JPH1175162A - 周波数調整装置 - Google Patents

周波数調整装置

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Publication number
JPH1175162A
JPH1175162A JP9232600A JP23260097A JPH1175162A JP H1175162 A JPH1175162 A JP H1175162A JP 9232600 A JP9232600 A JP 9232600A JP 23260097 A JP23260097 A JP 23260097A JP H1175162 A JPH1175162 A JP H1175162A
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JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
oscillator
adjustment
adjusting
Prior art date
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JP9232600A
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English (en)
Inventor
Nagaharu Ito
長晴 伊藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH1175162A publication Critical patent/JPH1175162A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フリーラン状態での発振器の発振周波数の調整
を容易かつ精度よく行い得る周波数調整装置を提供す
る。 【解決手段】電圧制御発振器105、位相検波器106
によってPLL回路104を構成している。位相検波器
106にエンコーダ101からのクロック信号PCKが
供給されないフリーラン状態での発振器105の発振周
波数を調整する。この調整は、接続スイッチ107をオ
フ状態として行う。CPU108は、調整時には、制御
データDaを段階的に変化させ、それに伴って積分器1
16より供給される調整用信号Saの状態に基づいて、
位相検波器106に供給される制御信号Vaを最適レベ
ルとするための制御データDaの値(調整データ)を求
める。そして、CPU108は、通常動作時には、制御
データDaとして調整データを出力する。これにより、
フリーラン状態における発振器105の発振周波数はほ
ぼ目標周波数となるように自動調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、制御信号によっ
て発信周波数が制御される発振器と、この発振器より出
力される周波数信号またはそれを分周した周波数信号を
第1の周波数信号とし、この第1の周波数信号と参照周
波数信号との位相を比較し、その比較誤差信号を上記発
振器に制御信号として供給する位相検波器とを備える周
波数信号発生装置の位相検波器に参照周波数信号が供給
されないフリーラン状態における発振器の発振周波数を
調整する周波数調整装置に関する。詳しくは、フリーラ
ン状態における第1の周波数信号の目標周波数と等しい
周波数を持つ基準周波数信号と第1の周波数信号とから
フリーラン状態で発振器の発振周波数を調整するための
調整用信号を生成することによって、フリーラン状態で
その調整用信号を使用して発振器の発振周波数の自動調
整化など、その周波数調整を容易かつ精度よく行おうと
した周波数調整装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、SDI(Serial Digital Interfa
ce)フォーマットやSDDI(SerialDigital Data Int
erface)フォーマット等を利用したシリアル伝送システ
ムが知られている。
【0003】SDIフォーマットについて説明する。こ
のSDIフォーマットは、ディジタルのオーディオ信号
やビデオ信号の規格として、テレビジョンや映像工学に
関する規格を発行するSMPTE(Society of Motion
Picture and Television Engineers)のSMPTE−2
95Mで標準化されている。この規格は、基本的には、
ディジタル信号規格であるD−1フォーマットもしくは
D−2フォーマットを対象とした信号の規格である。
【0004】図9AはSDIフォーマットのビデオ信号
のフレームの全体構成、図9BはSDIフォーマットの
伝送用パケットの構成を示している。
【0005】NTSC525方式のビデオ信号の場合、
SDIフォーマットのディジタルビデオ信号は、水平方
向に1ライン当たり、(4+268+4+1440)=
1716ワード、垂直方向に525ラインで構成されて
いる。また、PAL625方式のビデオ信号の場合、S
DIフォーマットのディジタルビデオ信号は、水平方向
に1ライン当たり、(4+280+4+1440)=1
728ワード、垂直方向に625ラインで構成されてい
る。ただし、10ビット/ワードである。なお、図9
A,Bにおいて、括弧内の数字は、PAL625方式の
ビデオ信号の数値を示しており、括弧がない数字はNT
SC525方式のビデオ信号の数値を示している。以
下、NTSC方式についてのみ説明する。
【0006】各ラインについて、第1ワードから第4ワ
ードまでの4ワードは、アクティブビデオ部ACVの終
了を示し、アクティブビデオ部ACVと後述するアンシ
ラリデータ部HANCとを分離するアクティブビデオ部
終了符号EAV(End of Active Video)を格納する領
域として用いられる。4ワードの符号EAVは、16進
表示で、3FF,000,000,XYZ(任意のデー
タ)である。
【0007】また、各ラインについて、第5ワードから
第272ワードまでの268ワードは、アンシラリデー
タ部HANCとして用いられ、ヘッダ、補助データ、オ
ーディオデータ等が格納される。
【0008】また、各ラインについて、第273ワード
から第276ワードまでの4ワードは、アクティブビデ
オ部ACVの開始を示し、アクティブビデオ部ACVと
アンシラリデータ部HANCとを分離するアクティブビ
デオ部開始符号SAV(Start of Active Video)を格
納する領域として用いられる。4ワードの符号SAV
は、16進表示で、3FF,000,000,XYZ
(任意のデータ)であり、最初の3ワードは上述した符
号EAVと同じデータである。
【0009】また、各ラインについて、第277ワード
