JPH1189465A - 搾乳設備 - Google Patents

搾乳設備

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JPH1189465A
JPH1189465A JP9260095A JP26009597A JPH1189465A JP H1189465 A JPH1189465 A JP H1189465A JP 9260095 A JP9260095 A JP 9260095A JP 26009597 A JP26009597 A JP 26009597A JP H1189465 A JPH1189465 A JP H1189465A
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milk
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cow
gate
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 総ての動物の搾乳を確実に実行しながら、搾
乳作業を妨げない状態で乳汁が通流する経路を自動的に
洗浄して、作業者の作業負担を軽減する。 【構成】 動物が飼育エリアから搾乳場所に自由に来る
ことができ、動物が搾乳場所に来ると、動物の乳首に搾
乳具50が装着され、搾乳具50が装着された状態で吸
引装置81にて吸引されて搾乳された乳汁がミルクタン
ク80に給送されて貯蔵されるが、搾乳のために次の動
物が搾乳場所にくるのを待機する搾乳待機時間が設定時
間以上経過すると、洗浄手段CLによって、搾乳された
乳汁が通過する乳汁経路部分が自動的に洗浄される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搾乳対象となる動
物が、搾乳場所に来ると、その動物に対して自動的に搾
乳を実行する自動搾乳装置が設けられ、前記自動搾乳装
置が、前記搾乳対象となる動物の乳首に対して自動的に
装着並びに離脱自在な搾乳具と、搾乳した乳汁を貯蔵す
る貯蔵手段と、前記搾乳具が装着された状態で搾乳のた
めに吸引して前記貯蔵手段に乳汁を給送する給送手段
と、搾乳される乳汁が通過する乳汁経路部分を洗浄する
洗浄作動を実行する洗浄手段と、各部の作動を制御する
制御手段とを備えて構成された搾乳設備に関する。
【0002】
【従来の技術】上記構成の搾乳設備は、酪農を営む作業
者の手作業による搾乳の作業負担を軽減するために、例
えば、飼育エリアから動物が自由に搾乳場所に来ること
ができるようにして、搾乳場所に来た動物に対して自動
的に搾乳を行うことができるようにして、作業者の作業
負担を軽減することができるようにしたものとして利用
されるが、このような搾乳設備において、従来では、前
記洗浄手段による制御動作の開始指令は適宜人為的に行
われるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構成
においては、搾乳場所への移動を動物の自由な意思に任
せておくと、動物が何時搾乳場所に来るかどうかは分か
らないので、搾乳作動が実行されてから、次の動物が来
るまでに自動搾乳装置が長い時間待機することがある。
このように、1度搾乳が実行されてから設定時間以上放
置されると、給送手段の内部表面に乳汁が残留して、こ
のような残留乳汁が固まってしまう等の不都合がある。
そこで、このような不利を回避するためには、頻繁に給
送手段の洗浄を行う必要があり、作業負担が大となる不
利があった。
【0004】本発明はかかる点に着目してなされたもの
であり、その目的は、自動で搾乳を行えるとともに、待
機時間が長くなることによる不都合を回避しながら、作
業者の作業負担を軽減することが可能となる搾乳設備を
提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、搾乳
対象となる動物が搾乳場所に来ると、その動物に対して
自動搾乳装置により自動的に搾乳が実行される。つま
り、その動物の乳首に対して自動的に搾乳具が装着さ
れ、搾乳具が装着された状態で吸引されて搾乳した乳汁
が貯蔵手段に給送されて貯蔵される。そして、搾乳のた
めに次の動物が前記搾乳場所に来るのを待機する搾乳待
機状態が設定時間以上継続すると、自動的に、洗浄手段
によって、搾乳される乳汁が通過する乳汁経路部分を洗
浄する洗浄作動が実行されることになる。
【0006】従って、搾乳場所に来た搾乳対象となる動
物に対して自動搾乳装置による自動搾乳を行うことがで
き、搾乳待機状態が設定時間以上継続すると乳汁経路部
分が自動的に洗浄されるので、搾乳作業を極力妨げない
状態で乳汁が通流する乳汁経路を適切に洗浄させて、乳
汁が固まる等の不都合を回避することができるものであ
りながら、作業者が手動操作で洗浄させるのに比べて、
作業負担を軽減させることができる。
【0007】請求項2によれば、請求項1において、1
頭の前記動物に対する搾乳動作を実行する毎に前記一部
洗浄動作を実行し、前記搾乳待機状態が設定時間以上継
続すると、前記全経路洗浄動作を実行するように構成さ
れている。
【0008】従って、搾乳具の洗浄は1頭毎に行われ、
乳汁が通過しない状態が長く続く場合には、乳汁経路部
分をより適切に自動洗浄することができ、もって、請求
項1の好適な手段が得られる。
【0009】請求項3によれば、請求項1又は2におい
て、乳汁経路部分に備えられている流路切換手段を乳汁
を通流させる状態に切り換えると、搾乳された乳汁が乳
汁経路部分を通流して貯蔵手段に貯蔵され、洗浄液を通
流させる状態に切り換えると、洗浄液貯留部に貯留され
る洗浄液が乳汁経路部分を通流して排出部から外部に排
出されて、乳汁経路部分が洗浄される。
【0010】従って、流路切換手段によって、乳汁経路
部分を、搾乳作業に対応する状態と洗浄作業に対応する
状態とに適切に切り換えることができ、もって、請求項
1又は2の好適な手段が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る搾乳設備
を、搾乳対象となる動物として乳牛に適用した場合につ
いて、図面に基づいて説明する。図1に牛舎の全体レイ
