JPH1176319A - 音響振動印加機能付マット - Google Patents
音響振動印加機能付マットInfo
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- JPH1176319A JPH1176319A JP9241543A JP24154397A JPH1176319A JP H1176319 A JPH1176319 A JP H1176319A JP 9241543 A JP9241543 A JP 9241543A JP 24154397 A JP24154397 A JP 24154397A JP H1176319 A JPH1176319 A JP H1176319A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 臥床者に不快感を与えず、効果的に褥瘡を予
防することのできる振動印加手段付マットを提供する。 【解決手段】 臥床者を保持するための保持部、音響振
動を発する発振器、および伝達部を具備し、発振器より
発した音響振動を伝達部を介して保持部の臥床者と当接
する箇所に伝達することにより、臥床者に振動を印加す
る。
防することのできる振動印加手段付マットを提供する。 【解決手段】 臥床者を保持するための保持部、音響振
動を発する発振器、および伝達部を具備し、発振器より
発した音響振動を伝達部を介して保持部の臥床者と当接
する箇所に伝達することにより、臥床者に振動を印加す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人間をはじめとす
る生体に振動を印加する機能を備えたマットに関するも
のであり、褥瘡を予防するための医療用機器や、ボディ
ソニック等の音響機器に応用可能な生体に音響振動を印
加する機能を備えたマットに関するものである。
る生体に振動を印加する機能を備えたマットに関するも
のであり、褥瘡を予防するための医療用機器や、ボディ
ソニック等の音響機器に応用可能な生体に音響振動を印
加する機能を備えたマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】寝たきり老人をはじめとする長期臥床者
の褥瘡いわゆる床ずれを防ぐために、寝具と圧着したま
まの部分に振動を印加する様々な手段が提案されてい
る。褥瘡は、血流の循環不良や神経支配の異常に起因し
て生じる。長期臥床者は、自身で寝返りをうつことがで
きないことから、仙骨部など身体の隆起した箇所が連続
して圧迫されると褥瘡を生じさせやすい。臥床者にとき
どき寝返りをうたせるなどして体位を変えさせることに
より褥瘡を予防することができる。しかしながら、この
ような体位の変更は、臥床者自身や看護者にとって負担
であるばかりか、臥床者の状況によっては不可能な場合
もある。そこで、臥床者の背中等に振動を印加し、そこ
にかかる圧力すなわち体圧を分散させようとする機器が
各種提案されている。例えば、特公平5−29464号
公報には、マットの内部に交互に並列配置された複数の
固定平行剛体杆および昇降可動剛体杆を備えたベッドが
提案されている。このベッドは、昇降可動剛体杆を機械
的に上下運動させ、体圧を変化させるものである。しか
しながら、このように機械的な振動を印加すると、不快
な作動音が避けられない。
の褥瘡いわゆる床ずれを防ぐために、寝具と圧着したま
まの部分に振動を印加する様々な手段が提案されてい
る。褥瘡は、血流の循環不良や神経支配の異常に起因し
て生じる。長期臥床者は、自身で寝返りをうつことがで
きないことから、仙骨部など身体の隆起した箇所が連続
して圧迫されると褥瘡を生じさせやすい。臥床者にとき
どき寝返りをうたせるなどして体位を変えさせることに
より褥瘡を予防することができる。しかしながら、この
ような体位の変更は、臥床者自身や看護者にとって負担
であるばかりか、臥床者の状況によっては不可能な場合
もある。そこで、臥床者の背中等に振動を印加し、そこ
にかかる圧力すなわち体圧を分散させようとする機器が
各種提案されている。例えば、特公平5−29464号
公報には、マットの内部に交互に並列配置された複数の
固定平行剛体杆および昇降可動剛体杆を備えたベッドが
提案されている。このベッドは、昇降可動剛体杆を機械
