JPH1174130A - 電磁機器 - Google Patents

電磁機器

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JPH1174130A
JPH1174130A JP9230877A JP23087797A JPH1174130A JP H1174130 A JPH1174130 A JP H1174130A JP 9230877 A JP9230877 A JP 9230877A JP 23087797 A JP23087797 A JP 23087797A JP H1174130 A JPH1174130 A JP H1174130A
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JP
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iron core
welding
center leg
width direction
plates
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JP9230877A
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Inventor
Kenichi Kobari
憲一 小針
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、鉄心内部での渦電流損失が少なく電
力効率を向上できる電磁機器を得ることにある。 【解決手段】2以上の鉄心で形成される鉄心構造体と、
この構造体が有する中央脚に嵌合される1以上のコイル
とを具備する。鉄心は複数枚の薄い鉄心板を積層してそ
の積層状態を溶接で保持する。中央脚鉄心17において
前記積層の方向に隣接した鉄心板17a〜17i相互の
幅方向一端を溶接することなく幅方向他端のみを溶接し
て、中央脚に対する溶接跡19a〜19iを積層方向に
不連続に配置して鉄心板17a〜17iの積層状態を保
持する。それにより、コイルの通電に伴って溶接跡19
a〜19iを通路として中央脚鉄心17全体にわたって
流れる渦電流を抑制したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば蛍光灯照明
器具に備えられるトランスやチョークコイルのような放
電灯安定器等の電磁機器に係り、特に、複数枚の鉄心板
を積層しその積層状態を溶接により保持してなる鉄心を
備えた電磁機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の放電灯安定器が備える鉄心構造体
の一例が図7および図8に示されている。これらの図中
1で示す鉄心構造体は、平面形状が長四角枠状の側脚鉄
心2と、平面形状がI字形状の中央脚鉄心3とからな
る。この構造体1の中央脚をなす中央脚鉄心3は、側脚
鉄心2の幅方向中央部に配置されてこの側脚鉄心2と組
合わされている。図7中二点鎖線で示されるように中央
脚鉄心3には、第1のコイル4が巻き付けられたコイル
ボビン5が嵌合されるようになっているとともに、第2
のコイル6が巻き付けられたコイルボビン7が嵌合され
るようになっている。
【0003】図8に示されるように側脚鉄心2は、同じ
大きさに打ち抜かれた複数枚の薄い鉄心板2aを積層す
るとともに、この積層状態を溶接によって保持してな
る。同様に、中央脚鉄心3も、同じ大きさに打ち抜かれ
た複数枚の薄い鉄心板3aを積層するとともに、この積
層状態を溶接によって保持してなる。従来において前記
溶接は、側脚鉄心2の幅方向両端面に鉄心板2aの積層
方向に連続して夫々施されるとともに、中央脚鉄心3の
幅方向両端面に鉄心板3aの積層方向に連続して夫々施
されており、図7〜図9に示す符号8a、8bは側脚鉄
心2に対する溶接跡、9a、9bは中央脚鉄心3に対す
る溶接跡を示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、溶接跡8
a、8b、9a、9bでは、積層方向に隣接している鉄
心板の金属組織が融合するため、これら溶接部以外の単
に積層されている部分に比較して電気抵抗が小さく電流
が通り易くなる。そのため、前記のように鉄心2、3の
幅方向両側面に夫々積層方向に連続する溶接跡8a、8
b又は9a、9bが厚み方向全体にわたって存在する構
