JPH1179676A - ウインチ装置のクラッチ切換装置 - Google Patents

ウインチ装置のクラッチ切換装置

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JPH1179676A
JPH1179676A JP9244921A JP24492197A JPH1179676A JP H1179676 A JPH1179676 A JP H1179676A JP 9244921 A JP9244921 A JP 9244921A JP 24492197 A JP24492197 A JP 24492197A JP H1179676 A JPH1179676 A JP H1179676A
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Kazuo Kashiwabara
和夫 柏原
Hideki Takada
高田  秀樹
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来では、クラッチ切換装置が外方に大きく
はみ出し、又ウインチ操作とクラッチ入操作とを別々に
操作しなければならず、さらにクラッチシリンダを操作
するのに高価な部品(例えば電磁弁)が必要であった。 【解決手段】 ケーシング1内にクラッチシリンダ5を
設け、クラッチシリンダ5に、そのピストンロッド52
を操作する手動レバー41と、クラッチ入・切用のシフ
ター42と、ピストンロッド52を位置保持させるデテ
ンド機構6とを備えることで、ウインチ装置のコンパク
ト化を達成し、さらにウインチ巻上駆動時における作動
油供給側油路81とクラッチシリンダ5のクラッチ入操
作側の油室53とを油路85で接続して、油圧モータ1
1のウインチ巻上側に作動油を供給したときに、その作
動油圧でピストンロッド52が自動的にクラッチ入側に
作動せしめられるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば建設機械
や運搬用車両等に取付けられるウインチ装置に関し、さ
らに詳しくは該ウインチ装置のクラッチを切換操作する
ためのクラッチ切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のウインチ装置は、クラッチの入
時に油圧モータからの動力でドラムが回転駆動され、ク
ラッチの切時に油圧モータとドラムとの接続が断たれ
て、手動によるワイヤーの引き出しが可能になってい
る。そして、従来のウインチ装置において、クラッチの
切換えは、手動レバーで操作する場合と、クラッチシリ
ンダを使用して行う場合とがある。
【0003】ところで、手動レバーでクラッチ操作をす
るものでは、クラッチ切換装置の構造が簡単である反
面、クラッチ切換え操作を手動で行わなければならない
ので、その操作が面倒となる。このような問題から、近
年では、クラッチシリンダを使用してクラッチの切換え
を行うようにしたものが多く見られる。
【0004】図7及び図8には、ウインチ装置のクラッ
チ切換装置としてクラッチシリンダ105を使用した従
来例を示している。この従来例のクラッチ切換装置で
は、スプリング145の引っ張り力で、アーム143、
リンク144、手動レバー141、及びシフター142
を介してクラッチ102のシフトギヤ122を常時ベー
スギヤ121側に付勢(クラッチ入)させているととも
に、クラッチシリンダ105を伸長動作させることによ
り、図8に示すようにシフトギヤ122をベースギヤ1
21から離間(クラッチ切)させ得るように構成してい
る。
【0005】クラッチシリンダ105は、ウインチ装置
本体とは別の取付台116に取付けられている。又、該
クラッチシリンダ105は、電磁切換弁156によって
作動せしめられる。そして、電磁切換弁156がOFF
状態では、図7に示すようにスプリング145の引っ張
り力でクラッチ入状態を維持させ、他方、電磁切換弁1
56をONさせると、図8に示すように油圧ポンプ17
2からの作動油でクラッチシリンダ105を伸長させ
て、クラッチ切状態のままで維持させるようになる。
尚、ウインチ装置の油圧モータ111は、切換弁173
を手動操作することで、油圧ポンプ172からの作動油
で巻上側あるいは巻下側に駆動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のクラッチ切換装置では、クラッチシリンダ105の
伸縮操作(電磁切換弁156のON・OFF操作)でク
ラッチ102を入・切できるようになっているものの、
次のような問題があった。
【0007】(1) クラッチシリンダ105、アーム14
3、リンク144等がウインチ装置本体の外側に取付け
られているので、それらの部材がウインチ装置本体から
大きくはみ出るようになり、クラッチ切換装置の取付け
のために広いスペースが必要であった。
【0008】(2) クラッチシリンダ105用の電磁切換
弁156と、油圧モータ111を作動させる切換弁17
3とは別系統で設置されており、ウインチ操作時には2
つの切換弁156,173を別々に操作しなければなら
ないので、ウインチ操作が繁雑となっていた。
【0009】(3) クラッチシリンダ105でクラッチ1
02を入・切操作し得るものの、該クラッチシリンダ1
05を操作するのに高価な電磁切換弁156が必要とな
り、部品コストが高くなっていた。
【0010】本願発明は、上記した従来のウインチ装置
のクラッチ切換装置の問題点に鑑み、コンパクトに構成
でき、且つウインチの駆動操作に連動してクラッチの入
・切を行えるようにし、さらに部品コストを安価にし得
るようにしたウインチ装置のクラッチ切換装置を提供す
ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。
【0012】本願請求項1の発明 本願請求項1の発明は、油圧モータからの動力をケーシ
ング内に設置したクラッチを介してドラムに伝達するよ
うにしたウインチ装置におけるクラッチ切換装置を対象
にしている。
【0013】そして、本願発明のクラッチ切換装置で
は、ケーシング内にクラッチを入・切操作するクラッチ
シリンダを設けている。このクラッチシリンダは、その
ピストンロッドを油圧及び手動の両方で作動させること
ができるようになっている。
【0014】又、クラッチシリンダには、ピストンロッ
ドを操作する手動レバーと、クラッチ入・切用のシフタ
ーと、クラッチ入・切の各状態でピストンロッドをそれ
ぞれ位置保持させるデテンド機構とを備えている。
【0015】クラッチシリンダのピストンロッドの一端
側は、ケーシングから外方に突出させており、該ピスト
ンロッドの突出部分に手動レバーを取付けている。従っ
て、該手動レバーを押し引き操作することにより、該ピ
ストンロッドを進退移動せしめ得るようになっている。
【0016】クラッチ入・切用のシフターは、ピストン
ロッドに取付けられていて、ピストンロッドを進退移動
させることによって該シフターでクラッチを入・切操作
し得るようになっている。
【0017】デテンド機構は、ピストンロッドにロッド
長さ方向に間隔をもって2つの凹溝を形成する一方、シ
リンダチューブ側に各凹溝に選択的に係入するボール
(スプリングで付勢されている)を設けて構成されてい
る。
【0018】ウインチ巻上駆動時における供給側油路と
クラッチシリンダのクラッチ入操作側の油室とは油路で
接続している。
【0019】本願請求項1の発明のクラッチ切換装置で
は、クラッチシリンダがケーシング内に組込まれ、さら
に該クラッチシリンダに手動レバーとクラッチ入・切用
のシフターとを備えているので、クラッチ切換装置全体
がコンパクトに構成されている。又、クラッチシリンダ
には、クラッチ入・切の各状態でピストンロッドをそれ
ぞれ位置保持させるデテンド機構を備えているので、該
クラッチシリンダをデテンド機構取付部材に有効利用で
きる。
【0020】又、本願請求項1のクラッチ切換装置で
は、クラッチ切側の操作は手動レバーによって行われる
が、クラッチ切状態でウインチ切換弁を巻上側に操作す
ると、ウインチ巻上駆動時における供給側油路とクラッ
チシリンダのクラッチ入操作側の油室とが油路で接続さ
れているので、油圧ポンプからの作動油がクラッチシリ
ンダのクラッチ入操作側油室内にも供給される。する
と、該作動油圧により、クラッチシリンダのピストンロ
ッドがクラッチ入側に作動してクラッチがシフターを介
して自動的に接続され、クラッチ入状態で油圧モータが
巻上側に作動する。従って、本願請求項1のクラッチ切
換装置では、ウインチ巻上側操作時には、ウインチ切換
弁の操作のみで自動的にクラッチを入側に作動させるこ
とができる。
【0021】本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、上記請求項1のクラッチ切換装
置において、ウインチ巻下駆動時における排出側回路中
に作動油絞り機構を設けている。
【0022】この作動油絞り機構は、上記排出側回路の
管路中に絞り弁(チェック弁つき絞り弁)を設けたり、
あるいはウインチ切換弁内の適所(巻下側操作時の排出
側通路中)に設けることができる。
【0023】この請求項2のクラッチ切換装置では、ク
ラッチ切状態でウインチ切換弁を巻下側に操作すると、
油圧ポンプからの作動油でウインチ用油圧モータを巻下
側に作動させるが、ウインチ巻下時における排出側回路
中に作動油絞り機構を設けているので、該排出側回路中
に作動油圧が発生し、その作動油圧がクラッチシリンダ
のクラッチ入側油室内に作用して、該クラッチシリンダ
をクラッチ入側に作動させるようになっている。従っ
て、この請求項2のクラッチ切換装置では、請求項1で
説明したように、ウインチ巻上側に操作した場合のほか
に、ウインチ巻下側に操作した場合でもクラッチを自動
で入側に作動させることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して、本
願の実施形態を説明すると、図1〜図5には本願第1実
施形態にかかるウインチ装置のクラッチ切換装置が示さ
れ、又、図6には第1実施形態の変形例(第2実施形
態)が示されている。尚、この各実施形態のウインチ装
置は、例えばクレーンのような建設機械や車載用車両等
に使用されるものである。
【0025】第1実施形態のウインチ装置は、ケーシン
グ1に支持させたドラム軸31にドラム3を取付け、油
圧モータ11からの動力をケーシング1内に設置したク
ラッチ2を介してドラム3に伝達するようにするととも
に、クラッチ2を入・切操作するクラッチ操作装置4を
備えている。
【0026】ドラム軸31は、ケーシング1内において
2つの軸受14,15で支持されている。ドラム軸31
には、ウオームギヤ装置のホイール13が取付けられて
おり、油圧モータ11によって駆動されるウオーム12
との噛み合いによって該ドラム軸31を可逆的に回転せ
しめ得るようになっている。又、ドラム軸31の外方突
出部には、ドラム3が取付けられている。
【0027】ウインチ用の油圧モータ11には、油圧ポ
ンプ72によって汲み上げられる作動油が切換弁73を
介して供給される。尚、この切換弁73は、手動式の3
位置切換弁が採用されており、符号74の弁切換位置が
ウインチ巻上操作側で符号75の弁切換位置がウインチ
巻下操作側となっている。そして、図4に示すように巻
上側弁切換位置74に切換えるとタンク71内の作動油
がウインチ巻上時の供給側油路81(この場合、符号8
2が排出側油路となる)を通って油圧モータ11に供給
されて、該油圧モータ11をウインチ巻上側に作動さ
せ、逆に図5に示すように巻下側弁切換位置75に切換
えると該作動油がウインチ巻下時の供給側油路82(こ
の場合、符号81が排出側油路となる)を通って油圧モ
ータ11に供給されて、油圧モータ11をウインチ巻下
側に作動させるようになっている。
【0028】クラッチ2は、ベースギヤ21とシフトギ
ヤ22とを有する噛み合いクラッチが採用されている。
ベースギヤ21は、ウオームギヤ装置のホイール13に
おけるドラム3側の側面にピン及びボルトで固定されて
いる。シフトギヤ22は、ドラム軸31に対して回転不
能状態でドラム軸方向にスライド可能に取付けられてい
る。
【0029】クラッチ操作装置4は、ケーシング1内に
設置されたクラッチシリンダ5と、該クラッチシリンダ
5のピストンロッド52を手動操作する手動レバー41
と、クラッチ2のシフトギヤ22を入・切操作するシフ
ター42とを有している。
【0030】クラッチシリンダ5のチューブ51は、ケ
ーシング1の一部で兼用している。又、このクラッチシ
リンダ5は、ピストンロッド52がドラム軸31と平行
に進退移動するようにして設置されている。ピストンロ
ッド52の一端側は、ケーシング1から外方に突出して
おり、該ピストンロッド52の突出部に手動レバー41
を取付けている。又、シフター42は、ケーシング1内
においてピストンロッド52に固定されている。
【0031】そして、このクラッチ操作装置4は、図1
に示すように手動レバー41を切側に押すとピストンロ
ッド52が右移動してシフター42によりシフトギヤ2
2がクラッチ切状態となり、逆に図3に示すように手動
レバー41を入側に引くとピストンロッド52が左移動
してシフター42によりシフトギヤ22がクラッチ入状
態となるように機能する。
【0032】クラッチシリンダ5は、この実施形態で
は、クラッチ入操作側にのみ油室53を有している。
尚、このクラッチシリンダ5は、右動状態において、油
室53内に圧力が加わればピストンロッド52が左側に
作動する。そして、このクラッチ切換装置では、ウイン
チ巻上駆動時(図4の状態)における供給側油路81と
クラッチシリンダ5の上記油室53のポート54(図2
参照)とを油路85で接続している。このようにする
と、ウインチ巻上駆動時(図4)において、供給側油路
81内の作動油圧がクラッチシリンダ5の油室53内に
も発生するようになる。
【0033】又、ウインチ巻下駆動時における排出側回
路中には、作動油絞り機構が設けられている。この第1
実施形態では、作動油絞り機構として、切換弁73の巻
下側切換位置75における排出側通路中に絞り76を設
