JPH117353A - パソコンのポインティング・ディバイス誤動作防止用シート - Google Patents

パソコンのポインティング・ディバイス誤動作防止用シート

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JPH117353A
JPH117353A JP17320297A JP17320297A JPH117353A JP H117353 A JPH117353 A JP H117353A JP 17320297 A JP17320297 A JP 17320297A JP 17320297 A JP17320297 A JP 17320297A JP H117353 A JPH117353 A JP H117353A
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JP
Japan
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sheet
silicone rubber
insulating
conductive
group
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JP17320297A
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English (en)
Inventor
Satoshi Takahashi
智 高橋
Tokio Sekiya
登喜男 関矢
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Shin-Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin-Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 パソコンの画面上のポインタを動かし、
命令を入力するためのポインティング・ディバイスであ
るスライドパッドのスライド部表面を被覆するシートで
あって、このシートが1層以上からなり、少なくとも1
層は導電性を有することを特徴とするパソコンのポイン
ティング・ディバイス誤動作防止用シート。 【効果】 本発明によれば、パソコンのポインティング
・ディバイスであるスライドパッドのスライド部表面に
誤動作防止用シートを被覆することにより、ポインタの
誤動作を確実に防止できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンのポイン
ティング・ディバイス誤動作防止用シートに関し、特に
ノート型パソコンに好適なポインティング・ディバイス
であるスライドパッドのスライド部表面に被覆して、ポ
インタの誤動作を防止するためのパソコンのポインティ
ング・ディバイス誤動作防止用シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】パソコ
ンの社会的な普及にともなって、パソコンのユーザーイ
ンターフェイスの開発が進み、簡便な入力装置としてポ
インティング・ディバイス(画面上の対象を指し示すた
めの入力装置)が種々提案されている。中でもマウスは
画面をみながらワンタッチで操作できるものであり、視
覚的にフォローアップされているので、初心者であって
もすぐ理解でき、操作性に優れ広く用いられている。
【0003】このようなマウスによる操作は、めんどう
なコマンドをいちいちキーボードから打ち込む必要がな
く、マウス一つでほとんどの操作が可能となり、特にW
indows95などのソフトでは、画面上でこのマウ
スの動きに連動するポインタを操作しながら、様々な絵
柄(アイコン)を選択するだけで目的とする処理を実行
できるため、マウスというポインティング・ディバイス
の存在はキーボード以上に大切な役目を果たすものであ
る。
【0004】上記マウスの動作原理は、たばこ大のボッ
クスの表側にいくつかのボタン(目的の処理を実行する
時などに押す)と、裏側にボールがはめ込まれた構造か
らなり、このボールを転がすことによりパソコン画面上
で連動するポインタを操作するものであり、ボールが転
がった距離を信号(パルス)に変換し、その信号分だけ
ポインタを画面上で移動させるものである。
【0005】しかしながら、マウスは、上記原理を採用
しているために、操作には一定のスペースとある程度の
滑らかな平面がどうしても必要となる。従って、マウス
はパソコンに大きなスペースを割くことができない日本
の家庭内や、携帯性が要求されるノート型パソコンには
不向きであった。また、簡易な操作性といってもマウス
操作はボールを転がすことによるため、ポインタを画面
上の目的位置に素早くかつ確実に動かすには一定の慣れ
が必要であった。
【0006】このため、特にノート型パソコンでは、マ
ウス以外のポインティング・ディバイスとしてトラック
