JPH1173258A - 低消費電力バス構造及びその制御方法、低消費電力バス構造の合成システム及びその合成方法、携帯情報機器 - Google Patents

低消費電力バス構造及びその制御方法、低消費電力バス構造の合成システム及びその合成方法、携帯情報機器

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JPH1173258A
JPH1173258A JP9232965A JP23296597A JPH1173258A JP H1173258 A JPH1173258 A JP H1173258A JP 9232965 A JP9232965 A JP 9232965A JP 23296597 A JP23296597 A JP 23296597A JP H1173258 A JPH1173258 A JP H1173258A
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bus structure
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Masayoshi Usami
公良 宇佐美
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力の低減化及びデータ転送の高速化を
実現することができる低消費電力バス構造を提供するこ
とである。 【解決手段】 LSIチップ上に配置された複数の機能
ブロック1、3、5、7が接続され、各機能ブロック間
のデータ転送に使用されるバス9を複数のサブセクショ
ン9a、9b、9cに分割し、データ転送頻度の高い機
能ブロックの組、例えば1及び7を同一のサブセクショ
ン9bに接続する。さらに、分割された各サブセクショ
ン間には、それらを任意に電気的に接続または遮断する
ことが可能な接続手段29及び31を設ける。そして、
データ転送頻度の高い機能ブロック間でデータ転送する
場合にはそれらが接続されているサブセクションを接続
手段により他のサブセクションから電気的に遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消費電力の低減化
を実現することができるLSIチップに関し、特に、L
SIチップのバス構造に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI(Large Scale Integrated Circu
it)チップ内部のコア部には複数の機能ブロックが存在
しており、これら機能ブロック間はバス(bus )で接続
される。
【0003】図12は、機能ブロック間を接続する従来
のバス構造を示す模式図である。図12に示すように、
機能ブロック1001、1003、1005、1007
がバス1009にそれぞれ接続され、バス1009は共
有されている。各機能ブロックの出力信号はそれぞれバ
スドライバ1011、1013、1015、1017を
介してバス1009に接続され、一方、各機能ブロック
の入力信号はそれぞれバッファ1019、1021、1
023、1025を介してバス1009にそれぞれ接続
されている。例えば、機能ブロック1001は、その出
力信号がバスドライバ1011を介してバス1009に
接続され、その入力信号がバッファ1019を介してバ
ス1009に接続されている。
【0004】制御信号CONT100、CONT20
0、CONT300、CONT400は、各バスドライ
バの制御信号である。各バスドライバはこれら制御信号
によってバス1009と機能ブロックとの接続状態を決
定する。例えば、制御信号CONT100が“acti
ve”のときには機能ブロック1001のデータをバス
1009に出力し、一方“inactive”のときに
は機能ブロック1001のデータをバス1009に出力
しない。他のバスドライバについても同様である。
【0005】バス1009は共有であるため、一組の機
能ブロックがデータを転送している間、他の機能ブロッ
クがバス1009にデータを出力することを防止しなけ
ればならない。そのため、例えばバス調停回路1027
をコア部に設け、制御信号CONT100、CONT2
00、CONT300、CONT400のうち“act
ive”となるのは常にいずれか1つであるように制御
する。例えば、機能ブロック1001から機能ブロック
1007にデータを転送する場合には、制御信号CON
T100のみを“active”、その他の制御信号を
すべて“inactive”とし、機能ブロック100
