JPH1190265A - フィルム電気集塵フィルタ - Google Patents

フィルム電気集塵フィルタ

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JPH1190265A
JPH1190265A JP25312997A JP25312997A JPH1190265A JP H1190265 A JPH1190265 A JP H1190265A JP 25312997 A JP25312997 A JP 25312997A JP 25312997 A JP25312997 A JP 25312997A JP H1190265 A JPH1190265 A JP H1190265A
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JP
Japan
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electrode plate
filter
film
diameter
electrode plates
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Application number
JP25312997A
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English (en)
Inventor
Akira Kato
亮 加藤
Kazuo Nashimoto
一男 梨本
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長い電極板を一定間隔で重ねたものを円状に
巻いたロール型のものは、開口部が円または楕円形とな
り長方形の外枠に組み入れた際に、四隅の角が空白とな
り無駄である、また短めの電極板を一定間隔で積層した
ものは電極板一枚ごとに通電加工を施して端子を設ける
ため制作に手間がかかる課題があった。 【解決手段】 電気絶縁フィルム6で導電性フィルム5
をラミネートすることにより形成されるシールド印加電
極板2と、導電性材料からなる接地電極板3とを一定間
隔を開けて重ね合わせ、両電極板間に電位差を与えて電
界を形成し、両電極板を一定の間隔を保った状態で重ね
合わせたまま同じ方向に四角く折り曲げながら巻いたも
のをフィルタ外枠4で囲むことによりフィルタ外枠4の
四隅の角にも電極板を充填させたフィルム電気集塵フィ
ルタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調および産業分
野に使用される電気集塵式空気清浄装置の、特にフィル
ム電気集塵フィルタの構造および材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルム電気集塵フィル
タは、特開平6−31200号公報に記載されたものが
知られている。
【0003】以下、その空気清浄装置とフィルム電気集
塵フィルタについて図12および図13を参照しながら
説明する。
【0004】図12に示すように、空気清浄装置は送風
方向に対してプレフィルタ101、荷電部102、フィ
ルム電気集塵フィルタ103、脱臭フィルタ104、お
よび送風ファン105の順で構成されている。そして通
過気流中の大きな粉塵はプレフィルタ101で除去さ
れ、小さな粉塵は荷電部102でプラスまたはマイナス
に帯電した後集塵部に導入され除去される。荷電部10
2は突起状の先端を持つまたは線状である放電極108
とそれをはさむように接地された接地電極板109で構
成され、この2つの間に荷電部用高圧電源106によっ
て高い電位差を与えてコロナ放電を生じさせ、通過する
粉塵に電荷を与えるものである。そしてフィルム電気集
塵フィルタ103はシールド印加電極板110とそれに
対向する接地電極板111とで構成され、フィルタ用高
圧電源107によって両電極板間に形成された電界によ
って帯電した粉塵が除去される。その後脱臭フィルタ1
04で大気中の臭気成分が除去され、清浄な空気が装置
の出口から供給されるという仕組みになっている。
【0005】また、図13に示すように、フィルム電気
集塵フィルタ103の形状は図(a)のようにロール型
のものと図(b)のように積層型のものがあり、シール
ド印加電極板110と導電性の接地電極板111を交互
に積層するまたは重ねて巻いた構造となっている。シー
ルド印加電極板110は導電性フィルム113をそれよ
りも幅の広い絶縁性フィルム112でモールドまたはは
さみこみ等により被覆することによって、外部との接触
による電気的短絡を防ぐ構造となっている。接地電極板
111は形状をV字形や波形に加工することによりシー
ルド印加電極板110との間隔を保持している。そして
両電極板に一定の電位差を与えて電界を形成させ、荷電
部102によって帯電した粉塵が両電極板間を通過する
時に電界の力を受け、電極板上に付着し除去されるもの
である。
【0006】(以下フィルタの粉塵を付着、除去する性
能のことを集塵性能と呼ぶこととする。)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のフィ
ルム電気集塵フィルタでは、長い電極板を一定間隔で重
ねたものを円状に巻いたロール型のものは開口部が円ま
たは楕円形となって長方形のフィルタ外枠に組み入れた
際に四隅の角の部分が隙間となるため無駄でフィルタ外
枠が大きくなるという課題があり、また短めの電極板を
一定間隔で積層したものは電極板一枚ごとに通電加工を
施して端子を設けるため制作に手間がかかるという課題
がある。そのため電極板の端子を増やさずにフィルタ外
枠に隙間無く電極板を組み入れる構成が要求されてい
る。
【0008】また、電極板について絶縁シールドされた
ものと、されていないものを2種類用意しなくてはなら
ず、また電極板が長い場合、通電抵抗が大きくなるとい
う課題があり、2つの電極に導電性の高い同じ部材を用
いた構成が要求されている。
