JPH1171401A - 生分解性高分子材料及びその製造方法 - Google Patents

生分解性高分子材料及びその製造方法

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JPH1171401A
JPH1171401A JP9247695A JP24769597A JPH1171401A JP H1171401 A JPH1171401 A JP H1171401A JP 9247695 A JP9247695 A JP 9247695A JP 24769597 A JP24769597 A JP 24769597A JP H1171401 A JPH1171401 A JP H1171401A
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Hyoe Hatakeyama
兵衛 畠山
Shigeo Hirose
重雄 廣瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが安価な生分解性高分子材料及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される生分解性多
糖誘導体及びその製造方法が提供される。 【化1】 (式中、Z1は多糖骨格を示し、R1はアシル基又は置換
基を有していてもよい炭化水素基を示し、R2はアルキ
レン基を示し、nは多糖中の水酸基の総数を示し、mは
1以上でnより小さい数を示し、pは1以上でnより小
さい数を示し、qは1以上の数を示し、m+pはnより
小さい数を示し、m/nは0.01〜0.99の数を示
す)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性高分子材
料及びその製造方法、さらに詳しくは、生分解性を有す
る、多糖誘導体、キチン誘導体及びリグニン誘導体と、
それらの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生分解性高分子材料を得るために、セル
ロール等の多糖化合物に環状ラクトンを直接反応させ
て、セルロースの水酸基にその環状ラクトンを開環付加
重合させることは知られている(特開平9−12588
号公報)。この従来法の場合、その反応を円滑に進行さ
せるには、有機溶媒の使用が必要とされるが、多糖類自
体は溶解性の低いものであることから、通常の有機溶媒
には溶解せず、特殊の溶解を必要とし、経済性の点で著
しく不利であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製造コスト
が安価な生分解性高分子材料及びその製造方法を提供す
ることをその課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち本発明によれば、下記一般式(1)で表
される生分解性多糖誘導体及びその製造方法が提供され
る。
【化1】 (式中、Z1は多糖骨格を示し、R1はアシル基又は置換
基を有していてもよい炭化水素基を示し、R2はアルキ
レン基を示し、nは多糖中の水酸基の総数を示し、mは
1以上でnより小さい数を示し、pは1以上でnより小
さい数を示し、qは1以上の数を示し、m+pはnより
小さい数を示し、m/nは0.01〜0.99の数を示
す) また、本発明によれば、下記一般式(2)で表される生
分解性キチン誘導体及びその製造方法が提供される。
【化2】 (式中、Z2はキチン骨格を示し、R2はアルキレン基を
示し、nはキチン中の水酸基の総数を示し、tはキチン
中のアセチルアミノ基の総数を示し、p及びuは1以上
でnより小さい数を示し、sは1以上でtより小さい数
を示し、q1及びq2は1以上の数を示し、(s+u)/
tは0.01〜0.99の数を示す)さらに、本発明に
よれば、下記一般式(3)で表される生分解性リグニン
誘導体及びその製造方法が提供される。
【化3】 (式中、Z3はリグニン骨格を示し、R2はアルキレン基
を示し、nはリグニン中の水酸基の総数を示し、pは1
以上でnより小さい数を示し、qは1以上の数を示す)
【0005】
【発明の実施の形態】本発明による前記一般式(1)の
生分解性多糖誘導体は、下記一般式(4)
【化4】 (式中、Z1、R1、n及びmは前記と同じ意味を有す
る)で表される多糖化合物を、下記一般式(5)
【化5】 (式中、R2は前記と同じ意味を有する)で表される液
状の環状ラクトン中に溶解させ、重合反応させることに
よって製造することができる。
【0006】前記一般式(4)において、多糖骨格を示
すZ1にはセルロース骨格、デンプン骨格、マンナン骨