造にあっては、次のような問題がある。
【0005】つまり、放電灯安定器の使用時には両鉄心
2、3に交流の磁束が通過するので、それに伴い、磁束
変化を妨げる方向の磁束を発生させるような渦電流が、
個々の鉄心板の内部にはもとより、前記溶接跡8a、8
b又は9a、9bを通路として鉄心2、3内に流れる。
この場合、鉄心構造体1を収容する図示しない金属製ケ
ースを通して渦電流が外部に逃げ易く、かつ、中央脚鉄
心3との間にエアーギャップが設けられる側脚鉄心2に
比較して、特に、中央脚鉄心3にはコイル電流が鎖交す
るので大きな渦電流が流れる。
【0006】中央脚鉄心3に対する磁束の通過方向が図
9を描いた紙面の裏面から表面に向けて通過する(シン
ボルマークFで示す)場合における中央脚鉄心3に流れ
る渦電流を、図9中符号矢印D、Eで示す。なお、各鉄
心板3aの内部を個々に流れる渦電流については図示を
省略する。実線矢印Dは、溶接跡9a、9bと積層方向
両端に配置された上下両端の鉄心板3aとを通路として
中央脚鉄心3全体にわたって流れる電流値が大きな渦電
流を示し、点線矢印Eは、積層方向に隣接する上下2枚
の鉄心板3aと、これらに対応する溶接跡9a、9bの
対応部分とを通路として中央脚鉄心3に部分的に流れる
電流値が小さな渦電流である。
【0007】こうして溶接跡9a、9b等を通路として
鉄心2、3の内部に渦電流が流れると、鉄心2、3が発
熱して電力が消費される。そのため、前記のような構成
の鉄心構造体1を用いたチョークコイルやトランス等に
あっては、渦電流を原因とする損失が大きく、電力効率
が悪いという問題がある。
【0008】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、鉄心内部での渦電流損失が少なく電力効率
を向上できる電磁機器を得ることにある。
【0009】更に、本発明が解決しようとする第2の課
題は、前記第1の課題を解決するにあたり、各鉄心板の
積層状態を確実に保持できる電磁機器を得ることにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数枚の鉄心
板を積層するとともに積層状態を溶接によって保持して
なる2以上の鉄心で形成される鉄心構造体と、この構造
体が有する中央脚に嵌合するコイルボビンに巻き付けら
れて前記鉄心構造体に組合わされる1以上のコイルとを
具備する電磁機器を前提とする。
【0011】そして、前記第1の課題を解決するため
に、請求項1の発明は、前記鉄心構造体の少なくとも前
記中央脚において前記積層の方向に隣接した前記鉄心板
相互の幅方向一端を溶接することなく幅方向他端のみを
溶接して、前記中央脚をなす鉄心板の積層状態を保持し
たものである。
【0012】この請求項1の発明においては、中央脚を
なして積層された各鉄心板の内の中央脚任意厚み位置に
おいて積層方向に隣接する2枚の鉄心板相互の各々につ
いての積層状態の保持が、その幅方向一端のみの溶接に
より行われていて、幅方向他端では溶接による保持は行
われていない。そのため、電気抵抗が小さい溶接跡が、
中央脚の幅方向両端において夫々積層方向に連続して設
けられることがなく、前記幅方向両端に対して夫々不連
続に設けられるか、もしくは中央脚の幅方向一端には電
気抵抗が小さい溶接跡が積層方向に連続して設けられる
が、このような溶接跡は幅方向他端には存在しない。こ
のように中央脚の幅方向の少なくとも一端には溶接跡が
連続して設けられることがないから、中央脚全体にわた
って流れようとする渦電流が通り易い通路が溶接跡によ
って形成されることがない。
【0013】又、前記第2の課題を解決するために、請
求項1に従属する請求項2の発明は、前記中央脚に対す
る溶接を前記積層方向に沿って前記幅方向両端に交互に
位置するように施し、前記幅方向両端に夫々設けられた
各溶接跡を前記積層方向に不連続としたものである。
【0014】この請求項2の発明は請求項1の発明に従
属するので、前記第1の発明の作用に加えて、溶接跡が
中央脚の幅方向両端に夫々積層方向に不連続に設けられ
て、中央脚の幅方向両端において各鉄心板の積層状態を
保持しているので、その保持が確実であり、中央脚の取
扱いにおいて各鉄心板が溶接跡を支点として捲れるよう
な不都合がない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。
【0016】第1の実施の形態に係る電磁機器は放電灯