1のデータをバスドライバ1011、バス1009、バ
ッファ1025を介して機能ブロック1003に転送す
る(図中Aで示す矢印参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のバス構造には、以下に述べるような問題があっ
た。
【0007】それは、消費電力の増大化である。機能ブ
ロック間のデータ転送の際に、バス上のすべての寄生容
量を充放電するため、その寄生容量が大きい場合には、
大きな電力を消費してしまう。CMOS LSIでは、
消費電力の大半がこの寄生容量の充放電によるダイナミ
ックパワーである。バスの寄生容量は、バス長が長くな
ったり、バスに接続するバスドライバ、バッファの数が
多くなると、増大するが、LSIの高性能化等に伴い、
こららの寄生容量が増えるのは必至である。従って、消
費電力の増大化は免れない状況にある。特に、近年、バ
ッテリーで動作する携帯情報機器の普及が著しいが、か
かる携帯情報機器ではバッテリー寿命をできるだけ長く
することが不可欠である。そのため、バッテリーの長寿
命化の一つの手段として搭載するLSIチップの低消費
電力化が強く望まれている。
【0008】また、一方で、データ転送の遅延化という
問題もある。上述した寄生容量の増大に伴い、CR積の
値が大きくなり、そのため大幅なデータ転送遅延が起き
てしまうのである。近年のLSIにおいては、データの
転送速度が全体の性能を決めており、データ転送の高速
化は非常に重要な事柄である。
【0009】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、その目的は、消費電力の低減化及びデータ転送の
高速化を実現することができる低消費電力バス構造を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に示すように、LSIチップ上に配
置された複数の機能ブロック1、3、5、7が接続さ
れ、各機能ブロック間のデータ転送に使用されるバス9
を複数のサブセクション9a、9b、9cに分割し、さ
らに、複数の機能ブロック1、3、5、7のうち互いに
データを転送し合う頻度の高い機能ブロックの組(例え
ば、機能ブロック1と機能ブロック7)を同一のサブセ
クション(例えばサブセクション9b)に接続すると共
に、分割された各サブセクション間にそれらを任意に電
気的に接続または遮断可能な接続手段(双方向バスドラ
イバ)29、31を設けたことを特徴とする。
【0011】本発明の特徴によれば、データを転送し合
う頻度の高い機能ブロック間で実際にデータの転送を行
う場合、これらが接続されたサブセクションを双方向バ
スドライバで他のサブセクションと電気的に遮断するこ
とにより、バス全体の寄生容量が充放電されることはな
くなる。すなわち、従来のようにバス全体の寄生容量を
充放電していた場合に比べ、データ転送の頻度の高い機
能ブロック間でデータ転送時に充放電するバスの寄生容
量は減少する。従って、消費電力を全体的に低減するこ
とが可能となる。また、同一のサブセクションに接続さ
れている機能ブロック間でデータ転送を行う場合、上述
したようにバスの寄生容量が減少するので、CR値は低
減されデータ転送の高速化が同時に実現される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
バス構造を示す模式図である。図1は、LSIチップ上
のI/O部を除いたコア部を示すものである。各機能ブ
ロックは、CPUコア、メモリ(SRAM、DRAM、
ROM等)、グルー・ロジック、割り込みコントロー
ラ、DMAコントローラ、MPEGデコーダ、seri
alI/O、parallelI/Oといった既設計ま
たは新規設計の機能部品を示している。また、LSIチ
ップがマイクロプロセッサやDSP等の場合には、整数
演算ユニットや浮動小数点ユニット、バス制御ユニッ
ト、命令フェッチユニット、分岐制御ユニット、レジス
タファイル、キャッシュメモリ等に相当する。
【0014】図1に示すように、機能ブロック1、3、
5、7がバス9にそれぞれ接続され、バス9は共有され
ている。各機能ブロックの出力信号はそれぞれバスドラ
イバ11、13、15、17を介してバス9に接続さ
れ、一方、各機能ブロックの入力信号はそれぞれバッフ
ァ19、21、23、25を介してバス9にそれぞれ接
続されている。例えば、機能ブロック1は、その出力信
号がバスドライバ11を介してバス9に接続され、その
入力信号がバッファ19を介してバス9に接続されてい
