JPH1174983A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JPH1174983A
JPH1174983A JP10121752A JP12175298A JPH1174983A JP H1174983 A JPH1174983 A JP H1174983A JP 10121752 A JP10121752 A JP 10121752A JP 12175298 A JP12175298 A JP 12175298A JP H1174983 A JPH1174983 A JP H1174983A
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JP
Japan
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data signal
signal speed
communication
data
speed
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Application number
JP10121752A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ichinoto
康夫 市野渡
Koji Eguchi
浩司 江口
Etsuro Yamazaki
悦郎 山崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 前回速度記憶部15には、宛先毎に前回
のデータ信号速度が記憶されている。通信開始の際は、
この前回のデータ信号速度より1ランク速いデータ信号
速度を初期値として速度選択を行う。 【効果】 通信相手毎に最適値に近いデータ信号速度を
初期値とするので、フォールバックシーケンスの回数が
少ない。また、通信回線の伝送品質が改善された場合、
自動的にデータ信号速度をアップする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線の伝送品
質に応じて、データ信号速度を段階的に増減し選択する
能力を持つデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数のデータ信号速度の指定が
可能なモデムを備えたファクシミリ装置は、データの送
受信開始前に通信回線の伝送品質を調べ、最適な伝送レ
ート(以下データ信号速度と呼ぶ)を選択する。このよ
うなデータ信号速度の選択は、ITU−T勧告T.30
で定められた、TCF(トレーニングチェック)信号に
よる、送受信機のモデムのトレーニングでの確認と、送
信機側のデータ信号速度の切り下げ制御によって行われ
る。こうした一連のデータ信号速度の切り下げ動作をフ
ォールバックシーケンスと呼んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
の技術には次のような解決すべき課題があった。データ
信号速度の選択は、予め送信側の装置の能力と受信側の
装置の能力とを比較して行われる。また、こうして決定
したデータ信号速度で試験的に通信を行い、その結果、
その速度が不適切と判断されると、フォールバックシー
ケンスを行う。しかしながら、このフォールバックシー
ケンスには、ITU−T勧告T.30で定められた、T
CF信号、FTT信号、DCS信号等の送受信手続きを
必要とする。従って、例えばファクシミリ装置の場合、
1回のフォールバックシーケンスに少なくとも4秒以上
の手順時間が必要となる。このため、例えば送受信機の
能力が高くても、通信回線の品質が悪い場合には、高い
データ信号速度から1段階ずつ速度を下げていくと、フ
ォールバックシーケンスによる多くの手順時間を費やす
ことになる。
【0004】一方、こうしたフォールバックシーケンス
の多発を避けるために、予め宛先毎にその回線で利用可
能なデータ信号速度をユーザーがマニュアルで設定する
方法がある。しかしながら、こうした方法は、ユーザー
が最適データ信号速度を設定しなければならない煩雑さ
を伴う。しかも、一度設定してしまうと、通信回線の品
質が改善された場合であっても、低いデータ信号速度で
データ伝送を続けてしまうという問題もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉予め設定したデータ信号速度の初期値を、通
信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、今回の
通信を行うためのデータ信号速度を決定するデータ信号
速度決定部と、前回の通信の際に決定したデータ信号速
度を記憶する前回速度記憶部とを備え、上記データ信号
速度決定部は、この前回速度記憶部に記憶された前回の
データ信号速度を参照して、この前回のデータ信号速度
に近いデータ信号速度を初期値に設定して、今回の通信
を行うためのデータ信号速度を決定することを特徴とす
るデータ通信装置。
【0006】〈構成2〉構成1に記載のデータ通信装置
において、データ信号速度決定部は、前回速度記憶部に
記憶された前回のデータ信号速度より1段階速いデータ
信号速度を初期値に設定して、今回の通信を行うための
データ信号速度を決定することを特徴とするデータ通信
装置。
【0007】〈構成3〉構成1に記載のデータ通信装置
において、データ信号速度決定部は、前回速度記憶部に
記憶された前回のデータ信号速度を初期値に設定して、
今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定すること
を特徴とするデータ通信装置。
【0008】〈構成4〉構成1から3のうちのいずれか
1項に記載のデータ通信装置において、前回速度記憶部
は、送信先毎に別々に、前回の通信の際に決定したデー
タ信号速度を記憶することを特徴とするデータ通信装
置。
【0009】〈構成5〉予め設定したデータ信号速度の
初期値を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替
えて、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定す
るデータ信号速度決定部と、過去の通信の際に決定した
データ信号速度を記憶するデータ信号速度履歴記憶部と
を備え、上記データ信号速度決定部は、このデータ信号
速度履歴記憶部に記憶された内容を検索して、最も高い
頻度で決定されたデータ信号速度に近いデータ信号速度
を初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信
号速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
【0010】〈構成6〉構成5に記載のデータ通信装置
において、上記データ信号速度決定部は、このデータ信
号速度履歴記憶部に記憶された内容を検索して、最も高
い頻度で決定されたデータ信号速度より1段階速いデー
タ信号速度を初期値に設定して、今回の通信を行うため
のデータ信号速度を決定することを特徴とするデータ通
信装置。
【0011】〈構成7〉予め設定したデータ信号速度の
初期値を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替
えて、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定す
るデータ信号速度決定部と、過去の通信の際に決定した
データ信号速度を記憶するデータ信号速度履歴記憶部と
を備え、上記データ信号速度決定部は、このデータ信号
速度履歴記憶部に記憶された内容を検索して、過去に決
定された最速のデータ信号速度に近いデータ信号速度を
初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信号
速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
【0012】〈構成8〉構成7に記載のデータ通信装置
において、上記データ信号速度決定部は、このデータ信
号速度履歴記憶部に記憶された内容を検索して、過去に
決定された最速のデータ信号速度より1段階速いデータ
信号速度を初期値に設定して、今回の通信を行うための
データ信号速度を決定することを特徴とするデータ通信
装置。
【0013】〈構成9〉予め設定したデータ信号速度の
初期値を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替
えて、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定す
るデータ信号速度決定部と、過去の通信の際に決定した
データ信号速度を記憶するデータ信号速度履歴記憶部と
を備え、上記データ信号速度決定部は、このデータ信号
速度履歴記憶部に記憶された内容を検索して、過去に決
定されたデータ信号速度の平均値に近いデータ信号速度
を初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信
号速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
【0014】〈構成10〉構成9に記載のデータ通信装
置において、上記データ信号速度決定部は、このデータ
