JPH1176194A - 磁気共鳴イメージング用rfプローブ - Google Patents
磁気共鳴イメージング用rfプローブInfo
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- JPH1176194A JPH1176194A JP9247171A JP24717197A JPH1176194A JP H1176194 A JPH1176194 A JP H1176194A JP 9247171 A JP9247171 A JP 9247171A JP 24717197 A JP24717197 A JP 24717197A JP H1176194 A JPH1176194 A JP H1176194A
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Abstract
に、広い領域を検査できるMRI用RFプローブを提供
する。 【解決手段】RFプローブは、磁気共鳴信号を受信する
複数のRFコイル(エレメント101〜108)を略円柱の円
周方向に配置してなる略円筒形のマルチプルRFコイル
405と、各エレメント101〜108により受信した信号を2
個ずつの組とし、各組におけるそれぞれの信号を互いに
所定の位相だけずらして加算して信号処理系407に送出
する信号合成回路(位相シフタ803及び信号加算器805)
と、各エレメント101〜108により受信した信号のうち一
部のエレメント101〜108からの信号を選択し、信号処理
系208に送出する選択手段(信号バイパス811)と、信号
合成回路及び選択手段の一方の出力を信号処理系407に
接続する接続手段(スイッチ802及び806)とを備えてい
るので、1つのRFプローブで2つの計測モードに対応
でき、例えば脳の両側を同時に検査することができると
共に、脳の表面付近の部分を高感度で検査できる。
Description
グ(以下、「MRI」という)用のRFプローブに係わ
り、特に、複数のRFコイルを円筒上に配置した円筒状
のマルチプルRFプローブに関する。
場を照射する際に発生する磁気共鳴信号(以下、「M
R」信号という)を受信するRFプローブとして、複数
個のRF表面コイル(RF受信コイル)からなるマルチ
プルRFコイル或いはフェイズドアレイコイルと呼ばれ
るものが知られている(特表平2−500175号)。
このマルチプルRFコイルは、相対的に高感度な小型の
RF受信コイルを複数個並べて、各RF受信コイルで受
信した信号を合成することにより、小型RF受信コイル
の高い感度を保ったまま視野を拡大し、高感度化を図る
受信専用RFコイルである。
イルとしては、Array Head Coil for Improved Functio
nal MRI (Christoph Leussler), 1996 ISMRM abstruct
p.249が、水平磁場頭部用QDマルチプルRFコイルと
しては、Helmet and Cylindrical Shaped CP Array Coi
ls for Brain Imaging: A Comparison of Signal-to-No
ise Characteristics (H.A.Stark, E.M.Haacke), 1996
ISMRM abstruct p.1412が、水平磁場腹部用QDマルチ
プルRFコイルとしては、Four Channel Wrap-Around C
oil with Inductive Decoupler for 1.5T Body Imaging
(T.Takahashiら), 1996 ISMRM abstruct p.1418が知ら
れている。
る場合には、各RF受信コイル間の磁気結合を通じてノ
イズが伝搬すると、合成信号のS/N比が低下するた
め、隣接する小型RF受信コイルの一部を重ね合わせて
配置したり、補助コイルを用いたり(特開平6−343
618号、1996 ISMRM abstruct p.1418)することによ
り磁気結合を除去すること等が提案されている。
は、脳の表面に近い部分を高感度で検査する場合と、脳
の両側を同時に検査する場合とがある。
