JPH1194261A - 加熱調理装置 - Google Patents

加熱調理装置

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JPH1194261A
JPH1194261A JP25659897A JP25659897A JPH1194261A JP H1194261 A JPH1194261 A JP H1194261A JP 25659897 A JP25659897 A JP 25659897A JP 25659897 A JP25659897 A JP 25659897A JP H1194261 A JPH1194261 A JP H1194261A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被調理物に対する温調制御を行う際に、加熱手
段の熱効率が良い加熱調理装置を提供する。 【解決手段】中心を共通とする複数のリング形状の加熱
手段21a,21bと、被調理物の温度を検出する温度
センサ11と、被調理物の温度と所定の目標温度とが一
致するように複数の加熱手段21a,21bの総加熱量
を調節する温調制御手段30とを備えた加熱調理装置に
おいて、温調制御手段30は、前記目標温度に応じて温
調オフ温度と、該温調オフ温度よりも低い温度である温
調オン温度とを決定し、被調理物の検出温度が前記温調
オフ温度以上となったときに、外側の加熱手段21bの
作動を中断して、内側の加熱手段21aのみを作動さ
せ、その後、被調理物の検出温度が前記オン温度以下と
なったときに、外側の加熱手段21bの作動を再開させ
ることで被調理物の温調制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、被調理物の加熱
を行う加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱調理装置である電気コンロに
おいては、加熱手段としてヒータを備えており、鍋等の
調理容器がヒータの上に置かれて加熱調理が行われる。
【0003】また、温調機能を有する電気コンロも知ら
れており、このものにあっては、被調理物の温度を検出
する温度センサが備えられ、該温度センサの検出温度が
所定の目標温度と一致するようにヒータの加熱量を調節
する、所謂温調制御が行われる。これにより、使用者は
希望温度を設定し、温調調理モードを選択することで、
調理物の温度を一定に保って調理を行うことができ、例
えば天ぷら調理等を簡単に行うことができる。
【0004】ここで、例えば中心を共通とする内外2重
のリング型ヒータを備えた電気コンロでは、上述した温
調制御は、一般に、目標温度に応じて温調オフ温度と、
該温調オフ温度よりも低い温度に設定された温調オン温
度とを決定し、前記温度センサによる被調理物の検出温
度が該温調オフ温度以上となったときに内外2重のヒー
タの作動を共に中断し、中断後、前記温度センサによる
被調理物の検出温度が温調オン温度以下となったとき
に、内外2重のヒータの作動を共に再開することで行わ
れる。
【0005】しかし、このように全てのヒータを同時に
作動、停止することで温調制御を行ったときには、調理
物の温度の上昇及び下降速度が速く、被調理物の温度が
温調オフ温度と温調オン温度との間で短い周期で変動す
るため、滑らかな温調を行うことができない。また、ヒ
ータの作動と停止を有接点リレーを介して行うもので
は、リレーの切替えが頻繁に生じることで、リレーの寿
命が短くなってしまうという不都合があった。
【0006】また、滑らかな温調を行う為、ヒータへの
通電量を調節することで、ヒータの加熱量を制御するこ
とも考えられるが、この場合には、ヒータの通電制御回
路が複雑になると共に、製造コストが増加するという不
都合があった。
【0007】このような不都合を解消するため、内外2
重のヒータを備えた電気コンロにおいては、各ヒータの
作動と停止を個別に制御し、温度センサによる被調理物
の温度が前記温調オフ温度以上となったときに、2個の
ヒータのうちのどちらか一方のみの作動を停止し、ヒー
タの総加熱量を減少させて温調を行うようにすることが
考えられる。
【0008】しかし、本願発明者らは、このように被調
理物の検出温度が前記温調オフ温度以上となったとき
に、内側のヒータのみの作動を停止して温調制御を行っ
