JPH1173829A - がいし装置 - Google Patents
がいし装置Info
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- JPH1173829A JPH1173829A JP23306097A JP23306097A JPH1173829A JP H1173829 A JPH1173829 A JP H1173829A JP 23306097 A JP23306097 A JP 23306097A JP 23306097 A JP23306097 A JP 23306097A JP H1173829 A JPH1173829 A JP H1173829A
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Landscapes
- Insulators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シールドリングを用いなくてもあるいは用い
ても小型のシールドリングを用いることが可能ながいし
装置を得る。 【解決手段】 静電容量が異なるがいしを連結してがい
し連とするとともに、このがいし連の電線側に配置され
るがいしの静電容量を大きくしてがいし連の個々のがい
しの分担電圧を均一化するようにしている。がいし連の
電線側に配置されるがいしの静電容量を大きくすると、
がいし連の最大分担電圧が減少してがいし連の個々のが
いしの分担電圧が均一化されるので、シールドリングを
用いなくてもあるいは小さな径のシールドリングを用い
れば、コロナ放電の発生を防止できるようになる。
ても小型のシールドリングを用いることが可能ながいし
装置を得る。 【解決手段】 静電容量が異なるがいしを連結してがい
し連とするとともに、このがいし連の電線側に配置され
るがいしの静電容量を大きくしてがいし連の個々のがい
しの分担電圧を均一化するようにしている。がいし連の
電線側に配置されるがいしの静電容量を大きくすると、
がいし連の最大分担電圧が減少してがいし連の個々のが
いしの分担電圧が均一化されるので、シールドリングを
用いなくてもあるいは小さな径のシールドリングを用い
れば、コロナ放電の発生を防止できるようになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個のがいしを
連結してがいし連としたがいし装置に係り、特に、がい
し連の個々のがいしの分担電圧を均一化したがいし装置
に関するものである。
連結してがいし連としたがいし装置に係り、特に、がい
し連の個々のがいしの分担電圧を均一化したがいし装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数のがいしを連結してがいし連とした
がいし装置においては、各がいしの分担電圧は均一では
なく、電線側(課電側)のがいしの方が接地側のがいし
より分担電圧が高くなっている。この原因は、がいし自
体の静電容量(自己容量)と、がいしの対地容量と、が
いしの対線容量による。一般的に、がいしの自己容量を
C1=C2=・・・Cn・・・=C0とし、対地容量をC
e1,Ce2,・・・Cen・・・とし、対線容量をCl
1,Cl2,・・・Cln・・・としたm個のがいし連の
等価回路は図15のように表される。
がいし装置においては、各がいしの分担電圧は均一では
なく、電線側(課電側)のがいしの方が接地側のがいし
より分担電圧が高くなっている。この原因は、がいし自
体の静電容量(自己容量)と、がいしの対地容量と、が
いしの対線容量による。一般的に、がいしの自己容量を
C1=C2=・・・Cn・・・=C0とし、対地容量をC
e1,Ce2,・・・Cen・・・とし、対線容量をCl
1,Cl2,・・・Cln・・・としたm個のがいし連の
等価回路は図15のように表される。
【0003】ここで、自己容量が50pFのがいし連
(例えば30個)に常規対地電圧Vを印加したときの各
がいしの個々の最大分担電圧を測定すると図16に示す
ような結果となった。この図16より明らかなように、
電線側(課電側)(がいし番号1)がいしの最大分担電
圧が最も高く、接地側(がいし番号30)に向かうに従
って最大分担電圧は減少し、がいし連結個数の3/5近
辺(がいし番号18)で最小値に達する。そこを境にし
て、接地側に向かうに従ってかえって最大分担電圧は増
大するが、電線側がいし程には高い分担率を示さない。
(例えば30個)に常規対地電圧Vを印加したときの各
がいしの個々の最大分担電圧を測定すると図16に示す
ような結果となった。この図16より明らかなように、
電線側(課電側)(がいし番号1)がいしの最大分担電
圧が最も高く、接地側(がいし番号30)に向かうに従
って最大分担電圧は減少し、がいし連結個数の3/5近
辺(がいし番号18)で最小値に達する。そこを境にし
て、接地側に向かうに従ってかえって最大分担電圧は増
大するが、電線側がいし程には高い分担率を示さない。
【0004】このように、電線側がいしの最大分担電圧
が最も高いと、電線側がいしに電界が集中し、気象条件
等によりコロナ放電が発生する可能性がある。また、電
線側がいしの最大分担電圧が高いと、電線側がいしの金
具面での電界も高まり、電線側がいしの金具からもコロ
ナ放電が発生する可能性がある。コロナ放電は、ラジ
オ、テレビ等に電波障害を発生させるため、抑制する必
要がある。そこで、電線側あるいは接地側に遮蔽用の環
(シールドリング)を設けるようにして、このようなが
いし装置の最大分担電圧を減少させ、コロナ放電の発生
を防止するようにしている。
が最も高いと、電線側がいしに電界が集中し、気象条件
等によりコロナ放電が発生する可能性がある。また、電
線側がいしの最大分担電圧が高いと、電線側がいしの金
具面での電界も高まり、電線側がいしの金具からもコロ
ナ放電が発生する可能性がある。コロナ放電は、ラジ
オ、テレビ等に電波障害を発生させるため、抑制する必
要がある。そこで、電線側あるいは接地側に遮蔽用の環
(シールドリング)を設けるようにして、このようなが
いし装置の最大分担電圧を減少させ、コロナ放電の発生
を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、がいし装置
と鉄塔のアーム長との関係は図17に示すようなクリア
ランスダイアグラムを用いて設計するのが一般的であ
る。ここで、図17において、liはがいし連長を表
し、aは標準絶縁間隔を表し、bは異常時絶縁間隔を表
す。そして、懸垂鉄塔においては、θ1は標準絶縁間隔
における横振れ角を表し10〜20度(耐張鉄塔の場合
は10〜15度)に設定され、θ2は異常時絶縁間隔に
おける横振れ角を表し60〜70度(耐張鉄塔の場合は
50〜60度)に設定される。
と鉄塔のアーム長との関係は図17に示すようなクリア
ランスダイアグラムを用いて設計するのが一般的であ
る。ここで、図17において、liはがいし連長を表
し、aは標準絶縁間隔を表し、bは異常時絶縁間隔を表
す。そして、懸垂鉄塔においては、θ1は標準絶縁間隔
における横振れ角を表し10〜20度(耐張鉄塔の場合
は10〜15度)に設定され、θ2は異常時絶縁間隔に
おける横振れ角を表し60〜70度(耐張鉄塔の場合は
50〜60度)に設定される。
【0006】しかしながら、がいし装置の最大分担電圧
を減少させるためにシールドリングを用いると、シール
ドリングの径は大きいため、上記標準絶縁間隔aおよび
異常時絶縁間隔bを大きくする必要が生じる。標準絶縁
間隔aおよび異常時絶縁間隔bを大きくすると、鉄塔の
アーム長も必然的に大きくする必要が生じ、鉄塔下の線
下幅も大きくする必要がある。送電線を建設する場合、
通常、線下幅+両側3m分の用地を地役権として地主に
保証する必要がある。線下幅を大きくすると、地主に保
証する地役権の面積が大きくなるため、送電線を建設す
る費用が増大するという問題を生じる。そこで、本発明
は上記問題点に鑑みてなされたものであって、シールド
リングを用いなくてもよいがいし装置あるいは用いても
小型のシールドリングを用いることが可能ながいし装置
を得ることにある。
を減少させるためにシールドリングを用いると、シール
ドリングの径は大きいため、上記標準絶縁間隔aおよび
