JPS5812139B2 - 金属蒸着樹脂シ−トを素材にした電子レンジ用容器類の製造方法 - Google Patents
金属蒸着樹脂シ−トを素材にした電子レンジ用容器類の製造方法Info
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- JPS5812139B2 JPS5812139B2 JP54121337A JP12133779A JPS5812139B2 JP S5812139 B2 JPS5812139 B2 JP S5812139B2 JP 54121337 A JP54121337 A JP 54121337A JP 12133779 A JP12133779 A JP 12133779A JP S5812139 B2 JPS5812139 B2 JP S5812139B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属蒸着樹脂シート(フィルム・板も含むもの
とする)を素材にした電子レンジ用容器類の製造方法に
関するもので、電子レンジに使用しても放電(マイクロ
波による火花放電)を生じない安全なものを安価に量産
することを目的とする。
とする)を素材にした電子レンジ用容器類の製造方法に
関するもので、電子レンジに使用しても放電(マイクロ
波による火花放電)を生じない安全なものを安価に量産
することを目的とする。
金属蒸着樹脂シート、即ち母材樹脂シート1(第1図)
の片面或は両面にアルミニウムを一般とする金属蒸着層
2を常法に従って一様に形成したもの(蒸着層2の厚さ
一般に0.05μ程度)。
の片面或は両面にアルミニウムを一般とする金属蒸着層
2を常法に従って一様に形成したもの(蒸着層2の厚さ
一般に0.05μ程度)。
或は更にその金属蒸着層2面に樹脂3(トップコート層
)をラミネートしたもの(この場合層1゜3は一方或は
双方が透明・有色透明・半透明)は片面或は両面とも金
属光沢を呈し美麗である等のことから装飾用材料、包装
用材料、建材、その他に広く活用されている。
)をラミネートしたもの(この場合層1゜3は一方或は
双方が透明・有色透明・半透明)は片面或は両面とも金
属光沢を呈し美麗である等のことから装飾用材料、包装
用材料、建材、その他に広く活用されている。
例えば、生鮮食品・調理食品・半調理食品等各種食品類
のパック包装用容器、駅弁・仕出しの使い捨て弁当箱、
簡易食堂・屋台・模擬店等に於ける各種の使い捨ての簡
易食器などは上記のような金属蒸着樹脂シートを素材に
して作る(通常、真空成形又は圧空成形)と重厚・華麗
な金属器風の高尚な趣味感、清潔感に富んだものが得ら
れ、容器そのもの或は収容した食品の商品価値・品位が
高まり、又食器としても異和感・抵抗感のない体裁のよ
いものが得られることから、食品用の樹脂製簡易軽量容
器としては普通の合成樹脂充実シート・同発泡シート・
同各種ラミネートシートを素材とするものの他に、上記
金属蒸着樹脂シートを素材とするものも大量に製造され
賞月されている。
のパック包装用容器、駅弁・仕出しの使い捨て弁当箱、
簡易食堂・屋台・模擬店等に於ける各種の使い捨ての簡
易食器などは上記のような金属蒸着樹脂シートを素材に
して作る(通常、真空成形又は圧空成形)と重厚・華麗
な金属器風の高尚な趣味感、清潔感に富んだものが得ら
れ、容器そのもの或は収容した食品の商品価値・品位が
高まり、又食器としても異和感・抵抗感のない体裁のよ
いものが得られることから、食品用の樹脂製簡易軽量容
器としては普通の合成樹脂充実シート・同発泡シート・
同各種ラミネートシートを素材とするものの他に、上記
金属蒸着樹脂シートを素材とするものも大量に製造され
賞月されている。
ところで昨今の調理用電子レンジの普及は著るしく一般
家庭に於てもその普及・利用度は高まりつつあり、電子
レンジを活用した調理法も様々開発されている。
家庭に於てもその普及・利用度は高まりつつあり、電子
レンジを活用した調理法も様々開発されている。
このような状況下に於てパック食品と電子レンジの結び
つきは必至であり、例えば食品製造業者に於て調理或は
半調理されたパック食品を飲食業者或は一般家庭に於て
これをパック詰めのまま電子レンジで加熱調理し、パッ
ク容器はそのまま食器として活用して食卓に供する合理
的なシステムが成り立つ。
つきは必至であり、例えば食品製造業者に於て調理或は
半調理されたパック食品を飲食業者或は一般家庭に於て
これをパック詰めのまま電子レンジで加熱調理し、パッ
ク容器はそのまま食器として活用して食卓に供する合理
的なシステムが成り立つ。
現に例えばパック弁当の小売業者の中にはそのパック弁
当を電子レンジに入れて加温して客に渡すサービスを行
なっているものもあり、又簡易飲食店に於ても食器であ
る使い捨て簡易容器に食品を盛付けしその容器ごと電子
レンジに入れて加熱調理するところもある。
当を電子レンジに入れて加温して客に渡すサービスを行
なっているものもあり、又簡易飲食店に於ても食器であ
る使い捨て簡易容器に食品を盛付けしその容器ごと電子
レンジに入れて加熱調理するところもある。
ただこのような場合に於て問題となるのはそのパック容
器或は簡易食器が前記のような金属蒸着樹脂シートを素
材にして作られたものである場合である。
器或は簡易食器が前記のような金属蒸着樹脂シートを素
材にして作られたものである場合である。
即ちこの種の容器或は食器は金属蒸着層2が樹脂トップ
コート層3で覆われているものであっても電子レンジに
使用した場合マイクロ波により放電(火花)を起すこと
があり、一般金属容器、編んだ金網、リングのついた金
型、金粉・銀粉をぬった容器などと共に電子レンジには
向かない容器類とされ、電子レンジへの使用は避けた方
がよいとされるものである。
コート層3で覆われているものであっても電子レンジに
使用した場合マイクロ波により放電(火花)を起すこと
があり、一般金属容器、編んだ金網、リングのついた金
型、金粉・銀粉をぬった容器などと共に電子レンジには
向かない容器類とされ、電子レンジへの使用は避けた方
がよいとされるものである。
本発明は上記に鑑みて提案されたもので、電子レンジに
使用しても放電を生じない安全な金属蒸着樹脂シート製
簡易軽量容器類を簡単・安価に量産することができる方
法を提供することを目的とする。
使用しても放電を生じない安全な金属蒸着樹脂シート製
簡易軽量容器類を簡単・安価に量産することができる方
法を提供することを目的とする。
以下具体的に説明する。
(1)前述したように金属蒸着樹脂シートを素材にして
これを真空或は圧空成形して得た従来容器は電子レンジ
に使用すると、金属蒸着層2面がトップコート層3で覆
れているものでも放電を生じる。
これを真空或は圧空成形して得た従来容器は電子レンジ
に使用すると、金属蒸着層2面がトップコート層3で覆
れているものでも放電を生じる。
トップコート層3があっても容器開口縁部c(第2図)
のトリーミング端面には金属蒸着層2の端面が露出して
いるのでそのために放電を生じるかと考え、第3図示の
ように容器開口縁部cの端面を樹脂被覆処理c′したも
のを或は容器全体を樹脂袋で包んで電子レンジに使用し
てみたが、それ等の処置にかかわらず放電を見た。
のトリーミング端面には金属蒸着層2の端面が露出して
いるのでそのために放電を生じるかと考え、第3図示の
ように容器開口縁部cの端面を樹脂被覆処理c′したも
のを或は容器全体を樹脂袋で包んで電子レンジに使用し
てみたが、それ等の処置にかかわらず放電を見た。
(2)一方成形容器が比較的底深かのものである場合は
放電は容器の開口縁部cに於て生じ、容器の底面a・側
壁す部分には放電が見られない。
放電は容器の開口縁部cに於て生じ、容器の底面a・側
壁す部分には放電が見られない。
因みにその底深かの容器について放電を生じる縁部cを
切除c−c“(第3図)したものを電子レンジに使用し
たところその容器にはもはや放電は見られなかった。
切除c−c“(第3図)したものを電子レンジに使用し
たところその容器にはもはや放電は見られなかった。
一方かなり底浅の容器については容器の底面a・側壁b
・開口縁部cの随所に於て放電が見られた。
・開口縁部cの随所に於て放電が見られた。
(3)そこで試みに容器の各部についてその各部に於け
る金属蒸着層2の状態を顕微鏡で拡大観察したところ、
底深か容器の場合は、その底面a及び側壁す部に於ける
金属蒸着層2はその連続一様層に第4図示のように全面
的に顕微鏡的な極めて細かい網目状亀裂(クラック)2
“を生じ、その結果蒸着層2は互に面方向に不連続の細
かい不定形の数多の小面積層2′(例えば縦横20〜3
0μ範囲)として分裂化していたが、容器開口縁部cに
於ける金属蒸着層はほとんど亀裂がない、或は第5図の
ような縦縞或は横縞的な亀裂で縁部c全体的に実質連続
層の形態が保持されていた。
る金属蒸着層2の状態を顕微鏡で拡大観察したところ、
底深か容器の場合は、その底面a及び側壁す部に於ける
金属蒸着層2はその連続一様層に第4図示のように全面
的に顕微鏡的な極めて細かい網目状亀裂(クラック)2
“を生じ、その結果蒸着層2は互に面方向に不連続の細
かい不定形の数多の小面積層2′(例えば縦横20〜3
0μ範囲)として分裂化していたが、容器開口縁部cに
於ける金属蒸着層はほとんど亀裂がない、或は第5図の
ような縦縞或は横縞的な亀裂で縁部c全体的に実質連続
層の形態が保持されていた。
一方底浅容器の場合は底面a・側壁b・開口縁部cの何
れの部分の金属蒸着層も亀裂がないか或は局部的に亀裂
が見られる程度で容器全体に実質連続層の形態が保持さ
れていた。
れの部分の金属蒸着層も亀裂がないか或は局部的に亀裂
が見られる程度で容器全体に実質連続層の形態が保持さ
れていた。
上記深絞り容器の場合に於て見られる底面a側壁すに於
ける蒸着層2の細分裂は、底深か容器の場合底面a・側
壁すに対応する素材シート部分が真空或は圧空成形によ
り縦横にかなりの高率に引き伸ばされて成形が達せられ
るが、そのシート部分の金属蒸着層についてはシート(
母材樹脂シート1、又は母材樹脂シート1とトップコー
ト層3)の上記高率の縦横の伸びに追随できず、結果と
して上記のように全面的に亀裂を生じて細分裂化するも
のである。
ける蒸着層2の細分裂は、底深か容器の場合底面a・側
壁すに対応する素材シート部分が真空或は圧空成形によ
り縦横にかなりの高率に引き伸ばされて成形が達せられ
るが、そのシート部分の金属蒸着層についてはシート(
母材樹脂シート1、又は母材樹脂シート1とトップコー
ト層3)の上記高率の縦横の伸びに追随できず、結果と
して上記のように全面的に亀裂を生じて細分裂化するも
のである。
これに対して容器開口縁部cに対する素材シート部分は
成形時そのような高率の伸びがないためその部分の金属
蒸着層2は実質的に連続層状態が保持されるものである
。
成形時そのような高率の伸びがないためその部分の金属
蒸着層2は実質的に連続層状態が保持されるものである
。
又底浅容器の場合は成形特容器の底面a・側壁b・開口
縁部cに対応する素材シート部分の何れにも高率の伸び
を生じないので金属蒸着層2は容器全体にその連続性が
実質的に保持されるものである。
縁部cに対応する素材シート部分の何れにも高率の伸び
を生じないので金属蒸着層2は容器全体にその連続性が
実質的に保持されるものである。
(4)又母材樹脂シート1の片面に一様に金属蒸着連続
層2を施こしたシート(トップコート層3のないもの)
を素材としてこれを従来法に従って真空成形又は圧空成
形して得た底深か容器(蒸着面を内面とした)について
その底面a・側壁b・開口縁部c各部の蒸着面にテスタ
ーの正・負両極針を当てることにより導通の有無を調べ
たところ、底面a・側壁すの蒸着面については両極針を
可及的に接近させて(間隔/mm以下)蒸着面に接触さ
せても導通がなく、一方開口縁部cの蒸着面については
両極針の相互間隔に関係なく導通があった。
層2を施こしたシート(トップコート層3のないもの)
を素材としてこれを従来法に従って真空成形又は圧空成
形して得た底深か容器(蒸着面を内面とした)について
その底面a・側壁b・開口縁部c各部の蒸着面にテスタ
ーの正・負両極針を当てることにより導通の有無を調べ
たところ、底面a・側壁すの蒸着面については両極針を
可及的に接近させて(間隔/mm以下)蒸着面に接触さ
せても導通がなく、一方開口縁部cの蒸着面については
両極針の相互間隔に関係なく導通があった。
以上(1)〜(4)の事実から本発明者は金属蒸着樹脂
シートについてその金属蒸着層2が連続層タイプである
と放電を生じるが、第4図のような互に不連続の細分製
状態のものであると理由は定かではないが少なくとも一
般電子レンジ出力程度(例えば高周波出力600W、発
振周波数2450MHz、消費電力125 KW)の強
さのマイクロ波を受けても放電を生じない性質のものと
なることを見出した。
シートについてその金属蒸着層2が連続層タイプである
と放電を生じるが、第4図のような互に不連続の細分製
状態のものであると理由は定かではないが少なくとも一
般電子レンジ出力程度(例えば高周波出力600W、発
振周波数2450MHz、消費電力125 KW)の強
さのマイクロ波を受けても放電を生じない性質のものと
なることを見出した。
又別途素材シート(金属蒸着樹脂シート)の引張り試験
により素材シートの引き伸ばし率と金属蒸着層2の細分
製状態について調べた結果、従来金属器風容器製造のた
め利用されている一般的な金属蒸着シートについては大
概の場合その素材シートを縦横に5%以上引き伸ばせば
金属蒸着層2の伸びが破断限界以上になって蒸着層2に
第4図例のように全面的に顕微鏡的な極めて細かい網目
状亀裂2″を生じ、その結果蒸着層2は互に面方向に不
連続の細かい数多の不定形小面積層2′(例えば縦横2
0〜30μ範囲)に分裂化することを見出した。
により素材シートの引き伸ばし率と金属蒸着層2の細分
製状態について調べた結果、従来金属器風容器製造のた
め利用されている一般的な金属蒸着シートについては大
概の場合その素材シートを縦横に5%以上引き伸ばせば
金属蒸着層2の伸びが破断限界以上になって蒸着層2に
第4図例のように全面的に顕微鏡的な極めて細かい網目
状亀裂2″を生じ、その結果蒸着層2は互に面方向に不
連続の細かい数多の不定形小面積層2′(例えば縦横2
0〜30μ範囲)に分裂化することを見出した。
この場合その縦横の引き伸ばし率を5%以下の小さいも
のにする。
のにする。
或は一方向的に引き伸ばすと、蒸着層2には亀裂を生じ
ないか、或は局部的に亀裂が見られる程度か、或は第5
図例のように縦横或は横縞的な亀裂状態となり何れも全
体的にマイクロ波により放電を生じる実質連続層の形態
が保持される。
ないか、或は局部的に亀裂が見られる程度か、或は第5
図例のように縦横或は横縞的な亀裂状態となり何れも全
体的にマイクロ波により放電を生じる実質連続層の形態
が保持される。
又縦横の引き伸ばし量を大きくしていくと網目状亀裂線
2″の巾も大きくなるので、その結果として金属蒸着層
2を全体的に見たときその反射率が低下し、又艶が低下
することになる。
2″の巾も大きくなるので、その結果として金属蒸着層
2を全体的に見たときその反射率が低下し、又艶が低下
することになる。
そこで引き伸ばし量は極端に大きくするのは避けた方が
よく金属蒸着シートとしての良好な反対率・艶等のかね
合いから一般には5〜100%程度なかんずく10〜5
0%程度の縦横引き伸はし量にするを可とする。
よく金属蒸着シートとしての良好な反対率・艶等のかね
合いから一般には5〜100%程度なかんずく10〜5
0%程度の縦横引き伸はし量にするを可とする。
本発明は上記のような事実・知見を基礎として、金属蒸
着樹脂シートを真空或は圧空成形して容器を製造するに
当り、底浅容器の場合はとも角として、底深か容器の場
合その成形特容器開口縁部cのシー 上部分を積極的に
引き伸はして容器の底面a・側壁すと同様にその開口縁
部cに於ける金属蒸着層についても放電を生じない細分
製状態となし、これにより容器全体的に放電を生じるこ
とのないものを得るようにしたものである。
着樹脂シートを真空或は圧空成形して容器を製造するに
当り、底浅容器の場合はとも角として、底深か容器の場
合その成形特容器開口縁部cのシー 上部分を積極的に
引き伸はして容器の底面a・側壁すと同様にその開口縁
部cに於ける金属蒸着層についても放電を生じない細分
製状態となし、これにより容器全体的に放電を生じるこ
とのないものを得るようにしたものである。
そして上記容器開口縁部cのシート部分を積極的に引き
伸ばす手段として、第6,7図にその一例を示すように
容器の開口縁部cを成形する金型部分12の外側に該金
型部分12を囲んで環状に凹溝13を形成する。
伸ばす手段として、第6,7図にその一例を示すように
容器の開口縁部cを成形する金型部分12の外側に該金
型部分12を囲んで環状に凹溝13を形成する。
図示例の金型10は容器成形用凹部11を金型面に複数
個形成した所謂多数個取りの真空成形型を示す。
個形成した所謂多数個取りの真空成形型を示す。
/1はその各容器成形用凹部11に開口させた真空孔
を示す。
を示す。
そして素材シートAを常法に従って加熱軟化処理して該
金型10にかぶせ目的容器の真空成形(実線)をすると
共に、上記環状凹溝13に対応する素材シート部分を凹
溝13内に引き込ませる或は突入させる。
金型10にかぶせ目的容器の真空成形(実線)をすると
共に、上記環状凹溝13に対応する素材シート部分を凹
溝13内に引き込ませる或は突入させる。
図示例は凹溝13内に真空孔131を開口させて真空吸
引により上記シート部分を凹溝13内に引き込むように
したものであるが、その他例えば環状凹溝13に嵌合す
る環状の上下動押子14を装置して上記シート部分を凹
溝13内に押圧突入させるようにしてもよい。
引により上記シート部分を凹溝13内に引き込むように
したものであるが、その他例えば環状凹溝13に嵌合す
る環状の上下動押子14を装置して上記シート部分を凹
溝13内に押圧突入させるようにしてもよい。
このようにすると上記環状凹溝13内へのシート引き込
み或は突入に基づいて容器の開口縁部cを成形する金型
部分12のシート面には幅方向に、容器成形に基づき作
用する成形用凹部11方向の引張り力F1と反対方向の
凹溝13方向への引張り力F2が作用し、各長さ方向に
もその両端側の凹溝13に於けるシート引き込み或は突
入に基づく引張り力F3・F3(第7図)が作用し、そ
の結果上記シート部分は幅方向及び長さ方向(即ち縦横
方向)に積極的な引き伸ばしを受ける。
み或は突入に基づいて容器の開口縁部cを成形する金型
部分12のシート面には幅方向に、容器成形に基づき作
用する成形用凹部11方向の引張り力F1と反対方向の
凹溝13方向への引張り力F2が作用し、各長さ方向に
もその両端側の凹溝13に於けるシート引き込み或は突
入に基づく引張り力F3・F3(第7図)が作用し、そ
の結果上記シート部分は幅方向及び長さ方向(即ち縦横
方向)に積極的な引き伸ばしを受ける。
凹溝13の深さdを深くして該凹溝13に対するシート
引き込み或は突入度合を大きくすれば上記のシート引張
り力F2・F3・F3は強くなる。
引き込み或は突入度合を大きくすれば上記のシート引張
り力F2・F3・F3は強くなる。
そこで本発明はその環状凹溝13に対する上記シート引
き込み或は突入により容器開口縁部cのシート面に作用
する引張力F2・F3・F3で該シート面に縦横に夫々
金属蒸着層の伸び限界以上の積極的な引き伸ばし、つま
り約5%以上の伸びが生じるように上記環状凹溝13の
深さdを設定するもものである。
き込み或は突入により容器開口縁部cのシート面に作用
する引張力F2・F3・F3で該シート面に縦横に夫々
金属蒸着層の伸び限界以上の積極的な引き伸ばし、つま
り約5%以上の伸びが生じるように上記環状凹溝13の
深さdを設定するもものである。
具体的には素材シートA全体の加熱軟化処理状態時の抗
張力、全体厚さ、成形する容器の全体形状、容器開口縁
の幅・長さ寸法等の諸条件の違いによりその設計深さd
は種々に異なったものとなり、ケースバイケースでその
適正深さdを決定する。
張力、全体厚さ、成形する容器の全体形状、容器開口縁
の幅・長さ寸法等の諸条件の違いによりその設計深さd
は種々に異なったものとなり、ケースバイケースでその
適正深さdを決定する。
以上の如くすることにより容器の開口縁部cについても
その部分の金属蒸着層2が容器底面a・側壁すに於ける
場合と同様に細分裂化した、従ってマイクロ波を受けて
も容器全体に放電を生じない、金属蒸着樹脂シート製容
器類が成形される。
その部分の金属蒸着層2が容器底面a・側壁すに於ける
場合と同様に細分裂化した、従ってマイクロ波を受けて
も容器全体に放電を生じない、金属蒸着樹脂シート製容
器類が成形される。
該成形後は一連につながって成形されている各成形品を
トリーミングプレス刃(図に省略)にて何個の単体に例
えば第6図中e1、或はe2或はe3位置に於て打抜い
て分離し製品とする。
トリーミングプレス刃(図に省略)にて何個の単体に例
えば第6図中e1、或はe2或はe3位置に於て打抜い
て分離し製品とする。
尚圧空成形法による場合も上記と同様にその金型の容器
開口縁部cを成形する金型部分12の外側に該金型部分
を囲んで適当深さの環状凹溝13を形成し、該成形型に
素材シートを適用して容器の圧空成形をすると共に環状
凹溝に対応するシート部分を圧空力或は押子部材14で
突入させることにより上記と同様の原理で容器全体に於
てマイクロ波による放電を生じない容器を成形製造する
ことができる。
開口縁部cを成形する金型部分12の外側に該金型部分
を囲んで適当深さの環状凹溝13を形成し、該成形型に
素材シートを適用して容器の圧空成形をすると共に環状
凹溝に対応するシート部分を圧空力或は押子部材14で
突入させることにより上記と同様の原理で容器全体に於
てマイクロ波による放電を生じない容器を成形製造する
ことができる。
実施例
第6,7図例の真空成形金型10に於て、個々の容器成
形用凹部11を底面寸法縦約155mm、横約101
mm、開口寸法縦約168mm、横約116mm、深さ
約33mmに設計し、又その開口につらなる容器開口縁
部成形用金型部分12の幅寸法を約4mmとした。
形用凹部11を底面寸法縦約155mm、横約101
mm、開口寸法縦約168mm、横約116mm、深さ
約33mmに設計し、又その開口につらなる容器開口縁
部成形用金型部分12の幅寸法を約4mmとした。
又上記例々の容器成形用凹部11について容器開口縁部
成形用金型部分12の外側にそれを囲んで深さ10mm
、幅10mmの環状凹溝13を形成した。
成形用金型部分12の外側にそれを囲んで深さ10mm
、幅10mmの環状凹溝13を形成した。
その環状凹溝13の底面には、真空孔131を開口させ
た。
た。
素材シートAとして厚さ約0.3mmの硬質バイインパ
クトスチレン樹脂シートの片面に常法により純度99.
98%のアルミニウムを厚さ約0.04μで一様に蒸着
処理したものを用いた。
クトスチレン樹脂シートの片面に常法により純度99.
98%のアルミニウムを厚さ約0.04μで一様に蒸着
処理したものを用いた。
そして該素材シートAを約140℃に加熱軟化処理して
上記真空成形型10に適用し、容器の真空成形を行なう
と共に、各環状凹溝13に対応するシート部分も真空孔
13.の吸引力で凹溝13内に十分に引き込ませた。
上記真空成形型10に適用し、容器の真空成形を行なう
と共に、各環状凹溝13に対応するシート部分も真空孔
13.の吸引力で凹溝13内に十分に引き込ませた。
次いで個々の成形容器をe1位置に於てトリーミングプ
レス刃により打ち抜いて分離し容器単体を得た。
レス刃により打ち抜いて分離し容器単体を得た。
上記で得た容器内に
(1)冷飯を8分目入れたもの、
(2)生魚を3尾大れたもの、
(3)2つ割りのジャガイモを6切入れたもの、を夫々
(1)は3分、(2)は6分、(3)は10分設定で一
般家庭用電子レンジ(2450MHz)にて加熱処理し
た。
(1)は3分、(2)は6分、(3)は10分設定で一
般家庭用電子レンジ(2450MHz)にて加熱処理し
た。
設定時間中終始監視するもスパーク現象、容器の変形等
の異状は全く認められず、(1)〜(3)の各内容物は
何れも良好に加熱処理された。
の異状は全く認められず、(1)〜(3)の各内容物は
何れも良好に加熱処理された。
比較例
実施例に於て各環状凹溝13の真空孔13、を塞いで該
凹溝13に対応するシート部分の引込みを行なわせずに
容器の真空成形を行ない、e1位置で打ち抜いて得た容
器は、これを実施例と同様に電子レンジに使用したとこ
ろ容器開口縁部cに於て放電をみた。
凹溝13に対応するシート部分の引込みを行なわせずに
容器の真空成形を行ない、e1位置で打ち抜いて得た容
器は、これを実施例と同様に電子レンジに使用したとこ
ろ容器開口縁部cに於て放電をみた。
尚、この種の容器はそれに入れた内容物を電子レンジで
加熱処理したときその熱で容易には変形等しない比較的
耐熱性の樹脂を素材にしたものが望ましく、例えば母材
シート1としてはポリプロピレン・ポリエステル・ポリ
カーボネートなどが、又トップコート樹脂としてはポリ
プロピレン・ポリエチレンなどが有効である。
加熱処理したときその熱で容易には変形等しない比較的
耐熱性の樹脂を素材にしたものが望ましく、例えば母材
シート1としてはポリプロピレン・ポリエステル・ポリ
カーボネートなどが、又トップコート樹脂としてはポリ
プロピレン・ポリエチレンなどが有効である。
従来母材シート1として一般に使用されているポリスチ
レン系シートは耐熱性の点では上記例のものよりも劣る
。
レン系シートは耐熱性の点では上記例のものよりも劣る
。
しかしその耐熱限界内での加温使用であれば問題はない
。
。
尚参考として金属蒸着層2の個々の分裂層2′の放電を
生じない上限の大きさ値を知るために次のような実験を
行なった。
生じない上限の大きさ値を知るために次のような実験を
行なった。
即ち母材樹脂シートの片面に常法により一様にアルミニ
ウム等の金属蒸着連続層(厚さ0.05μ程度)を形成
したものを元資料とし、該資料の金属蒸着面を先端の細
いけがき針で第8,9図のような方眼模様にけがき、こ
の場合線2″部の蒸着金属は完全に削り取つてけがくこ
とにより金属蒸着層2を面方向に互に不連続の小分割層
2′形態のものにする。
ウム等の金属蒸着連続層(厚さ0.05μ程度)を形成
したものを元資料とし、該資料の金属蒸着面を先端の細
いけがき針で第8,9図のような方眼模様にけがき、こ
の場合線2″部の蒸着金属は完全に削り取つてけがくこ
とにより金属蒸着層2を面方向に互に不連続の小分割層
2′形態のものにする。
そしてその方眼模様の刃口寸法をmm単位で異ならせた
ものを各稲作り、その各資料を一般的な電子レンジ(例
えば高周波出力600W、発振周波数2450MHz。
ものを各稲作り、その各資料を一般的な電子レンジ(例
えば高周波出力600W、発振周波数2450MHz。
消費電力1.25KW)に入れてマイクロ波を作用させ
ることにより放電の有無を観測したもので、その結果と
して方眼寸法約5mmを境としてそれ以上の方眼寸法の
ものは放電を起すがそれ以下のものは何れも放電を生じ
ないことを見出した。
ることにより放電の有無を観測したもので、その結果と
して方眼寸法約5mmを境としてそれ以上の方眼寸法の
ものは放電を起すがそれ以下のものは何れも放電を生じ
ないことを見出した。
又この場合縦横方眼寸法の一方を5mm以下とし、他方
は5mm以上にした長方形の方眼模様に層2を分割した
もの各種についても同様の放電観測を行なったが、この
場合は放電が認められた。
は5mm以上にした長方形の方眼模様に層2を分割した
もの各種についても同様の放電観測を行なったが、この
場合は放電が認められた。
このことから各分割層2のマイクロ波による放電の有無
はその面積の大小が関係する他に、長さ寸法も関係して
おり、結局各分割層2′の大きさが縦横に夫々約5mm
範囲以下であればその金属蒸着シートは全体にマイクロ
波による放電を生じなくなるものと考えられる。
はその面積の大小が関係する他に、長さ寸法も関係して
おり、結局各分割層2′の大きさが縦横に夫々約5mm
範囲以下であればその金属蒸着シートは全体にマイクロ
波による放電を生じなくなるものと考えられる。
又分割層2′の形状は面積範囲以下であれば放電には無
関係で、任意である。
関係で、任意である。
又各分割層2′の蒸着厚さも少なくとも通常美麗な金属
光沢を得るために行なわれる蒸着厚さ範囲に於ては放電
には無関係である。
光沢を得るために行なわれる蒸着厚さ範囲に於ては放電
には無関係である。
第1図は金属蒸着樹脂シートの一例の層構成図、第2図
は成形容器の一例の斜面図、第3図はその開口縁部のト
リーミング端面に絶縁被覆処理した例の拡大断面図、第
4図は金属蒸着シートを縦横に5%以上引き伸ばしたと
きに蒸着層面に生じる微細網目状亀裂模様の拡大平面図
、第5図は一方向的に引き伸ばしたときに同蒸着層面に
生じる縦縞或は横縞的亀裂模様の拡大平面図、第6図は
本発明方法により素材シートを真空形成した状態の多数
個取り金型の一部の断面図、第7図はその金型の一部の
平面図、第8図は金属蒸着面を方眼模様に分割したシー
トの平面図、第9図はその断面図。 1は母材樹脂シート、2は金属蒸着層、3はトップコー
ト層、2′に蒸着層の分裂層又は分割層、2“はその分
裂クラック又は分割線、10は真空成形金型、11は容
器成形用凹部、12は縁部成形部、13はその縁部成形
部を囲んで設けた環状凹溝、11、.131は真空孔。
は成形容器の一例の斜面図、第3図はその開口縁部のト
リーミング端面に絶縁被覆処理した例の拡大断面図、第
4図は金属蒸着シートを縦横に5%以上引き伸ばしたと
きに蒸着層面に生じる微細網目状亀裂模様の拡大平面図
、第5図は一方向的に引き伸ばしたときに同蒸着層面に
生じる縦縞或は横縞的亀裂模様の拡大平面図、第6図は
本発明方法により素材シートを真空形成した状態の多数
個取り金型の一部の断面図、第7図はその金型の一部の
平面図、第8図は金属蒸着面を方眼模様に分割したシー
トの平面図、第9図はその断面図。 1は母材樹脂シート、2は金属蒸着層、3はトップコー
ト層、2′に蒸着層の分裂層又は分割層、2“はその分
裂クラック又は分割線、10は真空成形金型、11は容
器成形用凹部、12は縁部成形部、13はその縁部成形
部を囲んで設けた環状凹溝、11、.131は真空孔。
Claims (1)
- 1 金属蒸着樹脂シートAを素材にしてこれを真空又は
圧空成形して電子レンジ用容器類を製造するに当り、成
形容器が比較的深絞りで容器底面a及び側壁すに対応す
る素材シート部分は深絞り成形力で縦横に金属蒸着層2
の伸び限界以上の高率の引き伸ばしを受けて金属蒸着層
2が縦横面割れして互に不連続の縦横約5mm範囲面積
以下の数多の小面積分裂層2′となるが、容器の開口縁
部cに対応する素材シート部分は成形による引き伸ばし
の率が小さく、又は実質的になくその素材シート部分の
金属蒸着層2に実質的に小面積部製層化を生じない場合
に於て、容器の開口縁部cを成形する金型部分12の外
側に該金型部分12を囲んで環状に凹溝13を形成し、
容器の真空或は圧空成形と共に、その環状凹溝13部分
に対応する素材シート部分を凹溝13内に引き込ませる
或は突入させるものとし、この場合そのシート引き込み
或は突入により容器開口縁部cの素材シート部分が縦横
に金属蒸着層2の伸び限界以上の積極的な引き伸ばし力
を受けてその素材シート部分の金属蒸着層2についても
小面積分裂層化を生じさせるように前記環状凹溝13の
深さdを設定する、ことを特徴とする金属蒸着樹脂シー
トを素材にした電子レンジ用容器類の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54121337A JPS5812139B2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 金属蒸着樹脂シ−トを素材にした電子レンジ用容器類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54121337A JPS5812139B2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 金属蒸着樹脂シ−トを素材にした電子レンジ用容器類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5644648A JPS5644648A (en) | 1981-04-23 |
| JPS5812139B2 true JPS5812139B2 (ja) | 1983-03-07 |
Family
ID=14808750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54121337A Expired JPS5812139B2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | 金属蒸着樹脂シ−トを素材にした電子レンジ用容器類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5812139B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58179614A (ja) * | 1982-04-14 | 1983-10-20 | Howa Seni Kogyo Kk | 自動車用深絞り内装材の表皮貼付方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5382878A (en) * | 1976-12-28 | 1978-07-21 | Sumitomo Bakelite Co | Production of metal vapor deposited plastic molded article |
-
1979
- 1979-09-20 JP JP54121337A patent/JPS5812139B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5644648A (en) | 1981-04-23 |
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