JPH1182672A - 斜板式無段変速機 - Google Patents

斜板式無段変速機

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JPH1182672A
JPH1182672A JP27079097A JP27079097A JPH1182672A JP H1182672 A JPH1182672 A JP H1182672A JP 27079097 A JP27079097 A JP 27079097A JP 27079097 A JP27079097 A JP 27079097A JP H1182672 A JPH1182672 A JP H1182672A
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勉 林
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芳浩 中島
Hideo Okuzaki
英夫 奥崎
Masako Takahashi
雅子 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜板式無段変速機において、特別な連動機構
を持たずとも、モータ斜板の直立時には、第2分配弁を
ストローク中点に停止させてモータポートを遮断するロ
ックアップ状態が自動的に得られようにする。 【解決手段】 モータシリンダ孔39に連なるモータポ
ート39aを高圧油路47及び低圧油路48に交互に連
通切換えする第2分配弁42をシリンダブロック軸線X
と平行に配置し、この第2分配弁42を往復動させる弁
斜板19bをモータ斜板19aに同一斜面上で一体に結
合し、各モータポート39aを、これが対応するモータ
シリンダ孔39に対してシリンダブロック4の周方向へ
位相が90°ずれた位置で第2分配弁42により切換え
制御されるように形成し、モータ斜板19aの直立時、
第2分配弁42をストローク中点に留めるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、斜板式の油圧ポン
プ及び油圧モータ間を油圧閉回路により接続し、その油
圧モータを可変容量型とした斜板式無段変速機に関し、
特に、シリンダブロック軸線に平行且つ該軸線を囲む環
状に配列された多数のポンプシリンダ孔及びモータシリ
ンダ孔、並びにポンプシリンダ孔に個別に連なる多数の
ポンプポート及びモータシリンダ孔に個別に連なる多数
のモータポートを有するシリンダブロックと、多数のポ
ンプシリンダ孔に摺動自在に嵌合する多数のポンププラ
ンジャと、多数のモータシリンダ孔に摺動自在に嵌合す
る多数のモータプランジャと、シリンダブロックの一端
面に対向して配設され、それとの相対回転に伴いポンプ
プランジャに往復動を与えるポンプ斜板と、シリンダブ
ロックの他端面に対向して配設され、それとの相対回転
に伴いモータプランジャに往復動を与えると共に、その
往復ストロークをゼロにする、前記軸線と直交する直立
位置及び、その往復ストロークを最大にする最大傾斜位
置間を傾動し得るモータ斜板と、前記軸線を囲む環状の
高圧油路及び低圧油路と、シリンダブロックに設けら
れ、ポンプポート及びモータポートをそれぞれ高圧油路
及び低圧油路の何れとも遮断するストローク中点を経て
両油路に交互に連通切換えするように往復動するスプー
ル型の多数の第1分配弁及び第2分配弁とを備えたもの
で、モータ斜板の直立時には伝動効率の向上を図るべく
モータポートを遮断するロックアップ機能を具備した斜
板式無段変速機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる斜板式無段変速機は、例えば特公
平6−89828号公報に開示されているように、既に
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
斜板式無段変速機は、多数の第2分配弁をシリンダブロ
ックに放射状に配設すると共に、これら第2分配弁をポ
ンプシリンダの回転に伴い往復動させるための偏心輪を
ミッションケースに支持させている。そしてロックアッ
プ機能を具備するために、上記偏心輪をモータ斜板に連
動させて、モータ斜板の直立時に偏心輪の偏心量がゼロ
となるようにし、これにより第2分配弁をストローク中
点に停止させてモータポートを遮断するようにしてい
る。
【0004】しかしながら、上記のように互いに異なる
動きをするモータ斜板と偏心輪とを連動させる機構を有
することは、無段変速機の構造を複雑化するのみなら
ず、そのコンパクト化を妨げることになる。
【0005】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、特別な連動機構を持たずとも、モータ斜板の直立
時には、第2分配弁をストローク中点に停止させてモー
タポートを遮断するロックアップ状態が自動的に得られ
ようにした、構造簡単でコンパクトな前記斜板式無段変
速機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、シリンダブロック軸線に平行且つ該軸線
