JPH1189031A - ケーブル架設用の牽引装置 - Google Patents

ケーブル架設用の牽引装置

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JPH1189031A
JPH1189031A JP26494797A JP26494797A JPH1189031A JP H1189031 A JPH1189031 A JP H1189031A JP 26494797 A JP26494797 A JP 26494797A JP 26494797 A JP26494797 A JP 26494797A JP H1189031 A JPH1189031 A JP H1189031A
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cam
rope
cleat
moves
cleats
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Yukio Iguchi
幸男 井口
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Tsuken Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの牽引作業の安全を図ると同時に、
張力および牽引速度をメータ確認可能とする。 【解決手段】 同一軸線上を往復運動する二つのカムク
リートと、当該カムクリートを往復運動させる駆動手段
とを備え、各カムクリートは、所定形状のベースプレー
トと、対向する二つのカムの間に挿通したロープの離脱
を防ぐためのストッパ手段を備えてなり、前記駆動手段
は、同期させた所定タイミングをもって各カムクリート
を離隔移動および接近移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話線等のケーブルを
架設する際に用いる牽引装置に係り、とくに牽引作業時
の安全を確保するための機械的装置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、電話線等のケーブルを架設す
る際の作業例を示すものである。符号91は電柱、92
は例えば電話線となる光ファイバーケーブル、93は長
尺ケーブル(92)を支持するためのランド(鋼線)、
94はケーブル92を牽引案内するためのガイドリング
(いわゆる金車)、95は光ファイバーケーブル92を
巻いてあるドラム、96は作業車である。この作業車9
6の後輪にはシャフトドライブウィンチ(牽引装置)9
7が取り付けられており、後輪シャフトを回転させるこ
とによってケーブル92の先端ロープを巻取りながら牽
引するようになっている。
【0003】作業手順は概略次の通りである。まず電柱
間にランド93を張る。次いでランド93に金車94を
掛け、作業車96から一定距離(例えば約1500メー
トル)をおいて配置したドラム95から、光ファイバー
ケーブル92を各金車94のリングを通して作業車96
(端末電柱)まで案内し、シャフトドライブウィンチ9
7によってケーブル先端のロープを牽引する。光ファイ
バーケーブル92に一定の張力が加わるまで牽引したこ
とを確認できた時点で作業は終了する。
【0004】尚、シャフトドライブウィンチ97は、鼓
状の巻取りドラムであり、ケーブル先端のロープを巻取
りながら、ケーブル全体を牽引する。このウィンチ97
は、ロープをきれいに巻取り保管することを目的とする
ものではない。あくまでケーブル(92)に規定の張力
を与えるまで牽引することを目的とする装置であり、ロ
ープは、ウィンチドラムに数回巻取られた状態で、次々
にドラムから離脱する。作業終了後、ウィンチドラムか
ら外れたロープは別途作業で巻取り整理される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の牽引
装置(シャフトドライブウィンチ)は次のような問題が
ある。第一に、安全性の問題である。従来のシャフトド
ライブウィンチでは、作業車の後輪を駆動してケーブル
を牽引していたが、ケーブル先端のロープは必ずしも綺
麗にウィンチドラムに巻き取られるわけではない。張力
等の関係で位置ずれが起こり、しばしばロープの牽引列
が乱れ、時として絡まることがあるからである。牽引列
が乱れたりロープが絡まると正常牽引ができない。この
ため、ウィンチドラムには必ず作業者が立ち合い、手で
