JPH1171434A - 水性エマルジョンの製造方法 - Google Patents
水性エマルジョンの製造方法Info
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- JPH1171434A JPH1171434A JP16536498A JP16536498A JPH1171434A JP H1171434 A JPH1171434 A JP H1171434A JP 16536498 A JP16536498 A JP 16536498A JP 16536498 A JP16536498 A JP 16536498A JP H1171434 A JPH1171434 A JP H1171434A
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- vinyl acetate
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Abstract
ル共重合体系水性エマルジョンの製造方法であって、共
重合反応中における反応系の粘度の上昇を抑制し、かつ
安定なエマルジョンを得ることができる水性エマルジョ
ンの製造方法の提供。 【解決手段】 エチレン単位10〜40重量%及び酢酸
ビニル単位90〜60重量%からなるエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体であって、下記の特徴を有する製造方法。 (1)全酢酸ビニルのうちの50〜90%を予め共重合
反応の反応系に存在せしめ、共重合反応に供する全酢酸
ビニルのうちの50〜10%を共重合反応の開始後に反
応系に供給すること (2)共重合反応に供する全酢酸ビニル100重量部あ
たり0.4〜3重量部の乳化分散剤としてケン化度が8
0モル%以上であるポリビニルアルコール及び1〜5重
量部のポリオキシエチレン非イオン界面活性剤を含有す
ること
Description
の製造方法に関するものである。更に詳しくは、本発明
は、固形分濃度が極めて高いエチレン−酢酸ビニル共重
合体系水性エマルジョンの製造方法であって、共重合反
応中における反応系の粘度の上昇を抑制し、かつ安定な
エマルジョンを得ることができるという特徴を有する水
性エマルジョンの製造方法に関するものである。本発明
によりえられる水性エマルジョンは、固形分の濃度が極
めて高く、乾燥効率に優れた接着剤として有用である。
マルジョンは、接着剤として広く使用されている。とこ
ろで、接着剤用途の水性エマルジョンは、乾燥効率の観
点から、固形分の濃度が高いことが要求される。ところ
が、高固形分のエチレン−酢酸ビニル共重合体系水性エ
マルジョンを製造する従来の方法においては、共重合反
応中に反応系の粘度が上昇し、攪拌が不十分になった
り、反応熱の除熱が不十分になり、所望の共重合反応を
安定的に完遂することが困難になるという問題を有して
いた。
発明が解決しようとする主たる課題は、固形分濃度が極
めて高いエチレン−酢酸ビニル共重合体系水性エマルジ
ョンの製造方法であって、共重合反応中における反応系
の粘度の上昇を抑制し、かつ安定なエマルジョンを得る
ことができるという特徴を有する水性エマルジョンの製
造方法を提供する点に存するものである。
チレン単位10〜40重量%及び酢酸ビニル単位90〜
60重量%からなるエチレン−酢酸ビニル共重合体を含
有し、固形分が70重量%以上であり、かつ粘度が50
00mPa・s以下である水性エマルジョンの製造方法
であって、下記(1)〜(4)の特徴を有する水性エマ
ルジョンの製造方法に係るものである。 (1)共重合反応に供する全酢酸ビニルのうちの50〜
90%を予め共重合反応の反応系に存在せしめ、共重合
反応に供する全酢酸ビニルのうちの50〜10%を共重
合反応の開始後に反応系に供給すること (2)共重合反応に供する全酢酸ビニル100重量部あ
たり2〜6重量部の乳化分散剤を用い、該乳化分散剤は
ケン化度が80モル%以上であり、かつ平均重合度が2
00〜1000であるポリビニルアルコール及びHLB
が10〜20であるポリオキシエチレン非イオン界面活
性剤を含有すること (3)上記のポリビニルアルコールの全使用量は、共重
合反応に供する全酢酸ビニル100重量部あたり0.4
〜3重量部であり、該ポリビニルアルコールの全使用量
のうちの10〜50%を予め共重合反応の反応系に存在
せしめ、ポリビニルアルコールの全使用量のうちの50
〜90%を共重合反応の開始後に反応系に供給すること (4)前記のポリオキシエチレン非イオン界面活性剤の
全使用量は、共重合反応に供する全酢酸ビニル100重
量部あたり1〜5重量部であり、該ポリオキシエチレン
非イオン界面活性剤の全使用量を予め共重合反応の反応
系に存在せしめること
チレン単位10〜40重量%及び酢酸ビニル単位90〜
