JPS5822192B2 - 新菌種スポロトリクム・セルロフイルム - Google Patents

新菌種スポロトリクム・セルロフイルム

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JPS5822192B2
JPS5822192B2 JP5796881A JP5796881A JPS5822192B2 JP S5822192 B2 JPS5822192 B2 JP S5822192B2 JP 5796881 A JP5796881 A JP 5796881A JP 5796881 A JP5796881 A JP 5796881A JP S5822192 B2 JPS5822192 B2 JP S5822192B2
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JP
Japan
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sporotrichum
cellulase
cellulophyllum
strain
glucose
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Expired
Application number
JP5796881A
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JPS572679A (en
Inventor
鎌田誠啓
幸村一郎
山田和彦
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスポロトリクム属の新菌種スポロトリクム・セ
ルロフイルムに関する。
セルラーゼは従来から糸状菌、担子菌、放線菌及び細菌
によって生産されることが知られているが、一般にセル
ラーゼの培養液中への蓄積が低くセルラーゼを産業上利
用する場合、大きな障害となっている。
そこで本発明者らは広く自然界よりセルラーゼ生産菌の
検索を行った結果、セルラーゼを著量蓄積する能力を有
する新種スポロトリクム・セルロフイルムに属する糸状
菌を得ることができた。
このスポロトリクム・セルロフイルムに属する糸状菌は
セルラーゼ生成能が強〈従来のセルラーゼ生産菌として
著名であるトリコデルマ・ビリデとほぼ同等であり、更
にこのスポロトリクム属の糸状菌は45〜50℃の高温
で培養できるため、生育が速く、2〜4日間で培養する
ことができる利点を有している。
本発明者等はこのスポロトリクム属糸状菌のセルラーゼ
生産増大せしめる方法について更に研究ヲ行ツタ結果、
グルコースアナログに耐性を有する変異株の中に親株に
比べ、セルラーゼを著量生成する能力を有する変異株を
見い出し本発明を完成するに至った。
本発明の糸状菌は新菌種スポロトリクム・セルロフイル
ムに属するセルラーゼ生産能を有する糸状菌で例として
はスポロトリクム・セルロフイルム AJ 6986
FBRM−P 3514及びAJ 6986を
親株として得られたグルコースアナログに耐性を有する
AJ 6987F’ERM−P 3696がある
以下にAJ 6986の菌学的性質を示す。
(1) 各培地における生育状態: ■ イーストペプトン・可溶性澱粉、寒天上での生育状
態 イースト・ペプトン・可溶性澱粉・寒天培地上でのコロ
ニーは生育が早く、45℃、3白目で66〜68朋の直
径に達する。
これらコロニーの性状は羊毛状から多少綿状で胞子を多
数形成し、柔組織状で、無色透明の水滴を全面に形成す
る。
コロニーは初め白色で後ベール・イエロインシュ・ブラ
ウンからベール・イエロー・オレンジになる。
コロニーの裏面は初めイエローイ゛ノシュグレイで後に
ベール・イエローになる。
菌糸は無色、平滑、分岐性で、隔壁を有し。
横巾は1.5〜5μmである。
アルリオスポアは単独、または末端に群生し、さらに菌
糸状にも側生じ、あるいは短いアルリオフオーレまたは
種子上にも生ずる。
これらアルリオスポアは平滑、■細胞性で、細胞壁の厚
さが0.2〜0.5μmと厚く、無色で、卵形から洋梨
形(4〜5X2.5〜3μmで、しばしば欄内形((4
,5〜)5〜8×2.5〜4μm)の大きさ、そして各
胞子はしばしば巾広く、狭い出芽跡を残し、その横巾は
1〜1.5μmである。
■ ポテート・デキストロース・寒天上での生育状態: ポテート・デキストロース・寒天上でのコロニーは生育
が非常に早く、45℃、3白目で63〜65mmの直径
に達する。
これらコロニーは羊毛状から多少綿状で豊富に胞子を形
成し、全面に無色透明の水滴を作る。
コロニーの色はベール、イエロウ−・オレンジになる。
コロニーの裏面は初め無色で後にベール・ブラウンから
ベール・イエローになる。
(2)生理的性質: ■ 生育の範囲(前記ポテト・デキストロース培地使用
) pH:3〜8 温度:25〜50℃ ■ 最適生育条件(前記ポテト・デキストロース・寒天
培地使用) pH:4〜7 温度35℃〜45℃ 以上の菌学的性質より本菌株は、スポロトリクム属に属
する。
スポロトリクム属公知菌種中、高温菌に属する菌種とし
ては、スポロトリクム・サーモファイル(Sporot
richumthermophile )が知られてい
る。
本菌株は胞子の色調が無色で生育温度範囲が25℃〜5
0℃であるに対し、スポロトリクム・サーモファイルは
胞子の色調がブラウン系を呈し、生育温度範囲が25°
C〜55℃である。
このように糸状菌の分類で重要な菌学的性質としてとり
上げられている胞子の色調、および生育温度において本
菌株はスポロトリクム・サーモファイルと明確に異って
いる。
従って、本発明者らは本菌株をスポロトリクム属に属す
る新菌種と認め、本菌株をスポロトリクム・セルロフイ
ルム(Sporotrichum cellulop
hilumSp、nov、 )と命名した。
スポロトリクム・セルロフイルムAJ 6987の菌
学的性質は上記AJ 6986と殆んど比しく、親株
AJ 6986が0.1%グルコースアナロクの存在
で生育が阻害されるのに対し、0.1%グルコースアナ
ログ存在下で生育しかつ親株の2〜4倍のセルラーゼ生
産能を有している点で異っている。
本発明でいうグルコースアナログとはスポロトリクム属
糸状菌の生育を阻止し、その生育阻害がグルコースの添
加によって解除されるグルコース類似化合物を言い1例
えば2−デオキシグルコース、3−0−メチルグルコー
スなどである。
本発明のグルコースアナログ耐性株の誘導方法は紫外線
照射、N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニ
ジンあるいは亜硝酸処理等の通常の変異誘導方法に従え
ば良い。
以下にグルコースアナログ耐性株であるAJ 698
7の具体的な採取方法を示す。
実施例 スポロトリクム・セルロフイルムAJ 6986FE
RM−P 3514をポテトデキストロース寒天斜面
培地上で45℃ 5日間培養し胞子を十分形成せしめた
この胞子をN−メチル−N−ニトロ−N−ニトロソグア
ニジンを100r/m含有するpH7,1、0,05M
IJン酸緩衝液に懸濁しく109/1111)、45℃
で60分間保持した。
次いで遠心分離して胞子を集め、前記リン酸緩衝液で十
分洗浄した。
この胞子を適当数0.1%2−デオキシグルコースを含
有するポテトデキストロース寒天培地(pH6,6)に
途布し、45℃で5日間培養し、生育して来たコロニー
300株を釣菌した。
このようにして分離した菌株を第1表に示す液体培地(
5,0ml/30m試験管)に接種し、45℃で4日間
振盪培養した(115 0s i l!/mi n 、 ) 次に、2−デオキシグルコース耐性株の内生前が良好な
ものを5株選び、培養液中のセルラーゼ活性を調べたと
ころ、いずれの耐性株も親株の2〜4倍のセルラーゼ活
性を示した。
この内から最も活性の強いスポロトリクム・セルロフイ
ルムAJ 6986を採取した。
一方、グルコースアナログ丑して3−0−メチルグルコ
ース0.1%含有プレートを用いて全く同様の操作によ
り、親株の2〜4倍のセルラーゼ活性を有する3−0−
メチルグルコース耐性株3株が得られた。
このようにして得られた2−デオキシグルコース耐性株
は、同濃度の3−〇−メチルーグルコースにも耐性を示
し、逆に3−0−メチルグルコース耐性株は2−デオキ
シグルコース耐性を示すことが確認された。
これらグルコースアナログ耐性株は、親株が培地中のグ
ルコースの存在でセルラーゼ生産が著しく阻害されるの
に対し、グルコースが0.5〜2.0%培地中に存在し
ていてもセルラーゼ生産能力を有し、この為にセルラー
ゼ生産力が2〜4倍に増大したものと考えられる。
本発明のスポロトリクム属の糸状菌は培養液中にセルラ
ーゼを著量生成する能力を有するものでセルラーゼの生
産に適している。
その他セルロースを炭素源として良く生育するので、こ
の性質を利用して公害処理あるいは微生物菌体の製造に
利用できるものである。
セルラーゼを生産する場合には通常セルラーゼ生産に用
いられる培地で30〜50℃望ましくは45〜50℃、
pH4〜9で固体培養又は液体培養すれば良く、2〜4
日で著量のセルラーゼが菌体外に蓄積される。
この場合セルラーゼの生産に用いられる培地の炭素源と
しては、濾紙、一般紙類、オガクヅ、大豆粕、コーヒー
粕等の植物繊維質およびその含有物が用いられる。
又、グルコースアナログ耐性株を使用する場合には親株
と異り、澱粉(その分解物)、シュークロース、クルコ
ース、ケーンモラセス等の併用も可能である。
窒素源としては、硫安等の無機アンモニューム塩、尿素
、アミノ酸、肉エキス5ポリペプトン蛋白分解物等の有
機窒素源が使用される。
その他、KH2PO4゜MgSO4,CaCl2 、C
oCl2.FeSO4゜MnSO4,Zn804等の無
機塩類さらに必要に応じて有機微量栄養源を含有する栄
養培地が使用される。
このような方法で培養して得られた培養液はそのまま酵
素源として使用できるが、得られた培養液から分離した
菌体および培養濾液はいずれも粗酵素として使用するこ
ともできる。
また菌体を除去した培養液から、塩析法、有機溶剤によ
る沈澱法等公知の方法を用いることにより、強力な活性
を有する粗酵素剤を得ることができる。
実施例 1 スポロトリクム・セルロフイルムAJ 6986FE
RM−P 3514及びAJ 6987FERM−
P 3696をポテトデキストロース寒天培地上(p
H6,0)で45℃ 5日間培養し。
そのスラント上に生育した菌体を一白金耳とり、第1表
の組成の培地50rILl(500d容フラスコ使用)
に接種し、48℃で4日間振盪培養した(振巾7.0c
m、1150sil 、/min、)。
培養液を濾過して得られた培養液のワ゛ノドマン/i6
1濾紙に対するセルラーゼ活性を測定したところ、親株
AJ 6986のセルラーゼ活性は1.3×104υ
/TLlであるのに対し、グルコースアナログ耐性変異
株AJ 6987は5.2X104υ/罰であり、親
株の約4倍の活性を示した。
尚、上記セルラーゼ活性は次のような方法に従って測定
したものである。
濾紙(ワンドマンA I :l:50即を基質とし、こ
れに酵素液0.5罰とクエン酸緩衝液(pF16.0
、0.05M) 10dを加え、60℃で1.0時間酵
素反応を行った後、100℃で5.0分間加熱し酵素反
応を停止させ、これにジニトロサルチル酸試薬30rI
Llを加え、100℃で5.0分間加熱し発色させる。
これに水16属を加え550 nmの波長で比色定量し
、還元力を求めた。
酵素単位は、60℃、10時間の反応で1μyのグルコ
ースに相当する還元力を生成する酵素活性を1単位とし
た。
実施例 2 市販おから(粗蛋白質32%、全糖28%、粗繊維質1
2%含有)1.0%、KH2PO40,2%。
(NH4)2SO40,15%、MgSO4・7H20
0,03%、CaCl20.03%の組成の培地(pH
6,0)300rfLlを1.O1容ガラスジャーに注
入シ、120℃で15分間殺菌した。
スポロトリクム・セルフィルムAJ 6986及びA
J 6987を実施例1と同様の方法でスラント培養
し、スラント上に生育した全菌体量を上記培地に夫々接
種し、温度47℃、攪拌数1000rl)ffl、内圧
0.5kg/crttで2日間培養した。
培養液を濾過して培養濾液280rrLlを得た。
この粗酵素液のワンドマン/161濾紙に対するセルラ
ーゼ活性を測定したところ、親株AJ 6986が2
.5X104υ/TLlであるのに対し、変異株AJ
6987では7.6×104υ/11Llと約3倍の
活性を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 胞子の色調が無色で生育温度範囲が25〜50℃で
    ある菌学的性質を有する新菌種スポロトリクム・セルロ
    フイルム。 2 グルコースアナログに耐性を有する特許請求範囲第
    1項記載のスポロトリクム・セルロフイルム。
JP5796881A 1981-04-17 1981-04-17 新菌種スポロトリクム・セルロフイルム Expired JPS5822192B2 (ja)

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