けている。この絞り76は、図5に示すようにウインチ
巻下駆動時において、排出側油路81中に作動油圧を発
生させる機能を有する。そして、該排出側油路81中に
作動油圧が発生すると、油路85を介してクラッチシリ
ンダ5の油室53内にも該作動油圧が発生するようにな
る。
【0034】クラッチシリンダ5には、クラッチ入・切
の各状態でピストンロッド52をそれぞれ位置保持させ
るためのデテンド機構6が設けられている。このデテン
ド機構6は、図2に示すように、ピストンロッド52に
ロッド長さ方向に間隔をもって形成した2つの凹溝(環
状溝)61,62に、チューブ51側に設けたボール6
3を選択的に係入させ得るように構成している。尚、ボ
ール63は、スプリング64で凹溝係入側に付勢されて
おり、又該スプリング64はボルト65で押さえられて
いる。
【0035】そして、デテンド機構6は、図1に示すよ
うにクラッチ切状態では、ボール63が左側凹溝62に
係入して、ピストンロッド52をクラッチ切状態で位置
保持し、他方、クラッチ切状態からピストンロッド52
がクラッチ入側に操作されると、図3に示すようにボー
ル63が右側凹溝61に係入して、ピストンロッド52
をクラッチ入状態で位置保持するようになっている。
【0036】この第1実施形態のウインチ装置は、クレ
ーンのような建設機械や車載用車両等の設置部(図1、
図3の符号10)にボルト締めにて取付けられる。そし
て、このウインチ装置のクラッチ切換装置は、次のよう
に機能する。
【0037】即ち、このクラッチ切換装置では、クラッ
チ切側の操作は、図1に示すように手動レバー41を切
側(右側)に押すことによって行われる。このとき、デ
テンド機構6によりピストンロッド52がクラッチ切状
態で位置保持されている。又、クラッチ切状態から、図
4に示すようにウインチ切換弁73を巻上側切換位置7
4に操作すると、油圧ポンプ72からの作動油が巻上駆
動時における供給側油路81に供給される。すると、該
供給側油路81とクラッチシリンダ5の油室53とが油
路85で接続されているので、油圧ポンプ72からの作
動油圧がクラッチシリンダ5の油室53内にも作用し、
該作動油圧により、図3に示すようにクラッチシリンダ
5のピストンロッド52がクラッチ入側に作動(左移
動)してシフター42を介してクラッチ2(シフトギヤ
22とベースギヤ21)が自動的に接続される。尚、ク
ラッチ入状態で油圧モータ11が巻上側に作動すると、
ドラム3が巻上側に駆動される。又、クラッチ入状態で
は、図3に示すようにデテンド機構6のボール63が右
側凹溝61に係入しており、ピストンロッド52をクラ
ッチ入状態で位置保持するようになっている。
【0038】他方、図1に示すクラッチ切状態から、図
5に示すようにウインチ切換弁73を巻下側切換位置7
5に操作すると、油圧ポンプ72からの作動油が巻下駆
動時における供給側油路82を通って油圧モータ11に
供給され、該油圧モータ11を巻下側に作動させた後、
該作動油が排出側油路81を通ってタンク71に戻され
る。ところで、この第1実施形態では、切換弁73の巻
下側切換位置75内における排出側通路中に絞り76を
設けているので、排出側油路81中に作動油圧が発生
し、その作動油圧がクラッチシリンダ5の油室53内に
作用して、該クラッチシリンダ5をクラッチ入側に作動
させるようになる。従って、クラッチ切状態から、切換
弁73をウインチ巻下側に操作した場合にもクラッチ2
を自動で入側に作動させることができる。
【0039】又、このクラッチ切換装置では、クラッチ
シリンダ5がケーシング1内に組込まれ、さらに該クラ
ッチシリンダ5に手動レバー41とクラッチ入・切用の
シフター42とを備えているので、クラッチ切換装置全
体がコンパクトに構成されている。従って、ウインチ装
置全体をコンパクトにできる。又、クラッチシリンダ5
には、デテンド機構6を備えているので、該クラッチシ
リンダ5をデテンド機構6の取付部材として有効利用で
きる。さらに、この第1実施形態のクラッチ切換装置で
は、作動油絞り機構として、ウインチ切換弁73内に絞
り76を設けているが、このように切換弁73内に絞り
76を設けると、ウインチ巻下駆動時において特別に切
換弁(例えば図7の電磁切換弁156)を設けなくて
も、クラッチ2を自動で入側に作動させることができ、
クラッチシリンダ5の操作用部品を削減することができ
る。
【0040】図6に示す第2実施形態では、作動油絞り
機構として、ウインチ巻下駆動時における排出側油路8
1中にチェック弁つき絞り弁77を設けている。このチ
ェック弁つき絞り弁77は、ウインチ巻下駆動時におい
て、チェック弁78部分で作動油の通過を阻止する一
方、絞り79部分において作動油流量を制限するように
なっている。尚、ウインチ巻上駆動時には、作動油がチ
