JPH1180272A - エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法 - Google Patents

エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法

Info

Publication number
JPH1180272A
JPH1180272A JP24525797A JP24525797A JPH1180272A JP H1180272 A JPH1180272 A JP H1180272A JP 24525797 A JP24525797 A JP 24525797A JP 24525797 A JP24525797 A JP 24525797A JP H1180272 A JPH1180272 A JP H1180272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl acetate
ethylene
polymerization
peroxydicarbonate
evoh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24525797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4422218B2 (ja
Inventor
Hidemoto Ono
英基 大野
Katsuki Taura
克樹 田浦
Hideyo Ishigaki
秀世 石垣
Shuji Suyama
修治 須山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NOF Corp filed Critical NOF Corp
Priority to JP24525797A priority Critical patent/JP4422218B2/ja
Publication of JPH1180272A publication Critical patent/JPH1180272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4422218B2 publication Critical patent/JP4422218B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymerization Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エチレンと酢酸ビニルとの共重合における重
合速度が速く、また得られたEVAをけん化することに
より、EVOHの熱安定性が良く、しかもその着色を抑
制できるEVOHの製造方法を提供する。 【解決手段】 エチレン−酢酸ビニル共重合体は、下記
一般式(1)で表されるペルオキシジカーボネートを重
合開始剤とし、その重合開始剤の存在下でエチレンと酢
酸ビニルとを共重合することにより得られる。エチレン
−酢酸ビニル共重合体けん化物は、上記のエチレン−酢
酸ビニル共重合体を、メタノール中で触媒の存在下にけ
ん化することにより得られる。 【化1】 (式中、Rは炭素数が6〜12の未置換シクロアルキル
基または炭素数が12〜16のアルキル基である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エチレン−酢酸
ビニル共重合体けん化物の製造方法に関するものであ
る。さらに詳しくは、エチレンと酢酸ビニルとを共重合
する際に、重合速度が速く、得られたエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(以下、必要によりEVAと略称する。)
をけん化することにより、加工時における熱安定性の良
いエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物(以下、必要
によりEVOHと略称する。)を得る方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】EVOHは、ガスバリヤー性、耐油性、
耐溶剤性等に優れ、熱成形可能な熱可塑性樹脂として知
られており、種々のフィルム、シート、容器等に使用さ
れている。
【0003】近年、EVOH使用量の増加に伴い、生産
性の向上が強く望まれている。また、EVOHは、熱安
定性が悪く、加工時の加熱により着色するという問題点
があり、従来から改善が求められていた。
【0004】生産性の向上については、けん化時にジア
ルキルスルホキシドを添加してけん化速度を向上する方
法が開示されている(特開平5−59116号公報)。
従来のEVOHの製造方法としては、重合開始剤として
2,2’−アゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物
またはビス−4−t−ブチルシクロヘキシルペルオキシ
ジカーボネート、過酸化ラウロイル等の有機過酸化物を
使用してエチレンと酢酸ビニルとを共重合し、更に得ら
れたEVAをけん化してEVOHとする方法である。
【0005】例えば、2個以上の重合槽を直列に配置し
て連続的に重合する方法において、各々の重合槽の温度
およびエチレンの圧力を特定の範囲内で階段的に変化さ
せながら2,2’−アゾビスイソブチロニトリルを重合
開始剤として使用して、エチレンと酢酸ビニルとを共重
