JPH1172019A - エンジンの沸騰冷却装置 - Google Patents

エンジンの沸騰冷却装置

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JPH1172019A
JPH1172019A JP9233463A JP23346397A JPH1172019A JP H1172019 A JPH1172019 A JP H1172019A JP 9233463 A JP9233463 A JP 9233463A JP 23346397 A JP23346397 A JP 23346397A JP H1172019 A JPH1172019 A JP H1172019A
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JP
Japan
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pressure
diaphragm
pump
engine
liquid
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Application number
JP9233463A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Hayashida
大 林田
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH1172019A publication Critical patent/JPH1172019A/ja
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    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12—Improving ICE efficiencies

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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧送ポンプの駆動電源が不要で、小出力で安
価なダイヤフラムポンプを使用可能にし、コスト低減を
図る。 【解決手段】 液冷ジャケット1内での沸騰によって生
じた冷媒液5の蒸気を循環往路3aを介して放熱器2内
に導入し、放熱器2内で凝縮した冷媒液5を循環帰路3
bを介して液冷ジャケット1内に還流させるように構成
する。圧送ポンプ25をダイヤフラムポンプで構成し、
このダイヤフラムポンプ25の圧力作動室25aを排気
ガス冷却管20を介して排気管17に連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの沸騰冷却
装置に関し、特に冷媒液の圧送ポンプをダイヤフラムポ
ンプで構成したエンジンの沸騰冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの沸騰冷却装置の従来技術とし
ては、例えば特開昭60−98118号公報に開示され
たものがある。それは図5に示すように、液冷ジャケッ
ト101と循環往路103aと冷却ファン104を有す
る放熱器102と循環帰路103bと液冷ジャケット1
01とを順に連通して冷媒循環経路103を構成し、上
記液冷ジャケット101内での沸騰によって生じた冷媒
液105の蒸気を循環往路103aを介して放熱器10
2内に導入し、上記放熱器102内で凝縮した冷媒液1
05を循環帰路103bに設けた電動式圧送ポンプ12
5により上記液冷ジャケット101内に還流させるよう
に構成されている。
【0003】この従来技術では、液冷ジャケット101
内に液温を検出する温度検出手段110と液面高さを検
出する液面検出手段123とを設け、放熱器102の下
部タンク2bに第2液面検出手段129を設け、リザー
バタンク108を連通路1106を介してシリンダジャ
ケット101bに連通し、この連通路106の途中に電
磁弁109を設け、上記液冷ジャケット101内の液温