信号速度履歴記憶部に記憶された内容を検索して、過去
に決定されたデータ信号速度の平均値より1段階速いデ
ータ信号速度を初期値に設定して、今回の通信を行うた
めのデータ信号速度を決定することを特徴とするデータ
通信装置。
【0015】〈構成11〉予め設定したデータ信号速度
の初期値を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り
替えて、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定
するデータ信号速度決定部と、過去の通信の際に決定し
たデータ信号速度と、そのデータ信号速度を決定する際
のフォールバックシーケンス実行の有無とを記憶する、
データ信号速度履歴記憶部とを備え、データ信号速度決
定部は、フォールバックシーケンス無しにデータ信号速
度の初期値を実際のデータ信号速度に決定したケース
が、予め設定した回数以上継続していると判断したとき
は、そのデータ信号速度に近いデータ信号速度を初期値
に設定して、今回の通信を行うためのデータ信号速度を
決定することを特徴とするデータ通信装置。
【0016】〈構成12〉構成11に記載のデータ通信
装置において、データ信号速度決定部は、フォールバッ
クシーケンス無しにデータ信号速度の初期値を実際のデ
ータ信号速度に決定したケースが、予め設定した回数以
上継続していると判断したときは、そのデータ信号速度
より1段階速いデータ信号速度を初期値に設定して、今
回の通信を行うためのデータ信号速度を決定することを
特徴とするデータ通信装置。
【0017】〈構成13〉構成11に記載のデータ通信
装置において、データ信号速度決定部は、フォールバッ
クシーケンス無しにデータ信号速度の初期値を実際のデ
ータ信号速度に決定したケースが、予め設定した回数以
上継続していると判断したときは、そのデータ信号速度
を初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信
号速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
【0018】〈構成14〉予め設定したデータ信号速度
の初期値を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り
替えて、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定
するデータ信号速度決定部と、最新の通信の際に決定し
たデータ信号速度と、そのデータ信号速度で通信を行っ
たときのエラー率とを含む通信データを記憶する通信デ
ータ記憶部とを備え、上記データ信号速度決定部は、こ
の通信データ記憶部を参照して、最新に決定されたデー
タ信号速度でのエラー率が、予め設定された適正値と等
しいときは、そのデータ信号速度を初期値に設定し、エ
ラー率が上記適正値以下のときはそのデータ信号速度よ
り1段階速いデータ信号速度を初期値に設定し、エラー
率が上記適正値以上のときはそのデータ信号速度より1
段階遅いデータ信号速度を初期値に設定して、今回の通
信を行うためのデータ信号速度を決定することを特徴と
するデータ通信装置。
【0019】〈構成15〉予め設定したデータ信号速度
の初期値を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り
替えて、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定
するデータ信号速度決定部と、最新の通信の際に決定し
たデータ信号速度と、そのデータ信号速度で通信を行っ
たときのエラー率とを含む通信データを記憶する通信デ
ータ記憶部とを備え、上記データ信号速度決定部は、こ
の通信データ記憶部を参照して、最新に決定されたデー
タ信号速度でのエラー率が、予め設定された適正値以上
のときは、より通信安定性のよい別の変調方式に変更す
ることを特徴とするデータ通信装置。
【0020】〈構成16〉予め設定したデータ信号速度
の初期値を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り
替えて、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定
するデータ信号速度決定部と、最新の通信の際に決定し
たデータ信号速度と、そのデータ信号速度で通信を行っ
たときのエラー率とを含む通信データを記憶する通信デ
ータ記憶部とを備え、上記データ信号速度決定部は、こ
の通信データ記憶部を参照して、最新に決定されたデー
タ信号速度で画エラーがあったときは、そのデータ信号
速度より予め設定された段階分だけ遅いデータ信号速度
を初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信
号速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
【0021】〈構成17〉予め設定したデータ信号速度
の初期値を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り
替えて、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定
するデータ信号速度決定部と、最新の通信の際に決定し
たデータ信号速度と、そのデータ信号速度で通信を行っ
たときのエラー率とを含む通信データを記憶する通信デ
ータ記憶部とを備え、上記データ信号速度決定部は、こ
の通信データ記憶部を参照して、最新に決定されたデー
タ信号速度でのエラー率に対応するデータ信号速度を初
期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信号速
度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例1〉図1は、具体例1の装置の機能ブロック図
である。本発明は、データ信号速度を段階的にアップダ
ウンすることのできる各種のデータ通信装置に利用でき
る。ここでは、ファクシミリ装置を例にとって具体的な
説明を行う。図に示した装置は、ファクシミリ装置の主
要部を具体的に機能ブロックで表現したものである。こ
の説明を行う前に、まずファクシミリ装置の全体の構成
を説明する。
【0023】図2に、ファクシミリ装置全体の構成を示
すブロック図を図示した。図の装置は電話回線1に接続
され、読取部2、画像処理部3、モデム4、回線接続部
5、制御部6及び制御パネル7を備える。読取部2はイ
メージスキャナ等から構成され、送信原稿を読み取り、
画像データに変換する部分である。画像処理部3は、フ
ァクシミリ送信等を行うために、画像データを圧縮処理
する動作と、画像データの受信の際、その画像データを
展開する動作を行う部分である。
【0024】モデム4は、送信されるデータを所定のプ
ロトコルを用いて電話回線1に送り出す処理をする部分
である。回線制御部(NCU)5は、電話回線1とモデ
ム4とを接続するインタフェースで、ネットワークコン
トロールユニットと呼ばれ、発呼や着信等の制御を行
う。制御部6は、CPUや各種の記憶装置を内蔵してお
り、後で説明するような動作を行い、ファクシミリ装置
を制御する。操作パネル7は、利用者がファクシミリ装
置の動作条件や通信速度、その他の設定を行うキー等を
設けた部分である。
【0025】再び、図1に戻って、その制御部の具体的
な構成を説明する。この図に示すように、制御部6に
は、モデム設定部11、通信制御部12、受信機の能力
記憶部13、データ信号速度決定部14及び前回速度記
憶部15が設けられている。モデム4は、例えばディジ
タルファクシミリ用モデムによって構成され、通信モー
ドはITU−T勧告T.30及びV勧告で規定されたフ
ァクシミリメッセージ用の伝送制御手順とする。その具
体的な伝送速度については、後で図4を用いて説明す
る。
【0026】モデム設定部11は、モデム4に対して通
信モードや各種の設定を行う部分である。通信制御部1
2はファクシミリ装置全体を制御する部分である。受信
機の能力記憶部13は、ファクシミリ通信手順を実行中
に相手受信機から受信したDIS信号を解析し、そこに
含まれるデータ信号速度能力を一時記憶するためのメモ
リである。これは、例えば4ビットのメモリから構成さ
れる。なお、DIS信号とは、ディジタル識別信号のこ
とである。
【0027】前回速度記憶部15は、送信先毎に過去に
採用したデータ信号速度を記憶しておく部分である。デ
ータ信号速度決定部14は、受信機の能力記憶部13や
前回速度記憶部15に記憶された情報に基づいて、本発
明によるデータ信号速度の決定動作を行う部分である。
これは具体的にはファクシミリ装置を制御するプロセッ
サの所定のプログラム等によって構成される。
【0028】図3には、前回データ信号速度記録の内容
説明図を示す。図1に示した前回速度記憶部15に格納
されたデータ信号速度記録の内容は、この図に示す通
り、例えば送信相手先毎に前回送信時のデータ信号速度
を表したものである。このデータ信号速度の表示方法
は、モデムの能力に応じて決定された1〜6の数字で表
す。
【0029】図4には、V勧告とデータ信号速度値の関
係説明図を示す。V勧告によって示されたデータ信号速
度は、図に示すように、例えばV.27の2.4kbp