た場合には、以下の不都合が生じることを知見した。
【0009】即ち、被調理物を入れた調理容器の大きさ
(底面積)が小さいと、該調理容器が外側のヒータの上
まで完全に載り切らない場合があり、この場合には、被
調理物の温度が温調オフ温度以上となったときに内側の
ヒータの作動を停止すると、調理容器が完全に載ってい
ない外側のヒータでのみ、被調理物の保温を行うことに
なる。
【0010】そのため、この場合には、ヒータの総発熱
量に対して調理容器が受ける熱量の割合(熱効率)が小
さく、無駄に電力を消費すると共に、被調理物の温度低
下の抑制効果(保温効果)も小さくなるという不都合が
生じることを知見した。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、被調理物に
対する温調制御を行う際に、加熱手段の熱効率が良い加
熱調理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の実施態様は、中心を共通とする複数
のリング形状の加熱手段と、該加熱手段により加熱され
る被調理物の温度を検出する温度センサと、該温度セン
サにより検出される被調理物の温度と所定の目標温度と
が一致するように前記複数の加熱手段の総加熱量を調節
する温調制御を行う温調制御手段とを備えた加熱調理装
置において、前記温調制御手段は、前記目標温度に応じ
て温調オフ温度と、該温調オフ温度よりも低い温度であ
る温調オン温度とを決定し、前記温度センサによる被調
理物の検出温度が前記温調オフ温度以上となったとき
に、中心から所定番目よりも外側の前記加熱手段の作動
を中断して、該所定番目から内側の前記加熱手段のみを
作動させ、その後、前記温度センサによる被調理物の検
出温度が前記オン温度以下となったときに、前記所定番
目よりも外側の前記加熱手段の作動を再開させることで
被調理物の温調制御を行うことを特徴とする。
【0013】かかる本発明によれば、前記温度センサに
よる被調理物の検出温度が前記温調オフ温度以上となっ
たときに、所定番目よりも外側の加熱手段の作動を停止
して、該所定番目から内側の加熱手段のみで被調理物の
加熱を行い(温調オフ期間)、その後、前記温度センサ
による被調理物の検出温度が前記温調オン温度以下とな
ったときに、全ての加熱手段で被調理物を加熱する(温
調オン期間)。
【0014】これにより、従来、全てのヒータを同時に
オフさせたときのように被調理物の温度が急速に下がる
ことがなく、滑らかな温調制御を行うことができる。ま
た、調理容器として、外側の加熱手段の上まで完全に載
り切らないものを使用して被調理物の加熱を行う場合で
も、該調理容器は前記温調オフ期間中に前記所定番目か
ら内側のヒータにより加熱されるので、熱効率(調理容
器が受ける熱量/ヒータの総発熱量)が良く、わずかな
発熱量で被調理物の温度の低下を抑制することができ
る。
【0015】また、本発明の第2の実施態様は、中心を
共通とする複数のリング形状の加熱手段と、該加熱手段
により加熱される被調理物の温度を検出する温度センサ
と、該温度センサにより検出される被調理物の温度と所
定の目標温度とが一致するように前記複数の加熱手段の
総加熱量を調節する温調制御を行う温調制御手段とを備
えた加熱調理装置において、前記温調制御手段は、前記
複数の加熱手段の総加熱量を減少させるときは、外側か
ら内側に向けて順次加熱手段の作動を停止し、前記複数
の加熱手段の総加熱量を増加させるときには、内側から
外側に向けて順次加熱手段の作動を開始することを特徴
とする。
【0016】かかる本発明によれば、前記複数の加熱手
段の総加熱量を減少させるときは、外側の加熱手段から
その作動を停止する。また、前記複数の加熱手段の総加
熱量を増加させるときは、内側の加熱手段からその作動
を開始する。
【0017】そのため、底面積が小さい調理容器を加熱
する場合に、該調理容器が載っている部分の加熱手段を
優先的に使用した上で、総加熱量の調節を行うことがで
きる。これにより、上記第1の実施態様と同様、加熱手
段の熱効率(調理容器が受ける熱量/加熱手段の総発熱
量)が良く、わずかな発熱量で被調理物の温度低下を抑
制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て、図1〜図4を参照して説明する。図1は本第1の実
