JPS5848486B2 - チオ炭酸ナトリウム溶液の製造方法 - Google Patents

チオ炭酸ナトリウム溶液の製造方法

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JPS5848486B2
JPS5848486B2 JP53076630A JP7663078A JPS5848486B2 JP S5848486 B2 JPS5848486 B2 JP S5848486B2 JP 53076630 A JP53076630 A JP 53076630A JP 7663078 A JP7663078 A JP 7663078A JP S5848486 B2 JPS5848486 B2 JP S5848486B2
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克郎 渡辺
昭允 片岡
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はNa2SとCS2との接触反応によるNa2C
S3溶液の製造に関するものである。
Na2Sハ石油関連工場、セロハン、レーヨン、バリウ
ム塩製造などH2Sの発生工場においてH2Sの公害処
理としてNa O Hに吸収させる方法、新しいNa
O HにH2Sを飽和になるまで吸収させてNa S
Hにし、Na O Hを加えてNa2Sにする方法、さ
らに本発明者らが先に開発して実用化している石油精製
石油化学などから排出される廃ソーダとH2S含有ガス
とからNaSHを回収し、これにNaOHを加えてNa
2Sにする方法などによって製造されており、これらの
Na2Sは液体のまま又は濃縮してフレーク、固型状の
製品にされ、皮革、染色、脱硫、浮遊選鉱などの分野で
使用されており、その需給は国内消費ばかりでなく、過
剰分は海外への輸出をよぎなくされており、常に安定し
ているとはいいがたくその安定化は関係者の苦慮してい
るところである。
一方CS2はセロハン、人絹、医薬、殺虫剤、加硫促進
剤などの製造に使用されているが、セロハン、人絹での
需要は樹脂フイルム合成繊維の発達で著しく減少してい
る。
このような状況下で本発明者らはNa2 S , C
S2の新規需要開発を求めてNa2CS3の生威に着目
し、その合理的な製造方法について鋭意研究を重ねた。
Na 2 C S 3の存在は文献などから明らかでは
あるがその製造方法は一般にエタノール液中で硫化物と
CS2とを反応させることが知られており、特に高濃度
物の製造にはエタノールを溶媒に使用することが必須条
件となっている。
本発明者らは溶媒に水を使用して高濃度 Na2CS3溶液の製法を確立するため多くの実験を重
ねた。
Na2S水溶液(以下Na2S溶液という)とCS2と
の等モル反応をCS2の気化損失を防止するための冷却
器と攪拌又は振盪機構を有する反応器を使用して常温で
CS2の分離がみられなくなるまで攪拌又は振盪を行っ
たところ、ごの反応が発熱反応で、かつ、等モル反応に
よってほぼ定量的にNa2CS3が生或することを知っ
た。
又Na 2 S溶液から製造できるNa 2 C S
sの濃度はNa2Sの溶解度によって制約を受け約26
優が限度であることを確認した。
したがって高濃度Na2CS3を製造するためには、低
濃度Na2CS3溶液を濃縮するか又は高濃度Na2S
を使用して反応を行うかであるが前者は濃縮したとき濃
縮温度が40℃以上になると急激にH2Sの発生があり
、Na2 C S3が分解する結果となり(実験例1参
照)後者の場合、高濃度Na2Sとしてはその9水塩、
5水塩又はそれらのスラリー溶液あるいは高温濃厚溶液
などが考えられる。
よって本発明者らはNa2SとCS2との固液接触反応
による高濃度Na2CS3の生或に着目し、種種実験を
重ねた結果、この反応が発熱反応であることも幸いして
緩慢ではあるが固液接触反応が進行することを確認した
よって本発明者らはさらに反応系を保温又はわずかの加
温によってその系内温度を25℃からCS2の沸点(4
6.3℃)に調整しながらNa2SとCS2との固液接
触反応を試みたところ系内のNa2 Sの結晶又はスラ
リーは反応の進行とともに溶解し、Na2CS3の生成
反応は順調に進行することを知った。
とのことはNa2 C S 3の生威時における反応熱
が反応促進に寄与した結果と推考される。
さらにこの系の反応はNa2CS3の生戒がある程度進