から第1716ワードの1440ワードは、アクティブ
ビデオ部ACVとして用いられ、ビデオデータが格納さ
れる。そして、525ラインは、2つに大きく領域が分
割されている。つまり、第20ラインから第263ライ
ンまでの244ラインが第1フィールドのアクティブビ
デオ部ACV1として用いられ、第283ラインから第
525ラインまでの243ラインが第2フィールドのア
クティブビデオ部ACV2として用いられる。
【0010】なお、アクティブビデオ部ACV1,AC
V2の前には、それぞれ9ライン分の垂直ブランキング
部VBK1,VBK2と、10ライン分のオプショナル
ブランキング部OBK1,OBK2とが設けられてい
る。
【0011】SDIフォーマットによる伝送データを送
信するときは、図9Cに示すように、P/S(parallel
-to-serial)変換および伝送路符号化が行われて、伝送
速度が270Mbpsのシリアルデータとして伝送され
る。
【0012】次に、SDDIフォーマットについて説明
する。このSDDIフォーマットは本出願人が提案した
ものであり、SDIフォーマットの利点を活かしつつ、
SDIフォーマットと部分的に共通性を保ちながら、マ
ルチメディア化またはマルチチャネル化等に好適なフォ
ーマットである。図10AはSDDIフォーマットの全
体構成、図10BはSDDIフォーマットの伝送用パケ
ットの構成を示している。
【0013】NTSC525方式のビデオ信号の場合、
SDDIフォーマットのディジタルビデオ信号は、水平
方向に1ライン当たり、(4+268+4+1440)
=1716ワード、垂直方向に525ラインで構成され
ている。また、PAL625方式のビデオ信号の場合、
SDDIフォーマットのディジタルビデオ信号は、水平
方向に1ライン当たり、(4+280+4+1440)
=1728ワード、垂直方向に625ラインで構成され
ている。ただし、10ビット/ワードである。なお、図
10A,Bにおいて、括弧内の数字は、PAL625方
式のビデオ信号の数値を示しており、括弧がない数字は
NTSC525方式のビデオ信号の数値を示している。
以下、NTSC525方式についてのみ説明する。
【0014】各ラインについて、第1ワードから第4ワ
ードまでの4ワードは、後述するペイロード部PAD
(SDIフォーマットにおけるアクティブビデオ部AC
Vに相当する部分)の終了を示し、ペイロード部PAD
と後述するアンシラリデータ部ANCとを分離する符号
EAVを格納する領域として用いられる。4ワードの符
号EAVは、16進表示で、3FF,000,000,
XYZ(任意のデータ)である。
【0015】また、各ラインについて、第5ワードから
第272ワードまでの268ワードは、SDDIフォー
マット特有のアンシラリデータ部ANCとして用いら
れ、後述するヘッダや補助データ等が格納される。
【0016】また、各ラインについて、第273ワード
から第276ワードまでの4ワードは、ペイロード部P
ADの開始を示し、ペイロード部PADとアンシラリデ
ータ部ANCとを分離する符号SAVを格納する領域と
して用いられる。4ワードの符号SAVは、16進表示
で、3FF,000,000,XYZ(任意のデータ)
であり、最初の3ワードは上述した符号EAVと同じデ
ータである。
【0017】また、各ラインについて、第277ワード
から第1716ワードの1440ワードは、ペイロード
部PADとして用いられ、ビデオデータやオーディオデ
ータが格納される。この場合、上述したSDIフォーマ
ットにおける垂直ブランキング部やオプショナルブラン
キング部は含まれていない。
【0018】このSDDIフォーマットによる伝送デー
タを送信するときも、図10Cに示すように、P/S変
換および伝送路符号化が行われて、伝送速度が270M
bpsのシリアルデータとして伝送される。
【0019】図11は、SDIフォーマットまたはSD
DIフォーマットを利用したシリアル伝送システムを構
成する送信側装置300の構成例を示している。この送
信側装置300は、SDIフォーマットまたはSDDI
フォーマットによる伝送データを形成するエンコーダ3
01と、このエンコーダ301の出力データ(10ビッ
トパラレルデータ)を、伝送速度が270Mbpsのシ
リアルデータに変換するP/S変換器302と、そのシ
リアルデータをNRZ信号からNRZI信号に変換して
送信用のシリアルデータSDを得るスクランブラ303
とを有している。
【0020】また、送信側装置300は、エンコーダ3
01の出力データに同期し、このエンコーダより出力さ
れる27MHzのパラレルクロック信号PCKに同期し
た270MHzのシリアルクロック信号SCKを得るた
めのPLL(Phase Locked Loop)回路304を有して
いる。ここで、PLL回路304は、電圧制御発振器3
05と、この発振器305より出力されるシリアルクロ
ック信号SCKとエンコーダ301より出力されるパラ
レルクロック信号PCKとの位相を比較し、その比較誤
差信号を発振器305に制御信号として供給する位相検
波器306とからなっている。
【0021】発振器305より出力されるシリアルクロ
ック信号SCKは、エンコーダ301より出力されるパ
ラレルクロック信号PCKと共に、上述したP/S変換
器302に供給される。P/S変換器302では、これ
らクロック信号PCK,SCKを使用してP/S変換の
処理が行われる。また、発振器305より出力されるシ
リアルクロック信号SCKは、上述したスクランブラ3
03に動作クロック信号として供給される。
【0022】図11に示す送信側装置300の動作を説
明する。エンコーダ301にはビデオデータSVおよび
オーディオデータSAが供給され、SDIフォーマット
またはSDDIフォーマットの伝送データが形成され
る。このエンコーダ301の出力データ(10ビットパ
ラレルデータ)はP/S変換器302でシリアルデータ
に変換される。そして、このシリアルデータ(NRZ信
号)がさらにスクランブラ303でNRZI信号に変換
されて送信用のシリアルデータSDが生成され、このシ
リアルデータSDが受信側に送信される。
【0023】ところで、位相検波器306にパラレルク
ロック信号PCKが供給された際にPLL回路304が
ロックし易くするため、位相検波器306にパラレルク
ロック信号PCKが供給されないフリーラン状態におけ
る発振器305の発振周波数が目標周波数となるように
予め調整される。そのため、エンコーダ301より出力
されるパラレルクロック信号PCKは接続スイッチ30
7を介して位相検波器306に供給される構成となって
おり、フリーラン状態における発振器305の発振周波
数の調整時には、その接続スイッチ307は制御信号F
