JPH1181735A - 制振ユニット及び制振ダンパー - Google Patents

制振ユニット及び制振ダンパー

Info

Publication number
JPH1181735A
JPH1181735A JP24916097A JP24916097A JPH1181735A JP H1181735 A JPH1181735 A JP H1181735A JP 24916097 A JP24916097 A JP 24916097A JP 24916097 A JP24916097 A JP 24916097A JP H1181735 A JPH1181735 A JP H1181735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting member
wire
horizontal frame
building
vibration damper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24916097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3589553B2 (ja
Inventor
Tatsuji Ishimaru
辰治 石丸
Takahiro Shintani
隆弘 新谷
Masaharu Kubota
雅春 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tobishima Corp
Original Assignee
Tobishima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tobishima Corp filed Critical Tobishima Corp
Priority to JP24916097A priority Critical patent/JP3589553B2/ja
Publication of JPH1181735A publication Critical patent/JPH1181735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3589553B2 publication Critical patent/JP3589553B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工が簡単で設置スペースを取らずに、建物
を制振構造にできる制振ユニットを得る。 【解決手段】 横フレーム62と縦フレーム64とで構
成された枠体60が、建物12の壁内へ取付可能となっ
ているため、施工が簡単で、且つ設置スペースを取らな
い。枠体60内には、第1ブレース68と第2ブレース
72とでトグル機構が構成されており、建物12骨組み
の変形に追従して上方の横フレーム62と下方の横フレ
ーム62が、小さく水平方向へ相対変形しても、連結部
材74は大きく円弧運動し、大きな変形に増幅する。こ
の増幅された変位をダンパー34によって減衰し、枠体
60を介して建物12の振動を小さな力で制振する。こ
れによって、建物12の応答加速度や応答変位が低減さ
れるので、建物12内に収容された家具等の転倒を防ぐ
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的小規模の建
物及び床免震として床の揺れを抑える制振ユニット及び
制振ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】戸建て住宅のように比較的軽い建物で、
しかも、固有周期の長い建物(揺れ易く、大きな変形量
を伴うような建物)では、地震対策として、高層ビルの
ような重量物を対象とした免震構造をそのまま用いるこ
とはできない。また、高層ビルで用いられているよう
に、最上階に制震装置を設置するTMD制震構造もそぐ
わない。
【0003】そこで、通常の戸建て住宅の場合は、筋交
い等の数を増やして、建物の構造強度と剛性を建物の慣
性力より大きくすることで、地震による倒壊を防止して
いる。
【0004】しかし、この方法では、建物の応答加速度
や応答変位を低減することができず、建物内に収容され
た家具等の転倒を防ぐことはできない。
【0005】一方、建物を鉄球等の滑り支承で支持し、
振動を減衰させるダンパーを組合わせた軽量住宅用の免
震構造もあるが、免震構造を構築するスペースを別途確
保する必要がある。また、一般的なダンパーの減衰方向
は一方向であるため、3次元方向へ複数のダンパーを組
み合わせると、構造が複雑となり、大きな設置スペース
を必要とする。さらに、施工コストも上昇する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は係る事実を考
慮し、施工が簡単で設置スペースを取らずに、建物を制
振構造にでき、また、ダンパー単体で、3次元方向の振
動を減衰させることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、横フレームと縦フレームとで構成された枠体が、建
物の壁内へ取付可能となっている。すなわち、壁材とし
て柱の間に取付けるだけでよいので、施工が簡単で、且
つ設置スペースを取らない。なお、設置箇所は、建物重
量と間取りとの関係で決定される。
【0008】上方の横フレームに、第1ブレースの一端
が回転可能に取付けられており、また、下方の横フレー
ムに、第2ブレースの一端が回転可能に取付けられてい
る。そして、連結部材によって、第1ブレースと第2ブ
レースの自由端が所定の角度を持って回転可能に連結さ
れ、トグル機構を構成している。
【0009】このように、トグル機構を構成することに
より、建物骨組みの変形に追従して上方の横フレームと
下方の横フレームが、小さく水平方向へ相対変形して
も、連結部材は大きく円弧運動し、大きな変形に増幅す
る。このため、小さい変形×大きな力=大きな変形×小
さな力という関係が成立する。
【0010】そして、連結部材の円弧運動は、横フレー
ムに設けられたエネルギー吸収手段により減衰され、枠
体を介して建物の振動が小さな力で制振されることにな
る。これによって、建物の応答加速度や応答変位が低減
されるので、建物内に収容された家具等の転倒を防ぐこ
とができる。
【0011】また、ユニット化において、枠体やブレー
スを木材で構成することにより、コストの削減を図るこ
とができる。さらに、枠体を建物にはめ込むことで、そ
の分、構造材としての柱の数を少なくすることができ
