JPS5844431B2 - ネツコウカセイコウコケイブントリヨウソセイブツノ トソウホウ - Google Patents

ネツコウカセイコウコケイブントリヨウソセイブツノ トソウホウ

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JPS5844431B2
JPS5844431B2 JP50073601A JP7360175A JPS5844431B2 JP S5844431 B2 JPS5844431 B2 JP S5844431B2 JP 50073601 A JP50073601 A JP 50073601A JP 7360175 A JP7360175 A JP 7360175A JP S5844431 B2 JPS5844431 B2 JP S5844431B2
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慎二 川津
忠 渡辺
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Kansai Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塗料温度約70℃以下で吹き付は塗り可能な熱
硬化性高固形分型塗料組成物の塗装法、さらにはその塗
料組成物の塗装時または塗装後に発生する溶剤蒸気を大
気中に放散することを防止する熱硬化性高固形分型塗料
組成物の塗装法に関する。
近時、大気汚染の深刻化、全世界的な資源不足に伴って
、塗料の分野でもこれらの問題に対する対策が迫られて
いる。
これら2つの問題点を同時に解決し得る1つの手段とし
て塗料を高濃度化する(揮発性溶剤の含有量を少なくす
る)ことは極めて有力な手段である。
なぜならば塗料の高濃度化により、塗膜形成過程におけ
る大気中への溶剤の揮散量を著しく減少させ、同時に最
終形成塗膜の成分とはならない溶剤の使用量が著しく少
ないので、塗料の省資源化に寄与することも犬である。
本発明者らは塗料の高濃度化および溶剤の大気放散防止
法の研究を重ねた結果、上記特許請求の範囲に記載した
ような高固形分型塗料組成物を適用し、さらに塗装時お
よび塗膜形成過程で発生した溶剤蒸気を気液接触法によ
り除去することにより、現在用いられている熱硬化性塗
料の性能をいささかも損うことなく、その溶剤使用量を
約1/2〜1/7に減少することができ、かつその溶剤
の大気中へ放散することを防止する処理方法をより経済
的な方法として見い出した。
すなわち現在用いられている熱硬化性塗料では吹き付は
塗りを行う際に、吹き付は塗りに適した100〜50七
ンチストークスの粘度にするために、塗料中のビヒクル
ソリッド100重量部に対して溶剤を150重量部以上
用いる必要があるのに対して、本発明の組成物において
は80〜20重量部と溶剤の使用量を約1/2〜1/7
に減少することが可能である。
さらに本発明のごとく特定の溶剤組成を含む塗料組成物
を使用することにより、特に塗装工程から塗膜形成工程
における溶剤の揮散量を極端に少なくする効果がある。
このことは、気液接触法による処理をより経済的にし、
排風量が太き(、揮散溶剤を焼却、吸着、吸収法などに
より処理することが困難な過程での溶剤量を激減させ得
るために、溶剤の絶対量の減少と相俟って本発明の効果
をより大きくしている。
一般に塗料を高濃度化する手段としては使用するビヒク
ルの樹脂成分の分子量を下げ、かつ凝集力を弱め樹脂の
溶解性を高めるために、芳香族系の原料をさげ、脂肪族
系の原料を多用することが考えられる。
しかしながら、単に低粘度のビヒクルを得ることだけが
目的であるならば、現在用いられている通常の塗料用の
