JPH1185235A - 撮像装置を用いた機械装置のビジュアルフィードバック方法 - Google Patents
撮像装置を用いた機械装置のビジュアルフィードバック方法Info
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- JPH1185235A JPH1185235A JP23624497A JP23624497A JPH1185235A JP H1185235 A JPH1185235 A JP H1185235A JP 23624497 A JP23624497 A JP 23624497A JP 23624497 A JP23624497 A JP 23624497A JP H1185235 A JPH1185235 A JP H1185235A
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Abstract
業座標系上の対象物体の特徴部分の動きに変換する際に
必要となる局所的な2次元速度ベクトルの座標変換マト
リクスを作業座標系上の対象物体の動きから推定する。 【解決手段】CCD カメラ26でロボットマニピュレータ21
で移動する対象物体のペグ23を含むシーンを撮影し、こ
の撮像信号からペグ23の特徴部分29を画像処理により抽
出し、特徴部分29をCCD カメラ26の撮像面に固定された
画像座標系上を追跡し、画像座標系上の2次元速度ベク
トルとロボットマニピュレータ21により認識される作業
座標系上の2次元速度ベクトルとを対応づける2次元速
度ベクトル座標変換マトリクスを局所的に推定し、ペグ
23を画像座標系上の目標位置へ移動するようにロボット
マニピュレータ21へ位置、速度指令を帰還する。更に偏
差ベクトルと現在の速度指令から予め設定されたマニピ
ュレータ21の速度の加減速パターンに基づく様に新たな
速度指令を得る。
Description
基づいて搬送装置の移動機構に対して好適な位置又は速
度指令を、フィードバックするための撮像装置を用いた
機械装置のビジュアルフィードバック方法に関する。
置のビジュアルフィードバック方法は、ITVカメラな
どで対象物体を2次元で撮影した画像データに基づいて
ロボットのマニピュレータなどの搬送装置の移動機構に
対して位置又は速度指令をフィードバックする目的で用
いられている。この撮像装置を用いた機械装置のビジュ
アルフィードバック方法では、例えば、特公平8−23
889号公報(ロボットを用いた物体の取出し方法)に
示されるように、撮影した画像データにおける撮影対象
物体の特徴部分を、画像処理によって抽出して撮像面に
固定された画像座標系上を追跡している。そして、対象
物体を画像座標系上の目標位置へ移動するように移動機
構に対して位置又は速度指令をフィードバックする。こ
のように撮像装置から出力される画像データに基づいて
対象物体を移動させるなどの操作を実行する場合、撮像
装置の撮像面に固定された画像座標系と移動機構によっ
て認識できる作業座標系との相対位置、及び、姿勢関係
と撮像装置が有する内部パラメータを予め求めておく必
要がある。また、特開平8−71972号公報(ロボッ
トとカメラの自動調整方法)に示されるように、画像座
標系と作業座標系との関係及び内部パラメータを求める
場合、人手によって正確に計測する、あるいは、測定の
ための専用の物体を使用する等を行う。換言すれば、画
像座標系と作業座標系との関係及び内部パラメータとを
求める場合、精密なキャリブレーションを実行して測定
している。図8は従来のビジュアルフィードバック方法
による移動機構制御装置の構成を示している。図8に示
した構成は、CCDカメラ301と、ロボットコントロ
ーラ302と、ロボットマニピュレータ303と、撮像
シーン304と、画像処理装置305と、ヤコビ行列推
定器306と、速度指令生成器307とを有し、ロボッ
トマニピュレータ303のロボットハンドを目標位置へ
移動させるものである。ここで、CCDカメラ301は
撮像シーン304のようにロボットマニピュレータ30
3のロボットハンドの移動範囲を撮像し、この撮像信号
を画像処理装置305へ出力する。画像処理装置305
は、ロボットマニピュレータ303のロボットハンドの
画像座標系上での特徴部分を追跡し、ロボットマニピュ
レータ303のロボットハンドの画像座標系上での特徴
部分の現在位置fを出力する。ロボットマニピュレータ
303のロボットハンドの画像座標系上での特徴部分の
