0.5ng、0.25mMdNTP
s ExTaq polymerase 0.5μlおよび酵素に付属の
バッファーで、総反応溶液は50μlとした。増幅のため
のサイクルはサーマルサイクラー(パーキンエルマー
社)を用い、95℃ 30秒、67℃ 60秒を30cycl
e繰り返した。増幅産物の確認は1.2%アガロースゲ
ル電気泳動およびエキジウムブロマイド染色によって行
い、生じた約1kbのバンドを回収後、TAクローニン
グキット(invitrogen社)を用いてサブクローニングし
た。そのライゲーションミクスチャーをE.coli. JM109
にTransformationし、挿入断片をもつクローンをアンピ
シリンおよびX−galを含むLB寒天培地中で選択
し、白色を呈するクローンを分離し、形質転換体Escher
ichia coli JM109/pmGB3を得た。このクローンをアンピ
シリンを含むLB培地で一晩培養し、自動プラスミド抽
出装置を用いてプラスミドDNAを調製した。調製した
DNAの一部を用いてABI Dye Terminator Cycle Seque
ncing Kit(ABI社)を用いて行い、蛍光式自動シー
ケンサーを用いて解読し、得られた塩基配列の情報はD
NASIS(日立システムエンジニアリング社)を用い
て行った〔図36〕。下線で示す部分はプライマーの配
列に相当する部分である。決定した塩基配列をもとに配
列番号:58,59または60で表わされる配列と比較
した結果、Escherichia coli JM109/pmGB3の保持するプ
ラスミドpmGB3に挿入されたDNA断片が新規のマウス
型リガンドポリペプチドをコードすることが分かった
〔図37〕。
【0115】
【実施例34】マウスゲノムDNAからのリガンドポリ
ペプチドコード領域全翻沢領域のDNAの取得及び配列
決定 実施例33で得られたプラスミドpmGB3の挿入されたD
NA断片を調整し、Genome Systems 社に送付し、この
断片をプローブとして Mouse ES129/SuJのBA
C library より hybridization screening(catalogue
BAC 4921)を発注した。Genome Systems 社
より送り返されてきたBACクローンより、目的とする
リガンドペプチドコード領域を含むDNA断片をpUC
18 Vector のEcoRI 部位にサブクローニングし、JM
109/pmGFE1を得て、同様にその周辺領域の配列
を決定した。決定された配列は〔図39〕および〔図4
0〕のものであり、示されるアミノ酸配列をコードして
いた。〔図39〕および〔図40〕中( )でかこんだ
領域は実施例33で得られた配列と異なる配列であり、
以前PCRのプライマーの部分であったが、今回の配列
はアミノ酸で5残基短いものである。
ペプチドコード領域全翻沢領域のDNAの取得及び配列
決定 実施例33で得られたプラスミドpmGB3の挿入されたD
NA断片を調整し、Genome Systems 社に送付し、この
断片をプローブとして Mouse ES129/SuJのBA
C library より hybridization screening(catalogue
BAC 4921)を発注した。Genome Systems 社
より送り返されてきたBACクローンより、目的とする
リガンドペプチドコード領域を含むDNA断片をpUC
18 Vector のEcoRI 部位にサブクローニングし、JM
109/pmGFE1を得て、同様にその周辺領域の配列
を決定した。決定された配列は〔図39〕および〔図4
0〕のものであり、示されるアミノ酸配列をコードして
いた。〔図39〕および〔図40〕中( )でかこんだ
領域は実施例33で得られた配列と異なる配列であり、
以前PCRのプライマーの部分であったが、今回の配列
はアミノ酸で5残基短いものである。
【実施例35】ノックアウトマウス作製のためのターゲ
ティングベクターの構築 ターゲティングベクターの構築には、実施例34で得ら
れたpmGFE1とpGT−N28(NEB社)を用いて
行った。pGT−N28の BamHI 部位と HindIII 部位
の間に pmGFE1の BamHI 部位と HindIII 部位の Vs
pI 部位を含む断片を導入し(本ペプチド遺伝子の5'上
流域)、次に、 XhoI 部位と NotI 部位の間に pmGF
E1の HpaI 部位と SaII 部位の断片を(本ペプチド遺
伝子の3'下流域)それぞれ linker ligation により X
hoI、NotI に改変した後導入することによりpmGFEN
28を得た〔図41〕。
ティングベクターの構築 ターゲティングベクターの構築には、実施例34で得ら
れたpmGFE1とpGT−N28(NEB社)を用いて
行った。pGT−N28の BamHI 部位と HindIII 部位
の間に pmGFE1の BamHI 部位と HindIII 部位の Vs
pI 部位を含む断片を導入し(本ペプチド遺伝子の5'上
流域)、次に、 XhoI 部位と NotI 部位の間に pmGF
E1の HpaI 部位と SaII 部位の断片を(本ペプチド遺
伝子の3'下流域)それぞれ linker ligation により X
hoI、NotI に改変した後導入することによりpmGFEN
28を得た〔図41〕。
【実施例36】ES細胞の相同組換え体の取得 ES細胞の相同組換え体の取得に関しては Genome Syst
ems 社より購入したES細胞(RW−4)とその添付マ
ニュアルにしたがって行った。より具体的には実施例3
5で得られた pmGFEN28を VspI 及び NotI で消
化して生ずる約13Kbp のDNA断片をアガロースゲル
電気泳動で回収した後、RW−4細胞ににバイオラッド
社のジーンパルサーを用いてエレクトロポレーション
(electroporation)を行い組換え体を得た。また同一
のDNA断片を Genome Systems 社に送付し、エレクト
ロポレーションを依頼し組換え体を得た。つまり〔図4
2〕に示すようにサザン解析で5'側プローブにて12K
bpと5.5Kbp、3'側プローブにて7.5Kbp、5.5Kbp
のバンドが検出できる。lane1、lane6、lane7に流し
たDNAを抽出したクローン no. 92 Hinuma、56F
F、81FFのクローンが求める相同組換え体である。
これらのESのクローンを用いて今後キメラマウスの作
製が可能である。
ems 社より購入したES細胞(RW−4)とその添付マ
ニュアルにしたがって行った。より具体的には実施例3
5で得られた pmGFEN28を VspI 及び NotI で消
化して生ずる約13Kbp のDNA断片をアガロースゲル
電気泳動で回収した後、RW−4細胞ににバイオラッド
社のジーンパルサーを用いてエレクトロポレーション
(electroporation)を行い組換え体を得た。また同一
のDNA断片を Genome Systems 社に送付し、エレクト
ロポレーションを依頼し組換え体を得た。つまり〔図4
2〕に示すようにサザン解析で5'側プローブにて12K
bpと5.5Kbp、3'側プローブにて7.5Kbp、5.5Kbp
のバンドが検出できる。lane1、lane6、lane7に流し
たDNAを抽出したクローン no. 92 Hinuma、56F
F、81FFのクローンが求める相同組換え体である。
これらのESのクローンを用いて今後キメラマウスの作
製が可能である。
【0116】
【発明の効果】本発明は、G蛋白質共役型レセプター蛋
白質に対するマウス由来リガンドポリペプチド、及びこ
れをコードするDNAを含有するDNAおよびその用途
に関する。本発明のポリペプチドまたは該ポリペプチド
をコードするDNA等は、下垂体機能調節剤、中枢機能
調節剤または膵臓機能調節剤などとして有用であり、ま
た、組換え型レセプター蛋白質の発現系を用いたレセ
プター結合アッセイ系の開発と医薬品候補化合物のスク
リーニング、下垂体機能調節剤、中枢機能調節剤また
は膵臓機能調節剤などの医薬の開発、さらには、その
遺伝子機能を解析するための非ヒト・トランスジェニッ
ク動物(特に、有用なノックアウトマウス)の作成に有
用である。
白質に対するマウス由来リガンドポリペプチド、及びこ
れをコードするDNAを含有するDNAおよびその用途
に関する。本発明のポリペプチドまたは該ポリペプチド
をコードするDNA等は、下垂体機能調節剤、中枢機能
調節剤または膵臓機能調節剤などとして有用であり、ま
た、組換え型レセプター蛋白質の発現系を用いたレセ
プター結合アッセイ系の開発と医薬品候補化合物のスク
リーニング、下垂体機能調節剤、中枢機能調節剤また
は膵臓機能調節剤などの医薬の開発、さらには、その
遺伝子機能を解析するための非ヒト・トランスジェニッ
ク動物(特に、有用なノックアウトマウス)の作成に有
用である。
【0117】
【配列番号:1】 配列の長さ:82 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ala Pro Arg Thr Trp Leu Leu Cys Leu Leu Leu Leu Gly Leu Val Leu 1 5 10 15 Pro Gly Ala Ser Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Thr Arg Thr 20 25 30 Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val 35 40 45 Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg Ala Ala Leu Arg Asp Val Thr Gly Pro 50 55 60 Gly Leu Arg Cys Arg Leu Ser Cys Phe Pro Leu Asp Gly Ser Ala Lys 65 70 75 80 Phe Ser 85
【0118】
【配列番号:2】 配列の長さ:249 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 GGCACCGAGG ACCTGGCTTC TGTGCTTGCT GCTGCTAGGC TTAGTCCTCC CAGGAGCTTC 60 CAGCCGAGCC CACCAGCACT CCATGGAGAC CCGCACCCCT GACATCAATC CTGCCTGGTA 120 CACGGGTCGT GGGATCAGGC CTGTGGGCCG CTTCGGGAGG AGGAGGGCAG CCCTGAGGGA 180 TGTCACCGGA CCTGGCCTGC GGTGCCGGCT AAGCTGCTTC CCACTGGATG GAAGTGCCAA 240 GTTCTCTCA 249
【0119】
