JPH1192479A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH1192479A
JPH1192479A JP9252009A JP25200997A JPH1192479A JP H1192479 A JPH1192479 A JP H1192479A JP 9252009 A JP9252009 A JP 9252009A JP 25200997 A JP25200997 A JP 25200997A JP H1192479 A JPH1192479 A JP H1192479A
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JP
Japan
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group
azapyrromethene
recording medium
optical recording
metal chelate
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Withdrawn
Application number
JP9252009A
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English (en)
Inventor
Tsutayoshi Misawa
伝美 三沢
Kenichi Sugimoto
賢一 杉本
Taizo Nishimoto
泰三 西本
Takashi Tsukahara
宇 塚原
Hirosuke Takuma
啓輔 詫摩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto Chemicals Inc
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Yamamoto Chemicals Inc
Mitsui Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Yamamoto Chemicals Inc, Mitsui Chemicals Inc filed Critical Yamamoto Chemicals Inc
Priority to JP9252009A priority Critical patent/JPH1192479A/ja
Publication of JPH1192479A publication Critical patent/JPH1192479A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B55/00Azomethine dyes
    • C09B55/002Monoazomethine dyes
    • C09B55/003Monoazomethine dyes with the -C=N- group attached to an heteroring
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/242Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
    • G11B7/244Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
    • G11B7/249Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing organometallic compounds
    • G11B7/2492Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing organometallic compounds neutral compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長520〜690nmのレーザーで良好な
高密度記録及び再生が可能な追記型光記録媒体及びこれ
に使用されるピロメテン金属キレート化合物を提供す
る。 【解決手段】 下記一般式(1)で示されるアザピロメ
テン系化合物と金属イオンとのアザピロメテン金属キレ
ート化合物を記録層に含有してなる光記録媒体。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アザピロメテン金
属キレート化合物、及びこれを用いた、従来に比較して
高密度に記録及び再生可能な光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、追記型光記録媒体としてCD−R
(CD−Recordable)の開発が活発化してき
ている。これは、従来のCDとは異なりユーザーが情報
を記録することが可能で且つ記録後の信号は従来のCD
の規格を満足するため、市販のCDプレーヤーで再生可
能であるという特徴を持つ。このような光記録媒体を実
現する方法の1つとして、特開平2−42652号公報
において、基板上に色素をスピンコーティングして光吸
収層を設け、その背後に金属反射層を設けることが提案