アウトが示されている。1Aは自動搾乳に適合した牛の
餌場、1Bは自動搾乳に適合しない牛の餌場であり、2
Aは自動搾乳に適合した牛の居住エリアとしての第1エ
リア、2Bは自動搾乳に適合しない牛のフリーストール
である第2エリア2B、3は搾乳場所としての搾乳場で
あり、第1,第2エリア2A,2Bにはパイプで仕切ら
れた多数のストール(寝床)2a,2bが配置されてい
る。餌場1Aと第1エリア2Aとは2箇所の一方向ゲー
ト4,5で仕切られており、これら一方向ゲート4,5
は、餌場1Aから第1エリア2Aへの通過のみ許容する
ように構成されている。そして、第1エリア2A及び第
2エリア2Bと搾乳場3との間には、牛が移動する通路
L1と、搾乳の順番を待つ待機場6が設けられている。
又、搾乳場3と餌場1Aとの間には通路L2が形成され
ている。従って、第1エリア2Aに居る牛は、搾乳場3
を通り餌場1Aに行き、食餌した後に一方向ゲート4,
5を通過して第1エリア2Aに戻るように一方向の循環
経路に沿って移動するようになっている。第1エリア2
Aと餌場1Aとにより飼育エリアが構成されることにな
る。尚、第2エリア2Bと餌場1Bとの間は自由に往来
ができるように通路L3が形成されている。
【0012】前記第1及び第2エリア2A,2Bと、前
記搾乳場3との間には、第1エリア2Aに居る牛が搾乳
場3に自由に行くことができ、第2エリア2Bに居る牛
が搾乳場3に行くことを禁止する第1状態と、第1エリ
ア2Aに居る牛が搾乳場3に移動することを禁止し、第
2エリア2Bに居る牛が搾乳場3に自由に行くことがで
きる第2状態とに切り換え自在な開閉ゲートG8 が設け
られている。前記搾乳場3には、やって来た牛に対して
自動的に搾乳具としてのティートカップ50を乳首に装
着して搾乳を行う自動搾乳装置Aが設けられている。
【0013】この牛舎における搾乳システムを概略説明
すると、搾乳対象である複数の牛を、前記自動搾乳装置
Aによる自動搾乳に適合する牛と、自動搾乳に適合しな
い牛とに区分けして群管理するようになっており、自動
搾乳に適合する牛(以下、自動牛と称する)は、前記第
1エリア2Aにて居住するように管理され、自動搾乳に
適合しない牛(以下、マニュアル牛と称する)は前記第
2エリア2Bにて居住するように管理される。尚、自動
搾乳に適合しない牛とは、例えば乳首の形状がティート
カップ50の形状に合わずに、自動的に装着させること
が困難な牛や、搾乳場3所に入ると落ち着かずに暴れて
自動搾乳が実行できない牛、あるいは、乳房炎等の病気
にかかっている牛等であり、自動搾乳装置Aによる自動
搾乳が適正に行なうことができない牛を言う。
【0014】尚、1日のうちの多くの時間帯において
は、図2に示すように、前記開閉ゲートG8 は第1状態
に切り換えられており、前記第1エリア2A内に居る前
記自動牛は、空腹になると何時でも自由に搾乳場3を通
り餌場に行くことができる。第1エリア2Aには餌がな
いが、搾乳場3において自動搾乳装置Aによる搾乳が行
われるときに動物が食餌する箇所には、牛の嗜好をそそ
る美味しい餌であるが濃厚飼料を給餌されており、この
ことを知っている(教育されている)乳牛が、空腹にな
ると自然に搾乳場3に向かうようになるのである。尚、
自動搾乳装置Aによる搾乳が行われないときに食餌する
箇所である前記餌場1A,1Bには、牧草等の粗飼料を
多く含む飼料を給餌するようにしている。自動牛は、何
時でも自由に搾乳場3に行くことができるが、各牛は後
述するように各牛に備えられたリスポンダにより発信さ
れる個体識別情報をタグTによって検出して個体識別が
行えるように構成され、前回の搾乳時間から設定時間
(約4時間)が経過していない場合には、自動搾乳を実
行することなく搾乳場3から退出させることになる。
【0015】前記マニュアル牛は、人為的に管理されて
搾乳が行われるようになっている。つまり、第2エリア
2Bに居るマニュアル牛は前記通路L3を通り何時でも
餌場に行き食餌することができるが、通常では開閉ゲー
トG8 が閉じているために搾乳場3に自由に行くことは
できない。そして、作業者が、予め定めた搾乳時間にな
ると、開閉ゲートG8 を第2状態に切り換えて、第2エ
リア2Bに居るマニュアル牛を搾乳場3に順次移動させ
て、基本的には、搾乳場3において手動操作にてティー
トカップ50を装着して搾乳を行うことになる。尚、搾
乳が終了したマニュアル牛は帰路L4を通り、第2エリ
ア2Bに戻るようになっている。
【0016】次に、搾乳場3について説明する。図1に
示すように、搾乳場3では、直列配置された2箇所の搾
乳室7,7の夫々に自動搾乳装置Aが設置され、これら
の搾乳室の横に移動通路8と、自動搾乳に失敗した牛を
入口側に戻すための戻り通路L5とが並んで設けられて
いる。図3に示すように、移動通路8の入口側(待機場
6側)には開閉自在な第1ゲートG1 が設けられ、各搾
乳室7,7には乳牛の入口である第2(第4)ゲートG
2,G4 、及び出口である第3(第5)ゲートG3,G5 が
装備されている。移動通路8の出口側には、自動牛を餌
場1Aへの通路L2と戻り通路L5とに振り分ける第6
ゲートG6 と、マニュアル牛を帰路L4と戻り通路L5
とに振り分ける第7ゲートG7 とが設けられている。
尚、戻り通路L5の待機場6側には、待機場6側への通
過のみ許容するワンウエイゲートG9 が設けられる。
【0017】第1ゲートG1 は、通常テキサスゲートと
呼ばれ、上下軸心回りで揺動可能な左右一対のゲート片
9,9を備え、エアーシリンダ等によって一対のゲート
片9,9を同時に開閉可能な観音開き構造に構成されて
いる。第2ゲートG2 は、上下軸心回りで揺動自在な扉
型に構成され、開き位置では移動通路8を殆ど塞ぐ状態
に設定してあり、必ず第1搾乳室7から先に牛が入るよ
うにしてある。第2搾乳室7の第4ゲートG4 も全く同
じ構造である。
【0018】第3ゲートG3 は、搾乳室7の側壁に上下
軸心回りで揺動可能に支承された第1扉10と、この第
1扉10に上下軸心回りで揺動可能に支承された第2扉
11とによる2つ折れ構造の折れ戸に構成されている。
第3ゲートG3 は、その閉じ作動に伴う第2扉の移動に
より、搾乳室7からでた牛の臀部を押して前進を促進さ