る。
【0012】請求項2に記載の発明では、トグル機構を
構成する部材として、ワイヤやピアノ線等の線材が用い
られ、制振ユニットの軽量化が図られている。
【0013】ここで、上方の横フレームに連結された第
1線材の自由端と、下方の横フレームに連結された第2
線材の自由端が、所定の角度を持って連結部材で連結さ
れ、トグル機構を構成している。
【0014】連結部材には、一端が横フレームに連結さ
れた斜線材の他端が連結されており、また、斜線材と対
向する位置にあるエネルギー吸収手段が、連結部材に連
結されている。ここで、斜線材は、建物にエネルギーが
入力されていない状態では伸びた状態にあり、枠体が変
形すると、伸びたり弛んだりする。
【0015】例えば、上方の横フレームが右方向へ変位
すると、第1線材と第2線材が同一線上に位置して伸張
する。このため、枠体の剛性が見掛けの上で大きくな
る。また、第1線材と第2線材が構成するトグル機構に
よって、横フレームの変位量より、連結部材の変位量が
増幅され、エネルギー吸収手段が大きく伸張して、連結
部材の運動を減衰させる。なお、このとき、斜線材は弛
み、振動制御には寄与しない。
【0016】一方、上方の横フレームが左方向へ変位す
ると、第1線材と第2線材が描く角度が鋭角となり、第
1線材と第2線材とが弛む。一方、斜線材は伸張して、
エネルギー吸収手段を伸張させ、トグル機構は機能しな
いが、連結部材の運動を減衰させる。
【0017】請求項3に記載の発明では、第1線材、第
2線材、及び斜線材に初期テンションを導入する引張手
段が設けられている。このように、引張手段を設け、各
線材のテンションを調整することで、トグル機構を簡単
に構築できる。また、クリープ変形による線材の弛みを
取り除くことができる。
【0018】請求項4に記載の発明では、上方に配置さ
れる横フレームの上方に調整横フレームが配置されてお
り、調整横フレームと横フレームとが伸縮可能な伸縮手
段で連結されている。
【0019】これによって、制振対象となる建物の梁の
高さに合わせて、調整横フレームを上下させれば、建物
毎に枠体の大きさを変更する必要がなくなる。このた
め、横フレームと縦フレームで構成される定型的な枠体
の中に、トグル機構を構築して量産しておくことで、ユ
ニットの製造コストを削減できる。
【0020】請求項5に記載の発明では、所定の間隔で
左側へ傾斜して配設された第1リングの上部と、所定の
間隔で右側へ傾斜して配設された第2リングの上部と
が、上連結部材で連結され、また、第1リングの下部と
第2リングの下部とが、下連結部材で連結されている。
【0021】このように、複数のリングを傾斜させ、そ
の上下部を連結部材で連結することで、連結部材が左右
に相対移動しても、上下に相対移動しても、前後に相対
移動しても、リングが3次元方向に弾性変形し復元力に
よって、連結部材が連結された構造体の振動が減衰され
る。また、上部や下部で発生する振動をアイソレート
(遮断)する役割も果たす。
【0022】請求項6に記載の発明では、螺旋を描き左
側へ傾斜する第1コイルと螺旋を描き右側へ傾斜する第
2コイルの上下部が、それぞれ上連結部材と下連結部材
とで連結されている。
【0023】このように、リングでなく、連続する螺旋
状のコイルを用いることにより、大きな減衰力を発揮さ
せることができる。
【0024】請求項7に記載の発明では、上述したリン
グ及びコイルがヨリ線で構成されている。このため、単
線と比較すると、よった部分が互いに擦れ合って摩擦力
を発生せるので、減衰効果も大きくなる。
【0025】なお、リング及びコイルの材料としては、
弾性特性に優れた鋼材(PC鋼、鉄、ステンレス等)が
好ましい。
【0026】請求項8に記載の発明では、湾曲した複数
の棒材の両端を上下に配置された連結部材へ連結し、棒
材の外形が略球状となるように構成されている。このよ
うに、ダンパーを球状とすることで、3次元方向から入
力される振動を棒材の曲げ弾性によって長周期化し、入
力エネルギーを低減させることができる。
【0027】また、棒材を交差させることにより、互い
に擦れ合って摩擦力を発生させ、弾性力だけでなく、摩
擦力によっても入力エネルギーを低減させることができ
る。
【0028】請求項9に記載の発明では、板ばねに屈曲
部が形成されており、この屈曲部が板ばねの長手方向へ
伸張可能とされている。これによって、板ばねが、曲げ
方向の変形と、軸方向の変形の、2方向変形が可能とな
る。
【0029】請求項10に記載の発明では、板ばねに2
つの屈曲部が形成されており、この屈曲部の屈曲する方
向が90度異なっている。すなわち、曲げ変形の方向
が、もう一つ加わることによって、3次元方向の振動に
対応できるのダンパーとして使用できる。
【0030】請求項11に記載の発明は、所定長さのワ
イヤーの略中間部を固定する第1連結部材と、前記第1
連結部材と対向配置され、側面視にて円形に屈曲され正
面視にてトラス形状を描くように捩じられた前記ワイヤ
ーの端部を固定する第2連結部材と、を有することを特
徴としている。
【0031】これよって、ワイヤーがトラスとして鉛直
荷重を支持し、水平方向からの荷重に対しては、ワイヤ
ーの捩れ等によって、減衰力を発揮する。また、ワイヤ
ーは自由に加工できるので、施工性がよい。
【0032】請求項12に記載の発明は、屈曲されリン
グ状とされた板ばねと、前記板ばねの板幅方向の一端又
は板面の一方を上部構造体に固定する上連結部材と、前
記板ばねの板幅方向の他端又は板面の他方を下部構造体
に固定する下連結部材と、を有することを特徴としてい
る。
【0033】これによって、板ばねが上部構造体を支持
し、かつリング状の円形が楕円形に変形するときの変形
剛性によって、水平方向に作用する振動を減衰する。
【0034】
【発明の実施の形態】図1〜図4に示すように、第1形
態に係る制振ユニット10は、戸建ての建物12の洋室
の壁或いは和室の壁に収まるような厚みと幅を持った枠
体14を備えている。
【0035】枠体14は、縦フレーム16と横フレーム
18とで構成されており、下方の横フレーム18の両端
部には、ピン支承20、22が設けられている。また、
上方の横フレーム18の両端部にも、ピン支承24、2
6が設けられている。
【0036】ピン支承26には、第1ワイヤ28が連結
されている。この第1ワイヤ28の自由端は、ピン支承
22に連結された第2ワイヤ30の自由端と連結部材3
2で連結されている。
【0037】一方、ダンパー34のシリンダー部から伸
びたシャフト36は、ピン支承20に回動可能に連結さ