【配列番号:3】 配列の長さ:893 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 特徴を決定した方法:S 配列 GGCACCGAGG ACCTGGCTTC TGTGCTTGCT GCTGCTAGGC TTAGTCCTCC CAGGAGCTTC 60 CAGCCGAGCC CACCAGCACT CCATGGAGAC CCGCAGTGAG TGCCTGGCAT ATGGAGGACA 120 GCCACTGTCA CCTCCCATCC ATATGCTTCC CAAATGCCTT GAGTACCCAG CCCCTGAATG 180 GGAGGTTAGC CATCTCCTAA GCCAGTGGTT TCCAACCTTC CTAATACAGA ACTTTTAATA 240 CAGATCCTTA TGTTGTGGTG ACCCCCAGCC AGAAAATTAT TGTGATGCTG TTTTCATAGT 300 TGTAAGTTTT GCTACTGTTA TGGATCATAA TGTTAATATC TGAAATGCAG GATGTCTGAT 360 ATGCGCCCTT CCCCCCAAAC AAAAGGGACA CAACCCACAG GTTGAGAGCC TCTGGGATCT 420 AAGCAAAAGC TACCTTACCA TGCAGTCAGT TGGGAGATTG GTCCTGTTAA GATCTCCCCA 480 GAATGGTCCT GTTTCCTGTC CTCATCATTC CCCTAACCCA TCTTTGTGGG GTCCCTTAAG 540 ACTTTGGAGG ATGACAGTCA GACAGGAAGA GAATACTGAT CCTGGCATAT GTCTAAATAA 600 ATTCCCTAAA GCCACACCAC TGCCCAGATA TGCCCAGCCA GTGTAATCAG GGTGGGTGCC 660 AACATGGCCT GGTGCCCAGG TTTCCATCAG CTTAGGGGCT CCCGTGTCCC ATACGCTGCT 720 CTGACTCTTT CCTTTCCAGC CCCTGACATC AATCCTGCCT GGTACACGGG TCGTGGGATC 780 AGGCCTGTGG GCCGCTTCGG GAGGAGGAGG GCAGCCCTGA GGGATGTCAC CGGACCTGGC 840 CTGCGGTGCC GGCTAAGCTG CTTCCCACTG GATGGAAGTG CCAAGTTCTC TCA 893
【0120】
【配列番号:4】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu
Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25
30
Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25
30
【0121】
【配列番号:5】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu
Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25
30
Thr Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5
10 15 Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile
Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25
30
【0122】
【配列番号:6】 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Thr Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0123】
【配列番号:7】 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu 1 5 10 15
【0124】
【配列番号:8】 配列の長さ:9 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr 1 5 10 15
【0125】
【配列番号:9】 配列の長さ:10 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 1 5 10 15
【0126】
【配列番号:10】 配列の長さ:91 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Leu Val Leu Val Ile Ala Arg Val Arg Arg Leu His Asn Val Thr Asn 1 5 10 15 Phe Leu Ile Gly Asn Leu Ala Leu Ser Asp Val Leu Met Cys Thr Ala 20 25 30 Cys Val Pro Leu Thr Leu Ala Tyr Ala Phe Glu Pro Arg Gly Trp Val 35 40 45 Phe Gly Gly Gly Leu Cys His Leu Val Phe Phe Leu Gln Pro Val Thr 50 55 60 Val Tyr Val Ser Val Phe Thr Leu Thr Thr Ile Ala Val Asp Arg Tyr 65 70 75 80 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg Arg Ile 85 90
【0127】
【配列番号:11】 配列の長さ:59 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Gly Leu Leu Leu Val Thr Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Val Ile Leu Leu 1 5 10 15 Ser Tyr Val Arg Val Ser Val Lys Leu Arg Asn Arg Val Val Pro Gly 20 25 30 Cys Val Thr Gln Ser Gln Ala Asp Trp Asp Arg Ala Arg Arg Arg Arg 35 40 45 Thr Phe Cys Leu Leu Val Val Val Val Val Val 50 55
【0128】
【配列番号:12】 配列の長さ:370 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Ala Ser Ser Thr Thr Arg Gly Pro Arg Val Ser Asp Leu Phe Ser 1 5 10 15 Gly Leu Pro Pro Ala Val Thr Thr Pro Ala Asn Gln Ser Ala Glu Ala 20 25 30 Ser Ala Gly Asn Gly Ser Val Ala Gly Ala Asp Ala Pro Ala Val Thr 35 40 45 Pro Phe Gln Ser Leu Gln Leu Val His Gln Leu Lys Gly Leu Ile Val 50 55 60 Leu Leu Tyr Ser Val Val Val Val Val Gly Leu Val Gly Asn Cys Leu 65 70 75 80 Leu Val Leu Val Ile Ala Arg Val Arg Arg Leu His Asn Val Thr Asn 85 90 95 Phe Leu Ile Gly Asn Leu Ala Leu Ser Asp Val Leu Met Cys Thr Ala 100 105 110 Cys Val Pro Leu Thr Leu Ala Tyr Ala Phe Glu Pro Arg Gly Trp Val 115 120 125 Phe Gly Gly Gly Leu Cys His Leu Val Phe Phe Leu Gln Pro Val Thr 130 135 140 Val Tyr Val Ser Val Phe Thr Leu Thr Thr Ile Ala Val Asp Arg Tyr 145 150 155 160 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg Arg Ile Ser Leu Arg Leu Ser 165 170 175 Ala Tyr Ala Val Leu Ala Ile Trp Ala Leu Ser Ala Val Leu Ala Leu 180 185 190 Pro Ala Ala Val His Thr Tyr His Val Glu Leu Lys Pro His Asp Val 195 200 205 Arg Leu Cys Glu Glu Phe Trp Gly Ser Gln Glu Arg Gln Arg Gln Leu 210 215 220 Tyr Ala Trp Gly Leu Leu Leu Val Thr Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Val 225 230 235 240 Ile Leu Leu Ser Tyr Val Arg Val Ser Val Lys Leu Arg Asn Arg Val 245 250 255 Val Pro Gly Cys Val Thr Gln Ser Gln Ala Asp Trp Asp Arg Ala Arg 260 265 270 Arg Arg Arg Thr Phe Cys Leu Leu Val Val Val Val Val Val Phe Ala 275 280 285 Val Cys Trp Leu Pro Leu His Val Phe Asn Leu Leu Arg Asp Leu Asp 290 295 300 Pro His Ala Ile Asp Pro Tyr Ala Phe Gly Leu Val Gln Leu Leu Cys 305 310 315 320 His Trp Leu Ala Met Ser Ser Ala Cys Tyr Asn Pro Phe Ile Tyr Ala 325 330 335 Trp Leu His Asp Ser Phe Arg Glu Glu Leu Arg Lys Leu Leu Val Ala 340 345 350 Trp Pro Arg Lys Ile Ala Pro His Gly Gln Asn Met Thr Val Ser Val 355 360 365 Val Ile 370
【0129】
【配列番号:13】 配列の長さ:206 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Leu Val Leu Val Ile Ala Arg Val Arg Arg Leu Tyr Asn Val Thr Asn 1 5 10 15 Phe Leu Ile Gly Asn Leu Ala Leu Ser Asp Val Leu Met Cys Thr Ala 20 25 30 Cys Val Pro Leu Thr Leu Ala Tyr Ala Phe Glu Pro Arg Gly Trp Val 35 40 45 Phe Gly Gly Gly Leu Cys His Leu Val Phe Phe Leu Gln Ala Val Thr 50 55 60 Val Tyr Val Ser Val Phe Thr Leu Thr Thr Ile Ala Val Asp Arg Tyr 65 70 75 80 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg Arg Ile Ser Leu Arg Leu Ser 85 90 95 Ala Tyr Ala Val Leu Ala Ile Trp Val Leu Ser Ala Val Leu Ala Leu 100 105 110 Pro Ala Ala Val His Thr Tyr His Val Glu Leu Lys Pro His Asp Val 115 120 125 Arg Leu Cys Glu Glu Phe Trp Gly Ser Gln Glu Arg Gln Arg Gln Leu 130 135 140 Tyr Ala Trp Gly Leu Leu Leu Val Thr Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Val 145 150 155 160 Ile Leu Leu Ser Tyr Ala Arg Val Ser Val Lys Leu Arg Asn Arg Val 165 170 175 Val Pro Gly Arg Val Thr Gln Ser Gln Ala Asp Trp Asp Arg Ala Arg 180 185 190 Arg Arg Arg Thr Phe Cys Leu Leu Val Val Val Val Val Val 195 200 205
