JPS5810982B2 - 冷間圧延用高硬度クロムロ−ル - Google Patents
冷間圧延用高硬度クロムロ−ルInfo
- Publication number
- JPS5810982B2 JPS5810982B2 JP54067041A JP6704179A JPS5810982B2 JP S5810982 B2 JPS5810982 B2 JP S5810982B2 JP 54067041 A JP54067041 A JP 54067041A JP 6704179 A JP6704179 A JP 6704179A JP S5810982 B2 JPS5810982 B2 JP S5810982B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- outer shell
- hardness
- inner shell
- shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は冷間圧延用ワークロールとして、外殻を特に耐
摩耗性、耐事故性に優れた高硬度高クロム材で形成し、
内殻を強靭性に富む鋳鉄材で形成した複合ロールから成
る高硬度高クロムロールに関する。
摩耗性、耐事故性に優れた高硬度高クロム材で形成し、
内殻を強靭性に富む鋳鉄材で形成した複合ロールから成
る高硬度高クロムロールに関する。
周知のように、冷間圧延用ロールとしては、現在Hs8
5〜100の硬度を有す鍛鋼焼入れロールの使用が一般
的であるが、この種圧延用ロールでは、その使用層に一
般に次のような特性が要求される。
5〜100の硬度を有す鍛鋼焼入れロールの使用が一般
的であるが、この種圧延用ロールでは、その使用層に一
般に次のような特性が要求される。
耐摩耗性
圧延による摩耗量が少ないことは当然望ましく、これは
その硬度及び炭化物量によって決一定される。
その硬度及び炭化物量によって決一定される。
従って、冷間圧延用ロールの場合では、耐摩耗性を得る
ために、可及的高硬度とすると共に、組織的な均一性が
均一摩耗に対して効果的となる。
ために、可及的高硬度とすると共に、組織的な均一性が
均一摩耗に対して効果的となる。
耐事故性
冷間圧延における耐事故性は、焼付き、絞込みなどの圧
延時の事故により、ロールが異常研摩され、ロール寿命
を大きく左右するものである。
延時の事故により、ロールが異常研摩され、ロール寿命
を大きく左右するものである。
一方、ロール全体としては、大きな圧延荷重に耐えるべ
く、その胴部及びネック部に充分な強靭性が要求される
ものとなる。
く、その胴部及びネック部に充分な強靭性が要求される
ものとなる。
然るに、上記鍛鋼焼入れロールでは、高硬度を確保する
ために、その製造工程において焼入れ後の焼戻し温度を
150〜200℃の低温で行うものであり、このためス
リップや絞込みなどの圧延事故により表面付近が異常発
熱し、他の部分の拘束によりこの部分に大きな引張応力
を発生し、この結果クラックやスポーリングを発生し易
いという欠点があり、又熱影響が軽微な場合でも、高硬
度部が焼戻されて軟化部分を生じ、へこみキズを発生し
易いという難点があった。
ために、その製造工程において焼入れ後の焼戻し温度を
150〜200℃の低温で行うものであり、このためス
リップや絞込みなどの圧延事故により表面付近が異常発
熱し、他の部分の拘束によりこの部分に大きな引張応力
を発生し、この結果クラックやスポーリングを発生し易
いという欠点があり、又熱影響が軽微な場合でも、高硬
度部が焼戻されて軟化部分を生じ、へこみキズを発生し
易いという難点があった。
本発明は冷間圧延用ロールにおける上記諸問題を解消す
るため、従来の鍛鋼焼入れロールに代り、外殻を高硬度
高クロム材、内殻を鋳鉄材で形成して成る新しい複合ロ