【0009】また、積層型フィルム電気集塵フィルタは
シールド印加電極板の1つ1つについて内部導体を露出
し通電加工を施す必要があり製造工程が複雑になるとい
う課題があり、確実に通電する端子部の加工を簡便に行
うことが要求されている。
【0010】また、積層型フィルム電気集塵フィルタは
端子部近辺の間隔も保持して電極板全体の平行性を保た
ないと集塵性能をより高めることができないという課題
があり、確実に通電しまた電極板端子間の平行性も保つ
ことができる端子部の加工を簡便に行うことが要求され
ている。
【0011】また、導電性の接地電極板をV字形や波形
加工して電極板間隔を保持しているため両電極板の接触
部分が存在し、そのためシールド印加電極板の絶縁性フ
ィルムが高電圧を受けて劣化し絶縁破壊が起こる恐れが
生じ、またシールド電極板内部の導電性フィルムと接地
電極板が全体において平行にならないため、電極板間の
電界に分布が生じ電極板上において均一な粉塵除去が阻
害されて集塵性能が悪化するという課題があり、接地電
極板とシールド印加電極板における絶縁性フィルムとの
接触をなくし両電極板を一定の間隔で平行に保持するこ
とができる間隔保持手段が要求されている。
【0012】また、通風時の圧力損失が大きいとファン
の送風能力が低下する、またはより大きいファンを要す
るために空気清浄装置が大きくて重いものになるという
課題があり、気流をフィルタ導入時に滑らかに導くこと
ができる間隔保持手段が要求されている。
【0013】また、間隔保持材後部の気流の流れが阻害
されると集塵面積の減少につながり集塵性能が低下する
という課題があり、気流を間隔保持材の後部にも滑らか
に導くことができる間隔保持手段が要求されている。
【0014】また、間隔保持材の形状が寸胴のものであ
ると電極板の圧力を受けやすく、またフィルタ通風方向
に対して投影面積が大きくなると同時に電極板の集塵部
分の減少につながり集塵性能が低下するという課題があ
り、強度が高く通風方向に対して投影面積が小さいと同
時に電極板上の占有面積を低減することができる間隔保
持手段が要求されている。
【0015】また、間隔保持がフィルタの通風方向に対
して1点であると、電極板間を一定の間隔で平行に保つ
ために間隔保持材が大きくなるため電極板の集塵面積の
減少につながり集塵性能が低下するという課題があり、
電極板の平行性を保ちながら電極板上の間隔保持材の占
める割合を減らすことができる間隔保持手段が要求され
ている。
【0016】また、間隔保持材の電極板上での配置によ
っては電極板上に気流の流れない部分ができ、均一な集
塵を阻害し集塵性能を低下させるという課題があり、電
極板上の間隔保持材の占有面積を減少させると同時に電
極板上に気流が均一に流れる間隔保持の配置が要求され
ている。
【0017】また、フィルタ外枠に電極板を組込む時に
多少の圧力がかかる寸法で組み込むが、間隔保持材の強
度が大きすぎるとフィルタ外枠に入らず、小さすぎると
その圧力によって変形し電極板間の平行性が損なわれる
という課題があり、電極板をフィルタ外枠に組込む際に
圧縮可能で組込んだ後も常に圧力がかかった状態となる
間隔保持手段が要求されている。
【0018】また、間隔保持材が電極板の積層方向にお
いて左右にずれることにより、圧力がかかった状態にお
いて間隔保持材で電極板が歪み平行性が損なわれるとい
う課題があり、保持材の圧力による電極板の歪みを解消
した間隔保持手段が要求されている。
【0019】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、端子を増やさずにフィルタ外枠に隙間無く
電極板を組み入れることができ、また、2つの電極板に
導電性の高い同じ部材を用いてコストを下げ、電極板の
通電抵抗を下げることができ、また、確実に通電する端
子部を簡便に設けることができ、また、確実に通電し、
端子部の電極板間隔を一定の間隔で平行に保つことがで
きる端子部を簡便に設けることができ、また、接地電極
板とシールド印加電極板における絶縁性フィルムとの接
触をなくし両電極板を一定の間隔で平行に保持すること
ができ、また、気流を滑らかに導き通風抵抗を低減する
ことができ、また、気流を間隔保持材の後部にも滑らか
に導くことができ、また、強度が高く通風方向に対して
投影面積が小さいと同時に電極板上の占有面積を低減す
ることができ、また、電極板の平行性を保ちながら平行
電極板上の間隔保持材の占める割合を減らすことがで
き、また、電極板上の間隔保持材の占有面積を減少させ
ると同時に電極板上に流れる気流を均一にすることがで
き、また、電極板を枠に組込む際に圧縮可能で組込んだ
後も常に圧力をかけることができ、また、保持材の圧力
による電極板の歪みを解消できる間隔保持手段を備えた
フィルム電気集塵フィルタを提供することを目的として
いる。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム電気集
塵フィルタは上記目的を達成するために、シールド印加
電極板と接地電極板を一定の間隔を保って重ね合せ、そ
れを折り曲げ加工によりフィルタ外枠に合せて四角く巻
いたものをフィルタ外枠に隙間なく組み入れたものであ
る。
【0021】本発明によれば、電極板が四角く折り曲げ
られているため、電極板の端子を増やさずにフィルタ外
枠の四隅の角に隙間無く電極板を組み入れることができ
るフィルム電気集塵フィルタが得られる。
【0022】また他の手段は、樹脂絶縁シートの片面に
導電体金属を貼り付けた、または蒸着した片面シールド
板をシールド印加電極板と接地電極板の両方に用い、重
ね合せて巻いたものである。
【0023】そして本発明によれば、電極板として導電
性の高い同一の部材を用いたフィルム電気集塵フィルタ
が得られる。
【0024】また他の手段は、端部に直径aの穴を開け
た導電性フィルムを直径b(>直径a)の穴を開けた絶縁
性フィルムでラミネートしたシールド印加電極板と、端
部に直径aの穴を開けた導電性電極板を端子部が反対位
