JPH117886A - ダンパー溶接機 - Google Patents

ダンパー溶接機

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JPH117886A
JPH117886A JP15690797A JP15690797A JPH117886A JP H117886 A JPH117886 A JP H117886A JP 15690797 A JP15690797 A JP 15690797A JP 15690797 A JP15690797 A JP 15690797A JP H117886 A JPH117886 A JP H117886A
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wire
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー溶接機において、ダンパー線溶断の
際の切断用電極とダンパー線支持片間でのスパーク防止
を図る。 【解決手段】 色選別機構の振動防止用のダンパー線を
1対のダンパー線支持片に溶接するダンパー溶接機にお
いて、ダンパー線支持片14Bを載置する下部電極21
Bと、ダンパー線12をクランプして引き出すクランプ
手段27と、クランプ手段27にて下部電極21B上の
1対のダンパー線支持片間に差し渡すように引き出され
たダンパー線12をダンパー線支持片14B上に保持す
るダンパー線押さえ手段23Bと、ダンパー線12とダ
ンパー線支持片14Bを溶接する溶接電極と、溶接後、
ダンパー線12を溶接箇所の近くで溶断する切断用電極
26Bと、溶断の際に、ダンパー線押さえ手段、即ちそ
の押さえローラ37Bをダンパー線支持片14Bより離
れる方向に移動し、溶断位置でのダンパー線12とダン
パー線支持片14Bとの間の距離L1 を、溶接時よりも
大きくする機構とを備えて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管の
色選別機構上に張設するダンパー線の支持片への溶接に
用いるダンパー溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管用の色選別機構として、
例えば図11に示すようなアパーチャグリルと称される
色選別機構が知られている。この色選別機構1は、1対
の相対向する支持部材2及び3と、この支持部材2及び
3の両端部間に差し渡された弾性付与部材4及び5とか
らなる枠状の金属フレーム6が設けられ、このフレーム
6の相対向する支持部材2及び3上間に、一方向、即ち
画面水平方向に沿って多数のスリット状の電子ビーム透
過孔9を有するマスク部材、即ち色選別用電極薄板10
が架張されて成る。
【0003】色選別用電極薄板10は、金属薄板からな
り、例えば選択エッチングで作られるもので、多数の細
い帯状のグリッド素体8を上記一方向に所定ピッチをも
って配列し、各隣り合うグリッド素体8間に画面垂直方
向に長いスリット状の電子ビーム透過孔9を形成して構
成され、弾性付与部材4及び5によってグリッド素体8
が所定張力をもって支持部材2及び3間に架張される。
【0004】この色選別機構1においては、グリッド素
体8の振動を防止するために、色選別用電極薄板10の
面に接触するようにグリッド素体8の配列方向に沿って
例えばタングス細線よりなるダンパー線12が張設され
る。この場合、フレーム6の相対向する弾性付与部材4
及び5に夫々弾性支持片、即ちダンパースプリング14
〔14A,14B〕を取付け、この相対向するダンパー
スプリング14間にダンパー線12が張設される。
【0005】ダンパー線12の色選別機構1への張設は
次のようにして行われる。先ず、図12に示すように、
1対のダンパースプリング14A及び14Bを所定間隔
をおいて配置し、このダンパースプリング14A及び1
4B間に差し渡ってダンパー線12を載置し、さらにダ
ンパー線12の端部上に金属リボン13を載せた後、ダ
ンパー線12をダンパースプリング14A,14Bと金
属リボン13で挟んだ状態で、金属リボン13上よりシ
ーム溶接する。その後、ダンパー線12を溶接したダン
パースプリング14A,14Bをフレーム6の弾性付与
部材4及び5にスポット溶接してダンパー線12の色選
別用電極薄板10への張設が完了する。
