JPH119201A - プロポリス粉末及びその製造方法 - Google Patents
プロポリス粉末及びその製造方法Info
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- JPH119201A JPH119201A JP9171957A JP17195797A JPH119201A JP H119201 A JPH119201 A JP H119201A JP 9171957 A JP9171957 A JP 9171957A JP 17195797 A JP17195797 A JP 17195797A JP H119201 A JPH119201 A JP H119201A
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Abstract
せた加工特性の良いプロポリス粉末及びその製造方法を
提供する。その他、打錠及びカプセル充填に適し、健康
食品や医薬品として期待される摂取量に足るだけの有効
成分を含有するプロポリス粉末及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 プロポリス粉末は、プロポリスのエタノ
ール抽出物を含有する粉末とプロポリスの水抽出物の粉
末を混合してなる粉末である。また、プロポリス粉末
は、プロポリスのエタノール抽出物を含有する粉末の粒
子間隙にプロポリスの水抽出物の粉末が介在する。この
プロポリスの水抽出物の粉末は凍結乾燥粉末である。さ
らに、プロポリス粉末は、エタノール抽出液を賦形剤に
含浸させた後、これを乾燥して得られるプロポリスのエ
タノール抽出物含有粉末とプロポリスの水抽出物粉末を
混合し、この混合粉末を混捏して製造する。
Description
等に利用される流動性に優れ、加工特性の良いプロポリ
ス粉末及びその製造方法に関するものである。
る樹脂状物質であり、フラボノイド類、 p−クマル酸や
桂皮酸等の有機酸やそのエステル、各種のミネラル、ビ
タミン類等が含まれており、古くから民間療法薬として
利用されてきたものである。従来、プロポリスを利用す
るプロポリス製品は、その殆どがエタノール抽出液であ
り、さらに乳糖、デキストリン等の賦形剤を添加して粉
末化され、それらが錠剤やカプセル加工された形態にな
って使用されている。
濃縮されると、抽出液に含まれる樹脂状物質の影響によ
り粘性のある樹脂状の褐色溶液に変化してしまう。従っ
て、この粘性溶液を賦形剤に加えて乾燥後、粉末化した
プロポリスの加工用粉末は、粘着性が強いため固化しや
すく、そのため流動性も悪くなり、さらに健康食品や医
薬品等の素材として使用するには極めて取扱い難い。
に、食品添加物の微粒二酸化珪素を添加して流動性の改
善を図る方法が考えられる。しかし、微粒二酸化珪素
は、結局のところ二酸化珪素、つまりシリカゲルである
ので、通常、濾過助剤として使用されるのが一般的であ
り、健康食品や医薬品等の素材としては好ましくない。
しかも、微粒二酸化珪素の使用量は法律によって食品の
2%以下に制限されており、この量をプロポリス粉末に
添加しても、流動性改善の十分な効果は得られない。
加熱して得られる水抽出プロポリスが、顕著な免疫賦活
活性を持つこと等から注目を集めている。水抽出プロポ
リス製品は、通常、液体製品の形態で販売されており、
試験的に粉末化された例はあるが、その物理的性質に関
してはほとんど知られていない。従って、プロポリスの
水抽出物の粉末に流動化剤としての特性があるかどうか
についても知られていない。
物の含有量の高い健康食品、医薬品用プロポリス粉末が
