JPS5848480Y2 - 金属水素化物を用いた水素貯蔵装置 - Google Patents

金属水素化物を用いた水素貯蔵装置

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JPS5848480Y2
JPS5848480Y2 JP17408876U JP17408876U JPS5848480Y2 JP S5848480 Y2 JPS5848480 Y2 JP S5848480Y2 JP 17408876 U JP17408876 U JP 17408876U JP 17408876 U JP17408876 U JP 17408876U JP S5848480 Y2 JPS5848480 Y2 JP S5848480Y2
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heat
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hydrogen
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heat pipe
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JP17408876U
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昇 岡田
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Showa Denko KK
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は改良された水素貯蔵装置に関する。
ある種の金属例えば鉄・チタン合金、マグネシウム合金
、ランタン・ニッケル合金などは低温で水素ガスを吸収
して金属水素化物となる。
これらの金属水素化物を加熱すると分解して水素ガスを
放出することが知られている。
この性質を利用して大量の水素を安全に貯蔵、輸送する
ことが可能である。
このように、金属水素化物による水素貯蔵が実用化され
ている。
この水素貯蔵の特長は、単位体積当りの水素密度が液体
水素と同程度もしくはそれ以上である。
従って、ガスホールダー又はボンベに較べて貯蔵容器が
著しく小さくなり得ることである。
また複雑な貯蔵容器を必要としないことである。
液体水素は常圧の沸点が一253℃であり、その蒸発潜
熱が7.9に7/lと極めて小さいので極低温を保つた
めに複雑な容器が必要である。
またボンベ貯蔵では150〜200 atmの高圧容器
を必要とする。
これに対して金属水素化物は常温で固体であり、加熱し
なければ水素を発生しないので、その種類によっては常
圧でも長時間安定に貯蔵することができる。
しかしながら、金属水素化物による水素貯蔵の最大の問
題点は、水素吸収反応が発熱反応であり、金属水素化物
の分解反応が吸熱反応であって、その反応の際、多量の
熱除去又は加熱を必要とすることである。
例えば、マグネシウム水素化物(MfH2)の場合、水
素1m8当りの反応熱は約800Kcalである。
このことは逆に金属水素化物による水素貯蔵、輸送が安
全な事を示している。
即ち、水素容器が火災等にあって急に温度が上昇した場
合、既述せる液体水素の貯蔵方式では著しい危険が予測
されるが、この方式では金属水素化物の分解反応によっ
て周囲から熱を奪い、その周囲の温度を低下させるので
分解反応を停止させる方向に作用する。
また、金属水素化物は多くの場合、粉末(例えば50〜
200メツシユ)として使用される。
この粉末金属は一般にもとの金属よりも熱伝導率が小さ
く、これが水素を吸収して金属水素化物となると更に小
さくなる。
例えばマグネシウム水素化物についていえば、マグネシ
ウム金属自体は20℃において約140にCa17m−
hr・℃の熱伝導率を有するが、その粉末は約10Kc
aI/m−hr・℃であり、マグネシウム水素化物粉末
は0.5〜1.0にCa17m−hr ・℃である。
そのため、通常の外部加熱冷却方式では容器内の粉末全
体を急速に加熱・冷却することが困難である。
このために、金属水素化物を大量に用いた水素貯蔵輸送
容器では、円筒状容器内に冷却・加熱用水管を多数配設
したもの、あるいは伝熱距離の小さい外部加熱・冷却型
の細長い容器を多数束ねて使用している。
前者の容器においては、容器構造が複雑であるほか、次
に述べる欠点をもっている。
その第一の欠点は加熱・冷却性を向上させるために細い
管を多数配設すると、流体抵抗が大きくなり、均等に流
れにくくなるので一様な加熱・冷却が困難になる。
第2の欠点は金属水素化物と加熱・冷却用の水が管壁に
よって隔離されているので管に摩耗、亀裂等が発生する
と直ちに金属水素化物が漏水に接触し、その反応によっ
て大きな事故を誘発するおそれがある。
上記これらの欠点は当然に大径で管内の厚い丈夫な管を
用いれば解消されるであろうが、それにより容器全体に
占める金属水素化物の有効容積の減少を招くことになる
。
更に後者の方式も同様の欠点をもっている。
この考案は金属水素化物を装填した水素貯蔵、輸送容器
(単に水素貯蔵容器と呼ぶ)における従来の加熱・冷却
方式のもつ欠点を改善して取扱いが簡便で且つ性能がよ
く、しかも安全な水素貯蔵装置を提供する目的をもって
案出したものである。
この考案の改善点は、上記加熱・冷却方式にかえて、ヒ
ートパイプを採用組入れたことにある。
ここでヒートパイプとは周知のように、両端間じの金属
管の内面に毛細管作用を有する物質(ウィック)を設け
、一旦管内を真空にした後、適量の作動流体を入れて密
封したものであって、管の一端に熱を加えると、作動流
体は蒸発潜熱を奪って蒸発気化する。
従って管の他端とに飽和蒸気圧に差が生じ、両端間の圧
力差によって蒸気は管内空部を通して他端に移動し、こ
こで管外部に凝縮潜熱を放出すると共に液化される。
液化した作動流体は重力又はウィックの毛細管力によっ
て再び加熱部へ還流し、熱を連続的に輸送するものであ
る。
また、管の一端を冷却するときは作動流体は凝縮潜熱を
放出して凝縮液化し、管の他端との圧力差で作動流体は
管内空部を移動する。
凝縮液はウィック毛細管力によって再び管他端の蒸発部
に還流して熱を連続的に除去する。
このように、ヒートパイプは熱の潜熱の形で輸送できる
ものでパイプ断面積当りの熱輸送量が太きいうえに、加
熱部と放熱部の距離が大きくてもその温度差を極めて小
さくすることが出来る。
ヒートパイプの機能は必ずしもパイプの形体である必要
がなく、密閉容器、ウィック、作動流体から構成されれ
ば任意の形状の下で大量の熱輸送と均熱化が可能である
。
このようなヒートパイプと金属水素化物装填の水素貯蔵
容器とを夫々個別的に見た場合は必ずしも新規ではない
が、これらを組合すことによって、それらの相乗作用に
より従来予測できない顕著な効果をもたらすものである
。
以下、この考案による水素貯蔵装置の代表例を示す図面
に関連して説明する。
断面で示される第1図及び第1図のx−x’線における
横断面で示される第2図において、1は円筒状の密閉容
器であって、この容器の下側部の所定位置に円板状仕切
板2が水平に設けられて容器底部と仕切板間に空隙部が
形成される。
この空隙部はヒートパイプ3構造に構成されて外部伝熱
管3aが1乃至数個設けられる。
図示の場合は一個を示す。
外部伝熱管3aはヒートパイプの外周面にフィンを多数
配設した例を示している。
仕切板2には、管外周面部に多数のフィンを長手方向に
放射状に配夕1ルた内部伝熱部4aを備えたヒートパイ
プ4が複数垂直に所定の間隔と配列形態で配設され、そ
のパイプの夫々の下端部は底部ヒートパイプ3に連通さ
れている。
更に仕切板2上部の容器内ヒートパイプ4の占める空隙
部に水素化可能な金属粉末5が充填され、容器の頂部に
水素ガス出入用バルブ付バイブロが設けられる。
なお、図中のAはウィック、Bは作動流体の蒸気通路を
示す。
作動流体としては金属粉末、金属水素化物粉末と接触し
ても反応性を持たない物質例えば液化炭化水素、流動パ
ラフィン等が挙げられる。
充填される金属粉末5としては例えばFeT i合金、
M1□Ni合全Niが通常使用される。
FeTi合金の場合、水素の平衡分解圧力が0℃で1〜
2 atms 30℃で5〜6 atm、 706C
で15〜20atmであるので水素化物貯蔵容器はそれ
の圧力に見合う耐圧容器であることが必要である。
またヒートパイプの作動流体は液化プロパン、ブタンが
適当である。
M1□Ni合全Ni合は、金属水素化物は低温で安定で
あり、平衡分解圧は300°Cで3atm。
350℃で10atmであるので、輸送時には耐圧性の
少ないカセット輸送が可能であり、吸脱着の際に圧力容
器を使用すればよい。
ヒートパイプ作動流体としては流動パラフィン、熱媒体
油、水銀等が適している。
上述のように構成された装置に水素を吸収貯蔵するとき
は、金属水素化物の水素平衡分解圧より高圧の水素ガス
を水素ガス出入用バイブロを通して圧入すると共に、底
部ヒートパイプ3の外部伝熱管3a面を冷媒(水又は気
体もしくは適当な熱媒体)で冷却することにより容易に
充填金属を除熱しつつ水素化物を作ることができる。
また水素ガスを装置から取出すときは必要水素圧力より
若干高い平衡分解圧に相当する熱源(例えばヒーター、
蒸気)で底部ヒートパイプの外部伝熱部3aを加熱する
ことにより、垂設ヒートパイプ4のフィン伝熱部から一
様に金属水素化物を加熱して水素ガスを発生することが
出来る。
従って、簡便にして性能よくかつ安全に水素を容器内に
吸収貯蔵もしくは水素を放出することが可能となり得る
。
上述図示による装置構造は一例を示すものであって、容
器の形体、底部ヒートパイプの外部伝熱管の取付位置及
び本数、形体更に垂直に設けられたヒートパイプの本数
、形体、伝熱面のフィンの形状、配置枚数などは使用目
的に応じて適宜に定められるものである。
また夫々のヒートパイプの伝熱部に設けられるフィンは
使用目的によっては必ずしも設けることを要しない。
これらは設計値によってその有無を決定する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一例を示すものにして、第1図はそ
の断面図、第2図は第1図のx−x’線における横断面
図である。 1・・・密閉容器、2・・・仕切板、3・・・底部ヒー
トパイプ、3a・・・外部伝熱部、4・・・仕切板上面
部に設けたヒートパイプ、4a・・・内部伝熱部、5・
・・水素化可能な金属粉末、6・・・水素ガス出入用バ
ルブ付パイプ、A・・・ウィック、B・・・作動流体の
蒸気通路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 密閉容器1の下側部は仕切板2で仕切られて容器底
    部と仕切板間に所定の空隙部を形成させ、該空隙部をヒ
    ートパイプ3構造に構成させて外部伝熱部3aを設け、
    前記仕切板上面部にヒートパイプ4を複数配設して夫々
    の下端部を底部ヒートパイプ3に連通し、前記仕切板上
    部の容器内ヒートパイプ4の占める空隙部に水素化可能
    は金属粉末5を充填し、該容器頂部に水素ガス出入用バ
    ルブ付バイブロを設けたことから成る金属水素化物を用
    いた水素貯蔵装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の水素貯蔵装置
    において、仕切板2上面部に設けられたヒートパイプ4
    の外周面部に多数のフィンを長手方向に設けた伝熱部4
    aを設けたもの。
JP17408876U 1976-12-27 1976-12-27 金属水素化物を用いた水素貯蔵装置 Expired JPS5848480Y2 (ja)

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JPS5392057U JPS5392057U (ja) 1978-07-27
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JPS58145601A (ja) * 1982-02-17 1983-08-30 Sekisui Chem Co Ltd 金属水素化物反応容器の製造方法
JPS593001A (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 Sekisui Chem Co Ltd 金属水素化物反応器
JPS5984087A (ja) * 1982-11-05 1984-05-15 Agency Of Ind Science & Technol 金属水素化物蓄熱装置
JPS59113597U (ja) * 1983-01-20 1984-07-31 石川島播磨重工業株式会社 低温液化ガスの再液化装置
JPS60101398A (ja) * 1983-07-28 1985-06-05 Nippon Kagaku Gijutsu Kk 水素吸蔵容器

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