JPH1171718A - 既存橋脚水中部の補強工法 - Google Patents
既存橋脚水中部の補強工法Info
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- JPH1171718A JPH1171718A JP23224597A JP23224597A JPH1171718A JP H1171718 A JPH1171718 A JP H1171718A JP 23224597 A JP23224597 A JP 23224597A JP 23224597 A JP23224597 A JP 23224597A JP H1171718 A JPH1171718 A JP H1171718A
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Abstract
分を補強するに際して、仮締切を設けること無く施工可
能な既存橋脚水中部の補強工法を提供すること。 【解決手段】 水面上において、既存橋脚1の外周面に
所定長のクリアランスで囲繞する補強部材7を組み立
て、この補強部材を既存橋脚の外周に沿って吊り降ろ
し、既存橋脚の基礎に沈設する。
Description
られた既存橋脚の水中部分の補強工法に関する。
鋼板をコンクリートで被覆して腐食を防止する、いわゆ
る根巻きコンクリート工法が、既存橋脚の耐震補強の一
工法として採用されている。この工法を、河川や海岸に
設けられた橋脚の水中部分で実施する場合、橋脚の周り
に仮締切を設け、この仮締切の内部から排水して施工し
ている。ここで、仮締切は、鋼矢板を橋脚の周囲に打ち
込んで形成したり、あるいは、コルゲート管を沈設して
形成しているが、フーチングや基礎コンクリートの形状
によっては、仮締切の止水が困難であったり、締め切る
範囲が広くなるという問題があった。また河川や海岸の
橋脚の周囲には、護岸や防波堤等が至近距離に隣接する
場合もあり、仮締切を設けること自体が困難な場合もあ
る。
響を考慮した河積阻害率に基づいて設計されているが、
仮締切を設けた結果、施工中において一時的に増加断面
が基準となる河積阻害率を超える場合もある。
の欠点に着目し、これを解決せんとしたものであり、そ
の課題は、仮締切を設けること無く施工可能な既存橋脚
水中部の補強工法を提供することにある。
工法において、補強部材の内面と、既存橋脚の外周面と
の間に常に所定長のクリアランスを確保することができ
る補強工法を提供することにある。
水上部分において、その外周面に対して所定長のクリア
ランスを備えて囲繞する形状に補強部材を形成し、該補
強部材を既存橋脚の外周に沿って吊り降ろし、既存橋脚
水中部の所定箇所に沈設することを特徴とする既存橋脚
水中部の補強工法が提供される。本発明では、既存橋脚
の水上部分において、ここを囲繞する形状に予め補強部
材を形成し、この補強部材を対象箇所に沈設して補強を
行うので、水中における補強部材の組立て工程のための
仮締切を設けずに、既存橋脚水中部の補強工事を行うこ
とができる。これにより、本発明では、仮締切による河
積阻害率の増加を招くことなく、且つ護岸等の周囲構造
物が施工上の障害になること無く、既存橋脚水中部の補
強施工を行うことが可能となった。
強部材を吊り降ろす工程に先行して、前記橋脚補強部材
の内面に、既存橋脚の外周面との間に所定長のクリアラ
ンスを確保する手段を設けても良い。このような工程に
より、既存橋脚水中部の所定箇所に沈設した補強部材の
内面と、既存橋脚の外周面との間には、所定長のクリア
ランスが確実に確保できるので、ここに所定以上の厚さ
のグラウト層が形成され、補強構造物に良好な耐力を付
加することが可能となる。ここで、前記クリアランスを
確保する手段は、既橋脚補強部材の内面に凸部を設けて
形成しても良く、さらに、この凸部が、ボールベアリン
グや回転ローラー等の回転部材を備え、該回転部材が既
存橋脚の外周面に接触するように形成しても良い
が、本発明はこれに限定されるものではない。図1〜図
4は既存橋脚水中部の補強工法の各工程を簡略に示した
説明図であり、図5は図4の工程に続く工程を示した説
明図であり、図6は補強後の既存橋脚を示す正面図であ
り、図7(a)は鋼板に設けたガイドローラーの平面配置
を示す平面図であり、図7(b)は図7(a)の鋼板の内周面
を示した展開図であり、図7(c)は図7(a)における切出
し線c−cに沿った縦断面図であり、図7(d)は図7(a)に
おける切出し線d−dに沿った水平断面図である。図6は
河川に立設した既存橋脚1に本発明の工法を適用して耐
震補強を行ったものであり、この補強後の既存橋脚1
は、既存橋脚1の外周の上端から基礎4の付近まで巻き
付けられた鋼板2と、この鋼板2の外周の水中部分と水
面上の一部に設けられた根巻きコンクリート3と、鋼板
2の内面と既存橋脚1の表面との間のクリアランスに注
入された無収縮モルタル(図示せず)とで構成されてい
る。
めには、図1の工程に先立ち、既存橋脚1の水中部分を
調査し、この水中部分のコンクリート表面を斫って下地
処理する。この下地処理の後、既存橋脚1の水上部分に
は、図1に示した足場用ブラケット13をケミカルアン
カー等の手段によって取付け、この足場用ブラケット1
3の上に足場10を組み上げる。また、既存橋脚1の上
方部分には、4つの懸吊用ブラケット11を等間隔で固
定し、各懸吊用ブラケット11に懸吊装置としてのチェ
ーンブロック12をそれぞれ取り付ける。なお、以上の
作業は作業台船21や、この上に配置されたクレーン2
0等を用いて実施し、作業台船21は必要に応じてスパ
ット22等によって係留される。
1上のクレーン20により4枚の鋼板2aを順次吊り上
げて、これらを既存橋脚1の周りに設けられた足場10
上に吊り降ろし、ここで隣合う鋼板2a,2aどうしを
溶接にて接合し、これにより既存橋脚1を囲繞する鋼管
を4枚の鋼板2aで形成する。そして、新たにクレーン
20で鋼板2aを吊り上げて、足場10上に形成された
鋼管の上に降ろし、ここで鋼管と4枚の鋼板2aを順次
溶接して、これにより鋼管の長さをさらに延長する。な
お、各鋼板2aの周方向の寸法は、鋼管の内周面と既存
橋脚1の外周面との間に10〜50mm程度のクリアラン
スが形成されるように適宜定め、一方、各鋼板2aの軸
方向の寸法は、後述する補強部材7において根巻きコン
クリート3部分を水面上まで延設可能なように適宜定め
る。
に既存橋脚1を囲繞する鋼管の下端に底型枠(図示せ
ず)を設置し、鋼管の外周に鉄筋3bを建て込み、さら
に、この鉄筋3bの外周に型枠14を設置し、鋼管と型