せるように構成されている〔図5(ヘ)参照〕。第2搾
乳室7の第5ゲートG5 も全く同じ構造に設定されてい
る。
【0019】第6ゲートG6 は、移動通路8と前記通路
L2とを連絡させる位置と、移動通路8と前記戻り通路
L5とを連絡させる位置とに切り換え自在に構成されて
いる。第7ゲートG7 は、夫々上下向きの軸心回りで揺
動可能に設けられ、移動通路8と戻り通路L5とを連絡
させる位置と、移動通路8と帰路L4とを連絡させる位
置に切り換え自在に構成されている。
【0020】又、各ゲートを連係動作させるために、牛
の通過や存否を検出する多数のセンサS1 〜S8 が装備
されている。全てのセンサは、投光器と受光器との対で
成る光センサに構成され、光軸を遮ること、又は光軸が
再開されることによって検出作動するものである。
【0021】図3に示すように、上下一対の第1,第2
センサS1,S2 は、第1ゲートG1から60cm離れた地
点における移動通路8を直交する状態に配置されてお
り、第1センサS1 は牛の脚部分を、第2センサS2 は
胴体部分を夫々検出するものである。第3センサS3
は、第1搾乳室7の始端側部分と、第1搾乳室7の終端
側の移動通路反対側部分とに亘るように斜め配置されて
いる。第4センサS4 は、第1搾乳室7の始端側の移動
通路反対側部分と、第1搾乳室7の終端側部分とに亘る
ように斜め配置されている。第5センサS5 は、第2搾
乳室7の始端側部分と、第2搾乳室7の終端側の移動通
路反対側部分とに亘るように斜め配置されている。第6
センサS6 は、第2搾乳室7の始端側の移動通路反対側
部分と、第2搾乳室7の終端側部分とに亘るように斜め
配置されている。上下一対の第7,第8センサS7,S8
は、第2搾乳室7の終端側付近における移動通路8を直
交する状態に配置されており、第1,第2センサS1,S
2 と同様に第7センサS7 は脚部分を、第8センサS8
は胴体部分を夫々検出する。
【0022】次に、図3〜図7を参照して各センサと各
ゲートとの連係動作について説明する。先ず、初期状態
では、図3(イ)に示すように、第2ゲートG2 が開
き、かつ、第6ゲートG6 が餌場への通路側に振り分け
る位置に操作されており、その他のゲートG1,G3,G4,
G5 は全て閉じている。図3(ロ)に示すように、第1
ゲートG1 が開き、牛が移動通路8に入ってきて第1、
第2センサS1,S2 を通過完了すると第1ゲートG1 が
閉じる。そして、第3センサS3 を通過して第1搾乳室
7に牛が入り、首に装着した発信装置であるリスポンダ
(図示せず)によってタグ(受信装置)Tが固体(牛)
検出作動すると、第2ゲートG2 が閉じられるとともに
第4ゲートG4 が開く〔図4(ハ)参照〕。
【0023】そして、第1搾乳室7において自動搾乳装
置Aでの搾乳が開始され、かつ、次の牛が移動通路8に
入ることが可能となるべく再び第1ゲートG1 が開きう
る状態となる。尚、第1ゲートG1 は、該ゲート手前に
配置された図示しない存否センサによって第1ゲートG
1 直前の待機位置に牛が来ており、かつ、第1、第2搾
乳室7,7のいずれかが空いている条件のときにのみ開
き可能に設定されていると好都合である(第1ゲートG
1 の開き作動のみ手動操作する手段もある)。
【0024】次に牛が移動通路8に入り、第1,第2セ
ンサを通過すると第1ゲートG1 が閉じられ、かつ、第
2搾乳室7の入口である第4ゲートG4 が開き(第2ゲ
ートG2 が閉じた時点、又は第1ゲートG1 が開く時点
で第4ゲートG4 を開いても良い)、2頭目の牛を第2
搾乳室7に迎える準備ができあがる〔図4(ニ)参
照〕。そして、第3,第4、及び第5センサS3,S4,S
5 が検出作動して牛が第2搾乳室7に入って、そのタグ
Tが固体検出すると、第4ゲートG4 が閉じられ、2箇
所の搾乳室7,7での搾乳状態となる。
【0025】次に、第1搾乳室7での搾乳が終了して、
自動搾乳装置Aがリセットされると、そのことに連係し
て第1搾乳室7の出口である第3ゲートG3 が開き、牛
が移動通路8に進む〔図5(ホ)参照〕。このとき、牛
の通過で遮られた第4センサS4 が再び初期状態に戻る
こと(又は、第5及び第6センサS5,S6 が共に検出作
動すること)等に連係して、折り畳まれた状態で開いて
いる第3ゲートG3 が閉じ作動し、第2扉11が図5
(ヘ)に示すように牛の臀部を後押しして前進を促進さ
せる機能が発揮されるようにしてある。第1搾乳室7を
出た牛が、第5,第6センサS5,S6 を通過してから第
7、第8センサS7,S8 に差し掛かると第3ゲートG3
が閉じられるとともに第1ゲートG1 が開き〔図6
(ト)参照〕、第7,第8センサS7,S8 の通過検出で
第1ゲートG1 が開きうる状態になる。搾乳が終了して
いる場合には、牛は通路L2を通って餌場1へ開放され
る。
【0026】第2搾乳室7での搾乳が終わると、上記第
1搾乳室7の場合とほぼ同様に作用する〔図6(チ)参
照〕が、違いを述べると、第5ゲートG5 の閉じ作動と
第1ゲートG1 の開き可能状態とは、第7,第8センサ
S7,S8 の通過完了検出で達成される(図7参照)とと
もに、第4ゲートG4 は依然として閉じ状態に維持され
ている点である(このときに第4ゲートG4 が開き作動
されるのは、その時点で第1搾乳室7に牛が入っている
場合である)。そして、第2搾乳室7の牛が移動通路8
外に退出したときに、未だ第1搾乳室7に牛が来ていな
いのであれば、各ゲートG1 〜G6 は第2ゲートのみ開
いた初期状態に戻る。
【0027】このシステムでは、両方の搾乳室7,7が
共に空の状態では、第1搾乳室7に優先して牛を入れる
ように設定されている。又、各搾乳室7,7前の移動通
路8における第3〜第6センサS3 〜S6 のクロス配置
の利点は次のようである。すなわち、直列配置された搾
乳室7への移動通路8からの出退移動は、搾乳室7の横
側壁部分で行う構造上、センサの斜め配置によって搾乳
室7の入出口に近い位置でセンシングできる機能、及
び、例えば、第2搾乳室7を出た牛が第7、第8センサ
S7,S8 の通過中にバックすることがあると、第5、第
6センサS5,S6が作動してその不都合を検出できる機