所望されているが、前述したように、プロポリス抽出物
の含有量が高くなる程、樹脂状物質の影響力が大きくな
り、プロポリス粉末の粘着性、固化性の問題が生ずる。
プロポリス粉末を製品化するには、まずその流動性の悪
さを改善し、加工特性を向上させる必要がある。しか
し、流動化剤を既存の食品添加物の中に捜し求めても、
十分な効果を発揮できる物を見い出すことはできない。
また、プロポリス粉末が健康食品、医薬品素材であるこ
とを考慮すると、プロポリス粉末と流動化剤が、あまり
に異質であっては適性でない。
れたものであって、その目的は、粘着性及び固化性を低
減して流動性を向上させた加工特性の良いプロポリス粉
末及びその製造方法を提供することにある。
及びカプセル充填に適し、健康食品や医薬品として期待
される摂取量に足るだけの有効成分を含有するプロポリ
ス粉末及びその製造方法を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明のプロポリス粉末では、プ
ロポリスのエタノール抽出物を含有する粉末とプロポリ
スの水抽出物の粉末を混合してなることを特徴とする。
は、プロポリスのエタノール抽出物を含有する粉末の粒
子間隙にプロポリスの水抽出物の粉末が介在することを
特徴とする。
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
プロポリスの水抽出物の粉末が凍結乾燥粉末であること
を特徴とする。
製造方法では、プロポリスのエタノール抽出液を賦形剤
に含浸させた後、これを乾燥して得られるプロポリスの
エタノール抽出物含有粉末とプロポリスの水抽出物粉末
を混合し、この混合粉末を混捏することを特徴とする。
て詳細に説明する。プロポリス粉末は、プロポリスのエ
タノール抽出物を含有する粉末とプロポリスの水抽出物
の粉末を混合したものである。すなわち、プロポリスの
水抽出物の粉末を流動化剤とするものである。この流動
化剤として用いられるプロポリスの水抽出物の粉末は、
河合らによる水溶性プロポリス粉末及びその製造方法
(特開平8−214797号公報)が知られており、こ
の方法に則って製造されるのが好ましい。
の粉末は、(1)プロポリス原体を水に浸漬し、プロポ
リス中の水溶性成分を取得し、それを粉末化することに
よるか、又は、(2)あらかじめプロポリス原体をエタ
ノール又は含水エタノールに浸漬して洗浄した後に、水
に浸漬して水抽出を行い、それを粉末化することによる
か、何れかの方法により得られる。このように、二通り
の抽出方法により得られるプロポリスの水抽出物の粉末
は、各々その中に含まれる構成成分は異なるから、その
結果、異なる作用効果を発現すると推定される。従っ
て、本発明の実施においては、上記(1)及び(2)の
抽出方法で得られる何れの粉末をも使用する。
法であるが、常圧での加熱による直接濃縮法、減圧濃縮
法、スプレードライ法又は凍結乾燥法等が知られてお
り、何れの方法も用いることができる。
他の方法によるものに比べて、充填状態の空隙が大き
な、すなわち見かけの比重が小さい粉末になる。見かけ
の比重とは、粉末の粒子の隙間も含めて全体の単位体積
当たりの見かけの重量のことをいう。その値は、充填状
態によって著しく影響されるので一義的に定まるもので
はないが、振動や加圧をしない通常の測定条件下で、こ
の凍結乾燥粉末の場合、0. 01〜0. 3g/cm3 の範
囲に調整される。このような小さい見かけの比重を有す
るプロポリスの水抽出物の粉末が、プロポリスのエタノ
ール抽出物を含有する粉末の粒子間隙に介在すると、そ
の粒子同士の粘着を低減させる作用がより効果的に発現