的に上下運動させ、体圧を変化させるものである。しか
しながら、このように機械的な振動を印加すると、不快
な作動音が避けられない。
【0003】さらに、湿気や垢等も褥瘡発生の要因の一
つと考えられている。そこで、特開平8−210258
号公報には、凹凸形状のエアパッドを2枚積層したマッ
トを用い、これらエアパッドにエアポンプより空気を供
給するシステムが提案されている。このシステムは、下
層のエアパッドに、上層のエアパッドを貫通してマット
の上面に空気を排出する通気口を備えている。通気口の
先端にはリークバルブが配されており、パッド内の圧力
が所定の値に達すると、リークバルブは解放されてエア
パッド内の空気が放出される。これにより、マットの上
面の臥床者との密着部に空気を吹き付けて、湿気を取り
除くとともに、体圧を変化させる。しかしながら、この
システムおいても、不快なポンプの作動音が発生する。
つと考えられている。そこで、特開平8−210258
号公報には、凹凸形状のエアパッドを2枚積層したマッ
トを用い、これらエアパッドにエアポンプより空気を供
給するシステムが提案されている。このシステムは、下
層のエアパッドに、上層のエアパッドを貫通してマット
の上面に空気を排出する通気口を備えている。通気口の
先端にはリークバルブが配されており、パッド内の圧力
が所定の値に達すると、リークバルブは解放されてエア
パッド内の空気が放出される。これにより、マットの上
面の臥床者との密着部に空気を吹き付けて、湿気を取り
除くとともに、体圧を変化させる。しかしながら、この
システムおいても、不快なポンプの作動音が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な問題点を解決し、使用時に不快感を与えず、効果的に
褥瘡を防止することのできる褥瘡予防用のマットとして
好適な音響振動印加機能付マットを提供することを目的
とする。
な問題点を解決し、使用時に不快感を与えず、効果的に
褥瘡を防止することのできる褥瘡予防用のマットとして
好適な音響振動印加機能付マットを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の音響振動印加機
能付マットは、臥床者の圧迫された箇所に、音響振動を
印加することにより、圧力すなわち体圧を変化させるよ
うに構成する。特に褥瘡予防用途には、周波数が20H
z以下の非可聴域の音響振動を印加する。
能付マットは、臥床者の圧迫された箇所に、音響振動を
印加することにより、圧力すなわち体圧を変化させるよ
うに構成する。特に褥瘡予防用途には、周波数が20H
z以下の非可聴域の音響振動を印加する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の音響振動印加機能付マッ
トは、臥床者を保持するための保持部、音響振動を発す
る発振器、および保持部の臥床者と当接する箇所に音響
振動を伝達するための媒体を備えた伝達部を具備する。
これにより、臥床者に振動を印加する褥瘡予防用におい
ては、機械的な振動の付加と比べて装置を簡素化するこ
とができる。また、大幅に軽量化することができる。ま
た、音響振動は周波数や強度の制御が容易であることか
ら、臥床者に印加する振動をきめ細かく調節することが
できる。本発明の音響振動印加マットの好ましい態様に
おいては、周波数が20Hz以下の音響振動を印加す
る。この周波数域の音響振動は、人体にはほとんど聞こ
えない。したがって、褥瘡の予防用に用いた場合に、不
快な作動音を起こすことがない。本発明の音響振動印加
マットの他の好ましい態様においては、保持部の臥床者
と当接する箇所に加わる圧力を検知する体圧検知部、お
よび体圧検知部の検知した圧力に応じて発振器の出力を
制御する制御部を具備する。圧力センサ等の体圧検知部
により体圧の加わった部分を検知し、そこに選択的に音
響振動を印加することで、より大きな効果が得られる。
本発明の音響振動印加機能付マットの他の好ましい態様
においては、制御部が、体圧検知部の検知した圧力の経
時変化に応じて発振器の発する音響振動の強度を調整す
る。圧力センサ等の体圧検知部の出力信号の経時変化を
観察し、所定時間連続して大きな圧力の負荷が観測され
た箇所に振動を印加する。大きな体圧の負荷が確認され
