JPH119554A - 眼底観察用レンズ - Google Patents
眼底観察用レンズInfo
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- JPH119554A JPH119554A JP9186019A JP18601997A JPH119554A JP H119554 A JPH119554 A JP H119554A JP 9186019 A JP9186019 A JP 9186019A JP 18601997 A JP18601997 A JP 18601997A JP H119554 A JPH119554 A JP H119554A
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- lens group
- lens
- eye
- fundus observation
- fundus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズと被検眼の接触を避けることができ、
操作性に優れ、諸収差が良好に補正された眼底観察用レ
ンズを提供すること。 【解決手段】 被検眼と眼底観察装置との間に配置さ
れ、前記被検眼の眼底像を形成するための正の屈折力を
有する眼底観察用レンズにおいて、前記眼底観察用レン
ズは、前記被検眼側から順に、正の屈折力を有する第1
凸レンズ群G1と、前記第1凸レンズ群G1から所定の
距離の位置に配置された負の屈折力を有する第2凹レン
ズ群G2とから構成され、前記被検眼の眼底像は、前記
第1凸レンズ群G1と前記第2凹レンズ群G2の間に形
成され、前記第1凸レンズ群G1は少なくとも一つの非
球面を有することを特徴とする。
操作性に優れ、諸収差が良好に補正された眼底観察用レ
ンズを提供すること。 【解決手段】 被検眼と眼底観察装置との間に配置さ
れ、前記被検眼の眼底像を形成するための正の屈折力を
有する眼底観察用レンズにおいて、前記眼底観察用レン
ズは、前記被検眼側から順に、正の屈折力を有する第1
凸レンズ群G1と、前記第1凸レンズ群G1から所定の
距離の位置に配置された負の屈折力を有する第2凹レン
ズ群G2とから構成され、前記被検眼の眼底像は、前記
第1凸レンズ群G1と前記第2凹レンズ群G2の間に形
成され、前記第1凸レンズ群G1は少なくとも一つの非
球面を有することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼の眼底の観
察に用いられる非球面レンズに関するものである。
察に用いられる非球面レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スリットランプを用いた眼底観察
の方法としては、(1)三面鏡と呼ばれるコンタクトレ
ンズを用いて被検眼の屈折力を中和させ、スリットラン
プで直接眼底を観察する方法、(2)レンズを用いて一
旦被検眼の眼底像を形成し、該眼底像をスリットランプ
で観察する方法などが知られている。前記(1)の三面
鏡を用いる方法は、角膜にレンズが直接接触するうえ、
点眼麻酔などの処置を要するので、操作が煩雑で特殊な
用途の観察に限られる。
の方法としては、(1)三面鏡と呼ばれるコンタクトレ
ンズを用いて被検眼の屈折力を中和させ、スリットラン
プで直接眼底を観察する方法、(2)レンズを用いて一
旦被検眼の眼底像を形成し、該眼底像をスリットランプ
で観察する方法などが知られている。前記(1)の三面
鏡を用いる方法は、角膜にレンズが直接接触するうえ、
点眼麻酔などの処置を要するので、操作が煩雑で特殊な
用途の観察に限られる。
【0003】これに対して、(2)の一旦眼底像を形成
して観察を行う方法では、操作が簡便で外来診察を能率
化させる面でも有用である。該方法は、さらに、ルビ−
レンズと呼ばれる単一の凹レンズを用いる方法とバヤデ
ィレンズと呼ばれる単一の凸レンズを用いる方法とに大
別される。
して観察を行う方法では、操作が簡便で外来診察を能率
化させる面でも有用である。該方法は、さらに、ルビ−
レンズと呼ばれる単一の凹レンズを用いる方法とバヤデ
ィレンズと呼ばれる単一の凸レンズを用いる方法とに大
別される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ルビ−レンズなどの凹