【0006】従来、このようなダンパー線12とダンパ
ースプリング14とを溶接するダンパー溶接機は、クラ
ンパーによってダンパー線を位置決めされた1対のダン
パースプリング間に差し渡すように引き出し、ダンパー
押さえによってダンパー線をダンパースプリング上に保
持した後、金属リボンを供給してシーム溶接用のローラ
電極により金属リボンと、ダンパー線と、ダンパースプ
リングとを一体に溶接し、溶接後、ダンパー線を切断す
る。
【0007】ダンパー線の切断方法には、機械的に引き
ちぎる方法と、溶断による方法がある。
【0008】機械的な切断方法では、次のような問題点
がある。 不要ダンパー線(いわゆるダンパー線の切れはし)
がカールし、クランパーに絡む。これが次のサイクルで
ダンパー線に絡み、不要ダンパー線を陰極線管内に持ち
込む。 切断位置が同じ位置になる保証がなく、クランパー
近くで切れてしまった場合、残ったダンパー線がパネル
とファンネルの接合時に接合部分に入り、リーク不良の
原因となる。 クランパーによるクランプは、耐摩耗性の高いウレ
タンゴム等と金属面間でダンパー線をはさむ方式である
が、引きちぎる行為を繰り返すとウレタンゴムが線状に
摩耗する。この摩耗によりダンパー線がすり抜け、切断
できないことがある。
【0009】上記の問題を回避する対策として、例えば
特願平2−413528号で示す溶断方式が採用されて
いる。図13は、溶断方式を採用したダンパー溶接機の
要部を示す。溶接、溶断機構が左右1対設けられるの
で、図13では、一方(左側)の溶接、溶断機構を示
す。このダンパー溶接機では、溶接用の下部電極51A
と、これの上のシーム溶接のローラ電極52Aと、回動
可能なアーム53Aに取付けられたダンパー線係止用の
押さえローラ57A及び切断用電極56Aとを備えて成
る。押さえローラ57Aの外周面にはダンパー線12を
係止するための周溝58が設けられている。アーム46
Aに取付けられた切断用電極56Aは、シリンダによっ
て所定ストロークdをもって上下動できるように構成さ
れる。
【0010】このダンパー溶接機では、下部電極51A
上にダンパースプリング14Aが搬送され、真空吸着に
て固定された後、ダンパー線12が引き出され、アーム
53Aを介して押さえローラ57Aが回動し、押さえロ
ーラ57Aにダンパー線12を係止しながら下降してダ
ンパー線12をダンパースプリング14A上に保持する
(同図示の状態)。切断用電極56Aはストロークdだ
け上方に位置している。
【0011】次に、ダンパー線12上に金属リボン13
が供給され、続いてローラ電極52Aによって金属リボ
ン13とダンパー線12とダンパースプリング14Aと
をシーム溶接する。シーム溶接後、切断用電極56Aが
降下してダンパースプリング14Aからわずかに離れた
ダンパー線12に当接し、下部電極51Aと切断用電極
56A間の通電によって、即ち、切断用電極56A−ダ
ンパー線12−ダンパースプリング14A−下部電極5
1Aの経路で流れる電流によって生ずるジュール熱で当
接部分を溶融切断する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この溶断方
式のダンパー溶接機においては、機械的切断方式での問
題は解決されるが、ダンパー線12の溶断の際に、溶接
位置と溶断箇所の間隔lをできる限り小さくする必要か
ら、切断用電極48Aと下部電極51A上のダンパース
プリング14Aとの間の距離が短くなり、このために切
断用電極48Aとダンパースプリング14A間でスパー
クが生じ、切断用電極56A、ダンパースプリング14
A、下部電極51A共に損傷し、以降の運転続行ができ
なくなるという問題があった。また、ダンパースプリン
グの形状のばらつきにより、同じ結果を生じさせる。
【0013】本発明は、上述の点に鑑み、スパーク発生
を回避し、信頼性の高いダンパー線溶断を可能にしたダ
ンパー溶接機を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るダンパー溶
接機は、ダンパー線支持片を載置する下部電極と、ダン
パー線を引き出すクランプ手段と、ダンパー線をダンパ
ー線支持片上に保持するダンパー線押さえ手段と、溶接
電極と、ダンパー線を溶断する切断用電極と、溶断の際
にダンパー線押さえ手段をダンパー線支持片より離れる
方向に移動し、溶断位置でのダンパー線とダンパー線支