される。従って、プロポリスの水抽出物の粉末の乾燥方
法としては、凍結乾燥法によるものが最も好ましく、次
にスプレードライ法によるものが好ましい。
ストリンや乳糖等の賦形剤を必要に応じ添加してもよい
が、プロポリスの水抽出成分を100%含有する粉末を
得るために、賦形剤は添加しない方が良い。
水抽出物の粉末は、粘着性が極めて低くなって又吸湿性
もほとんどない。一方、プロポリスのエタノール抽出物
を含有する粉末の製造法は、平下らによるプロポリス抽
出物の粉末及びその製造方法(特開平8−70797号
公報)に基づいて実施することができる。
を高濃度に含有するプロポリス粉末の場合は、賦形剤と
して薄片状の澱粉加水分解物(例えば、松谷化学工業
(株)製の商品名パインフロー)を添加して乾燥したも
のを使用することができる。具体的には、賦形剤に所定
量のプロポリス原体のエタノール抽出液を低速で攪拌し
ながら少しずつ添加し、得られる混合物を乾燥した後、
粉砕して粉末化し、粒度を整えるために80メッシュの
篩で篩分けして製品化される。
のほかに乳糖を使用することができる。プロポリスのエ
タノール抽出物の固形分濃度に応じて、これらの賦形剤
を適宜組み合わせるか又は単独で使用することができ
る。例えば、プロポリスのエタノール抽出物の50重量
%含有粉末(以下、PEEP50と呼称する)には、賦
形剤として薄片状の澱粉加水分解物が使用され、10重
量%含有粉末(以下、PEEP10と呼称する)には、
賦形剤として乳糖がそれぞれ使用される。これら賦形剤
の使用基準は、プロポリスのエタノール抽出物の固形分
濃度が20重量%までのプロポリス粉末には乳糖を単独
で使用することができ、それ以上の濃度で50重量%ま
では澱粉加水分解物を使用するのが好ましい。また、粉
末化後に打錠等を行って製品化するために、精密な使い
分けが必要とされる場合がある。このようなときは、薄
片状の澱粉加水分解物の見かけの比重が乳糖の見かけの
比重よりも小さいので、これら賦形剤の混合により見か
け比重を調整することにより、プロポリスのエタノール
抽出物の吸着能を調整して粉末化させる。
プロポリス原塊の種類にもよるが、通常はエタノール含
有量が60重量%〜100重量%の濃度範囲であれば、
これを抽出溶媒として使用することができる。エタノー
ル溶液中の含水量が40重量%を越えると、エタノール
により本来抽出されるべき成分が抽出されてこないの
で、エタノール含有量を60重量%以上の濃度とする。
の粉末とエタノール抽出物を含有する粉末は、流動化剤
としてのプロポリスの水抽出物の粉末の作用が有効に発
揮されるように混合される。すなわち、プロポリスの水
抽出物の粉末は、粘着性の強いエタノール抽出物を含有
する粉末の粒子表面を被覆し、さらに粒子間隙を埋める
ことにより、粒子同士の固着を防止し、摩擦抵抗を減少
させてプロポリス粉末の流動性を向上させることができ
る。従って、プロポリスのエタノール抽出物を含有する
粉末の粒子間隙に水抽出物の粉末が、効果的に介在でき
るように混合されるのが好ましい。
抽出物を含有する粉末の混在比率は、以下のように設定
される。すなわち、プロポリスのエタノール抽出物を含
有する粉末中のエタノール抽出物が高濃度の場合(例え
ばPEEP50)は、水抽出物の粉末が5重量%以上混
在されるのが好ましい。プロポリスのエタノール抽出物
を含有する粉末中のエタノール抽出物が低濃度の場合
(例えばPEEP10)は、プロポリスの水抽出物の粉
末が1重量%以上混在されるのが好ましい。
抽出と水抽出の抽出比は、重量固形分比でおよそ4:1
になる。従って、賦形剤を含まないと仮定する系でのプ
ロポリスのエタノール抽出物の粉末と水抽出物の粉末の
