JPH1194271A - 床暖房用断熱マットの製造方法 - Google Patents
床暖房用断熱マットの製造方法Info
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- JPH1194271A JPH1194271A JP26117197A JP26117197A JPH1194271A JP H1194271 A JPH1194271 A JP H1194271A JP 26117197 A JP26117197 A JP 26117197A JP 26117197 A JP26117197 A JP 26117197A JP H1194271 A JPH1194271 A JP H1194271A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的安価な無架橋発泡体を用いても良好な
仕上がり状態が得られ、しかも生産効率よく床暖房用断
熱マットが得られるようにする。 【解決手段】 ジグザグ状に蛇行配置される温水パイプ
の湾曲部を収容する湾曲溝部3aが形成された両サイド
マット1を、サイドマットベース原反1aに、サイドマ
ットベース原反1aの内側に納まるように湾曲溝部3a
に対応する打ち抜きを行った後、サイドマットベース原
反1aの裏面に裏打ちシート1bを付設し、更に湾曲溝
部3aの両端が側端面に開口するよう、裏打ちシート1
bで裏打ちされたサイドマットベース原反1aを所定の
サイドマット1の大きさに裁断して製造する。
仕上がり状態が得られ、しかも生産効率よく床暖房用断
熱マットが得られるようにする。 【解決手段】 ジグザグ状に蛇行配置される温水パイプ
の湾曲部を収容する湾曲溝部3aが形成された両サイド
マット1を、サイドマットベース原反1aに、サイドマ
ットベース原反1aの内側に納まるように湾曲溝部3a
に対応する打ち抜きを行った後、サイドマットベース原
反1aの裏面に裏打ちシート1bを付設し、更に湾曲溝
部3aの両端が側端面に開口するよう、裏打ちシート1
bで裏打ちされたサイドマットベース原反1aを所定の
サイドマット1の大きさに裁断して製造する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温水による床暖房
において、ジグザグ状に蛇行配置される温水パイプの下
部断熱に用いられる断熱マットの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、温水による床暖房を行うためのも
のとして、合成樹脂発泡体の断熱マットに形成された溝
に沿って、合成樹脂の温水パイプをジグザグ状に蛇行配
置すると共に、耐荷重用の小根太を適宜の間隔で介在さ
せ、その上をアルミ箔層を有する表面材で覆った床暖房
マットが知られている。この床暖房マットに用いられて
いる断熱マットは、温水パイプの湾曲部を収容する湾曲
溝部が形成された両サイドマットと、温水パイプの直線
部を収容する直線溝部が形成されたセンターマットに分
割されており、しかもサイドマット及びセンターマット
共に小幅に分割されていて、部屋の大きさ等に応じて複
数枚を組み合わせて使用されるもので、合成樹脂発泡体
のベースシートにコンピュータ制御されたルータで溝加
工を施すことで製造されてる。 【0003】 【発明が解決使用とする課題】しかしながら、ルータに
よる溝加工では生産効率が悪いと共に、加工装置が高価
で負担が大きい問題がある。また、ルーターによる切削
の場合、架橋発泡体の場合は比較的きれいな切削面が得
やすいが、架橋発泡体に比して安価な無架橋発泡体では
切削面がささくれて仕上がり状態が悪くなる問題もあ
る。 【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、比較的安価な無架橋発泡体を用いても良好
な仕上がり状態が得られ、しかも生産効率よく床暖房用
断熱マットが得られるようにすることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】このために本発明では、
ジグザグ状に蛇行配置される温水パイプの湾曲部を収容
する湾曲溝部が形成された両サイドマットと、温水パイ