格等が包含されるが、好ましくはセルロール骨格であ
る。R1はアシル基又は置換基を有していてもよい炭化
水素基であるが、この場合のアシル基としては、炭素数
1〜8、好ましくは1〜4のアルキル基を有するものが
例示される。一方、置換基を有していてもよい炭化水素
基としては、炭素数1〜8、好ましくは炭素数2〜6の
アルキル基の他、ベンジル基等の芳香族基が挙げられ
る。また、その置換基としては、水酸基や、アミノ基、
シアノ基等が挙げられる。多糖化合物中に含まれる水酸
基の−OR1による置換率m/nは0.01〜0.9
9、好ましくは0.05〜95である。前記一般式
(5)で表される環状ラクトンとしては、メチルε−カ
プロラクトン、ε−カプロラクトン、β−プロピオラク
トン、β−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン等が挙
げられる。本発明では、それらの環状ラクトンは単独又
は混合物の形で用いられる。前記多糖化合物と環状ラク
トンの使用割合は、多糖化合物中に含まれる水酸基1モ
ル当り、1〜100モル、好ましくは2〜50モルの割
合である。環状ラクトンは多糖化合物の溶媒として作用
し、これを溶解させる。重合触媒としては、環状ラクト
ンの開環重合に慣用のもの、例えば、Sn、Pb、M
n、Al等の金属アルコラート、金属カルボキシレー
ト、アルキル金属、キレート金属等が用いられる。その
具体例としては、ジブチル錫ジラウレート、ジ(2−エ
チルヘキサン酸)錫、チタニウムテトライソプロポキシ
ド、アルミニウムトリイソプロポキシド等が挙げられ
る。重合温度は室温〜200℃、好ましくは30〜15
0℃である。また、前記重合反応においては、必要に応
じ、有機溶媒を用いることができる。このような有機溶
媒としては、N−メチルピロリドン、アセトン、テトラ
ヒドロフラン等が挙げられる。有機溶媒の使用量は、多
糖化合物100重量部当り、100〜1000重量部、
好ましくは200〜700重量部である。
【0007】前記重合反応により、前記一般式(1)で
表される多糖誘導体を得ることができる。前記一般式
(1)において、qは1以上、好ましくは5以上の数で
ある。m及びpは1以上の数で、それぞれnより小さい
数である。多糖化合物中に含まれる水酸基の全置換率
(m+p)/nは、1/100〜99/100、好ましくは1/30〜2
9/30である。また、pとqの積は、多糖化合物の水酸基
に付加した環状ラクトンの数を示す。
【0008】本発明による前記一般式(2)のキチン誘
導体は、下記一般式(6)
【化6】 (式中、Z2、n、t及びsは前記と同じ意味を有す
る)で表される部分脱アセチル化キチンを、下記一般式
(5)
【化5】 (式中、R2は前記と同じ意味を有する)で表される液
状の環状ラクトン中に溶解させ、重合触媒の存在下で反
応させることによって製造することができる。前記一般
式(6)で表される部分脱アセチル化キチンにおいて、
その脱アセチル化率(s+u)/tは0.01〜0.9
9、好ましくは0.1〜0.99である。前記部分脱ア
セチル化キチンと環状ラクトンの使用割合は、その部分
脱アセチル化キチン中に含まれる水酸基とアミノ基の合
計1モル当り、1〜100モル、好ましくは5〜70モ
ルの割合である。環状ラクトンは部分脱アセチル化キチ
ンに対する溶媒として作用し、これを溶解させる。重合
触媒としては、環状ラクトンの開環重合に慣用のものが
用いられ、その重合温度は室温〜180℃、好ましくは
30〜150℃である。また、前記重合反応において
は、必要に応じ、有機溶媒を用いることができる。この
ような有機溶媒としては、N−メチルピロリドン、アセ
トン、テトラヒドロフラン等が挙げられる。有機溶媒の
使用量は、多糖化合物100重量部当り、100〜10
00重量部、好ましくは200〜500重量部である。
【0009】前記重合反応により、前記一般式(2)で
表されるキチン誘導体を得ることができる。前記一般式
(2)において、q1及びq2は1以上、好ましくは5以
上の数である。その上限値は、100程度である。p及
びuは1以上の数で、nより小さい数である。キチン誘
導体中にに含まれる水酸基の置換率p/nは、0.1〜
1、好ましくは0.2〜1である。s/s+uは0〜
0.99であり、好ましくは0.1〜0.9である。ま
た、pとq1の積にuとq2の積を加えた数は、キチン誘
導体の水酸基に付加した環状ラクトンの数を示す。
【0010】本発明による前記一般式(3)のリグニン
誘導体は、下記一般式(7)
【化7】 (式中、n及びZ3は前記と同じ意味を有する)で表さ
れるリグニンを、下記一般式(5)