混在比率(重量比)が4:1で製造される製品が、作業
効率の上で好ましい。
でのプロポリスのエタノール抽出物の粉末と、水抽出物
の粉末の混在比率が、4:1に設定されると好ましい結
果が得られる。従って、この混在比率の数値が2種の粉
末の混合比を設定するときの判断の基準になる。すなわ
ち、プロポリスの水抽出物の粉末が、2種の粉末の合計
量に対して事実上、20重量%混在するとき最も好まし
い結果が得られる。また、流動性改善の作用効果を発揮
するには、プロポリスの水抽出物の粉末が、2種の粉末
の合計量に対して事実上、2. 0重量%以上混合させ
る。
量は、特に上限を限定されないので、商品設計の目的や
予算に合わせて適宜、設定することができる。しかし、
商品化するプロポリス粉末がエタノール抽出物の有効成
分(例えばケルセチン等のフラボノイド類)を指標にし
て摂取する必要があるならば、プロポリスの水抽出物の
粉末は、30重量%までが好ましい。なお、この添加量
は、当然、粉末中のエタノール抽出物の固形分濃度によ
って変わってくるので、例えばPEEP10のようなエ
タノール抽出分の低濃度の粉末と混合する場合には、1
0重量%までが好ましい。
動性の向上という本来の目的に加えて、プロポリス原体
からの水抽出部とエタノール抽出部の両成分を、有効成
分を含めて完全に利用できる点で、商品設計上において
も優れている。また、従来のようにプロポリスのエタノ
ール抽出物と全く異質な流動化剤を使用していないの
で、プロポリス由来の有効成分を効果的に摂取すること
ができる。
有する粉末と水抽出物の粉末は、乳鉢等のかたい容器の
中で軽く混合させた後、さらに乳棒による混捏のよう
に、2種の粒子間に圧力をかけて混合されるのが好まし
い。プロポリスのエタノール抽出物を含有する粉末は、
粘着性が強いので、水抽出物の粉末を有効に介在させる
には、このように圧力をかけながら混捏(すなわち混
練)する方法が効果的である。
の順番の先後は特に問われず、何れが先であっても作用
効果及び作業上に支障はない。以上のような実施形態に
よれば、次のような効果が発揮される。 ・ 実施形態のプロポリス粉末においては、プロポリス
のエタノール抽出物を含有する粉末とプロポリスの水抽
出物の粉末を混合することにより、プロポリスのエタノ
ール抽出物の粘着性、及び固化性を低減して流動性を向
上させ、加工特性を改善させることができる。 ・ 実施形態のプロポリス粉末においては、プロポリス
のエタノール抽出物を含有する粉末の粒子間隙にプロポ
リスの水抽出物の粉末を介在させることにより、前記エ
タノール抽出物の粒子同士の固着が効果的に防止され、
摩擦抵抗が減少して流動性を向上させることができる。 ・ 実施形態のプロポリス粉末においては、プロポリス
の水抽出物の粉末が凍結乾燥粉末であることにより、見
かけの比重が小さい乾燥粉末となるので、プロポリスの
エタノール抽出物の粒子同士の粘着を低減させる作用が
より効果的に発現される。 ・ 実施形態のプロポリス粉末においては、打錠及びカ
プセル充填に適し、健康食品や医薬品として期待される
摂取量に足るだけの有効成分を含有するプロポリス粉末
を製造することができる。さらに、前記プロポリス粉末
は、プロポリス原体からの水抽出部とエタノール抽出部
の両成分を完全に利用できるので、プロポリスの有効成
分を充分に摂取することができる。 ・ 実施形態のプロポリス粉末の製造方法においては、
プロポリスのエタノール抽出液を賦形剤に含浸させた
後、これを乾燥して得られるプロポリスのエタノール抽
出物含有粉末とプロポリスの水抽出粉末を混合し、この
混合粉末を混捏することにより、所望のプロポリス粉末