プの直線部を収容する直線溝部が形成されたセンターマ
ットとを有する床暖房用断熱マットの製造方法におい
て、少なくともサイドマットの製造を、合成樹脂発泡体
のサイドマットベース原反に、サイドマットベース原反
の内側に納まるように湾曲溝部に対応する打ち抜きを行
った後、サイドマットベース原反の裏面に裏打ちシート
を付設し、更に湾曲溝部の両端が側端面に開口するよ
う、裏打ちシートで裏打ちされたサイドマットベース原
反を所定のサイドマットの大きさに裁断することで行う
ことを特徴とする床暖房用断熱マットの製造方法として
いるものである。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は本発明によって製造された
断熱マットを床暖房マット用に組み合わせた状態の平面
図、図2は図1の断熱マットを用いた床暖房マットのサ
イドマット1部分の断面図、図3は図1の断熱マットを
用いた床暖房マットのセンターマット2部分の断面図で
ある。尚、図1における矢印は温水の供給方向と排出方
向を示す。 【0007】断熱マットは、ジグザグ状に蛇行配置され
る一連の温水パイプ3(図2、図3参照)を収容するも
ので、温水パイプ3の湾曲部を収容する湾曲溝部3aが
形成された両サイドマット1と、温水パイプ3の直線部
を収容する直線溝部3bが形成されたセンターマット2
とを有するものとなっている。 【0008】両サイドマット1及びセンターマット2共
に複数枚組み合わされており、サイドマット1の湾曲溝
部3aは、それぞれ対応するセンターマット2の直線溝
部3bに連なっている。また、隣接するサイドマット1
間には小根太4又は補助小根太5が位置しており、隣接
するセンターマット2間には小根太4が適宜の間隔で位
置している。 【0009】上記小根太4及び補助小根太5は、床暖房
マットが家具等で潰されるのを防止するためのもので、
同様の目的のために側部に小々根太6が設けられてい
る。小根太4、補助小根太5及び小々根太6は、通常、
木材で構成されているものである。 【0010】上記断熱マットを用いた床暖房マットは、
図2及び図3に示されるように、湾曲溝部3a及び直線
溝部3bに沿って温水パイプ3を設置し、上面を表面材
7で覆って一体化したものである。表面材7は、通常、
外面側にアルミ箔層を有する合成樹脂シートで構成され
ている。サイドマット1は、サイドマットベース原反1
aと裏打ちシート1bとから構成されており、センター
マット2はセンターマット原反12から構成されてい
る。 【0011】本発明は、上記断熱マットの製造方法に関
するもので、特にそのサイドマット1の製造方法に大き
な特徴を有する。以下、断熱マットの製造方法について
説明する。 【0012】図4はサイドマット1の製造手順の第1の
例を示すもので、先ず図4(a)に示されるように、合
成樹脂発泡体のサイドマットベース原反1aに湾曲溝部
3aに対応する打ち抜きを行う。この打ち抜き加工は、
湾曲溝部3aの形状に沿って形成した切断刃を有する型
をサイドマットベース原反1aに押し付けることで容易
に行うことができる。 【0013】サイドマットベース原反1aとしては、架
橋発泡体でもよいが、安価な無架橋発泡体、特に無架橋
ポリオレフィン系合成樹脂発泡体が好ましい。打ち抜き
加工であるため、無架橋発泡体でも切断面がささくれる
ことがなく、材料コストを低減することができる。ま
た、特に無架橋ポリオレフィン系合成樹脂発泡体は、腰
が強く割れにくいため、打ち抜き加工がしやすく、断熱
性にも富む利点がある。無架橋ポリオレフィン系合成樹
脂発泡体とは、ポリエチレン、ポリプロピレン又はこれ
らを50重量%以上含む共重合体の無架橋の発泡体をい
う。 【0014】サイドマットベース原反1aの厚みは、温
水パイプ3(図2参照)の外径とほぼ等しい大きさであ
る。通常の温水パイプ3の外径は10mm前後で、サイ
ドマットベース原反1aの厚みもこれに応じて定められ
る。 【0015】湾曲溝部3aに対応する打ち抜きは、打ち
抜き部がサイドマットベース原反1aの内側に納まるよ
うに行う必要がある。即ち、形成すべき湾曲溝部3aの
両端がサイドマットベース原反1aの側端面に露出する
ように打ち抜きを行ったのでは、湾曲溝部3aに対応す