【化5】 (式中、R2は前記と同じ意味を有する)で表される環
状ラクトン中に溶解させ、重合触媒を存在下で反応させ
ることによって製造することができる。前記リグニンと
環状ラクトンとの使用割合は、そのリグニン中に含まれ
る水酸基1モル当り、1〜100モル、好ましくは4〜
70モルの割合である。環状ラクトンは、リグニンに対
する溶媒として作用し、これを溶解させる。重合触媒と
しては、環状ラクトンの開還重合に慣用のものが用いら
れ、その重合温度は室温〜180℃、好ましくは30〜
150℃である。また、前記重合反応においては、必要
に応じ、有機溶媒を用いることができる。このような有
機溶媒としては、N−メチルピロリドン、アセトン、ジ
オキサン等が挙げられる。有機溶媒の使用量は、多糖化
合物100重量部当り、100〜1000重量部、好ま
しくは200〜500重量部である。
【0011】前記重合反応により、前記一般式(3)で
表されるリグニン誘導体を得ることができる。前記一般
式(3)において、qは1以上、好ましくは3以上の数
である。その上限値は、100程度である。pは1以上
の数で、nより小さい数である。リグニン誘導体中にに
含まれる水酸基の置換率p/nは、1/100〜100/100、好
ましくは5/100〜100/100である。また、pとqの積は、
リグニン誘導体の水酸基に付加した環状ラクトンの数を
示す。
【0012】本発明の多糖誘導体は、熱可塑性を有し、
生分解生熱成形材料として用いることができる。例え
ば、射出成形、押出成形、プレス成形等により、熱分解
生のフィルム、容器等の各種の成形品とすることができ
る。また、この多糖誘導体は、可溶性で水酸基を含有
し、ジイソシアネートと反応させることにより、生分解
生のポリウレタンとすることができる。さらに、各種の
高分子ブレンドの相容化剤として使用できる。
【0013】本発明のキチン誘導体は、熱可塑性を有
し、生分解生熱成形材料として用いることができる。ま
た、このキチン誘導体は、可溶性で水酸基を含有するこ
とから、ジイソシアネートと反応させることにより、生
分解生ポリウレタンとすることができる。
【0014】本発明のリグニン誘導体は、生分解生を有
し、かつ可溶性で水酸基を含有することから、ジイソシ
アネートと反応させることにより、生分解生ポリウレタ
ンとすることができる。
【0015】前記した本発明の各高分子材料は、その原
料である多糖化合物、部分脱アセチル化キチン及びリグ
ニンはいずれも環状ラクトンに可溶性を有することか
ら、特別の有機溶媒の使用は特に必要とされず、工業的
に有利に製造することができる。
【0016】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。なお、以外において示す部及び%はいずれも重量
基準である。
【0017】実施例1 乾燥したセルロースアセテート(アセチル基含有率3
9.8%)100部に蒸留したε−カプロテクトンモノ
マー(ε−CL)240部を加えた。さらに、少量の触
媒ジブチルスズジラウレート(DBTDL)を加えた。
撹拌しつつフラスコ内容物の温度を180℃まで上げ
て、2時間反応を続けた。この反応によって得られた生
成物(ポリカプロラクトン誘導体、CAPCL1)の赤
外線吸収スペクトルには、エステル基に帰属される17
25cm-1に吸収ピークが観測された。この物質は12
0〜160℃で熱プレスすることができ、容易にシート
に加工することができた。
【0018】実施例2 N−メチルピロリドン中に溶解したセルロースアセテー
トを用いた以外は実施例1と同様にして生成物を得た。
この反応によって得られた生成物(CAPCL2)の赤
外線吸収スペクトルには、エステル基に帰属される17
25cm-1に吸収ピークが観測された。この物質は12
0〜160℃で熱プレスすることができ、容易にシート
に加工することができた。
【0019】実施例3 ヒドロキシプロピルセルロース100部に蒸留したε−
カプロテクトンモノマー(ε−CL)200部を加え
た。さらに、少量の触媒 ジブチルスズジラウレート
(DBTDL)を加えた。撹拌しつつフラスコ内容物の
温度を180℃まで上げて、2時間反応を続けた。この
反応によって得られた生成物(ポリカプロラクトン誘導
体、CAPCL1)の赤外線吸収スペクトルには、エス
テル基に帰属される1725cm-1に吸収ピークが観測
された。この物質は120〜160℃で熱プレスするこ
とができ、容易にシートに加工することができた。
【0020】実施例4 部分脱アセチル化キチン(脱アセチル化率30%)10
0部に蒸留したε−カプロテクトンモノマー(ε−C
L)200部を加えた。さらに、少量の触媒 ジブチル
