JPH11740A - 異形断面条の製造方法 - Google Patents

異形断面条の製造方法

Info

Publication number
JPH11740A
JPH11740A JP9153663A JP15366397A JPH11740A JP H11740 A JPH11740 A JP H11740A JP 9153663 A JP9153663 A JP 9153663A JP 15366397 A JP15366397 A JP 15366397A JP H11740 A JPH11740 A JP H11740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
roll
plate portion
section
rolls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9153663A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yokomizo
健治 横溝
Kenichi Inui
謙一 乾
Makoto Oba
誠 大場
Noboru Hagiwara
登 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP9153663A priority Critical patent/JPH11740A/ja
Publication of JPH11740A publication Critical patent/JPH11740A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/0805Flat bars, i.e. having a substantially rectangular cross-section

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 板厚分布の均一化、作業性や生産性の向上、
板材の捩じれ変形や波状変形の防止、いわゆるエッジド
ロップの防止を図る。 【解決手段】 ほぼ円柱状のロール本体21,31,4
1を有する一対の圧延ロール20,30,40を複数段
設け、圧延ロール20,30,40のうち少なくとも一
方には、ロール本体21,31,41からほぼ全周にわ
たって延びて突出する少なくとも1つの凸部22,3
2,42が形成され、凸部には圧延ロールの回転中心軸
をほぼ中心とする回転円弧面22a,32a,42aが
形成され、各段の圧延ロールに形成された凸部22,3
2,42の曲率半径が板材Aの移動方向下流の段になる
につれて漸次大きく設定され、圧延ロールの凸部と他方
の圧延ロールとの間で異形断面条Bの薄板部を圧延しつ
つ、ロール本体の少なくとも一部により異形断面条Bの
厚板部を圧延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる異形断面
条、即ち条材の幅方向で板厚の異なる部分を長手方向に
連続して有する条材の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】かかる異形断面条には導電性を有する銅
や銅合金等により形成されたものがあり、このものはト
ランジスタ用リードフレーム材やコネクタ材として使用
されるものである。
【0003】このような異形断面条の製造方法として
は、板材の表面を切削して製造する方法や、V字状突起
を有するロールを板材に押圧して塑性加工を施すものが
ある。
【0004】かかる従来の異形断面条の製造方法では、
切削によるものでは不要な切削屑がでるため材料損失が
大きくコストが上昇してしまい、V字状突起を有するロ
ールによるものでは、各ロールの往復運動により押圧力
を生じさせているので成形加工は断続的にならざるを得
ないとともに、加工速度を早くすることができず、生産
性の向上を図ることができなかった。
【0005】かかる問題点を解消するためには、図6又
は図7に示すような製造方法が考えられる。
【0006】図6に示す製造方法は、周溝が形成された
ロールを用いる圧延工程と、外面円柱状のロールを用い
る平坦化工程とを繰り返すことにより、所定の寸法の異
形断面条を製造するものである。即ち、図6(a)に示
すように、周溝1aが形成された円柱状のロール1と、
外面が平坦な円柱状のロール2との間に板材Aを挟み込
んで圧延すると、板材Aの側縁部は周溝1aの両縁部1