ェック弁78部分を通って供給側油路となる油路81を
抵抗なく流れるようになっている。
【0041】そして、図6の第2実施形態では、ウイン
チ巻下側駆動時において、排出側油路81を通ってタン
ク71側に還流する作動油が絞り79で制限されて、該
排出側油路81内に作動油圧が発生し、その作動油圧で
第1実施形態の場合と同様にクラッチシリンダ5のピス
トンロッド52を自動的にクラッチ入側に作動させるよ
うになる。尚、この第2実施形態のように、作動油絞り
機構としてチェック弁つき絞り弁77を用いたもので
は、該チェック弁つき絞り弁77が必要であるが、例え
ば図7〜図8の電磁切換弁156を使用したものに比較
して安価になる。
【0042】
【発明の効果】本願請求項1の発明の効果 本願請求項1の発明のクラッチ切換装置では、次の効果
がある。
【0043】(1) クラッチシリンダ5がケーシング1内
に組込まれ、且つ該クラッチシリンダ5に手動レバー4
1とクラッチ入・切用のシフター42とを備えているの
で、クラッチ切換装置全体をコンパクトに構成でき、ウ
インチ装置全体のコンパクト化を達成できる。
【0044】(2) クラッチシリンダ5にデテンド機構6
を備えているので、該クラッチシリンダ5をデテンド機
構6の取付部材として有効利用できる。
【0045】(3) ウインチ巻上駆動時における供給側油
路81とクラッチシリンダ5のクラッチ入操作側の油室
53とを油路85で接続しているので、ウインチ巻上駆
動時に、その作動油圧でクラッチ2を切状態から自動的
に入状態に作動させることができ、ウインチ巻上駆動時
のクラッチ入操作が不要となる。
【0046】本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の発明では、請求項1のクラッチ切換装置
において、ウインチ巻下駆動時における排出側回路中に
作動油絞り機構(76,77)を設けているので、請求
項1の効果に加えて、ウインチ巻下駆動時でもクラッチ
2を自動的に入作動させることができる。又、ウインチ
巻下駆動時において、クラッチ2を自動入作動させるの
に、作動油絞り機構(76,77)という簡単な構造で
達成できるので、安価となるという効果もある(電磁切
換弁(図7〜図8)のような高価な部品を使用しなくて
もよい)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1実施形態のクラッチ切換装置を備えた
ウインチ装置の断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1のウインチ装置の状態変化図である。
【図4】図1のクラッチ切換装置におけるウインチ巻上
駆動時の油圧回路図である。
【図5】図1のクラッチ切換装置におけるウインチ巻下
駆動時の油圧回路図である。
【図6】本願第2実施形態のクラッチ切換装置の油圧回
路図である。
【図7】従来のクラッチ切換装置の概略図である。
【図8】図7の状態変化図である。
【符号の説明】
1はケーシング、2はクラッチ、3はドラム、4はクラ
ッチ操作装置、5はクラッチシリンダ、6はデテンド機
構、11は油圧モータ、41は手動レバー、42はシフ
ター、52はピストンロッド、53は油室、72は油圧
ポンプ、76は絞り、77はチェック弁つき絞り弁、8
1,82,85は油路である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧モータ(11)からの動力をケーシ
    ング(1)内に設置したクラッチ(2)を介してドラム
    (3)に伝達するようにしたウインチ装置において、 前記ケーシング(1)内に前記クラッチ(2)を入・切
    操作するクラッチシリンダ(5)を設け、 前記クラッチシリンダ(5)には、該クラッチシリンダ
    (5)のピストンロッド(52)を操作する手動レバー
    (41)と、クラッチ入・切用のシフター(42)と、
    クラッチ入・切の各状態でピストンロッド(52)をそ
    れぞれ位置保持させるデテンド機構(6)とを備えると
    ともに、 ウインチ巻上駆動時における供給側油路(81)と前記
    クラッチシリンダ(5)のクラッチ入操作側の油室(5
    3)とを油路(85)で接続した、 ことを特徴とするウインチ装置のクラッチ切換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ウインチ巻下駆動時
    における排出側回路中に作動油絞り機構(76,77)
    を設けたことを特徴とするウインチ装置のクラッチ切換
    装置。
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