と液面高さの検出に基づいて、電磁弁109と圧送ポン
プ125とを制御し、第2液面検出手段129による液
面高さの検出に基づいて冷却ファン104を起動するよ
うに構成されている。なお、図3(A)中の符号50は
制御装置を示す。
【0004】ところで、この種の沸騰冷却装置において
は、冷媒液の循環量が少ないので、本来小出力のダイヤ
フラムポンプで足りるにもかかわらず、電動式圧送ポン
プを採用していた。それは以下のような事情による。ダ
イヤフラムポンプを採用した場合、放熱器102内で凝
縮し循環帰路103bを還流する冷媒液105の圧力
(ダイヤフラムポンプの冷媒液圧送室内の冷媒圧)は、
ラジェータキャップ(リリーフバルブ)の設定圧により
規定されるが、、吸気管やクランクケース内の脈動圧
(負圧)に対して正圧であり、ダイヤフラムポンプの圧
力作動室を吸気管やクランクケース等(以下「低圧脈動
部」という)に連通しても、当該ダイヤフラムポンプを
駆動することができない。つまり、冷媒液圧はダイヤフ
ラム材料の弾性限界かそれを超えるところまで上昇し、
ダイヤフラムが限界に近いところまで変形してしまうた
め、吸気管やクランクケース内の脈動圧(負圧)でダイ
ヤフラムポンプを駆動することができないのである。
【0005】他方、排気管内の脈動圧は最大値が1.8k
gf/cm2 ゲージまで上昇するので、ダイヤフラムポンプ
の圧力作動室を排気管に連通することにより、当該ダイ
ヤフラムポンプを駆動することは可能である。しかし、
高温の排気ガスがダイヤフラムポンプの圧力作動室に入
り直接ダイヤフラムに接触するため、ダイヤフラムの耐
久性を低下させる。このため小出力で安価なダイヤフラ
ムポンプで足りるにもかかわらず、高価な電動式圧送ポ
ンプを採用せざるを得なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では電
動式圧送ポンプを採用していたので出力的にアンバラン
スで、別途ポンプ駆動電源を必要としコスト高につく。
本発明はこのような従来技術の難点を解消するためにな
されたもので、圧送ポンプの駆動電源が不要で、小出力
で安価なダイヤフラムポンプを使用可能にし、コスト低
減を図ることを技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は以下のように構成される。請求項1に記載
の発明は、例えば図1に示すように、液冷ジャケット1
内での沸騰によって生じた冷媒液5の蒸気を循環往路3
aを介して放熱器2内に導入し、上記放熱器2内で凝縮
した冷媒液5を循環帰路3bに設けた圧送ポンプ25を
介して上記液冷ジャケット1内に還流させるように構成
した、エンジンの沸騰冷却装置において、上記圧送ポン
プ25をダイヤフラムポンプで構成し、このダイヤフラ
ムポンプ25の圧力作動室25aを排気ガス冷却管20
を介して排気管17に連通したことを特徴とするもので
ある。
【0008】請求項2に記載の発明は、例えば図2に示
すように、液冷ジャケット1内での沸騰によって生じた
冷媒液5の蒸気を循環往路3aを介して放熱器2内に導
入し、上記放熱器2内で凝縮した冷媒液5を循環帰路3
bに設けた圧送ポンプ25を介して上記液冷ジャケット
1内に還流させるように構成したエンジンの沸騰冷却装
置において、上記圧送ポンプ25をダイヤフラムポンプ
で構成し、このダイヤフラムポンプ25の圧力作動室2
5aを排気管17に耐熱ダイヤフラム22を介して付設
した排気脈動室23と連通し、それらの連通空間内に圧
力伝達流体24を充填したことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項3に記載の発明は、例えば図3に示
すように、液冷ジャケット1内での沸騰によって生じた
冷媒液5の蒸気を循環往路3aを介して放熱器2内に導
入し、上記放熱器2内で凝縮した冷媒液5を循環帰路3
bに設けた圧送ポンプ25を介して上記液冷ジャケット
1内に還流させるように構成したエンジンの沸騰冷却装
置において、上記圧送ポンプ25をダイヤフラムポンプ
で構成し、このダイヤフラムポンプ25の圧力作動室2