合し、更に得られたEVAをけん化してEVOHを製造
する方法が開示されている(特開昭60−192705
号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−59116号公報に開示されている方法では、EV
OHの生産性向上に関し、EVAのけん化速度を向上す
る試みは行われているものの、エチレンと酢酸ビニルと
の共重合時における重合速度の向上については検討され
ていない。
【0007】また、特開昭60−192705号公報に
記載のEVOHの製造方法は、得られるEVOHの成形
性の改良をする試みであり、各々の重合開始剤の重合特
性に着目し、共重合時における重合速度を向上する試み
は行われていない。
【0008】さらに、従来知られている重合開始剤、例
えば2,2’−アゾビスイソブチロニトリルを使用し
て、エチレンと酢酸ビニルとを共重合して得られたEV
Aをけん化して得たEVOHは、熱安定性が悪く、加工
時における加熱により着色するという問題があった。
【0009】この発明は、以上のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、エチレンと酢酸ビニルとの共重合におけ
る重合速度が速く、また得られたEVAをけん化するこ
とにより、EVOHの熱安定性が良く、しかもその着色
を抑制できるEVOHの製造方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明のEVOHの製造方法は、下記一般式
(1)で表されるペルオキシジカーボネートを重合開始
剤とし、その重合開始剤の存在下でエチレンと酢酸ビニ
ルとを共重合し、得られた共重合体をけん化するもので
ある。
【0011】
【化2】 (式中、Rは炭素数が6〜12の未置換シクロアルキル
基または炭素数が12〜16のアルキル基である。) 第2の発明のEVOHの製造方法は、第1の発明におい
て、前記一般式(1)で表されるペルオキシジカーボネ
ートは、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネート、
ジシクロドデシルペルオキシジカーボネート、ジドデシ
ルペルオキシジカーボネート、ジテトラデシルペルオキ
シジカーボネートおよびジヘキサデシルペルオキシジカ
ーボネートからなる群より選ばれた少なくとも1種のペ
ルオキシドである。
【0012】第3の発明のEVOHの製造方法は、第1
または第2の発明において、前記エチレンと酢酸ビニル
との共重合をメタノール中で行うものである。第4の発
明のEVOHの製造方法は、第1〜第3のいずれかの発
明において、前記重合開始剤をメタノールに溶解し、そ
れをエチレンと酢酸ビニルに供給するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。EVOHは、下記一般式(1)で表
されるペルオキシジカーボネートを重合開始剤とし、そ
の重合開始剤の存在下でエチレンと酢酸ビニルとを共重
合し、得られた共重合体をけん化するものである。
【0014】
【化3】 (式中、Rは炭素数が6〜12の未置換シクロアルキル
基または炭素数が12〜16のアルキル基である。) この一般式(1)で表されるペルオキシジカーボネート
は、一般のペルオキシジカーボネート類が液体で、−1
0℃以下で保管しないと分解するのに対し、0℃でも分
解せず、0℃での保管が可能な固体で、取扱いが容易で
ある。シクロアルキル基の炭素数が6未満では、ペルオ
キシジカーボネートが固体とならず、0℃での保管がで
きない。シクロアルキル基の炭素数が12を越えると、
エチレンと酢酸ビニルとの共重合時に重合溶剤または酢
酸ビニルへの溶解が困難となる。さらに、シクロアルキ
ル基が置換基を有する場合、ペルオキシジカーボネート
が重合溶剤に溶解しにくいことから不適当である。ま
た、アルキル基の炭素数が12未満では、ペルオキシジ
カーボネートが固体とならず、0℃での保管ができな
い。アルキル基の炭素数が16を越えると、エチレンと
酢酸ビニルとの共重合時に重合溶剤または酢酸ビニルへ
の溶解が困難となる。
【0015】この重合開始剤としては、ジシクロヘキシ
ルペルオキシジカーボネート、ジシクロドデシルペルオ
キシジカーボネート、ジシクロオクチルペルオキシジカ
ーボネート、ジシクロデシルペルオキシジカーボネー
ト、ジドデシルペルオキシジカーボネート、ジテトラデ
シルペルオキシジカーボネートおよびジヘキサデシルペ
ルオキシジカーボネートから選ばれる少なくとも1種が
使用される。これらのうち、重合溶剤への溶解性の観点
から、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネートなど
が好適である。
【0016】上記一般式(1)で表されるペルオキシジ
カーボネートのうち、取扱い性、重合溶剤または酢酸ビ
ニルへの溶解性等を総合的に考慮すると、Rの炭素数が
8〜12の未置換シクロアルキル基が好ましい。
【0017】重合開始剤の添加量は、重合温度により異
なるが、一般に酢酸ビニルの仕込み量100重量部に対
して純品換算で0.001〜1重量部であり、好ましく
は、0.01〜0.1重量部である。0.001重量部
未満では、重合速度が遅くなる傾向があり、1重量部を
超えると重合速度の調節が困難になる。
【0018】エチレンと酢酸ビニルとを共重合する方法
は、エチレンと酢酸ビニルとの共重合時に生成した共重
合体の分離を防止し、重合溶剤中で均一に反応を行うた