されている。また、後の特開平2−132656号公報
に開示されているように、光吸収層の複素屈折率、膜厚
を適当に選ぶことにより、記録後の信号がCD規格を満
足するようになり、CD−Rとして商品化されている。
【0003】更に、次世代光記録媒体として、高密度記
録のためレーザー光の発振波長の短波長化が注目され、
780nm、830nmのレーザー光よりも短波長であ
る630nm、680nm近傍のレーザー光で記録再生
可能な光記録媒体が求められている。かかる状況におい
て提案されている光記録媒体としては、光磁気記録媒
体、相変化記録媒体、カルコゲン酸化物光記録媒体、有
機色素系光記録媒体等がある。これらの中で、安価でプ
ロセス上容易であるという点で、有機色素系光記録媒体
は優位性を有するものと考えられる。
【0004】有機色素系光記録媒体の短波長用途につい
ては、特開平4−74690号公報、特開平5−388
78号公報、特開平6−40161号公報、特開平6−
40162号公報、特開平6−199045号公報等に
シアニン色素等を用いた各種提案がなされているが、耐
光性等は全く不十分である。また、特に短波長用途に固
有の問題、例えば、絞られたレーザー光で小さいピット
を開けるべきところが、周りへの影響が大きく分布の大
きいピットになり、ジッターが大きくなったり、半径方
向へのクロストークが悪化する、あるいはピットが極端
に小さくなって十分な変調度がとれない、などについて
は何ら解決されていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、アザ
ピロメテン金属キレート化合物、及びこれを含有する、
波長520〜690nmの短波長レーザーでの記録及び
再生が可能な高密度記録に適した光記録媒体を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は、 基板上に少なくとも記録層及び反射層を有する光記
録媒体において、記録層中に、下記一般式(1)で示さ
れるアザピロメテン系化合物と金属イオンとから得られ
るアザピロメテン金属キレート化合物を含有する光記録
媒体、
【0007】
【化6】 〔式中、R1〜R6は各々独立に水素原子、ハロゲン原
子、炭素数20以下の置換または未置換のアルキル基、
アルコキシ基、アルケニル基、アシル基、アルコキシカ
ルボニル基、アラルキル基、アリール基又はヘテロアリ
ール基を表し、R1とR2、R2とR3、R4とR5またはR
5とR6はそれぞれ互いに結合してピロール環に縮合する
芳香環を形成してもよい。〕
【0008】 アザピロメテン金属キレート化合物
が、下記一般式(2)で示される化合物であるに記載
の光記録媒体、
【0009】
【化7】 〔式中、R1〜R6は前記と同じ意味を表し、Mは遷移元
素を表す。〕
【0010】 アザピロメテン金属キレート化合物
が、下記一般式(3)で示される化合物であるに記載
の光記録媒体、
【0011】
【化8】 〔式中、R1〜R6は前記と同じ意味を表す。〕
【0012】 波長520〜690nmの範囲から選
択されるレーザー光に対して、記録及び再生が可能であ
る〜のいずれかに記載の光記録媒体、 レーザー波長において、記録層の屈折率が1.8以
上、且つ、消衰係数が0.04〜0.40である〜
のいずれかに記載の光記録媒体、 波長520〜690nmの範囲から選択されるレー
ザー光に対して、基板側から測定した反射率が20%以
上である〜のいずれかに記載の光記録媒体、 下記一般式(4)で示されるアザピロメテン金属キ
レート化合物、
【0013】
【化9】 〔式中、R7〜R14は各々独立に水素原子、ハロゲン原
子、炭素数20以下の置換または未置換のアルキル基、
アルコキシ基、アルケニル基、アシル基、アルコキシカ
ルボニル基、アラルキル基、アリール基又はヘテロアリ
ール基を表し、Mは遷移元素を表す。〕
【0014】 下記一般式(5)で示されるアザピロ
メテン金属キレート化合物、
【0015】
【化10】 〔式中、R7〜R14は前記と同じ意味を表す。〕に関す
るものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(1)で示される
アザピロメテン系化合物と金属イオンとのアザピロメテ
ン金属キレート化合物において、R1〜R14の具体例と
しては、水素原子;フッ素、塩素、臭素、ヨウ素のハロ
ゲン原子;
【0017】メチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-
プロピル基、n-ブチル基、iso-ブチル基、sec-ブチル
基、t-ブチル基、n-ペンチル基、iso-ペンチル基、2-メ
チルブチル基、1-メチルブチル基、neo-ペンチル基、1,
2-ジメチルプロピル基、1,1-ジメチルプロピル基、cycl
o-ペンチル基、n-ヘキシル基、4-メチルペンチル基、3-
メチルペンチル基、2-メチルペンチル基、1-メチルペン
チル基、3,3-ジメチルブチル基、2,3-ジメチルブチル
基、1,3-ジメチルブチル基、2,2-ジメチルブチル基、1,
2-ジメチルブチル基、1,1-ジメチルブチル基、3-エチル
ブチル基、2-エチルブチル基、1-エチルブチル基、1,2,
2-トリメチルブチル基、1,1,2-トリメチルブチル基、1-
エチル-2-メチルプロピル基、cyclo-ヘキシル基、n-ヘ