る。
【0015】制御信号CONT10、CONT20、C
ONT30、CONT40は、各バスドライバの制御信
号である。各バスドライバはこれら制御信号によってバ
ス9と上記機能ブロックとの接続状態を決定する。例え
ば、制御信号CONT10が“active”のときに
は機能ブロック1のデータをバス9に出力し、一方“i
nactive”のときには機能ブロック1のデータを
バス9に出力しない。他のバスドライバについても同様
である。
【0016】バス9は共有であるため、一組の機能ブロ
ックがデータを転送している間、他の機能ブロックがバ
ス9にデータを出力することを防止しなければならな
い。そのため、例えばバス調停回路27をコア部に設
け、制御信号CONT10、CONT20、CONT3
0、CONT40のうち“active”となるのは常
にいずれか1つであるように制御する。
【0017】ここまでは、従来のバス構造と同様であ
り、本発明が従来技術と異なる点は、図1に示すよう
に、バス9が複数のサブセクションに分割され(ここで
は、サブセクション9a、9b、9c)、各サブセクシ
ョンどうしを双方向ドライバ(ここでは、双方向ドライ
バ29、31)で接続している点である。そして、この
点が本発明の特徴部分である。以下、この特徴部分につ
いて説明する。
【0018】上述したように、本発明に係るバス構造
は、バス9を3つに分割し、すなわちサブセクション9
a、サブセクション9b及びサブセクション9cに分割
し、さらに、サブセクション9aとサブセクション9b
を双方向バスドライバ29で接続し、サブセクション9
bとサブセクション9cを双方向バスドライバ31で接
続している。
【0019】上記双方向バスドライバ29及び31は、
それぞれ2つの制御信号を持ち、その2つの制御信号は
独立に制御される。具体的には、双方向バスドライバ2
9は制御信号CONT1及びCONT2を持ち、双方向
バスドライバ31は制御信号CONT3及びCONT4
を持っている。双方向ドライバ29、31は、例えば、
図2に示すような構成の回路で実現される。この回路
は、トライステートバッファ回路33とトライステート
バッファ回路35をクロスカップル接続した構成となっ
ており、独立に制御される制御信号CONTAとCON
TBを持っている。一般に、トライステートバッファ回
路は入力端子と出力端子以外に制御端子を有し、通常は
入力端子から入力されたデータをそのまま出力端子から
出力するが、制御端子が特定の値の時出力端子を高イン
ピーダンス状態とするものである。ここでは、トライス
テートバッファ回路33は端子Xを入力端子に、端子Y
を出力端子とし、制御端子に制御信号CONTAを入力
するものである。一方、トライステートバッファ回路3
5は端子Yを入力端子に、端子Xを出力端子とし、制御
端子に制御信号CONTBを入力するものである。従っ
て、図2に示す回路、つまり双方向バスドライバは、C
ONTAを“active”、CONTBを“inac
tive”とすれば、端子Xから端子Yに向かってデー
タを伝達し、一方、CONTAを“inactiv
e”、CONTBを“active”とすれば、端子Y
から端子Xに向かってデータを伝達するものである。な
お、制御信号CONTA及びCONTBの制御は、それ
専用に別途設けることも可能ではあるが、上記制御信号
CONT10〜CONT40を制御するバス調停回路2
7が行ってもよい。以下では、バス調停回路27が上記
制御信号CONTA及びCONTBを制御するものとす
る。
【0020】次に、上記制御信号CONT10〜CON
T40及び制御信号CONT1〜CONT4の制御方
法、すなわち本実施の形態に係るバス構造の制御方法に
ついて図1を参照して説明する。
【0021】機能ブロック3から機能ブロック5へデー
タを転送する場合(図中Bで示す矢印参照)には、制御
信号CONT20、CONT1及びCONT3を“ac
tive”にし、残りの制御信号CONT10、CON
T30、CONT40、CONT2及びCONT4を
“inactive”にする。これにより、バスドライ
バ13は機能ブロック3の出力信号をバス9に接続する
と共に、双方向ドライバ29及び双方向ドライバ31は
機能ブロック3から機能ブロック5の方向にデータを伝
達する。従って、機能ブロック3からの出力されたデー
タは、バスドライバ13、バス9のサブセクション9
a、双方向バスドライバ29、サブセクション9b、双
方向バスドライバ31、サブセクション9c、バッファ
23を経過して機能ブロック5に転送される。ここで、