Cによりオフとされる。
【0024】そして、フリーラン状態における発振器3
05の発振周波数の調整は、発振器305より出力され
る周波数信号を、例えば分周器308で1/10に分周
して外部の周波数カウンタ310に供給した状態で行わ
れ、周波数カウンタ310で発振器305の発振周波数
を確認しながら、位相検波器306に接続されたメカニ
カルボリューム309が操作される。
【0025】図12は、SDIフォーマットまたはSD
DIフォーマットを利用したシリアル伝送システムを構
成する受信側装置400の構成例を示している。この受
信側装置400は、送信側より送られてくる伝送速度が
270MbpsのシリアルデータSDをNRZI信号か
らNRZ信号に変換するデスクランブラ401と、この
デスクランブラ401の出力データを10ビットパラレ
ルデータに変換するS/P(serial-to-parallel)変換
器402と、このS/P変換器402の出力データ、つ
まりSDIフォーマットまたはSDDIフォーマットの
伝送データよりビデオデータSVおよびオーディオデー
タSAを分離して得るためのデコーダ403とを有して
いる。
【0026】また、受信側装置400は、シリアルデー
タSDのエッジを検出するエッジ検出器404と、シリ
アルデータSDに同期した270MHzのシリアルクロ
ック信号SCK、その1/10の周波数のパラレルクロ
ック信号PCKを得るためのPLL回路405とを有し
ている。ここで、PLL回路405は、電圧制御発振器
406と、この発振器406より出力されるシリアルク
ロック信号SCKを1/10に分周してパラレルクロッ
ク信号PCKを得る分周器407と、この分周器407
より出力されるパラレルクロック信号PCKとエッジ検
出器404の検出信号との位相を比較し、その比較誤差
信号を発振器406に制御信号として供給する位相検波
器408とからなっている。
【0027】発振器406より出力されるシリアルクロ
ック信号SCKは、上述したデスクランブラ401に動
作クロック信号として供給される。また、発振器406
より出力されるシリアルクロック信号SCKおよび分周
器407より出力されるパラレルクロック信号PCK
は、上述したS/P変換器402に供給される。S/P
変換器402では、これらクロック信号SCK,PCK
を使用してS/P変換の処理が行われる。
【0028】図12に示す受信側装置400の動作を説
明する。送信側より送られてくるシリアルデータSD
(NRZI信号)はデスクランブラ401でNRZ信号
に変換され、さらにS/P変換器402で10ビットパ
ラレルデータに変換される。そして、このS/P変換器
402の出力データ、つまりSDIフォーマットまたは
SDDIフォーマットの伝送データがデコーダ403に
供給され、その伝送データよりビデオデータSVおよび
オーディオデータSAが分離されて出力される。
【0029】ところで、位相検波器408にエッジ検出
器404の検出信号が供給された際にPLL回路405
がロックし易くするため、位相検波器408にエッジ検
出器404の検出信号が供給されないフリーラン状態に
おける発振器406の発振周波数が目標周波数となるよ
うに予め調整される。この調整時には、制御信号FCに
よってエッジ検出器404の検出信号が位相検波器40
8に供給されないようにされる。そして、フリーラン状
態における発振器406の発振周波数の調整は、分周器
407より出力される出力信号を外部の周波数カウンタ
410に供給した状態で行われ、周波数カウンタ410
で発振器406の発振周波数を確認しながら、位相検波
器408に接続されたメカニカルボリューム409が操
作される。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来で
は、フリーラン状態での発振器の発振周波数を調整する
際には、外部の周波数カウンタを使用し、位相検波器3
06,408に付随したメカニカルボリューム309,
409を操作するものである。そのため、調整時の人為
的なミスやばらつきが発生し易く、また調整時には必ず
周波数カウンタを用意しなければならないという制約あ
った。
【0031】そこで、この発明では、フリーラン状態で
の発振器の発振周波数の調整を容易かつ精度よく行い得
る周波数調整装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明に係る周波数調
整装置は、制御信号によって発信周波数が制御される発
振器と、この発振器より出力される周波数信号またはそ
れを分周した周波数信号を第1の周波数信号とし、この
第1の周波数信号と参照周波数信号との位相を比較する
位相検波器とを備え、位相検波器の出力信号を発振器に
制御信号として供給するようにした周波数信号発生装置
の位相検波器に参照周波数信号が供給されないフリーラ
ン状態における発振器の発振周波数を調整する周波数調
整装置であって、フリーラン状態における第1の周波数
信号の目標周波数と等しい周波数の基準周波数信号を発
生する周波数信号発生手段と、第1の周波数信号と基準
周波数信号とからフリーラン状態での発振器の発振周波
数を調整するための調整用信号を生成する調整用信号生
成手段とを備えるものである。
【0033】フリーラン状態での発振器の発振周波数を
調整する場合、参照周波数信号を位相検波器に供給しな
い状態とされる。この状態で、第1の周波数信号と基準
周波数信号とからフリーラン状態での発振器の発振周波
数を調整するための調整用信号が生成される。すなわ
ち、調整用信号は、第1の周波数信号の周波数が基準周
波数信号の周波数に対して完全に一致している、ほぼ一
致している、全く一致していない等の各関係にあること
を区別できる態様となるように生成される。これによ
り、その調整用信号を使用して発振器の発振周波数の自
動調整化など、その周波数調整を容易かつ精度よく行う
ことが可能となる。調整用信号の状態を表示する表示手
段を設けておくことで、その表示を見ながら発振器の発
振周波数を手動で調整することも可能となる。
【0034】例えば、調整用信号生成手段は、第1の周
波数信号と基準周波数信号との排他的論理和をとる排他
的論理和回路と、この排他的論理和回路の出力信号を積
分する第1の積分器と、この第1の積分器の出力信号と
所定のしきい値とを比較するコンパレータと、このコン
パレータの出力信号を積分して調整用信号を得る第2の
積分器とを有して構成される。この場合、排他的論路和
回路に供給される第1の周波数信号および参照周波数信
号のデューティを合わせるための波形整形手段をさらに
有することで、調整用信号の精度を高めることが可能と
なる。
【0035】また、フリーラン状態で第1の周波数信号
の周波数を調整する制御信号のレベルを低レベル側から