ボールやスティック状のものが開発されている。このト
ラックボールは、ちょうどマウスを裏返しにして、ボー
ルの部分を手で転がしながら操作できる、いわば「マウ
スの裏返し版入力装置」といったものであり、マウスを
動かすためのスペースや平面を必要としないものである
が、マウスと同様ボールを転がす操作が必要であり十分
に簡易なものではなかった。
【0007】一方、最近、新しいポインティング・ディ
バイスとして、図1に示したような、スライドパッド3
が開発され、その優れた操作性が注目されている。
【0008】即ち、このスライドパッド3は、パソコン
本体1のキーボード2の下部に設けられた長方形状スラ
イド部4とボタン5,5とからなるものであり、このス
ライド部4の表面を指でなぞることにより画面6上のポ
インタ(矢印)7を自由に動かすことができ、目的とす
る位置までポインタ(矢印)7を移動させ、ボタン5,
5を押すという操作でパソコンに命令を伝えることがで
き、場所をとらない上に、マウスやトラックボールなど
のようにボールを転がすことなく直接指でなぞってポイ
ンタを動かすために実感性が高く、より操作性が向上す
るものである。
【0009】しかしながら、上記スライドパッドはパソ
コンのキーボード付近に比較的大面積に、かつ高感度に
設けられているために、使用者がキー操作中に誤ってス
ライド部に触れてしまうと軽くであってもポインタが誤
って動いてしまい、この状態でボタンを押すと予想外の
処理が実行されてしまうというおそれがある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、パソコンのポインティング・ディバイスであるスラ
イドパッドのスライド部表面に被覆して、ポインタの誤
動作を確実に防止することができるパソコンのポインテ
ィング・ディバイス誤動作防止用シートを提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため、(1)パソコンの
画面上のポインタを動かし、命令を入力するためのポイ
ンティング・デバイスであるスライドパッドのスライド
部表面を被覆するシートであって、このシートが1層以
上からなり、少なくとも1層は導電性を有することを特
徴とするパソコンのポインティング・ディバイス誤動作
防止用シート、(2)上記シートが単層の導電性シート
である(1)記載のシート、(3)上記シートが絶縁性
シートの上に導電性シートを積層一体化したものである
(1)記載のシート、(4)上記シートが絶縁性シート
の上に導電性シートを積層し、この導電性シートの上に
絶縁性シートを積層一体化したものである(1)記載の
シート、(5)導電性シートがカーボンブラック及び/
又は銀を含有するシリコーンゴム組成物の硬化物である
(1)乃至(4)のいずれか1項に記載のシート、及
び、(6)絶縁性シートが絶縁性シリコーンゴム組成物
の硬化物である(3)又は(4)記載のシートを提供す
る。
【0012】本発明によれば、パソコンのポインティン
グ・ディバイスであるスライドパッドのスライド部表面
に被覆して、ポインタの誤動作が生じることを確実に防
止できるものである。
【0013】即ち、パソコン、特に携帯性に優れたノー
ト型パソコンのポインティング・ディバイスであるスラ
イドパッドのスライド部表面に本発明のシートを被覆し
て載置することにより、通常のキー操作中などに誤って
スライド部を軽く触れてしまった場合でも、ポインタが
誤って動いてしまい、予想外の処理を実行してしまうこ
とを確実に防止でき、実感性が高く、操作性に優れたス
ライドパッドの性能を更に向上させることができるもの
である。
【0014】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のシートは、ノート型パソコンなどのパソコ
ンのポインティング・ディバイスであるスライドパッド
のスライド部表面に被覆して、ポインタの誤動作を防止
するためのものであり、このシートは1層以上、好まし
くは2又は3層からなり、このうち少なくとも1層は導
電性を有することが必要である。
【0015】この場合、上記シートとしては、図2に
示したように単層の導電性シート9のみからなるもの、
図3に示したように絶縁性シート10の上に導電性シ
ート9’を積層一体化させたもの、図4に示したよう
に絶縁性シート10’の上に導電性シート9’’を積層
し、この導電性シート9’’の上に絶縁性シート1
0’’を積層一体化したものが好適である。
【0016】また、図2の導電性シート9の厚さは0.
1〜5mm、好ましくは1〜3mmであり、図3の導電
性シート9’の厚さは0.1〜5mm、好ましくは0.
2〜2mm、絶縁性シート10の厚さは0.1〜5m
m、好ましくは0.8〜3mmであり、積層一体化した
シート11の厚さは0.2〜10mm、好ましくは1〜
3mmである。図4の導電性シート9’’の厚さは0.