プルRFコイルを用いて行う場合、従来のRFプローブ
は上記いずれかの一方の計測に適するように設計されて
おり、いずれの計測においても良好な結果を得るために
は、信号検出回路の数を増やす必要があった。このた
め、限られた装置規模及びコストの範囲内で両計測を満
足させるようなマルチプルRFコイルを実現させること
は両タイプの計測の必要性が高いにも拘わらず困難であ
った。
感度で検査する場合には、マルチプルRFコイルを構成
する各RF受信コイル間での磁気結合の低減が特に重要
となり、これに関する技術開発の要請もある。。
作モードを選択可能なRFプローブを提供することを目
的とする。特に被検体の表面付近を高感度で検査する場
合と、広い範囲を同時に検査する場合とを選択可能なR
Fプローブを提供することを目的とする。また本発明は
このようなRFプローブにおける磁気結合の低減を図る
ことを目的とする。
は、磁気共鳴信号を受信する複数のRFコイルを略円柱
の円周方向に配置してなる略円筒形のマルチプルRFコ
イルと、各RFコイルにより受信した信号を2個ずつの
組とし、各組におけるそれぞれの信号を互いに所定の位
相だけずらして加算して信号処理系に送出する信号合成
回路と、各RFコイルにより受信した信号のうち一部の
RFコイルからの信号を選択し、信号処理系に送出する
選択手段と、信号合成回路及び選択手段の一方の出力を
信号処理系に接続する接続手段とを備えたものである。
路からの出力を信号処理系に接続した場合、各RFコイ
ルからの信号(n個)を2個ずつの組とし、互いに位相
をθずらして加算後、信号処理系において画像化し、各
組の信号に対応する各画像(n/2個)を絵素毎に重み
付け合成する(位相シフトモードという)。この位相シ
フトモードでは、円筒上に配置された全てのRFコイル
からの信号が利用されるので、脳の両側のような広範囲
の検査を同時に行うことができる。
うち選択手段により選択された信号(m個:n>m)を
信号処理系に接続した場合、信号処理系において各信号
(m個)に対応する各画像(m個)を絵素毎に重み付け
合成する(選択モードという)。この選択モードでは、
選択されたRFコイルのみの信号を利用するので、それ
らRFコイルが位置する表面を高感度で検査できる。
の位相を90°ずらすことにより、本発明のRFプロー
ブをQDコイルとすることができる。この場合には、各
組の信号を互いに90゜だけ位相をずらして加算して、
画像化する。QDコイルとした場合には、一般に信号強
度が√2倍になるため、特に断面深度の深い領域におい
て良好な画像が得られる。
では、マルチプルRFコイルは、隣接するRFコイルど
うしの一部を重ねて配置し、少なくとも、非隣接のRF
コイル間の一部に、その非隣接コイル間の見込み角に応
じて結合係数の異なる磁気結合手段を備えたものであ
る。ここでコイル間の見込み角とは円筒の中心軸と各コ
イルの中心を結ぶ線がなす角度をいう。
り、互いに複雑な磁気結合となる円筒状のマルチプルR
Fコイルにおいて、コイル間の磁気結合を効果的に除去
することができ、良好なS/Nの画像を得ることができ
る。
RFコイルにそれぞれ直列に接続された1対の8の字型
コイルであって、この8の字型コイルの一部が互いに重
なり合って配置されているものが好適である。
ーブについて詳細に説明する。
装置の概略を図1に示す。このMRI装置は被検体401
の周囲に静磁場を発生する静磁場発生磁石402と、この
空間に傾斜磁場を発生する重畳して発生させる傾斜磁場
コイル403と、この領域に高周波磁場を発生させる送信
コイル404と、被検体が発生するMR信号を検出するR
Fプローブ405とを備えている。本発明は、このRFプ
ローブ405に関するものである。
の傾斜磁場コイルで構成され、傾斜磁場コイル403に電
力を供給する傾斜磁場電源409に接続されている。ま
た、送信コイル404は、高周波信号を変調、増幅するR
F送信部410に接続されており、RFプローブ405は、M
R信号を増幅、直交位相検波してA/D変換する信号検
出部406に接続されている。信号検出部406は画像信号へ
と変換する信号処理部407に接続され、この信号処理部4
07は画像を表示する表示部408に接続される。さらに、