sからV.33の14.4kbpsの範囲で6段階の切
換えが可能となっている。これらのデータ信号速度に対
し、それぞれ1〜6の値を設定する。この値が図3に示
すデータ信号速度記録として利用される。これによっ
て、前回送信時のデータ信号速度記憶部分は、それぞれ
3ビットの記憶容量となる。なお、送信が一度も行われ
ていない送信相手先については、自分自身の装置のデー
タ信号速度の最高値6で初期化されている。
【0030】次に、図5を用いて、本発明の装置の動作
を説明する。図5は、具体例1の装置の動作メインルー
チンフローチャートを示す。通常のファクシミリ装置で
は、ファクシミリ通信手順が開始され、フェーズBの処
理が行われる際に、データ送信速度の決定が行われる。
ここでは、フェーズBの開始時点からの動作を説明す
る。その他の部分の動作は従来のものと変わるところは
ない。
【0031】まず、ステップS1において、図1に示し
た前回速度記憶部15に送信先の指定を行う。これによ
って、該当する送信先の前回のデータ信号速度が読み出
せるように設定する。次に、ステップS2において、デ
ータ信号速度決定部14の初期化を行う。これからデー
タ信号速度を新たに設定するため、前回分のデータをク
リアする。次に、ステップS3において、相手方装置か
らDISの受信を行う。これは、相手方装置からデータ
送受信能力についての情報を受け取る処理である。こう
して、ステップS4で、受信機のデータ信号速度能力を
取り出し、受信機の能力記憶部13に記憶する。そし
て、この発明によるデータ信号速度の決定処理に進む。
【0032】即ち、ステップS5において、データ信号
速度決定部14が起動する。このデータ信号速度決定部
の動作は図6に示す。なお、予めこのメインルーチンに
ついて、その先の手順を説明しておくと、ステップS5
でデータ信号速度が決定すると、ステップS6におい
て、そのデータ信号速度の値が0かどうか判断する。デ
ータ信号速度値が“1”以上の場合即ち最低速度以上の
場合にはステップS7に進み、DCS信号を送出して新
たな速度の決定処理を行う。
【0033】ステップS8で、TCF信号を送出し、ト
レーニングチェックを行う。ステップS9で、応答信号
を受信し、その応答信号がFTT信号であるかどうかを
ステップS10で判断する。もし、FTT信号であれ
ば、フォールバックシーケンスが行われる。即ち、再び
ステップS5に戻り、もう一度データ信号速度の決定処
理をやりなおす。こうしてステップS10まで処理をし
てデータ信号速度が決定するとステップS11に進み、
その後はメッセージの伝送と通信の完了処理を行い、ス
テップS12で前回データ信号速度記録を更新する。
【0034】即ち、図1において、前回速度記憶部15
に対し相手先と今回のデータ信号速度を記憶して処理を
終了する。なお、ステップS6において、データ信号速
度値が“0”になった場合にはステップS13に進む。
この場合には、どのデータ伝送速度でも通信が不可能と
いうことで呼を切断することになる。そのためのDCN
信号をステップS13で送出し、処理を終了する。
【0035】なお、上記DCN信号は切断命令を意味す
る。また、FTT信号は、トレーニング失敗信号であ
る。また、TCF信号は、トレーニングチェック信号で
ある。更に、CFR信号は、受信準備確認信号である。
その後、フェーズCのメッセージ伝送に移るための信号
である。
【0036】次に、図6により、データ信号速度決定部
の動作を説明する。まず、図6のステップS14では、
データ信号速度決定部14がこの通信を開始した後、初
めて起動されたかどうか即ち再起動かどうかを判断す
る。初めて起動された場合にはステップS14からステ
ップS15に進み、前回データ信号速度値を処理対象と
なるデータ信号速度値に設定する。そして、ステップS
6に進み、そのデータ信号速度値が“6”かどうかを判
断する。データ信号速度値が“6”に満たない場合には
ステップS17に進み、データ信号速度値をインクリメ
ントする。即ち、前回データ信号速度値が“3”であれ
ばこれを“4”に1段階アップさせる。
【0037】次に、ステップS18において、データ信
号速度値は相手の能力範囲内かどうかを判断する。相手
の能力範囲を超えた場合にはこうした設定が不可能であ
るからステップS19に進み、相手のデータ信号速度の
最高値を今回のデータ信号速度値に設定することにな
る。一方、データ信号速度値が相手の能力の範囲内であ
れば、こうして設定したものを今回の送信に使用するデ
ータ信号速度値と決める。なお、ステップS16におい
て、データ信号速度値が“6”である場合には、それ以
上インクリメントすることができないため、ステップS
18にジャンプする。
【0038】このように、前回のデータ信号速度値を1
段階インクリメントした上で、今回のデータ信号速度値
を決定するようにすれば、通信回線の品質が改善された
ような場合には、順に1段階ずつ通信速度をアップして
最適の通信速度が選択できる。また、今回一旦インクリ
メントしたデータ信号速度値が不適切と判断された場合
には、1回のフォールバックシーケンスで最適値に戻す
ことが可能であるため、フォールバックシーケンスに長
時間を費やすのを防止できる。
【0039】なお、図6ステップS14において、再起
動と判断された場合にはステップS20に進む。再起動
というのは、図5のステップS10においてフォールバ
ックシーケンスが行われた場合の例である。このとき
は、これまで設定したデータ信号速度値を1ランク下げ
るデクリメント処理を行う。そして、ステップS21に
おいて、そのデータ信号速度が“0”かどうかを判断す
る。
【0040】データ信号速度が“0”であれば、送信す
べき適切な信号速度がないと判断し、処理を終了する。
また、“0”でなければステップS22に進み、そのデ
ータ信号速度が相手の能力範囲内かどうかの判断をす
る。相手の能力範囲内であればそのまま処理を終了す
る。また、相手の能力範囲を超えていればステップS2
0に戻り、再びデータ信号速度値をデクリメントする。
【0041】〈具体例1の効果〉以上のように、送信相
手先毎に前回のデータ信号速度を記憶しておき、今回の
送信の際には、送受信機の能力の範囲内で記憶された前
回のデータ信号速度より1段階上の速度を選択してこれ
を初期値として、トレーニングを行うようにしたので、
通信回線の品質が悪くても、1回程度のフォールバック
シーケンスで送信準備が完了する。また、通信回線の品
質が従来より改善されれば自動的に速度のアップが行わ
れ、最適通信速度の選択ができる。
【0042】なお、前回のデータ信号速度より1段階上
の速度のみならず、前回速度に近い速度に初期設定する
ように制御してもよい。前回速度に近い速度というの
は、前回速度を中心として数段階、好ましくは2〜3段
階以下の範囲がよい。機器の性能向上によりフォールバ
ックシーケンスがスピードアップされた場合や、段階が
よりきめ細かく選択できるような方式が出現した場合に
は、例えば前回速度より数段階上や下のデータ通信速度
に初期設定するように制御しても同様の効果が得られる
ことになる。前回速度より速い速度に初期設定すれば、
可能な限り速い通信速度に速やかに到達するという効果
がある。また、前回速度より遅い速度に初期設定すれ
ば、通信環境の悪化等があっても、より確実に通信を開
始することができる。
【0043】〈具体例2〉図7に、具体例2の装置の機
能ブロック図を示す。この装置は、具体例1の装置の前
回速度記憶部15に代えて、データ信号速度履歴記憶部
16を備える。
【0044】図8(a)に、データ信号速度履歴の内容
説明図を示す。また、(b)には、度数分布抽出結果の
説明図を示す。この具体例では、各送信先毎に図の
(a)に示すようなデータ信号速度履歴を、図7に示し
たデータ信号速度履歴記憶部16に記憶しておく。図8
(a)に示すように、この情報は1回前の通信、2回前
の通信、3回前の通信、…N回前の通信というように、
それぞれの通信について、その際のデータ信号速度値と
フォールバックの有無を記録している。
【0045】データ信号速度値は、これまで説明した通
り、例えば“1”〜“6”のうちのいずれかの値とす
る。また、フォールバックの有無というのは、例えば前
回データ信号速度値を初期値としてトレーニングを行っ
た場合に、フォールバックシーケンス無しにそのデータ
信号速度値が決定されたかどうかを示す。フォールバッ
クシーケンス無しにそのデータ信号速度値が決定され場
合は“0”、1回でもフォールバックシーケンスが行わ
れた場合には“1”という内容にする。これによって、
データ信号速度履歴は、データ信号速度値が3ビット、
フォールバックの有無が1ビットで、4×Nワード分の
内容となる。
【0046】このデータは、最も古い履歴位置(この図
ではN回前の通信)から最新の履歴位置(1回前の通
信)まで順にポインタを進めながら検索をし、(b)に
示すような度数分布を抽出したり、後で説明するような
データ信号速度値設定の判断を行う。
【0047】これによって、例えば図の(b)に示すよ
うに、一定の送信先について、データ信号速度値毎に、
通信が行われた度数分布を求めることができる。例えば
この図に示すように、ある特定の送信先については、デ
ータ信号速度値が“4”の場合が1番多く、“3”ある
いは“5”の場合もあったことがわかる。こうしたデー
タを元に、図7に示す装置が動作する。