1〜5mm、好ましくは0.2〜1mm、絶縁性シート
10’の厚さは0.1〜5mm、好ましくは0.4〜2
mm、絶縁性シート10’’の厚さは0.1〜5mm、
好ましくは0.4〜2mmであり、積層一体化したシー
ト12の厚さは0.3〜10mm、好ましくは1〜5m
mである。なお、図2の導電性シート9と図3の導電性
シート9’、図4の導電性シート9’’はそれぞれ同じ
ものであっても、異なるものであってもよく、図3の絶
縁性シート10と図4の絶縁シート10’、10’’と
はそれぞれ同じものであっても、異なるものであっても
よい。
【0017】なお、本発明において、導電性を有すると
は104Ω・cm以下であることを意味する。
【0018】これら導電性シート9、9’、9’’とし
ては、導電性を有すれば特に制限されず、金属、導電性
プラスチック、導電性ゴムなどが用いられるが、特に放
熱性、接着性、弾性、耐熱性、密着性などの点から導電
性ゴム、とりわけカーボンブラック及び/又は銀含有導
電性シリコーンゴム組成物の硬化物が好ましい。また、
絶縁性シート10、10’、10’’としては、特に制
限されず、プラスチック、ゴムなどが用いられるが、特
に放熱性、接着性、弾性、耐熱性、密着性、タッチ感、
デザイン性(色や形が容易にデザイン可能)などの点か
ら絶縁性ゴム、とりわけ絶縁性シリコーンゴム組成物の
硬化物が好ましい。
【0019】ここで、上記カーボンブラック及び/又は
銀含有導電性シリコーンゴム組成物は、シリコーンゴム
組成物にカーボンブラック及び/又は銀を配合して導電
性を付与したもので、通常104Ω・cm以下の導電性
に調整されたものが用いられる。この導電性シリコーン
ゴムシートを構成するシリコーンゴム組成物としては、
有機過酸化物硬化型、付加反応硬化型、室温硬化型等の
いずれの硬化方式によって硬化可能なシリコーンゴム組
成物であってもよい。
【0020】この場合、有機過酸化物硬化型のシリコー
ンゴム組成物としては、(a)下記平均組成式(1) RaSiO(4-a)/2 (1) (式中、Rは水酸基又は置換もしくは非置換の一価炭化
水素基を示すが、Rの0.0001〜5モル%はアルケ
ニル基である。aは1.95〜2.05の正数を示
す。)で表され、1分子中にアルケニル基を少なくとも
2個有する重合度が200以上であるオルガノポリシロ
キサンと、(b)有機過酸化物とを含有し、必要に応じ
て充填剤その他の成分を加えたものが好適である。
【0021】ここで各成分について更に詳しく説明す
る。(a)成分のオルガノポリシロキサンは、液状又は
生ゴム状であり、下記平均組成式(1)で表されるもの
である。 RaSiO(4-a)/2 (1) 式(1)中、Rは水酸基又は置換もしくは非置換の好ま
しくは炭素数1〜10、特に1〜6の一価炭化水素基を
示し、このR基の0.0001〜5モル%、好ましくは
0.01〜0.5モル%がビニル基、アリル基等のアル
ケニル基であり、1分子中に2個以上のアルケニル基を
含有する。このアルケニル基の含有量が0.0001モ
ル%よりも少ない場合には、オルガノポリシロキサンの
硬化性が不十分となり、一方5モル%よりも多い場合に
は、硬化物の特性が悪くなる。なお、アルケニル基以外
のR基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基、ドデシル基等のアルキル基;フェニル
基、トリル基等のアリール基;β−フェニルエチル基等
のアラルキル基;並びにこれらの炭化水素の炭素原子に
結合した水素原子の一部又は全部がフッ素等のハロゲン
原子やシアノ基で置換された基(例えば、3,3,3−
トリフルオロプロピル基やシアノエチル基)等を挙げる
ことができるが、通常アルケニル基以外のR基はメチル
基であることが一般的である。ただし、耐寒性、耐放射
線性、透明性が要求される場合には、R基として、最大
20モル%、特に3〜10モル%のフェニル基を含むこ
とが好適である。更に、耐油、耐ガソリン性が要求され
る場合には、R基として、シアノエチル基や3,3,3
−トリフルオロプロピル基が30〜99モル%程度含ま
れていることが好適である。また、上記式(1)中、a
は1.95〜2.05、好ましくは1.98〜2.02
