JPH1175695A - ハードキャンディおよびその製造方法 - Google Patents

ハードキャンディおよびその製造方法

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JPH1175695A
JPH1175695A JP9262709A JP26270997A JPH1175695A JP H1175695 A JPH1175695 A JP H1175695A JP 9262709 A JP9262709 A JP 9262709A JP 26270997 A JP26270997 A JP 26270997A JP H1175695 A JPH1175695 A JP H1175695A
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JP
Japan
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xylitol
hard candy
liquefied
present
heat
Prior art date
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JP9262709A
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English (en)
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Shinji Tsubota
信二 坪田
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DAIMIKEN KK
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DAIMIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】キシリトールを溶融液化し、液化されたキシリ
トールを耐熱性容器に充填し、充填後のキシリトールを
冷却、再結晶化することで、母材として100wt%のキ
シリトールを用いたハードキャンディを製造することが
でき、充分な健康寄与度を確保することができるハード
キャンディの製造方法の提供を目的とする。 【解決手段】母材として100wt%のキシリトールを用
い、キシリトールを溶融液化する第1の工程S2と、液
化されたキシリトールを耐熱性容器に充填する第2の工
程S3と、充填後のキシリトールを冷却、再結晶化する
第3の工程S4とを備えたハードキャンディの製造方法
であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、母材として10
0wt%のキシリトール(C5 125 )を用いたハード
キャンディおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に上述のキシリトールは優れた歯科
的特性を有する。つまり第一に主な口腔内細菌により口
腔内あるいは歯垢中で発酵されず、このため酸が生成さ
れない。第二に不溶性グルカンの生成量を減少させ、歯
垢の付着を弱め、歯垢の蓄積を抑制する。第三に歯垢中
で酸が生成されないため、歯垢のpHを低下させない。
第四に歯(mutans streptococci )の増殖が抑制され、
菌数を現象させる。
【0003】このようにキシリトールは優れた歯科的特
性を有するが、図6、図7に各種甘味料の粘度を比較し
て示すように、その粘度が極めて低いので、大量のキシ
リトールをハードキャンディに使用することは不可能で
あり、従来のハードキャンディにおいては母材中に最大
50wt%のキシリトールを含有するものが存在する程度
である。
【0004】この母材中に最大50wt%のキシリトール
を含有するハードキャンディは、母材として水飴、砂
糖、マルチトール、キシリトール(但し最大50wt%)
を用いる。ここで、キシリトール以外の各要素(水飴、
砂糖、マルチトール)は粘性が高い素材である。そし
て、上述の母材に対して必要に応じて添加物を添加し、
これらを撹拌、混練した後に板状と成し、これを所定形
状に切断して従来のハードキャンディが製造される。し
かし、キシリトールの含有量が少ないため、虫歯などか
ら歯を守るという充分な健康寄与度が確保できない問題
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、キシリトールを溶融液化し、液化されたキ
シリトールを耐熱性容器に充填し、充填後のキシリトー
ルを冷却、再結晶化することで、母材として100wt%
のキシリトールを用いたハードキャンディを製造するこ
とができ、充分な健康寄与度を確保することができるハ
ードキャンディの製造方法の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、上述のキシリトール
がキャンディ全体の90〜100wt%を占めることで、
歯科的特性(虫歯予防効果など)のさらなる向上を図る
ことができるハードキャンディの製造方法の提供を目的
とする。
【0007】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の目的と併せて、上述のキシ
リトールに対して少量の添加物(例えば抹茶、ハーブ
類、ミント等の香辛料やエッセンスなど)を添加するす
ることで、添加する添加物に対応した風味を付加するこ
とができるハードキャンディの製造方法の提供を目的と
する。
【0008】この発明の請求項4記載の発明は、母材と
して100wt%のキシリトールを有することで、虫歯な
どから歯を守り、充分な健康寄与度を確保することがで
きるうえ、砂糖と略同等の甘味度を確保することができ
るハードキャンディの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、母材として100wt%のキシリトールを用
