JPH1195237A - 電極基板、該電極基板の製造方法、液晶素子、該液晶素子の製造方法及び電極基板の製造装置 - Google Patents

電極基板、該電極基板の製造方法、液晶素子、該液晶素子の製造方法及び電極基板の製造装置

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JPH1195237A
JPH1195237A JP9252443A JP25244397A JPH1195237A JP H1195237 A JPH1195237 A JP H1195237A JP 9252443 A JP9252443 A JP 9252443A JP 25244397 A JP25244397 A JP 25244397A JP H1195237 A JPH1195237 A JP H1195237A
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insulating material
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electrodes
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Haruo Tomono
晴夫 友野
Hiroyuki Tokunaga
博之 徳永
Yuji Matsuo
雄二 松尾
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造装置への樹脂の付着を低減して、装置の稼
働率の低下や、それに伴う製造コスト増大を防止する。 【解決手段】基板11の表面に形成した電極12の相互
の間隙に樹脂13Lを充填するに際し、基板11の表面
に切り欠き部11aを形成しておく。すると、電極間隙
から溢れ出た樹脂13Lは、図13(d) に示すようにこ
の切り欠き部11aに侵入し、プレス板19a,19b
等への付着が低減される。したがって、プレス板19a
等の製造装置に付着した樹脂13Lを除去する作業の回
数が低減され、製造装置の駆動を停止することに伴う装
置の稼働率の低下や、それに伴う製造コストの増大を防
止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相互に離間する電
極と該電極の間隙に配置された絶縁層とを備えた電極基
板、該電極基板の製造方法、液晶素子、該液晶素子の製
造方法及び電極基板の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶を用いて情報を表示する
液晶素子は種々の分野において使用されており、TN
(Twisted Nematic )型やSTN(Super Twisted Nema
tic )型等の液晶素子がある。
【0003】図1(a) は、従来の液晶素子の構造の一例
を示す図であるが、この液晶素子P1 は、略平行に配置
された一対のガラス基板1,1を備えており、これらの
ガラス基板1,1はシール材2によって貼り合わされ
て、その内部間隙には液晶3が保持されている。また、
各基板1,1の表面には、図1(b) に示すようなストラ
イプ状のITO(インジウム錫酸化物)等からなる透明
電極6が多数形成されており、これらの透明電極6の表
面には絶縁膜7や配向制御膜9が形成されている。そし
て、これらの透明電極6に所定のパルス信号を印加する
ことにより、液晶素子P1 を駆動するようになってい
た。
【0004】しかしながら、この透明電極6は抵抗が大
きいため、表示面積の大型化、高精細化、並びに液晶駆
動の高速化に伴い電圧波形の遅延が問題となっていた。
特に、強誘電性を示す液晶(以下、“強誘電性液晶”と
する)を用いた液晶素子においては、液晶層の厚みを
1.0〜2.0μm程度に薄くする必要があり、上述の
電圧波形の遅延が顕著であった。
【0005】なお、この透明電極6を厚くすることによ
って抵抗を下げることも考えられるが、透明電極6の成
膜に時間やコストがかかったり、ガラス基板1への密着
性が悪くなるという問題があり、実用的ではなかった。
【0006】このような問題を解決する液晶素子とし
て、低抵抗の金属電極を透明電極に併設したものが、特
開平2−63019号公報、特開平6−347810号
公報等に開示されている。
【0007】この液晶素子P2 は、図2(a) に示すよう
に、平行に配置された一対の電極基板10,10を備え
ており、これらの電極基板10,10はシール材2によ
って貼り合わされて、その内部間隙には液晶3が保持さ
れている。電極基板10は、同図(b) に詳示するよう
に、透明なガラス基板11を備えており、このガラス基
板11の表面には、ストライプ状の金属電極12が相互
に離間するように多数形成されている。また、金属電極
12相互の間隙には、絶縁層、具体的には紫外線硬化樹
脂(以下、“UV硬化樹脂”とする)13が充填されて
いる。そして、このUV硬化樹脂13は金属電極12と
共にほぼ平滑な面を形成しており、該ほぼ平滑な面上に
は透明電極6が多数形成されている。
【0008】この液晶素子P2 においては、各透明電極
6に電気的に接続するように、低抵抗の金属電極12が
それぞれ併設されているため、上述したような電圧波形
の遅延を低減できる。
【0009】次に、この液晶素子P2 の製造方法につい
て、図3(a) 〜(h) を参照して簡単に説明する。 〈金属電極形成工程〉まず、ガラス基板11の表面には
スパッタ法等によって厚さ1μm程度のメタル層を形成
し、該メタル層をフォトリソグラフィ法等によってパタ
ーン化して、ストライプ状の金属電極12を多数形成す
る(図3(b) の符号A1 参照。以下、この構造体を“金
属電極付き基板A1 ”とし、該金属電極付き基板A1
おける金属電極12の形成された側の面を“電極面1
5”とする)。 〈樹脂充填工程〉次に、平滑な板状の部材16(以下、
“平滑板16”とする)の表面に、液状のUV硬化樹脂
(絶縁材料)13Lをディスペンサー17を用いて所定
量滴下し(同図(a) 参照)、この平滑板16と金属電極
付き基板A1 とを重ね合わせる(同図(b) 参照。以下、
硬化される前の液状のUV硬化樹脂を符号13Lで表
し、硬化後のUV硬化樹脂を符号13Sで表し、特に区
別を要しない場合は単に“UV硬化樹脂13”とする。
また、UV硬化樹脂13Lを平滑板16及び金属電極付
き基板A1 にて挟み込んだ構造体A2 を“被加圧体A
2 ”とする)。
【0010】次に、被加圧体A2 をプレス機19にセッ
トし(同図(c) 及び(d) 参照)、プレス圧力F1 を加え
て、平滑板16を金属電極12に密着させる。これによ
り、UV硬化樹脂13Lは、金属電極12の表面から除
去される。なお、符号19a,19bは、プレス機のプ
レス板である。 〈樹脂硬化工程〉その後、被加圧体A2 をプレス機19
より取り出し、その状態で紫外線L(以下、“UV光
L”とする)を照射する(同図(e) 参照)。このUV光
照射により、UV硬化樹脂13が硬化される。 〈剥離工程〉そして、UV硬化樹脂13の硬化が終了し
た後、不図示の離型装置によって図示F2 の方向に力を
加えて平滑板16を剥離する(同図(f) 及び(g) 参
照)。 〈透明電極形成工程〉その後、硬化されたUV硬化樹脂
13S及び金属電極12の表面にITO膜をスパッタ法
などの方法によって形成し、それをフォトリソグラフィ
ー法などによってパターニングして透明電極6を形成す
る(同図(h) 参照)。 〈その他の工程〉次に、透明電極6の表面に絶縁膜7や
配向制御膜9を形成し、配向制御膜9の表面にはラビン
グ処理を施す。さらに、2枚の電極基板10,10を貼
り合わせ、その間隙に液晶3を注入して液晶素子を作成
する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、UV硬化樹
脂13は、金属電極12相互の絶縁等種々の理由から電
極相互の間隙に充填されている必要があるが、UV硬化
樹脂13Lの供給量が少ないと、該樹脂13Lが電極間
隙全体に行き渡らないこともあり、ある程度多めに供給
する必要があった。
【0012】しかしながら、UV硬化樹脂13Lを多め
に供給した場合には、ガラス基板11と平滑板16との
間からUV硬化樹脂13Lがはみ出してしまい、プレス
機19やその他の搬送装置等に付着することがあった。
そして、このように付着したUV硬化樹脂13Lは、温
度、湿度、光等に反応して硬化し、種々のトラブルの原
因となっていた。
【0013】例えば、図4は、プレス板19a,19b
を備えたプレス機によって被加圧体A2 を加圧している
際にUV硬化樹脂13Lがはみ出して下側のプレス板1
9bに付着した様子を示す模式図であるが、この場合に
は、UV硬化樹脂13Lが下側のプレス板19bの上面
に付着して樹脂硬化層を形成し、該上面の平面度を確保
できなくなる。また、図5は、ローラ20を備えたプレ
ス機によって被加圧体A2 を加圧している際にUV硬化
樹脂13Lがはみ出してローラ20に付着した様子を示
す模式図であるが、この場合には、UV硬化樹脂13L
がローラ20の表面に付着して樹脂硬化層を形成し、ロ
ーラ20の円筒度(すなわち、ローラ外周面の真円度)
を確保できなくなる。そして、いずれの場合において
も、次の被加圧体A2 を均一な加圧力で加圧できなくな
り、加圧力の弱い部分においては、UV硬化樹脂13L
が金属電極12の表面から完全に排除されずに電極抵抗
が大となって電圧波形の遅延が生じるという問題があっ
た。そのような品質の悪いものは製品としては使えない
ため、製造歩留りが低下し、製造コストが増大するとい
う問題も生じていた。
【0014】また、上述のように付着した樹脂硬化層が
剥れ落ちてプレス機内部や搬送装置内部に入り込んだ場
合には、それを除去する必要があるが、その作業が面倒
であると共に生産効率が悪くなってしまうという問題も
あった。さらに、この除去作業のために装置の駆動を停
止させる必要があるが、装置の稼働率が低下し、その分
製造コストが増大するという問題もあった。
【0015】なお、以上のような問題を解決する方法と
しては、UV硬化樹脂13Lがプレス機19やその他の
搬送装置等に付着した場合、付着したUV硬化樹脂13
Lを直に溶剤によって化学的に除去したり、スキージや
ブレードなどを使って物理的に除去したりする方法があ
る。しかし、このようなUV硬化樹脂13の除去を作業
者が手作業で行うとその作業が面倒となる等の問題があ
り、また、付着したUV硬化樹脂13を完全に除去する
ことにも限界があった。
【0016】一方、上述の被加圧体A2 は、図6に示す
ように、流動性に富むUV硬化樹脂13Lをガラス基板
11と平滑板16とで挟み込んだ構造であるため、ガラ
ス基板11と平滑板16とがその面方向にずれ易かっ
た。特に、被加圧体A2 の加圧を、図7に示すようなロ
ーラ20を備えたプレス機によって行うと、被加圧体A
2 とローラ20との相対移動や上下ローラ20の回転速
度差等に起因したズレが生じ易かった。
【0017】そして、このようにガラス基板11と平滑
板16とがずれていると、ガラス基板11と平滑板16
との間からUV硬化樹脂13Lがはみ出してしまい、被
加圧体A2 をプレスしたり搬送する工程において、UV
硬化樹脂13Lがプレス機19やその他の搬送装置等に
付着することがあった。そして、このように付着したU
V硬化樹脂13Lは、温度、湿度、光等に反応して硬化
し、上述のように種々のトラブルの原因となっていた。
【0018】また、図8に示すように、ローラ20を備
えたプレス機によって被加圧体A2を加圧する場合に
は、不用意に加圧を行うと、ずれて突出している平滑板
16(又はガラス基板11)が破損することがあり、そ
の場合には製造歩留りの低下や製造コストの増大を引き
起こすという問題があった。そして、このような問題
は、上記一対のガラス基板11のサイズが異なる場合に
も生じ易かった。
【0019】さらに、上述のように平滑板16やガラス
基板11が破損しなくとも、UV硬化樹脂13Lを硬化
させると、図9に示すように突出部21が形成されてし
まうこととなる。このような突出部21を有する電極基
板を用いて液晶素子を製造すると、セルギャップが不均
一となるため液晶3の配向が不均一になるという問題が
あった。
【0020】そこで、本発明は、いわゆる電圧波形の遅
延の問題が解消されて大面積化及び高精細化に対応可能