【0130】
【配列番号:14】 配列の長さ:126 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Val Val Leu Val His Pro Leu Arg Arg Arg Ile Ser Leu Arg Leu Ser 1 5 10 15 Ala Tyr Ala Val Leu Gly Ile Trp Ala Leu Ser Ala Val Leu Ala Leu 20 25 30 Pro Ala Ala Val His Thr Tyr His Val Glu Leu Lys Pro His Asp Val 35 40 45 Ser Leu Cys Glu Glu Phe Trp Gly Ser Gln Glu Arg Gln Arg Gln Ile 50 55 60 Tyr Ala Trp Gly Leu Leu Leu Gly Thr Tyr Leu Leu Pro Leu Leu Ala 65 70 75 80 Ile Leu Leu Ser Tyr Val Arg Val Ser Val Lys Leu Arg Asn Arg Val 85 90 95 Val Pro Gly Ser Val Thr Gln Ser Gln Ala Asp Trp Asp Arg Ala Arg 100 105 110 Arg Arg Arg Thr Phe Cys Leu Leu Val Val Val Val Val Val 115 120 125
【0131】
【配列番号:15】 配列の長さ:273 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 CTGGTGCTGG TGATCGCGCG GGTGCGCCGG CTGCACAACG TGACGAACTT CCTCATCGGC 60 AACCTGGCCT TGTCCGACGT GCTCATGTGC ACCGCCTGCG TGCCGCTCAC GCTGGCCTAT 120 GCCTTCGAGC CACGCGGCTG GGTGTTCGGC GGCGGCCTGT GCCACCTGGT CTTCTTCCTG 180 CAGCCGGTCA CCGTCTATGT GTCGGTGTTC ACGCTCACCA CCATCGCAGT GGACCGGTAC 240 GTCGTGCTGG TGCACCCGCT GAGGCGGCGC ATC 273
【0132】
【配列番号:16】 配列の長さ:177 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 GGCCTGCTGC TGGTCACCTA CCTGCTCCCT CTGCTGGTCA TCCTCCTGTC TTACGTCCGG 60 GTGTCAGTGA AGCTCCGCAA CCGCGTGGTG CCGGGCTGCG TGACCCAGAG CCAGGCCGAC 120 TGGGACCGCG CTCGGCGCCG GCGCACCTTC TGCTTGCTGG TGGTGGTCGT GGTGGTG 177
【0133】
【配列番号:17】 配列の長さ:1110 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGGCCTCAT CGACCACTCG GGGCCCCAGG GTTTCTGACT TATTTTCTGG GCTGCCGCCG 60 GCGGTCACAA CTCCCGCCAA CCAGAGCGCA GAGGCCTCGG CGGGCAACGG GTCGGTGGCT 120 GGCGCGGACG CTCCAGCCGT CACGCCCTTC CAGAGCCTGC AGCTGGTGCA TCAGCTGAAG 180 GGGCTGATCG TGCTGCTCTA CAGCGTCGTG GTGGTCGTGG GGCTGGTGGG CAACTGCCTG 240 CTGGTGCTGG TGATCGCGCG GGTGCGCCGG CTGCACAACG TGACGAACTT CCTCATCGGC 300 AACCTGGCCT TGTCCGACGT GCTCATGTGC ACCGCCTGCG TGCCGCTCAC GCTGGCCTAT 360 GCCTTCGAGC CACGCGGCTG GGTGTTCGGC GGCGGCCTGT GCCACCTGGT CTTCTTCCTG 420 CAGCCGGTCA CCGTCTATGT GTCGGTGTTC ACGCTCACCA CCATCGCAGT GGACCGCTAC 480 GTCGTGCTGG TGCACCCGCT GAGGCGGCGC ATCTCGCTGC GCCTCAGCGC CTACGCTGTG 540 CTGGCCATCT GGGCGCTGTC CGCGGTGCTG GCGCTGCCCG CCGCCGTGCA CACCTATCAC 600 GTGGAGCTCA AGCCGCACGA CGTGCGCCTC TGCGAGGAGT TCTGGGGCTC CCAGGAGCGC 660 CAGCGCCAGC TCTACGCCTG GGGGCTGCTG CTGGTCACCT ACCTGCTCCC TCTGCTGGTC 720 ATCCTCCTGT CTTACGTCCG GGTGTCAGTG AAGCTCCGCA ACCGCGTGGT GCCGGGCTGC 780 GTGACCCAGA GCCAGGCCGA CTGGGACCGC GCTCGGCGCC GGCGCACCTT CTGCTTGCTG 840 GTGGTGGTCG TGGTGGTGTT CGCCGTCTGC TGGCTGCCGC TGCACGTCTT CAACCTGCTG 900 CGGGACCTCG ACCCCCACGC CATCGACCCT TACGCCTTTG GGCTGGTGCA GCTGCTCTGC 960 CACTGGCTCG CCATGAGTTC GGCCTGCTAC AACCCCTTCA TCTACGCCTG GCTGCACGAC 1020 AGCTTCCGCG AGGAGCTGCG CAAACTGTTG GTCGCTTGGC CCCGCAAGAT AGCCCCCCAT 1080 GGCCAGAATA TGACCGTCAG CGTGGTCATC 1110
【0134】
【配列番号:18】 配列の長さ:618 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 CTGGTGCTGG TGATCGCGCG GGTGCGCCGG CTGTACAACG TGACGAATTT CCTCATCGGC 60 AACCTGGCCT TGTCCGACGT GCTCATGTGC ACCGCCTGCG TGCCGCTCAC GCTGGCCTAT 120 GCCTTCGAGC CACGCGGCTG GGTGTTCGGC GGCGGCCTGT GCCACCTGGT CTTCTTCCTG 180 CAGGCGGTCA CCGTCTATGT GTCGGTGTTC ACGCTCACCA CCATCGCAGT GGACCGCTAC 240 GTCGTGCTGG TGCACCCGCT GAGGCGGCGC ATCTCGCTGC GCCTCAGCGC CTACGCTGTG 300 CTGGCCATCT GGGTGCTGTC CGCGGTGCTG GCGCTGCCCG CCGCCGTGCA CACCTATCAC 360 GTGGAGCTCA AGCCGCACGA CGTGCGCCTC TGCGAGGAGT TCTGGGGCTC CCAGGAGCGC 420 CAGCGCCAGC TCTACGCCTG GGGGCTGCTG CTGGTCACCT ACCTGCTCCC TCTGCTGGTC 480 ATCCTCCTGT CTTACGCCCG GGTGTCAGTG AAGCTCCGCA ACCGCGTGGT GCCGGGCCGC 540 GTGACCCAGA GCCAGGCCGA CTGGGACCGC GCTCGGCGCC GGCGCACCTT CTGCTTGCTG 600 GTGGTGGTCG TGGTGGTG 618
【0135】
【配列番号:19】 配列の長さ:378 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 GTGGTTCTGG TGCACCCGCT ACGTCGGCGC ATTTCACTGA GGCTCAGCGC CTACGCGGTG 60 CTGGGCATCT GGGCTCTATC TGCAGTGCTG GCGCTGCCGG CCGCGGTGCA CACCTACCAT 120 GTGGAGCTCA AGCCCCACGA CGTGAGCCTC TGCGAGGAGT TCTGGGGCTC GCAGGAGCGC 180 CAACGCCAGA TCTACGCCTG GGGGCTGCTT CTGGGCACCT ATTTGCTCCC CCTGCTGGCC 240 ATCCTCCTGT CTTACGTACG GGTGTCAGTG AAGCTGAGGA ACCGCGTGGT GCCTGGCAGC 300 GTGACCCAGA GTCAAGCTGA CTGGGACCGA GCGCGTCGCC GCCGCACTTT CTGTCTGCTG 360 GTGGTGGTGG TGGTAGTG 378
【0136】
【配列番号:20】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CGTGGSCMTS STGGGCAACN YCCTG 25
【0137】
【配列番号:21】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GTNGWRRGGC ANCCAGCAGA KGGCAAA 27
【0138】
【配列番号:22】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CTGTGYGYSA TYGCNNTKGA YMGSTAC 27
【0139】
【配列番号:23】 配列の長さ:29 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AKGWAGWAGG GCAGCCAGCA GANSRYGAA 29
【0140】
【配列番号:24】 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CTGACTTATT TTCTGGGCTG CCGC 24
【0141】
【配列番号:25】 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AACACCGACA CATAGACGGT GACC 24
【0142】
【配列番号:26】 配列の長さ:29 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly 20 25
【0143】
【配列番号:27】 配列の長さ:19 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg 19
【0144】