ポリエステル(アルキド)樹脂の二塩基酸比を小さくし
て低分子量化することにより達成出来るが、このように
して得られたポリエステル樹脂は硬化性が劣り、熱硬化
性塗料としての充分な性能を発揮することは出来ない。
本発明者らは低粘度でかつ良好な塗膜を形成し得るポリ
エステル樹脂の研究を鋭意進めた結果、二塩基酸比を通
常のものが0.95〜1.00であるのに対して0.5
0〜0.65と極端に小さくし、かつ水酸基の含有を通
常のものが水酸基当量で500〜1000であるのに対
して120〜250と極端に多くしたポリエステル樹脂
を少量のジイソシアネート化合物で変性することにより
、低粘度でかつ硬化性の優れた変性ポリエステル樹脂が
得られることを見出した。
すなわち、このような低分子量かつ水酸基含量の多いポ
リエステル樹脂は塗面にハジキ、ヘコミなどを生じやす
(、実用性のある塗料を得ることが出来ないために、従
来使用されなかった。
しかしこのポリエステル樹脂は低粘度でありかつ硬化性
もかなり高いことに着目して、塗面に生じるハジキ、ヘ
コミなどを防止し、高濃度で塗装可能な塗料用ビヒクル
に応用することを検討した。
ハジキ、ヘコミなどを防止する方法について鋭意研究を
行った結果、意外にも極く少量のジイソシアネート化合
物で該ポリエステル樹脂を変性することにより、ハジキ
、ヘコミなどの塗膜欠陥の発生を完全に防止し、かつ硬
化性も高くなり充分実用に耐える塗膜を与えるビヒクル
が得られることが判った。
さらにこのジイソシアネート化合物で変性することによ
る溶液の粘度上昇も殆んどなく充分本発明の目的に使用
し得るものであることを見出した。
すなわち、本発明は (1)、(a) ジカルボン酸、多価アルコール、さ
らに要すればモノカルボン酸を用いてなる、ジカルボン
酸/多価アルコール(モル比)(二塩基酸比)が0.5
0〜0.65、水酸基当量120〜250であり、かつ
フェニル基を10〜25重量%を含むポリエステル樹脂
100重量部あたり、2〜5重量部の脂肪族または芳香
族のジイソシアネート化合物で変性してなる変性ポリエ
ステル樹脂80〜60重量%と (b) 下記化学式においてRのうちの平均2〜6ケ
が炭素数2〜4のアルキル基、残余はメチル基であるヘ
キサキスアルコキシメチルメラミンを主成分とするメラ
ミン樹脂20〜40重量%とからなり、 さらに要すれば、これらの混合物に (C) 結合ホルムアルデヒドがメラミン1モル当り
5.5モル以下である炭素数1〜4のアルコールで変性
されたメラミン樹脂を上記(b)成分の1/2重量%以
下の割合で配合してなる混合物ioo重量部あたりに、 (d) 脂肪族または芳香族スルホン酸またはそのア
ミン塩0.05〜1.00重量部、および(e) 前
記混合物100重量部に対して前記各成分を同時に溶解
し、かつ20℃における水にする溶解度が0.5重量%
以上であって20℃における蒸気圧が90mmHg以下
の水可溶性溶剤からなり、かつ各溶剤の分圧の和が35
imHg以下になるような溶剤組成からなり、更に要す
れば水不溶性溶剤を10重量%以下を含有してなる溶剤
80〜20重量部を配合してなる熱硬化性高固形分型塗
料組成物を、塗料温度約70℃で吹き付は塗りすること
を特徴とする熱硬化性高固形分型塗料組成物の塗装法。
および (2)、上記熱硬化性高固形分型塗料組成物を塗料温度
約70℃以下で吹き付は塗装し、吹き付は塗装時および
(または)塗装後に蒸発または揮散した溶剤の蒸気を気
液接触法により回収して該蒸気の大気中への放散を防止
することを特徴とする熱硬化性高固形分型塗料組成物の
塗装法である。
本発明における水酸基当量とは水酸基1モル当りのポリ
エステル樹脂のgr数、フェニル基含有とはポリエステ
ル樹脂中に占めるベンゼン核の重量%である。