な電極基板及び液晶素子を提供することを目的とするも
のである。
【0021】また、本発明は、製造装置の稼働率の低下
や、製造コストの増大の無い電極基板の製造方法並びに
液晶素子の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0022】さらに、本発明は、製造する段階で部品の
破損を防止する電極基板の製造方法並びに液晶素子の製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0023】またさらに、本発明は、セルギャップが均
一な液晶素子を提供することを目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板と、該基
板上に相互に離間するように設けられた複数の第1電極
と、該第1電極相互の間隙に夫々設けられた複数の絶縁
層と、を備えた電極基板において、前記基板が、前記第
1電極が設けられた側の面の前記第1電極が設けられた
領域の外側に凹部を有する、ことを特徴とする。
【0025】また、本発明は、基板の表面に複数の第1
電極を相互に離間するように形成する工程と、前記基板
の表面に流動性に富む絶縁材料を配置すると共に板状の
部材にて押圧することにより前記複数の第1電極相互の
間隙に前記絶縁材料を充填する工程と、該絶縁材料を硬
化させて絶縁層を形成する工程と、を有する電極基板の
製造方法において、前記板状の部材における前記複数の
第1電極に押圧される側の面であって、前記複数の第1
電極に当接する領域の外側に、前記絶縁材料を充填する
工程において前記複数の第1電極相互の間隙から溢れ出
た絶縁材料を受け入れる凹部を設けている、ことを特徴
とする。
【0026】さらに、本発明は、基板の表面に複数の第
1電極を相互に離間するように形成する工程と、該複数
の第1電極相互の間隙に流動性に富む絶縁材料を充填す
る工程と、該絶縁材料を硬化させて絶縁層を形成する工
程と、を有する電極基板の製造方法において、前記基板
における、前記第1電極が設けられた側の面の前記第1
電極が設けられた領域の外側に、凹部を設け、かつ、前
記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する工程
において、前記複数の第1電極相互の間隙から溢れ出た
絶縁材料を前記凹部にて受け入れる、ことを特徴とす
る。
【0027】またさらに、本発明は、一対の電極基板間
に液晶を挟持した液晶素子において、前記電極基板が、
透光性基板と、該透光性基板上に相互に離間するように
設けられた複数の第1電極と、該第1電極相互の間隙に
夫々設けられた複数の光を透過する絶縁層と、該各絶縁
層上に夫々設けられた透光性の複数の第2電極であって
夫々が前記第1電極のうちの対応する一つと電気的に接
続している複数の第2電極と、を備え、かつ、前記透光
性基板が、前記第1電極が設けられた側の面の前記第1
電極が設けられた領域の外側に凹部を有する、ことを特
徴とする。
【0028】また、本発明は、電極基板を製造する工程
と、該工程にて製造した一対の電極基板を貼り合わせる
工程と、該貼り合わせた一対の電極基板の間隙に液晶を
注入する工程と、を備えた液晶素子の製造方法におい
て、前記電極基板を製造する工程が、透光性基板の表面
に複数の第1電極を相互に離間するように形成する工程
と、前記基板の表面に流動性に富む絶縁材料を配置する
と共に板状の部材にて押圧することにより前記複数の第
1電極相互の間隙に前記絶縁材料を充填する工程と、該
絶縁材料を硬化させて絶縁層を形成する工程と、前記板
状の部材を剥離する工程と、透光性を有する第2電極を
各絶縁層の表面に夫々形成すると共に各第2電極を前記
第1電極のうちの対応する一つと電気的に接続する工程
と、からなり、前記板状の部材における前記複数の第1
電極に押圧される側の面であって、前記複数の第1電極
に当接する領域の外側に、凹部が設けられ、かつ、前記
複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する工程で
は、前記複数の第1電極相互の間隙から溢れ出た絶縁材
料を前記凹部にて受け入れる、ことを特徴とする。
【0029】さらに、本発明は、電極基板を製造する工
程と、該工程にて製造した一対の電極基板を貼り合わせ
る工程と、該貼り合わせた一対の電極基板の間隙に液晶
を注入する工程と、を備えた液晶素子の製造方法におい
て、前記電極基板を製造する工程が、透光性基板の表面
に複数の第1電極を相互に離間するように形成する工程
と、前記複数の第1電極相互の間隙に流動性に富む絶縁
材料を充填する工程と、該絶縁材料を硬化させて絶縁層
を形成する工程と、透光性を有する第2電極を各絶縁層
の表面に夫々形成すると共に各第2電極を前記第1電極
のうちの対応する一つと電気的に接続する工程と、から
なり、かつ、前記絶縁材料を充填する工程において前記
第1電極相互の間隙から溢れ出た絶縁材料を受け入れる
凹部が、前記透光性基板における、前記第1電極が設け
られた側の面の前記第1電極が設けられた領域の外側に
設けられている、ことを特徴とする。
【0030】また、本発明は、接離自在に構成された一
対のプレス部材を備え、かつ、複数の第1電極が相互に
離間するように形成された基板に、板状の部材を前記第
1電極に対向するように配置すると共に、これらの基板
及び板状の部材の間に絶縁材料を挟持させて構成した積
層体を、前記一対のプレス部材に押圧させることによ
り、前記絶縁材料を前記複数の第1電極相互の間隙に充
填せしめる電極基板の製造装置において、前記一対のプ
レス部材の少なくとも一方と前記積層体との間に配置さ
れるシート状の部材を備えた、ことを特徴とする。
【0031】さらに、本発明は、接離自在に構成された
一対のプレス部材を備え、かつ、複数の第1電極が相互
に離間するように形成された基板に、板状の部材を前記
第1電極に対向するように配置すると共に、これらの基
板及び板状の部材の間に絶縁材料を挟持させて構成した
積層体を、前記一対のプレス部材に押圧させることによ
り、前記絶縁材料を前記複数の第1電極相互の間隙に充
填せしめる電極基板の製造装置において、前記基板及び
前記板状の部材の面方向の相対位置を一致せしめる位置
決め治具、を備え、かつ、前記積層体を前記位置決め治
具にセットした状態で加圧する、ことを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。なお、図1乃至図9に示
すものと同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0033】まず、本発明の第1の実施の形態につい
て、図10乃至図19を参照して説明する。
【0034】本発明に係る液晶素子P3 は、図10(a)
に示すように、略平行に配置された一対の電極基板3
0,30を備えている。これらの電極基板30,30は
シール材2によって貼り合わされており、それらの間隙
には、強誘電性を示す液晶等の液晶3が挟持されてい
る。
【0035】この電極基板30は、図10(b) に詳示す
るように基板11を有しており、基板11の表面には、
ストライプ状の第1電極12が相互に離間するように多
数配置されている。また、第1電極12の相互の間隙に
は、電極相互間の絶縁並びに平坦化を行う絶縁層13S
が埋設されており、この絶縁層13S及び第1電極12
の表面には、各第1電極12と電気的に接続するように
ストライプ状の第2電極6が形成されている。さらに、
第2電極6等を覆うように絶縁膜7や配向制御膜9が形
成されている(図10(a) 参照)。
【0036】基板11としては、光を透過する透光性基
板が好ましい。また、両面が研磨されて平行度の良好な
ものが好ましい。さらに、厚さは0.5〜2mm程度であ
れば良く、液晶基板用として一般的に用いられるものを
用いれば良い。その材質としてはソーダガラス(青板ガ
ラス)等が好適である。
【0037】ところで、この透光性基板11における、
第1電極12及び絶縁層13Sを設けた側の面には、多
数の第1電極12を設けた領域の外側であって、液晶素
子P3 の表示領域の外部に、凹部11a,…を形成して
いる。この凹部11a,…は、透光性基板11の端縁に
設けてもよく、透光性基板11の端縁から所定距離離れ
た位置に溝部として設けてもよい。透光性基板11の端
縁に設けた凹部としては、図10(b) に示す傾斜した面
取り状の切り欠き部(面取り部)11aや、図11(a)
に示す角状の切り欠き部11bや、図11(b) に示すR
状の切り欠き部11c等が挙げられる。また、凹部を、
透光性基板11の端縁から所定距離離れた位置に溝部と
して設けたものとしては、図12(a) に示すコ字状に切
り欠かれた溝部11dや、同図(b) に示すV字状状に切
り欠かれた溝部11eや、同図(c) に示す複数本の溝部
11fからなるもの等が挙げられる。但し、透光性基板
11の強度を確保する点からは、凹部は切り欠き部とす
ることが好ましい。
【0038】第1電極12は、抵抗値が小さいものが好
ましい。また、その厚さは0.3〜5μm程度が実用的
である。さらに、第1電極12を形成する材料として
は、体積抵抗率が小さいものであれば金属材料でも非金
属材料でも良い。金属材料としてはアルミニウム、クロ
ム、モリブデン、銅等を挙げることができ、非金属材料
としては導電性樹脂や導電性セラミックス等を挙げるこ
とができる。なお、これらの材料の中でも、成膜するこ
とが容易で、かつ透光性基板11への密着性が良好な材
料が最適である。
【0039】第2電極6は、透光性に優れた材料から形
成することが好ましい。例えば、ITO(indium Tin O
xide;酸化インジウムに酸化スズを5〜10%程度混合
した物)や、インジウムオキサイドや、ティンオキサイ
ド等が第2電極6の材料として好ましい。
【0040】絶縁層13Sの材料としては、光を透過す
る材質で、硬化前においては流動性に富み、何らかの外
部刺激に反応して硬化する物質であれば良い。例えば、
紫外線(以下、“UV光”とする)の照射を受けて硬化
する紫外線硬化型樹脂(以下、“UV硬化樹脂”とす
る)や、熱が加えられた場合に硬化する熱硬化樹脂や、
2液反応硬化型樹脂等が挙げられる(以下、硬化される
前のものを“絶縁材料13L”とし、硬化された後のも
のを“絶縁層13S”とする)。
【0041】このうち、UV硬化樹脂としては、モノマ
ー及び/またはオリゴマー、及び光開始剤の混合組成物
が好適に用いられる。UV硬化樹脂は、アクリル系、エ
ポキシ系、エン・チオール系等いかなる重合方式のもの
でも良いが、後の製造工程(例えば、第2電極を形成す
る工程や、配向制御膜を焼成する工程)に耐え得るよ
う、耐熱性、耐薬品性、耐洗浄性を具備している必要が
ある。したがって、例えば、主成分である反応性オリゴ
マーに耐熱性のある分子構造を導入したものや、多感応
モノマーにより架橋密度を高めたものが好ましい。
【0042】配向制御膜9の材料としては、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリシロキさん等が好適である。な
お、両基板の配向制御膜9は互いに異なる材料からなる
ものであっても良い。また、少なくとも一方の基板に設
けられた配向制御膜9には、ラビング処理等の一軸配向
処理を施すことが好ましい。
【0043】次に、本実施の形態に係る電極基板30の
製造方法、さらには液晶素子P3 の製造方法について、
図13乃至図19を参照して説明する。 〈第1電極形成工程〉透光性基板11(すなわち、端部
若しくは端部から所定距離離れた位置に凹部11a乃至
11fを設けた透光性基板11)の表面に、真空蒸着法
やスパッタリング法によって電極薄膜を形成し、その
後、フォトリソ法によるパターニングを行って、相互に
離間する多数の第1電極12を形成する(図13(b) 参
照。以下、透光性基板11に第1電極12を形成した構
造体を“第1電極付き基板B1 ”とし、この第1電極付
き基板B1 において第1電極12が形成された側の面を
“電極面15”とする)。凹部は、物理的手法で設ける
ことができる。
【0044】なお、この電極面15にシランカップリン
グ処理等の密着処理を行ない、後工程で形成する絶縁層
13Sが良好に密着するようにすることが好ましい。 〈絶縁材料充填工程〉次に、第1電極12相互の間隙
に、流動性に富む絶縁材料13Lを充填する。
【0045】この絶縁材料13Lの充填は、表面が平滑