レンズを用いる方法では、正立像が得られるものの光学
系の入射瞳が凹レンズよりスリットランプ側にできるた
め被検眼の瞳位置と光学系の瞳位置を一致させることが
出来ず、視野が非常に狭くなるという欠点を有する。
レンズを用いる方法では、正立像が得られるものの光学
系の入射瞳が凹レンズよりスリットランプ側にできるた
め被検眼の瞳位置と光学系の瞳位置を一致させることが
出来ず、視野が非常に狭くなるという欠点を有する。
【0005】バヤディレンズなどの凸レンズを用いる方
法では、入射瞳が凸レンズより被検眼側にできるため、
凸レンズの入射瞳と被検眼の瞳とを一致させることが可
能である。さらに、凸レンズに非球面を採用すること
で、より広い視野が得られると言う特徴を有する。
法では、入射瞳が凸レンズより被検眼側にできるため、
凸レンズの入射瞳と被検眼の瞳とを一致させることが可
能である。さらに、凸レンズに非球面を採用すること
で、より広い視野が得られると言う特徴を有する。
【0006】スリットランプに非球面レンズを使用した
場合の眼底観察における観察視野は、スリットランプ照
明野の径に依存している。従って、広い視野を得るため
には非球面レンズの焦点距離を短くする必要がある。
場合の眼底観察における観察視野は、スリットランプ照
明野の径に依存している。従って、広い視野を得るため
には非球面レンズの焦点距離を短くする必要がある。
【0007】しかし、従来のほとんどの非球面レンズは
単レンズで構成されているため、焦点距離を短くすると
非球面レンズの入射瞳の位置が該レンズに非常に近くな
る。このため、被検眼と非球面レンズを非常に近接させ
て使用しなければならないので、被検眼と非球面レンズ
が接触し、レンズ表面が睫毛や涙液などにより汚れると
いう問題があった。
単レンズで構成されているため、焦点距離を短くすると
非球面レンズの入射瞳の位置が該レンズに非常に近くな
る。このため、被検眼と非球面レンズを非常に近接させ
て使用しなければならないので、被検眼と非球面レンズ
が接触し、レンズ表面が睫毛や涙液などにより汚れると
いう問題があった。
【0008】レンズ表面の汚れはオ−トクレ−ブ等の滅
菌処理で処理されるが、滅菌処理の頻度が多くなると非
球面レンズに損傷が起こる恐れもある。
菌処理で処理されるが、滅菌処理の頻度が多くなると非
球面レンズに損傷が起こる恐れもある。
【0009】また、操作性の面においても、観察者(術
者)は、被検眼の直前に非球面レンズを手で保持しなけ
ればならないため、その保持が難しいという問題もあ
る。さらに、診断中に観察者が誤って非球面レンズを被
検眼に接触させてしまうという恐れもある。
者)は、被検眼の直前に非球面レンズを手で保持しなけ
ればならないため、その保持が難しいという問題もあ
る。さらに、診断中に観察者が誤って非球面レンズを被
検眼に接触させてしまうという恐れもある。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、焦点距離に比較してレンズと入射瞳の距
離が長く、操作性に優れ、諸収差が良好に補正された眼
底観察用レンズを提供することを目的とする。
たものであり、焦点距離に比較してレンズと入射瞳の距
離が長く、操作性に優れ、諸収差が良好に補正された眼
底観察用レンズを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による眼底観察用
レンズは、被検眼と眼底観察装置との間に配置され、前
記被検眼の眼底像を形成するための正の屈折力を有する
眼底観察用レンズにおいて、前記眼底観察用レンズは、
前記被検眼側から順に、正の屈折力を有する第1凸レン
ズ群G1と、前記第1凸レンズ群G1から所定の距離の
位置に配置された負の屈折力を有する第2凹レンズ群G
2とから構成され、前記被検眼の眼底像は、前記第1凸
レンズ群G1と前記第2凹レンズ群G2の間に形成さ
れ、前記第1凸レンズ群G1は少なくとも一つの非球面
を有することを特徴としているかかる構成により、眼底
観察用レンズと入射瞳の距離を眼底観察用レンズ全体の
焦点距離よりも大きくすることができる。従って、広い
観察領域(視野)を確保しながらも、被検眼と眼底観察
用レンズの間隔を十分とることができるので、被検眼と
の接触によるレンズの汚れ、汚染を避けることができ、
常に良好な状態で観察を行うことが出来る。
レンズは、被検眼と眼底観察装置との間に配置され、前