異常時絶縁間隔bを大きくする必要が生じる。標準絶縁
間隔aおよび異常時絶縁間隔bを大きくすると、鉄塔の
アーム長も必然的に大きくする必要が生じ、鉄塔下の線
下幅も大きくする必要がある。送電線を建設する場合、
通常、線下幅+両側3m分の用地を地役権として地主に
保証する必要がある。線下幅を大きくすると、地主に保
証する地役権の面積が大きくなるため、送電線を建設す
る費用が増大するという問題を生じる。そこで、本発明
は上記問題点に鑑みてなされたものであって、シールド
リングを用いなくてもよいがいし装置あるいは用いても
小型のシールドリングを用いることが可能ながいし装置
を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明は、複数個のがいしを連結してがいし連としたがい
し装置であって、上記課題を解決するために、請求項1
の発明においては、静電容量が異なるがいしを連結して
がいし連とするとともに、このがいし連の電線側に配置
されるがいしの静電容量を大きくしてがいし連の個々の
がいしの分担電圧を均一化するようにしている。このよ
うに、がいし連の電線側に配置されるがいしの静電容量
を大きくすると、がいし連の個々のがいしの分担電圧が
均一化されるので、シールドリングを用いなくてもある
いは小さな径のシールドリングを用いれば、がいしの最
大分担電圧を減少させることが可能となって、コロナ放
電の発生を防止できるようになる。
発明は、複数個のがいしを連結してがいし連としたがい
し装置であって、上記課題を解決するために、請求項1
の発明においては、静電容量が異なるがいしを連結して
がいし連とするとともに、このがいし連の電線側に配置
されるがいしの静電容量を大きくしてがいし連の個々の
がいしの分担電圧を均一化するようにしている。このよ
うに、がいし連の電線側に配置されるがいしの静電容量
を大きくすると、がいし連の個々のがいしの分担電圧が
均一化されるので、シールドリングを用いなくてもある
いは小さな径のシールドリングを用いれば、がいしの最
大分担電圧を減少させることが可能となって、コロナ放
電の発生を防止できるようになる。
【0008】請求項2の発明においては、静電容量が異
なるがいしは静電容量が大きい高静電容量がいしと静電
容量が小さくてベースがいしとなる低静電容量がいしの
2種類のがいしとしてがいし連の個々のがいしの分担電
圧を均一化するようにしている。このように、高静電容
量がいしと低静電容量がいしの2種類のがいしを用い
て、がいし連の個々のがいしの分担電圧が均一化される
ことにより、2種類のがいしを用いるだけの簡単な構成
でがいしの最大分担電圧を減少させることが可能となっ
て、コロナ放電の発生を防止できるようになる。
なるがいしは静電容量が大きい高静電容量がいしと静電
容量が小さくてベースがいしとなる低静電容量がいしの
2種類のがいしとしてがいし連の個々のがいしの分担電
圧を均一化するようにしている。このように、高静電容
量がいしと低静電容量がいしの2種類のがいしを用い
て、がいし連の個々のがいしの分担電圧が均一化される
ことにより、2種類のがいしを用いるだけの簡単な構成
でがいしの最大分担電圧を減少させることが可能となっ
て、コロナ放電の発生を防止できるようになる。
【0009】請求項3の発明においては、上述の高静電
容量がいしの個数をNとし、がいし連を構成するがいし
の総個数をnとしたときの高静電容量がいしの個数は、
N=((静電容量比−0.943)/0.286n)±
1(個)(ただし、静電容量比=高静電容量がいしの静
電容量/低静電容量がいしの静電容量)として分担電圧
を均一化するようにしている。一般的に、高静電容量が
いしは大型であるため、高価となるが、このように、高
静電容量がいしの個数Nを規定することにより、効率よ
く、かつ安価に分担電圧が均一化したがいし連を得るこ
とができるようになる。
容量がいしの個数をNとし、がいし連を構成するがいし
の総個数をnとしたときの高静電容量がいしの個数は、
N=((静電容量比−0.943)/0.286n)±
1(個)(ただし、静電容量比=高静電容量がいしの静
電容量/低静電容量がいしの静電容量)として分担電圧
を均一化するようにしている。一般的に、高静電容量が
いしは大型であるため、高価となるが、このように、高
静電容量がいしの個数Nを規定することにより、効率よ
く、かつ安価に分担電圧が均一化したがいし連を得るこ
とができるようになる。
【0010】請求項4の発明においては、がいし連の電
線側から接地側に向けて配置されるがいしの静電容量が
順次小さくなるように形成してがいし連の個々のがいし
の分担電圧を均一化するようにしている。このように、
電線側から接地側に向けて順次静電容量が小さくなるよ
うながいしを配置してがいし連を形成しても、がいし連
の個々のがいしの分担電圧が均一化されるようになり、
シールドリングを用いなくてもあるいは小さな径のシー
ルドリングを用いれば、がいしの最大分担電圧を減少さ
せることが可能となって、コロナ放電の発生を防止でき
るようになる。
線側から接地側に向けて配置されるがいしの静電容量が
順次小さくなるように形成してがいし連の個々のがいし
の分担電圧を均一化するようにしている。このように、
電線側から接地側に向けて順次静電容量が小さくなるよ
うながいしを配置してがいし連を形成しても、がいし連
の個々のがいしの分担電圧が均一化されるようになり、
シールドリングを用いなくてもあるいは小さな径のシー
ルドリングを用いれば、がいしの最大分担電圧を減少さ
せることが可能となって、コロナ放電の発生を防止でき
るようになる。
【0011】請求項5の発明においては、静電容量が大
きいがいしの静電容量と静電容量が小さいがいしの静電
容量との差は10±5%としてがいし連の個々のがいし
の分担電圧を均一化するようにしている。このように、
高静電容量がいしと低静電容量がいしとの静電容量比を
規定することにより、効率よく、かつ安価に分担電圧が
均一化したがいし連を得ることができるようになる。
きいがいしの静電容量と静電容量が小さいがいしの静電
容量との差は10±5%としてがいし連の個々のがいし
の分担電圧を均一化するようにしている。このように、
高静電容量がいしと低静電容量がいしとの静電容量比を
規定することにより、効率よく、かつ安価に分担電圧が
均一化したがいし連を得ることができるようになる。
【0012】請求項6の発明においては、上述の静電容
量が大きいがいしは大型がいし、部分導電釉がいし、全
面導電釉がいし、がいし金具形状を大型化したがいしか
ら選択するようにしている。このような、大型がいし、
部分導電釉がいし、全面導電釉がいし、がいし金具形状
を大型化したがいしは、容易に所望とする静電容量のが
いしを構成することが可能であるとともに、特別な製造
装置、特別ながいし構成材料を用いることなく形成する
ことができるので、容易にかつ安価に高静電容量がいし
を得ることが可能となる。
量が大きいがいしは大型がいし、部分導電釉がいし、全
面導電釉がいし、がいし金具形状を大型化したがいしか
ら選択するようにしている。このような、大型がいし、
部分導電釉がいし、全面導電釉がいし、がいし金具形状
を大型化したがいしは、容易に所望とする静電容量のが
いしを構成することが可能であるとともに、特別な製造
装置、特別ながいし構成材料を用いることなく形成する
ことができるので、容易にかつ安価に高静電容量がいし
を得ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】ついで、本発明の実施の形態を図
15の等価回路の解析結果および試験結果に基づいて説
明する。なお、図15の等価回路の解析は、EMTP
(Electoro Magnetic Transient Program :米国内務省
BPA(Bonneville Power Administration)において開
発された汎用電力系統瞬時過渡現象解析プログラム)を
用いて行った。このプログラムは電力会社においても頻
繁に用いられている。
15の等価回路の解析結果および試験結果に基づいて説
明する。なお、図15の等価回路の解析は、EMTP
(Electoro Magnetic Transient Program :米国内務省
