JPH1198356A - 画素の階調再現を利用した網点画像記録方法および装置 - Google Patents
画素の階調再現を利用した網点画像記録方法および装置Info
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Abstract
な階調数を増加させる。 【解決手段】 各記録画素を1/M(Mは2以上の整
数)に区分して、M個の小区画を設ける。そして、各記
録画素に対応するM個の小区画のそれぞれに対して閾値
が割り当てられた閾値パターンを準備する。画像記録信
号を生成する際には、各記録画素に対応するM個の小区
画の閾値と多階調画像信号とを比較してM個の2値比較
結果を求める、M個の2値比較結果の累計値nに応じて
画像記録信号を求める。
Description
を使用した網点画像の記録に関する。
録画素はオン/オフの2値状態を取りうるだけであり、
画像の濃度は網点面積率(オン画素の面積率)で表現さ
れていた。従って、網点に含まれる記録画素の数が多い
ほど、1つの網点で再現可能な階調数は増加するという
関係が成立していた。
能な階調数を増加させるためには、記録画素の解像度
(出力走査線密度とも呼ばれる)を高めなくてはならな
かった。しかし、記録装置によっては、記録画素の解像
度を高めることが困難な場合もある。このため、従来か
ら、記録画素の解像度を高めずに、網点で再現可能な階
調数を増加させる技術が望まれていた。
を解決するためになされたものであり、記録画素の解像
度を高めずに網点で再現可能な階調数を増加させること
のできる技術を提供することを目的とする。
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の方
法は、画素の階調再現を利用して網点画像を記録する方
法であって、(a)各記録画素を1/M(Mは2以上の
整数)に区分して得られた小区画を用い、各記録画素に
対応するM個の小区画のそれぞれに対して閾値が割り当
てられた閾値パターンを準備する工程と、(b)与えら
れた多階調画像信号を前記閾値パターン内の閾値と比較
して、3以上の階調を表す画像記録信号を各記録画素毎
に生成する工程と、(c)前記画像記録信号に応じて各
記録画素を記録することによって網点画像を記録する工
程と、を備え、前記工程(b)は、(i)各記録画素に
対応するM個の小区画の閾値と前記多階調画像信号とを
比較してM個の2値比較結果を求めるとともに、前記M
個の2値比較結果の累計値nに応じて前記画像記録信号
を求める工程を備える。
で、各記録画素をオン/オフの2値状態で記録する従来
の技術に比べて、網点で再現可能な階調数を増加させる
ことができる。
再現可能な濃度階調がN+1個(Nは2〜Mの範囲の整
数)の値に限定されており、前記整数Mは、前記N+1
個の濃度階調を等価的な面積率に変換することによって
得られるN+1個の画素階調の各値が、m(N) /M(m
(N) は0〜Mの範囲から選ばれたN+1個の整数)にそ
れぞれほぼ等しくなるように選択されており、前記2値
比較結果の累計値nが取り得る0〜Mの範囲の各値が、
前記N+1個の画素階調にそれぞれ関連付けられている
とともに、前記工程(i)は、前記累計値nを、記録画
素で再現可能な濃度階調を表す信号としての前記画像記
録信号に変換する工程を含むことが好ましい。
限定されている場合にも、それらの濃度階調を利用して
網点の階調を増加させることができる。
記工程(c)は、インク滴を重ねることによって各記録
画素の階調を再現する工程であることが好ましい。
を再現することが可能である。
利用して網点画像を記録する画像記録装置であって、各
記録画素を1/M(Mは2以上の整数)に区分して得ら
れた小区画を用い、各記録画素に対応するM個の小区画
のそれぞれに対して1つの閾値を有する閾値パターンを
記憶する閾値パターンメモリと、与えられた多階調画像
信号を前記閾値パターンメモリから読み出された閾値と
比較して、3以上の階調を表す画像記録信号を各記録画
素毎に生成する画像記録信号生成手段と、前記画像記録
信号に応じて各記録画素を記録することによって網点画
像を形成する記録手段と、を備え、前記画像記録信号生
成手段は、各記録画素に対応するM個の小区画の閾値と
前記多階調画像信号とを比較してM個の2値比較結果を
求めるとともに、前記M個の2値比較結果の累計値nに
応じて前記画像記録信号を求める手段を備える。
に3以上の階調を再現可能な画像記録装置を用いて網点
画像を記録するための画像記録信号を生成する画像記録
信号生成装置であって、各記録画素を1/M(Mは2以
上の整数)に区分して得られた小区画を用い、各記録画
素に対応するM個の小区画のそれぞれに対して1つの閾
値を有する閾値パターンを記憶する閾値パターンメモリ