行すると加温の必要のないこともこの実験を通じて確認
することができた。
又、本発明者らは反応系の温度が40℃以上のときには
系内より多量のH2Sガスが発生し、反応完結後のNa
2 C S sにはNa2c o3, Na2 S
2 03などの不純物が生戒増大し、Na2CS3の品
質を低下させることを知った。
このことは反応系内の温度上昇によって一旦生戒したN
a2CS3が分解するためか又はCS2の一部が反応系
内の水と反応して分解するためか明確ではないが、この
現象が高温になる程著しいことは明確である。
(実験例1参照) 実験例 1 表1に示すような組成のNa2S , 9H20 (結
晶)240.!i’とCS2(試薬)75gとの固液接
触反応をCS2の気化損失を防止するための冷却器およ
び攪拌機を備えた500ml三つ口フラスコで行うにあ
たり、反応系の温度を42〜45℃に維持し、CS2の
気化凝縮現象がなくなるまで約6時間攪拌を行い、表2
に示すよう.な組成のNa2CS3溶液310gを得た
ここで生戒したNa2CS3溶液は反応過程において著
しいH2Sの発生があったためNa2CO3,Na2S
203などの不純物の生或があり、しかも品質の低いも
のであった。
したがって本発明者らは高濃度Na2CS3溶液の製造
には反応熱を最大限に利用し、反応系を25℃以上40
℃の範囲に維持するために必要な保温又はわずかの加温
によって温度を調節すればNa2CS3の分解はもちろ
ん分解によって生威するNa2CO3,Na2S203
などの不純物の生戒が抑制できることを確認した。
さらに高濃度Na2CS3溶液製造用のNa2 SはN
azS分30〜40φが適当で(好ましくは32〜38
φ)より高濃度Na2Sを使用すると反応系に多量の結
晶析出現象がおこり、反応系の操作を著しく困難にする
こととなる。
一方CS2添加量はNazS分に対して等モル以上(過
剰)に添加した場合、CS2の分離工程を必要とするば
かりでなく、生或したNa 2 C S 3溶液中には
CS2を含有し、CS2と同等の取扱上の危険が残存す
ることとなる。
もし、この混人CS2分を加熱によって気化除去しよう
とすると前述のごと(Na2CS3が分解し、H2Sの
発生やNa2C 03 , Na2S 2 03などの
不純物が増加してNa2CS3溶液の濃度、品質を悪く
する結果となる。
又、CS2が等モル以下(不足)の場合、CS2のNa
2CS3溶液への混入残存はないものの、未反応Na2
Sが増加する結果となり、その分離操作は著しく因難な
ものになった。
したがってNa2SとCS2の添加比は1:1が最適条
件で、1:1.0〜09が満足するものであり、取扱上
の危険性を考えるとCS2の過剰添加は極力さけるべき
である。
本発明者らはこれら一連の実験から高濃度Na2CS3
溶液を溶媒に水を使用したNa2SとCS2との接触反
応で製造することに或功した。
即ち本発明はNa 2 C S s溶液の製造をNa2
SとNa2S分に対して等モルから0.9モルのCS2
との接触反応を行うにあたり、CS2の気化損失を防止
するための冷却器および攪拌又は振盪機構を有する反応
器で特に高温反応時におけるNa2CS3溶液の濃度低
下およびNa2 C 03 ,Na 2 S 2 0
3などの不純物の生成混入を抑制するため反応系の温度
を25℃以上40℃の範囲で操作し、CS2の分離又は
気化凝縮現象がなくなるまで攪拌又は振盪を持続するN
a2CS3溶液の製造方法である。
又、このようにして製造したN a2 C S 3には
金属補収能力があり、その効果は次の実験例2に示すと
おりである。
実験例 2 約1000plmの金属を含有すを各種金属塩水溶液を
つくり、1金属あたり比色管3本を準備し、各各に10
ccの試料を入れ、1%Na2CS3溶液、1%Na2
SH溶液、市販有機系金属補収剤(S社品)をそれぞれ
必要量添加し、振盪攪拌後静置して沈降状況、上澄液状
態を比較して総合的によいものからA,B,Cの順位を
つけた。
この操作を各金属液で行い表3に示すような結果かえら
れた。
即ちNa2CS3は他の補収剤に比べて沈降速度も速く
かつ、フロック状態もよく分離上澄液の透明度も良好で
金属補収に著しい効果のあることを確認した。
次に本発明を実施例で具体的に説明する。
実施例 1 表4に示すような組成のNa2S溶液280gとCS2
(試薬)42.5.!7をCS2気化損失を防止するた
めの冷却器と攪拌機を備えた5 0 0CC三つ口フラ
スコに採取し、常温でCS2の分離現象がなくなるまで