BPA(Bonneville Power Administration)において開
発された汎用電力系統瞬時過渡現象解析プログラム)を
用いて行った。このプログラムは電力会社においても頻
繁に用いられている。
【0014】1.解析結果 (1)がいしの静電容量の大きさと分担電圧との関係 図15のがいし連の等価回路の自己静電容量(以下、単
に静電容量という)がそれぞれ、C1=C2=・・・=C
30=50pF、C1=C2=・・・=C30=75pF、C
1=C2=・・・=C30=100pF、C1=C2=・・・
=C30=200pF、C1=C2=・・・=C30=400
pF、C1=C2=・・・=C30=800pF、C1=C2
=・・・=C30=がいしの全面を導電釉で処理した全面
導電釉がいし(100pFに相当する)の7種類のがい
しを用いて、それぞれ30個のがいし連とする。これら
の30個連がいしに70kV(500kVの送電系統に
相当する)の電圧を印加した場合のがいし個々の最大分
担電圧を解析すると図1に示すような解析結果となっ
た。なお、図1のがいし番号の1番は電線側(課電側)
を示し、30番は接地側を示す。
に静電容量という)がそれぞれ、C1=C2=・・・=C
30=50pF、C1=C2=・・・=C30=75pF、C
1=C2=・・・=C30=100pF、C1=C2=・・・
=C30=200pF、C1=C2=・・・=C30=400
pF、C1=C2=・・・=C30=800pF、C1=C2
=・・・=C30=がいしの全面を導電釉で処理した全面
導電釉がいし(100pFに相当する)の7種類のがい
しを用いて、それぞれ30個のがいし連とする。これら
の30個連がいしに70kV(500kVの送電系統に
相当する)の電圧を印加した場合のがいし個々の最大分
担電圧を解析すると図1に示すような解析結果となっ
た。なお、図1のがいし番号の1番は電線側(課電側)
を示し、30番は接地側を示す。
【0015】ここで、全面導電釉がいしとは、半導電性
釉薬(例えば、酸化すず系半導電性釉薬)をがいし磁器
の全表面に施したものであって、がいしとして必要な機
械的支持機能や、絶縁機能とともに半導電性釉薬(導電
釉)による抵抗均圧機能が同時に果たされるようにした
がいしである。
釉薬(例えば、酸化すず系半導電性釉薬)をがいし磁器
の全表面に施したものであって、がいしとして必要な機
械的支持機能や、絶縁機能とともに半導電性釉薬(導電
釉)による抵抗均圧機能が同時に果たされるようにした
がいしである。
【0016】この図1の解析結果より明らかなように、
がいし個々の静電容量を大きくすると分担電圧が均一化
されることが分かる。
がいし個々の静電容量を大きくすると分担電圧が均一化
されることが分かる。
【0017】(2)静電容量が異なるがいしを用いてが
いし連とした場合の分担電圧の関係 そこで、静電容量が異なるがいしを組み合わせて30個
のがいし連とした場合の分担電圧について解析を行っ
た。この場合、ベースとなる低静電容量(50pF)が
いしを27個用いて接地側に接続し、電線側(課電側)
に3個の高静電容量がいしを接続して解析すると、図2
に示すような解析結果となった。なお、高静電容量がい
しはそれぞれ、75pFのがいし,100pFのがい
し,200pFのがいし,400pFのがいし,800
pFのがいし,および全面導電釉がいし(100pFに
相当する)とした。
いし連とした場合の分担電圧の関係 そこで、静電容量が異なるがいしを組み合わせて30個
のがいし連とした場合の分担電圧について解析を行っ
た。この場合、ベースとなる低静電容量(50pF)が
いしを27個用いて接地側に接続し、電線側(課電側)
に3個の高静電容量がいしを接続して解析すると、図2
に示すような解析結果となった。なお、高静電容量がい
しはそれぞれ、75pFのがいし,100pFのがい
し,200pFのがいし,400pFのがいし,800
pFのがいし,および全面導電釉がいし(100pFに
相当する)とした。
【0018】この図2の解析結果より明らかなように、
高静電容量がいしの静電容量が大きくなるにしたがっ
て、高静電容量がいしと低静電容量がいしとの連結部
(図2のがいし番号3と4の間)での電界が高まること
が分かった。
高静電容量がいしの静電容量が大きくなるにしたがっ
て、高静電容量がいしと低静電容量がいしとの連結部
(図2のがいし番号3と4の間)での電界が高まること
が分かった。
【0019】そこで、高静電容量がいしの適用個数につ
いての解析を行った。この場合、高静電容量がいしはそ
れぞれ、75pFのがいし、100pFのがいし、20
0pFのがいしおよび全面導電釉がいし(100pFに
相当する)の4種類のがいしを選択した。
いての解析を行った。この場合、高静電容量がいしはそ
れぞれ、75pFのがいし、100pFのがいし、20
0pFのがいしおよび全面導電釉がいし(100pFに
相当する)の4種類のがいしを選択した。
【0020】75pFのがいしについては、全部を75
pFのがいしとして連結したもの、課電側の1個のみを
75pFのがいしとし残りの29個を50pFのがいし
として連結したもの、課電側の2個のみを75pFのが
いしと残りの28個を50pFのがいしとして連結した
もの、課電側の3個のみを75pFのがいしと残りの2
7個を50pFのがいしとして連結したもの、課電側の
4個のみを75pFのがいしと残りの26個を50pF
のがいしとして連結したもの、として最大分担電圧を解
析した。
pFのがいしとして連結したもの、課電側の1個のみを
75pFのがいしとし残りの29個を50pFのがいし
として連結したもの、課電側の2個のみを75pFのが
いしと残りの28個を50pFのがいしとして連結した
もの、課電側の3個のみを75pFのがいしと残りの2
7個を50pFのがいしとして連結したもの、課電側の
4個のみを75pFのがいしと残りの26個を50pF
のがいしとして連結したもの、として最大分担電圧を解
析した。
【0021】同様に、100pFのがいしについては、
全部を100pFのがいしとして連結したもの、課電側
の1個のみを100pFのがいしと残りの29個を50
pFのがいしとして連結したもの、課電側の2個のみを
100pFのがいしと残りの28個を50pFのがいし
として連結したもの、課電側の3個のみを100pFの
がいしと残りの27個を50pFのがいしとして連結し
たもの、課電側の4個のみを100pFのがいしと残り
の26個を50pFのがいしとして連結したもの、課電
側の5個のみを100pFのがいしと残りの25個を5
0pFのがいしとして連結したもの、として最大分担電
圧を解析した。
全部を100pFのがいしとして連結したもの、課電側
の1個のみを100pFのがいしと残りの29個を50
pFのがいしとして連結したもの、課電側の2個のみを
100pFのがいしと残りの28個を50pFのがいし
として連結したもの、課電側の3個のみを100pFの
がいしと残りの27個を50pFのがいしとして連結し
たもの、課電側の4個のみを100pFのがいしと残り
の26個を50pFのがいしとして連結したもの、課電
側の5個のみを100pFのがいしと残りの25個を5
0pFのがいしとして連結したもの、として最大分担電
圧を解析した。
【0022】同様に、200pFのがいしについては、
全部を200pFのがいしとして連結したもの、課電側
の1個のみを200pFのがいしと残りの29個を50
pFとして連結したもの、課電側の2個のみを200p
Fのがいしと残りの28個を50pFとして連結したも
の、課電側の3個のみを200pFのがいしと残りの2
7個を50pFとして連結したもの、課電側の4個のみ
を200pFのがいしと残りの26個を50pFとして
連結したもの、課電側の5個のみを200pFのがいし
と残りの25個を50pFとして連結したもの、課電側
の6個のみを200pFのがいしと残りの24個を50
pFとして連結したもの、課電側の7個のみを200p
Fのがいしと残りの23個を50pFとして連結したも
の、課電側の8個のみを200pFのがいしと残りの2
2個を50pFとして連結したもの、課電側の9個のみ
を200pFのがいしと残りの21個を50pFとして
連結したもの、として最大分担電圧を解析した。