な板状の部材16(以下、“平滑板16”とする)を上
記電極面15(透光性基板11の第1電極12が形成さ
れた面)に対向するように配置すると共に、これら第1
電極付き基板B1 と平滑板16との間に絶縁材料13L
を挟持させることにより積層体B2 (図13(b) 及び
(c) 参照。以下、“被加圧体B2 ”とする)を構成し、
この被加圧体B2 をプレス手段によって押圧することに
より行うことが好ましい。
【0046】具体的には、平滑板16又は第1電極付き
基板B1 の電極面15に、ディスペンサー17を用いて
絶縁材料13Lを所定量滴下する(図13(a) 参照)。
そして、第1電極付き基板B1 の電極面15と平滑板1
6とが相対向すると共に、絶縁材料13Lに気泡が巻き
込まれないように、これらをゆっくりと重ね合わせて被
加圧体B2 を作成する(同図(b) 参照)。
【0047】ここで、平滑板16には、上下両面が平滑
で剛性に富み、表面硬度が硬い板状の部材を使用すれば
良く、その材質としては、金属やセラミックやガラス等
が好ましい。
【0048】この場合、透光性基板11にだけ凹部11
a乃至11fを設けるのでは無く、平滑板16における
第1電極12に押圧される側の面であって、これら複数
の第1電極12に当接する領域の外側にも、凹部16a
を設けるようにしてもよい。この凹部16aの一例とし
ては、図15に示すように、平滑板16の周縁部に設け
た面取り部を挙げることができる。
【0049】また、図16に示すように、透光性基板1
1には凹部11a,…のいずれをも設けず、平滑板16
にのみ凹部16aを設けるようにしてもよい。
【0050】なお、この平滑板16には、上述のような
被加圧体B2 を構成する前に、フッ素系或はシリコン系
等からなる離型剤を塗布しておき、平滑板16と絶縁層
13Sとの剥離を円滑に行えるようにしておくと良い。
【0051】プレス手段としては、図13(d) に示すよ
うに、接離自在に構成された上下一対の板状のプレス部
材(以下、“プレス板”とする)19a,19bを有
し、これらのプレス板19a,19bの間に被加圧体B
2 を配置してその加圧を行うものであっても良く、回転
自在なプレス用ローラを少なくとも一つ有し、プレス用
ローラによって被加圧体B2 を押圧すると共にプレス用
ローラを被加圧体B2 の面方向に相対移動させる方式の
ものであっても良い。図17に示すプレス手段31は、
その一例であって、プレス用ローラ31a,31bを上
下に一対備えている。
【0052】前者のプレス手段としては、機械式のプレ
ス機の他、油圧や空気圧や水圧にて駆動するものを挙げ
ることができる。その圧力は、1〜50kg/cm2、特に5
〜20kg/cm2の範囲が好ましい。
【0053】後者のプレス手段としては、ロールコータ
ー、ラミネーター、印刷機等の通常使用されている構造
の装置を流用しても良く、本発明の絶縁材料13Lを充
填するため専用の装置であっても良い。この場合、プレ
ス用ローラ31a,31bのローラ軸の両端に、油圧シ
リンダーやエアーシリンダーによる加圧調整機構を設け
て、プレス用ローラ31a,31bの被加圧体B2 への
押圧力を調整できるようにすると良い。この場合、ロー
ラ31a,31bの間に被加圧体B2 を挟み込む必要が
あるため、プレス用ローラ31a,31bは充分なスト
ロークを有している必要がある。このようなプレス手段
の場合、プレス用ローラ31a,31bと被加圧体B2
との接触面積は、被加圧体B2 全体を押圧する上述のプ
レス板19a,19bに比べて小さいため、加圧力は小
さくて済み、装置の小型化を図ることができる。また、
このようにプレス用ローラ31a,31bを使用して加
圧を行う場合、絶縁材料13Lは透光性基板11及び平
滑板16の端部に滴下しておき、プレス用ローラ31
a,31bと被加圧体B2 とを相対移動させるが、これ
により絶縁材料13Lから気泡を除去できる。
【0054】ところで、上述したプレス板19a,19
b、或はプレス用ローラ31a,31bを、電熱ヒータ
や内部に加熱流体を流すことによって加熱するようにし
ても良い。また、被加圧体B2 を、プレス手段にセット
する前にホットプレートやオーブン等の加熱装置によっ
て加熱するようにしてもよい。この加熱によって絶縁材
料13Lの粘度を低下させることができ、絶縁材料13
Lの電極間隙への充填を円滑に行うことができる。
【0055】上述のように被加圧体B2 を構成すると共
に該被加圧体B2 をプレス手段によって押圧することに
より、平滑板16は第1電極12に密着されて、絶縁材
料13Lは第1電極12の表面から排除されると共に第
1電極12の間隙に充填される。そして、第1電極12
相互の間隙から溢れ出た絶縁材料13Lは、透光性基板
11に設けた凹部11a,…、平滑板16に設けた凹部
16aに受け入れられ、被加圧体B2 の側部からのはみ
出しが防止されることとなる。
【0056】なお、本実施の形態においては、凹部11
a,…,16aの形状・大きさ、並びに絶縁材料13L
の滴下量は、上述のようにはみ出した絶縁材料13Lが
凹部11a,…,16aに充填されて、被加圧体B2
側部からはみ出さないように設定すれば良い。
【0057】透光性基板11の側に凹部を設けず、平滑
板16にのみ凹部16aを設けた場合には、透光性基板
11の1枚1枚に凹部を形成する必要が無くなり、製造
工程が簡略化されると共に製造コストを低減できる。ま
た、透光性基板11の側に凹部を設ける場合には、該凹
部の大きさは、透光性基板11の厚みや面積等によって
制約を受けるが、平滑板16の凹部16aの場合にはそ
のような制限(特に厚みの制限)は無く大きくでき、絶
縁材料13Lの回収量を増やすことができる。 〈絶縁材料硬化工程〉次に、この被加圧体B2 をプレス
手段から取り出し、絶縁材料硬化手段によって絶縁材料
13Lを硬化させ、絶縁層13Sを形成する(図14
(a) 参照)。
【0058】この絶縁材料硬化手段は、使用する絶縁材
料に応じて選択すれば良く、例えば、絶縁材料が熱硬化
樹脂の場合には熱源を使用し、絶縁材料がUV硬化樹脂
の場合にはUV光源を使用すれば良い。また、UV光以
外の光で硬化する絶縁材料を用いる場合には、その材料
に応じて可視光や赤外線等を照射する光源を用いれば良
い。ここで、熱源には、オーブンやホットプレートを用
いれば良く、UV光源には、高圧水銀灯や、低圧水銀灯
や、キセノンランプ等を用いれば良い。なお、硬化すべ
き絶縁材料13Lは、透光性基板11と平滑板16とに
よって挟持された状態にあるため、熱源の熱や光源の光
は、これらの透光性基板11や平滑板16においてロス
が生じる。したがって、絶縁材料硬化手段は、これらの
ロスを考慮した上で充分な熱量又は照度を有し、熱や光
が絶縁材料13Lにまで確実に到達して該絶縁材料13
Lを確実に硬化させるものであることが好ましい。
【0059】ところで、絶縁材料13Lの充填に上述の
平滑板16を使用する場合、その平滑板16は、不図示
の離型装置によって第1電極12等から剥離する必要が
ある(図14(b) 及び(c) 参照)。
【0060】この平滑板16の剥離は、絶縁材料13L
を硬化させる前に実施しても良く、絶縁材料13Lを硬
化させた後に実施しても良い。また、この平滑板16の
剥離を、絶縁材料13Lをある程度硬化させた後に行
い、平滑板16を剥離した後に再度熱や光を加えて絶縁
材料13Lを完全に硬化させても良い。
【0061】また、上述のように平滑板16の側に凹部
16aを形成した場合には、該凹部16aに受け入れら
れた絶縁材料13Lが、第1電極12の表面よりも突出
することとなる(図18の符号32参照)。この突出部
分32は、絶縁材料13Lを硬化する前に除去しても良
く、絶縁材料13Lを硬化した後に除去しても良い。
【0062】特に、上述のように平滑板16の側に凹部
16aを形成すると共に、絶縁材料13Lに光硬化型の
材料を用い、光を照射して該材料13Lを硬化させるよ
うにした場合には、該凹部16aを形成した部分に、光
を遮光する遮光膜16bを設け(図19(a) 参照)、光
の照射を平滑板16を介して行うようにすれば良い(同
図(b) 参照)。かかる場合には、凹部16aに受け入れ
られた絶縁材料13Lは硬化されないまま残るため、一
般的な洗浄等の方法で容易に除去できる(同図(c) 参
照)。なお、この遮光膜16bとしては、Cr,Al,
Cu,W等の金属薄膜を用いることができるが、該金属
薄膜は蒸着法やスパッタ法等の真空成膜法やフォトリソ
・エッチング法を利用して形成すれば良い。また、遮光
膜16bの厚さは1000〜5000Å程度が好まし
い。 〈その他の工程〉そして、上述のようにして形成した第
1電極12及び絶縁層13Sの表面に、ITO膜等をス
パッタリング法等によって形成し、フォトリソ・エッチ
ング法によってパターニングを行い、上述した形状の第
2電極6を形成する(図14(d)参照)。
【0063】その後、これらの第2電極6等を覆うよう
に絶縁膜7や配向制御膜9を形成し、電極基板30を作
成する。
【0064】そして、以上のようにして作成した一対の
電極基板30,30を貼り合わせ、基板間隙に液晶3を
注入して、液晶素子P3 を作成する。
【0065】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0066】本実施の形態によれば、抵抗値の小さい第
1電極12が、1つ1つの第2電極6に電気的に接続さ
れているため、低抵抗で電圧波形の遅延の問題が無く、
大面積化並びに高精細化に対応可能な電極基板及び液晶
素子を得ることができる。なお、本発明者が実測したと
ころによると、第1電極6及び第2電極12の抵抗値
は、240mm長当たりで500Ω以下であった。
【0067】また、本実施の形態によれば、絶縁材料1
3Lを多めに供給しても、第1電極12相互の間隙から
溢れ出た絶縁材料13Lは凹部11a,…の空間に吸収
されるだけであり、プレス手段やその他の搬送装置等へ
の付着が低減される。したがって、表面に絶縁材料が付
着していないプレス部材等を用いて被加圧体B2 を均一
な加圧力で加圧でき、絶縁材料13Lを全ての電極間隙
に均一に充填することができ、電圧波形の遅延が無い品
質の良好な電極基板及び液晶素子を得ることができる。
その結果、製造歩留りを向上でき、製造歩留り低下に伴
う製造コスト増大を回避できる。
【0068】さらに、プレス手段やその他の搬送装置等
に付着し硬化した硬化層が剥れ落ちてプレス手段の内部
や搬送装置内部に入り込む事態を低減でき、その除去作
業を無くし(或は作業回数を低減し)て生産効率を向上
できる。またさらに、その除去作業のために装置の駆動
を停止させる必要も無く、装置の稼働率の低下や、それ
に伴う製造コスト増大の問題も回避できる。
【0069】また、プレス手段やその他の搬送装置等に
付着した絶縁材料13Lを除去するという面倒な作業も
低減される。
【0070】ついで、本発明の第2の実施の形態につい
て、図20乃至図25を参照して説明する。
【0071】本実施の形態にて製造する液晶素子は、図
2(a) に示した液晶素子P2 と同様の構造、又は図10
(a) に示した液晶素子P3 と同様の構造である。以下、
前者の液晶素子P2 を製造する場合について説明する。
【0072】本実施の形態に係る製造方法は、上記第1
の実施の形態とほぼ同様であるが、絶縁材料充填工程に
おいて、絶縁材料充填装置(電極基板の製造装置)を使
用する点が異なる。
【0073】この絶縁材料充填装置は、接離自在に構成
されて被加圧体(積層体)A2 を押圧する一対のプレス
部材を備えており、少なくとも一方のプレス部材と被加
圧体A2 との間にはシート状の部材(以下、“シート
材”とする)が配置されていて、被加圧体A2 からはみ
出した絶縁材料13Lを回収するようになっている。
【0074】なお、上述したシート材を除去するシート
除去手段を設けておき、絶縁材料13Lの充填が終了す
れば該シート除去手段によってシート材を除去するよう
にしても良い。
【0075】また、被加圧体A2 は、基板11及び平滑
板16の面方向の相対位置を一致せしめる位置決め治具
にセットされた状態で加圧されるようにしても良い。
【0076】図20は、絶縁材料充填装置の構造の一例
を示す図であり、図に示す絶縁材料充填装置50は、プ
レス部材として、回転自在に支持された一対のプレス用
ローラ51a,51bを備えている。これらのプレス用
ローラ51a,51bは、油圧シリンダーやエアーシリ