高レベル側にあるいは高レベル側から低レベル側に段階
的に変化させ、そのときの調整用信号の変化に基づいて
上記制御信号を最適レベルに設定することで、フリーラ
ン状態での発振器の発振信号の自動調整化が達成され
る。ここで、調整用信号を生成するために積分器を使用
している場合、上記段階的に変化させるための周期を積
分器の時定数よりも長く設定することで、積分器の時定
数による調整用信号の変化の遅れによる不都合を回避す
ることが可能となる。
【0036】しかし、その場合、フリーラン状態での発
振器の発振信号の自動調整速度が遅くなる。そこで、フ
リーラン状態で、最初発振器の発振周波数を調整する制
御信号のレベルを、積分器の時定数よりも短い周期で低
レベル側から高レベル側にあるいは高レベル側から低レ
ベル側に段階的に変化させ、調整用信号の状態の変化が
検出されるとき、制御信号のレベルを調整用信号の状態
が変化前の状態となる所定レベルに戻し、その後制御信
号のレベルを積分器の時定数よりも長い周期で上記変化
方向と同じ方向に段階的に変化させるようにしてもよ
い。これにより、自動調整速度の高速化が可能となる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。
【0038】まず、実施の形態1について説明する。図
1は、実施の形態1としてのSDIフォーマットまたは
SDDIフォーマットを利用したシリアル伝送システム
を構成する送信側装置100を示している。
【0039】この送信側装置100は、SDIフォーマ
ットまたはSDDIフォーマットによる伝送データを形
成するエンコーダ101と、このエンコーダ101の出
力データ(10ビットパラレルデータ)を、伝送速度が
270Mbpsのシリアルデータに変換するP/S変換
器102と、そのシリアルデータをNRZ信号からNR
ZI信号に変換して送信用のシリアルデータSDを得る
スクランブラ103とを有している。
【0040】また、送信側装置100は、エンコーダ1
01の出力データに同期し、このエンコーダより出力さ
れる27MHzのパラレルクロック信号PCKに同期し
た270MHzのシリアルクロック信号SCKを得るた
めのPLL回路104を有している。ここで、PLL回
路104は、電圧制御発振器105と、この発振器10
5より出力されるシリアルクロック信号SCKとエンコ
ーダ101より出力されるパラレルクロック信号PCK
との位相を比較し、その比較誤差信号を発振器105に
制御信号として供給する位相検波器106とからなって
いる。
【0041】発振器105より出力されるシリアルクロ
ック信号SCKは、エンコーダ101より出力されるパ
ラレルクロック信号PCKと共に、上述したP/S変換
器102に供給される。P/S変換器102では、これ
らクロック信号PCK,SCKを使用してP/S変換の
処理が行われる。また、発振器105より出力されるシ
リアルクロック信号SCKは、上述したスクランブラ1
03に動作クロック信号として供給される。
【0042】図1に示す送信側装置100の送信動作を
説明する。エンコーダ101にはビデオデータSVおよ
びオーディオデータSAが供給され、SDIフォーマッ
トまたはSDDIフォーマットの伝送データが形成され
る。このエンコーダ101の出力データ(10ビットパ
ラレルデータ)はP/S変換器102でシリアルデータ
に変換される。そして、このシリアルデータ(NRZ信
号)がさらにスクランブラ103でNRZI信号に変換
されて送信用のシリアルデータSDが生成され、このシ
リアルデータSDが受信側に送信される。
【0043】ところで、位相検波器106にパラレルク
ロック信号PCKが供給された際にPLL回路104が
ロックし易くするため、位相検波器106にパラレルク
ロック信号PCKが供給されないフリーラン状態におけ
る発振器105の発振周波数が目標周波数となるように
予め調整される。
【0044】送信側装置100の調整動作のための構成
を説明する。すなわち、送信側装置100は、エンコー
ダ101より位相検波器106へのパラレルクロック信
号PCKの供給ラインに、接続スイッチ107を有して
いる。この接続スイッチ107のオンオフはCPU(Ce
ntral Processing Unit)108からの制御信号FCに
よって制御され、フリーラン状態における発振器105
の発振周波数の調整時にはオフとされる。なお、CPU
108は、システム全体を制御するためのものである。
【0045】また、送信側装置100は、発振器105
より出力されるシリアルクロック信号SCKを1/10
に分周する分周器109と、この分周器109より出力
されるクロック信号のデューティを一定、例えば50%
とするための1/2カウンタ110と、フリーラン状態
における分周器109の出力クロック信号の目標周波数
に等しい周波数を持つ基準クロック信号RCKを得るた
めの基準クロック発生器111と、その基準クロック信
号RCKのデューティを一定、例えば50%とするため
の1/2カウンタ112とを有している。ここで、1/
2カウンタ110,112は、分周器109の出力クロ
ック信号と基準クロック信号RCKとのデューティを合
わせるための波形整形手段として機能している。この機
能により、後述する調整用信号Saを精度よく得ること
が可能となる。
【0046】また、送信側装置100は、1/2カウン
タ110,112の出力クロック信号の排他的論理和を
とるための排他的論理和回路(エクスクルーシブオア回
路)113と、この排他的論理和回路113の出力信号
を積分する短い時定数の積分器114と、この積分器1
14の出力信号を所定のしきい値Vthと比較するコンパ
レータ115と、このコンパレータ115の出力信号を
積分してCPU108に供給する調整用信号Saを得る
ためのある程度長い時定数の積分器116と、フリーラ
ン状態における発振器105の発振周波数を調整するた
めに、CPU108より出力される制御データDaをア
ナログ信号に変換して位相検波器106に供給する制御
信号Vaを得るためのD/A変換器117とを有してい
る。ここで、制御信号Vaを変化させることで、フリー
ラン状態における発振器105の発振周波数が調整され
る。
【0047】次に、送信側装置100におけるフリーラ
ン状態における発振器105の発振周波数の調整動作に
ついて説明する。この調整動作は、CPU108からの
制御信号FCによって接続スイッチ107がオフとさ
れ、位相検波器106にエンコーダ101からのパラレ
ルクロック信号PCKが供給されないフリーラン状態で
行われる。
【0048】ここで、CPU108より出力される制御
データDaは、例えば00h〜FFh(hは16進表示
であることを示している)の範囲で可変される。この制