プチル基、2-メチルヘキシル基、3-メチルヘキシル基、
4-メチルヘキシル基、5-メチルヘキシル基、2,4-ジメチ
ルペンチル基、n-オクチル基、2-エチルヘキシル基、2,
5-ジメチルヘキシル基、2,5,5-トリメチルペンチル基、
2,4-ジメチルヘキシル基、2,2,4-トリメチルペンチル
基、n-オクチル基、3,5,5-トリメチルヘキシル基、n-ノ
ニル基、n-デシル基、4-エチルオクチル基、4-エチル-
4,5-ジメチルヘキシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル
基、1,3,5,7-テトラエチルオクチル基、4-ブチルオクチ
ル基、6,6-ジエチルオクチル基、n-トリデシル基、6-メ
チル-4-ブチルオクチル基、n-テトラデシル基、n-ペン
タデシル基、3,5-ジメチルヘプチル基、2,6-ジメチルヘ
プチル基、2,4-ジメチルヘプチル基、2,2,5,5-テトラメ
チルヘキシル基、1-cyclo-ペンチル-2,2-ジメチルプロ
ピル基、1-cyclo-ヘキシル-2,2-ジメチルプロピル基、
クロロメチル基、ジクロロメチル基、フルオロメチル
基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、
ノナフルオロブチル基等の炭素数20以下の置換または
未置換のアルキル基;
【0018】メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ
基、iso-プロポキシ基、n-ブトキシ基、iso-ブトキシ
基、sec-ブトキシ基、t-ブトキシ基、n-ペントキシ基、
iso-ペントキシ基、neo-ペントキシ基、n-ヘキシルオキ
シ基、n−ドデシルオキシ基、メトキシエトキシ基、エ
トキシエトキシ基、3-メトキシプロピルオキシ基、3-(i
so-プロピルオキシ)プロピルオキシ基等の炭素数20
以下の置換または未置換のアルコキシ基;
【0019】ビニル基、プロペニル基、1-ブテニル基、
iso-ブテニル基、1-ペンテニル基、2-ペンテニル基、2-
メチル-1-ブテニル基、3-メチル-1-ブテニル基、2-メチ
ル-2-ブテニル基、2,2-ジシアノビニル基、2-シアノ-2-
メチルカルボキシルビニル基、2-シアノ-2-メチルスル
ホンビニル基等の炭素数20以下の置換または未置換の
アルケニル基;
【0020】ホルミル基、アセチル基、エチルカルボニ
ル基、n-プロピルカルボニル基、iso-プロピルカルボニ
ル基、n-ブチルカルボニル基、n-ペンチルカルボニル
基、iso-ペンチルカルボニル基、neo-ペンチルカルボニ
ル基、2-メチルブチルカルボニル基、ニトロベンジルカ
ルボニル基等の炭素数20以下の置換または未置換のア
シル基;
【0021】メトキシカルボニル基、エトキシカルボニ
ル基、イソプロピルオキシカルボニル基、2,4-ジメチル
ブチルオキシカルボニル基等の炭素数20以下の置換ま
たは未置換のアルコキシカルボニル基;
【0022】ベンジル基、ニトロベンジル基、シアノベ
ンジル基、ヒドロキシベンジル基、メチルベンジル基、
ジメチルベンジル基、トリメチルベンジル基、ジクロロ
ベンジル基、メトキシベンジル基、エトキシベンジル
基、トリフルオロメチルベンジル基、ナフチルメチル
基、ニトロナフチルメチル基、シアノナフチルメチル
基、ヒドロキシナフチルメチル基、メチルナフチルメチ
ル基、トリフルオロメチルナフチルメチル基等の炭素数
20以下の置換または未置換のアラルキル基;
【0023】フェニル基、ニトロフェニル基、シアノフ
ェニル基、ヒドロキシフェニル基、メチルフェニル基、
ジメチルフェニル基、トリメチルフェニル基、ジクロロ
フェニル基、メトキシフェニル基、エトキシフェニル
基、トリフルオロメチルフェニル基、N,N-ジメチルアミ
ノフェニル基、ナフチル基、ニトロナフチル基、シアノ
ナフチル基、ヒドロキシナフチル基、メチルナフチル
基、トリフルオロメチルナフチル基等の炭素数20以下
の置換または未置換のアリール基;
【0024】ピロリル基、チエニル基、フラニル基、オ
キサゾイル基、イソオキサゾイル基、オキサジアゾイル
基、イミダゾイル基、ベンゾオキサゾイル基、ベンゾチ
アゾイル基、ベンゾイミダゾイル基、ベンゾフラニル
基、インドイル基等の炭素数20以下の置換または未置
換のヘテロアリール基等を挙げることができる。
【0025】一般式(1)で示されるアザピロメテン系
化合物と一緒にキレート化合物を形成する金属として
は、一般にアザピロメテン系化合物とキレート化合物を
形成する能力を有する金属であれば特に制限されない
が、8、9、10族(VIII族)、11族(Ib族)、1
2族(IIb族)、3族(IIIa族)、4族(IVa族)、
5族(Va族)、6族(VIa族)、7族(VIIa族)の
金属が挙げられ、好ましくは、ニッケル、コバルト、
鉄、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、銅、オスミウ
ム、イリジウム、白金、亜鉛等の遷移元素が挙げられ
る。
【0026】本発明の一般式(1)で示されるアザピロ
メテン系化合物及びそのアザピロメテン金属キレート化
合物は、限定されないが、例えば、J.Chem.So
c,,590−599(1943)、Heteroat