め、溶液重合法が望ましい。重合溶剤としてはメタノー
ル、ターシャリーブタノールなどのアルコール類が使用
されるが、重合を円滑に進行させることができ、しかも
安価なメタノールが特に好ましい。
【0019】この場合、前記重合開始剤を、重合溶剤に
溶解して重合系内に添加することが望ましい。これは、
重合開始剤をメタノール等の重合溶剤に溶解し、それを
エチレンと酢酸ビニルに自動的に供給することができ、
重合開始剤の取扱いや重合操作を容易にすることができ
るからである。
【0020】一般に、重合温度は通常35〜80℃であ
り、好ましくは50〜70℃である。この重合温度が3
5℃未満ではエチレンと酢酸ビニルとの重合速度が低下
し、経済的に不利となり、80℃を越えるとエチレン−
酢酸ビニル共重合体の重合度が低下する。
【0021】ところで、EVOHは、エチレン含有量が
20〜50重量%の場合、ガスバリヤー性に特に優れて
いる。このようなガスバリヤー性に優れたEVOHを得
るために、エチレンの圧力は一般に20〜400kgf
/cm2 G(ゲージ圧)であり、好ましくは35〜10
0kgf/cm2 Gである。エチレンの圧力が20kg
f/cm2 G未満では、EVOHのエチレン含有量が2
0重量%より小さくなってしまい、エチレンの圧力が4
00kgf/cm2 Gを越えると、EVOHのエチレン
含有量が50重量%より大きくなってしまう。
【0022】また、重合操作は回分法または連続法のい
ずれも採用される。連続法の場合、複数の重合槽を直列
に連結し、連続して重合が行われるが、第2重合槽以降
の重合槽にも重合開始剤を添加するのが望ましい。これ
は、第2重合槽以降において、エチレンと酢酸ビニルと
の共重合の速度を維持でき、重合の効率を高めることが
できるためである。
【0023】上記のようにして得られたEVAは、これ
をメタノール中で、アルカリまたは酸を触媒として用
い、通常のけん化方法でけん化することにより、EVO
Hを製造することができる。このようにして得られたE
VOHは、加工時の熱安定性が高い。
【0024】アルカリ触媒としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、ナトリ
ウムメチラート、t−ブトキシカリウム等の、アルカリ
金属アルコラート、炭酸アルカリ金属塩、炭酸水素アル
カリ金属塩等が使用される。
【0025】また、酸触媒としては、硫酸、塩酸、燐
酸、有機酸等が使用される。これらのうち、取扱いの容
易さ、触媒コストなどから、水酸化ナトリウムが特に好
ましい。
【0026】EVAからEVOHの製造方法としては、
EVAを単離後メタノールに溶解してけん化する方法、
あるいは、単離せず、重合後EVAのメタノール溶液の
状態でけん化する方法のいずれでも良い。
【0027】実施形態のEVOHの製造方法によれば、
次のような効果が発揮される。 ・ 実施形態のEVOHの製造方法によれば、重合開始
剤として前記一般式(1)で表される特定のペルオキシ
ジカーボネートを使用することから、エチレンと酢酸ビ
ニルとの共重合における重合速度が速く、また得られた
EVAをけん化することにより、EVOHの熱安定性を
向上でき、しかも着色を抑制することができる。 ・ 実施形態のEVOHの製造方法によれば、エチレン
と酢酸ビニルとの共重合反応をメタノール中で均一に、
しかも円滑に進行させることができるとともに、工業的
に安価にエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物を製造
することができる。 ・ 実施形態のEVOHの製造方法によれば、重合開始
剤をメタノールに溶解し、それをエチレンと酢酸ビニル
に自動的に供給することができ、重合開始剤の取扱いや
重合操作を容易にすることができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例および比較例により、前記実施
形態を更に具体的に説明する。 (実施例1)撹拌器を備えた容量1リットルのオートク
レーブ内を充分窒素置換した後、酢酸ビニル350g、
この酢酸ビニルとは別にジシクロヘキシルペルオキシジ
カーボネート0.18gをメタノール50gに溶解した
メタノール溶液を入れ、エチレン圧力が45kgf/c
m2 Gになるようにオートクレーブ内をエチレンで加圧
しながら、60℃で3時間重合させた。重合終了後、重
合反応液中に溶存するエチレンを、圧力を常圧に減ずる
ことにより放散させ、ガスクロマトグラフにより残存す
る酢酸ビニルを定量したところ、酢酸ビニルの重合転化
率は69%であった。
【0029】また、得られた共重合体のエチレン含有量
は34モル%であった。重合反応溶液にメタノール蒸気
を吹き込んで未反応酢酸ビニルを除去した後、メタノー
ルで希釈して共重合体の10%のメタノール溶液を得
た。このメタノール溶液300gに3%の水酸化ナトリ
ウム−メタノール溶液60gを添加して、60℃で3時
間けん化反応を行った。
【0030】この反応溶液を水中に投じてポリマーを析
出させ、0.1%酢酸水溶液で充分洗浄後、さらに水で
充分洗浄してから、濾過をして、熱風乾燥機中窒素気流
下100℃で2時間乾燥し、純白のEVOHを得た。E
VOHのけん化度は99.5%であった。得られたEV
OHを粉砕後、シャーレに5g取り、150℃で24時
間加熱した。加熱後のEVOHについて、日本電色工業
(株)製色差計Z−1001−DPを用いて色差を測定
した。色差値は1.5であった。 (実施例2〜5ならびに比較例1および2)実施例1に