全部を200pFのがいしとして連結したもの、課電側
の1個のみを200pFのがいしと残りの29個を50
pFとして連結したもの、課電側の2個のみを200p
Fのがいしと残りの28個を50pFとして連結したも
の、課電側の3個のみを200pFのがいしと残りの2
7個を50pFとして連結したもの、課電側の4個のみ
を200pFのがいしと残りの26個を50pFとして
連結したもの、課電側の5個のみを200pFのがいし
と残りの25個を50pFとして連結したもの、課電側
の6個のみを200pFのがいしと残りの24個を50
pFとして連結したもの、課電側の7個のみを200p
Fのがいしと残りの23個を50pFとして連結したも
の、課電側の8個のみを200pFのがいしと残りの2
2個を50pFとして連結したもの、課電側の9個のみ
を200pFのがいしと残りの21個を50pFとして
連結したもの、として最大分担電圧を解析した。
【0023】全面導電釉がいしについては、全部を全面
導電釉がいしとして連結したもの、課電側の1個のみを
全面導電釉がいしと残りの29個を50pFとして連結
したもの、課電側の3個のみを全面導電釉がいしと残り
の27個を50pFとして連結したもの、課電側の5個
のみを全面導電釉がいしと残りの25個を50pFとし
て連結したもの、として最大分担電圧を解析した。
導電釉がいしとして連結したもの、課電側の1個のみを
全面導電釉がいしと残りの29個を50pFとして連結
したもの、課電側の3個のみを全面導電釉がいしと残り
の27個を50pFとして連結したもの、課電側の5個
のみを全面導電釉がいしと残りの25個を50pFとし
て連結したもの、として最大分担電圧を解析した。
【0024】上記のようにして解析すると、図3、図4
(なお、図4において、例えば、1,75pFは課電側
の1個のみを75pFのがいしとし、残りを50pFの
がいしとすることを意味する)に示すような解析結果と
なった。
(なお、図4において、例えば、1,75pFは課電側
の1個のみを75pFのがいしとし、残りを50pFの
がいしとすることを意味する)に示すような解析結果と
なった。
【0025】この図3の解析結果より明らかなように、
75pFのがいしの場合は、課電側の2個のみを75p
Fのがいしと残りの28個を50pFのがいしとして連
結したものがその最大分担電圧が一番低くなった。10
0pFのがいしの場合は、課電側の4個のみを100p
Fのがいしとし、残りの26個を50pFとして連結し
たものがその最大分担電圧が一番低くなった。そして、
高静電容量がいしの適用個数が少ない場合、高静電容量
と低静電容量の差が少ないがいしを適用した方が電界緩
和効果が大きい傾向にあるということができる。また、
図4の解析結果より、全てを高静電容量としたがいし連
とするよりも、部分的に高静電容量のがいしを適用する
方が、がいし1個の最大分担電圧が低減させることがで
きる。
75pFのがいしの場合は、課電側の2個のみを75p
Fのがいしと残りの28個を50pFのがいしとして連
結したものがその最大分担電圧が一番低くなった。10
0pFのがいしの場合は、課電側の4個のみを100p
Fのがいしとし、残りの26個を50pFとして連結し
たものがその最大分担電圧が一番低くなった。そして、
高静電容量がいしの適用個数が少ない場合、高静電容量
と低静電容量の差が少ないがいしを適用した方が電界緩
和効果が大きい傾向にあるということができる。また、
図4の解析結果より、全てを高静電容量としたがいし連
とするよりも、部分的に高静電容量のがいしを適用する
方が、がいし1個の最大分担電圧が低減させることがで
きる。
【0026】そこで、ベースとなる低静電容量がいしの
静電容量と高静電容量がいしの適用個数についての解析
を行うこととする。ベースとなる低静電容量がいしの静
電容量を50pFとし、高静電容量がいしとして60p
F,70pF,80pF,90pF,100pF,11
0pF,120pF,130pF,140pF,150
pF,160pFのがいしを用いて30個連のがいし装
置とし、このがいし装置を500kV系統に適用した場
合の最大分担電圧を解析すると、以下の表1に示すよう
な結果となった。
静電容量と高静電容量がいしの適用個数についての解析
を行うこととする。ベースとなる低静電容量がいしの静
電容量を50pFとし、高静電容量がいしとして60p
F,70pF,80pF,90pF,100pF,11
0pF,120pF,130pF,140pF,150
pF,160pFのがいしを用いて30個連のがいし装
置とし、このがいし装置を500kV系統に適用した場
合の最大分担電圧を解析すると、以下の表1に示すよう
な結果となった。
【0027】
【表1】
【0028】また、ベースとなる低静電容量がいしの静
電容量を60pFとし、高静電容量がいしとして70p
F,80pF,90pF,100pF,110pF,1
20pF,130pF,140pF,150pF,16
0pF,170pF,180pFのがいしを用いて30
個連のがいし装置とし、このがいし装置を500kV系
統に適用した場合の最大分担電圧を解析すると、以下の
表2に示すような結果となった。
電容量を60pFとし、高静電容量がいしとして70p
F,80pF,90pF,100pF,110pF,1
20pF,130pF,140pF,150pF,16
0pF,170pF,180pFのがいしを用いて30
個連のがいし装置とし、このがいし装置を500kV系
統に適用した場合の最大分担電圧を解析すると、以下の
表2に示すような結果となった。
【0029】
【表2】
【0030】ここで、上記表1、表2を用いて、高静電
容量がいしの各適用個数における分担電圧が最低になる
高静電容量がいの静電容量を抽出する。まず、表1(ベ
ースとなる低静電容量がいしの静電容量は50pF)に
おいては、適用個数が1個の場合は52.7kVの60
pF、2個の場合は47.1kVの80pF、3個の場
合は42.5kVの90pF、4個の場合は39.6k
Vの100pF、5個の場合は37.1kVの120p
F、6個の場合は35.3kVの130pF、7個の場
合は33.1kVの150pFとなる。
容量がいしの各適用個数における分担電圧が最低になる
高静電容量がいの静電容量を抽出する。まず、表1(ベ
ースとなる低静電容量がいしの静電容量は50pF)に
おいては、適用個数が1個の場合は52.7kVの60
pF、2個の場合は47.1kVの80pF、3個の場
合は42.5kVの90pF、4個の場合は39.6k
Vの100pF、5個の場合は37.1kVの120p
F、6個の場合は35.3kVの130pF、7個の場
合は33.1kVの150pFとなる。
【0031】同様に、表2(ベースとなる低静電容量が
いしの静電容量は60pF)においては、適用個数が1
個の場合は49.2kVの80pF、2個の場合は4
3.9kVの90pF、3個の場合は39.7kVの1
00pF、4個の場合は37.4kVの120pF、5
個の場合は35.1kVの130pF、6個の場合は3
3.1kVの150pF、7個の場合は31.8kVの
170pFとなる。
いしの静電容量は60pF)においては、適用個数が1
個の場合は49.2kVの80pF、2個の場合は4
3.9kVの90pF、3個の場合は39.7kVの1
00pF、4個の場合は37.4kVの120pF、5
個の場合は35.1kVの130pF、6個の場合は3
3.1kVの150pF、7個の場合は31.8kVの
170pFとなる。
【0032】そこで、分担電圧が最低になる30個のが
いし連に対する高静電容量がいしの個数の割合(例え
ば、ベースが50pFで2個の場合は、2/30=0.
067となる)と、高静電容量がいしの基準がいしに対
する対する静電容量比(例えば、ベースが50pFで2
個の場合は、80pFとなるので80/50=1.6と
なる)との関係をプロットすると、図5に示すような結
果となった。この図5より、基準となる低静電容量がし
の静電容量が異なっていても、高静電容量がいしのがい
し全体に対する割合と基準がいし(ベースとなる低静電
容量がいし)との静電容量比との関係に大きな差がない
ことが分かる。
いし連に対する高静電容量がいしの個数の割合(例え
ば、ベースが50pFで2個の場合は、2/30=0.