om Chemistry,Vol.4,6,603−
608(1993)等に記載の方法に準じて製造され
る。代表的には、以下のような2段階反応にて製造する
ことができる。
【0027】まず、第1段階では一般式(6)で示され
る化合物と一般式(7)で示される化合物、または一般
式(8)で示される化合物と一般式(9)で示される化
合物とを、酢酸中で反応して、一般式(1)で示される
アザピロメテン系化合物を得る。次いで第2段階では一
般式(1)で示されるアザピロメテン系化合物と三フッ
化ホウ素類やニッケル、コバルト、鉄、ルテニウム、ロ
ジウム、パラジウム、銅、オスミウム、イリジウム、白
金、亜鉛等金属の酢酸塩やハロゲン化物とを反応させ
て、対応する金属が配位したアザピロメテン金属キレー
ト化合物を得る。
【0028】
【化11】
【0029】
【化12】
【0030】
【化13】
【0031】
【化14】 〔式(6)〜式(9)において、R1〜R6は前記と同じ
意味を表す。〕
【0032】表−1に、本発明の一般式(1)で示され
るアザピロメテン化合物の金属キレートの具体例を、そ
れぞれ一般式(2)〜(5)における各置換基を例示し
て示す。尚、表中の化合物番号は式番号と連続番号の組
み合わせであり、例えば、2−1は、式(2)の化合物
の第1の例を示している。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】本発明の具体的構成について以下に説明す
る。光記録媒体とは予め情報を記録されている再生専用
の光再生専用媒体及び情報を記録して再生することので
きる光記録媒体の両方を示すものである。但し、ここで
は適例として後者の情報を記録して再生のできる光記録
媒体、特に基板上に記録層、反射層を有する光記録媒体
に関して説明する。この光記録媒体は図1に示すような
基板、記録層、反射層及び保護層が順次積層されている
4層構造を有しているか、図2に示すような貼り合わせ
構造を有している。即ち、基板1’上に記録層2’が形
成されており、その上に密着して反射層3’が設けられ
ており、さらにその上に接着層4’を介して基板5’が
貼り合わされている。ただし、記録層2’の下または上
に別の層があってもよく、反射層の上に別の層があって
もかまわない。
【0038】基板の材質としては、基本的には記録光及
び再生光の波長で透明であればよい。例えば、ポリカー
ボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリメタクリル酸メチ
ル等のアクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂
等の高分子材料やガラス等の無機材料が利用される。こ
れらの基板材料は射出成形法等により円盤状に基板に成
形される。必要に応じて、基板表面に案内溝やピットを
形成することもある。このような案内溝やピットは、基
板の成形時に付与することが好ましいが、基板の上に紫
外線硬化樹脂層を用いて付与することもできる。通常C
Dとして用いる場合は、厚さ1.2mm程度、直径80
ないし120mm程度の円盤状であり、中央に直径15
mm程度の穴が開いている。
【0039】本発明においては、基板上に記録層を設け
るが、本発明の記録層は、λmaxが450〜630nm
付近に存在する一般式(1)で示されるアザピロメテン
系化合物と金属イオンとのアザピロメテン金属キレート
化合物を含有する。中でも、520nm〜690nmか
ら選択される記録及び再生レーザー波長に対して適度な
光学定数を有する必要がある。
【0040】光学定数は複素屈折率(n+ki)で表現
される。式中のn,kは、実数部nと虚数部kに相当す
る係数である。ここで、nを屈折率、kを消衰係数とす
る。
【0041】一般に有機色素は、波長λに対し、屈折率
nと消衰係数kが大きく変化する特徴がある。この特徴
を考慮して、目的とするレーザー波長において好ましい
光学定数を有する有機色素を選択し記録層を成膜するこ
とで、高い反射率を有し、且つ、感度の良い媒体とする
ことができる。
【0042】本発明によれば、記録層に必要な光学定数
は、前記レーザー光の波長において、nが1.8以上、
且つ、kが0.04〜0.40であり、好ましくは、n
が2.0以上で、且つ、kが0.04〜0.20であ
る。nが1.8より小さい値になると正確な信号読み取
りに必要な反射率と信号変調度は得られず、kが0.4
0を越えても反射率が低下して良好な再生信号が得られ
ないだけでなく、再生光により信号が変化しやすくなり
実用に適さない。この特徴を考慮して、目的とするレー
ザー波長において好ましい光学定数を有する有機色素を
選択し記録層を成膜することで、高い反射率を有し、且
つ、感度の良い媒体とすることができる。
【0043】本発明の一般式(1)で表されるアザピロ
メテン金属キレート化合物は、通常の有機色素に比べ、
吸光係数が高く、また置換基の選択により吸収波長域を
任意に選択できるため、前記レーザー光の波長において
記録層に必要な光学定数(nが1.8以上、且つ、kが
0.04〜0.40であり、好ましくは、nが2.0以
上で、且つ、kが0.04〜0.20)を満足する極め
て有用な化合物である。
【0044】本発明の光記録媒体を520〜690nm
から選択されるレーザー光で再生する場合、基本的に