【配列番号:28】 配列の長さ:98 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Lys Ala Val Gly Ala Trp Leu Leu Cys Leu Leu Leu Leu Gly Leu 1 5 10 15 Ala Leu Gln Gly Ala Ala Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile 20 25 30 Arg Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg 35 40 45 Pro Val Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg Ala Ala Pro Gly Asp Gly Pro 50 55 60 Arg Pro Gly Pro Arg Arg Val Pro Ala Cys Phe Arg Leu Glu Gly Gly 65 70 75 80 Ala Glu Pro Ser Arg Ala Leu Pro Gly Arg Leu Thr Ala Gln Leu Val 85 90 95 Gln Glu
【0145】
【配列番号:29】 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GCICAYCARC AYTGYATGGA 20
【0146】
【配列番号:30】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CCIACGGGIC KDATGCCICK GCCIGC 26
【0147】
【配列番号:31】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 ACGGGCCKDA TGCCICKGCC IGCRTA 26
【0148】
【配列番号:32】 配列の長さ:20 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CCGGCGTACC AGGCAGGGTT 20
【0149】
【配列番号:33】 配列の長さ:28 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AGGCAGGGTT GATGTCGGGG GTGCGGAT 28
【0150】
【配列番号:34】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CTGCCAGCAG AGCCCACCAG CAC
TCCA 27
TCCA 27
【0151】
【配列番号:35】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GTGGGGGCCT GGCTCCTCTG CCT
GCTG 27
GCTG 27
【0152】
【配列番号:36】 配列の長さ:32 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GTGTCGACGA ATGAAGGCGG TGGGGGCCTG GC 32
【0153】
【配列番号:37】 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AGGCTCCCGC TGTTATTCCT GGA
C 24
C 24
【0154】
【配列番号:38】 配列の長さ:98 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Met Lys Ala Val Gly Ala Trp Leu Leu
Cys Leu Leu Leu Leu Gly Leu 1 5
10 15 Ala Leu Gln Gly Ala Ala Ser Arg Ala
His Gln His Ser Met Glu Ile 20 25
30 Arg Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp
Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg 35 40
45 Pro Val Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg
Ala Ala Leu Gly Asp Gly Pro 50 55
60 Arg Pro Gly Pro Arg Arg Val Pro Ala
Cys Phe Arg Leu Glu Gly Gly 65 70
75 80 Ala Glu Pro Ser Arg Ala Leu Pro Gly
Arg Leu Thr Ala Gln Leu Val 85
90 95 Gln Glu
Cys Leu Leu Leu Leu Gly Leu 1 5
10 15 Ala Leu Gln Gly Ala Ala Ser Arg Ala
His Gln His Ser Met Glu Ile 20 25
30 Arg Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp
Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg 35 40
45 Pro Val Gly Arg Phe Gly Arg Arg Arg
Ala Ala Leu Gly Asp Gly Pro 50 55
60 Arg Pro Gly Pro Arg Arg Val Pro Ala
Cys Phe Arg Leu Glu Gly Gly 65 70
75 80 Ala Glu Pro Ser Arg Ala Leu Pro Gly
Arg Leu Thr Ala Gln Leu Val 85
90 95 Gln Glu
【0155】
【配列番号:39】 配列の長さ:31 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe 20 25 30
【0156】
【配列番号:40】 配列の長さ:32 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30
【0157】
【配列番号:41】 配列の長さ:33 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Ser Arg Ala His Gln His Ser Met Glu Ile Arg Thr Pro Asp Ile Asn 1 5 10 15 Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro Val Gly Arg Phe Gly 20 25 30 Arg 33
【0158】
【配列番号:42】 配列の長さ:20 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe 20
【0159】
【配列番号:43】 配列の長さ:21 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly 20
【0160】
【配列番号:44】 配列の長さ:22 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Thr Pro Asp Ile Asn Pro Ala Trp Tyr Ala Gly Arg Gly Ile Arg Pro 1 5 10 15 Val Gly Arg Phe Gly Arg 20
【0161】
【配列番号:45】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CARCAYTCCA TGGAGACAAG AACCCC 26
【0162】
【配列番号:46】 配列の長さ:24 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 TACCAGGCAG GATTGATACA GGGG 24
【0163】
【配列番号:47】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGCATCATCC AGGAAGACGG AGC
AT 25
AT 25
【0164】
【配列番号:48】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AGCAGAGGAG AGGGAGGGTA GAG
GA 25
GA 25
【0165】
【配列番号:49】 配列の長さ:22 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 ACGTGGCTTC TGTGCTTGCT GC 22
【0166】
【配列番号:50】 配列の長さ:25 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GCCTGATCCC GCGGCCCGTG TAC
CA 25
CA 25
【0167】
【配列番号:51】 配列の長さ:26 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 TTGCCCTTCT CCTGCCGAAG CGG
CCC 26
CCC 26
【0168】
【配列番号:52】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGCGGGGGCT GCAAGTCGTA CCCATCG 27
【0169】
【配列番号:53】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CGGCACTCCA TGGAGATCCG CAC
CCCT 27
CCCT 27
【0170】
【配列番号:54】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CAGGCAGGAT TGATGTCAGG GGT
GCGG 27
GCGG 27
【0171】
【配列番号:55】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 CATGGAGTGC CGATGGGTAC GACTTGC 27
【0172】
【配列番号:56】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGCCTCCTCG GAGGAGCCAA GGG
ATGA 27
ATGA 27
【0173】
【配列番号:57】 配列の長さ:27 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GGGAAAGGAG CCCGAAGGAG AGG
AGAG 27
AGAG 27
【0174】
【配列番号:58】 配列の長さ:294 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGAAGGCGG TGGGGGCCTG GCTCCTCTGC CTGCTGCTGC TGGGCCTGGC CCTGCAGGGG 60 GCTGCCAGCA GAGCCCACCA GCACTCCATG GAGATCCGCA CCCCCGACAT CAACCCTGCC 120 TGGTACGCRG GCCGTGGGAT CCGGCCCGTG GGCCGCTTCG GCCGGCGAAG AGCTGCCCYG 180 GGGGACGGAC CCAGGCCTGG CCCCCGGCGT GTGCCGGCCT GCTTCCGCCT GGAAGGCGGY 240 GCTGAGCCCT CCCGAGCCCT CCCGGGGCGG CTGACGGCCC AGCTGGTCCA GGAA 294
【0175】