bとロール2との間で圧延されて異形断面条の薄板部A
1が形成されるとともに、板材Aの中央部は周溝1a内
に湾曲して侵入し異形断面条の厚板部A2が形成され
る。次に、図6(b)に示すように外面が平滑な円柱状
のロール3、4により湾曲した厚板部A2を平坦に成形
する。更に薄板部A1の幅を広げるために、図6(c)
に示すようにロール1の周溝1aよりも溝幅の小さい周
溝5aが形成された円柱状のロール5と、外面が平坦な
円柱状のロール6との間に板材Aを挟み込み、薄板部A
1を圧延するとともに、厚板部A2を周溝5a内に湾曲
させる。次に、図6(d)に示すように外面が平坦なロ
ール7、8間で湾曲した厚板部A2を平坦に形成する。
必要に応じて上記工程を複数回行う。
【0007】なお、図6に示す製造方法では、ロール
1、2及びロール5、6により板材Aを圧延する際、周
溝1a、周溝5a内では板材Aを圧延しない状態とし、
板材Aの板縁付近を圧延することにより、板材Aの変形
を周溝1a、5aの内方向、板縁部の板幅方向に発生さ
せ、長手方向における厚板部A2と薄板部A1との伸び
のバランスをとっている。
【0008】図7に示す製造方法は、外面に周方向に延
びる凸部が形成されたロールと外面が平坦な円柱状のロ
ールを用いて所定寸法の異形断面条を圧延により製造す
るものである。即ち、図7(a)に示すように、円柱状
のロール10の外周面には周方向に延びる2つの凸部1
0aが異形断面条の厚板部A2の幅に相当する間隔だけ
離間して形成され、各凸部10aの側面にはロールの外
側に向かって傾斜する傾斜面10bが形成され、ロール
10と外面が円柱状のロール11との間に板材Aを挟ん
で圧延する。この際、板材Aの板縁付近は傾斜面10b
により板縁方向に押し出されるように圧延されて薄板部
A1が形成される。さらに、図7(b)に示すように、
前記ロール10の凸部10aの幅よりも大きな幅の凸部
12aを有するロール12と円柱状のロール13とを用
いて圧延することにより、凸部12aの傾斜面12bに
より薄板部A1を板縁方向に拡幅していく。必要に応じ
て上記工程を複数回行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6又
は図7に示す異形断面条の製造方法では次のような解決
すべき課題がある。
【0010】すなわち、図6に示す製造方法では、板材
Aはロール1、5の周溝1a,5a内では圧延しないよ
うにしているので、表面荒れが発生する。また、板材A
が周溝1a,5a内に湾曲して侵入する際に、材料の流
れの関係で厚板部A2の薄板部A1との境界部付近の板
厚が他の厚板部A2の板厚より厚くなり、厚板部A2の
板厚分布が不均一になることがある。図7に示す製造方
法においても、凸部10aの間又は凸部12aの間では
圧延されないので、同様な問題がある。
【0011】図7に示す製造方法では、板材Aの圧延を
板縁部付近でのみ行うようにしているので、1回の圧延
による拡幅量を大きくすることができず、大きな拡幅量
を得ようとすると、ロールを多くの段にわたって配置し
なければならず、作業性や生産性が悪くならざるをえな
かった。
【0012】一般的に、平板素材から板幅方向に板厚の
異なる異形断面条を圧延すると、圧延部分は長手方向に
変形するので、加工量の大きな部分(薄板部)と小さな
部分(厚板部)とで長手方向への伸びに差が発生し、圧
延材に波打ち状の変形や捩じれが発生する場合が多い。
上記した図6及び図7に示す製造方法は、ともに薄板部
の成形のため圧延する部分の材料変形を完全に板幅方向
に発生させることが困難であるので、圧延される薄板部
A1及び圧延されない厚板部A2の長手方向の変形量に
差が出ることなる。この変形量の差はロール形状や圧延
量により異なるが、変形量の差が大きくなった場合には
圧延途中の板材に捩じれが生じたり、波状変形したとい
った欠陥が生じやすい。
【0013】また、図7に示す製造方法では、ロール1
0,12の凸部10a,12aの外周面と凸部10a,
12aに形成された傾斜面10b,12bとの境界部に
おいていわゆるエッジドロップが生じ、薄板部A1の他
の部分との間で加工度差が生じ、異形断面条の長手方向
に筋状の模様が生ずることがある。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、板厚分布の均一化、作業性や生産性の向上、板材の
捩じれ変形や波状変形の防止、いわゆるエッジドロップ
の防止を図ることができる異形断面条の製造方法及び製