れており、ロッド34Aは連結部材32へ連結されてい
る。このダンパー34で連結部材32を引っ張ることに
よって、第1ワイヤ28と第2ワイヤ30が所定の交角
度を保って静止している。
【0038】また、ダンパー34と対向するように、ピ
ン支承24には、斜ワイヤ38が連結され、自由端が連
結部材32へ連結されている。この斜ワイヤ38は、建
物12にエネルギーが入力されていない状態では伸びた
状態にある。
【0039】さらに、第1ワイヤ28、第2ワイヤ3
0、及び斜ワイヤ38には、ターンバックル41等が設
けられており、それぞれのワイヤの初期テンションを調
整することにより、第1ワイヤ28及び第2ワイヤ30
でトグル機構を構成できるようになっている。なお、ク
リープ変形によるテンションの減少も解消することがで
きる。
【0040】また、横フレーム18の上方には、調整横
フレーム40が配置されている。調整横フレーム40に
は、回転支承44が設けられている。この回転支承44
には、下方へ延出する第1アーム46が回転可能に連結
されている。この第1アーム46は、横フレーム18の
回転支承42に回転可能に連結された第2アーム48と
ピン50でX形状に回動連結されており、伸縮手段とし
て一種のパンタグラフを構成している。そして、第1ア
ーム46及び第2アーム48の自由端には、ローラー5
2が設けられており、横フレーム18或いは調整横フレ
ーム40の上を転がるようになっている。
【0041】従って、制振対象となる建物12の梁12
Aの高さに合わせて、縦フレーム16に沿って調整横フ
レーム40を上下させ、調整横フレーム40を梁12A
に固定し、ローラー52を横フレーム18及び調整横フ
レーム40に固定すれば、取付作業が完了する。
【0042】このような構成を採ることで、トグル機構
の増幅率を任意に調整することが可能な標準化された枠
体14を量産することが可能となり、製造コストを削減
することができる。また、第1アーム46及び第2アー
ム48は固定された後、ブレースとして機能し、横フレ
ーム18と調整横フレーム40の剛性を高める。
【0043】次に、本形態に係る制振ユニット10の作
用を説明する。図4に示すように、制振ユニット10
は、建物12の外壁54や間仕切り壁56の中(上梁と
下梁の間)に設置されている。すなわち、壁材として使
用できるので、施工が簡単で、且つ設置スペースを取ら
ない。なお、設置箇所は、建物12の重量と間取りとの
関係で決定される。
【0044】地震等によって、図5の状態から図6に示
すように、建物12が右方向へ水平変形して、上方の横
フレーム18も右方向へ変位したとする。このとき、第
1ワイヤ28と第2ワイヤ30が同一線上に位置して伸
張する。このため、枠体14の剛性が見掛けの上で向上
する。また、第1ワイヤ28と第2ワイヤ30が構成す
るトグル機構によって、横フレーム18の変位量より、
連結部材32の変位量が増幅され、ダンパー34のロッ
ド34Aが大きく伸張して、枠体14の振動を減衰させ
る。なお、このとき、斜ワイヤ38は弛み、振動制御に
は寄与しない。
【0045】また、図7に示すように、上方の横フレー
ム18が左方向へ変位すると、第1ワイヤ28と第2ワ
イヤ30が描く角度が鋭角となり、第1ワイヤ28と第
2ワイヤ30が弛む。一方、斜ワイヤ38は伸張して、
ダンパー34のロッド34Aを伸張させ、トグル機構は
機能しないが、連結部材32の運動を減衰させる。
【0046】このように、本形態の制振ユニット10
は、建物12の変形に追従し、その変形量を増幅させて
入力エネルギーを効率良く吸収して、建物12の揺れを
抑制するようになっている。このため、建物12の応答
加速度や応答変位が低減され、建物内に収容された家具
等の転倒を防ぐことができる。
【0047】なお、図面では、三・六モジュールが基本
単位となっている戸建て住宅を例に採って説明している
が、木造建物だけでなく、軽量鉄骨住宅にも使用でき
る。また、ユニットを大型にすることで、事務所ビル等
への設置も可能となる。
【0048】さらに、既存の住宅の場合、壁の改修だけ
で済むので、耐震補強が低コストで実現できる。
【0049】次に、第2形態に係る制振ユニットを説明
する。図8に示すように、第1形態とは異なり、第2形
態では、ロッド状のブレースでトグル機構が構成されて
いる。
【0050】すなわち、第2形態の制振ユニット58
は、壁内に収まるような厚みと幅を持った枠体60を備
えており、この枠体60は、縦フレーム62と横フレー
ム64とで構成されている。上方の横フレーム64には
ピン支承66が設けられており、このピン支承66に第
1ブレース68の一端が回転可能に取付けられている。
【0051】また、下方の横フレーム64にはピン支承
70が設けられており、このピン支承70に第2ブレー
ス72の一端が回転可能に取付けられている。そして、
連結部材74で第1ブレース68の自由端と第2ブレー
ス72の自由端が所定の角度を持って回転可能に連結さ
れ、トグル機構を構成している。
【0052】また、下方の横フレーム64にはピン支承
76が設けられており、このピン支承76には、ダンパ
ー34のシリンダー部から伸びたシャフト36が回動可
能に連結されており、ロッド34Aは連結部材74へ回
転可能に連結されている。
【0053】次に、第2形態に係る制振ユニットの作用
を説明する。図9に示すように、例えば、建物12の変
形に追従して上方の横フレーム64が右方へ水平変位す
ると、トグル機構を構成する第2ブレース72がピン支
承70を中心に円弧運動を行うため、横フレーム64の
水平変位量より、連結部材74の変位量が増幅されて大
きくなる。
【0054】このように、横フレーム64の小さな変位
が連結部材74の大きな回転変位に増幅され、小さい変
位×大きな力=大きな変位×小さな力という関係が成立
する。
【0055】そして、連結部材74の円弧運動は、横フ
レーム64に設けられたダンパー34により減衰され、
枠体60を介して建物12の振動が小さな力で制振され
ることになる。これによって、建物12の応答加速度や
応答変位が低減される。
【0056】なお、本形態では、建物12が左方向へ変
形した場合でも、第1ブレース68と第2ブレース72
の交角が小さくなってトグル機構が機能し、ダンパー3
4のロッド34Aを収縮させ、制振機能を発揮する。
【0057】次に、第3形態に係る制振ダンパーを説明
する。図10及び図11に示すように、第3形態に係る
制振ダンパー78は、肉厚で長板状の連結金具80、8
2を上下に備えている。この連結金具80、82の側面