が効率良く得られる。 ・ 実施形態のプロポリス粉末において、賦形剤を含ま
ないと仮定する系でのプロポリスのエタノール抽出物の
粉末と、水抽出物の粉末の混在比率が、4:1であると
きに作用効果が充分に発揮され、作業効率上においても
好ましい。
ウダル(株)製、パルベライザー)で粉砕し、振動ふる
い(晃栄産業(株)製)で篩分けして5メッシュパスの
粉末10. 5kgを得た。この粉末10kgに50℃の
水80kgを加えミキサーで攪拌しながら、45℃で5
時間、低速で攪拌してプロポリスを水に抽出した。抽出
液は、粗濾過用布(ポリエステル生糸織物)を用いて、
残渣の水気がなくなるまで濾過し、粗濾過液77kgを
得た。
製、商品名シリカ100F)1kgを加えて攪拌した
後、No2濾紙(アドバンテック東洋(株)製)を備え
た多段式加圧濾過機により濾過し、濾過液77kgを得
た。この濾過液45kgを低温度濃縮機((株)大川原
製作所製)にて、固形分20%まで減圧濃縮した。その
後、凍結真空乾燥機(日本真空技術(株)製)により凍
結乾燥した。得られた凍結乾燥物を粉砕することによ
り、淡褐色で見かけの比重0. 1のプロポリスの水抽出
物の粉末870gを得た。 (参考例2) プロポリスのエタノール抽出残渣からの水抽出物の粉末
の製造例 ブラジル産のプロポリス原塊10kgを粉砕機で粉砕
し、無水エタノール10kgを加え、室温で1週間放置
した。エタノールをNo2濾紙(アドバンテック東洋
(株)製)を用いて濾過することにより除去し、エタノ
ール洗浄されたプロポリス原塊10. 2kgを得た。
10kgに水80kgを加えてミキサーで攪拌しなが
ら、45℃で5時間、低速で攪拌してプロポリスを水に
抽出した。抽出液は、粗濾過用布(ポリエステル生糸織
物)を用いて、残渣の水気がなくなるまで濾過し、粗濾
過液80kgを得た。
製、商品名シリカ100F)1kgを加えて攪拌した
後、No2濾紙(アドバンテック東洋(株)製)を備え
た多段式加圧濾過機により濾過し、濾過液79kgを得
た。この濾過液45kgを低温度濃縮機((株)大川原
製作所製)にて、固形分20%まで減圧濃縮した。その
後、凍結真空乾燥機(日本真空技術(株)製)により凍
結乾燥した。得られた凍結乾燥物を粉砕することによ
り、見かけの比重0. 1のプロポリスの水抽出物の粉末
440gを得た。 (参考例3) PEEP50の製造方法 澱粉加水分解物(松谷化学工業(株)製の商品名パイン
フロー)10kgをケーキミキサーへ投入し、低速で攪
拌しながら、ブラジル産のプロポリス原体のエタノール
抽出液(95重量%エタノールで抽出後、固形分濃度6
0重量%まで濃縮)16. 7kgを少しずつ添加した。
全体が均一の混合物となってから、この混合物を棚式の
熱風乾燥機にて50℃で24時間乾燥した。乾燥物は、
冷却後、衝撃式粉砕機で粉砕した。次いで、これを80
メッシュの篩で篩分けしてPEEP50(見かけの比重
0. 85)18. 4kgを得た。 (参考例4) PEEP10の製造方法 乳糖9. 0kgをケーキミキサーへ投入し、低速で攪拌
しながら、ブラジル産のプロポリス原体のエタノール抽
出液(95重量%エタノールで抽出後、固形分濃度60
重量%まで濃縮)1. 67kgを少しずつ添加した。全
体が均一の混合物となってから、この混合物を棚式の熱
風乾燥機にて50℃で24時間乾燥した。乾燥物は、冷
却後、衝撃式粉砕機で粉砕した。次いで、これを80メ
ッシュの篩で篩分けしてPEEP10(見かけの比重
0. 80)9. 3kgを得た。(実施例1〜7)参考例
3により調製したPEEP50の40gに対して、参考
例1により調製したプロポリスの水抽出物の粉末の0.