【配列番号:59】 配列の長さ:249 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGGCCCTGA AGACGTGGCT TCTGTGCTTG CTGCTGCTAA GCTTGGTCCT CCCAGGGGCT 60 TCCAGCCGAG CCCACCAGCA CTCCATGGAG ACAAGAACCC CTGATATCAA TCCTGCCTGG 120 TACACGGGCC GCGGGATCAG GCCTGTGGGC CGCTTCGGCA GGAGAAGGGC AACCCCGAGG 180 GATGTCACTG GACTTGGCCA ACTCAGCTGC CTCCCACTGG ATGGACGCAC CAAGTTCTCT 240 CAGCGTGGA 249
【0176】
【配列番号:60】 配列の長さ:261 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 特徴を決定した方法:S 配列 ATGAAGGTGC TGAGGGCCTG GCTCCTGTGC CTGCTGATGC TGGGCCTGGC CCTGCGGGGA 60 GCTGCAAGTC GTACCCATCG GCACTCCATG GAGATCCGCA CCCCTGACAT CAATCCTGCC 120 TGGTACGCCA GTCGCGGGAT CAGGCCTGTG GGCCGCTTCG GTCGGAGGAG GGCAACCCTG 180 GGGGACGTCC CCAAGCCTGG CCTGCGACCC CGGCTGACCT GCTTCCCCCT GGAAGGCGGT 240 GCTATGTCGT CCCAGGATGG C 261
【0177】
【配列番号:61】 配列の長さ:30 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 AGATTGGCAT CATCCAGGAA GACGGAGCAT 30
【0178】
【配列番号:62】 配列の長さ:31 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:他の核酸 合成DNA 配列 GTCGACTCAG CAGCACTGTC TTCTCGAGCT G 31
【0179】
【図1】ヒト下垂体由来cDNAを用いてPCR法によ
って単離したcDNAクローンp19P2に含まれるヒ
ト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。配列決定に用いたプライマーは−21M13で
ある。下線で示した部分は合成プライマーに相当する部
分である。
って単離したcDNAクローンp19P2に含まれるヒ
ト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。配列決定に用いたプライマーは−21M13で
ある。下線で示した部分は合成プライマーに相当する部
分である。
【図2】ヒト下垂体由来cDNAを用いてPCR法によ
って単離したcDNAクローンp19P2に含まれるヒ
ト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。配列決定に用いたプライマーはM13RV-N
(タカラ)である。下線で示した部分は合成プライマー
に相当する部分である。
って単離したcDNAクローンp19P2に含まれるヒ
ト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。配列決定に用いたプライマーはM13RV-N
(タカラ)である。下線で示した部分は合成プライマー
に相当する部分である。
【図3】図1に示したアミノ酸配列をもとに作成した、
p19P2に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白質の部
分疎水性プロットを示す。
p19P2に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白質の部
分疎水性プロットを示す。
【図4】図2に示したアミノ酸配列をもとに作成した、
p19P2に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白質の部
分疎水性プロットを示す。
p19P2に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役型レ
セプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白質の部
分疎水性プロットを示す。
【図5】図1および図2に示したp19P2に含まれる
ヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDN
A断片にコードされる蛋白質の部分アミノ酸配列を、公
知のG蛋白質共役型レセプター蛋白質であるS1286
3と比較した図を示す。黒く塗った部分は一致している
部分を示す。p19P2の第1番目〜第99番目のアミ
ノ酸配列は図1の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列
に対応し、第156番目〜第230番目のアミノ酸配列
は図2の第1番目〜第68番目のアミノ酸配列に対応す
る。
ヒト下垂体由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDN
A断片にコードされる蛋白質の部分アミノ酸配列を、公
知のG蛋白質共役型レセプター蛋白質であるS1286
3と比較した図を示す。黒く塗った部分は一致している
部分を示す。p19P2の第1番目〜第99番目のアミ
ノ酸配列は図1の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列
に対応し、第156番目〜第230番目のアミノ酸配列
は図2の第1番目〜第68番目のアミノ酸配列に対応す
る。
【図6】MIN6由来cDNAを用いてPCR法によっ
て単離したcDNAクローンpG3−2およびpG1−
10にそれぞれ含まれるMIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列に基づいて導
き出したMIN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白
質cDNA断片の塩基配列およびそれにコードされるア
ミノ酸配列を示す。下線で示した部分は合成プライマー
に相当する部分である。
て単離したcDNAクローンpG3−2およびpG1−
10にそれぞれ含まれるMIN6由来のG蛋白質共役型
レセプター蛋白質cDNA断片の塩基配列に基づいて導
き出したMIN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白
質cDNA断片の塩基配列およびそれにコードされるア
ミノ酸配列を示す。下線で示した部分は合成プライマー
に相当する部分である。
【図7】図6に示したMIN6由来のG蛋白質共役型レ
セプター蛋白質の部分アミノ酸配列(pG3−2/pG
1−10)を、図1および図2に示したp19P2にコ
ードされる蛋白質の部分アミノ酸配列と比較した図を示
す。黒塗りの部分は配列が一致している部分を示す。p
19P2の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列は図1
の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列に対応し、第1
56番目〜第223番目のアミノ酸配列は図2の第1番
目〜第68番目のアミノ酸配列に対応する。pG3−2
/pG1−10の第1番目〜第223番目のアミノ酸配
列は図6の第1番目〜第223番目のアミノ酸配列に対
応する。
セプター蛋白質の部分アミノ酸配列(pG3−2/pG
1−10)を、図1および図2に示したp19P2にコ
ードされる蛋白質の部分アミノ酸配列と比較した図を示
す。黒塗りの部分は配列が一致している部分を示す。p
19P2の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列は図1
の第1番目〜第99番目のアミノ酸配列に対応し、第1
56番目〜第223番目のアミノ酸配列は図2の第1番
目〜第68番目のアミノ酸配列に対応する。pG3−2
/pG1−10の第1番目〜第223番目のアミノ酸配
列は図6の第1番目〜第223番目のアミノ酸配列に対
応する。
【図8】図6に示した部分アミノ酸配列をもとに作成し
た、MIN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質の
部分疎水性プロットを示す。
た、MIN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質の
部分疎水性プロットを示す。
【図9】p19P2に挿入されているDNA断片をプロ
ーブとして用いて、ヒト下垂体由来cDNAライブラリ
ーよりプラークハイブリダイゼーション法によって単離
したcDNAクローンphGR3に含まれるヒト下垂体
由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩基
配列およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。
ーブとして用いて、ヒト下垂体由来cDNAライブラリ
ーよりプラークハイブリダイゼーション法によって単離
したcDNAクローンphGR3に含まれるヒト下垂体
由来G蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNAの全塩基
配列およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。
【図10】ヒト下垂体由来のcDNAクローンphGR
3がコードするレセプター遺伝子のヒト下垂体mRNA
に対するノーザンブロットの結果を示す。
3がコードするレセプター遺伝子のヒト下垂体mRNA
に対するノーザンブロットの結果を示す。
【図11】図9に示したアミノ酸配列をもとに作成し
た、phGR3に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役
型レセプター蛋白質cDNAにコードされる蛋白質の疎
水性プロットを示す。
た、phGR3に含まれるヒト下垂体由来G蛋白質共役
型レセプター蛋白質cDNAにコードされる蛋白質の疎
水性プロットを示す。
【図12】MIN6由来cDNAを用いてPCR法によ
って単離したcDNAクローンp5S38に含まれるM
IN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。下線で示した部分は合成プライマーに相当する
部分である。
って単離したcDNAクローンp5S38に含まれるM
IN6由来のG蛋白質共役型レセプター蛋白質cDNA
断片の塩基配列およびそれにコードされるアミノ酸配列
を示す。下線で示した部分は合成プライマーに相当する
部分である。
【図13】図12に示したMIN6由来のG蛋白質共役
型レセプター蛋白質の部分アミノ酸配列(p5S38)
を、図1および図2に示したp19P2に含まれるcD
NA断片にコードされるG蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列、および図6に示したpG3−2
ならびにpG1−10にそれぞれ含まれるcDNA断片
の塩基配列から導きだした塩基配列にコードされるG蛋
白質共役型レセプター蛋白質の部分アミノ酸配列と比較
した図を示す。黒塗りの部分は配列が一致している部分
を示す。p5S38の第1番目〜第144番目のアミノ