この場合におけるバス9の充放電は、サブセクション9
a、サブセクション9b及びサブセクション9cすべて
において行われる。
【0022】一方、機能ブロック1から機能ブロック7
へデータを転送する場合(図中Cで示す矢印参照)に
は、制御信号CONT10のみを“active”に
し、残りの制御信号CONT20、CONT30、CO
NT40、CONT1、CONT2、CONT3及びC
ONT4を“inactive”にする。これにより、
バスドライバ11は機能ブロック1の出力信号をバス9
に接続する。一方、双方向バスドライバ29及び双方向
バスドライバ31は共にどちらの方向にもデータを伝達
しない。つまり、サブセクション9aとサブセクション
9b、サブセクション9bとサブセクション9cは共に
電気的に分離されている。従って、機能ブロック1から
出力されたデータは、バスドライバ11、バス9のサブ
セクション9b、バッファ25を経過して機能ブロック
7に転送される。ここで、上述したように、サブセクシ
ョン9bはサブセクション9a及びサブセクション9c
の両方と電気的に分離されているので、この場合におけ
るバス9の充放電はサブセクション9bにおいてのみ行
われる。
【0023】次に、本実施の形態により消費電力が低減
される点について説明する。上述したように、図1の機
能ブロック1から機能ブロック7へデータを転送する場
合には、バス9の充放電はサブセクション9bだけで生
じるので、充放電に伴う消費電力はサブセクション9b
の寄生容量に比例したものとなる。ここで、サブセクシ
ョン9bはバス9を3分割したものの1つであるので、
当然のことながらサブセクション9bの寄生容量はバス
9全体のものよりも小さくなる。従って、機能ブロック
1から機能ブロック7へデータを転送する場合には、従
来よりも消費電力は低減される。
【0024】さらに、本実施の形態により消費電力が大
幅に低減される点について説明する。通常、機能ブロッ
ク間でのデータの転送頻度にはばらつきが存在する。例
えば、機能ブロック1と機能ブロック7の間の転送頻度
は高いが、機能ブロック3と機能ブロック5の間の転送
頻度は低いといった場合である。このような転送頻度に
ばらつきがある場合には大幅に消費電力を低減すること
が可能となる。以下、簡単な例を用いて説明する。
【0025】例えば、転送動作が、「機能ブロック1と
機能ブロック7の間の転送」、「機能ブロック3と機能
ブロック5の間の転送」の2つの場合だけが生じると仮
定する。そして、転送動作を100回行うと、そのうち
の70回が「機能ブロック1と機能ブロック7の間の転
送」で、残りの30回が「機能ブロック3と機能ブロッ
ク5の間の転送」であったと仮定する。また、「機能ブ
ロック3と機能ブロック5の間の転送」で充放電する寄
生容量は従来とほぼ同じであるが、「機能ブロック1と
機能ブロック7の間の転送」で充放電する寄生容量は従
来と比べて1/3に減っていると仮定する。さらに、図
14に示す従来のバス構造で消費していた電力を1wa
ttと仮定する。
【0026】上記仮定の下では、「機能ブロック1と機
能ブロック7の間の転送」で消費する電力w1、「機能
ブロック3と機能ブロック5の間の転送」で消費する電
力w2はそれぞれw1=0.33watt、w2=1w
attとなる。図1に示す本実施の形態に係るバス構造
では、その消費電力Wは、各々の転送動作で消費する電
力の平均値で表されるから、
【数1】 W=w1・(70/100)+w2・(30/100) =0.33・(70/100)+1・(30/100) =0.53watt となる。この式から明らかなように、従来のバス構造に
比べて消費電力が53%に減少する。
【0027】このように、本実施の形態によれば、転送
頻度の高い機能ブロックどうしを同じサブセクションに
接続し、それら機能ブロックの間で転送を行う際には、
そのサブセクションと他のサブセクションとを電気的に
切り離すことにより、充放電される寄生容量を減らすこ
とができる。それにより、消費電力を低減することが可
能となる。また、同時に、同じサブセクションに接続さ
れている機能ブロック間においては、充放電される寄生
容量の減少からデータ転送速度の向上も実現される。
【0028】図3は、本発明の第2の実施の形態に係る
LSIチップの模式図である。図3に示すように、LS
Iチップ37上のI/O部39を除く部分(コア部)4
1に、機能ブロック43a、43b、43c、43dが
構成されている。これら機能ブロックは、上記第1の実
施の形態に示した機能ブロックと同様である。本実施の