能、の双方の機能を発揮できることであり、各ゲートの
前後に移動通路8に直交してセンサを配置する手段より
も、検出地点、及び必要センサ数の点で優れている。
【0028】上記した各ゲートはエアーシリンダ等によ
り開閉操作自在に構成され、その開閉作動は制御装置に
より各センサの検出情報に基づいて制御されるが、上記
した動作はシステムが円滑に稼働しているときの一例で
あり、ケース・バイ・ケースによって様々な作動状況が
考えられる。例えば、第2搾乳室7での搾乳が第1搾乳
室7よりも早く終了した場合では、第2搾乳室7の牛が
第7,第8センサS7,S8 の通過終了に伴って、第1ゲ
ートG1 が開きうる状態となる。そのときに第1ゲート
G1 手前に次の牛が来ていると、第1ゲートG1 が開
き、牛は第1搾乳室7をやり過ごして直接第2搾乳室7
に入るようになる、といった具合である。又、各センサ
S1 〜S8 はいずれも同じセンサを使用しており、投光
器と受光器との対で成る光学式に構成されている。
【0029】自動搾乳装置Aの構造について説明する。
図8〜図11に示すように、乳頭に装着可能な4個のテ
ィートカップ50を先端に備えた腰折れアーム51を搾
乳室7の右横に備えて構成される搾乳器(クラスター)
Aaと、搾乳室7において所定の搾乳姿勢になった牛の
4箇所の乳頭をセンシングしてティートカップ50を夫
々に対応する乳頭の真下に位置合せするためのセンサロ
ボットAbとを備えて構成されている。
【0030】図8,図9に示すように、搾乳器Aaは、
ティートカップ50を備えた先端アーム51aと、この
先端アーム51aと搾乳室7右横に固着された支持体5
4とに架設される基端アーム51bとから成る腰折れリ
ンク51と、2個の復帰用シリンダ52,53とで構成
されている。ティートカップ50は外側がゴム材で覆わ
れており、そのゴム材上下の突出部分に上リンク63a
とこれより長さの短い下リンク63bとで成る不等辺リ
ンク機構63を介して先端アーム51aに支持するとと
もに、先端アーム51aと下リンク63bとに亘って昇
降シリンダ64を架設してある。基端アーム51bは、
昇降機構66を介して平行昇降可能に支持体54に支持
されており、基端シリンダ53も連動して昇降可能とな
るよう、支持体54に立設されたバー67に上下スライ
ド自在に嵌装してある。
【0031】4個のティートカップ50は、牛の乳頭の
配列状態に合せて前側が横に広い台形状に配置されてお
り、この配置状態は基本的に固定されている。しかしな
がら、上下のリンク63a,63bと先端アーム51a
との連結部に介装されたゴムブッシュ(図示せず)、及
びティートカップ50を覆うゴム部材の弾性によって、
ティートカップ50の位置及び姿勢には融通が持たされ
ており、かつ、ティートカップ50上端の開口部が上拡
がり形状(図8参照)であることから、4個の乳頭の相
対位置が標準状態から多少ズレていてもティートカップ
50の嵌着が可能となっている。この構造は、乳頭の相
対位置が基本的に牛毎でそう大きくは違わないことによ
って可能となっている。
【0032】又、ティートカップ50が乳頭に装着され
ると、それが次のティートカップ50装着のための支持
基準体となり、その装着されたティートカップ50はあ
まり動かない方が次のカップ装着の成功率を改善できる
点で都合が良い。そこで、ティートカップ50の乳頭へ
の装着に伴って、前記のゴムブッシュによる融通を少な
くする機構(例えば、電磁マグネットを連結部に埋込ん
でおき、通電すれば上下のリンク63a,63bと先端
アーム51aとがリジッド状態になる、等)が設けてあ
り、カップ装着の確実性を強化してある。この搾乳器A
aは、先端シリンダ52と基端シリンダ53との伸縮駆
動により、搾乳室7の右横に退避した退避位置から、搾
乳室7の左右中央に突出した搾乳位置(乳牛の下腹部)
に亘ってティートカップ50の姿勢を変えずに移動でき
るようにしてある。尚、65はセンサロボットAb合体
用の被装着部である。
【0033】図10,図11に示すように、センサロボ
ットAbは、2個のラフセンサ55,55と1個のスキ
ャナー(ファインセンサに相当)56とを備えた先端平
行四連リンク57と、これと枠筒69下部の上下突出板
69a,69bとに亘る基端平行四連リンク58と、第
1及び第2シリンダ60,61等から構成されている。
枠筒69は、モータ70aとネジ軸70bとで成る上下
移動機構70によって昇降移動可能に支柱59に嵌装さ
れるとともに、その支柱59は、2箇所の搾乳室7,7
の右側脇に亘って架設された左右一対の移動用レール6
2上を転動移動可能な台車68に支持されている。尚、
下突出板69bの延長部を、台車68に立設した支持バ
ー68aに上下スライド自在に嵌装して枠筒69の回り
止めを行っている。
【0034】第1シリンダ60の伸縮動によって基端平
行四連リンク58を枠筒69に対して左右移動可能であ
るとともに、第2シリンダ61の伸縮動によって先端平
行四連リンク57を基端平行四連リンク58に対して左
右移動可能であり、図11に示すように各センサ55,
56の台車68に対する姿勢を変えずに、搾乳室7の右
横に退避した退避位置から、搾乳室7の左右中央に突出
した搾乳位置(乳牛の下腹部)に亘って横移動可能であ
る。ラフセンサ55,55は位置固定であるが、スキャ
ナー56は、上アーム56aと下アーム56bとで成る
四連リンク、及び下アーム56bに作用するモータ機構
71とにより、上下移動可能に先端平行四連リンク57
に支持されるとともに、電動モータ等によって受台56
cに対して上下軸心回りで回転可能に構成されている。
尚、72は搾乳器Aa合体用の装着部である。
【0035】ここで、搾乳器AaとセンサロボットAb
との合体構造を説明すると、図12に示すように、被装
着部65は、一対の引掛け部65a,65aと一対の突
起ガイド65b,65bとを備えて構成され、装着部7
2は、腰折れリンク73で相対連結された一対の係合片
72a,72aを枢支可能に垂設するとともに、ソレノ
イド74で出退操作可能なロッド75の下端を腰折れリ
ンク73の中央リンク片73aに連結して構成されてい
る。係合を解除するには、ソレノイド74を伸長動させ
れば良い。従って、図12(イ)に示すように、装着部