記被検眼の眼底像を形成するための正の屈折力を有する
眼底観察用レンズにおいて、前記眼底観察用レンズは、
前記被検眼側から順に、正の屈折力を有する第1凸レン
ズ群G1と、前記第1凸レンズ群G1から所定の距離の
位置に配置された負の屈折力を有する第2凹レンズ群G
2とから構成され、前記被検眼の眼底像は、前記第1凸
レンズ群G1と前記第2凹レンズ群G2の間に形成さ
れ、前記第1凸レンズ群G1は少なくとも一つの非球面
を有することを特徴としているかかる構成により、眼底
観察用レンズと入射瞳の距離を眼底観察用レンズ全体の
焦点距離よりも大きくすることができる。従って、広い
観察領域(視野)を確保しながらも、被検眼と眼底観察
用レンズの間隔を十分とることができるので、被検眼と
の接触によるレンズの汚れ、汚染を避けることができ、
常に良好な状態で観察を行うことが出来る。
【0012】また、本発明による眼底観察用レンズは、
さらに以下の条件式、 f≦20 (1) 1.2≦f1/f≦3.0 (2) 1.2≦d/f1≦3.0 (3) を満足することが望ましい。ここで、fは前記眼底観察
用レンズの全体の焦点距離、f1は前記第1凸レンズ群
G1の焦点距離,f2は前記第2凹レンズ群G2の焦点
距離,dは前記第1凸レンズ群G1と前記第2凹レンズ
群G2との主点間の距離をそれぞれ表している。
さらに以下の条件式、 f≦20 (1) 1.2≦f1/f≦3.0 (2) 1.2≦d/f1≦3.0 (3) を満足することが望ましい。ここで、fは前記眼底観察
用レンズの全体の焦点距離、f1は前記第1凸レンズ群
G1の焦点距離,f2は前記第2凹レンズ群G2の焦点
距離,dは前記第1凸レンズ群G1と前記第2凹レンズ
群G2との主点間の距離をそれぞれ表している。
【0013】条件式(1)は眼底観察用レンズ全体の焦
点距離の適切な範囲を規定している。条件式(1)の上
限を越えると、入射瞳と第2凹レンズ群G2により形成
される眼底の虚像の距離が長くなりすぎ、スリットラン
プ等の観察機器の合焦移動範囲を越えてしまい不都合で
ある。
点距離の適切な範囲を規定している。条件式(1)の上
限を越えると、入射瞳と第2凹レンズ群G2により形成
される眼底の虚像の距離が長くなりすぎ、スリットラン
プ等の観察機器の合焦移動範囲を越えてしまい不都合で
ある。
【0014】条件式(2)は第1凸レンズ群G1の焦点
距離の適切な範囲を規定している。条件式(2)の下限
値を下回ると入射瞳と第1凸レンズ群G1の距離を大き
くすることができなくなり、被検眼とレンズの距離が短
くなり接触してしまうおそれがある。逆に、上限を越え
た場合は、条件式 (1)の上限を越えた場合と同様
に、入射瞳と第2凹レンズ群G2により形成される眼底
の虚像の距離が長くなりすぎ、スリットランプ等の観察
機器の合焦移動範囲を越えてしまい不都合である。
距離の適切な範囲を規定している。条件式(2)の下限
値を下回ると入射瞳と第1凸レンズ群G1の距離を大き
くすることができなくなり、被検眼とレンズの距離が短
くなり接触してしまうおそれがある。逆に、上限を越え
た場合は、条件式 (1)の上限を越えた場合と同様
に、入射瞳と第2凹レンズ群G2により形成される眼底
の虚像の距離が長くなりすぎ、スリットランプ等の観察
機器の合焦移動範囲を越えてしまい不都合である。
【0015】条件式(3)は第1凸レンズ群G1と第2
凹レンズ群G2の適切な間隔を規定している。条件式
(3)の下限値を下回ると入射瞳と第1凸レンズ群G1
の距離が大きくなりすぎ、第1凸レンズ群G1の収差補
正の負担が増大するため良好な収差補正が因難となる。
逆に、上限を越えた場合は、眼底観察用レンズ全体の長
さが長くなりすぎ操作性が悪化してしまう。
凹レンズ群G2の適切な間隔を規定している。条件式
(3)の下限値を下回ると入射瞳と第1凸レンズ群G1
の距離が大きくなりすぎ、第1凸レンズ群G1の収差補
正の負担が増大するため良好な収差補正が因難となる。
逆に、上限を越えた場合は、眼底観察用レンズ全体の長
さが長くなりすぎ操作性が悪化してしまう。
【0016】また、本発明による眼底観察用レンズで
は、前記第1凸レンズ群G1と前記第2凹レンズ群G2
は共に単一のレンズより構成され、前記第1凸レンズ群
G1の前記被検眼と反対側の面は非球面であり、さらに
以下の条件式、 −1.2≦r2/f1≦−0.5 (4) 1.6≦n1 (5) を満足することが望ましい。