形態では、これら機能ブロック内部に上記第1の実施の
形態に係るバス構造を適用したものである。
【0029】図4は、図3に示す機能ブロック内部のバ
ス構造を示す模式図である。図4に示すように、機能ブ
ロック内部には、演算器45、47及び49、メモリ5
1、双方向バスドライバ73及び75、バス調停回路7
1、バスドライバ55、57、59及び61、バッファ
63、65、67及び69が上記第1の実施の形態と同
様に接続されている。
【0030】なお、本実施の形態のバス構造の制御方法
は、上記第1の実施の形態において各機能ブロックを上
記演算器、メモリに置き換えたものと同様であるので、
ここでは説明を省略する。
【0031】上述したように、上記第1、第2の実施の
形態によれば消費電力の低減化が可能なバス構造を実現
することができる。従って、このバス構造を用いてLS
Iチップを製造すれば、低消費電力のLSIチップを実
現することができる。そしてこのバス構造のLSIチッ
プを搭載することにより、携帯型パーソナルコンピュー
タ、PDA(Personal Digital Assistance )、携帯電
話、ポケットベル、PHS(Personal Handy Phone Sys
tem )等の携帯情報機器の低消費電力化が図られ、それ
により、バッテリーによる使用時間を長くすることがで
きる。
【0032】次に、上記第1、第2の実施の形態に係る
バス構造の合成方法について説明する。図5は、上記第
1、第2の実施の形態に係るバス構造の合成方法の処理
手順を説明するためのフローチャートである。ここで
は、図6に示すような、バス77と機能ブロック79、
81、83及び85の接続関係が予め与えられているも
のとする。
【0033】まず最初に、ステップ101において、図
6に示す機能ブロック79、81、83、85間の接続
記述、及び該機能ブロック間でバス77を介してデータ
転送を行う際のタイミング制約を読み込む。
【0034】次に、ステップ102において、バス77
を介する上記機能ブロック間でのデータ転送頻度を解析
する。この転送頻度解析では、例えば、図7に示すよう
に、LSIチップの機能記述87と入力ベクタ89を用
いて機能シミュレータ91により機能シミュレーション
を実施し、そのシミュレーション結果から解析が可能で
ある。
【0035】次に、ステップ103において、上記ステ
ップ102で求めたデータ転送頻度解析に基づき、転送
頻度の高い機能ブロックどうしが同じグループに、転送
頻度の低い機能ブロックどうしが異なるグループになる
ように、上記機能ブロック79、81、83、85のグ
ループ分けを実行する。そして、バス77を複数のサブ
セクションに分け、グループ分けにより同じグループと
なった機能ブロックを同じサブセクションに接続する。
例えば、図6に示す機能ブロック79、81、83、8
5において、機能ブロック79と機能ブロック85の間
のデータ転送頻度が高く、それ以外の機能ブロック間で
はデータ転送頻度が低いと上記ステップ102で解析さ
れた場合、図8に示すように、機能ブロック79と機能
ブロック85とが同じグループとなり、同一のサブセク
ション77bに接続される。なお、図8においては、バ
ス77は3つのサブセクション(サブセクション77
a、77b、77c)に分割され、機能ブロック81は
サブセクション77cに、機能ブロック83はサブセク
ション77aにそれぞれ接続されている。ここでは、バ
ス77を3つのサブセクションに分けているが、本発明
は、上記転送頻度の高い機能ブロック79と機能ブロッ
ク85が同一のグループ、すなわち同一のサブセクショ
ンに接続されていれば良く、例えば、バス77を2つの
サブセクションに分割し、一方のサブセクションに転送
頻度の高い機能ブロック79と機能ブロック85を接続
し、他方のサブセクションに機能ブロック81と機能ブ
ロック83を接続しても構わない。
【0036】次に、ステップ104において、上記ステ
ップ103で分割したサブセクションの境界に双方向バ
スドライバを挿入する。そして、この双方向バスドライ
バの挿入が反映されるように、上記ステップ101で読
み込まれた機能ブロック間の接続記述を変更する。例え
ば、図9に示すように、サブセクション77aとサブセ
クション77bとの境界に双方向バスドライバ95が挿
入され、サブセクション77bとサブセクション77c
との境界に双方向バスドライバ97が挿入される。な
お、双方向バスドライバの物理的な位置の決定は、各機
能ブロック間でデータ転送を行う際に生ずる遅延時間を
解析しながら、上記ステップ101で読み込まれたタイ