る打ち抜き部の外側と内側が分離してしまい、次に説明
する裏打ちシート1b(図4(b)参照)の付設による
所定の湾曲溝部3aの形成ができなくなる。 【0016】次に、図4(b)に示されるように、打ち
抜き片8(図4(a)参照)を取り除いたサイドマット
ベース原反1aの裏面に接着剤又は粘着剤を塗布して裏
打ちシート1bを付設し、打ち抜き部を有底溝状の湾曲
溝部3aとする。 【0017】裏打ちシート1bは、断熱性を得る上で上
記サイドマットベース原反1aと同様の合成樹脂発泡体
であることが好ましいが、例えばアルミ箔層を有する非
発泡合成樹脂シート等を用いることもできる。裏打ちシ
ート1bの厚みは、下面の断熱性を高める上では厚いこ
とが好ましいが、得られる床暖房マットの厚みを押えて
コンパクトなものとする上で、1〜5mm程度であるこ
とが好ましい。 【0018】打ち抜き片8(図4(a)参照)を取り除
いた状態で上記裏打ちシート1bの付設を行うと、裏打
ちシート1bが打ち抜き部で窪んで波打ちやすい。これ
を防止するためには、サイドマットベース原反1aの裏
面への接着剤又は粘着剤の塗布後、打ち抜き片8を打ち
抜き部に嵌め込み直してから裏打ちシート1bの付設を
行うようにすればよい。また、嵌め込み直した打ち抜き
片8は、裏打ちシート1bの付設後、次に述べる裁断の
前又は後で再度取り除けばよい。 【0019】上記のようにして有底溝状の湾曲溝部3a
を形成した後、図4(c)に示されるように、湾曲溝部
3aの両端が側端面に開口するよう、裏打ちシート1b
で裏打ちされたサイドマットベース原反1aを所定のサ
イドマット1の大きさに裁断し、サイドマット1の製造
を完了する。 【0020】図5はサイドマット1の製造手順の第2の
例を示すもので、図5(a)に示されるように、サイド
マットベース原反1aとして、裏面全面に離型紙9で覆
われた粘着剤10を付設したものを用いる。サイドマッ
トベース原反1aに湾曲溝部3aに対応する打ち抜きを
行うのは前記第1の例と同様である。 【0021】上記打ち抜きの後、打ち抜き片8を打ち抜
き部に残した状態で、打ち抜き片8以外の領域の離型紙
9を剥して当該領域の粘着剤10を露出させ、図5
(b)の状態とする。打ち抜き片8部分の離型紙9はそ
のまま残存させる。 【0022】次に、図5(c)に示されるように、サイ
ドマットベース原反1aの裏面に、露出した粘着剤10
(図5(b)参照)を用いて裏打ちシート1bを付設す
る。この時、上記のように、打ち抜き片8が打ち抜き部
に嵌め込まれているので、裏打ちシート1bを容易に平
坦に付設することができる。また、打ち抜き片8部分の
離型紙9は、図5(b)に示されるように残されている
ので、裏打ちシート1bが打ち抜き片8に接着されるこ
とが防止される。 【0023】上記のようにして裏打ちシート1bの付設
を行った後、打ち抜き片8を取り除き、有底溝状の湾曲
溝部3aを形成した後、図5(d)に示されるように、
湾曲溝部3aの両端が側端面に開口するよう、裏打ちシ
ート1bで裏打ちされたサイドマットベース原反1aを
所定のサイドマット1の大きさに裁断し、サイドマット
1の製造を完了する。また、打ち抜き片8の除去は、上
記裁断の後に行ってもよい。 【0024】図6はサイドマット1の製造手順の第3の
例を示すもので、サイドマットベース原反1aとして
は、図5(a)で説明したものと同様に、裏面全面に離
型紙9で覆われた粘着剤10を付設したものを用いる。
特に本例の場合、湾曲溝部3aに対応する打ち抜きを、
1枚のサイドマットベース原反1aに対し、湾曲溝部3
aの両端方向に直列に複数箇所行ない、多面取りを行う
点に特徴を有する。図面では2つの湾曲溝部3aが直列
されているが、3つ以上の湾曲溝部3aが直列されるよ
うにしたり、更にはこのような列を複数並列して形成し
てもよい。 【0025】上記打ち抜きの後、図5(b)及び(c)
で説明したように、打ち抜き片8を打ち抜き部に残した
状態で、打ち抜き片8以外の領域の離型紙9を剥して当
該領域の粘着剤10を露出させ、次いでサイドマットベ
ース原反1aの裏面に、露出した粘着剤10を用いて裏
打ちシート1bを付設する。 【0026】しかる後、打ち抜き片8を取り除き、有底
溝状の湾曲溝部3aを形成した後、図6(b)に示され