造装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の異形断面条の製
造方法は、ほぼ円柱状のロール本体を有する一対の圧延
ロールを複数段設け、これらの一対の圧延ロールにより
板材を順次圧延して異形断面条を製造する異形断面条の
製造方法において、前記一対の圧延ロールのうち少なく
とも一方には、前記ロール本体からほぼ全周にわたって
延びて突出する少なくとも1つの凸部が形成され、当該
凸部には前記圧延ロールの回転中心軸をほぼ中心とする
回転円弧面が形成され、前記各段の圧延ロールに形成さ
れた凸部の曲率半径が板材の移動方向下流の段になるに
つれて漸次大きく設定され、前記圧延ロールの凸部と他
方の圧延ロールとの間で異形断面条の薄板部を圧延しつ
つ、前記ロール本体の少なくとも一部により異形断面条
の厚板部を圧延することを特徴とする。
【0016】また、前記複数段の各圧延ロールにより異
形断面条の薄板部を段階的に漸次減少させるようにして
もよい。
【0017】各段の圧延ロールによる薄板部および厚板
部の加工度差を5%以内にすることが好ましい。
【0018】前記複数段の圧延ロールにより板材を連続
的に圧延して異形断面条を製造するようにしてもよい。
【0019】前記複数段の圧延ロールによる圧延加工の
間で板材に焼鈍加工を施すようにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態にか
かる異形断面条の製造方法について添付図面に基づいて
説明する。
【0021】本実施の形態の製造方法は、図1(b)に
示すように、ほぼ円柱状のロール本体21,31,41
を有する一対の圧延ロール20,30,40を3段設
け、これらの一対の圧延ロール20,30,40により
断面四角形(図1(a)参照)の板材Aを順次圧延し、
図1(c)に示すような断面形状の異形断面条Bを製造
するものである。ここで、板材Aとしては、銅、銅合
金、アルミニウム、アルミニウム合金、鉄、ステンレス
等の金属材料、又はこれらを用いた複合材を使用するこ
とができる。
【0022】本製造方法では、一対の圧延ロール20,
30,40のうち少なくとも一方に、ロール本体21,
31.41から全周にわたって延びて突出する2つの凸
部22,32,42が所定間隔離間して形成され、各凸
部22,32,42間の距離は、凸部22間が最も大き
く、凸部32間が中間であり、凸部42間が最も小さく
形成されている。当該凸部22,32,42には圧延ロ
ール20,30,40の回転中心軸をほぼ中心とする回
転円弧面22a,32a,42aが形成され、各段の圧
延ロール20,30,40に形成された凸部22,3
2,42の曲率半径が板材Aの移動方向下流の段になる
につれて漸次大きく設定されている。
【0023】圧延ロール20,30,40の凸部22,
32,42と他方の圧延ロール20,30,40との間
で薄板部A1を圧延しつつ、凸部22,32,42間の
ロール本体21,31,41により厚板部A2を圧延す
る。具体的には、図2〜図4に示すような工程を経て異
形断面条Bが製造される。
【0024】すなわち、図1に示すように圧延ロール2
0を回転駆動し、板材Aを図中左側から圧延ロール20
に向けて供給する。これにより板材Aは、図2に示すよ
うに一対の圧延ロール20間にかみ込まれる。この際、
板材Aは、図中点線で示す形状から両凸部22によりそ
の両板縁付近が圧延されて拡幅され薄板部A1が形成さ
れるとともに、ロール本体21によりその中央部付近も
圧延されて厚板部A2が形成される。
【0025】圧延ロール20から送り出された板材A
は、圧延ロール30に向けて供給され図3に示すように
一対の圧延ロール30間にかみ込まれる。この際、図中
点線で示すように圧延ロール20により形成された形状
から両凸部32によりその両板縁付近が圧延されて拡幅
され薄板部A1が形成されるとともに、ロール本体31
によりその中央部付近も圧延されて厚板部A2が形成さ
れる。
【0026】圧延ロール20から送り出された板材A
は、圧延ロール40に向けて供給され図4に示すように
一対の圧延ロール40間にかみ込まれる。この際、図中
点線で示すように圧延ロール30により形成された形状
から両凸部42によりその両板縁付近が圧延されて拡幅
され薄板部A1が形成されるとともに、ロール本体41
によりその中央部付近も圧延され厚板部A2が形成され
る。
【0027】本製造方法では、このように3段の圧延ロ
ール20,30,40を経ることにより板材Aから異形