置にくるように交互に積層して、それぞれに直径aより
大きい径を持つ導体棒を押し込んだものである。
【0025】そして本発明によれば、シールド印加電極
板1つ1つについて内部導体があらかじめ露出されてお
り、導体棒を押し込んで電極板の導体露出部と確実に接
触する構造となっているため、確実な通電加工を簡便に
行えるフィルム電気集塵フィルタが得られる。
【0026】また他の手段は、端部に直径aの穴を開け
た導電性フィルムを直径b(>直径a)の穴を開けた絶縁
性フィルムでラミネートしたシールド印加電極板と、端
部に直径aの穴を開けた導電性電極板に外径が直径aよ
り大きく、直径bよりも小さい導電性ワッシャを電極板
間にはさみながら端子部が反対位置にくるように交互に
積層して導体棒を挿入したものである。
【0027】そして本発明によれば、通電と間隔保持を
補助する導電性ワッシャが電極板端子部の間にはさまれ
ているため、確実な通電加工を簡便に行うと同時に電極
板の端子部分を一定の間隔で平行に保持することができ
るフィルム電気集塵フィルタが得られる。
【0028】また他の手段は、電極板の間に長方形状の
絶縁体間隔保持材を設けたものである。
【0029】そして本発明によれば、電極板どうしの接
触部分をなくし、また電極板の間隔を一定にすることが
できるため、接地電極板とシールド印加電極板の絶縁性
フィルムとの接触を無くし両電極板を一定の間隔で平行
に保持することができるフィルム電気集塵フィルタが得
られる。
【0030】また他の手段は、電極板間の間隔保持材を
三角形の絶縁体材料としたものである。
【0031】そして本発明によれば、間隔保持材が絶縁
体でありまた通風方向に対して突起を持つ形状であるた
め、接地電極板とシールド印加電極板の絶縁性フィルム
との接触を無くし両電極板を一定の間隔で平行に保持す
ると同時に気流をフィルタ導入時に滑らかに導くことが
できるフィルム電気集塵フィルタが得られる。
【0032】また他の手段は、電極板間の間隔保持材を
菱形の絶縁体材料としたものである。
【0033】そして本発明によれば、間隔保持材が絶縁
体でありまた通風方向に対して突起を持つと同時に気流
を間隔保持材後方に滑らかに通す形状であるため、接地
電極板とシールド印加電極板における絶縁性フィルムと
の接触を無くし両電極板を一定の間隔で平行に保持する
と同時に気流を間隔保持材の前後において滑らかに導く
ことができるフィルム電気集塵フィルタが得られる。
【0034】また他の手段は、絶縁体間隔保持材の頭部
形状を球状または錐状にしたものである。
【0035】そして本発明によれば、絶縁体間隔保持材
の強度が高く、また電極板との接触部分を小さくした形
状であるため、圧力により変形せずに、また通風方向に
対して投影面積を減らすと同時に電極板上の占有面積を
低減することができるフィルム電気集塵フィルタが得ら
れる。
【0036】また他の手段は、絶縁体間隔保持材を通風
方向において前後2箇所に設けたものである。
【0037】そして本発明によれば、絶縁体間隔保持材
が電極板を保持しながら通風方向に対して中間部分をな
くしたものとなっているため、電極板を一定の間隔で平
行に保ちながら電極板上の絶縁体間隔保持材の占める割
合を減らすことができるフィルム電気集塵フィルタが得
られる。
【0038】また他の手段は、絶縁体間隔保持材を電極
板上で菱形もしくは三角形を形成するように配置したも
のである。
【0039】そして本発明によれば絶縁体間隔保持材が
電極板を保持しながら通風方向に対して中間部分をなく
したものであり、また通風方向を左右に振り分ける配置
となっているため、電極板を一定の間隔で平行に保ちな
がら電極板上の絶縁体間隔保持材の占める割合を減らす
ことができると同時に電極板上に気流を均一に流すこと
ができるフィルム電気集塵フィルタが得られる。
【0040】また他の手段は、間隔保持材をゴム状の弾
力性に富むものにしたものである。そして本発明によれ
ば、電極板をフィルタ外枠に組込む際にある程度の寸法
自由度を持たせ、また間隔保持材の塑性変形を抑え電極
板間を常に圧力のかかった状態にできるため、電極板を
枠に組込む際に圧縮可能で組込んだ後も常に圧力がかか
った状態とすることができるフィルム電気集塵フィルタ
が得られる。
【0041】また他の手段は、絶縁体間隔保持材を電極
板の積層方向に直線上に配列したものである。
【0042】そして本発明によれば、絶縁体間隔保持材
が上下方向に同一に並んでいるため、保持材の圧力によ
る電極板の歪みを解消したフィルム電気集塵フィルタが
得られる。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明は、絶縁性フィルムで導電
性フィルムをラミネートすることにより形成されるシー
ルド印加電極板と、導電性材料からなる導電性電極板と
を一定の間隔で平行に重ね合わせ、それをフィルタ外枠
に合わせて同じ方向に折り曲げながら四角形状に巻いて
フィルタ外枠の隅の部分にも電極板を充填させたもので
あり、極板端子を増やさずにフィルタとして余分な部分
をなくすことができるという作用を有する。
【0044】また、絶縁性フィルムの片面に導電体金属
を貼り付け、もしくは蒸着した片面シールド板を両電極
板として用い、重ね合せて巻いたものであり、長い電極
でも帯電粒子の電荷移動を妨げず、また両電極板の部材
を統一することができるという作用を有する。
【0045】また、電極板端部に直径aの穴を開けた導
電性フィルムを直径b(>直径a)の穴を開けた絶縁性フ
ィルムでラミネートしたシールド印加電極板と端部に直
径aの穴を開けた導電性の接地電極板を交互に重ね合わ
せ、それぞれの加工穴に直径aより大きい径を持つ導体
棒を押込んで端子部としたものであり、電極板を簡便か
つ確実に通電することができるという作用を有する。
【0046】また、電極板端部に直径aの穴を開けた導
電性フィルムを直径b(>直径a)の穴を開けた絶縁性フ
ィルムでラミネートしたシールド印加電極板と端部に直
径aの穴を開けた導電性の接地電極板を交互に重ね合わ
