JPH1182425A - 油圧シリンダの緩衝構造 - Google Patents
油圧シリンダの緩衝構造Info
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- JPH1182425A JPH1182425A JP25231097A JP25231097A JPH1182425A JP H1182425 A JPH1182425 A JP H1182425A JP 25231097 A JP25231097 A JP 25231097A JP 25231097 A JP25231097 A JP 25231097A JP H1182425 A JPH1182425 A JP H1182425A
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- cushion
- hydraulic cylinder
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ヘッドカバーに挿入されるクッションリング
を設けることなく所望の比較的小さなクッション圧力を
得ることができる油圧シリンダの緩衝構造を提供するこ
とにある。 【解決手段】 油圧シリンダ1のロッド側チャンバ4b
をクッション室とするクッション機構が、ピストンロッ
ド5aに装着されるとともにピストン5の外径とほぼ同
等の外径を有し、ロッド側チャンバ4bとピストン5と
の間に配置され、ピストン5に連設される補助ピストン
22と、絞り手段とを含み、この絞り手段が、補助ピス
トン22の外周面とシリンダチューブ2の内周面との間
に形成される油道7aと、補助ピストン22に形成さ
れ、ロッド側チャンバ4bに開口し油道7aに連通する
絞り穴23とを含み、補助ピストン22のロッド側チャ
ンバ4b方向への移動に伴って油道7aをシール可能な
シール部材21を設けた。
を設けることなく所望の比較的小さなクッション圧力を
得ることができる油圧シリンダの緩衝構造を提供するこ
とにある。 【解決手段】 油圧シリンダ1のロッド側チャンバ4b
をクッション室とするクッション機構が、ピストンロッ
ド5aに装着されるとともにピストン5の外径とほぼ同
等の外径を有し、ロッド側チャンバ4bとピストン5と
の間に配置され、ピストン5に連設される補助ピストン
22と、絞り手段とを含み、この絞り手段が、補助ピス
トン22の外周面とシリンダチューブ2の内周面との間
に形成される油道7aと、補助ピストン22に形成さ
れ、ロッド側チャンバ4bに開口し油道7aに連通する
絞り穴23とを含み、補助ピストン22のロッド側チャ
ンバ4b方向への移動に伴って油道7aをシール可能な
シール部材21を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
の建設機械に装着される油圧シリンダに備えられ、ピス
トンがストロークエンド近傍に至ったときにクッション
圧力を発生させ、このクッション圧力によりピストンの
衝突を防止するようにしたクッション機構を備えた油圧
シリンダの緩衝構造に関する。
の建設機械に装着される油圧シリンダに備えられ、ピス
トンがストロークエンド近傍に至ったときにクッション
圧力を発生させ、このクッション圧力によりピストンの
衝突を防止するようにしたクッション機構を備えた油圧
シリンダの緩衝構造に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械においては、
ブーム、アーム、バケット等のフロントを形成する作業
機部材を駆動するために、ブームシリンダ、アームシリ
ンダ、及びバケットシリンダ等の油圧シリンダが装着さ
れる。フロントを形成する作業機部材には掘削作業に伴
ってきわめて大きな荷重がかかることから、油圧シリン
ダのストロークエンドで剛体的に停止させると、大きな
衝撃を作業機部材、及び本体を形成する上部旋回体など
に生じる。したがって、このような衝撃を吸収するため
に油圧を利用したクッション機構を備えた油圧シリンダ
の緩衝構造が従来提案されている。
ブーム、アーム、バケット等のフロントを形成する作業
機部材を駆動するために、ブームシリンダ、アームシリ
ンダ、及びバケットシリンダ等の油圧シリンダが装着さ
れる。フロントを形成する作業機部材には掘削作業に伴
ってきわめて大きな荷重がかかることから、油圧シリン
ダのストロークエンドで剛体的に停止させると、大きな
衝撃を作業機部材、及び本体を形成する上部旋回体など
に生じる。したがって、このような衝撃を吸収するため
に油圧を利用したクッション機構を備えた油圧シリンダ
の緩衝構造が従来提案されている。
【0003】図4〜図8は従来の油圧シリンダの緩衝構
造の一例を示す説明図で、図4は従来の緩衝構造が備え
られる油圧シリンダの概観を示す図、図5は図4に示す
油圧シリンダの断面図、図6は図4に示す油圧シリンダ
におけるクッションストロークの開始時の形態を示す要
部断面図、図7は図4に示す油圧シリンダにおけるクッ
ションストロークエンド時の形態を示す要部断面図、図
8は図4に示す従来の油圧シリンダの緩衝構造で得られ
る圧力特性を示す図である。
造の一例を示す説明図で、図4は従来の緩衝構造が備え
られる油圧シリンダの概観を示す図、図5は図4に示す
油圧シリンダの断面図、図6は図4に示す油圧シリンダ
におけるクッションストロークの開始時の形態を示す要
部断面図、図7は図4に示す油圧シリンダにおけるクッ
ションストロークエンド時の形態を示す要部断面図、図
8は図4に示す従来の油圧シリンダの緩衝構造で得られ
る圧力特性を示す図である。
【0004】図4,5において、1は油圧シリンダ、例
えばブームシリンダを示している。この油圧シリンダ1
はシリンダチューブ2を有し、このシリンダチューブ2
の一端側は閉塞し、他端側は開口しており、この開口側
端部にはヘッドカバー3が装着されている。上述したシ
リンダチューブ2とヘッドカバー3とによりシリンダ4
が構成されている。このシリンダ4内には、このシリン
ダ4内を2室、すなわちボトム側チャンバ4aとロッド
側チャンバ4bとに区画形成するピストン5が摺動可能
に装着されている。ピストン5にはピストンロッド5a
が連結され、このピストンロッド5aはヘッドカバー3
から外部に導出されている。また、シリンダ4のボトム
側チャンバ4a及びロッド側チャンバ4bには、それぞ
れ圧油の給排をおこなう油道6,7が穿設されている。
ボトム側の油道6はシリンダチューブ2の閉塞側端部に
形成され、またロッド側の油道7はヘッドカバー3に形
成されている。
えばブームシリンダを示している。この油圧シリンダ1
はシリンダチューブ2を有し、このシリンダチューブ2
の一端側は閉塞し、他端側は開口しており、この開口側
端部にはヘッドカバー3が装着されている。上述したシ
リンダチューブ2とヘッドカバー3とによりシリンダ4
が構成されている。このシリンダ4内には、このシリン
ダ4内を2室、すなわちボトム側チャンバ4aとロッド
側チャンバ4bとに区画形成するピストン5が摺動可能
に装着されている。ピストン5にはピストンロッド5a
が連結され、このピストンロッド5aはヘッドカバー3
から外部に導出されている。また、シリンダ4のボトム
側チャンバ4a及びロッド側チャンバ4bには、それぞ
れ圧油の給排をおこなう油道6,7が穿設されている。
ボトム側の油道6はシリンダチューブ2の閉塞側端部に
形成され、またロッド側の油道7はヘッドカバー3に形
成されている。
【0005】このような構成を有する油圧シリンダ1
は、ピストンロッド5aの先端に設けた取付部8が油圧
ショベルに備えられる上部旋回体のフレームに連結さ
れ、シリンダチューブ2の端部に連設した取付部9が油
圧ショベルのフロント部材を構成するブームに連結され
るようになっており、この油圧シリンダ1を作動させる
ことにより、ブームの回動動作をおこなわせることがで
きる。そして、ピストンロッド5aが、シリンダ4内に
進入する縮小時と、シリンダ4から突出する伸長時の双
方のストロークエンド近傍で衝撃を油圧の作用により吸
収するクッション機構を備えている。