スズジラウレート(DBTDL)を加えた。撹拌しつつ
フラスコ内容物の温度を180℃まで上げて、2時間反
応を続けた。この反応によって得られた生成物(ポリカ
プロラクトン誘導体、CAPCL1)の赤外線吸収スペ
クトルには、エステル基に帰属される1725cm-1
吸収ピークが観測された。この物質は120〜160℃
で熱プレスすることができ、容易にシートに加工するこ
とができた。
【0021】実施例5 実施例1において得られたCAPCL1をテトラヒドロ
フランに溶解し、この溶液にジフェニルメタンジイソシ
アネート(MDI)を加えた撹拌下に室温で反応させた
のち、ガラス板上にキャストし、溶媒を除いた。その
後、150℃で2時間硬化させてポリウレタンシート
(KLPU1)を調製した。同様にしてCAPCL2か
らCAPU2を調製した。
【0022】実施例6 乾燥したクラフトリグニン10部に蒸留したε−カプロ
テクトンモノマー(ε−CL)20部を加えた。さら
に、少量の触媒 ジブチルスズジラウレート(DBTD
L)を加えた。撹拌しつつフラスコ内容物の温度を18
0℃まで上げて、ε−CL20部を滴下した後、2時間
反応を続けた。この反応によって得られた生成物(ポリ
カプロラクトン誘導体、KLPCL1)の赤外線吸収ス
ペクトルには、エステル基に帰属される1725cm-1
に吸収ピークが観測された。
【0023】実施例7 クラフトリグニン10部に対して、ε−CL80部を反
応させる以外には、実施例6と同様にして生成物を得
た。この反応によって得られた生成物(KLPCL2)
の赤外線吸収スペクトルには、エステル基に帰属される
1725cm-1に吸収ピークが観測された。
【0024】実施例8 クラフトリグニン10部に対して、ε−CL120部を
反応させる以外には、実施例6と同様にして生成物を得
た。この反応によって得られた生成物(KLPCL3)
の赤外線吸収スペクトルには、エステル基に帰属される
1725cm-1に吸収ピークが観測された。
【0025】実施例9 クラフトリグニン10部に対して、ε−CL160部を
反応させる以外には、実施例6と同様にして生成物を得
た。この反応によって得られた生成物(KLPCL4)
の赤外線吸収スペクトルには、エステル基に帰属される
1725cm-1に吸収ピークが観測された。
【0026】実施例10 実施例6において得られたPCL1を1,4−ジオキサ
ンに溶解し、この溶液にジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)を加えて撹拌下に室温で反応させたの
ち、ガラス板下にキャストし、溶媒を除いた。その後、
150℃で2時間硬化させてポリウレタンシート(KL
PU1)を調製した。同様にしてKLPC2,3及び4
とMDIからPU2、3及び4を調製した。これらのP
Uの相転移を示差走査熱量測定(DSC)によって調べ
た。その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】実施例11 乾燥したアルコリシスリグニン10部に蒸留したε−カ
プロテクトンモノマー(ε−CL)20部を加えた。さ
らに、少量の触媒、ジブチルスズジラウレート(DBT
DL)を加えた。撹拌しつつフラスコ内容物の温度を1
80℃まで上げて、ε−CL20部を滴下した後、2時
間反応を続けた。この反応によって得られた生成物(ポ
リカプロラクトン誘導体、ALPCL1)の赤外線吸収
スペクトルには、エステル基に帰属される1725cm
-1に吸収ピークが観測された。
【0029】実施例12 アルコリシスリグニン10部に対して、ε−CL80部
を反応させる以外には、実施例6と同様にして生成物を
得た。この反応によって得られた生成物(ALPCL
2)の赤外線吸収スペクトルには、エステル基に帰属さ
れる1725cm-1に吸収ピークが観測された。
【0030】実施例13 アルコリシスリグニン10部に対して、ε−CL120
部を反応させる以外には、実施例6と同様にして生成物
を得た。この反応によって得られた生成物(ALPCL
3)の赤外線吸収スペクトルには、エステル基に帰属さ
れる1725cm-1に吸収ピークが観測された。
【0031】実施例14 アルコリシスリグニン10部に対して、ε−CL160
部を反応させる以外には、実施例6と同様にして生成物
を得た。この反応によって得られた生成物(ALPCL
4)の赤外線吸収スペクトルには、エステル基に帰属さ
れる1725cm-1に吸収ピークが観測された。
【0032】実施例15 実施例11において得られたALPCL1を1,4−ジ
オキサンに溶解し、この溶液にジフェニルメタンジイソ
シアネート(MDI)を加えて撹拌下に室温で反応させ