傾斜磁場電源409、RF送信部410、及び信号処理部407
はいずれもパルス発生や信号取得のタイミングを制御す
る制御部411に接続される。
よりパルス発生タイミングを制御されてRF送信部410
からRFパルスが発生し、これにより送信コイル404か
ら高周波磁場が被検体401に照射される。これにより静
磁場中に配置された被検体からMR信号が発生し、RF
プローブ405により受信され、信号検出部406によりデジ
タル信号へと変換される。このデジタル信号は制御部41
1によりタイミングを制御されて取得され、信号処理部4
07で画像データへと変換される。この際、制御部411に
よりタイミング制御され、傾斜磁場電源409を介して傾
斜磁場コイル403から発生された傾斜磁場にはX、Y、
Z方向の位置情報が含まれているため、2次元フーリエ
変換等により画像再構成が可能となる。
示部408でMR画像として表示される。
本発明のRFプローブについて説明する。図2は、本発
明のRFプローブ405と、信号検出部406及び信号処理部
407を更に詳細に示すブロック図で、既に説明したよう
に、RFプローブ405により受信されたMR信号は、信
号検出部406により増幅、直交位相検波等がなされ、信
号処理部407により画像信号へと変換される。
受信する複数個(図示する例では8個)のRFコイル10
1〜108からなるマルチプルRFコイルである。その1例
として水平磁場用の頭部マルチプルRFコイルの基本構
成を図3(a)に示す。このRFプローブは、図に示す
ように、8個のRFコイル(エレメント)101〜108を有
し、隣接するエレメント、例えばエレメント101とエレ
メント102、エレメント102とエレメント103等は、隣接
エレメント間での磁気結合が除去されるように円周方向
に適度に重ね合わせて配置され、全体として円筒形を形
成している。図示していないが、これらエレメント101
〜108には共振用コンデンサが挿入されており、例えば
1.5Tのプロトンの共振周波数(63.8MHz)で
共振する並列共振ループを構成している。このようなR
Fプローブは、円筒の中心軸を静磁場の方向(Z軸)と
すると、これと垂直なX−Y平面上に発生するMR信号
を受信することができる。
受信されたMR信号を、所定の位相シフトを行った後2
個ずつの組として処理する動作モード(位相シフトモー
ド)と、各エレメントにより受信した信号のうちの一部
を選択して処理する動作モード(選択モード)とを選択
可能であることを特徴としている。
幅するプリアンプ501と、信号合成回路としてMR受信
信号の位相をシフトさせる位相シフタ803及び位相シフ
トされた2つの信号を加算する信号加算器805と、選択
手段として、各RFコイルからの信号のうち操作者によ
り選択された信号を伝達する信号バイパス811と、信号
加算器805からの出力および信号バイパス811からの出力
のいずれか一方を信号処理部407に接続するための接続
手段としてスイッチ802及び806とを備えている。
エレメントの個数と同じく8個あり、各エレメント101
〜108に1つずつ接続されている。スイッチ802は、位相
シフトモードでは全て上向きであり、プリアンプ501の
出力を信号合成回路に接続する。選択モードでは、スイ
ッチ802を下向きとすることにより選択されたプリアン
プ501の出力のみを信号バイパス811に接続する。スイッ
チ806は、位相シフトモードでは全て上向きであり、信
号合成回路の出力を信号処理部407に接続する。選択モ
ードでは全て下向きであり、選択されたプリアンプ501
の出力を信号バイパス811を介して信号処理部407に接続
する。
エレメントのうち互いに見込み角が90度をなす2つの
エレメント(例えばエレメント101と103)からの信号
を、互いに位相を90°シフトさせて加算する。
画像処理を行う画像変換処理部807及び複数の画像を1
枚の画像に合成する画像合成処理部809を備えている。
る。
場合、増幅された各MR信号は位相シフタ803に送られ
る。本実施例において、位相シフタ803は、直交するエ
レメントの組、即ちエレメント101とエレメント103、エ
レメント102とエレメント104、エレメント105とエレメ