ミング制約がすべて満たされるように行われる。従っ
て、図9に示す双方向バスドライバ95、97を挿入す
る場合には、各機能ブロック間の転送のタイミング制約
がすべて満たされるようにしなければならない。
【0037】次に、ステップ105において、上記ステ
ップ104で挿入された双方向バスドライバの制御論理
を生成する。図10は、図9の双方向バスドライバ9
5、97の制御信号CONT9〜CONT13の論理を
示す図である。この図は、具体的には、各機能ブロック
間のデータ転送時に、各制御信号が“active”、
“inactive”のどちら状態に設定されるかを示
している。例えば、サブセクション77bに接続される
機能ブロック79から機能ブロック85へのデータ転送
時には、サブセクション77bとサブセクション77a
及びサブセクション77cとを電気的に切り離すため
に、制御信号CONT9〜CONT13はすべて“in
active”となる。一方、サブセクション77aに
接続される機能ブロック83からサブセクション77c
に接続される機能ブロック81へのデータ転送時には、
双方向バスドライバ95の制御信号CONT9と双方向
バスドライバ97の制御信号CONT11が“acti
ve”となり、機能ブロック83→機能ブロック81方
向にサブセクション77a、サブセクション77b、サ
ブセクション77cが電気的に接続され、データ転送が
可能となる。
【0038】最後に、ステップ106において、上記ス
テップ104で生成した双方向バスドライバが挿入され
た接続記述と双方向バスドライバの挿入位置に関する物
理的な位置情報、上記ステップ105で生成した双方向
バスドライバの制御論理を出力する。
【0039】上記では、説明の簡単のために機能ブロッ
クの数を4個としたが、実際には機能ブロックの数はも
っと多いものとなる。従って、実際には、機能ブロック
のグループ分けは上記のような単純なものとはならず、
多様な方法が考えられるが、例えば、次のように行えば
よい。
【0040】上記ステップ102での解析結果から、最
もデータ転送頻度の高い2つの機能ブロックを取り出
し、1つ目のグループを形成し、残りの機能ブロックの
うち上記グループ化された機能ブロックとの間での転送
頻度が予め定められた値よりも高い機能ブロックを、そ
の転送頻度の高いものから上記グループに入れる。但
し、1つのグループ内に入る機能ブロックの数は予め定
めておく必要がある。一方、存在しない場合または1つ
のグループ内の機能ブロックの数が最大となった場合に
は、上記ステップ102の解析結果から、2番目にデー
タ転送頻度の高い2つの機能ブロックを取り出し、2つ
目のグループを形成し、上記と同様に、残りの機能ブロ
ックのうち2つ目にグループ化された機能ブロックとの
間での転送頻度が一定値よりも高い機能ブロックを、そ
の転送頻度の高いものから上記2つ目のグループに入れ
る。
【0041】このようにして、すべての機能ブロックが
グループ化されるまで上記の処理を繰り返せばよい。但
し、余りグループが多くなると、それに伴い挿入される
双方向バスドライバの数が多くなり、逆に消費電力の増
大を招くことになる。また、それらの内部抵抗等による
データ転送遅延が顕著になると考えられる。従って、バ
スを複数のサブセクションに分割する前と比べて十分に
消費電力が削減され、かつ、与えられているタイミング
制約がすべてのデータ転送において満足されるようにグ
ループの数を決定しなければならない。
【0042】図11は、図5に示す処理手順に従って、
図1(図4)のバス構造及び双方向バスドライバの制御
論理を自動生成する合成システムの構成を示す図であ
る。本合成システムが具備するハードウェア構成は、例
えば、各種処理を行うCPUと、キーボード、マウ
ス、、ライトペン、またはフレキシブルディスク装置等
の入力装置99と、メモリ装置やディスク装置等の外部
記憶装置(図示省略)と、ディスプレイ装置、プリンタ
装置等の出力装置101とを備えた通常のコンピュータ
システムで実現される。なお、前記CPUは、各種の処
理を行う演算部と、前記処理の命令を記憶する主記憶部
とを具備する。
【0043】一方、本合成システムが具備するソフトウ
ェア構成は、図11に示すように、上記ステップ101
の処理を行う入力部と、上記ステップ102及び103
の処理を行う処理部と、上記ステップ104の処理を行
う双方向バスドライバ挿入部と、上記ステップ105の
処理を行う双方向バスドライバの制御論理生成部と、上
記ステップ106の処理を行う処理部とを具備するもの