たとしても、それがごく短時間であれば問題ない。すな
わち、褥瘡が懸念されるような長時間にわたって大きな
負荷が確認された場合に振動を印加すれば、褥瘡の予防
効果が得られる。
トは、臥床者を保持するための保持部、音響振動を発す
る発振器、および保持部の臥床者と当接する箇所に音響
振動を伝達するための媒体を備えた伝達部を具備する。
これにより、臥床者に振動を印加する褥瘡予防用におい
ては、機械的な振動の付加と比べて装置を簡素化するこ
とができる。また、大幅に軽量化することができる。ま
た、音響振動は周波数や強度の制御が容易であることか
ら、臥床者に印加する振動をきめ細かく調節することが
できる。本発明の音響振動印加マットの好ましい態様に
おいては、周波数が20Hz以下の音響振動を印加す
る。この周波数域の音響振動は、人体にはほとんど聞こ
えない。したがって、褥瘡の予防用に用いた場合に、不
快な作動音を起こすことがない。本発明の音響振動印加
マットの他の好ましい態様においては、保持部の臥床者
と当接する箇所に加わる圧力を検知する体圧検知部、お
よび体圧検知部の検知した圧力に応じて発振器の出力を
制御する制御部を具備する。圧力センサ等の体圧検知部
により体圧の加わった部分を検知し、そこに選択的に音
響振動を印加することで、より大きな効果が得られる。
本発明の音響振動印加機能付マットの他の好ましい態様
においては、制御部が、体圧検知部の検知した圧力の経
時変化に応じて発振器の発する音響振動の強度を調整す
る。圧力センサ等の体圧検知部の出力信号の経時変化を
観察し、所定時間連続して大きな圧力の負荷が観測され
た箇所に振動を印加する。大きな体圧の負荷が確認され
たとしても、それがごく短時間であれば問題ない。すな
わち、褥瘡が懸念されるような長時間にわたって大きな
負荷が確認された場合に振動を印加すれば、褥瘡の予防
効果が得られる。
【0007】本発明の音響振動印加機能付マットのさら
に他の好ましい態様においては、保持部が、媒体を収容
した複数の筒状袋体からなる。筒状袋体をクッション材
として用いるとともに、その内部に充填された気体また
は液体を音響振動を伝達する媒体として用いる。これに
より、臥床者により効果的に振動を印加することができ
る。本発明の音響振動印加機能付マットのさらに他の好
ましい態様においては、発振器が、保持部内に複数個、
振動面を上方に向けて配される。発振器の振動面を上方
すなわち直接臥床者に向けて配することにより、粗密波
である音響振動をより効果的に臥床者に印加することが
できる。また、臥床者と当接する面に多数の発振器を配
することができ、音響振動を印加する箇所を細分化する
ことができる。
に他の好ましい態様においては、保持部が、媒体を収容
した複数の筒状袋体からなる。筒状袋体をクッション材
として用いるとともに、その内部に充填された気体また
は液体を音響振動を伝達する媒体として用いる。これに
より、臥床者により効果的に振動を印加することができ
る。本発明の音響振動印加機能付マットのさらに他の好
ましい態様においては、発振器が、保持部内に複数個、
振動面を上方に向けて配される。発振器の振動面を上方
すなわち直接臥床者に向けて配することにより、粗密波
である音響振動をより効果的に臥床者に印加することが
できる。また、臥床者と当接する面に多数の発振器を配
することができ、音響振動を印加する箇所を細分化する
ことができる。
【0008】本発明の音響振動印加機能付マットのさら
に他の好ましい態様においては、発振器が、音響振動を
間欠的に発信する。本発明の音響振動印加機能付マット
のさらに他の好ましい態様においては、発振器の発する
音響振動に1/周波数のゆらぎ(いわゆる1/fゆら
ぎ)をもたせる。たとえば、波長や強度に1/fゆらぎ
を有する音響振動を用いることにより、臥床者により違
和感なく振動を印加することができる。
に他の好ましい態様においては、発振器が、音響振動を
間欠的に発信する。本発明の音響振動印加機能付マット
のさらに他の好ましい態様においては、発振器の発する
音響振動に1/周波数のゆらぎ(いわゆる1/fゆら
ぎ)をもたせる。たとえば、波長や強度に1/fゆらぎ
を有する音響振動を用いることにより、臥床者により違
和感なく振動を印加することができる。
【0009】本発明の音響振動印加機能付マットのさら
に他の好ましい態様においては、保持部の臥床者と当接
する箇所に空気を吹き付けるための空気噴射部を具備す
る。特に、臥床者の保持部に当接する箇所の湿潤状態を
湿度センサにより検知し、その湿潤状態に応じて空気噴
射部の噴射する空気量を調整することが好ましい。これ
により、臥床者のマットと当接する箇所の湿気を除去す
ることができ、より効果的に褥瘡を予防することができ
る。空気は、たとえば、間欠的に噴射する。また、空気
を周期や強度に1/fゆらぎをもたせて噴射することに
より、臥床者に違和感を与えずに、湿気を除去すること
ができる。また、空気噴射部が、噴射する空気の温度を
調整する機能を有することが好ましい。これにより、よ
り快適な除湿が可能になる。さらに、除菌または殺菌さ
れた空気を噴射することにより、より効果的な褥瘡予防
効果が得られる。本発明の音響振動印加機能付マットの
さらに他の好ましい態様においては、保持部の臥床者と
当接する箇所に抗菌剤を含ませる。これにより、マット
上における菌の繁殖やマットから臥床者への菌の感染を
防ぐことができる。
に他の好ましい態様においては、保持部の臥床者と当接
する箇所に空気を吹き付けるための空気噴射部を具備す
る。特に、臥床者の保持部に当接する箇所の湿潤状態を
湿度センサにより検知し、その湿潤状態に応じて空気噴
射部の噴射する空気量を調整することが好ましい。これ
により、臥床者のマットと当接する箇所の湿気を除去す
ることができ、より効果的に褥瘡を予防することができ
る。空気は、たとえば、間欠的に噴射する。また、空気
を周期や強度に1/fゆらぎをもたせて噴射することに
より、臥床者に違和感を与えずに、湿気を除去すること
ができる。また、空気噴射部が、噴射する空気の温度を
調整する機能を有することが好ましい。これにより、よ
り快適な除湿が可能になる。さらに、除菌または殺菌さ
れた空気を噴射することにより、より効果的な褥瘡予防
効果が得られる。本発明の音響振動印加機能付マットの
さらに他の好ましい態様においては、保持部の臥床者と
当接する箇所に抗菌剤を含ませる。これにより、マット
上における菌の繁殖やマットから臥床者への菌の感染を
防ぐことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の音響振動印加機能付マットに
ついて、図面を用いて詳細に説明する。
ついて、図面を用いて詳細に説明する。
【0011】《実施例1》図1(a)に示すように、並
列配置された複数の略円筒状の袋体1により、臥床者を
保持するための保持部が構成される。袋体1は気密性を
有し、その内部には空気が充填されている。これによ
り、袋体1はクッションとして機能する。図1(b)に
示すように、袋体1の軸方向の一方の端面には、発振器
2としてのスピーカが、他方の端面には圧力センサ3が
それぞれ装着されている。本実施例の音響振動印加機能
付マットの概略を図2に示す。音源4は、周波数が20
Hz以下の電気信号を出力する。増幅器5は、音源4よ
り出力された電気信号を増幅する。発振器2は、増幅器
5より入力した電気信号を音響振動に変換する。袋体1
の内部に充填された空気は、音響振動を袋体1の上面に
位置する臥床者に伝達する媒体として機能する。
列配置された複数の略円筒状の袋体1により、臥床者を
保持するための保持部が構成される。袋体1は気密性を
有し、その内部には空気が充填されている。これによ
り、袋体1はクッションとして機能する。図1(b)に
示すように、袋体1の軸方向の一方の端面には、発振器
2としてのスピーカが、他方の端面には圧力センサ3が
それぞれ装着されている。本実施例の音響振動印加機能
付マットの概略を図2に示す。音源4は、周波数が20
Hz以下の電気信号を出力する。増幅器5は、音源4よ
り出力された電気信号を増幅する。発振器2は、増幅器
5より入力した電気信号を音響振動に変換する。袋体1
の内部に充填された空気は、音響振動を袋体1の上面に
位置する臥床者に伝達する媒体として機能する。
【0012】圧力センサ3は、袋体1の内圧を検知し、
コンピュータ6に信号を出力する。袋体1の内圧の変化
量は、その上方の臥床者から加わった圧力に比例する。
すなわち、複数個配された袋体1のうち、圧力センサ3