い、キシリトールを溶融液化する第1の工程と、液化さ
れたキシリトールを耐熱性容器に充填する第2の工程
と、充填後のキシリトールを冷却、再結晶化する第3の
工程とを備えたハードキャンディの製造方法であること
を特徴とする。
【0010】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記キシリトールが
キャンディ全体の90〜100wt%を占めるハードキャ
ンディの製造方法であることを特徴とする。
【0011】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1または2記載の発明の構成と併せて、上記キシリ
トールに対して少量の添加物が添加されたハードキャン
ディの製造方法であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項4記載の構成は、母材と
して100wt%のキシリトールを有するハードキャンデ
ィであることを特徴とする。
【0013】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の第1の工程で、キシリトールを溶融液
化し、次に第2の工程で、液化されたキシリトールを耐
熱性容器に充填し、次に第3の工程で、充填後のキシリ
トールを冷却、再結晶化すると、ハードキャンディが製
造される。このように液化されたキシリトールを容器に
充填した後に再結晶化させるので、母材として100wt
%のキシリトールを用いたハードキャンディの製造が可
能となり、この結果、充分な健康寄与度を確保すること
ができるハードキャンディを提供し得る効果がある。
【0014】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、上述のキシリ
トールがハードキャンディ全体の90〜100wt%を占
めるので、歯科的特性(虫歯予防効果など)のさらなる
向上を図ることができる効果がある。
【0015】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1または2記載の発明の効果と併せて、上述
のキシリトールに対して少量の添加物を添加するので、
添加される添加物に対応した風味をハードキャンディに
付加することができる効果がある。
【0016】この発明の請求項4記載の発明によれば、
ハードキャンディがその母材として100wt%のキシリ
トールを有するので、虫歯などから歯を守り、充分な健
康寄与度を確保することができ、しかもキシリトールの
特性によって砂糖と略同等の甘味度やキシリトール特有
の冷涼感を確保することができる効果がある。
【0017】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はハードキャンディおよびその製造方法を
示し、図1に示す準備工程S1で、粉末状態のキシリト
ールまたはキシリトール結晶原料を準備する。このキシ
リトールとしては天然のものであってもよく、工業的に
形成されたものでもよい。
【0018】このキシリトールは次に[化1]で示す構
造式を有し、化学式C5 125 で表わされる五炭糖の
1つであって、その分子量は152.15である。また
図6、図7で示すように低粘度特性を有すると共に、砂
糖と略同等の甘味度を備えている。なお「う蝕抑制性」
および非酸生産性を有することは勿論である。
【0019】
【化1】
【0020】次に図1に示す溶融液化工程S2で、母材
として100wt%のキシリトールを用い(母材全体をキ
シリトールが占めることを意味する)このキシリトール
を90℃以上に加熱して溶融液化させる。キシリトール
の溶融性は極めてよいため、容易に溶融液化させること
ができる。なお、必要に応じて水を加えてもよい。ま
た、上述のキシリトールに対して少量の添加物(例えば
抹茶、ハーブ類、ミント等の香辛料やエッセンスなど)
を添加してもよい。
【0021】ここで、上述の添加物として殺菌効果が大
きい抹茶を添加する場合にはその添加量を2〜2.5wt
%とし、ハーブ(herb)類を添加する場合にはその添加量
を0.8〜1.5wt%とし、ミント(mint 、ハッカ)を
添加する場合にはその添加量を約1.0wt%とする。つ
まり、これらの添加物の添加量を最大で10wt%以内
(望ましくは5wt%以内)に抑制して、キシリトールが
キャンディ全体の90〜100wt%(望ましくは95〜
100wt%)を占めるように成す。上述の溶融液化工程
S2でキシリトール単独または少量の添加物が添加され
たキシリトールを加熱液化し、約140℃付近まで昇温
した後に、添加物の変色、変質を防止する目的で約10
0℃まで降温処理する。
【0022】次に図1に示す充填工程S3で、液化され
たキシリトールを耐熱性容器(いわゆるトレー)に充填
する。すなわち、図2に示すようにキャンディ形状に対
応した任意形状かつ複数の区画された凹部1…を備えた
耐熱性容器2を予め準備し、液化されて良好な流動状態
下にあるキシリトール3を例えば自動充填機を用いて上
述の凹部1…に充填して図3の如く成す。この場合、キ
シリトール3の低粘度と併せて、キシリトールが液状に
成されているので充填性の向上を図ることができる。
【0023】ここで、上述の耐熱性容器2の構成材料と
しては耐熱性が大きいポリカーボネート(Polycarbonat
e,PC)や耐熱性を有するポリプロピレン(Polypropylen
e,PP)などの耐熱合成樹脂あるいは紙を用いるが、その
他の成形化成品により耐熱性容器2を構成してもよい。
また図示の凹部1の形状は一例であって、これに限定さ
れるものではない。
【0024】次に図1に示す再結晶化工程S4で、充填
後のキシリトール3を冷却、再結晶化させる。すなわ
ち、液状のキシリトール3が容器2の各凹部6…に充填
された図3に示す状態から放置による自然冷却または冷
却手段による強制冷却にて、液状のキシリトール3を冷
却すると、図4に示すように再結晶化され、安定した固