は、前記第1凸レンズ群G1と前記第2凹レンズ群G2
は共に単一のレンズより構成され、前記第1凸レンズ群
G1の前記被検眼と反対側の面は非球面であり、さらに
以下の条件式、 −1.2≦r2/f1≦−0.5 (4) 1.6≦n1 (5) を満足することが望ましい。
【0017】ここで、r2は前記非球面の近軸曲率半
径、n1は前記第1凸レンズ群G1のd線(λ=58
7.56nm)に対する屈折率をそれぞれ表している。
径、n1は前記第1凸レンズ群G1のd線(λ=58
7.56nm)に対する屈折率をそれぞれ表している。
【0018】条件式(4)は第1凸レンズ群G1が単一
のレンズから構成される場合に、被検眼と反対側の面
(非球面)の近軸曲率半径r2の適切な範囲を規定して
いる。
のレンズから構成される場合に、被検眼と反対側の面
(非球面)の近軸曲率半径r2の適切な範囲を規定して
いる。
【0019】非球面が一つの場合、通常曲率半径の小さ
い面、ここではr2が非球面に選ばれる。条件式(4)
の下限値を下回ると、曲率半径が小さくなりすぎ、周辺
部で光線が全反射してしまうため、非球面レンズの画角
を大きくできないという問題が起こる。逆に、上限を越
えると曲率半径が大きくなりすぎ、周辺部で面形状の反
り返りが起きるため、非球面を製造するのが非常に困難
となり、この場合も非球面レンズの画角を大きくできな
いという間題が生ずる。
い面、ここではr2が非球面に選ばれる。条件式(4)
の下限値を下回ると、曲率半径が小さくなりすぎ、周辺
部で光線が全反射してしまうため、非球面レンズの画角
を大きくできないという問題が起こる。逆に、上限を越
えると曲率半径が大きくなりすぎ、周辺部で面形状の反
り返りが起きるため、非球面を製造するのが非常に困難
となり、この場合も非球面レンズの画角を大きくできな
いという間題が生ずる。
【0020】条件式(5)は第1凸レンズ群G1のd線
(λ=587.56nm)に対する屈折率に関する規定
である。下限を越えるとr2の近軸曲率半径が小さくな
るため、条件式(4)の下限を越えた場合と同様に、曲
率半径が小さくなりすぎ、周辺部で光線が全反射してし
まうため、非球面レンズの画角を大きくできないという
問題が起こる。
(λ=587.56nm)に対する屈折率に関する規定
である。下限を越えるとr2の近軸曲率半径が小さくな
るため、条件式(4)の下限を越えた場合と同様に、曲
率半径が小さくなりすぎ、周辺部で光線が全反射してし
まうため、非球面レンズの画角を大きくできないという
問題が起こる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態を説明する。図1は本発明による眼底観察
用レンズをスリットランプに使用した場合の光路を説明
するための概略図である。
の実施の形態を説明する。図1は本発明による眼底観察
用レンズをスリットランプに使用した場合の光路を説明
するための概略図である。
【0022】照明用光源6を発した光はコンデンサ−レ
ンズ7により照野絞り8を照明する。照野絞り8を透過
した光は、リレ−レンズ9、直角プリズムなどの光偏向
手段10を経て、眼底観察用レンズ1に入射し被検眼1
1の眼底y0を照明する。
ンズ7により照野絞り8を照明する。照野絞り8を透過
した光は、リレ−レンズ9、直角プリズムなどの光偏向
手段10を経て、眼底観察用レンズ1に入射し被検眼1
1の眼底y0を照明する。
【0023】被検眼11の眼底で反射された光は、被検
眼11の瞳位置Pを通り、眼底観察用レンズ1の第1凸
レンズ群1Aにより一旦中間像y1を形成する。眼底観
察用レンズの第2凹レンズ群1Bは、前記像y1の虚像
y1’を形成し、スリットランプにて、虚像y1’を観
察することになる。3はスリットランプの対物レンズで
あり、像y1’を接眼レンズ4を通して観察される像y
2として再結像する。
眼11の瞳位置Pを通り、眼底観察用レンズ1の第1凸
レンズ群1Aにより一旦中間像y1を形成する。眼底観
察用レンズの第2凹レンズ群1Bは、前記像y1の虚像
y1’を形成し、スリットランプにて、虚像y1’を観
察することになる。3はスリットランプの対物レンズで
あり、像y1’を接眼レンズ4を通して観察される像y
2として再結像する。
【0024】眼底観察用レンズの入射瞳は被検眼11の
瞳位置Pに一致しており、スリットランプの入射瞳(ほ
ぼ対物レンズ3の付近にある)、さらには検者(観察