5aをエンジンの低圧脈動部15に連通するとともに、
当該圧力作動室25a内にバランサバネ34を設け、上
記バランサバネ34を、当該ダイヤフラムポンプ25の
冷媒液圧送室25b内の冷媒圧に対抗させたことを特徴
とするものである。
【0010】請求項4に記載の発明は、例えば図4に示
すように、液冷ジャケット1内での沸騰によって生じた
冷媒液5の蒸気を循環往路3aを介して放熱器2内に導
入し、上記放熱器2内で凝縮した冷媒液5を循環帰路3
bに設けた圧送ポンプ25を介して上記液冷ジャケット
1内に還流させるように構成したエンジンの沸騰冷却装
置において、上記圧送ポンプ25をダイヤフラムポンプ
で構成し、このダイヤフラムポンプ25は圧力作動室2
5aと大気連通室25cとを大面積ダイヤフラム26a
で区画するとともに、上記大気連通室25cと冷媒液圧
送室25bとを小面積ダイヤフラム26bで区画し、上
記圧力作動室25aをエンジンの低圧脈動部15に連通
するとともに、上記大面積ダイヤフラム26aと小面積
ダイヤフラム26bとをロッド35で連結して連動可能
に構成したことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明によれば次の作用・効果を
奏する。 (イ)請求項1に記載の発明では、従来例と同様の基本
構成を有するエンジンの沸騰冷却装置において、圧送ポ
ンプ25をダイヤフラムポンプで構成し、このダイヤフ
ラムポンプ25の圧力作動室25aを排気ガス冷却管2
0を介して排気管17に連通したことことから、当該圧
力作動室25aの内圧は冷媒液圧送室25b内の冷媒圧
よりも高圧になるので、当該ダイヤフラムポンプを駆動
することが可能になる。しかも、排気ガスは排気ガス冷
却管20を介して冷却されるので、高温の排気ガスが直
接ダイヤフラム26に接触することによるダイヤフラム
の耐久性の低下を回避することができる。これにより圧
送ポンプの駆動電源が不要となり、小出力で安価なダイ
ヤフラムポンプを使用してコスト低減を図ることができ
る。
【0012】(ロ)請求項2に記載の発明では、上記と
同様の基本構成を有するエンジンの沸騰冷却装置におい
て、圧送ポンプ25をダイヤフラムポンプで構成し、こ
のダイヤフラムポンプ25の圧力作動室25aを排気管
17内に耐熱ダイヤフラム22を介して付設した排気脈
動室23と連通し、それらの連通空間内に圧力伝達流体
24を充填したことから、排気管17内の脈動圧は耐熱
ダイヤフラム22を脈動させ、その脈動圧はダイヤフラ
ムポンプ25の圧力作動室25aと排気脈動室23との
連通空間内に充填した圧力伝達流体24を介してダイヤ
フラムポンプ25を駆動する。これにより圧送ポンプの
駆動電源が不要となり、小出力で安価なダイヤフラムポ
ンプを使用してコスト低減を図ることができる。特に本
発明では、排気ガスが耐熱ダイヤフラム22で遮断され
るので、高温の排気ガスが直接ダイヤフラムに接触する
ことによるダイヤフラムの耐久性の低下や排気ガス中の
汚染粒子が圧力作動室25a内に侵入するのを防止する
ことができる。
【0013】(ハ)請求項3に記載の発明では、上記と
同様の基本構成を有するエンジンの沸騰冷却装置におい
て、圧送ポンプ25をダイヤフラムポンプで構成し、こ
のダイヤフラムポンプ25の圧力作動室25aをエンジ
ンの低圧脈動部15に連通するとともに、当該圧力作動
室25a内にバランサバネ34を設け、上記バランサバ
ネ34を、当該ダイヤフラムポンプ25の冷媒液圧送室
25b内の冷媒圧に対抗させたことから、バランサバネ
34の弾発力と冷媒液圧送室25b内の冷媒圧とがダイ
ヤフラムを介して均衡しているが、この均衡状態におい
て低圧脈動部15の圧力変動が圧力作動室25aを介し
て作用し、ダイヤフラムポンプ25を駆動する。即ち、
本発明では冷媒液圧送室25b内の冷媒圧が低圧脈動部
15の脈動圧よりも高くなる場合においても、当該ダイ
ヤフラムポンプ25を駆動することができる。これによ
り圧送ポンプの駆動電源が不要となり、小出力で安価な
ダイヤフラムポンプを使用してコスト低減を図ることが
できる。
【0014】(ニ)請求項4に記載の発明では、上記と
同様の基本構成を有するエンジンの沸騰冷却装置におい