施形態の加熱調理装置であるガラストップ式電気コンロ
の外観図、図2は図1に示した電気コンロの回路図、図
3は図1に示した電気コンロの温調動作のフローチャー
ト、図4は電気コンロのヒータ部を上から見た図であ
る。
【0019】図1aを参照して、本実施形態の電気コン
ロ本体1は、加熱手段として、ガラストップ2の下方に
設けられた右ヒータH1及び左ヒータH2と、グリル室
3内に備えた図示しないグリルヒータH3とを備える。
そして、使用者が加熱量調節つまみ4a,4b,4cを
操作することで、右ヒータH1,左ヒータH2,グリル
ヒータH3の加熱動作の開始と停止、及び加熱量の調節
がそれぞれ行われる。
【0020】右ヒータH1は温調機能を有し、使用者に
より温調目標温度が温度設定器5で設定される。温度設
定器5は、図1bに示すように、温調目標温度を160
℃,180℃,200℃の3段階に設定する温度スイッ
チ6と、右ヒータH1の加熱制御モードを、温調を行う
温調モードと温調を行わない通常モードとに切替えるモ
ード切替スイッチ7とを備える。また、右ヒータH1
は、中心を共通とする2個の図示しないリング形状の発
熱体(本発明の加熱手段)によって構成され、使用者は
ダブルゾーン切換スイッチ13の操作により、外側の発
熱体の使用/不使用を切換えることができる。
【0021】本発明の温度センサであるサーミスタ11
は、電気コンロ本体1に備えられたジャック8と、ジャ
ック8に挿入接続されるプラグ9と、一端がプラグ9と
接続され、他端がサーミスタ11と接続されたケーブル
10を介して電気本体1と接続される。そして、サーミ
スタ11は、調理容器Aに入れられた被調理物Bに浸漬
して使用され、調理物Bの温度を検出する。
【0022】電気コンロ本体1に備えられた電子ユニッ
ト12は、モード切換スイッチ7の設定が温調モードで
あり、使用者が加熱量調節つまみ4aを加熱停止位置か
ら加熱位置に操作したときに、右ヒータH1の温調制御
を開始し、温度スイッチ6により設定された目標温度
と、サーミスタ11により検出された被調理物Bの温度
とが一致するように、右ヒータH1の加熱量を調節す
る。
【0023】次に、図2を参照して電気本体1の動作に
ついて説明する。図2は電気コンロ本体1の回路図であ
り、電子ユニット12により右ヒータH1,左ヒータH
2,グリルヒータH3を制御する構成となっている。
【0024】電気コンロ本体1は端子台Tを介してプラ
グPと接続され、使用者がプラグPを図示しないコンセ
ントに差込み、電源スイッチ48を操作することで、電
子ユニット12に交流電圧が供給され、また、図1aに
示した加熱量調節つまみ4a,4b,4cの操作にそれ
ぞれ対応してON,OFFされる加熱量調節スイッチ2
5a,25b,25cを介して右ヒータH1,左ヒータ
H2,グリルヒータH3に交流電圧が供給される。
【0025】右ヒータH1は、本発明の加熱手段である
内外二重に配置されたリング形状の発熱体21a,21
bを有し、内側の発熱体21aはリレーR5の作動接点
50のON(閉)/OFF(開)により作動と停止がな
され、外側の発熱体21bはリレーR4の作動接点22
のON(閉)/OFF(開)により作動と停止がなされ
る。尚、23はダブルゾーンスイッチ13の操作と連動
して外側の発熱体21bへの電源供給を遮断する接点で
ある。
【0026】それぞれの発熱体21a,21b,21
c,21dには、バイメタルスイッチである加熱防止ス
イッチ24が接続され、各発熱体の発熱量が所定値以上
となったときに、それぞれに接続された加熱防止スイッ
チ24がON(開)して、各発熱体が異常加熱すること
を防止している。
【0027】加熱量調節スイッチ25a,25b,25
cは、上述したように、それぞれ図1aに示した加熱量
調節つまみ4a,4b,4cの操作と連動して作動し、
3個の接点26,27,28とバイメタルヒータ29と
により構成される。
【0028】使用者が加熱量調節つまみ4aを加熱停止
位置から加熱位置にセットすると、加熱量調節スイッチ
25aの接点26,27,28がON(閉)する。接点
27,28がONすることで発熱体21a,21bに電
源が供給され、接点26がON(閉)することで使用者
が加熱量調節つまみ4aを操作したことが電子ユニット
12に認識される。
【0029】バイメタルヒータ29は、ヒータとバイメ
