JPH117616A - 非接触式磁気ヘッド摩耗量計測装置 - Google Patents

非接触式磁気ヘッド摩耗量計測装置

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JPH117616A
JPH117616A JP16025097A JP16025097A JPH117616A JP H117616 A JPH117616 A JP H117616A JP 16025097 A JP16025097 A JP 16025097A JP 16025097 A JP16025097 A JP 16025097A JP H117616 A JPH117616 A JP H117616A
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JP
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magnetic
magnetic head
sensor
head
drum
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JP16025097A
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Yuji Yamauchi
裕司 山内
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】磁気ヘッドに対向配置される磁気センサの破損
を防止する。 【解決手段】磁気ヘッド20が取り付けられた回転磁気
ヘッド装置12に対して所定の間隙を保持して、磁気ヘ
ッドの摩耗量を非接触式に計測するための磁気センサ3
0A、30Bが対向配置される。この磁気センサ30
A、30Bは固定された上ドラム34に取り付けられた
ベース72上に取り付け固定される。磁気センサ30よ
りもドラム端面側に突出するようにセンサ保護部80が
ベース72に設けられる。このセンサ保護部としての突
出子80aによって磁気センサ30A、30Bを保護す
ることができ、磁気ヘッド20の破損を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオテープレ
コーダなどのように磁気ヘッドを使用した回転ドラム装
置などに適用して好適な非接触式磁気ヘッド摩耗量計測
装置に関する。詳しくは、回転磁気ヘッド装置に対して
非接触式に磁気センサを配し、磁気ヘッドとこの磁気セ
ンサとの間の総合的な磁気抵抗の変化によって、磁気ヘ
ッドの摩耗量を非接触式に計測する計測装置に関するも
のであって、特に磁気センサを取り付ける部材にセンサ
保護部を設けることによって、部品交換時のようなとき
に磁気センサを有効に保護して磁気センサの損傷を未然
に防止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ(VTR)、デー
タレコーダ、ディジタルオーディオテープレコーダ(D
AT)などのように、磁気ヘッドを搭載した回転ドラム
装置を使用するAV機器では、磁気テープに磁気ヘッド
を接触させて走行させるものであるから、長時間のテー
プ走行によって磁気ヘッドのうちテープ摺動部分が摩耗
する。
【0003】その摩耗量が数10ミクロンに達すると、
通常の磁気ヘッドでは磁気ヘッドギャップを形成する領
域(ヘッドデプス)がなくなってしまうので、ヘッドデ
プスが完全になくなる直前まで摩耗すると記録再生に支
障をきたす場合がある。ヘッドデプスが完全に消滅する
までヘッド摺動部が摩耗すると最悪の状態となり、信号
を記録したり、再生することができない。
【0004】この場合において、信号再生中にヘッド摩
耗量が数10ミクロンに達してしまいヘッドデプスがな
くなったときには、テープからの再生信号がゼロになる
ので、磁気ヘッドの異常を即座に知ることができる。
【0005】しかし信号の記録中に、ヘッド摩耗量が数
10ミクロンに達してしまったようなときには、信号を
正常に記録できなくなるおそれがある。この異常事態は
記録した信号を再生しないと確認できない。したがって
このようなAV機器を特に業務用として使用する場合に
は重要な情報の記録洩れが発生する。このような事態は
避けなければならない。
【0006】そのため、特に業務用AV機器ではヘッド
摩耗量を監視し、摩耗量が規定量に達したときは、ユー
ザに警告し、保守・点検を促すようにした方が好まし