72と被装着部65とが横方向で位置合せされた状態
で、センサロボットAb全体を下降移動すると、係合片
72aが突起ガイド65bに誘導され、図12(ロ)に
示すように、2箇所において係合片72a先端と引掛け
部65aとが係合し、搾乳器AaとセンサロボットAb
とが合体するのである。
【0036】次に、自動搾乳装置Aの作用を、図13〜
図18を参照して説明する。先ず、第1搾乳室7の右横
位置に、搾乳器Aaとこれよりも高い位置にあるセンサ
ロボットAbとが横並び状態で待機している(図1
3)。次いで、餌箱36がその牛に適合した量後退させ
て所定の搾乳姿勢に操作する。このとき、餌箱36の後
退移動終了に伴って、センサロボットAbが左横に移動
し、かつ、下方移動することによってセンサロボットA
bが搾乳器Aaに合体する(図14参照)。
【0037】合体された自動搾乳装置Aは、センサロボ
ットAbの第1及び第2シリンダ60,61を駆動して
の概略の横移動でティートカップ50を牛の下腹部に移
動し、それから、ラフセンサ55,55を用いて第4乳
頭(リファレンスティート)を検出し、各々のティート
カップ50を対応する乳頭の下方となるように第1及び
第2シリンダ60,61を駆動制御して(搾乳器Aaの
2個のシリンダ52,53は追従移動する)概略の位置
合せを行う。次に、モータ機構71を駆動してスキャナ
ー56を持上げ、上下方向でも乳頭の間に位置させ、か
つ、駆動回転させながら4箇所の乳頭位置センシングを
行う(図15,図16参照)。
【0038】スキャナーによる精密センシング(乳頭位
置計測)が終了し、各ティートカップ50が各乳頭の真
下に位置合せされると、先ず第1乳頭Te1 (乳頭の位
置関係は図28参照)のティートカップ50の装着トラ
イが開始され(図17)、それから第2、第3、及び第
4乳頭Te2,Te3,Te4 の装着が行われる。4個のテ
ィートカップ50の乳頭への装着が完了すると、装着部
72と被装着部65との係合が解かれてセンサロボット
Abが少し持上がり、次いで右側方に移動して退避位置
に戻る。この後、レール62を使ってセンサロボットA
bは隣の第2搾乳室7へと向かうのである。
【0039】センサロボットAbが退避位置に戻ると、
昇降機構66が上昇駆動されるとともに、昇降シリンダ
64が短縮駆動されてティートカップ50を基軸として
搾乳器Aaが持上がり、ティートカップ50の姿勢を乳
頭に適した状態に矯正する(図18)。それから、搾乳
が開始されるのである。
【0040】つまり、図17に示されるようにティート
カップ50は下方位置では乳頭への嵌まり易さを優先し
て、ほぼ垂直に起立した姿勢となっているが、不等辺リ
ンク機構63での上昇移動が揺動上昇と似た状態となっ
てやや後傾姿勢になり、乳頭を少し捩じる状態となるの
で、搾乳器Aa本体の持上げにより、ティートカップ5
0を後傾姿勢からほぼ垂直な起立姿勢に戻すように構成
されている。又、先端が少し前に寄る乳頭の後傾姿勢に
合せてティートカップ50の下方位置での姿勢を設定
し、上昇による顕著な後傾姿勢を元の僅かな後傾姿勢に
戻すように設定すればより好都合である。搾乳器Aa本
体を後から持上げ移動させるのは、ティートカップ50
の装着完了に伴って、合体しているセンサロボットAb
を側方に逃がし移動させるために必要な上下空間を確保
する点でも意味がある。
【0041】スキャナー56によるセンシング(乳頭位
置計測)について説明する。スキャナー56は送信及び
受信機能の双方を備え、送信した超音波の反射波を受信
することで物体の存在と大きさ及び位置を計測するもの
であり、図16に示すように、そのスキャナー56を4
個の乳頭のほぼ中央位置において回転させることで、4
個の乳頭の位置計測を行う。具体的には、図23に示す
ように、牛の後脚Le、藁クズSt、乳頭Te、乳房U
dが計測対象域に存在しているとする。そして、図23
に示すように、反射波の受信によるスキャナー56と物
体との距離Diとその基準位置からの角度Anとが順次
記録されるのであるが、反射波が来ないとき(データが
無いとき)には0(零)が検出されるようになっている
とする。
【0042】スキャナー56の回転が始まり、先ず後脚
Leの存在及びその距離lL1〜lLnと、角度θL1〜θLn
が検出される。次に、藁クズの存在及びその距離lS1
Snと、角度θS1〜θSnが検出され、それから、乳頭T
eの存在及びその距離lT1〜lTnと、角度θT1〜θTn
乳房Ud存在及びその距離lU1〜lUnと、角度θU1〜θ
Unが順次検出される。又、予め測定された牛毎の乳頭位
置データから、おおよその乳頭存在エリアであるx0,x1
・y0,y1で囲まれた四角形のウィンドウWiが定めてあ
り、このウィンドウWi内に物体が存在するか否かと、
乳頭としての太さ及びスキャナーからの距離が適切であ
るかどうかで総合的に判断する。
【0043】すなわち、図24に示すアルゴリズムのよ
うに、検出された距離と角度のデータの下記〔数1〕に
より算術平均を各物体毎に求め(ステップ#a)、
【0044】
【数1】算術平均:lAv=l1 +…ln /n,θAV=θ
1 +…θn /n
【0045】次いで、その求められた値が所定範囲にあ
るか否か?、及びその物体が所定のウィンドウWi内に
存在するか否か?を比較し(ステップ#b)、双方の条
件が共に満足すれば乳頭Teであると見なし、いずれか
一方でも満足しないと乳頭Te以外のものであると見な
すように制御されるのである。尚、図16に示すよう
に、平面図で右後のものが第1乳頭Te1 であり、そこ
から時計回り方向に順次、第2〜第4乳頭Te2 〜Te
4 に設定されている。ラフセンサ55で検出されるの
は、右前の第4乳頭Te4 である。
【0046】次に、搾乳された乳汁を通流させて貯蔵す
るための装置について説明する。図26に示すように、
前記自動搾乳装置Aにて搾乳した乳汁を貯蔵する貯蔵手
段としてのミルクタンク80が設けられ、そのミルクタ
ンク80への送乳路83には、バッファタンク82と、
そのバッファタンク82に溜まっている乳汁をミルクタ
ンク80に送るポンプ84と、ポンプ84にて送られた
乳汁から塵等を除去するためのフィルター85とを介装
してある。送乳路83の上流側部分をバッファタンク8