約11時間接触反応せしめ、表5に示すような組成のN
a 2 C S 3溶液318gが得られた。
実施例 2 高濃度Na2CS3溶液を製造するために表6に示すよ
うな組成のNa2S・9H20の結晶240gとCS2
(試薬)74gとの固液接触反応を実施例1と同じ機構
を備えた三つ口フラスコに採取し、反応系の温度を30
〜33.5℃の間で操作し、CS2の気化凝縮現象がな
くなるまで約7時間攪拌しながら接触反応せしめて、表
7に示すような組或のNa2CS3溶液312gを得た
ここで製造したNa2 C S s溶液は実施例1での
Na2CS3溶液に比べてNa2 C Os ,Na2
S 2 0 3などの不純物も少なくはるかに高濃度
のものであった。
実施例 3 表8に示すような組成の高温高濃度Na2Sを攪拌しな
がら冷却して結晶を分散したNa2S 2 1 0gと
CS2(試薬)84gを実施例1と同様に冷却器および
攪拌機を備えた三つ口フラスコに採取し、反応系の温度
を36℃にし接触反応を行い、反応熱によって系内温度
が39℃になった時点で加温を中止しCS2の分離現象
がなくなるまで約6.5時間攪拌を持続して、表9に示
すような組成のNa2CS3溶液290gが得られた。
なお系内温度は反応終点時26℃であった。
ここで製造したNa2CS3溶液は反応系の温度操作の
効果によってNa2 C 03 y Na2 s 2
03などの不純物の生或、Na 2 C S 3の濃度
低下が抑制でき純度のよい高濃度のものであった。
これら実施例は本発明を具体的に説明するための一例に
すぎず、本発明の技術居、想は限度内で多くの変更、改
良の要素を含んでいることは勿論で本発明の技術思想を
拘束するものではない。
以上説明したように本発明はNa 2 C S 3溶液
の製造をCS2の気化損失を防止するための冷却器およ
び攪拌又は振盪機構を有する反応器へNa2SとCS2
とをモル比で1:1.0〜0.9で添加し、高温でのN
a2CS3溶液生成時に濃度低下およびNa2CO3,
Na2S202などの不純物の生或を抑制するために反
応系の温度を25℃から40℃の範囲で操作して、CS
2の分離又は気化凝縮現象がなくなるまで攪拌又は振盪
を持続するNa2 CS3溶液の製造方法である。
なお本発明を実施した場合には次のような効果を期待す
ることができる。
■ 水溶性でかつ安全性の高いCS2源として利用分野
の安全性を増大し、しかも新規の利用分野拡大を可能に
する。
゛■ Na 2 C S 3がもつ金属補収能力を活用
すれば、重金属含有廃水の公害処理剤となりその経済効
果は多大である。
■ Na2CS3は反応性の高いイオウ源として、取扱
いも比較的安全で有機無機化合物との反応の効果は多大
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 I Na2CS3溶液の製造にあたりCS2の気化士
    失を防止するための冷却器およひ攪拌又は振盪壱構を有
    する反応器にNa2S水溶液とCS2とをNa2S分と
    CS2のモル比を1:1〜0.9の割召で添加し、反応
    系の温度をCS2の沸点以下に9.持しながら接触反応
    せしめて、CS2の分離又6:気化凝縮現象がなくなる
    まで攪拌又は振盪を持続することを特徴とするNa 2
    C S 3の製造方法。 2 Na2S水溶液とCS2との接触反応にあたり反
    応系の温度を25℃から40℃までの範囲で4要に応じ
    て温度操作を行いNa 2 C O s ,Na 2
    S 2 (などの不純物の生成を抑制することを特徴と
    す2特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 Na2S水溶液として結晶水を含むNa2Sの着晶
    又はその結晶をスラリーで含有するNa2 S水淫液を
    使用し、CS2との固液接触反応によって高濃度Na2
    CS3を生戊することを特徴とする特!請求の範囲第1
    項又は第2項記載の方法。
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CN110818602A (zh) * 2019-11-27 2020-02-21 衡阳丰联精细化工有限公司 制备高纯半胱胺盐酸盐的方法
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