たのち、ガラス板下にキャストし、溶媒を除いた。その
後、150℃で2時間硬化させてポリウレタンシート
(ALPU1)を調製した。同様にしてALPCL2,
3及び4とMDIからPU2、3及び4を調製した。こ
れらのPUの相転移を示差走査熱量測定(DSC)によ
って調べた。その結果を表2に示す。
【0033】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畠山 兵衛 福井県丹生郡越廼村八ッ俣73−8 (72)発明者 廣瀬 重雄 千葉県松戸市下矢切205

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表される生分解性多
    糖誘導体。 【化1】 (式中、Z1は多糖骨格を示し、R1はアシル基又は置換
    基を有していてもよい炭化水素基を示し、R2はアルキ
    レン基を示し、nは多糖中の水酸基の総数を示し、mは
    1以上でnより小さい数を示し、pは1以上でnより小
    さい数を示し、qは1以上の数を示し、m+pはnより
    小さい数を示し、m/nは0.01〜0.99の数を示
    す)
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)で表される生分解性キ
    チン誘導体。 【化2】 (式中、Z2はキチン骨格を示し、R2はアルキレン基を
    示し、nはキチン中の水酸基の総数を示し、tはキチン
    中のアセチルアミノ基の総数を示し、p及びnは1以上
    でnより小さい数を示し、sは1以上でtより小さい数
    を示し、q1及びq2は1以上の数を示し、(s+u)/
    tは0.01〜0.99の数を示す)
  3. 【請求項3】 下記一般式(3)で表される生分解性リ
    グニン誘導体。 【化3】 (式中、Z3はリグニン骨格を示し、R2はアルキレン基
    を示し、nはリグニン中の水酸基の総数を示し、pは1
    以上でnより小さい数を示し、qは1以上の数を示す)
  4. 【請求項4】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、Z1は多糖骨格を示し、R1はアシル基又は置換
    基を有していてもよい炭化水素基を示し、R2はアルキ
    レン基を示し、nは多糖中の水酸基の総数を示し、mは
    1以上でnより小さい数を示し、pは1以上でnより小
    さい数を示し、qは1以上の数を示し、m+pはnより
    小さい数を示し、m/nは0.01〜0.99の数を示
    す)で表される生分解性多糖誘導体を製造する方法にお
    いて、下記一般式(4) 【化4】 (式中、Z1、R1、n及びmは前記と同じ意味を有す
    る)で表される多糖化合物を、下記一般式(5) 【化5】 (式中、R2は前記と同じ意味を有する)で表される環
    状ラクトン中に溶解させ、重合反応させることを特徴と
    する前記の方法。
  5. 【請求項5】 下記一般式(2) 【化2】 (式中、Z2はキチン骨格を示し、R2はアルキレン基を
    示し、nはキチン中の水酸基の総数を示し、tはキチン
    中のアセチルアミノ基の総数を示し、p及びuは1以上
    でnより小さい数を示し、sは1以上でtより小さい数
    を示し、q1及びq2は1以上の数を示し、(s+u)/
    tは0.01〜0.99の数を示す)で表される生分解
    性キチン誘導体を製造する方法において、下記一般式
    (6) 【化6】 (式中、Z2、n、t及びsは前記と同じ意味を有す
    る)で表される部分脱アセチル化キチンを、下記一般式
    (5) 【化5】 (式中、R2は前記と同じ意味を有する)で表される環
    状ラクトン中に溶解させ、重合反応させることを特徴と
    する前記の方法。
  6. 【請求項6】 下記一般式(3) 【化3】 (式中、Z3はリグニン骨格を示し、R2はアルキレン基
    を示し、nはリグニン中の水酸基の総数を示し、pは1
    以上でnより小さい数を示し、qは1以上の数を示す)
    で表される生分解性リグニン誘導体を製造する方法にお
    いて、下記一般式(7) 【化7】 (式中、Z3及びnは前記と同じ意味を有する)で表さ
    れるリグニンを、下記一般式(5) 【化5】 (式中、R2は前記と同じ意味を有する)で表される環
    状ラクトン中に溶解させ、重合反応させることを特徴と
    する前記の方法。
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