者)5の瞳と共役である。そのため、検者5は被検眼1
1の眼底像y0の全体をけられることなく観察できる。
瞳位置Pに一致しており、スリットランプの入射瞳(ほ
ぼ対物レンズ3の付近にある)、さらには検者(観察
者)5の瞳と共役である。そのため、検者5は被検眼1
1の眼底像y0の全体をけられることなく観察できる。
【0025】図2は、従来の非球面レンズを用いた眼底
観察用凸レンズ12の光路図であるが、該凸レンズ12
は単レンズ、すなわち第2凹レンズ群1Bがないため、
凸レンズ12による眼底像y1を直接スリットランプに
より観察することになる。その他の結像関係、符号につ
いては図1の場合と同様である。
観察用凸レンズ12の光路図であるが、該凸レンズ12
は単レンズ、すなわち第2凹レンズ群1Bがないため、
凸レンズ12による眼底像y1を直接スリットランプに
より観察することになる。その他の結像関係、符号につ
いては図1の場合と同様である。
【0026】従来例に対して、本発明による眼底観察用
レンズでは、眼底観察用レンズ1を第1凸レンズ群1A
と第2凹レンズ群1Bの2群に分離しているため、第1
凸レンズ群1Aの焦点距離を眼底観察用レンズ1全体の
焦点距離より長くすることができる。従って、従来の非
球面レンズに対して、入射瞳とレンズ1の距離を長くす
ることが可能となる。
レンズでは、眼底観察用レンズ1を第1凸レンズ群1A
と第2凹レンズ群1Bの2群に分離しているため、第1
凸レンズ群1Aの焦点距離を眼底観察用レンズ1全体の
焦点距離より長くすることができる。従って、従来の非
球面レンズに対して、入射瞳とレンズ1の距離を長くす
ることが可能となる。
【0027】さらに、従来の単一の非球面レンズでは入
射瞳と非球面レンズの距離は一義的に決まってしまう
が、本発明による眼底観察用レンズにおいては入射瞳P
とレンズ1の距離を長くとっても、その共役点を第2凹
レンズ群1Bによりスリットランプの瞳に一致させるこ
とができる。
射瞳と非球面レンズの距離は一義的に決まってしまう
が、本発明による眼底観察用レンズにおいては入射瞳P
とレンズ1の距離を長くとっても、その共役点を第2凹
レンズ群1Bによりスリットランプの瞳に一致させるこ
とができる。
【0028】この二つの作用により眼底観察用レンズ1
の入射瞳Pを第1凸レンズ群1Aから遠く離すことが可
能となる。以下、本発明の数値実施例を説明する。 (第1実施例)図3に第1実施例のレンズ構成を、表1
に諸元値をそれぞれ示す。表1において、面番号は被検
眼側からのレンズ面の番号を、rは各面の曲率半径、d
は各レンズの中心厚または空気間隔、n及びνは各レン
ズのd線(λ=587.56nm)における屈折率とア
ッベ数を表している。
の入射瞳Pを第1凸レンズ群1Aから遠く離すことが可
能となる。以下、本発明の数値実施例を説明する。 (第1実施例)図3に第1実施例のレンズ構成を、表1
に諸元値をそれぞれ示す。表1において、面番号は被検
眼側からのレンズ面の番号を、rは各面の曲率半径、d
は各レンズの中心厚または空気間隔、n及びνは各レン
ズのd線(λ=587.56nm)における屈折率とア
ッベ数を表している。
【0029】また、非球面の形状は次式で表すが、この
表示に限られるものではない。
表示に限られるものではない。
【0030】
【数1】
【0031】ここで、yは光軸からの高さを表し、xは
それに対する光軸方向の距離を表す。また、中心曲率半
径をrとすると、 r=1/(C0+2・C2) である。なお、第2実施例以下の諸元値などにおいて
も、第1実施例と同様の符号を用いる。
それに対する光軸方向の距離を表す。また、中心曲率半
径をrとすると、 r=1/(C0+2・C2) である。なお、第2実施例以下の諸元値などにおいて
も、第1実施例と同様の符号を用いる。
【0032】
【表1】 面番号 r d n ν 1 69.737 7.0 1.62041 60.3 2 −12.500 0.5 1.0 3 60.000 5.0 1.62041 60.3 4 −26.500 13.906 1.0 5 −38.128 1.5 1.72342 38.0 6 30.000 2.5 1.62041 60.3 7 60.000 1.0 (r2面の非球面係数) κ=−0.20712 C2=0.0 C4=−0.46725×10-5 C6=0.13712×10-6 C8=0.96691×10-10 C10=0.28086×10-11 (条件対応値) f1=12.0 f2=−30.0 d=18.0 (1)f=10.0 (2)f1/f=1.2 (3)d/f1=1.5 入射瞳とレンズ第1面(r1)の距離=11.880