酸配列は図12の第1番目〜第144番目のアミノ酸配
列に対応する。p19P2の第1番目〜第99番目のア
ミノ酸配列は図1の第1番目〜第99番目のアミノ酸配
列に対応し、第156番目〜第223番目のアミノ酸配
列は図2の第1番目〜第68番目のアミノ酸配列に対応
する。pG3−2/pG1−10の第1番目〜第223
番目のアミノ酸配列は図6の第1番目〜第223番目の
アミノ酸配列に対応する。
型レセプター蛋白質の部分アミノ酸配列(p5S38)
を、図1および図2に示したp19P2に含まれるcD
NA断片にコードされるG蛋白質共役型レセプター蛋白
質の部分アミノ酸配列、および図6に示したpG3−2
ならびにpG1−10にそれぞれ含まれるcDNA断片
の塩基配列から導きだした塩基配列にコードされるG蛋
白質共役型レセプター蛋白質の部分アミノ酸配列と比較
した図を示す。黒塗りの部分は配列が一致している部分
を示す。p5S38の第1番目〜第144番目のアミノ
酸配列は図12の第1番目〜第144番目のアミノ酸配
列に対応する。p19P2の第1番目〜第99番目のア
ミノ酸配列は図1の第1番目〜第99番目のアミノ酸配
列に対応し、第156番目〜第223番目のアミノ酸配
列は図2の第1番目〜第68番目のアミノ酸配列に対応
する。pG3−2/pG1−10の第1番目〜第223
番目のアミノ酸配列は図6の第1番目〜第223番目の
アミノ酸配列に対応する。
【図14】図12に示した部分アミノ酸配列をもとに作
成した、p5S38に含まれるMIN6由来G蛋白質共
役型レセプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白
質の部分疎水性プロットを示す。
成した、p5S38に含まれるMIN6由来G蛋白質共
役型レセプター蛋白質cDNA断片にコードされる蛋白
質の部分疎水性プロットを示す。
【図15】pAKKO-19P2を導入したCHO細胞でmRNAが発現
していることを確認するためにRT-PCRを行った。レーン
1から7は比較のためにpAKKO-19P2を段階的に希釈して
PCRを行ったもので、10μg/μlのプラスミドをそれぞれ
原液(レーン1)、1/2希釈(レーン2)、1/4希釈(レ
ーン3)、1/64希釈(レーン4)、1/256希釈(レ
ーン5)、1/1024希釈(レーン6)、1/4096希
釈(レーン7)した鋳型を使ってPCRを行ったものにつ
いて1.2%アガロースゲル電気泳動により解析した結果
である。レーン8から11はCHO-19P2細胞株から調製した
cDNAをそれぞれ1/10希釈(レーン8)、1/100希釈(レ
ーン9)、1/1000希釈(レーン10)したものを鋳型とし
てPCRを行ったものを電気泳動した。レーン11はcDNA の
合成をreverse transcriptaseなしで行ったものを鋳型
としてPCRを行ったものを電気泳動した。レーン12およ
び13はそれぞれmock CHO細胞からreverse transcriptas
e添加および無添加で調製したcDNAを鋳型としてPCRを行
ったものを電気泳動した。MはDNAのサイズマーカーであ
り両端のレーンはλ/Sty I digest(ニッポンジーン)
を右から2番目はφχ174/Hinc II digest(ニッポンジ
ーン)をそれぞれ1μgを電気泳動した。矢印は約400bp
のPCRにより増幅されたバンドの位置を示している。
していることを確認するためにRT-PCRを行った。レーン
1から7は比較のためにpAKKO-19P2を段階的に希釈して
PCRを行ったもので、10μg/μlのプラスミドをそれぞれ
原液(レーン1)、1/2希釈(レーン2)、1/4希釈(レ
ーン3)、1/64希釈(レーン4)、1/256希釈(レ
ーン5)、1/1024希釈(レーン6)、1/4096希
釈(レーン7)した鋳型を使ってPCRを行ったものにつ
いて1.2%アガロースゲル電気泳動により解析した結果
である。レーン8から11はCHO-19P2細胞株から調製した
cDNAをそれぞれ1/10希釈(レーン8)、1/100希釈(レ
ーン9)、1/1000希釈(レーン10)したものを鋳型とし
てPCRを行ったものを電気泳動した。レーン11はcDNA の
合成をreverse transcriptaseなしで行ったものを鋳型
としてPCRを行ったものを電気泳動した。レーン12およ
び13はそれぞれmock CHO細胞からreverse transcriptas
e添加および無添加で調製したcDNAを鋳型としてPCRを行
ったものを電気泳動した。MはDNAのサイズマーカーであ
り両端のレーンはλ/Sty I digest(ニッポンジーン)
を右から2番目はφχ174/Hinc II digest(ニッポンジ
ーン)をそれぞれ1μgを電気泳動した。矢印は約400bp
のPCRにより増幅されたバンドの位置を示している。
【図16】ラット全脳から抽出した粗リガンドペプチド
画分についてCHO-19P2細胞株からのアラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性を測定した。アラキドン酸代謝物
の遊離促進活性は0.05%BSAを含むHBSSを加えた時に遊離
された〔3H〕アラキドン酸代謝物の量を100%として、
リガンドペプチド粗画分を加えた時に放出されるアラキ
ドン酸代謝物の量を%として表した。30% CH3CN の画分
にCHO-19P2細胞株からアラキドン酸代謝物の遊離を促進
する活性が認められた。
画分についてCHO-19P2細胞株からのアラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性を測定した。アラキドン酸代謝物
の遊離促進活性は0.05%BSAを含むHBSSを加えた時に遊離
された〔3H〕アラキドン酸代謝物の量を100%として、
リガンドペプチド粗画分を加えた時に放出されるアラキ
ドン酸代謝物の量を%として表した。30% CH3CN の画分
にCHO-19P2細胞株からアラキドン酸代謝物の遊離を促進
する活性が認められた。
【図17】ウシ視床下部から抽出した粗リガンドペプチ
ド画分についてCHO-19P2細胞株からのアラキドン酸代謝
物の遊離を促進する活性を測定した。アラキドン酸代謝
物の遊離を促進する活性は0.05%BSAを含むHBSSを加えた
時に遊離された〔3H〕アラキドン酸代謝物の量を100%
として、リガンドペプチド粗画分を加えた時に放出され
るアラキドン酸代謝物の量を%として表した。ラット全
脳から抽出した粗リガンドペプチド画分と同様に30% CH
3CN の画分にCHO-19P2細胞株からアラキドン酸代謝物の
遊離を促進する活性が認められた。
ド画分についてCHO-19P2細胞株からのアラキドン酸代謝
物の遊離を促進する活性を測定した。アラキドン酸代謝
物の遊離を促進する活性は0.05%BSAを含むHBSSを加えた
時に遊離された〔3H〕アラキドン酸代謝物の量を100%
として、リガンドペプチド粗画分を加えた時に放出され
るアラキドン酸代謝物の量を%として表した。ラット全
脳から抽出した粗リガンドペプチド画分と同様に30% CH
3CN の画分にCHO-19P2細胞株からアラキドン酸代謝物の
遊離を促進する活性が認められた。
【図18】逆相カラム C18 218TP5415 で精製した画分
についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性を測定した。RESOURCE Sの活性画
分を C18 218TP5415 で分離した。流速 1ml/min、20%-3
0% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配でクロマトグラフィ
ーを行い、溶出液を1ml ずつ分取し、凍結乾燥後、各フ
ラクションに含まれるCHO-19P2細胞株に特異的なアラキ
ドン酸代謝物遊離促進活性を測定した。その結果、活性
は、3つ(溶出順にそれぞれP-1、P-2、P-3と呼ぶ)に分
離した。
についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン酸代謝物
の遊離を促進する活性を測定した。RESOURCE Sの活性画
分を C18 218TP5415 で分離した。流速 1ml/min、20%-3
0% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配でクロマトグラフィ
ーを行い、溶出液を1ml ずつ分取し、凍結乾燥後、各フ
ラクションに含まれるCHO-19P2細胞株に特異的なアラキ
ドン酸代謝物遊離促進活性を測定した。その結果、活性
は、3つ(溶出順にそれぞれP-1、P-2、P-3と呼ぶ)に分
離した。
【図19】逆相カラム diphenyl 219TP5415 で精製した
画分についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン酸代
謝物の遊離を促進する活性を測定した。C18 218TP5415
のP-3活性画分を diphenyl 219TP5415 で分離した。流
速 1ml/min、22%-25% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配で
クロマトグラフィーを行い、溶出液を1mlずつ分取し、
凍結乾燥後、各フラクションに含まれるCHO-19P2細胞株
に特異的なアラキドン酸代謝物遊離促進活性を測定し
た。その結果、活性は1つのピークに収束した。
画分についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン酸代
謝物の遊離を促進する活性を測定した。C18 218TP5415
のP-3活性画分を diphenyl 219TP5415 で分離した。流
速 1ml/min、22%-25% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配で
クロマトグラフィーを行い、溶出液を1mlずつ分取し、
凍結乾燥後、各フラクションに含まれるCHO-19P2細胞株
に特異的なアラキドン酸代謝物遊離促進活性を測定し
た。その結果、活性は1つのピークに収束した。
【図20】逆相カラム μRPC C2/C18 SC 2.1/10 で精製
した画分についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン
酸代謝物の遊離を促進する活性を測定した。diphenyl 2
19TP5415 で活性と一致したピークの画分を μRPC C2/C
18 SC 2.1/10 で分離した。流速 100μl/min、22%-23.5
% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配でクロマトグラフィー
を行い、溶出液を100μl ずつ分取し、凍結乾燥後、各
フラクションに含まれるCHO-19P2細胞株に特異的なアラ
キドン酸代謝物遊離促進活性を測定した。その結果、活
性は単一の物質(ペプチド)と思われる二つのピークに一
致した。
した画分についてCHO-19P2細胞株に特異的なアラキドン
酸代謝物の遊離を促進する活性を測定した。diphenyl 2
19TP5415 で活性と一致したピークの画分を μRPC C2/C
18 SC 2.1/10 で分離した。流速 100μl/min、22%-23.5
% CH3CN/0.1%TFA/H2O の濃度勾配でクロマトグラフィー
を行い、溶出液を100μl ずつ分取し、凍結乾燥後、各
フラクションに含まれるCHO-19P2細胞株に特異的なアラ
キドン酸代謝物遊離促進活性を測定した。その結果、活
性は単一の物質(ペプチド)と思われる二つのピークに一
致した。
【図21】逆相カラムμRPC C2/C18 SC 2.
