JPH1181202A - 枕 木 - Google Patents

枕 木

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JPH1181202A
JPH1181202A JP23573197A JP23573197A JPH1181202A JP H1181202 A JPH1181202 A JP H1181202A JP 23573197 A JP23573197 A JP 23573197A JP 23573197 A JP23573197 A JP 23573197A JP H1181202 A JPH1181202 A JP H1181202A
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JP
Japan
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film
metal
sleeper
crosstie
plastic material
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JP23573197A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Hayashi
和久 林
Kunimitsu Shimizu
国光 清水
Iwao Tanaka
巌 田中
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】枕木/軌道間の絶縁性を良好に確保でき、鉄道
の安全かつ正確な運行を維持させ得る金属製枕木を提供
せんとすることである。 【解決手段】金属製本体にプラスチック材料が積層され
てなることを特徴とする金属製枕木である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属製の枕木に関する。
【0002】さらに詳しくは、紫外線・温度湿度の変化
・過度の応力の集中等により絶縁物が破損した場合にも
金属製の枕木と軌道間の絶縁性を確保できるとともに、
耐食性に優れた金属製枕木に関するものである。
【0003】
【従来の技術】金属製枕木と軌道間には絶縁性が要求さ
れるが、この絶縁性を確保するために、ブタジエン−ス
チレンゴムを金属製枕木と軌道の間に接着剤を介して貼
付して用いるという方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成においては、ブタジエン−スチレンゴムの劣化あるい
は過度の応力の集中により、ブタジエン−スチレンゴム
が破損したとき、枕木/軌道間の絶縁性が損なわれると
いった欠陥を有している。
【0005】本発明の目的は、このような欠陥のないも
の、すなわち、ブタジエン−スチレンゴムが破損した状
況においても、枕木/軌道間の絶縁性を確保でき、鉄道
の安全かつ正確な運行を維持させ得る金属製枕木を提供
せんとするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】かかる目的を達成する本発明の
金属製枕木は、プラスチック材料が積層されてなること
を特徴とする金属製枕木である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面等に基づいて、本発明
の金属製枕木について説明する。
【0008】本発明の金属製枕木は、金属枕木本体部に
プラスチック材料が積層されて該枕木が形成されてなる
ものである。図1は、本発明のプラスティック材料を積
層した金属製枕木の上にレールを固定した状態の概略を
説明する1例断面図である。
【0009】なお、金属製枕木およびレールの形状や固
定手法は、図示のものに限られるものでない。
【0010】図1において、1はレール、2はボルト、
3は押さえ板、4は絶縁体、5はブロック、6は絶縁体
(ブタジエン−スチレンゴムシート)、7はプラスティ
ック材料、8は枕木(金属本体部)である。
【0011】本発明においてプラスティック材料の形態
としては特に限定されないが、積層のしやすさの点か
ら、プラスチックフィルムを用いるのが最も実際的であ
る。該プラスチックフィルムとしては、単体あるいは複
合体を問わず適宜のプラスティックフィルムを用いるこ
とができる。代表的なものとしては、ポリオレフィンフ
ィルム、ポリスチレンフィルム、ポリエステルフィル
ム、ポリカーボネイトフィルム、トリアセチルセルロー
スフィルム、セロファンフィルム、ポリアミドフィル
ム、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンスルフィドフ
ィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリスルホン
フィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、ポリ塩化ビ
ニルフィルム、ポリ酢酸ビニルフィルム、ポリエーテル
エーテルケトンフィルム等の単体あるいは複合体を用い
ることができる。
【0012】コーティング層の接着性が良好なことから
プラスティックフィルムは、中でも単体、複合体あるい
は延伸、未延伸を問わずポリエステルフィルム、ポリオ
レフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルムあるいはフ
ッ素樹脂フィルム等が好ましく、特に適応温度領域の広
さおよび機械特性の面からフッ素系樹脂フィルムあるい
はポリエステルフィルムが好ましい。
【0013】該フィルムは、機械特性として衝撃強さお
よび弾性率に優れていることは重要であり、衝撃強さは
150kg・cm/mm以上、弾性率は25kg/mm
2 以上であることが好ましく、さらに好ましくは衝撃強
さが250kg・cm/mm以上、弾性率は50kg/
mm2 以上であることである。
【0014】また、耐候特性としては、ASTM−G5
3−88に基づき、サイクル条件がUV照射(60℃)
4時間/凝縮(50℃)4時間で合計1000時間照射
した時点での衝撃強さおよび弾性率が初期値の50%以
上を保持していることが好ましく、より好ましくは70
%以上保持し得るものであることである。さらに、良好
な絶縁性を確保するためには体積固有抵抗値が1014
Ω・cm以上、好ましくは1016 Ω・cm以上である
ものである。
【0015】本発明におけるフッ素樹脂フィルムの材質
は特に限定されるものでなく、各種のものを用いること
ができる。例えば、代表的なものとして、テトラフルオ
ロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、ヘ
キサフルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレ
ン、ビニリデンフルオライド、トリフルオロエチレン、
ビニルフロオライド、フッ化ビニリデン、フッ化ビニリ
デン等の単独重合体あるいは、これらから選ばれる少な
くとも2種類以上の共重合体あるいはエチレンとこれら
の共重合体からなる単体、複合体あるいは延伸、未延伸
のフィルム等を代表的なものとして用いることができ
る。しかし、機械的特性、製膜性、加工適性の点から、
本発明者らの知見によれば、テトラフルオロエチレン−
ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエ
チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
体、あるいはエチレン−テトラフルオロエチレン共重合
体を用いることが好ましく、中でも、エチレン−テトラ
フルオロエチレン共重合体を主成分としたものは特に好
ましい。更に、フッ素樹脂フィルムは未延伸、一軸延
伸、二軸延伸のいずれでも用い得るが、機械的強度が特
に必要とされる場合には延伸フィルムが好ましい。
【0016】また、フッ素樹脂フィルムには必要に応じ
て、本発明の効果を損なわない量の添加剤、例えば、耐
熱安定剤、耐酸化安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、
顔料、染料、無機または有機の微粒子、分散剤、カップ
リング剤、充填剤等を配合してもよい。
【0017】本発明においてポリエステルフィルムの材
質は、特に限定されるものではないが、具体的には例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、ビスーα,β(2ークロルフェノキシ)エタンー
4,4’ージカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の
2官能カルボン酸の少なくとも1種と、エチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコ
ール等のグリコールの少なくとも1種とを重縮合して得
られるポリエステルフィルム等を用いることができる。
また、該ポリエステルフィルムには本発明の効果を損な
わない範囲内で他種ポリマをブレンドしたり、共重合し
てもよく、さらに、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、顔
料、紫外線吸収剤などが含まれていてもよい。ポリエス
テルの固有粘度(25℃オルトクロルフェノール中で測
定)は、好ましくは0.4〜2.0であり、より好まし
くは0.5〜1.0の範囲のものである。また、ポリエ
ステルフィルムはフィルム内部に微細な気泡を含有させ
て絶縁性を高めたもの等を用いることもできる。この微
細な気泡の形成は、フィルム母材、例えばポリエステル