は、ピストンロッド5aの先端に設けた取付部8が油圧
ショベルに備えられる上部旋回体のフレームに連結さ
れ、シリンダチューブ2の端部に連設した取付部9が油
圧ショベルのフロント部材を構成するブームに連結され
るようになっており、この油圧シリンダ1を作動させる
ことにより、ブームの回動動作をおこなわせることがで
きる。そして、ピストンロッド5aが、シリンダ4内に
進入する縮小時と、シリンダ4から突出する伸長時の双
方のストロークエンド近傍で衝撃を油圧の作用により吸
収するクッション機構を備えている。
【0006】縮小時のクッション機構は、シリンダチュ
ーブ2の閉塞側端部に嵌入部としてのボス孔10を設け
て、油道6をこのボス孔10に開口させるとともに、ピ
ストン5の端面からボス孔10に僅かな隙間で挿嵌され
る外径を有するクッション部材として機能する突出部1
1を設ける構成としている。これによって、ピストンロ
ッド5aがシリンダ4内に進入して、縮小する方向にピ
ストン5が変位して、そのストロークエンド近傍に至る
と、突出部11がボス孔10に嵌入するようになり、こ
の時にボトム側チャンバ4aから油道6への流路が制限
されるために、ボトム側チャンバ4a内に圧力が生じ、
この圧力は突出部11のボス孔10への嵌入長さに応じ
て増大する。この圧力がクッション圧力となって、ピス
トン5を減速させて衝撃を吸収する。
ーブ2の閉塞側端部に嵌入部としてのボス孔10を設け
て、油道6をこのボス孔10に開口させるとともに、ピ
ストン5の端面からボス孔10に僅かな隙間で挿嵌され
る外径を有するクッション部材として機能する突出部1
1を設ける構成としている。これによって、ピストンロ
ッド5aがシリンダ4内に進入して、縮小する方向にピ
ストン5が変位して、そのストロークエンド近傍に至る
と、突出部11がボス孔10に嵌入するようになり、こ
の時にボトム側チャンバ4aから油道6への流路が制限
されるために、ボトム側チャンバ4a内に圧力が生じ、
この圧力は突出部11のボス孔10への嵌入長さに応じ
て増大する。この圧力がクッション圧力となって、ピス
トン5を減速させて衝撃を吸収する。
【0007】一方、伸長側のクッション機構におけるク
ッション部材としては、クッションリング12が設けら
れている。ヘッドカバー3の先端部分は、シリンダチュ
ーブ2の開口側端部の内部に挿嵌され、これによりロッ
ド側チャンバ4bが段差形状となり、このヘッドカバー
3のシリンダチューブ2への挿嵌部分が嵌入部となる。
クッションリング12の外径はヘッドカバー3の内径よ
り僅かに小さくなっている。また、油道7は、ヘッドカ
バー3に設けられるとともに、クッションリング12の
嵌合部よりピストンロッド5aの伸長方向の前方側の部
位に開口している。従って、ピストンロッド5aが伸長
する方向にピストン5が変位した時に、そのストローク
エンド近傍で、クッションリング12がヘッドカバー3
に嵌入されてその間の環状の隙間からなる流路が絞られ
ることになり、ロッド側チャンバ4bの圧力が上昇し
て、クッション圧力が発生する。これにより、クッショ
ンストロークが開始し、クッションリング12が所定の
嵌合長でヘッドカバー3に嵌合されたとき、油圧シリン
ダ1のストロークエンドになる。
ッション部材としては、クッションリング12が設けら
れている。ヘッドカバー3の先端部分は、シリンダチュ
ーブ2の開口側端部の内部に挿嵌され、これによりロッ
ド側チャンバ4bが段差形状となり、このヘッドカバー
3のシリンダチューブ2への挿嵌部分が嵌入部となる。
クッションリング12の外径はヘッドカバー3の内径よ
り僅かに小さくなっている。また、油道7は、ヘッドカ
バー3に設けられるとともに、クッションリング12の
嵌合部よりピストンロッド5aの伸長方向の前方側の部
位に開口している。従って、ピストンロッド5aが伸長
する方向にピストン5が変位した時に、そのストローク
エンド近傍で、クッションリング12がヘッドカバー3
に嵌入されてその間の環状の隙間からなる流路が絞られ
ることになり、ロッド側チャンバ4bの圧力が上昇し
て、クッション圧力が発生する。これにより、クッショ
ンストロークが開始し、クッションリング12が所定の
嵌合長でヘッドカバー3に嵌合されたとき、油圧シリン
ダ1のストロークエンドになる。
【0008】そして、この油圧シリンダ1では、図5に
示したように、油道6を油圧ポンプPに接続し、油道7
を作動油タンクTと接続する状態にすると、ボトム側チ
ャンバ4aには油圧ポンプPからの圧油が供給される。
この結果、ボトム側チャンバ4a内の圧力が上昇して、
この圧力の作用によりピストン5はシリンダ4内をヘッ
ドカバー3側に向けて摺動変位し、このピストン5に連
結したピストンロッド5aを伸長させる。このときに
は、ロッド側チャンバ4bは作動油タンクTに接続され
ているから、このロッド側チャンバ4b内の作動油は、
ピストンロッド5aとヘッドカバー3との隙間を通って
油道7から作動油タンクTに還流する。
示したように、油道6を油圧ポンプPに接続し、油道7
を作動油タンクTと接続する状態にすると、ボトム側チ
ャンバ4aには油圧ポンプPからの圧油が供給される。
この結果、ボトム側チャンバ4a内の圧力が上昇して、
この圧力の作用によりピストン5はシリンダ4内をヘッ
ドカバー3側に向けて摺動変位し、このピストン5に連
結したピストンロッド5aを伸長させる。このときに
は、ロッド側チャンバ4bは作動油タンクTに接続され
ているから、このロッド側チャンバ4b内の作動油は、
ピストンロッド5aとヘッドカバー3との隙間を通って
油道7から作動油タンクTに還流する。
【0009】図6に示すように、油圧シリンダ1の伸長
方向のストロークエンド近傍になると、クッションリン
グ12がヘッドカバー3内に嵌入する。この結果、ロッ
ド側チャンバ4bからの油道7への流路が、クッション
リング12の外径とヘッドカバー3のボス孔の内径との
径差分の流路断面積となってロッド側チャンバ4bから
の戻り油の流路が絞られる。この結果、作動油タンクT
への戻り油の流量が減少し、ロッド側チャンバ4b内に
はクッション圧力が生じる。すなわち、このときロッド
側チャンバ4bはクッション室を形成する。また、図7
に示した形態がピストンロッド5aの伸長方向のストロ
ークエンドの形態であるが、ピストン5が図6の形態か
ら図7の形態まで変位する間が、クッションストローク
区間となる。このクッションストローク区間において、
クッションリング12とヘッドカバー3との嵌合長が長
くなると、その分だけ、戻り油の絞り流路が長くなり、
クッション室におけるクッション圧力が上昇することに
なって、ストロークエンドに至るまでに油圧シリンダ1
にかかるほぼ全荷重が吸収される。
方向のストロークエンド近傍になると、クッションリン
グ12がヘッドカバー3内に嵌入する。この結果、ロッ
ド側チャンバ4bからの油道7への流路が、クッション
リング12の外径とヘッドカバー3のボス孔の内径との
径差分の流路断面積となってロッド側チャンバ4bから
の戻り油の流路が絞られる。この結果、作動油タンクT
への戻り油の流量が減少し、ロッド側チャンバ4b内に
はクッション圧力が生じる。すなわち、このときロッド
側チャンバ4bはクッション室を形成する。また、図7
に示した形態がピストンロッド5aの伸長方向のストロ
ークエンドの形態であるが、ピストン5が図6の形態か
ら図7の形態まで変位する間が、クッションストローク
区間となる。このクッションストローク区間において、
クッションリング12とヘッドカバー3との嵌合長が長
くなると、その分だけ、戻り油の絞り流路が長くなり、
クッション室におけるクッション圧力が上昇することに
なって、ストロークエンドに至るまでに油圧シリンダ1
にかかるほぼ全荷重が吸収される。
【0010】上述した従来技術によるクッション圧力
は、図8に示したように変化する。すなわち、戻り油の
流路はクッションリング12の外径とヘッドカバー3の
ボス孔の内径との径差による円環状の流路であり、クッ
ションストロークに応じて流路の長さが変化することか
ら、クッション圧力は直線的に増大する。この図8に示
す圧力特性線によって囲まれた三角形の面積が油圧シリ