は、反射率が20%以上であれば一応可能ではあるが、
30%以上の反射率が好ましい。
【0045】また、記録特性などの改善のために、波長
450〜630nmに吸収極大を有し、520〜690
nmでの屈折率が大きい前記以外の色素と混合してもよ
い。具体的には、シアニン色素、スクアリリウム系色
素、ナフトキノン系色素、アントラキノン系色素、ポル
フィリン系色素、テトラピラポルフィラジン系色素、イ
ンドフェノール系色素、ピリリウム系色素、チオピリリ
ウム系色素、アズレニウム系色素、トリフェニルメタン
系色素、キサンテン系色素、インダスレン系色素、イン
ジゴ系色素、チオインジゴ系色素、メロシアニン系色
素、チアジン系色素、アクリジン系色素、オキサジン系
色素等があり、複数の色素の混合であってもよい。これ
らの色素の混合割合は、0.1〜30%程度である。
【0046】更に、一般式(1)で表されるアザピロメ
テン金属キレート化合物の520nm〜690nmから
選択される記録及び再生レーザー波長に対してのkが小
さい場合には、記録特性などの改善のために、波長60
0〜900nmに吸収極大を有する光吸収化合物と混合
してもよい。具体的には、シアニン色素、スクアリリウ
ム系色素、ナフトキノン系色素、アントラキノン系色
素、ポルフィリン系色素、テトラピラポルフィラジン系
色素、インドフェノール系色素、ピリリウム系色素、チ
オピリリウム系色素、アズレニウム系色素、トリフェニ
ルメタン系色素、キサンテン系色素、インダスレン系色
素、インジゴ系色素、チオインジゴ系色素、メロシアニ
ン系色素、チアジン系色素、アクリジン系色素、オキサ
ジン系色素、フタロシアニン系色素、ナフタロシアニン
系色素等があり、複数の色素の混合であってもよい。こ
れらの色素の混合割合は、0.1〜30%程度である。
【0047】記録層を成膜する際に、必要に応じて前記
の色素に、クエンチャー、色素分解促進剤、紫外線吸収
剤、接着剤等を混合するか、あるいは、そのような効果
を有する化合物を前記色素の置換基として導入すること
も可能である。
【0048】クエンチャーの具体例としては、アセチル
アセトナート系、ビスジチオ−α−ジケトン系やビスフ
ェニルジチオール系等のビスジチオール系、チオカテコ
ール系、サリチルアルデヒドオキシム系、チオビスフェ
ノレート系等の金属錯体が好ましい。また、アミン系も
好適である。
【0049】熱分解促進剤としては、例えば、金属系ア
ンチノッキング剤、メタロセン化合物、アセチルアセト
ナート系金属錯体等の金属化合物が挙げられる。
【0050】さらに、必要に応じて、バインダー、レベ
リング剤、消泡剤等を併用することもできる。好ましい
バインダーとしては、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ニトロセルロース、酢酸セルロース、ケ
トン樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ウレタン
樹脂、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート、ポリ
オレフィン等が挙げられる。
【0051】記録層を基板の上に成膜する際に、基板の
耐溶剤性や反射率、記録感度等を向上させるために、基
板の上に無機物やポリマーからなる層を設けても良い。
【0052】ここで、記録層における一般式(1)で表
されるアザピロメテン金属キレート化合物の含有量は、
30%以上、好ましくは60%以上である。尚、実質的
に100%であることも好ましい。
【0053】記録層を設ける方法は、例えば、スピンコ
ート法、スプレー法、キャスト法、浸漬法等の塗布法、
スパッタ法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる
が、スピンコート法が簡便で好ましい。
【0054】スピンコート法等の塗布法を用いる場合に
は、一般式(1)で表されるアザピロメテン金属キレー
ト化合物を1〜40重量%、好ましくは3〜30重量%
となるように溶媒に溶解あるいは分散させた塗布液を用
いるが、この際、溶媒は基板にダメージを与えないもの
を選ぶことが好ましい。例えば、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、オクタフルオロペンタノ
ール、アリルアルコール、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブ、テトラフルオロプロパノール等のアルコール
系溶媒、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、シク
ロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキ
サン、ジメチルシクロヘキサン等の脂肪族又は脂環式炭
化水素系溶媒、トルエン、キシレン、ベンゼン等の芳香
族炭化水素系溶媒、四塩化炭素、クロロホルム、テトラ
クロロエタン、ジブロモエタン等のハロゲン化炭化水素
系溶媒、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、ジオキサン等のエーテル系溶媒、ア
セトン、3-ヒドロキシ-3-メチル-2-ブタノン等のケトン
系溶媒、酢酸エチル、乳酸メチル等のエステル系溶媒、