断面条Bが製造される。
【0028】次に、かかる実施の一形態の製造方法の作
用について説明する。
【0029】圧延ロール20,30,40の凸部22,
32,42により薄板部A1を圧延すると同時にロール
本体21,31,41により厚板部A2を圧延するよう
に圧延ロール20,30,40の凸部22,32,42
の高さが設定されているので、薄板部A1を圧延して拡
幅する際にも厚板部A2を圧延して厚板部A2に長手方
向への伸び変形を発生させることができ、薄板部A1の
圧延により発生する薄板部A1の長手方向への伸び変形
との釣り合いをとることができる。この結果、薄板部A
1と厚板部A2との長手方向への伸び変形との差を小さ
くすることができ、伸び変形差を原因とする圧延材の波
打ち変形や捩じれ等の発生がなくなり、異形断面条Bを
効率よく製造することができる。
【0030】また、厚板部A2をロール本体21,3
1,41により圧延するようにしているので、厚板部A
2の表面荒れや板厚精度の低下を招くことがなく、表面
品質、厚さ精度の優れた異形断面条Bを製造することが
できる。
【0031】第2段の圧延ロール30及び第3段のの圧
延ロール40による圧延においては、薄板部A1の根本
部A3の板厚が、前段の圧延ロールによって形成された
薄板部A1の根本部A3の板厚よりも小さくなるように
圧延するようにしている。これは、圧延ロール30,4
0による薄板部A1の根本部A3の板厚が、前段の圧延
ロールにより圧延された薄板部A1の根本部A3の板厚
と等しいか又はこれよりも小さい場合には(換言すれ
ば、ほとんど圧延されないか、まったく圧延されない場
合)、圧延ロール30,40による圧延により発生する
長手方向への伸び変形によって前段の圧延ロールにより
成形された薄板部A1の根本部A3の板厚がわずかに減
少する現象が起き、板厚分布や表面状況の悪化を招くお
それがあるからである。
【0032】圧延ロール30,40による圧延において
は、圧延ロール20又は圧延ロール30,40による薄
板部A1の加工度と厚板部A2の加工度との差を5%以
内、特に、厚板部A2の加工度を薄板部A1の加工度よ
りも大きくすることが好ましい。このようにすると、圧
延の際に生ずる波打ち変形や捩じれ変形をより効果的に
防止することができる。
【0033】上記実施の形態の製造方法では、3段の圧
延ロール20,30,40により異形断面条Bを圧延す
る場合について説明したが、圧延ロールの段数は異形断
面条Bの断面形状や1段における加工度を考慮して適宜
の数を採用することができる。
【0034】上記実施の形態の製造方法により製造され
る異形断面条Bの薄板部A1は図1(c)及び図4に示
すように若干曲率が形成されているが、最終段の圧延ロ
ールを円柱状のものとして薄板部A1を平らに成形する
ようにしてもよい。
【0035】上記実施の形態の製造方法では、3段の圧
延ロール20,30,40を設け、板材Aを連続的に圧
延して異形断面条Bを得るようにしているが、各段ごと
又は複数段ごとに中間材である板材Aを巻き取って収容
し、別途設けられた圧延ロールを含む圧延装置に供給す
るようにしてもよい。
【0036】上記実施例の形態の製造方法では各段の圧
延の間に圧延材になんら熱処理を施してはいないが、各
段の圧延の間に圧延材の焼鈍を行い、圧延による加工硬
化を解消して、後段の圧延の容易化を図るようにしても
よい。
【0037】上記実施例の形態の製造方法では、圧延ロ
ール20,30,40に設けた凸部22,32,42の
片方の側にのみ回転円弧面22a,32a,42aを形
成しているが、回転円弧面を凸部22,32,42の両
方に設けるようにしてもよい。
【0038】上記実施の形態の製造方法では、圧延によ
り板材Aの板縁部に薄板部A1を中央部に厚板部を形成
することで異形断面条Bを製造するようにしているが、
図5に示すように、板材Aの中央部に薄板部A1を形成
し、板縁部に厚板部A2を形成するようにしてもよい。
この場合にも、図5に示すように、一対の圧延ロール5
0の一方のロール本体51に形成された凸部52にはロ
ール本体51の回転軸を回転中心とする回転円弧面52
aが形成され、前段の圧延ロール50により圧延された
薄板部A1及び厚板部A2(その形状は図中点線で示
す。)を更に圧延するようにする点は上記実施の形態の
製造方法と同様である。
【0039】本発明の実施の形態の製造方法は、各種の
態様の製造装置により実施することができるが、本発明