ール、即ち高硬度高クロムロールを提供するものであり
、従って本発明の特徴とする処は、外殻と内殻とを完全
に溶着して一体とした複合ロールにおいて、外殻は、C
23,〜3.0%、Si0.4〜1.0%、Ni1.5
〜3.0%、Cr13〜22%、Mo 1.5〜3.5
%、Mn 0.5〜1.5%、残部実質的にFeから成
り、かつ硬度Hs80以上を有し、内殻は、C2,8〜
3.4%、Si2.5〜3.0%、Cr2%以下、その
他Mn、Ni。
るため、従来の鍛鋼焼入れロールに代り、外殻を高硬度
高クロム材、内殻を鋳鉄材で形成して成る新しい複合ロ
ール、即ち高硬度高クロムロールを提供するものであり
、従って本発明の特徴とする処は、外殻と内殻とを完全
に溶着して一体とした複合ロールにおいて、外殻は、C
23,〜3.0%、Si0.4〜1.0%、Ni1.5
〜3.0%、Cr13〜22%、Mo 1.5〜3.5
%、Mn 0.5〜1.5%、残部実質的にFeから成
り、かつ硬度Hs80以上を有し、内殻は、C2,8〜
3.4%、Si2.5〜3.0%、Cr2%以下、その
他Mn、Ni。
Moの一種又は二種以上の合計が2.5%以下、残部実
質的にFeから成る点にある。
質的にFeから成る点にある。
以下本発明について詳述する。
本発明の高硬度高クロムロールは、上記の如く、その使
用層に当る外殻を、所要の耐摩耗性、耐事故性を備える
高硬度高クロム材で形成し、一方内殻は強靭性の不足を
補うべく強靭鋳鉄材で形成し1.且つ外内殻を完全に溶
着せしめて一体とした複合ロールから成るものである。
用層に当る外殻を、所要の耐摩耗性、耐事故性を備える
高硬度高クロム材で形成し、一方内殻は強靭性の不足を
補うべく強靭鋳鉄材で形成し1.且つ外内殻を完全に溶
着せしめて一体とした複合ロールから成るものである。
そこで先ず、本発明ロールの外殻材についてから説明す
ると、その各成分範囲及びその限定理由は以下の通りで
ある。
ると、その各成分範囲及びその限定理由は以下の通りで
ある。
C:2.3〜3.0%、Cr:13〜22%C含有量に
ついては、Cr量とのバランスに、より炭化物の形状及
び量に大きく影響を与え、特に高硬度で且つ均一なカー
バイトを得るためには(本発明では外殻の目標硬度をH
s 80以上としている)、Crカーバイド面積が25
%以上を占める必要があり、このためにはC量が2.3
%以上必要とされる。
ついては、Cr量とのバランスに、より炭化物の形状及
び量に大きく影響を与え、特に高硬度で且つ均一なカー
バイトを得るためには(本発明では外殻の目標硬度をH
s 80以上としている)、Crカーバイド面積が25
%以上を占める必要があり、このためにはC量が2.3
%以上必要とされる。
然し乍ら、C量が3.0%以上になると、カーバイド量
が著しく増大し硬度も益々上昇するのであるが、鋳造ワ
レの原因となって不適である。
が著しく増大し硬度も益々上昇するのであるが、鋳造ワ
レの原因となって不適である。
又Cr含有量については、C量とCr量との比が1:5
.5以上でないと微細均一なCrカーバイドが得られず
、そのためCr量は13〜22%が必要とされる。
.5以上でないと微細均一なCrカーバイドが得られず
、そのためCr量は13〜22%が必要とされる。
尚Cr量が22%以上の場合では、粗大なCrカーバイ
ドが現出し、カーバイドの不均一性が著しくなって不適
である。
ドが現出し、カーバイドの不均一性が著しくなって不適
である。
Si:0.4〜1.0%
Siは溶鉄の脱酸のために0.4%以上は必要であるが
、1.0%以上では硬度上昇に寄与する半面材質的に脆
くなることから、その上限を1.0%に規定する。
、1.0%以上では硬度上昇に寄与する半面材質的に脆
くなることから、その上限を1.0%に規定する。
Ni : 1.5〜3.0%、Mo : 1.5〜3.