本発明のポリエステル樹脂において二塩基酸比が0.5
0より小さくなると、あまりに低分子量に過ぎ、硬化性
が充分でなく、かつジイソシアネート化合物で変性して
も塗面に生じるノ・ジキ、ヘコミを完全になくすことは
難かしい。
一方0,65より大きくなると粘度が高くなり、本発明
の目的を充分に達することは出来ない。
また官能基である水酸基の量も水酸基当量で250より
大きくなると硬化性が劣り、120より小さくなるとハ
ジキ、ヘコミなどの塗膜欠陥をなくすることは出来ない
また塗膜に必要な硬度を附与するために、樹脂中に10
〜25重量%のフェニル基を含有せしめることが必要で
ある。
フェニル基含有が10%より少ないと樹脂が軟質に過ぎ
塗膜硬度が不足する。
又25%より多くは不必要であり、また粘度を高くする
ので好ましくない。
ポリエステル樹脂の製造方法としては、一般に用いられ
ている溶融縮合法、共沸縮合法などを用いることが出来
る。
反応温度は160〜240℃が好ましい。
ウレタン変性するためにはポリエステル樹脂又はそれを
水酸基を含有しない溶剤で60重量%以上の固形分に溶
解した溶液に、ジイソシアネート化合物を加え50〜1
20℃で1〜3時間程度反応させればよい。
使用し得るジイソシアネート化合物としてはトリレンジ
イソシアネート、キシリレンジインシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、水添ジフェニルメタンジ
インシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、リ
ジンジインシアネートなどの芳香族系及び脂肪族系のジ
イソシアネートがある。
ジイソシアネート化合物の変性量はポリエステル樹脂i
oo重量部あたり2〜5重量部であって、2重量部より
少ないとノ・ジキ、ヘコミが発生しやすく、また5重量
部より多くなると塗料の粘度が高く、熱安定性も低下す
るので好ましくない。
また硬化剤として用いるメラミン樹脂((b)成分)は
、上記一般式で示されるものであって、このへキサキス
アルコキシメチルメラミンは通常のメラミン樹脂に比し
て著しく低粘度であり、塗料の高濃度化のためには好ま
しいものである。
従来からよく知られているヘキサキスメトキシメチルメ
ラミンでは上記変性ポリエステル樹脂と組合せた場合凝
集力が大きく、塗面にノ・ジキ、ヘコミなどの塗膜欠陥
を生じやすく、使用することは困難である。
しかるに本発明のごとく、メラミン樹脂のメトキシ基の
一部を炭素数2〜4のアルコールで置換することにより
、この欠点を補い、尚かつ低粘度化出来ることを見出し
た。
しかし、本願で用いるメラミン樹脂((b)成分)は反
応性が低く、硬化触媒を必要とし、従来より用いられて
きた通常のアルキド樹脂では加熱時の安定性が不良であ
り、塗料を高濃度で吹き付は塗りするための有効な手段
であるホットスプレーを適用することが出来ないが、本
発明のごとき変性ポリエステル樹脂と共に用いることに
よって、加熱時の安定性が良好となり、しかも硬化性を
より良くするために、従来より用いられて来たメラミン
樹脂((C)成分)を本発明の範囲内で使用した場合で
も70℃以下で充分ホットスプレーすることが出来る。
また本発明で使用する(C)成分であるメラミン樹脂は
必ずしも必要ではないが、特に焼付は温度を低下させた
い場合には有効な手段であり、本発明の範囲内の使用量
であれば記述してきた効果を損うことはない。
また硬化触媒としては強酸であるスルホン酸系のものが
特に有効であり、この場合使用量は全樹脂成分100重
量部に対して0.05〜1.00重量部が適当である。
すなわち0.05部より少なくなると硬化性が劣り、1
.00部より多くなると加熱安定性が悪くなり、ホット