には、所定の間隔で貫通孔84が形成されている。
【0058】この貫通孔84へは、左側から螺旋状の第
1コイル86A(鉄、鋼鉄、より線、ワイヤロープ、P
C鋼、合金等で製造されている)が挿通されており、奥
側が直に立ち上がり、手前側が左側へ傾斜している。こ
の第1コイル86Aの両端部は、貫通孔84から抜け出
さないように、カシメられ、或いは溶接等により固定さ
れている。
【0059】一方、右側から螺旋状の第2コイル86B
が挿通されており、奥方が直に立ち上がり、手前側が右
側へ傾斜している。この第2コイル86Bの両端部は、
貫通孔84から抜け出さないようにカシメられ、或いは
溶接等により固定されている。
【0060】この制振ダンパー34をコイル86の軸方
向から見ると、コイル86が描く楕円の短軸方向の両端
が、連結金具80、82で連結されていることになる。
さらに、連結金具80、82の外面には、構造体に連結
される連結ボルト88が所定の間隔をおいて突設されて
いる。
【0061】次に、本形態に係る制振ダンパーの作用を
説明する。図14に示すように、床梁92と基礎梁90
との間に制振ダンパー78を配置し、連結ボルト88で
連結金具82を床梁92へ、連結金具80を基礎梁90
へ固定し、建物12を制振ダンパー78で支持する。そ
して、建物12へエネルギーが入力されていないとき、
上部の荷重は、コイル86が描く楕円の中心に向かって
作用している。
【0062】ここで、建物12が上下に揺れると、コイ
ル86が弾性変形して潰れ、減衰力を発揮する。また、
建物12が前後に揺れると、図12に示すように、コイ
ル86が軸方向へ移動し、例えば、第1コイル86Aが
立ち上がり、第2コイル86Bが倒れて、減衰力を発揮
する。さらに、建物12が左右に揺れると、図13に示
すように、コイル86が描く楕円が倒れ、その復元力で
その時の捩れ変形により、線同士の摩擦等が減衰力を発
揮する。
【0063】このような構成によって、コイル86が3
次元方向に弾性変形し復元力によって、建物12の振動
を減衰させる。
【0064】次に、第4形態に係る制振ダンパーを説明
する。図15〜図18に示すように、第4形態では、コ
イルに替えて、複数のリング94を所定の間隔で配置
し、中央部を境にして傾斜方向を左右逆にしている。
【0065】また、連結金具96は、内金具96Bと外
金具96Aとで構成されており、2つの合わせ面で、リ
ング94の平板部94Aが挟持される。また、溝98と
溝98の間には、ボルト100が挿通可能な挿入孔10
2が穿設されており、ナット104とボルト100を螺
合させ、内金具96Bと外金具96Aとの間にリング9
4を挟持固定するようになっている。
【0066】このように、リング94でも、3次元方向
に弾性変形する制振ダンパー34を構成することができ
る。なお、リング94及びコイル86をヨリ線で構成す
ると、単線と比較して、よった部分が互いに擦れ合って
摩擦力を発生させるので、減衰効果も大きくなる。ま
た、線の太さ、リング及びコイルの外径、材質等によっ
て、減衰力の大きさを調整することができる。さらに、
一方向にリングを傾倒させ、制振ダンパーを構成しても
よい。
【0067】次に、第5形態に係る制振ダンパーを説明
する。図19に示すように、制振ダンパー106は、半
円状の湾曲された複数のワイヤ108の両端部を、上下
に配置された円柱状のブロック110の側面へ挿入固定
して構成されており、外形が略球状となっている。すな
わち、ブロック110の芯部を結ぶ軸線に対して対称形
となるように、ワイヤ108を配置することで、互いに
復元力を発揮しても球形状を維持することができる。
【0068】また、ワイヤ108は中間部分で互いに交
差しており、ブロック110に力が作用したとき、変形
して擦れ合うようになっている。なお、ワイヤを交差さ
せなくても、ダンパーとしての効果は十分に発揮するこ
とができる。
【0069】次に、本形態に係る制振ダンパー106の
作用を説明する。図20に示すように、床梁92と基礎
梁90との間に制振ダンパー106を配置し、ブロック
110を床梁92と基礎梁90へ固定し、建物12を制
振ダンパー106で支持する。そして、建物12へエネ
ルギーが入力されていないとき、上部の荷重は、ブロッ
ク110の軸線上に作用している。
【0070】ここで、図21に示すように、建物12が
上下、左右、前後に揺れ、3次元方向から入力される振
動を、ワイヤ108の曲げ弾性の特性によって長周期化
し、入力エネルギーを低減させることができる。
【0071】また、ワイヤ108を交差させることによ
り、互いに擦れ合って摩擦力を発生させ、弾性力だけで
なく、摩擦力によっても入力エネルギーを低減させるこ
とができる。さらに、縦断面形状が円形であるため、解
析が比較的容易にできる。
【0072】次に、第6形態に係る制振ダンパーを説明
する。図22に示すように、第6形態の制振ダンパー1
12では、長方形状の板ばね114の中央部にS字形状
の屈曲部114Aを形成し、この屈曲部114AをY軸
方向へ伸縮させるようになっている。
【0073】すなわち、板ばね114は、Y軸に関する
断面二次モーメントが、X軸に関する断面二次モーメン
トより、著しく大きいので、曲げ変形方向がX軸回りの
一方向に特定されるが、屈曲部114Aを形成すること
で、Y軸方向の軸変形が可能となる。
【0074】なお、板ばね114の材料としては、鋼材
(鉄、極低降伏点鋼、焼入れ鋼、超高力鋼等)を用いる
ことができる。また、通常は、復元力用のばねとして使
用するが、弾塑性ダンパーとして使用することもでき
る。
【0075】次に、本形態に係る制振ダンパー122の
作用を説明する。図23及び図24に示すように、建物
12の基礎部116の4方面に制振ダンパー112を固
定し、制振ダンパー112を介して建物12を支持す
る。
【0076】このとき、板ばね114の両端部に穿設さ
れた取付孔118へボルト120を挿入して、制振ダン
パー112を基礎部116に固定するのであるが、建物
12が左右に揺れたとき、図25に示すように、手前側
の制振ダンパー112が、左右の制振ダンパー112の
曲げ変形を阻害しないように、下側のボルト120を中
心に、手前側の制振ダンパー112が揺動し、建物12
の動きに追従するようになっている。
【0077】また、建物12が前後に揺れたとき、左右
の制振ダンパー112が、前後に配置された制振ダンパ
ー112の曲げ変形を阻害しないように、下側のボルト
120を中心に、左右の制振ダンパー112が揺動、建
物12の動きに追従するようになっている。
【0078】このように、制振ダンパー112を組み合