るように、湾曲溝部3aの両端が側端面に開口するよ
う、裏打ちシート1bで裏打ちされたサイドマットベー
ス原反1aを所定のサイドマット1の大きさに裁断し、
サイドマット1の製造を完了する。本例の場合、この裁
断時に、余剰の切断片をほとんど出さないですむ利点が
ある。 【0027】更に説明すると、湾曲溝部3aの両端方向
に直列に隣接するサイドマット1間について、一方の湾
曲溝部3aの両端に接する位置に両者の切り離しライン
13を設定しておくことで、両者の切り離しにおける余
剰の切断片の発生を防止することができる。 【0028】センターマット2は、図7(a)及び
(b)に示されるように、溝形の加熱刃11を合成樹脂
発泡体のセンターマット原反12の側方から当てて直線
溝部3bを形成し、必要に応じて所定のセンターマット
2の大きさに切断することで容易に製造することができ
る。この加熱刃11は、図示されるような矩形の他、U
字形とすることもできる。矩形の加熱刃11によれば断
面矩形の直線溝部3bを形成でき、U字形の加熱刃11
によれば断面U字形の直線溝部3bを形成できる。いず
れの場合も形成する直線溝部3bの深さは、温水パイプ
3(図3参照)の外径とほぼ等しい大きさである。ま
た、センターマット原反12は、前述のサイドマットベ
ース原反1aと同様の材質のもので、サイドマットベー
ス原反1aと裏打ちシート1bを合わせた厚みを有する
ものである。 【0029】 【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、サイドマット1の製造を打ち抜きを用いて行うこと
により、簡易な装置にて効率よく製造できると共に、比
較的安価な無架橋発泡体を用いても良好な仕上がり状態
が得られるものである。
において、ジグザグ状に蛇行配置される温水パイプの下
部断熱に用いられる断熱マットの製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、温水による床暖房を行うためのも
のとして、合成樹脂発泡体の断熱マットに形成された溝
に沿って、合成樹脂の温水パイプをジグザグ状に蛇行配
置すると共に、耐荷重用の小根太を適宜の間隔で介在さ
せ、その上をアルミ箔層を有する表面材で覆った床暖房
マットが知られている。この床暖房マットに用いられて
いる断熱マットは、温水パイプの湾曲部を収容する湾曲
溝部が形成された両サイドマットと、温水パイプの直線
部を収容する直線溝部が形成されたセンターマットに分
割されており、しかもサイドマット及びセンターマット
共に小幅に分割されていて、部屋の大きさ等に応じて複
数枚を組み合わせて使用されるもので、合成樹脂発泡体
のベースシートにコンピュータ制御されたルータで溝加
工を施すことで製造されてる。 【0003】 【発明が解決使用とする課題】しかしながら、ルータに
よる溝加工では生産効率が悪いと共に、加工装置が高価
で負担が大きい問題がある。また、ルーターによる切削
の場合、架橋発泡体の場合は比較的きれいな切削面が得
やすいが、架橋発泡体に比して安価な無架橋発泡体では
切削面がささくれて仕上がり状態が悪くなる問題もあ
る。 【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、比較的安価な無架橋発泡体を用いても良好
な仕上がり状態が得られ、しかも生産効率よく床暖房用
断熱マットが得られるようにすることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】このために本発明では、
ジグザグ状に蛇行配置される温水パイプの湾曲部を収容
する湾曲溝部が形成された両サイドマットと、温水パイ
プの直線部を収容する直線溝部が形成されたセンターマ
ットとを有する床暖房用断熱マットの製造方法におい
て、少なくともサイドマットの製造を、合成樹脂発泡体
のサイドマットベース原反に、サイドマットベース原反
の内側に納まるように湾曲溝部に対応する打ち抜きを行
った後、サイドマットベース原反の裏面に裏打ちシート
を付設し、更に湾曲溝部の両端が側端面に開口するよ
う、裏打ちシートで裏打ちされたサイドマットベース原
反を所定のサイドマットの大きさに裁断することで行う