い。そのためにはヘッド摩耗量を計測する必要がある
が、この計測装置としては接触式による測定装置と、非
接触式な測定装置が考えられる。
【0007】磁気ヘッド摩耗量計測装置を接触式に構成
する場合には、測定すべき磁気ヘッドに対して計測子な
どの計測治具が接触するように取り付けられる関係で、
被測定磁気ヘッドのテープ摺動面に傷が付いたり、最悪
の場合には被測定磁気ヘッドを破損するおそれがある。
また計測子の取り付け方によっては計測結果にばらつき
が生じ、計測精度への影響も見逃すことができない。
【0008】非接触式に摩耗量を計測する場合には接触
式のような問題は発生しない。非接触式では光を用いて
ヘッド摩耗量が計測される。この場合レーザ光などを用
い、このレーザ光を集光して被測定磁気ヘッドのテープ
摺動面に正確に照射する必要があるから、レーザ光学系
の配置、調整などが非常に面倒になる。光学系を使用す
る関係で計測装置自体が嵩むことに加え、回転ドラム装
置への組立には相当な神経を使うことになる。
【0009】これらの問題を解決するものとして、磁気
センサを使用し、これを回転磁気ヘッド装置と所定の間
隙をもって対向配置し、磁気ヘッドと磁気センサが対向
したときに形成される磁気回路での磁気抵抗の変化分か
らヘッドの突出量を得、これに基づいてヘッド摩耗量を
計測することが考えられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように磁気センサ
を使用して非接触式にヘッド摩耗量を計測する場合に
は、磁気センサは固定されたドラム側に取り付けられる
ことがある。回転ドラムや回転磁気ヘッド装置を保守、
点検したり、構成部品を交換したりするためにこのドラ
ムを取り外すようなとき、固定ドラムに取り付けられた
磁気センサが他の部材に僅かでも当たると、その衝撃で
磁気センサが破損するおそれがある。磁気センサはフェ
ライトなどのように非常に脆弱な材料を使用して構成さ
れているからである。
【0011】そこで、この発明はこのような課題を解決
したものであって、非接触式にヘッド摩耗量を計測でき
るようにすると共に、部品交換時のようなとき磁気セン
サを保護する保護部材を設けることによって、磁気セン
サの破損事故を未然に防止できるようにしたものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載した発明は、磁気ヘッドが取り付け
られた回転磁気ヘッド装置に対して所定の間隙を保持し
て、上記磁気ヘッドの摩耗量を非接触式に計測するため
の磁気センサが対向配置され、この磁気センサは固定さ
れた上ドラム若しくは下ドラム若しくはドラム支えに取
り付けられたベース上に取り付け固定されると共に、上
記磁気センサよりも上記ドラム端面側に突出したセンサ
保護部が上記ベースに設けられたことを特徴とする。
【0013】この発明では回転磁気ヘッド装置とそれぞ
れ所定の間隙を保持し、しかもテープラップ角を外れた
位置に、固定された一方のドラムに磁気センサ(単一若
しくは複数)が固定される。
【0014】磁気ヘッドが磁気センサに対向したときの
回転位置での、磁気ヘッドと磁気センサを含む総合的な
磁気抵抗の値は、ヘッドが摩耗するにつれ変化するの
で、この磁気抵抗分の変化をインダクタンスの変化とし
て捉える。インダクタンスは発振回路素子の一部である
ため、インダクタンスが変化するとその発振周波数も変
化する。ヘッド摩耗量と発振周波数の変動とは互いに関
連しているので、ヘッド摩耗量がゼロのときの発振周波
数をメモリしておき、その後の発振周波数の変動を監視
すれば計測時点でのヘッド摩耗量を知ることができる。
磁気ヘッドの形状公差や取り付け誤差による影響を排除
するには、磁気センサを一対使用し、これら一対の磁気
センサから検出される発振周波数の差分が求められる。
【0015】差分は磁気ヘッドの形状公差のばらつきな
どによる影響を受けないので、両磁気センサのずれ
((β2−β1)の絶対値)が、高い精度で管理されて
いるときには、差分から求められるヘッド摩耗量は正確
なものとなる。したがってこの差分より算出されたヘッ
ド摩耗量が例えば限界摩耗量を越えたとき、ユーザへの
警告が行なわれる。こうすることによって、信号を記録
中に突然信号が記録されなくなるような不慮の事態を未
然に回避できる。
【0016】固定ドラムにはベースが固定され、このベ
ースの先端部に磁気センサが取り付け固定される。そし