ント107及びエレメント106とエレメント108において、
位相差が90°となるようにエレメント101〜108に対応
する信号の位相をシフトし、出力信号8041〜8048を出力
する。従って、本実施例においてはRFプローブはQD
として用いられることになる。次に、直交するエレメン
トの組に対応した出力信号の組は、信号加算器805でそ
れぞれ加算されて、4個の加算信号となる。
画像変換処理部807に入力され、例えば、公知の2次元
フーリエ変換等により4枚の画像8081〜8084に変換さ
れ、更に画像合成処理部809により1枚の画像810が得ら
れる。
ら1枚の画像810を合成する様を示したものであり、合
成前の画像はそれぞれ信号を出力したエレメント(位相
シフトモードでは1組のコイル)の位置に依存する感度
分布(図中、明暗で示す)を有している。画像810の合
成は、式(1)に示されるように、画像8081〜8084の画
像データen(i,j)と感度分布Wn(i,j)とを用いて行われ
る。
n(i,j)はn組目のコイルの感度分布を意味している。
から求めることができる。その方法を図5に示す。ま
ず、各組のRFコイルによる画像en(i,j)をフーリエ変
換(FT)し、k空間データpn(i',j')を得る。次に、
このk空間データpn(i',j')に低周波通過フィルター
(LPF)を作用させ、被検体に由来する高周波成分を
除去する。その後、再びフーリエ変換(FT)をして感
度分布Wn(i,j)を得る。このような一連の演算を、n個
の画像についてそれぞれ行う。
た画像810は、全エレメントからのMR信号を利用して
いるので、例えば脳の両側のような広い範囲を同時に検
査する場合に適している。また、信号加算器805では位
相が90°ずれている2つの信号を加算することから、
信号強度は√2倍となる。このため断面深度の深い領域
において良好な画像が得られるようになる。
された場合、操作者により選択された、例えば4個のM
R信号のみが信号バイパス811を介して4個のスイッチ8
06にそれぞれ伝達される。
イパス(信号バス)811の一実施例を図6に示す。この
実施例では、プリアンプ501の出力信号は、上述した位
相シフトモードでは位相シフタ803に接続されるが、ス
イッチ802を図2の下向きに接続した場合(選択モー
ド)には、信号線1204に接続される。信号線1204と各ス
イッチ806に接続された信号線1205とはダイオードスイ
ッチ1201で接続されている。各ダイオードスイッチ1201
は、例えばPINダイオードであり、そのオン/オフは
チョーク回路1202を介して制御電流1203で制御される。
制御電流i11が図示するように順方向であれば、信号線1
204は信号線1205と電気的に接続され、制御電流i11が逆
方向であれば信号線1204は信号線1205と電気的に遮断さ
れる。制御電流を各ダイオードごとに流すことにより、
信号線1204の任意の信号から4つを選択し、信号線1205
に接続することができる。尚、信号線1204と信号線1205
は、ノイズの混入を防ぐため同軸ケーブルが望ましい。
画像処理部407の画像変換処理部807に入力され、例え
ば、公知の2次元フーリエ変換等により4枚の画像8081
〜8084に変換され、さらに、上記と同様にして、画像合
成処理部809により1枚の画像810が得られる。
数のエレメントからの信号を利用しているので、例え
ば、脳の半球のみの画像を得ることができ、アナログ信
号を合成(加算)する処理を含まないため、QDモード
では良好な画像が得られないような深度の浅い部分で良
好な画像が得られる。このため、脳の表面に近い部位を
高感度に検査する場合に適している。
において、位相シフトさせる角度が90°の場合、即ち
QDの場合について説明したが、位相シフトさせる角度
はこれに限定されるものではなく、組合せるエレメント
の見込み角度に応じた角度を選ぶことができる。
よって受信された信号のうち選択する信号の個数が4個
の場合について説明したが、エレメント数より少ない数
であればいくつであってもかまわない。また、選択する
エレメントの位置についても連続する複数個を選択する
場合に限られず、計測したい領域に応じて任意のエレメ