067となる)と、高静電容量がいしの基準がいしに対
する対する静電容量比(例えば、ベースが50pFで2
個の場合は、80pFとなるので80/50=1.6と
なる)との関係をプロットすると、図5に示すような結
果となった。この図5より、基準となる低静電容量がし
の静電容量が異なっていても、高静電容量がいしのがい
し全体に対する割合と基準がいし(ベースとなる低静電
容量がいし)との静電容量比との関係に大きな差がない
ことが分かる。
【0033】そこで、さらに、ベースとなる低静電容量
がいしの連結個数を変えて、高静電容量がいしの適用個
数についての検討を行うこととする。ベースとなる低静
電容量がいしの静電容量を50pFとし、高静電容量が
いしとして60pF,70pF,80pF,90pF,
100pF,110pF,120pF,130pFのが
いしを用いて16個連のがいし装置とし、このがいし装
置を500kV系統に適用した場合の最大分担電圧を解
析すると、以下の表3に示すような結果となった。
がいしの連結個数を変えて、高静電容量がいしの適用個
数についての検討を行うこととする。ベースとなる低静
電容量がいしの静電容量を50pFとし、高静電容量が
いしとして60pF,70pF,80pF,90pF,
100pF,110pF,120pF,130pFのが
いしを用いて16個連のがいし装置とし、このがいし装
置を500kV系統に適用した場合の最大分担電圧を解
析すると、以下の表3に示すような結果となった。
【0034】
【表3】
【0035】また、ベースとなる低静電容量がいしの静
電容量を50pFとし、高静電容量がいしとして60p
F,70pF,80pF,90pF,100pF,11
0pF,120pF,130pF,140pF,150
pF,160pFのがいしを用いて40個連のがいし装
置とし、このがいし装置を500kV系統に適用した場
合の最大分担電圧を解析すると、以下の表4に示すよう
な結果となった。
電容量を50pFとし、高静電容量がいしとして60p
F,70pF,80pF,90pF,100pF,11
0pF,120pF,130pF,140pF,150
pF,160pFのがいしを用いて40個連のがいし装
置とし、このがいし装置を500kV系統に適用した場
合の最大分担電圧を解析すると、以下の表4に示すよう
な結果となった。
【0036】
【表4】
【0037】ここで、上記表4を用いて、高静電容量が
いしの各適用個数における分担電圧が最低になる高静電
容量がいの静電容量を抽出すると、適用個数が1個の場
合は52.8kVの60pF、2個の場合は47.1k
Vの80pF、3個の場合は42.5kVの90pF、
4個の場合は39.6kVの100pF、5個の場合は
37.0kVの120pF、6個の場合は35.3kV
の130pF、7個の場合は34.5kVの140pF
となる。
いしの各適用個数における分担電圧が最低になる高静電
容量がいの静電容量を抽出すると、適用個数が1個の場
合は52.8kVの60pF、2個の場合は47.1k
Vの80pF、3個の場合は42.5kVの90pF、
4個の場合は39.6kVの100pF、5個の場合は
37.0kVの120pF、6個の場合は35.3kV
の130pF、7個の場合は34.5kVの140pF
となる。
【0038】そこで、上記表1と表4を用いて、図5と
同様な高静電容量がいしのがいし全体に対する割合と基
準がいし(ベースとなる低静電容量がいし)との静電容
量比との関係を求めると、図6に示すような結果となっ
た。図6より、がいし装置の連結個数が大きくなるに伴
い、直線の傾きが大きくなることが分かる。
同様な高静電容量がいしのがいし全体に対する割合と基
準がいし(ベースとなる低静電容量がいし)との静電容
量比との関係を求めると、図6に示すような結果となっ
た。図6より、がいし装置の連結個数が大きくなるに伴
い、直線の傾きが大きくなることが分かる。
【0039】そして、図6において、高静電容量がいし
のがいし全体に対する割合をx軸とし、基準がいしとの
静電容量比をy軸とすると、30個連のがいし装置の場
合は、次の(1)式で表され、40個連のがいし装置の
場合は、次の(2)式で表される近似式が得られる。
のがいし全体に対する割合をx軸とし、基準がいしとの
静電容量比をy軸とすると、30個連のがいし装置の場
合は、次の(1)式で表され、40個連のがいし装置の
場合は、次の(2)式で表される近似式が得られる。
【0040】
【数1】 y=8.5714x+0.943・・・(1) y=11.429x+0.943・・・(2) 上記(1)式および(2)式より、がいし装置の連結個
数をn個とし、高静電容量がいしのがいし全体に対する
割合をaとした場合の基準がいしとの静電容量比yは、
次の(3)式の近似式で与えられる。
数をn個とし、高静電容量がいしのがいし全体に対する
割合をaとした場合の基準がいしとの静電容量比yは、
次の(3)式の近似式で与えられる。
【0041】
【数2】 y=(0.286×n)×a+0.943・・・(3) ここで、高静電容量がいしの適用個数をN(個)とした
場合、上記(3)式は次の(4)式のように変形するこ
とができる。
場合、上記(3)式は次の(4)式のように変形するこ
とができる。
【0042】
【数3】 N=((y−0.943)/0.286n)・・・(4) 実際に高静電容量がいしを適用する場合は、がいし連が
設置される環境に応じて、(4)式に±1個を加減する
ようにすればよい。
設置される環境に応じて、(4)式に±1個を加減する
ようにすればよい。
【0043】上述した解析は、30個連のがいし装置と
40個連のがいし装置について行ったが、この解析結果
は500kVの送電系統のほとんど全てに適用できる。
なぜならば、500kVの送電系統において、がいし連
個数はがいしを適用する地域の汚損特性により、A地区
からE地区まで区分けされており、各地区のがいし個数
は次のように定められている。即ち、A地区は28個、
B地区は32個、C地区は37個、D地区は43個、E
地区は49個とそれぞれ定められている。そして、E地
区は特別な地区(海岸沿い等)であって、ほとんどの地
区はD地区まてであるので、ほとんど全ての地区におい
て適用できるということができる。
40個連のがいし装置について行ったが、この解析結果
は500kVの送電系統のほとんど全てに適用できる。
なぜならば、500kVの送電系統において、がいし連
個数はがいしを適用する地域の汚損特性により、A地区
からE地区まで区分けされており、各地区のがいし個数
は次のように定められている。即ち、A地区は28個、
B地区は32個、C地区は37個、D地区は43個、E
地区は49個とそれぞれ定められている。そして、E地
区は特別な地区(海岸沿い等)であって、ほとんどの地
区はD地区まてであるので、ほとんど全ての地区におい
て適用できるということができる。
【0044】(3)がいしの静電容量を段階的に変化さ
せてがいし連とした場合の分担電圧の関係ついで、静電
容量を段階的に変化させたがいしを組み合わせて30個
のがいし連とした場合の分担電圧についての解析を行っ
た。この場合、課電側に100pFのがいしを接続し、
接地側に向かうに従って順次2pF間隔で静電容量を減
少させたがいしを接続して30個連のがいしとしたも
の、課電側に100pFのがいしを接続し、接地側に向
かうに従って順次5pF間隔で静電容量を減少させたが
いしを接続して30個連のがいしとしたもの、課電側よ
り100pF,90pF,80pF,70pF,60p
Fとその静電容量を変化させた高静電容量がいし5個と
50pFの低静電容量の基準がいし25個とを連結して
30個連のがいしとしたもの、課電側より100pF,
80pF,70pF,60pFとその静電容量を変化さ
せた高静電容量がいし4個と50pFの低静電容量の基
準がいし26個とを連結して30個連のがいしとしたも
の、課電側より100pF,80pF,60pFとその
静電容量を変化させた高静電容量がいし3個と50pF
の低静電容量の基準がいし27個とを連結して30個連
のがいしとしたもの、それぞれについての最大分担電圧
の解析を行った。
せてがいし連とした場合の分担電圧の関係ついで、静電
容量を段階的に変化させたがいしを組み合わせて30個
のがいし連とした場合の分担電圧についての解析を行っ
た。この場合、課電側に100pFのがいしを接続し、
接地側に向かうに従って順次2pF間隔で静電容量を減
少させたがいしを接続して30個連のがいしとしたも