ンダーによる加圧調整機構がそのローラ軸両端に設けら
れて、接離自在に構成されている。
【0077】なお、プレス部材としてプレス用ローラ5
1a,51bを使用する場合、該プレス用ローラ51
a,51bによって被加圧体A2 を押圧すると共に該プ
レス用ローラ51a,51bと被加圧体A2 とを面方向
に相対移動させれば良い。
【0078】また、このように上下一対のプレス用ロー
ラ51a,51bを使用する場合には、上側プレス用ロ
ーラ51aの回転軸を下側プレス用ローラ51bの回転
軸に対して同一水平面内にて傾けるようにしてもよい。
これにより、被加圧体A2 の厚さムラに伴う加圧ムラを
低減できる。また、プレス用ローラ51a,51bの外
周面は、ゴムや樹脂等の弾性体にて構成し、被加圧体A
2 に対しての押圧力分布を分散して均一加圧を図っても
よい。これにより、被加圧体A2 の厚さムラに伴う加圧
ムラを低減できる。
【0079】位置決め治具は、基板11及び平滑板16
の側部に当接する位置決め部を有しており、これら基板
11及び平滑板16の面方向の相対位置を規定するよう
になっている。
【0080】図21は、その位置決め治具の構造の一例
を示す端面図であり、図に示す位置決め治具52は、一
定厚さの板状部材にフライス加工等によって形成された
凹部52aを有している。この凹部52aの形状(平面
視の形状)は、被加圧体A2とほぼ同形状であってかつ
多少広いものであり、その側壁部52bの高さ(すなわ
ち、凹部52aの深さ)は、被加圧体A2 の厚みよりも
低く、かつ基板11及び平滑板16の側部が共に当接す
るように設定されている。すなわち、この位置決め治具
52においては、側壁部52bが位置決め部として機能
する。
【0081】図22は、位置決め治具の構造の他の例を
示す端面図であり、図に示す位置決め治具53は、一定
厚さの板状部材53aに枠状部材53bをピン53c等
で固定することによって凹部53dを構成している。こ
の凹部53dの形状(平面視の形状)は、被加圧体A2
よりも多少広いものであり、枠状部材53bの高さは、
被加圧体A2 の厚みよりも低く、かつ基板11及び平滑
板16の側部が共に当接するように設定されている。す
なわち、この位置決め治具53においては、枠状部材5
3bが位置決め部として機能する。
【0082】なお、いずれの位置決め治具52,53に
おいても、凹部52a,53dの底面と、位置決め治具
52,53の上面及び下面とは平行に形成されて、均一
な加圧ができるようになっている。
【0083】図23は、位置決め治具の構造のさらに他
の例を示す端面図であり、図に示す位置決め治具55
は、上述した位置決め治具52と同様に凹部55aを有
している。また、この凹部55aの底面には溝部55b
が設けられていて、被加圧体A2 からはみ出した絶縁材
料13Lが被加圧体A2 と凹部底面との間に入り込まな
いようになっている。また、位置決め治具55の上面に
は、凹部55aを囲むように溝部55cが設けられてい
て、被加圧体A2 からはみ出した絶縁材料13Lを該溝
部55cにてある程度吸収することにより、シート材へ
の絶縁材料13Lの付着量を低減できるようになってい
る。
【0084】この位置決め治具は、軽くて丈夫な材料で
形成すれば良く、例えば、ステンレスやアルミニウム等
の金属や、アクリルやポリカーボネート等の樹脂で形成
すれば良い。なお、絶縁材料13Lの流動性を高めるた
めにプレス部材や被加圧体A2 等を加熱しても良いが、
その場合には、耐熱性を有し、かつ熱伝導率の大きな材
料を選択する必要がある。
【0085】シート材としては、樹脂製や金属製のシー
トの内、可撓性に富み、プレス部材によって押圧されて
も破れたりシワになりにくい材料であれば良く、絶縁材
料13Lの塗れ性に優れて絶縁材料13Lが付着し易
く、絶縁材料13Lの回収効率が高い方が好ましい。な
お、絶縁材料13Lの流動性を高めるためにプレス部材
や被加圧体A2 等を加熱しても良いが、その場合には、
シート材は耐熱性を有している必要がある。
【0086】また、このシート材は、図24にて符号5
6に示すように、一対のローラ57,59にそれぞれ巻
き付けておき、一のローラ(以下、“繰り出しローラ”
とする)57がシート材56を繰り出すと共に、他のロ
ーラ(以下、“巻き取りローラ”とする)59がシート
除去手段として機能してシート材56を回収するように
しても良い。
【0087】ところで、プレス部材としてプレス用ロー
ラ51a,51bを使用する場合には、上述したよう
に、プレス用ローラ51a,51bと被加圧体A2 とを
被加圧体A2 の面方向に相対移動させなければならない
が、上述のシート材56を使用する場合には、プレス用
ローラ51a,51bが被加圧体A2 の終端部近傍を通
過するタイミングで、シート材56が巻き付けられた方
のプレス用ローラ51a,51b(図24では上側のプ
レス用ローラ51a)を位置決め治具52及び被加圧体
1 から離間させるようにしても良い。これにより、溢
れ出た絶縁材料13Lの量が多くても、絶縁材料13L
をシート材56に吸収させることができる。
【0088】また、上述のようにシート除去手段として
巻き取りローラ59を使用する場合には、図25に示す
ように、絶縁材料除去手段60を、上側のプレス用ロー
ラ51aと巻き取りローラ59との間にシート材56に
当接するように配置し、この絶縁材料除去手段60によ
ってシート材56に付着している絶縁材料13Lをシー
ト材56から除去するようにしても良い。上述のように
シート除去手段として巻き取りローラ59を使用する場
合には、シート材56が巻き取りローラ59に巻き取ら
れる際に、該シート材56に付着している絶縁材料13
Lが垂れ落ちて上側のプレス用ローラ51a等に付着
し、従来と同様の問題を生じてしまうおそれもある。し
かし、上述のように絶縁材料除去手段60を配置して、
シート材56が吸収した絶縁材料13Lをある程度除去
することにより、そのような問題を解消できる。
【0089】なお、この絶縁材料除去手段60は、絶縁
材料13Lを吸収する材質、例えば、ウールや、コット
ンや、繊維類や、発泡ウレタンや、スポンジ等で構成す
れば良く、シート材56による摩耗を考慮してある程度
の耐摩耗性を有していてもよい。
【0090】また、この絶縁材料除去手段60は、図2
5に示すように回転自在なローラにて構成するようにし
てもよい。この場合、ローラ状の絶縁材料除去手段60
は、シート材56との摺接によっては回転しないように
し、かつ、絶縁材料の吸収力が低下したときのみ作業者
が絶縁材料除去手段60を回転させて該手段60の新し
い面をシート材56に当接するようにしてもよい。
【0091】さらに、絶縁材料除去手段60が上述のよ
うな耐摩耗性を有していない場合には、耐摩耗性に優れ
た目の粗い繊維類やスポンジ類をその外周面に薄く巻く
ようにしてもよい。
【0092】また、シート材は、図20に示すロール状
のものに限らず、被加圧体A2 と同等以上の面積を持つ
ものであっても良い。そして、このようなシート材を用
いる場合、シート除去手段としてロボットを使用して、
絶縁材料充填工程が終了した後にシート材を除去するよ
うにすると好ましい。
【0093】なお、絶縁材料13Lは、被加圧体A2
端部及び位置決め治具には多少付着するが、該付着した
絶縁材料13Lは、溶剤によって拭き取るようにしても
良く、或いは、溶剤や洗剤を使用した洗浄機によって除
去するようにしても良い。
【0094】以下、本実施の形態に係る電極基板10の
製造方法について説明する。 〈絶縁材料充填工程の前工程〉上述した第1の実施の形
態と同様に、透光性基板11の表面に第1電極12を相
互に離間するように形成し、第1電極付き基板A1 を作
成する。 〈絶縁材料充填工程〉次に、この第1電極付き基板A1
の電極面15に対向するように平滑板16を配置すると
共に、平滑板16と第1電極付き基板A1 との間に絶縁
材料13Lを挟持させて、積層体である被加圧体A2
作成する。
【0095】上述のようにして作成した被加圧体A2
位置決め治具にセットした上で一対のプレス部材51
a,51bに押圧させ、絶縁材料13Lを第1電極相互
の間隙に充填する。
【0096】ところで、絶縁材料13Lの供給量が多い
場合には、透光性基板11と平滑板16とが押圧される
ことに伴い、余分な絶縁材料13Lがはみ出てくるが
(図24(a) 及び(b) 参照)、はみ出た絶縁材料13L
は、被加圧体A2 とプレス部材51aとの間に配置され
たシート材56によって吸収される。これにより、はみ
出た絶縁材料13Lのプレス部材51a,51bへの付
着や、位置決め治具下面への垂れ落ちを低減できる。 〈絶縁材料充填工程の後工程〉絶縁材料充填工程が実施
した後は、上述した第1の実施の形態と同様に、絶縁材
料13Lを硬化する工程、第2電極6を形成する工程、
絶縁膜7や配向制御膜9を形成する工程を実施して、電
極基板10を作成する。
【0097】そして、一対の電極基板10,10を貼り
合わせ、基板間隙に液晶3を注入して液晶素子を作成す
る。
【0098】ついで、本実施の形態の効果について説明
する。
【0099】本実施の形態によれば、透光性基板11と
平滑板16との面方向の相対位置ズレを低減できる。こ
れにより、絶縁材料13Lの絶縁材料充填装置やその他
の搬送装置等への付着を低減でき、上述した第1の実施
の形態と同様、種々の効果を得ることができる。また、
上記相対位置ズレに起因する平滑板16や透光性基板1
1の破損を防止でき、該破損に伴う製造歩留りの低下や
製造コストの増大という問題を回避できる。さらに、図
9に示したような突出部21が形成されてしまうことも
低減でき、セルギャップの不均一化等を防止できる。
【0100】一方、プレス部材と被加圧体A2 との間に
シート材を配置した場合には、被加圧体A2 からはみ出
た絶縁材料13を回収でき、絶縁材料13Lが絶縁材料
充填装置等へ付着することをさらに防止できる。
【0101】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (実施例1)本実施例においては、平滑板16として、
ステンレス板の両面に厚さ約50μmの無電界ニッケル
メッキを施し、その表面を研磨により平面度約5μm以
内に仕上げたものを用いた。なお、平滑板16の寸法は
200×250×5mmとした。
【0102】また、透光性基板11には、300×35
0×1.1mmの両面研磨された青板ガラスを用い(以
下、透光性基板11を“ガラス基板11”とする)、該
ガラス基板11の片面(第1電極12が形成される側の
面)の4辺には0.5×1.0mmの面取り加工を施し
て、これを凹部11aとした。
【0103】さらに、絶縁材料13Lには、ペンタエリ
スリトールトリアクリレート50重量部、ネオペンチル
グリコールジアクリレート50重量部、1−ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトン2重量部からなるUV硬
化樹脂組成物を用いた(以下、絶縁材料13Lを“UV
硬化樹脂13L”とする)。
【0104】またさらに、第1電極12には、ストライ
プ形状のアルミニウムを使用し、その厚さを2μmと
し、ピッチを320μmとし、電極幅を30μmとし、
長さを320mmとした。そして、この第1電極12(以
下、“金属電極12”とする)は、ガラス基板11の中
心部の、280×320mmのエリア内に形成した。
【0105】また、第2電極6は、ITO(インジウム
ティン オキサイド)によって形成するものとし、ピ
ッチを320μmとし、電極幅を290μm、長さを3
00mmとした。なお、この第2電極6(以下、“透明電
極6”とする)は、ガラス基板11の中心部の、280
×300mmのエリア内に形成した。
【0106】次に、本実施例における電極基板30の製
造方法について説明する。 〈金属電極形成工程〉本工程においては、スパッタリン
グ法及びフォトリソ・エッチング法を使用して、ガラス
基板11の表面に金属電極12を形成した(以下、金属
電極12が形成されたガラス基板11を“金属電極付き
基板B1 ”とし、金属電極12が形成された側の面を
“電極面15”とする)。
【0107】なお、スパッタリングにはAlのターゲッ
トを用い、基板温度を120℃とし、雰囲気ガスをAr
/O2 の混合ガス(O2 添加濃度2000ppm)と
し、ガス流量を200SCCMとし、入力パワーを2.