60重量%からなるエチレン−酢酸ビニル共重合体を含
有し、固形分が70重量%以上であり、かつ粘度が50
00mPa・s以下である水性エマルジョンである。固
形分濃度が低くなると接着剤としての乾燥効率に劣る。
粘度が高すぎると接着剤としての塗工性に劣る。なお、
粘度はB型粘度計を用い、温度25℃にて測定する。
(4)の全ての条件を充足する必要がある。
ビニルのうちの50〜90%を予め共重合反応の反応系
に存在せしめ、共重合反応に供する全酢酸ビニルのうち
の50〜10%を共重合反応の開始後に反応系に供給す
ること、である。本発明において、予め共重合反応の反
応系に存在せしめる部分を「初期仕込み」と、また共重
合反応の開始後に反応系に供給する部分を「後添加」と
記すことがある。また、本発明において、共重合反応の
開始後とは、反応系に重合触媒を添加し、反応系の温度
が上昇し始めた後を意味する。酢酸ビニルの初期仕込み
の量が過少であっても、過多であっても、エマルジョン
の粘度が上昇する場合がある。本発明において、後添加
の方法としては、連続的添加又は間欠的添加をあげるこ
とができ、添加時間は通常2〜4時間程度である。
ビニル100重量部あたり2〜6重量部の乳化分散剤を
用い、該乳化分散剤はケン化度が80モル%以上であ
り、かつ平均重合度が200〜1000であるポリビニ
ルアルコール及びHLBが10〜20であるポリオキシ
エチレン非イオン界面活性剤を含有すること、である。
乳化分散剤の使用量が過少であるとエマルジョン中に多
くの粕を含むようになり、一方乳化分散剤の使用量が過
多であるとエマルジョンの粘度が上昇する。ポリビニル
アルコールのケン化度が過小であるエマルジョン中に多
くの粕を含むようになる。ポリビニルアルコールの平均
重合度が過小であると、エマルジョン中に多くの粕を含
むようになる。ポリビニルアルコール平均重合度が過大
であるとエマルジョンの粘度が上昇する。ポリオキシエ
チレン非イオン界面活性剤のHLBが過小であるとエマ
ルジョン中に多くの粕を含むようになり、一方該HLB
が過大であるとエマルジョンの粘度が上昇する。なお、
HLBとは界面活性剤の親水性と親油性の相対的なバラ
ンスを数量的に表したものである。
分ケン化ポリビニルアルコール、完全ケン化ポリビニル
アルコール及びスルホン酸変性ポリビニルアルコール、
カルボキシ変性ポリビニルアルコール、シラノール基変
性ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニル
アルコールなどの変性タイプのポリビニルアルコールを
あげることができる。
しては、ポリエチレンオキサイド・ポリプロピレンオキ
サイドブロック共重合体、ポリエチレンオキサイド・ア
ルキルフェノールエーテル、ポリエチレンオキサイド・
アルキルエーテル等をあげることができる。
ルの全使用量は、共重合反応に供する全酢酸ビニル10
0重量部あたり0.4〜3重量部であり、該ポリビニル
アルコールの全使用量のうちの10〜50%を予め共重
合反応の反応系に存在せしめ、ポリビニルアルコールの
全使用量のうちの50〜90%を共重合反応の開始後に
反応系に供給すること、である。ポリビニルアルコール
の全使用量が過少であるとエマルジョン中に多くの粕を
含むようになり、一方該使用量が過多であるとエマルジ
ョンの粘度が上昇する。ポリビニルアルコールの初期仕
込みの量が過少であるとエマルジョン中に多くの粕を含
むようになり、一方該初期仕込みの量が過多であるとエ
マルジョンの粘度が上昇する。
非イオン界面活性剤の全使用量は、共重合反応に供する
全酢酸ビニル100重量部あたり1〜5重量部であり、
該ポリオキシエチレン非イオン界面活性剤の全使用量を
予め共重合反応の反応系に存在せしめること、である。
ポリオキシエチレン非イオン界面活性剤の全使用量が過
少であるとエマルジョン中に多くの粕を含むようにな
り、一方該使用量が過多であるとエマルジョンの粘度が
上昇する。
と、次のとおりである。重合反応容器に水、初期仕込み
の酢酸ビニル、初期仕込みのポリビニルアルコール及ポ
リオキシエチレン非イオン界面活性剤の全量を仕込み、
次にエチレンを供給し、攪拌しながら重合温度まで加熱
昇温する。ここで、重合温度は、通常30〜80℃であ
る。次に、重合触媒を添加する。重合触媒としてはいわ
ゆるレドックス系のものをあげることができる。酸化剤
としては、過酸化水素、t−ブチルパーオキサイド、過
硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
な度をあげることができる。還元剤としては、ナトリウ
ム(又は亜鉛)ホルムアルデヒドスルホキシレート、グ
リオキザール重亜硫酸ソーダ、第一鉄塩、酒石酸ソーダ
などをあげることができる。重合の開始による温度の上
昇が観測されたら、後添加の酢酸ビニル及びポリビニル
アルコールの添加を開始する。後添加の酢酸ビニルとポ