の、課電側に100pFのがいしを接続し、接地側に向
かうに従って順次5pF間隔で静電容量を減少させたが
いしを接続して30個連のがいしとしたもの、課電側よ
り100pF,90pF,80pF,70pF,60p
Fとその静電容量を変化させた高静電容量がいし5個と
50pFの低静電容量の基準がいし25個とを連結して
30個連のがいしとしたもの、課電側より100pF,
80pF,70pF,60pFとその静電容量を変化さ
せた高静電容量がいし4個と50pFの低静電容量の基
準がいし26個とを連結して30個連のがいしとしたも
の、課電側より100pF,80pF,60pFとその
静電容量を変化させた高静電容量がいし3個と50pF
の低静電容量の基準がいし27個とを連結して30個連
のがいしとしたもの、それぞれについての最大分担電圧
の解析を行った。
【0045】また、これらと比較するために、30個の
全てを50pFの低静電容量の基準がいしを連結して3
0個連のがいしとしたもの、30個の全てを100pF
の高静電容量がいしを連結して30個連のがいしとした
もの、課電側から4個を100pFの高静電容量がいし
とし、残りの26個を50pFの低静電容量の基準がい
しを連結して30個連のがいしとしたものについてもそ
の最大分担電圧の解析を行った。これらのがいし連の最
大分担電圧は図7に示すような結果となり、がいし個々
の最大分担電圧は図8に示すような結果となった。
全てを50pFの低静電容量の基準がいしを連結して3
0個連のがいしとしたもの、30個の全てを100pF
の高静電容量がいしを連結して30個連のがいしとした
もの、課電側から4個を100pFの高静電容量がいし
とし、残りの26個を50pFの低静電容量の基準がい
しを連結して30個連のがいしとしたものについてもそ
の最大分担電圧の解析を行った。これらのがいし連の最
大分担電圧は図7に示すような結果となり、がいし個々
の最大分担電圧は図8に示すような結果となった。
【0046】図7から分かることは、がいし1個の最大
分担電圧はがいしの静電容量を段階的に変化させること
により低減することが可能になる。しかしながら、図4
と比較すると分かるように、高静電容量がいしと低静電
容量がいしとの2種類の静電容量が異なるがいしを組み
合わせた場合に比べて、電界緩和の効果は少ない。つま
り、2種類のがいしを組み合わせるだけで、十分に電界
緩和の効果を発揮させることができるようになる。
分担電圧はがいしの静電容量を段階的に変化させること
により低減することが可能になる。しかしながら、図4
と比較すると分かるように、高静電容量がいしと低静電
容量がいしとの2種類の静電容量が異なるがいしを組み
合わせた場合に比べて、電界緩和の効果は少ない。つま
り、2種類のがいしを組み合わせるだけで、十分に電界
緩和の効果を発揮させることができるようになる。
【0047】また、図8から分かることは、がいしの静
電容量を段階的に変化させる割合は、課電端がいしの1
0%(例えば、課電端がいしが100pFの場合は10
pF)とした場合、がいし1個の最大分担電圧が小さく
なることが分かる。この理由は、変化のステップを小さ
くすると課電端のがいしの最大分担電圧が高くなり、変
化のステップを大きくすると、高静電容量がいしと基準
がいしとの連結部のがいしに大きな電圧が分担されるた
めと考えられる。実際には、がいし連が設置される環境
に応じて、±5%を加減するようにすればよい。
電容量を段階的に変化させる割合は、課電端がいしの1
0%(例えば、課電端がいしが100pFの場合は10
pF)とした場合、がいし1個の最大分担電圧が小さく
なることが分かる。この理由は、変化のステップを小さ
くすると課電端のがいしの最大分担電圧が高くなり、変
化のステップを大きくすると、高静電容量がいしと基準
がいしとの連結部のがいしに大きな電圧が分担されるた
めと考えられる。実際には、がいし連が設置される環境
に応じて、±5%を加減するようにすればよい。
【0048】(4)高静電容量がいし 一般的に、磁性体の静電容量CはC=ε×S/Lとして
表される。ここで、εは磁性体の誘電率、Sは電極断面
積、Lは電極間距離をそれぞれ表す。つまり、電極が大
きくなるほど、あるいは誘電率が大きくなるほどその静
電容量は大きくなる。したがって、がいしを大型にする
ほど高静電容量のがいしが得られるし、誘電率が大きな
磁性体によりがいしを形成することにより高静電容量の
がいしが得られることとなる。
表される。ここで、εは磁性体の誘電率、Sは電極断面
積、Lは電極間距離をそれぞれ表す。つまり、電極が大
きくなるほど、あるいは誘電率が大きくなるほどその静
電容量は大きくなる。したがって、がいしを大型にする
ほど高静電容量のがいしが得られるし、誘電率が大きな
磁性体によりがいしを形成することにより高静電容量の
がいしが得られることとなる。
【0049】また、がいしの全面あるいは一部(がいし
のキャップの周囲あるいはピンの周囲)に、例えば、酸
化すず系の半導電性釉薬(導電釉)を施した全面導電釉
がいしあるいは一部導電釉がいしとすることにより高静
電容量がいしが得られる。ここで、例えば、500番
(12トン)の懸垂がいし(静電容量は40pF)の全
面に導電釉を施すと静電容量が140pFの高静電容量
がいしが得られる。また、590番(33トン)の懸垂
がいし(静電容量は60pF)のがいしの全面に導電釉
を施すと静電容量が140pFの高静電容量がいしが得
られる。したがって、上述した高静電容量がいしは上記
のようながいしから選択して用いるものとする。
のキャップの周囲あるいはピンの周囲)に、例えば、酸
化すず系の半導電性釉薬(導電釉)を施した全面導電釉
がいしあるいは一部導電釉がいしとすることにより高静
電容量がいしが得られる。ここで、例えば、500番
(12トン)の懸垂がいし(静電容量は40pF)の全
面に導電釉を施すと静電容量が140pFの高静電容量
がいしが得られる。また、590番(33トン)の懸垂
がいし(静電容量は60pF)のがいしの全面に導電釉
を施すと静電容量が140pFの高静電容量がいしが得
られる。したがって、上述した高静電容量がいしは上記
のようながいしから選択して用いるものとする。
【0050】2.試験結果 (1)試験装置 図9は、がいし連の個々のがいしの分担電圧を測定する
ための試験装置を示している。この試験装置は、容量が
1650kVAで1650kVの最大電圧を発生するト
ランス10と、トランス10の発生電圧を分圧してその
実効値を100kVとする分圧器20と、分圧器20に
接続される直径38mmで長さが8mの電線30と、電
線30と450mmの間隔を設けて接続されるがいし連
40と、がいし連40の個々のがいしの分担電圧を測定
するために測定者が搭乗する観測台50と、がいし個々
の分担電圧を測定するために測定者が個々のがいしを1
個づつ操作して個々のがいしの分担電圧を検出する分担
電圧検出器60とから構成される。なお、電線30は床
上5mの位置に配置されるものとする。
ための試験装置を示している。この試験装置は、容量が
1650kVAで1650kVの最大電圧を発生するト
ランス10と、トランス10の発生電圧を分圧してその
実効値を100kVとする分圧器20と、分圧器20に
接続される直径38mmで長さが8mの電線30と、電
線30と450mmの間隔を設けて接続されるがいし連
40と、がいし連40の個々のがいしの分担電圧を測定
するために測定者が搭乗する観測台50と、がいし個々
の分担電圧を測定するために測定者が個々のがいしを1
個づつ操作して個々のがいしの分担電圧を検出する分担
電圧検出器60とから構成される。なお、電線30は床
上5mの位置に配置されるものとする。
【0051】がいし連40は、20個の全てを40pF
のがいしを連結して20個連のがいし装置aとしたもの
と、課電側の1個を60pFのがいしとし残りの19個
を40pFのがいしとして連結して20個連のがいし装
置bとしたものと、課電側の1個を80pFのがいしと
し残りの19個を40pFのがいしとして連結して20
個連のがいし装置cとしたものとを用いるものとする。
のがいしを連結して20個連のがいし装置aとしたもの
と、課電側の1個を60pFのがいしとし残りの19個
を40pFのがいしとして連結して20個連のがいし装
置bとしたものと、課電側の1個を80pFのがいしと
し残りの19個を40pFのがいしとして連結して20
個連のがいし装置cとしたものとを用いるものとする。
【0052】(2)試験結果 上記のように構成した試験装置の分圧器20から電線3
0に電圧(その実効電圧は100kV)を印加して、各
がいし装置a,b,cの個々のがいしが分担する最大分
担電圧を測定すると、図10に示すような結果となっ
た。なお、図10の縦軸はがいし1個の電圧分担率(が
いし個々の分担電圧/がいし連に印加した電圧)を示
す。図10より明らかなように、静電容量が大きい高静
電容量がいしを課電側に適用することにより、解析結果
と同様に、がいし1個の最大分担電圧を低減させること
が可能となる。
0に電圧(その実効電圧は100kV)を印加して、各
がいし装置a,b,cの個々のがいしが分担する最大分
担電圧を測定すると、図10に示すような結果となっ
た。なお、図10の縦軸はがいし1個の電圧分担率(が
いし個々の分担電圧/がいし連に印加した電圧)を示
す。図10より明らかなように、静電容量が大きい高静
電容量がいしを課電側に適用することにより、解析結果
と同様に、がいし1個の最大分担電圧を低減させること
が可能となる。
【0053】ここで、解析結果と試験結果とが一致する
か否かの検討を行うと、図11,図12,図13に示す
ような結果となった。なお、図11は20個の全てを4
0pFとしたがいしを連結して20個連のがいし装置a
としたものの解析結果と試験結果を示し、図12は課電
側の1個を60pFのがいしとし残りの19個を40p
Fのがいしとして連結して20個連のがいし装置bとし
たものの解析結果と試験結果を示し、図13は課電側の
1個を80pFのがいしとし残りの19個を40pFの
がいしとして連結して20個連のがいし装置cとしたも
のの解析結果と試験結果を示す。
か否かの検討を行うと、図11,図12,図13に示す
ような結果となった。なお、図11は20個の全てを4
0pFとしたがいしを連結して20個連のがいし装置a
としたものの解析結果と試験結果を示し、図12は課電
側の1個を60pFのがいしとし残りの19個を40p
Fのがいしとして連結して20個連のがいし装置bとし
たものの解析結果と試験結果を示し、図13は課電側の
1個を80pFのがいしとし残りの19個を40pFの
がいしとして連結して20個連のがいし装置cとしたも
のの解析結果と試験結果を示す。
【0054】図11,図12,図13から分かること
は、課電側がいしの分担率は試験結果の方が解析結果よ
り低い傾向にあり、逆に、接地側がいしの分担率は試験
結果の方が解析結果より高い傾向にある。この原因は次
のように考えられる。即ち、解析に用いた等価回路(図
15参照)の対地容量(Ce)および対線容量(Cl)
の設定が十分ではなっかたものと考えることができる。
しかしながら、全体の傾向はそれほどの差がないため、
上述の解析条件は充分に試験結果に反映できるものと考
えることができる。
は、課電側がいしの分担率は試験結果の方が解析結果よ
り低い傾向にあり、逆に、接地側がいしの分担率は試験
結果の方が解析結果より高い傾向にある。この原因は次
のように考えられる。即ち、解析に用いた等価回路(図
15参照)の対地容量(Ce)および対線容量(Cl)
の設定が十分ではなっかたものと考えることができる。
しかしながら、全体の傾向はそれほどの差がないため、
上述の解析条件は充分に試験結果に反映できるものと考
えることができる。
【0055】ついで、高静電容量がいしの適用個数につ
いて、解析結果と試験結果とが一致するか否かの検討を
行うと、図14に示すような結果となった。図14は、
20個の全てを40pFとしたがいしの課電側から、1
個、2個、3個、4個をそれぞれ60pFの高静電容量
がいしを適用した場合のがいし1個の最高分担電圧率の
解析結果と試験結果を示す。
いて、解析結果と試験結果とが一致するか否かの検討を
行うと、図14に示すような結果となった。図14は、
20個の全てを40pFとしたがいしの課電側から、1
個、2個、3個、4個をそれぞれ60pFの高静電容量
がいしを適用した場合のがいし1個の最高分担電圧率の
解析結果と試験結果を示す。
【0056】この図14から分かることは、試験結果に
おいては、課電側のがいし1個を60pFの高静電容量
がいしに取り替えると最も低い値を示すのに対して、解
析結果においては、課電側のがいし2個を60pFの高
静電容量がいしに取り替えると最も低い値を示す点で相
違する。この原因も上述と同様に、解析に用いた等価回
路(図15参照)の対地容量(Ce)および対線容量
(Cl)の設定が十分ではなっかたものと考えることが
できる。しかしながら、課電側からの高静電容量がいし
の適用個数と最高分担電圧との関係はほぼ一致してお
り、上述の解析条件は充分に試験結果に反映できるもの
と考えることができる。
おいては、課電側のがいし1個を60pFの高静電容量
がいしに取り替えると最も低い値を示すのに対して、解
析結果においては、課電側のがいし2個を60pFの高
静電容量がいしに取り替えると最も低い値を示す点で相
違する。この原因も上述と同様に、解析に用いた等価回
路(図15参照)の対地容量(Ce)および対線容量
(Cl)の設定が十分ではなっかたものと考えることが
できる。しかしながら、課電側からの高静電容量がいし
の適用個数と最高分担電圧との関係はほぼ一致してお
り、上述の解析条件は充分に試験結果に反映できるもの
と考えることができる。
【0057】上述したように、本実施形態においては、
がいし連の課電側に配置されるがいしの静電容量を大き
くすると、がいし連の最大分担電圧を低減でき、したが
って、がいし連の個々のがいしの分担電圧を均一化でき
るので、シールドリングを用いなくてもあるいは小さな
径のシールドリングを用いるだけで、がいしの最大分担
電圧を減少させることが可能となって、コロナ放電の発
生を防止できるようになる。
がいし連の課電側に配置されるがいしの静電容量を大き
くすると、がいし連の最大分担電圧を低減でき、したが
って、がいし連の個々のがいしの分担電圧を均一化でき
るので、シールドリングを用いなくてもあるいは小さな
径のシールドリングを用いるだけで、がいしの最大分担
電圧を減少させることが可能となって、コロナ放電の発
生を防止できるようになる。
【0058】また、静電容量が大きい高静電容量がいし
と静電容量が小さくてベースがいしとなる低静電容量が
いしの2種類のがいしを用いることにより、がいし連の
最大分担電圧を低減でき、がいし連の個々のがいしの分
担電圧が均一化されるようになる。そして、高静電容量
がいしの適用個数Nは、N=((静電容量比−0.94
3)/0.286n)±1(個)(ただし、Nは高静電
容量がいしの個数、nはがいし連を構成するがいしの総
個数、静電容量比=高静電容量がいしの静電容量/低静
電容量がいしの静電容量とする)としたときに最大分担
電圧を最も低くすることができる。そして、一般的に、
高静電容量がいしは大型であるため、高価となるが、こ
のように、高静電容量がいしの個数Nを規定することに
より、効率よく、かつ安価に分担電圧が均一化したがい
し連を得ることができるようになる。
と静電容量が小さくてベースがいしとなる低静電容量が
いしの2種類のがいしを用いることにより、がいし連の
最大分担電圧を低減でき、がいし連の個々のがいしの分
担電圧が均一化されるようになる。そして、高静電容量
がいしの適用個数Nは、N=((静電容量比−0.94
3)/0.286n)±1(個)(ただし、Nは高静電
容量がいしの個数、nはがいし連を構成するがいしの総
個数、静電容量比=高静電容量がいしの静電容量/低静
電容量がいしの静電容量とする)としたときに最大分担
電圧を最も低くすることができる。そして、一般的に、
高静電容量がいしは大型であるため、高価となるが、こ
のように、高静電容量がいしの個数Nを規定することに
より、効率よく、かつ安価に分担電圧が均一化したがい
し連を得ることができるようになる。
【0059】また、がいし連の課電側から接地側に向け
て順次静電容量が小さくなるようにがいしを配置してし
ても、がいし連の個々のがいしの分担電圧が均一化され
るようになり、シールドリングを用いなくてもあるいは
小さな径のシールドリングを用いるだけで、がいしの最
大分担電圧を減少させることが可能となって、コロナ放
電の発生を防止できるようになる。そして、静電容量が
大きいがいしの静電容量と静電容量が小さいがいしの静
電容量との差を(10±5)%と規定することにより、
効率よく、かつ安価に分担電圧が均一化したがいし連を
得ることができるようになる。
て順次静電容量が小さくなるようにがいしを配置してし
ても、がいし連の個々のがいしの分担電圧が均一化され
るようになり、シールドリングを用いなくてもあるいは
小さな径のシールドリングを用いるだけで、がいしの最
大分担電圧を減少させることが可能となって、コロナ放
電の発生を防止できるようになる。そして、静電容量が
大きいがいしの静電容量と静電容量が小さいがいしの静
電容量との差を(10±5)%と規定することにより、
効率よく、かつ安価に分担電圧が均一化したがいし連を
得ることができるようになる。
【0060】そして、大型がいし、部分導電釉がいし、
全面導電釉がいし、がいし金具形状を大型化したがいし
から選択することに本実施形態の静電容量が大きいがい
しが得られるので、容易に所望とする静電容量のがいし
を構成することが可能であるとともに、特別な製造装
置、特別ながいし構成材料を用いることなく形成するこ
とができるので、容易にかつ安価に高静電容量がいしを
得ることが可能となる。
全面導電釉がいし、がいし金具形状を大型化したがいし
から選択することに本実施形態の静電容量が大きいがい
しが得られるので、容易に所望とする静電容量のがいし
を構成することが可能であるとともに、特別な製造装
置、特別ながいし構成材料を用いることなく形成するこ
とができるので、容易にかつ安価に高静電容量がいしを
得ることが可能となる。
【図1】 がいしの静電容量を変化させた場合のがいし
連のがいし個々の最大分担電圧を解析した結果を示す図
である。
連のがいし個々の最大分担電圧を解析した結果を示す図
である。
【図2】 課電側の3個のがいしを高静電容量がいしと
した場合のがいし連のがいし個々の最大分担電圧を解析
した結果を示す図である。
した場合のがいし連のがいし個々の最大分担電圧を解析
した結果を示す図である。
【図3】 高静電容量がいしの適用個数とがいし連のが
いし個々の最大分担電圧を解析した結果を示す図であ
る。
いし個々の最大分担電圧を解析した結果を示す図であ
る。
【図4】 高静電容量がいしの適用個数とがいし連のが
いし個々の最大分担電圧の変化を解析した結果を示す図
である。
いし個々の最大分担電圧の変化を解析した結果を示す図
である。
【図5】 基準がいしの静電容量を変化させた場合の分
担電圧が最低になる高静電容量がいしの割合と高静電容
量がいしの基準がいしに対する静電容量比との関係を示
す図である。
担電圧が最低になる高静電容量がいしの割合と高静電容
量がいしの基準がいしに対する静電容量比との関係を示
す図である。
【図6】 連結個数を変化させた場合の分担電圧が最低
になる高静電容量がいしの割合と高静電容量がいしの基
準がいしに対する静電容量比との関係を示す図である。
になる高静電容量がいしの割合と高静電容量がいしの基
準がいしに対する静電容量比との関係を示す図である。
【図7】 高静電容量がいしの適用個数を変化させた場
合のがいし連の最大分担電圧を解析した結果を示す図で
ある。
合のがいし連の最大分担電圧を解析した結果を示す図で
ある。
【図8】 高静電容量がいしの静電容量を段階的に変化
させた場合のがいし連の個々のがいしの最大分担電圧を
解析した結果を示す図である。
させた場合のがいし連の個々のがいしの最大分担電圧を
解析した結果を示す図である。
【図9】 がいし連の個々のがいしの分担電圧を検出す
るための試験装置の概略を示す図である。
るための試験装置の概略を示す図である。
【図10】 高静電容量がいしの静電容量を変化させた
場合のがいし連の個々のがいしの最大分担電圧の試験結
果を示す図である。
場合のがいし連の個々のがいしの最大分担電圧の試験結
果を示す図である。
【図11】 基準がいしのみでがいし連とした場合の試
験結果と解析結果の相違を示す図である。
験結果と解析結果の相違を示す図である。
【図12】 高静電容量がいしを1個適用した場合の試
験結果と解析結果の相違を示す図である。
験結果と解析結果の相違を示す図である。
【図13】 図12とは異なる静電容量の高静電容量が
いしを1個適用した場合の試験結果と解析結果の相違を
示す図である。
いしを1個適用した場合の試験結果と解析結果の相違を
示す図である。
【図14】 高静電容量がいしの適用個数を変化させた
場合の試験結果と解析結果の相違を示す図である。
場合の試験結果と解析結果の相違を示す図である。
【図15】 がいし連の等価回路を示す図である。
【図16】 一般的ながいし連の個々のがいしの最大分
担電圧を示す図である。
担電圧を示す図である。
【図17】 鉄塔の支持物の形状を設計する際に用いる
一般的なクリアランスダイヤグラムを示す図である。
一般的なクリアランスダイヤグラムを示す図である。
10…トランス、20…分圧器、30…電線、40…が
いし連、50…観測台、60…分担電圧検出器
いし連、50…観測台、60…分担電圧検出器
Claims (6)
- 【請求項1】 複数個のがいしを連結してがいし連とし
たがいし装置であって、 静電容量が異なるがいしを連結してがいし連とするとと
もに、 前記がいし連の電線側に配置されるがいしの静電容量を
大きくしてがいし連の個々のがいしの分担電圧を均一化
するようにしたことを特徴とするがいし装置。 - 【請求項2】 前記静電容量が異なるがいしは静電容量
が大きい高静電容量がいしと静電容量が小さくてベース
がいしとなる低静電容量がいしの2種類のがいしとして
がいし連の個々のがいしの分担電圧を均一化するように
したことを特徴とする請求項1に記載のがいし装置。 - 【請求項3】 前記高静電容量がいしの個数をNとし、
がいし連を構成するがいしの総個数をnとしたときの前
記高静電容量がいしの個数Nを以下の数式で表される個
数としてがいし連の個々のがいしの分担電圧を均一化す
るようにしたことを特徴とする請求項2に記載のがいし
装置。 N=((静電容量比−0.943)/0.286n)±
1(個) ただし、静電容量比=高静電容量がいしの静電容量/低
静電容量がいしの静電容量とする。 - 【請求項4】 複数個のがいしを連結してがいし連とし
たがいし装置であって、 静電容量が異なるがいしを連結してがいし連とするとと
もに、 前記がいし連の電線側から接地側に向けて配置されるが
いしの静電容量が順次小さくなるように形成してがいし
連の個々のがいしの分担電圧を均一化するようにしたこ
とを特徴とするがいし装置。 - 【請求項5】 静電容量が大きいがいしの静電容量と静
電容量が小さいがいしの静電容量との差は(10±5)
%としてがいし連の個々のがいしの分担電圧を均一化す
るようにしたことを特徴とする請求項4に記載のがいし
装置。 - 【請求項6】 前記静電容量が大きい高静電容量がいし
は大型がいし、部分導電釉がいし、全面導電釉がいし、
がいし金具形状を大型化したがいしから選択したことを
特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のが
いし装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23306097A JPH1173829A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | がいし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23306097A JPH1173829A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | がいし装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1173829A true JPH1173829A (ja) | 1999-03-16 |
Family
ID=16949178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23306097A Pending JPH1173829A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | がいし装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1173829A (ja) |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP23306097A patent/JPH1173829A/ja active Pending
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