8kWとした。
【0108】また、金属電極付き基板B1 の電極面15
にはカップリング処理剤をスピンコートし、100℃の
温度で20分間熱処理して密着処理を施した。ここで
は、シランカップリング剤(日本ユニカー社製のA−1
74)1重量部、エチルアルコール40重量部からなる
ものを用いた。 〈樹脂充填工程〉本工程においては、ディスペンサー1
7を用い、上述した平滑板16の中央部に液状のUV硬
化樹脂13Lを500μl滴下した。そして、金属電極
付き基板B1 の電極面15を、UV硬化樹脂13Lの滴
下された平滑板16に、気泡が巻き込まれないようにゆ
っくりと重ね合わせ、被加圧体B2 を作成した。
【0109】次に、400mm×400mm角の上下のプレ
ス板19a,19bを有する30トン油圧プレス機を使
用し、被加圧体B2 をプレス板19a,19bのほぼ中
央にセットして加圧を行なった。これにより、平滑板1
6は金属電極12に密着されて、UV硬化樹脂13Lは
金属電極12の表面から排除されると共に金属電極12
の間隙に充填される。なお、加圧時における被加圧体B
2 の温度を60℃とし、加圧力を5kg/cm2 、加圧時間
を10分間とした。
【0110】本発明者が、加圧後に被加圧体B2 をプレ
ス機19から取り出し、UV硬化樹脂13Lのはみ出し
の有無を確かめたが、該はみ出しは観察されなかった。 〈樹脂硬化工程〉本工程においては、100Wの高圧水
銀ランプ4本で構成されたUV光源を使用して、被加圧
体B2 に2分間のUV光の照射を行ない、UV硬化樹脂
13Lを硬化して絶縁層13Sを形成した。 〈剥離工程〉そして、UV硬化樹脂13Lの硬化が終了
した後に、離型装置によって平滑板16を剥離した。
【0111】本発明者が、剥離後の平滑板16、プレス
機のプレス板19a,19b等において、UV硬化樹脂
13Lの付着をチェックしたが、該付着は全く観察され
なかった。 〈透明電極形成工程〉そして、ITOからなる透明電極
6を、スパッタリング法及びフォトリソ・エッチング法
によって金属電極12に沿うように形成した。
【0112】ところで、本実施例においては、金属電極
12の長さは320mmで、透明電極6の長さは300mm
であるため、金属電極12は透明電極6の両端から10
mmずつ露出した状態にある。本発明者が、この金属電極
12の露出部と、該金属電極12に電気的に接続されて
いる透明電極6の中央部(長さ方向の中央部であって、
端部から150mmの部分)との間の電気抵抗を、50本
おきに計17本について測定したところ、全て800Ω
以下であることが分かった。これにより、透明電極のみ
が形成されて金属電極が形成されていない液晶素子に比
べて低抵抗であることが確認でき、測定しなかった電極
に関しても低抵抗であることが推察できる。 〈その他の工程〉その後、これらの透明電極6等を覆う
ように絶縁膜7や配向制御膜9を形成し、電極基板30
を作成した。
【0113】そして、一対の電極基板30,30を貼り
合わせ、基板間隙にカイラルスメクチック液晶3を注入
して、液晶素子を作成した。
【0114】本実施例によれば、抵抗値の小さい金属電
極12が、1つ1つの透明電極6に電気的に接続されて
いるため、低抵抗で電圧波形の遅延の問題が無く、大面
積化並びに高精細化に対応可能な電極基板及び液晶素子
を得ることができる。
【0115】また、ガラス基板11には凹部11aが形
成されているため、UV硬化樹脂13Lはこの凹部11
aに浸入し、被加圧体B2 の側部からのはみ出しや、そ
れに伴うプレス機19やその他の搬送装置等への付着が
低減される。したがって、表面にUV硬化樹脂13Lが
付着していないプレス板19a,19bを用いて被加圧
体B2 を均一な加圧力で加圧でき、UV硬化樹脂13L
を全ての電極間隙に均一に充填することができ、電圧波
形の遅延が無い品質の良好な電極基板及び液晶素子を得
ることができる。その結果、製造歩留りを向上でき、製
造歩留り低下に伴う製造コスト増大を回避できる。
【0116】さらに、プレス機19やその他の搬送装置
等に付着し硬化した硬化層が剥れ落ちてプレス機19の
内部や搬送装置内部に入り込む事態を低減でき、その除
去作業を無くし(或は作業回数を低減し)て生産効率を
向上できる。またさらに、その除去作業のために装置の
駆動を停止させる必要も無く、装置の稼働率の低下や、
それに伴う製造コスト増大の問題も回避できる。
【0117】また、プレス機19やその他の搬送装置等
に付着したUV硬化樹脂13Lを除去するという面倒な
作業も低減できる。
【0118】一方、加圧時において被加圧体B2 を加熱
するようにしているため、UV硬化樹脂13Lの粘度を
低くして、金属電極12相互の間隙への充填を円滑に行
うことができる。 (実施例2)本実施例においては、ガラス基板11に、
300×350×1.1mmの両面研磨された青板ガラス
を用い、該ガラス基板11の片面(金属電極12が形成
される側の面)には、4辺から1mm内側の所に各辺に沿
うように、深さ0.3mm×幅2.0mmの角溝11dを形
成した。それ以外の構造及び製造方法は、上述実施例1
と同様とした。
【0119】本実施例によれば、実施例1と同様の効果
が得られた。 (実施例3)本実施例においては、ガラス基板11に、
300×350×1.1mmの両面研磨された青板ガラス
を用い、該ガラス基板11の片面(金属電極12が形成
される側の面)の4辺には、0.3×2.0mmの切り欠
き部を形成した。それ以外の構造及び製造方法は、上述
実施例1と同様とした。
【0120】本実施例によれば、上述した実施例1と同
様の効果が得られた。 (実施例4)本実施例においては、ガラス基板11に、
300×350×1.1mmの両面研磨された青板ガラス
を用い、凹部は形成しなかった。代わりに、平滑板16
には、ステンレス板では無く、300×350×2mmで
平面度が5μmとなるように両面を研磨した青板ガラス
を使用し、その4辺には1.0×1.0mmの面取り16
aを施した。それ以外の構造及び製造方法は、上述実施
例1と同様とした。
【0121】本実施例によれば、上述した実施例1と同
様の効果が得られた。
【0122】また、本実施例によれば、ガラス基板11
の1枚1枚に凹部を形成する必要が無くなり、製造工程
が簡略化されると共に製造コストを低減できる。また、
ガラス基板11の側に凹部を設ける場合には、該凹部の
大きさは、ガラス基板11の厚みや面積等によって制約
を受けるが、平滑板16の凹部16aの場合にはそのよ
うな制限は無く大きくでき、UV硬化樹脂13Lの回収
量を増やすことができる。 (実施例5)本実施例においては、ガラス基板11に
は、実施例1で用いたと同様の凹部11aを有する青板
ガラスを用い、平滑板16には、実施例4で用いたと同
様の凹部16aを有する青板ガラスを用いた。それ以外
の構造及び製造方法は、上述実施例1と同様とした。
【0123】本実施例によれば、上述した実施例1と同
様の効果が得られた。 (実施例6)本実施例においては、樹脂充填工程に用い
るプレス手段として、図17に示すプレス機(ロールラ
ミネータ機)31を用いた。なお、プレス用ローラ31
a,31bの軸方向長さを400mmとし、直径を130
mmとした。また、プレス用ローラ31a,31bは、金
属ロールの外周面に、厚さ3mmのシリコンゴム層(ゴム
硬度;JIS−Aで70度)を形成したものとした。さ
らに、プレス機31の最大荷重は500kgとし、プレス
用ローラ31a,31bによって被加圧体B2を約5kg
/cm2 の押圧力で押圧すると共に、60mm/分の速度で
プレス用ローラ31a,31bと被加圧体B2 とを水平
方向に相対移動させた。またさらに、プレス時の温度を
80℃とした。
【0124】なお、平滑板16には、300×350×
2mmで平面度が5μmとなるように両面を研磨した青板
ガラスを使用し、ディスペンサー17にてUV硬化樹脂
13Lを滴下する箇所を、平滑板16の一端縁から10
mmの箇所とした。それ以外の構造及び製造方法は、上述
実施例1と同様とした。
【0125】本実施例によれば、上述した実施例1と同
様の効果が得られた。
【0126】また、本実施例によれば、プレス用ローラ
31a,31bと被加圧体B2 との接触面積は、被加圧
体B2 全体を押圧する上述のプレス板19a,19bに
比べて小さいため、加圧力は小さくて済み、装置の小型
化を図ることができる。
【0127】さらに、本実施例では、UV硬化樹脂13
Lの滴下箇所を被加圧体B2 の端部付近とし、かつ、プ
レス用ローラ31a,31bと被加圧体B2 とを水平方
向に相対移動させているため、UV硬化樹脂13Lから
気泡を除去でき、品質の良好な電極基板を製造できる。 (実施例7)本実施例においては、平滑板16として、
300×350×2mmで平面度が5μmとなるように両
面を研磨した青板ガラスを使用し、その4辺には、図1
9(a) に示すように、1.0×1.0mmの面取り部(凹
部)16aを施し、この面取り部16aを形成した部分
には、光を遮光する遮光膜16bを設けた。なお、この