水などが挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、
或いは、複数混合して用いてもよい。
【0055】なお、必要に応じて、記録層の色素を高分
子薄膜などに分散して用いたりすることもできる。
【0056】また、基板にダメージを与えない溶媒を選
択できない場合は、スパッタ法、化学蒸着法や真空蒸着
法などが有効である。
【0057】色素層の膜厚は、特に限定するものではな
いが、好ましくは50〜300nmである。色素層の膜
厚を50nmより薄くすると、熱拡散が大きいため記録
出来ないか、記録信号に歪みが発生する上、信号振幅が
小さくなる。また、膜厚が300nmより厚い場合は反
射率が低下し、再生信号特性が悪化する。
【0058】次に記録層の上に、好ましくは、厚さ50
〜300nmの反射層を形成する。反射層の材料として
は、再生光の波長で反射率の十分高いもの、例えば、A
u、Al、Ag、Cu、Ti、Cr、Ni、Pt、T
a、Cr及びPdの金属を単独あるいは合金にして用い
ることが可能である。この中でもAu、Al、Agは反
射率が高く反射層の材料として適している。これ以外で
も下記のものを含んでいてもよい。例えば、Mg、S
e、Hf、V、Nb、Ru、W、Mn、Re、Fe、C
o、Rh、Ir、Zn、Cd、Ga、In、Si、G
e、Te、Pb、Po、Sn、Biなどの金属及び半金
属を挙げることができる。また、Auを主成分としてい
るものは反射率の高い反射層が容易に得られるため好適
である。ここで主成分というのは含有率が50%以上の
ものをいう。金属以外の材料で低屈折率薄膜と高屈折率
薄膜を交互に積み重ねて多層膜を形成し、反射層として
用いることも可能である。
【0059】反射層を形成する方法としては、例えば、
スパッタ法、イオンプレーティング法、化学蒸着法、真
空蒸着法等が挙げられる。また、基板の上や反射層の下
に反射率の向上、記録特性の改善、密着性の向上等のた
めに公知の無機系または有機系の中間層、接着層を設け
ることもできる。
【0060】さらに、反射層の上の保護層の材料として
は反射層を外力から保護するものであれば特に限定しな
い。有機物質としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、
電子線硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等を挙げることがで
きる。また、無機物質としては、SiO2、Si34
MgF2、SnO2等が挙げられる。熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂などは適当な溶剤に溶解して塗布液を塗布し、
乾燥することによって形成することができる。UV硬化
性樹脂は、そのままもしくは適当な溶剤に溶解して塗布
液を調製した後にこの塗布液を塗布し、UV光を照射し
て硬化させることによって形成することができる。UV
硬化性樹脂としては、例えば、ウレタンアクリレート、
エポキシアクリレート、ポリエステルアクリレートなど
のアクリレート樹脂を用いることができる。これらの材
料は単独であるいは混合して用いてもよいし、1層だけ
でなく多層膜にして用いてもよい。
【0061】保護層の形成の方法としては、記録層と同
様にスピンコート法やキャスト法などの塗布法やスパッ
タ法や化学蒸着法等の方法が用いられるが、この中でも
スピンコート法が好ましい。
【0062】保護層の膜厚は、一般には0.1〜100
μmの範囲であるが、本発明においては、3〜30μm
であり、好ましくは5〜20μmがより好ましい。
【0063】保護層の上に更にレーベル等の印刷を行う
こともできる。
【0064】また、反射層面に保護シートまたは基板を
貼り合わせる、あるいは反射層面相互を内側とし対向さ
せ光記録媒体2枚を貼り合わせる等の手段を用いてもよ
い。
【0065】基板鏡面側に、表面保護やゴミ等の付着防
止のために紫外線硬化樹脂、無機系薄膜等を成膜しても
よい。
【0066】本発明でいう波長520〜690nmのレ
ーザーは、特に限定はないが、例えば、可視領域の広範
囲で波長選択のできる色素レーザーや波長633nmの
ヘリウムネオンレーザー、最近開発されている波長68
0、650、635nm近傍の高出力半導体レーザー、
波長532nmの高調波変換YAGレーザーなどが挙げ
られる。本発明では、これらから選択される一波長また
は複数波長において高密度記録及び再生が可能となる。
【0067】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れによりなんら限定されるものではない。
【0068】〔実施例1〕一般式(1)で表されるアザ
ピロメテン金属キレート化合物のうち、表−1に記載さ
れた化合物(2−1)0.2gをジメチルシクロヘキサ
ン10mlに溶解し、色素溶液を調製した。基板は、ポ
リカーボネート樹脂製で連続した案内溝(トラックピッ
チ:0.8μm)を有する直径120mmφ、厚さ1.
2mmの円盤状のものを用いた。
【0069】この基板上に色素溶液を回転数1500r
pmでスピンコートし、70℃3時間乾燥して、記録層
を形成した。この記録層の吸収極大は620nmであ
り、光学定数は、680nmではnが2.2、kは0.