せ、それぞれの加工穴に外径が直径aより大きく、直径
bより小さい導電性ワッシャを電極板間にはさみながら
積層して導体棒を挿入して端子部としたものであり、電
極板を簡便かつ確実に通電できると同時に、電極板をよ
り一定の間隔で平行に保持することができるという作用
を有する。
【0047】また、シールド印加電極板と接地電極板の
間に長方形の絶縁体間隔保持材を設けたものであり、シ
ールド印加電極板の絶縁性フィルムと接地電極の接触を
なくして絶縁性フィルムの絶縁破壊による電気的短絡を
防ぐと同時に、両電極板を一定の間隔で平行に保持して
両電極板の間に均一な電界を形成することができるとい
う作用を有する。
【0048】また、シールド印加電極板と接地電極板の
間に三角形の絶縁体間隔保持材を設けたものであり、シ
ールド印加電極板の絶縁性フィルムと接地電極板の接触
をなくしてフィルムの絶縁破壊による電気的短絡を防
ぎ、電極板を一定の間隔で平行に保持して両電極板の間
に均一な電界を形成すると同時に通風時の気流抵抗を下
げることができるという作用を有する。
【0049】また、シールド印加電極板と接地電極板の
間に菱形の絶縁体間隔保持材を設けたものであり、シー
ルド印加電極板の絶縁性フィルムと接地電極板の接触を
なくして絶縁性フィルムの絶縁破壊による電気的短絡を
防ぎ、両電極板を一定の間隔で平行に保持することによ
り両電極板間に均一な電界を形成すると同時に、気流抵
抗を下げ、また間隔保持材後方の電極板上に気流を滑ら
かに導いて電極板の通風のない部分を減らし有効な集塵
部分を増加させることができるという作用を有する。
【0050】また、絶縁体間隔保持材の頭部の形状を球
状または錐状にしたものであり、間隔保持材の変形を抑
制し、また通風時の気流抵抗を低減すると同時に電極板
との接触部分を低減して集塵面積を大きくすることがで
きるという作用を有する。
【0051】また、絶縁体間隔保持材を通風方向におい
て前後2つに分けて設けたものであり、電極板の平行性
を保ったまま間隔保持材を小さくすることにより間隔保
持材の材料費を削減しかつ電極板の集塵面積を大きくで
きるという作用を有する。
【0052】また、絶縁体間隔保持材を電極板上で三角
形もしくは菱形を形成するように配置したもので、間隔
保持材の材料費を削減し電極板の集塵面積を大きくする
と同時にフィルタの導入気流を分散させて電極板全体を
集塵部分として有効にすることができるという作用を有
する。
【0053】また、絶縁体間隔保持材を弾力性に富むも
のにしたもので、電極板をフィルタ枠に容易に組込むこ
とができ、また間隔保持材が塑性変形を起こさず常に電
極板に圧力を加えることにより長期間において電極板を
一定の間隔で平行に保持し均一な電界を長い間形成する
ことができるという作用を有する。
【0054】また、絶縁体間隔保持材を電極板の積層方
向に直線上に配列したものであり、間隔保持材による積
層時の電極板の歪みを解消することにより電極板の平行
性を高めて電極板間により均一な電界を形成することが
できるという作用を有する。
【0055】以下、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0056】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、フィルム電気集塵フィ
ルタ1内に、シールド印加電極板2と接地電極板3とそ
れらを囲むフィルタ外枠4で構成され、シールド印加電
極板2は導電性フィルム5とそれを被覆する絶縁性フィ
ルム6で構成されている。
【0057】上記構成によりシールド印加電極板2と接
地電極板3は面と面が一定の間隔を開けて平行に対向し
ており、両電極板の間に高圧電源等で高い電位差を与え
て電界を形成することにより、図には示されていないが
フィルム電気集塵フィルタ1の前にある荷電部によって
荷電された後にフィルム電気集塵フィルタ1の中の両電
極板の間に導入された粉塵を、両電極板間の電界の力に
よって電極板上に付着させ除去する。従ってフィルタ内
に組み込まれる電極板の面積が大きいほど、粉塵を除去
できる性能すなわち集塵性能が高くなる。そして本発明
は、その重ね合わされた両電極板の1対を、両電極板の
間隔を一定かつ平行に保ちながらフィルタ外枠4に合わ
せるように直角に曲げてフィルタ外枠4に入るように巻
いたものを、フィルタ外枠4に組み入れたものであり、
電極板をフィルタ外枠4に四隅の角まで隙間無く組み入
れることができるため、電極板を一定の間隔で重ねた積
層型のように電極板の通電端子部を増やすことなく、ま
た丸くロール状に巻いたものよりも電極板を多く充填さ
せることができる、もしくは同じ面積の電極板をより小
さいフィルタ外枠4に入れることができる。
【0058】シールド印加電極板2は導電性フィルム6
をそれよりも幅の広い絶縁性フィルム5で被覆したもの
であり、絶縁性フィルム5の素材としてはポリプロピレ
ン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)と
いった絶縁耐圧や抵抗が高いものを用い、導電性フィル
ムの素材としてはアルミ等導電性の高い材料のシートを
用いている。また接地電極板3は金属板等の導電性の高
いものを用いている。
【0059】本発明は電極板を集塵性能を良くするよう
にフィルタ外枠に収めるものであり、同じ容積でフィル
タの集塵性能をより高くすることができる、もしくは同
じ集塵性能でフィルタの容積をより小さくすることがで
きる。
【0060】なお、シールド印加電極板2は、フィルタ
が接地電極板3とまったく接触しない強度の高い構造の
場合において、絶縁性フィルム6で被覆しないものを用
いてもよい。また、接地電極板3は金属板等の導電性の
高いものを用いているが、かわりにシールド印加電極板
を代用してもよい。また、導電性フィルム6に金属シー
トを用いたが、金属を蒸着したものや導電性樹脂材料等
でもよい。
【0061】(実施例2)なお実施例1と同一部分につ