ことを特徴とする床暖房用断熱マットの製造方法として
いるものである。 【0006】 【発明の実施の形態】図1は本発明によって製造された
断熱マットを床暖房マット用に組み合わせた状態の平面
図、図2は図1の断熱マットを用いた床暖房マットのサ
イドマット1部分の断面図、図3は図1の断熱マットを
用いた床暖房マットのセンターマット2部分の断面図で
ある。尚、図1における矢印は温水の供給方向と排出方
向を示す。 【0007】断熱マットは、ジグザグ状に蛇行配置され
る一連の温水パイプ3(図2、図3参照)を収容するも
ので、温水パイプ3の湾曲部を収容する湾曲溝部3aが
形成された両サイドマット1と、温水パイプ3の直線部
を収容する直線溝部3bが形成されたセンターマット2
とを有するものとなっている。 【0008】両サイドマット1及びセンターマット2共
に複数枚組み合わされており、サイドマット1の湾曲溝
部3aは、それぞれ対応するセンターマット2の直線溝
部3bに連なっている。また、隣接するサイドマット1
間には小根太4又は補助小根太5が位置しており、隣接
するセンターマット2間には小根太4が適宜の間隔で位
置している。 【0009】上記小根太4及び補助小根太5は、床暖房
マットが家具等で潰されるのを防止するためのもので、
同様の目的のために側部に小々根太6が設けられてい
る。小根太4、補助小根太5及び小々根太6は、通常、
木材で構成されているものである。 【0010】上記断熱マットを用いた床暖房マットは、
図2及び図3に示されるように、湾曲溝部3a及び直線
溝部3bに沿って温水パイプ3を設置し、上面を表面材
7で覆って一体化したものである。表面材7は、通常、
外面側にアルミ箔層を有する合成樹脂シートで構成され
ている。サイドマット1は、サイドマットベース原反1
aと裏打ちシート1bとから構成されており、センター
マット2はセンターマット原反12から構成されてい
る。 【0011】本発明は、上記断熱マットの製造方法に関
するもので、特にそのサイドマット1の製造方法に大き
な特徴を有する。以下、断熱マットの製造方法について
説明する。 【0012】図4はサイドマット1の製造手順の第1の
例を示すもので、先ず図4(a)に示されるように、合
成樹脂発泡体のサイドマットベース原反1aに湾曲溝部
3aに対応する打ち抜きを行う。この打ち抜き加工は、
湾曲溝部3aの形状に沿って形成した切断刃を有する型
をサイドマットベース原反1aに押し付けることで容易
に行うことができる。 【0013】サイドマットベース原反1aとしては、架
橋発泡体でもよいが、安価な無架橋発泡体、特に無架橋
ポリオレフィン系合成樹脂発泡体が好ましい。打ち抜き
加工であるため、無架橋発泡体でも切断面がささくれる
ことがなく、材料コストを低減することができる。ま
た、特に無架橋ポリオレフィン系合成樹脂発泡体は、腰
が強く割れにくいため、打ち抜き加工がしやすく、断熱
性にも富む利点がある。無架橋ポリオレフィン系合成樹
脂発泡体とは、ポリエチレン、ポリプロピレン又はこれ
らを50重量%以上含む共重合体の無架橋の発泡体をい
う。 【0014】サイドマットベース原反1aの厚みは、温
水パイプ3(図2参照)の外径とほぼ等しい大きさであ
る。通常の温水パイプ3の外径は10mm前後で、サイ
ドマットベース原反1aの厚みもこれに応じて定められ
る。 【0015】湾曲溝部3aに対応する打ち抜きは、打ち
抜き部がサイドマットベース原反1aの内側に納まるよ
うに行う必要がある。即ち、形成すべき湾曲溝部3aの
両端がサイドマットベース原反1aの側端面に露出する
ように打ち抜きを行ったのでは、湾曲溝部3aに対応す
る打ち抜き部の外側と内側が分離してしまい、次に説明
する裏打ちシート1b(図4(b)参照)の付設による
所定の湾曲溝部3aの形成ができなくなる。 【0016】次に、図4(b)に示されるように、打ち
抜き片8(図4(a)参照)を取り除いたサイドマット
ベース原反1aの裏面に接着剤又は粘着剤を塗布して裏
打ちシート1bを付設し、打ち抜き部を有底溝状の湾曲
溝部3aとする。 【0017】裏打ちシート1bは、断熱性を得る上で上
記サイドマットベース原反1aと同様の合成樹脂発泡体
であることが好ましいが、例えばアルミ箔層を有する非