持片との間の距離を広げる機構とを備えた構成とする。
【0015】このダンパー溶接機においては、溶接後の
ダンパー線を溶断する際、ダンパー線押さえ手段がダン
パー線支持片より離れる方向に移動し、溶断位置でのダ
ンパー線とダンパー線支持片との間の距離が大きくな
る。従って、切断用電極を降下させてダンパー線を溶断
したとき、この切断用電極とダンパー支持片とは十分離
れているので、両者間でのスパーク発生は回避される。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明は、色選別機構の振動防止
用のダンパー線を1対のダンパー線支持片に溶接するダ
ンパー溶接機において、ダンパー線支持片を載置する下
部電極と、ダンパー線をクランプして引き出すクランプ
手段と、クランプ手段にて下部電極上の1対のダンパー
線支持片間に差し渡すように引き出されたダンパー線を
ダンパー線支持片上に保持するダンパー線押さえ手段
と、ダンパー線とダンパー線支持片を溶接する溶接電極
と、溶接後、ダンパー線を溶接箇所の近くで溶断する切
断用電極と、溶断の際に、ダンパー線押さえ手段をダン
パー線支持片より離れる方向に移動し、溶断位置でのダ
ンパー線とダンパー線支持片との間の距離を溶接時より
も大きくする機構とを備えた構成とする。
【0017】以下、図面を参照して本発明のダンパー溶
接機の一例を説明する。
【0018】図1は本発明に係るダンパー溶接機の左半
分、図2はその右半分を示す。同図において、21〔2
1A及び21B〕は夫々溶接用の下部電極、22〔22
A及び22B〕は夫々の下部電極21と対をなす溶接電
極、即ちシーム溶接用のローラ電極を示す。下部電極2
1A及び21Bは、色選別機構に張設するダンパー線1
2の長さに十分対応する間隔だけ離れて配される。23
〔23A及び23B〕は夫々の下部電極21〔21A及
び21B〕が配されたベース24〔24A及び24B〕
に軸25A及び25Bを中心に回動可能に配されたダン
パー線押さえ、26〔26A及び26B〕はこのダンパ
ー線押さえ23A及び23Bに夫々取付けられた切断用
電極を示す。
【0019】また、27はダンパー線12をクランプし
て引き出すクランパーを示す。ダンパー線12と溶接さ
れる1対の弾性支持片、いわゆるダンパースプリング1
4A及び14Bは夫々対応する下部電極21A及び21
B上に載置される。下部電極21A及び21Bの側面に
は、夫々ダンパースプリング14A及び14Bを位置決
めして保持する固定部材28〔28A,28B〕が矢印
方向に移動可能に配され、ダンパースプリング14A及
び14Bが下部電極21A及び21B上に載置された状
態で下部電極21A及び21Bの夫々の側面に当接する
ダンパースプリング14A及び14Bの折り曲げ端を固
定部材28にて固定することによってダンパースプリン
グ14A及び14Bの位置決めがなされる。
【0020】さらに、下部電極21A及び21Bのダン
パースプリング14A及び14Bが載置される載置面に
は真空吸着用の透孔が設けられ、真空吸着によってダン
パースプリング14A及び14Bが夫々の下部電極21
A及び21B上に保持されるようになされる。
【0021】クランパー27は、図10に示すように、
シリンダ部30内で往復動する軸31の先端に耐摩耗性
の高い例えばウレタンゴム製のクランプ片32を取着
し、軸31の復動でダンパー線12をクランプ片32と
シリンダ部30の金属端面30aとの間で挟持的にクラ
ンプし、軸31の往動でクランプを解除するように構成
される。
【0022】このクランパー27は、図1及び図2に示
すようにガイド軸33に沿って一方のベース24Aから
他方のベース24Bにわたって往復動可能に配される。
従って、溶接するときには、バックテンションが掛けら
れたリール部(図示せず)からガイドローラ34を経て
供給されたダンパー線12の端部をクランパー27によ
ってクランプし、クランパー27をガイド軸33に沿っ
て一方のベース24Aより他方のベース24B側へ往動
することによって、ダンパー線12の引き出しが行われ
る。
【0023】このクランパー27においては、図9に示
すように、溶接時には鎖線位置にあり、溶接後のダンパ
ー線12の溶断時には実線位置に移動するようになされ
る。即ち、クランパー27は、溶断の際に後述するダン
パー線押さえ23Bの押さえローラ37Bが所定位置
(図9の実線位置)まで上昇するのに伴なって、若干右
方向に、即ちダンパー線12をたるまないように引っぱ
る方向に移動される。このときのクランパー27の駆動
は、例えばサーボモータ或はパルスモータ等にて行うこ
とができる。従って、クランパー27は、ダンパー線1
2をクランプして待機する位置と、ダンパー線12を引
き出した後の溶接時の位置と、溶断時の位置の3つの位
置をとるように往復動される。
【0024】なお、ダンパー線押さえ23A側では、溶
断時に押さえローラ37Aが上昇するのに伴なって、ダ
ンパー線12に掛けられているバックテンションによっ
てダンパー線12のたるみを解消している。
【0025】ダンパー線押さえ23A及び23Bは、夫
々ベース24A及び24Bに軸25A及び25Bを中心
に回動可能に配したアーム36A及び36Bの先端に、
夫々押さえローラ37A及び37Bを設けて構成され
る。押さえローラ37A及び37Bの外周面には、ダン
パー線12が係止される周溝38が設けられる(図8参
照)。
【0026】このダンパー線押さえ23A及び23Bで
は、夫々アーム36A及び36Bに連結された例えばロ
ータリーアクチュエータ39A及び39Bの駆動によっ
てアーム36A及び36Bが下降方向に回動したとき、
押さえローラ37A及び37Bの周溝38にダンパー線
12を係止した状態で押さえローラ37A及び37Bが
下部電極21A及び21B上のダンパースプリング14
A及び14Bに当接することによって、ダンパー線12
を下部電極上、即ちそのダンパースプリング14A及び
14B上に保持するようになされる。
【0027】ダンパー線押さえ23A及び23Bには、
ダンパー線12の溶断時に押さえローラ37A及び37
Bを上昇させる、即ちダンパースプリング14A及び1
4Bから離れた中間位置に移動させる機構が設けられ
る。即ち、図示の例では、ダンパー線押さえ23A及び
23Bの夫々のアーム36A及び36Bを所定量だけ回
動させるための軸シリンダー44A及び44Bが設けら
れる。
【0028】従って、ダンパー線押さえ23A及び23
Bの押さえローラ37A及び37Bは、待機位置と、溶
接時にダンパースプリング14A及び14Bに当接する
位置と、溶断時にダンパースプリング14A及び14B
より離れて上昇した中間位置との3つの位置間を駆動す
るようになされる。
【0029】一方、切断用電極26A及び26Bは、ダ
ンパー線押さえ23A及び23Bの夫々のアーム36A
及び36Bに取付けられる。この切断用電極26A及び
26Bは、夫々支持体42に取付けられ、シリンダ40
の駆動によって1対のガイド軸41a及び41bを介し
て所定ストロークD(図9参照)をもって上下動できる
ように構成される。切断用電極26A及び26Bは、ダ
ンパー線押さえ23A及び23Bがダンパー線12を下
部電極21A及び21Bに載置されたダンパースプリン
グ14A及び14B上に保持された状態において、1対
の押さえローラ37A,37Bとシーム溶接のローラ電
極22A,22Bとの間に位置するようになされる。
【0030】次に、上述のダンパー溶接機43の動作を
説明する。先ず、図3に示すように、ダンパー線押さえ
23A及び23Bが夫々切断用電極26A及び26Bと
共に、下部電極21A及び21Bより離れた待機位置に
ある。また、クランパー27が鎖線で示すように左側の
ベース24A上でダンパー線12の端部をクランプして
待機される。そして、両下部電極21A及び21B上の
夫々対称位置に互いに対をなすダンパースプリング14
A及び14Bが搬送され、ダンパースプリング固定部材
28A及び28Bによって位置決めされたのち真空吸着
にて固定される。次いで、クランパー27が実線で示す
ように、ガイド軸33に沿って右側に移動することによ
り、ダンパー線12が両ベース24A及び24B間に差
し渡すように引き出される。
【0031】次に、図4に示すように、ロータリーアク
チュエータの駆動によって、夫々のダンパー線押さえ2
3A及び23Bが回動し、その押さえローラ37A及び
37Bにダンパー線12を係止しながら下降してダンパ
ー線12を両ダンパースプリング14A及び14B間に
差し渡るようにダンパースプリング14A及び14B上
に保持する。切断用電極26A及び26Bは、上方に位
置している。
【0032】次に、図5に示すように、ダンパースプリ
ング14A及び14B上のダンパー線12上に紙面と直
交する方向から金属リボン13が供給され、続いて両ロ
ーラ電極22A及び22Bが同時に金属リボン13上を
紙面と直交する方向に移動し、夫々金属リボン13とダ
ンパー線12とダンパースプリング14Aを一体とする
シーム溶接(図8の拡大図参照)及び金属リボン13と
ダンパー線12とダンパースプリング14Bを一体とす
るシーム溶接が行われる。
【0033】このシーム溶接後、ローラ電極22A及び
22Bが解放され、ダンパー線12の溶断工程に入る。
即ち、図6に示すように、右側の軸シリンダー44Bの
駆動によって、ダンパー線押さえ23Bがダンパースプ
リング14Bから離れる方向に所定量だけ回動し、押さ
えローラ37Bがダンパースプリング14Bから外れ
て、図9(拡大図)に示す所定の中間位置(実線位置)
に上昇移動する。同時に、サーボモータ又はパルスモー
タ駆動によって、クランパー27が右側に移動し、即ち
鎖線位置より実線位置に移動し、押さえローラ37Bが
上昇した分のダンパー線12のたるみをなくす。
【0034】この状態で、右側の切断用電極22Bがシ
リンダー40の駆動によって下降し、ダンパー線12の
溶接された個所に近い部分を溶断する。
【0035】この場合、図9に示すように、押さえロー
ラ37Bが上昇した分、溶断点でのダンパー線12とダ
ンパースプリング14B間の距離L1 は、溶接時の距離
2より大きくなる。従って、このダンパースプリング
14Bから十分離れたダンパー線12に切断用電極26
Bが当接し、切断用電極26Bと下部電極21B間の通
電、即ち切断用電極26B−ダンパー線12−ダンパー
スプリング14B−下部電極21Bを経路とする通電に
よって生ずるジュール熱で当接部分が溶融切断される。
そして、この溶断時において、切断用電極26Bとダン
パースプリング14Bとは十分離れているので、両者間
でのスパークは発生せず、切断用電極26B、ダンパー
スプリング14B及び下部電極21Bの損傷は生じな
い。
【0036】次に、クランパー27がクランプ解除し、
ダンパー線12の切れはしが吸引除去された後、図7に
示すように、クランパー27が左側(即ち待機位置)に
移動する。次いで、右側での溶断が行われる。
【0037】即ち、左側の軸シリンダー44Aの駆動に
よって、ダンパー線押さえ23Aがダンパースプリング
14Aから離れる方向に所定量だけ回動し、押さえロー
ラ37Bがダンパースプリング14Aから外れて図9で
説明したと同様に所定の中間位置に上昇移動される。ダ
ンパー線12には、バックテンションが掛けられている
ので、押さえローラ37Aの上昇によるダンパー線12
のたるみは解消される。なお、このたるみが解消された
時点で、クランパー27はダンパー線12をクランプす
る。この状態で左側の切断用電極26Aがシリンダー4
0の駆動によって下降し、ダンパー線12の溶接された
個所に近い部分を溶断する。
【0038】この場合も、前述の図9で説明したと同様
に、ダンパー線12の溶断箇所はダンパースプリング1
4Aより十分離れているので、溶断時に、切断用電極2
6Aとダンパースプリング14A間でのスパークは発生
せず、切断用電極26A、ダンパースプリング14A及
び下部電極21Aを損傷することはない。
【0039】このようにして、ダンパー線12の両端と
ダンパースプリング14A及び14Bの溶接とダンパー
線12の溶断が終了する。終了後、クランパー27はダ
ンパー線12の端部を保持した状態で次の溶接開始のた
めに待機される。
【0040】上述のダンパー溶接機45によれば、溶接
後のダンパー線12の溶断時において、切断用電極26
A及び26Bがダンパースプリング14A及び14Bよ
り十分に離れた位置でダンパー線12を溶断するので、
切断用電極26A及び26Bとダンパースプリング14
A及び14B間でのスパークは生じない。従って、切断
用電極26A及び26B、ダンパースプリング14A及
び14B、下部電極21A及び21B等を損傷すること
がなく、信頼性の高い溶断が行える。
【0041】従来の図13に示す溶断では、切断用電極
のストローク、即ち先端位置の調整が微妙であったが、
本発明では溶断位置でのダンパー線12とダンパースプ
リング14A及び14B間の距離が十分得られるので、
切断用電極の先端位置の調整が容易となる。
【0042】また、ダンパー線12を溶接箇所の近くで
確実に切断でき、機械的切断のような切断残りがない。
従って、パネルとファンネル接合時に切断残りのダンパ
ー線が接合部に入り込むこともなく、リーク不良、耐圧
不良がない。また、クランパー27は静止状態にあるの
で、溶断後にダンパー線12がクランパー27に巻き付
くこともない。
【0043】また、ダンパー線の溶接、溶断の1サイク
ルに要する時間(いわゆる装置タクト)への影響はな
い。即ち1サイクルに要する時間が増えることはない。
【0044】本発明のダンパー溶接機は、上述の例に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、その他様々な構成が取り得る。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るダンパー溶接機によれば、
ダンパー線とダンパー線支持片を溶接した後のダンパー
線の溶断に際し、切断用電極とダンパー線支持片の間の
距離が十分離れた位置でダンパー線を溶断することによ
り、スパーク発生を防止し、切断用電極、ダンパー線支
持片及び下部電極等の損傷を回避することができる。
【0046】また、切断用電極の位置調整を容易にする
ことができる。また、溶接、溶断の1サイクルに要する
時間も増やさなくて済む。
【0047】ダンパー線を溶融切断するので、ダンパー
線を溶接箇所の近くで確実に切断することができ、且つ
切断後のダンパー線の切れはしは、クランプ手段に巻き
付くことなく排除できる。従って、以後の陰極線管の製
造に悪影響を及ぼすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダンパー溶接機の例を示す左半分
の構成図である。
【図2】本発明によるダンパー右半分の構成図である。
【図3】本発明によるダンパー溶接機の動作説明であ
る。
【図4】本発明によるダンパー溶接機の動作説明であ
る。
【図5】本発明によるダンパー溶接機の動作説明であ
る。
【図6】本発明によるダンパー溶接機の動作説明であ
る。
【図7】本発明によるダンパー溶接機の動作説明であ
る。
【図8】溶接動作説明の要部の拡大図である。
【図9】溶断動作説明の要部の拡大図である。
【図10】クランパーの要部の断面図である。
【図11】色選別機構の構成図である。
【図12】ダンパースプリングをダンパー線を溶接した
状態の平面図である。
【図13】従来の溶断動作説明図である。
【符号の説明】
1 色選別機構、12 ダンパー線、13 金属リボ
ン、14A,14B ダンパースプリング、21A,2
1B 下部電極、22A,22B 溶接ローラ電極、2
3A,23B ダンパー線押さえ、26A,26B 切
断用電極、27クランパー、37A,37B 押さえロ
ーラ、44A,44B 軸シリンダー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色選別機構の振動防止用のダンパー線を
    1対のダンパー線支持片に溶接するダンパー溶接機にお
    いて、 前記ダンパー線支持片を載置する下部電極と、 前記ダンパー線をクランプして引き出すクランプ手段
    と、 前記クランプ手段にて前記下部電極上の前記1対のダン
    パー線支持片間に差し渡すように引き出された前記ダン
    パー線をダンパー線支持片上に保持するダンパー線押さ
    え手段と、 前記ダンパー線と前記ダンパー線支持片を溶接する溶接
    電極と、 溶接後、前記ダンパー線を溶接箇所の近くで溶断する切
    断用電極と、 溶断の際に、前記ダンパー線押さえ手段を前記ダンパー
    線支持片より離れる方向に移動し、溶断位置での前記ダ
    ンパー線と前記ダンパー線支持片との間の距離を、溶接
    時よりも大きくする機構とを備えて成ることを特徴とす
    るダンパー溶接機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4813587A (en) * 1986-05-07 1989-03-21 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Working line for side panel for motorcar
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