ンダ1にかかる荷重を吸収する吸収エネルギに相当す
る。ここで、油圧シリンダ1に最大荷重が作用したとき
に、クッションストローク区間内でクッション圧力によ
りその荷重を吸収できるクッション特性を持たせなけれ
ばならない。クッションストローク区間内で有効に荷重
を吸収しきれないと、ストロークエンドでピストン5が
ヘッドカバー3やシリンダチューブ2に衝突してしま
い、衝撃が発生し、また油圧シリンダ1を構成する各部
材、すなわちシリンダチューブ2、ピストンロッド5
a、ピストン5、これらのピストンロッド5aとピスト
ン5とを連結するねじ部分、及びヘッドカバー3を損傷
させることになる。
は、図8に示したように変化する。すなわち、戻り油の
流路はクッションリング12の外径とヘッドカバー3の
ボス孔の内径との径差による円環状の流路であり、クッ
ションストロークに応じて流路の長さが変化することか
ら、クッション圧力は直線的に増大する。この図8に示
す圧力特性線によって囲まれた三角形の面積が油圧シリ
ンダ1にかかる荷重を吸収する吸収エネルギに相当す
る。ここで、油圧シリンダ1に最大荷重が作用したとき
に、クッションストローク区間内でクッション圧力によ
りその荷重を吸収できるクッション特性を持たせなけれ
ばならない。クッションストローク区間内で有効に荷重
を吸収しきれないと、ストロークエンドでピストン5が
ヘッドカバー3やシリンダチューブ2に衝突してしま
い、衝撃が発生し、また油圧シリンダ1を構成する各部
材、すなわちシリンダチューブ2、ピストンロッド5
a、ピストン5、これらのピストンロッド5aとピスト
ン5とを連結するねじ部分、及びヘッドカバー3を損傷
させることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧シリン
ダの緩衝構造にあっては、上述したようにクッションス
トローク間内でクッション圧力により、できるだけ全荷
重を吸収できるクッション特性を確保したいという要望
がある。この要望に対して、クッションストロークを長
くすれば比較的容易に対応できるが、このようにすると
油圧シリンダ1の全長が長くなり、建設機械の構造上、
現実的でない。従って、クッションストロークを短くし
て、しかも大きな荷重を吸収させることを考え、クッシ
ョンリング12とヘッドカバー3との径差、すなわち環
状隙間を十分に小さく設定することが従来からおこなわ
れている(例えば、実開平6−62207号公報に記載
される技術等)。
ダの緩衝構造にあっては、上述したようにクッションス
トローク間内でクッション圧力により、できるだけ全荷
重を吸収できるクッション特性を確保したいという要望
がある。この要望に対して、クッションストロークを長
くすれば比較的容易に対応できるが、このようにすると
油圧シリンダ1の全長が長くなり、建設機械の構造上、
現実的でない。従って、クッションストロークを短くし
て、しかも大きな荷重を吸収させることを考え、クッシ
ョンリング12とヘッドカバー3との径差、すなわち環
状隙間を十分に小さく設定することが従来からおこなわ
れている(例えば、実開平6−62207号公報に記載
される技術等)。
【0012】しかし、上述した図4〜7に示す従来技
術、及び上述の公報に示される従来技術では、図4〜7
に示した符号を用いて説明すると、ヘッドカバー3に設
けたボス孔に挿入されるクッションリング12を設けて
あることから、クッション圧力を受けるピストン5の端
面の受圧面積、すなわちピストン5の外径とクッション
リング12の外径との径差に依存する受圧面積が小さく
なりがちであり、これに伴い油圧シリンダ1にかかる全
荷重を吸収し得るクッション圧力が大きくなりがちにな
り、必要以上の吸収エネルギを発生させがちな問題があ
る。
術、及び上述の公報に示される従来技術では、図4〜7
に示した符号を用いて説明すると、ヘッドカバー3に設
けたボス孔に挿入されるクッションリング12を設けて
あることから、クッション圧力を受けるピストン5の端
面の受圧面積、すなわちピストン5の外径とクッション
リング12の外径との径差に依存する受圧面積が小さく
なりがちであり、これに伴い油圧シリンダ1にかかる全
荷重を吸収し得るクッション圧力が大きくなりがちにな
り、必要以上の吸収エネルギを発生させがちな問題があ
る。
【0013】このようにクッション圧力が大きくなりが
ちであると、上述した小さな環状隙間の開口量の設定が
より困難になることから、結局、従来技術では必要最小
限のクッション圧力を発生させることが難しくなり、必
要以上のクッション圧力を発生させがちとなり、このた
めストロークエンドに一致させるようにピストン5の動
きを停止させる精度、すなわち緩衝精度が粗くなりやす
い。
ちであると、上述した小さな環状隙間の開口量の設定が
より困難になることから、結局、従来技術では必要最小
限のクッション圧力を発生させることが難しくなり、必
要以上のクッション圧力を発生させがちとなり、このた
めストロークエンドに一致させるようにピストン5の動
きを停止させる精度、すなわち緩衝精度が粗くなりやす
い。
【0014】また、上述のようにクッション圧力が大き
くなりがちであること、及び緩衝精度が粗くなりやすい
ことから、前述した従来技術では、油圧シリンダ1の伸
長動作時のクッションストロークエンドにおいて、クッ
ションリング12とヘッドカバー3との衝突を生じやす
い。このような衝突を生じたときには、クッションリン
グ12やヘッドカバー3の損傷を生じ、当該油圧シリン
ダ1の故障を発生させてしまうことになる。
くなりがちであること、及び緩衝精度が粗くなりやすい
ことから、前述した従来技術では、油圧シリンダ1の伸
長動作時のクッションストロークエンドにおいて、クッ
ションリング12とヘッドカバー3との衝突を生じやす
い。このような衝突を生じたときには、クッションリン
グ12やヘッドカバー3の損傷を生じ、当該油圧シリン
ダ1の故障を発生させてしまうことになる。
【0015】本発明は、上述した従来技術における実状
に鑑みてなされたもので、その目的は、ヘッドカバーに
挿入されるクッションリングを設けることなく所望のク
ッション圧力を得ることができる油圧シリンダの緩衝構
造を提供することにある。
に鑑みてなされたもので、その目的は、ヘッドカバーに
挿入されるクッションリングを設けることなく所望のク
ッション圧力を得ることができる油圧シリンダの緩衝構
造を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る発明は、シリンダ内にピスト
ンロッドを連結したピストンを摺動可能に装着すること
によって、このシリンダ内を2室に区画形成する油圧シ
リンダに備えられ、上記ピストンが上記2室のうちの少
なくとも1室側のクッションストローク区間内に変位し
たときに、上記1室からの戻り油の流出流路を絞って当
該1室にクッション圧力を発生させ、この1室をクッシ
ョン室に形成するクッション機構を備えた油圧シリンダ
の緩衝構造において、上記クッション機構が、上記ピス
トンロッドに装着されるとともに上記ピストンの外径寸
法とほぼ同等の外径寸法を有し、上記1室と上記ピスト
ンとの間に配置される補助ピストンと、この補助ピスト
ン部分に設けられ、上記1室からの戻り油の流出流路を
絞る絞り手段とを含む構成にしてある。
に本発明の請求項1に係る発明は、シリンダ内にピスト
ンロッドを連結したピストンを摺動可能に装着すること
によって、このシリンダ内を2室に区画形成する油圧シ
リンダに備えられ、上記ピストンが上記2室のうちの少
なくとも1室側のクッションストローク区間内に変位し
たときに、上記1室からの戻り油の流出流路を絞って当
該1室にクッション圧力を発生させ、この1室をクッシ
ョン室に形成するクッション機構を備えた油圧シリンダ
の緩衝構造において、上記クッション機構が、上記ピス
トンロッドに装着されるとともに上記ピストンの外径寸
法とほぼ同等の外径寸法を有し、上記1室と上記ピスト
ンとの間に配置される補助ピストンと、この補助ピスト
ン部分に設けられ、上記1室からの戻り油の流出流路を
絞る絞り手段とを含む構成にしてある。
【0017】このように構成した請求項1に係る発明で
は、油圧シリンダの伸長あるいは停止動作に際し、補助
ピストンがシリンダ内に区画形成された2室のうちの1
室のクッションストローク区間内に変位したとき、絞り
手段によって当該1室からの戻り油の流出流路が絞ら
れ、当該1室にクッション圧力が発生し、この1室がク
ッション室を形成する。発生したクッション圧力は補助
ピストンの端面に与えられ、この補助ピストンを介して
ピストンに、作動速度を低減させる抑制力として作用す
る。ピストンがストロークエンドに近づくにつれてクッ
ション圧力が上昇し続け、このクッション圧力によりス
トロークエンドに至るまでに油圧シリンダにかかるほぼ
全荷重が吸収される。ここで請求項1に係る発明では、
クッション圧力を補助ピストンの端面で受けるようにな
っており、補助ピストンの外径寸法はピストンの外径寸
法とほぼ同等に設定されている。すなわち、補助ピスト
ンの外径とピストンロッドの外径との径差に依存する比
較的大きな受圧面積で、クッション圧力を受けるように
なっている。油圧シリンダにかかる通常考えられる荷重
をクッションストローク区間内で吸収する場合、その吸
収すべき荷重はクッション圧力と補助ピストンの受圧面
積の積に相当することから、上述のように比較的大きな
受圧面積に設定したことに伴って、比較的小さなクッシ
ョン圧力で所望のクッション作用を得ることができる。
すなわち、油圧シリンダにかかる全荷重を吸収すること
ができる。そしてまた、この請求項1に係る発明では、
上述のような比較的小さなクッション圧力を、ヘッドカ
バーに挿入されるクッションリングを設けることなく発
生させることができる。
は、油圧シリンダの伸長あるいは停止動作に際し、補助
ピストンがシリンダ内に区画形成された2室のうちの1
室のクッションストローク区間内に変位したとき、絞り
手段によって当該1室からの戻り油の流出流路が絞ら
れ、当該1室にクッション圧力が発生し、この1室がク
ッション室を形成する。発生したクッション圧力は補助
ピストンの端面に与えられ、この補助ピストンを介して
ピストンに、作動速度を低減させる抑制力として作用す
る。ピストンがストロークエンドに近づくにつれてクッ
ション圧力が上昇し続け、このクッション圧力によりス
トロークエンドに至るまでに油圧シリンダにかかるほぼ
全荷重が吸収される。ここで請求項1に係る発明では、
クッション圧力を補助ピストンの端面で受けるようにな
っており、補助ピストンの外径寸法はピストンの外径寸
法とほぼ同等に設定されている。すなわち、補助ピスト
ンの外径とピストンロッドの外径との径差に依存する比
較的大きな受圧面積で、クッション圧力を受けるように
なっている。油圧シリンダにかかる通常考えられる荷重
をクッションストローク区間内で吸収する場合、その吸
収すべき荷重はクッション圧力と補助ピストンの受圧面
積の積に相当することから、上述のように比較的大きな
受圧面積に設定したことに伴って、比較的小さなクッシ
ョン圧力で所望のクッション作用を得ることができる。
すなわち、油圧シリンダにかかる全荷重を吸収すること
ができる。そしてまた、この請求項1に係る発明では、
上述のような比較的小さなクッション圧力を、ヘッドカ
バーに挿入されるクッションリングを設けることなく発
生させることができる。
【0018】また、本発明の請求項2に係る発明は、上
述した請求項1に係る発明において、上記絞り手段が、
上記補助ピストンの外周面とこの補助ピストンに対向す
る上記シリンダの内周面との間に形成される隙間である
油道と、上記補助ピストンに形成され、上記1室に開口
するとともに上記油道に連通する絞り穴とを含む構成に
してある。
述した請求項1に係る発明において、上記絞り手段が、
上記補助ピストンの外周面とこの補助ピストンに対向す
る上記シリンダの内周面との間に形成される隙間である
油道と、上記補助ピストンに形成され、上記1室に開口
するとともに上記油道に連通する絞り穴とを含む構成に
してある。
【0019】このように構成した請求項2に係る発明で
は、補助ピストンの製作精度は、ピストンの製作精度と
同等程度でよく、補助ピストンに絞り穴を形成する加工
は簡単であり、また、その絞り穴の開口量は、絞り穴の
加工工具の径寸法に応じて容易に所望の値に設定でき
る。
は、補助ピストンの製作精度は、ピストンの製作精度と
同等程度でよく、補助ピストンに絞り穴を形成する加工
は簡単であり、また、その絞り穴の開口量は、絞り穴の
加工工具の径寸法に応じて容易に所望の値に設定でき
る。
【0020】また、本発明の請求項3に係る発明は、上
述した請求項2に係る発明において、上記補助ピストン
の上記1室方向への移動に伴って上記油道をシール可能
なシール部材を備えた構成にしてある。
述した請求項2に係る発明において、上記補助ピストン
の上記1室方向への移動に伴って上記油道をシール可能
なシール部材を備えた構成にしてある。
【0021】このように構成した請求項3に係る発明で
は、油道の断面積に比べて絞り穴の断面積をあらかじめ
小さく設定しておけば、例えばクッションストロークの
開始時に、油道をシールすることにより、戻り油の絞り
量をほぼ絞り穴の開口量に依存させることができる。ま
た、ピストンをシールするピストンシールにかかる力を
抑制することができる。
は、油道の断面積に比べて絞り穴の断面積をあらかじめ
小さく設定しておけば、例えばクッションストロークの
開始時に、油道をシールすることにより、戻り油の絞り
量をほぼ絞り穴の開口量に依存させることができる。ま
た、ピストンをシールするピストンシールにかかる力を
抑制することができる。
【0022】また、本発明の請求項4に係る発明は、上
述した請求項3に係る発明において、上記シール部材
が、上記1室から上記油道への圧油の流入を阻止するチ
ェック機能を有するチェック付シール部材から成る構成
にしてある。
述した請求項3に係る発明において、上記シール部材
が、上記1室から上記油道への圧油の流入を阻止するチ
ェック機能を有するチェック付シール部材から成る構成
にしてある。
【0023】このように構成した請求項4に係る発明で
は、クッション圧力を発生させた際、1室から油道への
圧油の流入を完全に阻止することから、油道の断面積に
比べて絞り穴の断面積をあらかじめ小さく設定しておけ
ば、圧油の絞り量を絞り穴の開口量に完全に依存させる
ことができ、またピストンシールにかかる力をさらに抑
制することができる。
は、クッション圧力を発生させた際、1室から油道への
圧油の流入を完全に阻止することから、油道の断面積に
比べて絞り穴の断面積をあらかじめ小さく設定しておけ
ば、圧油の絞り量を絞り穴の開口量に完全に依存させる
ことができ、またピストンシールにかかる力をさらに抑
制することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の油圧シリンダの緩
衝構造の実施形態について図に基づいて説明する。図1
〜3は本発明の油圧シリンダの緩衝構造の一実施形態、
例えば油圧ショベルに備えられる油圧シリンダの緩衝構
造を示す説明図で、図1は、この一実施形態を示す要部
断面図、図2は図1の一部を拡大して示した図、図3は
図1に示す一実施形態で得られる圧力特性を示す図であ
る。これらの図において、前述した図4〜8に示す部材
と同等のものは同じ符号で示してある。
衝構造の実施形態について図に基づいて説明する。図1
〜3は本発明の油圧シリンダの緩衝構造の一実施形態、
例えば油圧ショベルに備えられる油圧シリンダの緩衝構
造を示す説明図で、図1は、この一実施形態を示す要部
断面図、図2は図1の一部を拡大して示した図、図3は
図1に示す一実施形態で得られる圧力特性を示す図であ
る。これらの図において、前述した図4〜8に示す部材
と同等のものは同じ符号で示してある。
【0025】すなわち、図1,2に示す1は油圧シリン
ダ、例えば図示しないブームを駆動するブームシリンダ
である。この油圧シリンダ1は、シリンダ4と、このシ
リンダ4内を2室、すなわちボトム側チャンバ4aと、
ロッド側チャンバ4bとの2室に区画形成し、シリンダ
4内を摺動可能なピストン5と、このピストン5に連結
されるピストンロッド5aを備えている。
ダ、例えば図示しないブームを駆動するブームシリンダ
である。この油圧シリンダ1は、シリンダ4と、このシ
リンダ4内を2室、すなわちボトム側チャンバ4aと、
ロッド側チャンバ4bとの2室に区画形成し、シリンダ
4内を摺動可能なピストン5と、このピストン5に連結
されるピストンロッド5aを備えている。
【0026】上述のシリンダチューブ2の一端側は閉塞
し、その端部には図示しないブームに連結される取付部
9が設けられている。シリンダチューブ2の他端側は開
口し、この開口側端部にヘッドカバー3が装着されてい
る。前述したピストンロッド5aは、ヘッドカバー3か
ら外部に導出されており、その導出側の端部には、図示
しない上部旋回体に連設される取付部8が設けられてい
る。前述したボトム側チャンバ4a側には、圧油の給排
をおこなう油道6、及びこの油道6に連通するボス孔6
を設けてあり、ロッド側チャンバ4aの側には、圧油の
給排をおこなう油道7を設けてある。
し、その端部には図示しないブームに連結される取付部
9が設けられている。シリンダチューブ2の他端側は開
口し、この開口側端部にヘッドカバー3が装着されてい
る。前述したピストンロッド5aは、ヘッドカバー3か
ら外部に導出されており、その導出側の端部には、図示
しない上部旋回体に連設される取付部8が設けられてい
る。前述したボトム側チャンバ4a側には、圧油の給排
をおこなう油道6、及びこの油道6に連通するボス孔6
を設けてあり、ロッド側チャンバ4aの側には、圧油の
給排をおこなう油道7を設けてある。
【0027】シリンダチューブ2内に位置するピストン
ロッド5aの端部には、前述したボス孔6aに嵌挿可能
なボス5bを設けてある。これらのボス5bとボス孔6
aとによって、ボトム側チャンバ4aから戻り油が排出
されるとき、すなわちボトム側チャンバ4aがクッショ
ン室となるときのクッション機構が構成されている。以
上の各構成要素については、前述した図4〜8に示すも
のと同等である。
ロッド5aの端部には、前述したボス孔6aに嵌挿可能
なボス5bを設けてある。これらのボス5bとボス孔6
aとによって、ボトム側チャンバ4aから戻り油が排出
されるとき、すなわちボトム側チャンバ4aがクッショ
ン室となるときのクッション機構が構成されている。以
上の各構成要素については、前述した図4〜8に示すも
のと同等である。
【0028】そして特に、本実施形態では、例えばロッ
ド側チャンバ4bからの戻り油の流出流路を絞って、こ
のロッド側チャンバ4bにクッション圧力を発生させ、
このロッド側チャンバ4bをクッション室に形成するク
ッシヨン機構に特徴を有している。このクッション機構
は、ピストンロッド5aに装着されるとともにピストン
5の外径寸法とほぼ同等の外径寸法を有し、ロッド側チ
ャンバ4aとピストン5との間に配置され、しかもピス
トン5に連設され、所定の耐圧材料からなる補助ピスト
ン22と、この補助ピストン22部分に設けられ、ロッ
ド側チャンバ4bからの戻り油の流出流路を絞る絞り手
段とを含んでいる。
ド側チャンバ4bからの戻り油の流出流路を絞って、こ
のロッド側チャンバ4bにクッション圧力を発生させ、
このロッド側チャンバ4bをクッション室に形成するク
ッシヨン機構に特徴を有している。このクッション機構
は、ピストンロッド5aに装着されるとともにピストン
5の外径寸法とほぼ同等の外径寸法を有し、ロッド側チ
ャンバ4aとピストン5との間に配置され、しかもピス
トン5に連設され、所定の耐圧材料からなる補助ピスト
ン22と、この補助ピストン22部分に設けられ、ロッ
ド側チャンバ4bからの戻り油の流出流路を絞る絞り手
段とを含んでいる。
【0029】上述した絞り手段は、補助ピストン22の
外周面と、この補助ビストン22に対向するシリンダ
4、すなわちシリンダチューブ2の内周面との間に必然
的に形成されるクリアランス、すなわち補助ピストン2
2の摺動動作を許容させる隙間を形成する油道7aと、
補助ピストン22の例えば複数の個所に形成され、ロッ
ド側チャンバ4bに開口するとともに油道7aに連通す
る絞り穴23とを含む構成にしてある。なお例えば、油
道7aの断面積に比べて、絞り穴23の断面積の和をあ
らかじめ小さく設定してある。
外周面と、この補助ビストン22に対向するシリンダ
4、すなわちシリンダチューブ2の内周面との間に必然
的に形成されるクリアランス、すなわち補助ピストン2
2の摺動動作を許容させる隙間を形成する油道7aと、
補助ピストン22の例えば複数の個所に形成され、ロッ
ド側チャンバ4bに開口するとともに油道7aに連通す
る絞り穴23とを含む構成にしてある。なお例えば、油
道7aの断面積に比べて、絞り穴23の断面積の和をあ
らかじめ小さく設定してある。
【0030】また、油道7の近傍であって、油道7とヘ
ッドカバー3との間に位置するシリンダチューブ2部分
に、補助ピストン22のロッド側チャンバ4b方向への
移動に伴って、油道7をシール可能なシール部材21を
備えている。このシール部材21は、例えばロッド側チ
ャンバ4bから油道7への圧油の流入を阻止するチェッ
ク機能を有するチェック付きシール部材から成ってい
る。
ッドカバー3との間に位置するシリンダチューブ2部分
に、補助ピストン22のロッド側チャンバ4b方向への
移動に伴って、油道7をシール可能なシール部材21を
備えている。このシール部材21は、例えばロッド側チ
ャンバ4bから油道7への圧油の流入を阻止するチェッ
ク機能を有するチェック付きシール部材から成ってい
る。
【0031】なお、図1,2中、5cはピストン5の外
周に装着され、シリンダチューブ2内を上述の2室に区
画形成するようにピストン5の外周面とシリンダチュー
ブ2の内周面との間の隙間をシールするピストンシール
を示している。
周に装着され、シリンダチューブ2内を上述の2室に区
画形成するようにピストン5の外周面とシリンダチュー
ブ2の内周面との間の隙間をシールするピストンシール
を示している。
【0032】このように構成した実施形態における動作
は、以下のとおりである。油圧シリンダ1が伸長動作を
おこなう場合、すなわち油道6が図示しないポンプの吐
出口と連通し、油道7が図示しないタンクと連通し、ポ
ンプからの作動油が油道6、ボス孔6aを通して、ボト
ム側チャンバ4aに供給されている場合には、このボト
ム側チャンバ4aに供給される作動油の圧油により、ピ
ストン5は図1の左方向に移動する。このとき同時にロ
ッド側チャンバ4Bの戻り油が油道7a,7を通してタ
ンクに戻される。
は、以下のとおりである。油圧シリンダ1が伸長動作を
おこなう場合、すなわち油道6が図示しないポンプの吐
出口と連通し、油道7が図示しないタンクと連通し、ポ
ンプからの作動油が油道6、ボス孔6aを通して、ボト
ム側チャンバ4aに供給されている場合には、このボト
ム側チャンバ4aに供給される作動油の圧油により、ピ
ストン5は図1の左方向に移動する。このとき同時にロ
ッド側チャンバ4Bの戻り油が油道7a,7を通してタ
ンクに戻される。
【0033】また逆に、油圧シリンダ1が収縮動作をお
こなう場合、すなわち、油道7が図示しないポンプの吐
出口と連通し、油道6が図示しないタンクと連通し、ポ
ンプからの作動油が油道7,7aを通して、ロッド側チ
ャンバ4bに供給される場合には、このロッド側チャン
バ4bに供給される作動油の圧油により、ピストン5は
図1の右方向に移動する。このとき同時に、ボトム側チ
ャンバ4aの戻り油がボス孔6a、油道6を通してタン
クに戻される。
こなう場合、すなわち、油道7が図示しないポンプの吐
出口と連通し、油道6が図示しないタンクと連通し、ポ
ンプからの作動油が油道7,7aを通して、ロッド側チ
ャンバ4bに供給される場合には、このロッド側チャン
バ4bに供給される作動油の圧油により、ピストン5は
図1の右方向に移動する。このとき同時に、ボトム側チ
ャンバ4aの戻り油がボス孔6a、油道6を通してタン
クに戻される。
【0034】上述した油圧シリンダ1の伸長、収縮動作
のうちの特に伸長動作にあって、ピストン5が図1の左
方向に移動し、補助ピストン22がシール部材21に接
近し、補助ピストン22がシール部材21と接触した時
点でクッションストローク領域に入り、クッションスト
ロークが開始される。このとき、補助ピストン22の外
周面とシリンダチューブ2の内周面との間に形成される
油道7aがシール部材21によって密封され、ロッド側
チャンバ4bから油道7aへの戻り油の流入が阻止され
る。これにより、ロッド側チャンバ4bの油は、補助ピ
ストン22の絞り穴23から油道7a,7を通してタン
クに戻される。ピストン5及び補助ピストン22が左方
向に移動するにつれて、ロッド側チャンバ4bに生じる
クッション圧力が高くなり、その圧力が補助ピストン2
2の端面24に与えられ、ピストン5に右方向の力が作
用する。これによってピストン5の作動速度が減速さ
れ、ストロークエンドに至ったときピストン5は停止
し、油圧シリンダ1の伸長動作における衝撃の吸収が終
了する。
のうちの特に伸長動作にあって、ピストン5が図1の左
方向に移動し、補助ピストン22がシール部材21に接
近し、補助ピストン22がシール部材21と接触した時
点でクッションストローク領域に入り、クッションスト
ロークが開始される。このとき、補助ピストン22の外
周面とシリンダチューブ2の内周面との間に形成される
油道7aがシール部材21によって密封され、ロッド側
チャンバ4bから油道7aへの戻り油の流入が阻止され
る。これにより、ロッド側チャンバ4bの油は、補助ピ
ストン22の絞り穴23から油道7a,7を通してタン
クに戻される。ピストン5及び補助ピストン22が左方
向に移動するにつれて、ロッド側チャンバ4bに生じる
クッション圧力が高くなり、その圧力が補助ピストン2
2の端面24に与えられ、ピストン5に右方向の力が作
用する。これによってピストン5の作動速度が減速さ
れ、ストロークエンドに至ったときピストン5は停止
し、油圧シリンダ1の伸長動作における衝撃の吸収が終
了する。
【0035】また、上述のように油圧シリンダ1が伸長
している状態において、ポンプの作動油が油道7に供給
されると、その作動油が油道7a、絞り穴23を通して
ロッド側チャンバ4bに流入し、補助ピストン5に圧力
をかけ、ピストン5を図1の右方向に移動させる。この
場合、ピストンロッド5aの端部に形成したボス5bが
ボス孔6aに嵌入されはじめると、油圧シリンダ1の収
縮時のクッション領域に入り、ストロークエンドまでの
間にボトム側チヤンバ4aにクッション圧力が発生し、
所望のクッション作用が得られる。このときのクッショ
ン作用、すなわち衝撃の吸収作用については、前述した
図4〜8に示す従来技術と同等である。
している状態において、ポンプの作動油が油道7に供給
されると、その作動油が油道7a、絞り穴23を通して
ロッド側チャンバ4bに流入し、補助ピストン5に圧力
をかけ、ピストン5を図1の右方向に移動させる。この
場合、ピストンロッド5aの端部に形成したボス5bが
ボス孔6aに嵌入されはじめると、油圧シリンダ1の収
縮時のクッション領域に入り、ストロークエンドまでの
間にボトム側チヤンバ4aにクッション圧力が発生し、
所望のクッション作用が得られる。このときのクッショ
ン作用、すなわち衝撃の吸収作用については、前述した
図4〜8に示す従来技術と同等である。
【0036】このように構成した実施形態にあっては、
上述のように油圧シリンダ1の伸長動作に際し、補助ピ
ストン22がロッド側チャンバ4aのクッションストロ
ーク区間内に変位したとき、絞り穴23によって戻り油
の流出流路が絞られ、補助ピストン22を介してピスト
ン5に速度を低減させる抑制力が与えられ、ピストン5
がストロークエンドに近づくにつれてクッション圧力が
上昇し続け、ストロークエンドに至るまでに油圧シリン
ダ1にかかるほぼ全荷重が吸収される。
上述のように油圧シリンダ1の伸長動作に際し、補助ピ
ストン22がロッド側チャンバ4aのクッションストロ
ーク区間内に変位したとき、絞り穴23によって戻り油
の流出流路が絞られ、補助ピストン22を介してピスト
ン5に速度を低減させる抑制力が与えられ、ピストン5
がストロークエンドに近づくにつれてクッション圧力が
上昇し続け、ストロークエンドに至るまでに油圧シリン
ダ1にかかるほぼ全荷重が吸収される。
【0037】この場合、クッション圧力は補助ピストン
22の端面24で受けるようになっており、補助ピスト
ン22の外径寸法はピストン5の外径寸法とほぼ同等に
設定されている。すなわち、補助ピストン5の外径とピ
ストンロッド5aの外径との径差に依存する比較的大き
な受圧面積でクッション圧力を受ける。油圧シリンダ1
にかかる通常作業で考えられる荷重をクッションストロ
ーク区間内で吸収する場合、その吸収すべき荷重は、ク
ッション圧力と補助ピストン22の受圧面積の積に相当
することから、上述のように比較的大きな受圧面積に設
定したことに伴って、比較的小さなクッション圧力で所
望のクッション作用を得ることができる。
22の端面24で受けるようになっており、補助ピスト
ン22の外径寸法はピストン5の外径寸法とほぼ同等に
設定されている。すなわち、補助ピストン5の外径とピ
ストンロッド5aの外径との径差に依存する比較的大き
な受圧面積でクッション圧力を受ける。油圧シリンダ1
にかかる通常作業で考えられる荷重をクッションストロ
ーク区間内で吸収する場合、その吸収すべき荷重は、ク
ッション圧力と補助ピストン22の受圧面積の積に相当
することから、上述のように比較的大きな受圧面積に設
定したことに伴って、比較的小さなクッション圧力で所
望のクッション作用を得ることができる。
【0038】図3の実線は、油圧シリンダ1の伸長動作
時のストロークと、クッション圧力との関係、すなわち
本実施形態で得られる圧力特性を示しているが、同図3
に示すように、ストロークエンド時のクッション圧力
は、二点鎖線で示す前述した従来技術におけるクッショ
ン圧力に比べて小さく抑えることができる。しかも、こ
のような比較的小さなクッション圧力を前述した従来技
術におけるように、ヘッドカバーに挿入されるクッショ
ンリングを設けることなく発生させることができる。
時のストロークと、クッション圧力との関係、すなわち
本実施形態で得られる圧力特性を示しているが、同図3
に示すように、ストロークエンド時のクッション圧力
は、二点鎖線で示す前述した従来技術におけるクッショ
ン圧力に比べて小さく抑えることができる。しかも、こ
のような比較的小さなクッション圧力を前述した従来技
術におけるように、ヘッドカバーに挿入されるクッショ
ンリングを設けることなく発生させることができる。
【0039】このようにクッション圧力を小さく抑えら
れることから、このクッション圧力に伴って補助ピスト
ン22及びピストン5に与えられるストロークエンド時
の力は比較的小さく、このためにストロークエンドに一
致させるようにピストン5を停止させることが比較的容
易になり、優れた緩衝精度を得ることができる。
れることから、このクッション圧力に伴って補助ピスト
ン22及びピストン5に与えられるストロークエンド時
の力は比較的小さく、このためにストロークエンドに一
致させるようにピストン5を停止させることが比較的容
易になり、優れた緩衝精度を得ることができる。
【0040】また、上述のように優れた緩衝精度が得ら
れることから、補助ピストン5とヘッドカバー3との衝
突を防ぐことができ、この衝突に伴う油圧シリンダ1の
故障を防止し、当該油圧シリンダ1の耐久性を向上させ
ることができる。
れることから、補助ピストン5とヘッドカバー3との衝
突を防ぐことができ、この衝突に伴う油圧シリンダ1の
故障を防止し、当該油圧シリンダ1の耐久性を向上させ
ることができる。
【0041】また、補助ピストン22の製作精度は、ピ
ストン5とほぼ同等程度でよく、補助ピストン22に絞
り穴23を形成する加工は簡単であり、また、その絞り
穴23の開口量は、絞り穴23の加工工具の径寸法の選
定に応じて容易に所望の値に設定でき、これらのことか
ら、比較的容易に必要最小限のクッション圧力とするこ
とができ、上述した優れた緩衝精度の確保に貢献する。
ストン5とほぼ同等程度でよく、補助ピストン22に絞
り穴23を形成する加工は簡単であり、また、その絞り
穴23の開口量は、絞り穴23の加工工具の径寸法の選
定に応じて容易に所望の値に設定でき、これらのことか
ら、比較的容易に必要最小限のクッション圧力とするこ
とができ、上述した優れた緩衝精度の確保に貢献する。
【0042】また、上述のようにクッションストローク
の開始時に、油道7aがシール部材21によってシール
され、ロッド側チャンバ4bから油道7aへの圧油の流
入が完全に阻止され、また、油道7aの断面積に比べて
絞り穴23の断面積の和をあらかじめ小さく設定してあ
ることから、ロッド側チャンバ4bからの戻り油の絞り
量を絞り穴23の開口量に依存させることができ、絞り
穴23の開口量を適切に選定することによって、より精
度の高い緩衝精度を確保することができる。また、シー
ル部材21を設けたことにより、ロッド側チャンバ4b
に発生したクッション圧力による力が、油道7を介して
ピストン5をシールするピストンシール5cに与えられ
ことを抑制でき、これによりピストンシール5cの保護
を図ることができ、この観点からも、油圧シリンダ1の
故障を防止し、当該油圧シリンダ1の耐久性を向上させ
ることができる。
の開始時に、油道7aがシール部材21によってシール
され、ロッド側チャンバ4bから油道7aへの圧油の流
入が完全に阻止され、また、油道7aの断面積に比べて
絞り穴23の断面積の和をあらかじめ小さく設定してあ
ることから、ロッド側チャンバ4bからの戻り油の絞り
量を絞り穴23の開口量に依存させることができ、絞り
穴23の開口量を適切に選定することによって、より精
度の高い緩衝精度を確保することができる。また、シー
ル部材21を設けたことにより、ロッド側チャンバ4b
に発生したクッション圧力による力が、油道7を介して
ピストン5をシールするピストンシール5cに与えられ
ことを抑制でき、これによりピストンシール5cの保護
を図ることができ、この観点からも、油圧シリンダ1の
故障を防止し、当該油圧シリンダ1の耐久性を向上させ
ることができる。
【0043】なお、上述した実施形態では、シール部材
21を、ロッド側チャンバ4bから油道7aへの圧油の
流入を阻止するチェック機構を有するチェック付きシー
ル部材によって構成してあるが、チェック機能を持たな
い通常のシール部材に代えてもよい。この場合には、ロ
ッド側チャンバ4bに発生したクッション圧力に伴っ
て、ロッド側チャンバ4bの圧油がわずかに流入する
が、基本的には、ロッド側チャンバ4bからの戻り油の
絞り量をほぼ絞り穴23の開口量に依存させることがで
き、比較的精度の高い緩衝精度を確保することができ、
また、ロッド側チャンバ4bに発生したクッション圧力
による力がピストンシール5cに与えられことを幾分か
は抑制でき、ピストンシール5cの保護を図ることがで
きる。
21を、ロッド側チャンバ4bから油道7aへの圧油の
流入を阻止するチェック機構を有するチェック付きシー
ル部材によって構成してあるが、チェック機能を持たな
い通常のシール部材に代えてもよい。この場合には、ロ
ッド側チャンバ4bに発生したクッション圧力に伴っ
て、ロッド側チャンバ4bの圧油がわずかに流入する
が、基本的には、ロッド側チャンバ4bからの戻り油の
絞り量をほぼ絞り穴23の開口量に依存させることがで
き、比較的精度の高い緩衝精度を確保することができ、
また、ロッド側チャンバ4bに発生したクッション圧力
による力がピストンシール5cに与えられことを幾分か
は抑制でき、ピストンシール5cの保護を図ることがで
きる。
【0044】また、上述した実施形態では、油圧シリン
ダ1の2室のうちのロッド側チャンバ4bに、補助ピス
トン22と、絞り穴23、油道7aから成る絞り手段と
によって構成されるクッション機構を設けてあるが、当
該油圧シリンダ1によっておこなわれる作業の種類など
によっては、このようなクッション機構を他の室を形成
するボトム側チャンバ4aに設けてもよく、また、ロッ
ド側チャンバ4b、ボトム側チャンバ4aの双方に設け
てもよい。
ダ1の2室のうちのロッド側チャンバ4bに、補助ピス
トン22と、絞り穴23、油道7aから成る絞り手段と
によって構成されるクッション機構を設けてあるが、当
該油圧シリンダ1によっておこなわれる作業の種類など
によっては、このようなクッション機構を他の室を形成
するボトム側チャンバ4aに設けてもよく、また、ロッ
ド側チャンバ4b、ボトム側チャンバ4aの双方に設け
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の各請求項に係る
発明によれば、従来のようなヘッドカバーに挿入される
クッションリングを設けることなく所望のクッション圧
力を得ることができ、すなわち、油圧シリンダにかかる
ほぼ全荷重を、受圧面積を大きくし得る補助ピストンを
介して比較的小さいクッション圧力の発生によって吸収
させることができ、このためにストロークエンドに一致
させるようにピストンを停止させることが比較的容易に
なり、従来に比べて優れた緩衝精度を得ることができ
る。また、このように優れた緩衝精度が得られることか
ら、補助ピストンとヘッドカバーとの衝突を防ぐことが
でき、このような衝突に伴う油圧シリンダの故障を防止
し、従来に比べて当該油圧シリンダの耐久性を向上させ
ることができる。
発明によれば、従来のようなヘッドカバーに挿入される
クッションリングを設けることなく所望のクッション圧
力を得ることができ、すなわち、油圧シリンダにかかる
ほぼ全荷重を、受圧面積を大きくし得る補助ピストンを
介して比較的小さいクッション圧力の発生によって吸収
させることができ、このためにストロークエンドに一致
させるようにピストンを停止させることが比較的容易に
なり、従来に比べて優れた緩衝精度を得ることができ
る。また、このように優れた緩衝精度が得られることか
ら、補助ピストンとヘッドカバーとの衝突を防ぐことが
でき、このような衝突に伴う油圧シリンダの故障を防止
し、従来に比べて当該油圧シリンダの耐久性を向上させ
ることができる。
【0046】また特に、請求項2に係る発明によれば、
補助ピストンの製作精度は、ピストンとほぼ同等程度で
よく、補助ピストンに絞り穴を形成する加工は簡単であ
り、また、その絞り穴の開口量は、絞り穴の加工工具の
径寸法の選定に応じて容易に所望の値に設定でき、これ
らのことから、比較的容易に必要最小限のクッション圧
力とすることができ、上述した優れた緩衝精度の確保に
貢献する。
補助ピストンの製作精度は、ピストンとほぼ同等程度で
よく、補助ピストンに絞り穴を形成する加工は簡単であ
り、また、その絞り穴の開口量は、絞り穴の加工工具の
径寸法の選定に応じて容易に所望の値に設定でき、これ
らのことから、比較的容易に必要最小限のクッション圧
力とすることができ、上述した優れた緩衝精度の確保に
貢献する。
【0047】また特に、請求項3,4に係る発明によれ
ば、クッションストロークの開始時に、シール部材によ
って絞り手段を構成する油道がシールされ、クッション
室から油道への圧油の流入が規制され、これによりクッ
ション室からの戻り油の絞り量を絞り穴の開口量に依存
させることができ、絞り穴の開口量を適切に選定するこ
とによって、より精度の高い緩衝精度を確保することが
できる。また、シール部材によって、クッション室に発
生したクッション圧力による力が、ピストンシールに与
えられことを抑制でき、これによりピストンシールの保
護を図ることができ、この観点からも、油圧シリンダの
故障を防止し、当該油圧シリンダの耐久性を向上させる
ことができる。
ば、クッションストロークの開始時に、シール部材によ
って絞り手段を構成する油道がシールされ、クッション
室から油道への圧油の流入が規制され、これによりクッ
ション室からの戻り油の絞り量を絞り穴の開口量に依存
させることができ、絞り穴の開口量を適切に選定するこ
とによって、より精度の高い緩衝精度を確保することが
できる。また、シール部材によって、クッション室に発
生したクッション圧力による力が、ピストンシールに与
えられことを抑制でき、これによりピストンシールの保
護を図ることができ、この観点からも、油圧シリンダの
故障を防止し、当該油圧シリンダの耐久性を向上させる