て、ベースの先端部には磁気センサよりも所定長だけ突
出したセンサ保護部が形成される。センサ保護部は磁気
センサより突出しているので、例えば取り外された回転
ドラムを作業台上に置くような場合であっても、このセ
ンサ保護部が作業台に当たるため、磁気センサと作業台
との間には所定の空隙ができる。これによって磁気セン
サを保護できる。
【0017】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る非接触式
磁気ヘッド摩耗量計測装置の実施の一形態を上述したV
TRに搭載された回転ドラム装置に適用した場合につ
き、図面を参照して詳細に説明する。説明の都合上、こ
の発明の前提となるヘッド摩耗量計測装置の概要から図
7以下を参照して説明する。
【0018】図7はこの発明を説明するための非接触式
磁気ヘッド摩耗量計測装置10の概念図であって、回転
磁気ヘッド装置12にはガイドピン16によって規定さ
れる所定のラップ角αをもって磁気テープ14が回転ド
ラム(図示はしない)にヘリカル状に巻き付けられ、搭
載された磁気ヘッド20で情報が磁気テープ14に記録
され、またこれより再生される。
【0019】回転磁気ヘッド装置12の所定位置には載
置基板(ベース)22が取り付けられ、ここに磁気ヘッ
ド20が載置固定される。磁気ヘッド20はドラム面か
ら規定量だけ突出した状態で取り付けられる。信号巻線
24はヘッドコア23の両脚に巻き付けられる。
【0020】回転磁気ヘッド装置12のドラム面12
a、詳細には磁気ヘッド20のヘッド摺動面と所定の間
隙βを隔てて、かつテープラップ角αにかからない位
置、例えば図示するようにラップ角αがほぼ180°で
あるときには、90°離れた位置に磁気センサ30が配
置される。磁気センサ30はコ字状のコア31と、その
巻き溝31aに巻き付けられた検出コイル32とで構成
される。磁気センサ30に巻き付けられた検出コイル3
2は後述する可変発振回路(V・OSC)の発振素子の
一部として機能する。
【0021】回転ドラム装置が、図8のように中ドラム
(回転ドラム)36を有し、これに磁気ヘッド20が取
り付けられると共に、その上下ドラム32,34が固定
された構成の回転ドラム装置を使用する場合には、例え
ば上ドラム32に取り付けられたコ字状の取り付け部材
38に磁気センサ30が取り付け固定される。
【0022】これに対して、図9のように下ドラム32
が固定で、上ドラム34のみが回転するように構成され
ているときは、この上ドラム34が回転磁気ヘッド装置
12としても機能する。そして、このときは下ドラム3
2に設けられた断面L字状の取り付け部材38に上述し
た磁気センサ30が、上ドラム34の磁気ヘッド20と
対向するように取り付け固定される。
【0023】磁気ヘッド20は図10Aに示すように一
対のコア23と、信号巻線24とで構成され、テープ摺
動面25aを含むヘッド突出部(テープ摺動部)25の
両側は図8Bに示すように切欠されており、この切欠き
によって形成されたヘッド突出部25以外のコア部をバ
ックコア23aと呼称する。
【0024】コア23は、図10Bに示すように磁性体
のみで構成されている単層構造のコアであっても、図1
0Cに示すように中間部にメタル23bを配し、その上
下に非磁性体(セラミック)を配した積層型コアであっ
てもよい。
【0025】磁気ヘッド20は回転しているので、1回
転のなかには磁気ヘッド20が磁気センサ30と対向し
ている状態とそうでない状態が発生する。磁気ヘッド2
0が図7のように磁気センサ30と対向した状態では、
この磁気ヘッド20と磁気センサ30とによって構成さ
れる磁気回路は図11のようになる。
【0026】図11に示す等価回路にあって、Raはヘ
ッド突出部25の磁気抵抗を、Rbはバックコア23a
の磁気抵抗を示す。同様に磁気センサ30の検出コイル
32の抵抗分をRcで示す。また両者が対向していると
きの磁気空隙36における磁気抵抗をRd,Reで示
す。ここに磁気抵抗Rd,Reはコ字状コア31の両脚
とヘッド突出部25との間の磁気抵抗である。
【0027】ヘッド突出部25が摩耗すると、ヘッド突
出部25の厚みが減少するので磁気抵抗Raが変化す
る。同時にヘッド突出部25と磁気センサ30との対向
間隙長も変化するので、これによって磁気抵抗Rd,R
eも変化する。したがって磁気センサ30から磁気ヘッ
ド20側を見た総合的な磁気抵抗の値がヘッド摩耗によ
って変化することになる。