て、圧送ポンプ25をダイヤフラムポンプで構成し、こ
のダイヤフラムポンプ25は圧力作動室25aと大気連
通室25cとを大面積ダイヤフラム26aで区画すると
ともに、上記大気連通室25cと冷媒液圧送室25bと
を小面積ダイヤフラム26bで区画し、上記圧力作動室
25aをエンジンの低圧脈動部15に連通するととも
に、上記大面積ダイヤフラム26aと小面積ダイヤフラ
ム26bとをロッド35で連結して連動可能に構成した
ことから、低圧脈動部15の脈動圧pが圧力作動室25
aを介して大面積Sのダイヤフラム26aに作用する力
(p×S)は、冷媒液圧送室25b内の冷媒圧Pが小面
積sのダイヤフラム26bに作用する力(P×s)より
も大きくすることができる。即ち、本発明では、冷媒液
圧送室25b内の冷媒圧が低圧脈動部15の脈動圧より
も高くなる場合においても、大面積ダイヤフラム26a
と小面積ダイヤフラム26bとをロッド35で連結する
ことにより、当該ダイヤフラムポンプ25を駆動するこ
とができる。これにより圧送ポンプの駆動電源が不要と
なり、小出力で安価なダイヤフラムポンプを使用してコ
スト低減を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るエ
ンジンの沸騰冷却装置の概要図である。この沸騰冷却装
置は、図1に示すように、縦形単気筒の空冷汎用エンジ
ンEに採用されており、このエンジンEはクランクケー
スとシリンダとを一体化したシリンダブロック11を備
え、このシリンダブロック11の上部にシリンダヘッド
10を組み付けて構成されている。ここで符号12はエ
ンジンの冷却ファン、13はファンカバー、14は冷却
風取入口、15は吸気管、16はエアクリーナ、17は
排気管、18は排気マフラを示す。
【0016】この沸騰冷却装置は従来例と同様の基本構
成を備える。即ち、図1に示すように、液冷ジャケット
1と循環往路3aと冷却ファン4を有する放熱器2と循
環帰路3bと液冷ジャケット1への連通口6とを順に連
通して冷媒循環経路3を構成し、上記液冷ジャケット1
内での沸騰によって生じた冷媒液5の蒸気を循環往路3
aを介して放熱部2内に導入し、上記放熱部2内で凝縮
した冷媒液5を循環帰路3bを介して上記液冷ジャケッ
ト1内に還流させる。上記循環帰路3bの途中にはアキ
ュームレータ8とダイヤフラムポンプ25が設けられ、
放熱器2で凝縮した冷媒液5はダイヤフラムポンプ25
で液冷ジャケット1に圧送する。
【0017】上記放熱器2は、上部タンク2aと下部タ
ンク2bとを放熱フィンを有する複数の放熱チューブ2
cで連通して成り、上部タンク2aへ流入した冷媒液5
の蒸気を放熱チューブ2c内で凝縮復水させ、復水した
冷媒液5を下部タンク2bより流下させる。また、上記
アキュームレータ8は、冷媒溜室8aと調圧室8bとを
金属製ダイヤフラム8cで区画し、冷媒溜室8aを循環
帰路3bの途中(液相部分)に気密に連通し、冷媒循環
経路3の内圧をほぼ一定に維持し、冷媒液5の沸点がほ
ぼ一定になるように構成されている。以下、本発明に係
る沸騰冷却装置の特徴構成について説明する。
【0018】上記ダイヤフラムポンプ25は、圧力作動
室25aと冷媒液圧送室25bとをダイヤフラム26で
区画し、圧力作動室25aの連通口27をコイル状の排
気ガス冷却管20を介して排気管17に連通するととも
に、冷媒液圧送室25bの冷媒入口31と冷媒出口32
を循環帰路3bに連通し、冷媒液圧送室25b内の冷媒
圧よりも高圧の排気圧で当該ダイヤフラムポンプ25を
駆動するように構成されている。なお、符号33は冷媒
入口31のリード弁を示す。この実施形態によれば、圧
力作動室25a内の脈動圧は冷媒液圧送室25b内の冷
媒圧よりも高圧になるので、ダイヤフラム26を駆動す
ることが可能になる。しかも、排気ガスはコイル状の排
気ガス冷却管20を介して冷却されるので、高温の排気
ガスが直接ダイヤフラム26に接触することによるダイ
ヤフラムの耐久性の低下を回避することができる。
【0019】図2は本発明の第2の実施形態に係る沸騰
冷却装置の概要図である。この実施形態では、排気管1