発泡合成樹脂シート等を用いることもできる。裏打ちシ
ート1bの厚みは、下面の断熱性を高める上では厚いこ
とが好ましいが、得られる床暖房マットの厚みを押えて
コンパクトなものとする上で、1〜5mm程度であるこ
とが好ましい。 【0018】打ち抜き片8(図4(a)参照)を取り除
いた状態で上記裏打ちシート1bの付設を行うと、裏打
ちシート1bが打ち抜き部で窪んで波打ちやすい。これ
を防止するためには、サイドマットベース原反1aの裏
面への接着剤又は粘着剤の塗布後、打ち抜き片8を打ち
抜き部に嵌め込み直してから裏打ちシート1bの付設を
行うようにすればよい。また、嵌め込み直した打ち抜き
片8は、裏打ちシート1bの付設後、次に述べる裁断の
前又は後で再度取り除けばよい。 【0019】上記のようにして有底溝状の湾曲溝部3a
を形成した後、図4(c)に示されるように、湾曲溝部
3aの両端が側端面に開口するよう、裏打ちシート1b
で裏打ちされたサイドマットベース原反1aを所定のサ
イドマット1の大きさに裁断し、サイドマット1の製造
を完了する。 【0020】図5はサイドマット1の製造手順の第2の
例を示すもので、図5(a)に示されるように、サイド
マットベース原反1aとして、裏面全面に離型紙9で覆
われた粘着剤10を付設したものを用いる。サイドマッ
トベース原反1aに湾曲溝部3aに対応する打ち抜きを
行うのは前記第1の例と同様である。 【0021】上記打ち抜きの後、打ち抜き片8を打ち抜
き部に残した状態で、打ち抜き片8以外の領域の離型紙
9を剥して当該領域の粘着剤10を露出させ、図5
(b)の状態とする。打ち抜き片8部分の離型紙9はそ
のまま残存させる。 【0022】次に、図5(c)に示されるように、サイ
ドマットベース原反1aの裏面に、露出した粘着剤10
(図5(b)参照)を用いて裏打ちシート1bを付設す
る。この時、上記のように、打ち抜き片8が打ち抜き部
に嵌め込まれているので、裏打ちシート1bを容易に平
坦に付設することができる。また、打ち抜き片8部分の
離型紙9は、図5(b)に示されるように残されている
ので、裏打ちシート1bが打ち抜き片8に接着されるこ
とが防止される。 【0023】上記のようにして裏打ちシート1bの付設
を行った後、打ち抜き片8を取り除き、有底溝状の湾曲
溝部3aを形成した後、図5(d)に示されるように、
湾曲溝部3aの両端が側端面に開口するよう、裏打ちシ
ート1bで裏打ちされたサイドマットベース原反1aを
所定のサイドマット1の大きさに裁断し、サイドマット
1の製造を完了する。また、打ち抜き片8の除去は、上
記裁断の後に行ってもよい。 【0024】図6はサイドマット1の製造手順の第3の
例を示すもので、サイドマットベース原反1aとして
は、図5(a)で説明したものと同様に、裏面全面に離
型紙9で覆われた粘着剤10を付設したものを用いる。
特に本例の場合、湾曲溝部3aに対応する打ち抜きを、
1枚のサイドマットベース原反1aに対し、湾曲溝部3
aの両端方向に直列に複数箇所行ない、多面取りを行う
点に特徴を有する。図面では2つの湾曲溝部3aが直列
されているが、3つ以上の湾曲溝部3aが直列されるよ
うにしたり、更にはこのような列を複数並列して形成し
てもよい。 【0025】上記打ち抜きの後、図5(b)及び(c)
で説明したように、打ち抜き片8を打ち抜き部に残した
状態で、打ち抜き片8以外の領域の離型紙9を剥して当
該領域の粘着剤10を露出させ、次いでサイドマットベ
ース原反1aの裏面に、露出した粘着剤10を用いて裏
打ちシート1bを付設する。 【0026】しかる後、打ち抜き片8を取り除き、有底
溝状の湾曲溝部3aを形成した後、図6(b)に示され
るように、湾曲溝部3aの両端が側端面に開口するよ
う、裏打ちシート1bで裏打ちされたサイドマットベー
ス原反1aを所定のサイドマット1の大きさに裁断し、
サイドマット1の製造を完了する。本例の場合、この裁
断時に、余剰の切断片をほとんど出さないですむ利点が
ある。 【0027】更に説明すると、湾曲溝部3aの両端方向
に直列に隣接するサイドマット1間について、一方の湾
曲溝部3aの両端に接する位置に両者の切り離しライン
13を設定しておくことで、両者の切り離しにおける余