スプレーの適用が困難である。
本発明で使用するポリエステル樹脂を得るために用いる
原料は従来より用いられて来たものと変る所はない。
すなわち二塩基酸としては芳香族ジカルボン酸またはそ
の無水物例えばフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸
またはその無水物;脂環族ジカルボン酸またはその無水
物例えばヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸
、テトラクロロフタル酸、テトラブロモフタル酸、3・
6−ニンドメチレンー△4−テトラヒドロフタル酸、3
・6−ニンドジークロロメチレン△4−テトラヒドロフ
タル酸またはその無水物;脂肪族ジカルボン酸またはそ
の無水物例えばコノ・り酸、マレイン酸、アジピン酸、
アゼライン酸、セバシン酸またはその無水物などがあり
、これらのものは単独または混合物で使用できる。
多価アルコールとしては、3価以上の7/L/コールと
してグリセリン、トリメチロールエタン、ト1) メチ
T:I−/l/プロパン、1・2・6−ヘキサンジオー
ル、ペンタエリスリトールなどがあり、グリコールとし
て、エチレンクリコール、フロピレンクリコール、1・
2−ブタンジオール、■・2−ベンタンジオール、3メ
チル−1・2−ブタンジオール、トリメチレングリコー
ル、β−ブチレンクリコール、2・4−ベンタンジオー
ル、2・2ジメチルトリメチレングリコール、2・2−
ジメチル−1・3−ブタンジオール、2・2−ジメチル
−1・3−ベンタンジオール、テトラメチレングリコー
ル、■・4−ベンタンジオール、3メチル−4・5−ベ
ンタンジオール、1・4−ヘキサンジオール、2・5−
ヘキサンジオール、ペンタメチレングリコール、■・5
−ヘキサンジオール、ヘキサメチレングリコールなどま
たカージュラEなどのモノエポキシド化合物もグリコー
ルとして使用出来る。
これらのものは単独または混合物で使用出来る。
モノカルボン酸としては飽和ないし不飽和の炭素数6〜
18の脂肪酸またはそのトリグリセライド安息香酸、メ
チル安息香酸、Pt−ブチル安息香酸などのアルキル置
換安息香酸類などが使用出来る。
これらのものは単独または混合物で使用出来る。
植物油などのトリグリセライドもモノカルボン酸類とし
て使用することが出来る。
ポリエステル樹脂の製造方法としては従来より用いられ
て来たすべての方法、すなわち溶融縮合法、共沸縮合法
、それらの併用などの方法を適宜採用すればよい。
ポリエステル樹脂中へのフェニル基の導入は前記フェニ
ル基を有するジカルボン酸、さらに要すればモノカルボ
ンの使用により行なう。
混合アルコールで変性されたメラミン樹脂((b)取分
)はへキサキスメトキシメチルメラミンを強酸の存在下
に70℃以下で炭素数2〜4のアルコールでエーテル交
換することにより簡単に合成出来る。
メラミン樹脂(e)取分には従来使用されて来たメラミ
ン樹脂の殆んどが含まれる。
脂肪族または芳香族のスルホン酸としてはC2〜CtS
のアルキルスルホン酸、C8〜C18のアルキルベンゼ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸など、またその有機
アミン塩を使用出来る。
溶剤(e)は主として水可溶性溶剤からなり、塗装時に
放散される溶剤蒸気の大気中への放散を防止するために
気液接触法を経済的に可能ならしむるものである。
本明細書において水可溶性溶剤とは20℃における水に
対する溶解度が0.5重量%以上のものであって、水不
溶性溶剤とは20℃における水に対する溶解度が0.5
重量%より小さなものを言う。
使用する溶剤の20℃における水に対する溶解度が0.
5重量%より小さく、かつ20℃における蒸気圧が90
imHgより大きい場合は水に対する溶剤の溶解度が低
く、なおかつ蒸気圧が高いため気液接触法による液体へ
の吸収効率が著しく悪く効果的な回収に適さない、更に
溶解度が0.5重量%より犬であり、かつ蒸気圧が90
miHgより大きい場合は、通常スプレー塗装時の塗装
ブースの排風量が極めて犬であることによって液体への
溶剤の吸収効率が劣り、これも適さない。
さらに溶解度が0.5重量%より小さくかつ蒸気圧が9
0miHgより小さい場合には水に対する溶剤の溶解度
が低く、従って吸収効率が悪く適さない。
従って本発明に使用しうる溶剤は20℃における水に対
する溶解度が0.5重量%以上であって、かつ20℃に
おける蒸気圧が90miHg以下のものが適している。
本発明で言う水可溶性で、なおかつ20℃における蒸気
圧が90mmHg以下の溶剤としてはエタノール、n−
7”ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−
7”チルアルコール、イソブチルアルコール、セコンダ
リーブタノール、ターシャリ−ブタノール、n−アミル
アルコール、イソアミルアルコール、セコンダリーアミ
ルアルコール、ターシャリアミルアルコール、シクロヘ
キサノール、エチレンクリコール、フロピレンクリコー
ル、ブチレングリコールなどのアルコール系溶剤、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルブチ
ルケトン、エチルブチルケトン、シクロヘキサノン、イ
ソホロンなどのケトン系溶剤、エチレンクリコールモノ
メチルエーテル、エチレンクリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル、エチレングリコールモノブ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノブチルエーテルなどのクリコールエ
ーテル系溶剤、ジオキサン、ジメチルジオキサンなどの
エーテル系溶剤、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソプ
ロピル、酢酸イソブチル、酢酸セコンダリーブチル、酢
酸エチレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、酢酸エチレンモノブ
チルエーテルなどのエステル系溶剤が適当である。
上述した溶剤は本発明の主旨に沿って用いるためには各
溶剤の分圧の和が35mmHg以下となる組合せが適切
である。
分圧の和が35mmHg以上の場合は水を主体とする液
材を用いる気液接触法の場合液材による吸収効率が通常
スプレー塗装時の塗装ブースの排風量が極めて犬である
がため著しく不良となる。
またドルオール、キジロール、石油系高沸点芳香族等の
水不溶性溶剤を10重量%を越えて含有せしめた場合は
水を主体とする液材への吸収効率が著しく低下すること
になり、本発明の主旨からはずれてくる。
本発明になる塗料組成物に於ては従来の塗料と・同様、
クリヤー塗料としてもまたは適当な染料、顔料を使用し
て着色して用いることも出来る。
また流展性調整剤、色分れ防止剤などの添加剤も従来の
塗料と同様に使用出来る。
本発明で使用しうる気液接触法としてはスクラバー法、
スプレー浴法、円板回転式法、多段塔法、気泡攪拌法等
が適当である。
いずれも液材としては水および適当な薬剤を併用した水
を使用することが出来る。
水を液材として使うことが安価でもあり、後処理の点で
も有利である。
気液接触法により溶剤蒸気を吸収させた後の水は通常の
方法で後処理を行い廃水をすればよい。
本発明によれば、溶剤使用量が少ないために省資源化に
役立ち、しかも溶剤の揮散量も従来のものに比べて著し
く少ないので大気汚染防止の点からも極めて有効である
さらに、本発明では特定の溶剤組成を用いているために
吹きつげ塗装時または塗膜形成過程で発生するその溶剤
蒸気は気液接触法によって極めて容易に回収でき、よっ
て大気を汚染することは殆どない。
以′下実施例により本発明をより詳細に説明する。
配合中の部、%は重量部、重量%を示す。
■ 変性ポリエステル樹脂Aの製造例 攪拌機、温度計、水分離器を備えた反応容器に無水フタ
ル酸74部(0,50モル)、トリメチロールプロパン
107.2部(0,80モル)、カージュラE (5h
ell Chem製)50部(0,2モル)を仕込み
、加熱攪拌しつつ180℃で2時間保った後230℃ま
で昇温し、縮合を進める。
酸価が7.3に至れば冷却しエチレングリコールモノエ
チルエーテルアセテート25部を加える。
内容物の温度が70℃になればヘキサメチレンジイソシ
アネート10部を加え80℃で2時間保つ。
次いでn−ブタノールを34部加え、固形分80%、ガ
ードナーホルツ泡粘度V/25℃の変性ポリエステル樹
脂溶液を得た。
このポリエステル樹脂の二塩基酸比は0.501水酸基
当量は125、フェニル基含有量は16.8%であった
インシアネート変性量は未変性のポリエステル樹脂10
0部に対して4.45部である。
変性ポリエステル樹脂B−Dの製造側 変性ポリエステル樹脂Aの製造例と同様な反応容器、反
応方法により、第1.2表に示した原料で変性ポリエス
テル樹脂B−Dを得た。
製造例A−Bまでは本発明に使用し得るポリエステル樹
脂であり、他は比較例である。
ポリエステル樹脂Eの製造例 ポリエステル樹脂への製造に用いるのと全く同様な反応
容器に無水フタル酸143.6部(0,97モル)、ト
リメチロールプロパン134.0部(1,00モル)、
ヤシ油脂肪酸105.0部(0,50モル)を仕込みポ
リエステル樹脂Aと同様にして酸価8,1まで縮合を行
った後キシレン90部で希釈して80%溶液を得た。
この溶液の粘度はz8 であった。
ポリエステル樹脂Eは現在量も一般的に用いられている
アルキド樹脂の一例である。
■ メラミン樹脂((b)成分)の製造例メラミン樹脂
Aの製造 かきまぜ機、および副生ずるメタノールを系外に除去す
る装置をつげた反応容器にサイメル# 300 (Am
erican Cyanamid Co e%製品
へキサキスメトキシメチルメラミン純度95−97%−
以下同様)390部(1モル)、エタノール184部(
4モル)、60%硝酸2.8部を仕込む。
反応系の温度を60℃になるまで徐徐に加温すると同時
に系内を50〜60mmHgに減圧する。
反応中に副生ずるメタノールを系外に除去しながら60
℃で5時間反応する。
反応終了後30%苛性ソーダ水溶液でpH8,2に中和
した後、中和液をその沸点まで加温し、減圧下に未反応
のエタノールを除去した。
濃縮物は濾過して中和塩を除去する。
得られたものは固形分9967%、ガードナホルツ泡粘
度O/25℃その化学構造は燐酸分解物のガスクロマト
グラフィー分析により、メラミン核1ヶ当りエトキシ基
2,3ヶを含有し、かつ遊離のメチロール基の殆んどな
いメチル、エチル混合アルキルエーテル化メチロールメ
ラミンも認められた。
メラミン樹脂Bの製造 メラミン樹脂Aの製造の場合と同様な反応容器にサイメ
ル#300 390部(1モル)、n−ブタノール51
8部(7モル)、60%硝酸4.2部を仕込み同様にし
て固形分99.2%、ガードナーホルツ泡粘度L/25
℃でメラミン核1ヶ当りブトキシ基4.1ケを含有し、
遊離のメチロール基を殆んど含まない、メチル、n −
ブチル混合アルキルエーテル化メチロールメラミンを得
た。
メラミン樹脂Cの製造 かきまぜ機、温度計、水分離機、逆流コンデンサーを備
えた反応容器にメラミン126部(1,00モル)、n
−7”タノールホルマリン(40%ホルムアルデヒド含
有) 450部(ホルムアルデヒドとして6モル)を仕
込み1時間半加熱還流する(この間PHをカセイソーダ
により7.8〜7.5に保つ)、ついでn−ブタノール
500部を加え無水フタル酸でpHを7.5に調整し、
水分離器を通して脱水を3時間行った後、内容物の温度
が117℃に上昇するまでブタノール−水−ホルムアル
デヒド混合物を漕法した。
さらにブタノールで固形分が60%になるように調整し
た。
得られたもののガードナーホルツ泡粘度に725℃でメ
ラミン核1ヶ当りの結合ホルムアルデヒドは5.1モル
であった。
メラミン樹脂A、、、Bは成分(b)として、Cは成分
(C)として本発明で使用することが出来る。
実施例1〜5、比較例1〜5 (1)塗料の性状および塗膜の性能 (イ)実施例1〜3、比較例1 第3表に示すようなりリヤー塗料を試作して塗料性状お
よび塗膜性能の検討を行った。
被塗物としては厚さ0.8 mmのマイルドスチール板
にエポキシ系プライマーを塗装したパネルを用い、試料
を吹き付は塗りした後160℃−20分間加熱硬化せし
めた。
表中の0内数値は固形分比を示した。
(ロ)実施例4〜5、比較例2〜5 本例においてはビヒクルソリッド100に対してルチル
形チタン白100PHRを分散した白エナメルとして試
験を行った。
被塗物、塗装方法、硬化条件は前例に同じである。
比較例1はフェニル基含有量の少ない変性ポリエステル
樹脂を用いた場合であり、塗膜硬度、耐溶剤性などに劣
る。
比較例2は二塩基酸比の低い場合であり、塗膜硬度、耐
溶剤性に劣り、またハジキ、ヘコミなどの塗膜欠陥を生
じやすい。
比較例3は従来より用いられて来たアルキド樹脂を用い
た場合であり、粘度が高くまた塗料の熱安定性に劣り、
ホットスプレーが困難である。
比較例4および5はそれぞれ触媒の少ない場合と多い場
合である。
※○ゲル分率: 実施flThよび比較例で得たクリヤーの塗料を厚さ2
wnのガラス板上に4 milのドクターブレードで塗
装し、所定の温度(160℃)で20分間焼付けた。
か(して得られた硬化塗膜を剥離して約0.5fを円筒
1紙#5Aに入れ、アセトンを抽出溶剤としてソックス
レ抽出器で10時間抽出後、減圧乾燥器で60℃にて恒
量に達するまで乾燥した。
抽出前後の硬化塗膜の重量を測定し、それを次式に算入
して溶剤不溶分(%)を算出した。
○エリクセン試験:IIS Z−2247に準じて行
なったものであり、試験結果の数値が犬なるほど可撓性
はすぐれている。
O光沢値:IIS K−54001670耐ガソリン
性二日石シルバーガンリン20℃で24時間浸漬後、引
き上げた塗板の浸漬部を直ちに膨潤、溶出の度合で評価
した。
(2)塗装時に放出される溶剤蒸気を気液接触法による
回収 実施例4〜5および比較例2〜3で得られた塗料をスプ
レー塗装し、そのときに放出される溶剤蒸気の気液接触
法による回収効果を次のように水のみを液材とするスク
ラバー法を用いて行った。
(イ)実施例4〜5および比較例2〜3の塗料を溶剤が
蒸発しやすいように加温(50℃)しスプレー塗装の排
気が気液接触装置の吸収塔の送風口に導入されるように
スプレー塗装する。
スプレーした時放出される溶剤蒸気の空気中濃度が送風
口で1100ppになる様に調節する。
(送風量1707F+”/馴)。(ロ)吸収塔に上水2
トンを入れ循環し、循環水量が毎分700kgになる様
に流量計で調節する。
吸収塔の屏風口のエヤーをJIS−に 0095 (廃ガス試料採取方法;吸収液:水)に従い
、廃水口の廃水をガラスビン(100mのでそれぞれサ
ンプリングする。
そのサンプリングしたエアーおよび廃水をガスクロマト
グラフで溶剤の濃度を定量した。
その結果送風口1100ppに対して屏風口の濃度と時
間および廃水の濃度の関係は第5表に示した通り、実施
例4では屏風口の濃度が10ppm(90%吸収率)に
達つするには15分要し、20ppm(80%吸収率)
に達つするには33.6分要した。
その時の廃水濃度はそれぞれ465ppm、936pp
mであった。
以下同様に実施例5および比較例2.3の結果を第5表
に示した通りである。
比較例2.3は殆んど吸収効果を示さなかった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(a)ジカルボン酸、多価アルコール、さらに要すれ
    ばモノカルボン酸を用いてなる、ジカルボン酸/多価ア
    ルコール(モル比)(二塩基酸比)が0.50〜0.6
    5、水酸基当量120〜250であり、かつフェニル基
    を10〜25重量%を含むポリエステル樹脂100重量
    部あたり、2〜5重量部の脂肪族または芳香族のジイソ
    シアネート化合物で変性してなる変性ポリエステル樹脂
    80〜60重量%と (b) 下記化学式においてRのうちの平均2〜6ケ
    が炭素数2〜4のアルキル基、残余はメチル基であるヘ
    キサキスアルコキシメチルメラミンを主成分とするメラ
    ミン樹脂20〜40重量%とからなり、 さらに (c)要すれば、結合ホルムアルデヒドがメラミン1モ
    ル当り5.5モル以下である炭素数1〜4のアルコール
    で変性されたメラミン樹脂を上記(b)成分の1/2重
    量%以下の割合に配合してなる混合物ioo重量部あた
    りに (d) 脂肪族または芳香族スルホン酸またはそのア
    ミン塩0.05〜1.00重量部、および(e)前記混
    合物100重量部に対して、前記各成分を同時に溶解し
    、かつ20℃における水に対する溶解度が0.5重量%
    以上であって20℃における蒸気圧が90mmHg以下
    の水可溶性溶剤からなり、かつ各溶剤の分圧の和が35
    mmHg以下になるような溶剤組成からなり、更に要す
    れば水不溶性溶剤を10重量%以下を含有してなる溶剤
    80〜20重量部配合してなる熱硬化性高固形分塗料組
    成物を、塗料温度約70℃以下で吹き付は塗りすること
    を特徴とする熱硬化性高固形分塗料組成物の塗装法。 2(a)ジカルボン酸、多価アルコール、さらに要すれ
    ばモノカルボン酸を用いてなる、ジカルボン酸/多価ア
    ルコール(モル比)(二塩基酸比)が0.50〜0.6
    5、水酸基当量120〜250であり、かつフェニル基
    を10〜25重量%を含むポリエステル樹脂100重量
    部あたり、2〜5重量部の脂肪族または芳香族のジイソ
    シアネート化合物で変性してなる変性ポリエステル樹脂
    gO〜60重量%と (b) 下記化学式においてRのうちの平均2〜6ケ
    が炭素数2〜4のアルキル基、残余はメチル基であるヘ
    キサキスアルコキシメチルメラミンを主成分とするメラ
    ミン樹脂20〜40重量%とからなり、 さらに (e) 要すれば、結合ホルムアルデヒドがメラミン
    1モル当り5.5モル以下である炭素数1〜4のアルコ
    ールで変性されたメラミン樹脂を上記(b)成分の1/
    2重量%以下の割合に配合してなる混合物100重量部
    あたりに (d) 脂肪族または芳香族スルホン酸またはそのア
    ミン塩0.05〜1.00重量部、および(e) 前
    記混合物100重量部に対して、前記各成分を同時に溶
    解し、かつ20℃における水に対する溶解度が0.5重
    量%以上であって20℃における蒸気圧が90mmHg
    以下の水可溶性溶剤からなり、かつ各溶剤の分圧の和が
    35mmHg以下になるような溶剤組成からなり、更に
    要すれば水不溶性溶剤を10重量%以下を含有してなる
    溶剤を80〜20重量部配合してなる熱硬化性高固形分
    塗料組成物を塗料温度約70℃以下で吹き付は塗装し、
    吹き付は塗装時および(または)塗装後に蒸発または揮
    散した溶剤の蒸気を気液接触法により回収し該蒸気が大
    気中へ放散することを防止することを特徴とする熱硬化
    性高固形分塗料組成物の塗装法。
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