JPH1187485A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1187485A
JPH1187485A JP9242830A JP24283097A JPH1187485A JP H1187485 A JPH1187485 A JP H1187485A JP 9242830 A JP9242830 A JP 9242830A JP 24283097 A JP24283097 A JP 24283097A JP H1187485 A JPH1187485 A JP H1187485A
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康則 岡山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】底部にウェル境界を有する素子分離領域におい
て、オープンスペースで生じる分離溝側壁の裾引きを抑
え、パンチスルーの発生を構造的に防止する。 【解決手段】埋め込み素子分離法ではドライエッチング
によりシリコン基板に分離用の溝を形成するが、第1の
溝の中間で第2の溝がT字型に交差する場合、第1の溝
の片側がオープンスペースとなる。このとき第1の溝の
オープンスペースに対向する側の側壁の傾斜角が緩くな
り、底部に裾引く形状となる。このとき第1の溝の底部
にウェル境界があればパンチスルーしやすい構造とな
る。本発明は第1の溝に対する第2の溝の交差角を斜め
にして実効的にオープンスペースを消滅させ、前記裾引
き抑える構造にすることに特徴がある。このようにして
パンチスルー現象を回避するに必要な溝の交差角の範
囲、第1、第2の分離溝で分離された第1、第2、第3
の素子領域の形成条件が示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置とその製
造方法に係り、特に埋め込み素子分離技術を用いて素子
領域が形成された半導体装置とその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来半導体装置の素子分離法には、例え
ばシリコンの選択酸化法(以下LOCOS; Local Oxid
ation of Siliconと略称する)が広く用いられてきた。
しかしLOCOS法では、シリコン基板の選択酸化に用
いる窒化膜の下部周辺に酸化膜が侵入し、バーズビーク
を形成するため素子分離に余分な面積を必要とし、高密
度でかつ大規模な半導体装置の製造に要求される微細な
素子分離領域を形成することができなかった。
【0003】近年開発された埋め込み素子分離法は、半
導体装置の最小線幅0.25μmの世代、及びさらに微
細化されたそれ以降の世代において、微細化、高集積化
に適した素子分離技術として注目を集めており、LOC
OS法を用いた素子分離にかわるものと考えられてい
る。
【0004】次に埋め込み素子分離法を用いて素子領域
を形成するときの問題点について説明する。特にCMO
S回路(Complememtary Metal-Oxide-Semiconductor ci
rcuit )への適用を目的として、図6を用いて埋め込み
素子分離領域を形成する際の問題点を詳細に説明する。
【0005】図6(a)に示すように、ドライエッチン
グ法を用いてシリコン基板1の上に分離溝を形成したの
ち絶縁膜を埋め込み、表面を化学的機械研磨(以下CM
P;Chemical Mechanical Polishと略称する)してシリ
コン基板上に埋め込み素子分離領域2を形成する。
【0006】次に図6(b)に示すように、シリコン基
板1の表面をレジスト膜9で被覆し、N型不純物をイオ
ン注入してNウェル領域3を形成する。引き続きイオン
注入されたNウェル領域3をレジストで被覆し(図示せ
ず)、Pウェル形成領域4にP型不純物をイオン注入す
る。このようにして図6(c)に示すように、素子分離
領域2の分離溝の底部中央にウェル境界5を形成する。
【0007】図6(c)のNウエル3の素子領域6に
は、ハッチで示すようにPチャネルMOSトランジスタ
のソース・ドレインP型拡散層がイオン注入される。同
様にPウエル4の素子領域7には、Pウェル4の素子分
離領域2により分離された素子領域7に、ハッチで示す
ようにNチャネルMOSトランジスタのソース・ドレイ
ンN型拡散層がイオン注入される。
【0008】上記のウェル分離のパタ−ニングを行う
際、フォトリソグラフィーの精度と下地依存性のためウ
ェル境界5の合わせずれを生じることがあり、このため
図6(c)の太い矢印で示すように、ウェル境界5の位
置が合わせずれだけシフトするという問題がある。
【0009】このとき素子分離領域2の側壁10の傾斜
が90度に近い正常な角度で形成されれば、ウェル境界
5の位置は素子分離領域の溝の底幅に相当する片側Δx
だけの合わせマージンがある。例えばウェル境界5の位
置がΔxだけ右側にシフトしても、なおPウェル領域4
の先端となる境界線5と素子領域6のP型拡散層との間
には、ほぼ溝の深さだけの間隔が保たれるので、P型拡
散層に電源電圧を印加しても、前記P型拡散層とPウェ
ル領域4との間が電気的につながってしまうような現象
(パンチスルー現象)は起こらない。
【0010】しかし、図6(c)の破線11に示すよう
に、素子分離領域2の側壁の傾斜が工程上の理由で緩く