1/10で精製したP-2画分についてCHO-19P2
細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進す
る活性を測定した。流速100μl/min、21.5%−2
3.0% CH3CN/0.1% TFA/蒸留水の濃度勾
配でクロマトグラフィーを行い、溶出液を100μlず
つ分取し、凍結乾燥後、各フラクションに含まれるCH
O-19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の
遊離を促進する活性を測定した。その結果、活性は、単
一のペプチドと思われるペプチドのピークに一致した。
1/10で精製したP-2画分についてCHO-19P2
細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進す
る活性を測定した。流速100μl/min、21.5%−2
3.0% CH3CN/0.1% TFA/蒸留水の濃度勾
配でクロマトグラフィーを行い、溶出液を100μlず
つ分取し、凍結乾燥後、各フラクションに含まれるCH
O-19P2細胞株から特異的にアラキドン酸代謝物の
遊離を促進する活性を測定した。その結果、活性は、単
一のペプチドと思われるペプチドのピークに一致した。
【図22】ウシ視床下部由来cDNAを用いてPCR法
によって単離したcDNAクローンに含まれるウシ視床
下部由来のCHO−19P2細胞株から特異的にアラキ
ドン酸代謝物の遊離を促進するリガンドポリペプチドc
DNA断片の塩基配列に基づいて導き出した該ウシ視床
下部由来リガンドポリペプチドcDNA断片の塩基配列
およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。矢印で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
によって単離したcDNAクローンに含まれるウシ視床
下部由来のCHO−19P2細胞株から特異的にアラキ
ドン酸代謝物の遊離を促進するリガンドポリペプチドc
DNA断片の塩基配列に基づいて導き出した該ウシ視床
下部由来リガンドポリペプチドcDNA断片の塩基配列
およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。矢印で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
【図23】ウシ視床下部由来cDNAを用いてPCR法
によって単離したcDNAクローンに含まれるウシ視床
下部由来のCHO−19P2細胞株から特異的にアラキ
ドン酸代謝物の遊離を促進するリガンドポリペプチドc
DNA断片の塩基配列に基づいて導き出した該ウシ視床
下部由来リガンドポリペプチドcDNA断片の塩基配列
およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。矢印で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
によって単離したcDNAクローンに含まれるウシ視床
下部由来のCHO−19P2細胞株から特異的にアラキ
ドン酸代謝物の遊離を促進するリガンドポリペプチドc
DNA断片の塩基配列に基づいて導き出した該ウシ視床
下部由来リガンドポリペプチドcDNA断片の塩基配列
およびそれにコードされるアミノ酸配列を示す。矢印で
示した部分は合成プライマーに相当する部分である。
【図24】ウシ視床下部由来のCHO−19P2細胞株
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するリガ
ンドポリペプチドのアミノ酸配列(a),(b)および
配列番号:1、配列番号44に示したリガンドポリペプ
チドの全コード領域をコードするcDNA配列である。
から特異的にアラキドン酸代謝物の遊離を促進するリガ
ンドポリペプチドのアミノ酸配列(a),(b)および
配列番号:1、配列番号44に示したリガンドポリペプ
チドの全コード領域をコードするcDNA配列である。
【図25】合成リガンドポリペプチド(19P2−L3
1)についてCHO−19P2細胞株からの特異的なア
ラキドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定した。合
成ペプチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で
溶解し、0.05%BSAを含むHBSSで10-12M
〜10-6Mの濃度に希釈した。アラキドン酸代謝物遊離
活性は、希釈液を細胞に添加した時に上清に遊離される
〔3H〕アラキドン酸代謝物の実測放射線量で表した。
その結果、19P2−L31によるCHO−19P2細
胞株に特異的なアラキドン酸代謝物遊離活性が濃度依存
的に認められた。
1)についてCHO−19P2細胞株からの特異的なア
ラキドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定した。合
成ペプチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で
溶解し、0.05%BSAを含むHBSSで10-12M
〜10-6Mの濃度に希釈した。アラキドン酸代謝物遊離
活性は、希釈液を細胞に添加した時に上清に遊離される
〔3H〕アラキドン酸代謝物の実測放射線量で表した。
その結果、19P2−L31によるCHO−19P2細
胞株に特異的なアラキドン酸代謝物遊離活性が濃度依存
的に認められた。
【図26】合成リガンドポリペプチド(19P2−L3
1(O))についてCHO−19P2細胞株からの特異
的なアラキドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定し
た。合成リガンドポリペプチドは、脱気処理した蒸留水
に10-3Mの濃度で溶解し、0.05%BSAを含むH
BSSで10-12M〜10-6Mの濃度に希釈した。アラ
キドン酸代謝物遊離活性は、希釈液を細胞に添加した時
に上清に遊離される〔3H〕アラキドン酸代謝物の実測
放射線量で表した。その結果、19P2−L31(O)
によるCHO−19P2細胞株に特異的なアラキドン酸
代謝物遊離活性が濃度依存的に認められた。
1(O))についてCHO−19P2細胞株からの特異
的なアラキドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定し
た。合成リガンドポリペプチドは、脱気処理した蒸留水
に10-3Mの濃度で溶解し、0.05%BSAを含むH
BSSで10-12M〜10-6Mの濃度に希釈した。アラ
キドン酸代謝物遊離活性は、希釈液を細胞に添加した時
に上清に遊離される〔3H〕アラキドン酸代謝物の実測
放射線量で表した。その結果、19P2−L31(O)
によるCHO−19P2細胞株に特異的なアラキドン酸
代謝物遊離活性が濃度依存的に認められた。
【図27】合成リガンドポリペプチド19P2−L20
についてCHO−19P2細胞株からの特異的なアラキ
ドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定した。合成ペ
プチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で溶解
し、0.05%BSAを含むHBSSで10-12M〜1
0-6Mの濃度に希釈した。アラキドン酸代謝物遊離活性
は、希釈液を細胞に添加した時に上清に遊離される〔3
H〕アラキドン酸代謝物の実測放射線量で表した。その
結果、19P2−L20によるCHO−19P2細胞株
に特異的なアラキドン酸代謝物遊離活性が濃度依存的に
認められた。
についてCHO−19P2細胞株からの特異的なアラキ
ドン酸代謝物遊離活性を濃度依存的に測定した。合成ペ
プチドは、脱気処理した蒸留水に10-3Mの濃度で溶解
し、0.05%BSAを含むHBSSで10-12M〜1
0-6Mの濃度に希釈した。アラキドン酸代謝物遊離活性
は、希釈液を細胞に添加した時に上清に遊離される〔3
H〕アラキドン酸代謝物の実測放射線量で表した。その
結果、19P2−L20によるCHO−19P2細胞株
に特異的なアラキドン酸代謝物遊離活性が濃度依存的に
認められた。
【図28】ウシゲノムライブラリーよりクローン化した
ファージのDNAを制限酵素BamHI(B)およびSalI
(S)で切断し、1.2%アガロースゲル電気泳動を行
ったパターンを示す。DNAのサイズマーカー(M)に
はλファージDNAのStyI消化物を用いた。Bのレーン
ではマーカーの1番目(19,329bp)と2番目(7,743bp)の
バンドの間に相当する位置にベクター由来の2本のバン
ドが検出され、その他に3番目(6,223bp)から5番目(3,
472bp)の間に挿入断片由来の3本のバンドが検出され
た。Sのレーンでは同じくベクター由来の2本のバンド
が検出されているが、挿入断片由来のバンドが重なって
いるために上側のバンドがBのレーンに比べて太くなっ
ている。
ファージのDNAを制限酵素BamHI(B)およびSalI
(S)で切断し、1.2%アガロースゲル電気泳動を行
ったパターンを示す。DNAのサイズマーカー(M)に
はλファージDNAのStyI消化物を用いた。Bのレーン
ではマーカーの1番目(19,329bp)と2番目(7,743bp)の
バンドの間に相当する位置にベクター由来の2本のバン
ドが検出され、その他に3番目(6,223bp)から5番目(3,
472bp)の間に挿入断片由来の3本のバンドが検出され
た。Sのレーンでは同じくベクター由来の2本のバンド
が検出されているが、挿入断片由来のバンドが重なって
いるために上側のバンドがBのレーンに比べて太くなっ
ている。
【図29】ウシゲノムDNAから解読したコード領域付
近の塩基配列を示す。1〜3番目の塩基(ATG)が翻
訳開始コドンに相当し、767〜769番目の塩基(T
AA)が翻訳終止コドンに相当する。
近の塩基配列を示す。1〜3番目の塩基(ATG)が翻
訳開始コドンに相当し、767〜769番目の塩基(T
AA)が翻訳終止コドンに相当する。
【図30】ウシゲノムDNAから解読したコード領域付
近の塩基配列(genome)をPCR法によってクローニング
したウシcDNAの塩基配列(cDNA)と比較した結果を示
す。配列の一致している部分は網掛けで示した。101
番目〜572番目の部分はcDNAの塩基配列には相当
する部分が無く、イントロンであることが判明した。
近の塩基配列(genome)をPCR法によってクローニング
したウシcDNAの塩基配列(cDNA)と比較した結果を示
す。配列の一致している部分は網掛けで示した。101
番目〜572番目の部分はcDNAの塩基配列には相当
する部分が無く、イントロンであることが判明した。
【図31】ウシゲノムDNAから解読したコード領域付
近の塩基配列からイントロン部分を除き、コードされる
アミノ酸配列に翻訳した結果を示す。
近の塩基配列からイントロン部分を除き、コードされる
アミノ酸配列に翻訳した結果を示す。
【図32】ラット型リガンドポリペプチドの全長アミノ
酸配列および全コード領域をコードするcDNA配列で
ある。
酸配列および全コード領域をコードするcDNA配列で
ある。
【図33】ウシ型リガンドポリペプチドのアミノ酸配列
およびウシ型ポリペプチド、ラット型ポリペプチドをコ
ードするDNAの塩基配列を示す。矢印で示した部分は
合成プライマーに相当する部分である。
およびウシ型ポリペプチド、ラット型ポリペプチドをコ
ードするDNAの塩基配列を示す。矢印で示した部分は
合成プライマーに相当する部分である。
【図34】ヒト型リガンドポリペプチドの全長アミノ酸
配列および全コード領域をコードするcDNA配列であ
る。
配列および全コード領域をコードするcDNA配列であ
る。
【図35】ウシ型リガンドポリペプチド、ラット型リガ
ンドポリペプチドおよびヒト型リガンドポリペプチドの
翻訳領域についてアミノ酸配列を比較したものである。
ンドポリペプチドおよびヒト型リガンドポリペプチドの
翻訳領域についてアミノ酸配列を比較したものである。
【図36】プラスミドpmGB3の挿入断片の塩基配列を示
す。→はプライマーに相当する部分である。
す。→はプライマーに相当する部分である。
【図37】プラスミドpmGB3の塩基配列をもとに予測さ
れるcDNAと翻訳蛋白質を予想したものである。→はプラ
イマーに相当する部分である。↓↓に挟まれた部分はイ
ントロンと予想される配列である。
れるcDNAと翻訳蛋白質を予想したものである。→はプラ
イマーに相当する部分である。↓↓に挟まれた部分はイ
ントロンと予想される配列である。
【図38】本発明のリガンドポリペプチドの制限酵素地
図を示す。
図を示す。
【図39】実施例34で得られたリガンドポリペプチド
領域およびその周辺領域のDNA配列(第1番目〜第1
026番目)と翻訳コードされるリガンドポリペプチド
のアミノ酸配列を示す(図40に続く)。
領域およびその周辺領域のDNA配列(第1番目〜第1
026番目)と翻訳コードされるリガンドポリペプチド
のアミノ酸配列を示す(図40に続く)。
【図40】実施例34で得られたリガンドポリペプチド
領域およびその周辺領域のDNA配列(第1027番目
〜第1574番目)と翻訳コードされるリガンドポリペ
プチドのアミノ酸配列を示す(図39に続く)。
領域およびその周辺領域のDNA配列(第1027番目
〜第1574番目)と翻訳コードされるリガンドポリペ
プチドのアミノ酸配列を示す(図39に続く)。
【図41】実施例35で得られたターゲティングベクタ
ー pmGFEN28の構築図を示す。
ー pmGFEN28の構築図を示す。
【図42】実施例36で行われたアガロースゲル電気泳
動の結果および野生型と組換え型(ノックアウト)の遺
伝子の比較図を示す。
動の結果および野生型と組換え型(ノックアウト)の遺
伝子の比較図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07K 16/18 C12P 21/02 C C12N 1/21 G01N 33/53 D 5/10 33/577 B C12P 21/02 C12P 21/08 G01N 33/53 A61K 37/02 AAB 33/577 ADP // C12P 21/08 C12N 5/00 B (C12N 15/09 ZNA C12R 1:91) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 5/10 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:19)
Claims (12)
- 【請求項1】配列番号:1で表されるアミノ酸配列と同
一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するポリ
ペプチドまたはそのアミド、エステルもしくはその塩。 - 【請求項2】請求項1記載のポリペプチドをコードする
塩基配列を有するDNAを含有するDNA。 - 【請求項3】配列番号:2または配列番号:3で表され
る塩基配列を有する請求項2記載のDNA。 - 【請求項4】請求項2記載のDNAを含有する組換えベ
クター。 - 【請求項5】請求項2記載のDNAまたは請求項4記載
の組換えベクターで形質転換された形質転換体。 - 【請求項6】不活性化された請求項2記載のDNAを保
持する非ヒト・ノックアウト動物の作製方法。 - 【請求項7】請求項2記載のDNAもしくはその変異体
または請求項4記載の組換えベクターを保持する非ヒト
・トランスジェニック動物。 - 【請求項8】不活性化された請求項2記載のDNAを保
持する非ヒト動物細胞。 - 【請求項9】不活性化された請求項2記載のDNAを導
入することを特徴とする請求項8記載の非ヒト動物細胞
の製造法。 - 【請求項10】請求項5記載の形質転換体を培養するこ
とを特徴とする請求項1記載のポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩の製造法。 - 【請求項11】請求項1記載のポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩を含有してなる医薬。 - 【請求項12】請求項1記載のポリペプチドまたはその
アミド、エステルもしくはその塩に対する抗体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10117189A JPH119286A (ja) | 1997-04-28 | 1998-04-27 | 新規生理活性物質、その製造法および用途 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-109974 | 1997-04-28 | ||
| JP10997497 | 1997-04-28 | ||
| JP10117189A JPH119286A (ja) | 1997-04-28 | 1998-04-27 | 新規生理活性物質、その製造法および用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH119286A true JPH119286A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=26449681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10117189A Withdrawn JPH119286A (ja) | 1997-04-28 | 1998-04-27 | 新規生理活性物質、その製造法および用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH119286A (ja) |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP10117189A patent/JPH119286A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |