JPH1179250A - 梱包用緩衝シート - Google Patents
梱包用緩衝シートInfo
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- JPH1179250A JPH1179250A JP9259293A JP25929397A JPH1179250A JP H1179250 A JPH1179250 A JP H1179250A JP 9259293 A JP9259293 A JP 9259293A JP 25929397 A JP25929397 A JP 25929397A JP H1179250 A JPH1179250 A JP H1179250A
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- JP
- Japan
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- sheet
- packing
- cushioning
- buffer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】緩衝性能および梱包作業性に優れ、嵩容積も小
さい梱包用緩衝シートを提供する。 【解決手段】シート状成形体からなる梱包用緩衝シート
1であり、底面111が衝撃対象に対面する凹部11の
周囲に梱包物2との当接面12を有する緩衝部1aが規
則的に複数形成され、凹部11の側壁に底面に向かって
縮径する2段以上5段以下の段部112が形成されてい
る。
さい梱包用緩衝シートを提供する。 【解決手段】シート状成形体からなる梱包用緩衝シート
1であり、底面111が衝撃対象に対面する凹部11の
周囲に梱包物2との当接面12を有する緩衝部1aが規
則的に複数形成され、凹部11の側壁に底面に向かって
縮径する2段以上5段以下の段部112が形成されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家電機器やO/A
機器など、精密製品その他の破損し易い物品の流通過程
における梱包や、家具、調度品の引っ越しのための梱包
に用いられる梱包用緩衝シートに関する。
機器など、精密製品その他の破損し易い物品の流通過程
における梱包や、家具、調度品の引っ越しのための梱包
に用いられる梱包用緩衝シートに関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置、ノート型パーソナル
コンピュータ、小型液晶テレビジョン装置などの各種精
密製品は、搬送時などに落下や衝突などの衝撃を受ける
ことが少なくない。このため、緩衝体を用いて梱包され
るのが一般的である。
コンピュータ、小型液晶テレビジョン装置などの各種精
密製品は、搬送時などに落下や衝突などの衝撃を受ける
ことが少なくない。このため、緩衝体を用いて梱包され
るのが一般的である。
【0003】従来の梱包用緩衝体としては、発泡ポリス
チレンや段ボールシートが知られており、発泡ポリスチ
レン成形体で製品を挟み込んだり、段ボールシートを切
り出した緩衝体を製品と梱包箱との間に挿入することが
行われている。
チレンや段ボールシートが知られており、発泡ポリスチ
レン成形体で製品を挟み込んだり、段ボールシートを切
り出した緩衝体を製品と梱包箱との間に挿入することが
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡ポ
リスチレン製緩衝体は、嵩容積が大きくなり積み重ねる
ことも困難であるため、緩衝体自体の物流コストが高く
なり、また使用後の廃棄物処理にも問題がある。また、
段ボールシートからなる緩衝体は、段ボールシートを切
り出す作業や梱包箱に挿入するといった製造および梱包
作業が煩雑であるという問題がある。
リスチレン製緩衝体は、嵩容積が大きくなり積み重ねる
ことも困難であるため、緩衝体自体の物流コストが高く
なり、また使用後の廃棄物処理にも問題がある。また、
段ボールシートからなる緩衝体は、段ボールシートを切
り出す作業や梱包箱に挿入するといった製造および梱包
作業が煩雑であるという問題がある。
【0005】特に上述した精密製品を梱包する場合に
は、60cmの高さから落下させたときの梱包物に加わ
る最大加速度が、たとえば60G以下になることが望ま
しいとされるが、従来の発泡ポリスチレン製緩衝体や段
ボール製緩衝体の何れも、この緩衝性を満足することが
できなかった。
は、60cmの高さから落下させたときの梱包物に加わ
る最大加速度が、たとえば60G以下になることが望ま
しいとされるが、従来の発泡ポリスチレン製緩衝体や段
ボール製緩衝体の何れも、この緩衝性を満足することが
できなかった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、緩衝性能および梱包作業性
に優れ、幅広い梱包対象に多様な用法で供することがで
き、貯蔵時は反物状に巻いたり、あるいは大型の方形シ
ートとして積載することが可能な熱可塑性樹脂製梱包用
緩衝シートを提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、緩衝性能および梱包作業性
に優れ、幅広い梱包対象に多様な用法で供することがで
き、貯蔵時は反物状に巻いたり、あるいは大型の方形シ
ートとして積載することが可能な熱可塑性樹脂製梱包用
緩衝シートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の梱包用緩衝シートは、熱可塑性樹脂製
シートからなる梱包用緩衝シートにおいて、底面が衝撃
対象に対面する凹部の周囲に梱包物との当接面を有する
緩衝部が規則的に複数形成され、前記各緩衝部の凹部の
側壁に底面に向かって縮径する2段以上5段以下の段部
が形成されていることを特徴とする。
に、第1の発明の梱包用緩衝シートは、熱可塑性樹脂製
シートからなる梱包用緩衝シートにおいて、底面が衝撃
対象に対面する凹部の周囲に梱包物との当接面を有する
緩衝部が規則的に複数形成され、前記各緩衝部の凹部の
側壁に底面に向かって縮径する2段以上5段以下の段部
が形成されていることを特徴とする。
【0008】第1の発明の梱包用緩衝シートは、熱可塑
性樹脂製シートに複数の凹部を規則的に形成したが、シ
ートに形成した凹部は、逆に見れば凸部である。したが
って、上記目的を達成するために、第2の発明の梱包用
緩衝シートは、熱可塑性樹脂製シートからなる梱包用緩
衝シートにおいて、頂面で梱包物を受容する凸部の周囲
に衝撃対象に対面する当接面を有する緩衝部が規則的に
複数形成され、前記各緩衝部の凸部の側壁に前記頂面に
向かって縮径する2段以上5段以下の段部が形成されて
いることを特徴とする。
性樹脂製シートに複数の凹部を規則的に形成したが、シ
ートに形成した凹部は、逆に見れば凸部である。したが
って、上記目的を達成するために、第2の発明の梱包用
緩衝シートは、熱可塑性樹脂製シートからなる梱包用緩
衝シートにおいて、頂面で梱包物を受容する凸部の周囲
に衝撃対象に対面する当接面を有する緩衝部が規則的に
複数形成され、前記各緩衝部の凸部の側壁に前記頂面に
向かって縮径する2段以上5段以下の段部が形成されて
いることを特徴とする。
【0009】すなわち、第1の発明の梱包用緩衝シート
では、複数の凹部の底面が衝撃対象に対面し、当接面で
梱包物を受容する構造となり、第2の発明の梱包用緩衝
シートでは、当接面が衝撃対象に対面し、複数の凸部の
頂面で梱包物を受容する構造となる。
では、複数の凹部の底面が衝撃対象に対面し、当接面で
梱包物を受容する構造となり、第2の発明の梱包用緩衝
シートでは、当接面が衝撃対象に対面し、複数の凸部の
頂面で梱包物を受容する構造となる。
【0010】製品(梱包物)を梱包し、これを運搬、積
み荷あるいは積み下ろしする際、当該製品は種々の衝撃
や振動を受ける。特に精密製品などでは製品に加わる最
大重力加速度をたとえば60G以下(60cm落下試
験)に維持することが望ましいとされる。
み荷あるいは積み下ろしする際、当該製品は種々の衝撃
や振動を受ける。特に精密製品などでは製品に加わる最
大重力加速度をたとえば60G以下(60cm落下試
験)に維持することが望ましいとされる。
【0011】この点、本発明の梱包用緩衝シートでは、
各緩衝部の当接面に梱包物を載せて、複数の凹部の底面
で衝撃や振動を受ける(第1の発明)か、あるいは凸部
の頂面に梱包物を載せて当接面で衝撃や振動を受ける
(第2の発明)が、それぞれの凹部または凸部の側壁に
段部が形成されているので、段部が有する剛性によって
衝撃に耐え、梱包物が衝撃対象に直接当たらないように
当該衝撃を受けるとともに、段部が有する可撓性によっ
て当該段部が撓み又は押し潰されながら受けた衝撃を吸
収することができる。すなわち、本発明の梱包用緩衝シ
ートは、梱包物に加わる初期の大きな衝撃とその後の振
動を、段部の剛性と可撓性とのバランスの良さによって
吸収するものである。
各緩衝部の当接面に梱包物を載せて、複数の凹部の底面
で衝撃や振動を受ける(第1の発明)か、あるいは凸部
の頂面に梱包物を載せて当接面で衝撃や振動を受ける
(第2の発明)が、それぞれの凹部または凸部の側壁に
段部が形成されているので、段部が有する剛性によって
衝撃に耐え、梱包物が衝撃対象に直接当たらないように
当該衝撃を受けるとともに、段部が有する可撓性によっ
て当該段部が撓み又は押し潰されながら受けた衝撃を吸
収することができる。すなわち、本発明の梱包用緩衝シ
ートは、梱包物に加わる初期の大きな衝撃とその後の振
動を、段部の剛性と可撓性とのバランスの良さによって
吸収するものである。
【0012】また、本発明の梱包用緩衝シートは、複数
の緩衝部を有する熱可塑性樹脂製シートからなるので、
緩衝シート自体を物流する際や保管する際にもこれらを
積み重ねることができ、嵩容積を小さくすることができ
る。しかも、熱可塑性樹脂製シートからなるので、製造
や梱包作業もきわめて容易である。
の緩衝部を有する熱可塑性樹脂製シートからなるので、
緩衝シート自体を物流する際や保管する際にもこれらを
積み重ねることができ、嵩容積を小さくすることができ
る。しかも、熱可塑性樹脂製シートからなるので、製造
や梱包作業もきわめて容易である。
【0013】本発明の梱包用緩衝シートにおいて、特に
限定されないが前記緩衝部のトータルの占有面積が70
%以上であることが好ましい。70%未満であると緩衝
部による衝撃吸収効果が十分に得られない。
限定されないが前記緩衝部のトータルの占有面積が70
%以上であることが好ましい。70%未満であると緩衝
部による衝撃吸収効果が十分に得られない。
【0014】本発明の梱包用緩衝シートにおいて、それ
ぞれの凹部または凸部の側壁に形成される段部は、2段
以上5段以下とすることが好ましい。1段であると段部
の剛性が高すぎて相対的に可撓性が不十分となり、トー
タルでの衝撃吸収性に欠けるので好ましくない。また、
6段以上の場合には段部の可撓性が強すぎて相対的に剛
性が不十分となり、トータルでの耐衝撃性に欠けるので
好ましくない。このような観点から、剛性と可撓性との
バランスがとれた2段〜5段の段部とすることが望まし
い。
ぞれの凹部または凸部の側壁に形成される段部は、2段
以上5段以下とすることが好ましい。1段であると段部
の剛性が高すぎて相対的に可撓性が不十分となり、トー
タルでの衝撃吸収性に欠けるので好ましくない。また、
6段以上の場合には段部の可撓性が強すぎて相対的に剛
性が不十分となり、トータルでの耐衝撃性に欠けるので
好ましくない。このような観点から、剛性と可撓性との
バランスがとれた2段〜5段の段部とすることが望まし
い。
【0015】本発明の梱包用緩衝シートにおいて、特に
限定されないが、シートの板厚Tとそれぞれの凹部また
は凸部の深さHnとの比T/Hnが、0.02以上0.
07以下であることがより好ましい。この場合の凹部ま
たは凸部の深さHnとは、梱包物との当接面から凹部の
底面までの鉛直方向の長さ(第1の発明)または衝撃対
象との当接面から凸部の頂面までの鉛直方向の長さ(第
2の発明)をいう。
限定されないが、シートの板厚Tとそれぞれの凹部また
は凸部の深さHnとの比T/Hnが、0.02以上0.
07以下であることがより好ましい。この場合の凹部ま
たは凸部の深さHnとは、梱包物との当接面から凹部の
底面までの鉛直方向の長さ(第1の発明)または衝撃対
象との当接面から凸部の頂面までの鉛直方向の長さ(第
2の発明)をいう。
【0016】凹部または凸部の深さに比べてシートの板
厚が薄すぎると、可撓性に対する段部の剛性が低くな
り、製品が直接底部に底づきするので好ましくない。ま
た、凹部または凸部の深さに比べてシートの板厚が厚す
ぎると、剛性に対する段部の可撓性が低くなり、この場
合にも座屈し難くなって衝撃吸収性が低下するので好ま
しくない。したがって、剛性と可撓性とのバランスがと
れた段部を得るために、シートの板厚Tと凹部または凸
部の深さHnとの比T/Hnを0.02以上0.07以
下とすることが望ましい。
厚が薄すぎると、可撓性に対する段部の剛性が低くな
り、製品が直接底部に底づきするので好ましくない。ま
た、凹部または凸部の深さに比べてシートの板厚が厚す
ぎると、剛性に対する段部の可撓性が低くなり、この場
合にも座屈し難くなって衝撃吸収性が低下するので好ま
しくない。したがって、剛性と可撓性とのバランスがと
れた段部を得るために、シートの板厚Tと凹部または凸
部の深さHnとの比T/Hnを0.02以上0.07以
下とすることが望ましい。
【0017】本発明の梱包用緩衝シートにおいて、特に
限定されないが、当接面からn段目の段部の投影面積A
nと当該段部に隣接する大径側の段部の投影面積An−
1との比An/An−1が、0.3以上0.9以下であ
ることがより好ましい。この場合の段部の投影面積と
は、段部の棚の面積のみをいうのではなく、段部の棚の
最外周で閉塞される閉面の全面積をいう。
限定されないが、当接面からn段目の段部の投影面積A
nと当該段部に隣接する大径側の段部の投影面積An−
1との比An/An−1が、0.3以上0.9以下であ
ることがより好ましい。この場合の段部の投影面積と
は、段部の棚の面積のみをいうのではなく、段部の棚の
最外周で閉塞される閉面の全面積をいう。
【0018】この比が小さすぎる、つまり段部の棚自体
の面積が大きくなりすぎると、同じ衝撃でも段部の棚に
作用する座屈時のモーメントが大きくなり、相対的に可
撓性が低くなって衝撃吸収性が低下するので、好ましく
ない。また、この比が大きすぎる、つまり段部の棚自体
の面積が小さくなりすぎると、同じ衝撃でも段部の棚に
作用する座屈時のモーメントが小さくなり、相対的に剛
性が高くなって、この場合にも衝撃吸収性が低下するの
で好ましくない。したがって、剛性と可撓性とのバラン
スがとれた段部を得るために、当接面からn段目の段部
の投影面積Anと当該段部に隣接する大径側の段部の投
影面積An−1との比An/An−1を0.3以上0.
9以下とすることが望ましい。
の面積が大きくなりすぎると、同じ衝撃でも段部の棚に
作用する座屈時のモーメントが大きくなり、相対的に可
撓性が低くなって衝撃吸収性が低下するので、好ましく
ない。また、この比が大きすぎる、つまり段部の棚自体
の面積が小さくなりすぎると、同じ衝撃でも段部の棚に
作用する座屈時のモーメントが小さくなり、相対的に剛
性が高くなって、この場合にも衝撃吸収性が低下するの
で好ましくない。したがって、剛性と可撓性とのバラン
スがとれた段部を得るために、当接面からn段目の段部
の投影面積Anと当該段部に隣接する大径側の段部の投
影面積An−1との比An/An−1を0.3以上0.
9以下とすることが望ましい。
【0019】本発明の梱包用緩衝シートにおいて、特に
限定されないが、当接面からn段目の段部の深さHnと
当該段部に隣接する大径側の段部の深さHn−1との比
Hn−1/Hnが、0.3以上0.8以下であることが
より好ましい。この場合の段部の深さとは、第1および
第2の発明の何れにおいても、当接面からその段部の棚
までの鉛直方向の長さをいう。
限定されないが、当接面からn段目の段部の深さHnと
当該段部に隣接する大径側の段部の深さHn−1との比
Hn−1/Hnが、0.3以上0.8以下であることが
より好ましい。この場合の段部の深さとは、第1および
第2の発明の何れにおいても、当接面からその段部の棚
までの鉛直方向の長さをいう。
【0020】この比が小さすぎる、つまり段部の周壁自
体の面積が大きくなりすぎると、段部の耐座屈荷重が大
きくなり、相対的に可撓性が低くなって衝撃吸収性が低
下するので、好ましくない。また、この比が大きすぎ
る、つまり段部の周壁自体の面積が小さくなりすぎる
と、段部の耐座屈荷重が小さくなって、この場合にも衝
撃吸収性が低下するので、好ましくない。したがって、
剛性と可撓性とのバランスがとれた段部を得るために、
当接面からn段目の段部の深さHnと当該段部に隣接す
る大径側の段部の深さHn−1との比Hn−1/Hnを
0.3以上0.8以下とすることが望ましい。
体の面積が大きくなりすぎると、段部の耐座屈荷重が大
きくなり、相対的に可撓性が低くなって衝撃吸収性が低
下するので、好ましくない。また、この比が大きすぎ
る、つまり段部の周壁自体の面積が小さくなりすぎる
と、段部の耐座屈荷重が小さくなって、この場合にも衝
撃吸収性が低下するので、好ましくない。したがって、
剛性と可撓性とのバランスがとれた段部を得るために、
当接面からn段目の段部の深さHnと当該段部に隣接す
る大径側の段部の深さHn−1との比Hn−1/Hnを
0.3以上0.8以下とすることが望ましい。
【0021】本発明の梱包用緩衝シートにおいて、特に
限定されないが、凹部または凸部の深さをHn、底面ま
たは頂面を正方形に近似したときの一辺の長さを√A0
としたときに、0.2≦Hn/√A0 ≦1.0を満足す
ることが好ましい。Hn/√A0 の値が0.2より小さ
いと、段部の深さが小さすぎて段構造を設けた意義がほ
とんどなくなり、逆に1.0より大きいと成形の深絞り
の度合いが大きすぎて段部の肉厚が薄くて剛性が不足す
る傾向がある。
限定されないが、凹部または凸部の深さをHn、底面ま
たは頂面を正方形に近似したときの一辺の長さを√A0
としたときに、0.2≦Hn/√A0 ≦1.0を満足す
ることが好ましい。Hn/√A0 の値が0.2より小さ
いと、段部の深さが小さすぎて段構造を設けた意義がほ
とんどなくなり、逆に1.0より大きいと成形の深絞り
の度合いが大きすぎて段部の肉厚が薄くて剛性が不足す
る傾向がある。
【0022】本発明の梱包用緩衝シートにおいて、各凹
部の底面または各凸部の頂面の形状は特に限定されず、
梱包物の種類や目的とする緩衝効果などの諸条件に応じ
て、円形、矩形、三角形、楕円およびこれらの組み合わ
せ形状とすることができる。そして、段部の形状は底面
の形状や当接面の形状に適宜合わせて選択される。
部の底面または各凸部の頂面の形状は特に限定されず、
梱包物の種類や目的とする緩衝効果などの諸条件に応じ
て、円形、矩形、三角形、楕円およびこれらの組み合わ
せ形状とすることができる。そして、段部の形状は底面
の形状や当接面の形状に適宜合わせて選択される。
【0023】また、本発明の梱包用緩衝シートにおい
て、それぞれの段部の断面形状も特に限定されないが、
成形時の型抜き性を考慮すれば、大径側に向かって、た
とえば3°〜15°、特に好ましくは6°前後の抜き角
(テーパ面)を付けて形成することが望ましい。
て、それぞれの段部の断面形状も特に限定されないが、
成形時の型抜き性を考慮すれば、大径側に向かって、た
とえば3°〜15°、特に好ましくは6°前後の抜き角
(テーパ面)を付けて形成することが望ましい。
【0024】本発明の梱包用緩衝シートにおいて、熱可
塑性樹脂製シートは、特に限定されないがポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、A
BS、ポリスチレンその他の熱可塑性樹脂またはそれら
の混合物もしくは各単体シートの積層体で構成すること
ができ、その成形方法も、特に限定されないが真空成
形、真空圧空成形、カレンダー成形などを例示すること
ができる。熱可塑性樹脂を採用することで、発泡ポリス
チレンが抱えていた廃棄処理の問題が解消され、リサイ
クルにも供することができる。
塑性樹脂製シートは、特に限定されないがポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、A
BS、ポリスチレンその他の熱可塑性樹脂またはそれら
の混合物もしくは各単体シートの積層体で構成すること
ができ、その成形方法も、特に限定されないが真空成
形、真空圧空成形、カレンダー成形などを例示すること
ができる。熱可塑性樹脂を採用することで、発泡ポリス
チレンが抱えていた廃棄処理の問題が解消され、リサイ
クルにも供することができる。
【0025】また、本発明の梱包用緩衝シートは、段構
造を持つ凹部または凸部がシート面に占有面積50%以
上、好ましくは70%以上となる数で配置されているこ
とが好ましい。配置は格子状、千鳥状等が好ましい。
造を持つ凹部または凸部がシート面に占有面積50%以
上、好ましくは70%以上となる数で配置されているこ
とが好ましい。配置は格子状、千鳥状等が好ましい。
【0026】本発明の梱包用緩衝シートは、特に限定さ
れず、緩衝性を必要とする各種の梱包に用いることがで
きる。特に、高い緩衝性が要求される精密部品に適用す
るとその効果が大きい。また、引っ越しの際、家具や調
度品を本発明の梱包用緩衝シートで梱包することにより
衝撃に対する防御に有効である。
れず、緩衝性を必要とする各種の梱包に用いることがで
きる。特に、高い緩衝性が要求される精密部品に適用す
るとその効果が大きい。また、引っ越しの際、家具や調
度品を本発明の梱包用緩衝シートで梱包することにより
衝撃に対する防御に有効である。
【0027】本発明の梱包用緩衝シートは、未使用時
は、反物状に巻いたり、あるいは大型の方形シート等と
して積載して貯蔵することができる。
は、反物状に巻いたり、あるいは大型の方形シート等と
して積載して貯蔵することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。第1実施形態 図1は本発明の梱包用緩衝シートの実施形態を示す斜視
図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図1の
B−B線に沿う断面図、図4は梱包用緩衝シートを用い
て製品を梱包した状態を示す断面図である。以下の実施
形態では、シートに複数の凹部を規則的に形成したもの
を例に挙げて説明する。
基づいて説明する。第1実施形態 図1は本発明の梱包用緩衝シートの実施形態を示す斜視
図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は図1の
B−B線に沿う断面図、図4は梱包用緩衝シートを用い
て製品を梱包した状態を示す断面図である。以下の実施
形態では、シートに複数の凹部を規則的に形成したもの
を例に挙げて説明する。
【0029】図1に示されるように、本実施形態の梱包
用緩衝シート1では、熱可塑性樹脂製シートに複数(こ
こでは10個)の緩衝部1aが規則的に形成されてお
り、一つの緩衝部1aの中央には凹部11が形成され、
この凹部11の周囲に梱包物2を載置するための当接面
12が形成されている。
用緩衝シート1では、熱可塑性樹脂製シートに複数(こ
こでは10個)の緩衝部1aが規則的に形成されてお
り、一つの緩衝部1aの中央には凹部11が形成され、
この凹部11の周囲に梱包物2を載置するための当接面
12が形成されている。
【0030】図2にも示されるように、一つの凹部11
は、衝撃を受ける底面111と、この底面111から当
接面12の間の側壁に形成された段部112とからな
り、本実施形態では底面111がコーナにRを有する矩
形(平面視)に形成されている。また、段部112は、
当接面12や底面111にほぼ平行な面である棚112
aと、この棚112aから底面111側に向かって延在
する周壁112bとからなり、本実施形態では2つの段
部112−1,112−2が形成されている。
は、衝撃を受ける底面111と、この底面111から当
接面12の間の側壁に形成された段部112とからな
り、本実施形態では底面111がコーナにRを有する矩
形(平面視)に形成されている。また、段部112は、
当接面12や底面111にほぼ平行な面である棚112
aと、この棚112aから底面111側に向かって延在
する周壁112bとからなり、本実施形態では2つの段
部112−1,112−2が形成されている。
【0031】本実施形態の梱包用緩衝シート1では、上
述した一つの緩衝部1aの形状を以下のように設定する
こととしている。まず、段部112の段数は2段以上5
段以下とすることが好ましい。1段の場合には梱包物2
に加わる最大加速度が大きくなり、十分な衝撃吸収性を
得ることができない。また、6段以上の場合にも最大加
速度が大きな値となる他、段数を増加させると必然的に
嵩容積が大きくなり、巻物にしたとき太くなるので好ま
しくない。
述した一つの緩衝部1aの形状を以下のように設定する
こととしている。まず、段部112の段数は2段以上5
段以下とすることが好ましい。1段の場合には梱包物2
に加わる最大加速度が大きくなり、十分な衝撃吸収性を
得ることができない。また、6段以上の場合にも最大加
速度が大きな値となる他、段数を増加させると必然的に
嵩容積が大きくなり、巻物にしたとき太くなるので好ま
しくない。
【0032】また、図2に示すようにシートの板厚を
T、凹部11の深さをHnとしたときに、これらの比T
/Hnは0.02以上0.07以下、換言すれば凹部1
1の深さHnは板厚Tの14.3〜50倍であることが
好ましい。比T/Hnが0.02より小さい、つまりシ
ートの板厚Tに比べて凹部11の深さHnが深すぎると
段部112が座屈し易くなって耐衝撃性が低下する。逆
に比T/Hnが0.07より大きい、つまりシート状成
形体の板厚Tに比べて凹部11の深さHnが浅すぎて
も、段部112による衝撃吸収性が低下する。
T、凹部11の深さをHnとしたときに、これらの比T
/Hnは0.02以上0.07以下、換言すれば凹部1
1の深さHnは板厚Tの14.3〜50倍であることが
好ましい。比T/Hnが0.02より小さい、つまりシ
ートの板厚Tに比べて凹部11の深さHnが深すぎると
段部112が座屈し易くなって耐衝撃性が低下する。逆
に比T/Hnが0.07より大きい、つまりシート状成
形体の板厚Tに比べて凹部11の深さHnが浅すぎて
も、段部112による衝撃吸収性が低下する。
【0033】また、同図に示すように1段目の段部11
2−1の棚112aの最外周で閉塞される閉面の平面視
における投影面積をA1、同じく2段目の段部112−
2の投影面積をA2、凹部11の底面111の投影面積
をA3としたときに、隣り合う投影面積の比A2/A
1,A3/A2が、それぞれ0.3以上0.9以下であ
ることが好ましい。
2−1の棚112aの最外周で閉塞される閉面の平面視
における投影面積をA1、同じく2段目の段部112−
2の投影面積をA2、凹部11の底面111の投影面積
をA3としたときに、隣り合う投影面積の比A2/A
1,A3/A2が、それぞれ0.3以上0.9以下であ
ることが好ましい。
【0034】この比の値は、段部112−1,112−
2の棚112aの面積(幅)に相関するが、この比が
0.3よりも小さい、つまり段部112の棚112a自
体の面積が大きい(棚112aの幅が広い)と、底面1
11から伝わる衝撃のモーメントが大きくなり、これに
より可撓性が低くなって衝撃吸収性が低下する。逆にこ
の比が0.9よりも大きい、つまり段部112の棚11
2a自体の面積が小さいと、底面111から伝わる衝撃
のモーメントが小さく、剛性が高くなって、この場合に
も衝撃吸収性が低下する。
2の棚112aの面積(幅)に相関するが、この比が
0.3よりも小さい、つまり段部112の棚112a自
体の面積が大きい(棚112aの幅が広い)と、底面1
11から伝わる衝撃のモーメントが大きくなり、これに
より可撓性が低くなって衝撃吸収性が低下する。逆にこ
の比が0.9よりも大きい、つまり段部112の棚11
2a自体の面積が小さいと、底面111から伝わる衝撃
のモーメントが小さく、剛性が高くなって、この場合に
も衝撃吸収性が低下する。
【0035】また、同図に示すように1段目の段部11
2−1の深さをH1、2段目の段部112−2の深さを
H2、底面111の深さをHnとしたときに、隣り合う
段部の深さの比H1/H2,H2/Hnが、0.3以上
0.8以下であることが好ましい。
2−1の深さをH1、2段目の段部112−2の深さを
H2、底面111の深さをHnとしたときに、隣り合う
段部の深さの比H1/H2,H2/Hnが、0.3以上
0.8以下であることが好ましい。
【0036】この比の値は、段部112−1,112−
2の周壁112bの面積(高さ)に相関するが、この比
が0.3よりも小さい、つまり段部112の周壁112
b自体の面積が大きい(周壁の高さが高い)と、段部1
12の耐座屈荷重が大きくなり過ぎ、衝撃吸収性が低下
する。また、この比が0.8よりも大きい、つまり段部
112の周壁112b自体の面積が小さい(周壁の高さ
が低い)と、段部112の耐座屈荷重が小さくなり過
ぎ、この場合にも衝撃吸収性が低下する。
2の周壁112bの面積(高さ)に相関するが、この比
が0.3よりも小さい、つまり段部112の周壁112
b自体の面積が大きい(周壁の高さが高い)と、段部1
12の耐座屈荷重が大きくなり過ぎ、衝撃吸収性が低下
する。また、この比が0.8よりも大きい、つまり段部
112の周壁112b自体の面積が小さい(周壁の高さ
が低い)と、段部112の耐座屈荷重が小さくなり過
ぎ、この場合にも衝撃吸収性が低下する。
【0037】また、同図に示すように、各段部112−
1,112−2の周壁112bに、たとえば3°〜15
°、特に好ましくは6°前後の抜き角α(テーパ面)を
付けて形成することが望ましい。こうすることにより成
形時の型抜きが容易になって成形性が向上するととも
に、緩衝シート1自体を積み重ねたときの嵩容積が小さ
くなる。
1,112−2の周壁112bに、たとえば3°〜15
°、特に好ましくは6°前後の抜き角α(テーパ面)を
付けて形成することが望ましい。こうすることにより成
形時の型抜きが容易になって成形性が向上するととも
に、緩衝シート1自体を積み重ねたときの嵩容積が小さ
くなる。
【0038】なお、図示する実施形態では凹部11の底
面111を矩形とし、これに応じて段部112も相似形
状としたが、これら底面11や段部112の形状は、図
5(A)〜(F)に示すように円形、矩形、三角形、楕
円およびこれらの組み合わせ形状とすることができる。
面111を矩形とし、これに応じて段部112も相似形
状としたが、これら底面11や段部112の形状は、図
5(A)〜(F)に示すように円形、矩形、三角形、楕
円およびこれらの組み合わせ形状とすることができる。
【0039】本実施形態の梱包用緩衝シート1では、図
3にも示されるように、シート1全体の面積(平面視)
をB、各緩衝部1aの面積(平面視)をA0 、緩衝部1
aの数をmとしたときに、0.7≦m・A0 /B≦1が
成立するように緩衝部1aを形成することが好ましい。
つまり、全緩衝部1aの占有面積を70%以上とするこ
とが好ましい。上述したように、各緩衝部1aがバラン
スのとれた衝撃吸収効果を発揮するので、この緩衝部1
aが70%未満と少ないと、緩衝部による衝撃吸収効果
が十分に得られないからである。
3にも示されるように、シート1全体の面積(平面視)
をB、各緩衝部1aの面積(平面視)をA0 、緩衝部1
aの数をmとしたときに、0.7≦m・A0 /B≦1が
成立するように緩衝部1aを形成することが好ましい。
つまり、全緩衝部1aの占有面積を70%以上とするこ
とが好ましい。上述したように、各緩衝部1aがバラン
スのとれた衝撃吸収効果を発揮するので、この緩衝部1
aが70%未満と少ないと、緩衝部による衝撃吸収効果
が十分に得られないからである。
【0040】また梱包用緩衝シート1は、特に限定され
ないが、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ABS、ポリスチレンその他の熱可
塑性樹脂またはそれらの混合物もしくは各単体シートの
積層体で構成することができ、その成形方法も、特に限
定されないが、真空成形、真空圧空成形、カレンダー成
形などを例示することができる。
ないが、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ンテレフタレート、ABS、ポリスチレンその他の熱可
塑性樹脂またはそれらの混合物もしくは各単体シートの
積層体で構成することができ、その成形方法も、特に限
定されないが、真空成形、真空圧空成形、カレンダー成
形などを例示することができる。
【0041】このように構成された梱包用緩衝シート1
を用いて梱包物2を梱包箱に梱包するには、たとえば図
4に示されるように、緩衝シート1の当接面12にて製
品2を包み込み、これを梱包箱3に入れれば良い。
を用いて梱包物2を梱包箱に梱包するには、たとえば図
4に示されるように、緩衝シート1の当接面12にて製
品2を包み込み、これを梱包箱3に入れれば良い。
【0042】これにより、この梱包箱3を落としても或
いはこの梱包箱3の上に何かが落下してきても、これら
の衝撃はそれぞれの凹部11の底面111から段部11
2へ伝わりここで吸収されることになる。
いはこの梱包箱3の上に何かが落下してきても、これら
の衝撃はそれぞれの凹部11の底面111から段部11
2へ伝わりここで吸収されることになる。
【0043】第2実施形態 上述した第1実施形態は熱可塑性樹脂製シートに複数の
凹部11を規則的に形成したものであるが、この凹部1
1は見方を変えれば凸部である。本実施形態の梱包用緩
衝シートは、熱可塑性樹脂製シートに複数の凸部11を
規則的に形成したもので、図8に示されるように、第1
実施形態と同じ構造の緩衝シート1であるが、製品2を
梱包する際は第1実施形態とは逆に(裏返して)用いら
れる。
凹部11を規則的に形成したものであるが、この凹部1
1は見方を変えれば凸部である。本実施形態の梱包用緩
衝シートは、熱可塑性樹脂製シートに複数の凸部11を
規則的に形成したもので、図8に示されるように、第1
実施形態と同じ構造の緩衝シート1であるが、製品2を
梱包する際は第1実施形態とは逆に(裏返して)用いら
れる。
【0044】すなわち、凸部11の頂面111にて製品
2を受容し、凸部11の周囲に形成された当接面12は
衝撃対象、具体的には梱包箱3に接する。その他の構成
については上述した第1実施形態と同じであるため、同
一の符号を付してその説明を省略するが、このように凹
部を凸部としても、段部112による緩衝効果は同じで
あり、製品に加わる衝撃や振動を適切に吸収することが
できる。
2を受容し、凸部11の周囲に形成された当接面12は
衝撃対象、具体的には梱包箱3に接する。その他の構成
については上述した第1実施形態と同じであるため、同
一の符号を付してその説明を省略するが、このように凹
部を凸部としても、段部112による緩衝効果は同じで
あり、製品に加わる衝撃や振動を適切に吸収することが
できる。
【0045】
【実施例】以下、本発明の梱包用緩衝シート1をさらに
具体化して説明する。以下の実施例では、上述した本発
明の梱包用緩衝シート1の一つの緩衝部1aをモデルと
して成形し、この一つの緩衝部1aの緩衝効果を確認し
た。
具体化して説明する。以下の実施例では、上述した本発
明の梱包用緩衝シート1の一つの緩衝部1aをモデルと
して成形し、この一つの緩衝部1aの緩衝効果を確認し
た。
【0046】実施例1 ポリプロピレン35重量%、高密度ポリエチレン25重
量%、炭酸カルシウム38重量%および酸化チタン2重
量%からなるポリオレフィンコンパウンドを用いて真空
成形により、図1に示す緩衝部1aを5個の列を2列有
するシートを成形した。各緩衝部1aは、板厚Tが0.
6mm、段部112の段数nが2段、凹部11の深さH
nが25mm、底面111の面積Anが2275mm
2 、段部112の投影面積の比A2/A1およびA3/
A2が0.74、段部112の深さの比H1/H2およ
びH2/Hnが0.5である。
量%、炭酸カルシウム38重量%および酸化チタン2重
量%からなるポリオレフィンコンパウンドを用いて真空
成形により、図1に示す緩衝部1aを5個の列を2列有
するシートを成形した。各緩衝部1aは、板厚Tが0.
6mm、段部112の段数nが2段、凹部11の深さH
nが25mm、底面111の面積Anが2275mm
2 、段部112の投影面積の比A2/A1およびA3/
A2が0.74、段部112の深さの比H1/H2およ
びH2/Hnが0.5である。
【0047】この緩衝体1を用いて、図7に示すように
重量2000gの梱包物2を重力加速度センサ5ととも
に挟み込み、落下試験装置4の落下ユニット41にセッ
トし、60cmの高さから自然落下させた。
重量2000gの梱包物2を重力加速度センサ5ととも
に挟み込み、落下試験装置4の落下ユニット41にセッ
トし、60cmの高さから自然落下させた。
【0048】このときの梱包物2に加わる最大加速度を
測定したところ、表1に示すように59Gと良好であっ
た。
測定したところ、表1に示すように59Gと良好であっ
た。
【0049】実施例2 実施例1のシートの板厚Tを1mmとした以外は実施例
1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下
試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定し
た。この結果を表1に示すが、58Gと良好であった。
1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下
試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定し
た。この結果を表1に示すが、58Gと良好であった。
【0050】実施例3 実施例1のシートの板厚Tを1mm、凹部11の深さH
nを35mmとした以外は実施例1と同じ条件で緩衝体
1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、梱包物
2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表1に示
すが、57Gと良好であった。
nを35mmとした以外は実施例1と同じ条件で緩衝体
1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、梱包物
2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表1に示
すが、57Gと良好であった。
【0051】実施例4 実施例1の段部112の段数を5段とした以外は実施例
1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下
試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定し
た。この結果を表1に示すが、57Gと良好であった。
1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下
試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定し
た。この結果を表1に示すが、57Gと良好であった。
【0052】実施例5 ポリオレフィンコンパウンドの代わりに、平均重合度7
00のポリ塩化ビニル96重量%、錫系熱安定剤3重量
%および脂肪酸エステル系滑剤1重量%からなるポリ塩
化ビニルコンパウンドを用いて真空成形により実施例1
と同様の緩衝体1を成形した。また、同じ条件で落下試
験を行って梱包物2に加わる最大加速度を測定した。こ
の結果を表1に示すが、60Gと良好であった。
00のポリ塩化ビニル96重量%、錫系熱安定剤3重量
%および脂肪酸エステル系滑剤1重量%からなるポリ塩
化ビニルコンパウンドを用いて真空成形により実施例1
と同様の緩衝体1を成形した。また、同じ条件で落下試
験を行って梱包物2に加わる最大加速度を測定した。こ
の結果を表1に示すが、60Gと良好であった。
【0053】比較例1 実施例1の段部112の段数を1段とした(An/An
−1の値は必然的に変わる。)以外は、実施例1と同じ
条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行
って、梱包物2に加わる最大加速度を測定した。この結
果を表1に示すが、120Gとなって十分な緩衝効果が
得られなかった。
−1の値は必然的に変わる。)以外は、実施例1と同じ
条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行
って、梱包物2に加わる最大加速度を測定した。この結
果を表1に示すが、120Gとなって十分な緩衝効果が
得られなかった。
【0054】比較例2 実施例1の段部112の段数を6段とした以外は実施例
1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下
試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定し
た。この結果を表1に示すが、106Gとなって十分な
緩衝効果が得られなかった。
1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下
試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定し
た。この結果を表1に示すが、106Gとなって十分な
緩衝効果が得られなかった。
【0055】比較例3 実施例1のシートの板厚Tを0.4mmとした以外は実
施例1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で
落下試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定
した。この結果を表1に示すが、132Gとなって十分
な緩衝効果が得られなかった。
施例1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で
落下試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定
した。この結果を表1に示すが、132Gとなって十分
な緩衝効果が得られなかった。
【0056】比較例4 実施例1のシートの板厚Tを2mmとした以外は実施例
1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下
試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定し
た。この結果を表1に示すが、140Gとなって十分な
緩衝効果が得られなかった。
1と同じ条件で緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下
試験を行って、梱包物2に加わる最大加速度を測定し
た。この結果を表1に示すが、140Gとなって十分な
緩衝効果が得られなかった。
【0057】比較例5 実施例1の凹部11の底面111の面積Anを3700
mm2 、段部112の投影面積の比A2/A1およびA
3/A2を0.93とした以外は実施例1と同じ条件で
緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、
梱包物2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表
1に示すが、111Gとなって十分な緩衝効果が得られ
なかった。
mm2 、段部112の投影面積の比A2/A1およびA
3/A2を0.93とした以外は実施例1と同じ条件で
緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、
梱包物2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表
1に示すが、111Gとなって十分な緩衝効果が得られ
なかった。
【0058】比較例6 実施例1の凹部11の底面111の面積Anを1100
mm2 、段部112の投影面積の比A2/A1およびA
3/A2を0.28とした以外は実施例1と同じ条件で
緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、
梱包物2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表
1に示すが、121Gとなって十分な緩衝効果が得られ
なかった。
mm2 、段部112の投影面積の比A2/A1およびA
3/A2を0.28とした以外は実施例1と同じ条件で
緩衝体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、
梱包物2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表
1に示すが、121Gとなって十分な緩衝効果が得られ
なかった。
【0059】比較例7 実施例1の段部112の深さの比H1/H2およびH2
/Hnを0.9とした以外は実施例1と同じ条件で緩衝
体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、梱包
物2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表1に
示すが、93Gとなって十分な緩衝効果が得られなかっ
た。
/Hnを0.9とした以外は実施例1と同じ条件で緩衝
体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、梱包
物2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表1に
示すが、93Gとなって十分な緩衝効果が得られなかっ
た。
【0060】比較例8 実施例1の段部112の深さの比H1/H2およびH2
/Hnを0.2とした以外は実施例1と同じ条件で緩衝
体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、梱包
物2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表1に
示すが、107Gとなって十分な緩衝効果が得られなか
った。
/Hnを0.2とした以外は実施例1と同じ条件で緩衝
体1を成形し、また同じ条件で落下試験を行って、梱包
物2に加わる最大加速度を測定した。この結果を表1に
示すが、107Gとなって十分な緩衝効果が得られなか
った。
【0061】
【表1】 実施例の考察 (1)実施例1と比較例1および2の結果から、段部1
12の段数は2〜5段が最適である。
12の段数は2〜5段が最適である。
【0062】(2)実施例1〜3と比較例3および4の
結果から、板厚Tと深さHnとの比T/Hnは0.02
〜0.07が最適である。
結果から、板厚Tと深さHnとの比T/Hnは0.02
〜0.07が最適である。
【0063】(3)実施例1および3と比較例5および
6の結果から、段部の投影面積の比An/An−1は
0.3〜0.8が最適である。
6の結果から、段部の投影面積の比An/An−1は
0.3〜0.8が最適である。
【0064】(4)実施例1および3と比較例7および
8の結果から、段部の深さの比Hn/Hn+1は0.3
〜0.8が最適である。
8の結果から、段部の深さの比Hn/Hn+1は0.3
〜0.8が最適である。
【0065】(5)実施例1と実施例5の結果から、シ
ート板厚および段構造が同じであれば、熱可塑性樹脂で
あるポリオレフィンとポリ塩化ビニルとで同等の緩衝効
果が得られる。
ート板厚および段構造が同じであれば、熱可塑性樹脂で
あるポリオレフィンとポリ塩化ビニルとで同等の緩衝効
果が得られる。
【0066】上記実施例と並行して、実施例1につき落
下後の梱包物に加わる加速度波形を測定した。図6にそ
の結果を示すが、本発明の緩衝シート1では落下初期に
受ける加速度が小さく緩やかで、しかもその後の振動も
緩やかに減衰することが解る。このように、本発明の緩
衝シートを用いると段部による衝撃吸収効果が大きく、
梱包物の破損を防止することができる。
下後の梱包物に加わる加速度波形を測定した。図6にそ
の結果を示すが、本発明の緩衝シート1では落下初期に
受ける加速度が小さく緩やかで、しかもその後の振動も
緩やかに減衰することが解る。このように、本発明の緩
衝シートを用いると段部による衝撃吸収効果が大きく、
梱包物の破損を防止することができる。
【0067】なお、以上説明した実施形態および実施例
は、本発明の理解を容易にするために記載されたもので
あって、本発明を限定するために記載されたものではな
い。したがって、上記の実施形態および実施例に開示さ
れた各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計
変更や均等物をも含む趣旨である。
は、本発明の理解を容易にするために記載されたもので
あって、本発明を限定するために記載されたものではな
い。したがって、上記の実施形態および実施例に開示さ
れた各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計
変更や均等物をも含む趣旨である。
【0068】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、凹部
または凸部の側壁に形成された段部の剛性と可撓性との
バランスが良いので、優れた緩衝機能を発揮でき、精密
機器をはじめ破損しやすい梱包物に適した緩衝シートを
提供することができる。
または凸部の側壁に形成された段部の剛性と可撓性との
バランスが良いので、優れた緩衝機能を発揮でき、精密
機器をはじめ破損しやすい梱包物に適した緩衝シートを
提供することができる。
【0069】また、熱可塑性樹脂製シートからなるの
で、緩衝シート自体を物流する際や保管する際にもこれ
らを巻物にしたり積み重ねることができ、嵩容積を小さ
くすることができる。しかも、製造や梱包作業もきわめ
て容易である。
で、緩衝シート自体を物流する際や保管する際にもこれ
らを巻物にしたり積み重ねることができ、嵩容積を小さ
くすることができる。しかも、製造や梱包作業もきわめ
て容易である。
【図1】本発明の梱包用緩衝シートの実施形態を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】本発明の梱包用緩衝シートを用いた梱包状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図5】本発明の梱包用緩衝シートの他の実施形態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図6】落下試験による衝撃波形を示すグラフである。
【図7】本発明の実施例で用いた落下試験装置を示す正
面図である。
面図である。
【図8】本発明の梱包用緩衝シートの他の実施形態を示
す断面図である。
す断面図である。
1…緩衝シート 1a…緩衝部 11…凹部,凸部 111…底面,頂面 112…段部 112a…棚 112b…周壁 12…当接面 2…梱包物 3…梱包箱
Claims (3)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂製シートからなる梱包用緩衝
シートにおいて、底面が衝撃対象に対面する凹部の周囲
に梱包物との当接面を有する緩衝部が規則的に複数形成
され、前記各緩衝部の凹部の側壁に前記底面に向かって
縮径する2段以上5段以下の段部が形成されていること
を特徴とする梱包用緩衝シート。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂製シートからなる梱包用緩衝
シートにおいて、頂面で梱包物を受容する凸部の周囲に
衝撃対象に対面する当接面を有する緩衝部が規則的に複
数形成され、前記各緩衝部の凸部の側壁に前記頂面に向
かって縮径する2段以上5段以下の段部が形成されてい
ることを特徴とする梱包用緩衝シート。 - 【請求項3】前記緩衝部の占有面積が70%以上である
ことを特徴とする請求項1または2記載の梱包用緩衝シ
ート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9259293A JPH1179250A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 梱包用緩衝シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9259293A JPH1179250A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 梱包用緩衝シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1179250A true JPH1179250A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17332075
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9259293A Pending JPH1179250A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | 梱包用緩衝シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1179250A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008150067A (ja) * | 2006-12-15 | 2008-07-03 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 梱包用緩衝体および包装体 |
| JPWO2008096462A1 (ja) * | 2007-02-06 | 2010-05-20 | 信越ポリマー株式会社 | 梱包用緩衝体および包装体 |
| US8439197B2 (en) | 2006-01-23 | 2013-05-14 | Shin-Etsu Polymer Co., Ltd. | Damping body for packaging and package body |
| JPWO2026004772A1 (ja) * | 2024-06-27 | 2026-01-02 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP9259293A patent/JPH1179250A/ja active Pending
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|---|---|---|---|---|
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| WO2026004772A1 (ja) * | 2024-06-27 | 2026-01-02 | 株式会社コバヤシ | シート |
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