いては同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0062】図2は、フィルム電気集塵フィルタ1の内
部に片面シールド印加電極板7をフィルタ外枠4に組み
入れたものであり、片面シールド印加電極板7は、絶縁
性フィルム6の上に、それよりも幅が狭い導電体金属8
を貼り付けたり、または蒸着させたものである。
【0063】上記構成により片面シールド印加電極板7
は、絶縁性フィルム6の上にそれよりも幅が狭い導電体
金属8を貼り付けたり、または蒸着させたものであり、
絶縁性フィルム6の片面被覆分が節約されている。そし
て電極板の導電性フィルムの導電性が高くまた片面のみ
が絶縁シールドされたものとなっている。そして本発明
はこの片面シールド印加電極板7を2つ用いてそれぞれ
シールド印加電極板と接地電極板とし、両電極の間隔を
一定かつ平行に保ちながら巻いたものをフィルタ外枠4
に組み入れたものであり、両電極板の間に電位差を与え
て電極板間に電界を形成することにより、荷電部により
帯電した粉塵を電極板上に付着させ除去する。
【0064】本発明によれば印加電極板と接地電極板の
両方に導電性の高い同じ部材を用い、両電極板を一定の
間隔で重ね合わせて巻いたものであるため、長い電極で
も帯電粒子の電荷移動を妨げず高い集塵性能を保ち、ま
た両電極板の部材を統一して部材コストを低減すること
ができる。
【0065】(実施例3)なお前記実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0066】図3は積層タイプのフィルム電気集塵フィ
ルタ1を示し、シールド印加電極板2と、全面にわたっ
て導電性をもつ接地電極板3を交互に平行に重ね、電極
板の端部に導体棒A9を貫通させ通電加工したものをフ
ィルタ外枠4に組み入れたものであり、シールド印加電
極板2の端部を通電のために加工したもので、内部の導
電性フィルム5の端部には直径aの穴が、そして絶縁性
フィルム6の端部には直径bの穴があらかじめ開けられ
ており、導電性フィルム5を絶縁性フィルム6で被覆し
た時に2つの円の中心が同じになるようになっている。
そしてシールド印加電極板2の通電加工穴に直径cの導
体棒A9を貫通させて導電性フィルム5に通電させてい
る。
【0067】上記構成により導電性フィルム5を絶縁性
フィルム6で被覆してシールド印加電極板2を製作する
時に、前もってフィルム端部に穴が開けられているた
め、被覆するだけで簡単に電極板の端子部が形成され
る。そして丸の大きさの関係は直径a<b、a<cとな
っており、導電性フィルム5の穴は導体棒A9より小さ
いので導体棒は導電性フィルムの穴を押し広げるように
貫通することとなり、そのため導体棒をシールド印加電
極板2の穴に貫通させるだけで内部の導電性フィルム5
と確実に接触するような構造となっている。また図には
示していないが接地電極板3端部にも直径aの穴を設
け、導体棒A9を押し込み貫通させているため、導体棒
A9を接地電極板3に貫通させるだけで接地電極板3に
も確実に接触するような構造となっている。そのため電
極板が通電しないために集塵性能が悪化したり不安定に
なったりするといった不都合な事態を防ぐことができ
る。
【0068】本発明は、端部に穴加工を施したシールド
印加電極板2と接地電極板3それぞれに導体棒A9を押
し込み貫通させたものであり、安定した集塵性能をもつ
フィルタを簡便に製作することができる。
【0069】なお、シールド印加電極板2は、フィルタ
が接地電極板3とまったく接触しない強度の高い構造の
場合において、絶縁性フィルム6で被覆しないものを用
いてもよい。
【0070】(実施例4)なお前記実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0071】図4は、積層タイプのフィルム電気集塵フ
ィルタ1を示し、シールド印加電極板2と全面にわたっ
て導電性をもつ接地電極板3を交互に平行に重ね、電極
板の端部に導体棒B10を貫通させ通電加工したものを
フィルタ外枠4に組み入れたものであり、シールド印加
電極板2の端部を通電のために加工したもで、内部の導
電性フィルム5の端部には直径aの穴が、そして絶縁性
フィルム6の端部には直径bの穴があらかじめ開けられ
ており、導電性フィルム5を絶縁性フィルム6で被覆し
た時に2つの円の中心が同じになるようになっている。
そしてシールド印加電極板2の通電加工穴に直径dの導
体棒B10を貫通させ、その後直径eの導電性ワッシャ
11を導体棒B10に通すことにより、導体棒B10と
導電性ワッシャ11、そして導電性フィルム5全てが通
電している状態となっている。
【0072】上記構成により導電性フィルム5を絶縁性
フィルム6で被覆してシールド印加電極板2を製作する
時に、前もってフィルム端部に穴が開けられているた
め、被覆するだけで簡単に電極板の端子部が形成され
る。そして丸の大きさの関係は直径d<b、a<e<b
となっており、導電性ワッシャ11の外径が絶縁性フィ
ルム6の通電加工穴よりも小さいため、シールド印加電
極板2の通電加工穴部分の導電性フィルム5がむき出し
ている部分と接触し通電する。導電性ワッシャ11は導
体棒B10にちょうど入るようになっているため導体棒
B10とも接触し通電しているため導電性フィルム5と
導体棒が導電性ワッシャ11を介して確実に通電するこ
ととなる。また図には示していないが接地電極板3端部
も同様に直径aの穴を設け、導体棒B10を貫通させた
あと導電性ワッシャ11を通して導体棒B10と接地電
極板3が確実に通電している。そのため通電されないこ
とにより集塵性能が劣化したり不安定になったりすると
いった不都合な事態を防ぐことができる。また導電性ワ
ッシャ11を挟んで電極板を積層しているため、電極板
の端子部が一定の間隔で平行に保持されることとなり、
他の部分の電極板を歪ませたり、また、たわませたりす
ることが無くなる。そのためフィルタの集塵性能が向上
することとなる。
【0073】本発明は、端部に穴加工を施したシールド
印加電極板2と接地電極板3それぞれに導電性ワッシャ