おいて、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネートの
代わりに下記に示した重合開始剤を使用した以外は、実
施例1に従って、重合およびけん化を行った。その結果
を表1に示した。
【0031】重合開始剤: 実施例2 ジシクロドデシルペルオキシジカーボネート 実施例3 ジドデシルペルオキシジカーボネート 実施例4 ジテトラデシルペルオキシジカーボネート 実施例5 ジヘキサデシルペルオキシジカーボネート 比較例1 ジイソプロピルペルオキシジカーボネート 比較例2 2, 2−アゾビスイソブチロニトリル (比較例3)実施例1と同じ装置を使用し重合開始剤と
してラウロイルペルオキシド0.30gを用い、重合温
度を70℃に変えた以外は、実施例1に従って、重合お
よびけん化を行った。その結果を表1に示した。
【0032】
【表1】 (実施例6〜10)実施例1において、ジシクロヘキシ
ルペルオキシジカーボネートを表2に示した使用量使用
した以外は、実施例1従って、重合およびけん化を行っ
た。その結果を表2に示した。
【0033】
【表2】 表1および表2に示したように、前記一般式(1)の重
合開始剤を用いた実施例1〜10においては、各比較例
に比べて重合速度が速い。つまり、同じ重合時間での重
合転化率が高い。また、エチレン−酢酸ビニル共重合体
をけん化することにより得られるEVOHは、加熱前に
着色がなく、加熱後の色差値が低く、耐熱性が良いこと
がわかる。
【0034】これに対して、一般式(1)の重合開始剤
以外の重合開始剤を用いた比較例1〜3では、重合速度
が遅く、得られるEVOHの加熱前に淡黄色に着色し、
加熱後の色差値が高く、耐熱性が悪い。 (実施例11)容量2リットル(第1重合槽)および容
量3リットル(第2重合槽)の攪拌装置付きの重合槽2
基を、直列に配置した重合装置において、以下に示す条
件でエチレンと酢酸ビニルの連続重合を行った。
【0035】第1重合槽:酢酸ビニル供給量 600g
/hr、メタノール100重量部に対してジシクロヘキシ
ルペルオキシジカーボネート0. 15重量部を溶解した
メタノール溶液の供給量 80g/hr、エチレンの圧力
45kgf/cm2 G、重合温度 60℃、平均滞留
時間 1. 0hr 第2重合槽:エチレンの圧力 45kgf/cm2 G、
重合温度 60℃、平均滞留時間1. 0hr そして、第1重合槽から流出する重合反応溶液は、全量
第2重合槽へ供給した。このとき、第2重合槽における
酢酸ビニルの重合転化率は72%であった。得られた重
合反応溶液を実施例1の方法に従って、けん化および加
熱後の色差を測定した。けん化により得られたEVOH
は純白であり、けん化度は99. 6%であった。加熱後
のEVOHの色差値は1. 6であった。
【0036】なお、前記実施形態より把握される技術的
思想について以下に記載する。 ・ 前記一般式(1)中のRは、炭素数が8〜12の未
置換シクロアルキル基である請求項1〜4のいずれかに
記載のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方
法。
【0037】このように構成した場合、ペルオキシジカ
ーボネートの取扱い性、重合溶剤または酢酸ビニルへの
溶解性等を向上させることができる。 ・ 前記エチレンと酢酸ビニルとの共重合を、複数の重
合槽を直列に連結し、各重合槽に重合開始剤を添加して
連続して行う請求項1〜4のいずれかに記載のエチレン
−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法。
【0038】このように構成した場合、各重合槽におい
て、エチレンと酢酸ビニルとの共重合の速度を維持で
き、重合の効率を高めることができる。 ・ 前記けん化は、メタノール中において、アルカリま
たは酸を触媒とし、けん化するものである請求項1〜4
のいずれかに記載のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん
化物の製造方法。
【0039】このように構成した場合、得られたEVO
Hの加工時における熱安定性を高めることができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。第1の発明のエチレン−
酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法によれば、エチ
レンと酢酸ビニルとの共重合における重合速度が速く、
また得られたEVAをけん化することにより、EVOH
の熱安定性を向上でき、しかも着色を抑制することがで
きる。
【0041】第2の発明のエチレン−酢酸ビニル共重合
体けん化物の製造方法によれば、第1の発明の効果をよ
り確実に発揮することができる。第3の発明のエチレン
−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法によれば、第
1または第2の発明の効果に加え、エチレンと酢酸ビニ
ルとの共重合反応をメタノール中で均一に、しかも円滑
に進行させることができるとともに、工業的に安価にエ
チレン−酢酸ビニル共重合体けん化物を製造することが
できる。
【0042】第4の発明のエチレン−酢酸ビニル共重合
体けん化物の製造方法によれば、第1〜第3のいずれか
の発明の効果に加え、重合開始剤をメタノールに溶解
し、それをエチレンと酢酸ビニルに自動的に供給するこ
