JPH1187567A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH1187567A
JPH1187567A JP23706497A JP23706497A JPH1187567A JP H1187567 A JPH1187567 A JP H1187567A JP 23706497 A JP23706497 A JP 23706497A JP 23706497 A JP23706497 A JP 23706497A JP H1187567 A JPH1187567 A JP H1187567A
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JP
Japan
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case
insulating
wiring board
metal thin
base material
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Application number
JP23706497A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ogata
健一 緒方
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH1187567A publication Critical patent/JPH1187567A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10WGENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
    • H10W90/00Package configurations
    • H10W90/701Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts
    • H10W90/751Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires
    • H10W90/754Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires between a chip and a stacked insulating package substrate, interposer or RDL

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電位の異なる部位間にまたがる液状あるいは
ゲル状絶縁樹脂の気泡形成をなくし、耐電圧不良の発生
を低減した信頼性の高い半導体装置を提供する。 【解決手段】 底部に放熱板23が設けられたケース2
2と、このケース22内の放熱板23上に固着された絶
縁基材25の上下両面にメタル薄板26,27を被着し
てなる絶縁配線基板28と、パターニングされた上面側
のメタル薄板26の素子搭載部30に搭載された半導体
素子31とを備えると共に、ケース22内に液状あるい
はゲル状の絶縁樹脂29を充填し、充電部位の封止を行
ったもので、下面側のメタル薄板27と絶縁基材25の
側端面25a,27aが、略同一面を形成している。こ
れにより絶縁配線基板28の外周部分に気泡が形成され
ることがなくなり、気泡によって素子搭載部30等と放
熱板23との間などの電位の異なる部位間がつながれて
しまうことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子を搭載
した絶縁配線基板をケース底部の放熱板の上面に固着す
ると共に、ケース内に絶縁配線基板の周囲を封止するよ
う液状あるいはゲル状の絶縁体を注入した半導体装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、例えばパワートランジスタ等の
半導体素子を絶縁配線基板に搭載してケース内に収納す
るよう構成した大電力用の半導体装置について、図14
乃至図16により説明する。図14は模式的に示す断面
図であり、図15は気泡形成部位を拡大して示す要部断
面図であり、図16は温度上昇時の気泡形成部位を示す
要部断面図である。
【0003】図14乃至図16図において、1は半導体
装置であり、2は底部に金属製の放熱板3を設けて構成
された半導体装置1のケースで、4はケース2の合成樹
脂製の角枠状の側壁部材である。そして放熱板3の上面
には、絶縁基材5の上下両面にメタライズ加工により被
着され、所定パターンを有するようパターニングされた
メタル薄板6,7を備えた絶縁配線基板8が、下面側の
メタル薄板7を半田付けすることによって固定されてい
る。なお、絶縁基材5の下面に設けられたメタル薄板7
は、その周縁部7aが、通常、絶縁破壊防止等のために
沿面距離が大きくなるよう絶縁基材5の外周端部5aか
ら、例えば約1.5mm程度内方側に位置するようにパ
ターニングされている。
【0004】また絶縁配線基板8の上面側には、パター
ニングされた上面側のメタル薄板6の素子搭載部9にパ
ワートランジスタ等の半導体素子10がダイボンディン
グされている。さらに、半導体素子10の電極部11と
これに対応するメタル薄板6の端子部12とが、ボンデ
ィングワイヤ13をアーチ形状に弛みを持たせてボンデ
ィングすることにより電気的に接続されている。またさ
らに、ケース2内にはアーチ形状となっているボンディ
ングワイヤ13を覆いつくすように、液状あるいはゲル
状のシリコーン等でなる液状あるいはゲル状の絶縁樹脂
14が充填され、ケース2内の充電部の封止が行われて
いる。
【0005】このように構成されたものでは、半導体素
子10を搭載した絶縁配線基板8を放熱板3の上面に固
定した状態で、ケース2内に例えば絶縁樹脂14が注入
される。この絶縁樹脂14の注入の際、注入条件等によ
っては絶縁基材5の外周端部5aには、例えば図15に
拡大して示す要部断面図のように、絶縁配線基板8と放
熱板3の間にメタル薄板7の厚さにもとづく間隙が形成
されているので、この間隙に絶縁樹脂14が注入され
ず、気泡15が形成され残留する虞がある。そして、気
泡15が形成されたままの状態で装置を動作させるなど
した場合、装置は動作に伴い発熱し温度が上昇し、気泡
15は温度上昇にともなって膨脹する。
【0006】膨脹した気泡15は、場合によっては図1
6に示すように絶縁基材5の外周端部5aを包むように
広がり、絶縁配線基板8の上面側のメタル薄板6で形成
された端子部12等と、下面側のメタル薄板7あるいは