リビニルアルコールの添加の順序は、同時とすることが
好ましい。後添加の酢酸ビニル及びポリビニルアルコー
ルの添加が完了した後、反応系内の酢酸ビニルの残留量
が、エマルジョンの全重量の1重量%以下程度になった
時点で重合反応を終了する。
る。なお、「重量部」は、酢酸ビニルの全使用量を10
0重量部とした。
アルコール(クラレ社製「ポバール203」、ケン化度
=88モル%、平均重合度=300)0.45重量部
(ポリビニルアルコールの全使用量の33.3%に相当
する。)、ポリオキシエチレン非イオン界面活性剤(花
王社製「エマルゲン931」、HLB=17.2)1.
50重量部、ポリオキシエチレン非イオン界面活性剤
(旭電化工業社製「プルロニックL64」、HLB=1
0.2)2.25重量部及び水36重量部を用いた。
始した。重合は25℃から開始し、段階的に60℃まで
昇温し以後60℃を重合完了まで保った。重合中はエチ
レンで60℃、45kg/cm2に保持した。重合触媒
としてはレドックス系のものを用いた。還元剤としては
ホルムアルデヒドスルホキシル酸ソーダを酢酸ビニルの
全量に対し0.25重量部、酸化剤としては過酸化水素
を酢酸ビニルの全量に対し0.12重量部を使用し、還
元剤はその45%を初期仕込み時に一括添加し、残りの
還元剤及び酸化剤は重合中連続で添加した。
5重量部及びポリビニルアルコール(前記のものに同
じ。)0.90重量部を連続的に添加した。後添加は重
合開始2時間後から始め、5時間後に終了した。反応系
内の酢酸ビニルの残存量が1%以下程度になったところ
で重合反応を終了した。得られた水性エマルジョンは、
エチレン/酢酸ビニル重量比が22/78でありガラス
転移温度が−6℃の共重合体を含み、固形分が72.8
重量%であり、粘度が610mPa・sのものであっ
た。
始1時間後から始め、5時間後に終了した他は実施例1
と同様に行った。得られた水性エマルジョンは、エチレ
ン/酢酸ビニル重量比が24/76でありガラス転移温
度が−9℃の共重合体を含み、固形分が74.0重量%
であり、粘度が900mPa・sのものであった。
た他は実施例1と同様に行った。得られた水性エマルジ
ョンは、エチレン/酢酸ビニル重量比が23/77であ
りガラス転移温度が−8℃の共重合体を含み、固形分が
73.5重量%であり、粘度が530mPa・sのもの
であった。
ルの後添加を重合開始3時間後から5時間後まで行った
こと以外は実施例1と同様に行った。得られた水性エマ
ルジョンは、エチレン/酢酸ビニル重量比が23/77
でありガラス転移温度が−8℃の共重合体を含み、固形
分が72.4重量%であり、粘度が14000mPa・
sのものであった。
ール1.34重量部及び平均重合度1700のポリビニ
ルアルコール(クラレ社製「ポバール217」、ケン化
度=88%)0.34重量部を初期仕込みし、ポリビニ
ルアルコールの後添加を行わなかったこと以外は実施例
1と同様に行った。得られた水性エマルジョンは、エチ
レン/酢酸ビニル重量比が21/79でありガラス転移
温度が−4℃の共重合体を含み、固形分が71.1重量
%であり、粘度が17250mPa・sのものであっ
た。
形分濃度が極めて高いエチレン−酢酸ビニル共重合体系
水性エマルジョンの製造方法であって、共重合反応中に
おける反応系の粘度の上昇を抑制し、かつ安定なエマル
ジョンを得ることができるという特徴を有する水性エマ
ルジョンの製造方法を提供することができた。
Claims (1)
- 【請求項1】 エチレン単位10〜40重量%及び酢酸
ビニル単位90〜60重量%からなるエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を含有し、固形分が70重量%以上であ
り、かつ粘度が5000mPa・s以下である水性エマ
ルジョンの製造方法であって、下記(1)〜(4)の特
徴を有する水性エマルジョンの製造方法。 (1)共重合反応に供する全酢酸ビニルのうちの50〜
90%を予め共重合反応の反応系に存在せしめ、共重合
反応に供する全酢酸ビニルのうちの50〜10%を共重
合反応の開始後に反応系に供給すること (2)共重合反応に供する全酢酸ビニル100重量部あ
たり2〜6重量部の乳化分散剤を用い、該乳化分散剤は
ケン化度が80モル%以上であり、かつ平均重合度が2
00〜1000であるポリビニルアルコール及びHLB
が10〜20であるポリオキシエチレン非イオン界面活
性剤を含有すること (3)上記のポリビニルアルコールの全使用量は、共重
合反応に供する全酢酸ビニル100重量部あたり0.4
〜3重量部であり、該ポリビニルアルコールの全使用量
のうちの10〜50%を予め共重合反応の反応系に存在
せしめ、ポリビニルアルコールの全使用量のうちの50
〜90%を共重合反応の開始後に反応系に供給すること (4)前記のポリオキシエチレン非イオン界面活性剤の