【0033】図4に第1実施例にかかる眼底観察用レン
ズの球面収差と非点収差を示す。なお、以下すべての実
施例の収差図において光線は入射瞳側から追跡してい
る。球面収差図の実線は球面収差量、破線は正弦条件違
反量を、非点収差図の実線はサジタル像面、破線はメリ
ジオナル像面をそれぞれ示している。図からもわかるよ
うに、球面収差は極めて小さく、また非点収差も良好に
補正されている。
ズの球面収差と非点収差を示す。なお、以下すべての実
施例の収差図において光線は入射瞳側から追跡してい
る。球面収差図の実線は球面収差量、破線は正弦条件違
反量を、非点収差図の実線はサジタル像面、破線はメリ
ジオナル像面をそれぞれ示している。図からもわかるよ
うに、球面収差は極めて小さく、また非点収差も良好に
補正されている。
【0034】(第2実施例)図5に第2実施例のレンズ
構成を、表2に諸元値をそれぞれ示す。
構成を、表2に諸元値をそれぞれ示す。
【0035】
【表2】 面番号 r d n ν 1 39.192 13.5 1.713 54.0 2 −12.600 27.634 1.0 3 −24.429 1.5 1.62041 60.3 4 80.00 1.0 (r2 面の非球面係数) κ= 0.0 C2= 0.0 C4= 0.12937×10-4 C6= 0.58888×10-7 C8= 0.17869×10-9 C10=−0.61165×10-13 条件式対応値 f1=15.0 f2=−30.0 d=30.0 (1)f=10.0 (2)f1/f=1.5 (3)d/f1=2.0 (4)r2/ f1=−0.84 (5)n2=1.713 入射瞳とr1の距離=14.311
【0036】図6に第2実施例にかかる眼底観察用レン
ズの球面収差と非点収差を示す。球面収差図の実線は球
面収差量、破線は正弦条件違反量を、非点収差図の実線
はサジタル像面、破線はメリジオナル像面をそれぞれ示
している。図からもわかるように、球面収差は極めて小
さく、また非点収差も良好に補正されている。
ズの球面収差と非点収差を示す。球面収差図の実線は球
面収差量、破線は正弦条件違反量を、非点収差図の実線
はサジタル像面、破線はメリジオナル像面をそれぞれ示
している。図からもわかるように、球面収差は極めて小
さく、また非点収差も良好に補正されている。
【0037】(第3実施例)図7に第3実施例のレンズ
構成を、表3に諸元値をそれぞれ示す。
構成を、表3に諸元値をそれぞれ示す。
【0038】
【表3】 面番号 r d n ν 1 24.757 10.0 1.62041 63.0 2 −9.000 21.713 1.0 3 −70.118 1.5 1.62041 60.3 4 80.000 1.0 (r2面の非球面係数) κ= 0.0 C2= 0.0 C4= 0.10585×10-4 C6= 0.33859×10-6 C8= 0.45898×10-8 C10= −0.23595×10-10 (条件式対応値) f1=12.0 f2=−60.0 d=24.0 (1)f=10.0 (2)f1/f=1.2 (3)d/f1=2.0 (4)r2/f1=−0.75 (5)n1= 1.62041 入射瞳とr1の距離=9.895
【0039】図8に第3実施例にかかる眼底観察用レン
ズの球面収差と非点収差を示す。球面収差図の実線は球
面収差量、破線は正弦条件違反量を、非点収差図の実線
はサジタル像面、破線はメリジオナル像面をそれぞれ示
している。図からもわかるように、球面収差は極めて小
さく、また非点収差も良好に補正されている。
ズの球面収差と非点収差を示す。球面収差図の実線は球
面収差量、破線は正弦条件違反量を、非点収差図の実線
はサジタル像面、破線はメリジオナル像面をそれぞれ示
している。図からもわかるように、球面収差は極めて小
さく、また非点収差も良好に補正されている。
【0040】また、参考のため従来の単一レンズの一例
の諸元値を表4に示す。
の諸元値を表4に示す。
【0041】
【表4】 面番号 r d n ν 1 21.242 8.0 1.62041 63.0 2 −7.500 1.0 (r2面の非球面係数) κ= 0.0 C2= 0.0 C4=−0.39984×10-4 C6= 0.27717×10-5 C8= −0.20897×10-7 C10= 0.18019×10-9 f = 10.0 入射瞳とr1の距離=6.916
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明による眼底観察用
非球面レンズを用いれば、レンズの焦点距離に比して、
レンズと入射瞳の距離が長く、かつ諸収差が良好に補正
された眼底観察用の非球面レンズを得ることができる。
従って、検者は被検眼と眼底観察用レンズの距離を離し
て、かつ広い領域にわたって診療、観察を行うことが出
来るので、操作性に優れ、かつ広画角な眼底像を観察で
きる診療等を行うことができる。
非球面レンズを用いれば、レンズの焦点距離に比して、
レンズと入射瞳の距離が長く、かつ諸収差が良好に補正
された眼底観察用の非球面レンズを得ることができる。
従って、検者は被検眼と眼底観察用レンズの距離を離し
て、かつ広い領域にわたって診療、観察を行うことが出
来るので、操作性に優れ、かつ広画角な眼底像を観察で
きる診療等を行うことができる。
【図1】本発明による眼底観察用非球面レンズをスリッ
トランプに使用した場合の光路を示す概略図である。
トランプに使用した場合の光路を示す概略図である。
【図2】従来の非球面レンズをスリットランプに使用し
た場合の光路を示す図である。
た場合の光路を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例にかかる眼底観察用レンズ
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図4】本発明の第1実施例にかかる眼底観察用レンズ
の諸収差を示す図である。
の諸収差を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかる眼底観察用レンズ
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図6】本発明の第2実施例にかかる眼底観察用レンズ
の諸収差を示す図である。
の諸収差を示す図である。
【図7】本発明の第3実施例にかかる眼底観察用レンズ
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図8】本発明の第3実施例にかかる眼底観察用レンズ
の諸収差を示す図である。
の諸収差を示す図である。
1 眼底観察用非球面レンズ 2 スリットランプ 3 対物レンズ 4 接眼レンズ 5 検者眼 6 光源 7 コンデンサーレンズ 8 照野絞り 9 リレーレンズ 10 光路偏向手段 11 被検眼 12 従来の非球面レンズ yo 被検眼の眼底 y1 中間像 y1’ y1の虚像 y2 観察像
Claims (3)
- 【請求項1】 被検眼と眼底観察装置との間に配置さ
れ、前記被検眼の眼底像を形成するための正の屈折力を
有する眼底観察用レンズにおいて、 前記眼底観察用レンズは、前記被検眼側から順に、 正の屈折力を有する第1凸レンズ群G1と、 前記第1凸レンズ群G1から所定の距離の位置に配置さ
れた負の屈折力を有する第2凹レンズ群G2とから構成
され、 前記被検眼の眼底像は、前記第1凸レンズ群G1と前記
第2凹レンズ群G2の間に形成され、前記第1凸レンズ
群G1は少なくとも一つの非球面を有することを特徴と
する眼底観察用レンズ。 - 【請求項2】 前記眼底観察用レンズの全体の焦点距離
をf、前記第1凸レンズ群G1の焦点距離をf1,前記
第2凹レンズ群G2の焦点距離をf2,前記第1凸レン
ズ群G1と前記第2凹レンズ群G2との主点間の距離を
dとするとき f≦20 (1) 1.2≦f1/f≦3.0 (2) 1.2≦d/f1≦3.0 (3) の条件を満足することを特徴とする請求項1記載の眼底
観察用レンズ。 - 【請求項3】 前記第1凸レンズ群G1と前記第2凹レ
ンズ群G2は共に単一のレンズより構成され、前記第1
凸レンズ群G1の前記被検眼と反対側の面は非球面であ
り、 前記非球面の近軸曲率半径をr2、 前記第1凸レンズ群G1のd線に対する屈折率をn1と
するとき、 −1.2≦r2/f1≦−0.5 (4) 1.6≦n1 (5) の条件を満足することを特徴とする講求項1記載の眼底
観察用レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9186019A JPH119554A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 眼底観察用レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9186019A JPH119554A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 眼底観察用レンズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH119554A true JPH119554A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=16180978
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9186019A Withdrawn JPH119554A (ja) | 1997-06-27 | 1997-06-27 | 眼底観察用レンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH119554A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6718813B2 (en) | 2001-05-28 | 2004-04-13 | Showa Corporation | Pipe rack forming method and apparatus |
| JP2011104315A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Makoto Fukamizu | 光束の二重交差による正立広角眼底観察レンズ |
| JP2011104316A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Makoto Fukamizu | 光束の収束および拡散による正立広角眼底観察レンズ |
| JP2013505752A (ja) * | 2009-09-29 | 2013-02-21 | オーデー−オーエス ゲーエムベーハー | 目を観察するための検眼鏡 |
| JPWO2020115848A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2021-10-14 | 株式会社ニコン | 光学ユニット、光学装置、及び画像表示システム |
-
1997
- 1997-06-27 JP JP9186019A patent/JPH119554A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6718813B2 (en) | 2001-05-28 | 2004-04-13 | Showa Corporation | Pipe rack forming method and apparatus |
| JP2013505752A (ja) * | 2009-09-29 | 2013-02-21 | オーデー−オーエス ゲーエムベーハー | 目を観察するための検眼鏡 |
| JP2011104315A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Makoto Fukamizu | 光束の二重交差による正立広角眼底観察レンズ |
| JP2011104316A (ja) * | 2009-11-16 | 2011-06-02 | Makoto Fukamizu | 光束の収束および拡散による正立広角眼底観察レンズ |
| JPWO2020115848A1 (ja) * | 2018-12-05 | 2021-10-14 | 株式会社ニコン | 光学ユニット、光学装置、及び画像表示システム |
| US12242083B2 (en) | 2018-12-05 | 2025-03-04 | Nikon Corporation | Optical unit, optical device, and image display system |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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