11を挟みながら導体棒B10を貫通させたものであ
り、安定かつより高い集塵性能をもつフィルタを簡便に
製作することができる。
【0074】なお、シールド印加電極板2は、フィルタ
が接地電極板3とまったく接触しない強度の高い構造の
場合において、絶縁性フィルム6で被覆しないものを用
いてもよい。また、導電性ワッシャ11の厚さは電極板
の端子部間隔と同じであると、電極板の平行性が増して
なお良い。
【0075】(実施例5)なお前記実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0076】図5はシールド印加電極板2か接地電極板
3のどちらかに長方形状の絶縁体間隔保持材12を貼り
付けて両電極板を重ね合わせたものである。
【0077】上記構成により長方形状の絶縁体間隔保持
材12は高絶縁抵抗、高絶縁耐圧材料としてポリプロピ
レン(PP)やポリエチレンテレフタレート(PET)
等を用いている。それによりシールド印加電極板2およ
び内部の導電性フィルム5と接地電極板3が近づいたり
離れたりすることなく全面にわたって一定の間隔で平行
に保持されている。そのためシールド印加電極板3の絶
縁性フィルム6と接地電極板3が直接接触しなくなり、
そのため絶縁性フィルム6の絶縁が破壊される可能性が
減少し短絡を防ぐ構造となっており、フィルタの寿命を
長くすることができる。
【0078】またフィルム電気集塵フィルタ1はシール
ド印加電極板2と接地電極板3の間に高い電位差を与え
て電界を形成し、その間を通過する帯電した粉塵をその
電界の力によって電極板上に付着し除去する仕組みとな
っているため、粉塵が両電極板の間を通過できるように
する必要がある。またシールド印加電極板2内部の導電
性フィルム5と接地電極板3を一定の間隔で平行に保つ
と、電極板の全面にわたって、粉塵が電極板に付着する
までの距離が一定となり、また両電極板の間の電界がむ
らなく均一に形成されるため、粉塵が電極板上にむらな
く均一に付着することになる。そのためフィルタの集塵
性能を長期間高くすることができる。また全面にわたっ
て両電極板間に電界を均一に形成することができるとい
う作用を有する。
【0079】本発明によれば、シールド印加電極板2の
絶縁性フィルム6と接地電極板3との接触をなくして絶
縁性フィルム6の絶縁破壊を無くしてフィルタ寿命を高
くすると同時に、両電極板を一定の間隔で平行に保持し
て両電極板の間に均一な電界を形成することによりフィ
ルタ集塵性能を高くすることができる。
【0080】(実施例6)なお前記実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0081】図6はシールド印加電極板2か接地電極板
3のどちらかに三角形の絶縁体間隔保持材13を貼り付
けて両電極板を重ね合わせたものである。
【0082】上記構成により絶縁体間隔保持材13の形
状が通風方向に対して三角形の突起状となっているた
め、フィルタ面への気流衝突を緩和することができる。
【0083】本発明によれば、シールド印加電極板2の
絶縁性フィルム6と接地電極板3との接触をなくして絶
縁性フィルム6の絶縁破壊を無くしてフィルタ寿命を高
め、また電極板を一定の間隔で平行に保持して両電極板
の間に均一な電界を形成しフィルタ集塵性能を高くする
と同時に、気流抵抗を下げて通風時のフィルタによる圧
力損失を低減することができる。
【0084】(実施例7)なお前記実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0085】図7はシールド印加電極板2か接地電極板
3のどちらかに菱形絶縁体間隔保持材14を貼り付けて
両電極板を重ね合わせたものである。
【0086】上記構成により菱形絶縁体間隔保持材は後
部で絞り形状となっているため、通風時のフィルタ面へ
の気流衝突を緩和すると同時に菱形絶縁体間隔保持材後
方に気流を通すことができる。
【0087】本発明によれば、シールド印加電極板2の
絶縁性フィルム6と接地電極板3との接触をなくして絶
縁性フィルム6の絶縁破壊を無くしてフィルタ寿命を高
め、また電極板を一定の間隔で平行に保持して両電極板
の間に均一な電界を形成しフィルタ集塵性能を高くする
と同時に、通風時の気流抵抗を下げてフィルタの圧力損
失を低減し、また保持材後方の電極板上に気流を滑らか
に導いて電極板の通風のない部分を減らし有効な集塵部
分を増やすことによりさらに高い集塵性能を得ることが
できる。
【0088】なお、絶縁体間隔保持材の形状を菱形とし
たが、楔形もしくは楕円形でもよい。
【0089】(実施例8)なお前記実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0090】図8はシールド印加電極板2と接地電極板
3の間に設けられた絶縁体間隔保持材の頭部形状を球状
15もしくは錐状16にして電極板の間隔を保持したも
のである。
【0091】上記構成により絶縁体間隔保持材の頭部が
球状15もしくは錐状16であるため絶縁体間隔保持材
の強度を高め変形を抑えることができる。そのため電極
板が長期間一定間隔で平行に保たれそれによりフィルタ
の集塵性能を長期間高く保つことができる。そして絶縁
体間隔保持材の通風方向に対する投影面積が小さくなる
ため気流の抵抗を低減でき、また絶縁体間隔保持材の頭
部と電極板の接触部分の面積が小さくなるため電極板の
集塵面積が大きくなりフィルタの集塵性能を高くするこ
とができる。
【0092】本発明は絶縁体間隔保持材の頭部の形状を
球状または錐状にしたものであり、絶縁体間隔保持材の
変形を抑制してフィルタの集塵性能を長期間高いものと
することができ、また通風時の気流抵抗を低減すると同
時に電極板の集塵面積を大きくして集塵性能を高めるこ
とができる。
【0093】(実施例9)なお前記実施例と同一部分に
ついては同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0094】図9はシールド印加電極板2と接地電極板