7に耐熱ダイヤフラム22を介して排気脈動室23を付
設するとともに、ダイヤフラムポンプ25の圧力作動室
25aを排気脈動室23と連通し、それらの連通空間内
に圧力伝達流体24を充填した点が第1の実施形態とは
異なり、その他の点は図1と同様に構成されている。な
お、耐熱ダイヤフラム22として金属製のダイヤフラム
を用い、圧力伝達流体24として液体に限らず不活性チ
ッソガス等の気体を用いることもできる。
【0020】この第2の実施形態によれば、排気管17
内の脈動圧は耐熱ダイヤフラム22を脈動させ、その脈
動圧はダイヤフラムポンプ25の圧力作動室25aと排
気脈動室23との連通空間内に充填した圧力伝達流体2
4を介してダイヤフラムポンプ25を駆動する。これに
よりポンプ駆動電源が不要で、小出力で安価なダイヤフ
ラムポンプを使用してコスト低減を図ることができる。
しかも、排気ガスは耐熱ダイヤフラム22で遮断される
ので、高温の排気ガスが直接ダイヤフラムに接触するこ
とによるダイヤフラムの耐久性の低下や排気ガス中の汚
染粒子が圧力作動室25a内に侵入するのを防止するこ
とができる。
【0021】図3は本発明の第3の実施形態に係る沸騰
冷却装置の概要図である。この実施形態では、ダイヤフ
ラムポンプ25の圧力作動室25aをエンジンの低圧脈
動部である吸気管15に連通するとともに、当該圧力作
動室25a内にバランサバネ34を設け、上記バランサ
バネ34を冷媒液圧送室25b内の冷媒圧に対抗させた
点が第1の実施形態とは異なり、その他の点は図1と同
様に構成されている。
【0022】上記第3の実施形態によれば、バランサバ
ネ34の弾発力と冷媒液圧送室25b内の冷媒圧とがダ
イヤフラムを介して均衡しているが、この均衡状態にお
いて低圧脈動部15の圧力変動が圧力作動室25aを介
して作用し、ダイヤフラムポンプ25を駆動する。従っ
て、冷媒液圧送室25b内の冷媒圧が低圧脈動部15の
脈動圧よりも高くなる場合においても、当該ダイヤフラ
ムポンプ25を駆動することができる。
【0023】図4は本発明の第4の実施形態に係る沸騰
冷却装置の概要図である。この実施形態では、ダイヤフ
ラムポンプ25は圧力作動室25aと大気連通室25c
と冷媒液圧送室25bとから成り、圧力作動室25aと
大気連通室25cとを大面積ダイヤフラム26aで区画
するとともに、大気連通室25cと冷媒液圧送室25b
とを小面積ダイヤフラム26bで区画し、上記圧力作動
室25aをエンジンの吸気管15に連通するとともに、
上記大面積ダイヤフラム26aと小面積ダイヤフラム2
6bとをロッド35で連結して構成されている。なお、
符号28は大気連通口を示し、その他の点は図1と同様
に構成されている。
【0024】上記第4の実施形態によれば、低圧脈動部
である吸気管15の脈動圧pが圧力作動室25aを介し
て大面積Sのダイヤフラム26aに作用する力(p×
S)は、冷媒液圧送室25b内の冷媒圧Pが小面積sの
ダイヤフラム26bに作用する力(P×s)よりも大き
くなる。従って、冷媒液圧送室25b内の冷媒圧Pが吸
気管15の脈動圧pよりも高くなる場合においても、大
面積ダイヤフラム26aと小面積ダイヤフラム26bと
をロッド35で連結することにより、当該ダイヤフラム
ポンプ25を駆動することができる。なお、ダイヤフラ
ムポンプ25の圧力作動室25aに連通する低圧脈動部
としては、吸気管15に限らずクランク室でも差し支え
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る沸騰冷却装置の
概要図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る沸騰冷却装置の
概要図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る沸騰冷却装置の
概要図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係る沸騰冷却装置の
概要図である。
【図5】従来技術に係る沸騰冷却装置の概要図である。
【符号の説明】
1…液冷ジャケット、2…放熱器、3a…循環往路、3