放熱板3が気泡15を間に介してつながれた状態が生じ
る。この結果、装置を動作させない状態では耐電圧特性
が良好であっても、装置を動作させることで充電部であ
るメタル薄板6とメタル薄板7との間にまたがった気泡
15が形成され、両メタル薄板6,7間の電圧差にもと
づくコロナ放電が気泡15内に生じ、両メタル薄板6,
7間での耐電圧不良が発生する虞があり、装置の信頼性
が低いものとなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような状況に鑑
みて本発明はなされたもので、注入した液状あるいはゲ
ル状の絶縁樹脂による電位の異なる部位間にまたがる気
泡の形成がないようにし、耐電圧不良の発生の虞が低減
するようにして信頼性の高い半導体装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
底部に放熱板が設けられたケースと、このケース内の放
熱板上に固着された絶縁基材の上下両面にメタル薄板を
被着してなる絶縁配線基板と、パターニングされた上面
側のメタル薄板の所定部位に搭載された半導体素子とを
備えると共に、ケース内に絶縁樹脂が充填されてなる半
導体装置において、下面側のメタル薄板と絶縁基材の側
端面が、略同一面を形成していることを特徴とするもの
であり、また、底部に放熱板が設けられたケースと、こ
のケース内の放熱板上に固着された絶縁基材の上下両面
にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パターニ
ングされた上面側のメタル薄板の所定部位に搭載された
半導体素子とを備えると共に、ケース内に絶縁樹脂が充
填されてなる半導体装置において、放熱板が、絶縁配線
基板の外周縁の下方に削設された環状溝を有し、かつ絶
縁基材の外周縁が、環状溝の溝幅の中間部分上方に延在
していることを特徴とするものであり、さらに、環状溝
の外側溝内壁に、放熱板上面から溝底部に至る縦溝が削
設されていることを特徴とするものであり、さらに、放
熱板が、環状溝より外側部分上面に一端が開口し他端が
該環状溝の底部に開口する連通孔を備えていることを特
徴とするものであり、また、底部に放熱板が設けられた
ケースと、このケース内の放熱板上に固着された絶縁基
材の上下両面にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板
と、パターニングされた上面側のメタル薄板の所定部位
に搭載された半導体素子とを備えると共に、ケース内に
絶縁樹脂が充填されてなる半導体装置において、放熱板
が、上面内方部分に突状部を備えていると共に、該突状
部の頂部に絶縁配線基板を固着していることを特徴とす
るものであり、また、底部に放熱板が設けられたケース
と、このケース内の放熱板上に固着された絶縁基材の上
下両面にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パ
ターニングされた上面側のメタル薄板の所定部位に搭載
された半導体素子とを備えると共に、ケース内に絶縁樹
脂が充填されてなる半導体装置において、絶縁基材は側
端面が、下方向に面を向けた逆勾配を有するものである
ことを特徴とするものであり、また、底部に放熱板が設
けられたケースと、このケース内の放熱板上に固着され
た絶縁基材の上下両面にメタル薄板を被着してなる絶縁
配線基板と、パターニングされた上面側のメタル薄板の
所定部位に搭載された半導体素子とを備えると共に、ケ
ース内に絶縁樹脂が充填されてなる半導体装置におい
て、絶縁基材が、外周部に上面のメタル薄板を囲むよう
に立設した側壁を具備していることを特徴とするもので
あり、さらに、底部に放熱板が設けられたケースと、こ
のケース内の放熱板上に固着された絶縁基材の上下両面
にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パターニ
ングされた上面側のメタル薄板の所定部位に搭載された
半導体素子とを備えると共に、ケース内に絶縁樹脂が充
填されてなる半導体装置において、絶縁基材が、上面に
メタル薄板を囲むように削設された窪みを具備している
ことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。いずれもパワートランジスタ等の半導
体素子を用いて構成した大電力用の半導体装置である。
【0010】先ず、第1の実施形態を図1により説明す
る。図1は模式的に示す断面図であり、図1において、
21は半導体装置であり、22は底部に良熱伝導材料製
平板、例えば銅製平板で形成された放熱板23を設けて
構成された半導体装置21のケースで、24はケース2
2の、例えばPPS樹脂等の合成樹脂によって角枠状に
形成された側壁部材である。また放熱板23の上面に
は、窒化アルミニウム(AlN)等で形成された平板状
の絶縁基材25の上下両面に、銅(Cu)等でなるメタ
ル薄板26,27がメタライズ加工により被着された絶
縁配線基板28が、下面側のメタル薄板27を半田付け
することによって固定されている。
【0011】そして絶縁基材25の下面に設けられたメ
タル薄板27の形状は、絶縁基材25と略々同じ形状と
なっていて、両者の外周端部25a,27aが一致した
ものとなっている。すなわち、絶縁基材25とメタル薄
板27の全側端面が、後述のケース22内に充填される
液状あるいはゲル状の絶縁樹脂29によって気泡が形成
されない範囲で絶縁基材25が大きい状態を許容する程
度の略同一面を形成している。このため、絶縁配線基板
28はその外周部分に絶縁基材25の下面と放熱板23
の上面との間に間隙を形成することなく固着される。
【0012】一方、絶縁配線基板28の上面側のメタル
薄板26は、所定パターンを有するようにパターニング
されており、形成されたパターンの素子搭載部30に
は、パワートランジスタ等の半導体素子31がダイボン
ディングされている。さらに、半導体素子31の電極部
32と、これに対応するメタル薄板26をパターニング
してなる端子部33とが、ボンディングワイヤ34をア
ーチ形状に弛みを持たせてボンディングすることにより
電気的に接続されている。また、ケース22内にはアー
チ形状となっているボンディングワイヤ34及び素子搭
載部30に搭載された半導体素子31等を覆いつくすよ
うに、液状あるいはゲル状のシリコーン等でなる液状あ
るいはゲル状の絶縁樹脂29が充填され、ケース22内
の充電部の封止が行われている。
【0013】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板28を放熱板23の上面に固