の数であり、重合度は200以上、好ましくは3000
〜10,000である。
【0022】この(a)成分のオルガノポリシロキサン
は、実質的にはジオルガノポリシロキサン単位から構成
されるが、トリオルガノシロキサン単位、モノオルガノ
シロキサン単位及びSiO2単位を少量含んでいてもよ
く、また分子鎖末端は水酸基で封鎖されていてもトリオ
ルガノシロキシ単位で封鎖されていてもよい。
【0023】(b)成分の有機過酸化物としては、過酸
化物硬化型カーボンブラック含有シリコーンゴム組成物
を硬化させるために通常使用されるものであれば特に制
限なく用いることができるが、具体的には1,6−ビス
(t−ブチルパーオキシカルボニロキシ)ヘキサン、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−ジt
−ブチルパーオキシヘキサン、t−ブチルパーベンゾエ
ート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネー
ト、ジクミルパーオキサイド、及びビス(t−ブチルパ
ーオキシカルボニロキシ)ヘキサン等の下記一般式
(2)で表されるパーカーボネート系有機過酸化物が挙
げられる。これらは、1種を単独でも、或いは2種以上
を組み合わせて用いてもよい。
【0024】
【化1】
【0025】ここで、上記炭素数3〜10の一価炭化水
素基としては、アルキル基、アルケニル基、アリール
基、アラルキル基などが挙げられるが、特にアルキル基
が好ましい。
【0026】この有機過酸化物の配合量は、(a)成分
のオルガノポリシロキサン100部(重量部、以下同
様)当たり有機過酸化物を0.01〜5部、特に0.0
5〜3部であることが好ましい。なお、この有機過酸化
物硬化型シリコーンゴム組成物は、80〜400℃の温
度で数秒〜5時間程度加熱することにより容易に硬化さ
せることができる。
【0027】また、付加反応硬化型のシリコーンゴム組
成物としては、上記平均組成式(1)で表されるオルガ
ノポリシロキサン100部に対し、分子中に少なくとも
2個、好ましくは3個以上のSiH基を有し、好ましく
は25℃の粘度が1〜1,000cs、特に2〜500
csであるオルガノハイドロジェンシロキサンを式
(1)のオルガノポリシロキサン中のアルケニル基1モ
ルに対してSiH基が0.5〜10モル、特に1〜3モ
ルとなるように配合し、かつ白金や白金化合物等の付加
反応用触媒を触媒量配合したものが使用し得る。
【0028】この場合、上記シリコーンゴム組成物に配
合されるカーボンブラックとしては、アセチレンブラッ
ク、ファーネスブラック、チャネルブラック、サーマル
ブラックなどを例示することができる。付加反応硬化型
のシリコーンゴム組成物の場合は、特に触媒毒とならな
いようなカーボンブラックを選択することが好ましい。
なお、カーボンブラックの配合量は特に制限されない
が、組成物全体の5〜70重量%、特に10〜50重量
%の範囲とすることが好ましい。銀は銀ペーストとして
添加することが好ましく、その配合量は体積抵抗率が1
04Ω・cm以下となる量である。導電性シリコーンゴ
ム硬化層の導電性は通常104Ω・cm以下、好ましく
は0.01〜100Ω・cm、特に0.1〜10Ω・c
mとすることができる。
【0029】なお、導電性シリコーンゴム組成物には補
強のためにシリカ微粉末や、常用の添加剤を配合しても
よい。
【0030】この導電性シリコーンゴムの硬化層を形成
する方法としては、通常の方法とすることができ、具体
的には、圧縮成形、押出成形、射出成形、トランスファ
ー成形などを挙げることができる。
【0031】一方、上記絶縁性シリコーンゴムシート
は、(a’)下記平均組成式(1) RaSiO(4-a)/2 (1) (式中、R,aは上記と同様の意味を示す。)で表さ
れ、1分子中にアルケニル基を2個以上含み、重合度が
200以上であるオルガノポリシロキサンと、(b’)
上記(b)と同様の有機過酸化物とを含有する絶縁性シ
リコーンゴム組成物から形成されるものである。
【0032】ここで、(a’)成分としては上記(a)
成分と同様のものを用いることができる。
【0033】(b’)成分としての有機過酸化物は、上