タルがセットになったものであり、接点28と連動して
作動する。バイメタルヒータ29のヒータ部への通電発
熱により、バイメタルヒータ29のバイメタル部が変形
すると、接点28がOFF(開)されて、発熱体21
a,21b,及びバイメタルヒータ29のヒータ部への
通電が遮断される。そして、バイメタルヒータ29のバ
イメタル部が徐々に冷えて元の形に戻ると接点28が再
びON(閉)し、発熱体21a,21bへの通電が再開
される。
【0030】バイメタルヒータ29のバイメタル部の作
動位置(バイメタルの変形により接点28がOFFされ
る位置)の設定は、加熱量調節つまみ4aの回転設定位
置に応じて変更される。バイメタルの変形量は、バイメ
タルの温度の上昇に応じて大きくなるので、バイメタル
ヒータ29のバイメタル部の作動位置を変更すること
で、発熱体21a,21bへの通電率(所定時間あたり
の通電時間)を変化させることができる。
【0031】尚、加熱量調節スイッチ25b,25cの
構成及び動作は、加熱量調節スイッチ25aと同じであ
り、加熱量調節つまみ4b,4cの操作に応じて、加熱
量調節スイッチ25b,25cがそれぞれ作動する。
【0032】また、電気コンロ本体1には、右ヒータH
1、左ヒータH2の発熱によりガラストップ2が高温に
なっていることを使用者に注意する高温注意ランプ40
が設けられ、右ヒータH1の発熱によりバイメタル接点
41がONして高温注意ランプ40のランプ42が点灯
し、左ヒータH2の発熱によりバイメタル接点43がO
Nして高温注意ランプ40のランプ44が点灯する。
【0033】電子ユニット12は、温調制御手段30
と、リレーR1〜R5と、ブザー32とを備える。リレ
ーR1,R2,R3は、それぞれ右ヒータH1,左ヒー
タH2,グリルヒータH3への電源供給のON/OFF
を切換えるためのものである。即ち、リレーR1のコイ
ルに通電がなされると、リレーR1の作動接点33がO
N(閉)して右ヒータH1に電源が供給され、リレーR
1のコイルへの通電が遮断されると、リレーR1の作動
接点33がOFF(開)して右ヒータH1への電源が遮
断される。
【0034】リレーR2,R3についても同様に、リレ
ーR2,R3のコイルへの通電と通電遮断に応じて、リ
レーR2の作動接点34とリレーR3の作動接点35と
がそれぞれON/OFFし、左ヒータH2とグリルヒー
タH3への電源が供給/遮断される。
【0035】電子ユニット12に接続された電源ランプ
36は、電源スイッチ48がON状態にあるときに点灯
し、右ヒータランプ37,左ヒータランプ38,グリル
ヒータランプ39は、加熱量調節スイッチ25a,25
b,25cの接点26がON(閉)状態にあるときにそ
れぞれ点灯する。また、ブザー32は、警告音により使
用者に装置の異常等を報知するものである。
【0036】温調制御手段30は、右ヒータH1の温調
制御を行うためのものであり、温度設定器5に備えられ
た温度スイッチ6により使用者が設定した目標温度と、
サーミスタ11による検出温度とが一致するように、発
熱体21a(内側)と21b(外側)の作動と停止を行
う。
【0037】即ち、リレーR4のコイルに通電すること
でリレーR4の作動接点22をON(閉)して外側の発
熱体21bを作動させ、リレーR4のコイルへの通電を
遮断することでリレーR4の作動接点22をOFF
(開)して外側の発熱体21bの作動を停止する。同様
に、R5の作動接点50のON/OFFにより、内側の
発熱体21aの作動と停止を行う。
【0038】尚、本第1の実施の形態のように、2個の
発熱体を配置したときには、本発明の所定番目は第1番
目を意味する。
【0039】以下、図3を参照して、温調制御手段30
による被調理物の温調制御動作について説明する。使用
者が、モード切替スイッチ(図1b参照)7により右ヒ
ータH1の加熱制御モードを温調モードに切替え、温度
設定スイッチ6により希望温度を設定して、加熱量調節
つまみ4aを加熱停止位置から加熱位置に操作すると、
温調制御手段30による右ヒータH1の温調制御が開始
される。
【0040】温調制御手段30は、先ずSTEP2で、
温度設定スイッチ6による設定温度に応じて、温調オフ
温度と温調オン温度(温調オフ温度>温調オン温度)を
決定する。
【0041】次に、STEP3で内側の発熱体21aを
作動を開始し、STEP4で外側の発熱体21bの作動