3の間に設けられた絶縁体間隔保持材を、電極板上に通
風方向に対して前後に分割して直線上に配置することに
より電極板の間隔を保持したものである。
【0095】上記構成により絶縁体間隔保持材の通風方
向における寸法は電極板の通風方向における寸法に対し
て1割程度であり、絶縁体間隔保持材が電極板上に占め
る割合が小さくなっているため絶縁体間隔保持材の材料
費を削減することができる。またそのために電極板の集
塵面積が大きくなり、フィルタの集塵性能を高くするこ
とができる。
【0096】本発明は、絶縁体間隔保持材を通風方向に
おいて前後2箇所に設けて、電極板の平行性を保ったま
ま絶縁体間隔保持材を小さくすることにより絶縁体間隔
保持材の材料費を削減でき、そして電極板の集塵面積を
大きくすることによりフィルタの集塵性能を高くするこ
とができる。
【0097】なお、絶縁体間隔保持材の位置は通風方向
に対して直線上にあるとしたが、少々のずれはかまわな
い。
【0098】(実施例10)なお前記実施例と同一部分
については同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0099】図10はシールド印加電極板2と接地電極
板3の間に設けられた絶縁体間隔保持材を、電極板上で
三角形もしくは菱形を形成するように配置して電極板の
間隔を保持したものである。
【0100】上記構成により絶縁体間隔保持材が前後で
ずれた配置となっているので、絶縁体間隔保持材によっ
て左右に分散されたフィルタ前面の導入気流が均一に電
極板上に流れることになる。そのため通過粉塵が電極板
上に均一に付着し除去される。また絶縁体間隔保持材の
大きさは電極板の幅に対して1割程度であり、絶縁体間
隔保持材が電極板上に占める割合が小さくなっているた
め絶縁体間隔保持材の材料費を削減することができる。
またそのために電極板の集塵面積が大きくなり、フィル
タの集塵性能を高くすることができる。
【0101】本発明は絶縁体間隔保持材を電極板上で三
角形もしくは菱形を形成するように配置して、電極板の
平行性を保ったまま絶縁体間隔保持材を小さくすること
により絶縁体間隔保持材の材料費を削減でき、そして電
極板の集塵面積を大きくし、また気流を電極板の上に均
一に流して粉塵を電極板上に均一に付着させることによ
りフィルタの集塵性能を高くすることができる。
【0102】(実施例11)図には示していないが、シ
ールド印加電極板と接地電極板の間に挟んで保持する絶
縁体間隔保持材の材質としてエチレン酢酸共重合体(E
VA)やウレタン等の弾力性に富んだものを用いる。
【0103】上記構成により電極板を絶縁体間隔保持材
を挟んで重ね合わせたものに圧力を加えることにより弾
性的に縮むためフィルタ外枠に容易に組み込むことがで
き、フィルタの製作を簡単なものにしている。また組み
込んだ後も絶縁体間隔保持材が塑性変形を起こさず常に
電極板に圧力を加えて間隔を保持している状態であるた
め、長期間において電極板を一定間隔で保持することが
できる。そのためフィルタの集塵性能を長期間高いまま
保つことができる。
【0104】本発明によれば、フィルタ製作が簡単で集
塵性能を長期間高いものにすることができる。
【0105】(実施例12)なお前記実施例と同一部分
については同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0106】図11は積層タイプのフィルム電気集塵フ
ィルタ1を示し、絶縁体間隔保持材14を電極板の積層
方向に直線上に複数列を配列したものである。
【0107】上記構成により絶縁体間隔保持材の材質と
してPPやPETのようなある程度の強度を持ったもの
や、EVAやウレタンといった弾力性に富んだものを用
いている。こうすることにより絶縁体間隔保持材14の
ずれによる電極板の歪みが解消され、より高い平行性を
長期間保つことができる。それによりフィルタの集塵性
能を長期間高いものとすることができる。
【0108】本発明は間隔保持材を電極板の積層方向に
直線上に複数列を配列したものであり、絶縁体間隔保持
材による積層時の電極板の歪みを解消することにより、
電極板の平行性を高めてフィルタの集塵性能を長期間高
くすることができる。
【0109】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば同体積で集塵性能をよくし高集塵性能とする
ことができる、または同じ集塵性能で軽量でかつコンパ
クトにできる。
【0110】また、部材を統一して低コストで製作で
き、電極板の導電率を高くして帯電粒子の電荷移動を阻
害しないことで長期間高い集塵性能を保つことができ
る。
【0111】また、製作が容易で安定かつより高い集塵
性能をもつことができる。また、高集塵性能、高寿命と
すると同時に圧力損失を低減してファンの負担を軽減
し、低入力、低騒音とすることができる。
【0112】また、高寿命で低入力、低騒音とすると同
時に更に高集塵性能とすることができ、また、高集塵性
能、高強度とすると同時に圧力損失を低減してファンに
ついて低入力、低騒音とすることができる。
【0113】また、保持材を減らして低コストで作成で
き、電極板上に均一に通風させることによりまた更に集
塵性能を高くすることができ、また、組立てが容易で長
期間高い集塵性能を維持することができ、また、電極板
の歪みを解消してより高集塵性能とすることができる効
果のあるフィルム電気集塵フィルタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1のフィルム電気集塵フ
ィルタの外観図 (b)同シールド印加電極板の詳細図
【図2】(a)同実施例2のフィルム電気集塵フィルタ
の外観図 (b)同片面シールド印加電極板の詳細図
【図3】(a)同実施例3の積層型フィルム電気集塵フ
ィルタの外観図 (b)同シールド印加電極板の端部詳細図 (c)同シールド印加電極板と導体棒の関係図
【図4】(a)同実施例4の積層型フィルム電気集塵フ