の出力信号が大きい箇所に臥床者の体圧が多く加わって
いることになる。コンピュータ6は、圧力センサ3の出
力信号の経時変化を観測し、特定値以上の出力信号が所
定時間連続して認められると、その圧力センサ3と同じ
袋体1内に収容された発振器2の出力を増大させる。
コンピュータ6に信号を出力する。袋体1の内圧の変化
量は、その上方の臥床者から加わった圧力に比例する。
すなわち、複数個配された袋体1のうち、圧力センサ3
の出力信号が大きい箇所に臥床者の体圧が多く加わって
いることになる。コンピュータ6は、圧力センサ3の出
力信号の経時変化を観測し、特定値以上の出力信号が所
定時間連続して認められると、その圧力センサ3と同じ
袋体1内に収容された発振器2の出力を増大させる。
【0013】ここで、周波数が20Hz以下の音響振動
は、人間にはほとんど聞こえない。したがって、このよ
うな低周波の音響振動の印加は、機械的振動の印加のよ
うな臥床者に不快な音を発生させる心配がない。また、
音響振動の強度や周波数の制御は、機械的な振動におけ
るそれらの制御と比べてきわめて容易である。したがっ
て、このような非可聴域の音響振動を用いることによ
り、よりきめ細やかな振動の調節が可能になる。一般的
に、人体の皮膚の反発周波数、すなわち押圧したのち開
放した際に皮膚が元の形状に戻るときの振動周波数は約
20Hzである。したがって、この周波数の音響振動を
印加すると、臥床者に違和感無く振動を与えることがで
きる。
は、人間にはほとんど聞こえない。したがって、このよ
うな低周波の音響振動の印加は、機械的振動の印加のよ
うな臥床者に不快な音を発生させる心配がない。また、
音響振動の強度や周波数の制御は、機械的な振動におけ
るそれらの制御と比べてきわめて容易である。したがっ
て、このような非可聴域の音響振動を用いることによ
り、よりきめ細やかな振動の調節が可能になる。一般的
に、人体の皮膚の反発周波数、すなわち押圧したのち開
放した際に皮膚が元の形状に戻るときの振動周波数は約
20Hzである。したがって、この周波数の音響振動を
印加すると、臥床者に違和感無く振動を与えることがで
きる。
【0014】ここで、袋体1の内部に充填する媒体とし
ては、空気のほか、水や油などの液体やゲル状物質等の
うち音響振動の伝達性の高いものを選択して用いること
ができる。袋体の材料にはポリ塩化ビニル等の軟性な熱
可塑性樹脂やゴムを用いる。熱可塑性樹脂の場合、一枚
のシートを熱溶着させることにより、容易に複数の袋体
を得ることができる。発振器は、袋体の気密性を考慮す
ると袋体とあらかじめ一体化してもよいが、組立時の作
業性やメンテナンス等を考慮すると、袋体に発振器を装
着するための枠体を接合し、発振器を枠体に着脱可能に
してもよい。圧力センサおよび発振器等の音響制御技術
は、公知の技術を応用することができる。また、音響振
動の波長や強度に1/周波数のゆらぎ(いわゆる1/f
ゆらぎ)をもたせることにより、より違和感なく臥床者
に振動を印加することができる。
ては、空気のほか、水や油などの液体やゲル状物質等の
うち音響振動の伝達性の高いものを選択して用いること
ができる。袋体の材料にはポリ塩化ビニル等の軟性な熱
可塑性樹脂やゴムを用いる。熱可塑性樹脂の場合、一枚
のシートを熱溶着させることにより、容易に複数の袋体
を得ることができる。発振器は、袋体の気密性を考慮す
ると袋体とあらかじめ一体化してもよいが、組立時の作
業性やメンテナンス等を考慮すると、袋体に発振器を装
着するための枠体を接合し、発振器を枠体に着脱可能に
してもよい。圧力センサおよび発振器等の音響制御技術
は、公知の技術を応用することができる。また、音響振
動の波長や強度に1/周波数のゆらぎ(いわゆる1/f
ゆらぎ)をもたせることにより、より違和感なく臥床者
に振動を印加することができる。
【0015】《実施例2》本実施例の音響振動印加手段
付マットを図3に示す。台座10上には、10〜20H
zの非可聴域の音響振動を発する発振器12が複数個、
それぞれ振動面を上方に向けて配置されている。発振器
12の上面には、図3(b)に示すように空気を充填さ
れたゴム製のエアキャップ13が複数配されている。エ
アキャップ13は、弾性材料からなるクッション材11
の上面よりも若干突出している。ここで、エアキャップ
13は、クッション材11とともに、クッションとして
機能する。マット上の臥床者の体圧は、これらエアキャ
ップ13に加わる。エアキャップ13の内部に充填され
た空気は、発振器12の発した音響振動をマット上面の
臥床者に伝達するための媒体として機能する。エアキャ
ップ13内には、それぞれ実施例1で用いたものと同様
の圧力センサ14が配されている。これらの圧力センサ
も、実施例1で用いたものと同様に各エアキャップに負
荷された体圧を検知する。ここで、図示しないが、本実
施例のマットにおいても、実施例1のマットと同様にコ
ンピュータにより各圧力センサ14の出力信号に応じて
各発振器12の出力が制御される。
付マットを図3に示す。台座10上には、10〜20H
zの非可聴域の音響振動を発する発振器12が複数個、
それぞれ振動面を上方に向けて配置されている。発振器
12の上面には、図3(b)に示すように空気を充填さ
れたゴム製のエアキャップ13が複数配されている。エ
アキャップ13は、弾性材料からなるクッション材11
の上面よりも若干突出している。ここで、エアキャップ
13は、クッション材11とともに、クッションとして
機能する。マット上の臥床者の体圧は、これらエアキャ
ップ13に加わる。エアキャップ13の内部に充填され
た空気は、発振器12の発した音響振動をマット上面の
臥床者に伝達するための媒体として機能する。エアキャ
ップ13内には、それぞれ実施例1で用いたものと同様
の圧力センサ14が配されている。これらの圧力センサ
も、実施例1で用いたものと同様に各エアキャップに負
荷された体圧を検知する。ここで、図示しないが、本実
施例のマットにおいても、実施例1のマットと同様にコ
ンピュータにより各圧力センサ14の出力信号に応じて
各発振器12の出力が制御される。
【0016】本実施例の音響振動印加手段付マットは、
実施例1のマットよりも小さい領域での体圧分布の検出
や振動の印加が可能になる。すなわち、より効果的に必
要箇所を検知し、適正な振動を印加することができる。
実施例1のマットよりも小さい領域での体圧分布の検出
や振動の印加が可能になる。すなわち、より効果的に必
要箇所を検知し、適正な振動を印加することができる。
【0017】《実施例3》本実施例の音響振動印加手段
付マットの要部を図4に示す。このマットは、実施例2
のマットと同様の構成のマットに、空気を噴射させる機
能を付加したものである。エアポンプ、ボンベ等の空気
供給手段(図示せず)より、空気供給路18を通じてマ
ット表面に空気を噴射させる。マット表面に供給する空
気の量は、圧力センサ14の発した信号に基づいてコン
ピュータ(図示せず)によって制御される。これによ
り、体圧を分散させるとともに、湿気の除去も可能にな
り、より効果的な褥瘡の予防が可能になる。空気の噴射
においても、音響振動の印加と同様に、その噴射量や周
期に1/fゆらぎをもたせると、臥床者の違和感をより
小さくすることができる。ここで、空気供給手段の送出
した空気は、除菌または殺菌の処理を施した後空気供給
路18に供給することがより効果的である。また、空気
の噴射は、連続的でもよいが、間欠的でもよい。また、
マット表面の臥床者と当接する箇所に湿度センサを配
し、湿度センサの検出した湿潤状態に応じて空気を適正
量のみ噴射させることもできる。
付マットの要部を図4に示す。このマットは、実施例2
のマットと同様の構成のマットに、空気を噴射させる機
能を付加したものである。エアポンプ、ボンベ等の空気
供給手段(図示せず)より、空気供給路18を通じてマ
ット表面に空気を噴射させる。マット表面に供給する空
気の量は、圧力センサ14の発した信号に基づいてコン
ピュータ(図示せず)によって制御される。これによ
り、体圧を分散させるとともに、湿気の除去も可能にな
り、より効果的な褥瘡の予防が可能になる。空気の噴射
においても、音響振動の印加と同様に、その噴射量や周
期に1/fゆらぎをもたせると、臥床者の違和感をより
小さくすることができる。ここで、空気供給手段の送出
した空気は、除菌または殺菌の処理を施した後空気供給
路18に供給することがより効果的である。また、空気
の噴射は、連続的でもよいが、間欠的でもよい。また、
マット表面の臥床者と当接する箇所に湿度センサを配
し、湿度センサの検出した湿潤状態に応じて空気を適正