を開始する。これにより、調理物Bの加熱が開始され、
サーミスタ11の検出温度が上昇する。そして、STE
P5で、サーミスタ11による調理物Bの検出温度が温
調オフ温度以上となったときは、STEP6で外側の発
熱体21bの作動を停止する。
【0042】外側の発熱体21bの作動を停止すること
で、調理物Bに対する加熱量が減少し、サーミスタ11
の検出温度が徐々に下がる。そして、STEP7でサー
ミスタ11の検出温度が温調オン温度未満となったとき
は、STEP4に戻って外側の発熱体21bの作動を再
開する。
【0043】このように、STEP4からSTEP7の
ループを繰り返すことで、調理物Bの温度は、ほぼ温調
オン温度から温調オフ温度の範囲に保たれる。そして、
外側の発熱体21bが停止されたときも、内側の発熱体
21aは作動を継続するので、発熱体21aの加熱によ
り調理物Bの温度低下が抑制される。そのため、温調制
御中の調理物Bの温度変動を安定させることができる。
【0044】また、図4に示したように、調理容器がA
1 のように大きく、発熱体21aと21b上に完全に載
り切る場合は問題とならないが、調理容器がA2 のよう
に小さく、外側の発熱体21bに載り切らない場合に
は、外側の発熱体21bの熱効率(調理容器が受ける熱
量/発熱体21bの発熱量)が低くなる。
【0045】そのため、この場合に、熱効率の低い外側
の発熱体21bの作動を継続した状態で、内側の発熱体
21aを作動/停止させて温調を行うと、熱効率の低い
外側の発熱体21bが常時作動し、電力が無駄に消費さ
れてしまう。
【0046】これに対して、上述したように、逆に熱効
率の高い内側の発熱体21aの作動を継続した状態で、
熱効率の低い外側の発熱体21bを作動/停止させて温
調を行ったときには、熱効率の低い外側の発熱体21b
を作動させる時間が少なくなるので、温調制御時の消費
電力を減少させることができる。
【0047】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本第2の実施の形態の装置構成は、上述した
第1の実施の形態と同様であり、温調制御手段30によ
る温調制御動作が異なる。
【0048】以下、図5を参照して、本第2の実施の形
態における温調制御手段30の動作を説明する。
【0049】温調制御手段30は、上述した第1の実施
の形態と同様の手順で、使用者により温調モードでの右
ヒータH1の加熱開始の指示がなされると、STEP2
1で、温度設定スイッチ6による設定温度に応じて、第
1温調オフ温度,第1温調オン温度,第2温調オフ温
度,第2温調オン温度(第2温調オフ温度>第1温調オ
フ温度>第2温調オン温度>第1温調オン温度)を決定
する。
【0050】そして、STEP22で内側の発熱体21
aを作動させ、STEP23で外側の発熱体21bを作
動させて調理物Bの加熱を開始する。加熱開始後、サー
ミスタ11による調理物Bの検出温度が第1温調オフ温
度以上となったときは、STEP24からSTEP25
に進み、STEP25で外側の発熱体21bの作動を停
止して、右ヒータH1の総加熱量を減少させる。
【0051】そして、STEP26で、サーミスタ11
による調理物Bの検出温度が第2温調オフ温度以上であ
るときは、STEP27で内側の発熱体21aの作動を
停止して、右ヒータH1の総加熱量を更に減少(この場
合は0)させ、STEP28でサーミスタ11による調
理物Bの検出温度が第2オン温度未満まで下がるのを待
つ。
【0052】STEP28で、サーミスタ11による調
理物Bの検出温度が第2温調オン温度未満まで下がった
ときには、STEP29に進んで内側の発熱体21aを
作動させることで右ヒータ総加熱量を増加させ、STE
P26に戻る。
【0053】右ヒータH1の、内側の発熱体21aによ
る調理物Bに対する発熱量が、調理物Bの自然放熱量を
上回ったときは、調理物Bの温度が上昇するため、ST
EP26で、サーミスタ11による調理物Bの検出温度
が第2温調オフ温度以上となり、STEP27に進む。
このように、STEP26〜STEP29のループが繰
り返し実行されるので、調理物Bの温度がほぼ第2温調
オン温度から第2温調オフ温度までの範囲に保たれる。
【0054】一方、右ヒータH1の、内側の発熱体21
aによる被調理物Bに対する発熱量が、被調理物Bの自