【0028】この磁気抵抗の変化によるインダクタンス
の変化が可変発振回路に導かれる。図12は非接触式磁
気ヘッド摩耗量計測装置10の回路系の概要を示す一系
統図である。可変発振回路40は発振用増幅素子である
トランジスタなどで構成された増幅段42を有し、本例
ではこの増幅段42に対する並列帰還路にLC素子が発
振素子として接続される。容量素子であるコンデンサ4
4と並列に可変インダクタンス素子46が接続される。
この可変インダクタンス素子46が、図11に示す総合
的なインダクタンスLxを示す。
【0029】インダクタンスLxが変動すると、それに
伴って発振周波数が変動し、その発振出力は計測回路5
0に導かれて周波数に比例したレベル(例えば電圧レベ
ル)に変換される。例えばカウンタを利用して発振周波
数がカウントされ、そのカウント値に応じた電圧に変換
される。発振周波数に比例した計測データは後段の摩耗
量算出手段52に供給される。
【0030】摩耗量算出手段52内にはCPUが備えら
れ、得られた計測データに基づいて磁気ヘッド20の摩
耗量が算出される。算出された摩耗量などのデータはメ
モリ54にストアされる他、表示手段56に供給されて
算出値などが表示される。
【0031】この処理とは別に、摩耗量が規定値以上に
なったとき、警報手段などの告知手段(図示はしない)
を作動させて、このまま放置すると情報を正しく記録で
きないおそれがあり、直ちにヘッドの交換をすべきこと
をユーザに知らせることもできる。規定値としては例え
ばヘッド突出部25の深さ(ヘッドデプスを構成してい
る領域)が消滅する限界摩耗量直前の値に選ぶことがで
きる。例えばヘッド突出部25の深さが25ミクロン程
度であるときには20ミクロン程度を規定値として選ぶ
ことができる。
【0032】図12の計測処理は、例えば装置の電源が
投入された直後に行なうことができる。通常500〜1
000時間使用すると限界摩耗量に達し、記録再生に支
障をきたすことが経験的に判っているので、この使用時
間を目安にしてその直前から計測処理を実行するように
ソフトウエアを構築してもよい。この計測処理とは別に
摩耗量の増加に伴って記録電流の値を小さくするような
制御を行い、限界摩耗量が検出されたとき初めてヘッド
交換を行なうようにすることもできる。
【0033】摩耗量の計測はドラム全周にわたって実施
することもできれば、磁気ヘッド20が磁気センサ30
に対峙する区間だけ実施することもできる。何れの場合
であっても図7に示すようにドラム回転軸に回転検出手
段(例えばパルス発電機PG)58を取り付け、ここか
ら得られるドラム1回転につき1個のPGパルスを基準
にしてドラムの回転位置が検出される。これは、PGパ
ルスの得られるタイミングとドラムに取り付けられた磁
気ヘッド20の取り付け位置との関係が判っており、両
者の相対的位置関係が予め明らかであるからである。
【0034】図7に示すように、上述した磁気センサ3
0を構成するコア31に形成される巻き溝31aの幅W
aは磁気ヘッド20のギャップgの幅Wbよりも大き
く、ヘッド自体の幅Wcよりも狭く選ばれている。これ
は上述したように磁気センサ30と磁気ヘッド20との
間で磁気空隙を作り、なおかつ磁気ヘッド20のヘッド
摺動面25aの摩耗によって、磁気ヘッド20と磁気セ
ンサ30とで構成される磁気抵抗の値が変わるようにす
るためである。これらの具体的数値の一例を挙げると、 Wa=250μm、Wb=0.5μm、Wc=1.5m
m のようになる。
【0035】巻き溝31aの幅Waが磁気ヘッド20の
ギャップgの幅Wbよりも狭かったり(実際このような
形状は不可能であるが)、ヘッド自体の幅Wcよりも広
いと、ヘッド摩耗量を磁気抵抗の変化として正確に捉え
ることができなくなるからである。対向間隙βは検出感
度に影響を与えるから、最適な間隙値が選ばれる。
【0036】磁気ヘッド20の形状公差や取り付け誤差
による影響を受けないようにするためには、図13に示
すように一対の磁気センサを使用すればよい。つまり、
回転磁気ヘッド装置12と対向する位置であって、しか
もラップ角αにかからない領域に、所定の対向間隙を保
持して同一構成の一対の磁気センサ30(30A,30
B)が配される。
【0037】一対の磁気センサ30A,30Bの対向間
隙は互いに相違するように配置される。例えば第1の磁
気センサ30Aの対向間隙(磁気ヘッド20のテープ摺
動面25aからの距離)をβ1としたとき、第2の磁気