2の気相部に接続し、下流側部分をバッファタンク82
の液相部に接続してある。又、バッファタンク82の気
相部に対して吸引作用する吸引装置81を設けてある。
【0047】前記ティートカップ50からバッファタン
ク82への送乳路83には、ティートカップ50からの
通流経路をバッファタンク82側への経路と、外部への
排出部90Aへの経路とに切り換えるための一対の切換
弁91A,91Bからなる第1弁手段91が設けられて
いる。又、前記フィルター85とミルクタンク80の間
の送乳路83には、フィルター85からの通流経路をミ
ルクタンク80側への経路と、外部への排出部90Bへ
の経路とに切り換えるための一対の切換弁92A,92
Bからなる第2弁手段92が設けられている。
【0048】そして、前記ティートカップ50を乳牛の
乳房に装着し、第1弁手段91をバッファタンク82側
へ切り換え且つ第2弁手段92をミルクタンク80側へ
切り換えた状態で、吸引装置81を作動させると、乳房
から乳汁が搾乳され、搾乳された乳汁が送乳路83を通
流してバッファタンク82に流入してバッファタンク8
2に溜まる。ポンプ84を作動させると、バッファタン
ク82に溜まっている乳汁が送乳路83を通流してミル
クタンク80に流入してミルクタンク80に溜まる。つ
まり、上記吸引装置81、バッファタンク82、送乳路
83及びポンプ84が、前記ティートカップ50が装着
された状態で搾乳のために吸引して前記ミルクタンク8
0に乳汁を給送する給送手段QSを構成する。
【0049】次に、上記搾乳された乳汁が通流する流路
を洗浄するための洗浄装置について説明する。前記自動
搾乳装置Aは、待機状態においては、4個のティートカ
ップ50を乳房への装着用開口部を上向きにした状態
で、待機位置に位置している。一方、上記待機位置の4
個のティートカップ50の配置に合わせた4個のノズル
87を取り付けたヘッダ89を、ティートカップ50の
上方に位置させた状態でノズル装着用シリンダ86に連
結してある。ヘッダ89には、開閉弁93を経て洗浄液
貯留部としての洗浄液槽88に接続され、洗浄液槽88
には、水や温水等の洗浄液が貯溜してある。以上より、
ノズル87、ヘッダ89、ノズル装着用シリンダ86、
洗浄液槽88等によって、搾乳される乳汁が通過する乳
汁経路部分を洗浄する洗浄作動を実行する洗浄手段CL
が構成される。
【0050】そして、上記洗浄手段CLは、前記ティー
トカップ50の洗浄を行う一部洗浄動作と、前記ティー
トカップ50から前記ミルクタンク80に到る乳汁の搬
送経路の総てを洗浄する全経路洗浄動作とに切り換え自
在に構成されるとともに、前記洗浄液槽88に貯留され
る洗浄液を前記乳汁経路部分を通流させて排出部90
A,90Bから外部に排出させるように構成されてい
る。つまり、一部洗浄動作のときは、前記第1弁手段9
1を外部への排出部90A側へ切り換え、全経路洗浄動
作のときは、前記第1弁手段91をバッファタンク82
側へ切り換え且つ第2弁手段92を外部への排出部90
B側へ切り換える。尚、一部洗浄動作の場合は、2台の
自動搾乳装置Aの各1台毎に洗浄することができるが、
全経路洗浄動作の場合は、2台の自動搾乳装置Aからミ
ルクタンク80までの全流路を洗浄する。従って、上記
第1及び第2弁手段91,92が、前記乳汁経路部分に
備えられて、乳汁を通流させる状態と、洗浄液を通流さ
せる状態とに切り換え自在な流路切換手段に対応する。
【0051】図2に示すように、前記待機室6に搾乳を
待っている牛が存在するか否かを検出するために、超音
波式のセンサーS9が設置されている。又、図示しない
が、前述の各部の作動を制御する制御手段が備えられて
いる。そして、図27に示すように、上記制御手段は、
前記センサーS9の検出情報に基づいて、搾乳のために
次の牛が前記搾乳場3に来るのを待機する搾乳待機状態
(前記待機室6に牛が存在しない状態)が設定時間以上
継続すると、前記洗浄作動として、前記全経路洗浄動作
を実行するように、前記洗浄手段CLの動作を制御する
ように構成されている。尚、1頭の牛に対する搾乳が実
行される毎に前記一部洗浄動作を実行するようになって
いる。一方、搾乳場3に牛が入って来た場合には、図1
9に示す搾乳作動を開始する。
【0052】次に、搾乳室7に牛が入ってから出るまで
の自動搾乳装置Aの作動全体のアルゴリズム、つまり、
制御手順を図19〜図22を用いて説明する。先ず、入
口ゲートG2 又はG4 を開け(ステップ#1)、第3又
は第5センサS3 又はS5 による牛の通過完了か否かで
もって牛が搾乳室7に入ったか否かを検出し(ステップ
#2)、通過すれば入口ゲートG2 又はG4 を閉じる
(ステップ#3)。搾乳室7でタグT検出がされると
(ステップ#4)、その牛が前回の搾乳時間から設定時
間(4時間)以上経過しているか否かが判断され、設定
時間経過していなければ、搾乳を実行しないで、ステッ
プ#28に移行し、第6ゲートを切り換え牛を待機場6
(第1エリア2A)に戻す(ステップ#48)。設定時
間以上経過している場合には、予め入力されているその
牛の情報のうちの体格データ等が出力され(ステップ#
5)、餌箱36がその牛に見合った距離で後退操作され
(ステップ#6)る。この場合、牛の首に巻回装備され
た首輪状のリスポンダ(図示せず)を大きめの輪とし
て、重い発信装置部分が必ず下にくるように構成してお
けば、タグTによる検出ができない事態を避けられるよ
うになる。
【0053】餌箱36が後退して牛が搾乳姿勢になる
と、センサロボットAbが搾乳器Aaに合体するべく移
動作動し(ステップ#7)、合体が完了する(ステップ
#8)と、予め入力されているその牛の情報のうちの乳
頭位置データが出力され(ステップ#9)、その予備デ
ータに基づいて合体した自動搾乳装置Aが牛の下腹部に
移動する(ステップ#10)。それから、ティートカッ
プ50の装着作動が始まるのであるが、ここで、 R : 一連の装着作動のトライ回数(最高5回) N : 乳頭の番号(1〜4) Sc: スキャナーのセンシングトライ回数(最高2
回) Tc: ティートカップ上昇移動(キャッチアップ)の
トライ回数(最高2回) と定義する。
【0054】先ず、R=0,N=1にセットされ(ステ