御データDaを00hからFFhへと変化させていくこ
とで、フリーラン状態における発振器105の発振周波
数は高くなっていく。このとき、1/2カウンタ110
の出力クロック信号CKAの周波数fAと1/2カウン
タ112の出力クロック信号CKBの周波数fBとの関
係も変化していき、それに伴って排他的論理和回路11
3の出力信号S1、積分器114の出力信号S2、コン
パレータ115の出力信号S3および積分器116より
出力される調整用信号Saの状態も変化していく。
【0049】図2Aは、周波数fAが周波数fBと全く一
致しておらず、fA<fBであるときの各部の信号状態を
示している。この場合、積分器114の出力信号S2の
変化周期は短く、調整用信号Saはローレベル「L」と
なる。図2Bは、周波数fAが周波数fBとほぼ一致して
おり、fA<fBであるときの各部の信号状態を示してい
る。この場合、積分器114の出力信号S2の変化周期
は長く、調整用信号Saはハイレベル「H」となる。図
2Cは、周波数fAが周波数fBと完全に一致していると
きの各部の信号状態を示している。この場合、積分器1
14の出力信号S2はほぼ一定となり、しきい値Vthと
の関係によって、調整用信号Saはハイレベル「H」
(実線図示)またはローレベル「L」(破線図示)とな
る。
【0050】さらに、図3Aは、周波数fAが周波数fB
とほぼ一致しており、fA>fBであるときの各部の信号
状態を示している。この場合、積分器114の出力信号
S2の変化周期は長く、調整用信号Saはハイレベル
「H」となる。図3Bは、周波数fAが周波数fBと全く
一致しておらず、fA>fBであるときの各部の信号状態
を示している。この場合、積分器114の出力信号S2
の変化周期は短く、調整用信号Saはローレベル「L」
となる。
【0051】図2A、図3Bに示すように周波数fA
周波数fBと全く一致していない場合をタイプ1とする
と、このタイプ1では調整用信号Saはローレベル
「L」となる。また、図2B、図3Aに示すように周波
数fAが周波数fBとほぼ一致している場合をタイプ2と
すると、このタイプ2では調整用信号Saはハイレベル
「H」となる。さらに、図2Cに示すように周波数fA
が周波数fBと完全に一致している場合をタイプ3とす
ると、このタイプ3では調整用信号Saはハイレベル
「H」またはローレベル「L」となる。
【0052】上述したように制御データDaを00hか
らFFhへと変化させていくことで、周波数fAおよび
調整用信号Saは、図4(ケース1)または図5(ケー
ス2)に示すように変化する。図4(ケース1)は周波
数fAが周波数fBと完全に一致するタイプ3が存在する
場合を示し、図5はそのタイプ3が存在しない場合を示
している。
【0053】CPU108は、フリーラン状態における
発振器105の発振周波数の調整時には、上述したよう
に制御データDaを変化させ、それに伴って積分器11
6より供給される調整用信号Saの状態に基づいて、位
相検波器106に供給される制御信号Vaを最適レベル
とするための制御データDaの値(調整データ)を求め
る。そして、CPU108は、通常動作時には、制御デ
ータDaとして調整データを出力する。これにより、フ
リーラン状態における発振器105の発振周波数はほぼ
目標周波数となるように自動調整される。
【0054】CPU108は、調整データを以下のよう
に求める。例えば、図4に示すようにタイプ3が存在
し、そのタイプ3で調整用信号Saがローレベル「L」
となるときは、タイプ3となる際の制御データDaをY
として、調整データ=Yと求める。一方、図4に示すよ
うにタイプ3が存在し、そのタイプ3で調整用信号Sa
がハイレベル「H」となるとき、あるいは図5に示すよ
うにタイプ3が存在しないときは、調整用信号Saがロ
ーレベル「L」からハイレベル「H」に変化する直前の
制御データをX、逆に調整用信号Saがハイレベル
「H」からローレベル「L」に変化する際の制御データ
をZとして、調整データ=(X+Z)/2と求める。
【0055】次に、図6のフローチャートを使用して、
調整データを求める際のCPU108の動作を説明す
る。まず、ステップST1で、制御データDaを00h
とし、ステップST2で、調整用信号Saがハイレベル
「H」であるかを判定する。調整用信号Saがハイレベ
ル「H」でないときは、ステップST3で、制御データ
DaがFFhであるかを判定する。制御データDaがF
Fhでないときは、ステップST4で、制御データDa
を1段階増やし、ステップST5で、積分器116の時
定数より長い一定時間だけ待った後にステップST2に
戻り、再び調整用信号Saがハイレベル「H」であるか
を判定する。このようにステップST5で積分器116
の時定数より長い一定時間だけ待つのは、積分器116
の時定数による調整用信号Saの変化の遅れによる不都
合を回避するためである。以下の同様のステップで積分
器116の時定数より長い一定時間だけ待つのも同じ理
由である。
【0056】上述したステップST2で調整用信号Sa
がハイレベル「H」であるときは、ステップST6で、
そのときの制御データDaを1段階だけ減らし、それを
Xとする。そして、ステップST7で、制御データを1
段階だけ増やし、ステップST8で、制御データDaが
FFhであるかを判定する。制御データDaがFFhで
ないときは、ステップST9で、積分器116の時定数
より長い一定時間だけ待った後に、ステップST10
で、調整用信号Saがハイレベル「H」であるかを判定
する。調整用信号Saがハイレベル「H」であるとき
は、ステップST7に戻って制御データDaを1段階だ
け増やし、以下上述したと同様の動作をする。
【0057】ステップST10で調整用信号Saがロー
レベル「L」であるときは、ステップST11で、その
ときの制御データDaをXおよびZとする。そして、ス
テップST12で、制御データを1段階だけ増やし、ス
テップST13で、制御データDaがFFhであるかを
判定する。制御データDaがFFhでないときは、ステ
ップST14で、積分器116の時定数より長い一定時
間だけ待った後に、ステップST15で、調整用信号S
aがハイレベル「H」であるかを判定する。
【0058】調整用信号Saがハイレベル「H」である
ときは、図4に示すようにタイプ3が存在し、そのタイ
プ3で調整用信号Saがローレベル「L」となる場合で
あるとして、ステップST16で、調整データをYと
し、自動調整動作を終了する。一方、調整用信号Saが
ローレベル「L」であるときは、図4に示すようにタイ
プ3が存在し、そのタイプ3で調整用信号Saがハイレ
ベル「H」となる場合、あるいは図5に示すようにタイ
プ3が存在しない場合であるとして、ステップST17
