JPH1188922A - エコーキャンセラ - Google Patents

エコーキャンセラ

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JPH1188922A
JPH1188922A JP9254105A JP25410597A JPH1188922A JP H1188922 A JPH1188922 A JP H1188922A JP 9254105 A JP9254105 A JP 9254105A JP 25410597 A JP25410597 A JP 25410597A JP H1188922 A JPH1188922 A JP H1188922A
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transmission signal
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Toshiya Suganuma
敏也 菅沼
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    • H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04B—TRANSMISSION
    • H04B3/00—Line transmission systems
    • H04B3/02—Details
    • H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エコー経路のない電話回線に適用され、さら
にダブルトーク状態となると、送話信号の音声品質に悪
影響を及ぼすことになる。 【解決手段】 電話回線6への送話信号に含まれる受話
信号のエコーを抑圧し、このエコーを抑圧した送話信号
を電話回線6に伝送するエコーキャンセラであって、電
話回線6からの受話信号を減衰及び遅延し、この遅延し
た受話信号を送話信号に加算する疑似エコー経路11
と、前記電話回線6からの受話信号と、この受話信号の
エコーとに基づいて疑似エコー経路11の伝達関数を推
定し、この推定値と受話信号とに基づいて疑似エコーを
生成し、前記疑似エコー経路11を経由した送話信号か
ら疑似エコーを差し引くことで、エコーを抑圧した送話
信号を電話回線6に伝送するエコーキャンセル回路12
とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線のアナロ
グ2線/4線変換部で、インピーダンス不整合によって
発生する受話信号のエコーを抑圧するエコーキャンセラ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなエコーキャンセラによ
れば、受話信号と、この受話信号のエコーとからエコー
経路の伝達関数を推定し、この推定した伝達関数と受話
信号とに基づいて疑似エコーを生成し、この疑似エコー
を送話信号から差し引くことで、送話信号に含まれる受
話信号のエコーを抑圧することができる。
【0003】また、前記エコー経路の伝達関数の推定に
関しては、送話方向の信号が受話信号のエコーのみであ
る場合にはエコー経路の伝達関数を推定することも可能
であるが、送話方向の信号に受話信号のエコーと送話信
号とが混在する場合にはエコー経路の伝達関数を推定す
ることができない。
【0004】そこで、従来のエコーキャンセラにおいて
は、現在の状態が、送話信号と受話信号とが混在した状
態、又は送話信号のみの状態等といったダブルトーク状
態であるか否かを判定し、現在の状態がダブルトーク状
態であれば、エコー経路の伝達関数の推定動作を停止す
るような構成にしてある。
【0005】図5は、このような従来のエコーキャンセ
ラを採用したエコーキャンセラシステム内部の概略構成
を示すブロック図である。
【0006】図5に示すエコーキャンセラシステム10
0は、アナログ2線電話機101と、アナログ4線電話
機102と、エコーキャンセラ103を備えた伝送装置