安定器であって、これは、図1および図2に示されるよ
うに鉄心構造体11と、これにコイルボビン12、13
を介して組合わされた一次コイル14および二次コイル
15とを具備している。
【0017】図1および図3等に示されるように鉄心構
造体11は、側脚鉄心16と、鉄心構造体11の中央脚
をなす中央脚鉄心17とから形成されている。図3およ
び図4等に示されるように側脚鉄心16は、平面形状が
長四角枠状をなして同じ大きさに打ち抜かれた薄板鋼板
からなる複数枚の鉄心板16a〜16fを積層して、そ
の外周面において積層方向に隣接した鉄心板相互をレー
ザー溶接等によって溶接止めすることにより、積層状態
を保持して組立てられている。
【0018】この溶接は、図4(A)中四角印で示され
る溶接跡つまり側脚鉄心16の短い枠部16Aの中央位
置、図4(A)中三角印および丸印で示される溶接跡つ
まり長い枠部16Bの両端部において施されている。前
記丸印の溶接跡では、図4(B)に示されるように図中
上から1、2枚目の互いに隣接した鉄心板16a、16
bと、上から4、5枚目の互いに隣接した鉄心板16
d、16eと、上から7、8枚目の互いに隣接した鉄心
板16g、16hとが夫々溶接されている。これらの溶
接跡を符号18a〜18cで示す。これらの溶接跡18
a〜18cは鉄心板16a〜16jの積層方向に不連続
に設けられている。
【0019】同様に、前記三角印の溶接跡では、図4
(B)に示されるように図中上から2、3枚目の互いに
隣接した鉄心板16b、16cと、上から5、6枚目の
互いに隣接した鉄心板16e、16fと、上から8、9
枚目の互いに隣接した鉄心板16h、16iとが夫々溶
接されている。これらの溶接跡を符号18d〜18fで
示す。これらの溶接跡18d〜18fも鉄心板16a〜
16jの積層方向に不連続に設けられている。したがっ
て、側脚鉄心16の幅方向に対応する前記三角印と丸印
の位置での溶接跡18a〜18cと18d〜18fと
は、前記積層方向に互いに位置ずれしている。
【0020】同様に、前記四角印の溶接跡では、図4
(C)に示されるように図中上から3、4枚目の互いに
隣接した鉄心板16c、16dと、上から6、7枚目の
互いに隣接した鉄心板16f、16gと、上から9、1
0枚目の互いに隣接した鉄心板16i、16jとが夫々
溶接されている。これらの溶接跡を符号18g〜18i
で示す。これらの溶接跡18g〜18iも鉄心板16a
〜16jの積層方向に不連続に設けられているととも
に、これらは前記溶接跡18a〜18fに対しても、前
記積層方向に互いに位置ずれしている。
【0021】図3および図5等に示されるように中央脚
鉄心17は、平面形状がI字形状をなして同じ大きさに
打ち抜かれた薄板鋼板からなる複数枚の鉄心板17a〜
17fを積層して、その幅方向両端面において積層方向
に隣接した鉄心板相互をレーザー溶接等によって溶接止
めすることにより、積層状態を保持して組立てられてい
る。この溶接は、図5(A)中三角印および丸印で示さ
れる溶接跡つまり長手方向両端部において施されてい
る。
【0022】前記丸印の溶接跡では、図5(B)に示さ
れるように図中上から1、2枚目の互いに隣接した鉄心
板17a、17bと、上から3、4枚目の互いに隣接し
た鉄心板17c、17dと、上から5、6枚目の互いに
隣接した鉄心板17e、17fと、上から7、8枚目の
互いに隣接した鉄心板17g、17hと、上から9、1
0枚目の互いに隣接した鉄心板17i、17jとが夫々
溶接されている。これらの溶接跡を符号19a〜19e
で示す。これらの溶接跡18a〜18cは鉄心板17a
〜17jの積層方向に不連続に設けられている。同様
に、前記三角印の溶接跡では、図5(B)に示されるよ
うに図中上から2、3枚目の互いに隣接した鉄心板17
b、17cと、上から4、5枚目の互いに隣接した鉄心
板17d、17eと、上から6、7枚目の互いに隣接し
た鉄心板17f、17gと、上から8、9枚目の互いに
隣接した鉄心板17h、17iとが夫々溶接されてい
る。これらの溶接跡を符号19f〜19iで示す。これ
らの溶接跡19f〜19iは鉄心板17a〜17jの積
層方向に不連続に設けられている。したがって、中央脚
鉄心17の幅方向に対応する溶接跡19a〜19fと1
9g〜19iとは、前記積層方向にも互いに位置ずれし
ている。なお、図3および図5中20はランプ電流の波
形を調整するために設けられた安定器特性調整用の孔で