06であり、650nmではnが2.3、kは0.07
であり、635nmではnが2.4、kは0.07であ
る。
【0070】この記録層の上にバルザース社製スパッタ
装置(CDI−900)を用いてAuをスパッタし、厚
さ100nmの反射層を形成した。スパッタガスには、
アルゴンガスを用いた。スパッタ条件は、スパッタパワ
ー2.5kW、スパッタガス圧1.0×10-2Torr
で行った。
【0071】さらに反射層の上に紫外線硬化樹脂SD−
17(大日本インキ化学工業製)をスピンコートした
後、紫外線照射して厚さ6μmの保護層を形成し、光記
録媒体を作製した。
【0072】得られた光記録媒体に、波長635nmで
レンズの開口数が0.6の半導体レーザーヘッドを搭載
したパルステック工業製光ディスク評価装置(DDU−
1000)及びKENWOOD製EFMエンコーダーを
用いて、線速度3.5m/s、レーザーパワー8mWで
最短ピット長0.44μmになるように記録した。記録
後、650nm及び635nm赤色半導体レーザーヘッ
ド(レンズの開口数は0.6)を搭載した評価装置を用
いて信号を再生し、反射率、エラーレート及び変調度を
測定した結果、いずれも良好な値を示した。
【0073】次に680nm半導体レーザーヘッドを搭
載したパルステック工業製光ディスク評価装置(DDU
−1000)及びKENWOOD製EFMエンコーダー
を用いて、線速度1.4m/s、レーザーパワー10m
Wで最短ピット長0.60μmになるように記録した。
この記録した媒体を680nm、650nm及び635
nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック
工業製光ディスク評価装置(DDU−1000)を用い
て信号を再生し、反射率、エラーレート及び変調度を測
定した。いずれも良好な値を示した。
【0074】このように、この媒体は複数のレーザー波
長で記録及び再生を良好に行うことが出来た。
【0075】なお、エラーレートはケンウッド社製CD
デコーダー(DR3552)を用いて計測し、変調度は
以下の式により求めた。
【0076】
【数1】
【0077】〔実施例2〕基板にポリカーボネート樹脂
製で連続した案内溝(トラックピッチ:0.8μm)を
有する直径120mmφ、厚さ0.6mmの円盤状のも
のを用いる以外は実施例1と同様にして塗布及び反射層
を形成した。
【0078】さらに反射層上に紫外線硬化性接着剤SD
−301(大日本インキ化学工業製)をスピンコート
し、その上にポリカーボネート樹脂製で直径120mm
φ、厚さ0.6mmの円盤状基板を乗せた後、紫外線照
射して貼り合わせした光記録媒体を作製した。
【0079】作製した媒体に、0.6mm厚に対応した
635nm半導体レーザーヘッドを搭載している以外は
実施例1と同様にパルステック工業製光ディスク評価装
置(DDU−1000)及びKENWOOD製EFMエ
ンコーダーを用いて記録した。記録後、650nm及び
635nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評価装
置を用いて信号を再生し、反射率、エラーレート及び変
調度を測定した結果、いずれも良好な値を示した。
【0080】〔実施例3〜48〕表−1に記載したアザ
ピロメテン金属キレート化合物(2−2〜2−13、3
−1〜3−13、4−1〜4−11、5−1〜5−1
1)を用いる以外は、実施例2と同様にして光記録媒体
を作製した。
【0081】作製した媒体に実施例2と同様に635n
m半導体レーザーヘッドを搭載したパルステック工業製
光ディスク評価装置(DDU−1000)及びKENW
OOD製EFMエンコーダーを用いて記録した。記録
後、650nm及び635nm赤色半導体レーザーヘッ
ドを搭載した評価装置を用いて信号を再生し、反射率、
エラーレート及び変調度を測定した結果、いずれも良好
な値を示した。
【0082】〔比較例1〕実施例2において、アザピロ
メテン金属キレート化合物(2−1)の代わりに、ペン
タメチンシアニン色素NK−2929[1,3,3,1',3',3'
-ヘキサメチル-2',2'-(4,5,4',5'-ジベンゾ)インドジカ
ルボシアニンパークロレート、日本感光色素研究所製]
を用いること以外は同様にして光記録媒体を作製した。
作製した媒体に実施例2と同様に635nm半導体レー
ザーヘッドを搭載したパルステック工業製光ディスク評
価装置(DDU−1000)及びKENWOOD製EF
Mエンコーダーを用いて、線速度3.5m/s、レーザ
ーパワー7mWで記録した。記録後、650nm及び6
35nm赤色半導体レーザーヘッドを搭載した評価装置
を用いて信号を再生した結果、反射率は低く、エラーレ
ートは大きく、変調度も小さかった。さらに、長時間再
生していると信号が劣化した。
【0083】〔比較例2〕比較例1において、NK29
29の代わりにトリメチンシアニン色素NK79[1,3,
3,1',3',3'-ヘキサメチル-2',2'-インドジカルボシアニ
ンアイオダイド、日本感光色素研究所製]を用いたこと
以外は同様にして光記録媒体を作製した。作製した媒体
に実施例2と同様に635nm半導体レーザーヘッドを
搭載したパルステック工業製光ディスク評価装置(DD
U−1000)及びKENWOOD製EFMエンコーダ
ーを用いて、線速度3.5m/s、レーザーパワー7m
Wで記録した。記録後、650nm及び635nm赤色
半導体レーザーヘッドを搭載した評価装置を用いて信号
を再生した結果、波形が歪み、エラーレートは大きく、
変調度も小さかった。さらに、長時間再生していると信
号が劣化した。
【0084】以上の実施例1〜48および比較例1〜2
において、記録層の光学定数および各媒体を635nm
で記録して、650及び635nmで再生した時の反射
率、エラーレート、変調度を表−2にまとめて示す。
【0085】
【表5】
【0086】
【表6】
【0087】
【表7】
【0088】
【表8】
【0089】
【表9】
【0090】
【表10】
【0091】
【表11】
【0092】〔実施例49〕 化合物(4−1)の合成 酢酸100mlに1-ホルミル-3-(2,4-ジイソプロピル)
フェニルイソインドール2.78g及び5-ニトロソ−2,
4-ジフェニルピロール2.86gを溶解し、30分間還
流した。室温まで冷却した後、水600mlに排出し、
塩析して、下記構造式(1−a)で示される化合物5.