形かつ所定の硬さを有するハードキャンディ4と成る。
【0025】上述の再結晶化工程S4が完了したハード
キャンディ4を、耐熱性容器2のままで、包装して商品
化(図1の一括包装工程S5参照)してもよく、あるい
は上述の再結晶化工程S4が完了したハードキャンディ
4を図1に示す取出し工程S6で耐熱性容器2から取出
し(図5参照)、次の個別包装工程S7で、ハードキャ
ンディ4を1個ずつ個別に包装して商品化してもよい。
なお、上述の包装には自動包装装置を用いることができ
る。また上述の取出し工程S6では耐熱性容器2に外力
を加えて、上述の凹部1…から製造されたハードキャン
ディ4…を取出すが、このハードキャンディ4は再結晶
化により、その形状が安定した所定硬度(ハードキャン
ディとして相応しい硬さ)を有する固体となっているの
で、型崩れが生ずることはない。
【0026】このように上記実施例のハードキャンディ
の製造方法によれば、上述の第1の工程(溶融液化工程
S2参照)で、キシリトールを溶融液化し、次に第2の
工程(充填工程S3参照)で、液化されたキシリトール
3を耐熱性容器2に充填し、次に第3の工程(再結晶化
工程S4参照)で、充填後のキシリトール3を冷却、再
結晶化させると、ハードキャンディ4が製造される。こ
のように液化されたキシリトール3を容器2に充填した
後に再結晶化させるので、母材として100wt%のキシ
リトールを用いたハードキャンディの製造が可能とな
り、この結果、充分な健康寄与度を確保することができ
るハードキャンディを提供し得る効果がある。
【0027】また、上述のキシリトールがハードキャン
ディ4全体の90〜100wt%を占めるので、歯科的特
性(虫歯予防効果など)のさらなる向上を図ることがで
きる効果がある。
【0028】さらに、上述のキシリトールに対して少量
の添加物を添加すると、添加される添加物(例えば抹茶
ハーブ類、ミント等の香辛料やエッセンスなど)に対応
した風味をハードキャンディ4に付加することができる
効果がある。
【0029】加えて上記実施例のハードキャンディによ
れば、このハードキャンディ4がその母材として100
wt%のキシリトール(C5 125 )を有するので、虫
歯などから歯を守り、充分な健康寄与度を確保すること
ができ、しかもキシリトールの特性によって砂糖と略同
等の甘味度やキシリトール特有の冷涼感を確保すること
ができる効果がある。
【0030】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の第1の工程は、実施例の溶融液化
工程S2に対応し、以下同様に第2の工程は、充填工程
S3に対応し、第3の工程は、再結晶化工程S4に対応
し、添加物は、例示した抹茶、ハーブ類、ミント等の香
辛料やエッセンス(香料)に対応するも、この発明は、
上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0031】例えば添加物を一切添加することなく、ハ
ードキャンディ4全体の100wt%をキシリトールが占
めるように成すと、歯科的特性が最大になる。また図2
乃至図4で示した凹部1の形状および数量は一例であっ
て、図示形状に代えて三角、四角、五角、六角乃至多角
形の凹部であってもよく円柱状、楕円柱状、ドーナツ状
あるいは星形やハート形などの非円形状の凹部であって
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のハードキャンディの製造方法を示す
工程図。
【図2】 耐熱性容器の説明図。
【図3】 キシリトール充填時の説明図。
【図4】 再結晶化時の説明図。
【図5】 本発明のハードキャンディの断面図。
【図6】 25℃における各種甘味料の粘度を示す特性
図。
【図7】 25℃におけるキシリトールと砂糖の粘度を
示す特性図。
【符号の説明】
2…耐熱性容器 3…キシリトール 4…ハードキャンディ S2…溶融液化工程(第1の工程) S3…充填工程(第2の工程) S4…再結晶化工程(第3の工程)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】母材として100wt%のキシリトールを用
    い、キシリトールを溶融液化する第1の工程と、液化さ
    れたキシリトールを耐熱性容器に充填する第2の工程
    と、充填後のキシリトールを冷却、再結晶化する第3の
    工程とを備えたハードキャンディの製造方法。
  2. 【請求項2】上記キシリトールがキャンディ全体の90
    〜100wt%を占める請求項1記載のハードキャンディ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】上記キシリトールに対して少量の添加物が
    添加された請求項1または2記載のハードキャンディの
    製造方法。
  4. 【請求項4】母材として100wt%のキシリトールを有
    するハードキャンディ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016039788A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー キャンディ及び複数領域菓子
JP2016182150A (ja) * 2016-07-28 2016-10-20 インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー キャンディ及び複数領域菓子
ES3014960A1 (es) * 2024-08-07 2025-04-28 Sabahattin Gunes Procedimiento para la obtención de cristales de xilitol para el cuidado dental y producto obtenido

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