剰の切断片の発生を防止することができる。 【0028】センターマット2は、図7(a)及び
(b)に示されるように、溝形の加熱刃11を合成樹脂
発泡体のセンターマット原反12の側方から当てて直線
溝部3bを形成し、必要に応じて所定のセンターマット
2の大きさに切断することで容易に製造することができ
る。この加熱刃11は、図示されるような矩形の他、U
字形とすることもできる。矩形の加熱刃11によれば断
面矩形の直線溝部3bを形成でき、U字形の加熱刃11
によれば断面U字形の直線溝部3bを形成できる。いず
れの場合も形成する直線溝部3bの深さは、温水パイプ
3(図3参照)の外径とほぼ等しい大きさである。ま
た、センターマット原反12は、前述のサイドマットベ
ース原反1aと同様の材質のもので、サイドマットベー
ス原反1aと裏打ちシート1bを合わせた厚みを有する
ものである。 【0029】 【発明の効果】本発明は、以上説明した通りのものであ
り、サイドマット1の製造を打ち抜きを用いて行うこと
により、簡易な装置にて効率よく製造できると共に、比
較的安価な無架橋発泡体を用いても良好な仕上がり状態
が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によって製造された断熱マットを床暖房
マット用に組み合わせた状態の平面図である。 【図2】図1の断熱マットを用いた床暖房マットのサイ
ドマット部分の断面図である。 【図3】図1の断熱マットを用いた床暖房マットのセン
ターマット部分の断面図である。 【図4】サイドマットの製造手順の第1の例を示す図で
ある。 【図5】サイドマットの製造手順の第2の例を示す図で
ある。 【図6】サイドマットの製造手順の第3の例を示す図で
ある。 【図7】センターマットの製造手順の一例を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 サイドマット 1a サイドマットベース原反 1b 裏打ちシート 2 センターマット 3 温水パイプ 3a 湾曲溝部 3b 直線溝部 4 小根太 5 補助小根太 6 小々根太 7 表面材 8 打ち抜き片 9 離型紙 10 粘着剤 11 加熱刃 12 センターマット原反 13 切り離しライン
マット用に組み合わせた状態の平面図である。 【図2】図1の断熱マットを用いた床暖房マットのサイ
ドマット部分の断面図である。 【図3】図1の断熱マットを用いた床暖房マットのセン
ターマット部分の断面図である。 【図4】サイドマットの製造手順の第1の例を示す図で
ある。 【図5】サイドマットの製造手順の第2の例を示す図で
ある。 【図6】サイドマットの製造手順の第3の例を示す図で
ある。 【図7】センターマットの製造手順の一例を示す図であ
る。 【符号の説明】 1 サイドマット 1a サイドマットベース原反 1b 裏打ちシート 2 センターマット 3 温水パイプ 3a 湾曲溝部 3b 直線溝部 4 小根太 5 補助小根太 6 小々根太 7 表面材 8 打ち抜き片 9 離型紙 10 粘着剤 11 加熱刃 12 センターマット原反 13 切り離しライン
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ジグザグ状に蛇行配置される温水パイプ
の湾曲部を収容する湾曲溝部が形成された両サイドマッ
トと、温水パイプの直線部を収容する直線溝部が形成さ
れたセンターマットとを有する床暖房用断熱マットの製
造方法において、 少なくともサイドマットの製造を、合成樹脂発泡体のサ
イドマットベース原反に、サイドマットベース原反の内
側に納まるように湾曲溝部に対応する打ち抜きを行った
後、サイドマットベース原反の裏面に裏打ちシートを付
設し、更に湾曲溝部の両端が側端面に開口するよう、裏
打ちシートで裏打ちされたサイドマットベース原反を所
定のサイドマットの大きさに裁断することで行うことを
特徴とする床暖房用断熱マットの製造方法。 【請求項2】 裏面に離型紙で覆われた粘着剤を付設し
たサイドマットベース原反に湾曲溝部に対応する打ち抜
きを行い、打ち抜き片を残した状態で、打ち抜き片以外
の領域の離型紙を剥してサイドマットベース原反に裏打
ちシートを付設した後、裁断の前又は後で打ち抜き片を