で、調整データを(X+Z)/2とし、自動調整動作を
終了する。
【0059】なお、ステップST3、ステップST8、
ステップST13で、制御データDaがFFhであると
きは、ステップST18で、自動調整動作が不完全であ
るとし、図示しない表示部にその旨を表示し、動作を終
了する。
【0060】ところで、図6に示すフローチャートに沿
って調整データを求めるものにあっては、最初に調整用
信号Saがローレベル「L」からハイレベル「H」に変
化する状態を検出する段階で、制御データDaを1段階
だけ増やす毎にステップST5で積分器116の時定数
より長い一定時間だけ待って調整用信号Saがハイレベ
ル「H」であるかを判定するものであり、調整時間が長
くかかる。
【0061】そこで、図7に示すフローチャートに沿っ
て調整動作を行って、調整の高速化を図るようにしても
よい。この図7のフローチャートにおいて、図6のフロ
ーチャートと対応するステップには同一符号を付し、そ
の詳細説明は省略する。
【0062】図7のフローチャートでは、図6のフロー
チャートにおけるステップST5を削除する。これによ
り、最初に調整用信号Saがローレベル「L」からハイ
レベル「H」に変化する状態を検出する段階の処理を速
くできる。しかし、制御データDaを1段階だけ増やす
毎に積分器116の時定数より長い一定時間だけ待たず
に調整用信号Saがハイレベル「H」であるかを判定し
ていることから、調整用信号Saがローレベル「L」か
らハイレベル「H」に変化するのに必要な制御データD
aの値は、その変化時点における制御データDaの値で
はなく、それより小さな値である。
【0063】そこで、調整用信号Saがローレベル
「L」からハイレベル「H」に変化したことを検出した
後は、制御データDaの値を調整用信号Saがローレベ
ル「L」からハイレベル「H」に変化するのに必要な制
御データDaの値より少し前の状態に戻し、それ以降は
図6のフローチャートと同様の動作とする。すなわち、
ステップST2で調整用信号Saがハイレベル「H」で
あるときは、ステップST21で、そのときの制御デー
タDaに適当な値βを加えてエンドデータを求め、ステ
ップST22で、そのときの制御データDaより適当な
値αを引いてスタートデータを求める。なお、エンドデ
ータは必ずしも求める必要はなく、制御データDaのエ
ンドデータとして、図6のフローチャートにおけると同
様に、FFhを使用してもよい。
【0064】そして、ステップST23で、制御データ
Daをスタートデータとし、ステップST24で、調整
用信号Saがハイレベル「H」であるかを判定する。調
整用信号Saがハイレベル「H」でないときは、ステッ
プST25で、制御データDaがエンドデータであるか
を判定する。制御データDaがエンドデータでないとき
は、ステップST26で、制御データDaを1段階増や
し、ステップST27で、積分器116の時定数より長
い一定時間だけ待った後にステップST24に戻り、再
び調整用信号Saがハイレベル「H」であるかを判定す
る。このようにステップST27で積分器116の時定
数より長い一定時間だけ待つことで、調整用信号Saが
ローレベル「L」からハイレベル「H」に変化するのに
必要な制御データDaの値は、その変化時点における制
御データDaの値となる。
【0065】ステップST24で調整用信号Saがハイ
レベル「H」であるときは、ステップST6に進み、そ
のときの制御データDaを1段階だけ減らし、それをX
とする。図7のフローチャートにおいて、以下は図6の
フローチャートにおける動作と同様である。ただし、ス
テップST8、ステップST13において、図6のフロ
ーチャートでは制御データDaがFFhであるかを判定
していたが、図7のフローチャートでは制御データDa
がエンドデータであるかを判定している。
【0066】次に、実施の形態2について説明する。図
8は、実施の形態2としてのSDIフォーマットまたは
SDDIフォーマットを利用したシリアル伝送システム
を構成する受信側装置200を示している。この受信側
装置200は、送信側より送られてくる伝送速度が27
0MbpsのシリアルデータSDをNRZI信号からN
RZ信号に変換するデスクランブラ201と、このデス
クランブラ201の出力データを10ビットパラレルデ
ータに変換するS/P変換器202と、このS/P変換
器202の出力データ、つまりSDIフォーマットまた
はSDDIフォーマットの伝送データよりビデオデータ
SVおよびオーディオデータSAを分離して得るための
デコーダ203とを有している。
【0067】また、受信側装置200は、シリアルデー
タSDのエッジを検出するエッジ検出器204と、シリ
アルデータSDに同期した270MHzのシリアルクロ
ック信号SCK、その1/10の周波数のパラレルクロ
ック信号PCKを得るためのPLL回路205とを有し
ている。ここで、PLL回路205は、電圧制御発振器
206と、この発振器206より出力されるシリアルク
ロック信号SCKを1/10に分周してパラレルクロッ
ク信号PCKを得る分周器207と、この分周器207
より出力されるパラレルクロック信号PCKとエッジ検
出器204の検出信号との位相を比較し、その比較誤差
信号を発振器206に制御信号として供給する位相検波
器208とからなっている。
【0068】発振器206より出力されるシリアルクロ
ック信号SCKは、上述したデスクランブラ201に動
作クロック信号として供給される。また、発振器206
より出力されるシリアルクロック信号SCKおよび分周
器207より出力されるパラレルクロック信号PCK
は、上述したS/P変換器202に供給される。S/P
変換器202では、これらクロック信号SCK,PCK
を使用してS/P変換の処理が行われる。
【0069】図8に示す受信側装置200の受信動作を
説明する。送信側より送られてくるシリアルデータSD
(NRZI信号)はデスクランブラ201でNRZ信号
に変換され、さらにS/P変換器202で10ビットパ
ラレルデータに変換される。そして、このS/P変換器
202の出力データ、つまりSDIフォーマットまたは
SDDIフォーマットの伝送データがデコーダ203に
供給され、その伝送データよりビデオデータSVおよび
オーディオデータSAが分離されて出力される。
【0070】ところで、位相検波器208にエッジ検出
器204の検出信号が供給された際にPLL回路205
がロックし易くするため、位相検波器208にエッジ検
出器204の検出信号が供給されないフリーラン状態に
おける発振器206の発振周波数が目標周波数となるよ
うに予め調整される。
【0071】受信側装置200の調整動作のための構成
を説明する。すなわち、エッジ検出器204の検出信号
を位相検波器208に供給するか否かは、CPU209