なれば、前記合わせマージンはΔxからΔxa まで縮小
される。すなわち前記合わせずれにより、ウェル境界5
の位置がΔxb (Δxa ≦Δxb ≦Δx)だけずれたと
すれば、Pウェル4の先端と素子領域6のP型拡散層の
端との間隔は距離dまで近接し、パンチスルーを生じる
ようになる。
【0011】ここでパンチスルーとは、第1導電型の領
域の両端に第2導電型の領域を設け、この両端にオーミ
ック電極を設けて電圧を印加すれば、前記第1導電型の
厚さが一定値より小さい場合、第1、第2導電型の境界
面に生じるビルトインポテンシャルが下がり電極間に大
電流が流れることをいう。図6(c)の例についていえ
ば、素子分離領域2による分離距離が実効的に短くなる
ため、Nウェル上の素子領域6のソース・ドレインP型
拡散層とPウエル領域4とが、Nウェル領域3を介して
電気的に導通してしまうことを意味する。
【0012】次に素子分離領域2の側壁の傾斜が緩くな
る原因について説明する。従来、ドライエッチング法に
よりシリコン基板をエッチングして素子分離領域の分離
溝を形成する際、前方にオープンスペースを有する溝側
壁の傾斜角はオープンスペースのない溝側壁の傾斜角に
比べ緩く、溝の底部での裾引きが顕著になる傾向があっ
た。
【0013】すなわち図7(a)に示すように、単に平
面状の半導体基板1にエッチングマスク12を用いてド
ラエッチング法により素子分離領域の分離溝を形成すれ
ば、側壁10の傾斜角は90度に近い正常値になり、微
細な素子分離領域を形成することができる。しかし、図
7(b)に示すように、対向する側壁の一方が遠方にあ
って、溝の片側にオープンスペースとなる部分が生じる
場合には側壁11の傾斜角は緩いものとなる。
【0014】その理由は次のとおりである。すなわち、
ドライエッチング法によるシリコンのエッチングでは、
シリコンを削る物理的・化学的なエッチングと、エッチ
ングにより生じた反応生成物の堆積とが同時に行われ
る。図7に、このようなエッチングの進行状況が模式的
に示されている。
【0015】図7(a)に示すように、エッチングマス
ク12を用いてシリコン基板1をエッチングする際、反
応生成物10aがエッチング面のコーナ部に堆積し、こ
れがエッチングの妨げとなって、溝の側壁10には一定
のテーパー角がつくようになる。このテーパー角はドラ
イエッチングの条件により変化するので、例えば所望の
テーパー角が85度であれば、この現象を考慮の上これ
に見合うエッチング条件を定めることになる。
【0016】図7(b)に示すように、対向する側壁の
一方が遠方にあるオープンスペースを有する幅の広い溝
を形成する場合には、エッチング深さに対する反応生成
物11aの堆積量が大きいため、同一のエッチング条件
を用いても溝の側壁11のテーパー角は図7(a)の細
い分離溝に比べて緩くなる。
【0017】このようなオープンスペースを有するレイ
アウトの一例を図8に示す。ここにオープンスペースと
は、水平方向に伸びる素子分離領域2aと垂直方向の素
子分離領域2bとが交差するような領域であって、多数
の素子領域を2次元的にレイアウトする場合には、通常
多数のオープンスペースが発生する。図8の平面形状に
示されるように、このオープンスペースに対向する側壁
の傾斜角が緩くなり、側壁の裾引きが発生する。
【0018】オープンスペースは次のように定義され
る。図8において素子分離領域2a、2b、2cの幅
は、基本的に最小分離幅Tmin で設計される。素子領域
6、7、8、6aの幅をTとした時、オープンスペース
幅をTO とすれば、TO >Tmin+Tが成り立つものと
する。
【0019】オープンスペースを有する素子分離領域の
うち特に分離特性上問題となるのは、図8の一点鎖線に
示すように、CMOS回路のウェル分離を行うためのウ
ェル境界5が素子分離領域2aの底部中央に沿って設定
されるような場合である。
【0020】オープンスペースとなる部分の断面図と平
面図とを対応付けて図9(a)、図9(b)に示す。な
お図9(b)において、オープンスペースの定義でのべ
た素子領域6に対向する6aは簡単のため省略した。図
9に示すように、オープンスペースにおいて素子分離領
域2aの分離溝の側壁10の一部に側壁11に示すよう
な裾引きを生じたとき、図6(c)で説明したパンチス
ルーが誘発される。
【0021】図9(a)を用いてこの問題をさらに具体
的に説明する。図9(a)は図9(b)のA−A断面を
示す図である。マスク合わせに際してウェル境界5aが
パターン設計時の所定位置5からΔxb だけP型拡散層
6の側にずれたとすれば、Pウェル4の先端と素子領域
6のP型拡散層の端との間隔が距離dまで接近し、CM
OS回路の基板電圧がこの部分でパンチスルーすること
になる。ここにΔxは、比較のために前記オープンスペ
ースがない場合の合わせマージンを示したものである。
【0022】この問題を回避するため、オープンスペー
ス部分の側壁11の傾斜角が所望の角度になるようドラ
イエッチング条件を設定すれば、オープンスペースを有
しない側壁10の形状の劣化や、2aに埋め込む絶縁材
料がカバレッジよく堆積しない等の問題を生じる。した
がって現状のドライエッチング技術では、オープンスペ
ースの有無の影響を回避して側壁10と11の傾斜角を