ことができる。
【図1】本発明の油圧シリンダの緩衝構造の一実施形態
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図2】図1の一部を拡大して示した図である。
【図3】図1に示す一実施形態で得られる圧力特性を示
す図である。
す図である。
【図4】従来の緩衝構造が備えられる油圧シリンダの概
観を示す図である。
観を示す図である。
【図5】図4に示す油圧シリンダの断面図である。
【図6】図4に示す油圧シリンダにおけるクッションス
トロークの開始時の形態を示す要部断面図である。
トロークの開始時の形態を示す要部断面図である。
【図7】図4に示す油圧シリンダにおけるクッションス
トロークエンド時の形態を示す要部断面図である。
トロークエンド時の形態を示す要部断面図である。
【図8】図4に示す従来の油圧シリンダの緩衝構造で得
られる圧力特性を示す図である。
られる圧力特性を示す図である。
1 油圧シリンダ 2 シリンダチューブ 3 ヘッドカバー 4 シリンダ 4a ボトム側チャンバ 4b ロッド側チャンバ 5 ピストン 5a ピストンロッド 6 油道 6a ボス孔 7 油道 7a 油道(絞り手段) 8 取付部 9 取付部 21 シール部材 22 補助ピストン 23 絞り穴(絞り手段) 24 端面
Claims (4)
- 【請求項1】 シリンダ内にピストンロッドを連結した
ピストンを摺動可能に装着することによって、このシリ
ンダ内を2室に区画形成する油圧シリンダに備えられ、
上記ピストンが上記2室のうちの少なくとも1室側のク
ッションストローク区間内に変位したときに、上記1室
からの戻り油の流出流路を絞って当該1室にクッション
圧力を発生させ、この1室をクッション室に形成するク
ッション機構を備えた油圧シリンダの緩衝構造におい
て、 上記クッション機構が、 上記ピストンロッドに装着されるとともに上記ピストン
の外径寸法とほぼ同等の外径寸法を有し、上記1室と上
記ピストンとの間に配置される補助ピストンと、この補
助ピストン部分に設けられ、上記1室からの戻り油の流
出流路を絞る絞り手段とを含むことを特徴とする油圧シ
リンダの緩衝構造。 - 【請求項2】 上記絞り手段が、 上記補助ピストンの外周面とこの補助ピストンに対向す
る上記シリンダの内周面との間に形成される隙間である
油道と、 上記補助ピストンに形成され、上記1室に開口するとと
もに上記油道に連通する絞り穴とを含むことを特徴とす
る請求項1記載の油圧シリンダの緩衝構造。 - 【請求項3】 上記補助ピストンの上記1室方向への移
動に伴って上記油道をシール可能なシール部材を備えた
ことを特徴とする請求項2記載の油圧シリンダの緩衝構
造。 - 【請求項4】 上記シール部材が、上記1室から上記油
道への圧油の流入を阻止するチェック機能を有するチェ
ック付シール部材であることを特徴とする請求項3記載
の油圧シリンダの緩衝構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25231097A JPH1182425A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 油圧シリンダの緩衝構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25231097A JPH1182425A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 油圧シリンダの緩衝構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1182425A true JPH1182425A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17235481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25231097A Pending JPH1182425A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 油圧シリンダの緩衝構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1182425A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103765018A (zh) * | 2011-09-06 | 2014-04-30 | 萱场工业株式会社 | 流体压缸 |
| KR101988828B1 (ko) * | 2018-09-19 | 2019-06-12 | 김남학 | 굴삭기용 어태치먼트의 클램핑 장치 |
| CN112323599A (zh) * | 2020-10-19 | 2021-02-05 | 河南城建学院 | 一种道路施工用破碎器用安全保护装置 |
| CN113007073A (zh) * | 2021-02-27 | 2021-06-22 | 北京化工大学 | 一种应用于往复式压缩机气量调节的变截面液压双向缓冲装置 |
| CN114321082A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-12 | 苏州赛泰克机械科技有限公司 | 一种具有高缓冲性能的液压油缸 |
| CN114423908A (zh) * | 2019-09-30 | 2022-04-29 | 神钢建机株式会社 | 工程机械 |
| CN115874674A (zh) * | 2022-12-13 | 2023-03-31 | 中联重科股份有限公司 | 油缸保护元件、油缸保护装置及挖掘机铲斗 |
| CN112780633B (zh) * | 2021-01-06 | 2023-05-05 | 安徽鼎图液压设备有限公司 | 一种双缸液压油缸 |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP25231097A patent/JPH1182425A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103765018A (zh) * | 2011-09-06 | 2014-04-30 | 萱场工业株式会社 | 流体压缸 |
| CN103765018B (zh) * | 2011-09-06 | 2015-11-25 | 萱场工业株式会社 | 流体压缸 |
| KR101988828B1 (ko) * | 2018-09-19 | 2019-06-12 | 김남학 | 굴삭기용 어태치먼트의 클램핑 장치 |
| CN114423908A (zh) * | 2019-09-30 | 2022-04-29 | 神钢建机株式会社 | 工程机械 |
| CN114423908B (zh) * | 2019-09-30 | 2023-12-05 | 神钢建机株式会社 | 工程机械 |
| US12000113B2 (en) | 2019-09-30 | 2024-06-04 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Work machine |
| CN112323599A (zh) * | 2020-10-19 | 2021-02-05 | 河南城建学院 | 一种道路施工用破碎器用安全保护装置 |
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| CN114321082A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-12 | 苏州赛泰克机械科技有限公司 | 一种具有高缓冲性能的液压油缸 |
| CN115874674A (zh) * | 2022-12-13 | 2023-03-31 | 中联重科股份有限公司 | 油缸保护元件、油缸保护装置及挖掘机铲斗 |
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