取り除くことを特徴とする請求項1の床暖房用断熱マッ
トの製造方法。 【請求港3】 湾曲溝部に対応する打ち抜きを、1枚の
サイドマットベース原反に対し、湾曲溝部の両端方向に
直列に複数箇所行うことを特徴とする請求項1又は2の
床暖房用断熱マットの製造方法。 【請求項4】 サイドマットベース原反及び裏打ちシー
トが無架橋ポリオレフィン系合成樹脂発泡体であること
を特徴とする請求項1〜3いずれかの床暖房用断熱マッ
トの製造方法。 【請求項5】 センターマットの製造を、合成樹脂発泡
体のセンターマット原反の側方から溝形の加熱刃を当て
て直線溝部を形成することで行うことを特徴とする請求
項1〜4いずれかの床暖房用断熱マットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26117197A JPH1194271A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 床暖房用断熱マットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26117197A JPH1194271A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 床暖房用断熱マットの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1194271A true JPH1194271A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17358118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26117197A Pending JPH1194271A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 床暖房用断熱マットの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1194271A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009127984A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Mitsubishi Plastics Inc | 床暖房パネル及び該床暖房パネルの製造方法 |
| KR101003771B1 (ko) * | 2009-06-10 | 2010-12-28 | 문종선 | 부직포 난방패드 가공시스템 |
| JP2013100984A (ja) * | 2013-01-24 | 2013-05-23 | Mitsubishi Plastics Inc | 床暖房パネルの製造方法 |
| KR101347470B1 (ko) * | 2012-07-17 | 2014-01-03 | 이광모 | 온수매트의 제조장치 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26117197A patent/JPH1194271A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009127984A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Mitsubishi Plastics Inc | 床暖房パネル及び該床暖房パネルの製造方法 |
| KR101003771B1 (ko) * | 2009-06-10 | 2010-12-28 | 문종선 | 부직포 난방패드 가공시스템 |
| KR101347470B1 (ko) * | 2012-07-17 | 2014-01-03 | 이광모 | 온수매트의 제조장치 |
| JP2013100984A (ja) * | 2013-01-24 | 2013-05-23 | Mitsubishi Plastics Inc | 床暖房パネルの製造方法 |
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