記(b)と同様のものを好適に用いることができ、この
有機過酸化物が導電性シリコーンゴム層と絶縁性シリコ
ーンゴム層との接着性を大幅に改善する役割を果たすも
のである。
【0034】上記(b’)成分の配合量は、(a’)成
分としてのオルガノポリシロキサン100部に対して
0.1部未満とすると加硫が不足し、目的とする特性が
得られず、実用に耐えられないものとなり、5部を超え
ると過剰の分解残渣による悪影響が出たり、無用なコス
ト高になるので、これは0.1〜5部の範囲とすること
が好ましい。
【0035】また、絶縁性シリコーンゴムには、補強の
ためにシリカ微粉末を配合することが好ましく、補強性
シリカとしては、シリコーンゴムに適度な硬さを与える
と共に、引張り強さ等の機械的な強度を向上させるため
に比表面積(BET法)が50m2/g以上、特に10
0〜400m2/gのシリカを使用することが好まし
い。このようなシリカとして具体的にはヒュームドシリ
カ、焼成シリカ、沈降シリカ等が挙げられ、これらを単
独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、これらのシリカは、クロロシラン、アルコキシシ
ラン、シランカップリング剤等の反応性シラン、鎖状オ
ルガノポリシロキサン、環状オルガノポリシロキサン、
ヘキサメチルジシラザン等で表面処理したものでもよ
い。
【0036】この補強性シリカの配合量は、上記
(a’)成分のオルガノポリシロキサン100部に対し
5〜100部、特に5〜50部が好ましい。5部より少
ないと、シリコーンゴムの補強性が不十分なものとな
り、100部より多いと、配合及び加工性が困難となる
場合がある。
【0037】なお、この組成物に重合度が20以下の末
端シラノールポリシロキサン、シラノール基含有シラ
ン、アルコキシ基含有シランなどの分散剤や酸化鉄、酸
化セリウム、オクチル酸鉄等の耐熱向上剤、顔料など、
更には通常のシリコーンゴム組成物に添加される他の添
加剤を添加することは任意とされるが、上述したように
導電性付与剤は実質的に添加されず、この組成物から得
られるシリコーンゴムは通常1×1010Ω・cm以上、
好ましくは1×1013Ω・cm以上の絶縁性に形成され
る。
【0038】この組成物は(a’)、(b’)、及び補
強性シリカ、更に必要により任意成分の所定量を均一に
混合することにより得られ、これらの配合順序に特に制
限はないが、通常は(a’)成分としてのオルガノポリ
シロキサンに補強性シリカを混合してシリコーンゴムコ
ンパウンドとした後、(b’)成分としての有機過酸化
物を添加し、ロールによる混練等により混合すればよ
い。
【0039】また、絶縁性シリコーンゴム組成物として
は、上記導電性シリコーンゴム組成物で説明した付加反
応硬化型のシリコーンゴム組成物であって、カーボンブ
ラック等の導電材を配合せず、上記補強性シリカを上記
と同様な配合量範囲で配合したものを使用することがで
きる。
【0040】なお、上記絶縁性シリコーンゴムシート及
び上記導電性シリコーンゴムシートを構成する両シリコ
ーンゴム組成物には、上記成分の他に、それぞれ必要に
応じ、その特性を妨げない範囲で補強又は増量などを目
的として充填剤を配合することができる。充填剤として
は公知のものが使用され、例えば、珪藻土、酸化鉄、酸
化亜鉛、酸化チタンなどの金属酸化物、あるいはこれら
の表面をシラン等で疎水化処理をしたもの、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛などの金属炭酸塩、
アスベスト、ガラス繊維、微粉マイカ、溶融シリカ粉末
などが例示される。更に、これら組成物には、必要に応
じてポリエチレングリコール及びその誘導体などのチク
ソトロピー性付与剤、顔料、染料、老化防止剤、酸化防
止剤、帯電防止剤、酸化アンチモン、塩化パラフィンな
どの難燃剤、窒化ホウ素、酸化アルミニウムなどの熱伝
導性改良剤などを加えることは任意であるし、接着性付
与剤としてアミノ基、エポキシ基、メルカプト基などの
反応性有機基を有する有機ケイ素化合物、シランカップ
リング剤、可塑剤、タレ防止剤、防汚剤、防腐剤、殺菌
剤、防カビ剤などの従来公知の各種添加剤を混合しても