ある。
【0023】前記構成の中央脚鉄心17にはコイルボビ
ン12、13が嵌合されている。これらのボビン12、
13は一体成形されたものであるが、別成形されたもの
を用いても良い。一方のコイルボビン12には一次コイ
ル14が巻き付けられ、他方のコイルボビン13には二
次コイル15が巻き付けられている。これらのコイル1
4、15がコイルボビン12、13を介して取付けられ
た中央脚鉄心17は、側脚鉄心16の内側に組み付けら
れる。この組み付けは、側脚鉄心16の短い枠部16A
の内面中央部に形成した凹部16Cに中央脚鉄心17の
長手方向両端部を夫々圧入することによって実現され、
このような手順で形成された放電灯安定器全体の構造は
図2に示されている。なお、図1および図2中21はコ
イルボビン12、13に夫々取付けられた端子金具であ
り、これらにはコイル14又は15の端末および図示し
ないリード線等が接続されるようになっている。
【0024】前記構成の放電灯安定器が備える鉄心構造
体11をなす側脚鉄心16および中央脚鉄心17は、コ
イル電流が鎖交する中央脚鉄心17で代表して説明する
ように、積層された複数枚の鉄心板17a〜17iの内
の任意厚み位置において積層方向に隣接する2枚の鉄心
板相互の各々についての積層状態の保持が、その幅方向
一端のみの溶接により行われていて、幅方向他端では溶
接による保持は行われていない。
【0025】そのため、図6の断面図(なお、中央脚鉄
心17に対する磁束の通過方向が図6を描いた紙面の裏
面から表面に向けて通過する(シンボルマークFで示
す)場合を示す。)に示されるように中央脚鉄心17の
幅方向一端面に施された溶接の跡19a〜19eが、鉄
心板17a〜17iの積層方向に連続することなく不連
続に設けられているとともに、同様に、中央脚鉄心19
の幅方向他端面に施された溶接の跡19f〜19iも、
鉄心板17a〜17iの積層方向に連続することなく不
連続に設けられている。
【0026】電気抵抗が他の部分より小さくなる中央脚
鉄心17の幅方向両端の溶接跡19a〜19eおよび溶
接跡19f〜19iが、前記のように鉄心板17a〜1
7jの積層方向に連続していないから、積層方向に隣接
した鉄心板間の電気抵抗は、溶接跡19a〜19j以外
の部分の方が高く、その電気抵抗により、中央脚鉄心1
7に交流の磁束が通過する使用時において、その磁束変
化を妨げる方向の磁束を発生させるような電流値が大き
な渦電流が中央脚鉄心17内を流れにくくできる。した
がって、中央脚鉄心19内部での渦電流損失を少なくで
きるとともに、それに伴い電力効率を向上できるもので
ある。
【0027】しかも、図6に示されるように中央脚鉄心
17に対する溶接は、前記積層方向に沿って中央脚鉄心
17の幅方向両端に交互に位置するように施されてい
る。言い換えれば、中央脚鉄心17の幅方向に対応する
溶接跡19a〜19fと19g〜19iとは、前記積層
方向に互いに位置ずれしている構成であるから、積層方
向に隣接する上下2枚の鉄心板間にわたって流れる渦電
流に対しても、それらに対応する溶接跡が電流通路とし
て利用されることがない。そのため、中央脚鉄心17に
部分的に流れる電流値が小さな渦電流も流れにくくで
き、この点においても中央脚鉄心19内部での渦電流損
失を少なくできる。したがって、それに伴い電力効率を
向上できるとともに、発熱による温度上昇を抑制するこ
ともできる。なお、各鉄心板17a〜17iの内部には
個々に渦電流(その経路は図示しない。)が流れること
はもちろんである。
【0028】更に、図6に示されるように中央脚鉄心1
7の幅方向両端に夫々不連続に設けられた溶接跡19a
〜19fと19g〜19iとが、中央脚鉄心17の幅方
向両端において鉄心板17a〜17iの積層状態を保持
しているので、中央脚鉄心17の取扱いにおいて鉄心板
17a〜17iが溶接跡19a〜19f又は19g〜1
9iを支点として捲れるような不都合がなく、取扱いを
容易にできる。
【0029】なお、以上の作用効果は中央脚鉄心17に
ついて代表して説明したが、この中央脚鉄心17と同様
な溶接跡18a〜18iを有した側脚鉄心16において
同様な作用効果を得ることができる。
【0030】なお、本発明は前記第1の実施の形態に制
約されるものではなく、例えば、本発明において中央脚
鉄心の積層方向に隣接する各鉄心板をその幅方向一端の
みで溶接して積層状態を保持する場合には、その溶接跡