5%Niは目標とする高硬度を得るために1.5%以上
は必要である。
5%Niは目標とする高硬度を得るために1.5%以上
は必要である。
然し、3.0%以上では硬度上昇に相応の効果が得られ
ないことから、その上限を3.0%とする。
ないことから、その上限を3.0%とする。
又Moについても、Niと同様にHs80以上の高硬度
を得るためには1.5%以上が必要である。
を得るためには1.5%以上が必要である。
然し、35%以上では基地組織に余り影響を与えず、炭
化物中に入ってしまうことから、矢張り経済的な面でそ
の上限を3.5%とする。
化物中に入ってしまうことから、矢張り経済的な面でそ
の上限を3.5%とする。
Mn : 0.5〜1.5%
Mn%については、溶鉄の脱酸のために0.5%以上は
必要であり、1.5%以上ではSiと同様硬度上昇に寄
与する反面材質的に脆くなることから、その上限を1.
5%に規定する。
必要であり、1.5%以上ではSiと同様硬度上昇に寄
与する反面材質的に脆くなることから、その上限を1.
5%に規定する。
外殻を形成する高硬度高クロム材は、以上の各成分をそ
の基本組成とするものであるが、必要に応じてはその他
若干の適宜合金元素の含有を許容するものであり、残部
は不純物を除き実質的Feから成る。
の基本組成とするものであるが、必要に応じてはその他
若干の適宜合金元素の含有を許容するものであり、残部
は不純物を除き実質的Feから成る。
次に本発明ロールの内殻材について説明すると、内殻は
外殻の成分、特にCrが一部拡散して黒鉛化を阻害し、
硬く脆い材質にしてしまうことを予め考慮に入れて、そ
の成分範囲を選定する必要がある。
外殻の成分、特にCrが一部拡散して黒鉛化を阻害し、
硬く脆い材質にしてしまうことを予め考慮に入れて、そ
の成分範囲を選定する必要がある。
C:2.8〜3.4%
C含有量については、2.8%以下では黒鉛化が不充分
となり1.所要の強靭性が得られず、一方3.4%以上
では、後述のSi量とのバランスにもよるが、黒鉛が多
く出過ぎて脆い材質となる。
となり1.所要の強靭性が得られず、一方3.4%以上
では、後述のSi量とのバランスにもよるが、黒鉛が多
く出過ぎて脆い材質となる。
St:2.5〜3.0%
Si含有量については、外殻からのCrの拡散の影響を
打ち消す作用があり、2.5%以上は必要である。
打ち消す作用があり、2.5%以上は必要である。
然し、3.0%以上では黒鉛化が粗大となり、材質的に
脆くなる。
脆くなる。
尚Siの添加法としては、例えば溶湯時のSi含有量を
2.5%に調整しておき、その鋳込み時に更にFe−8
iを0.3〜0.4%添加するなどの接種を併用するよ
うにすれば、一層良好な結果が得られる。
2.5%に調整しておき、その鋳込み時に更にFe−8
iを0.3〜0.4%添加するなどの接種を併用するよ
うにすれば、一層良好な結果が得られる。
Cr:2.0%以下(溶湯時0.2%以下)内殻のCr
含有量は2.0%以下で、可及的少量とするのが望まし
い。
含有量は2.0%以下で、可及的少量とするのが望まし
い。
即ち、内殻をその特定化学組成範囲内で、Cr含有量の
みを漸次増加せしめた実験結果によれば、Cr2.0%
以上では内殻に白銑化を来たし、ロール軸芯部に充分な
る強靭性が得られないことが判明したのである。
みを漸次増加せしめた実験結果によれば、Cr2.0%
以上では内殻に白銑化を来たし、ロール軸芯部に充分な
る強靭性が得られないことが判明したのである。
従って、内殻のCr含有量は特に2.0%以下に制限す
る必要があるが、このためには、既述の如く予め外殻か
ら拡散されるCr量を加味して、その溶湯時におけるC
r量を制限なる必要があり、拡散の度合にもよるが、内
殻溶湯時のCr含有量は0.2%以下で、可及的少量と
するのが望まれる。
る必要があるが、このためには、既述の如く予め外殻か
ら拡散されるCr量を加味して、その溶湯時におけるC
r量を制限なる必要があり、拡散の度合にもよるが、内
殻溶湯時のCr含有量は0.2%以下で、可及的少量と
するのが望まれる。
内殻を形成する強靭鋳鉄材は、以上の他Mn。
Ni、Moの一種又は二種以上を2.5%以下含有する
。
。
これらの元素は内殻の強靭性を確保するために必要であ
るが、合計が2.5%以上になると内殻が硬くなりすぎ
靭性の点で劣り、また経済的にも不利である。
るが、合計が2.5%以上になると内殻が硬くなりすぎ
靭性の点で劣り、また経済的にも不利である。
残部は不純物を除き実質的にFeから成る。
以上のような本発明ロールの製造法について説明すると
、複合ロールの製造法としては一般に、中抜き鋳造法、
スライディングゲート法、遠心力鋳造法が採用されてい
るが、このうち本ロールの場合では、外殻厚さの管理、
内殻へのCrの拡散の問題等に照らし、遠心力鋳造法に
よるのが最も管理し易く且つ経済的である。
、複合ロールの製造法としては一般に、中抜き鋳造法、
スライディングゲート法、遠心力鋳造法が採用されてい
るが、このうち本ロールの場合では、外殻厚さの管理、
内殻へのCrの拡散の問題等に照らし、遠心力鋳造法に
よるのが最も管理し易く且つ経済的である。
そこで遠心力鋳造により、図示のような本発明ロールを
製造する場合−例を挙げて説明すると、内面に適宜コー
ティングを施し遠心力鋳造機上で回転される金型に、先
ず外殻1を形成すべく、C2,3〜3.0%、Si0、
5〜1.0%、Ni1.5〜3.0%、Cr13〜22
%、Mo1.5〜3.5%、Mn 0.5〜1.5%と
残部Feから成る外殻溶湯を鋳込み、この外殻1の内面
未凝固時又は凝固後に、内殻2を形成すべく、C2,5
〜34%、Si2.5〜3.0%、Cr0.2%以下で
その他Mn 、 N i 、 Moの一種又は二種以上
を2.5%以下含み、残部Feから成る内殻溶湯を鋳込
むのであり(この場合には遠心力鋳造法に限らない)、
これにより外内殻を完全に冶金学的一体とした本発明ロ
ールが製造される。
製造する場合−例を挙げて説明すると、内面に適宜コー
ティングを施し遠心力鋳造機上で回転される金型に、先
ず外殻1を形成すべく、C2,3〜3.0%、Si0、
5〜1.0%、Ni1.5〜3.0%、Cr13〜22
%、Mo1.5〜3.5%、Mn 0.5〜1.5%と
残部Feから成る外殻溶湯を鋳込み、この外殻1の内面
未凝固時又は凝固後に、内殻2を形成すべく、C2,5
〜34%、Si2.5〜3.0%、Cr0.2%以下で
その他Mn 、 N i 、 Moの一種又は二種以上
を2.5%以下含み、残部Feから成る内殻溶湯を鋳込
むのであり(この場合には遠心力鋳造法に限らない)、
これにより外内殻を完全に冶金学的一体とした本発明ロ
ールが製造される。
尚製造後における内殻2のCr含有量を2.0%以下に
するためには、内殻溶湯のCr量を制限すると共に、内
殻溶湯によって一部溶解される外殻1の割合を調整する
必要があり、このためには内殻溶湯の鋳込みのタイミン
グを特に選定して行う必要がある。
するためには、内殻溶湯のCr量を制限すると共に、内
殻溶湯によって一部溶解される外殻1の割合を調整する
必要があり、このためには内殻溶湯の鋳込みのタイミン
グを特に選定して行う必要がある。
今、本発明の具体的1実施例を挙げ、その製造工程から
説明する。
説明する。
〈実施例〉
本実施例は、製品胴径590φ、胴長16701、全長
38001のロールに本発明を適用した例である。
38001のロールに本発明を適用した例である。
外殻鋳造条件
外殻は、肉厚95mm(鋳込み重量2250kg)で、
高C高Cr溶湯を回転型に、鋳込温度1400℃で遠心
力鋳造した。
高C高Cr溶湯を回転型に、鋳込温度1400℃で遠心
力鋳造した。
内殻鋳造条件
内殻は、外殻鋳込み開始後25分後に、金型の回転を停
止し、外殻が完全に凝固したのを確認した後、金型を垂
直に起立し、金型回転停止後45分後に、鋳込温度13
80℃で鋳鉄溶湯を金型上部から鋳込み、外殻と完全に
溶着せしめた。
止し、外殻が完全に凝固したのを確認した後、金型を垂
直に起立し、金型回転停止後45分後に、鋳込温度13
80℃で鋳鉄溶湯を金型上部から鋳込み、外殻と完全に
溶着せしめた。
尚外殻及び内殻の鋳造前における溶湯組成は、下記第1
表の通りである。
表の通りである。
上記のような複合ロールを、機械加工後その胴部に超音
波試験並びに破壊試験を行った結果では、外殻と内殻と
は完全に溶着し組織的にも連続したものであることが確
認されると共に、その外殻厚さは内殻によって洗われ6
2〜65mmに減少していた。
波試験並びに破壊試験を行った結果では、外殻と内殻と
は完全に溶着し組織的にも連続したものであることが確
認されると共に、その外殻厚さは内殻によって洗われ6
2〜65mmに減少していた。
そして、外殻が洗われたことにより、内殻のCr含有量
は溶湯時0.05%であったものが、胴中央部1.62
%、上ネック部1.05%、下ネック部1.65%に増
大していた。
は溶湯時0.05%であったものが、胴中央部1.62
%、上ネック部1.05%、下ネック部1.65%に増
大していた。
又、本実施例ロールに550℃×15hrの二段テンパ
ー処理を行った結果では、外殻硬度80〜84Hsのも
のが得られた。
ー処理を行った結果では、外殻硬度80〜84Hsのも
のが得られた。
尚、本実施例ロールでは、内殻に1.0〜2°0%程度
のCrを含有するものであり乍も、その強度靭性は下記
第2表に示す如く、通常の鋳鉄材としてはなお優れたも
のの部類に属することが解る。
のCrを含有するものであり乍も、その強度靭性は下記
第2表に示す如く、通常の鋳鉄材としてはなお優れたも
のの部類に属することが解る。
以上のような、外殻を高硬度高Cr材、内殻を強靭鋳鉄
材で形成して成る本発明の高硬度高クロムロール(複合
ロール)では、その外殻にはHv1400程の高硬度の
クロムカーバイドが組織中に30%程度得られるものと
なり、又その基地組織は鋳放し状態で既にマルテンサイ
トとオーステナイトとを呈するものであるが、これに5
00℃前後での焼戻し処理を行うことをこより高硬度の
焼戻しマルテンサイト組織が得られるものとなり、これ
ら高硬度のカーバイド並びに基地組織により、外殻には
充分なる耐摩耗性が発揮される。
材で形成して成る本発明の高硬度高クロムロール(複合
ロール)では、その外殻にはHv1400程の高硬度の
クロムカーバイドが組織中に30%程度得られるものと
なり、又その基地組織は鋳放し状態で既にマルテンサイ
トとオーステナイトとを呈するものであるが、これに5
00℃前後での焼戻し処理を行うことをこより高硬度の
焼戻しマルテンサイト組織が得られるものとなり、これ
ら高硬度のカーバイド並びに基地組織により、外殻には
充分なる耐摩耗性が発揮される。
そして、外殻にはその肉厚方向に亘って殆んど硬度変化
のみられないものであり、使用時には初径から廃却径に
至るまで同一条件で使用出来るものとなる。
のみられないものであり、使用時には初径から廃却径に
至るまで同一条件で使用出来るものとなる。
又本発明ロールでは、その焼戻し温度を鍛鋼焼入れロー
ルの場合の150〜200℃に比べ、500℃前後の高
い温度にまで上げて行うものであるため、異常圧延時の
急激な温度上昇に対しても焼戻されることなく安定した
硬度が保持され、クラックも入り難いものとなり、しか
も残留応力は焼入れロールの場合よりも低く耐スポーリ
ング性も安定したものであり、外殻に充分な耐事故性を
備えたものである。
ルの場合の150〜200℃に比べ、500℃前後の高
い温度にまで上げて行うものであるため、異常圧延時の
急激な温度上昇に対しても焼戻されることなく安定した
硬度が保持され、クラックも入り難いものとなり、しか
も残留応力は焼入れロールの場合よりも低く耐スポーリ
ング性も安定したものであり、外殻に充分な耐事故性を
備えたものである。
一方、本発明ロールの内殻は強靭性に富む鋳鉄材で形成
されているため、ロール全体としては充分な強靭性を具
有するものとなっている。
されているため、ロール全体としては充分な強靭性を具
有するものとなっている。
従って、本発明の高硬度高クロムロールを、従来、の鍛
鋼焼入れロールに代え冷間圧延予ワークロールとして使
用すれば、その性能並びに使用寿命を著しく改善するも
のとなる。
鋼焼入れロールに代え冷間圧延予ワークロールとして使
用すれば、その性能並びに使用寿命を著しく改善するも
のとなる。
添付図面は複合ロールの一例を示す断面図である。
Claims (1)
- 1 外殻と内殻とを完全に溶着して一体とした複合ロー
ルにおいて、外殻は、C2,3〜3.0%、SiO,4
〜1.0%、Ni 1.5〜3.0%、Cr13〜22
%、Mo 1.5〜3.5%、Mn 0.5〜1.5%
、残部実質的にFeから成り、かつ硬度Hs80以上を
有し、内殻は、C2,8〜3.4%、Si2.5〜3.
0%、Cr2%以下、その他Mn 、Ni 、Moの一
種又は二種以上の合計が2.5%以下、残部実質的にF
eから成ることを特徴とする冷間圧延用高硬度高クロム
ロール
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54067041A JPS5810982B2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 冷間圧延用高硬度クロムロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54067041A JPS5810982B2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 冷間圧延用高硬度クロムロ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55158250A JPS55158250A (en) | 1980-12-09 |
| JPS5810982B2 true JPS5810982B2 (ja) | 1983-02-28 |
Family
ID=13333364
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54067041A Expired JPS5810982B2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 冷間圧延用高硬度クロムロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5810982B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5830382B2 (ja) * | 1979-10-26 | 1983-06-29 | 株式会社クボタ | 高クロムワ−クロ−ル |
| US4546527A (en) * | 1981-12-01 | 1985-10-15 | Kubota Ltd. | Composite sleeve for use in rolling rolls for H-section steel and channel steel |
| JPS58193343A (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-11 | Kubota Ltd | 黒鉛を有する高クロムロ−ル |
| JPS6056054A (ja) * | 1983-09-06 | 1985-04-01 | Hitachi Zosen Corp | パルプ製造用リファイニングプレ−ト材料 |
| JPS61556A (ja) * | 1984-06-13 | 1986-01-06 | Kubota Ltd | ホツトランテ−ブルロ−ラ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5256012A (en) * | 1975-10-08 | 1977-05-09 | Hitachi Metals Ltd | High chromium roll |
-
1979
- 1979-05-28 JP JP54067041A patent/JPS5810982B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55158250A (en) | 1980-12-09 |
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