遮光膜16bは、クロム膜をスパッタリングしてフォト
リソ・エッチング法にてパターニングすることにより形
成した。また、遮光膜16bは、膜厚を1500Åと、
形成幅(平滑板16の端縁から中央部に向かった方向の
幅)を3mmとした。ところで、ガラス基板11には、3
00×350×1.1mmの両面研磨された青板ガラスを
用いたが、凹部は形成しなかった。
【0128】そして、UV光の照射は、実施例1と同様
の光源(100Wの高圧水銀ランプ4本で構成されたU
V光源)を使用して、図19(b) に示すように平滑板1
6の側から行なった。
【0129】その後、平滑板16を剥離し、金属電極付
き基板B1 の方をイソプロピルアルコールに浸漬しなが
ら超音波洗浄を3分間行い、該アルコールを乾燥させ
た。本実施例によれば、平滑板16を剥離した段階で
は、ガラス基板11の端部には未硬化のUV硬化樹脂1
3Lによる突出部(図18の符号32参照)が形成され
ているが、該突出部は上記超音波洗浄によって除去さ
れ、表面が平滑な基板B1 を得ることができる(図19
(c) 参照)。それ以外の構造及び製造方法は、上述実施
例1と同様とした。
【0130】本実施例によれば、上述の実施例4と同様
の効果を得ることができる。 (比較例)本発明者は、上述した各実施例との比較のた
め、凹部を有しないガラス基板11及び平滑板16を用
いて液晶素子を作成した。平滑板16には実施例1に用
いたものを使用し、ガラス基板11には実施例4に用い
たものを使用した。それ以外の構造及び製造方法は、上
述実施例1と同様とした。
【0131】本比較例においては、被加圧体B2 をプレ
スした場合にUV硬化樹脂13Lのはみ出しが観察さ
れ、ガラス基板11や、平滑板16や、プレス機19の
プレス板19a,19bには、UV硬化樹脂の付着が観
察された。 (実施例8)本実施例に係る製造方法は、上述した実施
例1とほぼ同様であるが、被加圧体A2 を図21に示す
位置決め治具52にセットして基板11及び平滑板16
の面方向の相対位置を規定した状態で、樹脂充填装置
(電極基板の製造装置)によって加圧することにより、
金属電極12相互の間隙にUV硬化樹脂13Lを充填し
た(樹脂充填工程)。
【0132】樹脂充填装置には、図20に示す、プレス
用ローラ51a,51bを備えたものを使用した。な
お、プレス用ローラ51a,51bの軸方向長さを60
0mmとし、プレス用ローラ51a,51bの外周面は、
厚さが3mmでゴム硬度が70のシリコンゴムにて構成し
た。これにより、被加圧体A2 に対しての押圧力分布を
分散でき、被加圧体A2 の厚さムラに伴う加圧ムラを低
減できる。そして、プレス用ローラ51a,51bによ
って被加圧体A2 を500kgf の押圧力で押圧し、回転
速度を20cm/min とし、位置決め治具52を図示矢印
の方向に水平に移動させた。
【0133】また、上側のプレス用ローラ51aと被加
圧体A2 との間にはシート状の部材(以下、“シート
材”とする)56を配置した。このシート材56には、
25μmの厚さで600mm幅のPET(ポリエチレンテ
レフタレート)フィルムを使用した。また、このシート
材56は、図24にて符号56に示すように、一対のロ
ーラ57,59にそれぞれ巻き付けておき、一の繰り出
しローラ57がシート材56を繰り出すと共に、他の巻
き取りローラ59がシート除去手段として機能してシー
ト材56を回収するようにようになっている。
【0134】さらに、本実施例においては、プレス用ロ
ーラ51a,51bが被加圧体A2の終端部近傍を通過
するタイミングで、上側のプレス用ローラ51aを位置
決め治具52及び被加圧体A2 から離間させるようにし
ている。これにより、溢れ出たUV硬化樹脂13Lの量
が多くても、UV硬化樹脂13Lをシート材56に吸収
させることができる。
【0135】なお、巻き取りローラ59は、図示矢印の
方向に回転駆動されるようになっているが、その回転周
速度は、上側のプレス用ローラ51aの回転周速度より
も速く、これらのローラ59,51aの間のシート材5
6に常に張力を与えるようになっている。また、巻き取
りローラ59のローラ軸には不図示のクラッチが介装さ
れていて、過大な張力がシート材56に作用しないよう
になっている。
【0136】次に、本実施例に係る液晶素子の製造方法
について説明する。 〈樹脂充填工程の前工程〉上述した第2の実施の形態と
同様に、ガラス基板11の表面に金属電極12を相互に
離間するように形成し、金属電極付き基板A1 を作成し
た。 〈樹脂充填工程〉次に、この金属電極付き基板A1 の電
極面15に対向するように平滑板16を配置すると共
に、平滑板16と金属電極付き基板A1 との間にUV硬
化樹脂13L挟持させて、被加圧体A2 を作成した。
【0137】次に、樹脂充填装置50のプレス用ローラ
51a,51bを図示矢印の方向に回転させておき、位
置決め治具52にセットした被加圧体A2 を上下のプレ
ス用ローラ51a,51bの間に挟み込んで押圧し、U
V硬化樹脂13Lを金属電極相互の間隙に充填する。
【0138】このとき、シート材56は、巻き取りロー
ラ59が回転駆動されると共に、上側のプレス用ローラ
51aと位置決め治具52(及び被加圧体A2 )との間
に挟まれているため、上側のプレス用ローラ51aの周
速度に等しい速度で繰り出しローラ57から供給され、
巻き取りローラ59に巻き取られる。
【0139】ところで、UV硬化樹脂13Lの供給量が
多い場合には、ガラス基板11と平滑板16とが押圧さ
れることに伴い、余分なUV硬化樹脂13Lがはみ出て
くるが、はみ出たUV硬化樹脂13Lは、シート材56
によって吸収され、上側のプレス用ローラ51aへの付
着や、位置決め治具52下面への垂れ落ちや、下側のプ
レス用ローラ51bへの付着を低減できる。なお、シー
ト材56に吸収されたUV硬化樹脂13Lは、シート材
56と共に巻き取りローラ59によって巻き取られるこ
ととなる。
【0140】ここで、上述したプレス用ローラ51a,
51bや位置決め治具52は、60℃に加圧されてい
る。
【0141】また、上側のプレス用ローラ51aは、該
ローラが被加圧体A2 の終端部近傍を通過するタイミン
グで、位置決め治具52から離間させるようにしてい
る。
【0142】その後、被加圧体A2 を位置決め治具52
から取り出し、該被加圧体A2 に付着しているUV硬化
樹脂13Lを、中性の界面活性剤や洗浄機やブラシを使
用して除去した。その後、ジェット洗浄やエアーナイフ
乾燥を施した。また、位置決め治具52も同様の方法で
洗浄した。 〈樹脂充填工程の後工程〉樹脂充填工程が実施した後
は、上述した実施例1と同様に、UV硬化樹脂13Lの
硬化、平滑板16の剥離、透明電極6の形成を行って電
極基板10を作成した。
【0143】さらに、電極基板10,10の貼り合わ
せ、基板間隙に液晶3を注入して、液晶素子を作成し
た。
【0144】本実施例によれば、ガラス基板11と平滑
板16との面方向の相対位置ズレを低減できる。これに
より、UV硬化樹脂13Lの樹脂充填装置やその他の搬
送装置等への付着を低減でき、上述した実施例1と同
様、種々の効果を得ることができる。また、上記相対位
置ズレに起因する平滑板16やガラス基板11の破損を
防止でき、該破損に伴う製造歩留りの低下や製造コスト
の増大という問題を回避できる。さらに、図9に示した
ような突出部21が形成されてしまうことも低減でき、
セルギャップの不均一化等を防止できる。
【0145】一方、上側のプレス用ローラ51aと被加
圧体A2 との間にはシート材56を配置しているため、
被加圧体A2 からはみ出たUV硬化樹脂13Lを回収で
き、UV硬化樹脂13Lが樹脂充填装置等へ付着するこ
とを低減できる。
【0146】また、本実施例においては、プレス用ロー
ラ51a,51bが被加圧体A2 の終端部近傍を通過す
るタイミングで、上側のプレス用ローラ51aを位置決
め治具52から離間させるようにしている。これによ
り、UV硬化樹脂13Lのシート材56への付着量を増
加させることができ、位置決め治具52等への樹脂13
Lの付着をさらに低減できる。 (実施例9)本実施例においては、図22に示す構造の
位置決め治具53を使用した。この位置決め治具53の
板状部材53aにはジュラルミン(ブラックアルマイト
表面処理をしたアルミ合金)を使用し、その外径寸法を
400×400×厚さ4.0mmとした。また、枠状部材
53bには、厚さが2.0mmのステンレス板を使用し、
この枠状部材53bを固定するピン53cには、直径が
3.0mmのステンレス製ピンを使用した。なお、枠状部
材53bの平行度を0.05mm以下とし、平面度を、表
面・裏面共に0.1mmとした。この位置決め治具53
は、軽量であるために取り扱いに便利であり、熱伝導率
が高いためにUV硬化樹脂13L全体の粘度を均一に低
下させることができる。
【0147】ガラス基板11及び平滑板16の厚さは共
に1.1mmであって、被加圧体A2の厚さは2.2mm以
上となるが、枠状部材53bの厚さは上述のように2.