ロープを支えながら牽引列を整列させる。
【0006】しかしながら牽引中のロープに手を添えて
列を整える作業は、厳しく定められた注意義務を怠った
場合には、少なくない確率で事故を発生させる危険があ
る。一瞬でも注意を逸らすと、ロープに添えている手が
ロープの下に巻き込まれるからである。牽引時のロープ
張力は約150kgである。ドラムにかかる下方加重は
人間の指を瞬時に切断する。またロープが絡まりそうに
なった場合に、熟練した作業員ほどウィンチを停止させ
ず、足でロープを蹴るなどの方法により修正を試みるが
(危険防止のため絶対の禁止行為である)、安易な作業
行為の結果として、複雑骨折や切断事故が生じる。牽引
を停止する等、定められた作業手順を厳格に遵守すれば
防止できる事故ではあるが、ウィンチ牽引に内在する危
険性もまた今後の課題として完全に解消すべき余地があ
る。
【0007】第二の問題は、牽引速度と張力の確認の問
題である。電話線となる光ファイバーケーブルは、多数
本の微細ケーブルを集合結束したものであり、過度の外
力を加えると破損する虞れがある。このため牽引速度や
張力には一定の基準が定められているが、従来のシャフ
トドライブウィンチにより牽引では、客観的に視認でき
る測定メータがないため責任者の経験と勘で処理するこ
とが少なくなかった。熟練作業員による作業精度は機械
類を用いたメータ測定に匹敵する、あるいはそれ以上の
精度をもつことは知られているが、現場によっては必ず
しも熟練スタッフが揃わない場合もあり、厳格な意味で
の精度保持という点では改善の余地を残している。
【0008】そこで本発明の目的は、ケーブルの牽引作
業の安全を図ると同時に、張力および牽引速度をメータ
確認可能とする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るケーブル架設用の牽引装置は、同一軸
線上を往復運動する二つのカムクリートと、当該カムク
リートを往復運動させる駆動手段とを備え、各カムクリ
ートは、所定形状のベースプレートと、対向する二つの
カムの間に挿通したロープの離脱を防ぐためのストッパ
手段を備えてなり、前記駆動手段は、同期させた所定タ
イミングをもって各カムクリートを離隔移動および接近
移動させる。
【0010】また本発明に係るケーブル架設用の牽引装
置は、装置コストを低減する必要性に応じ、ベースプレ
ート裏面に、略平行四辺形のガイド凹部を形成し、駆動
手段としてガイド凹部に従って動く摺動ピンと、当該摺
動ピンを駆動する無限軌道のチェーンベルトを設けるこ
とがある。このベルト手段は、中央ギアと、該中央ギア
に従動して回転する同一軸線上の二つの駆動ギアと、該
駆動ギアに噛合するチェーンベルトの動きに従動して回
転する二つのフリーギアとによって駆動する。
【0011】
【作用】本発明に係るケーブル架設用の牽引装置は、原
理的には、同一軸線上を往復運動する二つのカムクリー
トを備え、駆動装置を介して当該カムクリートを往復運
動させることによって、ロープを連続牽引するものであ
る。
【0012】図1に基づいて本発明の作用を説明する。
カムクリート1は、ベースプレート2と、このベースプ
レート2上に配した二つの可動カム3,4を備える。可
動カム3,4は、軸ピン5,6によって回動自由に軸支
され、また裏面のバネ(図示せず)によって矢印A方向
に付勢される。可動カム3,4は、先端と後端で曲率の
異なる略楕円形状をなし、曲率の小さな先端部が互いに
衝合する方向にバネ付勢されている。この結果、ベース
プレート2上に上下対称(左右対称)に配置された可動
カム3,4は、ロープ7が矢印B方向に動くときは、バ
ネの付勢方向と逆の矢印C方向に自由回動してロープ7
の動きを許容する。逆に、ロープ7が矢印D方向に動こ
うとするきは、可動カム3,4は、バネの付勢方向と同
じ向きに回動しようとする。このためロープ7は、二つ
の可動カム3,4の先端によって締め付けられ、自由に
動くことが出来ない。
【0013】このような作用は、ロープ7を動かさず、
カムクリート1を動かしても同じである。つまり図2に
示すように、カムクリート1を矢印D方向に移動させる
と、可動カム3,4は互いに離隔する方向(矢印C方
向)に回動しロープ7を解放する。従って、カムクリー
ト1だけが矢印D方向に動く。逆に、カムクリート1を
矢印B方向に動かすと、バネの付勢力により、可動カム
3,4は互いに衝合する方向(矢印A方向)へ回動しよ
うとする。このため、カムクリート1はロープ7を噛ん
だまま矢印B方向に移動する。
【0014】そこで本発明は、同一軸線上にカムクリー
トを二つ並設する。二つのカムクリートを互いに接近/
離隔の連続運動させると、カムクリートが互いにロープ
を解放/噛合しながら移動するので、当該ロープは連続
的に一方向へ移動する。カムクリートの移動速度を検出
することによって牽引速度が客観的に確認でき、またカ
ムクリートを駆動するためのモータトルク、油圧、空気
圧等を検出することにより牽引張力を客観的に確認する
ことが出来る。尚、カムクリートによって一方向に牽引
移動されたケーブルは適宜の巻取ドラムによって巻取整
頓する。カムクリートを通過したケーブルには加重がか
からないので、巻取ドラムは手動によって回転させても
良いし、あるいは一定の速度で回転するよう駆動装置を
用いても良い。
【0015】図3および図4は、同一軸線上を往復運動
する二つのカムクリート1,10を示すものである。
2,12はベースプレート、3,4,13,14は可動
カム、5,6,15,16は軸ピンである。また図示し
ないバネにより、可動カム3,4,13,14は、ロー
プ7を締め付ける方向(矢印A方向/先端衝合方向)へ
常時付勢されている。
【0016】この状態で、カムクリート1,10をそれ
ぞれ矢印B,D方向に接近移動させる。すると、カムク
リート1はロープ7を挟みながら矢印B方向に牽引移動
し、カムクリート10はロープ7を解放しながら単独移
動する(図3)。このときカムクリート10がロープ7
のガイドとして機能するので、ロープ7は矢印B方向に
スムースに移動する。尚、可動カムからロープ7が外れ
るのを防止するため、各カムクリート1,10は脱落防
止用のストッパ(図示せず)を備える。
【0017】次に、所定位置においてカムクリート1,
10を反転し、それぞれ矢印D,B方向に離隔運動させ
る(図4)。すると、カムクリート1はロープ7を解放
しながら単独で摺動移動を行い、カムクリート10はロ
ープ7を挟みながら矢印B方向に牽引移動する。いずれ
にしてもロープ7は、一方のカムクリートによって矢印
B方向に連続牽引され、また他方のカムクリートが方向
を安定させるガイドとして機能する。
【0018】本発明に係る可動カム(3,4,13,1
4)は、曲率の小さな先端部(ロープ噛合部)が、同一
方向となるよう配置する。図5に示すように、可動カム
の向きを逆方向に並べると(対向配置すると)、ロープ
7の連続牽引はできない。なぜならカムクリート1,1
0をそれぞれ矢印B,D方向に接近移動させるときに
は、カムクリート1,10が互いにロープ7を噛んで接
近するだけであり、逆にカムクリート1,10をそれぞ
れ矢印D,B方向に離隔移動させるときには、カムクリ
ート1,10が互いにロープ7を解放して単独で移動す
るだけだからである。また例えばカムクリート1,10
をそれぞれ矢印B,B方向に移動させると、カムクリー
ト1はロープ7を牽引して移動するが、反転してカムク
リート1,10をそれぞれ矢印D,D方向に移動させる
と、今度はカムクリート10がロープ7を引き戻してし
まい、結局、ロープ7は同じ位置を行ったり来たりする
だけのことになる。
【0019】本発明に係る牽引装置は、カムクリートを
往復運動させる駆動手段と、移動速度および反転タイミ
ングを同期させる手段が必要である。駆動手段および同
期手段は、例えば油圧同期駆動、エア同期駆動、独立モ
ータを用いた同期駆動、ギアを用いた同期駆動など各種
の構成が可能である。このうち、作動の安定性、同期タ
イミングの確実性、装置構成の単純、制御系コストの低
減などの条件を最もよく満たす手段として、請求項2記
載の装置がある。これは、ギアおよびチェーンベルトを
用い、チェーンベルトに固定したピンを無限軌道を描い
て運動させることによりカムクリート(ベースプレー
ト)を往復運動させるものである。
【0020】請求項2に記載した同期駆動手段の原理
を、図6に示す。符号30は中央ギア、31,32は駆
動ギア、33,34はフリーギア、35,36はチェー
ンベルト、37,38は摺動ピン、39は中央ギアの回
転軸である。中央ギア30は、例えばインダクションモ
ータ等の駆動装置により矢印G方向に回転する。これに
より中央ギア30に噛合する駆動ギア31,32は、そ
れぞれ逆方向となる矢印J,M方向に回転する。また駆
動ギア31,32およびフリーギア33,34に噛合す
るチェーンベルト35,36は、それぞれ、上段軌道に
おいて矢印D,B方向に動き、下段軌道においてそれぞ
れ矢印B,D方向に動く。
【0021】チェーンベルト35,36に固定する摺動
ピン37,38は、中央ギア30の回転軸39から同一
の距離に配置する。回転軸39からの距離をそれぞれ符
号d1,d2とすると、d1=d2である。すると摺動
ピン37,38は、上段軌道においては互いに離隔運
動、下段軌道においては互いに接近運動する。中央ギア
30の回転方向を逆にするとピンの動きも逆転するが、
いずれにせよ摺動ピン37,38は中央ギア30の回転
に伴って接近および離隔の運動を繰り返すことが出来
る。また距離d1=d2であるからカムクリートの同期
タイミングに狂いは生じない。
【0022】摺動ピン37,38の往復運動により、カ
ムクリートを同期運動させるため、ベースプレート2
(12)の裏面には、略平行四辺形のガイド凹部を形成
する。ガイド凹部は、全体が凹形成され外周の凸壁面に
摺動ピン37(38)が当接してベースプレート2(1
2)を移動させても良いし、或いはガイドのための溝凹
部に摺動ピン37(38)を嵌合させてベースプレート
2(12)を移動させても良い。ピンの運動に連動して
カムクリートが動く限りガイド凹部の構造は特に限定さ
れない。
【0023】図7は、ベースプレート2裏面にガイド溝
40を形成した場合の、摺動ピン37とベースプレート
2の運動関係を例示するものである。尚、符号41は上
段水平溝、42は下段水平溝、43,44は縦溝であ
る。またV1〜V4はコーナー部である。水平溝41,
42の間隔d5は、チェーンベルト35の上下幅、すな
わちフリーギア33の外径と略一致する(より正確には
摺動ピンの軌跡がとる上下ピッチ)。
【0024】摺動ピン37は、前述の運動軌跡を動くも
のと仮定する。尚、図7に示すガイド溝40はベースプ
レート2の裏面のものであるから、図6におけるベース
プレート2および摺動ピン37の動く方向と図7におけ
る摺動ピン37の動く方向とは逆向きの関係になる。ま
ず摺動ピン37がコーナー部V4に位置している状態か
ら、摺動ピン37が上段軌道を図6矢印D方向に動くと
き、摺動ピン37はコーナー部V1に達するまで上段溝
41を左方向へ動く。このときベースプレート2は瞬時
停止する。摺動ピン37がコーナー部V1に達するとベ
ースプレート2は図6矢印D方向(図7左方向)に牽引
される。次に、摺動ピン37がフリーギア33に達する
と、摺動ピン37は縦溝43に従って下降し、コーナー
部V2を通過して下段水平溝42を図7右方向に移動す
る。このときベースプレート2は反転のため瞬時停止す
る。そして摺動ピン37がコーナー部V3に達すると、
ここで留まりベースプレート2が図6矢印B方向(図7
右方向)へ牽引される。そして摺動ピン37が駆動ギア
31に達すると、摺動ピン37は縦溝44を上昇しコー
ナー部V4に達して最初の状態に戻る。勿論、他方の摺
動ピン38も、移動の向きが逆になるだけで同様の動き
を呈し、ベースプレート2,12は互いに接近運動、離
隔運動を繰り返す。かかる運動により、ロープ7は連続
的に一方向(矢印B/左)に牽引される。
【0025】
【実施例1】図8は、ベースプレートを駆動するための
他の実施例を示すものである。この駆動制御装置は、油
圧(圧縮空気でも良い)の利用により二つのカムクリー
トを同期させつつ接近駆動および離隔駆動するものであ
る。符号50は、カムクリート1,10をスライドさせ
るための直線ガイド、51,52はオイルの入ったシリ
ンダ、53,54はピストン、55〜57は油圧経路、
58はコンプレッサ、59は切換電磁弁である。また6
1は油圧調整バルブ、62は圧力計、63はリセットボ
タンである。
【0026】この装置は、コンプレッサを介して循環す
る油圧経路上に切換電磁弁を設けるとともに、油圧経路
上にシリンダおよびピストンを配し、一方のピストンを
押圧すると、当該ピストンに連動して流出するオイルが
他方のピストンを逆方向に駆動して、ピストンに連結さ
せたカムクリートをそれぞれ逆方向に駆動するものであ
る。具体的には、切換電磁弁59→油圧経路55→シリ
ンダ51へと油圧を加えると、ピストン53が移動して
カムクリート10を左方向に移動させる。このとき、ピ
ストン53の移動にともなってシリンダ51内のオイル
が油圧経路55へ流れ、ピストン54を押圧し、カムク
リート1を左方向に移動させる。一方、バルブを切り換
えて、切換電磁弁59→油圧経路57→シリンダ52へ
と油圧を加えると、ピストン54が移動してカムクリー
ト1を右方向に移動させる。このとき、ピストン54の
移動にともなってシリンダ52内のオイルが油圧経路5
6へ流れ、ピストン53を押圧し、カムクリート10を
左方向に移動させる。尚、電磁弁59の切換タイミング
は、例えばガイド50のライン上にリミットスイッチを
設けて行う。
【0027】かかる装置によれば、油圧方向の切換によ
ってカムクリートを接近移動、離隔移動させることが出
来るとともに、圧力計62に基づき油圧経路内のプレッ
シャー、すなわちロープの牽引張力を客観的かつ確実に
確認することが出来る。
【0028】
【実施例2】本発明に係るカムクリートは、ロープの脱
落を防止するためのストッパを備える。図9に示すよう
に、例えばストッパパネル70は上下基台71,72上
に配し、下側フランジ73をヒンジ74によって回動可
能に軸着し、上側フランジ75をネジ76によって着脱
自在に固定する。基台71,72によってベースプレー
ト2(12)から一定の隙間が出来るので、ロープ7お
よび可動カム3,4の動きは拘束されない。またストッ
パパネル70は平面略凸形状をなし、凸部が可動カム
3,4の上を被覆するので、ロープ7の脱落は確実に防
止できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るケーブ
ル架設用の牽引装置によれば、連続自動牽引が可能とな
るので牽引作業の安全性が格段に向上する。またカムク
リートを駆動する装置の駆動速度および駆動馬力、例え
ばギア回転速度、モータトルク、油圧、空気圧等を介し
て牽引張力および牽引速度をメータ確認することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーブルを動かしたときのカムクリートの動作
を示す図である。
【図2】ベースプレートを動かしたときのカムクリート
の動作を示す図である。
【図3】本発明に係るカムクリートの第一動作を示す図
である。
【図4】本発明に係るカムクリートの第二動作を示す図
である。
【図5】牽引不能なカムクリート例を示す図である。
【図6】ベースプレートを駆動するためのギアおよびピ
ンを例示する図である。
【図7】ベースプレート裏面のピンガイドを例示する図
である。
【図8】カムクリートを駆動する他の機構を例示する図
である。
【図9】ベースプレートに配するストッパの構成例を示
す斜視図である。
【図10】従来のケーブル架設工事例を示す図である。
【符号の説明】
1,10 カムクリート 2,12 ベースプレート 3,4,13,14 可動カム 5,6,15,16 軸ピン 7 ロープ 30 中央ギア 31,32 駆動ギア 33,34 フリーギア 35,36 チェーンベルト 37,38 摺動ピン 39 回転軸 40 ガイド溝 41 上段水平溝 42 下段水平溝 43,44 縦溝 50 直線ガイド 51,52 シリンダ 53,54 ピストン 55〜57 油圧経路 58 コンプレッサ 59 切換電磁弁 61 油圧調整バルブ 62 圧力計 63 リセットボタン 70 ストッパパネル 71,72 基台 73 下側フランジ 74 ヒンジ 75 上側フランジ 矢印A方向 挟持するロープ方向 矢印B方向 左方向 矢印C方向 矢印A方向と逆向きとなる方向 矢印D方向 右方向 V1〜V4 ガイド溝のコーナー部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一軸線上を往復運動する二つのカムクリ
    ートと、 当該カムクリートを往復運動させる駆動手段とを備え、 各カムクリートは、 所定形状のベースプレートと、対向する二つのカムの間
    に挿通したロープの離脱を防ぐためのストッパ手段を備
    えてなり、 前記駆動手段は、同期させた所定タイミングをもって各
    カムクリートを離隔移動および接近移動させることを特
    徴とするケーブル架設用の牽引装置。
  2. 【請求項2】前記ベースプレート裏面に、略平行四辺形
    のガイド凹部を形成する一方、 前記駆動手段は、当該ガイド凹部に従って動く摺動ピン
    と、当該摺動ピンを駆動する無限軌道のチェーンベルト
    を備え、 当該ベルト手段は、中央ギアと、該中央ギアに従動して
    回転する同一軸線上の二つの駆動ギアと、該駆動ギアに
    噛合するチェーンベルトの動きに従動して回転する二つ
    のフリーギアとによって駆動することを特徴とするケー
    ブル架設用の牽引装置。
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