2gを得た。
【0093】
【化15】
【0094】次に、エタノール500mlに式(1−
a)で示される化合物2.54gを溶解し、酢酸銅0.
91gを加えて、還流温度で3時間撹拌した。冷却後、
溶媒を減圧溜去し、カラム精製(流出液;トルエン:ヘ
キサン=1:1)して下記構造式(4−1)で示される
化合物を2.3g得た。
【0095】
【化16】
【0096】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0097】
【表12】
【0098】このようにして得られた化合物は、トルエ
ン溶液中において636.5nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は0.80×105ml/g.cmであっ
た。
【0099】〔実施例50〕 化合物(4−4)の合成 エタノール500mlに式(1−a)で示される化合物
1.2gを溶解し、酢酸亜鉛0.43gを加えて、還流
温度で6時間撹拌した。冷却後、溶媒を減圧溜去し、カ
ラム精製(流出液;トルエン:ヘキサン=1:1)して
下記構造式(4−4)で示される化合物を1.1g得
た。
【0100】
【化17】
【0101】下記の分析結果より、目的物であることを
確認した。
【0102】
【表13】
【0103】このようにして得られた化合物は、トルエ
ン溶液中において625.5nmに極大吸収を示し、グ
ラム吸光係数は1.17×105ml/g.cmであっ
た。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、アザピロメテン系化合
物と金属イオンとのアザピロメテン金属キレート化合物
を記録層として用いることにより、高密度光記録媒体と
して非常に注目されている波長520〜690nmのレ
ーザーで記録再生が可能な追記型光記録媒体を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光記録媒体及び本発明の層構成を示す断
面構造図である。
【図2】本発明の光記録媒体の層構成を示す断面構造図
である。
【符号の説明】
1 基板 2 記録層 3 反射層 4 保護層 1’ 基板 2’ 記録層 3’ 反射層 4’ 接着層 5’ 基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09B 55/00 G11B 7/24 516 G11B 7/24 516 C09K 3/00 108D // C09K 3/00 108 B41M 5/26 Y (72)発明者 西本 泰三 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 塚原 宇 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 詫摩 啓輔 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも記録層及び反射層を
    有する光記録媒体において、記録層中に、下記一般式
    (1)で示されるアザピロメテン系化合物と金属イオン
    とから得られるアザピロメテン金属キレート化合物を含
    有する光記録媒体。 【化1】 〔式中、R1〜R6は各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数20以下の置換または未置換のアルキル基、
    アルコキシ基、アルケニル基、アシル基、アルコキシカ
    ルボニル基、アラルキル基、アリール基又はヘテロアリ
    ール基を表し、R1とR2、R2とR3、R4とR5またはR
    5とR6はそれぞれ互いに結合してピロール環に縮合する
    芳香環を形成してもよい。〕
  2. 【請求項2】 アザピロメテン金属キレート化合物が、
    下記一般式(2)で示される化合物である請求項1記載
    の光記録媒体。 【化2】 〔式中、R1〜R6は前記と同じ意味を表し、Mは遷移元
    素を表す。〕
  3. 【請求項3】 アザピロメテン金属キレート化合物が、
    下記一般式(3)で示される化合物である請求項1記載
    の光記録媒体。 【化3】 〔式中、R1〜R6は前記と同じ意味を表す。〕
  4. 【請求項4】 波長520〜690nmの範囲から選択
    されるレーザー光に対して、記録及び再生が可能である
    請求項1〜3のいずれかに記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 レーザー波長において、記録層の屈折率
    が1.8以上、且つ、消衰係数が0.04〜0.40で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】 波長520〜690nmの範囲から選択
    されるレーザー光に対して、基板側から測定した反射率
    が20%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の光
    記録媒体。
  7. 【請求項7】 下記一般式(4)で示されるアザピロメ
    テン金属キレート化合物。 【化4】 〔式中、R7〜R14は各々独立に水素原子、ハロゲン原
    子、炭素数20以下の置換または未置換のアルキル基、
    アルコキシ基、アルケニル基、アシル基、アルコキシカ
    ルボニル基、アラルキル基、アリール基又はヘテロアリ
    ール基を表し、Mは遷移元素を表す。〕
  8. 【請求項8】 下記一般式(5)で示されるアザピロメ
    テン金属キレート化合物。 【化5】 〔式中、R7〜R14は前記と同じ意味を表す。〕
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