0mmであることから、被加圧体A2 の表面は枠状部材5
3bから突出してその加圧が可能になると共に、ガラス
基板11及び平滑板16の側縁はいずれも位置決め治具
53にて規制されてその面方向の相対位置が一致する。
【0148】また、この位置決め治具53の凹部の底面
であって、金属電極12が形成された領域でありUV硬
化樹脂13Lにて電極間隙を埋めるべき領域を囲むよう
に、該領域の5mm外側には、図23に符号55bで示す
ような溝部を設けて、被加圧体A2 からはみ出したUV
硬化樹脂13Lが被加圧体A2 と凹部底面との間に入り
込まないようにした。なお、この溝部の幅を1.5mmと
し、深さを2mmとした。
【0149】さらに、この位置決め治具53の上面に
も、図23に符号55cにて示すように凹部を囲むよう
な溝部を設けて、被加圧体A2 からはみ出したUV硬化
樹脂13Lを該溝部にてある程度吸収することにより、
シート材へのUV硬化樹脂13Lの付着量を低減できる
ようにした。なお、この溝部の幅を2mmとし、深さを1
mmとした。
【0150】一方、樹脂充填装置には、図20に示す、
プレス用ローラ51a,51bを備えたものを使用し
た。なお、このプレス用ローラ51a,51bのローラ
軸両端には、エアーシリンダーによる加圧調整機構を設
けて、ある程度の角度を自由にもたせながら加圧できる
ようにした。また、上記実施例8と同様に、プレス用ロ
ーラ51a,51bの外周面にはシリコンゴムを巻き付
けた。これにより、被加圧体A2 に対しての押圧力分布
を分散でき、被加圧体A2 の厚さムラに伴う加圧ムラを
低減できる。
【0151】本実施例によれば、上述した実施例8と同
様の効果を得ることができる。 (実施例10)本実施例においては、図25に示す樹脂
充填装置を使用し、上側のプレス用ローラ51aと巻き
取りローラ59との間に、回転自在な樹脂除去ローラ
(絶縁材料除去手段)60をシート材56に当接するよ
うに配置し、この樹脂除去ローラ60によってシート材
56に付着しているUV硬化樹脂13Lを除去するよう
にした。
【0152】なお、樹脂除去ローラ60は、直径が20
mmの心棒61に、外径が50mmで内径が20mmの中空パ
イプ状の発泡ウレタン62を巻き付けて構成した。ま
た、樹脂除去ローラ60は、軸方向長さを600mmとし
た。さらに、樹脂除去ローラ60は、シート材56との
摺接によっては回転しないようにし、かつ、発泡ウレタ
ン62の吸収力が低下したときのみ作業者が回転できる
ようにした。
【0153】本実施例のようにシート除去手段として巻
き取りローラ59を使用する場合、シート材56が巻き
取りローラ59に巻き取られる際に、該シート材56に
付着しているUV硬化樹脂13Lが垂れ落ち、上側のプ
レス用ローラ51a等に付着して、従来と同様の問題を
生じてしまう。しかし、上述のように樹脂除去ローラ6
0を配置して、シート材56に付着しているUV硬化樹
脂13Lをある程度回収することにより、上述の問題を
解消できる。
【0154】また、本実施例によれば、上述した実施例
8と同様の効果が得られた。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
基板や板状の部材に凹部を設けているため、該電極基板
の製造工程において、前記絶縁層を形成する液状の絶縁
材料が前記第1電極相互の間隙から溢れ出ても、該絶縁
材料は凹部の空間に吸収されるだけであり、製造装置へ
の付着が低減される。したがって、製造装置に付着した
該絶縁材料を除去するという面倒な作業が低減できる。
また、該除去作業のために製造装置の駆動を停止させる
必要も無く、装置の稼働率の低下や、それに伴う製造コ
スト増大の問題も回避できる。
【0156】ところで、前記板状の部材の側に凹部を設
けた場合には、前記板状の部材を剥離した後において
は、前記凹部に受け入れられた絶縁材料が突出部を形成
することとなるが、前記絶縁材料を、紫外線の照射を受
けて硬化する紫外線硬化型樹脂とし、前記板状の部材に
おける凹部を形成した部分に、紫外線を遮光する遮光膜
を設け、かつ、前記板状の部材を介して前記絶縁材料に
紫外線を照射することにより、前記凹部に受け入れられ
た絶縁材料を硬化させないようにした場合には、該凹部
に受け入れられたことにより前記第1電極の表面よりも
突出している絶縁材料は、簡単に除去できる。
【0157】さらに、上述の電極基板を用いて液晶素子
を作成した場合には、いわゆる電圧波形の遅延の問題が
解消され、大面積化及び高精細化に対応可能な液晶素子
を得ることができる。
【0158】一方、接離自在に構成された一対のプレス
部材を備え、かつ、複数の第1電極が相互に離間するよ
うに形成された基板に、板状の部材を前記第1電極に対
向するように配置すると共に、これらの基板及び板状の
部材の間に絶縁材料を挟持させて構成した積層体を、前
記一対のプレス部材に押圧させることにより、前記絶縁
材料を前記複数の第1電極相互の間隙に充填せしめる電
極基板の製造装置において、前記一対のプレス部材の少
なくとも一方と前記積層体との間に配置されるシート状
の部材を備えるようにした場合には、前記積層体からは
み出た絶縁材料を回収でき、絶縁材料が製造装置等へ付
着することを確実に防止できる。
【0159】また、前記基板及び前記板状の部材の面方
向の相対位置を一致せしめる位置決め治具を備え、か
つ、前記積層体を前記位置決め治具にセットした状態で
加圧するようにした場合には、前記基板と前記板状の部
材との面方向の相対位置ズレを低減できる。これによ
り、該相対位置ズレに伴う絶縁材料のはみ出しや、絶縁
材料が製造装置等に付着することを防止でき、製造装置
に付着した該絶縁材料を除去するという面倒な作業が低
減できる。また、該除去作業のために製造装置の駆動を
停止させる必要も無く、装置の稼働率の低下や、それに
伴う製造コスト増大の問題も回避できる。さらに、上記
相対位置ズレに起因する板状の部材や基板の破損を防止
でき、該破損に伴う製造歩留りの低下や製造コストの増
大という問題を回避できる。またさらに、絶縁層に突出
部が形成されてしまうことも低減でき、セルギャップの
不均一化等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の液晶素子の構造の一例を示す図であり、
(a) は断面図、(b) は透明電極の形状を示す図。
【図2】従来の液晶素子の構造の他の例を示す図であ
り、(a) は断面図、(b) は電極基板の構造を示す詳細断
面図。
【図3】図2に示す液晶素子の製造方法を説明するため
の図。
【図4】従来の問題点を説明するための図。
【図5】従来の問題点を説明するための図。
【図6】従来の問題点を説明するための図。
【図7】従来の問題点を説明するための図。
【図8】従来の問題点を説明するための図。
【図9】従来の問題点を説明するための図。
【図10】本発明に係る液晶素子の一実施の形態を示す
図であり、(a) は液晶素子の全体構造を示す断面図、
(b) は電極基板の構造を示す詳細断面図。
【図11】透光性基板の形状を示す断面図。
【図12】透光性基板の形状を示す断面図。
【図13】本発明の電極基板の製造方法の第1の実施の
形態を説明するための図。
【図14】本発明の電極基板の製造方法の第1の実施の
形態を説明するための図。
【図15】透光性基板及び平滑板の形状を説明するため
の図。
【図16】透光性基板及び平滑板の形状を説明するため
の図。
【図17】プレス手段の別の例を説明するための図。
【図18】電極基板の製造過程を説明するための図。
【図19】平滑板の別の例を説明するための図。
【図20】本発明の第2の実施の形態に係る樹脂充填装
置の構造の一例を説明するための図。
【図21】位置決め治具の形状を説明するための図。
【図22】位置決め治具の形状を説明するための図。
【図23】位置決め治具の形状を説明するための図。
【図24】本発明の第2の実施の形態に係る樹脂充填装
置の作用の一例を説明するための図。
【図25】本発明の第2の実施の形態に係る樹脂充填装
置の構造の他の例を説明するための図。
【符号の説明】
3 液晶 6 透明電極(第2電極) 10 電極基板 11 ガラス基板(透光性基板) 11a,… 凹部 12 金属電極(第1電極) 13L UV硬化樹脂(紫外線硬化型樹脂、絶縁材
料) 13S 絶縁層 16 平滑板(板状の部材) 16a 凹部 16b 遮光膜 19 プレス機(プレス手段) 19a,19b プレス板(プレス部材) 30 電極基板 50 樹脂充填装置(電極基板の製造装置) 51a,51b プレス用ローラ(プレス部材) 52 位置決め治具 52a 凹部 53 位置決め治具 53d 凹部 55 位置決め治具 56 シート材(シート状の部材) 57 繰り出しローラ 59 巻き取りローラ(シート除去手段) 60 樹脂除去ローラ(絶縁材料除去手段) A2 被加圧体(積層体) B2 被加圧体(積層体) P1 液晶素子 P2 液晶素子 P3 液晶素子

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に相互に離間するよう
    に設けられた複数の第1電極と、該第1電極相互の間隙
    に夫々設けられた複数の絶縁層と、を備えた電極基板に
    おいて、 前記基板が、前記第1電極が設けられた側の面の前記第
    1電極が設けられた領域の外側に凹部を有する、 ことを特徴とする電極基板。
  2. 【請求項2】 前記凹部が、前記基板の端部に設けられ
    た面取り部である、 ことを特徴とする請求項1に記載の電極基板。
  3. 【請求項3】 前記凹部が、前記基板の端縁から所定距
    離離れた位置に設けられた溝部である、 ことを特徴とする請求項1に記載の電極基板。
  4. 【請求項4】 前記基板が透光性基板であり、 前記絶縁層が光を透過する材質からなり、かつ、 前記各絶縁層の表面には、各第1電極と電気的に接続す
    るように透光性の第2電極が夫々形成された、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載
    の電極基板。
  5. 【請求項5】 前記絶縁層が紫外線硬化型樹脂からな
    る、 ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の電極基板。
  6. 【請求項6】 基板の表面に複数の第1電極を相互に離
    間するように形成する工程と、前記基板の表面に流動性
    に富む絶縁材料を配置すると共に板状の部材にて押圧す
    ることにより前記複数の第1電極相互の間隙に前記絶縁
    材料を充填する工程と、該絶縁材料を硬化させて絶縁層
    を形成する工程と、を有する電極基板の製造方法におい
    て、 前記板状の部材における前記複数の第1電極に押圧され
    る側の面であって、前記複数の第1電極に当接する領域
    の外側に、前記絶縁材料を充填する工程において前記複
    数の第1電極相互の間隙から溢れ出た絶縁材料を受け入
    れる凹部を設けている、 ことを特徴とする電極基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記板状の部材を前記第1電極から剥離
    し、 その後、前記第1電極の表面よりも突出している絶縁材
    料を除去する、 ことを特徴とする請求項6に記載の電極基板の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂からな
    り、かつ、 紫外線を照射して前記絶縁層を形成する、 ことを特徴とする請求項6又は7に記載の電極基板の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂からな
    り、 前記板状の部材における凹部を形成した部分に、紫外線
    を遮光する遮光膜を設け、 前記板状の部材を介して前記絶縁材料に紫外線を照射す
    ることにより、前記凹部にて受け入れた絶縁材料を硬化
    させず、かつ、 前記第1電極の表面よりも突出している絶縁材料は、前
    記板状の部材を前記第1電極から剥離した後に除去す
    る、 ことを特徴とする請求項6に記載の電極基板の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 基板の表面に複数の第1電極を相互に
    離間するように形成する工程と、該複数の第1電極相互
    の間隙に流動性に富む絶縁材料を充填する工程と、該絶
    縁材料を硬化させて絶縁層を形成する工程と、を有する
    電極基板の製造方法において、 前記基板における、前記第1電極が設けられた側の面の
    前記第1電極が設けられた領域の外側に、凹部を設け、
    かつ、 前記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する工
    程において、前記複数の第1電極相互の間隙から溢れ出
    た絶縁材料を前記凹部にて受け入れる、 ことを特徴とする電極基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記凹部が、前記基板の端部に設けら
    れた面取り部である、 ことを特徴とする請求項10に記載の電極基板の製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記凹部が、前記基板の端縁から所定
    距離離れた位置に設けられた溝部である、 ことを特徴とする請求項10に記載の電極基板の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂から
    なり、かつ、 紫外線を照射して前記絶縁層を形成する、 ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に
    記載の電極基板の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記基板の第1電極に対向するように
    板状の部材を配置すると共にこれら基板と板状の部材と
    の間に絶縁材料を挟持させることにより積層体を構成
    し、かつ、 該積層体をプレス手段によって押圧することに基づき、
    前記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する、 ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に
    記載の電極基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記板状の部材における前記複数の第
    1電極に押圧される側の面であって、前記複数の第1電
    極に当接する領域の外側に、凹部が設けられ、かつ、 前記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する工
    程において、前記複数の第1電極相互の間隙から溢れ出
    た絶縁材料を前記凹部にて受け入れる、 ことを特徴とする請求項14に記載の電極基板の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 前記板状の部材を前記第1電極から剥
    離し、 その後、前記第1電極の表面よりも突出している絶縁材
    料を除去する、 ことを特徴とする請求項16に記載の電極基板の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂から