然放熱量を下回ったときには、調理物Bの温度が下降す
るため、STEP26,STEP30のループのSTE
P30からSTEP23に進み、STEP23で外側の
発熱体21bを作動させて右ヒータH1の総加熱量を増
加させる。この場合には、調理物Bの温度がほぼ第1温
調オン温度から第2温調オン温度までの範囲に保たれ
る。
【0055】このように、本第2の実施の形態では、右
ヒータH1の総加熱量を減少させるときは、外側の発熱
体21bから内側の発熱体21aの順に、その作動を停
止し、また、右ヒータH1の総加熱量を増加させるとき
は、内側の発熱体21aから外側の発熱体21bの順に
作動させる。
【0056】そのため、図4に示したように、調理容器
A2 が小さく、外側の発熱体21bに完全に載り切ら
ず、外側の発熱体21bの熱効率(調理容器A2 が受け
る熱量/発熱体21bの発熱量)が小さいときに、熱効
率の大きい内側の発熱体21aが優先的に使用され、電
力消費を抑制して、調理物Bの加熱を行うことができ
る。
【0057】尚、上述した第1、第2の実施の形態で
は、リング形状の発熱体が2個配置された電気コンロを
例に説明したが、発熱体が3個以上配置された電気コン
ロであってもよい。この場合には、本発明の所定番目
は、発熱体の個数、各発熱体の発熱量、大きさ等に応じ
て決定される。
【0058】また、上述した第1、第2の実施の態様で
は、加熱手段として電気による発熱体を示したが、ガス
バーナ等の他の加熱手段であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガラストップ式電気コンロの外観図。
【図2】図1に示した電気コンロの回路図。
【図3】図1に示した電気コンロの温調動作のフローチ
ャート。
【図4】図1に示した電気コンロの上面図。
【図5】図1に示した電気コンロの温調動作のフローチ
ャート。
【符号の説明】
1…電気コンロ本体、2…ガラストップ、3…グリル
室、4…加熱量調節つまみ、5…温度設定器、6…温度
スイッチ、7…モード切換スイッチ、8…ジャック、9
…プラグ、10…接続ケーブル、11…サーミスタ、1
2…電子ユニット、13…ダブルゾーン切換スイッチ、
H1…右ヒータ、H2…左ヒータ、H3…グリルヒー
タ、21a,21b,21c,21d…発熱体、25
a,25b,25c…加熱量調節スイッチ、30…温調
制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心を共通とする複数のリング形状の加熱
    手段と、該加熱手段により加熱される被調理物の温度を
    検出する温度センサと、該温度センサにより検出される
    被調理物の温度と所定の目標温度とが一致するように前
    記複数の加熱手段の総加熱量を調節する温調制御を行う
    温調制御手段とを備えた加熱調理装置において、 前記温調制御手段は、前記目標温度に応じて温調オフ温
    度と、該温調オフ温度よりも低い温度である温調オン温
    度とを決定し、 前記温度センサによる被調理物の検出温度が前記温調オ
    フ温度以上となったときに、中心から所定番目よりも外
    側の前記加熱手段の作動を中断して、該所定番目から内
    側の前記加熱手段のみを作動させ、その後、前記温度セ
    ンサによる被調理物の検出温度が前記オン温度以下とな
    ったときに、前記所定番目よりも外側の前記加熱手段の
    作動を再開させることで前記温調制御を行うことを特徴
    とする加熱調理装置。
  2. 【請求項2】中心を共通とする複数のリング形状の加熱
    手段と、該加熱手段により加熱される被調理物の温度を
    検出する温度センサと、該温度センサにより検出される
    被調理物の温度と所定の目標温度とが一致するように前
    記複数の加熱手段の総加熱量を調節する温調制御を行う
    温調制御手段とを備えた加熱調理装置において、 前記温調制御手段は、前記複数の加熱手段の総加熱量を
    減少させるときは、外側から内側に向けて順次加熱手段
    の作動を停止し、前記複数の加熱手段の総加熱量を増加
    させるときには、内側から外側に向けて順次加熱手段の
    作動を開始することを特徴とする加熱調理装置。
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