の理解を容易ならしめるために以下に製造装置の一形態
について説明する。
【0040】本製造装置は、図1(b)に示すように、
ほぼ円柱状のロール本体21,31,41を有する一対
の圧延ロール20,30,40が3段直列に設けられ、
これらの一対の圧延ロール20,30,40により断面
四角形(図1(a)参照)の板材Aを順次圧延して、図
1(c)に示すような断面形状の異形断面条Bを製造す
るものである。
【0041】一対の圧延ロール20,30,40のうち
少なくとも一方には、ロール本体21,31,41から
全周にわたって延びて突出する2つの凸部22,32,
42が所定間隔離間して形成されている。各凸部22,
32,42間の距離は、凸部22間が最も大きく、凸部
32間が中間であり、凸部42間が最も小さく形成され
ている。当該凸部22,32,42には圧延ロール2
0,30,40の回転中心軸をほぼ中心とする回転円弧
面22a,32a,42aが形成されている。各段の圧
延ロール20,30,40に形成された凸部22,3
2,42の曲率半径が板材Aの移動方向下流の段になる
につれて漸次大きく設定されている。
【0042】圧延ロール20,30,40の凸部22,
32,42と他方の圧延ロール20,30,40との間
で異形断面条Bの薄板部B1を圧延しつつ、凸部22,
32,42間のロール本体21,31,41により異形
断面条Bの厚板部B2を圧延する。このように3段の圧
延ロール20,30,40を経ることにより板材Aから
異形断面条Bが製造される。
【0043】次に、かかる実施の一形態の製造装置の作
用について説明する。
【0044】本製造装置では、圧延ロール20,30,
40の凸部22,32,42により薄板部A1を圧延す
ると同時にロール本体21,31,41により厚板部A
2を圧延するように圧延ロール20,30,40の凸部
22,32,42の高さが設定されているので、薄板部
A1を圧延して拡幅する際に厚板部A2を圧延して厚板
部A2に長手方向への伸び変形を発生させることがで
き、薄板部A1の圧延により発生する薄板部A1の長手
方向への伸び変形との釣り合いをとることができる。こ
の結果、薄板部A1と厚板部A2との長手方向への伸び
変形との差を小さくすることができ、伸び変形差を原因
とする圧延材の波打ち変形や捩じれ等の発生を無くすこ
とができ、異形断面条Bを効率よく製造することができ
る。 また、厚板部A2をロール本体21,31,41
により圧延するように圧延ロール20,30,40の形
状及び配置を設定しているので、厚板部A2の表面荒れ
や板厚精度の低下を招くことがなく、表面品質、厚さ精
度の優れた異形断面条Bを製造することができる。
【0045】また、圧延ロール30,40による薄板部
A1の根本部A3の板厚が、前段の圧延ロールにより圧
延された薄板部A1の根本部A3の板厚と等しいか又は
これよりも小さい場合には(換言すれば、ほとんど圧延
されないか、まったく圧延されない場合)、圧延ロール
30,40による圧延により発生する長手方向への伸び
変形によって前段の圧延ロールにより成形された薄板部
A1の根本部A3の板厚がわずかに減少する現象が起
き、板厚分布や表面状況の悪化を招くおそれがあるが、
本製造装置では、第2段の圧延ロール30及び第3段の
圧延ロール40においては、薄板部A1の根本部A3の
板厚が、前段の圧延ロールによって形成された薄板部A
1の根本部A3の板厚よりも小さく圧延されるように圧
延ロール30,40の形状を設定しているので、このよ
うな板厚分布や表面状況の悪化を招くことがない。
【0046】圧延ロール30,40による圧延において
は、圧延ロール20又は圧延ロール30,40による薄
板部A1の加工度と厚板部A2の加工度との差を5%以
内、特に、厚板部A2の加工度を薄板部A1の加工度よ
りも大きくするように圧延ロール30,40の形状が設
定されているので、圧延の際に生ずる波打ち変形や捩じ
れ変形をより効果的に防止することができる。
【0047】本製造装置は、3段の圧延ロール20,3
0,40により異形断面条Bを圧延するものについて説
明したが、圧延ロールの段数は異形断面条Bの断面形状
や加工度を考慮して適宜のものを採用することができ
る。本製造装置により製造される異形断面条Bの薄板部
A1は図4に示すように若干曲率が形成されているが、
最終段の圧延ロールを円柱状のものとして薄板部及び厚
板部を平らに成形するようにしてもよい。
【0048】本製造装置では、各段の圧延ロール20,
30,40を連続して設けないで、圧延ロールを含む圧