からの制御信号FCによって制御され、フリーラン状態
における発振器206の発振周波数の調整時には、エッ
ジ検出器204の検出信号が位相検波器208に供給さ
れないようにされる。なお、CPU209は、システム
全体を制御するためのものである。
【0072】また、受信側装置200は、分周器207
より出力されるパラレルクロック信号PCKのデューテ
ィを一定、例えば50%とするための1/2カウンタ2
10と、フリーラン状態における分周器207の出力ク
ロック信号の目標周波数に等しい周波数を持つ基準クロ
ック信号RCKを得るための基準クロック発生器211
と、その基準クロック信号RCKのデューティを一定、
例えば50%とするための1/2カウンタ212とを有
している。
【0073】また、受信側装置200は、1/2カウン
タ210,212の出力クロック信号の排他的論理和を
とるための排他的論理和回路(エクスクルーシブオア回
路)213と、この排他的論理和回路213の出力信号
を積分する短い時定数の積分器214と、この積分器2
14の出力信号を所定のしきい値Vthと比較するコンパ
レータ215と、このコンパレータ215の出力信号を
積分してCPU209に供給する調整用信号Saを得る
ためのある程度長い時定数の積分器216と、フリーラ
ン状態で発振器206の発振周波数を調整するために、
CPU209より出力される制御データDaをアナログ
信号に変換して位相検波器208に供給する制御信号V
aを得るためのD/A変換器217とを有している。こ
こで、制御信号Vaを変化させることで、フリーラン状
態における発振器206の発振周波数が調整される。
【0074】次に、受信側装置200におけるフリーラ
ン状態での発振器206の発振周波数の調整動作につい
て説明する。この調整動作は、CPU209からの制御
信号FCによってエッジ検出器204からの検出信号が
位相検波器208に供給されないフリーラン状態で行わ
れる。そして、上述した送信側装置100のCPU10
8と同様に、CPU209は、フリーラン状態での発振
器206の発振周波数の調整時には、制御データDaを
00h〜FFhに変化させ、それに伴って積分器216
より供給される調整用信号Saの状態に基づいて、位相
検波器208に供給される制御信号Vaを最適レベルと
するための制御データDaの値(調整データ)を求め
る。そして、CPU209は、通常動作時には、制御デ
ータDaとして調整データを出力する。これにより、フ
リーラン状態における発振器206の発振周波数はほぼ
目標周波数となるように自動調整される。
【0075】なお、上述実施の形態においては、CPU
108,209によって、位相検波器106,208に
供給される制御信号Vaを自動的に最適レベルに設定し
得るものを示したが、例えば図1に破線で示すように、
位相検波器106にフリーラン状態における発振器10
5の発振周波数を調整するためのメカニカルボリューム
120を設けると共に、積分器116より出力される調
整用信号Saで駆動される表示手段としの発光ダイオー
ド(LED)121を設け、発光ダイオード121の発
光状態を見ながらメカニカルボリューム120を操作し
てフリーラン状態における発振器105の発振周波数を
調整するようにしてもよい。
【0076】この場合、発振器105の発振周波数が目
標周波数に近づき、周波数fAが周波数fBとほぼ一致す
る状態となると、調整用信号Saがハイレベル「H」と
なり(図4、図5参照)、発光ダイオード121が発光
する。したがって、発光ダイオード121が発光状態と
なるようにメカニカルボリューム120を操作すること
で、フリーラン状態における発振器105の発振周波数
がほぼ目標周波数となるように調整されることとなる。
これによれば、従来のように外部の周波数カウンタを使
用しなくても、上述した自動調整よりは調整精度が落ち
るものの、簡易調整が可能となる。
【0077】また、上述実施の形態は、この発明をSD
IフォーマットやSDDIフォーマットを利用したシリ
アル伝送システムの送信側装置や受信側装置におけるP
LL回路の電圧制御発振器105,206のフリーラン
状態での発振周波数を調整するものに適用したものであ
るが、この発明はその他の電圧/周波数変換器(V/F
変換器)や電流/周波数変換器(I/F変換器)等の出
力周波数を目標周波数に調整する際に同様に適用するこ
とができる。
【0078】
【発明の効果】この発明によれば、発振器より出力され
る周波数信号またはそれを分周した周波数信号を第1の
周波数信号とし、この第1の周波数信号の目標周波数と
等しい周波数を持つ基準周波数信号と第1の周波数信号
とからフリーラン状態で発振器の発振周波数を調整する
ための調整用信号を生成するものであり、フリーラン状
態でその調整用信号を使用して発振器の発振周波数の自
動調整化など、その周波数調整を容易かつ精度よく行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1としてのSDIフォーマットやS
DDIフォーマットを利用したシリアル伝送システムを
構成する送信側装置の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1における調整動作のための構成の
各部の信号状態を示す図である。
【図3】実施の形態1における調整動作のための構成の
各部の信号状態を示す図である。
【図4】実施の形態1において制御データDaを変化さ
せていくときの調整用信号Saの変化例(ケース1)を
示す図である。
【図5】実施の形態1において制御データDaを変化さ
せていくときの調整用信号Saの変化例(ケース2)を
示す図である。
【図6】実施の形態1において調整データを求める際の
CPUの動作を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態1において調整データを求める際の
CPUの他の動作を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2としてのSDIフォーマットやS
DDIフォーマットを利用したシリアル伝送システムを
構成する受信側装置の構成を示すブロック図である。
【図9】シリアルディジタルインタフェース(SDI)
フォーマットを説明するための図である。
【図10】シリアルディジタルデータインタフェース
(SDDI)フォーマットを説明するための図である。
【図11】SDIフォーマットやSDDIフォーマット
を利用したシリアル伝送システムを構成する送信側装置
の構成例を示すブロック図である。
【図12】SDIフォーマットやSDDIフォーマット
を利用したシリアル伝送システムを構成する受信側装置