ィルタの外観図 (b)同シールド印加電極板の端部詳細図 (c)同シールド印加電極板と導体棒と導電性ワッシャ
の関係図
【図5】同実施例5の間隔保持材の詳細図
【図6】同実施例6の間隔保持材の詳細図
【図7】同実施例7の間隔保持材の詳細図
【図8】(a)同実施例8の間隔保持材の詳細図 (b)同別案の間隔保持材の詳細図
【図9】同実施例9の間隔保持材の詳細図
【図10】同実施例10の間隔保持材の詳細図
【図11】同実施例12の積層型フィルム電気集塵フィ
ルタと間隔保持材の外観図
【図12】従来の電気集塵式空気清浄機の構造図
【図13】(a)同フィルム電気集塵フィルタの外観図 (b)同積層型フィルム電気集塵フィルタの外観図 (c)同シールド印加電極板の端部詳細図 (b)同V字電極板の外観図
【符号の説明】
1 フィルム電気集塵フィルタ 2 シールド印加電極板 3 接地電極板 4 フィルタ外枠 5 導電性フィルム 6 絶縁性フィルム 7 片面シールド印加電極板 8 導電体金属 9 導体棒A 10 導体棒B 11 導電性ワッシャ 12 長方形絶縁体間隔保持材 13 三角形絶縁体間隔保持材 14 菱形絶縁体間隔保持材 15 頭部球状絶縁体間隔保持材 16 頭部錐状絶縁体間隔保持材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性フィルムで導電性フィルムをラミ
    ネートすることにより形成されるシールド印加電極板
    と、導電性材料からなる接地電極板とを一定間隔を開け
    て重ね合わせ、一定の間隔を保った状態で両電極板を重
    ね合わせ、それを同じ方向に四角く折り曲げながら巻い
    たものをフィルタ外枠で囲むことによりフィルタ外枠の
    四隅の角にも電極板を充填させたフィルム電気集塵フィ
    ルタ。
  2. 【請求項2】 絶縁性フィルムの片面に、それよりも幅
    の狭い導電体金属を貼り付け、または蒸着した片面シー
    ルド板を両電極板として用い、この電極板2つを一定間
    隔で重ね合わせたものを巻いてフィルタ外枠に組み入れ
    た請求項1記載のフィルム電気集塵フィルタ。
  3. 【請求項3】 端部に直径aの穴を開けた導電性フィル
    ムを、直径b(>直径a)の穴を開けた絶縁性フィルムで
    ラミネートして、その部分を端子穴としたシールド印加
    電極板と、端部に直径aの穴を開けて、その部分を端子
    穴とした導電性の接地電極板とを、端子部が反対になる
    よう交互に重ね合わせ、それぞれの電極板の端子部に直
    径aより大きい径の導体棒を押込んで通電をおこなうフ
    ィルム電気集塵フィルタ。
  4. 【請求項4】 端部に直径aの穴を開けた導電性フィル
    ムを、直径b(>直径a)の穴を開けた絶縁性フィルムで
    ラミネートして、その部分を端子穴としたシールド印加
    電極板と、端部に直径aの穴を開けて、その部分を端子
    穴とした導電性の接地電極板とを、端子部が反対になる
    よう交互に重ね合わせ、それぞれの電極板の端子部に外
    径が直径aより大きく直径bより小さい導電性ワッシャ
    を電極板間にはさみながら積層し、導体棒を挿入して、
    通電をおこなうと同時に電極板の端子部の平行性をより
    高いものとしたフィルム電気集塵フィルタ。
  5. 【請求項5】 重ね合わされたシールド印加電極板と接
    地電極板との間に長方形状の絶縁体間隔保持材を設ける
    ことにより、シールド印加電極板の絶縁性フィルムと接
    地電極の接触をなくして、両電極板を一定の間隔で平行
    に保持するようにした請求項1、2、3または4記載の
    フィルム電気集塵フィルタ。
  6. 【請求項6】 絶縁体間隔保持材を三角形にすることに
    より、両電極板を一定の間隔で平行に保持すると同時に
    気流抵抗を下げるようにした請求項1、2、3または4
    記載のフィルム電気集塵フィルタ。
  7. 【請求項7】 絶縁体間隔保持材を菱形、楔形もしくは
    楕円形にすることにより、両電極板を一定の間隔で平行
    に保持すると同時に気流抵抗を下げ、絶縁体間隔保持材
    後方の電極板上に気流を均一に導くようにした請求項
    1、2、3または4記載のフィルム電気集塵フィルタ。
  8. 【請求項8】 絶縁体間隔保持材の頭部の形状を球状ま
    たは錐状にすることにより、絶縁体間隔保持材の強度を
    上げながら電極板との接触部分を低減して、気流抵抗を
    下げると同時に電極板の集塵面積を大きくした請求項
    1、2、3、または4記載のフィルム電気集塵フィル
    タ。
  9. 【請求項9】 絶縁体間隔保持材を通風方向において前
    後2つに分けて設けることにより、両電極板を一定間隔
    で平行に保持すると同時に電極板の集塵面積を大きくし
    た請求項1、2、3または4記載のフィルム電気集塵フ
    ィルタ。
  10. 【請求項10】 絶縁体間隔保持材を電極板上で三角形
    もしくは菱形を形成するように配置することにより、通
    風方向を左右に振り分け気流を電極板上に均一に流すよ
    うにした請求項1、2、3または4記載のフィルム電気
    集塵フィルタ。
  11. 【請求項11】 絶縁体間隔保持材を弾力性に富むもの
    にして、電極板をフィルタ外枠に組込む際に圧縮でき、
    また圧力がかかっても絶縁体間隔保持材が塑性変形せず
    両電極板を平行かつ一定間隔に保持することができる請
    求項5、6、7、8、9または10記載のフィルム電気
    集塵フィルタ。
  12. 【請求項12】 絶縁体間隔保持材を電極板の積層方向
    に直線上に配列することにより、積層時の絶縁体間隔保
    持材による電極板の歪みを解消した請求項3、4、5、
    6、7、8、9、10または11記載のフィルム電気集
    塵フィルタ。
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