    なり、かつ、 紫外線を照射して前記絶縁層を形成する、 ことを特徴とする請求項15又は16に記載の電極基板
    の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂から
    なり、 前記板状の部材における凹部を形成した部分に、紫外線
    を遮光する遮光膜を設け、 前記板状の部材を介して前記絶縁材料に紫外線を照射す
    ることにより、前記凹部にて受け入れた絶縁材料を硬化
    させず、かつ、 前記第1電極の表面よりも突出している絶縁材料は、前
    記板状の部材を前記第1電極から剥離した後に除去す
    る、 ことを特徴とする請求項14に記載の電極基板の製造方
    法。
  19. 【請求項19】 前記プレス手段が、接離自在に構成さ
    れた一対の板状のプレス部材を備え、かつ、 これら一対のプレス部材の間に前記積層体を配置して該
    積層体を押圧することにより、前記複数の第1電極相互
    の間隙に絶縁材料を充填する、 ことを特徴とする請求項14に記載の電極基板の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 前記プレス手段が、回転自在なローラ
    を少なくとも一つ備え、かつ、 該ローラによって前記積層体を押圧すると共に該ローラ
    を前記積層体の面方向に相対移動させることにより、前
    記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する、 ことを特徴とする請求項14に記載の電極基板の製造方
    法。
  21. 【請求項21】 一対の電極基板間に液晶を挟持した液
    晶素子において、 前記電極基板が、透光性基板と、該透光性基板上に相互
    に離間するように設けられた複数の第1電極と、該第1
    電極相互の間隙に夫々設けられた複数の光を透過する絶
    縁層と、該各絶縁層上に夫々設けられた透光性の複数の
    第2電極であって夫々が前記第1電極のうちの対応する
    一つと電気的に接続している複数の第2電極と、を備
    え、かつ、 前記透光性基板が、前記第1電極が設けられた側の面の
    前記第1電極が設けられた領域の外側に凹部を有する、 ことを特徴とする液晶素子。
  22. 【請求項22】 前記凹部が、前記液晶素子の表示領域
    の外部に設けられた、 ことを特徴とする請求項21に記載の液晶素子。
  23. 【請求項23】 前記凹部が、前記透光性基板の端部に
    設けられた面取り部である、 ことを特徴とする請求項22に記載の液晶素子。
  24. 【請求項24】 前記凹部が、前記透光性基板の端縁か
    ら所定距離離れた位置に設けられた溝部である、 ことを特徴とする請求項22に記載の液晶素子。
  25. 【請求項25】 前記絶縁層が紫外線硬化型樹脂からな
    る、 ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれか1項に
    記載の液晶素子。
  26. 【請求項26】 電極基板を製造する工程と、該工程に
    て製造した一対の電極基板を貼り合わせる工程と、該貼
    り合わせた一対の電極基板の間隙に液晶を注入する工程
    と、を備えた液晶素子の製造方法において、 前記電極基板を製造する工程が、透光性基板の表面に複
    数の第1電極を相互に離間するように形成する工程と、
    前記基板の表面に流動性に富む絶縁材料を配置すると共
    に板状の部材にて押圧することにより前記複数の第1電
    極相互の間隙に前記絶縁材料を充填する工程と、該絶縁
    材料を硬化させて絶縁層を形成する工程と、前記板状の
    部材を剥離する工程と、透光性を有する第2電極を各絶
    縁層の表面に夫々形成すると共に各第2電極を前記第1
    電極のうちの対応する一つと電気的に接続する工程と、
    からなり、 前記板状の部材における前記複数の第1電極に押圧され
    る側の面であって、前記複数の第1電極に当接する領域
    の外側に、凹部が設けられ、かつ、 前記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する工
    程では、前記複数の第1電極相互の間隙から溢れ出た絶
    縁材料を前記凹部にて受け入れる、 ことを特徴とする液晶素子の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記板状の部材を前記第1電極から剥
    離し、 その後、前記第1電極の表面よりも突出している絶縁材
    料を除去する、 ことを特徴とする請求項26に記載の液晶素子の製造方
    法。
  28. 【請求項28】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂から
    なり、かつ、 紫外線を照射して前記絶縁層を形成する、 ことを特徴とする請求項26又は27に記載の液晶素子
    の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂から
    なり、 前記板状の部材における凹部を形成した部分に、紫外線
    を遮光する遮光膜を設け、 前記板状の部材を介して前記絶縁材料に紫外線を照射す
    ることにより、前記凹部にて受け入れた絶縁材料を硬化
    させず、かつ、 前記第1電極の表面よりも突出している絶縁材料は、前
    記板状の部材を前記第1電極から剥離した後に除去す
    る、 ことを特徴とする請求項26に記載の液晶素子の製造方
    法。
  30. 【請求項30】 電極基板を製造する工程と、該工程に
    て製造した一対の電極基板を貼り合わせる工程と、該貼
    り合わせた一対の電極基板の間隙に液晶を注入する工程
    と、を備えた液晶素子の製造方法において、 前記電極基板を製造する工程が、透光性基板の表面に複
    数の第1電極を相互に離間するように形成する工程と、
    前記複数の第1電極相互の間隙に流動性に富む絶縁材料
    を充填する工程と、該絶縁材料を硬化させて絶縁層を形
    成する工程と、透光性を有する第2電極を各絶縁層の表
    面に夫々形成すると共に各第2電極を前記第1電極のう
    ちの対応する一つと電気的に接続する工程と、からな
    り、かつ、 前記絶縁材料を充填する工程において前記第1電極相互
    の間隙から溢れ出た絶縁材料を受け入れる凹部が、前記
    透光性基板における、前記第1電極が設けられた側の面
    の前記第1電極が設けられた領域の外側に設けられてい
    る、 ことを特徴とする液晶素子の製造方法。
  31. 【請求項31】 前記凹部が、前記液晶素子の表示領域
    の外部に設けられた、 ことを特徴とする請求項30に記載の液晶素子の製造方
    法。
  32. 【請求項32】 前記凹部が、前記基板の端部に設けら
    れた面取り部である、 ことを特徴とする請求項31に記載の液晶素子の製造方
    法。
  33. 【請求項33】 前記凹部が、前記透光性基板の端縁か
    ら所定距離離れた位置に設けられた溝部である、 ことを特徴とする請求項31に記載の液晶素子の製造方
    法。
  34. 【請求項34】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂から
    なり、かつ、 紫外線を照射して前記絶縁層を形成する、 ことを特徴とする請求項30乃至33のいずれか1項に
    記載の液晶素子の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記透光性基板の第1電極に対向する
    ように板状の部材を配置すると共にこれら透光性基板と
    板状の部材との間に絶縁材料を挟持させることにより積
    層体を構成し、かつ、 該積層体をプレス手段によって押圧することに基づき、
    前記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する、 ことを特徴とする請求項30乃至33のいずれか1項に
    記載の液晶素子の製造方法。
  36. 【請求項36】 前記板状の部材における前記複数の第
    1電極に押圧される側の面であって、前記複数の第1電
    極に当接する領域の外側に、凹部が設けられ、かつ、 前記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する工
    程では、前記複数の第1電極相互の間隙から溢れ出た絶
    縁材料を前記凹部にて受け入れる、 ことを特徴とする請求項35に記載の液晶素子の製造方
    法。
  37. 【請求項37】 前記板状の部材を前記第1電極から剥
    離し、 その後、前記第1電極の表面よりも突出している絶縁材
    料を除去する、 ことを特徴とする請求項36に記載の液晶素子の製造方
    法。
  38. 【請求項38】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂から
    なり、かつ、 紫外線を照射して前記絶縁層を形成する、 ことを特徴とする請求項36又は37に記載の液晶素子
    の製造方法。
  39. 【請求項39】 前記絶縁材料が紫外線硬化型樹脂から
    なり、 前記板状の部材における凹部を形成した部分に、紫外線
    を遮光する遮光膜を設け、 前記板状の部材を介して前記絶縁材料に紫外線を照射す
    ることにより、前記凹部にて受け入れた絶縁材料を硬化
    させず、かつ、 前記第1電極の表面よりも突出している絶縁材料は、前
    記板状の部材を前記第1電極から剥離した後に除去す
    る、 ことを特徴とする請求項35に記載の液晶素子の製造方
    法。
  40. 【請求項40】 前記プレス手段が、接離自在に構成さ
    れた一対の板状のプレス部材を備え、かつ、 これら一対のプレス部材の間に前記積層体を配置して該
    積層体を押圧することにより、前記複数の第1電極相互
    の間隙に絶縁材料を充填する、 ことを特徴とする請求項35に記載の液晶素子の製造方
    法。
  41. 【請求項41】 前記プレス手段が、回転自在なローラ
    を少なくとも一つ備え、かつ、 該ローラによって前記積層体を押圧すると共に該ローラ
    を前記積層体の面方向に相対移動させることにより、前
    記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料を充填する、 ことを特徴とする請求項35に記載の液晶素子の製造方
    法。
  42. 【請求項42】 接離自在に構成された一対のプレス部
    材を備え、かつ、複数の第1電極が相互に離間するよう
    に形成された基板に、板状の部材を前記第1電極に対向
    するように配置すると共に、これらの基板及び板状の部
    材の間に絶縁材料を挟持させて構成した積層体を、前記
    一対のプレス部材に押圧させることにより、前記絶縁材
    料を前記複数の第1電極相互の間隙に充填せしめる電極
    基板の製造装置において、 前記一対のプレス部材の少なくとも一方と前記積層体と
    の間に配置されるシート状の部材を備えた、 ことを特徴とする電極基板の製造装置。
  43. 【請求項43】 前記基板及び前記板状の部材の面方向
    の相対位置を一致せしめる位置決め治具、を備え、か
    つ、 前記積層体を前記位置決め治具にセットした状態で加圧
    する、 ことを特徴とする請求項42に記載の電極基板の製造装
    置。
  44. 【請求項44】 前記一対のプレス部材の少なくとも一
    方と前記積層体との間から前記シート状の部材を除去す
    るシート除去手段、 を備えてなる請求項42又は43に記載の電極基板の製
    造装置。
  45. 【請求項45】 前記一対のプレス部材の内の少なくと
    も一方が、回転自在なローラであり、かつ、 該ローラによって前記積層体を押圧すると共に、該ロー
    ラ及び前記積層体を該積層体の面方向に相対移動させる
    ことにより、前記複数の第1電極相互の間隙に絶縁材料
    を充填する、 ことを特徴とする請求項42乃至44のいずれか1項に
    記載の電極基板の製造装置。
  46. 【請求項46】 前記位置決め治具が、前記基板及び前
    記板状の部材の側部に当接して、これら基板及び板状の
    部材の面方向の相対位置を規定する位置決め部を有す
    る、 ことを特徴とする請求項43乃至45のいずれか1項に
    記載の電極基板の製造装置。
  47. 【請求項47】 前記位置決め治具が、前記基板及び前
    記板状の部材とほぼ同形状の凹部を有し、かつ、 該凹部に前記積層体を収納することにより、その位置決
    めを行う、 ことを特徴とする請求項43乃至46のいずれか1項に
    記載の電極基板の製造装置。
  48. 【請求項48】 前記凹部が、前記積層体の厚みよりも
    浅い、 ことを特徴とする請求項47に記載の電極基板の製造装
    置。
  49. 【請求項49】 前記凹部に、前記積層体からはみ出し
    た絶縁材料を浸入せしめる溝部を形成した、 ことを特徴とする請求項48に記載の電極基板の製造装
    置。
  50. 【請求項50】 前記位置決め治具の表面に、前記積層
    体からはみ出した絶縁材料を浸入せしめる溝部を前記凹
    部を囲むように形成した、 ことを特徴とする請求項48又は49に記載の電極基板
    の製造装置。
  51. 【請求項51】 前記位置決め治具が、耐熱性及び熱伝
    導性に優れた材料にて形成された、 ことを特徴とする請求項43乃至50に記載の電極基板
    の製造装置。
  52. 【請求項52】 前記シート状の部材が、一対のローラ
    にそれぞれ巻き付けられ、かつ、 一のローラが前記シート状の部材を繰り出すと共に、他
    のローラが前記シート除去手段として機能して前記シー
    ト状の部材を回収する、 ことを特徴とする請求項44に記載の電極基板の製造装
    置。
  53. 【請求項53】 前記プレス部材と前記他のローラとの
    間に配置されて、前記シート状の部材に付着している絶
    縁材料を該シート状の部材から除去せしめる絶縁材料除
    去手段、を備えた、 ことを特徴とする請求項52に記載の電極基板の製造装
    置。
  54. 【請求項54】 接離自在に構成された一対のプレス部
    材を備え、かつ、複数の第1電極が相互に離間するよう
    に形成された基板に、板状の部材を前記第1電極に対向
    するように配置すると共に、これらの基板及び板状の部
    材の間に絶縁材料を挟持させて構成した積層体を、前記
    一対のプレス部材に押圧させることにより、前記絶縁材
    料を前記複数の第1電極相互の間隙に充填せしめる電極
    基板の製造装置において、 前記基板及び前記板状の部材の面方向の相対位置を一致
    せしめる位置決め治具、を備え、かつ、 前記積層体を前記位置決め治具にセットした状態で加圧
    する、 ことを特徴とする電極基板の製造装置。
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