4g(実施例1)、1. 0g(実施例2)、2. 0g
(実施例3)、3. 0g(実施例4)、4. 0g(実施
例5)、5. 0g(実施例6)、6. 0g(実施例7)
それぞれを乳鉢の中に入れ十分に混捏した。 (評価試験1) 実施例1〜7の混捏した粉末及び対照例1としてPEE
P50のみで水抽出物の粉末無添加の粉末をそれぞれガ
ラス製のサンプル瓶の中に入れ、30℃で1ヶ月間保存
した。1ヶ月経過後、各サンプルの固化状態を4段階に
評価した。すなわち、その判定の基準は、各ガラス製の
サンプル瓶に衝撃を与えたときのサンプル瓶内の粉末状
態の変化についてその外観を観察し、以下のように表現
した。 ◎ … 衝撃を与えないでも、軽くサンプル瓶を振るこ
とにより粉末の粒子がすべりはじめる状態。 ○ … 軽い衝撃を与えることにより、粉末の塊が崩壊
する状態。 △ … 軽い衝撃を与えても、容易に粉末の塊は崩壊せ
ず、さらに強い衝撃を与えることにより、多少の塊は残
るが大部分が崩壊する状態。 × … 強い衝撃を与えても粉末の塊を崩壊することが
できない状態。 (結果1)評価試験1の結果を表1に示す。
出物の粉末を含有することにより、PEEP50の粘着
性及び固化性は効果的に抑制された。特に実施例3〜7
のプロポリスの水抽出物の粉末の混在比率が5. 0%以
上を含有する場合、明らかに粘着性及び固化性が低減さ
れて流動性が顕著に改善された。 (実施例8〜10)参考例3により調製したPEEP5
0の40gに対して、参考例2により調製したプロポリ
スの水抽出物の粉末の2. 0g(実施例8)、4. 0g
(実施例9)、6. 0g(実施例10)それぞれを乳鉢
の中に入れ十分に混捏した。調製したそれぞれの粉末は
ガラス製のサンプル瓶の中に入れ、30℃で1ヶ月間保
存した。 (結果2)実施例8〜10の固化状態の評価は、いずれ
も実施例3、5、7に相当する良好な結果を示した。す
なわち、実施例8〜10は、参考例2に見られるよう
に、エタノール処理後のプロポリスの水抽出物の粉末を
使用した点で、その処理をしていない実施例3、5、7
と異なるが、固化状態に両者の違いはなかった。 (実施例11〜14)参考例4により調製したPEEP
10の40gに対して、参考例1により調製したプロポ
リスの水抽出物の粉末の0. 4g(実施例11)、1.
0g(実施例12)、2. 0g(実施例13)、3. 0
g(実施例14)それぞれを乳鉢の中に入れ十分に混捏
した。調製したそれぞれの粉末はガラス製のサンプル瓶
の中に入れ、30℃で1ヶ月間保存した。
水抽出物の粉末無添加の粉末を調製して、同様に保存サ
ンプルとした。 (結果3)評価試験1を行った結果を表2に示す。
水抽出物の粉末を含有することにより、PEEP10の
粘着性及び固化性は効果的に抑制された。特に実施例1
3、14のプロポリスの水抽出物の粉末の混在比率が
5. 0%以上を含有する場合、明らかに粘着性及び固化
性が低減されて流動性が顕著に改善された。また、実施
例11、12のプロポリスの水抽出物の粉末の混在比率
が1. 0%と2. 5%の保存サンプルに関して、流動性
の程度は対照例と比較して顕著に改善された。 (実施例15〜18)参考例4により調製したPEEP
10の40gに対して、参考例2により調製したプロポ
リスの水抽出物の粉末の0. 4g(実施例15)、1.