量のみ噴射させることもできる。
【0018】上記実施例では、本発明の音響振動印加手
段付マットの応用例として褥瘡予防用マットについて説
明したが、同様の構成において、音源にCDプレーヤ等
の再生器を用い、発信器より20Hz以上の可聴域の音
響振動を発することにより、いわゆるボディソニック用
途にも応用することができる。
段付マットの応用例として褥瘡予防用マットについて説
明したが、同様の構成において、音源にCDプレーヤ等
の再生器を用い、発信器より20Hz以上の可聴域の音
響振動を発することにより、いわゆるボディソニック用
途にも応用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によると、臥床者に不快感を与え
ることなく褥瘡を予防することのできるマットを提供す
ることができる。
ることなく褥瘡を予防することのできるマットを提供す
ることができる。
【図1】本発明の一実施例の音響振動印加機能付マット
の構成を示す図であり、(a)は保持部の斜視図、
(b)は要部の縦断面図である。
の構成を示す図であり、(a)は保持部の斜視図、
(b)は要部の縦断面図である。
【図2】同マットの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の他の実施例の音響振動印加機能付マッ
トの構成を示す図であり、(a)は要部の斜視図、
(b)は同縦断面図である。
トの構成を示す図であり、(a)は要部の斜視図、
(b)は同縦断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の音響振動印加機能
付マットの要部の縦断面図である。
付マットの要部の縦断面図である。
1 筒状袋体 2 発振器 3 圧力センサ 4 音源 5 増幅器 6 コンピュータ 10 台座 11 クッション材 12 発振器 13 エアパッド 14 圧力センサ 18 空気供給路
Claims (16)
- 【請求項1】 臥床者を保持するための保持部、音響振
動を発する発振器、および前記保持部の前記臥床者と当
接する箇所に前記音響振動を伝達するための媒体を備え
た伝達部を具備する音響振動印加機能付マット。 - 【請求項2】 前記音響振動の周波数が、20Hz以下
である請求項1記載の音響振動印加機能付マット。 - 【請求項3】 前記保持部の前記臥床者と当接する箇所
に加わる圧力を検知する体圧検知部、および前記体圧検
知部の検知した圧力に応じて前記発振器の出力を制御す
る制御部を具備する請求項1記載の音響振動印加機能付
マット。 - 【請求項4】 前記制御部が、前記体圧検知部の検知し
た圧力の経時変化に応じて前記発振器の発する音響振動
の強度を制御する請求項1記載の音響振動印加機能付マ
ット。 - 【請求項5】 前記保持部が、前記媒体を収容した複数
の筒状袋体からなる請求項1記載の音響振動印加機能付
マット。 - 【請求項6】 前記発振器が、前記保持部内に複数個、
振動面を上方に向けて複数配された請求項1記載の音響
振動印加機能付マット。 - 【請求項7】 前記発振器が、前記音響振動を間欠的に
発信する請求項1記載の音響振動印加機能付マット。 - 【請求項8】 前記音響振動が、波長または強度に1/
fゆらぎを有する請求項1記載の音響振動印加機能付マ
ット。 - 【請求項9】 前記音響振動の周波数が20Hz以上で
ある請求項1記載の音響振動印加機能付マット。 - 【請求項10】 前記保持部の前記臥床者と当接する箇
所に空気を吹き付けるための空気噴射部を具備する請求
項1記載の音響振動印加機能付マット。 - 【請求項11】 前記臥床者の前記保持部に当接する箇
所の湿潤状態を検知する湿度センサを具備し、前記空気
噴射部が前記湿度センサの検知した湿潤状態に応じて前
記臥床者に空気を噴射するように構成された請求項10
記載の音響振動印加機能付マット。 - 【請求項12】 前記空気噴射部が、前記空気を間欠的
に噴射するように構成された請求項10記載の音響振動
印加機能付マット。 - 【請求項13】 前記空気噴射部が、前記空気を周期ま
たは強度に1/fゆらぎをもたせて噴射するように構成
された請求項10記載の音響振動印加機能付マット。 - 【請求項14】 前記空気噴射部が、前記空気の温度を
調整する機能を有する請求項10記載の音響振動印加機
能付マット。 - 【請求項15】 前記空気噴射部が、除菌または殺菌さ
れた空気を噴射するように構成された請求項10記載の
音響振動印加機能付マット。 - 【請求項16】 前記保持部が、前記臥床者と当接する
箇所に抗菌剤を含む請求項1記載の音響振動印加機能付
マット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9241543A JPH1176319A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 音響振動印加機能付マット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9241543A JPH1176319A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 音響振動印加機能付マット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1176319A true JPH1176319A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17075928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9241543A Pending JPH1176319A (ja) | 1997-09-05 | 1997-09-05 | 音響振動印加機能付マット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1176319A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000337978A (ja) * | 1999-05-28 | 2000-12-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 柔軟性構造体 |
| JP2001149419A (ja) * | 1999-11-30 | 2001-06-05 | Honda Electronic Co Ltd | 超音波床ずれ治療装置 |
| JP2002131147A (ja) * | 2000-10-24 | 2002-05-09 | Primo Co Ltd | 圧力センサ |
| JP2006087713A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Matsuda Micronics Corp | 加振装置、それを使用したマットおよび加振装置の振動制御方法 |
| WO2024128756A1 (ko) * | 2022-12-13 | 2024-06-20 | 주식회사 에이아이젬 | 욕창방지용 매트리스 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS633818U (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-12 | ||
| JPS6434022U (ja) * | 1987-08-24 | 1989-03-02 | ||
| JPH0296133U (ja) * | 1989-01-21 | 1990-07-31 | ||
| JPH0677727U (ja) * | 1993-04-23 | 1994-11-01 | 隆孝 平川 | 治療用ベッド |
| JPH08150189A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-11 | Eebitsuku:Kk | 人体波動付与装置 |
| JPH08289829A (ja) * | 1995-04-24 | 1996-11-05 | Yasuhisa Asano | ウォーターマット |
-
1997
- 1997-09-05 JP JP9241543A patent/JPH1176319A/ja active Pending
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