目標位置fd は予め与えられている。ヤコビ行列推定器
306は、ロボットコントローラ302から得られるロ
ボットハンドの作業座標系上での現在位置Xと、画像処
理装置305から得られるロボットハンドの画像座標系
上での特徴部分の現在位置fとを入力し、式(1)を満
たすヤコビ行列Jを推定する(細田、浅田:「構造やパ
ラメータに関する先験的な知識を必要としないフィード
フォワード補償器を持つ適応型ビジュアルサーボ系の構
成」、日本ロボット学会誌14巻2号参照)。 df/dt =JdX/dt …(1) ここで、df/dt はロボットハンドの画像座標系上での特
徴部分の速度ベクトル、dX/dt はロボットハンドの作業
座標系上での特徴部分の速度ベクトルである。速度指令
生成器307は、式(2)によって速度指令を生成す
る。 dX/dt =KJ-1(fd −f) …(2) 式(2)によってロボットコントローラ302に供給す
る速度指令dX/dt を生成する。ここで、Kはゲイン行列
である。図9はロボットコントローラ302にフィード
バックされる速度の加減速パターンを示している。図9
に示すように、縦軸を速度dX/dt 、横軸を時間tとする
速度の加減速パターンがロボットコントローラ302に
フィードバックされる。
の撮像装置を用いた機械装置のビジュアルフィードバッ
ク方法では、キャリブレーション精度が、対象物体の特
徴部分の画像座標系での位置と作業座標系での位置との
対応に直接影響するため、画像座標系及び作業座標系と
の相対的な位置及び姿勢関係と撮像装置が有する内部パ
ラメータを精密に求める必要がある。この場合、多大な
処理時間が必要になるという欠点がある。また、精密な
キャリブレーションを実行した後に、作業座標系と画像
座標系との相対的な位置及び姿勢関係に、例えば、撮像
装置を動かすなどの理由で、その微妙な変化が生じた場
合には、煩雑な処理のキャリブレーションをやり直す必
要がある。同様に撮像装置が有する内部パラメータに、
例えば、レンズの焦点距離を変更するなどの理由で、そ
の微妙な変化が生じた場合も、煩雑な処理のキャリブレ
ーションをやり直す必要があるという不都合がある。さ
らに、図8及び図9に示した構成では、ロボットコント
ローラにフィードバックされる速度指令が初期で大きく
なり、制御対象のロボットが急激に動いてしまうという
欠点がある。本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、煩雑なキャリブレーション
を必要とせずに、画像座標系上の対象物体の特徴部分の
動き(2次元速度ベクトル)を作業座標系上の対象物体
の特徴部分の動きに変換する際に必要となる局所的な2
次元速度ベクトル座標変換マトリクスを、作業座標系上
の対象物体の動きから推定するパラメータ数を低減し
て、簡便に推定できる撮像装置を用いた機械装置のビジ
ュアルフィードバック方法の提供を目的とする。さら
に、制御対象の移動機構(ロボット)が急激に動いてし
まうことのない速度の加減速パターンを作成して、その
制御対象の移動機構を滑らかに作動させることを目的と
する。
装置を用いた機械装置のビジュアルフィードバック方法
は、少なくとも1台の撮像装置によって移動機構で移動
する対象物体を含むシーンを撮影し、前記撮像装置で得
られる撮像信号から対象物体の特徴部分を画像処理によ
って抽出し、前記特徴部分を前記撮像装置の撮像面に固
定された画像座標系上を追跡し、前記画像座標系上の2
次元速度ベクトルと前記移動機構によって認識される作
業座標系上の2次元速度ベクトルとを対応づける2次元
速度ベクトル座標変換マトリクスを局所的に推定し、前
記対象物体を前記画像座標系上の目標位置へ移動するよ
うに前記移動機構へ位置又は速度指令をフィードバック
するものである。さらに、請求項2では、前記2次元速
度ベクトル座標変換マトリクスを、前記移動機構の動作
によって発生する画像座標系上での対象物体の特徴部分
の2次元速度ベクトルと、該2次元速度ベクトルと1次
独立の関係にある少なくとも一つの推定補助ベクトルと
を利用して推定するものである。このような構成の本発
明の撮像装置を用いた機械装置のビジュアルフィードバ
ック方法では、画像座標系上の2次元速度ベクトルと作
業座標系上の2次元速度ベクトルとを対応づける2次元
速度ベクトル座標変換マトリクスを局所的に推定してい
るため、煩雑なキャリブレーションが不要になる。さら
に、画像座標系上及び作業座標系上の2次元速度ベクト
ルの対応をマトリクス表現しているため、画像座標系上
及び作業座標系上の位置の対応のマトリクス表現に比較
して、画像座標系上の対象物体の特徴部分の動き(2次
元速度ベクトル)を作業座標系上の対象物体の特徴部分
の動きに変換する際に必要となる局所的な2次元速度ベ
クトル座標変換マトリクスが、作業座標系上の対象物体
の動きから簡便、すなわち、推定するパラメータ数が低
減する少ない演算量で推定される。同様にして画像座標
系上の情報から作業座標系の情報を求める際にも演算量
が少なくなる。また、請求項3では、少なくとも1台の
撮像装置によって移動機構で移動する対象物体を含むシ
ーンを撮影し、前記撮像装置で得られる撮像信号から対
象物体の特徴部分を画像処理によって抽出し、前記特徴
部分を前記撮像装置の撮像面に固定された画像座標系上
を追跡し、前記画像座標系上での対象物体の目標位置と
現在位置との偏差を前記作業座標系に変換し、変換後の
偏差及び現在の速度指令に基づいて、予め設定された前
記移動機構の速度の加減速パターンに対応する、新たな
速度指令を計算するものである。さらに、請求項4で
は、前記新たな速度指令を平滑化するためにフィルタ処
理するものである。請求項3及び4は、偏差及び現在の
速度指令に基づいて、予め設定された移動機構の速度の
加減速パターンに対応する、新たな速度指令を計算する
ものであり、ロボットなどの移動機構が初期に急激に動
くことなく、滑らかに動作する。
を参照して説明する。図1は本発明の撮像装置を用いた
機械装置のビジュアルフィードバック方法を実現するた
めの撮像システムの構成図である。図1に示す例は制御
によって搬送作業するロボットマニピュレータ21と、
このロボットマニピュレータ21の先端に取り付けられ
たロボットハンド22と、対象物体のペグ23とを有し
ている。 また、この例はワーク24を有し、このワー
ク24には貫通するホール25が設けられている。更
に、撮像装置としてのCCDカメラ26を有している。
また、CCDカメラ26で撮影した撮像シーン27が画
面表示されるとともに、CCDカメラ26からの画像デ
ータを処理する画像処理装置28を有している。また、
対象物体のペグ23の特徴部分29が図示されている。
次に、図1に示す構成の動作及び機能について説明す
る。図1において、ペグ23をホール25に挿入するペ
グインホールを実行する。まず、ロボットマニピュレー
タ21に接続されたロボットハンド22によってペグ2
3を挟み込んで保持する。ロボットマニピュレータ21
への位置又は速度指令に基づいてロボットマニピュレー
タ21が動作して、ペグ23が移動する。一方、CCD
カメラ26がロボットマニピュレータ21、ロボットハ
ンド22、ペグ23、ワーク24及びホール25を含む
シーンを撮影する。このシーンの画像データがCCDカ
メラ26から画像処理装置28に送出される。画像処理
装置28では、ペグ23の特徴部分29を画像上で追跡
し、この特徴部分29の動きがロボットマニピュレータ
21の動きに変換されて、ロボットマニピュレータ21
の位置又は速度指令としてフィードバックされる。ここ
で必要となるのは、撮像シーン27におけるペグ23の
特徴部分29の動きを、ロボットマニピュレータ21の
動きに変換することである。図2は、この実施形態で処
理される座標系を説明するための図である。図2に示す
座標系は、画像座標系31及び作業座標系32を有し、
画像座標系31は焦点距離(f)34と、焦点35と、
撮像面36と、投影点37及び光軸38からなる。更
に、対象点(P)33を有している。図1及び図2にお
いて、画像座標系31は撮像装置であるCCDカメラ2
6の撮像面36に固定される。作業座標系32はロボッ
トマニピュレータ21が認識できる空間上に固定され
る。対象点(P)33は、空間上の点でペグ23の特徴
部分29の中心付近に相当し、CCDカメラ26の焦点
35と対象点(P)33とからなる直線と、撮像面36
との交点(投影点37)に投影される。CCDカメラ2
6から出力される画像から得られる追跡対象である対象
点(P)33の投影点37の位置情報に基づいて、ロボ
ットマニピュレータ21の動きを決定するためには、画
像座標系31とロボットマニピュレータ21の認識でき
る作業座標系32との位置、及び、姿勢関係とCCDカ
メラ26の内部パラメータを求める必要がある。例え
ば、焦点距離(f)34を求める必要がある。一般的
に、画像座標系31と作業座標系32との位置、及び、
姿勢関係とCCDカメラ26の内部パラメータとは式
(3)で表される。
は作業座標系32で表現した対象点(P)33の座標値
(X)である。また、u,vは投影点37の画像座標系
31の座標値(f)であり、m11〜m43は作業座標系3
2と画像座標系31との位置及び姿勢関係とCCDカメ
ラ26の内部パラメータを関係づける座標変換マトリク
スの各パラメータである。対象点(P)33の動きを拘
束する平面の方程式が以下の式(4)で表される。 z=0 …(4) この式(4)によって式(3)は式(5)で表される。
(4)で表される拘束平面上のみを動く場合の画像座標
系31と作業座標系32との位置及び姿勢関係とCCD
カメラ26の内部パラメータとを関係付ける座標変換マ
トリクスの各パラメータである。なお、ここでは式
(4)に限定したが、一般的に、ある拘束平面上のみを
動く場合は、作業座標系32の位置及び姿勢を考慮する
ことによって式(4)に示す制限に置換できる。また、
ここでは式(5)で表されるように画像座標系31上の
2次元情報から作業座標系32上の2次元情報への変換
に限定する。式(5)において、画像座標系31上の微
少移動変化量に対する作業座標系32上の微少移動変化
量の関係が式(6)で表される。
少移動変化量であり、Δu,Δvは画像座標系31上の
微少移動変化量である。a11〜a22は画像座標系31上
の微少移動変化量と作業座標系32上の微少移動変化量
とを対応付ける座標変換マトリクスの各パラメータであ
り、それぞれu,vの関数である。なお、(Δx,Δ
y)を作業座標系32上の2次元速度ベクトル(dX/dt
)とし、かつ、(Δu,Δv)を画像座標系31上の
2次元速度ベクトル(df/dt )とし、かつ、式(6)の
2×2マトリクスを2次元速度ベクトル座標変換マトリ
クス(T)とする。図3は画像座標系上の対象点の推移
と作業座標系上の対象点の推移を示す図である。図3
(a)は画像座標系41であり、図3(b)は作業座標
系42である。図3(a)の画像座標系41はi−2番
目の画像座標系41上の対象点43と、i−1番目の画
像座標系41上の対象点44と、i番目の画像座標系4
1上の対象点45と、画像座標系41上の目標点46、
及び、推定補助点47とを有している。また、図3
(b)の作業座標系42は、i−2番目の作業座標系4
2上の対象点48と、i−1番目の作業座標系42上の
対象点49、及び、i番目の作業座標系42上の対象点
50及び作業座標系42上の目標点51とを有してい
る。ここではi番目の画像座標系41上の対象点45と
i−1番目の画像座標系41上の対象点44との差分
(2次元速度ベクトル)を(Δui-1 ,Δvi-1 )と
し、かつ、i−1番目の画像座標系41上の対象点44
とi−2番目の画像座標系41上の対象点43との差分
(2次元速度ベクトル)を(Δui-2 ,Δvi-2)とす
る。更に、推定補助点47とi−1番目の画像座標系4
1上の対象点44との差分(推定補助ベクトル)を(Δ
ui-1',Δvi-1')とする。また、i番目の作業座標系
42上の対象点50とi−1番目の作業座標系42上の
対象点49との差分(2次元速度ベクトル)を(Δx
i-1 ,Δyi-1 )とし、かつ、i−1番目の作業座標系
42上の対象点49とi−2番目の作業座標系42上の
対象点48との差分(2次元速度ベクトル)を(Δx
i-2 ,Δyi-2 )とする。ここで画像座標系41上の2
次元速度ベクトル(Δui-1 ,Δvi-1 )と画像座標系
41上の推定補助ベクトル(Δui-1',Δvi-1')とは
垂直の関係にある。ここでロボットマニピュレータ21
の動作によって、ペグ23が移動(対象点(P)33が
移動)し、作業座標系42のi−1番目の作業座標系4
2上の対象点49の位置を通過する。そして、i番目の
作業座標系42上の対象点50の位置に移動した場合、
この対象点(P)33の移動に伴って、対象点(P)3
3は画像座標系41のi−1番目の画像座標系41上の
対象点44の位置を通過してi番目の画像座標系41上
の対象点45の位置に移動する。対象点(P)33の移
動目標点は、画像座標系41上では画像座標系41上の
目標点46であり、また、作業座標系42上では作業座
標系42上の目標点51である。この対象点(P)33
の移動目標点は、画像座標系41では認識できるが、ロ
ボットマニピュレータ21が、画像座標系41から得ら
れる情報に基づいた位置又は速度指令に従って動作する
ため、作業座標系42では認識できない。ここでは画像
座標系41上の2次元速度ベクトルと作業座標系42上
の2次元速度ベクトルとを対応づける2次元速度ベクト
ル座標変換マトリクス(T)の各パラメータの推定を考
える。対象点(P)33が、i−1番目の作業座標系4
2上の対象点49からi番目の作業座標系42上の対象
点50まで移動する際の2次元速度ベクトル(Δ
xi-1 ,Δyi-1 )は、前回推定して求めた2次元速度
ベクトル座標変換マトリクスTi-1 を用いて式(6)か
ら式(7)で求めることができる。
ル座標変換マトリクスTi-1 を用いて、推定補助ベクト
ル(Δui-1',Δvi-1')に対応する作業座標系42上
の推定補助ベクトル(Δxi-1',Δyi-1')を求めると
式(6)から式(8)となる。
上の2次元速度ベクトル(Δui-1,Δvi-1 )と、画
像座標系41上の推定補助ベクトル(Δui-1',Δv
i-1')と、作業座標系42上の2次元速度ベクトル(Δ
xi-1 ,Δyi-1 )と、作業座標系42上の推定補助ベ
クトル(Δui-1',Δvi-1')を代入すると式(9)で
表すことができる。
は、逆マトリクスが存在するため、2次元速度ベクトル
座標変換マトリクスTi の各パラメータを求めることが
できる。ここで求めた2次元速度ベクトル座標変換マト
リクスTi を用いて式(6)から次の作業座標系42上
の2次元速度ベクトルを求める。なお、画像座標系41
上の推定補助ベクトル(Δui-1',Δvi-1')では、画
像座標系41上の2次元速度ベクトル(Δui-1 ,Δv
i-1 )に対して垂直としているが、必ずしも垂直である
必要はない。例えば、2次元速度ベクトル(Δu i-1 ,
Δvi-1 )と一次独立の関係にある2次元速度ベクトル
を利用すれば良い。また、推定補助ベクトルの利用は一
つに限定されず二つを利用しても良い。例えば、画像座
標系41上の2次元速度ベクトル(Δui-1 ,Δ
vi-1 )に対して垂直な二つの2次元速度ベクトルを利
用しても良い。この場合、一つの推定補助ベクトルが画
像座標系41上の2次元速度ベクトル(Δui-1 ,Δv
i-1 )に対して1次独立であれば良い。また、この実施
形態では式(6)を基本にしてビジュアルフィードバッ
クを実行しているが、式(5)に基づいたビジュアルフ
ィードバック処理の実現も考えられる。しかしながら式
(6)に基づいた方式は式(5)に基づいた方式と比較
すると、推定するマトリクスのパラメータの数が少ない
ため、式(9)に基づくマトリクス推定に必要となる演
算量を少なくすることができる。更に、画像座標系41
上の対象点の情報から作業座標系42上の対象点の情報
を求める際にも式(6)、式(5)の比較によって、式
(6)に基づいた処理が式(5)に基づいた処理より
も、その演算量を少なくすることができる。図4は、ビ
ジュアルフィードバックの処理手順を示すフローチャー
トである。図4において、ビジュアルフィードバックの
開始時にあって(S101)、作業座標系上の対象点
(図1におけるペグ23の特徴部分29の中心に相当)
の位置(x,y)は、ロボットマニピュレータ21が作
業座標系を認識できることから測定できものであり、こ
の画像座標系上の対象点の位置(u,v)及び画像座標
系上の目標点(図1におけるホール25に相当)の位置
(ud ,vd )は、CCDカメラ26が対象点及び目標
点を含むシーンを撮像していることから測定できる。次
に、画像座標系上の対象点の位置(u,v)、画像座標
系上の目標点の位置(ud ,vd )、作業座標系の対象
点の位置(x,y)をそれぞれ測定する(S102)。
その後、画像座標系上の目標点の位置(ud ,vd )と
画像座標系上の対象点の位置(u,v)との差分
(eu ,ev )を演算し(S103)、この差分
(e u ,ev )と、ある閾値(Su ,Sv )とを比較す
る(S104)。そして、差分(eu ,ev )が、所定
の閾値(Su ,Sv )より小さい場合は(S104:Y
es)、ビジュアルフィードバックを終了し(S10
9)、大きい場合は(S104:No)、次の処理S1
05に移る。この場合、S109の終了に推移する条件
は、eu がSu よりも小さく、かつ、ev がSv よりも
小さい場合、又は、eu がSu よりも小さく、あるい
は、ev がSv よりも小さい場合のいずれでも良い。S
105では、式(10)に基づいて作業座標系上の2次
元速度ベクトル(Δx,Δy)を求める。
マトリクスであり、Kは、ゲインマトリクスである。な
お、ビジュアルフィードバックの処理の初回は、2次元
速度ベクトル座標変換マトリクスTが求められていない
ため、人手によって適当な2次元速度ベクトル座標変換
マトリクスTの各パラメータの値を指定する、ロボット
マニピュレータ21を適当に移動させて2次元速度ベク
トル座標変換マトリクスTの各パラメータ値を求めてお
くなどの処理で求めた2次元速度ベクトル座標変換マト
リクスTを用いる。このようにして求められた作業座標
系上の2次元速度ベクトル(Δx,Δy)に基づいてロ
ボットマニピュレータ21を操作して対象点を移動す
る。この移動した対象点を画像座標系上で追跡し、実際
の移動量、すなわち、画像座標系上の2次元速度ベクト
ル(Δu,Δv)を測定する(S106)。その後、画
像座標系上の2次元速度ベクトル(Δu,Δv)と1次
独立の関係にある推定補助ベクトル(Δu’,Δ
v’)、例えば、画像座標系上の2次元速度ベクトル
(Δu,Δv)と垂直なベクトルを求め式(8)に基づ
いて、作業座標系上の推定補助ベクトル(Δx’,Δ
y’)を演算する(S107)。そして、求められた画
像座標系上の2次元速度ベクトル(Δu,Δv)と、画
像座標系上の推定補助ベクトル(Δu’,Δv’)と、
作業座標系上の2次元速度ベクトル(Δx,Δy)と、
作業座標系上の推定補助ベクトル(Δx’,Δy’)と
を用いて式(9)から2次元速度ベクトル座標変換マト
リクスTの各パラメータを推定する(S108)。S1
08の後はS102に推移し、処理を繰り返す。なお、
この実施形態では、ビジュアルフィードバック中に、画
像座標系と作業座標系との相対的な位置及び姿勢関係に
変化が生じた場合、また、撮像装置の持つ内部パラメー
タに変化が生じた場合、あるいは、目標点が変更になっ
た場合、その変化又は変更が多少であれば、目標点の位
置(ud ,vd )を変更し、又は、逐次、2次元速度ベ
クトル座標変換マトリクスを推定しているため、そのま
まビジュアルフィードバックを継続することができる。
また、一度、ビジュアルフィードバック処理を終了し、
再度、ビジュアルフィードバック処理を実行する前に、
画像座標系と作業座標系との相対的な位置及び姿勢関係
に変化が生じた場合、また、撮像装置が有する内部パラ
メータに変化が生じた際にも、その変化が多少であれ
ば、逐次、2次元速度ベクトル座標変換マトリクスを推
定していることから、そのままビジュアルフィードバッ
クを継続することができる。図5は、図4の処理手順に
よるビジュアルフィードバック処理に基づいたシミュレ
ーションを示す図である。図5(a)は画像座標系61
であり、図5(b)は、作業座標系62である。この画
像座標系61及び作業座標系62には、画像座標系61
上の開始点63と、画像座標系61上の目標点64と、
作業座標系62上の開始点65と、作業座標系62上の
目標点66とを有している。更に、この実施形態のビジ
ュアルフィードバック処理に基づいて推移する画像座標
系61上の途中の特徴点67,68、及び作業座標系6
2上の途中の特徴点69,70を有している。ここでは
式(10)におけるゲインマトリクスKを以下のように
設定している。
理を用いて、開始時に作業座標系62上の開始点65及
び画像座標系61上の開始点63にあった対象点が、画
像座標系61では、画像座標系61上の途中の特徴点6
7,68を通じて画像座標系61上の目標点64に収束
していることが判明する。また、作業座標系62では、
作業座標系62上の途中の特徴点69,70を通じて作
業座標系62上の目標点66に収束していることが判明
する。図6はビジュアルフィードバックによる移動機構
制御装置の構成を示している。図6に示す構成は、CC
Dカメラ101と、ロボットコントローラ102と、ロ
ボットマニピュレータ103と、撮像シーン104と、
画像処理装置105と、変換マトリクス推定器106
と、座標変換器107と、対象物体108と、速度指令
調節器109と、フィルタ処理部110と、物体モデル
111とを有している。次に、このビジュアルフィード
バックによる移動機構制御装置の動作について説明す
る。ロボットマニピュレータ103のロボットハンドは
対象物体108を把持して、対象物体108を目標位置
へ移動させる。CCDカメラ101は撮像シーン104
のように対象物体108の移動範囲を撮像し、画像デー
タを画像処理装置105へ出力する。画像処理装置10
5では対象物体108の画像座標系上での特徴部分を追
跡し、その現在位置f(=(u,v))を出力する。な
お、対象物体108の画像座標系上での特徴部分の目標
位置fd (=(ud,vd ))は予め与えられている。
変換マトリクス推定器106は、ロボットコントローラ
102から得られるロボットハンドの作業座標系上での
現在位置と、対象物体108の物体モデル111との
和、すなわち、対象物体108の作業座標系上での特徴
部分の現在位置Xと、画像処理装置105から得られる
対象物体108の画像座標系上での特徴部分の現在位置
fとを入力し、式(12)の関係を満たす変換マトリク
スTを推定する。 dX/dt =Tdf/dt …(12) ここでdX/dt は対象物体108の作業座標系上での特徴
部分の速度ベクトルであり、df/dt は対象物体108の
画像座標系上での特徴部分の速度ベクトルである。座標
変換器107は、式(13)によって対象物体の作業座
標系上での偏差ベクトルΔXを生成する。 ΔX=T(fd −f) …(13) 速度指令調節器109は、作業座標系上での偏差ベクト
ルと現在の速度指令ベクトルから、ロボットマニピュレ
ータ103の動作が滑らかになるように予め設定された
速度の加減速パターンに対応するように新たな速度指令
を生成する。フィルタ処理部110は、急激な速度変化
がロボットマニピュレータ103に生じないよう、速度
指令調節器109で生成した速度指令を滑らかにする。
図7は速度指令調節器109の動作を説明するための図
である。図7に示す例は、第1のケース(a)、第2の
ケース(b)、第3のケース(c)であり、かつ、速度
201、時間202、加速パターン203、減速パター
ン204、加速時間205、減速時間206、リミット
速度207、第1の点208、第2の点209、第3の
点210からなる。速度指令調節器109には、加速時
間205と減速時間206とリミット速度207が予め
設定されている。ここで第1のケース(a)に示される
ように、現在の速度指令が第1の点208における速度
の場合には式(13)によって求めた偏差ベクトルΔX
と第1のケース(a)の図中における斜線部の面積が等
しくなるように第1の点208の位置を決定する。第1
の点208からは加速パターン203と傾きが等しくな
るように新たに速度指令を決定し、リミット速度207
となるまで繰り返し行う。また、第2のケース(b)に
示すように、現在の速度指令が第2の点209における
速度の場合には、式(13)によって求めた偏差ベクト
ルΔXと第2のケース(b)の図中における斜線部の面
積が等しくなるように第2の点209の位置を決定す
る。第2の点209からは減速パターン204と傾きが
等しくなるように新たに速度指令を決定し、リミット速
度207となるまで繰り返し行う。更に、第3のケース
(c)に示すように、現在の速度指令が第3の点210
における速度であり、式(13)によって求めた偏差ベ
クトルΔXが第3のケース(c)における図中の斜線部
の場合は、リミット速度207までは到達しない以外
は、第1のケース(a)と同一の処理である。なお、式
(13)における偏差ベクトルΔXはビジュアルフィー
ドバックのサンプリング間隔Δtで毎回求められる。し
たがって、以上の処理もΔt時間で行われ、設定した加
減速パターンに従うものとなる。フィルタ処理部110
は、速度指令調節器109で作成された新たな速度指令
を滑らかにするために、例えば、式(14)に示される
特性の1次フィルタを用いれば良い。 V(k)=H{dX/dt (k)−V(k−1)}+V(k−1)…(14) ここで、V(k)はサンプリング時間kにおけるフィル
タ出力、Hはゲイン行列である。
1記載の撮像装置を用いた機械装置のビジュアルフィー
ドバック方法によれば、画像座標系上の2次元速度ベク
トルと作業座標系上の2次元速度ベクトルとを対応づけ
る2次元速度ベクトル座標変換マトリクスを推定してい
るため、煩雑なキャリブレーションを不要にできる。さ
らに、画像座標系上及び作業座標系上の2次元速度ベク
トルの対応をマトリクス表現しているため、画像座標系
上の対象物体の特徴部分の動き(2次元速度ベクトル)
を作業座標系上の対象物体の特徴部分の動きに変換する
際に必要となる局所的な2次元速度ベクトルの座標変換
マトリクスが、作業座標系上の対象物体の動きから簡便
に推定できるようになる。同様にして画像座標系上の情
報から作業座標系の情報を求める際にも演算量を少なく
できる。本発明の請求項2記載の撮像装置を用いた機械
装置のビジュアルフィードバック方法によれば、逐次、
2次元速度ベクトル座標変換マトリクスを推定している
ため、画像座標系と作業座標系との相対的な位置及び姿
勢関係に変化が生じた場合、また、撮像装置が有する内
部パラメータに変化が生じた場合、それらが多少の変化
の際に、例えば、変化がビジュアルフィードバック処理
中、又は、この処理間であっても、ビジュアルフィード
バック処理が実行できるようになる。本発明の請求項3
及び4記載の撮像装置を用いた機械装置のビジュアルフ
ィードバック方法によれば、偏差ベクトルと現在の速度
指令から、予め設定された移動機構の速度の加減速パタ
ーンに基づくように、新しい速度指令を計算しており、
移動機構が初期に急激に動くことなく、動作が滑らかに
なる。
ルフィードバック方法を実現するための撮像システムの
構成図である。
図である。
と作業座標系上の対象点の推移を示す図である。
処理手順を示すフローチャートである。
理に基づいたシミュレーションを示す図である。
よる移動機構制御装置の構成を示すブロック図である。
するための図である。
動機構制御装置の構成を示すブロック図である。
減速パターンである。
プ 63 画像座標系上の開始点 64 画像座標系上の目標点 65 作業座標系上の開始点 66 作業座標系上の目標点 67、68 画像座標系上の途中の特徴点 69、70 作業座標系上の途中の特徴点 102、302 ロボットコントローラ 106 変換マトリクス推定器 107 座標変換器 108 対象物体 109 速度指令調節器 110 フィルタ処理部 111 物体モデル 201 速度 202 時間 203 加速パターン 204 減速パターン 205 加速時間 206 減速時間 207 リミット速度 208 第1の点 209 第2の点 210 第3の点 (a) 第1のケース (b) 第2のケース (c) 第3のケース 306 ヤコビ行列推定器 307 速度指令生成器
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも1台の撮像装置によって移動
機構で移動する対象物体を含むシーンを撮影し、 前記撮像装置で得られる撮像信号から対象物体の特徴部
分を画像処理によって抽出し、 前記特徴部分を前記撮像装置の撮像面に固定された画像
座標系上を追跡し、前記画像座標系上の2次元速度ベク
トルと前記移動機構によって認識される作業座標系上の
2次元速度ベクトルとを対応づける2次元速度ベクトル
座標変換マトリクスを局所的に推定し、 前記対象物体を前記画像座標系上の目標位置へ移動する
ように前記移動機構へ位置又は速度指令をフィードバッ
クすることを特徴とする撮像装置を用いた機械装置のビ
ジュアルフィードバック方法。 - 【請求項2】 前記2次元速度ベクトル座標変換マトリ
クスを、 前記移動機構の動作によって発生する画像座標系上での
対象物体の特徴部分の2次元速度ベクトルと、該2次元
速度ベクトルと1次独立の関係にある少なくとも一つの
推定補助ベクトルとを利用して推定することを特徴とす
る請求項1記載の撮像装置を用いた機械装置のビジュア
ルフィードバック方法。 - 【請求項3】 少なくとも1台の撮像装置によって移動
機構で移動する対象物体を含むシーンを撮影し、 前記撮像装置で得られる撮像信号から対象物体の特徴部
分を画像処理によって抽出し、 前記特徴部分を前記撮像装置の撮像面に固定された画像
座標系上を追跡し、前記画像座標系上での対象物体の目
標位置と現在位置との偏差を前記作業座標系に変換し、 変換後の偏差及び現在の速度指令に基づいて、予め設定
された前記移動機構の速度の加減速パターンに対応す
る、新たな速度指令を計算することを特徴とする撮像装
置を用いた機械装置のビジュアルフィードバック方法。 - 【請求項4】 前記新たな速度指令を平滑化するために
フィルタ処理することを特徴とする請求項3記載の撮像
装置を用いた機械装置のビジュアルフィードバック方
法。
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1997
- 1997-09-01 JP JP23624497A patent/JP3981778B2/ja not_active Expired - Fee Related
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