センサ30Bはβ2(〉β1)に選ばれる。β1とβ2
との差(段差)は常に一定となされる。
【0038】回転磁気ヘッド装置12の回転中心に対す
る両磁気センサ30A,30Bの取り付け角度εは任意
である。特に制限を受けるものではないが、取り付け部
材38上への載置固定や取り付け易さなどを考慮する
と、εは数°から10°位が適当である。
【0039】磁気センサ30A,30Bはそれぞれ可変
発振回路40(40A,40B)の発振素子の一部とし
て使用される。可変発振回路40A,40Bも上述した
構成と同一であって、回転磁気ヘッド装置12との対向
間隙が同一であるときはそれぞれの可変発振回路40
A,40Bからは同じ発振周波数が出力されるようにそ
れぞれの回路定数が調整されているものとする。
【0040】それぞれの磁気センサ30A,30Bと磁
気ヘッド20が対向したときに得られた発振周波数f
a,fb(≠fa)は対応する計測回路50(50A,
50B)に供給されてその発振周波数fa,fbが対応
するレベル(計測データ)に変換される。
【0041】それぞれの計測データは摩耗量算出手段5
2に供給され、発振周波数fa,fbの差分に相当する
計測データが算出され、その差分計測データから予測曲
線が求められ、この予測曲線からヘッド突出量が算出さ
れ、その後ヘッド摩耗量が算出される。算出されたヘッ
ド摩耗量はメモリ54にストアされる他、警告手段を含
む表示手段56に供給され、ヘッド摩耗量が数値として
表示されたり、限界摩耗量に近いときはその旨の警告を
行なわれることは図12の基本構成と同じである。
【0042】上述したように磁気ヘッド20の形状公差
を始めとして磁気ヘッド20の回転ドラム装置に対する
取り付け誤差などによって発振周波数が変動する。何れ
も磁気回路の磁気抵抗変動要因となるからである。
【0043】そこで、一対の磁気センサ30A,30B
を使用したときのそれぞれの可変発振回路40A,40
Bから得られる発振周波数fa,fbの差分を求める。
磁気ヘッド20に形状公差や取り付け誤差が発生して対
向間隙β1がずれたとしても、間隙(β2−β1)=Δ
が一定である限り周波数の差分は一定になる。つまり、
発振周波数の差分をとることによって、形状公差などに
よる変動要因の影響をことごとく排除できる。
【0044】さて、この発明では図8あるいは図9に示
すように上ドラム34若しくは下ドラム32の何れかに
取り付けられた磁気センサ30を、その破損から有効に
保護できるようにするため、図1以下に示すような構成
が採られている。
【0045】図1以下に示す一実施形態について以下説
明する。図2は回転ドラム装置の全体構成であって、こ
の例では上ドラム34の所定位置に一対の磁気センサ3
0(30A、30B)が取り付け固定される。磁気セン
サ30の取り付けには取り付け装置70が使用される。
【0046】図1に示すように、取り付け装置70は平
板状であって、この例では上ドラム34のドラム長とほ
ぼ同じ長さの金属製ベース72を有し、これが一対のネ
ジ73を使用してドラム周面に取り付け固定される。ベ
ース72の先端部74は、ドラム周面との間で所定の段
差を持たせるため段部74aが形成される。先端部74
は図2に示すように上ドラム34の下端面(回転磁気ヘ
ッド装置12側)と対向するようにその長さが選ばれて
いる。
【0047】先端部74には図3にも示すように、先端
端面側より左右に一対の切り込み部76a、76bが形
成され、この切り込み部76a、76bを一部覆うよう
にしてそれぞれ磁気センサ30A、30Bが先端部74
に取り付け固定される。この場合、上述したように所定
の対向間隙β1、β2を保持した状態で先端部74に取
り付け固定される。固定手段としては接着剤などを利用
できる。切り込み部76a、76bは磁気センサ30
A、30B用信号線32(図7参照)を導出して後述す
る中継基板78に導くための凹部である。
【0048】磁気センサ30A、30Bに対する信号電
流の供給などは中継基板78を利用して行われる。この
例ではプリント基板を使用した中継基板78は、ベース
先端部74の上面にビス84などを使用して取り付けら
れる。中継基板78の面にはリード線82a、82bが
形成され、これに信号線32が接続される。リード線8
2a、82bの他端はコネクタ86に接続され、コネク
タ86には図13に示す可変発振器40A、40Bから
のプラグ(図示はしない)が接続される。
【0049】上述したベース先端部74にはセンサ保護