【0048】図9は、具体例2の装置の動作メインルー
チンを示す。この処理は、図5に示した具体例1の装置
の動作とステップS1及びステップS12の部分及びス
テップS5のデータ信号速度の決定動作が異なる。ま
ず、ステップS1の部分では、予めデータ信号速度履歴
記憶部16に送信先の指定を行う。これによって、必要
なデータを取り出すことになる。こうしたデータを元に
データ信号速度の決定が行われる。
【0049】また、図9のステップS12では、最終的
に今回のデータ信号速度が決定すると、その内容をデー
タ信号速度履歴に反映させるために、データ信号速度履
歴記憶部16の記憶内容を更新する処理が行われる。デ
ータの記憶容量そのものがハードウェアの制限により限
定されているため、図8(a)に示すように、例えばデ
ータ信号履歴は最新のものからN回前のものまでだけ記
憶される。従って、その更新の際には、1回前のものは
2回前、2回前のものは3回前、N−1回前のものがN
回前というように内容が更新されることになる。
【0050】次に、図10と図11を用いて、具体例2
のデータ信号速度決定部の動作(図9のステップS5)
を説明する。図10のステップS1において、まず再起
動かどうかが判断がされる。最初の速度設定であれば、
ステップS1からステップS2に進む。ステップS2で
は、データ信号速度履歴より速度値毎の度数をとる。こ
れは図8の(b)に示すような内容のデータを得る処理
である。次に、ステップS3に進み、データ信号速度値
をその度数が最大の速度値に設定する。例えば、図8
(b)の場合は、データ信号速度値を“4”に初期設定
する。
【0051】次に、ステップS4において、履歴ポイン
タに−Nという値を設定する。これによって、図8
(a)に示したデータの最も古い履歴から順にそのデー
タを読み取る処理を開始する。なお、ノンフォールバッ
ク履歴カウンタのクリアを行う。このノンフォールバッ
ク履歴カウンタというのは、最近まで何回続けてフォー
ルバックのないデータ信号速度が設定されたかをカウン
トするカウンタである。ステップS5では、履歴ポイン
タが“0”より小さいかどうかを判断する。履歴ポイン
タが“0”になった場合には、前回のデータを読み終え
た状態であるから、データの読取り処理を終える。
【0052】ステップS5からステップS6に進んだ場
合、まず履歴記憶部からデータ信号速度値を読み込む。
そして、今回設定されたデータ信号速度値が度数集計す
るデータ信号速度値と一致するかどうかを判断する。一
致しなければ、次のデータを読むため、ステップS11
に進む。一致した場合には、そのデータ信号速度値のフ
ォールバック履歴の読込みを行う(ステップS8)。
【0053】ここで、図8(a)に示したように、フォ
ールバック履歴がある即ちその内容が“1”の場合には
ステップS12に進み、“0”の場合にはステップS1
0に進む。“0”の場合にはノンフォールバック履歴カ
ウンタをインクリメントする。即ち、これによって、ノ
ンフォールバックでそのデータ信号速度が1回使用され
たということをカウントする。ステップS5からステッ
プS11のループ処理を行うことによって、例えば直前
の数回分、続けて一定のデータ信号速度で、ノンフォー
ルバック即ちフォールバックのない状態で通信が行われ
たことが検出できる。数回続けて、フォールバックのな
い状態で通信が行われた場合には、そのデータ信号速度
値で安定して通信が行えるという判断ができる。
【0054】しかしながら、最近の数回でこうしたノン
フォールバックの設定ができてない場合には、そのデー
タ信号速度値は必ずしも適切でないということがわか
る。なお、ステップS9において、フォールバックがあ
った場合にはノンフォールバックの履歴カウンタをクリ
アする。これによって、1回でもフォールバックがあっ
た場合にはカウンタを“0”に戻し、数回続けてノンフ
ォールバック処理が行われた場合にだけ、その結果がカ
ウンタに表示されるといった構成をとる。
【0055】ステップS5において、全てのデータの読
取りが終了したと判断されると、ステップS13に進
み、ノンフォールバック履歴カウンタが“3”以上かど
うかを判断する。即ち、3回続けてノンフォールバック
処理が行われた場合には、そのデータ信号速度が安定し
た速度であると判断する。なお、この場合にも具体例1
と同様、その速度よりも1段階アップさせた速度からト
レーニングを行う。即ち、ステップS14において、デ
ータ信号速度値をインクリメントしてデータ信号速度の
初期値を設定する。
【0056】図11では、こうして初期設定された速度
が、まずステップS15において、相手の能力の範囲内
かどうかの判断をする。相手の能力範囲内でなければ、
ステップS16に進み、データ信号速度値を相手のデー
タ信号速度の最高値に設定する。能力範囲内であればス
テップS17に進み、フォールバックフラグをクリアし
て処理を終了する。
【0057】また、図10のステップS1において、再
起動と判断されると、図11のステップS18に進む。
ここでは、フォールバックフラグをオンにし、ステップ
S19において、データ信号速度値をデクリメントす
る。そして、ステップS20で、データ信号速度値が
“0”でないかどうかを判断し、速度値が“0”でなけ
ればステップS21に進み、データ信号速度値が相手の
能力の範囲内かどうかを判断する。これによって、相手
の能力以下であれば、その処理を終了し、相手の能力範
囲外であればステップS19に戻り、更にデータ信号速
度値をデクリメントする操作を行う。このようにして、
フォールバック処理の場合には、順次データ信号速度値
をデクリメントしながら再設定を行う。
【0058】〈具体例2の効果〉この具体例によれば、
直前の通信からN回前までの通信までデータ信号速度と
フォールバックの履歴を記憶し、この履歴に従って、次
回のデータ信号速度を予測し、数回続けてノンフォール
バック処理が進められていれば、そのデータ信号速度を
適値として初期設定を行うようにするので、具体例1よ
りも更に過去の履歴を考慮した初期設定が可能になる。
これ以外の動作及び効果は具体例1の場合と同様であ
る。
【0059】なお、具体例2の場合には、データ信号速
度を度数分布によって集計したが、平均値や最高値をと
る方法も可能である。もちろん、これはファクシミリ装
置に限らず、フォールバック制御を備えた各種のデータ
通信端末に適用ができる。また、送信先毎にデータ信号
速度の履歴等を記憶した例を説明したが、通信相手を特
定せず、その装置自体のデータ信号速度履歴として一律
に適用することも可能である。また、この場合、決定さ
れたデータ信号速度の初期値を超えたデータ信号速度宣
言をしない自機受信能力宣言T.30のDIS信号から
このデータ信号速度宣言を削除すれば、データ受信時で
もこの適用が可能となる。
【0060】また、トレーニング失敗の都度、データ信
号速度をデクリメントするような例を示したが、トレー
ニングチェックを数回繰り返した後、フォールバックす
るような方法を採用してもよい。また、過去のデータ信
号速度履歴から最適なデータ信号速度を初期設定するた
めの所定のデータテーブルを用意し、これを参照するよ
うにしてもよい。この場合、代表的なパターンを揃え
て、そのパターンに従ってデータ信号速度の初期設定を
行うことができる。
【0061】また、データ信号速度履歴とフォールバッ
クシーケンスの有無を記憶して、データ信号速度の初期
値を決定したが、フォールバックの有無については、記
録をせずに信号速度履歴のみで初期値設定を行うことも
可能である。また、初期設定したデータ信号速度より常
に1段階上のデータ信号速度を初期値としたが、ケース
によってはこれを行わないで、初期設定したデータ信号
速度、または初期設定したデータ信号速度より1段階下
のデータ信号速度を初期値とする等、回線品質の安定な
状態での通信を実行するといった選択も可能である。
【0062】〈具体例3〉図12に、具体例3の装置の
機能ブロック図を示す。この装置は、図1の装置の前回
速度記憶部15に代えて、通信データ記憶部17を設け
る。ここには次のようなデータを記憶する。
【0063】図13に、具体例3の通信データの内容説
明図を示す。ここには、相手局の電話番号、通信年月
日、通信結果、データ信号速度、エラー率等のデータが
格納される。このエラー率というのは、エラーフレーム
数/送信フレーム数を示す。即ち、所定のデータ信号速
度で通信を行った場合に、エラーの生じた頻度をここで
エラー率として表示している。なお、フォールバックが
発生して複数のデータ信号速度で通信が行われた場合、
それぞれのデータ信号速度毎にエラー率を記録すること
が好ましい。この具体例では、上記のような通信データ
を元にして、データ信号速度の初期値を選択する。
【0064】まず、図14に、具体例3の動作フローチ
ャート(その1)を示した。このステップS1では、通
信データ記憶部より送信しようとする相手局に関する通
信データを呼び出す。即ち、図12に示した通信データ
記憶部17に記憶された図13に示したような通信デー
タを読み出す。これがある場合にはステップS2からス
テップS3に進む。ない場合にはステップS8に進む。
【0065】ステップS3では、通信データが正常終了
となっているかどうかを判断する。正常終了であればス
テップS4に進み、通信データの最終データ信号速度で
のエラー率を求める。そして、ステップS5において、
そのエラー率が所定の値kと比較して、どのような状態
にあるかを判断する。所定の値kよりも小さい場合即ち
エラー率が比較的低い場合にはそのデータ信号速度を適
切値と判断し、これまでの処理と同様、通信データの最
終データ信号速度の1段階上のデータ信号速度を自己の
最大能力として初期設定を行う。
【0066】一方、ステップS5において、エラー率が
所定の値kよりも小さくないと判断するとステップS9
に進み、エラー率が所定の値Kよりも大きいかどうかを
判断する。大きい場合にはステップS10に進み、通信
データの最終データ信号速度の1段下のデータ信号速度
を自己最大能力とする。つまり、エラー率が高い場合に
は、そのデータ信号速度は適切でないと判断し、1ラン
ク下の速度を初期値に設定する。
【0067】一方、エラー率がK以下の場合には、ステ
ップS11で、その通信データの最終データ信号速度を
自己の最大能力とする。即ち、それよりアップすること
は不適切であるが、ダウンする必要もない(0≦k<
K)という値をKに設定しておけば、ステップS6,ス
テップS10,S11によって適切なデータ信号速度が
選択される。なお、ステップS3において、通信データ
が正常終了していないと判断した場合には、ステップS
3からステップS7に進み、エラー終了した通信の最終
データ信号速度の1段階下のデータ信号速度を自己最大
能力とする。即ち、この場合、前回の通信が正常終了せ
ず、そのデータ信号速度が不適切ということで初期値を
1段階下げた値に設定することになる。
【0068】また、ステップS2において、送信しよう
とする相手に対する通信データがないと判断されると、
従来通りの処理で装置の初期設定で最高速度を自己の最
大能力とする(ステップS8)。上記ステップS7,S
8,S6,S10,S11の処理が終了すると、いずれ
の場合にも次のトレーニング処理に進む。
【0069】図15は、具体例3の動作フローチャート
(その2)を示し、(a)は図14のの処理に続く手
順を示す。(b)はの処理に続く手順を示している。
まず、(a)において、図のステップS12では、自己
の最大能力と通信前手順により確認された相手機の最大
能力とを比較し、低い方のデータ信号速度を送信開始の
データ信号速度と定める。次に、ステップS13におい
て、位相合わせ/トレーニング後、画像データの送信を
開始する。即ち、ここでフェーズCの処理に進む。そし
て、ステップS14では現在の通信データを記憶部に記
憶し、同一相手局の通信データが記憶されている場合に
は、それに上書きを行う。こうして、通信データの更新
が行われる。
【0070】図14のステップS3において、Nと判断
された場合に、図14のステップS7に進む代わりにこ
の図15の(b)に示す処理に移行することができる。
(b)では、実際に回線の状態が極めて悪いことが考え
られることから、これまで例えばV.34変調方式で処
理をしていた場合に、そこで通信前手順でエラーが生じ
たかどうかを判断する(ステップS15)。そして、こ
こでエラーが生じていれば、別のプロトコルであって、
より回線状態の悪い場合にも安定な通信が行われるプロ
トコル例えばV.17変調方式への切換えを行う。即
ち、V.17変調方式での最高データ信号速度を自己最
大能力として初期設定する(ステップS16)。
【0071】また、ステップS15において、V.34
変調方式でエラーが生じたわけでないと判断されるとス
テップS17に進み、エラー終了した通信の最終データ
信号速度の1段下のデータ信号速度を自己の最大能力と
する。即ち、この場合には、これまでのプロトコルで処
理を続行する。
【0072】〈具体例3の効果〉以上説明した具体例に
よれば、過去の通信データを元にして、フレーム伝送時
のエラー率から最適なデータ信号速度の初期値を選定す
るため、回線状態に応じた適切なデータ信号速度を早期
に設定することが可能になる。それ以外の効果は具体例
1や具体例2の場合と同様である。また、回線状態が劣
悪な場合には、プロトコルを変更することによって別の
方式での伝送を可能にするため、より適切なデータ信号
速度の設定が可能になる。
【0073】〈具体例4〉具体例3では、発呼側の記憶
部に記憶した通信データの内容に従って、発呼側におけ
る送信開始時のデータ信号速度を初期設定する方法を説
明した。しかしながら、着呼側の装置においても同様の
ことができる。
【0074】図16と図17に、具体例4の変形例フロ
ーチャート(その1、その2)を示す。着呼側における
装置の構成は発呼側における装置と同様であるが、その
動作は図16及び図17に示すようになる。なお、図1
6と図17は、発呼側における図14と図15に示すフ
ローチャートと対応している。従って、以下には、発呼
側と異なる部分のみについて説明を行うようにする。
【0075】まず、図16のステップS1において、呼
び出しリングが鳴ると、呼び出しリングと共に到来する
相手電話番号情報を受信し、記憶部に記憶する。そし
て、ステップS2において、通信データ記憶部より受信
しようとする相手送信局に対する通信データを読み出
す。即ち、着呼側では、相手電話番号を認識し、その電
話番号毎に予め通信データ記憶部に記憶した過去の通信
内容を示す通信データを参照する。
【0076】ステップS3において、受信しようとする
相手局に関する該当する通信データがあるかどうかを判
断する。通信データがあれば、ステップS4に進む。無
ければステップS8に進む。以降の処理は、具体例3に
示した発呼側の装置における処理と全く同一である。
【0077】なお、図17(a)は、図16のステップ
S4による判断の結果、最新の通信データがエラー終了
したものと判断された場合の処理である。この場合、エ
ラー終了した通信の最終データ信号速度の1段階下のデ
ータ信号速度を自己最大能力に選定する。この処理をス
テップS20とした。図17(b)は、通信前手順でエ
ラーの生じた場合の処理で、図15(b)と対応する。
【0078】一方、図15の(a)に示した発呼側の処
理と対応する処理を、図17(c)に示した。ここで
は、そのステップS12において、自己最大能力を通信
前手順によって発呼側に伝える。発呼側の送信機は受信
機の能力宣言と自己の最大能力とを比較して、低い方の
伝送レートを送信開始時の伝送レートと定める。その他
の処理は、発呼側の対応する処理と全く同一である。
【0079】〈具体例4の効果〉以上のように、着呼側
から適切な自己最大能力を発呼側に示すことによって速
やかにネゴシエーションが成立し、最適なデータ信号速
度が初期設定される。こうして、発呼側のみならず着呼
側においても、具体例3と同様の処理を行い、データ信
号速度の最適化を図ることができる。
【0080】〈具体例5〉ITU−T勧告V.34に規
定されたコントロールチャネルでは、ITU−T勧告
T.30に規定されたファクシミリ通信のための手順信
号の送受信を行う。このコントロールチャネルは、ファ
クシミリ通信の開始時のみならず各ページの送信終了後
にも設けられている。V.34のファクシミリ通信の場
合、このコントロールチャネルに、ECM(誤り訂正モ
ード)が設けられている。画データ伝送のためのプライ
マリチャネル中で、画データにエラーフレームがあった
場合、受信側がPPR信号(部分ページ要求信号)を発
し、エラーフレーム情報を送信側に伝える。送信側は、
該当するエラーフレームを次のプライマリチャネルにお
いて受信側に再送する。
【0081】このとき、送信側では、直前の伝送レート
と同じかあるいは1段階低い伝送レートでエラーフレー
ムを送信する。この制御は、画データにエラーが無くな
るまで即ちMCF(誤り無く受信)信号が受信側から送
信側に送られるまで続けられる。しかしながら、これま
でと同一の伝送レートや1段階遅い伝送レートで再送し
ても、画データのエラーが無くならない場合がある。こ
こで、エラーフレームの再送が続けば、その分だけ通信
期間が延びてしまう。この具体例では、そうした場合を
救済する。
【0082】図18は、具体例5を実施するためのファ
クシミリ装置のブロック図である。図18において、一
点鎖線で示す発呼局側のファクシミリ装置21(以下発
呼局とする)には、送信原稿22A上の情報を読み取る
スキャナ22と、被呼局から受信した情報を受信コピー
23A上に記録するプリンタ23と、スキャナ22で読
み取った情報を処理し、画像情報としてラインメモリ2
4へと送信する読み取り処理部25aと、ラインメモリ
24から受信した印刷すべき画像情報を処理し、プリン
タ23へと送信する記録処理部25bとが設けられてい
る。なお、読み取り処理部25aと記録処理部25bと
で読取・記録処理部25が構成されている。
【0083】発呼局21にはまた、被呼局に送信すべき
画像情報を、データ圧縮モードに応じてラインメモリ2
4から読み出しながら画データに圧縮すると共に、被呼
局から受信し、処理された画データを復元する画像情報
圧縮・復元部26と、画像情報圧縮・復元部26で圧縮
された画データがアドレス/データバス27を介して送
信されたとき、送信バッファとして画データを記録する
通信バッファ用RAM(ランダムアクセスメモリ)28
と、通信バッファ用RAM28に記録された画データを
モデム・NCU(ネットワークコントロールユニット)
インタフェース29を介して送信し、該送信すべき画デ
ータ及び制御信号を変調すると共に、被呼局から画デー
タ及び応答信号を受信すると、該画データ及び応答信号
を復調するモデム30と、NCU37とが設けられてい
る。
【0084】なお、上記通信バッファ用RAM28は、
被呼局からのデータ受信時には、受信バッファとなり、
モデム30で復調された画データ及び応答信号を格納す
る。該格納された画データ及び応答信号は、アドレス/
データバス27を介して画像情報圧縮・復元部26へと
送信される。また、モデム30は、V.8及びV.34
の機能を備えたモデムである。
【0085】発呼局21には更に、発呼局21全体のシ
ステム制御及び各信号の流れの管理、通信制御、網制御
の総括コントロール等を行うCPU(制御手段)31
と、CPU31のプログラムデータと後述するテーブル
を格納するプログラム用ROM(リードオンリメモリ)
32と、後述する1ページ送信フレーム数やエラーフレ
ーム数とエラー率を格納する通信管理情報蓄積用RAM
33と、インタフェース34を介してアドレス/データ
バス27と接続された機構制御部35及び操作表示部3
6が設けられている。
【0086】なお、機構制御部35はドライバや媒体検
知センサ等の制御をCPU31からの指示に従って行
う。また操作・表示部36はマンマシンインタフェース
機能を持ち、ファクシミリ通信に伴う主な機器の操作内
容(動作指示)をCPU31に伝え、また機器の状態表
示内容をCPU31から受信し、図示せぬパネルに表示
する。
【0087】図19、図20、図21は、具体例5の装
置の動作フローチャートである。まず初めに、電話番号
をオペレータが図16に示す操作・表示部36を用いて
入力する。CPU31は、その情報をインタフェース3
4を経て認識する。こうして、CPU31は、ステップ
S1で発呼処理を行う。CPU31は、発呼後、ステッ
プS2において、CNG信号送出を行う。次に、ステッ
プS3で、CPU31は、被呼局からANSam信号を
待つ。このANSam信号を受信すると、CPU31
は、被呼局のモデムがV.8通信可能なモデムであると
認識する。こうして、ステップS4に進む。なお、それ
以外の場合にはステップS9に進む。
【0088】ステップS9で、NSF・(CSI)・D
IS信号を受信した場合、V.34以外でのT.30の
送信制御を行う。この信号を受信していない場合、ステ
ップS10に進み、タイムアウトの検出を行う。タイム
アウトになった場合にはステップS11に進み、回線切
断処理をして動作を終了する。一方、タイムアウトにな
らない場合には、ステップS2に戻る。
【0089】ステップS4で、CPU31は自分の持っ
ている変調モードを知らせるために、被呼局に対しCM
信号を送出する。被呼局は、発呼局の変調モードに対し
てどれが有効かを提示するために、JM信号を送信す
る。これをステップS5で、CPU31が検出する。ス
テップS6では、CJ信号を送出する。その後、ステッ
プS7に進み、モデム30はV.34フェーズ2の動作
に進む。
【0090】このV.34フェーズ2では、双方のモデ
ムがモデムの持っている変調オプションを交換し合い、
ラインプロービング信号により回線特性を測定する。更
に、シンボルレート、プリエンファシスの有無、使用可
能なデータレート、キャリア周波数、各送信機の送出レ
ベルを交換し、次のステップS8に進む。ステップS8
では、V.34のフェーズ3を実行する。フェーズ3で
は、シンボルレートとキャリア周波数からイコライザと
エコーキャンセラのトレーニングを行う。その後、図2
0に示すステップS12に進む。
【0091】ステップS12では、CPU31は、コン
トロールチャネル用タイマをスタートさせ、ステップS
13に進む。更に、CPU31は、モデム30が変調パ
ラメータの交換、トレーニングを終了し、データモード
になったかをチェックする。データモードであった場合
には、ステップS14に進み、それ以外の場合はステッ
プS17に進む。ステップS14で、CPU31はIT
U−TのT.30に定められた手順に従って、NSF・
(CSI)・DIS、NSS、DIS、CFR等の手順
信号の送受信を被呼局との間で行う。
【0092】更に、その手順が完了したかどうかのチェ
ックを行う。もし、手順が完了していた場合にはステッ
プS15に進み、それ以外の場合にはステップS17に
進む。ステップS17では、コントロールチャネル用タ
イマがタイムアウトかどうかを判断する。タイムアウト
でなければステップS13に進み、コントロールチャネ
ルが継続される。一方、タイムアウトになると、ステッ
プS18に進み、回線の切断処理が行われる。そして、
その後、ステップS19で通信エラー処理が実行され
る。
【0093】一方、ステップS14からステップS15
に進んだ場合には、CPU31は、決定された伝送レー
トの情報をモデム30から読み出す。そして、通信管理
情報蓄積用RAM33にその伝送レートを格納する。こ
の伝送レートをAとする。その後、ステップS16にお
いて、画データを1ページ分プライマリチャネルデータ
として送信する。
【0094】次に、図21に示すステップS20に進
む。ここで、モデム30は、コントロールチャネルに入
る。コントロールチャネルの先頭部では、実質的に通信
される変調パラメータを変換し、トレーニングを行い、
通信できるデータレートを決定する。CPU31は、ス
テップS20で、コントロールチャネル用タイマをスタ
ートさせ、ステップS21で、コントロールチャネルが
データモードになったかどうかを判断する。
【0095】変調パラメータの交換やトレーニングが終
了し、データモードになった場合にはステップS22に
進む。それ以外の場合にはステップS34に進む。ステ
ップS34は、コントロールチャネル用のタイマがタイ
ムアウトかどうかを判断する処理である。タイムアウト
でない場合にはステップS21に戻る。また、タイムア
ウトになった場合にはステップS35に進み、回線切断
処理が行われ、ステップS36で通信エラー処理が行わ
れる。
【0096】一方、ステップS21からS22に進んだ
場合、CPU31は決定された伝送レートの情報をモデ
ムより読み出す。更に、通信管理情報蓄積用RAM33
に伝送レートAとして格納する。その後、ステップS2
3で、CPU31は、ITU−TのT.30に従ってポ
ストコマンド(PPS・EOP、PPS・MPS、PP
S・EOM)を送信する。
【0097】更に、ステップS24に進み、ポストコマ
ンドに対する応答受信があったかどうかをチェックす
る。応答受信がない場合にはステップS33に進む。ス
テップS33では、ポストコマンドが3回試行されたか
どうかを判断する。即ち、ステップS23のポストコマ
ンド送信が3回試行される。3回試行しても応答が受信
されないと、ステップS35に進む。応答が受信される
と、ステップS25に進む。
【0098】ステップS25では、MCF信号を受信し
たかどうかを判断する。MCF信号を受信した場合に
は、ステップS29に進み、未送信の画が1ページ以上
あるかどうかを判断する。ある場合にはステップS30
に進み、プライマリチャネルデータで1ページ分の画デ
ータ送信が行われる。それ以外の場合にはステップS3
1に進み、DCN送信が行われ、更にステップS32に
おいて、回線切断処理が実行される。
【0099】また、ステップS25において、MCFを
受信しない場合にはステップS26に進む。ステップS
26では、PPR信号を受信したかどうかを判断する。
PPR信号を受信した場合には、ステップS27に進
む。ここでは、通信管理情報蓄積用RAMからステップ
S22において蓄積した伝送レートAを読み出す。そし
て、その伝送レートより2つ低い伝送レートをモデムに
設定する。その後、ステップS28に進み、プライマリ
チャネルデータの再送を行う。この再送の場合には、部
分ページの再送等がある。
【0100】以上が具体例5の装置の動作である。上記
の動作中、ファクシミリ装置は、ステップS22で、コ
ントロールチャネルの伝送レート即ちこれまでの具体例
1〜4で説明してきたデータ信号速度に相当する情報を
記憶しておく。そして、画データの送信エラーに基づい
てデータの再送を行う場合には、ステップS27におい
て、その記憶した伝送レートAよりも2段階低い速度に
データ信号速度を初期設定する。これによって、再送さ
れる画データがエラー無しに被呼局に送信される率が高
まる。
【0101】なお、上記のステップS27では、記憶し
た伝送レートより2段階低い伝送レートを強制的にモデ
ムに初期設定するようにしたが、例えば回線状況が非常
に悪状態ならば、前の伝送レートよりも3段階低い伝送
レートに設定してもよい。前の伝送レートに近く、それ
よりやや速度が低くなるように初期設定を行えばよい。
なお、この具体例5や以下の具体例6も、ファクシミリ
装置以外の各種通信装置に適用できることは言うまでも
ない。
【0102】〈具体例5の効果〉以上のように、この具
体例では、画データの送信中にエラーが生じた場合に、
その画データあるいは部分的な画データを再送するとき
は、エラーを生じたときのデータ信号速度より2段階あ
るいはそれ以上低い速度に設定するようにしたので、再
送の際のエラー発生率が低下し、確実に再送を行うこと
が可能になる。これによって、通信時間を短くすること
ができる。
【0103】〈具体例6〉図22には、具体例6の装置
の動作フローチャートを示す。上記のように、画データ
の再送を行う場合に、一律に伝送レートを2段階落とす
といった方法の他に、エラー率を考慮した伝送レートの
設定も可能である。即ち、この具体例では、エラー率に
応じたデータ信号速度を、再送時に初期設定する例を述
べる。
【0104】このために、まず図20のステップS15
と図21のステップS22に、1ページの送信フレーム
数を通信管理情報蓄積用RAM内に1ページ送信フレー
ム数Bとして格納する処理を追加する。さらに、図21
のステップS27に示す処理を、図22に示すように変
更する。即ち、プログラム用ROM32の内部には次の
ようなテーブルを記憶する。
【0105】図23に、エラー率とフォールバック数の
テーブル説明図を示す。この図に示すように、この具体
例では、エラーが生じたページのエラー率に対し、伝送
レートを何段階低くするかを示すフォールバック数を対
応させておく。図の例では、エラー率が0.3の場合に
はフォールバック数が“1”、エラー率が0.8の場合
にはフォールバック数が“2”、それ以上の場合にはフ
ォールバック数が“3”となるように対応付けている。
【0106】即ち、エラー率がある程度低ければ直前の
伝送レートより1段階低い伝送レートでデータの再送を
行う。また、エラー率が0.8程度であれば2段階低い
伝送レートで再送を行う。これ以上エラー率が高ければ
3段階低い伝送レートで再送を行う。こういった設定を
しておく。
【0107】次に、図22のフローチャートに従って装
置の動作を具体的に説明する。まず、ステップS26に
おいて、PPR信号を受信すると、ステップS37に進
む。ステップS37では、CPU31がPPR信号から
画エラーフレーム数を読み出す。そして、エラーフレー
ム数Cを通信管理情報蓄積用RAMに格納する。
【0108】次に、ステップS38で、通信管理情報蓄
積用RAMから1ページ送信フレーム数Bとエラーフレ
ーム数Cとを読み出す。そして、CをBで除算した結果
をエラー率Dとし、通信管理情報蓄積用RAMに格納す
る。
【0109】次に、ステップS39では、通信管理情報
蓄積用RAMからエラー率Dを読み出し、ROM内のデ
ータa1:0.3と比較する。ステップS40では、こ
のa1即ち0.3よりもエラー率Dが小さいかどうかを
判断する。エラー率が小さい場合には、ステップS41
に進み、伝送レートAを通信管理情報蓄積用RAMから
読み出し、その伝送レートAより1段階低い伝送レート
をモデムに設定する。
【0110】一方、ステップS40において、エラー率
Dが0.3より小さくないと判断するとステップS42
に進み、通信管理情報蓄積用RAMからエラー率Dを読
み出し、ROM内のデータb1:0.8と比較する。即
ち、ステップS43で、エラー率Dが0.8より低いか
どうかを判断する。0.8より低ければステップS44
に進み、伝送レートAを通信管理情報蓄積用RAMから
読み出し、その伝送レートAよりも2段階低い伝送レー
トをモデムに設定する。
【0111】一方、ステップS43において、エラー率
Dが0.8より小さくないと判断すると、ステップS4
5に進み、伝送レートAを通信管理情報蓄積用RAMか
ら読み出し、その伝送レートAよりも3段階低い伝送レ
ートをモデムに設定する。
【0112】以上のように、適当なエラー率の閾値を設
定し、エラー率に応じて何段階伝送レートを切り下げる
かを予め定めておく。これによって、エラー率が高いほ
ど低い伝送レートでの再送が行われる。なお、このフォ
ールバック数との対応関係は、実験等により最適な値に
設定しておくことが可能である。
【0113】〈具体例6の効果〉以上のように、この具
体例によれば、画データの送信エラーが生じた場合に、
エラー率に応じた低い伝送レートを設定して、画データ
の再送を行うようにするので、再送によってエラーが発
生する率がより一層低くなり、結果として通信時間を短
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の装置の機能ブロック図である。
【図2】ファクシミリ装置全体のブロック図である。
【図3】前回データ信号速度記録の内容説明図である。
【図4】V勧告とデータ信号速度値の関係説明図であ
る。
【図5】具体例1の装置の動作メインルーチンフローチ
ャートである。
【図6】データ信号速度決定部の動作フローチャートで
ある。
【図7】具体例2の装置の機能ブロック図である。
【図8】(a)はデータ信号速度履歴の内容説明図、
(b)は度数分布抽出結果の説明図である。
【図9】具体例2の装置の動作メインルーチンフローチ
ャートである。
【図10】データ信号速度決定部の動作フローチャート
(その1)である。
【図11】データ信号速度決定部の動作フローチャート
(その2)である。
【図12】具体例3の装置の機能ブロック図である。
【図13】具体例3の通信データの内容説明図である。
【図14】具体例3の動作フローチャート(その1)で
ある。
【図15】具体例3の動作フローチャート(その2)で
ある。
【図16】具体例4の変形例フローチャート(その1)
である。
【図17】具体例4の変形例フローチャート(その2)
である。
【図18】具体例5の装置のブロック図である。
【図19】具体例5の装置の動作フローチャート(その
1)である。
【図20】具体例5の装置の動作フローチャート(その
2)である。
【図21】具体例5の装置の動作フローチャート(その
3)である。
【図22】具体例6の装置の動作フローチャートであ
る。
【図23】エラー数とフォールバック数のテーブル説明
図である。
【符号の説明】
1 電話回線 4 モデム 5 回線接続部(NCU) 6 制御部 8 モデム設定部 12 通信制御部 13 受信機の能力記憶部 14 データ信号速度決定部 15 前回速度記憶部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 前回の通信の際に決定したデータ信号速度を記憶する前
    回速度記憶部とを備え、 前記データ信号速度決定部は、この前回速度記憶部に記
    憶された前回のデータ信号速度を参照して、この前回の
    データ信号速度に近いデータ信号速度を初期値に設定し
    て、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定する
    ことを特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ通信装置におい
    て、 データ信号速度決定部は、前回速度記憶部に記憶された
    前回のデータ信号速度より1段階速いデータ信号速度を
    初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信号
    速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のデータ通信装置におい
    て、 データ信号速度決定部は、前回速度記憶部に記憶された
    前回のデータ信号速度を初期値に設定して、今回の通信
    を行うためのデータ信号速度を決定することを特徴とす
    るデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のうちのいずれか1項に
    記載のデータ通信装置において、 前回速度記憶部は、送信先毎に別々に、前回の通信の際
    に決定したデータ信号速度を記憶することを特徴とする
    データ通信装置。
  5. 【請求項5】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 過去の通信の際に決定したデータ信号速度を記憶するデ
    ータ信号速度履歴記憶部とを備え、 前記データ信号速度決定部は、このデータ信号速度履歴
    記憶部に記憶された内容を検索して、最も高い頻度で決
    定されたデータ信号速度に近いデータ信号速度を初期値
    に設定して、今回の通信を行うためのデータ信号速度を
    決定することを特徴とするデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のデータ通信装置におい
    て、 前記データ信号速度決定部は、このデータ信号速度履歴
    記憶部に記憶された内容を検索して、最も高い頻度で決
    定されたデータ信号速度より1段階速いデータ信号速度
    を初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信
    号速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 過去の通信の際に決定したデータ信号速度を記憶するデ
    ータ信号速度履歴記憶部とを備え、 前記データ信号速度決定部は、このデータ信号速度履歴
    記憶部に記憶された内容を検索して、過去に決定された
    最速のデータ信号速度に近いデータ信号速度を初期値に
    設定して、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決
    定することを特徴とするデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のデータ通信装置におい
    て、 前記データ信号速度決定部は、このデータ信号速度履歴
    記憶部に記憶された内容を検索して、過去に決定された
    最速のデータ信号速度より1段階速いデータ信号速度を