着した状態で、ケース22内に絶縁樹脂29が注入され
る。注入された絶縁樹脂29は放熱板23の上面に広が
り、さらに注入された量が増えるにしたがい絶縁配線基
板28、半導体素子31、ボンディングワイヤ34等を
埋めていき、所定深さにまで注入される。
【0014】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁配線基板28の下面側に設けられたメタル薄板
27の形状が絶縁基材25と略々同じ形状で、両者が略
同一面となる側端面を形成しているため、絶縁樹脂29
は放熱板23の上面からメタル薄板27、絶縁基材25
の側面に沿って液位を順に上昇させて行くことになり、
絶縁配線基板28の外周部分に気泡が形成されることが
ない。この結果、気泡によって素子搭載部30や端子部
33と放熱板23との間等の電位の異なる部位間がつな
がれてしまうことがなく、また気泡が存在しないので、
気泡内に生じるコロナ放電によって耐電圧不良が発生す
るようなことがなく、装置の信頼性は高いものとなる。
【0015】次に、第2の実施形態を図2により説明す
る。なお、上記第1の実施形態と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、異なる本実施形態の構成につい
て説明する。図2は要部を模式的に示す断面図である。
【0016】図2において、35は半導体装置であり、
36は底部に良熱伝導材料製平板、例えば銅製平板で形
成された放熱板37を設け、側部に角枠状の側壁部材2
4を設けて構成された半導体装置35のケースである。
さらに、38は絶縁配線基板で、絶縁基材25の上下両
面にはメタライズ加工により、銅等でなるメタル薄板2
6,39が被着されている。そして、下面のメタル薄板
39の形状は、表面のメタル薄板26との沿面距離が大
きく取れるように絶縁基材25の形状よりも小さなもの
となっている。
【0017】また、放熱板37の上部には、絶縁基材2
5のメタル薄板39と同形状の島状部40が、所定の溝
幅を有し開口する環状溝41を削設することによって形
成されている。そして、この島状部40には絶縁配線基
板38が、裏面側のメタル薄板39を位置合わせして半
田付けすることによって固定されている。また島状部4
0に固定された絶縁配線基板38は、絶縁基材25の外
周縁が環状溝41の上方に延在し、溝幅の略中心付近ま
でを覆うような状態となっている。なお、これによって
環状溝41の開口は狭められるが、絶縁基材25の外周
縁との間に残された開口部分は、メタル薄板39の板厚
に比して、十分に大きな寸法を有するものとなってい
る。
【0018】一方、絶縁配線基板38の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされており、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース36内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状あるいはゲル状
のシリコーン等でなる液状あるいはゲル状の絶縁樹脂2
9が充填され、ケース36内の充電部の封止が行われて
いる。
【0019】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板38を放熱板37の島状部4
0の上面に固着した状態で、ケース36内に絶縁樹脂2
9が注入される。注入された絶縁樹脂29は放熱板37
の上面に広がり、先ず、絶縁基材25の外周縁によって
狭められているが十分大きな開口部分が残されている環
状溝41に流れ込み、これを埋め尽くす。その後、注入
された量が増えるにしたがい絶縁配線基板38、半導体
素子31、ボンディングワイヤ34等を埋めていき、ケ
ース36内に所定深さにまで注入される。
【0020】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁基材25の下面側の小形状のメタル薄板39
が、同形状の放熱板37の島状部40に半田付けされた
絶縁配線基板38は、その外周部分の下方に十分な大き
さで開口する環状溝41が設けられていて、この環状溝
41が絶縁樹脂29によって埋め尽くされた後に下面側
から側面、上面側へと順に覆われていくため、外周部分
の下面側に気泡が形成されることがない。この結果、気
泡によって素子搭載部30や端子部33と放熱板37と
の間等の電位の異なる部位間がつながれてしまうことが
なく、本実施形態のおいても上記の第1の実施形態と同
様の作用、効果を有する。
【0021】次に、第3の実施形態を図3により説明す
る。なお、上記各実施形態と同一部分には同一符号を付
して説明を省略し、異なる本実施形態の構成について説
明する。図3は要部を模式的に示す図で、図3(a)は
断面図、図3(b)は上面図である。
【0022】図3において、42は半導体装置であり、
43は底部に良熱伝導材料製平板、例えば銅製平板で形
成された放熱板44を設け、側部に角枠状の側壁部材2
4を設けて構成された半導体装置42のケースである。
また放熱板44には、その上部に絶縁配線基板38の下
面側に被着されたメタル薄板39と同形状の島状部40
が、所定の溝幅を有し開口する環状溝45を削設するこ
とによって形成されている。そして放熱板44に削設さ
れた環状溝45には、外側の溝内壁46に放熱板44の
上面から溝底部に向けて、溝内壁面からの溝深さが浅く
なる縦溝47が複数条削設されている。
【0023】このように形成された放熱板44には、そ
の島状部40に絶縁配線基板38が、下面側のメタル薄
板39を位置合わせして半田付けすることによって固定
されている。また島状部40に固定された絶縁配線基板
38は、絶縁基材25の外周縁が環状溝45の上方に延
在し、溝幅の略中心付近までを覆うような状態となって
いる。なお、これによって環状溝45の開口は狭められ
るが、絶縁基材25の外周縁との間に残された開口部分
は、メタル薄板39の板厚に比して、十分に大きな寸法
を有するものとなっている。なおまた、環状溝45の溝
内壁46に削設された縦溝47は、島状部40に固着さ
れた絶縁配線基板38の外周部に配置された端子部33
等の充電部位に対応するよう配設されている。
【0024】一方、絶縁配線基板38の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされていて、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース43内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状あるいはゲル状
の絶縁樹脂29が充填され、ケース43内の充電部の封
止が行われている。
【0025】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板38を放熱板44の島状部4
0の上面に固着した状態で、ケース43内に絶縁樹脂2
9が注入される。注入された絶縁樹脂29は放熱板44
の上面に広がり、先ず、絶縁基材25の外周縁によって
狭められているが十分大きな開口部分が残され、また縦
溝47が形成されているので、これらを通じて環状溝4
5に流れ込み、これを埋め尽くす。その後、注入された
量が増えるにしたがい絶縁配線基板38、半導体素子3
1、ボンディングワイヤ34等を埋めていき、ケース4
3内に所定深さにまで注入される。
【0026】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁基材25の下面側の小形状のメタル薄板39
が、同形状の放熱板44の島状部40に半田付けされた
絶縁配線基板38は、その外周部分の下方に、十分な大
きさで開口が残され溝内壁46に縦溝47を有する環状
溝45が設けられており、この環状溝45に直接あるい
は縦溝47を通じて絶縁樹脂29が注入され埋め尽くさ
れた後、下面側から側面、上面側へと順に覆われていく
ため、外周部分の下面側に気泡が形成されることがな
い。この結果、気泡によって素子搭載部30や端子部3
3と放熱板44との間等の電位の異なる部位間がつなが
れてしまうことがなく、本実施形態のおいても上記の第
1の実施形態と同様の作用、効果を有する。
【0027】次に、第4の実施形態を図4により説明す
る。なお、上記各実施形態と同一部分には同一符号を付
して説明を省略し、異なる本実施形態の構成について説
明する。図4は要部を模式的に示す断面図である。
【0028】図4において、48は半導体装置であり、
49は底部に良熱伝導材料製平板、例えば銅製平板で形
成された放熱板50を設け、側部に角枠状の側壁部材2
4を設けて構成された半導体装置48のケースである。
また放熱板50には、その上部に絶縁配線基板38の下
面側に被着されたメタル薄板39と同形状の島状部40
が、所定の溝幅を有し開口する環状溝51を削設するこ
とによって形成されている。そして放熱板50には環状
溝51より外側部分に、放熱板50の上面に一端が開口
し他端が環状溝51の外側の溝内壁46底部に開口する
連通孔52が複数本形成されている。
【0029】このように形成された放熱板50には、そ
の島状部40に絶縁配線基板38が、下面側のメタル薄
板39を位置合わせして半田付けすることによって固定
されている。また島状部40に固定された絶縁配線基板
38は、絶縁基材25の外周縁が環状溝51の上方に延
在し、溝幅の略中心付近までを覆うような状態となって
いる。なお、これによって環状溝51の開口は狭められ
るが、絶縁基材25の外周縁との間に残された開口部分
は、メタル薄板39の板厚に比して、十分に大きな寸法
を有するものとなっている。なおまた、環状溝51の外
側部分に形成された連通孔52は、島状部40に固着さ
れた絶縁配線基板38の外周部に配置された端子部33
等の充電部位に対応するよう配設されている。
【0030】一方、絶縁配線基板38の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされていて、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース49内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状あるいはゲル状
の絶縁樹脂29が充填され、ケース49内の充電部の封
止が行われている。
【0031】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板38を放熱板50の島状部4
0の上面に固着した状態で、ケース49内に絶縁樹脂2
9が注入される。注入された絶縁樹脂29は放熱板50
の上面に広がり、先ず、絶縁基材25の外周縁によって
狭められているが十分大きな開口部分が残され、また連
通孔52が形成されているので、これらを通じて環状溝
51に流れ込み、これを埋め尽くす。その後、注入され
た量が増えるにしたがい絶縁配線基板38、半導体素子
31、ボンディングワイヤ34等を埋めていき、ケース
49内に所定深さにまで注入される。
【0032】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁基材25の下面側の小形状のメタル薄板39
が、同形状の放熱板50の島状部40に半田付けされた
絶縁配線基板38は、その外周部分の下方に、十分な大
きさで開口が残され連通孔52が溝底部に通じるように
形成された環状溝51が設けられており、この環状溝5
1に直接あるいは連通孔52を通じて絶縁樹脂29が注
入され埋め尽くされた後、下面側から側面、上面側へと
順に覆われていくため、外周部分の下面側に気泡が形成
されることがない。この結果、気泡によって素子搭載部
30や端子部33と放熱板50との間等の電位の異なる
部位間がつながれてしまうことがなく、本実施形態のお
いても上記の第1の実施形態と同様の作用、効果を有す
る。
【0033】次に、第5の実施形態を図5により説明す
る。なお、上記各実施形態と同一部分には同一符号を付
して説明を省略し、異なる本実施形態の構成について説
明する。図5は要部を模式的に示す断面図である。
【0034】図5において、53は半導体装置であり、
54は底部に良熱伝導材料製平板、例えば銅製平板で形
成された放熱板55を設け、側部に角枠状の側壁部材2
4を設けて構成された半導体装置53のケースである。
また、放熱板55の上部には、絶縁基材25のメタル薄
板39と頂部が同形状の突状部56が、錐台状に形成さ
れている。そして、この突状部56には絶縁配線基板3
8が、下面側のメタル薄板39を位置合わせして半田付
けすることによって固定されている。また突状部56に
固定された絶縁配線基板38は、絶縁基材25の外周縁
が突状部56の傾斜側面57の上方に延在するものとな
っている。
【0035】一方、絶縁配線基板38の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされていて、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース54内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状あるいはゲル状
の絶縁樹脂29が充填され、ケース54内の充電部の封
止が行われている。
【0036】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板38を放熱板55の突状部5
6の上面に固着した状態で、ケース54内に絶縁樹脂2
9が注入される。注入された絶縁樹脂29は放熱板55
の突状部56の下部に広がり、その後、注入された量が
増えるにしたがい突状部56、絶縁配線基板38、半導
体素子31、ボンディングワイヤ34等を埋めていき、
ケース54内に所定深さにまで注入される。
【0037】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁基材25の下面側の小形状のメタル薄板39
が、同形状の頂部となっている放熱板55の突状部56
に半田付けされた絶縁配線基板38は、その外周部分の
下方の突状部56の傾斜側面57が絶縁樹脂29で埋め
尽くされた後、下面側から側面、上面側へと順に覆われ
ていくため、外周部分の下面側に気泡が形成されること
がない。この結果、気泡によって素子搭載部30や端子
部33と放熱板55との間等の電位の異なる部位間がつ
ながれてしまうことがなく、本実施形態のおいても上記
の第1の実施形態と同様の作用、効果を有する。
【0038】次に、第6の実施形態を図6乃至図9によ
り説明する。なお、上記各実施形態と同一部分には同一
符号を付して説明を省略し、異なる本実施形態の構成に
ついて説明する。図6は要部を模式的に示す断面図であ
り、図7は本実施形態における第1の変形形態を模式的
に示す部分断面図であり、図8は本実施形態における第
2の変形形態を模式的に示す部分断面図であり、図9は
本実施形態における第3の変形形態を模式的に示す部分
断面図である。
【0039】図6において、58は半導体装置であり、
底部に放熱板23を設け、側部に側壁部材24を設けて
構成されたケース22を備えている。59は絶縁配線基
板で、その窒化アルミニウム等で形成された平板状の絶
縁基材60の上下両面にはメタライズ加工により、銅等
でなるメタル薄板26,61が被着されている。また、
絶縁基材60は、外周端部60aの側面62が、下方向
に面が向いた逆勾配の単一傾斜の平坦な傾斜面によって
構成され、絶縁基材60の上面形状が下面形状よりも大
きくなっている。さらに絶縁基材60の下面に被着され
たメタル薄板61の形状は、上面のメタル薄板26との
沿面距離が大きく取れるように絶縁基材60の下面形状
と略等しいか若干小さいものとなっている。そして、放
熱板23の上面には絶縁配線基板59が、下面側のメタ
ル薄板61を半田付けすることによって固定されてい
る。このため、絶縁配線基板59はその外周部分に、絶
縁基材60の側面62と放熱板23の上面との間にメタ
ル薄板61の厚さを最小寸法とし外方に向けて拡大する
間隙63を形成して固着される。
【0040】一方、絶縁配線基板59の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされており、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース22内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状シリコーン等で
なる液状あるいはゲル状の絶縁樹脂29が充填され、ケ
ース27内の充電部の封止が行われている。
【0041】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板59を放熱板23の上面に固
着した状態で、ケース22内に絶縁樹脂29が注入され
る。注入された絶縁樹脂29は放熱板23の上面に広が
り、絶縁基材60の外周端部60aに形成された間隙6
3に流れ込み、これを埋め尽くす。その後、注入された
量が増えるにしたがい絶縁配線基板59、半導体素子3
1、ボンディングワイヤ34等を埋めていき、ケース2
2内に所定深さにまで注入される。
【0042】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁基材60の側面62と放熱板23の上面とによ
り形成された間隙63が、外方に向けて拡大するように
形成されており、この間隙63が絶縁樹脂29によって
埋め尽くされた後に、絶縁配線基板59の側面、上面側
が順に覆われていくため、絶縁配線基板59の外周部分
の下面側に気泡が形成されることがない。この結果、気
泡によって素子搭載部30や端子部33と放熱板23と
の間等の電位の異なる部位間がつながれてしまうことが
なく、本実施形態のおいても上記の第1の実施形態と同
様の作用、効果を有する。
【0043】また、上記の第6の実施形態では、絶縁基
材60の外周端部60aの側面62が、下方向に面が向
いた単一傾斜の平坦な傾斜面によって構成されている
が、図7に示す第1の変形形態のように、絶縁配線基板
59A の絶縁基材60A の外周端部60aA の側面62
A を、3つ異なる傾斜の平坦面X,Y,Zによって逆勾
配を構成し、放熱板23との間に全体として外方に向け
て拡大するように間隙63A が形成されれば、同様の作
用、効果が得られる。さらに、図8に示す第2の変形形
態のように、絶縁配線基板59B の絶縁基材60B の外
周端部60aB の側面62B を、下方向に全体として面
が向いた逆勾配の曲面Rによって構成し、放熱板23と
の間に全体として外方に向けて拡大するように間隙63
B が形成されれば、同様の作用、効果が得られる。また
さらに、図9に示す第3の変形形態のように、絶縁配線
基板59C の絶縁基材60C の外周端部60aC の側面
62C を、平坦面Xと曲面Rによって構成し、放熱板2
3との間に全体として外方に向けて拡大するように間隙
63C が形成されれば、同様の作用、効果が得られる。
【0044】次に、第7の実施形態を図10により説明
する。なお、上記各実施形態と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、異なる本実施形態の構成について
説明する。図10は要部を模式的に示す断面図である。
【0045】図10において、64は半導体装置であ
り、65は底部に良熱伝導材料製平板、例えば銅製平板
で形成された放熱板66を設けて構成された半導体装置
64のケースで、67はケース65の、例えばPPS樹
脂等の合成樹脂によって角枠状に形成された側壁部材で
ある。また放熱板66の上面には、窒化アルミニウム等
で形成された平板状の絶縁基材68の上下両面に銅等で
なるメタル薄板26,69がメタライズ加工により被着
された絶縁配線基板70が、下面側のメタル薄板69を
半田付けすることによって固定されている。絶縁基材6
8は上面側のメタル薄板26に比して十分大きい形状、
すなわち、絶縁基材68の端縁からメタル薄板26の端
子部33等の充電部位までの距離が、メタル薄板26を
パターニングした素子搭載部30に搭載される半導体素
子31の使用電圧に応じて決定される電気絶縁上必要と
される沿面距離を十分に確保できるような形状となって
いる。そして、下面のメタル薄板69の形状は、表面の
メタル薄板26との沿面距離が大きく取れるように絶縁
基材68の形状よりも小さなものとなっている。そして
絶縁基材68の外周端部68aの下面と放熱板66の上
面との間にメタル薄板69の厚さに等しい間隙71が形
成されている。
【0046】一方、絶縁配線基板70の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされており、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース65内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状あるいはゲル状
のシリコーン等でなる液状あるいはゲル状の絶縁樹脂2
9が充填され、ケース65内の充電部の封止が行われて
いる。
【0047】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板70を放熱板66の上面に固
着した状態で、ケース65内に絶縁樹脂29が注入され
る。注入された絶縁樹脂29は放熱板66の上面に広が
り、絶縁基材68の外周端部68aに形成された間隙7
1に流れ込み、これを埋め尽くす。その後、注入された
量が増えるにしたがい絶縁配線基板70、半導体素子3
1、ボンディングワイヤ34等を埋めていき、ケース6
5内に所定深さにまで注入される。
【0048】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁基材68の外周端部68aの下面と放熱板66
の上面及びメタル薄板69の端面とにより形成された間
隙71が絶縁樹脂29によって埋め尽くされた後に、絶
縁配線基板70の側面が覆われ、続いて上面側が順に覆
われて行く。この際に絶縁配線基板70の外周部分に間
隙71が形成されているので、この間隙71に気泡が形
成されたとしても、絶縁基材68は十分大きい形状で、
絶縁基材68の端縁からメタル薄板26の端子部33等
の充電部位までの距離が、必要とされる沿面距離に対し
十分に大きくなるため、動作時の温度上昇にともない間
隙71の気泡が大きくなっても、気泡によって素子搭載
部30や端子部33と放熱板66との間等の電位の異な
る部位間がつながれてしまうことがなく、また気泡が存
在しても、気泡内に生じるコロナ放電によって耐電圧不
良が発生するようなことがなく、装置の信頼性は高いも
のとなる。
【0049】次に、第8の実施形態を図11により説明
する。なお、上記各実施形態と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、異なる本実施形態の構成について
説明する。図11は要部を模式的に示す断面図である。
【0050】図11において、72は半導体装置であ
り、底部に放熱板23を設け、側部に側壁部材24を設
けて構成されたケース22を備えている。73は絶縁配
線基板で、その窒化アルミニウム等で形成された全外周
部に側壁74を立設してなる浅皿状の絶縁基材75の皿
内上面と下面には、それぞれメタライズ加工により、銅
等でなるメタル薄板26,76が被着されていて、下面
側のメタル薄板76を放熱板23の上面に半田付けする
ことによって固定されている。そして絶縁基材75の下
面側に被着されたメタル薄板76は絶縁基材75の下面
よりも小形状で、絶縁配線基板73を放熱板23の上面
に固着した状態で、絶縁基材75の外周端部75aの下
面と放熱板23の上面との間にメタル薄板76の厚さに
等しい間隙77が形成されている。
【0051】一方、絶縁配線基板73の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされており、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース22内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状あるいはゲル状
のシリコーン等でなる液状あるいはゲル状の絶縁樹脂2
9が充填され、ケース22内の充電部の封止が行われて
いる。
【0052】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板73を放熱板23の上面に固
着した状態で、ケース22内に絶縁樹脂29が注入され
る。注入された絶縁樹脂29は放熱板23の上面に広が
り、絶縁基材75の外周端部75aに形成された間隙7
7に流れ込み、これを埋め尽くす。その後、注入された
量が増えるにしたがい絶縁基材75の外周部に立設され
た側壁74の高さまで到達し、これを越えると絶縁基材
75の皿内上面に搭載された半導体素子31、ボンディ
ングワイヤ34等を埋めていき、ケース22内に所定深
さにまで注入される。
【0053】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁基材75の外周端部75aの下面と放熱板23
の上面とにより形成された間隙77が絶縁樹脂29によ
って埋め尽くされた後に、絶縁配線基板73の側面が覆
われ、続いて上面側が順に覆われて行く。この際に絶縁
配線基板73の外周部分に間隙77が形成されているの
で、この間隙77に気泡が形成されたとしても、絶縁基
材75は外周部に側壁74が立設されており、絶縁基材
75の下面端縁からメタル薄板26の端子部33等の充
電部位までの距離が、必要とされる沿面距離に対し十分
に大きくなるため、温度上昇にともない間隙77の気泡
が大きくなっても、気泡によって素子搭載部30や端子
部33と放熱板23との間等の電位の異なる部位間がつ
ながれてしまうことがなく、また気泡が存在しても、気
泡内に生じるコロナ放電によって耐電圧不良が発生する
ようなことがなく、装置の信頼性は高いものとなる。
【0054】次に、第9の実施形態を図12により説明
する。なお、上記各実施形態と同一部分には同一符号を
付して説明を省略し、異なる本実施形態の構成について
説明する。図12は要部を模式的に示す断面図である。
【0055】図12において、78は半導体装置であ
り、底部に放熱板23を設け、側部に側壁部材24を設
けて構成されたケース22を備えている。79は絶縁配
線基板で、全外周部に側壁74が立設された浅皿状の絶
縁基材75の皿内上面と下面には、それぞれメタライズ
加工により、銅等でなるメタル薄板26,80が被着さ
れていて、下面側のメタル薄板80を放熱板23の上面
に半田付けすることによって固定されている。そして絶
縁基材75の下面側に被着されたメタル薄板80は絶縁
基材75の下面と略々同じ形状となっていて、両者の外
周端部75a,80aが一致したものとなっている。す
なわち、絶縁基材75とメタル薄板80の全側端面が、
ケース22内に充填される絶縁樹脂29によって気泡が
形成されない範囲で絶縁基材75が大きい状態を許容す
る程度の略同一面を形成している。このため、絶縁配線
基板79はその外周部分に絶縁基材75の下面と放熱板
23の上面との間に間隙を形成することなく固着され
る。
【0056】一方、絶縁配線基板79の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされており、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース22内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状あるいはゲル状
のシリコーン等でなる液状あるいはゲル状の絶縁樹脂2
9が充填され、ケース22内の充電部の封止が行われて
いる。
【0057】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板79を放熱板23の上面に固
着した状態で、ケース22内に絶縁樹脂29が注入され
る。注入された絶縁樹脂29は放熱板23の上面に広が
り、さらに注入された量が増えるにしたがい絶縁配線基
板79、半導体素子31、ボンディングワイヤ34等を
埋めていき、所定深さにまで注入される。
【0058】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁配線基板79の下面側に設けられたメタル薄板
80の形状が絶縁基材75の下面と略々同じ形状で、両
者が略同一面となる側端面を形成しているため、絶縁樹
脂29は放熱板23の上面からメタル薄板80、絶縁基
材75の側面に沿って液位を順に上昇させて行くことに
なり、絶縁配線基板79の外周部分に気泡が形成される
ことがない。この結果、気泡によって素子搭載部30や
端子部33と放熱板23との間等の電位の異なる部位間
がつながれてしまうことがなく、本実施形態のおいても
上記の第1の実施形態と同様の作用、効果を有する。
【0059】次に、第10の実施形態を図13により説
明する。なお、上記各実施形態と同一部分には同一符号
を付して説明を省略し、異なる本実施形態の構成につい
て説明する。図13は要部を模式的に示す断面図であ
る。
【0060】図13において、81は半導体装置であ
り、底部に放熱板66を設け、側部に側壁部材67を設
けて構成されたケース65を備えている。82は絶縁配
線基板で、窒化アルミニウム等で形成された略平板状の
絶縁基材83の上下両面に銅等でなるメタル薄板26,
69がメタライズ加工により被着されていて、下面側の
メタル薄板69を放熱板66の上面に半田付けすること
によって固定されている。絶縁基材83は上面側のメタ
ル薄板26に比して大きい形状で、その上面にはメタル
薄板26を囲むように窪み84が削設され、絶縁基材8
3の端縁からメタル薄板26の端子部33等の充電部位
までの距離が、メタル薄板26をパターニングした素子
搭載部30に搭載される半導体素子31の使用電圧に応
じて決定される電気絶縁上必要とされる沿面距離を十分
に確保できるような形状となっている。そして、下面の
メタル薄板69の形状は、表面のメタル薄板26との沿
面距離が大きく取れるように絶縁基材83の形状よりも
小さなものとなっている。そして絶縁基材83の外周端
部83aの下面と放熱板66の上面との間にメタル薄板
69の厚さに等しい間隙85が形成されている。
【0061】一方、絶縁配線基板82の上面側のメタル
薄板26は、素子搭載部30や端子部33等を有するよ
うにパターニングされており、形成された素子搭載部3
0には半導体素子31がダイボンディングされ、半導体
素子31の電極部32と対応する端子部33とが、ボン
ディングワイヤ34により電気的に接続されている。ま
た、ケース65内にはボンディングワイヤ34及び半導
体素子31等を覆いつくすように、液状あるいはゲル状
のシリコーン等でなる液状あるいはゲル状の絶縁樹脂2
9が充填され、ケース65内の充電部の封止が行われて
いる。
【0062】このように構成されたものでは、半導体素
子31を搭載しボンディングワイヤ34による所定の接
続がなされた絶縁配線基板82を放熱板66の上面に固
着した状態で、ケース65内に絶縁樹脂29が注入され
る。注入された絶縁樹脂29は放熱板66の上面に広が
り、絶縁基材83の外周端部83aに形成された間隙8
5に流れ込み、これを埋め尽くす。その後、注入された
量が増えるにしたがい絶縁配線基板82、半導体素子3
1、ボンディングワイヤ34等を埋めていき、ケース6
5内に所定深さにまで注入される。
【0063】そして、上記の絶縁樹脂29の注入過程
で、絶縁基材83の外周端部83aの下面と放熱板66
との間に形成された間隙85が絶縁樹脂29によって埋
め尽くされた後に、絶縁配線基板82の側面が覆われ、
続いて上面側が順に窪み84が埋め込まれ覆われて行
く。この際に絶縁配線基板82の外周部分に間隙85が
形成されているので、この間隙85に気泡が形成された
としても、絶縁基材83は大きい形状であり外周部に沿
って窪み84が形成されていて、絶縁基材83の端縁か
らメタル薄板26の端子部33等の充電部位までの距離
が、必要とされる沿面距離に対し十分に大きくなるた
め、動作時の温度上昇にともない間隙85の気泡が大き
くなっても、気泡によって素子搭載部30や端子部33
と放熱板66との間等の電位の異なる部位間がつながれ
てしまうことがなく、また気泡が存在しても、気泡内に
生じるコロナ放電によって耐電圧不良が発生するような
ことがなく、装置の信頼性は高いものとなる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、注入した液状あるいはゲル状の絶縁樹脂によ
る電位の異なる部位間にまたがる気泡の形成がなく、気
泡内に生じるコロナ放電による耐電圧不良の発生が低減
し、信頼性が高いものが得られる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を模式的に示す断面図
である。
【図2】本発明の第2の実施形態の要部を模式的に示す
断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の要部を模式的に示す
図で、図3(a)は断面図、図3(b)は上面図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施形態の要部を模式的に示す
断面図である。
【図5】本発明の第5の実施形態の要部を模式的に示す
断面図である。
【図6】本発明の第6の実施形態の要部を模式的に示す
断面図である。
【図7】本発明の第6の実施形態の第1の変形例を模式
的に示す部分断面図である。
【図8】本発明の第6の実施形態の第2の変形例を模式
的に示す部分断面図である。
【図9】本発明の第6の実施形態の第3の変形例を模式
的に示す部分断面図である。
【図10】本発明の第7の実施形態の要部を模式的に示
す断面図である。
【図11】本発明の第8の実施形態の要部を模式的に示
す断面図である。
【図12】本発明の第9の実施形態の要部を模式的に示
す断面図である。
【図13】本発明の第10の実施形態の要部を模式的に
示す断面図である。
【図14】従来例の模式的に示す断面図である。
【図15】従来例における気泡形成部位を拡大したす要
部断面図である。
【図16】従来例における温度上昇時の気泡形成部位を
拡大した要部断面図である。
【符号の説明】
22,36,43,49,54,65…ケース 23,37,44,50,55,66…放熱板 25,60,60A ,60B ,60C ,68,75,8
3…絶縁基材 25a,68a,75a…絶縁基材の外周端部 26,27,39,61,69,76,80…メタル薄
板 27a,80a…メタル薄板の外周端部 28,38,59,59A ,59B ,59C ,70,7
3,79,82…絶縁配線基板 29…絶縁樹脂 30…素子搭載部 31…半導体素子 40…島状部40 41,45,51…環状溝 46…溝内壁 47…縦溝 52…連通孔 56…突状部 62,62A ,62B ,62C …側面 63,63A ,63B ,63C …間隙(外方に向けて拡
大する) 71,77,85…間隙 74…側壁 84…窪み

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に放熱板が設けられたケースと、こ
    のケース内の前記放熱板上に固着された絶縁基材の上下
    両面にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パタ
    ーニングされた上面側の前記メタル薄板の所定部位に搭
    載された半導体素子とを備えると共に、前記ケース内に
    絶縁樹脂が充填されてなる半導体装置において、下面側
    の前記メタル薄板と前記絶縁基材の側端面が、略同一面
    を形成していることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 底部に放熱板が設けられたケースと、こ
    のケース内の前記放熱板上に固着された絶縁基材の上下
    両面にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パタ
    ーニングされた上面側の前記メタル薄板の所定部位に搭
    載された半導体素子とを備えると共に、前記ケース内に
    絶縁樹脂が充填されてなる半導体装置において、前記放
    熱板が、前記絶縁配線基板の外周縁の下方に削設された
    環状溝を有し、かつ前記絶縁基材の外周縁が、前記環状
    溝の溝幅の中間部分上方に延在していることを特徴とす
    る半導体装置。
  3. 【請求項3】 環状溝の外側溝内壁に、放熱板上面から
    溝底部に至る縦溝が削設されていることを特徴とする請
    求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 放熱板が、環状溝より外側部分上面に一
    端が開口し他端が該環状溝の底部に開口する連通孔を備
    えていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 底部に放熱板が設けられたケースと、こ
    のケース内の前記放熱板上に固着された絶縁基材の上下
    両面にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パタ
    ーニングされた上面側の前記メタル薄板の所定部位に搭
    載された半導体素子とを備えると共に、前記ケース内に
    絶縁樹脂が充填されてなる半導体装置において、前記放
    熱板が、上面内方部分に突状部を備えていると共に、該
    突状部の頂部に前記絶縁配線基板を固着していることを
    特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 底部に放熱板が設けられたケースと、こ
    のケース内の前記放熱板上に固着された絶縁基材の上下
    両面にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パタ
    ーニングされた上面側の前記メタル薄板の所定部位に搭
    載された半導体素子とを備えると共に、前記ケース内に
    絶縁樹脂が充填されてなる半導体装置において、前記絶
    縁基材は側端面が、下方向に面を向けた逆勾配を有する
    ものであることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 底部に放熱板が設けられたケースと、こ
    のケース内の前記放熱板上に固着された絶縁基材の上下
    両面にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パタ
    ーニングされた上面側の前記メタル薄板の所定部位に搭
    載された半導体素子とを備えると共に、前記ケース内に
    絶縁樹脂が充填されてなる半導体装置において、前記絶
    縁基材が、外周部に上面の前記メタル薄板を囲むように
    立設した側壁を具備していることを特徴とする半導体装
    置。
  8. 【請求項8】 底部に放熱板が設けられたケースと、こ
    のケース内の前記放熱板上に固着された絶縁基材の上下
    両面にメタル薄板を被着してなる絶縁配線基板と、パタ
    ーニングされた上面側の前記メタル薄板の所定部位に搭
    載された半導体素子とを備えると共に、前記ケース内に
    絶縁樹脂が充填されてなる半導体装置において、前記絶
    縁基材が、上面に前記メタル薄板を囲むように削設され
    た窪みを具備していることを特徴とする半導体装置。
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