を囲む環状に配列された多数のポンプシリンダ孔及びモ
ータシリンダ孔、並びにポンプシリンダ孔に個別に連な
る多数のポンプポート及びモータシリンダ孔に個別に連
なる多数のモータポートを有するシリンダブロックと、
多数のポンプシリンダ孔に摺動自在に嵌合する多数のポ
ンププランジャと、多数のモータシリンダ孔に摺動自在
に嵌合する多数のモータプランジャと、シリンダブロッ
クの一端面に対向して配設され、それとの相対回転に伴
いポンププランジャに往復動を与えるポンプ斜板と、シ
リンダブロックの他端面に対向して配設され、それとの
相対回転に伴いモータプランジャに往復動を与えると共
に、その往復ストロークをゼロにする、前記軸線と直交
する直立位置及び、その往復ストロークを最大にする最
大傾斜位置間を傾動し得るモータ斜板と、前記軸線を囲
む環状の高圧油路及び低圧油路と、シリンダブロックに
設けられ、ポンプポート及びモータポートをそれぞれ高
圧油路及び低圧油路の何れとも遮断するストローク中点
を経て両油路に交互に連通切換えするように往復動する
スプール型の多数の第1分配弁及び第2分配弁とを備え
た、斜板式無段変速機において、モータポートを高圧油
路及び低圧油路に交互に連通切換えする多数の第2分配
弁を前記軸線と平行にしてシリンダブロックに配設し、
シリンダブロックとの相対回転に伴いこれら第2分配弁
を往復動させる弁斜板をモータ斜板に同一斜面上で一体
に結合し、各モータシリンダ孔のモータポートを、これ
が該モータシリンダ孔に対してシリンダブロックの周方
向へ位相が90°ずれた位置で第2分配弁により切換え
制御されるように形成し、弁斜板がモータ斜板と共に直
立位置を占めるときは、第2分配弁をストローク中点に
留めるようにしたことを特徴とする。
【0007】この特徴によれば、弁斜板をモータ斜板に
同一斜面上で結合するも、各モータシリンダ孔のモータ
ポートを、これが該モータシリンダ孔に対してシリンダ
ブロックの周方向へ位相が90°ずれた位置で第2分配
弁により切換え制御されるように形成したので、モータ
斜板の傾斜時には、それと共に傾斜した弁斜板が第2分
配弁に往復動を与えることにより、膨張行程のモータシ
リンダ孔に対応するモータポートを高圧油路に、収縮行
程のモータシリンダ孔に対応するモータポートを低圧油
路にそれぞれ的確に連通させて油圧伝動を行うことがで
き、またモータ斜板の直立時には、それと共に直立した
弁斜板が第2分配弁をストローク中点に保持することに
より、全てのモータポートを高圧油路及び低圧油路の何
れとも遮断したロックアップ状態を自動的に得ることが
できる。したがって、ロックアップ状態を自動的に得る
ための連動機構を特別に持つ必要がない。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】先ず、図1及び図2において、斜板式無段
変速機Tを収容するミッションケース1の左右両端壁に
出力軸2がボールベアリング3,3を介して支承され、
この出力軸2には、ミッションケース1の左端壁に隣接
して入力ギア5aを固着した入力部材5がアンギュラコ
ンタクトベアリング6を介して回転自在に支承される。
入力ギヤ5aには図示しないエンジンの動力が入力さ
れ、出力軸2の右端部から動力が図示しない負荷、例え
ば自動二輪車の駆動装置に出力されるようになってい
る。
【0010】入力部材5には、出力軸2にニードルベア
リング7を介して支承される斜板ホルダ8が一体に形成
されており、この斜板ホルダ8に第1斜板組立体9がボ
ールベアリング10及びアンギュラコンタクトベアリン
グ11を介して回転自在に支承される。第1斜板組立体
9は、ポンプ斜板9aと、これに囲繞されると共に同一
斜面上に配置される第1弁斜板9bとを一体に備えてお
り、これらポンプ斜板9a及び第1弁斜板9bを出力軸
2の軸線Xに対して一定角度傾斜させるように、前記斜
板ホルダ8は配置される。
【0011】出力軸2の中間部には、該軸2と同心のシ
リンダブロック4がスプライン結合されると共に、該軸
2上のフランジ12及びスリーブ13により軸方向移動
不能に固定される。
【0012】このシリンダブロック4を挟んで第1斜板
組立体9と反対側において、ミッションケース1にボル
ト14で固着される斜板アンカ15が出力軸2にアンギ
ュラコンタクトベアリング16を介して支承される。こ
の斜板アンカ15に、出力軸2の軸線Xと直交する軸線
Yを持つ半円筒状のトラニオン18が一定角度範囲で回
転可能に支承され、このトラニオン18の中央部に第2
斜板組立体19がボールベアリング20及びアンギュラ
コンタクトベアリング21を介して回転自在に支承され
る。第2斜板組立体19は、モータ斜板19aと、これ
に囲繞されると共に同一斜面に配置される第2弁斜板1
9bとを一体に備えている。トラニオン18は、その軸
方向一端に作動腕(図示せず)を備えており、その作動
腕によりトラニオン18を回転することにより、モータ
斜板19a及び第2弁斜板19bの出力軸2軸線Xに対
する傾斜角度を変え得るようになっている。
【0013】斜板アンカ15には、シリンダブロック4
をボールベアリング31を介して回転自在に支承するシ
リンダホルダ17がボルト38により固着される。
【0014】出力軸2上に配設されて入力部材5及び第
1斜板組立体9を支持する左側のアンギュラコンタクト
ベアリング6、並びに出力軸2上に配設されて斜板アン
カ15を支持する右側のアンギュラコンタクトベアリン
グ16の各外側面には、出力軸2上の一対の環状溝2
2,22に係合した2つ割りコッタ23,23が当接す
るように配置され、各コッタ23の外周にはリテーナ環
24が嵌合される。而して、無段変速機Tの作動によ
り、第1斜板組立体9及びシリンダブロック4間に発生
するスラスト荷重は左右のアンギュラコンタクトベアリ
ング6,16から左右のコッタ23,23を介して出力
軸2に支持され、また斜板アンカ15及びシリンダブロ
ック4間に発生するスラスト荷重は前記フランジ12及
び右側のコッタ23を介して出力軸2に支持され、これ
によりミッションケース1への荷重負担を軽減させるこ
とができる。
【0015】シリンダブロック4には、奇数で多数(図
示例では各5本)のポンプシリンダ孔25がシリンダブ
ロック4と同心の第1ピッチ円C1 (図2参照)上で環
状に配列して形成され、またポンプシリンダ孔25と同
数の第1弁孔26が第1ピッチ円C1 より小径でそれと
同心の第2ピッチ円C2 上で環状に配列して形成され
る。ポンプシリンダ孔25は、その一端をシリンダブロ
ック4の左端面に開口すると共に他端を閉塞しており、
第1弁孔26はポンプシリンダ孔25より小径に形成さ
れると共に、シリンダブロック4を軸方向に貫通してい
る。
【0016】ポンプシリンダ孔25及び第1弁孔26に
は、ポンププランジャ27及びスプール型の第1分配弁
28がそれぞれ摺動自在に嵌装される。これらポンププ
ランジャ27及び第1分配弁28は、それぞれ先端をシ
リンダブロック4の左端面から突出させて、前記ポンプ
斜板9a及び第1弁斜板9bに当接させている。而し
て、ポンプ斜板9a及び第1弁斜板9bは、入力部材5
の回転時、ポンププランジャ27及び第1分配弁28に
軸方向の往復動を与えるものであり、これらによって斜
板式油圧ポンプPが構成される。
【0017】図1及び図6に示すように、ポンププラン
ジャ27及び第1分配弁28の各先端は球状端部29
a,30aに形成されており、これら球状端部29a,
30aが係合する、それらより大径の球状凹部29b,
30bがポンプ斜板9a及び第1弁斜板9bに形成さ
れ、これによりポンプ斜板9aとポンププランジャ2
7、第1弁斜板9bと第1分配弁28の各間の回転方向
の滑りを防止すると共に、ポンププランジャ27及び第
1分配弁28が各対応する斜板9a,9bから受ける曲
げモーメントを少なくすることができる。
【0018】図1及び図7に示すように、第1斜板組立
体9には、ポンププランジャ27及び第1分配弁28の
各球状端部29a,30aを各対応する斜板9a,9b
の球状凹部29b,30bとの係合状態に保持する環状
のリテーナ板32がサークリップ33により回転可能に
取付けられる。このリテーナ板32には、環状配列のポ
ンププランジャ27に対応する、それと同数のプランジ
ャ保持孔34と、環状配列の第1分配弁28に対応す
る、それと同数の弁保持孔35とが設けられる。プラン
ジャ保持孔34は、ポンププランジャ27の球状端部2
9aより小径に、且つ球状端部29aの頸部29a1
り大径に形成されると共に、切欠き36によりリテーナ
板32の外周に開放される。この切欠き36の幅は、上
記球状端部29aの頸部29a1 より若干大きくなって
いる。而して、ポンププランジャ27の頸部29aを、
切欠き36を経てプランジャ保持孔34に配置した後、
ポンププランジャ27をポンプシリンダ孔25に挿入
し、またリテーナ板32を第1斜板組立体9に装着すれ
ば、頸部29a1 の切欠き36からの離脱を防ぐことが
できると共に、プランジャ保持孔34により球状端部2
9aを球状凹部29bとの係合位置に保持することがで
きる。したがって、ポンプ斜板9a及びシリンダブロッ
ク4の相対回転に伴いポンププランジャ27を強制的に
往復動させることができるから、ポンププランジャ27
を突出方向へ付勢する戻しばねを設ける必要はない。
【0019】また弁保持孔35は、第1分配弁28の球
状端部30aより小径に、且つ球状端部30aの頸部3
0a1 より大径に形成されると共に、切欠き37により
リテーナ板32の内周に開放される。この切欠き37の
幅は、上記球状端部30aの頸部30a1 より若干大き
くなっている。したがって、ポンププランジャ27の場
合と同様の組立要領により、頸部30a1 の切欠き37
からの離脱を防ぐことができると共に、球状端部30a
を球状凹部30bとの係合位置に保持することができる
から、第1弁斜板9b及びシリンダブロック4の相対回
転に伴い第1分配弁28を強制的に往復動させることが
できる。
【0020】再び図1及び図2において、シリンダブロ
ック4には、また、ポンプシリンダ孔25と同数のモー
タシリンダ孔39がポンプシリンダ孔25群の第1ピッ
チ円C1 上で環状に且つ前記ポンプシリンダ孔25と交
互に配列して形成され、またモータシリンダ孔39と同
数の第2弁孔40が第1弁孔26群の第1ピッチ円C 2
上で環状に且つ第1分配弁28と交互に配列して形成さ
れる。モータシリンダ孔39は、その一端をシリンダブ
ロック4の右端面に開口すると共に、他端を閉塞してお
り、第2弁孔40は、モータシリンダ孔39より小径に
形成されると共に、シリンダブロック4を軸方向に貫通
している。また図示例では、ポンプシリンダ孔25とモ
ータシリンダ孔39、第1弁孔26と第2弁孔40がそ
れぞれ同径になっている。したがって、第2弁孔40は
モータシリンダ孔39より小径になっている。
【0021】モータシリンダ孔39及び第2弁孔40に
は、モータプランジャ41及びスプール型の第2分配弁
42がそれぞれ摺動自在に嵌装される。これらモータプ
ランジャ41及び第2分配弁42は、それぞれ先端をシ
リンダブロック4の右端面から突出させて、前記モータ
斜板19a及び第2弁斜板19bに当接させている。而
して、モータ斜板19a及び第2弁斜板19bは、シリ
ンダブロック4の回転時、モータプランジャ41及び第
2分配弁42に軸方向の往復動を与えるものであり、こ
れらによって斜板式油圧モータMが構成される。
【0022】モータプランジャ41及び第2分配弁42
の各先端は球状端部43a,44aに形成されており、
これら球状端部43a,44aが係合する、それらより
大径の球状凹部43b,44bがモータ斜板19a及び
第2弁斜板19bに形成され、これによりモータ斜板1
9aとモータプランジャ41、第2弁斜板19bと第2
分配弁42の各間の回転方向の滑りを防止すると共に、
モータプランジャ41及び第2分配弁42が各対応する
斜板19a,19bから受ける曲げモーメントを少なく
することができる。
【0023】第2斜板組立体19には、モータプランジ
ャ41及び第2分配弁42の各球状端部43a,44a
を各対応する斜板19a,19bの球状凹部43b,4
4bとの係合状態に保持する環状のリテーナ板45がサ
ークリップ46により回転可能に取付けられる。このリ
テーナ板45とモータプランジャ41及び第2分配弁4
2との連結構造は、前記リテーナ板32とポンププラン
ジャ27及び第1分配弁28との連結構造と同様であ
る。
【0024】シリンダブロック4には、第1、第2弁孔
26,40の何れとも交差する環状の高圧油路47及び
低圧油路48が軸方向に間隔を存して形成され、また各
ポンプシリンダ孔25から延びて、それとシリンダブロ
ック4の反回転方向(図2の矢印Rはシリンダブロック
4の回転方向を示す)へ90°位相がずれた第1弁孔2
6に達する多数のポンプポート25aと、各モータシリ
ンダ孔39から延びて、それとシリンダブロック4の反
回転方向へ90°位相がずれた第2弁孔40に達する多
数のモータポート39aとが形成される。
【0025】図9に示すように、各第1分配弁28は、
その球状端部29a側から順次並ぶ第1ランド部28
a、第1環状溝28d、第2ランド部28b、第2環状
溝28e及び第3ランド部28cを備えており、この第
1分配弁28の第1弁斜板9bによる右動限では、第1
環状溝28dがポンプポート25a及び高圧油路47間
を連通すると共に、第2ランド部28bがポンプポート
25a及び低圧油路48間を遮断し、またその左動限で
は、第2環状溝28eがポンプポート25a及び低圧油
路48間を連通させると共に、第2ランド部28bがポ
ンプポート25a及び高圧油路47間を遮断し、またそ
のストローク中点では、第1及び第2ランド部28a,
28bがポンプポート25aを両油路57,58の何れ
とも遮断する。
【0026】一方、各第2分配弁42は、図10に示す
ように、その球状端部44a側から順次並ぶ第1ランド
部42a、環状溝42c及び第2ランド部42bを備え
ており、この第2分配弁42の第2弁斜板19bによる
左動限では、環状溝42cがモータポート39a及び低
圧油路48間を連通すると共に、第2ランド部42bが
モータポート39a及び高圧油路47間を遮断し、また
その右動限では、環状溝42cがモータポート39a及
び高圧油路47間を連通すると共に、第1ランド部42
aがモータポート39a及び低圧油路48間を遮断し、
またそのストローク中点では、第1及び第2ランド部4
2a,42bがモータポート39aを両油路47,48
の何れとも遮断する。
【0027】図1に示すように、出力軸2の中心部に
は、図示しないエンジンにより駆動される補給ポンプ4
9の吐出側に連なる補給油路50が形成されており、こ
の補給油路50と、低圧油路48及び高圧油路47との
各間を連通すべく出力軸2に穿設された第1連通孔51
及び第2連通孔52に、第1チェック弁53及び第2チ
ェック弁54がそれぞれ装着される。第1チェック弁5
3は、補給油路50から低圧油路48への一方向のみの
油の流れを許容し、また第2チェック弁54は、補給油
路50から高圧油路47への一方向のみの油の流れを許
容する。
【0028】図3、図4及び図8に示すように、シリン
ダブロック4は、その軸線X(前記出力軸2の軸線Xと
同一)と直交する分割面で分割された複数枚、図示例で
は5枚のブロック板41 〜45 から構成され、これらは
相互に結合される。各ブロック板41 〜45 はプレス成
形されたものであり、したがって、それぞれプレス加工
に適した板厚になっている。これらブロック板41 〜4
5 の結合構造については後述する。
【0029】5枚のブロック板は、図3で左から第1ブ
ロック板41 〜第5ブロック板45と呼ぶことゝし、前
記ポンプシリンダ孔25、モータシリンダ孔39、第1
弁孔26及び第2弁孔40は、第1ブロック板41 〜第
5ブロック板45 にわたり形成される。この場合、特
に、ポンプシリンダ孔25は、ポンププランジャ27を
摺動自在に支承するよう、第1、第2ブロック板41
2 に形成される入口孔25iと、この入口孔25iよ
り若干大径でポンププランジャ27の内端面及び外周面
との間に油室を画成するよう、第3〜第5ブロック板4
1 ,45 に形成される奥孔25oとで構成される。また
モータシリンダ孔39は、モータプランジャ41を摺動
自在に支承するよう、第4、第5ブロック板44 ,45
に形成される入口孔39iと、この入口孔39iより若
干大径でモータプランジャ41の内端面及び外周面との
間に油室を画成するよう、第1〜第3ブロック板41
3に形成される奥孔39oとで構成される。
【0030】ポンプポート25aは、ポンプシリンダ孔
25の奥孔25o内周面に形成される軸方向溝25a1
と、第3ブロック板43 の、第2ブロック板42 側分割
面に形成されて奥孔25oから前述のように90°ずれ
た位置の第1弁孔26に達する曲線溝25a2 とで構成
される。またモータポート39aも同様に、モータシリ
ンダ孔39の奥孔39o内周面に形成される軸方向溝3
9a1 と、第3ブロック板43 の、第4ブロック板44
側分割面に形成されて、奥孔39oから前述のように9
0°ずれた位置の第2弁孔40に達する曲線溝39a2
とで構成される。
【0031】高圧油路47は第2ブロック板42 と出力
軸2との嵌合面間に、また低圧油路48は第4ブロック
板44 と出力軸2との嵌合面間にそれぞれ形成される。
【0032】また、第1ブロック板41 〜第5ブロック
板45 にかけて一連の位置決め孔55が少なくとも2
本、図示例ではシリンダブロック軸線X周りに90°間
隔を置いて4本形成され、それらに位置決めピン56を
嵌入することにより、各ブロック板41 〜45 のポン
プ、モータシリンダ孔25,39、第1、第2弁孔2
6,40をそれぞれ一直線上に整列させる。而して、上
記位置決め孔55及び位置決めピン56は位置決め手段
58を構成する。
【0033】第1〜第5ブロック板41 〜45 の各外周
縁には面取りが施され、これらの面取りは、第1〜第5
ブロック板41 〜45 を重ねたとき、それらの外周に各
分割面に臨む環状溝59を形成する。
【0034】而して、位置決めピン56により位置決め
されながら重ねられた第1〜第5ブロック板41 〜45
を相互に結合するに当たり、上記環状溝59に線状のロ
ー材mを環状に巻き付け、第1〜第5ブロック板41
5 を相互に圧着しながらロー材mを加熱、溶融させれ
ば、溶融したロー材が毛細管現象により各ブロック板4
1 〜45 の分割面間のみならず、位置決めピン56及び
位置決め孔55間にも浸透して、その後の固化により各
部を結合することができる。こうして、ブロック板41
〜45 は相互に結合されると共に、位置決めピン56と
も結合されるので、位置決めピン56が連結部材の機能
を果たすことになり、大なる結合力を発揮することがで
きる。また第1〜第5ブロック板41 〜45 を相互に圧
着することにより、ブロック板相互間隙が極微細なもの
となり、毛細管現象によるロー材の各部への浸透を良好
にすることができる。
【0035】また上記のように、環状溝69にセットさ
れたロー材mは、その溶融時、該環状溝69に規制され
て、無用な箇所への流出を回避することができるから、
高価なロー材mの歩留りが極めてよい。
【0036】尚、図5に示すように、上記ロー付けの前
に、位置決めピン56の両端56a,56aをかしめ
て、第1〜第5ブロック板41 〜45 相互に圧接力を加
えると共に、該ピン56の位置決め孔55からの抜け止
めをしておくことは、第1〜第5ブロック板41 〜45
の積層状態を保持する特別の治具を用いることなく、良
好なロー付け状態を得る上に有効である。
【0037】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0038】いま、モータ斜板19aを或る傾斜角度に
保持した状態で、図示しないエンジンの動力により、入
力ギヤ5aを介して第1斜板組立体9を回転させれば、
前述のように、ポンプ斜板9a及び第1弁斜板9bとリ
テーナ板32との協働によりポンププランジャ27及び
第1分配弁28に軸方向の往復動を強制的且つ各タイミ
ング良く与えることができ、したがって、それらの適正
な往復動は高速運転時でも保証される。
【0039】而して、図9に示すように、ポンププラン
ジャ27が、ポンプシリンダ孔25内の油室を拡大して
いく吸入領域Sを通過する間は、第1分配弁28がポン
プポート25aを低圧油路48に連通するので、低圧油
路48の作動油が上記ポンプシリンダ孔25内の油室に
吸入される。またポンププランジャ27が、ポンプシリ
ンダ孔25内の油室を縮小していく吐出領域Dを通過す
る間は、第1分配弁28がポンプポート25aを高圧油
路47に連通するので、上記ポンプシリンダ孔25内の
高圧の作動油が高圧油路47に吐出される。
【0040】一方、油圧モータMでは、図10に示すよ
うに、モータプランジャ41が、モータシリンダ孔39
内の油室を拡大していく膨張領域Exに存する間は、第
2分配弁42がモータポート39aを高圧油路47に連
通し、またモータプランジャ41が、モータシリンダ孔
39内の油室を縮小していく収縮領域Reに存する間
は、第2分配弁42がモータポート39aを低圧油路4
8に連通するので、先刻のように、ポンプシリンダ孔2
5から高圧油路47に吐出された高圧の作動油は、膨張
領域Exに存するモータプランジャ41のシリンダ孔3
9に供給されて該モータプランジャ41に推力を与え
る。また収縮領域Reに存するモータプランジャ41
は、収縮行程の進行に応じて、モータシリンダ孔39か
ら低圧油路48へ作動油を排出していく。モータシリン
ダ孔39内の高圧の作動油により推力を受けたモータプ
ランジャ41は、モータ斜板19aを押圧して、それに
回転トルクを及ぼし、その反力トルクによりシリンダブ
ロック4が入力ギヤ5aと同方向へ回転し、その回転ト
ルクは出力軸2から外部の負荷へと伝達される。こゝに
おいても、モータ斜板19a及び第2弁斜板19bとリ
テーナ板45との協働により、モータプランジャ41及
び第2分配弁42の往復動は、強制的且つタイミング良
く行われる。
【0041】このような通常運転時、シリンダブロック
4各部からの油圧の漏洩により、低圧油路48が減圧す
れば、第1チェック弁53が開いて、補給油路50から
低圧油路48に作動油が補給される。またエンジンブレ
ーキ時には高圧油路47が低圧、低圧油路48が高圧と
なるから、このときの油圧の漏洩分の補給は、第2チェ
ック弁54を通して行われる。
【0042】而して、油圧ポンプPは、ポンプ斜板9a
の傾斜角度が固定の固定容量型であるのに対し、油圧モ
ータMは、モータ斜板19aの傾斜角度が可変の可変容
量型であるから、モータ斜板19aの傾斜角度を変えて
油圧モータMの容量を増減することにより、入力部材5
及び出力軸2間の変速比を変えることができる。即ち、
モータ斜板19aを、油圧モータMの容量を最大にする
最大傾斜位置(シリンダブロック軸線Xに対する垂直面
から最大に傾斜した位置)から、該容量をゼロにする直
立位置(シリンダブロック軸線Xに対して垂直となる位
置)まで変位させることにより、変速比をローレシオか
らトップレシオの1まで制御し得る。
【0043】しかも、モータ斜板19aは、これと同一
斜面に配置される第2弁斜板19bとで第2斜板組立体
19を構成しているので、第2弁斜板19bはモータ斜
板19aと一体となって変位する。したがってモータ斜
板19aが直立位置までくると、第2弁斜板19bも直
立することになるが、第2弁斜板19bの直立によれ
ば、図11に示すように、第2分配弁42がそのストロ
ーク中点に保持されてモータポート39aを高圧及び低
圧油路47,48の何れとも遮断し続けるようになり、
油圧ポンプP及び油圧モータM間の連通油路を遮断し
た、所謂ロックアップ状態となる。
【0044】その結果、油圧ポンプPに連通する油路容
積が半減して、該油路の作動油の非圧縮性が向上し(該
油路容積の減少に伴い作動油中に含まれる気泡の総量が
半減することによる)、また油圧モータMでの油漏れが
伝動効率に影響しなくなることにより、入力部材5及び
出力軸2間の相対回転を極少に抑えることができて、ト
ップレシオの状態での伝動効率を高めることができる。
しかも、第2分配弁42をこのように作動するものは、
モータ斜板19aと一体の第2弁斜板19bであるか
ら、第2弁斜板19bを作動する専用の連動機構は不要
であり、構造の簡素化に寄与し得る。
【0045】このような無段変速機Tにおいて、環状の
高圧油路47及び低圧油路48をシリンダブロック4の
軸方向に並設し、何れも上記両油路47,48と交差し
てシリンダブロック軸線Xと平行に延びるようにシリン
ダブロック4に設けられる多数の第1弁孔26及び第2
弁孔40に多数の第1分配弁26及び第2分配弁42を
それぞれ摺動自在に嵌合したので、ポンプシリンダ孔、
モータシリンダ孔、第1弁孔26及び第2弁孔40が全
てシリンダブロック軸線Xと平行に配置されることにな
り、これらを平行多軸工具をもってシリンダブロック4
に容易且つ迅速に加工することが可能である。しかも、
シリンダブロック4との相対回転に伴い第1及び第2分
配弁26,42をそれぞれ作動する第1及び第2弁斜板
9b,19bが、ポンプ及びモータ斜板9a,19aと
同様に、シリンダブロックの両端側に配置されるので、
シリンダブロック4の外周に配設される部材が少なくな
り、無段変速機の径方向のコンパクト化に大いに寄与し
得る。
【0046】また、シリンダブロック4には、第1ピッ
チ円C1 上でポンププランジャ27及びモータプランジ
ャ41を配列し、第1ピッチ円C1 より小径の第2ピッ
チ円C2 上で、上記各プランジャ27,41より小径の
第1及び第2分配弁28,42を配列したので、各プラ
ンジャ27,41群の半径方向内側のデッドスペースに
各分配弁28,42群が配置されることになり、したが
って、第1ピッチ円C 1 を充分な大きさに設定して、斜
板9a,19aにより各プランジャ17,41に与える
往復動ストロークを充分に確保しても、各分配弁28,
42群の存在がシリンダブロック4を大径化させること
はなく、無段変速機Tの径方向のコンパクト化を図るこ
とができる。また各分配弁28,42は、各プランジャ
27,41より小径に形成してあるから、各プランジャ
27,41群の内側でも各分配弁28,42群を容易に
配置することができる。
【0047】しかも、ポンププランジャ27及びモータ
プランジャ41を同一の第1ピッチ円C1 上で交互に配
列したので、シリンダブロック4を大径化することな
く、その軸方向寸法を減少することができ、これにより
無段変速機Tの径方向及び軸方向のコンパクト化を図る
ことができる。
【0048】また、高圧油路47及び低圧油路48を、
ポンププランジャ27群及びモータプランジャ41群の
内側に配置したので、高、低圧油路47,48を極力短
く形成でき、これにより、これら油路内の作動油中に介
在する気泡の絶対量を少なくして、油圧伝動効率の向上
を図ることができる。
【0049】また、第1斜板組立体9には、同一斜面上
に配置されるポンプ斜板9a及び第1弁斜板9bを一体
に設け、第2斜板組立体19には、同一斜面上に配置さ
れるモータ斜板19a及び第2弁斜板19bを一体に設
けたので、複数の斜板による無段変速機Tの軸方向寸法
の増加を抑えることができる。しかも、ポンプ斜板9a
及び第1斜板9bを第1斜板組立体9に、モータ斜板1
9a及び第2弁斜板19bを第2斜板組立体19にそれ
ぞれ一挙に加工することができ、量産性が高い。
【0050】また、各分配弁28,42は、その往復動
ストロークの中点で各ポート25a,39aを低圧油路
48及び高圧油路47の何れとも遮断するするものであ
るが、各ポンプシリンダ孔25のポンプポート25a
を、それに対してシリンダブロック4の反回転方向へ9
0°位相がずれた第1弁孔26に接続し、また各モータ
シリンダ孔39のモータポート39aを、それに対して
シリンダブロック4の反回転方向へ90°位相がずれた
第2弁孔40に接続したので、ポンプ斜板9aと第1弁
斜板9b、モータ斜板19aと第2弁斜板19bの各同
一傾斜配置によるも、各プランジャ27,41が往動限
又は復動限にきたとき、それに対応するポート25a,
39aは低圧油路48及び高圧油路47の何れとも遮断
されることになり、したがって、各プランジャ27,4
1が次いで復動又は往動に動きを変えるとき、上記ポー
ト25a,39aの低圧油路48又は高圧油路47への
連通切換えを的確に行うことができる。
【0051】また、シリンダブロック4は、その軸線X
と直交する分割面で分割され、プレス成形された第1〜
第5ブロック板41 〜45 を相互にロー付けして構成さ
れ、その際、ポンプシリンダ孔25の入口側半部に当た
る入口孔25iを第1、第2ブロック板41 ,42 に、
その奥側半部に当たる、入口孔25iより大径の奥孔2
5oを第3〜第5ブロック板43 〜45 にそれぞれ形成
し、またモータシリンダ孔39の入口側半部に当たる入
口孔39iを第4、第5ブロック板44 ,45に、その
奥側半部に当たる、入口孔39iより大径の奥孔39o
を第1〜第3ブロック板41 〜43 にそれぞれ形成した
ので、各ブロック板41 〜45 に形成される多数の入口
孔25i,39i若しくは奥孔25o,39oは比較的
浅く、これら多数の孔を有するブロック板41 〜45
プレス加工による量産は容易に行うことができ、したが
って、これらブロック板41 〜45 相互を、位置決め手
段58により位置決めしながら結合することにより、シ
リンダブロック4を能率良く製造することができる。
【0052】しかも多少の加工誤差や組立誤差があって
も、その誤差を入口孔25i,39iと、それより大径
の奥孔25o,39oとの直径差に吸収させることがで
きるから、各プランジャ27,41の摺動に支障を来す
こともないと共に、奥孔25o,39oの加工精度をラ
フにして量産性の更なる向上を図ることができる。
【0053】その上、各奥孔25o,39oにおいて
は、各プランジャ27,41の内端面のみならず外周面
が臨む油室が形成されるので、該油室内の作動油により
各プランジャ27,41の摺動面を常に良好に潤滑し、
その円滑な作動を保証することができる。
【0054】また、ポンプポート25a及びモータポー
ト39aの曲線溝25a2 ,39a 2 は、形状が比較的
複雑であるが、これら曲線溝25a2 ,39a2 は第3
ブロック板43 の分割面に形成されるので、第3ブロッ
ク板43 のプレス加工時、それら曲線溝25a2 ,39
2 を一挙に形成することが可能である。
【0055】本発明は、上記各実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更
が可能である。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、斜板式無
段変速機において、モータポートを高圧油路及び低圧油
路に交互に連通切換えする多数の第2分配弁をシリンダ
ブロック軸線と平行にしてシリンダブロックに配設し、
シリンダブロックとの相対回転に伴いこれら第2分配弁
を往復動させる弁斜板をモータ斜板に同一斜面上で一体
に結合し、各モータシリンダ孔のモータポートを、これ
が該モータシリンダ孔に対してシリンダブロックの周方
向へ位相が90°ずれた位置で第2分配弁により切換え
制御されるように形成し、弁斜板がモータ斜板と共に直
立位置を占めるときは、第2分配弁をストローク中点に
留めるようにしたので、モータ斜板の直立時には、特別
な連動機構を用いることなく、同時に弁斜板を直立させ
て第2分配弁をストローク中点に保持するロックアップ
状態を自動的に得ることができ、したがってロックアッ
プ機能を有する斜板式無段変速機の構造の簡素化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る無段変速機の縦断側
面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図1の要部拡大図。
【図4】図2の4−4線断面図。
【図5】図4の一部変形例を示す断面図。
【図6】図1の5−5線断面図。
【図7】図1の6−6線断面図。
【図8】シリンダブロックの分解斜視図。
【図9】ポンププランジャ及び第1分配弁の作動タイミ
ング図。
【図10】モータプランジャ及び第2分配弁の作動タイ
ミング図。
【図11】モータ斜板直立時の作用説明図。
【符号の説明】
T・・・・・斜板式無段変速機 X・・・・・シリンダブロック軸線 4・・・・・シリンダブロック 9a・・・・ポンプ斜板 19a・・・モータ斜板 19b・・・弁斜板(第2弁斜板) 25・・・・ポンプシリンダ孔 25a・・・ポンプポート 27・・・・ポンププランジャ 28・・・・第1分配弁 39・・・・モータシリンダ孔 39a・・・モータポート 41・・・・モータプランジャ 42・・・・第2分配弁 47・・・・高圧油路 48・・・・低圧油路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 雅子 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック軸線(X)に平行且つ
    該軸線(X)を囲む環状に配列された多数のポンプシリ
    ンダ孔(25)及びモータシリンダ孔(39)、並びに
    ポンプシリンダ孔(25)に個別に連なる多数のポンプ
    ポート(25a)及びモータシリンダ孔(39)に個別
    に連なる多数のモータポート(39a)を有するシリン
    ダブロック(4)と、多数のポンプシリンダ孔(25)
    に摺動自在に嵌合する多数のポンププランジャ(27)
    と、多数のモータシリンダ孔(39)に摺動自在に嵌合
    する多数のモータプランジャ(41)と、シリンダブロ
    ック(4)の一端面に対向して配設され、それとの相対
    回転に伴いポンププランジャ(27)に往復動を与える
    ポンプ斜板(9a)と、シリンダブロック(4)の他端
    面に対向して配設され、それとの相対回転に伴いモータ
    プランジャ(41)に往復動を与えると共に、その往復
    ストロークをゼロにする、前記軸線(X)と直交する直
    立位置及び、その往復ストロークを最大にする最大傾斜
    位置間を傾動し得るモータ斜板(19a)と、前記軸線
    (X)を囲む環状の高圧油路(47)及び低圧油路(4
    8)と、シリンダブロック(4)に設けられ、ポンプポ
    ート(25a)及びモータポート(39a)をそれぞれ
    高圧油路(47)及び低圧油路(48)の何れとも遮断
    するストローク中点を経て両油路(47,48)に交互
    に連通切換えするように往復動するスプール型の多数の
    第1分配弁(28)及び第2分配弁(42)とを備え
    た、斜板式無段変速機において、 モータポート(39a)を高圧油路(47)及び低圧油
    路(48)に交互に連通切換えする多数の第2分配弁
    (42)を前記軸線(X)と平行にしてシリンダブロッ
    ク(4)に配設し、シリンダブロック(4)との相対回
    転に伴いこれら第2分配弁(42)を往復動させる弁斜
    板(19b)をモータ斜板(19a)に同一斜面上で一
    体に結合し、各モータシリンダ孔(39)のモータポー
    ト(39a)を、これが該モータシリンダ孔(39)に
    対してシリンダブロック(4)の周方向へ位相が90°
    ずれた位置で第2分配弁(42)により切換え制御され
    るように形成し、弁斜板(19b)がモータ斜板(19
    a)と共に直立位置を占めるときは、第2分配弁(4
    2)をストローク中点に留めるようにしたことを特徴と
    する、斜板式無段変速機。
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