とができ、重合開始剤の取扱いや重合操作を容易にする
ことができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるペルオキシ
    ジカーボネートを重合開始剤とし、その重合開始剤の存
    在下でエチレンと酢酸ビニルとを共重合し、得られた共
    重合体をけん化するエチレン−酢酸ビニル共重合体けん
    化物の製造方法。 【化1】 (式中、Rは炭素数が6〜12の未置換シクロアルキル
    基または炭素数が12〜16のアルキル基である。)
  2. 【請求項2】 前記一般式(1)で表されるペルオキシ
    ジカーボネートは、ジシクロヘキシルペルオキシジカー
    ボネート、ジシクロドデシルペルオキシジカーボネー
    ト、ジシクロオクチルペルオキシジカーボネート、ジシ
    クロデシルペルオキシジカーボネート、ジドデシルペル
    オキシジカーボネート、ジテトラデシルペルオキシジカ
    ーボネートおよびジヘキサデシルペルオキシジカーボネ
    ートからなる群より選ばれた少なくとも1種のペルオキ
    シドである請求項1に記載のエチレン−酢酸ビニル共重
    合体けん化物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記エチレンと酢酸ビニルとの共重合を
    メタノール中で行う請求項1または請求項2に記載のエ
    チレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記重合開始剤をメタノールに溶解し、
    それをエチレンと酢酸ビニルに供給する請求項1〜請求
    項3のいずれかに記載のエチレン−酢酸ビニル共重合体
    けん化物の製造方法。
JP24525797A 1997-09-10 1997-09-10 エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法 Expired - Lifetime JP4422218B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24525797A JP4422218B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24525797A JP4422218B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007113373A Division JP4722879B2 (ja) 2007-04-23 2007-04-23 エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物およびその加工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1180272A true JPH1180272A (ja) 1999-03-26
JP4422218B2 JP4422218B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=17130999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24525797A Expired - Lifetime JP4422218B2 (ja) 1997-09-10 1997-09-10 エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4422218B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5420805B1 (ja) * 2013-08-07 2014-02-19 株式会社クラレ ポリビニルアセタールおよびそれを含有する合わせガラス用中間膜
JP5420804B1 (ja) * 2013-08-07 2014-02-19 株式会社クラレ ポリビニルアセタールを含有するフィルム
JP5420806B1 (ja) * 2013-08-07 2014-02-19 株式会社クラレ ポリビニルアセタール及びそれを含有する合わせガラス用中間膜
JP5420808B1 (ja) * 2013-08-07 2014-02-19 株式会社クラレ ポリビニルアセタールを含有するフィルム
CN114230700A (zh) * 2022-01-07 2022-03-25 云南正邦科技有限公司 一种中低压溶液聚合制备高乙烯含量eva共聚物的方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4722879B2 (ja) * 2007-04-23 2011-07-13 日油株式会社 エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物およびその加工方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5420805B1 (ja) * 2013-08-07 2014-02-19 株式会社クラレ ポリビニルアセタールおよびそれを含有する合わせガラス用中間膜
JP5420804B1 (ja) * 2013-08-07 2014-02-19 株式会社クラレ ポリビニルアセタールを含有するフィルム