ント選択することができ、例えば、左右の側頭部あるい
は前頭葉と後頭葉に対応する2箇所を選択することもで
きる。
ては上記実施例に示すように、1つのRFプローブを異
なる動作モードで動作させることができ、これにより例
えば脳の両側を同時に検査することも、脳の表面付近を
高感度で検査することも可能となる。
て、図3(a)に示す頭部マルチプルRFコイルを例に
して説明したが、RFプローブの形状及び用途はこれに
限定されるものではない。例えば図3(a)に示す形状
のRFプローブを頭部以外の部位、例えば腹部等にも使
用してもよい。
メントから構成されるものとして説明したが、一般的に
は8個のエレメントに限られるものではなくいくつのエ
レメントで構成されていてもよい。但し、位相シフトモ
ードを実現するためには2個を1組とするため、エレメ
ント数は偶数であることが好ましく、さらにQDモード
を可能とするためには直交するエレメントの組が必要で
ある。従って、4の倍数、例えば、4、8、12個が好
適である。また、一般に、エレメントの幅と良好な計測
が可能な深度とはほぼ一致しているため、エレメントの
数が大きくなり、エレメント1個当たりの幅が小さくな
ると深度がとれなくなる。このことから、エレメントの
数は8個が最も望ましい。
測する場合には図3(b)に示すように円筒の一端を絞
った形状としたものが好適である。このような形状は、
8つの各エレメントの一端に湾曲部を設けて、円筒の一
端で開放径が小さくなるように各エレメントを曲げるこ
とにより作成できる。このようなRFプローブの絞った
側を頭頂部側にして用いることにより、頭頂部の感度を
著しく向上させることができる。
RFプローブを示す。図7(a)は外観形状の側面図
で、図7(b)は正面図である。この例では、直径300m
m、長さ220mm、肉厚5mmのアクリルパイプ201の片側に半
径170mmの円弧状の蓋202を付けたものをボビンとしてい
る。この蓋202の部分が頭頂部に対応する。また、ボビ
ンには、通気性を良くするための直径60mmの頭頂部空気
穴204と、MRI装置用のベッド上に設置するための脚2
03とを設けている。
に示すように幅10mmの銅板からなり、直線部215mm、湾
曲部100mm及び幅Weのコイルである。このエレメントは
共振用コンデンサ301を3箇所に備え、1.5Tのプロ
トンの共振周波数(63.8MHz)で共振する並列共
振ループを構成している。エレメントは、全体として円
筒形になるようにエレメントの幅方向を円弧状にし、隣
接するエレメントの一部を重ね合わせて円周方向に配置
する。
のA−A’断面として表したものを同図(b)に示す。
この実施例では、例えば、上記エレメントの幅Weは円弧
として172mmであり、重なり合う部分Woは54mmであり、
各エレメントの中心線と、ボビンの中心とを結んだ線が
なす角度(見込み角)θは45°である。ここで、銅板
間の容量結合を小さくするため、隣接するエレメントと
重なり合う部分の角を45°にして銅板が重なる面積を
極力小さくするとともに、銅板間の距離が大きくなるよ
うにブリッジを形成することが好ましい。
Fプローブは、複数のRFコイルを配列して成るので、
個々のコイル間で磁気結合が生じる。磁気結合が存在す
ると、エレメント間でノイズが伝搬しS/N比の低下に
つながり、良好な画質が得られなくなることから、この
ような磁気結合を除去することが必要である。磁気結合
を除去する方法としては、隣接するコイル間では磁気結
合が最小となるように重ね合わせを調整する、低入力イ
ンピーダンスのプリアンプを用いたトラップ回路を設け
る等の方法がある。このプリアンプによるトラップ回路
は、図9に示すように低入力インピーダンスのプリアン
プ501とエレメント出力回路503とがλ/2同軸ケーブル
502で接続されたもので、出力回路503は、コンデンサC
mp504及びインダクタ505が並列に接続された回路で構成
されており、エレメントの出力端に接続される。
法に加えて、更に補助的な磁気結合除去手段を設けるこ
とが好ましい。以下、本発明による磁気結合除去手段に
ついて説明する。
に配列したマルチプルRFコイルの、非隣接のコイル間
