JPH1178859A - 車輌のブレーキ装置 - Google Patents
車輌のブレーキ装置Info
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Abstract
合に車輌に不必要で過大なヨーモーメントが作用するこ
とを防止し、車輌の走行安定性を向上させる。 【解決手段】 各輪に対応して設けられブレーキペダル
(32)の踏み込み量に応じてアクチュエータ(22)
が駆動されることにより制動力を発生する電気ブレーキ
装置(14)と、各輪の電気ブレーキ装置を相互に独立
して制御する制御装置(38)とを有する。制御装置は
何れか一つの車輪の電気ブレーキ装置が故障しているか
否かを判定し(S253、259)、一つの車輪の電気
ブレーキ装置が故障しているときにはその車輪とは左右
反対側の車輪の電気ブレーキ装置の作動を禁止し、故障
している車輪とは前後反対側の左右の車輪により制動力
を発生させる(S258、263)。
Description
ブレーキ装置に係り、更に詳細にはブレーキペダルの踏
み込み量に応じて制動力を発生する制動力発生装置を有
する車輌のブレーキ装置に係る。
に、各輪毎に設けられた制動力発生装置であって、車輪
と共に回転するブレーキロータやブレーキドラムの如き
回転部材と、ブレーキペダルの踏み込み量(踏力又はペ
ダルストローク)に応じて駆動されるブレーキパッドや
ブレーキシューの如き可動部材とを含む制動力発生装置
を有し、制動力発生装置は回転部材に対し可動部材の摩
擦材料が押し付けられることによって制動摩擦力を発生
し、これにより対応する車輪を制動するようになってい
る。
本願出願人の出願にかかる特開平6−300062号公
報に記載されている如く、制動力発生装置の可動部材が
超音波モータにより駆動され、超音波モータがブレーキ
ペダルの踏み込み量に応じて各輪毎に制御される電動式
のブレーキ装置であって、制動力発生装置が制動力を発
生する状態にて故障したときには制動力発生状態を解除
するよう構成された電動式のブレーキ装置が既に知られ
ている。
置によれば、超音波モータが各輪毎に制御されるので、
各輪の制動力を相互に独立して制御することができ、ま
た制動力発生装置が制動力を発生する状態にて故障して
も制動力発生状態が解除されるので、ブレーキ装置の故
障により不必要な制動力が発生した状態が継続すること
により、車輌の走行に支障が生じることを回避すること
ができる。
の電動式のブレーキ装置に於いては、各輪毎の制動力発
生装置の故障に対するフェールセーフは考慮されている
が、或る車輪の制動力発生装置が故障した状況に於ける
車輌挙動の安定性、換言すれば車輌全体としての走行安
定性については考慮されておらず、この点に関し改善の
余地がある。
故障すると、車輌の制動時に制動力発生装置が故障して
いる車輪の制動力はブレーキペダルの踏み込み量が変化
しても全く変化しないのに対し、制動力発生装置が故障
している車輪とは左右反対側の車輪の制動力がブレーキ
ペダルの踏み込み量に応じて変動する事態(ブレーキの
片効き状態)が発生し、車輌に不必要なヨーモーメント
が作用して車輌の走行安定性が悪化する。この問題は、
電動式のブレーキ装置に限らず、各輪毎に設けられた制
動力発生装置により各輪の制動力を相互に独立して制御
することが可能なあらゆる型式のブレーキ装置に存在す
る。
状態にて故障したときには、運転者によりブレーキペダ
ルの踏み込み操作が行われると車輌に不必要なヨーモー
メントが作用し、これに起因して車輌の挙動が悪化し易
く、逆に制動力発生装置が制動力を解除しない状態にて
故障したときには、運転者によりブレーキペダルの踏み
込み操作が行われると車輌に作用するヨーモーメントが
変動し、これに起因して車輌の挙動が悪化し易いだけで
なく、車輌の走行のために原動機により発生される運動
エネルギが無駄に消費される。また一般に、制動力発生
装置の故障が車輌の挙動の悪化に与える影響は、原動機
により発生される運動エネルギが高く、車速、従って車
輌の運動量が高い場合に顕著である。
輪の制動力を相互に独立して制御可能な従来のブレーキ
装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであ
り、本発明の主要な課題は、何れか一つの車輪の制動力
発生装置が故障した場合に車輌に不必要で過大なヨーモ
ーメントが作用することを防止し制動力発生装置の故障
が車輌の悪化に与える影響を低減若しくは排除すること
により、従来に比して車輌の走行安定性を向上させるこ
とである。
は、本発明によれば、各輪に対応して設けられブレーキ
ペダルの踏み込み量に応じて制動力を発生する制動力発
生装置と、各輪の制動力発生装置を相互に独立して制御
する制御装置とを有する車輌のブレーキ装置に於いて、
前記制御装置は何れかの車輪の制動力発生装置が作動不
良であるときには、実質的に車輌に不必要なヨーモーメ
ントが与えられないよう他の正常な制動力発生装置を制
御することを特徴とする車輌のブレーキ装置(請求項1
の構成)、又は各輪に対応して設けられブレーキペダル
の踏み込み量に応じて制動力を発生する制動力発生装置
と、各輪の制動力発生装置を相互に独立して制御する制
御装置とを有する車輌のブレーキ装置に於いて、車輌は
走行のための運動エネルギを発生する原動機を有し、前
記制御装置は何れかの車輪の制動力発生装置が作動不良
であるときには、前記原動機による運動エネルギ発生量
を抑制することを特徴とする車輌のブレーキ装置(請求
項7の構成)によって達成される。
輪の制動力発生装置が作動不良であるときには、実質的
に車輌に不必要なヨーモーメントが与えられないよう他
の正常な制動力発生装置が制御されるので、車輌の走行
中に車輌に不必要な過剰なヨーモーメントが作用する事
態の発生が確実に防止される。
の車輪の制動力発生装置が作動不良であるときには、原
動機による運動エネルギ発生量が抑制されるので、車速
及び車輌の運動量が高くなることが抑制され、これによ
り制動力発生装置の作動不良に起因して車輌に作用する
不必要なヨーモーメントが車輌の安定走行に与える悪影
響が低減される。
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於て、前記
制御装置は何れか一つの車輪の制動力発生装置が実質的
に制動力を発生しない作動不良であるときには、該一つ
の車輪とは左右反対側の車輪の制動力発生装置の作動を
禁止することにより車輌に不必要なヨーモーメントが与
えられることを防止するよう構成される(請求項2の構
成)。
の車輪の制動力発生装置が実質的に制動力を発生しない
作動不良であるときには、該作動不良の車輪とは左右反
対側の車輪の制動力発生装置の作動が禁止されるので、
ブレーキの片効き状態、即ち車輌の制動時に作動不良の
車輪の制動力は全く発生しないのに対し、作動不良の車
輪とは左右反対側の車輪の制動力がブレーキペダルの踏
み込み量に応じて変動し、車輌に不必要な過剰なヨーモ
ーメントが作用する事態の発生が確実に防止される。
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於て、前記
制御装置は何れか一つの車輪の制動力発生装置が実質的
に制動力の発生を解除しない作動不良であるときには、
該一つの車輪とは左右反対側に属する車輪の制動力発生
装置により制動力を発生させることにより車輌に不必要
なヨーモーメントが与えられることを防止するよう構成
される(請求項3の構成)。
の車輪の制動力発生装置が実質的に制動力の発生を解除
しない作動不良であるときには、該作動不良の車輪とは
左右反対側に属する車輪の制動力発生装置により制動力
が発生されることにより車輌に不必要なヨーモーメント
が与えられることが防止されるので、車輌の挙動が急激
に悪化することが確実に防止される。
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於て、前記
制御装置は車輌の走行状態に基づき車輌の目標ヨーモー
メントを演算する手段を有し、前記制御装置は何れかの
車輪の制動力発生装置が作動不良であるときには、車輌
のヨーモーメントが実質的に前記目標ヨーモーメントに
なるよう他の正常な制動力発生装置を制御するよう構成
される(請求項4の構成)。
輪の制動力発生装置が作動不良であるときには、車輌の
ヨーモーメントが実質的に目標ヨーモーメントになるよ
う他の正常な制動力発生装置が制御されるので、車輌の
良好な旋回性能を確保しつつ制動力発生装置の作動不良
に起因する車輌の挙動の悪化を防止することが可能にな
る。
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於て、前記
制御装置は何れか一つの車輪の制動力発生装置が実質的
に制動力を発生しない作動不良であるときには、該一つ
の車輪とは前後反対側に属する車輪の制動力発生装置に
より発生される制動力と前記一つの車輪とは左右反対側
の前後輪の制動力発生装置により発生される制動力の和
とが実質的に互いに等しくなるよう、他の正常な制動力
発生装置を制御するよう構成される(請求項5の構
成)。
の車輪の制動力発生装置が実質的に制動力を発生しない
作動不良であるときには、該作動不良の車輪とは前後反
対側の車輪の制動力発生装置により発生される制動力と
作動不良の車輪とは左右反対側に属する前後輪の制動力
発生装置により発生される制動力の和とが実質的に互い
に等しくなるよう、他の正常な制動力発生装置が制御さ
れるので、ブレーキペダルの踏み込み量に応じて発生さ
れる右前後輪の制動力の和と左前後輪の制動力の和との
間に大きい差が生じる状態、即ちブレーキの片効き状態
の発生が確実に防止される。
効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於て、車輌
は走行のための運動エネルギを発生する原動機を有し、
前記制御装置は何れか一つの車輪の制動力発生装置が実
質的に制動力の発生を解除しない作動不良であるときに
は、該一つの車輪とは左右反対側に属する車輪の制動力
発生装置により制動力を発生させることにより車輌に不
必要なヨーモーメントが与えられることを防止すると共
に、前記原動機による運動エネルギ発生量を抑制するよ
う構成される(請求項6の構成)。
の車輪の制動力発生装置が実質的に制動力の発生を解除
しない作動不良であるときには、該作動不良の車輪とは
左右反対側に属する車輪の制動力発生装置により制動力
が発生されることにより車輌に不必要なヨーモーメント
が与えられることが防止されると共に、原動機による運
動エネルギ発生量が抑制されることによって制動力発生
装置の作動不良が車輌の挙動の悪化に与える影響が低減
されるので、原動機による運動エネルギ発生量が抑制さ
れない場合に比して車輌の挙動の悪化を効果的に防止
し、また原動機により発生され制動によって無駄に消費
される運動エネルギを節減することが可能になる。
い態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、制動力
発生装置は電気モータをアクチュエータとする電気式の
制動力発生装置であるよう構成される(好ましい態様
1)。
ば、上記請求項4の構成に於いて、作動不良の車輪とは
前後反対側の車輪の制動力発生装置により発生可能な制
動力に余裕があるか否かの判別が行われ、発生可能な制
動力に余裕がないときには作動不良の車輪とは前後反対
側の車輪の目標制動力が発生可能な制動力に設定され、
その制動力を基準に他の車輪の目標制動力が設定される
よう構成される(好ましい態様2)。
ば、上記請求項4の構成に於いて、何れか一つの車輪の
制動力発生装置が実質的に制動力の発生を解除しない作
動不良であるときには、車輌が実質的に直進状態にある
ときには作動不良の車輪とは左右反対側の車輪の目標制
動力が作動不良の制動力発生装置により発生されている
制動力と実質的に同一の値に設定され、車輌が実質的に
旋回状態にあるときには作動不良の車輪とは前後及び左
右反対側の車輪の目標制動力が作動不良の制動力発生装
置により発生されている制動力と実質的に同一の値に設
定されるよう構成される(好ましい態様3)。
ば、上記請求項5の構成に於いて、制御手段は作動不良
の車輪とは前後反対側の一つの車輪の目標制動力をブレ
ーキペダルの踏み込み量に応じて演算し、作動不良の車
輪とは左右反対側に属する前後二輪の目標制動力をそれ
らの和が実質的に前記一つの車輪の目標制動力と等しく
なるよう演算し、作動不良の車輪以外の車輪の制動力を
それぞれ対応する目標制動力に制御するよう構成される
(好ましい態様4)。
ば、上記好ましい態様4の構成に於いて、前記前後二輪
の目標制動力は後輪よりも前輪の方が高い値に演算され
るよう構成される(好ましい態様5)。
ば、上記請求項2又は5の構成に於いて、車輌は走行の
ための運動エネルギを発生する原動機を有し、制御手段
は一つの車輪の制動力発生装置が作動不良である状況に
て他の一つの車輪の制動力発生装置が作動不良になる
と、原動機による運動エネルギ発生量を低減するよう構
成される(好ましい態様6)。
ば、上記好ましい態様6の構成に於いて、制御手段は前
二輪又は後二輪の制動力発生装置が作動不良であるとき
には原動機による運動エネルギ発生量を制限し、右前後
輪又は左前後輪の制動力発生装置が作動不良であるとき
には原動機による運動エネルギ発生量をスローダウンさ
せるよう構成される(好ましい態様7)。
発明を幾つかの好ましい実施形態について詳細に説明す
る。
れた本発明による車輌のブレーキ装置の第一の実施形態
を示す概略構成図、図2は制動力発生装置の要部を総括
的に示す解図的拡大断面図である。
れ車輌12の左右の前輪を示し、10rl及び10rrはそ
れぞれ車輌の左右の後輪を示している。これらの車輪に
はそれぞれ電気式の制動力発生装置14fl、14fr、1
4rl、14rrが設けられている。図2に示されている如
く、各制動力発生装置14は車輪10と共に回転するデ
ィスクロータ16と、ディスクロータの両側に配設され
たブレーキパッド18a及び18bと、ブレーキパッド
を支持するキャリパボディ20と、ブレーキパッドを駆
動するアクチュエータ22とを有している。
タ22は超音波モータ24と、超音波モータのシャフト
の回転運動をブレーキパッド18aに連結された図には
示されていないピストンの往復運動に変換する運動変換
機構26とを有し、ブレーキパッド18a及び18bを
互いに近付く方向へ駆動してディスクロータ16に摩擦
係合させ、これにより車輪10に対する制動摩擦力を発
生させるようになっている。尚各制動力発生装置14
は、前述の特開平6−300062号公報に記載されて
いる如く、制動力を発生する状態にて故障したときには
制動力発生状態を解除するよう構成されていることが好
ましい。
ッド18aとの間にはブレーキパッドによる加圧力Fp
、換言すればディスクロータ16とブレーキパッド1
8a及び18bとの間に発生する制動摩擦力に対応する
状態量を検出する荷重センサ28が設けられている。ま
た超音波モータ24に近接した位置には該超音波モータ
の回転位置を検出するエンコーダ30が設けられてい
る。
14rrは運転者により操作されるブレーキペダル32の
踏み込み量Ab に基づき、マイクロコンピュータ34と
駆動回路36とを有する電気式制御装置38により制御
される。尚図には詳細に示されていないが、マイクロコ
ンピュータは例えばCPUとROMとRAMと入出力ポ
ート装置とを有し、これらが双方向性のコモンバスによ
り互いに接続された一般的な構成のものであってよい。
センサ40よりブレーキペダル32の踏み込み量Ab を
示す信号、各輪の荷重センサ28fl〜28rrより対応す
る制動力発生装置に於けるブレーキパッドによる加圧力
Fpi(i=fl、fr、rl、rr)を示す信号、エンコーダ3
0fl〜30rrより各超音波モータ24の回転位置を示す
信号、ブレーキペダル32の踏み込みにより閉成される
ブレーキランプスイッチ(BKSW)42よりブレーキ
ランプスイッチがオン状態にあるか否かを示す信号が入
力される。尚図1には示されていないが、踏み込み量セ
ンサ40及び各荷重センサ28fl〜28rrとマイクロコ
ンピュータ34との間にはA/D変換器が設けられてい
る。
にはブレーキペダル32の踏み込み量Ab に基づき各輪
のアクチュエータ22fl〜22rrを制御することによ
り、踏み込み量Ab に応じてブレーキパッドによる加圧
力Fpiを制御する。また電気式制御装置38は各輪の制
動力発生装置が故障しているか否かを判定し、何れかの
車輪の制動力発生装置が故障しているときには警報装置
44を作動させると共に、必要に応じてエンジン制御装
置46へ制御信号を出力し、また故障している車輪とは
左右反対側の車輪の制動力発生装置の作動を禁止するこ
とにより、ブレーキの片効きを防止する。
して第一の実施形態に於ける制動力制御のメインルーチ
ンについて説明する。尚図3に示されたフローチャート
による制御は図には示されていないイグニッションスイ
ッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行
される。またフラグFはブレーキパッドがその初期位置
に位置決めされているか否かに関するものであり、0は
ブレーキパッドがその初期位置に位置決めされているこ
とを示している。
0にリセットされ、ステップ100に於いては、各輪の
制動力発生装置14fl〜14rrのプライマリ故障チェッ
クが行われる。尚プライマリ故障チェックは例えば所定
の加圧力パターンにて各制動力発生装置を作動させ、そ
の際の加圧力Fpiが所定の加圧力パターンに応じて変化
するか否かを判定することにより行われてよい。
込みが行われ、ステップ200に於いては、ブレーキラ
ンプスイッチ42がオン状態にあるか否かの判別が行わ
れ、否定判別が行われたときにはステップ300へ進
み、肯定判別が行われたときにはステップ250に於い
て図4に示されたフローチャートに従って各輪の制動力
発生装置の加圧力Fpiが制御される。
であるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたとき
にはステップ450へ進み、否定判別が行われたときに
はステップ350に於いて各輪の制動力発生装置のブレ
ーキパッド18a、18bを初期位置に位置決めする初
期位置制御が行われると共に、フラグFが0にリセット
される。
0に於ける加圧力制御又はステップ350に於ける初期
位置制御について各輪の制動力発生装置が指令に従って
動作しているか否かの判定により故障チェックが行われ
る。ステップ450に於いては、イグニッションスイッ
チがオフに切り換えられたか否かの判別が行われ、否定
判別が行われたときにはステップ150へ戻り、肯定判
別が行われたときにはこのルーチンによる制御を終了す
る。尚ステップ300に於いて肯定判別が行われる場合
には、一定の時間毎にステップ400の故障チェックが
実行されるよう構成されてもよい。
して第一の実施形態に於ける加圧力制御のサブルーチン
について説明する。
車輪の制動力発生装置が故障しているか否かの判別が行
われ、肯定判別が行われたときにはステップ253へ進
み、否定判別が行われたときにはステップ252に於い
てブレーキペダル32の踏み込み量Ab に基づき図5に
示されたグラフに対応するマップより左右前輪及び左右
後輪の制動力発生装置の目標加圧力Fpaf 及びFpar が
演算され、各制動力発生装置の加圧力がそれぞれ目標加
圧力になるよう制御される。
制動力発生装置が故障しているか否かの判別が行われ、
肯定判別が行われたときにはステップ254に於いて警
報装置44が点灯作動されることにより運転者に制動力
発生装置が故障している旨の警報が発せられた後ステッ
プ258へ進み、否定判別が行われたときにはステップ
255に於いて左右前二輪の制動力発生装置が故障して
いるか否かの判別が行われる。
たときにはステップ259へ進み、肯定判別が行われた
ときにはステップ256に於いて警報装置44が点滅作
動され、ステップ257に於いてエンジン制御装置46
へ制御信号が出力されることによりエンジンの出力が制
限され、更にステップ258に於いてブレーキペダル3
2の踏み込み量Ab に基づき図5に示されたグラフに対
応するマップより左右後二輪の制動力発生装置の目標加
圧力Fpar が演算され、それらの制動力発生装置の加圧
力がそれぞれ目標加圧力になるよう制御される。
と後輪とが逆であり、またステップ257に相当するエ
ンジン出力の制限が行われない点を除き、それぞれ上述
のステップ254〜258の場合と同様の要領にて警報
出力及び左右前二輪の加圧力の制御が行われ、ステップ
261に於いて否定判別が行われたときにはステップ2
64へ進む。
制限は、ステップ258に於いて左右後二輪のみにより
ブレーキペダルの踏込量に応じた制動力が発生されるの
で、制動旋回時に於ける後輪横力の低下に起因するスピ
ンの発生の虞れを低減するために行われる。またステッ
プ262に於いてもエンジンの制限が行われてもよく、
その場合ステップ262に於けるエンジン出力の制限度
合はステップ257に於ける制限度合よりも低く設定さ
れることが好ましい。またステップ257(及び26
2)に於けるエンジン出力の制限は、エンジン出力を所
定値以下に制限することにより行われてもよく、またア
クセルペダルの踏み込み量に対するエンジン出力の比を
低減することにより行われてもよい。
が点滅作動され且つ警報音が発せられると共に、エンジ
ン制御装置46へ制御信号が出力されることによりエン
ジンの出力がスローダウンされ、ステップ265に於い
ては、故障している二輪以外の車輪についてブレーキペ
ダル32の踏み込み量Ab に基づき図5に示されたグラ
フに対応するマップより制動力発生装置の目標加圧力が
演算され、それらの制動力発生装置の加圧力がそれぞれ
目標加圧力になるよう制御され、これにより車輌が停止
される。
れか一つの車輪の制動力発生装置が故障した場合には、
ステップ253又は259に於いて肯定判別が行われ、
ステップ254、257、258又はステップ260、
263が実行されることにより、その故障した車輪とは
左右反対側の車輪の制動力発生装置の作動が禁止され、
故障した車輪とは前後反対側の二つの車輪によりブレー
キペダルの踏み込み量に応じた制動力が発生されるの
で、ブレーキの片効きによる車輌挙動の悪化を防止して
通常の走行状態に近い走行状態を確保することができ
る。
動力発生状態にて故障しても、その制動力は一定であ
り、ブレーキペダルの踏み込み量が変化しても変動しな
いので、左右の制動力の差は一定であり、制動力の差に
起因するヨーモーメントもブレーキペダルの踏み込み量
が変化しても変動しない。
は左右後輪の二つの車輪の制動力発生装置が故障した場
合には、ステップ255又は261に於いて肯定判別が
行われ、ステップ256〜258又はステップ262及
び263が実行されるので、ブレーキの片効きによる車
輌挙動の悪化を防止しつつ車輌を例えば修理工場まで自
力走行させることができる。
制動力発生装置が故障した場合には、ステップ261に
於いて否定判別が行われ、ステップ264及び265が
実行され、エンジンの出力がスローダウンされるので、
車速を漸次低下させ、車輌を安全に停止させることがで
きる。
ーキ装置の第二及び第三の実施形態に於ける加圧力制御
のサブルーチンを示すフローチャートである。尚図6に
於いて、図4に示されたステップに対応するステップに
は図4に於いて付された符号と同一のステップ番号が付
されている。また図には示されていないが、これらの実
施形態に於いてもブレーキ装置や電気式制御装置は第一
の実施形態と同様に構成されており、制動力制御のメイ
ンルーチンは第一の実施形態(図3)と同一である。
は、ステップ253に於いて左右前輪の一方の制動力発
生装置が故障している旨の判別が行われた場合、又はス
テップ259に於いて左右後輪の一方の制動力発生装置
が故障している旨の判別が行われた場合には、ステップ
254に於いて警報が発せられ、ステップ270に於い
て故障している車輪以外の三輪の制動力発生装置が制御
される。
が故障しているときには、その故障している車輪と左右
同一の側の後輪の目標加圧力Fpar がブレーキペダル3
2の踏み込み量Ab に基づき図5に示されたグラフに対
応するマップより演算され、C1 を0より大きく1より
小さい正の定数として、故障している車輪とは左右反対
側に属する前後輪の目標加圧力Fpaft、Fpartがそれぞ
れ下記の数1及び数2に従って演算され、それら三輪の
制動力発生装置の加圧力がそれぞれ目標加圧力になるよ
う制御される。
障しているときには、その故障している車輪と左右同一
の側の前輪の目標加圧力Fpaf がブレーキペダル32の
踏み込み量Ab に基づき図5に示されたグラフに対応す
るマップより演算され、C2を0より大きく1より小さ
い正の定数として、故障している車輪とは左右反対側の
前後輪の目標加圧力Fpaft、Fpartがそれぞれ下記の数
3及び数4に従って演算され、それら三輪の制動力発生
装置の加圧力がそれぞれ目標加圧力になるよう制御され
る。
制動力発生装置が故障しているときには、換言すればス
テップ259に於いて否定判別が行われたときには、ス
テップ264及び265が実行され、これにより車速が
漸次低下され、車輌が安全に停止される。
れか一つの車輪の制動力発生装置が故障し制動力を発生
し得なくなった場合には、ブレーキペダルの踏み込み量
に応じて発生される右前後輪の制動力の和と左前後輪の
制動力の和とが等しくなるよう、故障している車輪以外
の三輪により制動力が発生されるので、ブレーキの片効
きによる車輌の挙動の悪化を防止して実質的に通常の走
行状態と同様の走行状態を確保することができ、また故
障している車輪とは前後反対側の二つの車輪のみにより
制動力が発生される第一の実施形態の場合に比して、車
輌の良好な制動性能を確保することができる。
制動力発生装置が故障しているときには、故障している
車輪とは左右反対側に属する前後輪の目標加圧力が数1
及び数2又は数3及び数4に従って演算され、後輪側よ
りも前輪側の目標加圧力が高く設定されるので、例えば
車輌の制動旋回時に後輪の横力が低下することに起因し
て車輌がスピンし易くなる虞れを低減することができ
る。尚上記数1乃至数4に於ける定数C1 及びC2 が0
に設定され、故障している車輪とは左右反対側に属する
前後輪の目標加圧力が互いに等しい値に設定されてもよ
い。
態に於けるステップ255〜258及びステップ261
〜263が実行され、これにより左右前二輪又は左右後
二輪の制動力発生装置が故障した場合に、車輌が修理工
場まで自力走行し得るよう構成されてもよい。
は、ステップ281に於いて右前輪の制動力発生装置1
4frが故障しているか否かの判別が行われ、否定判別が
行われたときにはステップ287へ進み、肯定判別が行
われたときにはステップ282へ進む。
力発生装置14flが故障しているか否かの判別が行わ
れ、肯定判別が行われたときにはステップ283に於い
て警報装置44が点滅作動されると共にエンジン制御装
置46へ制御信号が出力されることによりエンジンの出
力が制限され、ステップ284に於いてブレーキペダル
32の踏み込み量Ab に基づき図5に示されたグラフに
対応するマップより左右後二輪の制動力発生装置の目標
加圧力Fpar が演算され、それらの制動力発生装置の加
圧力がそれぞれ目標加圧力になるよう制御される。
(及び262)の場合と同様、制動旋回時に於けるスピ
ンの発生の虞れを低減すべく、ステップ283に於ける
エンジン出力の制限度合は後述のステップ292に於け
るエンジン出力の制限度合よりも高く設定されることが
好ましい。
われたときには、ステップ285に於いて警報装置44
が点灯作動され、ステップ286に於いて故障している
車輪と左右同一の側の後輪の目標加圧力Fpar がブレー
キペダル32の踏み込み量Ab に基づき図5に示された
グラフに対応するマップより演算され、故障している車
輪とは左右反対側の前後輪の目標加圧力Fpaft、Fpart
がそれぞれ上記の数1及び数2に従って演算され、それ
ら三輪の制動力発生装置の加圧力がそれぞれ目標加圧力
になるよう制御される。
力発生装置14flが故障しているか否かの判別が行わ
れ、否定判別が行われたときにはステップ290へ進
み、肯定判別が行われたときにはステップ288に於い
て警報装置44が点灯作動され、ステップ289に於い
て故障している車輪と左右同一の側の前輪の目標加圧力
Fpaf がブレーキペダル32の踏み込み量Ab に基づき
図5に示されたグラフに対応するマップより演算され、
故障している車輪とは左右反対側に属する前後輪の目標
加圧力Fpaft、Fpartがそれぞれ上記の数3及び数4に
従って演算され、それら三輪の制動力発生装置の加圧力
がそれぞれ目標加圧力になるよう制御される。
力発生装置14rrが故障しているか否かの判別が行わ
れ、否定判別が行われたときにはステップ294へ進
み、肯定判別が行われたときにはステップ291へ進
む。
発生装置14rlが故障しているか否かの判別が行われ、
否定判別が行われたときにはステップ295へ進み、肯
定判別が行われたときにはステップ292に於いて警報
装置44が点滅作動されると共にエンジンの出力が制限
され、ステップ293に於いて左右前二輪の目標加圧力
がステップ284の場合と同一の要領にて演算され、そ
れらの加圧力がそれぞれ目標加圧力になるよう制御され
る。
力発生装置14rlが故障しているか否かの判別が行わ
れ、肯定判別が行われたときにはステップ295に於い
て警報装置44が点灯作動され、ステップ296に於い
て左右前二輪の加圧力がステップ293の場合と同一の
要領にて目標加圧力に制御され、否定判別が行われたと
きにはステップ297に於いてブレーキペダル32の踏
み込み量Ab に基づき図5に示されたグラフに対応する
マップより四輪の目標加圧力が演算され、各制動力発生
装置の加圧力がそれぞれ目標加圧力に制御される。
右後輪の一方の制動力発生装置が故障したときには、ス
テップ291に於いて否定判別が行われ又はステップ2
94に於いて肯定判別が行われ、上述の第一の実施形態
の場合と同様、ステップ296に於いて左右前二輪によ
りブレーキペダルの踏み込み量に応じた制動力が発生さ
れるが、左右前輪の一方の制動力発生装置が故障したと
きにはステップ282に於いて否定判別が行われ又はス
テップ287に於いて肯定判別が行われ、これにより上
述の第二の実施形態の場合と同様、ステップ286又は
289に於いてブレーキペダルの踏み込み量に応じて発
生される右前後輪の制動力の和と左前後輪の制動力の和
とが等しくなるよう故障した車輪以外の三輪によりブレ
ーキペダルの踏み込み量に応じた制動力が発生される。
後輪の一方の制動力発生装置が故障した場合に於ける車
輌の制動旋回時のスピン発生の虞れを第二の実施形態の
場合よりも低減することができ、また左右前輪の一方の
制動力発生装置が故障した場合に於ける車輌の制動性能
を第一の実施形態の場合よりも向上させることができ
る。
れた本発明による車輌のブレーキ装置の第四の実施形態
を示す図1と同様の概略構成図である。尚図8に於い
て、図1に示された部材と同一の部材には図1に於いて
付された符号と同一の符号が付されている。
発生装置が制動力を発生しない状態にて故障した場合
や、制動力発生装置が制動力発生状態にて故障しても例
えば前述の特開閉6−300062号公報に記載されて
いる如く制動力発生状態が解除される場合に適している
が、この第四の実施形態は制動力発生装置が制動力を発
生しない状態にて故障した場合及び制動力発生装置が制
動力発生状態にて故障し制動力発生状態が解除されない
場合にも対処可能である。
生装置の駆動手段が電源オフ時の保持トルクが高い超音
波モータである場合や、駆動手段が他のモータであって
も駆動力伝達経路にウォームギヤ等が使用され外力を受
けてもモータが実質的に逆転しない構造の場合には、制
動力発生装置が制動力を発生している状況に於いて断線
の如き異常が発生すると、その制動力発生状態は解除さ
れない。
38のマイクロコンピュータ34には、第一の実施形態
の信号に加えて各輪の車輪速度センサ48fl〜48rrよ
り対応する車輪の車輪速度Vwi(i=fl、fr、rl、rr)
を示す信号、車速センサ50より車速Vを示す信号、操
舵角センサ52より操舵角θを示す信号、ヨーレートセ
ンサ54より車輌のヨーレートγを示す信号が入力され
る。尚操舵角θ及びヨーレートγは車輌の左旋回時を正
として検出される。
車輪の制動力発生装置も正常であるときには、上述の第
一乃至第三の実施形態の場合と同様、ブレーキペダル3
2の踏み込み量Ab に基づき各輪のアクチュエータ22
fl〜22rrを制御することにより、踏み込み量Ab に応
じて各輪のブレーキパッドによる加圧力Fpiを制御す
る。
装置が制動力を発生しない状態にて故障しているときに
は、電気式制御装置38は警報装置44を作動させ、車
輌のヨーレートγが操舵角θ等により決定される目標ヨ
ーレートγt になるよう正常な車輪の制動力を制御する
と共に、エンジン制御装置46へ制御信号を出力してエ
ンジンの出力を低減する。
制動力を解除しない状態にて故障したときには、電気式
制御装置38は警報装置44を作動させ、エンジンの出
力を低減すると共に、故障した車輪とは左右反対側に属
する前輪又は後輪に故障した車輪の制動力と実質的に同
一の制動力を与え、これにより車輌の挙動がスピン状態
やドリフトアウト状態の如き不安定な状態になることを
防止する。
して第四の実施形態に於ける制動力制御のメインルーチ
ンについて説明する。尚図9に示されたフローチャート
による制御も図には示されていないイグニッションスイ
ッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行
される。また図9に於いて、図2に示されたステップに
対応するステップには図2に於いて付されたステップ番
号と同一のステップ番号が付されている。
ぞれ第一の実施形態のステップ50〜150、450と
同様に実行され、ステップ500に於いては、例えば第
一の実施形態のステップ400の場合と同様の要領にて
各輪の制動力発生装置について故障チェックが行われ
る。
の制動力発生装置が故障しているか否かの判別が行わ
れ、肯定判別が行われたときにはステップ650へ進
み、否定判別が行われたときにはステップ600に於い
て各輪の制動力が図10に示された通常時制御のサブル
ーチンに従って運転者によるブレーキペダル32の踏み
込み量に応じて制御される。
出される各輪の車輪速度Vwiに基づき制動スリップが過
剰であると判定されるときには制動力が低減されるアン
チロックブレーキ制御が行われる車輌の場合には、ステ
ップ550に於いて肯定判別が行われるとアンチロック
ブレーキ制御が中止される。同様に図8には示されてい
ない前後加速度センサ及び横加速度センサにより検出さ
れる車輌の前後加速度Gx 及び横加速度Gy 等に基づき
車輌の挙動悪化が判定されるときには所定の車輪に制動
力を与えてスピンやドリフトアウトを抑制する挙動制御
が行われる車輌の場合にも、ステップ550に於いて肯
定判別が行われると挙動制御が中止される。
力発生装置が制動力を発生することができない状態にて
故障しているか否かの判別が行われ、肯定判別が行われ
たときにはステップ700に於いて故障した車輪以外の
制動力発生装置が図11に示された制動力発生不可時の
制御ルーチンに従って制御され、否定判別が行われたと
きにはステップ750に於いて車速Vが第一の所定値V
c1(例えば30km/h)以下になるようスロットル開度
の制御若しくはフューエルカットによりエンジンの出力
が制御され、ステップ800に於いて故障した車輪とは
左右反対側に属する前輪又は後輪の制動力が図12に示
された制動力解除不可時の制御ルーチンに従って制御さ
れる。
於いては、ステップ650に於ける否定判別が最初に行
われた時点の車速Vが第一の所定値Vc1を越えていると
きには、車速がVc1以下になるよう漸次低下される。ま
たエンジン出力はエンジンの出力トルクTe 若しくはエ
ンジンの回転数Ne がそれぞれ第一の所定値Tec1 、N
ec1 以下になるよう制御されてもよい。
テップ601に於いては、ブレーキランプスイッチ42
がオン状態にあるか否かの判別が行われ、肯定判別が行
われたときにはステップ604へ進み、否定判別が行わ
れたときにはステップ602へ進む。ステップ602に
於いては、フラグFが0であるか否かの判別が行われ、
肯定判別が行われたときにはそのままステップ850へ
進み、否定判別が行われたときにはステップ603に於
いて第一の実施形態に於けるステップ350の場合と同
様の要領にて各輪の制動力発生装置のブレーキパッドを
初期位置に位置決めする初期位置制御が行われると共
に、フラグFが0にリセットされる。
ル32の踏み込み量Ab に基づき図5に示されたグラフ
に対応するマップより四輪の制動力発生装置の目標加圧
力Fpaf 及びFpar が演算され、ステップ605に於い
て各制動力発生装置の加圧力がそれぞれ目標加圧力にな
るよう制御される。
ルーチンのステップ701に於いては、Kh をスタビリ
ティファクタとし、Rsgをステアリングギヤ比とし、H
を車輌のホイールベースとして下記の数5に従って基準
ヨーレートγc が演算されると共に、Tを時定数としs
をラプラス演算子として下記の数6に従って目標ヨーレ
ートγt が演算される。尚基準ヨーレートγc は動的な
ヨーレートを考慮すべく車輌の横加速度Gy を加味して
演算されてもよい。
従って車輌の目標ヨーレートγt と実ヨーレートγとの
偏差に比例する値として車輌の左前後輪の合計の制動力
と右前後輪の合計の制動力との間に必要な制動力差ΔB
が演算される。尚下記の数7に於けるKb は正の比例定
数である。
1の場合と同様ブレーキランプスイッチ42がオン状態
にあるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたとき
にはステップ704に於いて車速Vが第二の所定値Vc2
(例えば40km/h の如くVc1よりも大きい正の定数)
以下になるようスロットル開度の制御若しくはフューエ
ルカットによりエンジンの出力が制御され、肯定判別が
行われたときにはステップ705に於いてブレーキペダ
ル32の踏み込み量Ab に基づき図13に示されたグラ
フに対応するマップより車輌の目標減速度Gvxを演算す
ると共に、目標減速度Gvxに基づき車輌全体としての目
標制動力Fvbが演算される。
於いても、ステップ703に於ける否定判別が最初に行
われた時点の車速Vが第二の所定値Vc2を越えていると
きには、車速がVc2以下になるよう漸次低下される。ま
たエンジン出力はエンジンの出力トルクTe 若しくはエ
ンジンの回転数Ne がそれぞれ第二の所定値Tec2 、N
ec2 以下になるよう制御されてもよい。
づき車輌が実質的に直進中であるか否かの判別が行わ
れ、否定判別が行われたときにはそのままステップ70
8へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ707
に於いて必要な制動力差ΔBが0に設定された後ステッ
プ708へ進む。
車輌のヨーレートγの符号として、Sign(γ)と必要な
制動力差ΔBとの積が正であるか否かの判別、即ち車輌
のヨーレート偏差を低減するために右輪に比して左輪の
制動力が高くなるよう制御すべき状況にあるか否かの判
別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ71
0へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ709
へ進む。
置が故障している車輪が左輪(左前輪又は左後輪)であ
るか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときには
ステップ711へ進み、否定判別が行われたときにはス
テップ714へ進む。同様にステップ710に於いても
制動力発生装置が故障している車輪が左輪であるか否か
の判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ
714へ進み、否定判別が行われたときにはステップ7
11へ進む。
置が故障した車輪とは前後方向反対側の制動力発生装置
により発生し得る最大の制動力Foxmax がFvb/2+Δ
Bを越えているか否かの判別、即ち故障した車輪とは前
後方向反対側の車輪の制動力発生装置により発生可能な
制動力に余裕があるか否かの判別が行われ、否定判別が
行われたときにはステップ712に於いて故障した車輪
とは左右方向反対側の前輪及び後輪の目標制動力Foyf
、Foyr 及び故障した車輪とは前後方向反対側の車輪
の目標制動力Foxがそれぞれ下記の数8に従って演算さ
れ、肯定判別が行われたときにはステップ713に於い
て目標制動力Foyf 、Foyr 、Foxが下記の数9に従っ
て演算される。
に於ける係数m及びnは、それぞれ例えば0.6、0.
4の如く、m+n=1の関係を満たし、好ましくは更に
m>nの関係を満たす1未満の正の定数である。
とは前後方向反対側の車輪の制動力発生装置が発生し得
る最大の制動力Foxmax がFvb/2を越えているか否か
の判別、即ち故障した車輪とは前後方向反対側の車輪の
制動力発生装置により発生し得る制動力に余裕があるか
否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステ
ップ715に於いて目標制動力Foyf 、Foyr 、Foxが
下記の数10に従って演算され、否定判別が行われたと
きにはステップ716に於いて各目標制動力が下記の数
11に従って演算される。
以外の車輪の制動力がステップ712、713、715
又は716に於いて演算された目標制動力Foyf 、Foy
r 、Foxになるよう、故障した車輪以外の車輪の制動力
発生装置の加圧力が制御される。
の制動力発生装置が発生し得る最大の制動力Foxmax
は、例えばアンチロックブレーキ制御が開始される際の
当該車輪の制動力であってよく、また予め実験的に求め
られた値であってもよく、特に後者の場合には車輌の前
後加速度Gx 及び横加速度Gy に基づき推定される車体
の荷重移動量に応じて増減されてもよい。
ルーチンのステップ801に於いては、ステップ705
の場合と同様の要領にて車輌全体としての目標制動力F
vbが演算され、ステップ802に於いては、故障した制
動力発生装置により発生されている制動力Fb が荷重セ
ンサ28により検出された加圧力Fpiに基づき推定され
る。
づき車輌が実質的に直進中であるか否かの判別が行わ
れ、肯定判別が行われたときにはステップ804に於い
て故障した車輪とは左右方向反対側の車輪の目標制動力
Foyが故障した制動力発生装置により発生されている制
動力Fb に設定され、否定判別が行われたときにはステ
ップ805に於いて故障した車輪とは前後方向及び左右
方向反対側の車輪の目標制動力Foxy が故障した制動力
発生装置により発生されている制動力Fb に設定され
る。
ての目標制動力Fvbが2Fb を越えているか否かの判
別、即ち他の車輪に制動力を与える必要があるか否かの
判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ8
07に於いて故障した車輪とは前後方向反対側の車輪の
目標制動力Fox及び故障した車輪とは前後方向及び左右
方向反対側の車輪の目標制動力Foxy が下記の数12に
従って演算され、否定判別が行われたときにはステップ
808に於いて目標制動力Fox及びFoxy が0に設定さ
れる。
6に於ける判別と同様の判別が行われ、肯定判別が行わ
れたときにはステップ810に於いて故障した車輪とは
前後方向反対側の車輪の目標制動力Fox及び故障した車
輪とは左右方向反対側の車輪の目標制動力Foyが下記の
数13に従って演算され、否定判別が行われたときには
ステップ811に於いて目標制動力Fox及びFoyが0に
設定される。
7の場合と同様、故障した車輪以外の車輪の制動力がス
テップ807、808、810又は811に於いて設定
された目標制動力Foy、Fox、Foxy になるよう各車輪
の制動力発生装置の加圧力が制御される。
テップ500に於いて各輪の制動力発生装置について故
障チェックが行われ、ステップ550に於いて何れかの
車輪の制動力発生装置が故障しているか否かの判別が行
われる。何れの車輪の制動力発生装置も正常であるとき
には、ステップ550に於いて否定判別が行われ、これ
によりステップ600に於いて各輪の制動力が図10に
示された通常時制御のサブルーチンに従って運転者によ
るブレーキペダル32の踏み込み量に応じて制御され
る。
力を発生することができない状態にて故障したときに
は、ステップ650に於いて肯定判別が行われ、ステッ
プ700に於いて故障した車輪以外の制動力発生装置が
図11に示された制動力発生不可時の制御ルーチンに従
って制御され、これにより車輌のヨーレートが目標ヨー
レートになるよう正常な車輪の制動力が制御される。
発生することができない状態にて故障しても、車輌の制
動時にブレーキの片効き状態が発生して車輌の挙動が悪
化することを防止することができ、また故障した車輪と
は左右方向反対側の車輪の制動力発生装置の作動が禁止
される第一の実施形態の場合に比して制動作用の低下を
抑制することができ、更に左前後輪の制動力の合計と右
前後輪の制動力の合計とが等しくなるよう正常な車輪の
制動力発生装置が制御される第二及び第三の実施形態の
場合に比して車輌の旋回性能を向上させることができ
る。
11及び714に於いて故障した車輪とは前後方向反対
側の車輪の制動力発生装置により発生可能な制動力に余
裕があるか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたと
きにはステップ713又は715に於いて正常な車輪の
目標制動力が必要な制動力差ΔBを確保しつつブレーキ
ペダルの踏み込み量に応じた制動力に設定され、否定判
別が行われたときにはステップ712又は716に於い
て必要な制動力差ΔBを確保しつつできるだけブレーキ
ペダルの踏み込み量に応じた制動力に設定されるので、
ステップ711及び714の判別が行われることなく常
にステップ713又は715により正常な車輪の目標制
動力が設定される場合に比して、故障した車輪とは前後
方向反対側の車輪が制動力の過剰に起因してロック状態
になる虞れを低減することができる。
除することができない状態にて故障したときには、ステ
ップ650に於いて否定判別が行われ、ステップ750
に於いて車速Vが第一の所定値Vc1以下になるようエン
ジンの出力が制御され、またステップ800に於いて故
障した車輪とは左右反対側に属する前輪又は後輪の制動
力が図12に示された制動力解除不可時の制御ルーチン
に従って制御され、これにより車輌に過剰なヨーモーメ
ントが作用することが防止される。
装置が突然制動力を解除することができない状態にて故
障しても、無駄に消費されるエンジンの出力を節減する
ことができ、また車輌に不必要なヨーモーメントが作用
することに起因して車輌が急激にスピン状態になったり
ドリフトアウト状態になったりすることを確実に防止す
ることができ、これにより車輌を安全に停止させること
ができる。
03に於いて車輌が実質的に直進中であるか否かの判別
が行われ、車輌が実質的に直進中であるときにはステッ
プ804に於いて故障した車輪とは左右方向反対側の車
輪の目標制動力Foyが故障した車輪の制動力発生装置に
より発生されている制動力Fb に設定され、車輌が旋回
中であるときにはステップ805に於いて故障した車輪
とは前後方向及び左右方向反対側の車輪の目標制動力F
oxy が故障した制動力発生装置により発生されている制
動力Fb に設定されるので、車輌が直進中の場合には車
輌に不必要なヨーモーメントが作用することを効果的に
低減することができ、車輌が旋回中の場合には制動力発
生装置が故障している車輪を含む左右両輪の横力が不足
することに起因して車輌がスピン状態やドリフトアウト
状態になる虞れを効果的に低減することができる。
いて詳細に説明したが、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実
施形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
力発生装置は電気式の制動力発生装置であり、そのアク
チュエータは超音波モータ式のものであるが、制動力発
生装置はブレーキペダルの踏み込み量に応じてアクチュ
エータが駆動されることにより制動力を発生すると共に
制御装置により各輪毎に相互に独立して制御可能なもの
である限り、当技術分野に於いて公知の任意の構造のも
のであってよい。
いては、何れか一つの車輪の電気ブレーキ装置が故障し
た場合にはエンジンの出力は制限されないようになって
いるが、何れか一つの車輪の制動力発生装置が故障した
場合にもエンジンの出力が制限されるよう構成されても
よい。
ては、何れか一つの車輪の電気ブレーキ装置が故障した
場合には、故障輪とは前後反対側の車輪の電気ブレーキ
装置により発生される制動力と故障輪とは左右反対側に
属する前後輪の電気ブレーキ装置により発生される制動
力の和とが互いに等しくなるよう三輪の制動力が制御さ
れるようになっているが、図示の各実施形態の如く各制
動力発生装置の制動力に対応する状態量を検出するセン
サが各輪に設けられている場合には、電気ブレーキ装置
が制動力発生状態にて故障してもその電気ブレーキ装置
が発生する制動力を知ることができるので、第二及び第
三の実施形態に於いても右前後輪の制動力の和と左前後
輪の制動力の和とが等しくなるよう、故障している車輪
以外の三輪の制動力が制御されるよう構成されてもよ
い。
ては、左右前二輪又は左右後二輪の電気ブレーキ装置が
故障した場合には故障輪とは左右反対側に属する前後輪
の目標加圧力が上記数1、数2及び数3、数4により演
算されるようになっているが、これらの車輪の加圧力は
前輪配分比K1 及びK2 を例えば0.5以上であり且つ
1よりも小さい正の定数としてそれぞれ下記の数14乃
至数17に従って演算されてもよい。
テップ706に於いて車輌が実質的に直進状態にある旨
の判別が行われたときには、ステップ707に於いて必
要な制動力差ΔBが0に設定されるようになっている
が、例えばステップ702に於いて必要な制動力差ΔB
が図14に示されたグラフに対応するマップより演算さ
れることにより、ステップ706及び707が省略され
てもよい。
れか一つの車輪の制動力発生装置が制動力を解除しない
状態にて故障したときには、故障した車輪とは左右反対
側に属する前輪又は後輪に故障した車輪の制動力と実質
的に同一の制動力を与え、これにより車輌の挙動がスピ
ン状態やドリフトアウト状態の如き不安定な状態になる
ことを防止するようになっているが、何れか一つの車輪
の制動力発生装置が制動力を解除しない状態にて故障し
た場合と同様、車輌のヨーレートγが目標ヨーレートγ
t になるよう正常な車輪の制動力が制御されてもよい。
た車輪が左輪であるときには正の係数であり、制動力発
生装置が故障した車輪が右輪であるときには負の係数と
して、必要な制動力差ΔBは例えば下記の数18に従っ
て演算され、ステップ707に於いてはΔBがKa ・F
b に設定される。
明の請求項1の構成によれば、何れかの車輪の制動力発
生装置が作動不良であるときには、実質的に車輌に不必
要なヨーモーメントが与えられないよう他の正常な制動
力発生装置が制御されるので、車輌の走行中に車輌に不
必要な過剰なヨーモーメントが作用することを確実に防
止し、これにより車輌の走行安定性を向上させることが
できる。
れか一つの車輪の制動力発生装置が実質的に制動力を発
生しない作動不良であるときには、該作動不良の車輪と
は左右反対側の車輪の制動力発生装置の作動が禁止され
るので、ブレーキの片効き状態、即ち車輌の制動時に作
動不良の車輪の制動力は全く発生しないのに対し、作動
不良の車輪とは左右反対側の車輪の制動力がブレーキペ
ダルの踏み込み量に応じて変動し、車輌に不必要な過剰
なヨーモーメントが作用する事態の発生を確実に防止す
ることができる。
れか一つの車輪の制動力発生装置が実質的に制動力の発
生を解除しない作動不良であるときには、該作動不良の
車輪とは左右反対側に属する車輪の制動力発生装置によ
り制動力が発生されることにより車輌に不必要なヨーモ
ーメントが与えられることが防止されるので、車輌の挙
動が急激に悪化することを確実に防止することができ
る。
れかの車輪の制動力発生装置が作動不良であるときに
は、車輌のヨーモーメントが実質的に目標ヨーモーメン
トになるよう他の正常な制動力発生装置が制御されるの
で、車輌の良好な旋回性能を確保しつつ制動力発生装置
の作動不良に起因する車輌の挙動の悪化を防止すること
ができる。
れか一つの車輪の制動力発生装置が実質的に制動力を発
生しない作動不良であるときには、該作動不良の車輪と
は前後反対側の車輪の制動力発生装置により発生される
制動力と作動不良の車輪とは左右反対側に属する前後輪
の制動力発生装置により発生される制動力の和とが実質
的に互いに等しくなるよう、他の正常な制動力発生装置
が制御されるので、ブレーキペダルの踏み込み量に応じ
て発生される右前後輪の制動力の和と左前後輪の制動力
の和との間に大きい差が生じる状態、即ちブレーキの片
効き状態の発生を確実に防止することができ、また請求
項2の構成の場合に比して車輌の減速を効果的に行うこ
とができる。
れか一つの車輪の制動力発生装置が実質的に制動力の発
生を解除しない作動不良であるときには、該作動不良の
車輪とは左右反対側に属する車輪の制動力発生装置によ
り制動力が発生されることにより車輌に不必要なヨーモ
ーメントが与えられることが防止されると共に、原動機
による運動エネルギ発生量が抑制されることによって制
動力発生装置の作動不良が車輌の挙動の悪化に与える影
響が低減されるので、原動機による運動エネルギ発生量
が抑制されない場合に比して車輌の挙動の悪化を効果的
に防止しつつ原動機により発生され制動によって無駄に
消費される運動エネルギを節減することができる。
れかの車輪の制動力発生装置が作動不良であるときに
は、原動機による運動エネルギ発生量が抑制されること
によって制動力発生装置の作動不良が車輌の挙動の悪化
に与える影響が低減されるので、原動機による運動エネ
ルギ発生量が抑制されない場合に比して車速や車輌の運
動量が高くなることを抑制し、これにより制動力発生装
置の作動不良に起因して車輌に作用する不必要なヨーモ
ーメントの悪影響を低減して車輌の走行安定性を向上す
ることができ、また原動機により発生され制動により無
駄に消費される運動エネルギを節減することができる。
による車輌のブレーキ装置の第一の実施形態を示す概略
構成図である。
拡大断面図である。
ーチンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
Fpaf 及びFpar との間の関係を示すグラフである。
於ける加圧力制御のサブルーチンを示すフローチャート
である。
於ける加圧力制御のサブルーチンを示すフローチャート
である。
による車輌のブレーキ装置の第四の実施形態を示す図1
と同様の概略構成図である。
ーチンを示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
制御ルーチンを示すフローチャートである。
制御ルーチンを示すフローチャートである。
標減速度Gvbと車輌全体の目標加制動力Fvbとの間の関
係を示すグラフである。
Bとの間の関係を示すグラフである。
Claims (7)
- 【請求項1】各輪に対応して設けられブレーキペダルの
踏み込み量に応じて制動力を発生する制動力発生装置
と、各輪の制動力発生装置を相互に独立して制御する制
御装置とを有する車輌のブレーキ装置に於いて、前記制
御装置は何れかの車輪の制動力発生装置が作動不良であ
るときには、実質的に車輌に不必要なヨーモーメントが
与えられないよう他の正常な制動力発生装置を制御する
ことを特徴とする車輌のブレーキ装置。 - 【請求項2】前記制御装置は何れか一つの車輪の制動力
発生装置が実質的に制動力を発生しない作動不良である
ときには、該一つの車輪とは左右反対側の車輪の制動力
発生装置の作動を禁止することにより車輌に不必要なヨ
ーモーメントが与えられることを防止することを特徴と
する請求項1に記載の車輌のブレーキ装置。 - 【請求項3】前記制御装置は何れか一つの車輪の制動力
発生装置が実質的に制動力の発生を解除しない作動不良
であるときには、該一つの車輪とは左右反対側に属する
車輪の制動力発生装置により制動力を発生させることに
より車輌に不必要なヨーモーメントが与えられることを
防止することを特徴とする請求項1に記載の車輌のブレ
ーキ装置。 - 【請求項4】前記制御装置は車輌の走行状態に基づき車
輌の目標ヨーモーメントを演算する手段を有し、前記制
御装置は何れかの車輪の制動力発生装置が作動不良であ
るときには、車輌のヨーモーメントが実質的に前記目標
ヨーモーメントになるよう他の正常な制動力発生装置を
制御することを特徴とする請求項1に記載の車輌のブレ
ーキ装置。 - 【請求項5】前記制御装置は何れか一つの車輪の制動力
発生装置が実質的に制動力を発生しない作動不良である
ときには、該一つの車輪とは前後反対側の車輪の制動力
発生装置により発生される制動力と前記一つの車輪とは
左右反対側に属する前後輪の制動力発生装置により発生
される制動力の和とが実質的に互いに等しくなるよう、
他の正常な制動力発生装置を制御することを特徴とする
請求項1に記載の車輌のブレーキ装置。 - 【請求項6】車輌は走行のための運動エネルギを発生す
る原動機を有し、前記制御装置は何れか一つの車輪の制
動力発生装置が実質的に制動力の発生を解除しない作動
不良であるときには、該一つの車輪とは左右反対側に属
する車輪の制動力発生装置により制動力を発生させるこ
とにより車輌に不必要なヨーモーメントが与えられるこ
とを防止すると共に、前記原動機による運動エネルギ発
生量を抑制することを特徴とする請求項1に記載の車輌
のブレーキ装置。 - 【請求項7】各輪に対応して設けられブレーキペダルの
踏み込み量に応じて制動力を発生する制動力発生装置
と、各輪の制動力発生装置を相互に独立して制御する制
御装置とを有する車輌のブレーキ装置に於いて、車輌は
走行のための運動エネルギを発生する原動機を有し、前
記制御装置は何れかの車輪の制動力発生装置が作動不良
であるときには、前記原動機による運動エネルギ発生量
を抑制することを特徴とする車輌のブレーキ装置。
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