所望の値に揃えることは極めて困難な課題であった。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の絶縁物埋め込み素子分離領域の形成法には、オープン
スペースを有する部分で分離溝側壁の傾斜角が緩い裾引
き形状になるという問題があった。特にCMOS回路形
成のため前記素子分離領域の底部中央にウェル境界が設
定される場合には、ウェル境界の合わせずれと前記溝側
壁の裾引き現象とが相乗的に作用して、素子領域上のソ
ース・ドレイン拡散層とウェル境界5を介して隣接する
ウェル拡散層との間がパンチスルーしやすくなるという
問題があった。
【0024】本発明は上記の問題点を解決すべくなされ
たもので、オープンスペースを有しかつウェル境界が存
在する分離溝において、分離溝の底部における溝側壁の
裾引きを構造的に抑えることにより、ウェル境界の合わ
せずれが発生しても前記裾引きが誘発する素子領域のソ
ース・ドレイン拡散層とウェル領域間のパンチスルーが
発生し難くすることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板上に長手方向に伸びた分離溝に絶縁物が埋め
込まれ、平坦化された第1、第2の素子分離領域を有
し、また前記第1、第2の素子分離領域の平面形状は、
第1の素子分離領域の中間において第2の素子分離領域
の終端部が、前記第1の素子分離領域と斜めに交わるよ
うにし、さらに前記第1の素子分離領域の底部には、そ
の長手方向に沿ってウェル境界が形成されたものであっ
て、これら第1、第2の素子分離領域により仕切られた
第1、第2、第3の素子領域からなることを特徴とす
る。
【0026】すなわち前記第1の素子分離領域の一方の
側に、その長手方向に沿って伸びた第1導電型の第1の
素子領域と、前記第1の素子分離領域の他方の側に形成
され、かつ、それぞれ前記第1の素子分離領域の長手方
向に沿って伸びた第2導電型の第2、第3の素子領域と
を有し、前記第2、第3の素子領域は第2の素子分離領
域を介して互いに分離されるように形成されたものであ
って、かつ、第1の素子分離領域を横断して第1の素子
領域からウェル境界に垂直に延長した直線が少なくとも
前記第2、第3のいずれかの素子領域内を通るように構
成される。
【0027】このように構成された第1の素子領域に第
2導電型のチャネル領域を有する電界効果トランジスタ
または第2導電型のコレクタ領域を有するバイポーラト
ランジスタのいずれかが形成され、第2、第3の素子領
域に第1導電型のチャネル領域を有する電界効果トラン
ジスタまたは第1導電型のコレクタ領域を有するバイポ
ーラトランジスタのいずれかが形成されることを特徴と
する。このようにして第1導電型の第1の素子領域と第
2導電型の第2、第3の素子領域の上にMOSまたはバ
イポーラトランジスタからなる相補型回路を構成するこ
とができる。
【0028】すなわち、従来第1、第2の素子分離領域
がT字型に直角に交差し、オープンスペースとなってい
た前記交差領域を斜めの交差とし、この交差部の溝を形
成する際、第1の素子領域からウェル境界に垂直に第
2、第3の素子領域の方向を見たとき、第2、第3の素
子領域に妨げられて両者の間の溝を見通すことができな
い程度に十分斜めの交差とすれば、前記第2の素子分離
領域の溝の影響を除去し交差部に生じる側壁の裾引きを
除去することができる。
【0029】また本発明の半導体装置は、第1、第2の
Pチャネルトランジスタと第3乃至第6のNチャネルト
ランジスタからなる相補型メモリセルを有するものであ
って、第1、第3のトランジスタは、第1のノードに接
続された第1の相補型インバータ回路を構成し、第2、
第5のMOSトランジスタは、第2のノード接続された
第2の相補型インバータ回路を構成し、第1、第2の相
補型インバータを用いて前記第1、第2のノードを備え
たフリップフロップ回路を構成し、第1のノードは、前
記第4のトランジスタを介して第1のビット線に接続さ
れ、第2のノードは、前記第6のトランジスタを介して
第2のビット線に接続され、第4、第6のMOSトラン
ジスタのゲートにはワード線が接続され、かつ、前記第
1の素子領域はN型であって、前記第1、第2のPチャ
ネルトランジスタのいずれかが形成され、前記第2、第
3の素子領域はP型であって、前記第3、第5のNチャ
ネルトランジスタのいずれかが形成されたことを特徴と
する。
【0030】また本発明の半導体装置の製造方法は、半
導体基板にそれぞれ長手方向に直線状に伸びた第1、第
2の溝を形成し、第2の溝の終端部が第1の溝の中間に
おいてこの第1の溝とそれぞれ長手方向が斜めに交わる
ようにし、第1、第2の溝を絶縁物で埋め込んだのち半
導体基板の表面を平坦化することにより前記第1、第2
の溝をそれぞれ第1、第2の素子分離領域とし、この第
1、第2の素子分離領域により隔てられた前記半導体基
板の表面を第1、第2、第3の素子領域とし、第1の素
子領域が第1の素子分離領域の一方の側に形成され、第
2、第3の素子形成領域が前記第1の素子分離領域の他
方の側にそれぞれ形成され、また前記第2、第3の素子
領域は前記第2の素子分離領域を介して形成されたもの
であって、かつ前記第1、第2、第3の素子領域はそれ
ぞれ第1の素子分離領域に沿って長手方向に伸びた形状
とし、その後半導体基板に少なくとも1つのウェル領域
をさらに形成し、このウェル領域は、前記第1の溝の底
部において溝の長手方向に沿ったウェル境界を有するよ
うにし、かつ、この半導体基板表面上において第1の素
子分離領域を横断して第1の素子領域から前記ウェル境
界に垂直に延長した直線が、少なくとも前記第2、第3
のいずれかの素子領域内を通るようにすることを特徴と
する。
【0031】また本発明の半導体装置の製造方法は、前
記第2、第3の素子領域の前記ウェル境界に垂直方向の
幅の最小値をXとし、前記ウェル境界に垂直に延長した
直線が前記第1の素子領域の前記第1の素子分離領域側
の端と交わる交点と、前記直線が前記第2、第3のいず
れかの素子領域の前記第1の素子分離領域側の端と交わ
る交点との距離の最小値をY、最大値をZとするとき、
Z≦X+Yの関係が成り立つことを特徴とする。
【0032】また本発明の半導体装置の製造方法は、第
1の溝と第2の溝とが交わる鋭角側の角度をθとし、第
2、第3の素子領域の前記ウェル境界に垂直方向の幅の
最小値をXとし、第2、第3の素子領域が互いに対向す
る1辺同士の最小距離をYとするとき、X≧Y/cos
θの関係が成り立つようにすることを特徴とする。
【0033】このようにすれば、ウェル境界がフォトリ
ソグラフィーの合わせずれにより位置ずれを生じても、
溝の底部での裾引きが構造的に抑制されるため素子領域
上の拡散層とウェル間のパンチスルーが起り難くなり、
ばらつきの少ない高性能でかつ高信頼性の半導体装置を
再現性良く製造することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1(a)、図1(b)
は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構造
を示す断面図と平面図である。本発明の絶縁物埋め込み
素子分離構造の断面形状は、基本的には図6に示す製造
工程と同様の手順で製造されるが、その平面形状は従来
の絶縁物埋め込み素子分離構造と大きく異なっている。
したがって本発明の半導体装置の製造方法において、断
面形状に関する部分については図6の工程断面図を参照
して説明する。第1の実施の形態において図6(a)の
絶縁物埋め込み構造を形成するまでの工程は次のとおり
である。
【0035】まず、面方位(100)のN型シリコン基
板1の上に、厚さ20nmの熱酸化膜(図示せず)を形
成し、さらにCVD法(化学的気相成長法;Chemical V
aporDeposition method)を用いて多結晶シリコン膜
(図示せず)を堆積し、リソグラフィー法と活性イオン
エッチング法(以下RIE法;Reactive Ion Etching m
ethod と呼ぶ)により前記熱酸化膜、多結晶シリコン
膜、N型シリコン基板1を順次エッチングして素子分離
用の分離溝と、この溝で隔てられた素子領域を形成し、
再びCVD法を用いて、前記分離溝をSiO2 膜2で埋
め込むように堆積した。
【0036】ここで前記熱酸化膜と多結晶シリコン膜
は、素子領域を保護するためのものである。前記多結晶
シリコン膜をストッパーとして通常のCMP研磨により
溝の外部のSiO2 膜を除去し平坦化した後、さらに前
記多結晶シリコン膜を除去して、図6(a)の示すよう
に、N型シリコン基板1にSiO2 膜が埋め込まれた素
子分離領域2を形成した。
【0037】次いで図6(b)に示すように、リソグラ
フィー法によりレジスト膜9をパタ−ニングし、イオン
注入法を用いてNウェルの形成領域3にたとえばP(リ
ン)などの不純物を添加する。さらにレジスト膜9を除
去し、さきにイオン注入したNウェルの形成領域を覆う
ように、再度リソグラフィー法によりレジスト膜をパタ
−ニングし、さきにイオン注入した不純物とは逆の導電
型の不純物、例えばB(ボロン)やBF2 などをPウェ
ルの形成領域4に注入する。
【0038】このようにして図6(c)に示すようにウ
ェル境界5をパターン設計時の所定の位置、すなわち素
子分離領域2の底部中央にマスク合わせして形成する。
なおウェル形成工程は、必ずしも前述のように素子分離
領域2を形成した後に行う必要はなく、先に半導体基板
にウェル形成を行い、その後素子分離領域2の形成を行
ってもよい。
【0039】引き続き通常のRTA(Rapid Thermal Ann
eal)法を用いてN2 雰囲気中で1000℃、20秒の熱
処理を行い、ウェルに注入した不純物を活性化する。さ
きに熱酸化膜で被覆した素子領域上にゲート電極を形成
し、通常のリソグラフィー法とイオン注入法を用いてN
ウェル3の素子領域6にP型のソース・ドレイン拡散層
を形成し、Pウェル4の素子領域7にN型のソース・ド
レイン拡散層をそれぞれ形成した後、電極付け等を行い
素子を完成した。
【0040】さきに図6(c)を用いて説明したよう
に、溝の片側がオープンスペースとなるとき、溝の側壁
は図6(c)の11に示すように傾斜角が緩くなり、溝
の底部で裾を引く形状となる。特にウェル境界5に隣接
する素子領域6の上のP型ソース・ドレイン拡散層に着
目すれば、ウェル境界5でフォトリソグラフィーの合わ
せずれが発生すればPウエル領域4の先端部と素子領域
6のP型ソース・ドレイン拡散層との距離dが接近し、
パンチスルーを起こしやすい構造となり実用的でない。
【0041】本第1の実施の形態ではこの問題を回避す
るために、図9(b)に示す従来のオープンスペースを
含む素子分離領域の平面形状を、図1(b)に示すよう
に大幅に変更した。
【0042】図9(b)に示すように、シリコン基板上
に例えば素子領域6、7、8を2次元的に配置すると
き、従来これらを互いに分離する素子分離領域2aと、
これと直角にT字型に交わる素子分離領域2bとを形成
していた。このときその交差部分において、素子分離領
域2aの一方の側壁がオープンスペースとなり、側壁1
1の傾斜角が他の側壁部分10に比べて緩くなる。この
ときウェル境界5が素子分離領域2aの底部に存在すれ
ばパンチスルーの問題が発生する。
【0043】本第1の実施の形態では、図1(b)に示
すように、素子分離領域2aと2bとの交差を斜めにし
て、2bの交差による2aの分離溝側壁の形状に対する
影響が最小となるように、素子分離領域の平面形状を形
成する。
【0044】このように素子分離領域2bの交差を斜め
にすることにより、2a、2bの溝をRIE法を用いて
形成するとき、長手方向に直線状に伸びた素子領域6か
ら、溝2aを横断してウェル境界5と垂直方向に斜めの
溝2bを見通した時に、2bの溝で隔てられた素子領域
7と8に遮られて隙間が見えないよう前記2aと2bの
交差角を設定すれば、2aの側壁の形状に対する影響を
最小にすることができる。
【0045】具体的には、図1(b)の素子領域6から
ウェル境界5に対して垂直方向に直線を延長したとき、
ウェル境界5に対して素子領域6と線対称の位置にある
素子領域7、または同様にウェル境界5に対して素子領
域6と線対称の位置にある素子領域8のいずれか、また
はその両方の領域を通るように前記素子領域6、7、8
の平面形状を設計する。
【0046】さらに具体的に前記平面形状の形成方法に
ついて説明する。図1(b)の素子領域6からウェル境
界5に対して垂直方向に直線zを延長し、素子領域7ま
たは素子領域8の周辺を囲む素子分離領域の境界線と最
初に交わる交点をPとする。
【0047】zを図1(b)の素子領域7の側から素子
領域8の側まで平行移動すれば、交点Pは素子領域7の
素子分離領域2aとの境界線から素子分離領域2bとの
境界線に移動し、さらに素子領域8と素子分離領域2a
との境界線上に移り、その境界線に沿って移動する。
【0048】すなわちzは素子領域7と8を分離する素
子分離領域2bを横切るときに最大値zmax となり、2
b以外の場所では最小値(素子領域6と7、8との間隔
に等しい)zmin となるが、このときzmax =Z、z
min =Yとする。また、図1(b)に示すように、素子
領域7、8のウェル境界に垂直方向の幅が等しい場合そ
の幅をXとするとき、これらX、Y、Zの間にZ≦X+
Yの関係が満たされるように設計する。
【0049】このようにすれば、ウェル境界に隣接する
素子分離領域2aにおいて、分離溝の一方の側壁に素子
分離領域2bの溝が存在しても、前記素子分離領域2a
の溝の他方の側壁に生じる裾引きを構造的に抑えること
ができる。
【0050】したがって図1(a)に示すように、ウェ
ル境界が設計時に定められた位置5から、フォトリソグ
ラフィーの合わせずれにより、位置5aまで合わせマー
ジンΔxいっぱいにシフトしても、素子領域6のソース
・ドレイン拡散層とウェル境界5aとの距離が十分に保
たれるのでパンチスルーは起り難くなり、リーク電流の
増加、素子特性のばらつきの増加等の素子の電気特性の
劣化、信頼性の低下を十分に抑制することができる。
【0051】次に図2に基づき本発明の第2の実施の形
態について説明する。図2(a)に示すように、第2の
実施の形態においては素子領域6からウェル境界5に対
して垂直方向に直線Za を延長したとき、この直線Za
が素子領域7または素子領域8のいずれかまたは両方を
通るように、素子分離領域2bを介して素子領域7、8
を配置する。
【0052】この条件は、図2(a)に示す平面形状の
場合には前記第1の実施の形態に示した条件と等価であ
るが、図2(b)に示すように、例えば第2、第3の素
子領域7、8の対向する境界線同士の平面形状がステッ
プ状に形成され、全体として第2の素子分離領域2bの
長手方向が第1の素子分離領域2aと斜めに交わるよう
にされるような場合にも容易に適用することができる。
【0053】このようにすれば、図2(a)に示すよう
に素子分離領域2bを直線状に斜めにするよりも、第
2、第3の素子領域のパターン設計上必要なCADのデ
ータ数を少なくすることができる。
【0054】素子分離領域がステップ状に形成されて
も、図2(b)に示すように、素子領域6からウェル境
界5に対して垂直方向に直線Za を延長したとき、この
直線Za が素子領域7または素子領域8のいずれか、ま
たは両方を通るようにすれば、ウェル境界に隣接する素
子分離領域2aにおいて、分離溝2aの一方の側壁に分
離溝2bが存在しても、2aの他方の分離溝底部の側壁
に生じる裾引きが構造的に抑制される。
【0055】次に図3に基づき本発明の第3の実施の形
態について説明する。前記第1の実施の形態では、素子
分離領域2aと2bとを斜めに接続して、2aの分離溝
に実質的にオープンスペースとして作用する部分を発生
させないような構造にするための条件を定めたが、本第
2の実施の形態ではパターン設計上より簡便な条件とし
て、他の見地から前記の構造を規定する。
【0056】図3に示すように、第1の素子分離領域2
aの底部中央に直線状のウェル境界5を有し、この第1
の素子分離領域2aに対して1端がその中間で斜めに交
わる直線状の第2の素子分離領域2bを形成する。
【0057】前記素子分離領域2a、2bにより互いに
分離された第1、第2、第3の素子領域6、7、8が形
成されるが、このとき素子領域7、8は同一の幅Xを有
するものとし、かつ素子分離領域2bを介して互いに対
向する素子領域7、8の1辺同士の間隔(最小距離)を
Y、前記互いに対向する素子領域7、8の1辺とウェル
境界と平行な1辺とがなす鋭角側の角度、すなわち第1
の素子分離領域の溝の長手方向と第2の素子分離領域の
溝の長手方向とが交わる鋭角側の角度をθとするとき、
X≧Y/cosθの関係が成り立つようにパターンレイ
アウトを形成する。
【0058】このようにして底部にウェル境界を有する
素子分離領域2aにおいて、分離溝の一方の側壁に素子
分離領域2bとなる部分が存在しても、他方の分離溝底
部の側壁に生じる裾引きを構造的に抑えることができ
る。
【0059】なお第3の実施の形態に示した条件は、第
1の実施の形態に示した条件と等価であるが、本第3の
実施の形態の角度θと第2、第3の素子領域7、8の幅
と間隔で規定する条件式は、マスクパターン設計上便利
な場合がある。
【0060】次に図4に基づき本発明の第4の実施の形
態に係る半導体装置について説明する。図4はCMOS
回路で構成されたスタティック型ランダムアクセスメモ
リのメモリセルの回路構成を示す図である。
【0061】図4に示すメモリセルはPチャネルMOS
トランジスタQ1 、Q2 と、NチャネルMOSトランジ
スタQ3 、Q4 、Q5 、Q6 と第1、第2のビット線と
ワード線から構成される。Q1 とQ3 は第1のノードN
1 で接続され第1のCMOSインバータを構成し、Q2
とQ5 はノードN2 で接続され第2のCMOSインバー
タを構成する。前記第1、第2のインバータは互いに他
の出力を入力に接続することにより、フリップフロップ
回路を構成する。前記ノードN1 は第1の結合トランジ
スタQ4 を介して第1のビット線に接続され、前記ノー
ドN2 は第2の結合トランジスタQ6 を介して第2のビ
ット線に接続される。
【0062】CMOS回路でメモリセルを構成した完全
CMOS回路は、消費電力が最小という特徴があるが、
CMOS回路を構成するためのNウェル、Pウェルをは
じめとする多くの素子分離領域の形成が必要となる。
【0063】次に図5を用いて、前記メモリセルのパタ
ーンレイアウトに対し、本発明のウエル境界に隣接する
オープンスペース対応方法を適用した例について説明す
る。図5において、細い実線で囲まれた素子領域はその
間を埋める素子分離領域で分離される。太い実線で囲ま
れた部分は多結晶シリコンからなるゲート及びゲートか
らの引き出し配線である。前記素子領域はソース・ドレ
イン領域として高い不純物濃度でイオン注入されるた
め、前記多結晶シリコンゲートと同様に素子間を結ぶ配
線としても使用される。
【0064】図の×印は、多結晶シリコンからなるソー
ス・ドレイン引き出し配線と、多結晶シリコンからなる
ゲート引き出し配線との接続点をなすコンタクトホール
である。B1 、B2 は図4において、結合トランジスタ
Q4 、Q6 を介してノードN1 、N2 と第1、第2のビ
ット線(図示せず)とを接続するコンタクトホールであ
る。図5に示すメモリセルのパターンレイアウトにおい
て、前記ビット線はコンタクトホールB1 、B2 の上
に、絶縁膜を介して縦方向に沿って配置されている。
【0065】図5において、ウェル境界5のPMOS側
の素子領域はそれぞれNウェル上に配置され、NMOS
側の素子領域はそれぞれPウェル上に配置される。PM
OS及びNMOSのゲート電極G1 乃至G6 は、それぞ
れ素子領域とゲート配線との交点に形成され、ソース・
ドレイン領域はこれらのゲート電極をマスクとしてPM
OS側にP型の、NMOS側にN型の高濃度の不純物イ
オンを素子領域全体に注入することにより形成される。
【0066】W1 、W2 は結合トランジスタのゲート電
極G4 、G6 とワード線との接続点であるが、前記ゲー
ト電極とワード線とは一体の多結晶シリコンからなる配
線として形成されている。スタティック型ランダムアク
セスメモリのメモリセルアレイは、このように配置され
たメモリセルが図5の上下、左右に、次々に折り返すよ
うにして隣接するメモリセルに拡張される。
【0067】図5に示すパターンレイアウトにおいて、
本発明のオープンスペース対応方法は底面沿ってウェル
境界5を含む素子分離領域2aとこれに斜めに交わるN
MOS側の素子分離領域2bからなる部分に適用され
る。
【0068】従来素子領域7、8の平面形状は例えばP
MOS側の7a、8aと同様に、素子領域6の前方にオ
ープンスペースを有していたが、これを図5の素子領域
7、8のように2bを斜めにし、それぞれ両端に3角形
状の領域を張り出すようにすれば、ウエル境界5が存在
する素子分離領域2aの分離溝の底部における裾引きを
構造的に抑え、素子領域6のソース・ドレイン拡散層と
NMOS側のウエル領域との間のパンチスルーが回避さ
れる。
【0069】なお図5においては、図4のQ2 を素子領
域6に、Q3 を素子領域8に形成したが、Q1 を素子領
域6に、Q5 を素子領域8に形成することもできる。上
記のような本発明のパターンレイアウトを用いることに
より、スタティック型ランダムアクセスメモリの製造歩