わせることによって、軸荷重を支持しながら、水平2方
向の振動を減衰させることができる。
【0079】さらに、図26に示すように、制振ダンパ
ー112を横にして(上下方向の曲げ剛性が大きくなる
ように、X軸を鉛直方向に向ける)、二重床材122の
4方を支承して、水平2方向の振動を減衰させる免震床
構造を構築できる。また、二重床材122と壁124と
の隙間は、制振ダンパー112を下地材として絨毯等を
敷くことができる。
【0080】なお、本形態では、屈曲部の形状をS字状
としたが、伸縮可能であれば、図27に示す制振ダンパ
ー126のようにくの字状でもよく、図28に示す制振
ダンパー128のようにZ状でもよく、図29に示す制
振ダンパー130のように半円状でもよい。
【0081】次に、第7形態に係る制振ダンパーを説明
する。第7形態の制振ダンパー132は、図30に示す
ように、第6形態で説明した板ばね114を2つ組合わ
せ、Y軸が同軸上にあり、X軸が直交するような形状を
呈している。
【0082】このように構成することにより、2つの屈
曲部114AでY軸方向へ伸縮して、且つ水平2方向へ
曲げ変形する、3次元方向の振動に対応できるのダンパ
ーとなる。
【0083】次に、本形態に係る制振ダンパー132の
作用を説明する。図31に示すように、建物12の基礎
部116の2方面に制振ダンパー122を固定し、制振
ダンパー132を介して建物12を支持する。
【0084】ここで、制振ダンパー132は、第6形態
の制振ダンパー112と異なり、それ自体、水平2方向
(建物の前後左右)へ曲げ変形するので、使用点数を削
減することができる。
【0085】また、図32に示すように、高層ビル等で
使用される二重床材134を制振ダンパー132で上部
の構造床136から吊下するようにしてもよい。このよ
うに、制振ダンパー132を吊り材として使用すること
で、二重床材134のセット位置を保持でき、吊り材自
体が、二重床材134に免震機能を付加する。
【0086】なお、二重床材134と構造床136の間
には、本発明者が出願済の制振装置138(特願平9−
89800号参照)がセットされており、二重床材13
4の振動をさらに抑制するようになっている。
【0087】また、図8において、ブレースで構成され
た制振ユニットを示したが、図33に示すように、通常
の柱200の内側に木製の角材202、204で、トグ
ル機構を構成してもよい。
【0088】すなわち、角材202、204の端部に孔
を形成し、柱200の補強も兼ねた金板206に回動可
能に取付ける。また、角材202、204の自由端部
は、ピン208で連結する。このピン208には、鉄板
等の補助質量210を取付け、入力エネルギーを低減さ
せる。さらに、角材202、204に自由端部に油圧ダ
ンパー212を取付け、振動エネルギーを吸収する。
【0089】このように、トグル機構を木製とすること
で、製造コストの削減を図ることができる。また、特別
な材料が不要となり、釘、木ねじ等で簡単に組み立てる
ことができる。さらに、既存の建物に後付けする場合、
例えば、押し入れの中棚を外し、制振ユニットを組付
け、中棚を元に戻すだけで、簡単に施工が完了する。
【0090】次に、第8形態に係る制振ダンパー214
を説明する。図34〜図36に示すように、第8形態に
係る制振ダンパー214は、床梁及び基礎梁に固定され
るベース板216を備えている。このベース板216に
は内周面に雌ねじが切られたボス部218が互いに向か
い合う方向へ突設されている。
【0091】このボス部218には、押え板220、2
22が重ね合わされ、ボルト226でベース板216に
締結されるようになっている。このベース板216と押
え板220、222との間に、ワイヤー224がそれぞ
れ固定され、図34に示すように、側面視にてトラス形
状(三角形状)を描く。
【0092】ここで、ワイヤー224の取付け方法を説
明すると、先ず、ワイヤー224を適当な長さに切断し
(この長さは、構成する円の大きさ及び傾きに応じて、
決定される)、その中央部をベース板216と押え板2
20とで固定する。この固定部を境にして、左右に捩じ
り、円を形成しながら、その端部をベース板216と押
え板222とで固定する(斜線で示した部分が一本のワ
イヤーである)。このようにして、本形態では、合計8
本のワイヤーを寄せ合うようにして制振ダンパー214
を構成した。
【0093】このような構成によって、ワイヤー224
がトラスとして鉛直荷重を支持し、水平方向からの荷重
に対しては、ワイヤー224の捩れ、及びワイヤー同士
の摩擦によって、減衰力を発揮する。
【0094】また、この制振ダンパー214は、図10
に示すコイル式の制振ダンパーと比較すると、正確な円
形を成形する必要がなく、また、倒れ角度の設定も自由
にでき、ワイヤーの固定位置が前後にズレても特に問題
が生じないので、施工性がよい。さらに、ワイヤーの
径、形成する円の大きさ、ワイヤーの倒れ角度を調整す
ることにより、鉛直方向及び水平方向の剛性を自由に調
整できる。
【0095】次に、第9形態に係る制振ダンパー240
を説明する。図37及び図38に示すように、制振ダン
パー240は、板ばね232(鉄、焼き入れ鋼板等)を
円形に屈曲させ、直径方向の一方を固定板242で床梁
93に固定し、直径方向の他方を固定板244で基礎梁
91に固定している。
【0096】このような構成によって、板ばね232の
強軸方向(幅方向)で建物12の荷重を支持し、また、
円形が楕円に変形するときの変形剛性によって、水平方
向に作用する振動を減衰する。
【0097】なお、本形態では、一枚の板ばねで円形を
構成したが、半円形の二枚の板ばねを組合わせて円形を
構成してもよい。また、水平方向に方向性を持たせるた
めに、板ばねを予め楕円形となるように湾曲させてもよ
い。
【0098】さらに、鉛直方向の剛性は、板ばねの板厚
や幅等で調整でき、水平方向の剛性は、円の大きさ(直
径)や板厚で調整することができる。また、板ばねを重
ねることにより、剛性を向上させるこもできる。
【0099】次に、第10形態に係る制振ダンパー23
0を説明する。図39及び図40に示すように、制振ダ
ンパー230は、板ばね232を円形に屈曲させ、直径
方向の上部が固定板236で、下部が固定板234で固
定されている。この固定板234、236が床梁92と
基礎梁90に取付けられている。
【0100】図40に示すように、板ばね232は湾曲
部がX軸Y軸方向に突出するように4つ配置されてお
り、建物12の前後左右の揺れに対応できるようになっ
ている。
【0101】このような構成によって、鉛直方向の振動
は、板ばね232の撓みと復元力によって減衰され、水
平方向の振動は、板ばね232の捩れによって減衰され
る。なお、水平方向の剛性を均一にするため、図19に
示したように、板ばねをボール状に組付けてもよい。
【0102】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、施工が簡
単で設置スペースを取らずに、建物を制振構造にでき、
また、ダンパー単体で、3次元方向の振動を減衰させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1形態に係る制振ユニットの斜視図である。
【図2】第1形態に係る制振ユニットを建物に取付けた
状態を示す立面図である。
【図3】第1形態に係る制振ユニットを取付けた建物の
全体図である。
【図4】第1形態に係る制振ユニットを取付けた建物の
間取り図である。
【図5】第1形態に係る制振ユニットを建物が揺れる前
の立面図である。
【図6】第1形態に係る制振ユニットの動きを示す立面
図である。
【図7】第1形態に係る制振ユニットの動きを示す立面
図である。
【図8】第2形態に係る制振ユニットの斜視図である。
【図9】第2形態に係る制振ユニットの動きを示す立面
図である。
【図10】第3形態に係る制振ダンパーの分解斜視図で
ある。
【図11】第3形態に係る制振ダンパーの側面図であ
る。
【図12】第3形態に係る制振ダンパーの動きを示した
側面図である。
【図13】第3形態に係る制振ダンパーの動きを示した
正面図である。
【図14】第3形態に係る制振ダンパーの取付状態を示
す立面図である。
【図15】第4形態に係る制振ダンパーの分解斜視図で
ある。
【図16】第4形態に係る制振ダンパーの側面図であ
る。
【図17】第4形態に係る制振ダンパーの動きを示した
側面図である。
【図18】第4形態に係る制振ダンパーの動きを示した
正面図である。
【図19】第5形態に係る制振ダンパーの斜視図であ
る。
【図20】第5形態に係る制振ダンパーの取付状態を示
す立面図である。
【図21】第5形態に係る制振ダンパーの動きを示す立
面図である。
【図22】第6形態に係る制振ダンパーの斜視図であ
る。
【図23】第6形態に係る制振ダンパーの取付状態を示
す立面図である。
【図24】第6形態に係る制振ダンパーの取付状態を示
す平断面図である。
【図25】第6形態に係る制振ダンパーの動きを示す立
面図である。
【図26】第6形態に係る制振ダンパーの他の使用例を
示す平面図である。
【図27】第6形態に係る制振ダンパーの変形例を示す
側面図である。
【図28】第6形態に係る制振ダンパーの変形例を示す
側面図である。
【図29】第6形態に係る制振ダンパーの変形例を示す
側面図である。
【図30】第7形態に係る制振ダンパーの斜視図であ
る。
【図31】第7形態に係る制振ダンパーの取付状態を示
す立面図である。
【図32】第7形態に係る制振ダンパーが二重床材の吊
り材として使用された例を示す立面図である。
【図33】第2形態に係る制振ユニットの変形例を示す
斜視図である。
【図34】第8形態に係る制振ダンパーの側面図であ
る。
【図35】第8形態に係る制振ダンパーの正面図であ
る。
【図36】第8形態に係る制振ダンパーの斜視図であ
る。
【図37】第9形態に係る制振ダンパーの取付状態を示
す立面図である。
【図38】第9形態に係る制振ダンパーの要部斜視図で
ある。
【図39】第10形態に係る制振ダンパーの取付状態を
示す立面図である。
【図40】第10形態に係る制振ダンパーの要部斜視図
である。
【符号の説明】 14 枠体 16 縦フレーム 18 横フレーム 28 第1ワイヤ(第1線材) 30 第2ワイヤ(第2線材) 32 連結部材 34 ダンパー(エネルギー吸収手段) 38 斜ワイヤ(斜線材) 40 調整横フレーム 41 ターンバックル(引張手段) 46 第1アーム(伸縮手段) 48 第2アーム(伸縮手段) 50 ピン(伸縮手段) 60 枠体 62 縦フレーム 64 横フレーム 68 第1ブレース 72 第2ブレース 74 連結部材 94 リング(第1リング、第2リング) 96 連結部材(上連結部材、下連結部材) 86A 第1コイル 86B 第2コイル 80 連結部材(下連結部材) 82 連結部材(上連結部材) 108 ワイヤ(棒材) 110 ブロック(連結部材) 114 板ばね 114A 屈曲部 224 ワイヤー 216 ベース板(第1連結部材、第2連結部材) 220 押え板(第1連結部材、第2連結部材) 222 押え板(第1連結部材、第2連結部材) 232 板ばね 242 固定板(下連結部材) 244 固定板(上連結部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新谷 隆弘 千葉県船橋市前原東5丁目8番16号 (72)発明者 久保田 雅春 東京都千代田区三番町2番地 飛島建設株 式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横フレームと縦フレームとで構成され、
    建物の壁内へ取付可能な枠体と、上方の前記横フレーム
    に一端が回転可能に取付けられた第1ブレースと、下方
    の前記横フレームに一端が回転可能に取付けられた第2
    ブレースと、所定の角度を持たせて前記第1ブレースと
    前記第2ブレースの自由端を回転可能に連結する連結部
    材と、前記横フレームに設けられ前記連結部材に連結さ
    れて連結部材の運動を減衰するエネルギー吸収手段と、
    を有することを特徴とする制振ユニット。
  2. 【請求項2】 横フレームと縦フレームとで構成され、
    建物の壁内へ取付可能な枠体と、上方の前記横フレーム
    に連結された第1線材と、下方の前記横フレームに連結
    された第2線材と、所定の角度を持たせて前記第1線材
    と前記第2線材の自由端を連結する連結部材と、前記横
    フレームに設けられ前記連結部材に連結されて連結部材
    の運動を減衰するエネルギー吸収手段と、前記エネルギ
    ー吸収手段と対向配置され、一端が前記横フレームに連
    結され他端が前記連結部材に連結されており、建物にエ
    ネルギーが入力されていない状態で伸びた状態にある斜
    線材と、を有することを特徴とする制振ユニット。
  3. 【請求項3】 前記第1線材、前記第2線材、及び前記
    斜線材に初期テンションを導入する引張手段が設けられ