104と、この伝送装置104を介して、これらアナロ
グ2線電話機101、アナログ4線電話機102と電話
回線105とを交換接続する交換機106とを有してい
る。
【0007】この交換機106内部には、前記アナログ
2線電話機101と接続して送受話信号における2線/
4線の相互変換を行う2線/4線変換部107と、これ
ら2線/4線変換部107及びアナログ4線電話機10
2と伝送装置104とを切替接続する交換スイッチ10
8と、前記アナログ2線電話機101及びアナログ4線
電話機102から得るPB信号を回線側交換機に送信す
るPB信号送信器109とを有している。
【0008】前記エコーキャンセラ103内部には、こ
れらアナログ2線電話機102からの送話信号に含まれ
る受話信号のエコーを抑圧するエコーキャンセル回路1
10を有している。
【0009】このようなエコーキャンセラシステム10
0によれば、前記エコーキャンセル回路110にて、ア
ナログ2線電話機101の受話信号と、この受話信号の
エコーとからエコー経路の伝達関数を推定し、この推定
した伝達関数と受話信号とに基づいて疑似エコーを生成
し、この疑似エコーを送話信号から差し引くことで受話
信号のエコーを抑圧することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエコーキャンセラ103によれば、現在の状態がダ
ブルトーク状態であると判断すると、エコー経路の伝達
関数の推定動作を停止するような構成としているのであ
るが、送話信号と受話信号とが似たような周波数成分を
有する場合には、ダブルトーク状態であるにもかかわら
ず、ダブルトーク状態でないと誤判断してしまうおそれ
があり、このようなダブルトーク状態でエコー経路の伝
達関数を推定すると、この推定値が乱れてしまって、送
話信号の音声品質が劣化してしまうことになる。
【0011】このようなエコーキャンセラ103におい
ては、エコー経路を有する電話回線に適用した場合に
は、現在の状態がダブルトーク状態であるにもかかわら
ず、ダブルトーク状態でないと誤判断して、このエコー
経路の伝達関数を推定したとしても、送話信号の音声品
質劣化による影響も少なくて済む。
【0012】しかしながら、エコー経路のない電話回線
に適用した場合には、現在の状態がダブルトーク状態で
あるにも関わらず、ダブルトーク状態でないと誤判断し
て、存在しないはずのエコー経路の伝達関数を推定して
しまって疑似エコーを生成し、この疑似エコーを送話信
号から差し引いてしまうので、送話信号の音声品質劣化
に多大な影響を及ぼすおそれがある。
【0013】また、電話回線の種類の中には、アナログ
4線式回線、ディジタル電話回線等のようにエコーを発
生しないものもあり、このようにエコーを発生しない電
話回線においてはエコーキャンセラは不必要である。
【0014】しかしながら、通常、エコーキャンセラ1
03を備えた伝送装置104側では、交換機106に接
続している電話回線105の種別がエコーを発生する電
話回線であるか否かを判断することはできない。
【0015】つまり、このような従来のエコーキャンセ
ラ103によれば、エコー経路のない電話回線に適用さ
れ、しかもダブルトーク状態であるにも関わらず、ダブ
ルトーク状態でないと誤判断して、存在するはずのない
エコー経路の伝達関数における推定動作を行って疑似エ
コーを生成し、この疑似エコーを送話信号から差し引く
と、この送話信号に耳障りな異音が付加されたり、この
送話信号が無音になってしまう等、送話信号の音声品質
が劣化してしまうといった第1の問題点があった。
【0016】また、通常、アナログ2線電話機101か
ら回線側電話機に対して発呼する場合には、このアナロ
グ2線電話機101の発呼者は、この電話機101をオ
フフックすると、回線側交換機からのダイヤルトーンを
得る。そして、発呼者は回線側電話機のダイヤル番号を
押下する。このダイヤル信号方式がPB方式の場合、発
呼者側のアナログ2線電話機101は、このダイヤル番
号であるPB信号を交換機106に送信する。この交換
機106は、このPB信号を一度蓄積し、この交換機1
06内のPB信号送信器109から伝送装置104を経
由して回線側交換機にPB信号を送信するものである。
【0017】しかしながら、上記従来のエコーキャンセ
ラ103によれば、アナログ2線電話機101から回線
側電話機に発呼する場合に、このアナログ2線電話機に
よるPB信号発信器109からPB信号を送信するタイ
ミングではエコー経路は存在せず、エコーキャンセラ1
03から見た場合には、受話信号がダイヤルトーン、送
話信号がPB信号のダブルトーク状態となるのである
が、仮にダブルトーク状態であるにも関わらず、エコー
キャンセラ103にてダブルトーク状態でないと誤判断
された場合には、存在しないはずのエコー経路の伝達関
数の推定を行って疑似エコーを生成し、この疑似エコー
を送話信号から差し引いてしまうので、交換機間でダイ
ヤル情報を伝送するためのPB信号が劣化して、ダイヤ
ル情報の不伝達による誤接続又は不接続を引き起こして
しまうといった第2の問題点があった。
【0018】本発明は、上記第1の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その第1の目的とするところは、エコ
ー経路のない電話回線に適用され、しかもダブルトーク
状態になったとしても、送話信号の音声品質劣化を確実
に改善することができるエコーキャンセラを提供するこ
とにある。
【0019】本発明は、上記第2の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その第2の目的とするところは、仮に
ダブルトーク状態に使用されたとしても、PB信号の信
号品質劣化を確実に防止することができるエコーキャン
セラを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明のエコーキャンセラは、電話回線への送
話信号に含まれる受話信号のエコーを抑圧し、このエコ
ーを抑圧した送話信号を電話回線に伝送するエコーキャ
ンセラであって、電話回線からの受話信号を減衰する減
衰手段と、この減衰手段にて減衰した受話信号を遅延す
る遅延手段と、この遅延手段にて遅延した受話信号を送
話信号に加算する加算手段とを有する疑似エコー経路
と、前記電話回線からの受話信号と、この受話信号のエ
コーとに基づいて疑似エコー経路の伝達関数を推定し、
この推定値と受話信号とに基づいて疑似エコーを生成
し、前記疑似エコー経路を経由した送話信号から疑似エ
コーを差し引くことで、エコーを抑圧した送話信号を電
話回線に伝送するエコーキャンセル回路とを有するもの
である。
【0021】従って、本発明のエコーキャンセラによれ
ば、疑似エコーを有し、電話回線からの受話信号及び受
話信号のエコーに基づいて疑似エコー経路の伝達関数を
推定し、この推定値と受話信号とに基づいて疑似エコー
を生成し、この疑似エコーを送話信号から差し引くよう
にしたので、エコー経路のない電話回線に適用され、し
かもダブルトーク状態になったとしても、疑似エコー経
路が常に存在するためにダブルトーク誤判断による疑似
エコー経路の伝達関数の推定値が大きく乱れるといった
ことはなく、この送話信号の音声品質劣化を確実に改善
することができる。
【0022】また、上記第2の目的を達成するために本
発明のエコーキャンセラは、電話回線への送話信号に含
まれる受話信号のエコーを抑圧し、このエコーを抑圧し
た送話信号を電話回線に伝送するエコーキャンセラであ
って、前記電話回線からの受話信号と、この受話信号の
エコーとに基づいて疑似エコーを生成し、前記電話回線
への送話信号から疑似エコーを差し引いて、エコーを抑
圧した送話信号を電話回線に伝送するエコーキャンセル
回路と、電話回線の使用状態が通話中状態であるか否か
を判定する通話判定手段と、前記エコーキャンセル回路
と電話回線とを切替接続する切替接続手段と、前記通話
判定手段にて電話回線の使用状態が通話中状態であると
判定されると、前記エコーキャンセル回路を経由して送
話信号を電話回線に伝送するように、エコーキャンセル