    初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信号
    速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
  9. 【請求項9】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 過去の通信の際に決定したデータ信号速度を記憶するデ
    ータ信号速度履歴記憶部とを備え、 前記データ信号速度決定部は、このデータ信号速度履歴
    記憶部に記憶された内容を検索して、過去に決定された
    データ信号速度の平均値に近いデータ信号速度を初期値
    に設定して、今回の通信を行うためのデータ信号速度を
    決定することを特徴とするデータ通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のデータ通信装置にお
    いて、 前記データ信号速度決定部は、このデータ信号速度履歴
    記憶部に記憶された内容を検索して、過去に決定された
    データ信号速度の平均値より1段階速いデータ信号速度
    を初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ信
    号速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
  11. 【請求項11】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 過去の通信の際に決定したデータ信号速度と、そのデー
    タ信号速度を決定する際のフォールバックシーケンス実
    行の有無とを記憶する、データ信号速度履歴記憶部とを
    備え、 データ信号速度決定部は、フォールバックシーケンス無
    しにデータ信号速度の初期値を実際のデータ信号速度に
    決定したケースが、予め設定した回数以上継続している
    と判断したときは、そのデータ信号速度に近いデータ信
    号速度を初期値に設定して、今回の通信を行うためのデ
    ータ信号速度を決定することを特徴とするデータ通信装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のデータ通信装置に
    おいて、 データ信号速度決定部は、フォールバックシーケンス無
    しにデータ信号速度の初期値を実際のデータ信号速度に
    決定したケースが、予め設定した回数以上継続している
    と判断したときは、そのデータ信号速度より1段階速い
    データ信号速度を初期値に設定して、今回の通信を行う
    ためのデータ信号速度を決定することを特徴とするデー
    タ通信装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載のデータ通信装置に
    おいて、 データ信号速度決定部は、フォールバックシーケンス無
    しにデータ信号速度の初期値を実際のデータ信号速度に
    決定したケースが、予め設定した回数以上継続している
    と判断したときは、そのデータ信号速度を初期値に設定
    して、今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定す
    ることを特徴とするデータ通信装置。
  14. 【請求項14】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 最新の通信の際に決定したデータ信号速度と、そのデー
    タ信号速度で通信を行ったときのエラー率とを含む通信
    データを記憶する通信データ記憶部とを備え、 前記データ信号速度決定部は、この通信データ記憶部を
    参照して、最新に決定されたデータ信号速度でのエラー
    率が、予め設定された適正値と等しいときは、そのデー
    タ信号速度を初期値に設定し、エラー率が前記適正値以
    下のときはそのデータ信号速度より1段階速いデータ信
    号速度を初期値に設定し、エラー率が前記適正値以上の
    ときはそのデータ信号速度より1段階遅いデータ信号速
    度を初期値に設定して、今回の通信を行うためのデータ
    信号速度を決定することを特徴とするデータ通信装置。
  15. 【請求項15】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 最新の通信の際に決定したデータ信号速度と、そのデー
    タ信号速度で通信を行ったときのエラー率とを含む通信
    データを記憶する通信データ記憶部とを備え、 前記データ信号速度決定部は、この通信データ記憶部を
    参照して、最新に決定されたデータ信号速度でのエラー
    率が、予め設定された適正値以上のときは、より通信安
    定性のよい別の変調方式に変更することを特徴とするデ
    ータ通信装置。
  16. 【請求項16】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 最新の通信の際に決定したデータ信号速度と、そのデー
    タ信号速度で通信を行ったときのエラー率とを含む通信
    データを記憶する通信データ記憶部とを備え、 前記データ信号速度決定部は、この通信データ記憶部を
    参照して、最新に決定されたデータ信号速度で画エラー
    があったときは、 そのデータ信号速度より予め設定された段階分だけ遅い
    データ信号速度を初期値に設定して、今回の通信を行う
    ためのデータ信号速度を決定することを特徴とするデー
    タ通信装置。
  17. 【請求項17】 予め設定したデータ信号速度の初期値
    を、通信回線の伝送品質に応じて段階的に切り替えて、
    今回の通信を行うためのデータ信号速度を決定するデー
    タ信号速度決定部と、 最新の通信の際に決定したデータ信号速度と、そのデー
    タ信号速度で通信を行ったときのエラー率とを含む通信
    データを記憶する通信データ記憶部とを備え、 前記データ信号速度決定部は、この通信データ記憶部を
    参照して、最新に決定されたデータ信号速度でのエラー
    率に対応するデータ信号速度を初期値に設定して、今回
    の通信を行うためのデータ信号速度を決定することを特
    徴とするデータ通信装置。
JP10121752A 1997-06-25 1998-04-15 データ通信装置 Pending JPH1174983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10121752A JPH1174983A (ja) 1997-06-25 1998-04-15 データ通信装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18451697 1997-06-25
JP9-184516 1997-06-25
JP10121752A JPH1174983A (ja) 1997-06-25 1998-04-15 データ通信装置

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JPH1174983A true JPH1174983A (ja) 1999-03-16

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ID=26459041

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10121752A Pending JPH1174983A (ja) 1997-06-25 1998-04-15 データ通信装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6877124B2 (en) 2000-04-10 2005-04-05 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Communication terminal device and communication method having an error correction function
JP2007281731A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Mitsubishi Electric Corp 通信装置及び通信方法及びプログラム
JP2009100290A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kyocera Mita Corp ファクシミリ装置
JP2009100291A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Kyocera Mita Corp ファクシミリ装置
JP2013255150A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Nec Commun Syst Ltd ファクシミリ装置および通信制御方法

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