と、与えられた多階調画像信号を前記閾値パターンメモ
リから読み出された閾値と比較して、3以上の階調を表
す画像記録信号を各記録画素毎に生成する画像記録信号
生成手段と、を備え、前記画像記録信号生成手段は、各
記録画素に対応するM個の小区画の閾値と前記多階調画
像信号とを比較してM個の2値比較結果を求めるととも
に、前記M個の2値比較結果の累計値nに応じて前記画
像記録信号を求める手段を備える。
画素が3以上の階調で記録されるので、網点で再現可能
な階調数を増加させることができる。
も含んでいる。第1の態様は、閾値パターンを格納した
閾値パターンメモリを有するコンピュータを使用し、記
録画素毎に3以上の階調を再現可能な画像記録装置を用
いて網点画像を記録するための画像記録信号を生成する
ためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体であって、各記録画素を1/M
(Mは2以上の整数)に区分して得られた小区画のそれ
ぞれに対して1つの閾値を有する閾値パターンを格納す
る前記閾値パターンメモリから読み出された閾値と、与
えられた多階調画像信号とを比較して、3以上の階調を
表す画像記録信号を各記録画素毎に生成し、この際、各
記録画素に対応するM個の小区画の閾値と前記多階調画
像信号とを比較してM個の2値比較結果を求めるととも
に、前記M個の2値比較結果の累計値nに応じて前記画
像記録信号を求める機能を前記コンピュータに実現させ
るコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み
取り可能な記録媒体である。
グラムは、フレキシブルディスクやCD−ROM等の、
コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態
で提供される。コンピュータは、その記録媒体からコン
ピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外
部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してコ
ンピュータにコンピュータプログラムを供給するように
してもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する
時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログ
ラムがコンピュータのマイクロプロセッサによって実行
される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプロ
グラムをコンピュータが読み取って直接実行するように
してもよい。
ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概
念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作す
るハードウェア装置を意味している。また、オペレーシ
ョンシステムが不要でアプリケーションプログラム単独
でハードウェア装置を動作させるような場合には、その
ハードウェア装置自体がコンピュータに相当する。ハー
ドウェア装置は、CPU等のマイクロプロセッサと、記
録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取る
ための手段とを少なくとも備えている。コンピュータプ
ログラムは、このようなコンピュータに、上述の各手段
の機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。な
お、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラム
でなく、オペレーションシステムによって実現されてい
ても良い。
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な
種々の媒体を利用できる。
の各工程または各手段の機能を実現させるコンピュータ
プログラムを通信経路を介して供給するプログラム供給
装置としての態様である。こうした態様では、プログラ
ムをネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を介
して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロード
し、これを実行することで、上記の方法や装置を実現す
ることができる。
施の形態を実施例に基づき説明する。図1(A)は従来
の閾値パターンを示し、図1(B)は本発明の第1実施
例に用いられる閾値パターンを示している。図1(A)