留まりと信頼性を大幅に向上することができる。
【0070】このようにCMOS回路の製造歩留まりと
信頼性を大幅に向上する効果は、必ずしもメモリセルに
CMOSを用いた完全CMOS型の半導体記憶装置に限
定されるものではない。周辺CMOS型の半導体記憶装
置についても同様の効果がある。また必ずしも半導体記
憶装置に限定されるものではなく、CMOS回路からな
る半導体論理装置についても同様の効果がある。
【0071】前記第1乃至第4の実施の形態に示した素
子分離構造は、もっとも単純で基本的なもののみについ
て、オープンスペースを発生させないための条件を示し
たものであるが、本発明は上記の実施の形態に限定され
るものではない。その他本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
【0072】
【発明の効果】上述したように、本発明の素子分離領域
からなる構造を用いれば、ウェル境界でフォトリソグラ
フィーの合わせずれが発生しウェル境界がシフトして
も、従来素子分離領域のオープンスペース部に生じてい
た分離溝側壁の裾引きが抑制され、素子領域のソース・
ドレイン拡散層とウエル領域間のパンチスルーが回避さ
れる。このため、リーク電流の増加や特性ばらつき増加
などの素子の電気特性の劣化が十分抑制され、良好な素
子特性と高い信頼性を有する半導体素子を高い歩留まり
で製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の素子分離領域の構
造を示す図であって、(a)はその断面図。(b)はそ
の平面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の素子分離領域を示
す平面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の素子分離領域の構
造を示す平面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係るメモリセルの
回路構成を示す図。
【図5】本発明の第4の実施の形態のメモリセルのパタ
ーンレイアウトを示す図。
【図6】絶縁物埋め込み素子分離領域の製造方法を示す
工程断面図であって、(a)は絶縁物の埋め込み後表面
研磨した状態を示す図。(b)はレジストマスクを用い
てNウェルを形成した状態を示す図。(c)はウェル境
界にずれを生じたときの問題点を示す図。
【図7】従来のドライエッチングによる分離溝形成の問
題点を示す断面図であって、(a)は正常なエッチング
状態を示す断面図。(b)はオープンスペースの影響を
示す断面図。
【図8】従来のオープンスペースに生じる分離溝側壁の
裾引きとオープンスペースの定義をを示す平面図。
【図9】従来の素子分離領域の構造を示す図であって、
(a)はその断面図。(b)はその平面図。
【符号の説明】
1…シリコン基板 2…埋め込みSiO2 膜 2a…第1の素子分離領域 2b…第2の素子分離領域 2c…他の素子分離領域 3…Nウェル 4…Pウェル 5…設計時におけるウェル境界の位置 5a…合わせずれを生じた場合のウェル境界の位置 6…第1の素子領域 6a…オープンスペースを介して第1の素子領域に対向
する素子領域 7…第2の素子領域 7a…Nウエル上の他の素子領域 8…第3の素子領域 8a…Nウエル上の他の素子領域 9…レジスト膜 10…正常な分離溝の側壁 10a…正常な分離溝の側壁の堆積物 11…傾斜角の緩い分離溝の側壁 11a…傾斜角の緩い分離溝の側壁の堆積物 12…エッチングマスク X…第2、第3の素子領域の幅 Y…第1の素子領域と第2、第3の素子領域との間隔 P…第1の素子領域からウエル境界に垂直な引いた線と
第2、第3の素子領域との最初の交点 z…第1の素子領域のウエル境界側の境界線とPとの距
離 zmax …zの最大値 zmin …zの最小値 Z…zの最大値 Za…第1の素子領域からウエル境界に垂直な引いた線 θ…第2、第3の素子領域コーナ部分の鋭角側の角度 Q1 〜Q2 …PチャネルMOSトランジスタ Q3 〜Q6 …NチャネルMOSトランジスタ S1 〜S6 …ソース電極 D1 〜D6 …ドレイン電極 G1 〜G6 …ゲート電極 N1 、N2 …第1、第2のノード B1 、B2 …ビット線との接続点 W1 、W2 …ワード線との接続点 Δx…ウエル境界の合わせマージン Δxa…側壁の傾斜角が緩い場合の合わせマージン Δxb…マスク合わせのずれ量 d…Pウェルと第1の素子領域上のP型ソース・ドレイ
ン拡散層との距離 T…素子領域の幅 Tmin …素子分離領域の最小分離幅 TO …オープンスペースの幅

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の溝に絶縁物を埋め込み平
    坦化することにより形成され、それぞれ長手方向に伸び
    た第1、第2の素子分離領域と、前記第1の素子分離領
    域の底面に垂直で、前記第1の素子分離領域の長手方向
    に沿って伸びたウェル境界とを有する半導体装置におい
    て、 前記第2の素子分離領域の長手方向の一方の終端部は、
    前記第1の素子分離領域の中間において前記第1の素子
    分離領域の長手方向と斜めに交わり、 かつ、前記第1、第2の素子分離領域により分離された
    前記半導体基板表面の一部からなる第1、第2及び第3
    の素子領域を有し、 前記第1の素子領域は、前記第1の素子分離領域に隣接
    しその長手方向に沿って第1導電型のウエル内に配置さ
    れ、 前記第2、第3の素子領域は、前記第1の素子分離領域
    に隣接しその長手方向に沿って第2導電型のウエル内に
    前記第2の素子分離領域を介して配置され、 前記第2、第3の素子領域は、前記第1の素子分離領域
    を横断して前記第1の素子領域から前記ウェル境界に垂
    直に延長した直線が少なくとも前記第2、第3のいずれ
    かの素子領域を通るように配置されたものであって、 かつ、前記第1の素子領域には少なくとも第2導電型の
    チャネル領域を有する電界効果トランジスタ及び第2導
    電型のコレクタ領域を有するバイポーラトランジスタの
    いずれかが形成され、 前記第2、第3の素子領域には少なくとも第1導電型の
    チャネル領域を有する電界効果トランジスタ及び第1導
    電型のコレクタ領域を有するバイポーラトランジスタの
    いずれかが形成されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置は、Pチャネ
    ル型の第1、第2のMOSトランジスタとNチャネル型
    の第3乃至第6のMOSトランジスタからなる相補型メ
    モリセルを有するものであって、 前記第1、第3のMOSトランジスタは、第1のノード
    に接続された第1の相補型インバータ回路を構成し、 前記第2、第5のMOSトランジスタは、第2のノード
    接続された第2の相補型インバータ回路を構成し、 前記第1、第2の相補型インバータを用いて前記第1、
    第2のノードを備えたフリップフロップ回路を構成し、 前記第1のノードは、前記第4のMOSトランジスタを
    介して第1のビット線に接続され、 前記第2のノードは、前記第6のMOSトランジスタを
    介して第2のビット線に接続され、 前記第4、第6のMOSトランジスタのゲートにはワー
    ド線が接続され、 かつ、請求項1記載の第1の素子領域はN型であって、
    前記Pチャネル型の第1、第2のMOSトランジスタの
    いずれかが形成され、 請求項1記載の第2、第3の素子領域はP型であって、
    前記Nチャネル型の第3、第5のMOSトランジスタの
    いずれかが形成されたことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に長手方向に伸びた第1、
    第2の溝を形成し、 前記第2の溝の長手方向の一方の終端部は、前記第1の
    溝の中間においてこの第1の溝の長手方向と斜めに交わ
    るようにし、 前記第1、第2の溝を絶縁物で埋め込み平坦化すること
    により、それぞれ第1、第2の素子分離領域を形成し、 この第1、第2の素子分離領域により互いに隔てられた
    前記半導体基板の表面をそれぞれ第1、第2、第3の素
    子領域とし、 前記第1の素子領域は前記第1の素子分離領域の一方の
    側にその長手方向に沿って形成され、 前記第2、第3の素子領域は前記第1の素子分離領域の
    他方の側に前記第2の素子分離領域を介して前記第1の
    素子分離領域の長手方向に沿って形成されたものであっ
    て、 かつ、前記半導体基板に少なくとも1つのウェル領域を
    さらに形成し、 前記ウェル領域は、前記第1の溝の底面に垂直であって
    前記溝の長手方向に沿って伸びたウェル境界を有するよ
    うにし、 かつ、前記第1の素子分離領域を横断して前記第1の素
    子領域から前記ウェル境界に垂直に延長した直線が少な
    くとも前記第2、第3のいずれかの素子領域を通るよう
    にしたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第2、第3の素子領域の前記ウェル
    境界に垂直方向の幅の最小値をXとし、前記ウェル境界
    に垂直な直線が、前記第1の素子領域の前記第1の素子
    分離領域側の境界線と交わる交点と前記直線が前記第
    2、第3のいずれかの素子領域の前記第1の素子分離領
    域側の境界線と交わる交点との距離の最小値をYとし、
    最大値をZとするとき、Z≦X+Yの関係が成り立つこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2、第3の素子領域の前記ウェル
    境界に垂直方向の幅の最小値をXとし、前記第1の溝の
    長手方向と第2の溝の長手方向とが交わる鋭角側の角度
    をθとし、前記第2、第3の素子領域が互いに対向する
    境界線同士の最小距離をYとするとき、X≧Y/cos
    θの関係が成り立つようにすることを特徴とする請求項
    3記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板に少なくとも1つのウェ
    ル領域を形成する工程は、前記半導体基板上に第1、第
    2の溝を形成する工程の前に行うことを特徴とする請求
    項3記載の半導体装置の製造方法。
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