延装置を各段ごと又は複数段ごとに設け、各圧延装置ご
とに中間材である板材Aを巻き取って収容し、後段の圧
延装置に供給するようにしてもよい。
【0049】各段の圧延の間に加熱ヒータや加熱炉から
なる焼鈍装置を設けて圧延材の焼鈍を行ってもよい。こ
れにより、圧延による加工硬化を解消して、後段の圧延
の容易化を図ることができる。
【0050】圧延ロール20,30,40に設けた凸部
22,32,42の片方の側に回転円弧面22a,32
a,42aを形成しているが、回転円弧面を凸部22,
32,42の両側に設けるようにしてもよい。
【0051】上記実施の形態の製造装置では、板材Aの
板縁部に薄板部A1を中央部に厚板部を形成することで
異形断面条Bを製造するようにしているが、図5に示す
ように、一対の圧延ロール50のロール本体51に形成
された凸部52にロール本体51の回転軸を回転中心と
する回転円弧面52aを形成し、前段の圧延ロール50
により圧延された薄板部A1及び厚板部A2(その形状
は図中点線で示す)を更に圧延するような圧延ロールの
形状を設定し、これにより板材Aの中央部に薄板部A1
を形成し、板縁部に厚板部A2を形成するようにしても
よい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の異形断面条
の製造方法では、板厚分布を均一化を図ることができ、
作業性や生産性を向上させることができ、板材の捩じれ
変形や波状変形を防止することができ、いわゆるエッジ
ドロップの防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の異形断面条の製造方法
に使用される製造装置の平面図である。
【図2】本発明の実施の一形態の異形断面条の製造方法
の一工程を示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態の異形断面条の製造方法
の一工程を示す図である。
【図4】本発明の実施の一形態の異形断面条の製造方法
の一工程を示す図である。
【図5】本発明の実施の他の形態の異形断面条の製造方
法を示す図である。
【図6】本発明の技術的意義を明らかにするために比較
すべき異形断面条の製造方法を示す図である。
【図7】本発明の技術的意義を明らかにするために比較
すべき異形断面条の製造方法を示す図である。
【符号の説明】
20,30,40,50 圧延ロール 21,31,41,51 ロール本体 22,32,42,52 凸部 22a,32a,42a,52a 回転円弧面 A 板材 A1 薄板部 A2 厚板部 B 異形断面条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萩原 登 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円柱状のロール本体を有する一対の
    圧延ロールを複数段設け、これらの一対の圧延ロールに
    より板材を順次圧延して異形断面条を製造する異形断面
    条の製造方法において、前記一対の圧延ロールのうち少
    なくとも一方には、前記ロール本体からほぼ全周にわた
    って延びて突出する少なくとも1つの凸部が形成され、
    当該凸部には前記圧延ロールの回転中心軸をほぼ中心と
    する回転円弧面が形成され、前記各段の圧延ロールに形
    成された凸部の曲率半径が板材の移動方向下流の段にな
    るにつれて漸次大きく設定され、前記圧延ロールの凸部
    と他方の圧延ロールとの間で異形断面条の薄板部を圧延
    しつつ、前記ロール本体の少なくとも一部により異形断
    面条の厚板部を圧延することを特徴とする異形断面条の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数段の各圧延ロールにより異形断
    面条の薄板部を段階的に漸次減少させる請求項1記載の
    異形断面条の製造方法。
  3. 【請求項3】 各段の圧延ロールによる薄板部および厚
    板部の加工度差を5%以内とした請求項1又は2記載の
    異形断面条の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記複数段の圧延ロールにより板材を連
    続的に圧延して異形断面条を製造する請求項1〜3のい
    ずれかに記載の異形断面条の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記複数段の圧延ロールによる圧延加工
    の間で板材に焼鈍加工を施す請求項1〜4のいずれかに
    記載の異形断面条の製造方法。
JP9153663A 1997-06-11 1997-06-11 異形断面条の製造方法 Pending JPH11740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9153663A JPH11740A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 異形断面条の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9153663A JPH11740A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 異形断面条の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11740A true JPH11740A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15567470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9153663A Pending JPH11740A (ja) 1997-06-11 1997-06-11 異形断面条の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11740A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100826397B1 (ko) 2006-11-20 2008-05-02 김충열 이형 스트립의 제조방법
EP2025420A1 (de) * 2007-08-16 2009-02-18 HILTI Aktiengesellschaft Verfahren zur Dickenreduktion von einstückigem Walzgut

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100826397B1 (ko) 2006-11-20 2008-05-02 김충열 이형 스트립의 제조방법
EP2025420A1 (de) * 2007-08-16 2009-02-18 HILTI Aktiengesellschaft Verfahren zur Dickenreduktion von einstückigem Walzgut

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH066970B2 (ja) 無端金属ベルト
JP2001205346A (ja) 金属製素材の屈曲変形部の加工法とこれに用いられる塑性加工用金属製素材
JP3724135B2 (ja) 異形断面条の製造方法
JPH11740A (ja) 異形断面条の製造方法
JP2926170B2 (ja) アングル材の製造方法
JP2976834B2 (ja) 圧延チャンネルの製造方法
JPH06154803A (ja) アングル材の製造方法
JP2836361B2 (ja) 異形断面条の製造方法
JPH07284802A (ja) 異形条の製造方法および製造装置
KR20050032451A (ko) 이형스트립의 제조방법 및 장치
JPS62114704A (ja) 溝形鋼の製造方法
JPS5886933A (ja) テンシヨンレベラ
JP2906967B2 (ja) 圧延チャンネルの製造方法
JPH01299701A (ja) 異形断面条の製造方法
JPH10166097A (ja) 異形断面条の製造方法
JPH067876A (ja) 異形横断面形状を有する帯・板材の製造方法
JPH071066A (ja) 異形断面材の製造方法および製造装置
JP2640125B2 (ja) 溝形鋼の製造方法
JPS62118902A (ja) 溝形鋼の製造方法
JP2003205317A (ja) 成形ロール及び成形方法
JPS58303A (ja) 金属細線の製造方法
JPH10202317A (ja) 仕上展開加工方法
JPS61137602A (ja) 山形鋼の製造方法
JPH06154933A (ja) アングル材の製造方法
JP2025130342A (ja) 金属部材の製造方法