である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ータ転送頻度の高い機能ブロック間でデータ転送を実際
に行う場合、これらが接続されているサブセクションを
他のサブセクションと電気的に遮断する。つまり、これ
らデータ転送頻度の高い機能ブロック間でデータ転送が
行なわれるときには、バスの寄生容量が見かけ上減少す
ることとなる。従って、バス全体の寄生容量を充放電す
る場合と比べて、大幅に消費電力を低減することができ
る。また、寄生容量が減ることからCR値低下によるデ
ータ転送速度の向上も同時に図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るバス構造を示
す模式図である。
【図2】図1の双方向バスドライバの一構成例を示す図
である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るLSIチップ
の模式図である。
【図4】図3に示す機能ブロック内部のバス構造を示す
模式図である。
【図5】本発明の第1、第2の実施の形態に係るバス構
造の合成方法の処理手順を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】本発明の第1、第2の実施の形態に係るバス構
造の合成方法の処理手順を説明するための図である。
【図7】図5のステップ102の転送頻度解析の一例を
示す図である。
【図8】本発明の第1、第2の実施の形態に係るバス構
造の合成方法の処理手順を説明するための図である。
【図9】本発明の第1、第2の実施の形態に係るバス構
造の合成方法の処理手順を説明するための図である。
【図10】本発明の第1、第2の実施の形態に係るバス
構造の合成方法の処理手順を説明するための図である。
【図11】図9の双方向バスドライバの制御信号の論理
を示す図である。
【図12】機能ブロック間を接続する従来のバス構造を
示す模式図である。
【符号の説明】
1、3、5、7、43a、43b、43c、43d、7
9、81、83、85、1001、1003、100
5、1007 機能ブロック 9、53、77、1009 バス 9a、9b、9c、77a、77b、77c サブセク
ション 11、13、15、17、55、57、59、61、1
009、1011、1013、1015、1017 バ
スドライブ 19、21、23、25、63、65、67、69、1
019、1021、1023、1025 バッファ 27、71、1027 バス調停回路 29、31、73、75 双方向バスドライバ 33、35 トライステートバッファ回路 37 LSIチップ 39 I/O部 41 コア部 45、47、49 演算器 51 メモリ 87 LSIチップの機能記述 89 入力ベクタ 91 機能シミュレータ 93 シミュレーション結果 99 入力装置 101 出力装置 103 CADシステム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LSIチップ上に配置された複数の機能
    ブロックが接続され、各機能ブロック間のデータ転送に
    使用されるバスの構造であって、 前記バスを複数のサブセクションに分割し、かつ、前記
    複数の機能ブロックのうちデータ転送頻度の高い機能ブ
    ロックの組を同一のサブセクションに接続すると共に、 分割された各サブセクション間に設けられ、それらを任
    意に電気的に接続または遮断する接続手段を複数有する
    ことを特徴とする低消費電力バス構造。
  2. 【請求項2】 前記接続手段は、互いに独立に制御され
    る第1の制御入力端子及び第2の制御入力端子と、 前記サブセクションに接続され、転送されるデータを入
    力または出力する第1のデータ入出力端子及び第2のデ
    ータ入出力端子とを具備し、 前記第1の制御入力端子に第1のレベルが入力され、前
    記第2の制御入力端子に第2のレベルが入力された場合
    には、前記第1のデータ入出力端子から前記第2のデー
    タ入出力端子にデータを伝達し、前記第2の制御入力端
    子に第1のレベルが入力され、前記第1の制御入力端子
    に第2のレベルが入力された場合には、前記第2のデー
    タ入出力端子から前記第1のデータ入出力端子にデータ
    を伝達する双方向バスドライバで構成されることを特徴
    とする請求項1記載の低消費電力バス構造。
  3. 【請求項3】 前記双方向バスドライバは、前記第1の