よい。このようにして得られた絶縁性シリコーンゴム組
成物は、色づけが容易にでき、カラフルなデザインが可
能なものである。
【0041】本発明のシートは、導電性シリコーンゴム
シートを単層で用いても、絶縁性シリコーンゴムシート
の上に導電性シリコーンゴムシートを積層一体化させた
ものでも、絶縁性シリコーンゴムシートの上に導電性シ
リコーンゴムシートを積層し、この導電性シリコーンゴ
ムシートの上に絶縁性シリコーンゴムシートを積層一体
化したものでもよく、適宜選定することができる。
【0042】この場合、絶縁性シリコーンゴムシートと
導電性シリコーンゴムシートとを互いに積層する方法と
しては、絶縁性シリコーンゴムシートを形成した後、そ
の上に上記成分を含有する導電性シリコーンゴム組成物
を圧縮成形、押出成形、射出成形、トランスファー成形
などにより積層し、加熱硬化させて導電性シリコーンゴ
ムシートを形成する方法などにより成形することがで
き、これにより導電性シリコーンゴムシートと絶縁性シ
リコーンゴムシートとの接着性に優れたシリコーンゴム
積層体を容易かつ確実に得ることができる。この場合、
上記導電性シリコーンゴム組成物の成形、硬化温度は8
0〜400℃、好ましくは100〜170℃がよい。な
お、導電性シリコーンゴム硬化層を形成する際のその他
の条件は通常の条件とすることができる。また、導電性
シリコーンゴムシートを成形した後、その上に絶縁性シ
リコーンゴムを形成する場合にも上記同様の方法を採用
することができる。
【0043】本発明のシートは、パソコンのスライドパ
ッドのスライド部表面を被覆して載置することにより使
用する。この場合、本発明のシートが絶縁性シートと導
電性シートとの複数層積層態様のものであっても、その
スライド部への載置態様は特に制限されず、絶縁性シー
トがスライド部表面に密着していても、導電性シートが
スライド部表面に密着していてもよく、いずれも本発明
シートに触れてもポインタが動作せず、ポインタの誤動
作を防止し得る。
【0044】なお、本発明シートによってポインタの誤
動作が防止される理由は不明であるが、絶縁性シートの
みをスライド部表面を被覆して載置しても、絶縁性シー
トに触れるとポインタが動作することから、単にスライ
ド部を保護しているということとは相違する。
【0045】従って、本発明のシートは、スライドパッ
ドを装備したパソコン、特にノート型パソコンにおい
て、スライドパッドのスライド部に載置しておくだけ
で、このシートに誤って指などが触れても、これによっ
てポインタが動作することがないので、誤動作が防止さ
れる。
【0046】この場合、本発明のシートをシリコーンゴ
ムにより形成すれば、スライド部に良好に密着し、スラ
イド部からずれる等の不都合が生じない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、パソコンのポインティ
ング・ディバイスであるスライドパッドのスライド部表
面に誤動作防止用シートを被覆することにより、ポイン
タの誤動作を確実に防止できるものである。
【0048】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるもの
ではない。なお、下記例において、重量部はすべて部を
表す。
【0049】〔実施例1〕導電性シリコーンゴム組成物
として信越化学工業(株)製のKE3801MUを用
い、該組成物100部に付加型硬化触媒として信越化学
工業(株)製C−19A2.0部、付加型架橋剤として
信越化学工業(株)製C−19B2.5部を添加し、均
一に混合して組成物を得た。その後、165℃で10分
間プレス成形(圧力35kg/cm2G)し、20cm
×20cm×3mm(厚さ)のカーボンブラック含有導
電性シリコーンゴムシートを作成した。このシリコーン
ゴムシートの導電性は3.0Ω・cmであった。
【0050】〔実施例2〕(CH3)2SiO単位を9
9.76モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位
を0.215モル%有し、分子鎖末端が0.025モル
%の(CH2=CH)(CH3)2SiO1/2単位で封鎖さ
れた重合度が約8,000のメチルビニルポリシロキサ