枠14との間にコンクリートを打設する。コンクリート
が充分に硬化した後、型枠14と底型枠を脱型すれば根
巻きコンクリート3を備えた補強部材7は、既存橋脚1
の水上部分外周に形成することができる。なお、根巻き
コンクリート3は、前述したように補強部材7を橋脚の
基礎4上に沈設した際、その上端が水面上に出るような
長さに形成する。
部材7の上端に掛止し、これを支持可能な状態にしてか
ら、作業台船21上のクレーン20等によって足場10
及び足場用ブラケット13を撤去し、一旦、撤去した足
場部材10aや足場用ブラケット13を作業台船21の
上に仮置きする。そして、図4に示したようにチェーン
ブロック12で補強部材7を既存橋脚1に沿って吊り降
ろし、水中に沈めて基礎4上に設置する。次いで、補強
部材7からチェーンブロック12の掛止を解除し、補強
部材7の根巻きコンクリート3上端に再び足場用ブラケ
ット13を固定し、チェーンブロック12やクレーン2
0を用いて足場10を組み立て、その後、クレーン20
を用いてチェーンブロック12を撤去する。
の下端部3aと橋脚の基礎4との間にシール材(図示せ
ず)を充填し、これにより、補強部材7の内周と既存橋
脚外周との間のクリアランスに水が侵入するのを防止す
る。そして、このシール材の充填後、クリアランス内の
水を排出してドライな状態にするか、あるいはクリアラ
ンス内の水と置換しながら、ここに無収縮モルタルを注
入する。
ランス内に無収縮モルタルを充填した後に、作業台船2
1上から順次鋼板2aを吊り上げて既設の鋼板2aに溶
接で接合し、鋼板2aと既設橋脚1のクリアランス内に
は適宜無収縮モルタルを充填し、既設橋脚1の上端まで
鋼板2aを延設する。なお、既設橋脚1の水上部分に巻
き立てられた鋼板2aの表面には、適宜、塗装等による
防錆処理を行う。
と既存橋脚1の外周面との間に所定長のクリアランスを
確保する手段としてのガイドローラー6について説明す
る。このガイドローラー6は、鋼板2aを形成する際
に、図7(a)(b)に示したような配置で各鋼板2aに予め
取り付けられ、図7(c)(d)に示したように、矩形の函状
に形成されて鋼板2aの外側に凸設されたケーシング6
aと、鋼板2aの内側に長さeだけ突出するように配置
されたローラー6bと、このローラー6bを回動自在に
ケーシング6aに枢着した枢軸6cとを備える。このよ
うなガイドローラー6を備える補強部材7では、既存橋
脚1に沿って吊り降ろされる際に、補強部材7が揺れ
て、ガイドローラー6のローラー6bが既存橋脚1の表
面に接触しても、鋼板2a内面と既存橋脚1表面とのク
リアランスは常に長さe以上に保持されるとともに、ロ
ーラー6bの回転作用によって接触の衝撃も緩和される
という利点がある。
を示した説明図である。
図であり、(b)は鋼板の内周面を示した展開図であり、
(c)は(a)における切出し線c−cに沿った縦断面図であ
り、(d)は(a)における切出し線d−dに沿った水平断面図
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 既存橋脚の水上部分において、その外周
面に対して所定長のクリアランスを備えて囲繞する形状
に補強部材を形成し、該補強部材を既存橋脚の外周に沿
って吊り降ろし、既存橋脚水中部の所定箇所に沈設する
ことを特徴とする既存橋脚水中部の補強工法。 - 【請求項2】 前記補強部材を吊り降ろす工程に先行し
て、前記補強部材の内面には、既存橋脚の外周面との間
に所定長のクリアランスを確保する手段を設けることを
特徴とする請求項1記載の既存橋脚水中部の補強工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23224597A JP3871773B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 既存橋脚水中部の補強工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23224597A JP3871773B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 既存橋脚水中部の補強工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1171718A true JPH1171718A (ja) | 1999-03-16 |
| JP3871773B2 JP3871773B2 (ja) | 2007-01-24 |
Family
ID=16936256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23224597A Expired - Lifetime JP3871773B2 (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 既存橋脚水中部の補強工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3871773B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010077656A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Ohbayashi Corp | 柱の耐震補強構造及び耐震補強方法 |
| JP5600780B1 (ja) * | 2013-07-22 | 2014-10-01 | オリエンタル白石株式会社 | 柱状構造物の鋼板巻立方法 |
| CN118257212A (zh) * | 2024-05-15 | 2024-06-28 | 福建理工大学 | 一种免脚手架加固桥墩结构及施工方法 |
Families Citing this family (2)
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-
1997
- 1997-08-28 JP JP23224597A patent/JP3871773B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
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| JP3871773B2 (ja) | 2007-01-24 |
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