中に、非相溶ポリマ、例えばポリ−3−メチルブテン−
1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリプロピレン、
ポリビニル−t−ブタン、1,4−トランス−ポリ−
2,3−ジメチルブタジエン、セルローストリアセテー
ト、セルローストリプロピオネート、ポリクロロトリフ
ルオロエチレン等を細かく分散させ、それを1軸または
2軸に延伸することなどにより形成することができ、延
伸に際して、非相溶ポリマ粒子の周りにボイド(気泡)
が形成されるものである。また、微細気泡を有するもの
は、該微細気泡のため比重が小さくなり、より高いクッ
ション性も有し、列車が線路を通過するときの耐衝撃性
を和らげることができる。さらに、ポリエステルフィル
ム中に炭酸カルシウム、非晶質ゼオライト粒子、アナタ
ーゼ型の二酸化チタン、リン酸カルシウム、シリカ、カ
オリン、タルク、クレーなどの微粒子を併用したものを
用いてもよい。また、このような微粒子以外にもポリエ
ステル重合反応系で触媒残渣とリン化合物との反応によ
り析出した微粒子を併用することもできる。
【0018】なお、上記したようなポリエステルフィル
ムは、金属枕木本体と線路とのわずかな隙間から入射す
る紫外線により端部より徐々に劣化することがある。そ
のため、これらプラスティックフィルムに紫外線吸収剤
および/あるいは紫外線安定剤を添加することにより、
耐候性を向上させ、長期間にわたり線路と金属枕木との
良好な絶縁性を保つことができる。一方、フッ素樹脂フ
ィルムにはそれ自身に耐候性が高いため紫外線吸収剤を
添加する必要性は小さい。ここで、フィルム中に含有さ
れる紫外線吸収剤は300から400nmの紫外線を吸
収すればよく、その種類は限定されない。代表的なもの
として、フェニル・サルシレート、P−第3ブチルフェ
ニル・サルシレート等のサルチル酸誘導体、ジヒドロキ
シ・ベンゾフェノン、ジヒドロキシ・ジメトキシ・ベン
ゾフェノン等のベンゾフェノン系のもの、2−(2’−
ヒドロキシ−S’−メチル−フェニル)ベンゾトリアゾ
ール等のベンゾトリアゾール系のもの、蓚酸アニリド誘
導体、レゾルシノール・モノベンゾエート等のベンゾエ
ート系のもの、0−ベンゾイル安息香酸メチルあるいは
エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニル・アクリレー
ト等のジフェニルアクリレート、あるいはこれらの混合
物を用いることができる。
【0019】また、これらの紫外線吸収剤とヒンダード
アミン、ヒンダードアミノエステル、安息香酸誘導体、
あるいはニッケル化合物などの耐光安定剤を必要に応じ
て併用してもよい。該紫外線吸収剤添加量は特に限定さ
れないが、通常は基材フィルム当たり0.1〜40%と
するのがよく、より好ましくは2〜20%である。
【0020】本発明において、プラスティックフィルム
の厚みは特に限定されないが、厚くなるほど耐衝撃強度
は高くなるため、破損したブタジエン−スチレンゴム等
の突き差しによる絶縁破壊がなくなり好適である。通常
は50μm以上、好ましくは100μm以上のものを用
いるのが良いものである。
【0021】複合フィルムを使用する場合、その層数あ
るいは複合方法は特に限定されないが、複合押出法、基
材フィルム上への押出ラミネート法あるいは種々の接着
剤を用いたラミネート法などにより、さらに延伸が必要
な場合には延伸の前後を問わず複合されたものなどを用
いることができる。
【0022】更に、本発明では、プラスティックフィル
ム表面に接着層を形成して使用する場合、表面処理や下
塗り処理を施すことによって塗布性が良化するのみなら
ず、接着層の密着性、耐水性、耐溶剤性等が改良される
のでより好ましく利用できる。該表面処理としては、例
えばコロナ放電処理(空気中、窒素中、炭酸ガス中、希
ガス中等)やプラズマ(グロー放電)処理(高圧、低
圧)、高周波スパッタエッチング処理等を行い、さら
に、フィルム表面に高エネルギー粒子を衝突させる処理
等を行うことができる。一方、薬液処理には、金属ナト
リウムのアンモニア溶液や、ナトリウム・ナフタリン錯
体のテトラヒドロフラン溶液にプラスティックフィルム
を浸漬する等のアルカリ溶液処理等を施して用いること
ができる。また、下塗り処理としては酸素および/また
は窒素を含む原子団を有する有機化合物からなる易接着
剤を塗布してもよい。酸素および/または窒素を含む原
子団としては、アミノ基、イミノ基、カルボキシル基、
水酸基、カルボニル基、エーテル基、エポキシ基、イソ
シアネート基、アミド基、ウレタン基、エステル基、尿
素基、シアノ基等を使用できる。このような原子団を有
する有機化合物としては、ポリエステル、ポリアミド、
ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ(メタ)