JP5420806B1 (ja) * 2013-08-07 2014-02-19 株式会社クラレ ポリビニルアセタール及びそれを含有する合わせガラス用中間膜
JP5420808B1 (ja) * 2013-08-07 2014-02-19 株式会社クラレ ポリビニルアセタールを含有するフィルム
WO2015019445A1 (ja) * 2013-08-07 2015-02-12 株式会社クラレ ポリビニルアセタールを含有するフィルム
WO2015019452A1 (ja) * 2013-08-07 2015-02-12 株式会社クラレ ポリビニルアセタールを含有するフィルム
WO2015019438A1 (ja) * 2013-08-07 2015-02-12 株式会社クラレ ポリビニルアセタール及びそれを含有する合わせガラス用中間膜
WO2015019441A1 (ja) * 2013-08-07 2015-02-12 株式会社クラレ ポリビニルアセタールおよびそれを含有する合わせガラス用中間膜
CN114230700A (zh) * 2022-01-07 2022-03-25 云南正邦科技有限公司 一种中低压溶液聚合制备高乙烯含量eva共聚物的方法
CN114230700B (zh) * 2022-01-07 2022-10-04 云南正邦科技有限公司 一种中低压溶液聚合制备高乙烯含量eva共聚物的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4422218B2 (ja) 2010-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10766983B2 (en) PVOH dispersant for VCM polymerization
JP3799136B2 (ja) 分散安定剤
GB2052531A (en) Suspension polymerization of vinyl chloride
US5352750A (en) Process for producing ethylene-vinyl ester copolymers, ethylene-vinyl alcohol copolymers, and process for producing shaped articles therefrom
US8524831B2 (en) Polyvinyl alcohol polymer and method for producing the same
CN101506255A (zh) 乙烯基化合物的悬浮聚合用分散稳定剂
JPH0827228A (ja) ビニル芳香族単量体/アリル系アルコール共重合体の製造方法
JP4422218B2 (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物の製造方法
JP2024121814A (ja) エチレン-ビニルエステル系共重合体の製造方法およびエチレン-ビニルアルコール系共重合体
AU723766B2 (en) Process for the aqueous suspension polymerization of vinyl chloride with the use of dialkyl peroxydicarbonates in solution and process for the manufacture of a solution of dialkyl peroxydicarbonate
JP4722879B2 (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物およびその加工方法
JP6203038B2 (ja) 成形品及びその製造方法
JP4985902B2 (ja) 酢酸ビニル系重合体及びそのケン化物の製造法
JP4520544B2 (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体の製造法
JP2024138893A (ja) ポリビニルアルコール系樹脂、およびその製造方法、ならびにポリビニルエステル系重合体、およびその製造方法
WO2002050137A1 (en) Method and apparatus for producing ethylene-vinyl acetate copolymer saponification product
JPH0559116A (ja) エチレン−ビニルアルコール共重合体の製造方法
JP3743696B2 (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の製造法
JP5829086B2 (ja) ポリビニルアセタールの製造方法及びポリビニルアセタール
JP2611815B2 (ja) 低分子量エチレン−ビニルエステル共重合体けん化物の製造方法
JP6161531B2 (ja) 成形品及びその製造方法
JPH11116637A (ja) エチレン−酢酸ビニル共重合体の重合法
KR20250050323A (ko) 에틸렌 비닐알코올 공중합체의 제조 방법 및 제조 시스템
KR20240064290A (ko) 에틸렌-비닐알코올 공중합체의 제조방법
JP4341937B2 (ja) 酢酸ビニル系重合体の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060811

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term