に、その見込み角に応じた結合係数の一対の補助コイル
を直列に接続したものである。
RFコイルの円筒の軸と個々のコイル中心とを結ぶ線の
なす角で、図3に示すような8個のエレメントから構成
されるRFプローブの場合、互いに隣接するエレメント
の見込み角θは45°となる。従って、例えば、エレメ
ント101とエレメント102の見込み角θは45°、エレメ
ント101とエレメント103の見込み角θは90°、エレメ
ント101とエレメント104の見込み角θは135°、エレ
メント101とエレメント105の見込み角θは180°とな
る。
ーブを例にして、その見込み角θと結合係数kの関係を
表1に示す。
象としない6個のエレメントを開放状態として、2個の
エレメント間の磁気結合の結合定数kを無負荷でのイン
ピーダンス特性から求めた。尚、結合定数kと、インピ
ーダンスの共振ピークが2つに分裂する際の2つの共振
周波数f1及びf2の間隔が、結合定数kの関数である
ことに基づいて計算したものである。
プルRFコイルではエレメント間の見込み角が異なれ
ば、磁気結合の強さも異なり、この例では見込み角θが
90°の場合に最も結合係数kが大きい。このようなマ
ルチプルRFコイルでは、見込み角θが90°と135
°の場合には図従来のトラップ回路では、磁気結合の除
去が不十分である。従って本発明では、このような磁気
結合を、その見込み角θに応じて結合係数の異なる磁気
結合手段を設けることにより除去する。
(b)に示すような1対の補助コイル601、601'(603、
603')を用いることができる。このような1対の補助コ
イル601、601'は、非隣接の2つのエレメントのそれぞ
れに直列に接続され、両方の補助コイルを結合係数が2
つのエレメント間の磁気結合を相殺する結合係数となる
ようにオーバーラップさせる。更に補助コイルは、図示
するようにそれぞれ8の字型のコイルとすることが好ま
しい。この場合、8の字の一方によって生じる磁気結合
を他方の磁気結合によって打ち消すので、他のエレメン
トに対して結合しないという利点がある。
01'は見込み角θが90°のエレメント間用のものであ
り、いずれの補助コイルもエレメントと補助コイルの間
には共振用コンデンサ602または602'を接続して用い
る。同図(b)に示す補助コイル603、603'は、見込み
角θが135°のエレメント間用のものである。この場
合、見込み角θが135゜の関係にある2個のエレメン
トは、90゜の関係にあるものよりも距離が離れている
ので、各エレメントと補助コイルとを同軸ケーブル60
4、604'により接続し、補助コイル同士が互いに重ね合
わせることができるようしている。共振用コンデンサ60
5、605'を接続する点は同図(a)の補助コイルと同様
である。
トについて考えた場合、それと90゜の関係にあるエレ
メント(2つある)との間、それと135゜の関係にあ
るエレメント(これも2つある)との間に、それぞれ設
けられる。従って1つのエレメントでは、図11に示す
ように4つの補助コイルが接続されることになる。尚、
図11は、図8に示すコイルに補助コイルを設けたもの
であり、図中、図8と同じ符号のものは同じ構成要素を
示す。
に示すRFプローブに適用する場合、具体的には、見込
み角θ90゜のエレメント間に設けられる補助コイル11
01及び1101'は、幅30mm、長さ25mmの8の字型コイルで
あり、補助コイルの長さ方向に20mm重ね合わせて使用す
る。見込み角θ135゜のエレメント間に設けられる補
助コイル1103及び1103'は、幅32mm、長さ11mmの8の字
コイルであり、それぞれ1.5D-2Vの同軸ケーブル55mmに
より、エレメントに接続される。両補助コイルは、長さ
方向に11mm重ね合わせて使用する。
レメント間の結合係数kを考慮したうえで、この磁気結
合を除去するように個別的に補助コイル間の結合係数
k’を選ぶことにより、見込み角θに応じた磁気結合の
除去が可能となり、従来のトラップ回路では十分に除去
できなかった磁気結合を除去することができる。
コイル)は、単独で採用してもよいが、プリアンプによ
るトラップ回路とを併用して用いることが好ましく、こ
れにより8個のエレメントを同時に作動させても磁気結