ン生ゴム100部をニーダーに仕込み、次いでこれに沈
降性シリカ((株)日本シリカ製ニプシルLp)45部
及び両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポリシロキサ
ン(重合度約10)5部を投入し、均一に混練した後、
170℃で2時間加熱処理し、ベースコンパウンドを調
製した。このベースコンパウンド100部に加硫剤とし
て2,5−ジメチル−ジ−t−ブチルパーオキシヘキサ
ンを1.0部添加し、2本ロールで均一に混合し、絶縁
性シリコーンゴム組成物を調製した。この組成物を16
5℃で10分間プレス成形(圧力35kg/cm2G)
し、20cm×20cm×1mm(厚さ)の絶縁性シリ
コーンゴムシートを作成した。
【0051】次いで、上記絶縁性シリコーンゴムシート
を20cm×20cm×2mm(厚さ)の金型に仕込
み、このシート上に上記実施例1の導電性シリコーンゴ
ム組成物を165℃、10分間、プレス成形(圧力35
kg/cm2G)して実施例2のシリコーンゴムシート
を得た。
【0052】〔実施例3〕実施例2のシリコーンゴムシ
ートを20cm×20cm×3mm(厚さ)の金型に仕
込み、このシート上に上記実施例2の絶縁性シリコーン
ゴム組成物を165℃、10分間、プレス成形(圧力3
5kg/cm2G)して実施例3のシリコーンゴムシー
トを得た。
【0053】得られた実施例1〜3の各シートを図1に
示したパソコン本体1のスライドパッド3のスライド部
4表面上に被覆して、操作性を評価した。結果を表1に
示す。なお、比較例1はスライド部にシートを被覆しな
いものであり、比較例2はスライド部に実施例2の絶縁
性シートのみを被覆したものである。評価基準 ○:ポインタの動作なし ×:ポインタの動作あり
【0054】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】パソコンのポインティング・ディバイスである
スライドパッドを説明するためのパソコン本体の概略図
である。
【図2】本発明の第1実施例にかかるシートの断面図で
ある。
【図3】同第2実施例にかかるシートの断面図である。
【図4】同第3実施例にかかるシートの断面図である。
【符号の説明】
1 パソコン本体 2 キーボード 3 スライドパッド 4 スライド部 5 ボタン 6 画面 7 ポインタ 8、11、12 シート 9、9’、9’’ 導電性シート 10、10’、10’’ 絶縁性シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パソコンの画面上のポインタを動かし、
    命令を入力するためのポインティング・ディバイスであ
    るスライドパッドのスライド部表面を被覆するシートで
    あって、このシートが1層以上からなり、少なくとも1
    層は導電性を有することを特徴とするパソコンのポイン
    ティング・ディバイス誤動作防止用シート。
  2. 【請求項2】 上記シートが単層の導電性シートである
    請求項1記載のシート。
  3. 【請求項3】 上記シートが絶縁性シートの上に導電性
    シートを積層一体化したものである請求項1記載のシー
    ト。
  4. 【請求項4】 上記シートが絶縁性シートの上に導電性
    シートを積層し、この導電性シートの上に絶縁性シート
    を積層一体化したものである請求項1記載のシート。
  5. 【請求項5】 導電性シートがカーボンブラック及び/
    又は銀を含有するシリコーンゴム組成物の硬化物である
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート。
  6. 【請求項6】 絶縁性シートが絶縁性シリコーンゴム組
    成物の硬化物である請求項3又は4記載のシート。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6052532U (ja) * 1983-09-16 1985-04-13 沖電気工業株式会社 感圧式座標入力装置
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