b…循環帰路、4…冷却ファン、5…冷媒液、15…低
圧脈動部(吸気管)、17…排気管、20…排気ガス冷
却管、22…耐熱ダイヤフラム、23…排気脈動室、2
4…圧力伝達流体、25…ダイヤフラムポンプ(圧送ポ
ンプ)、25a…圧力作動室、25b…冷媒液圧送室、
25c…大気連通室、26…ダイヤフラム、26a…大
面積ダイヤフラム、26b…小面積ダイヤフラム、34
…バランサバネ、35…ロッド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液冷ジャケット(1)内での沸騰によっ
    て生じた冷媒液(5)の蒸気を循環往路(3a)を介し
    て放熱器(2)内に導入し、上記放熱器(2)内で凝縮
    した冷媒液(5)を循環帰路(3b)に設けた圧送ポン
    プ(25)を介して上記液冷ジャケット(1)内に還流
    させるように構成した、エンジンの沸騰冷却装置におい
    て、 上記圧送ポンプ(25)をダイヤフラムポンプで構成
    し、このダイヤフラムポンプ(25)の圧力作動室(2
    5a)を排気ガス冷却管(20)を介して排気管(1
    7)に連通した、ことを特徴とするエンジンの沸騰冷却
    装置。
  2. 【請求項2】 液冷ジャケット(1)内での沸騰によっ
    て生じた冷媒液(5)の蒸気を循環往路(3a)を介し
    て放熱器(2)内に導入し、上記放熱器(2)内で凝縮
    した冷媒液(5)を循環帰路(3b)に設けた圧送ポン
    プ(25)を介して上記液冷ジャケット(1)内に還流
    させるように構成した、エンジンの沸騰冷却装置におい
    て、 上記圧送ポンプ(25)をダイヤフラムポンプで構成
    し、このダイヤフラムポンプ(25)の圧力作動室(2
    5a)を排気管(17)に耐熱ダイヤフラム(22)を
    介して付設した排気脈動室(23)と連通し、それらの
    連通空間内に圧力伝達流体(24)を充填した、ことを
    特徴とするエンジンの沸騰冷却装置。
  3. 【請求項3】 液冷ジャケット(1)内での沸騰によっ
    て生じた冷媒液(5)の蒸気を循環往路(3a)を介し
    て放熱器(2)内に導入し、上記放熱器(2)内で凝縮
    した冷媒液(5)を循環帰路(3b)に設けた圧送ポン
    プ(25)を介して上記液冷ジャケット(1)内に還流
    させるように構成した、エンジンの沸騰冷却装置におい
    て、 上記圧送ポンプ(25)をダイヤフラムポンプで構成
    し、このダイヤフラムポンプ(25)の圧力作動室(2
    5a)をエンジンの低圧脈動部(15)に連通するとと
    もに、当該圧力作動室(25a)内にバランサバネ(3
    4)を設け、 上記バランサバネ(34)を、当該ダイヤフラムポンプ
    (25)の冷媒液圧送室(25b)内の冷媒圧に対抗さ
    せた、ことを特徴とするエンジンの沸騰冷却装置。
  4. 【請求項4】 液冷ジャケット(1)内での沸騰によっ
    て生じた冷媒液(5)の蒸気を循環往路(3a)を介し
    て放熱器(2)内に導入し、上記放熱器(2)内で凝縮
    した冷媒液(5)を循環帰路(3b)に設けた圧送ポン
    プ(25)を介して上記液冷ジャケット(1)内に還流
    させるように構成した、エンジンの沸騰冷却装置におい
    て、 上記圧送ポンプ(25)をダイヤフラムポンプで構成
    し、このダイヤフラムポンプ(25)は圧力作動室(2
    5a)と大気連通室(25c)とを大面積ダイヤフラム
    (26a)で区画するとともに、上記大気連通室(25
    c)と冷媒液圧送室(25b)とを小面積ダイヤフラム
    (26b)で区画し、 上記圧力作動室(25a)をエンジンの低圧脈動部(1
    5)に連通するとともに、上記大面積ダイヤフラム(2
    6a)と小面積ダイヤフラム(26b)とをロッド(3
    5)で連結して連動可能に構成した、ことを特徴とする
    エンジンの沸騰冷却装置。
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