部80が設けられる。図1に示す実施の形態では、ベー
ス72と一体形成された突出子80aで構成され、この
突出子80aは図3にも示すように磁気センサ30より
も間隙Wだけ僅かに突出するようにその突出長さが選定
される。その長さWとは例えば、図4に示すように、作
業台90上に上ドラム34を置いたとき磁気センサ30
が破損しない程度の長さである。
【0050】図3の例では、一対の磁気センサ30Aと
30Bとの間に突出子80aが位置するように、その幅
が選定されている。もちろん、一対の磁気センサ30
A、30Bを覆うような幅に選定することもできる。図
1の例では、突出子80aは切削加工によってベース7
2と一体形成されているが、別体構成でもよい。
【0051】このように一対の磁気センサ30A、30
Bに近接してセンサ保護部80をベース72に形成した
場合、センサ取り付け装置70を取り付けた状態で上ド
ラム34を回転ドラム装置から取り外したときには、こ
の上ドラム34は図4のように作業台90上に載置され
る。作業台90には上ドラム34の端面の一部と、突出
子80aがそれぞれ当接するようになるから、この突出
子80aの存在で幅Hだけ磁気センサ30A、30Bが
浮いた状態で上ドラム34が載置される。
【0052】したがってこの突出子80aの存在で、磁
気センサ30A、30Bを保護でき、これら磁気センサ
30A、30Bの一部若しくは全部が破損したり、損傷
を受けたりするのをするのを有効、確実に防止できる。
上ドラム34を持ち運ぶときでも、この突出子80aが
一種の盾となるから、一対の磁気センサ30A、30B
がダイレクトに衝突するのを有効に回避できる。
【0053】図5は上述したセンサ保護部80の他の実
施形態を示すもので、図1と同一部分には同一の符号を
付し、その説明は省略する。図5に示すセンサ保護部8
0はベース先端部74に設けられた一対の切り込み部7
6a、76bで挟まれた中央端部81のほぼ中央部に所
定の深さと大きさを有する嵌合穴90が穿設されると共
に、この嵌合穴90に嵌合できる所定長の突出ピン92
を有する。
【0054】この突出ピン92は図6のように嵌合穴9
0に嵌合された状態で接着剤などによって固定される。
そして、嵌合穴90に嵌合された状態で突出ピン92の
突出長が図3の場合と同じくWとなるように嵌合穴90
の深さと突出ピン92の長さが選定されている。突出ピ
ン92は金属製でも、プラスチック製でもよい。
【0055】このように突出ピン92を使用してセンサ
保護部80を構成した場合でも、この突出ピン92が上
述した突出子80aと同じような働きをなす。その結
果、一対の磁気センサ30A、30Bの破損、損傷を有
効に防止できる。突出ピン92を使用することによっ
て、ベース74そのものの加工が容易になる。因みに、
突出子80aをベース74に一体形成する場合には、突
出子80aの切削加工作業が意外と面倒である。この点
突出ピン92で構成する場合には、中央端部81に嵌合
穴90を穿設するだけであるのでその加工が容易であ
る。これによって図5構成のものの方がローコスト化を
図れる。
【0056】この発明に係るヘッド摩耗量計測装置にお
いて、使用する磁気センサの数は任意であって、1個だ
け使用する場合はもちろんのこと、2個以上使用する場
合にもこの発明を適用できる。またセンサ取り付け装置
70は固定ドラムの周面に直接取り付けるのではなく、
ドラム支え(図示せず)に取り付けることもできる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る非接触式
磁気ヘッド摩耗量計測装置では、回転磁気ヘッド装置と
は非接触状態で磁気センサを配置し、この磁気センサを
含む磁気回路の磁気抵抗の変化を検出することによっ
て、磁気ヘッドのドラム面からの突出量、したがってヘ
ッド摩耗量を計測するようにしたものである。
【0058】これによれば、接触子などを使用した接触
式計測装置に比べ被測定磁気ヘッドの損傷を未然に防止
できる。またレーザ光などを使用した非接触計測装置と
は異なり、磁気抵抗変化によってヘッド摩耗量を計測す
るようにしたので、計測精度が高く、しかも計測装置自
体小型化できるので、その取り付け位置に制約を受ける
ことなく搭載できる特徴を有する。したがってドラム径
の小さな回転ドラム装置に対しても容易に適用できる。
【0059】さらにこの発明では磁気センサを取り付け
るベースの一部にセンサ保護部を形成したものである。