    たことを特徴とする請求項2に記載の振動制御機構。
  4. 【請求項4】 上方に配置される前記横フレームの上方
    に調整横フレームを配置し、この調整横フレームと横フ
    レームとを伸縮可能な伸縮手段で連結したことを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の振動制御機構。
  5. 【請求項5】 所定の間隔で配設され左側へ傾斜する第
    1リングと、所定の間隔で配設され右側へ傾斜する第2
    リングと、前記第1リングと前記第2リングの上部同士
    を固定する上連結部材と、前記第1リングと前記第2リ
    ングの下部同士を固定する下連結部材と、を有すること
    を特徴とする制振ダンパー。
  6. 【請求項6】 螺旋を描き左側へ傾斜する第1コイル
    と、螺旋を描き右側へ傾斜する第2コイルと、前記第1
    コイルと前記第2コイルの上部同士を固定する上連結部
    材と、前記第1コイルと前記第2コイルの下部同士を固
    定する下連結部材と、を有することを特徴とする制振ダ
    ンパー。
  7. 【請求項7】 前記リング及び前記コイルがヨリ線で構
    成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に
    記載の制振ダンパー。
  8. 【請求項8】 湾曲した複数の棒材の両端を上下に配置
    した連結部材へ連結し、前記棒材の外形が略球状となる
    ようにしたことを特徴とする制振ダンパー。
  9. 【請求項9】 板ばねに、板ばねが長手方向へ伸縮可能
    な屈曲部を形成したことを特徴とする制振ダンパー。
  10. 【請求項10】 板ばねに、板ばねが長手方向へ伸縮可
    能な屈曲部を2つ形成し、この2つの屈曲部の屈曲する
    方向が90度異なることを特徴とする制振ダンパー。
  11. 【請求項11】 所定長さのワイヤーの略中間部を固定
    する第1連結部材と、前記第1連結部材と対向配置さ
    れ、側面視にて円形に屈曲され正面視にてトラス形状を
    描くように捩じられた前記ワイヤーの端部を固定する第
    2連結部材と、を有することを特徴とする制振ダンパ
    ー。
  12. 【請求項12】 屈曲されリング状とされた板ばねと、
    前記板ばねの板幅方向の一端又は板面の一方を上部構造
    体に固定する上連結部材と、前記板ばねの板幅方向の他
    端又は板面の他方を下部構造体に固定する下連結部材
    と、を有することを特徴とする制振ダンパー。
JP24916097A 1997-09-12 1997-09-12 制振ユニット及び制振ダンパー Expired - Fee Related JP3589553B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24916097A JP3589553B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 制振ユニット及び制振ダンパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24916097A JP3589553B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 制振ユニット及び制振ダンパー

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004026095A Division JP4102767B2 (ja) 2004-02-02 2004-02-02 制振ダンパー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1181735A true JPH1181735A (ja) 1999-03-26
JP3589553B2 JP3589553B2 (ja) 2004-11-17

Family

ID=17188807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24916097A Expired - Fee Related JP3589553B2 (ja) 1997-09-12 1997-09-12 制振ユニット及び制振ダンパー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3589553B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001317590A (ja) * 2000-03-29 2001-11-16 Enidine Inc 非対称ワイヤロープアイソレータ、及び製造方法
JP2002308379A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Nippon Trex Co Ltd 鉄道貨物輸送用収容体
JP2002364205A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Nihon University 構造物の制振装置
JP2003106005A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Univ Nihon 構造物の制振装置
JP2008095327A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Toyota Motor Corp 建物の制振構造、及び制振装置
EP2295795A1 (en) * 2009-08-06 2011-03-16 Ecotecnia Energias Renovables S.L. System and method for damping vibrations in a wind turbine
CN109440959A (zh) * 2018-12-22 2019-03-08 中国地震局工程力学研究所 震后可修复的菱形钢桁架耗能保险丝
JP2020507020A (ja) * 2017-02-24 2020-03-05 ナイキ イノベイト シーブイ サポート衣服
CN113073748A (zh) * 2021-03-16 2021-07-06 北京工业大学 一种具有位移二次放大和触发自复位功能的复合耗能体系
JP2021134625A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 学校法人 名城大学 制振装置、建物、応力付与部材及び制振装置の設置方法