合を安定して除去することができる。
RFプローブは、図1に示す実施例で説明した2つの動
作モードを切換える機能を備えたRFプローブに適用す
ることができるほか、一般的なマルチプルRFコイルに
も適用することができる。
ブによれば、1つのRFプローブを使用して位相シフト
モードと選択モードの2つの計測モードにより処理をす
ることができることから、脳の両側など広い領域を同時
に検査する場合にも、被検体の表面付近を高感度で検査
する場合にも適用できる。このように、1つのRFプロ
ーブにて2つの性能を満足させることができるため、限
られた装置規模及びコストの範囲内でも両計測が可能と
なる。
0゜ずらしてQDとした場合には、断面深度の深い領域
で良好な画像を得ることができる。
非隣接のRFコイル単位(エレメント)に、その非隣接
コイル間の見込み角に応じて結合係数の異なる磁気結合
手段を設けたことにより、各エレメントの磁気結合が低
減されるので、エレメントの安定性が向上し、良好な画
質の合成画像が得られる。
ブロック図。
ロック図。
(a)は基本形状を示す図、(b)は変形例を示す図。
び画像再構成を説明する図。
方法を説明する図
で、(a)は側面図、(b)は正面図。
で、(a)はエレメントの側面図、(b)はそのA−
A’断面図。
図。
(a)はエレメント間の見込み角が90°の場合の補助
コイル、(b)エレメント間の見込み角が135°の場
合の補助コイルを示す。
態を示す図。
段)
Claims (2)
- 【請求項1】磁気共鳴信号を受信する複数のRFコイル
を略円柱の円周方向に配置してなる略円筒形のマルチプ
ルRFコイルと、前記各RFコイルにより受信した信号
を2個ずつの組とし、各組におけるそれぞれの信号を互
いに所定の位相だけずらして加算して信号処理系に送出
する信号合成回路と、前記各RFコイルにより受信した
信号のうち一部のRFコイルからの信号を選択し、信号
処理系に送出する選択手段と、前記信号合成回路及び前
記選択手段の一方の出力を前記信号処理系に接続する接
続手段とを備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージン
グ装置用RFプローブ。 - 【請求項2】前記マルチプルRFコイルは、隣接する前
記RFコイルどうしの一部を重ねて配置し、少なくと
も、非隣接の前記RFコイル間の一部に、その非隣接コ
イル間の見込み角に応じて結合係数の異なる磁気結合手
段を備えたことを特徴とする請求項1記載のRFプロー
ブ。
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|---|---|---|---|
| JP09247171A JP3111045B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 磁気共鳴イメージング用rfプローブ |
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| JP09247171A JP3111045B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 磁気共鳴イメージング用rfプローブ |
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| JPH1176194A true JPH1176194A (ja) | 1999-03-23 |
| JP3111045B2 JP3111045B2 (ja) | 2000-11-20 |
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| JP09247171A Expired - Fee Related JP3111045B2 (ja) | 1997-09-11 | 1997-09-11 | 磁気共鳴イメージング用rfプローブ |
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-
1997
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