アクリル酸エステル、ポリイミド、ポリウレタン、ポリ
カーボネイト、ポリスチレン、ポリメチルペンテン、ポ
リオレフィン、ハロゲン化ポリオレフィン、アルキド樹
脂、ポリアミドイミド、ポリビニールアルコール、ケイ
酸樹脂などがあるが、中でもポリエステル、ポリウレタ
ン、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリビニルアル
コールを用いたものが接着層の密着性の点でより好まし
い。なお、表面処理の場合、処理強度は特に限定され
ず、用途に応じて適切に所望の値とすることができる
が、処理強度の目安としては、JIS−K6768に基
づいて測定したフィルムの濡れ指数を40dyne/cm以
上、好ましくは45dyne/cm以上とするのがよい。
【0023】本発明の金属製枕木を構成するに際して、
接着層に使用される接着剤、粘着剤および熱接着性樹脂
は特に制限されるものではなく、接着剤および粘着剤と
して従来からあるアクリル系樹脂、フッ素系樹脂、天然
もしくは合成ゴム系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、シリコーン系樹脂等が好ましく用いることが
できる。また、熱接着性樹脂としてはエチレン−エチレ
ンテレフタレート樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ETFEの
低融点樹脂等があり、特にポリエステル系樹脂、アクリ
ル系樹脂およびETFEの低融点樹脂が好ましい。例え
ば、ETFE樹脂は主成分である4フッ化エチレンおよ
びエチレンの共重合比率や分子量の変更、さらには第3
成分として添加されるフッ化ビニルモノマー、例えばフ
ッ素化αモノオレフィン、フッ素化ビニルエーテル、ハ
イドロフルオロカーボンフッ素化ビニルエーテル、炭化
水素フッ素化ビニルーテル等の種類、添加量およびこれ
らの組み合わせ等により得られる。
【0024】上記接着層の厚さは、特に制限されるもの
ではないが、0.5〜500μmが好ましく、さらに好
ましくは5〜300μm、より好ましくは10〜100
μmである。
【0025】本発明に用いられるプラスティックフィル
ムは被覆層を有するものでもよく、該被覆層を設ける方
法は、例えば、製膜工程内で製膜したプラスティックフ
ィルムにあらかじめ所定量に調整された溶液を塗布し乾
燥する方法、あるいはプラスティックフィルムを巻き取
りその後、塗布し乾燥する方法等が使用できる。塗布方
法は特に限定されないが、グラビアコート、リバースコ
ート、キッスコート、ダイコート、メタリングバーコー
ト、スプレーコート等の方法を用いてコーティングした
後60〜150℃で1秒〜60分程度乾燥させる。ま
た、被覆層を別途製膜しておき、後からラミネートして
もよいが、加工工程が複雑な点から直接基材フィルム上
に積層するのが好ましい。このようにして得られたフィ
ルムを金属製枕木上に貼り付けて使用する。
【0026】本発明において、金属製枕木に使用されて
いる金属は特に制限されるものではないが、コスト、剛
性、重量の点から鉄が実用的で好ましい。但し、一方で
は、使用環境等に応じて、アルミニウム等の他の金属で
あってもよい。
【0027】本発明における枕木の構成は、導電性を有
する素材を枕木本体に使用した場合に、線路と枕木との
通電を防止するため非常に効果的である。また、防錆あ
るいは絶縁性を確保するために塗料を塗布した金属製の
枕木であっても同様の効果が得られる。
【0028】本発明における金属製枕木の製造する方法
としては、金属板にプラスティックフィルムを貼設後、
成型する方法、成型された枕木上にプラスティックフィ
ルムを貼設する方法等があるが、いずれでもよく特に限
定されない。貼設する方法にも枕木全体をプラスティッ
クフィルムで覆ってしまう方法と、絶縁板が接触する部
分より若干大きく覆う方法とがあるが、コスト、製造の
簡便性の点から後者が好ましい。
【0029】また、すでに設置してある鉄枕木に貼設す
る場合には、線路をいったん外し、接続部に付着してい
る錆等を落とし、上述の接着剤等により接着させた後、
線路を固定することもできる。この場合、作業周辺の環
境を考慮し水系の塗剤を使用することが好ましい。
【0030】
【測定及び評価方法】下記の本発明で記載した特性は、
東レ株式会社滋賀事業場の鉄道引込み線を2年間使用し
て、各実施例および各比較例において各5本の枕木を設
置し実用評価したものである。
【0031】(1)物性:実使用テストを実施する前の
サンプルを測定した。測定項目は衝撃強さおよび弾性率
であり、それぞれJIS−K7111、JIS−K71
27に基づき測定した。
【0032】(2)外観:2年間の実使用テスト中、1
年毎に線路を外し、フィルム表面を観察した。
【0033】○:1カ所でも亀裂が入っている枕木が1
本もなかった。
【0034】△:1カ所でも亀裂が入っている枕木が1
本以上あった。
【0035】×:2カ所とも亀裂が入っている枕木が1
本でもあった。
【0036】(3)絶縁性:2年間の実使用テスト中、
1年毎に線路/枕木間の電気抵抗を測定した。
【0037】○:1カ所でも絶縁性が破壊されている枕
木が1本もなかった。
【0038】△:1カ所でも絶縁性が破壊されている枕
木が1本以上あった。
【0039】×:2カ所とも絶縁性が破壊されている枕
木が1本でもあった。
【0040】(4)誤作動:2年間k実使用中における
信号、踏切等の誤動作を測定した。0 ○:誤動作を起こした原因となった枕木が1本もなかっ
た。
【0041】×:誤動作を起こした原因となった枕木が
1本でもあった。
【0042】
【実施例】本発明を以下の実施例、比較例を用いて説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0043】実施例1 厚さ100μmのエチレンーテトラフルオロエチレン共
重合体樹脂フィルム(東レ(株)製)の塗設面をコロナ
放電処理し、該面にトルエンを希釈溶媒とし、これにシ
リコーン粘着剤として“トレファームSD4570”
(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)100
重量部と硬化剤“SRX212”1重量部を混合した塗
剤をメタリングバーにて塗布し、塗布層を100℃で1
分間乾燥させ、厚み5μmの被覆層を設けた。得られた
フィルムを鉄製枕木に貼設した。
【0044】この鉄製枕木上にブタジエン−スチレンゴ
ムシート(厚み:6mm)を挟んで線路を固定した。実
用評価結果は表1の通りであり、良好なものであった。
【0045】実施例2 厚さ150μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(東レ(株)製)の塗設面をコロナ放電処理し、該面に
トルエンを希釈溶媒とし、これにシリコーン粘着剤とし
て“トレファームSD4570”(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン(株)製)100重量部と硬化剤“SR
X212”1重量部を混合した塗剤をメタリングバーに
て塗布し、塗布層を100℃で1分間乾燥させ、厚み5
μmの被覆層を設けた。得られたフィルムを鉄製枕木に
貼設した。この鉄製枕木上にブタジエン−スチレンゴム
シート(厚み:6mm)を挟んで線路を固定した。実用
評価結果は表1の通りであり、良好なものであった。
【0046】実施例3 厚さ200μmのエチレンーテトラフルオロエチレン共
重合体樹脂フィルム(東レ(株)製)の塗設面をコロナ
放電処理し、該面にトルエンを希釈溶媒とし、これにシ
リコーン粘着剤として“トレファームSD4570”
(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)100
重量部と硬化剤“SRX212”1重量部を混合した塗
剤をメタリングバーにて塗布し、塗布層を100℃で1
分間乾燥させ、厚み5μmの被覆層を設けた。得られた
フィルムを鉄製枕木製)に貼設した。この鉄製枕木上に
は、ブタジエン−スチレンゴムシートを使用せず、直接
線路を固定した。実用評価結果は表1の通りであり、良
好なものであった。
【0047】実施例4 厚さ250μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
(東レ(株)製)の塗設面をコロナ放電処理し、該面に
トルエンを希釈溶媒とし、これにシリコーン粘着剤とし
て“トレファームSD4570”(東レ・ダウコーニン
グ・シリコーン(株)製)100重量部と硬化剤“SR
X212”1重量部を混合した塗剤をメタリングバーに
て塗布し、塗布層を100℃で1分間乾燥させ、厚み5
μmの被覆層を設けた。得られたフィルムを鉄製枕木に
貼設した。この鉄製枕木上にはブタジエン−スチレンゴ
ムシートは使用せず、直接線路を固定した。実用評価結
果は表1の通りであり、良好なものであった。
【0048】比較例1 プラスティックフィルムを積層していない鉄製枕木上に
ブタジエン−スチレンゴムシート(6mm)を設置し、そ
の上に線路を設置した。実用評価結果は表1の通りであ
る。
【0049】比較例2 プラスティックフィルムを積層していない鉄製枕木上に
ブタジエン−スチレンゴムシート(12mm)を設置
し、その上に線路を設置した。実用評価結果は表1の通
りである。
【0050】実施例5 厚さ150μmの硬質ポリ塩化ビニルフィルムの塗設面
をコロナ放電処理し、該面にトルエンを希釈溶媒とし、
これにシリコーン粘着剤として“トレファームSD45
70”(東レ・ダウコーニングシリコーン(株)製)1
00重量部と硬化剤“SRX212”1重量部を混合し
た塗剤をメタリングバーにて塗布し、塗布層を100℃