全使用量は、共重合反応に供する全酢酸ビニル100重
量部あたり1〜5重量部であり、該ポリオキシエチレン
非イオン界面活性剤の全使用量を予め共重合反応の反応
系に存在せしめること
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16536498A JP3622000B2 (ja) | 1997-07-03 | 1998-06-12 | 水性エマルジョンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17823897 | 1997-07-03 | ||
| JP9-178238 | 1997-07-03 | ||
| JP16536498A JP3622000B2 (ja) | 1997-07-03 | 1998-06-12 | 水性エマルジョンの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1171434A true JPH1171434A (ja) | 1999-03-16 |
| JP3622000B2 JP3622000B2 (ja) | 2005-02-23 |
Family
ID=26490126
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16536498A Expired - Fee Related JP3622000B2 (ja) | 1997-07-03 | 1998-06-12 | 水性エマルジョンの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3622000B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003516300A (ja) * | 1999-12-10 | 2003-05-13 | エムビーティー ホールディング アーゲー | セメント系組成物用水溶性空気制御剤 |
| JP2003516301A (ja) * | 1999-12-10 | 2003-05-13 | エムビーティー ホールディング アーゲー | セメント組成物のための可溶化された消泡剤 |
| JP2005306745A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Chuo Rika Kogyo Corp | 化粧品用水性分散液組成物 |
| US6989414B2 (en) | 2001-03-16 | 2006-01-24 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Aqueous emulsion comprising ethylene-vinylester copolymer |
| JP2012172063A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Nagasaki Univ | 長鎖(メタ)アクリレート系エマルションおよびその製造方法 |
-
1998
- 1998-06-12 JP JP16536498A patent/JP3622000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003516300A (ja) * | 1999-12-10 | 2003-05-13 | エムビーティー ホールディング アーゲー | セメント系組成物用水溶性空気制御剤 |
| JP2003516301A (ja) * | 1999-12-10 | 2003-05-13 | エムビーティー ホールディング アーゲー | セメント組成物のための可溶化された消泡剤 |
| US6989414B2 (en) | 2001-03-16 | 2006-01-24 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Aqueous emulsion comprising ethylene-vinylester copolymer |
| JP2005306745A (ja) * | 2004-04-19 | 2005-11-04 | Chuo Rika Kogyo Corp | 化粧品用水性分散液組成物 |
| JP2012172063A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Nagasaki Univ | 長鎖(メタ)アクリレート系エマルションおよびその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3622000B2 (ja) | 2005-02-23 |
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