ップ#11)、そして、スキャナー56による計測初期
位置ではSc=0にセットされた状態(ステップ#1
2)で、ラフセンサ55による第4乳頭(リファレンス
ティート)の検出作動が行われる(ステップ#13)。
第4乳頭が検出されると(ステップ#14)、前回の装
着成功時の乳頭位置データがあれば(ステップ#1
5)、そのデータのみに基づいてティートカップ50の
精密な位置合せ移動が行われ(ステップ#16)、それ
からキャッチアップ作動して(ステップ#17)、ティ
ートカップ50の乳頭装着に伴うセンサ(図示せず)の
乳頭検出作動に基づき、装着成功か否かの判断を行う
(ステップ#18)。
【0055】装着成功(センサ作動)すれば、次の乳頭
(第2〜4乳頭)のキャッチアップトライ(ステップ#
19)へと移行し、装着が失敗に終わると初めてスキャ
ナー56による乳頭検出作動(ステップ#20)へと移
行する。4個のティートカップ50の乳頭装着が終了す
る(ステップ#21)と、センサロボットAbと搾乳器
Aaとの合体が解除され(ステップ#22)、搾乳器A
aによる搾乳が開始される(ステップ#23)。
【0056】搾乳が進行して、分当たりの搾乳量(ト−
タル量)が 0.2l/minを下回ると(ステップ#24)、
ティートカップ50の装着が解除されるとともに搾乳器
Aaが退避移動し(ステップ#25)、その時点でその
牛の全搾乳量が予測乳量(過去のデータ等に基づいて予
め予測できている)の8割以上か、それ未満かを判断し
(ステップ#26)、8割以上あれば、第6ゲートG6
をそのままに維持して(ステップ#27)牛を餌場1に
移動させ、満たない場合は第6ゲートG6 を切換え(ス
テップ#28)、もう一度搾乳を行うべく牛を入口側に
戻す。
【0057】一方、ステップ#18での乳頭装着失敗後
に伴うスキャナー56の乳頭検出作動(ステップ#2
0)により、4個のティートカップ50の位置計測が行
われ(ステップ#29)、計測が終了すればTc=0に
設定された状態(ステップ#30)で、ラフセンサ55
で第4乳頭の位置検出を連続して行うことで牛が動いて
いるか否かを検出する(ステップ#31)。つまり、第
4乳頭の位置が変化すれば牛が動いており、変化しなけ
れば静止していることが判断でき(ステップ#32)、
動いておれば静止するまで待つ。このとき、所定時間が
経過すれば牛の動きをカット(動いていないと見なすこ
と)するようにしても良い。
【0058】そして、静止しておれば第2乳頭Te2 と
第3乳頭Te3 との前後間隔L1 、及び、第1乳頭Te
1 と第3乳頭Te3 との斜め間隔L2 とを算出し(図1
6参照)、かつ、これらの値と予め設定(標準範囲の最
低値)された前後間隔L10と斜め間隔L20とを比較し
(ステップ#33)、測定値が小であれば通常の装着順
序(ステップ#34)が、大であれば異なる装着順序
〔第3乳頭Te3 に対応するティートカップ50の装着
自由度が高い第3乳頭Te3 から始める〕(ステップ#
35)が夫々行われる。
【0059】次いで、その選択された順序に基づいてテ
ィートカップ50がキャッチアップ作動(ステップ#3
6)し、装着の成否を判断し(ステップ#37)、成功
すれば次の乳頭(第2〜4乳頭)のキャッチアップトラ
イ(ステップ#38)へと移行する。4箇所全ての装着
が済んだか否か判断し(ステップ#39)、装着成功で
あれば、センサロボットAbと搾乳器Aaが合体するス
テップ#22に合流する。
【0060】ステップ#37で否となると、再びキャッ
チアップトライを行い(ステップ#40)、そのトライ
回数の判断を行い(ステップ#41)、2回未満であれ
ばステップ#32に戻り、2回以上でも未装着であれ
ば、ラフセンサ55の機能により、その時点で牛が動い
ているか否かを判断する(ステップ#42)。その結
果、牛が動いておればその状態において2回以下のキャ
ッチアップ作動に1分以上費やしているか否かを検出し
(ステップ#43)、1分に達すると牛が動き過ぎてこ
のままでは無理であると見なし、スキャナー56による
センシング回数の1回増しを行い(ステップ#44)、
その回数が2回以下かどうかを判断し(ステップ#4
5)、2回以下であればもう一度ステップ#20に戻っ
てスキャナー56のセンシングからやり直す。
【0061】センシング回数が3回目であれば、ラフセ
ンサ55による第4乳頭Te4 検出から始まるセンシン
グ全体のトライ回数の1回増しを行い(ステップ#4
6)、その回数が5回以下かどうかを判断し(ステップ
#47)、5回以下であればステップ#13に戻ってラ
フセンサ55のセンシング作動からやり直し、6回目で
あれば装着失敗と見なし、第6ゲートG6 を切換るステ
ップ#28に移行し、牛を待機場6(第1エリア2A)
に戻すようにする。
【0062】自動搾乳装置Aは、ティートカップ50の
一連の装着作動が自動的に行われる自動装着モードと、
その一連の装着作動を人為操作で行う人為操作モードと
を切換え可能に構成され、人為操作モードに切換える
と、搾乳器Aaの移動、及びティートカップ50の乳頭
Te1 〜4 への持上げ移動等は全て手動で行うことにな
る。
【0063】スキャナー56による乳頭位置計測情報を
更新しながら記憶する制御プログラムが備えられ、図2
0におけるステップ#16での「前回での成功データ」
が取り込まれているのである。つまり、成功データの有
無に基づいてステップ#15の判断がされるのであり、
ティートカップ50の装着成功時におけるスキャナー5
6による乳頭位置計測が行われる毎に、その最新成功デ
ータのみが記憶されるのである。「手動モード」にて、
人為操作でティートカップ50を乳頭に嵌め込まれた場
合でも、それは装着成功と見なしてその成功データが取
り込まれるようにしておけば好都合である。
【0064】前記マニュアル牛に対する搾乳は、基本的
にはマニュアル(手作業)にて搾乳を行うようにしてい
る。つまり、予め設定された搾乳時間になると、作業者
が開閉ゲートG8 を第2状態に切り換えて、第2エリア
2Bに居る牛を順次、前記搾乳室7へ移動させて、前記
「手動モード」に切り換えて、手動操作にてティートカ
ップ50をマニュアル牛の乳首に装着させて搾乳器Aa