で1分間乾燥させ、厚み5μmの被覆層を設けた。得ら
れたフィルムを鉄製枕木に貼設した。この鉄製枕木上に
ブタジエン−スチレンゴムシート(厚み:6mm)を挟
んで線路を固定した。実用評価結果は表1の通りであ
る。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】従来、金属製枕木上に貼設された、絶縁
板として用いられるブタジエン−スチレンゴム板は、過
酷な条件下で使用されるため、四季の気候の変化および
金属枕木が蓄える潜熱により破損しやすく、線路と金属
枕木との間の絶縁性が得られず信号、踏切等の誤作動を
引き起こすことがあるという問題があったが、本発明に
よれば、このような問題が解決される。
【0053】特に、耐候性、耐衝撃性、絶縁性に優れた
プラスティックフィルムを金属製枕木に貼設したもの使
用することにより、ブタジエン−スチレン板の使用ある
いは不使用に関わらず、長期にわたり信号、踏切等の誤
作動を防止でき、安全な列車の運行を可能にする。ま
た、本発明による金属性枕木は軽量化が可能であり、作
業性の向上、輸送コストの削減ができる。さらに、本金
属製枕木をトンネル内あるいは地下鉄等の軌道に利用す
ることにより、トンネルの高さが従来のコンクリート
製、木製枕木より低くすることができ、建築費を大きく
節約することもできる。
【0054】また、フィルムに接着あるいは粘着層を設
けたフィルムを使用すれば、既設の金属製枕木に貼設し
て本発明の枕木を構成することもできる、また、水系の
接着剤を利用することにより、同様の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のプラスティック材料を積層し
た金属製枕木の上にレールを固定した状態の概略を説明
する1例断面図である。
【符号の説明】
1:レール 2:ボルト 3:押さえ板 4:絶縁体 5:ブロック 6:絶縁体(ブタジエン−スチレンゴムシート) 7:プラスティック材料 8:枕木

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製本体にプラスチック材料が積層され
    てなることを特徴とする金属製枕木。
  2. 【請求項2】プラスチック材料が、プラスチックフィル
    ムであることを特徴とする請求項1記載の金属製枕木。
  3. 【請求項3】プラスチック材料の衝撃強さが、150k
    g・cm/mm以上、弾性率が25kg/mm2 以上で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の金属製枕
    木。
  4. 【請求項4】プラスチックフィルムが、フッ素樹脂フィ
    ルムまたはポリエステルフィルムであることを特徴とす
    る請求項2または3記載の金属製枕木。
  5. 【請求項5】フッ素樹脂フィルムが、テトラフルオロエ
    チレン、パーフルオロアルキルビニルエ−テル、ヘキサ
    フルオロプロピレン、クロロトリフルオロエチレン、ビ
    ニリデンフルオライド、トリフルオロエチレン、ビニル
    フロオライド、フッ化ビニリデン、またはフッ化ビニリ
    デン等のフッ素モノマーの単独重合体、またはこれらの
    中から選ばれる少なくとも2種類以上の共重合体、また
    はエチレンとこれらの共重合体であることを特徴とする
    請求項4記載の金属製枕木
  6. 【請求項6】フッ素樹脂フィルムが、エチレン−テトラ
    フルオロエチレン共重合フィルムであることを特徴とす
    る請求項4記載の金属製枕木。
  7. 【請求項7】ポリエステルフィルムが、紫外線吸収剤を
    含んでなるものであることを特徴とする請求項4記載の
    金属製枕木。
  8. 【請求項8】枕木の金属部分が、導電性金属よりなるも
    のであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6または7記載の金属製枕木。
  9. 【請求項9】導電性金属が鉄成分を含有しているもので
    あることを特徴とする請求項8記載の金属製枕木。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010203178A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Japan Railway Construction Transport & Technology Agency スラブ軌道構造及びその築造方法
JP2015021317A (ja) * 2013-07-22 2015-02-02 信号器材株式会社 接着絶縁レール用レール形

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