    入出力端子に入力端子が接続され、前記第2の入出力端
    子に出力端子が接続され、前記第1の制御入力端子に制
    御端子が接続される第1のトライステートバッファ回路
    と、 前記第1の入出力端子に出力が接続され、前記第2の入
    出力端子に入力が接続され、前記第1の制御入力端子に
    制御端子が接続される第2のトライステートバッファ回
    路とがクロスカップル接続されて構成されていることを
    特徴とする請求項2記載の低消費電力バス構造。
  4. 【請求項4】 LSIチップ上に配置された複数の機能
    ブロックが接続され、各機能ブロック間のデータ転送に
    使用されるバスの構造で、前記バスを複数のサブセクシ
    ョンに分割し、かつ、前記複数の機能ブロックのうちデ
    ータ転送頻度の高い機能ブロックの組を同一のサブセク
    ションに接続すると共に、分割された各サブセクション
    間に設けられ、それらを任意に電気的に接続または遮断
    する接続手段を複数有する低消費電力バス構造の制御方
    法であって、 同一のサブセクションに接続された機能ブロック間でデ
    ータ転送を行う際には、該サブセクションを他のサブセ
    クションから前記接続手段により電気的に遮断すること
    を特徴とする低消費電力バス構造の制御方法。
  5. 【請求項5】 LSIチップ上に配置された複数の機能
    ブロックが接続され、各機能ブロック間のデータ転送に
    使用されるバスの構造で、前記バスを複数のサブセクシ
    ョンに分割し、かつ、前記複数の機能ブロックのうちデ
    ータ転送頻度の高い機能ブロックの組を同一のサブセク
    ションに接続すると共に、分割された各サブセクション
    間に設けられ、それらを任意に電気的に接続または遮断
    する接続手段を複数有する低消費電力バス構造の合成シ
    ステムであって、 前記機能ブロック間の接続記述及び前記機能ブロック間
    におけるバス転送のタイミング制約を読み込む入力手段
    と、 バスのデータ転送頻度を解析し、前記機能ブロックをグ
    ループ分けし、前記各サブセクションに接続する処理部
    と、 前記サブセクションの間に前記接続手段を挿入する挿入
    部と、 前記接続手段の制御論理を生成する制御論理生成部と、 前記接続手段が挿入された接続記述、前記接続手段の挿
    入位置に関する物理的な位置情報、前記接続手段の制御
    論理を出力する出力部とを具備することを特徴とする低
    消費電力バス構造の合成システム。
  6. 【請求項6】 LSIチップ上に配置された複数の機能
    ブロックが接続され、各機能ブロック間のデータ転送に
    使用されるバスの構造で、前記バスを複数のサブセクシ
    ョンに分割し、かつ、前記複数の機能ブロックのうちデ
    ータ転送頻度の高い機能ブロックの組を同一のサブセク
    ションに接続すると共に、分割された各サブセクション
    間に設けられ、それらを任意に電気的に接続または遮断
    する接続手段を複数有する低消費電力バス構造の合成方
    法であって、 前記機能ブロック間の接続記述及び前記機能ブロック間
    におけるバス転送のタイミング制約を読み込むステップ
    と、 バスのデータ転送頻度を解析し、前記機能ブロックをグ
    ループ分けし、前記各サブセクションに接続するステッ
    プと、 前記サブセクションの間に前記接続手段を挿入するステ
    ップと、 前記接続手段の制御論理を生成するステップと、 前記接続手段が挿入された接続記述、前記接続手段の挿
    入位置に関する物理的な位置情報、前記接続手段の制御
    論理を出力するステップとを具備することを特徴とする
    低消費電力バス構造の合成方法。
  7. 【請求項7】 LSIチップ上に配置された複数の機能
    ブロックが接続され、各機能ブロック間のデータ転送に
    使用されるバスの構造で、前記バスを複数のサブセクシ
    ョンに分割し、かつ、前記複数の機能ブロックのうちデ
    ータ転送頻度の高い機能ブロックの組を同一のサブセク
    ションに接続すると共に、分割された各サブセクション
    間に設けられ、それらを任意に電気的に接続または遮断
    する接続手段を複数有する低消費電力バス構造のLSI
    チップを搭載することを特徴とする携帯情報機器。
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