の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100・・・送信側装置、101・・・エンコーダ、1
02・・・P/S変換器、103・・・スクランブラ、
104,205・・・PLL回路、105,206・・
・電圧制御発振器、106,208・・・位相検波器、
107・・・接続スイッチ、108,209・・・CP
U、109,207・・・分周器、110,112,2
10,212・・・1/2カウンタ、111,211・
・・基準クロック発生器、113,213・・・排他的
論理和回路、114,116,214,216・・・積
分器、115,215・・・コンパレータ、117,2
17・・・D/A変換器、120・・・メカニカルボリ
ューム、121・・・発光ダイオード、200・・・受
信側装置、201・・・デスクランブラ、202・・・
S/P変換器、203・・・デコーダ、204・・・エ
ッジ検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御信号によって発信周波数が制御され
    る発振器と、上記発振器より出力される周波数信号また
    はそれを分周した周波数信号を第1の周波数信号とし、
    この第1の周波数信号と参照周波数信号との位相を比較
    する位相検波器とを備え、上記位相検波器の出力信号を
    上記発振器に上記制御信号として供給するようにした周
    波数信号発生装置の上記位相検波器に上記参照周波数信
    号が供給されないフリーラン状態における上記発振器の
    発振周波数を調整する周波数調整装置であって、 上記フリーラン状態における上記第1の周波数信号の目
    標周波数に等しい周波数を持つ基準周波数信号を発生す
    る周波数信号発生手段と、 上記第1の周波数信号と上記基準周波数信号とから上記
    フリーラン状態で上記発振器の発振周波数を調整するた
    めの調整用信号を生成する調整用信号生成手段とを備え
    ることを特徴とする周波数調整装置。
  2. 【請求項2】 上記調整用信号生成手段は、 上記第1の周波数信号と上記基準周波数信号との排他的
    論理和をとる排他的論理和回路と、 上記排他的論理和回路の出力信号を積分する第1の積分
    器と、 上記第1の積分器の出力信号と所定のしきい値とを比較
    するコンパレータと、 上記コンパレータの出力信号を積分して上記調整用信号
    を得る第2の積分器とを有してなることを特徴とする請
    求項1に記載の周波数調整装置。
  3. 【請求項3】 上記調整用信号生成手段は、上記排他的
    論路和回路に供給される上記第1の周波数信号および上
    記参照周波数信号のデューティを合わせるための波形整
    形手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載
    の周波数調整装置。
  4. 【請求項4】 上記フリーラン状態で上記発振器の発振
    周波数を調整する制御信号のレベルを低レベル側から高
    レベル側にあるいは高レベル側から低レベル側に段階的
    に変化させ、そのときの上記調整用信号の変化に基づい
    て上記制御信号を最適レベルに設定する信号処理手段を
    さらに有することを特徴とする請求項1に記載の周波数
    調整装置。
  5. 【請求項5】 上記調整用信号生成手段は、上記第1の
    周波数信号と上記基準周波数信号との排他的論理和をと
    る排他的論理和回路と、この排他的論理和回路の出力信
    号を積分する第1の積分器と、この第1の積分器の出力
    信号と所定のしきい値とを比較するコンパレータと、こ
    のコンパレータの出力信号を積分して上記調整用信号を
    得る第2の積分器とを有してなり、 上記信号処理手段は、上記フリーラン状態で上記発振器
    の発振周波数を調整する制御信号のレベルを低レベル側
    から高レベル側にあるいは高レベル側から低レベル側に
    段階的に変化させるための周期を、上記第1および第2
    の積分器の時定数よりも長く設定することを特徴とする
    請求項4に記載の周波数調整装置。
  6. 【請求項6】 上記調整用信号生成手段は、上記第1の
    周波数信号と上記基準周波数信号との排他的論理和をと
    る排他的論理和回路と、この排他的論理和回路の出力信
    号を積分する第1の積分器と、この第1の積分器の出力
    信号と所定のしきい値とを比較するコンパレータと、こ
    のコンパレータの出力信号を積分して上記調整用信号を
    得る第2の積分器とを有してなり、 上記信号処理手段は、フリーラン状態で、最初に上記発
    振器の発振周波数を調整する制御信号のレベルを上記第
    1および第2の積分器の時定数よりも短い周期で低レベ
    ル側から高レベル側にあるいは高レベル側から低レベル
    側に段階的に変化させ、上記調整用信号の状態の変化が
    検出されるとき、上記制御信号のレベルを上記調整用信
    号の状態が変化前の状態となる所定レベルに戻し、その
    後上記制御信号のレベルを上記第1および第2の積分器
    の時定数よりも長い周期で上記変化方向と同じ方向に段
    階的に変化させることを特徴とする請求項4に記載の周
    波数調整装置。
  7. 【請求項7】 上記フリーラン状態で上記発振器の発振
    周波数を手動で調整する周波数調整手段と、 上記調整用信号生成手段で生成される調整用信号の状態
    を表示する表示手段とをさらに有することを特徴とする
    請求項1に記載の周波数調整装置。
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JP9232600A Pending JPH1175162A (ja) 1997-08-28 1997-08-28 周波数調整装置

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JP (1) JPH1175162A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001274689A (ja) * 2000-01-21 2001-10-05 Sony United Kingdom Ltd データ処理装置及びデータ処理方法
KR20030047843A (ko) * 2001-12-11 2003-06-18 소니 가부시끼 가이샤 전압 제어 발진기의 자주 주파수의 자동 조정 기능을 갖는위상 로크 루프 회로

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