における1つの矩形は画像記録装置(画像出力装置)に
おける記録の1単位である記録画素PXに対応してい
る。従来の閾値パターンでは、各記録画素PX毎に1つ
の閾値が割り当てられていた。なお、図1(A)には、
一点鎖線で区切られた4つの網点領域を含む範囲の閾値
パターンが示されている。各網点領域内には1つの網点
がそれぞれ形成される。図1(A)の例では、1つの網
点領域が16個の記録画素で構成されており、1つの網
点領域内の閾値は0〜15の範囲の値を有している。閾
値パターン内の記録画素PXの位置は、主走査アドレス
Yと副走査アドレスXとで規定されている。
装置(画像出力装置)における記録画素PXを4つに区
分した小区画DXに対応している。第1実施例の閾値パ
ターンでは、各小区画DX毎に1つの閾値が割り当てら
れている。図1(B)の例では、1つの記録画素PXが
4つの小区画DXに区分されているので、1つの記録画
素PXに対して4つの異なる閾値が割り当てられている
ことになる。なお、図1(B)の閾値パターンの小区画
は、画像記録装置の記録画素の2倍の解像度を有してい
ると考えることもできる。1つの網点領域は64個の小
区画で構成されており、1つの網点領域内の閾値は0〜
63の範囲の値を有している。閾値パターン内の小区画
DXの位置は、主走査アドレスjと副走査アドレスiと
で規定されている。
ば解るように、64個の閾値は、網点領域の中心から周
辺に向かって次第に値が増加するように配置されてい
る。また、閾値の配置と記録画素の境界とは特に関係が
無い。このように、閾値の配置としては、記録画素の境
界とは無関係に、網点領域の中心から周辺に向かって次
第に値が増加するように配置されていることが好まし
い。このような閾値パターンを用いることの利点につい
ては後述する。
れる。第1実施例の閾値パターンでは、1つの記録画素
に対する多階調画像信号が、4つの小区画の4つの閾値
と比較される。各閾値Thと多階調画像信号Dimage と
の比較結果は、以下のような2値データDon/off (以
下、「2値比較結果」とも呼ぶ)で表される。
ン);Dimage ≦Thの時:Don/off =0(オフ)
素毎に累計(加算)される。従って、各記録画素毎の2
値データDon/off の累計値nは、0〜4の範囲の整数
となる。
ターンを用いて画像信号と閾値を比較した結果の一例を
示している。また、図2(B)は、図1(B)の第1実
施例の閾値パターンを用いて画像信号と閾値を比較した
結果の一例を示している。図2(A),(B)では、網
点階調TLが50%の場合の図である。ここで、「網点
階調」TLとは、1つの網点の階調レベルを意味してお
り、画像信号Dimageを([閾値Thの最大値]+1)
で除した値で与えられる。図1(A)では閾値Thの範
囲が0〜15なので50%の網点階調TLに相当する画
像信号Dimageの値は8であり、図2(B)では閾値T
hの範囲が0〜63なので50%の網点階調TLに相当
する画像信号Dimage の値は32である。図1(A),
(B)において、斜線を伏した部分は2値比較結果Don
/off の値が1(オン)であり、閾値がそのまま記載さ
れている部分は2値比較結果Don/off の値が0(オ
フ)である。
素が黒ベタに塗りつぶされることによって網点が記録さ
れていた。一方、第1実施例では、図2(B)に示す2
値比較結果Don/off が各記録画素毎に累計(加算)さ
れる。従って、各記録画素毎の2値比較結果Don/off
の累計値nは、0〜4の範囲の整数となる。
果Don/off の累計値nを示している。各網点領域内に
おいて、累計値nは中央から周辺に向かって次第に小さ
くなる傾向にある。この傾向は、図1(B)に示す閾値
パターンにおいて、網点領域の中心から周辺に向かって
次第に値が増加するように閾値が配置されていることに
起因している。
れた2値比較結果の累計値nに応じて、その記録画素の
濃度が決定される。すなわち、累計値nを有する記録画
素の濃度は、その記録画素中のn個の小区画が黒く塗り
つぶされると仮定した時に得られる濃度に等しくなるよ
うに決定される。ここで、記録媒体上の黒領域の面積率
と濃度との関係を表すユール・ニールセン(Yule-Niels
en)の式を使用すると、2値比較結果の累計値nに対応
する画素濃度D(n)は、以下の数式1で与えられる。
数であり、図1(B)の例ではM=4である。また、D
s は黒領域(記録領域)の濃度、D0 は白領域(非記録
領域)の濃度である。
/off の累計値nは0〜4の値を取り得る。この累計値
nの0〜4の値に対応する画素濃度D(n)は、上記数
式1にnの値をそれぞれ代入した以下の数式2で与えら
れる。
ると、D(0)〜D(4)の値はそれぞれ以下のように
なる。