0g(実施例16)、2. 0g(実施例17)、3. 0
g(実施例18)それぞれを乳鉢の中に入れ十分に混捏
した。調製したそれぞれの粉末はガラス製のサンプル瓶
の中に入れ、30℃で1ヶ月間保存した。 (結果4)実施例15〜18の固化状態の評価は、それ
ぞれ実施例15は実施例11、実施例16は実施例1
2、実施例17は実施例13、実施例18は実施例14
に対応する同様の結果を示した。すなわち、プロポリス
の水抽出物の粉末に関してエタノール処理を施したか直
接水抽出を行ったかで、両者間で固化状態の違いを認め
なかった。従って、前記したPEEP50のときも同様
の結果であったことから、プロポリスの水抽出物の粉末
は、エタノール処理を施したものでも直接水抽出を行っ
たものでも、どちらを用いても同様の結果を期待するこ
とができる。
的思想について以下に記載する。 ・ プロポリスの水抽出物の粉末を、1. 0〜30重量
%含有する請求項1〜3の何れかに記載のプロポリス粉
末。
実施例1に見られる通り、プロポリスのエタノール抽出
物が高濃度であるPEEP50のような場合において
も、有効に流動性改善の効果が発揮できる。また、商品
化するプロポリス粉末が、エタノール抽出物の有効成分
(例えばケルセチン等のフラボノイド類)を指標にして
摂取する必要があるならば、30重量%までに調整され
るのが好ましい。 ・ プロポリスの水抽出物の粉末を、5. 0〜30重量
%含有する請求項1〜3の何れかに記載のプロポリス粉
末。
性改善の効果を最大限に発揮できるとともに、作業効率
上においても好ましい。 ・ プロポリスのエタノール抽出物含有粉末の中の賦形
剤が、澱粉加水分解物又は乳糖である請求項4に記載の
プロポリス粉末の製造方法。
ル抽出物を高濃度に含有するプロポリス粉末を得ること
ができる。
次のような効果を奏する。請求項1に記載のプロポリス
粉末によれば、プロポリスの水抽出物の粉末を流動化剤
として混合することにより、プロポリスエキスのエタノ
ール抽出物を含有する粉末の粘着性及び固化性が低減さ
れ、流動性が向上するので、加工特性の良いプロポリス
粉末が得られる。従って、プロポリス粉末は打錠及びカ
プセル充填に適するとともに、健康食品や医薬品として
期待される摂取量に足るだけの有効成分を含有する。
ば、プロポリスの水抽出物の粉末が効果的に前記エタノ
ール抽出物の粉末の粒子間隙に介在することにより、摩
擦抵抗が有効に減少されたプロポリス粉末を提供するこ
とができる。
ば、プロポリスの水抽出物の粉末が凍結乾燥粉末である
ことにより、見かけの比重が小さくなり、粒子同士の粘
着が効果的に低減されるので、加工特性の良いプロポリ
ス粉末を提供することができる。
法によれば、2種の混合粉末を混捏することにより、所
望の加工特性の良いプロポリス粉末を効率よく製造する
ことができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 プロポリスのエタノール抽出物を含有す
る粉末とプロポリスの水抽出物の粉末を混合してなるプ
ロポリス粉末。 - 【請求項2】 プロポリスのエタノール抽出物を含有す
る粉末の粒子間隙にプロポリスの水抽出物の粉末を介在
してなるプロポリス粉末。 - 【請求項3】 プロポリスの水抽出物の粉末が凍結乾燥
粉末である請求項1又は請求項2に記載のプロポリス粉
末。 - 【請求項4】 プロポリスのエタノール抽出液を賦形剤
に含浸させた後、これを乾燥して得られるプロポリスの
エタノール抽出物含有粉末とプロポリスの水抽出物粉末
を混合し、この混合粉末を混捏するプロポリス粉末の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9171957A JPH119201A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | プロポリス粉末及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9171957A JPH119201A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | プロポリス粉末及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH119201A true JPH119201A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15932914
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9171957A Pending JPH119201A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | プロポリス粉末及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH119201A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002065206A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-05 | Toyo Shinyaku:Kk | 免疫賦活食品 |
| KR100511739B1 (ko) * | 2002-01-22 | 2005-08-31 | 이지우 | 과립형 프로폴리스 제조방법 |
| KR100899455B1 (ko) | 2008-03-24 | 2009-05-26 | 이혜진 | 전란분말을 주성분으로 하는 연약자용 영양분말식품조성물및 그 제조방법 |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9171957A patent/JPH119201A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002065206A (ja) * | 2000-09-01 | 2002-03-05 | Toyo Shinyaku:Kk | 免疫賦活食品 |
| KR100511739B1 (ko) * | 2002-01-22 | 2005-08-31 | 이지우 | 과립형 프로폴리스 제조방법 |
| KR100899455B1 (ko) | 2008-03-24 | 2009-05-26 | 이혜진 | 전란분말을 주성분으로 하는 연약자용 영양분말식품조성물및 그 제조방법 |
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