による搾乳を実行させるのである。
【0065】〔別実施形態〕上記実施形態では、飼育エ
リアとして、居住エリア、搾乳場、餌場が一方向に移動
可能な移動経路として構成される場合を例示したが、こ
のような構成に限らず、飼育エリアとして、居住エリア
と餌場とが同じ場所に設けられて、このような飼育エリ
アから搾乳場所に向けて、自由に移動できる構成として
もよい。
【0066】上記実施形態では、全経路洗浄動作とし
て、自動搾乳装置からミルクタンクまでの所定の経路の
全流路を洗浄する例を示したが、このような構成に代え
て、そこのような経路が複数に分岐されて、各分岐経路
別に夫々洗浄を行えるような構成としてもよい。例え
ば、ティートカップ50からバッファータンク82に到
るまでの経路(尚、この経路中には、実際には、乳汁の
計量器やその他の機器が備えられる場合が多い)だけを
洗浄する経路を設けてもよい。
【0067】上記実施形態では、搾乳対象となる動物の
一例として牛の搾乳の場合を例示したが、牛以外の山羊
やその他の動物に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】牛舎レイアウトを示す全体平面図
【図2】搾乳場、及び各ゲートと各センサの配置状態を
示す平面図
【図3】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図4】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図5】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図6】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図7】センサとゲートとの連係作動状態を示す作動図
【図8】搾乳器を示す側面図
【図9】搾乳器を示す平面図
【図10】センサロボットを示す側面図
【図11】センサロボットを示す平面図
【図12】装着部と非装着部の構造を示す一部切欠きの
側面図
【図13】搾乳器とセンサロボットとの退避位置での横
並び状態を示す平面図
【図14】センサロボットの下降による合体作動を示す
要部の側面図
【図15】スキャナーのセンシング状態を示す要部の側
面図
【図16】ラフセンサ及びスキャナーによるセンシング
状態を示す要部の平面図
【図17】ティートカップのキャッチアップトライを示
す側面図
【図18】ティートカップ装着後の搾乳器持上げ状態を
示す側面図
【図19】自動搾乳装置の作動順序のアルゴリズムその
1を示す図
【図20】自動搾乳装置の作動順序のアルゴリズムその
2を示す図
【図21】自動搾乳装置の作動順序のアルゴリズムその
3を示す図
【図22】自動搾乳装置の作動順序のアルゴリズムその
4を示す図
【図23】スキャナーによる計測原理を示す平面図
【図24】スキャナーによる乳頭検出のアルゴリズムを
示す図
【図25】スキャナーによる乳頭検出データの解析原理
を示す図
【図26】搾乳設備の乳汁又は洗浄液の通流装置を示す
系統図
【図27】搾乳設備の制御のフローチャート
【符号の説明】
1A,2A 飼育エリア 3 搾乳場所 50 搾乳具 80 貯蔵手段 88 洗浄液槽 90A 排出部 90B 排出部 91,92 流路切換手段 A 自動搾乳装置 CL 洗浄手段 QS 給送手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搾乳対象となる動物が、搾乳場所に来る
    と、その動物に対して自動的に搾乳を実行する自動搾乳
    装置が設けられ、 前記自動搾乳装置が、 前記搾乳対象となる動物の乳首に対して自動的に装着並
    びに離脱自在な搾乳具と、搾乳した乳汁を貯蔵する貯蔵
    手段と、前記搾乳具が装着された状態で搾乳のために吸
    引して前記貯蔵手段に乳汁を給送する給送手段と、搾乳
    される乳汁が通過する乳汁経路部分を洗浄する洗浄作動
    を実行する洗浄手段と、各部の作動を制御する制御手段
    とを備えて構成された搾乳設備であって、 前記制御手段は、 搾乳のために次の動物が前記搾乳場所に来るのを待機す
    る搾乳待機状態が設定時間以上継続すると、前記洗浄作
    動を実行するように、前記洗浄手段の動作を制御するよ
    うに構成されている搾乳設備。
  2. 【請求項2】 前記洗浄手段は、 前記洗浄作動として、前記搾乳具の洗浄を行う一部洗浄
    動作と、前記搾乳具から前記貯蔵手段に到る乳汁の搬送
    経路の総てを洗浄する全経路洗浄動作とに切り換え自在
    に構成され、 前記制御手段は、 1頭の前記動物に対する搾乳動作を実行する毎に前記一
    部洗浄動作を実行し、前記搾乳待機状態が設定時間以上
    継続すると、前記全経路洗浄動作を実行するように構成
    されている請求項1記載の搾乳設備。
  3. 【請求項3】 前記洗浄手段は、洗浄液貯留部に貯留さ
    れる洗浄液を前記乳汁経路部分を通流させて排出部から
    外部に排出させるように構成され、 前記乳汁経路部分に、乳汁を通流させる状態と、洗浄液
    を通流させる状態とに切り換え自在な流路切換手段が備
    えられている請求項1又は2記載の搾乳設備。
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JP2010207141A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Orion Mach Co Ltd 乳頭洗浄システム
JP2021526374A (ja) * 2018-06-01 2021-10-07 ビオレ アグリ−ロジェット コンフォール 家畜飼育場で温水を製造するためのシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010207141A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Orion Mach Co Ltd 乳頭洗浄システム
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