D(2)=0.30;D(3)=0.59;D(4)=
2.0
て、上記の画素濃度D(0)〜D(4)を有するように
各記録画素を記録すれば、もとの多階調画像信号Dimag
e で表されている画像濃度を再現するように各記録画素
の階調を調整することができる。
布に対応して記録される記録画素の画素濃度D(n)を
示している。この図においても、4つの網点が一点鎖線
で区分されている。各網点内の各記録画素の画素濃度D
(n)は、網点の中央から周辺に向かって次第に小さく
なる傾向にある。この傾向は、図1(B)に示す閾値パ
ターンにおいて、網点領域の中心から周辺に向かって次
第に値が増加するように閾値が配置されていることに起
因している。このような閾値パターンを用いれば、1つ
の網点を構成する複数の記録画素の濃度が、網点の中央
から周辺に向かって次第に変化してゆくので、網点全体
として滑らかな階調表現が可能であるという利点があ
る。
ターンと、実際に記録されるドット(記録画素)とを比
較して示している。記録媒体上に記録される1つのドッ
トは、画素濃度D(n)が高くなるほどサイズが大き
く、かつ、色が濃くなる。このようなドットは、例えば
インク吐出方式を用いた画像記録装置(画像出力装置)
を用い、1つのドットを記録するために吐出されるイン
ク滴の数を画素濃度に応じて増加させることによって形
成することができる。1ドット上に吐出されるインク滴
の数は、インクノズルの駆動部に与えるパルス数やエネ
ルギ量を調整することによって制御できる。このように
インク滴を重ね打ちすることによってドットを記録する
場合には、インク滴の数が多いほどドットのサイズが大
きくなり、かつ、その濃度も高くなる。この例からも解
るように、「画素濃度が異なる」という意味は、記録さ
れるドット(記録画素)のサイズが同じで濃度のみが異
なる場合に限らず、ドットのサイズと濃度の少なくとも
一方が変わるような種々の場合を含んでいる。
合の画像信号と閾値との比較結果を示している。この例
では、網点階調TLが47%である。図6(A)は、図
5における各記録画素毎の2値比較結果Don/off の累
計値nを示しており、図6(B)は、その累計値nの分
布に対応して記録される記録画素の画素濃度D(n)を
示している。図6(A)に示すように、各網点の周辺に
は、2値比較結果の累計値nが1である記録画素が現れ
ている。
像記録システムの構成を示すブロック図である。この網
点画像記録システムは、画像記録信号生成装置100
と、画像出力装置200とを備えている。画像出力装置
200は、1ドット(記録画素)を形成するインク滴の
数を制御することによって各記録画素の階調を再現する
インク吐出方式の装置である。画像記録信号生成装置1
00は、CPU30と、メインメモリ(ROMおよびR
AM)32と、ハードディスク装置34と、スクリーン
パターンメモリ(SPM)36と、副走査アドレスカウ
ンタ38と、主走査アドレスカウンタ40と、2つのア
ドレス変換器42,44と、4つの比較器51〜54
と、面積計算部60と、濃度値ルックアップテーブル6
2と、D/A変換部64とを備えている。
閾値パターンを格納するメモリである。「繰り返しブロ
ック」とは、画像平面上に繰り返し適用される1組の閾
値パターン、または、その領域を意味している。繰り返
しブロックは、少なくとも実質的に1網点を再現するの
に必要な閾値を含んでいる。第1実施例では、例えば、
図1(B)の中の1網点分の閾値が繰り返しブロックと
してSPM36に記憶されている。なお、実質的に1網
点を再現できる場合には、繰り返しブロックが1網点未
満の領域の閾値を含むようにすることも可能である。
パターンメモリに相当する。また、図7の下部に示す回
路要素36〜64の全体が、本発明における画像記録信
号生成手段(画像記録信号回路)に相当する。
スタート信号Rxと、副走査クロック信号Cxとが入力
されている。副走査スタート信号Rxは、画像出力装置
200における記録画素の副走査座標が初期位置にリセ
ットされた時に1パルス発生する信号である。副走査ク
ロック信号Cxは、記録画素の副走査座標が更新される
たびに1パルス発生する信号である。副走査アドレスカ
ウンタ38は、これらの信号Rx,Cxに応じて、繰り
返し単位ブロック内における記録画素の副走査アドレス
Xを生成する。主走査アドレスカウンタ40も同様に、
主走査スタート信号Ryと主走査クロック信号Cyとに
応じて、繰り返し単位ブロック内における記録画素の主
走査アドレスYを生成する。第1のアドレス変換器42
は、記録画素の副走査アドレスXを、閾値パターンの小
区画の副走査アドレスi,i+1に変換する。この小区
画の第1の副走査アドレスiは、記録画素の副走査アド
レスXの2倍の値に等しい。図1(A),(B)を見れ
ば解るように、小区画の副走査アドレスi,i+1は、
記録画素の副走査アドレスXに含まれる4つの小区画の
副走査座標を示している。第2のアドレス変換器44
は、記録画素の主走査アドレスYを、閾値パターンの小
区画の主走査アドレスj,j+1に変換する。この小区
画の第1の主走査アドレスjは、記録画素の主走査アド
レスYの2倍の値に等しい。
i,i+1と主走査アドレスj,j+1は、SPM36
に供給される。これらのアドレスi,i+1,j,j+
1によって、1つの記録画素に対応する4つの小区画の
座標(i,j),(i+1,j),(i,j+1),
(i+1,j+1)が特定される。SPM36からは、
1つの記録画素に対応する4つの小区画の閾値Th
(i,j),Th(i+1,j),Th(i,j+
1),Th(i+1,j+1)が読出されて、4つの比
較器51〜54にそれぞれ供給される。
た閾値Thを入力画像信号Dimgaeと比較して、2値比
較結果Don/offを生成する。面積計算部60は、4つの
比較器51〜54から出力された4つの2値比較結果D
on/offを加算して、それらの累計値nを求める加算器で
ある。この累計値nは、濃度値ルックアップテーブル6
2において、画素濃度D(n)に変換される。この変換
は、前述した数式1に従って実行される。すなわち、濃
度値ルックアップテーブル62は、累計値nを入力アド
レスとして、画素濃度D(n)を出力データとするメモ
リである。この画素濃度D(n)は、D/A変換部64
によってアナログ画像記録信号Sout に変換される。画
像出力装置200は、この画像記録信号Sout に応じて
記録媒体(例えば印刷用紙)上にインク滴を吐出し、こ
れによって記録媒体上に網点画像を形成する。
累計値nと、画像出力装置200の出力ヘッドに与える
パルス数との関係を決定する手順を示すフローチャート
である。ステップT1では、画像出力装置200の出力
ヘッドに与えるパルス数を順次変化させて、画素濃度が
互いに異なる多数のドット(記録画素)を形成する。形
成されたドットの濃度は、濃度計で測定される。そし
て、出力ヘッドに与えるパルス数と画素濃度との関係を
表すパルス数−画素濃度特性を求める。図9は、パルス
数−画素濃度特性の一例を示すグラフである。第1実施
例では、画像出力装置200がほぼ連続的に画素濃度を
再現できるものと仮定している。
画素濃度D(n)との関係を、前述した数式1に従って
算出する。この際、1つの記録画素に含まれる小区画の
数M(以下、「記録画素の区分数」とも呼ぶ)は、2以
上の所望の整数に予め設定されている。従って、ステッ
プT2では、累算値nが0〜Mの範囲の各値を取る場合
の画素濃度D(n)がそれぞれ算出される。
画素濃度特性から、ステップT2で得られた画素濃度D
(n)(n=0〜M)を有する記録画素を形成するため
のパルス数P(n)を決定する。この結果、比較結果の
累計値nと、出力ヘッドに与えるパルス数P(n)とが
関係付けられたことになる。
は、画素濃度D(n)を表すアナログ信号Sout が画像
記録信号生成装置100から供給されている。画像出力
装置200は、図9に示す関係に従って、このアナログ
信号Sout をパルス数P(n)に変換する。なお、図7
に示す濃度値ルックアップテーブル62が、2値比較結
果の累計値nをパルス数P(n)に変換するように、ル
ックアップテーブル62の内容を設定することも可能で
ある。この場合には、パルス数P(n)を示す信号Sou
t が画像出力装置200に与えられるので、画像出力装
置200において信号を変換する必要が無く、この結
果、網点画像の記録を高速化できるという利点がある。
が、記録される記録画素の個数と、各記録画素の画素濃
度との両方を用いて再現される。従って、従来のように
記録画素の個数(すなわち網点面積率)のみによって網
点の階調を表現していた場合に比べて、網点の再現可能
な階調を増加させることが可能である。
格納されている繰り返しブロックの大きさを、複数個の
網点を含む領域に設定することも可能である。図10
(A)は、4個の網点で1つの繰り返しブロックが構成
される場合の従来の閾値パターンを示し、図10(B)
は、これを用いて記録される網点を示している。図10
(A)に示す4つの網点領域(境界を一点鎖線で示す)
の中の閾値パターンは互いに異なっている。従って、同
じ画像信号が与えられても、4つの網点領域内に形成さ
れる網点が互いに異なる形状となる可能性がある。実際
に、図10(B)に示すように、画像信号Dimage の値
が17(網点階調TLは27%)で一定である場合に
も、4つの網点の中の1つは5つの黒画素で構成されて
おり、他の3つの網点は4つの黒画素で構成されてい
る。広い一様な画像領域では、4つの黒画素で構成され
る多数の網点の中に、5つの黒画素で構成される網点が
一定の周期で繰り返し現れるので、肉眼では画像にムラ
が存在するものと認識される。
返しブロックが構成される場合の実施例の閾値パターン
を示し、図11(B)はこれを用いて記録される網点を
示している。図11(A)に示す4つの網点領域内の閾
値パターンも互いに異なっている。しかし、各記録画素
の画素濃度は、各記録画素内の2値比較結果の累計値n
によって決定されるので、図10に示す従来の場合に比
べて画像のムラが発生しにくい。実際に、図11(B)
に示す4つの網点は、同じ形状と濃度とを有しており、
画像のムラが発生していないことが解る。このように、
第1実施例では、複数個の網点を含む繰り返しブロック
を用いた場合にも、画像のムラが発生しにくいという利
点がある。
画像出力装置200がほぼ連続的に画素濃度を再現でき
るものと仮定していたが、実際には離散的な画素濃度し
か再現できない画像出力装置200も数多く存在する。
以下に説明する第2実施例では、画像出力装置200で
実現可能な画素濃度の数が(N+1)個に限定されてい
るものと仮定する。後述するように、この整数Nの値
は、2値比較結果の累計値nとは独立に設定し得る。
離散的である場合のパルス数−画素濃度特性を示してい
る。この例では、D(0)〜D(4)の5種類の画素濃
度のみが実現可能であると仮定している。
の累計値nと、画像出力装置の出力ヘッドに与えるパル
ス数との関係を決定する手順を示すフローチャートであ
る。ステップT10では、画像出力装置200の出力ヘ
ッドに与えるパルス数P(N)を順次変化させて、互い
に異なる画素濃度D(N)を有する(N+1)種類のド
ット(記録画素)を形成する。形成されたドットの濃度
は、濃度計で測定される。そして、出力ヘッドに与える
パルス数と画素濃度との関係を表すパルス数−画素濃度
特性(図12)を求める。
D(N)を画素階調S(N)に変換する。画素階調S
(N)とは、記録画素の画素濃度D(N)に対応する等
価的な面積率(画素濃度D(N)を有する記録画素を、
記録画素内の黒領域の面積を調整することによって実現
すると仮定したときの黒領域の面積率)を意味してい
る。画素濃度D(N)から画素階調S(N)への変換
は、前述した数式1を書き換えた以下の数式3または数
式4に従って実行される。
に、実現可能な値D(0)〜D(4)を代入すれば、こ
れらの値に対応する画素階調S(0)〜S(4)が得ら
れる。以下では、実現可能な画素濃度D(N)に対応付
けられた画素階調S(N)を、単に「実現可能な画素階
調」と呼ぶ。実現可能な画素階調S(0)〜S(4)の
値はNと共に次第に増加していくので、次の数式5の関
係が成立する。
区分数Mが決定される。区分数Mの値は、離散的である
実現可能な画素階調S(N)の値を、近似的な画素階調
m(N) /Mで近似できるように決定される。ここで、m
(N) は、Nの各値に対して、0〜Mの範囲から選ばれた
整数である。
と、近似的な画素階調m(N) /Mとの関係の一例を示し
ている。この例において、画像出力装置200の性能か
ら決まる実現可能な画素階調S(N)の値と、隣接する
画素階調同士の差分ΔSとはそれぞれ次の通りである。
選ばれており、この結果、以下に示すように、実現可能
な画素階調S(N)の値と近似的な画素階調m(N) /M
の値とがほぼ等しくなっている。
画素と小区画との関係は上述した第1実施例(例えば図
1(B))で説明したものと同じになる。
近似的な画素階調m(N) /Mとの関係の他の例を示して
いる。この例において、画像出力装置200の性能から
決まる実現可能な画素階調S(N)の値と、隣接する画
素階調同士の差分ΔSとはそれぞれ次の通りである。
画素階調S(N)がm(N) /M(m(N) は0〜Mの範囲
から選ばれた整数)にそれぞれほぼ等しくなるように選
択される。図15の例では、区分数Mの値として、実現
可能な画素階調S(N)の差分ΔSの最小値ΔSmin の
逆数にほぼ等しい値である6が選ばれている。この結
果、以下に示すように、実現可能な画素階調S(N)と
近似的な画素階調m(N)/Mとがほぼ等しくなってい
る。
対する2値比較結果の累計値nは0〜6の範囲の7つの
値を取り得るので、累計値nを区分数Mで割った値n/
Mも0/6〜6/6の7つの値を取り得る。これらの7
つの0/6〜6/6値の中で、図15において破線の矢
印で示されている2つの値3/6,4/6は実現可能な
画素階調S(N)とは直接的には関連付けられていな
い。そこで、記録画素における2値比較結果の累計値n
が3または4となった場合を考慮して、これらの累計値
を実現可能な画素階調のいずれかに予め関連付けておけ
ばよい。例えば、2値比較結果の累計値nが3または4
となった場合には、3番目の画素階調S(2)によって
その記録画素が再現されるものとすることができる。あ
るいは、2値比較結果の累計値nが3となった場合には
3番目の画素階調S(2)によってその記録画素が再現
され、一方、2値比較結果の累計値nが4となった場合
には4番目の画素階調S(3)によってその記録画素が
再現されるものとすることも可能である。なお、2値比
較結果の累計値nと実現可能な画素階調S(N)との関
連付け(または2値比較結果の累計値nと実現可能な画
素濃度D(N)との関連付け)は、図7に示す濃度値ル
ックアップテーブル62の内容を書き換えることによっ
て変更することができる。
に、画像出力装置200で実現可能な画素階調の数(N
+1)と、比較結果の累計値nが取りうる値の数(n+
1)とは必ずしも一致している必要はない。しかし、前
述した図14の例のように、両者が一致していれば、画
像の階調をより滑らかに再現することができるという利
点がある。
網点分の閾値パターンを示しており、図16(B)はこ
の閾値パターンを用いて記録された網点の例を示してい
る。図16(A)に示すように、太線枠で示されるほぼ
正方形の記録画素PXの領域は、6つの小区画DXに区
分されている。1つの網点領域には16個の記録画素P
Xが含まれており、従って、1つの網点領域に96個の
小区画DXが含まれている。図16(A)の閾値パター
ンでは、0〜95の範囲の値が網点領域の中心から外周
に向かって次第に増加するように配置されている。従っ
て、図16(B)の網点において、画像信号との2値比
較結果の累計値nが6未満である記録画素は、記録され
る網点の周辺に存在する記録画素に限られている。図1
7は、図16(B)の結果に応じて記録される網点の各
記録画素の濃度を示している。
近似的な画素階調m(N) /Mとの関係のさらに他の例を
示している。図18の例において、画像出力装置200
の性能から決まる実現可能な画素階調S(N)の値と、
隣接する画素階調同士の差分ΔSとはそれぞれ次の通り
である。
あり、この結果、実現可能な画素階調S(N)と近似的
な画素階調m(N) /Mとが等しくなっている。この例よ
うに、区分数Mの値は、実現可能な画素階調S(N)の
差分ΔSの最小値ΔSmin の逆数になっていなくても良
い。すなわち、区分数Mの値は、実現可能な画素階調S
(N)がm(N) /M(m(N) は0〜Mの範囲から選ばれ
た整数)にそれぞれほぼ等しくなるように選択されてい
ればよい。図18の例では、4つの差分ΔSの最大公約
数的な値0.1の逆数として区分数M(=10)を求め
ている。
像出力装置200で実現可能な画素濃度が離散的なN+
1個の値に限定されている場合に、これらN+1個の画
素濃度に対して2値比較結果の累計値nがそれぞれ関連
付けられているという特徴がある。また、記録画素の区
分数Mは、2値比較結果の累計値nの各値が、m(N)/
M(m(N) は0〜Mの範囲から選ばれたN+1個の整
数)にほぼ等しくなるように選択されているという特徴
がある。これらの特徴により、記録画素の解像度を高め
ること無しに、網点として再現可能な階調数を増加する
ことに成功している。
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
との関係を表す式としては、ユール・ニールセン(Yule
-Nielsen)の式以外の任意の式を用いることが可能であ
る。
ク吐出方式の装置に限らず、例えば感光材を露光する露
光方式等の種々の方式の装置を利用することができる。
露光方式の画像記録装置では、露光する光の光量を制御
することによって各画素の濃度階調を調整することがで
きる。上記実施例で用いられたような、多数のインク滴
を重ねることによって記録画素(ドット)のサイズと濃
度とを増加させる方式は、比較的単純な構造の装置で実
現することができるという利点がある。
によって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置
き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによっ
て実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換え
るようにしてもよい。例えば、図7の下部に示す回路要
素36〜64の中の少なくとも一部をソフトウェアで実
現することも可能である。
用いられる閾値パターンとを比較して示す説明図。
との比較結果を示す説明図。
nと、これに対応する画素濃度D(n)とを示す説明
図。
に記録されるドットとを比較して示す説明図。
明図。
nと、これに対応する画素濃度D(n)との他の例を示
す説明図。
を示すブロック図。
画像出力装置の出力ヘッドに与えるパルス数との関係を
決定する手順を示すフローチャート。
ターンと、これを用いて記録される網点を示す説明図。
パターンと、これを用いて記録される網点を示す説明
図。
場合のパルス数−画素濃度特性を示すグラフ。
と、画像出力装置の出力ヘッドに与えるパルス数との関
係を決定する手順を示すフローチャート。
階調m/Mとの関係の一例を示す説明図。
階調m/Mとの関係の他の例を示す説明図。
ンと、この閾値パターンを用いた時の画像信号と閾値と
の比較結果を示す説明図。
の各記録画素の濃度を示す説明図。
階調m/Mとの関係のさらに他の例を示す説明図。
Claims (5)
- 【請求項1】 画素の階調再現を利用して網点画像を記
録する方法であって、(a)各記録画素を1/M(Mは
2以上の整数)に区分して得られた小区画を用い、各記
録画素に対応するM個の小区画のそれぞれに対して閾値
が割り当てられた閾値パターンを準備する工程と、
(b)与えられた多階調画像信号を前記閾値パターン内
の閾値と比較して、3以上の階調を表す画像記録信号を
各記録画素毎に生成する工程と、(c)前記画像記録信
号に応じて各記録画素を記録することによって網点画像
を形成する工程と、を備え、 前記工程(b)は、(i)各記録画素に対応するM個の
小区画の閾値と前記多階調画像信号とを比較してM個の
2値比較結果を求めるとともに、前記M個の2値比較結
果の累計値nに応じて前記画像記録信号を求める工程を
備える、網点画像記録方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の網点画像記録方法であっ
て、 各記録画素で再現可能な濃度階調がN+1個(Nは2〜
Mの範囲の整数)の値に限定されており、 前記整数Mは、前記N+1個の濃度階調を等価的な面積
率に変換することによって得られるN+1個の画素階調
の各値が、m(N) /M(m(N) は0〜Mの範囲から選ば
れたN+1個の整数)にそれぞれほぼ等しくなるように
選択されており、 前記2値比較結果の累計値nが取り得る0〜Mの範囲の
各値が、前記N+1個の画素階調にそれぞれ関連付けら
れているとともに、 前記工程(i)は、前記累計値nを、記録画素で再現可
能な濃度階調を表す信号としての前記画像記録信号に変
換する工程を含む、網点画像記録方法。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の網点画像記録方
法であって、 前記工程(c)は、インク滴を重ねることによって各記
録画素の階調を再現する工程である、網点画像記録方
法。 - 【請求項4】 画素の階調再現を利用して網点画像を記
録する画像記録装置であって、 各記録画素を1/M(Mは2以上の整数)に区分して得
られた小区画を用い、各記録画素に対応するM個の小区
画のそれぞれに対して1つの閾値を有する閾値パターン
を記憶する閾値パターンメモリと、 与えられた多階調画像信号を前記閾値パターンメモリか
ら読み出された閾値と比較して、3以上の階調を表す画
像記録信号を各記録画素毎に生成する画像記録信号生成
手段と、 前記画像記録信号に応じて各記録画素を記録することに
よって網点画像を形成する記録手段と、を備え、 前記画像記録信号生成手段は、 各記録画素に対応するM個の小区画の閾値と前記多階調
画像信号とを比較してM個の2値比較結果を求めるとと
もに、前記M個の2値比較結果の累計値nに応じて前記
画像記録信号を求める手段を備える、網点画像記録装
置。 - 【請求項5】 記録画素毎に3以上の階調を再現可能な
画像記録装置を用いて網点画像を記録するための画像記
録信号を生成する画像記録信号生成装置であって、 各記録画素を1/M(Mは2以上の整数)に区分して得
られた小区画を用い、各記録画素に対応するM個の小区
画のそれぞれに対して1つの閾値を有する閾値パターン
を記憶する閾値パターンメモリと、 与えられた多階調画像信号を前記閾値パターンメモリか
ら読み出された閾値と比較して、3以上の階調を表す画
像記録信号を各記録画素毎に生成する画像記録信号生成
手段と、を備え、 前記画像記録信号生成手段は、 各記録画素に対応するM個の小区画の閾値と前記多階調
画像信号とを比較してM個の2値比較結果を求めるとと
もに、前記M個の2値比較結果の累計値nに応じて前記
画像記録信号を求める手段を備える、画像記録信号生成
装置。
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1997
- 1997-09-24 JP JP27812897A patent/JP3561398B2/ja not_active Expired - Fee Related
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