これによれば、磁気センサを有効かつ確実に保護できる
特徴を有する。つまり、回転ドラム装置の保守、点検時
のドラム取り外し作業時やその組立時の破損を、極めて
簡単な構成で回避できる特徴を有する。
【0060】したがってこの発明はVTR,DAT,デ
ータレコーダなどのAV機器に適用して極めて好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る非接触式磁気ヘッド摩耗量計測
装置の一実施形態を示す要部の拡大斜視図である。
【図2】この発明に係る非接触式磁気ヘッド摩耗量計測
装置の一実施形態を示す要部の斜視図である。
【図3】センサ取り付け装置の一部であるセンサ保護部
の平面図である。
【図4】上ドラムを取り外した状態の図である。
【図5】センサ保護部の他の実施形態を示す要部の斜視
図である。
【図6】その平面図である。
【図7】この発明の説明に供する非接触式磁気ヘッド摩
耗量計測装置の概要を示す概念図である。
【図8】回転磁気ヘッド装置の一例を示す構成図であ
る。
【図9】回転磁気ヘッド装置の一例を示す構成図であ
る。
【図10】被計測用磁気ヘッドの構成図である。
【図11】磁気ヘッドと磁気センサを含めた等価磁気回
路図である。
【図12】この発明の説明に供する非接触式磁気ヘッド
摩耗量計測装置の一形態を示す系統図である。
【図13】複数の磁気ヘッドを使用したときの非接触式
磁気ヘッド摩耗量計測装置の一形態を示す系統図であ
る。
【符号の説明】
10・・・計測装置、12・・・回転磁気ヘッド装置、
14・・・テープ、20(20A〜20D)・・・磁気
ヘッド、30(30A,30B)・・・磁気センサ、4
0(40A)・・・可変発振回路、50(50A)・・
・計測回路、70・・・磁気センサ取り付け装置、72
・・・ベース、74・・・先端部、80・・・センサ保
護部、80a・・・突出子、90・・・嵌合穴、92・
・・突出ピン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドが取り付けられた回転磁気ヘ
    ッド装置に対して所定の間隙を保持して、上記磁気ヘッ
    ドの摩耗量を非接触式に計測するための磁気センサが対
    向配置され、 この磁気センサは固定された上ドラム若しくは下ドラム
    若しくはドラム支えに取り付けられたベース上に取り付
    け固定されると共に、 上記磁気センサよりも上記ドラム端面側に突出したセン
    サ保護部が上記ベースに設けられたことを特徴とする非
    接触式磁気ヘッド摩耗量計測装置。
  2. 【請求項2】 上記センサ保護部は、上記ベース先端部
    を切削加工して制作されたことを特徴とする請求項1記
    載の非接触式磁気ヘッド摩耗量計測装置。
  3. 【請求項3】 上記センサ保護部は、突出ピンで構成さ
    れ、 この突出ピンの一端が、上記ドラム端面と面する上記ベ
    ースの端面に取り付け固定されたことを特徴とする請求
    項1記載の非接触式磁気ヘッド摩耗量計測装置。
  4. 【請求項4】上記磁気センサは、一対使用され、それぞ
    れ上記回転磁気ヘッド装置に対する対向間隙が異なるよ
    うに配置され、 一対の磁気センサの間に上記センサ保護部が位置するよ
    うになされたことを特徴とする請求項1記載の非接触式
    磁気ヘッド摩耗量計測装置。
JP16025097A 1997-06-17 1997-06-17 非接触式磁気ヘッド摩耗量計測装置 Pending JPH117616A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014181568A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のシリンダヘッド
JP2015163781A (ja) * 2014-02-28 2015-09-10 トヨタ自動車株式会社 バキュームポンプの取付構造

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JP2014181568A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Honda Motor Co Ltd 内燃機関のシリンダヘッド
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