は積層方向に連続して設けてもよいが、この場合、幅方
向他端には溶接がされないので、この幅方向他端側での
各鉄心板間での電気抵抗により中央脚鉄心全体にわたる
渦電流を流れにくくして、本発明の第1の課題を解決す
ることができる。
【0031】又、本発明は、一対のL形の側脚鉄心と、
これら鉄心間に配置されて中央脚をなすT形の中央脚鉄
心とを組合わせてなるL−T−L形の鉄心構造体を備え
る放電灯安定器等の電磁機器、又は、中央脚を有するE
形鉄心と、I形鉄心とを組合わせてなるE−I形の鉄心
構造体を備える放電灯安定器等の電磁機器、或いは、中
央脚を有する一対のE形鉄心を組み合わせてなるE−E
形の鉄心構造体を備える放電灯安定器等の電磁機器等に
も適用できる。しかも、これらおよび第1の実施に形態
に係る電磁機器の実施において、本発明を少なくとも中
央脚に対してのみ適用しても所期の課題を解決できる。
【0032】更に、本発明は、一つのコイルを有してチ
ョークコイルとして用いられる電磁機器にも適用でき
る。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】請求項1に記載の発明によれば、中央脚を
なす鉄心板を積層状態に保持する溶接の跡が、中央脚全
体にわたって流れる渦電流が通り易い通路を形成するこ
とがなく、中央脚内を渦電流が流れにくくできるので、
鉄心内部での渦電流損失を少なくできるとともに、それ
に伴い電力効率を向上できる。
【0035】請求項1に従属する請求項2に記載の発明
によれば、請求項1の発明の効果に加えて、中央脚の取
扱いにおいてその鉄心板が溶接跡を支点として捲れるよ
うなことがなく、各鉄心板の積層状態を確実に保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る放電灯安定器
の構成を分解して示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係る放電灯安定器の構成を
示す断面図。
【図3】第1の実施の形態に係る放電灯安定器の鉄心構
造体の構成を分解して示す斜視図。
【図4】(A)は図3に示された鉄心構造体の側脚鉄心
の構成を示す平面図。(B)は図3に示された鉄心構造
体の側脚鉄心の構成を示す正面図。(C)は図3に示さ
れた鉄心構造体の側脚鉄心の構成を示す側面図。
【図5】(A)は図3に示された鉄心構造体の中央脚鉄
心の構成を示す平面図。(B)は図3に示された鉄心構
造体の中央脚鉄心の構成を示す正面図。(C)は図3に
示された鉄心構造体の中央脚鉄心の構成を示す側面図。
【図6】図5に示された中央脚鉄心の積層方向について
の溶接跡の配置を示す断面図。
【図7】従来例に係る放電灯安定器が備える鉄心構造体
の構成を示す平面図。
【図8】従来例に係る放電灯安定器が備える鉄心構造体
の構成を分解して示す斜視図。
【図9】従来例に係る放電灯安定器が備える鉄心構造体
が有する中央脚鉄心の積層方向についての溶接跡の配置
を示す断面図。
【符号の説明】
11…鉄心構造体、 12、13…コイルボビン、 14、15…コイル、 16…側脚鉄心、 16a〜16i…側脚鉄心の鉄心板、 17…中央脚鉄心(中央脚)、 17a〜17i…中央脚鉄心の鉄心板、 18a〜18i…側脚鉄心の溶接跡、 19a〜19i…中央脚鉄心の溶接跡。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の鉄心板を積層するとともに積層状
    態を溶接によって保持してなる2以上の鉄心で形成され
    る鉄心構造体と、この構造体が有する中央脚に嵌合する
    コイルボビンに巻き付けられて前記鉄心構造体に組合わ
    される1以上のコイルとを具備する電磁機器であって、 前記鉄心構造体の少なくとも前記中央脚において前記積
    層の方向に隣接した前記鉄心板相互の幅方向一端を溶接
    することなく幅方向他端のみを溶接して、前記中央脚を
    なす鉄心板の積層状態を保持したことを特徴とする電磁
    機器。
  2. 【請求項2】前記中央脚に対する溶接を前記積層方向に
    沿って前記幅方向両端に交互に位置するように施し、前
    記幅方向両端に夫々設けられた各溶接跡を前記積層方向
    に不連続としたことを特徴とする請求項1に記載の電磁
    機器。
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