WO2023238443A1 (ja) * 2022-06-09 2023-12-14 株式会社プロスパイラ 防振体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102587532A (zh) * 2012-03-13 2012-07-18 上海材料研究所 一种放大阻尼器耗能效果的装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001317590A (ja) * 2000-03-29 2001-11-16 Enidine Inc 非対称ワイヤロープアイソレータ、及び製造方法
JP2002308379A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Nippon Trex Co Ltd 鉄道貨物輸送用収容体
JP2002364205A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Nihon University 構造物の制振装置
JP2003106005A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Univ Nihon 構造物の制振装置
JP2008095327A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Toyota Motor Corp 建物の制振構造、及び制振装置
EP2295795A1 (en) * 2009-08-06 2011-03-16 Ecotecnia Energias Renovables S.L. System and method for damping vibrations in a wind turbine
WO2011015563A3 (en) * 2009-08-06 2011-04-14 Alstom Wind, S.L.U. System and method for damping vibrations in a wind turbine
US8641369B2 (en) 2009-08-06 2014-02-04 Alstom Wind, S.L.U. System and method for damping vibrations in a wind turbine
US11317658B2 (en) 2017-02-24 2022-05-03 Nike, Inc. Support garment
JP2020507020A (ja) * 2017-02-24 2020-03-05 ナイキ イノベイト シーブイ サポート衣服
US11690410B2 (en) 2017-02-24 2023-07-04 Nike, Inc. Support garment
US12041977B2 (en) 2017-02-24 2024-07-23 Nike, Inc. Support garment
CN109440959A (zh) * 2018-12-22 2019-03-08 中国地震局工程力学研究所 震后可修复的菱形钢桁架耗能保险丝
CN109440959B (zh) * 2018-12-22 2023-07-07 中国地震局工程力学研究所 震后可修复的菱形钢桁架耗能保险丝
JP2021134625A (ja) * 2020-02-28 2021-09-13 学校法人 名城大学 制振装置、建物、応力付与部材及び制振装置の設置方法
CN113073748A (zh) * 2021-03-16 2021-07-06 北京工业大学 一种具有位移二次放大和触发自复位功能的复合耗能体系
WO2023238443A1 (ja) * 2022-06-09 2023-12-14 株式会社プロスパイラ 防振体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3589553B2 (ja) 2004-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3589553B2 (ja) 制振ユニット及び制振ダンパー
JP6437685B1 (ja) 既存建物用耐震補強装置
JPH10169244A (ja) トグル機構を用いた振動制御装置
JP4102767B2 (ja) 制振ダンパー
JP2008002684A (ja) 制振ダンパー
JP2009007916A (ja) 制振構造およびその諸元設定方法
JPH03163240A (ja) 三次元免震装置
JP2001152695A (ja) 三階建て住宅
JPH11200660A (ja) 構造物の制振構造
TWI716651B (zh) 制振裝置
JP7203368B2 (ja) 天井制振システム
JP2007285526A (ja) 制振ダンパー
JP3804904B2 (ja) 三階建て住宅における耐力壁のブレース構造
JPH11125028A (ja) 制振装置
JPH1150689A (ja) 振動制御機構
JP7344835B2 (ja) 柱梁架構体に設置される制振装置
JP2008240289A (ja) 制振装置、及び制振装置を備える建物
JP2006104686A (ja) 免震建物用ねじれ防止機構
JP2004019271A (ja) 制振構造部材
JP2007271088A (ja) 制振ダンパー
JP2004232202A (ja) 制震構造
JP7423431B2 (ja) 動吸振装置
JP5192655B2 (ja) 制振装置付き建物
JP6275314B1 (ja) 橋梁の耐震補強構造
JP2004190424A (ja) 振動エネルギー吸収構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20040202

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040413

A521 Written amendment

Effective date: 20040614

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040817

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110827

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees