JPS5812280B2 - シクロブラノ−ル又はその有機酸エステルの製造方法 - Google Patents

シクロブラノ−ル又はその有機酸エステルの製造方法

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JPS5812280B2
JPS5812280B2 JP54069945A JP6994579A JPS5812280B2 JP S5812280 B2 JPS5812280 B2 JP S5812280B2 JP 54069945 A JP54069945 A JP 54069945A JP 6994579 A JP6994579 A JP 6994579A JP S5812280 B2 JPS5812280 B2 JP S5812280B2
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cyclobranol
methylenecycloartanol
acid ester
organic acid
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木村豊
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、24−メチレンシクロアルタノール又はその
有機酸エステルを異性化してシクロブラノール又はその
有機酸エステルを製造するための改良方法に関するもの
であります。
さらに詳しくいえば、本発明は24−メチレンシクロア
ルタノール又はその有機酸エステルを、副反応を生じる
ことなく、高収率でシクロブラノール又はその有機酸エ
ステルに異性化する方法に関するものである。
シクロブラノールの有機酸エステルの1種であるシクロ
ブラノールフエルラ酸エステルを主成分とするオリザノ
ールは、間脳視床下部及び大脳辺縁系に作用し、自律神
経失調症や更年期障害の治療に有効であることが知られ
、またこのものは慢性胃炎、過敏性大腸症、消化性潰瘍
の治療薬としても用いられている。
これまで、シクロブラノール又はその有機酸エステルめ
製法としては、24−メチレンシクロアルクノール又は
その有機酸エステルを酸性触媒の存在下、100℃未満
の比較的低温に加熱する方法が知られている(特公昭5
1−39218号公報、特公昭51−40077号公報
)。
しかし、この方法は原料化合物の一部、及び共存するシ
クロアルテノール又はその有機酸エステルの一部が分解
あるいは変質するため、収率が40〜46%程度と低《
なるのを免れない。
他方、オリザノールを無極性直鎖状炭化水素溶媒中、活
性白土の存在下で処理してシクロブラノールを得る方法
も知られている。
しかしながら、この方法においては24−メチレンシク
ロアルタノールからシクロブラノールへの転位反応の間
にステイグマステロール、β−シトステロールなどのス
テロール類の増量や、シクロアルテノールのかなりの量
の減少を伴うため、総合的な収率の低下を免れない。
本発明者は、このような従来方法の欠点を克服し、高収
率でシクロブラノール又はその有機酸エステルを製造す
る方法を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、24−メチ
レンシクロアルタノール又はその有機酸エステルを無水
系有機溶媒中で、ナトリウムアルコラート又はカリウム
アルコラートを触媒として反応させれば、100℃以上
の高い温度においても変質や分解などの望ましくない副
反応を生じることなく、円滑に異性化が進行し、高収率
でシクロブラノール又はその有機酸エステルが得られる
ことを見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至っ
た。
すなわち、本発明は、24−メチレンシクロアルタノー
ル又はその有機酸エステルを異性化してシクロブラノー
ル又はその有機酸エステルを製造するに当り、原料化合
物を無水系有機溶媒中、ナトリウムアルコラート又はカ
リウムアルコラートの存在下、100〜160℃の範囲
の温度に加熱することを特徴とするシクロブラノール又
はその有機酸エステルの製造方法を提供するものである
本発明方法の原料化合物としては、24−メチレンシク
ロアルタノール又はその有機酸エステルが用いられるが
、有機酸エステルの場合に、遊離のカルボキシル基が存
在するとこれがナトリウムアルコラート又はカリウムア
ルコラートに作用して不活性化するので、有機酸の全て
のカルボキシル基がエステル化したものを用いるのが必
要である。
すなわち、有機酸が2個以上の遊離カルボキシル基をも
つ場合には、その中の遊離カルボキシル基の全部が24
−メチレンシクロアルタノールとの結合に費やされた形
の多価エステルになっていることが必要である。
24−メチレンシクロアルタノールのエステルを形成す
るために用いられる有機酸としては、例えばギ酸、酢酸
、インプロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、バレリアン酸、
インバレリアン酸、メチルエチル酢酸、トリメチル酢酸
、カプロン酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カブリン酸
、パルミチン酸、ステアリン酸のような脂肪族モノカル
ボン酸類、マロン酸、コハク酸、クルタル酸、メチルコ
ハク酸、エチルマロン酸、シメチルマロン酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバンン
酸のような脂肪族ジカルボン酸又はこれらの炭素数1〜
6のアルコールとのモノエステル類、グルコール類、α
−オキシプロピオン酸、β−オキシプロピオン酸、オキ
シマロン酸、メソシュウ酸、リンゴ酸、酒石酸、イタ酒
石酸、オキシパラコン酸(イタ酒石酸ラクトン)、クエ
ン酸、インクエン酸、アロイソクエン酸のような脂肪酸
オキシカルボン酸又はこれらの炭素数1〜6のアルコー
ルとのモノ又はジエステル類、ピルビン酸、アセト酢酸
、アセトンジカルボン酸、α−ケトグルタル酸、レブリ
ン酸のような脂肪族ケトカルボン酸又はこれらの炭素数
1〜6のアルコールとのモノ又はジエステル類などを挙
げることができる。
特に脂肪族の有機酸は、一般的に不飽和化合物よりも飽
和化合物の方が好ましい。
そのほか、安息香酸、メチル安息香酸、エチル安息香酸
、オキシ安息香酸類(例えばサルシル酸、メトキシ安息
香酸、エトキシ安息香酸なと)、ジオキシ安息香酸類(
例えばグロトカテク酸、バアニリン酸、インバアニリン
酸、バエラトルム酸、ピペロニル酸など)、トリオキシ
安息香酸類(例えば没食子酸など)、ベンゼンジカルボ
ン酸類(例えばフタル酸、インフタル酸、テレフタル酸
又はこれらの炭素数1〜10の脂肪族又は芳香族アルコ
ールとのモノエステル)、ベンゼントリカルボン酸類(
例えばトリメシン酸、トリメリット酸、ヘミメリット酸
又はこれらの炭素数1〜10の脂肪族又は芳香族アルコ
ールとのモノ又はジエス7−A/ ) 、ベンゼン環を
有するカルボン酸(例エばフエニル酢酸、ヒドロアトロ
パ酸、ヒドロケイ皮酸、ケイ皮酸、アロケイ皮酸、クマ
リン酸、マンデル酸、フエルラ酸、ベンゾイル酢酸など
)のような芳香族モノー、ジー又はトリーカルボン酸又
はこれらの誘導体やシクロプロパンカルボン酸、シクロ
プ口ペンカルボン酸、ナフテン酸、ナフタール酸、キナ
酸又はこれらのモノエステルのような脂環族カルボン酸
も用いることができる。
本発明方法で用いるこれらの原料化合物は、必ずしも純
粋な形のものである必要はなく、例えば24−メチレン
シクロアルタノールと24−メチレンシクロアルタノー
ル有機酸エステル1種類以上との混合物、24−メチレ
ンシクロアルタノール有機酸エステルの少なくとも2種
類以上の混合物、24−メチレンシクロアルタノール及
び24一メチレンシクロアルタノール有機酸エステルの
少なくとも1種類以上と他のステロール(又は別名ステ
リン)、トリテルペンアルコール、ステロール有機酸エ
ステル又はトリテルペンアルコール有機酸エステルの1
種類以上との混合物、24−メチレンシクロアルタノー
ル及び24−メチレンシクロアルタノールフエルラ酸エ
ステルの少なくとも1種を含むオリザノール、24−メ
チレンシクロアルタノール及び24−メチレンシクロア
ルタノールフエルラ酸エステルを含む油脂類などの混合
物の形のものでも差しつかえない。
元来、米ぬか油、米ぬか胚芽油、小麦胚芽油、落花生油
、ごま油、コーン油、オリーブ油などの植物油中には、
24−メチレンシクロアルタノールフエルラ酸エステル
を有効成分とするオリザノールが含有されており、市販
オリザノールは主としてこれらの植物油を原料として製
造されているが、この製造工程中で得られる種々のオリ
ザノール含有物も本発明方法の原料として用いることが
できる。
例えば植物油の脱酸工程、すなわち植物油を精製し食用
中性油を得る目的のために原料植物油中の遊離脂肪酸を
アルカリセツケンとして遠心分離したアルカリセツケン
を多く含む粗油脂分はフーツと称され、このフーツを硫
酸、塩酸などの無機酸で処理して得た粗製脂肪酸をダー
ク油と称されるが、オリザノールはアルカリ性油脂分に
よく溶解する性質を有するため、植物油の脱酸工程によ
り副産物として得たフーツ及びダーク油中にはオリザノ
ールが原料油から移行濃縮されて当初の値物油より約3
〜15倍量に濃縮されオリザノールを約1〜30%含有
している。
また、前記の植物油ダーク油中の脂肪酸を蒸留により分
離した残留濃縮物、又は植物油ダーク油中の脂肪酸を低
級アルコールでエステル化後、蒸留により分離した残留
濃縮物、又は植物油をイオン交換樹脂で処理して得たオ
リザノール含有油などにはオリザノールが2〜70%含
有している。
さらに、植物油のアルカリ脱酸処理な含水極性溶剤(例
えば50%エタノール水溶液)と非極性溶剤(例えばヘ
キサン)の存在下で行って得たオリザノール含有含水極
性溶剤の溶液から含水溶剤を分離して得た濃縮物はオリ
ザノールが30〜70%含有している。
これらのオリザノール含有物は、いずれも本発明方法の
原料として好適である。
このはか、前記の24−メチレンシクロアルタノールフ
エルラ酸エステルの代りに、24−メチレンシクロアル
タノールの他の有機酸エステルを含有する油脂類を原料
として用いうろことはいうまでもない。
前記したように24−メチレンシクロアルタノール、2
4−メチレンシクロアルタノールフエルラ酸エステルを
含む有機酸エステル、オリザノールを濃縮した原料油脂
類を、本発明方法の原料として用いる場合には、あらか
じめその中に存在する脂肪酸を除去する必要がある。
この脂肪酸の除去は、蒸留法、エステル化法、金属塩法
、アミン塩及びアンモニウム塩による処理法など慣用の
方法で行うことができる。
次に、本発明方法においては無水系有機溶媒として、沸
点98〜250℃、好ましくは100〜200℃をもつ
ヘキサアルキルホスホルアミド、ジアルキルスルホキシ
ド、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、核置換芳香族炭
化水素、アルコール類、エーテル類、ケトン類、ハロゲ
ン化アルカンなどが用いられる。
このものは、実質上無水の状態で用いられる。
水が存在すると、組成不明の分解物や副生物を生成する
ので好ましくない。
本発明方法で用いられる溶媒の具体例としては、n−へ
ブタン、n−オクタン、イソオクタン、イソノナン、メ
チルシクロヘキサン、トルエン、キシレン、エチルベン
ゼン、イングロビルベンゼン、ジエチルベンゼン、第二
ブチルベンゼン、塩化アミル、ジブロモエチレン、ジク
ロロペンタン、トリクロロエタン、トリクロロプロパン
、テトラクロ口エタン、モノクロロベンゼン、0−ジク
ロロベンゼン、モノクロロトルエン、モノブロモベンゼ
ン、ジクロロエチルエーテル、n−7”チルアルコール
、イソブチルアルコール、インアミルアルコール、第三
アミルアルコール、フーゼル油、3一メトキシブチルア
ルコール、n−へキシルアルコール、2 −メチルペン
タノール−1・2−エチルブチルアルコール、第二ヘプ
チルアルコール、ヘプタノール−3、第二オクチルアル
コール、メチルn−プロビルケトン、メチルn−プチル
ケトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メ
チルn−アミルケトン、エチルブチルケトン、メチルへ
キシルケトン、インブチルケトン、シクロヘキサノン、
メチルシクロヘキサノン、n−プチルエーテル、ジオキ
サン、ジメチルジオキサン、エチレンクリコールモノメ
チルエーテル、エチレングリコールモノーエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールシエチルエーテル、ジメチルスルホキシド、
ヘキサメチルホスホルアミドなどを挙げることができる
また、本発明方法においては、触媒としてナトリウム又
はカリウムのアルコラートを用いる必要があるが、この
アルコラートは炭素数3〜8のアルコールから誘導され
たものが好ましい。
このようなものとしては、カリウムー第三ブチラート、
カリウムー第二ブチラート、カリウムーn−ブチラート
、カリウムー第三ペンチラート、ナトリウムー第三ブチ
ラートを特に挙げることができるが、そのほかナトリウ
ムー第二ブチラート、ナトリウムーn−ブチラート、ナ
トリウムーn−オクチラート、カリウムーn−オクチラ
ート、カリウムー2−エチルへキシラートなども用いる
ことができる。
これらの触媒は、通常、原料化合物の重量に基づき1〜
400%、好ましくは10〜200%の範囲で用いられ
る。
触媒としては、このようなナトリウム又はカリウムのア
ルコラート単独でも十分であるが、必要ならば金属ナト
リウム又は金属カリウムを併用して反応を促進させるこ
とができる。
本発明方法を好適に実施するには 原料化合物を1〜3
0倍量の無水系有機溶媒に溶解又は懸濁させ、所要量の
触媒を加え、100〜160℃において、20分〜15
時間好ましくは1〜10時間反応させる。
このようにして24−メチレンシクロアルタノール又は
その有機酸エステルを、27〜47.3%の転換率でシ
クロブラノール又はその有機酸エステルに異性化するこ
とができる。
例えば、シクロブラノール分6%以下の市販オリザノー
ルを本発明方法により処理するとシクロプラノールを1
5〜30%まで増加させることができる。
本発明方法において、触媒としてナトリウム又はカリウ
ムのアルコラートを単独で用いた場合には、24−メチ
レンシクロアルタノール有機酸エステルからはシクロプ
ラノール有機酸エステルが、24−メチレンシクロアル
タノールからはシクロブラノールが、また24−メチレ
ンシクロアルタノールとその有機酸エステルからはシク
ロブラノールとその有機酸エステルがそれぞれ得られる
これに対し、触媒としてアルコラートと金属ナトリウム
又は金属カリウムとを併用した場合は、24−メチレン
シクロアルタノール、その有機酸エステ及又はそれらの
混合物のいずれからもシクロブラノールが得られる。
他方、溶媒としてアルコール類を用いた場合は、触媒の
種類や原料化合物とは無関係に最終生成物はシクロブラ
ノールになる。
そのほかの溶媒ではそれぞれ原料化合物に対応してシク
ロブラノール又はその有機酸エステルのいずれかが得ら
れる。
本発明方法によると、24−メチレンシクロアルタノー
ル又はその有機酸エステルと他のステロール類及びトリ
テルペンアルコール類が共存した場合これらの物質の分
解又は副反応を生起させずに、24−メチレンシクロア
ルタノール又はその有機酸エステルのみを選択的にシク
ロブラノール又はその有機酸エステルに転位することが
でき、したがって高収率で目的物が得られるという利点
がある。
本発明方法により得られるシクロブラノール又はその有
機酸エステルは、必要に応じ常法により単離結晶化する
ことができる。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例 1 カンペステロール15重量%、スチグマステロール1重
量%、β−シトステロール4重量%、シクロアルタノー
ル3重量%、シクロアルテノール38重量%、24−メ
チレンシクロアルタノール3゛8重量%及びシクロブラ
ノール1重量%を含有するオリザノール1.6gをジメ
チルスルホキシド20dに懸濁し、これにカリウムー第
三ブチラー}3.55i’を加え、100〜110℃で
5時間加熱しながらかきまぜた。
反応終了後、反応液を範層クロマトグラフイー(展開溶
剤クロロホルム:ベンゼン1:3)で検索した結果、ス
テロール及びトリテルペンアルコールーフエルラ酸エス
テルの分解は認められなかった。
次に反応液を希塩酸で中和し、減圧濃縮して得られた結
晶残部分に2Nカセイカリエタノール溶液60mlを加
え、81℃で6時間加熱還流してけん化したのち、水を
加え、次にエチルエーテルで抽出した。
生成したフエルラ酸カリウム塩を水層に除去し、エチル
エーテル層を水洗後、脱水乾燥後、減圧濃縮、乾燥して
、結晶をヘキサンに溶解し、ガスクロマトグラフィーに
よりオリザノール中性部の成分を分析した。
ガスクロマトグラフィーの装置は日立製を用い、測定条
件はカラム:経3朋×長さ2m、担体:クロモソルブW
−HP(80〜100メッシュ)に1%シリコンオイル
(シリコンCv−1)を吸着させたもの(ガスクロ工業
株式会社製品)、カラム温度240℃、検知温度270
℃、キャリアーガス:ヘリウム、流速60ml/分で実
測した。
各成分の保持時間(分)は次の通りであった。
カンペステロール6.56、スチグマステロール7.0
7、β−シトステロール8.11、シクロアルタノール
8.53、シクロアルテノール9.20、24−メチレ
ンシクロアルタノール10.56、シクロブラノール1
2.23分であった。
この成分の分析結果と、24−メチレンシクロアルタノ
ールフエルラ酸エステルからシクロブラノールフエルラ
酸エステルへの転位率を第1表に示した。
実施例 2 カンペステロール0.8%、シクロアルタノール1.5
%、シクロアルテノールIO.2%、24−メテレンシ
クロアルタノール87.5%の各酢酸エステルの混合物
1.51をオルト−ジクロルベンゼン30mlに懸濁し
、これにカリウムー第三ブチレート0. 9 fを加え
て140℃で5時間加熱しながらかきまぜた。
反応終了後、冷却し、この反応液を希硫酸で中和し減圧
濃縮した。
得た結晶残留分に水を加え、クロロホルムで抽出した。
クロロホルム層を水洗したのち、脱水乾燥し、減圧濃縮
して乾燥した。
得た結晶の収量は1.41S’で収率は94%であった
この結晶をヘキサンに溶解し、ガスクロマトグラフィー
により成分を分析した。
この結果はカンペステロール0.8%、シクロアルタノ
ール1.5%、シクロアルテノール10.2%、24−
メチレンシクロアルタノール49.3%、シクロブラノ
ール38.2%の各酢酸エステルであった。
24−メチレンシクロアルタノール酢酸エステルからシ
クロブラノール酢酸エステルへの転換率は43.6%で
あった。
実施例 3 カンペステロール12%、シクロアルタノール6%、シ
クロアルテノール38%、24−メチレンシクロアルタ
ノール44%から成る酢酸エステルの混合物2g(中性
部換算量は1.82g)をオルトジクロルベンゼン20
mlとメタクロルトルエン20mlの混合溶剤に懸濁し
、これにナトリウムー第三ブチレート2fIとナトリウ
ム金属0.5gを加え140℃で10時間加熱反応させ
た。
反応終了後、冷却し、反応液を無水エタノール50ml
中にかきまぜながら注加したのち、希硫酸で中和し減圧
濃縮した。
得た残留分に水を加えてクロロホルムで抽出した。
クロロホルム層を水洗したのち、脱水乾燥し、減圧濃縮
し乾燥した。
結晶の収量は1.6gで収率は88%であった。
この結晶をヘキサンに溶解し、ガスクロマトグラフィー
で成分を分析した。
その結果はカンペステロール12%、シクロアルタノー
ル6%、シクロアルテノール38%、24−メチレンシ
クロアルタノール27%、シクロブラノール17%であ
った。
24−メチレンシクロアルタノール酢酸エステルからシ
クロブラノールへの転換率は38%であった。
実施例 4 カンペステロール12%、シクロアルタノール6%、シ
クロアルテノール38%、24−メチレンシクロアルタ
ノール44%のパルミチン酸エステル2グをメチルへキ
シルケトン20mlと正ヘキシルアルコール20mlの
混合溶剤に懸濁し、これにカリウムー第二一ブチレート
4vを加え130℃で8時間反応させた。
その後は、実施例1と同じガスクロマトグラフィー操作
で処理した結果の成分はカンペステロール12%、シク
ロアルタノール6%、シクロアルテノール38%、24
−メチレンシクロアルタノール30%、シクロブラノー
ル14%テアった。
24−メチレンシクロアルタノールパルミチン酸エステ
ルからシクロブラノールへの転換率は31%であった。
実施例 5 24−メチレンシクロアルタノールー正酪酸エステル2
gを第二ブチルベンゼン10mlとジメチルスルホキシ
ド20mlの混合溶剤に懸濁し、これにカリウムー第三
プチレート1.51と、カリウムーn−ブチレート1グ
を加え、110℃で5時間加熱反応させた。
反応終了後、希塩酸で中和し、溶剤を減圧濃縮し、水を
加えてクロロホルムで抽出し、クロロホルム層を水洗後
、脱水乾燥し、減圧濃縮、乾燥して結晶1.99を得た
収率は95%であった。
この結晶をヘキサンに溶解し、ガスクロマトグラフィー
により成分を分析した。
その結晶の成分は24−メチレンシクロアルタノールー
正酪酸エステル58.2%、シクロブラノールー正酪酸
エステル41.8%であった。
すなわち、24−メチレンシクロアルタノールー正酪酸
エステルからシクロブラノールー正酪酸エステルへの転
換率は41.8%であった。
実施例 6 24−メチレンシクロアルタノール1.55’,24−
メチレンシクロアルタノールフエルラ酸エステル0.5
S’、24−メチレンシクロアルタノール安息香酸エス
テル0.5Pの混合物をn−ブタノール20mlに懸濁
し、これにカリウムーn−プチレート41を加えて11
0℃で6時間加温反応させた。
その後は実施例1と同様にガスクロマトグラフィーで成
分分析した結果は、24−メチレンシクロアルタノール
60.2%とシクロブラノール39.8%であった。
転位率は39.8%であった。実施例 7 カンペステロールフエルラ酸エステル0.2g、シクロ
アルテノールフエルラ酸エステル0. 2g、24−メ
チレンシクロアルタノール0.14g、24−メチレン
シクロアルタノールイソバアニリン酸エステル0.21
f124−メチレンシクロアルタノールフエルラ酸エス
テル0.2gの混合物(合計量0.95g、中性部換算
量0.72g)をエチレングリコールジプロピルエーテ
ル10mlとオルトジークロルベンゼン20mlとトル
エン5mlの混合溶剤に懸濁し、これにカリウムー第二
プチレート0.5gとナトリウム金属0.21を加えて
120℃で6時間加温反応させた。
反応終了後、反応液を希塩酸で中和し、その後は実施例
1と同様に処理して得た結晶の収量は0.7gで収率は
97%であった。
この結晶をヘキサンに溶解し、ガスクロマトグラフィー
で成分分析した結果はカンペステロール19.4%、シ
クロアルテノール19.5%、24−メチレンシクロア
ルタノール36.1%、シクロブラノール25.0%で
あった。
転位率は40.9%であった。
実施例 8〜28 シクロアルテノール12%と24−メチレンシクロアル
タノール88%の混合物の酪酸、インプロピオン酸、コ
ハク酸モノブチル、アジピン酸モノメチル、メチルエチ
ル酢酸、クエン酸、α−ケトグルタル酸、エトキシ安息
香酸、安息香酸、ヒドロケイ皮酸、バアニリン酸、フタ
ル酸モノエチル、フエニル酢酸、マンデル酸、ナフテン
酸、ニコチン酸、p−アミノ安息香酸、コハク酸、アゼ
ライン酸、フタル酸、テレフタル酸のモノエステル及び
ジエステルの各21をオルトジクロルベンゼン20ml
,ジクロルエチルエーテル10ml、エチルベンゼン1
0mlの混合溶剤に懸濁し、これにカリウムー第三ブチ
レート各12を加え、130℃で噂時間加温反応させた
反応終了後、反応液を薄層クロマ斗グラフイー(展開溶
剤クロロホルム:ベンゼン1:3)で検索した結果、各
有機酸エステルの分解はわずかであった。
次に反応液を希塩酸で中和したのち、溶剤を減圧濃縮し
、得た結晶残留分に2N一力セイカリエタノール溶液4
0mlを加え81℃で4時間加熱還流してけん化分解し
たのち、水を加えてクロロホルムで抽出し有機酸カリウ
ム塩を水層に移行し、トリテルペンアルコールの中性部
をクロロホルム層に移行させた。
クロロホルム層を水洗したのち、脱水乾燥し、減圧濃縮
乾燥した。
得た結晶をヘキサンに溶解し、ガスクロマトグラフィー
で成分分析を行った。
この結果と24−メチレンシクロアルタノール有機酸エ
ステルからシクロブラノール各有機酸エステルへの転換
率を第2表に示した。
実施例 29 カンペステロール17%、スチグマステロール3%、β
−シトステロール10%、シクロアルタノール5%、シ
クロアルテノール32%、24ーメチレンシクロアルタ
ノール33%の混合物1.51をメタクロルトルエン1
0mlと1−クロルオクタン20rrLlの混合溶剤に
懸濁し、これにカリウムー第三ペンチレート0.5Pと
カリウム金属0.41を加え、120℃で6時間加熱反
応させた。
反応終了後、冷却し、反応液を無水エタノール50ml
中にかきまぜながら注加したのち、希塩酸で中和し、減
圧濃縮した。
得た残留分に水を加えてクロロホルムで抽出した。
クロロホルム層を水洗したのち、脱水乾燥し、減圧濃縮
し、乾燥した。
結晶の収量は1.42gで収率は94%であった。
この結晶をヘキサンに溶解し、ガスクロマトグラフィー
で成分を分析した。
その結果はカンペステロール17%、スチクマステロー
ル3%、β−シトステロールlO%、シクロアルタノー
ル5%、シクロアルテノール32%、24−メチレンシ
クロアヨルタノール18%、シクロブラノール15%で
あった。
24−メチレンシクロアルタノールからシクロブラノー
ルへの転換率は45%であった。
実施例 30〜37 24−メチレンシクロアルタノール(実施例30)、及
び24−メチレンシクロアルタノールのバエラトルム酸
(同31)、ケイ皮酸(同32)、アロケイ皮酸(同3
3)、クマリン酸(同34)、マンデル酸(同35)、
ベンゾイル酢酸(同36)、α−ナフタール酸(同37
)の各エステルの各11をジメチルスルホキシド15m
lに懸濁し、これにカリウムー第三プチレート1.5g
を加え、120℃で5時間加熱反応させた。
反応終了後は反応液を希硫酸で中和したのち、実施例1
と同様に処理して成分をガスクロマトグラフィーで測定
した結果と、24−メチレンシクロアルタノール及びそ
の各有機酸エステルからシ゛クロブラノール及びシクロ
プラノール各有機酸への転換率(%)第3表に示した。
実施例 38 酸価24.5の脱ガム処理と脱ろう処理を行った米ぬか
油100重量部を50%エタノール100重量部とへキ
サ7350重量部の存在下で10%のカセイソーダと炭
酸ソーダの混合水溶液で脱酸して得たオリザノール含有
アルコール水溶液をカセイソーダ水溶液でpH7.2に
中和したのち、減圧濃縮し、乾燥した。
この濃縮乾燥物(オリザノール含量58%、このオリザ
ノール中には24−メチレンーシクロアルタノールフエ
ルラ酸エステル46%含有し、シクロブラノールフエル
ラ酸エステルの含有は1%であった。
)5グをインブタノール20mlとエチルブチルケトン
2omlの混合溶剤に懸濁させ、これにカリウムー第二
ブチレー}2.5fを加えて110℃で10時間加温反
応させた。
反応終了後、常法により抽出、精製することにより、シ
クロブラノールを16%含有したステロールとトリテル
ペンアルコールの混合結晶1.7fを得た。
収率は58%であった。24−メチレンシクロアルタノ
ールフエルラ酸エステルからシクロブラノールへの転換
率は32.6%であった。
実施例 39 小麦胚芽ダーク油(オリザノール含量15%、このオリ
ザノール中に24−メチレンーシクロアルタノールフエ
ルラ酸エステル含量40%、シクロブラノールフエルラ
酸エステルの含量は0であった)を常法によりメチルエ
ステル化し、蒸留により脂肪酸メチルを除去したのち、
蒸留残留分をカセイカリ水溶液でpH7.0に中和して
濃縮乾燥した。
この濃縮物(オリザノール含量25%、このオリザノー
ル中に24−メチレンシクロアルタノールフエルラ酸エ
ステル含量40%、シクロブラノールフエルラ酸エステ
ル含量Oであった)5gをパラクロルトルエン20rn
lとキシレン20mlの混合溶剤に懸濁し、これにナト
リウムー第三ブチレート2グとナトリウム金属1vを添
加し、140℃で8時間加熱反応させた。
反応終了後、常法により抽出、精製することによりシク
ロブラノール15%、24−メチレンシクロアルタノー
ル25%を含有したステロールとトリテルペンアルコー
ルの混合結晶0.625’を得た。
収率は49.6%であり、シクロブラノールへの転換率
は37.5%であった。
実施例 40 米ぬかダーク油(これにオリザノール含量20.5%、
オリザノール中に24−メチレンシクロアルタノール及
び24−メチレンシクロアルタノールフエルラ酸エステ
ル41.2%、シクロブラノール及ヒシクロブラノール
フエルラ酸エステル含量0.1%含有)51を水酸化カ
ルシウム水溶液でpH7.5に中和後、脱水乾燥したの
ち、ジメチルスルホキシド25rllに懸濁し、これに
カリウムー第三ブチレー}1.5?とカリウム金属2.
52を加えて120℃で8時間加熱反応させた。
反応終了後、常法により処理して抽出、精製することに
より、シクロブラノール15.8%、24−メチレンシ
クローアルタノール25.4%、シクロアルテノール3
7.5%、シクロアルタノール4、8%、βーシトステ
ロール3.3%、カンペステロール13.2%の混合物
0. 6 4 ?を得た。
収率62.4%であり、シクロブラノールへの転換率は
38.1%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 24−メチレンシクロアルタノール又はその有機酸
    エステルを異性化してシクロブラノール又はその有機酸
    エステルを製造するに当り、原料化合物を無水系有機溶
    媒中、ナトリウムアルコラート又はカリウムアルコラー
    トの存在下、100〜160℃の範囲の温度に加熱する
    ことを特徴とするシクロブラノール又はその有機酸エス
    テルの製造方法。 2 ナトリウムアルコラート又はカリウムアルコラート
    が炭素数4〜8のアルコールから誘導されたアルコラー
    トである特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 炭素数4〜8のアルコニルがn−ブチルアルコール
    、第二ブチルアルコール、第三ブチルアルコール又は第
    三ペンチルアルコールである特許請求の範囲第2項記載
    の方法。 ゛4 無水系有機溶媒がジアルキルスルホ
    キシド芳香族炭化水素、核置換芳香族炭化水素アルコー
    ル類、エーテル類、ケトン類又はハロゲン化アルカンで
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。
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