回路と電話回線とを接続するように切替接続手段を制御
する制御手段とを有するものである。
【0023】従って、本発明のエコーキャンセラによれ
ば、電話回線の使用状態が通話中状態であると判定され
ると、エコーキャンセル回路と電話回線とを接続してエ
コーキャンセル回路を経由して電話回線に送話信号を伝
送するようにした、つまり発呼時においてはエコーキャ
ンセル回路を経由することなく電話回線に送話信号であ
るPB信号を伝送するようにしたので、エコーキャンセ
ル回路がPB信号の信号品質を劣化させてしまうような
事態を確実に防止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明における請求項1記載のエ
コーキャンセラは、電話回線への送話信号に含まれる受
話信号のエコーを抑圧し、このエコーを抑圧した送話信
号を電話回線に伝送するエコーキャンセラであって、電
話回線からの受話信号を減衰する減衰手段と、この減衰
手段にて減衰した受話信号を遅延する遅延手段と、この
遅延手段にて遅延した受話信号を送話信号に加算する加
算手段とを有する疑似エコー経路と、前記電話回線から
の受話信号と、この受話信号のエコーとに基づいて疑似
エコー経路の伝達関数を推定し、この推定値と受話信号
とに基づいて疑似エコーを生成し、前記疑似エコー経路
を経由した送話信号から疑似エコーを差し引くことで、
エコーを抑圧した送話信号を電話回線に伝送するエコー
キャンセル回路とを有することを特徴とする。
【0025】前記疑似エコー経路は、電話回線からの受
話信号を減衰する減衰手段と、この減衰手段にて減衰し
た受話信号を遅延する遅延手段と、この遅延手段にて遅
延した受話信号を送話信号に加算する加算手段とを有
し、疑似的に設けたエコー経路であり、ダブルトーク状
態であるにもかかわらず、ダブルトーク状態でないと誤
判断されたとしても、エコーキャンセル回路が疑似エコ
ー経路の伝達関数の推定動作を行うものである。
【0026】このエコーキャンセル回路は、前記電話回
線からの受話信号と、この受話信号のエコーとに基づい
て疑似エコー経路の伝達関数を推定し、この推定値と受
話信号とに基づいて疑似エコーを生成し、この疑似エコ
ーを送話信号から差し引くことで、エコーを抑圧した送
話信号を電話回線に伝送するようにしたものである。
【0027】従って、本発明における請求項1記載のエ
コーキャンセラによれば、疑似エコーを有し、電話回線
からの受話信号及び受話信号のエコーに基づいて疑似エ
コー経路の伝達関数を推定し、この推定値と受話信号と
に基づいて疑似エコーを生成し、この疑似エコーを送話
信号から差し引くようにしたので、エコー経路のない電
話回線に適用され、しかもダブルトーク状態になったと
しても、疑似エコー経路が常に存在するためにダブルト
ーク誤判断による疑似エコー経路の伝達関数の推定値が
大きく乱れるといったことはなく、この送話信号の音声
品質劣化を確実に防止することができる。
【0028】また、本発明における請求項2記載のエコ
ーキャンセラは、上記請求項1記載のエコーキャンセラ
の構成に加えて、電話回線の使用状態が通話中状態であ
るか否かを判定する通話判定手段と、疑似エコー経路と
エコーキャンセル回路とを切替接続する切替接続手段
と、前記通話判定手段にて電話回線の使用状態が通話中
状態であると判定されると、前記エコーキャンセル回路
を経由して送話信号を電話回線に伝送するように、疑似
エコー経路とエコーキャンセル回路とを接続するように
切替接続手段を制御する制御手段とを有することを特徴
とする。
【0029】前記通話判定手段は、電話回線の使用状態
を監視する、例えば交換機からのSSと電話回線からの
SRとの各状態に基づいて、その電話回線の使用状態が
通話中状態であるか否かを判定するものである。
【0030】前記切替接続手段は、疑似エコー経路とエ
コーキャンセル回路とを切替接続するスイッチに相当す
るものであり、エコーキャンセル回路を経由して電話回
線に送話信号を伝送したり、エコーキャンセル回路を経
由することなく、電話回線に送話信号を伝送したりする
ものである。
【0031】前記制御手段は、前記通話判定手段の判定
結果に基づいて、前記疑似エコー経路及びエコーキャン
セル回路間の切替接続手段を制御するものであり、例え
ば通話判定手段にて電話回線の使用状態が通話中状態で
あると判定されると、疑似エコー経路とエコーキャンセ
ル回路とを接続してエコーキャンセル回路を経由して電
話回線に送話信号を伝送するように切替接続手段を制御
するものである。
【0032】従って、本発明における請求項2記載のエ
コーキャンセラによれば、上記請求項1記載のエコーキ
ャンセラの効果に加えて、電話回線の使用状態が通話中
であると判定されると、疑似エコー経路とエコーキャン
セル回路とを接続してエコーキャンセル回路を経由して
電話回線に送話信号を伝送するようにした、つまり、電
話回線の使用状態が通話中でない発呼時においては、エ
コーキャンセル回路を経由することなく、送話信号であ
るPB信号を電話回線に伝送するようにしたので、この
エコーキャンセル回路がPB信号の信号品質を劣化させ
てしまうような事態を確実に防止することができる。
【0033】また、本発明における請求項3記載のエコ
ーキャンセラは、電話回線への送話信号に含まれる受話
信号のエコーを抑圧し、このエコーを抑圧した送話信号
を電話回線に伝送するエコーキャンセラであって、前記
電話回線からの受話信号と、この受話信号のエコーとに
基づいて疑似エコーを生成し、前記電話回線への送話信
号から疑似エコーを差し引いて、エコーを抑圧した送話
信号を電話回線に伝送するエコーキャンセル回路と、電
話回線の使用状態が通話中状態であるか否かを判定する
通話判定手段と、前記エコーキャンセル回路と電話回線
とを切替接続する切替接続手段と、前記通話判定手段に
て電話回線の使用状態が通話中状態であると判定される
と、前記エコーキャンセル回路を経由して送話信号を電
話回線に伝送するように、エコーキャンセル回路と電話
回線とを接続するように切替接続手段を制御する制御手
段とを有することを特徴とする。
【0034】尚、請求項1及び2記載のエコーキャンセ
ラと重複するものには、その構成及び動作の説明を省略
する。
【0035】前記切替接続手段は、エコーキャンセル回
路と電話回線を切替接続するスイッチに相当するもので
あり、エコーキャンセル回路を経由して電話回線に送話
信号を伝送したり、エコーキャンセル回路を経由するこ
となく、電話回線に送話信号を伝送したりするものであ
る。
【0036】前記制御手段は、前記通話判定手段の判定
結果に基づいて、前記エコーキャンセル回路及び電話回
線間の切替接続手段を制御するものであり、例えば通話
判定手段にて電話回線の使用状態が通話中状態であると
判定されると、エコーキャンセル回路と電話回線とを接
続してエコーキャンセル回路を経由して電話回線に送話
信号を伝送するように切替接続手段を制御するものであ
る。
【0037】従って、本発明における請求項3記載のエ
コーキャンセラによれば、電話回線の使用状態が通話中
であると判定されると、エコーキャンセル回路と電話回
線とを接続してエコーキャンセル回路を経由して電話回
線に送話信号を伝送するようにした、つまり電話回線の
使用状態が通話中でない発呼時においては、エコーキャ
ンセル回路を経由することなく、送話信号であるPB信
号を電話回線に伝送するようにしたので、このエコーキ
ャンセル回路がPB信号の信号品質を劣化させてしまう
ような事態を確実に防止することができる。
【0038】以下、図面に基づいて本発明のエコーキャ
ンセラの実施の形態に示すエコーキャンセラシステムに
ついて説明する。
【0039】(実施の形態1)図1は第1の実施の形態
に示すエコーキャンセラシステム内部の概略構成を示す
ブロック図である。図2は第1の実施の形態に示すエコ
ーキャンセラシステムの要部であるエコーキャンセラ内
部の概略構成を示すブロック図である。
【0040】図1に示すエコーキャンセラシステム1
は、アナログ2線電話機2と、アナログ4線電話機3
と、エコーキャンセラ4を備えた伝送装置5と、この伝
送装置5を介して、これらアナログ2線電話機2、アナ
ログ4線電話機3と電話回線6とを交換接続する交換機
7とを有している。
【0041】この交換機7内部には、前記アナログ2線
電話機2と接続して送受話信号における2線/4線の相
互変換を行う2線/4線変換部8と、これら2線/4線
変換部8及びアナログ4線電話機3と伝送装置5とを切
替接続する交換スイッチ9と、前記アナログ2線電話機
2及びアナログ4線電話機3から得るPB信号を回線側
交換機に送信するPB信号送信器10とを有している。
【0042】前記伝送装置5内部のエコーキャンセラ4
には、図2に示すように、電話回線6と接続して受話信
号を入力する受話信号入力端子4aと、前記交換機7と
接続して受話信号を出力する受話信号出力端子4bと、
前記交換機7と接続して送話信号を入力する送話信号入
力端子4cと、前記電話回線6と接続して送話信号を出
力する送話信号出力端子4dと、受話信号入力端子4a
から得られる受話信号を減衰し、この減衰した受話信号
を遅延し、この遅延した受話信号を送話信号に加算する
ための疑似エコー経路11と、この疑似エコー経路11
を経由した送話信号からエコーを抑圧し、このエコーを
抑圧した送話信号を電話回線6に伝送するエコーキャン
セル回路12とを有している。
【0043】前記エコーキャンセル回路12は、電話回
線6から得られる受話信号と、この受話信号のエコーと
に基づいて疑似エコー経路11の伝達関数を推定し、こ
の推定値と受話信号とに基づいて疑似エコーを生成し、
この疑似エコーを疑似エコー経路11を経由した送話信
号から差し引くことで、エコーを抑圧した送話信号を電
話回線6に伝送するものである。
【0044】次に、この第1の実施の形態に示すエコー
キャンセラシステム1の動作について説明する。
【0045】例えば交換機7がアナログ4線電話機3と
伝送装置5とを接続した場合、エコーキャンセル回路1
2は疑似エコー経路11の伝達関数を推定する。エコー
キャンセル回路12は、ダブルトーク状態であるにも関
わらず、ダブルトーク状態でないと誤判断したとして
も、疑似エコー経路11が存在するので送話信号の音声
品質への影響も少なくて済む。
【0046】また、交換機7がアナログ2線電話機2と
伝送装置5とを接続した場合、エコーキャンセル回路1
2は、エコー経路である2線/4線変換部8と疑似エコ
ー経路11との間の伝達関数を推定する。エコーキャン
セル回路12は、ダブルトーク状態であるにもかかわら
ず、ダブルトーク状態でないと誤判断したとしても、疑
似エコー経路11が存在するので送話信号の音声品質へ
の影響は少ない。
【0047】第1の実施の形態によれば、疑似エコー経
路11を有し、エコーキャンセル回路12が電話回線6
からの受話信号及び受話信号のエコーに基づいて疑似エ
コー経路11の伝達関数を推定し、この推定値と受話信
号とに基づいて疑似エコーを生成し、この疑似エコーを
送話信号から差し引くようにしたので、エコー経路のな
い電話回線6に適用され、しかもダブルトーク状態にな
ったとしても、疑似エコー経路11が常に存在するため
にダブルトーク誤判断による疑似エコー経路11の伝達
関数の推定値が大きく乱れるといったことはなく、この
送話信号の音声品質劣化を確実に改善することができ
る。
【0048】(実施の形態2)では、次に第2の実施の
形態に示すエコーキャンセラシステムについて説明す
る。図3は第2の実施の形態に示すエコーキャンセラシ
ステム内部の概略構成を示すブロック図である。図4は
第2の実施の形態の要部であるエコーキャンセラ内部の
概略構成を示すブロック図である。
【0049】尚、図1に示すエコーキャンセラシステム
1と重複するものには、同一符号を付すと共に、その構
成及び動作の説明については省略する。
【0050】図3に示すエコーキャンセラシステム20
の特徴とするところは、エコーキャンセラ21内部に疑
似エコー経路11を設けるのでなく、電話回線6及び交
換機7から得られる電話回線6の使用状態に応じてエコ
ーキャンセル回路12と電話回線6とを切替接続するス
イッチ22を有することにある。
【0051】この第2の実施の形態に示すエコーキャン
セラシステム20の動作について説明する。
【0052】例えばアナログ2線電話機2から相手側電
話機に発呼する場合には、アナログ2線電話機2がオフ
フックすると、このアナログ2線電話機2は相手側交換
機からのダイヤルトーンを得る。この状態でアナログ2
線電話機2の発呼者は相手側電話機のダイヤル番号を押
下する。このダイヤル信号方式がPB方式の場合には、
アナログ2線電話機2は、押下されたPB信号を交換機
7に送信する。交換機7は、このPB信号を一時蓄積す
ると共に、このPB信号をPB信号送信器10を介して
伝送装置5に送信する。
【0053】また、前記スイッチ22は、相手側電話機
が応答又はオフフックするまでは交換機7からのSS及
び電話回線6からのSRともにメーク状態とはならない
ので、相手側電話機が応答するまでの間、a端子側に接
続することになる。このスイッチ22がa端子側になっ
た場合には、前記送話信号入力端子4cから得られる送
話信号はエコーキャンセル回路12を経由することな
く、相手側電話機の電話回線に伝送する。この際、エコ
ーキャンセル回路12は、相手側電話機が応答又はオフ
フックするまで、つまり電話回線6の使用状態が通話中
状態となるまで、送話信号の音声品質の影響を及ぼすこ
とはない。
【0054】また、相手側電話機が応答又はオフフック
すると、交換機7からのSS及び電話回線6からのSR
が共にメーク状態となるので、スイッチ22はb端子側
に接続することになる。
【0055】このスイッチ22がb端子側になった場合
には、前記送話信号入力端子4cから得られる送話信号
はエコーキャンセル回路12を経由して相手側電話機の
電話回線に伝送する。この際、エコーキャンセル回路1
2は、相手側電話機が応答又はオフフックしたことによ
り、電話回線6の使用状態が通話中状態となることによ
り、送話信号に含まれる受話信号のエコーを抑圧するこ
とになる。
【0056】第2の実施の形態によれば、電話回線6の
使用状態が通話中であると判定されると、エコーキャン
セル回路12と電話回線6とを接続してエコーキャンセ
ル回路12を経由して電話回線6に送話信号を伝送する
ようにした、つまり電話回線6の使用状態が通話中でな
い発呼時においては、エコーキャンセル回路12を経由
することなく、送話信号であるPB信号を電話回線6に
伝送するようにしたので、このエコーキャンセル回路1
2がPB信号の信号品質に影響を与えることはなく、P
B信号品質劣化による不接続、誤接続等といった問題を
回避することができる。
【0057】
【発明の効果】上記のように構成された本発明における
請求項1記載のエコーキャンセラによれば、疑似エコー
を有し、電話回線からの受話信号及び受話信号のエコー
に基づいて疑似エコー経路の伝達関数を推定し、この推
定値と受話信号とに基づいて疑似エコーを生成し、この
疑似エコーを送話信号から差し引くようにしたので、エ
コー経路のない電話回線に適用され、しかもダブルトー
ク状態になったとしても、疑似エコー経路が常に存在す
るためにダブルトーク誤判断による疑似エコー経路の伝
達関数の推定値が大きく乱れるといったことはなく、こ
の送話信号の音声品質劣化を確実に改善することができ
る。
【0058】また、本発明における請求項2記載のエコ
ーキャンセラによれば、電話回線の使用状態が通話中で
あると判定されると、疑似エコー経路とエコーキャンセ
ル回路とを接続してエコーキャンセル回路を経由して電
話回線に送話信号を伝送するようにした、つまり、電話
回線の使用状態が通話中でない発呼時においては、エコ
ーキャンセル回路を経由することなく、送話信号である
PB信号を電話回線に伝送するようにしたので、このエ
コーキャンセル回路がPB信号の信号品質を劣化させて
しまうような事態を確実に防止することができる。
【0059】また、本発明における請求項3記載のエコ
ーキャンセラによれば、電話回線の使用状態が通話中で
あると判定されると、エコーキャンセル回路と電話回線
とを接続してエコーキャンセル回路を経由して電話回線
に送話信号を伝送するようにした、つまり電話回線の使
用状態が通話中でない発呼時においては、エコーキャン
セル回路を経由することなく、送話信号であるPB信号
を電話回線に伝送するようにしたので、このエコーキャ
ンセル回路がPB信号の信号品質を劣化させてしまうよ
うな事態を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエコーキャンセラにおける第1の実施
の形態に示すエコーキャンセラシステム内部の概略構成
を示すブロック図
【図2】第1の実施の形態の要部であるエコーキャンセ
ラ内部の概略構成を示すブロック図
【図3】本発明のエコーキャンセラにおける第2の実施
の形態に示すエコーキャンセラシステム内部の概略構成
を示すブロック図
【図4】第2の実施の形態の要部であるエコーキャンセ
ラ内部の概略構成を示すブロック図
【図5】従来のエコーキャンセラを示すエコーキャンセ
ラシステム内部の概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 エコーキャンセラシステム 4 エコーキャンセラ 6 電話回線 11 疑似エコー経路(減衰手段、遅延手段、加算手
段) 12 エコーキャンセル回路 21 エコーキャンセラ 22 スイッチ(切替接続手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線への送話信号に含まれる受話信
    号のエコーを抑圧し、このエコーを抑圧した送話信号を
    電話回線に伝送するエコーキャンセラであって、 電話回線からの受話信号を減衰する減衰手段と、この減
    衰手段にて減衰した受話信号を遅延する遅延手段と、こ
    の遅延手段にて遅延した受話信号を送話信号に加算する
    加算手段とを有する疑似エコー経路と、 前記電話回線からの受話信号と、この受話信号のエコー
    とに基づいて疑似エコー経路の伝達関数を推定し、この
    推定値と受話信号とに基づいて疑似エコーを生成し、前
    記疑似エコー経路を経由した送話信号から疑似エコーを
    差し引くことで、エコーを抑圧した送話信号を電話回線
    に伝送するエコーキャンセル回路とを有することを特徴
    とするエコーキャンセラ。
  2. 【請求項2】 電話回線の使用状態が通話中状態である
    か否かを判定する通話判定手段と、 疑似エコー経路とエコーキャンセル回路とを切替接続す
    る切替接続手段と、 前記通話判定手段にて電話回線の使用状態が通話中状態
    であると判定されると、前記エコーキャンセル回路を経
    由して送話信号を電話回線に伝送するように、疑似エコ
    ー経路とエコーキャンセル回路とを接続するように切替
    接続手段を制御する制御手段とを有することを特徴とす
    る請求項1記載のエコーキャンセラ。
  3. 【請求項3】 電話回線への送話信号に含まれる受話信
    号のエコーを抑圧し、このエコーを抑圧した送話信号を
    電話回線に伝送するエコーキャンセラであって、 前記電話回線からの受話信号と、この受話信号のエコー
    とに基づいて疑似エコーを生成し、前記電話回線への送
    話信号から疑似エコーを差し引いて、エコーを抑圧した
    送話信号を電話回線に伝送するエコーキャンセル回路
    と、 電話回線の使用状態が通話中状態であるか否かを判定す
    る通話判定手段と、 前記エコーキャンセル回路と電話回線とを切替接続する
    切替接続手段と、 前記通話判定手段にて電話回線の使用状態が通話中状態
    であると判定されると、前記エコーキャンセル回路を経
    由して送話信号を電話回線に伝送するように、エコーキ
    ャンセル回路と電話回線とを接続するように切替接続手
    段を制御する制御手段とを有することを特徴とするエコ
    ーキャンセラ。
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